コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「ノア・ライルズ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Kk-4618 (会話 | 投稿記録)
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
Ryudenmaru (会話 | 投稿記録)
m 自己ベスト: 文法を修正
タグ: モバイル編集 モバイルアプリ編集 Androidアプリ編集 App section source
 
(49人の利用者による、間の155版が非表示)
1行目: 1行目:
{{Infobox 陸上選手
{{Infobox 陸上選手
| 氏名 = ノア・ライルズ
|name = ノア・ライルズ
|image = Noah Lyles (cropped).jpg
| 画像 =
|caption = Noah Lyles
| 画像サイズ =
|nationality = {{USA}}
| 画像説明 =
|birth_date = {{Birth date and age|1997|7|18}}
| フルネーム =
|height = 180 cm<ref name=ESProfile>{{cite web |url=https://www.eurosport.com/athletics/noah-lyles_prs473580/person.shtml |title=Noah Lyles – Player Profile – Athletics |website=eurosport.com |publisher=[[Eurosport]] |accessdate=April 15, 2019}}</ref>
| ラテン文字 = Noah Lyles

| 愛称 =
|weight = 70 kg<ref name=ESProfile/>
| 国籍 = {{USA}}
|country = {{USA}}
| 競技 = [[陸上競技]]([[短距離走]])
|sport = [[陸上競技]]
| 種目 = [[100メートル競走|100m]], [[200メートル競走|200m]]
|event = [[短距離走]]
| 所属 =
|club = PURE Athletics<ref>{{cite web |url=http://www.runblogrun.com/2017/12/pure-athletics-some-thoughts-on-what-is-behind-the-great-races.html |title=PURE Athletics, some thoughts on what is behind the great races |last=Eder |first=Larry |website=runblogrun.com |publisher=RunBlogRun |date=December 28, 2017 |accessdate=January 24, 2019}}</ref>
| 大学 =

| 生年月日 = {{生年月日と年齢|1997|7|18}}
|team = [[adidas]]<ref name=adidas>{{cite web |url=https://www.washingtonpost.com/sports/lyles-brothers-turn-pro/2016/07/22/c5bae456-5070-11e6-a422-83ab49ed5e6a_story.html |title=Teenage track stars Noah, Josephus Lyles turn pro, sign with Adidas |last=Maese |first=Rick |website=washingtonpost.com |publisher=[[The Washington Post]] |date=July 22, 2016 |accessdate=January 24, 2019}}</ref>
| 出身地 =

| 居住地 =
|turnedpro = 2016<ref name=adidas/>
| 没年月日 =
|coach = Lance Brauman<ref>{{cite web |url=https://www.iaaf.org/news/feature/noah-lyles-usa-sprints-olympic-ambitions |title=Lyles' Doha ambition: 'I want to be world champion before I go to the Olympics' |last=Dennehy |first=Cathal |website=iaaf.org |publisher=[[IAAF]] |date=December 15, 2018 |accessdate=January 24, 2019}}</ref>
| 死没地 =

| 身長 = 180cm
|pb = {{Unbulleted list
| 体重 = 70kg
|'''60m''':6秒43(2024年)
| turnedpro =
|'''100m''':9秒79(2024年)
| コーチ担当者 =
|'''150m''':14秒41(2024年)(世界歴代2位)
| 引退 =
|'''200m''':19秒31(2022年)(世界歴代3位)
| コーチ =
|'''300m''':31秒87(2017年)<ref>{{cite web |url=https://www.reuters.com/article/us-athletics-usa-idUSKBN16C06S |title=Lyles and Berry set world indoor bests at U.S. champs |author=Cherry, Gene |author2=Both, Andrew |website=reuters.com |publisher=[[Reuters]] |date=March 5, 2017 |accessdate=January 24, 2019}}</ref>
| 公式サイト =
}}
| オリンピック =
| show-medals = Yes
| 世界選手権 = '''200m''':優勝([[2019年世界陸上競技選手権大会・男子200m|2019年]])<br />'''4x100mR''':優勝([[2019年世界陸上競技選手権大会|2019年]])
| medaltemplates ={{MedalSport|男子 [[陸上競技]]}}
| 地域大会 =
| 国内大会 =
| 世界ランク =
| personalbests = Yes
| 100m = 9秒86(2019年)
| 200m = 19秒50(2019年)
| show-medals =
| medaltemplates =
{{MedalSport|男子 [[陸上競技]]}}
{{MedalCountry | {{USA}} }}
{{MedalCountry | {{USA}} }}
{{MedalCompetition|[[世界陸上競技選手権大会|世界選手権]]}}
{{MedalCompetition|[[夏季オリンピック|オリンピック]]}}
{{MedalGold|[[2024年パリオリンピックの陸上競技|2024 パリ]]|100m}}
{{MedalBronze|[[2020年東京オリンピックの陸上競技|2020 東京]]|200m}}
{{MedalBronze|[[2024年パリオリンピックの陸上競技|2024 パリ]]|200m}}
{{MedalCompetition|[[世界陸上競技選手権大会|世界陸上選手権]]}}
{{MedalGold|[[2019年世界陸上競技選手権大会|2019 ドーハ]]|[[2019年世界陸上競技選手権大会・男子200m|200m]]}}
{{MedalGold|[[2019年世界陸上競技選手権大会|2019 ドーハ]]|[[2019年世界陸上競技選手権大会・男子200m|200m]]}}
{{MedalGold|[[2019年世界陸上競技選手権大会|2019 ドーハ]]|[[2019年世界陸上競技選手権大会・男子4×100mリレー|4×100mリレー]]}}
{{MedalGold|[[2019年世界陸上競技選手権大会|2019 ドーハ]]|[[2019年世界陸上競技選手権大会・男子4×100mリレー|4×100mR]]}}
{{MedalGold|[[2022年世界陸上競技選手権大会|2022 オレゴン]]|[[2022年世界陸上競技選手権大会・男子200m|200m]]}}
}}
{{MedalGold|[[2023年世界陸上競技選手権大会|2023 ブダペスト]]|100m}}
'''ノア・ライルズ'''('''Noah Lyles'''、[[1997年]][[7月18日]] ‐ )は、[[アメリカ合衆国]]出身の[[陸上競技]]選手。専門は[[短距離走]]。[[100メートル競走|100m]]で9秒86、[[200メートル競走|200m]]で19秒50 (世界歴代4位)の自己ベストを持つ。[[2019年世界陸上競技選手権大会|2019年ドーハ世界選手権]][[2019年世界陸上競技選手権大会・男子200m|男子200m]]及び[[2019年世界陸上競技選手権大会・男子4×100mリレー|男子4×100mリレー]]の金メダリスト。
{{MedalGold|[[2023年世界陸上競技選手権大会|2023 ブダペスト]]|200m}}
{{MedalGold|[[2023年世界陸上競技選手権大会|2023 ブダペスト]]|4×100mR}}
{{MedalSilver|[[2022年世界陸上競技選手権大会|2022 オレゴン]]|4×100mR}}
{{MedalCompetition|[[世界室内陸上競技選手権大会|世界室内選手権]]}}
{{MedalSilver|2024 グラスゴー|60m}}
{{MedalSilver|2024 グラスゴー|4x400mR}}
{{MedalCompetition|[[世界リレー]]}}
{{MedalGold|2024 ナッソー|4×100mR}}
{{MedalSilver|2017 ナッソー|4×200mR}}
{{MedalSilver|2019 横浜|4×100mR}}
{{MedalCompetition|[[U20世界陸上競技選手権大会]]}}
{{MedalGold|2016 ビドゴシュチ|100m}}
{{MedalGold|2016 ビドゴシュチ|4x100mR}}
{{MedalCompetition|[[ユースオリンピック]]}}
{{MedalGold|2014 南京|200m}}}}

'''ノア・ライルズ'''(Noah Lyles、[[1997年]][[7月18日]] ‐ )は、[[アメリカ合衆国]]出身の[[陸上競技]]選手。

== 概要 ==
専門は[[短距離走]]。自己ベストは[[60メートル競走|60m]]6秒43・[[100メートル競走|100m]]9秒79・[[150メートル競走|150m]]14秒41(世界歴代2位)・[[200メートル競走|200m]]19秒31(世界歴代3位、アメリカ記録)。ボルト以来となる100m・200m・4×100mリレーの3冠を達成した。

2024年パリオリンピック男子100m金メダリスト

2024年パリオリンピック男子200m銅メダリスト

2023年ブダペスト世界陸上男子100m・200m・4×100mリレー金メダリスト

2022年オレゴン世界陸上男子200m金メダリスト

2021年東京オリンピック男子200m金メダリスト

2019年ドーハ世界陸上男子200m・4×100mリレー金メダリスト

2023年100m世界ランキング1位。2018年〜2023年までの6年間200mで世界ランキング1位。弟の{{仮リンク|ジョセフス・ライルズ|en|Josephus Lyles}}も陸上競技(短距離)選手。

漫画やアニメなどのサブカルチャー好きな一面もあり、2024年6月に行われた[[2024年パリオリンピック|パリ五輪]]アメリカ代表選考会では[[遊戯王]]カード「[[青眼の白龍]]」や「[[封印されしエクゾディア]]」をユニフォームの脇部分から取り出すなどのパフォーマンスを見せた<ref>{{Cite web|和書|date=2024年6月25日|title=ドヤ顔で“遊戯王カード”を見せつける→パリ五輪内定、アニメ大好き米陸上選手ノア・ライルズが代表選考会出走時に珍行動「ドーピングだろw」|url=https://news.yahoo.co.jp/articles/68789a08d13aa03e39be9f1036a6962bc90a92b3|work=Yahoo!ニュース|publisher=THE DIGEST|accessdate=2024-06-29}}</ref>。


== 経歴 ==
== 経歴 ==
'''2018年'''

2018年全米選手権開催。ライルズは100mに出場した。決勝で、ロニーベイカーに勝利して初の全米チャンピオンとなった。

同年に開かれたダイヤモンドリーグモナコにて、200mに出場して19秒65(+0.9)の自己ベスト且つ世界歴代8位(当時)の好記録を打ち立てた。この前の試合では19秒69を2回、この後の試合では19秒67の好タイムを連発し来年の世界陸上に期待がかかった。

'''2019年'''

2019年ダイヤモンドリーグ上海にて、100mに出場。前半は出遅れてクリスチャンコールマンらに大きく差を広げられ、前半60mまでは5位付近だったものの後半で猛烈な追い上げを見せ、全員抜かして一着でゴール。9秒86(+0.9)の自己ベストで優勝した。

ダイヤモンドリーグローザンヌでは、200mに出場。世界歴代4位(当時)のタイムの19秒50(-0.1)を記録した。この記録によりネクストボルトとしての期待がかかった。

世界選手権初の出場となった[[2019年世界陸上競技選手権大会・男子200m]]では、19秒83を記録し優勝した。

[[2019年世界陸上競技選手権大会・男子4×100mリレー|男子4×100mリレー]]ではアンカーを務め、37秒10のアメリカ新記録で金メダルを獲得した。

'''2021年'''

2021年8月4日、[[2020年東京オリンピック]]男子[[200メートル競走|200m]]決勝では19秒74(-0.5)を記録し、惜しくも銅メダルとなった。

この大会4×100mリレーで金メダルのリベンジを狙うも、自分は出場していなかった予選でアメリカチームが決勝に上がることができなかったため、その夢は叶わなかった。

東京オリンピック200mで銅メダルに終わってしまったライルズは同年開催されたダイヤモンドリーグユージーンにて、200mに出場し19秒52のセカンドベスト(当時)且つ今期世界最高記録を叩きつけた。

'''2022年'''

2022年2月19日、ワールドアスレティックス・インドアツアー バーミンガムの男子60mで、この種目の世界歴代3位のタイムを持つ[[ロニー・ベイカー]]に自己ベスト(当時)の6秒55で競り勝った。

同年に開催された[[2022年世界陸上競技選手権大会|世界陸上オレゴン大会]]男子200m。準決勝で19秒62の好タイムで全体一位で決勝へ進んだ。

決勝では[[マイケル・ジョンソン]]が保持していた19秒32を更新する世界歴代3位の'''19秒31'''(前半:10秒15、後半:9秒16)を記録し連覇を達成した。

世陸後に行われたダイヤモンドリーグモナコでは200mで19秒46(+0.7)の好タイム(セカンドベスト)を記録した。

'''2023年'''

2023年3月、ボストン州で行われたニューバランスグランプリ男子60mにて、自己ベスト(当時)の6秒51でトレイボンブロメルに0.004秒差で競り勝ち、優勝した。

7月、ダイヤモンドリーグロンドン開催。200m走に出場し、19秒47の今季世界最高タイムを記録した。

8月20日に開催された[[2023年世界陸上競技選手権大会|世界陸上ブダペスト大会]]100m決勝にて、接戦を制して9秒83(0.0)の自己ベストで金メダルを獲得した。

8月25日、同大会男子200メートル決勝では19秒52で金メダルを獲得した。これにて、ライルズは200mの3連覇を達成したことになる。

また、後日の4×100mリレーでも金メダルを獲得し、ウサインボルト以来の三冠を達成。

'''2024年'''

2024年3月、ボストン州で行われたニューバランスグランプリ男子60mにてフレッドカーリーなどの名だたるスプリンターらを抑え、6秒44の自己ベスト(当時)で優勝した。

3月下旬に行われた全米室内選手権男子60m決勝にて、6秒43の自己ベストでこの種目の世界記録保持者であるクリスチャンコールマンに勝利して全米室内チャンピオンとなった。この6秒43のタイムにより、前半が苦手で有名なライルズが60mの世界歴代10位にランクインした。

4月に行われた世界室内陸上グラスコー男子60m決勝ではライルズは全米室内チャンピオンとして挑み、惜しくもクリスチャンコールマンに負けてしまったものの6秒44のセカンドベストで銀メダルを獲得した。

5月4日、世界リレーinバハマが開催された。ライルズ率いるアメリカチームは予選1組を走り、予選から37秒49の好タイムで全体1位で決勝に上がり、パリオリンピックの出場権を獲得した。

翌日の決勝では予選同様ライルズはアンカーを務めて、37秒40のアメリカ歴代3位の記録で圧勝した。2位のカナダとは0.49秒差であった。

8月3日には[[パリオリンピック (2024年)|パリオリンピック]]の100mが始まった。予選では10.04の2着で準決勝進出。

翌日の準決勝では[[オブリク・セヴィル|オブリク・セビル]]につぐ、9.83の2着で決勝に進出した。そしてわずか1時間半後の決勝では、ライルズはスタートで出遅れたものの後半で追い上げて、'''9.79'''(+1.0)の自己ベストで悲願の金メダルを獲得した。

個人二冠を目指し、数日後の200mにも出場。予選、準決勝は順調に突破したと思われたが、決勝では[[レツィレ・テボゴ]]、[[ケニー・ベドナレク]]につぐ銅メダルで終わった。

数日後、ライルズは新型コロナウイルスに感染しながらも200mに出場していたことを明らかにした。

== 自己ベスト ==
{| class="wikitable"
! 種目
! 記録
! 大会名
! 開催場所
! 年月日
! 風速
!備考
|-
| [[100メートル競走|100メートル]]
| 9秒79
| [[2024年パリオリンピックの陸上競技|オリンピック]]
|{{flagicon|FRA}} [[パリ]]
| 2024年8月4日
| +1.0
|
|-
| [[150メートル競走|150メートル]]
| 14秒56&nbsp;
|Atlanta City Games
|{{USA}} [[アトランタ]]
| 2023年5月6日
| +1.4
|
|-
| [[200メートル競走|200メートル]]
| 19秒31&nbsp;
| [[2022年世界陸上競技選手権大会|世界選手権]]
|{{USA}} [[ユージーン (オレゴン州)|ユージーン]]
| 2022年7月21日
| +0.4
|WL NR
|-
| [[400メートル競走|400メートル]]
| 47秒04&nbsp;
| マクナマラマスタングインビテーショナル
|{{USA}} [[メリーランド州|メリーランド]]
| 2016年4月23日
|
|
|-
| [[400メートルリレー走|4×100 mリレー]]
| 37秒10
| [[2019年世界陸上競技選手権大会|世界選手権]]
| {{QAT}} [[ドーハ]]
| 2019年10月5日
|
|WL NR
|-
| [[800メートルリレー走|4×200 mリレー]]
| 1分19秒88
| ワールドリレー
| {{BHS}} [[ナッソー]]
| 2017年4月23日
|
|
|-
|}<br />

== 戦績 ==

=== シーズンのベスト ===
[[国際陸上競技連盟|IAAF]]のシーズントップリストの世界ランク<ref>{{Cite web|url=https://www.iaaf.org/records/toplists/sprints/100-metres/outdoor/men/senior/2012|title=RECORDS & LISTS – SEASON TOP LISTS – SENIOR OUTDOOR 2012 – 100 METRES MEN|website=iaaf.org|publisher=[[IAAF]]|accessdate=July 5, 2019}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.iaaf.org/records/toplists/sprints/200-metres/outdoor/men/senior/2012|title=RECORDS & LISTS – SEASON TOP LISTS – SENIOR OUTDOOR 2012 – 200 METRES MEN|website=iaaf.org|publisher=[[IAAF]]|accessdate=July 5, 2019}}</ref>。 {{Col-begin}}
{{Col-2}}

'''太字'''は自己ベスト。記録は当時。
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:small"
!!![[100メートル競走|100m]]!!備考!![[200メートル競走|200m]]!!備考
|-
|[[2012年]]||11秒27||||21秒82||
|-
|[[2013年]]||10秒86||||21秒28||
|-
|[[2014年]]||10秒45||||20秒71||
|-
|[[2015年]]||10秒14||||20秒18||
|-
|[[2016年]]||10秒16||||20秒09||
|-
|[[2017年]]||9秒95|| [[追い風参考記録]] ||19秒90||
|-
|[[2018年]]||9秒88||||19秒65||世界歴代8位タイ
|-
|[[2019年]]||'''9秒86'''||||'''19秒50'''||世界歴代4位
|-
|[[2021年]]||9秒95||||19秒52||
|-
|}

=== 国内タイトル ===

* [[全米陸上競技選手権大会|米国選手権]]
** 100&nbsp;m:2018年
** 200&nbsp;m:2019年
* 全米屋内選手権
** 300&nbsp;m:2017年
* 全米ジュニア選手権
** 100&nbsp;m:2015年、2016年
** 200&nbsp;m:2015年

[[アディダス|アディダスを]]代表する

==== 200m ====

* [[IAAFダイヤモンドリーグ]]
** 総合優勝:2017年、2018年、2019年
** [[上海ゴールデングランプリ|上海]]:2017年
** [[メモリアルヴァンダム|ブリュッセル]]:2017年、2019年
** [[カタールスーパーグランプリ|ドーハ]]:2018年
** ユージーン:2018年
** [[アスレティッシマ|ローザンヌ]]:2018年、2019年
** [[ヘラクレス (陸上競技)|モナコ]]:2018年
** [[ヴェルトクラッセチューリッヒ|チューリッヒ]]:2018年
** [[ミーティングアレヴァ|パリ]]:2019年

==== 100m ====

* IAAFダイヤモンドリーグ
** 総合優勝:2019年
** 上海:2019年<ref name="2019Shanghai">{{Cite web|url=https://www.reuters.com/article/us-athletics-diamond-shanghai-idUSKCN1SO0DX|title=Athletics: Lyles pips Coleman in Shanghai sprint photo finish|author=Mulvenney, Nick|website=reuters.com|publisher=[[Reuters]]|date=May 18, 2019|accessdate=May 18, 2019}}</ref>
** チューリッヒ:2019年


=== 2019年 ===
== 参照資料 ==
{{Reflist}}
初の世界選手権となった[[2019年世界陸上競技選手権大会・男子200m]]では、19秒83をマーク、見事[[金メダル]]を獲得した。[[2019年世界陸上競技選手権大会・男子4×100mリレー|男子4×100mリレー]]ではアンカーを務め、37秒10のアメリカ新記録で金メダルを獲得した。
{{陸上競技オリンピック金メダリスト男子100m}}
{{世界陸上競技選手権大会金メダリスト男子100m}}
{{世界陸上競技選手権大会金メダリスト男子200m}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:らいるす のあ}}
[[Category:アメリカ合衆国の男子短距離走の選手]]
[[Category:オリンピック陸上競技アメリカ合衆国代表選手]]
[[Category:アメリカ合衆国のオリンピック銅メダリスト]]
[[Category:陸上競技のオリンピックメダリスト]]
[[Category:アメリカ合衆国のユースオリンピックメダリスト]]
[[Category:ユースオリンピック金メダリスト]]
[[Category:世界陸上選手権アメリカ合衆国代表選手]]
[[Category:世界陸上選手権メダリスト]]
[[Category:1997年生]]
[[Category:存命人物]]

2024年9月10日 (火) 06:02時点における最新版

ノア・ライルズ Portal:陸上競技
Noah Lyles
選手情報
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
競技 陸上競技
種目 短距離走
所属 PURE Athletics[1]
チーム adidas[2]
生年月日 (1997-07-18) 1997年7月18日(27歳)
身長 180 cm[3]
体重 70 kg[3]
プロ転向 2016[2]
コーチ担当者 Lance Brauman[4]
自己ベスト
  • 60m:6秒43(2024年)
  • 100m:9秒79(2024年)
  • 150m:14秒41(2024年)(世界歴代2位)
  • 200m:19秒31(2022年)(世界歴代3位)
  • 300m:31秒87(2017年)[5]
獲得メダル
陸上競技
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
2024 パリ 100m
2020 東京 200m
2024 パリ 200m
世界陸上選手権
2019 ドーハ 200m
2019 ドーハ 4×100mR
2022 オレゴン 200m
2023 ブダペスト 100m
2023 ブダペスト 200m
2023 ブダペスト 4×100mR
2022 オレゴン 4×100mR
世界室内選手権
2024 グラスゴー 60m
2024 グラスゴー 4x400mR
世界リレー
2024 ナッソー 4×100mR
2017 ナッソー 4×200mR
2019 横浜 4×100mR
U20世界陸上競技選手権大会
2016 ビドゴシュチ 100m
2016 ビドゴシュチ 4x100mR
ユースオリンピック
2014 南京 200m
編集 テンプレートのヘルプを表示する

ノア・ライルズ(Noah Lyles、1997年7月18日 ‐ )は、アメリカ合衆国出身の陸上競技選手。

概要

[編集]

専門は短距離走。自己ベストは60m6秒43・100m9秒79・150m14秒41(世界歴代2位)・200m19秒31(世界歴代3位、アメリカ記録)。ボルト以来となる100m・200m・4×100mリレーの3冠を達成した。

2024年パリオリンピック男子100m金メダリスト

2024年パリオリンピック男子200m銅メダリスト

2023年ブダペスト世界陸上男子100m・200m・4×100mリレー金メダリスト

2022年オレゴン世界陸上男子200m金メダリスト

2021年東京オリンピック男子200m金メダリスト

2019年ドーハ世界陸上男子200m・4×100mリレー金メダリスト

2023年100m世界ランキング1位。2018年〜2023年までの6年間200mで世界ランキング1位。弟のジョセフス・ライルズ英語版も陸上競技(短距離)選手。

漫画やアニメなどのサブカルチャー好きな一面もあり、2024年6月に行われたパリ五輪アメリカ代表選考会では遊戯王カード「青眼の白龍」や「封印されしエクゾディア」をユニフォームの脇部分から取り出すなどのパフォーマンスを見せた[6]

経歴

[編集]

2018年

2018年全米選手権開催。ライルズは100mに出場した。決勝で、ロニーベイカーに勝利して初の全米チャンピオンとなった。

同年に開かれたダイヤモンドリーグモナコにて、200mに出場して19秒65(+0.9)の自己ベスト且つ世界歴代8位(当時)の好記録を打ち立てた。この前の試合では19秒69を2回、この後の試合では19秒67の好タイムを連発し来年の世界陸上に期待がかかった。

2019年

2019年ダイヤモンドリーグ上海にて、100mに出場。前半は出遅れてクリスチャンコールマンらに大きく差を広げられ、前半60mまでは5位付近だったものの後半で猛烈な追い上げを見せ、全員抜かして一着でゴール。9秒86(+0.9)の自己ベストで優勝した。

ダイヤモンドリーグローザンヌでは、200mに出場。世界歴代4位(当時)のタイムの19秒50(-0.1)を記録した。この記録によりネクストボルトとしての期待がかかった。

世界選手権初の出場となった2019年世界陸上競技選手権大会・男子200mでは、19秒83を記録し優勝した。

男子4×100mリレーではアンカーを務め、37秒10のアメリカ新記録で金メダルを獲得した。

2021年

2021年8月4日、2020年東京オリンピック男子200m決勝では19秒74(-0.5)を記録し、惜しくも銅メダルとなった。

この大会4×100mリレーで金メダルのリベンジを狙うも、自分は出場していなかった予選でアメリカチームが決勝に上がることができなかったため、その夢は叶わなかった。

東京オリンピック200mで銅メダルに終わってしまったライルズは同年開催されたダイヤモンドリーグユージーンにて、200mに出場し19秒52のセカンドベスト(当時)且つ今期世界最高記録を叩きつけた。

2022年

2022年2月19日、ワールドアスレティックス・インドアツアー バーミンガムの男子60mで、この種目の世界歴代3位のタイムを持つロニー・ベイカーに自己ベスト(当時)の6秒55で競り勝った。

同年に開催された世界陸上オレゴン大会男子200m。準決勝で19秒62の好タイムで全体一位で決勝へ進んだ。

決勝ではマイケル・ジョンソンが保持していた19秒32を更新する世界歴代3位の19秒31(前半:10秒15、後半:9秒16)を記録し連覇を達成した。

世陸後に行われたダイヤモンドリーグモナコでは200mで19秒46(+0.7)の好タイム(セカンドベスト)を記録した。

2023年

2023年3月、ボストン州で行われたニューバランスグランプリ男子60mにて、自己ベスト(当時)の6秒51でトレイボンブロメルに0.004秒差で競り勝ち、優勝した。

7月、ダイヤモンドリーグロンドン開催。200m走に出場し、19秒47の今季世界最高タイムを記録した。

8月20日に開催された世界陸上ブダペスト大会100m決勝にて、接戦を制して9秒83(0.0)の自己ベストで金メダルを獲得した。

8月25日、同大会男子200メートル決勝では19秒52で金メダルを獲得した。これにて、ライルズは200mの3連覇を達成したことになる。

また、後日の4×100mリレーでも金メダルを獲得し、ウサインボルト以来の三冠を達成。

2024年

2024年3月、ボストン州で行われたニューバランスグランプリ男子60mにてフレッドカーリーなどの名だたるスプリンターらを抑え、6秒44の自己ベスト(当時)で優勝した。

3月下旬に行われた全米室内選手権男子60m決勝にて、6秒43の自己ベストでこの種目の世界記録保持者であるクリスチャンコールマンに勝利して全米室内チャンピオンとなった。この6秒43のタイムにより、前半が苦手で有名なライルズが60mの世界歴代10位にランクインした。

4月に行われた世界室内陸上グラスコー男子60m決勝ではライルズは全米室内チャンピオンとして挑み、惜しくもクリスチャンコールマンに負けてしまったものの6秒44のセカンドベストで銀メダルを獲得した。

5月4日、世界リレーinバハマが開催された。ライルズ率いるアメリカチームは予選1組を走り、予選から37秒49の好タイムで全体1位で決勝に上がり、パリオリンピックの出場権を獲得した。

翌日の決勝では予選同様ライルズはアンカーを務めて、37秒40のアメリカ歴代3位の記録で圧勝した。2位のカナダとは0.49秒差であった。

8月3日にはパリオリンピックの100mが始まった。予選では10.04の2着で準決勝進出。

翌日の準決勝ではオブリク・セビルにつぐ、9.83の2着で決勝に進出した。そしてわずか1時間半後の決勝では、ライルズはスタートで出遅れたものの後半で追い上げて、9.79(+1.0)の自己ベストで悲願の金メダルを獲得した。

個人二冠を目指し、数日後の200mにも出場。予選、準決勝は順調に突破したと思われたが、決勝ではレツィレ・テボゴケニー・ベドナレクにつぐ銅メダルで終わった。

数日後、ライルズは新型コロナウイルスに感染しながらも200mに出場していたことを明らかにした。

自己ベスト

[編集]
種目 記録 大会名 開催場所 年月日 風速 備考
100メートル 9秒79 オリンピック フランスの旗 パリ 2024年8月4日 +1.0
150メートル 14秒56  Atlanta City Games アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 アトランタ 2023年5月6日 +1.4
200メートル 19秒31  世界選手権 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ユージーン 2022年7月21日 +0.4 WL NR
400メートル 47秒04  マクナマラマスタングインビテーショナル アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 メリーランド 2016年4月23日
4×100 mリレー 37秒10 世界選手権 カタールの旗 カタール ドーハ 2019年10月5日 WL NR
4×200 mリレー 1分19秒88 ワールドリレー バハマの旗 バハマ ナッソー 2017年4月23日


戦績

[編集]

シーズンのベスト

[編集]

IAAFのシーズントップリストの世界ランク[7][8]