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大和市の小中学校を卒業していますが、プロ入り時の報道は横浜市出身となっています。大和市出身と書き換えるには出典が必要です。
2024年シーズンの記述
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{{混同|x1=アイドルの|本田仁美}}
{{別人|x1=アイドルの|本田仁美|x2=AV女優の|本田瞳|x3=モデルの|本田瞳 (モデル)}}
{{Infobox baseball player
{{Infobox baseball player
|選手名 = 本田 仁海
| 選手名 = 本田 仁海
|所属球団 = オリックス・バファローズ
| 所属球団 = オリックス・バファローズ
|背番号 = 96
| 背番号 = 46
| 画像 = Orix_Buffaloes_Hitomi_Honda_20220330.jpg
|選手写真ファイル名 = 20180717 hitomi honda.jpg
| 画像サイズ = 280
|写真のコメント = 2018年7月17日、舞洲バファローズスタジアムにて
| 画像説明 = 2022年3月30日 [[大阪ドーム|京セラドーム大阪]]
|国籍 = {{JPN}}
| 国籍 = {{JPN}}
|出身地 = [[神奈川県]][[横浜市]]<ref name="スポニチ171122">{{Cite web|url=http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/11/22/kiji/20171122s00001173011000c.html|title=オリ党の人気者 ドラ4本田は「ひとみちゃん」 ちひろとWエースだ|publisher=スポーツニッポン|date=2017-11-22|accessdate=2018-4-22}}</ref>
| 出身地 = [[神奈川県]][[大和市]]
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| 没年月日 =
|身長 = 181
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| ドラフト順位 = ドラフト4位
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|出場 = 2020年11月1日
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|年俸 = 500万円(2019年)<ref>{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/professional/koukai/team/koukai-buffaloes.html|title=オリックス - 契約更改 - プロ野球|publisher=日刊スポーツ|accessdate=2018-12-12}}</ref>
| 年俸 = 2600万円(2025年)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/professional/koukai/team/koukai-buffaloes.html |title=オリックス - 契約更改 - プロ野球 |publisher=日刊スポーツ |date= |accessdate=2024-11-28}}</ref>
|経歴 =
| 経歴 =
* [[星槎国際高等学校|星槎国際高等学校湘南]]
* [[星槎国際高等学校|星槎国際高等学校湘南]]
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}}
'''本田 仁海'''(ほんだ ひとみ、[[1999年]][[7月27日]] - )は、[[オリックス・バファローズ]]に所属する[[神奈川県]][[横浜市]]出身<ref name="スポニチ171122"/>の[[プロ野球選手]]([[投手]])。右投左打。
'''本田 仁海'''(ほんだ ひとみ、[[1999年]][[7月27日]] - )は、[[神奈川県]][[横浜市]]出身<ref name="スポニチ171122">{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/11/22/kiji/20171122s00001173011000c.html |title=オリ党の人気者 ドラ4本田は「ひとみちゃん」 ちひろとWエースだ |publisher=スポーツニッポン |date=2017-11-22 |accessdate=2018-4-22}}</ref>の[[プロ野球選手]]([[投手]])。右投左打。[[オリックス・バファローズ]]所属


== 経歴 ==
== 経歴 ==
=== プロ入り前 ===
=== プロ入り前 ===
[[大和市立北大和小学校]]1年生時に、地元の北大和ドリームスで野球を始め<ref name="SP171021">{{Cite web|url=https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2017/10/21/___split_52/index.php|title=町の野球少年がドラフト上位候補へ。名将と歩んだ本田仁海の3年間|publisher=web Sportiva|date=2017-10-21|accessdate=2018-4-22}}</ref>、5年生時から本格的に[[投手]]を始めた<ref name="週ベ1">{{Cite web|url=http://sp.baseball.findfriends.jp/player/%E6%9C%AC%E7%94%B0%E4%BB%81%E6%B5%B7/|title=オリックス・バファローズ 本田仁海|publisher=週刊ベースボールONLINE|date=|accessdate=2018-4-22}}</ref>。[[大和市立つきみ野中学校|つきみ野中学校]]時代は、同校の[[軟式野球]]部に所属した<ref name="スポニチ171122"/>
[[大和市立北大和小学校]]1年生時に、地元の北大和ドリームスで野球を始め<ref name="Sportiva171021">{{Cite web|和書|url=https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2017/10/21/___split_52/index.php |title=町の野球少年がドラフト上位候補へ。名将と歩んだ本田仁海の3年間 |publisher=web Sportiva |date=2017-10-21 |accessdate=2018-4-22}}</ref>、5年生時から本格的に[[投手]]を始めた<ref name="週ベ1">{{Cite web|和書|url=http://sp.baseball.findfriends.jp/player/%E6%9C%AC%E7%94%B0%E4%BB%81%E6%B5%B7/ |title=オリックス・バファローズ 本田仁海 |publisher=週刊ベースボールONLINE |date= |accessdate=2018-4-22}}</ref>。[[大和市立つきみ野中学校|つきみ野中学校]]時代は、同校の[[軟式野球]]部に所属した{{R|スポニチ171122}}


高校は[[星槎国際高等学校|星槎国際高等学校湘南]]に入学。入学当初の本田は体重55kg・[[直球|ストレート]]の球速は125km/h程度で<ref name="報知170705">{{Cite web|url=http://www.hochi.co.jp/baseball/hs/20170704-OHT1T50295.html|title=星槎国際湘南の最速149キロ右腕・本田、由伸監督の恩師・土屋監督と臨む最後の夏|publisher=スポーツ報知|date=2017-7-5|accessdate=2018-4-22}}</ref>、[[2011年]]に創部したばかりで本田の入学([[2015]])当時は主だった実績のなかった同校野球部の中でも、Bチームの補欠という立場だった<ref name="SP171021"/><ref name="報知170705"/>。同校野球部監督の[[土屋恵三郎]]も、中3の視察時から高校入学直後頃の本田の印象について「真面目そうだが、元気がない」「特徴のない子で、いつ辞めるかなという感じだった」と語っている<ref name="SP171021"/><ref name="報知170705"/>。1年夏にはベンチ入りを果たし公式戦で1イニングの登板を経験した<ref name="SP171021"/>。1年冬に土屋監督の指導で、野球を始めて以来ずっと[[スリークォーター]]であった[[投法|投球フォーム]]を[[オーバースロー]]に変更するとこれが奏効し、2年春には背番号1を獲得した<ref name="SP171021"/><ref name="報知170705"/>。2年夏には創部初の4回戦進出、2年秋には同じく県ベスト8に貢献<ref name="週ベ1"/>。この頃には球速は146km/hまで伸び、プロスカウトからも注目される存在となった<ref name="SP171021"/>。3年春は準々決勝で前年秋県大会優勝の[[慶應義塾高等学校|慶應義塾高]]に6安打1失点11奪三振の完投勝利でベスト4<ref name="SP171021"/>。しかし最後の3年夏は県5回戦で敗退し、[[全国高等学校野球選手権大会|甲子園]]初出場は果たせなかった<ref name="スポニチ171122"/>。最終的に、3年夏には球速が149km/hに達した<ref name="報知170705"/>
高校は[[星槎国際高等学校|星槎国際高等学校湘南]]に入学。入学当初の本田は体重55kg・[[直球|ストレート]]の球速は125km/h程度で<ref name="報知170705">{{Cite web|和書|url=https://web.archive.org/web/20170707115001/http://www.hochi.co.jp/baseball/hs/20170704-OHT1T50295.html |title=星槎国際湘南の最速149キロ右腕・本田、由伸監督の恩師・土屋監督と臨む最後の夏 |publisher=スポーツ報知 |date=2017-7-5 |accessdate=2018-4-22}}</ref>、2011年に創部したばかりで本田の入学(2015年)当時は主だった実績のなかった同校野球部の中でも、Bチームの補欠という立場だった{{R|Sportiva171021}}{{R|報知170705}}。同校野球部監督の[[土屋恵三郎]]も、中3の視察時から高校入学直後頃の本田の印象について「真面目そうだが、元気がない」「特徴のない子で、いつ辞めるかなという感じだった」と語っている{{R|Sportiva171021}}{{R|報知170705}}。1年夏にはベンチ入りを果たし公式戦で1イニングの登板を経験した{{R|Sportiva171021}}。1年冬に土屋の指導で、野球を始めて以来ずっと[[スリークォーター]]であった[[投法|投球フォーム]]を[[オーバースロー]]に変更するとこれが奏効し、2年春には背番号1を獲得した{{R|Sportiva171021}}{{R|報知170705}}。2年夏には創部初の4回戦進出、2年秋には同じく県ベスト8に貢献{{R|週ベ1}}。この頃には球速は146km/hまで伸び、プロスカウトからも注目される存在となった{{R|Sportiva171021}}。3年春は準々決勝で前年秋県大会優勝の[[慶應義塾高等学校|慶應義塾高]]に6安打1失点11奪三振の完投勝利でベスト4{{R|Sportiva171021}}。しかし最後の3年夏は県5回戦で敗退し、[[全国高等学校野球選手権大会|甲子園]]初出場は果たせなかった{{R|スポニチ171122}}。最終的に、3年夏には球速が149km/hに達した{{R|報知170705}}


[[2017年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2017年度ドラフト会議]]で[[オリックス・バファローズ]]から4位指名を受け<ref name="Bs171026">{{Cite web|url=https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00000816.html|title=2017年度ドラフト会議 契約交渉権獲得選手|publisher=オリックス・バファローズ|date=2017-10-26|accessdate=2018-4-22}}</ref><ref name="星槎">{{Cite web|url=http://seisa.ed.jp/seisanews/index.php/view/282|title=【星槎国際湘南】本田仁海 投手、ドラフト会議の結果、オリックス バファローズに指名されました。|publisher=星槎グループ|date=2017-10-26|accessdate=2018-4-22}}</ref>、契約金4,000万円年俸500万円(推定)条件で契約を結んだ。背番号は'''46'''となった<ref name="日刊171121">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201711210000467.html|title=オリックス4位本田仁海が仮契約「母に恩返しを」|publisher=日刊スポーツ|date=2017-11-21|accessdate=2018-4-22}}</ref>。[[星槎国際高等学校|星槎国際高]]からは初の[[プロ野球ドラフト会議|ドラフト]]指名選手である。またオリックスの担当スカウト[[由田慎太郎]]、土屋恵三郎監督の[[桐蔭学園中学校・高等学校|桐蔭学園高]]監督時の教え子であった<ref name="日刊171109">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201711090000462.html|title=オリックス位本田仁海に指名挨拶「勝てる投手に」|publisher=日刊スポーツ|date=2017-11-9|accessdate=2018-4-22}}</ref>。
{{by|2017年}}10月26日に行われた[[2017年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|ドラフト会議]]では、[[オリックス・バファローズ]]から4位指名を受け<ref name="Bs171026">{{Cite web|和書|url=https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00000816.html |title=2017年度ドラフト会議 契約交渉権獲得選手 |publisher=オリックス・バファローズ |date=2017-10-26 |accessdate=2018-4-22}}</ref><ref name="星槎">{{Cite web|和書|url=http://seisa.ed.jp/seisanews/index.php/view/282 |title=【星槎国際湘南】本田仁海 投手、ドラフト会議の結果、オリックス バファローズに指名されました。 |publisher=星槎グループ |date=2017-10-26 |accessdate=2018-4-22}}</ref>、契約金4000万円年俸500万円(金額は推定)という条件で、星槎国際高校出身者としては初めてのプロ野球選手になった。背番号は'''46'''<ref name="日刊171121">{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201711210000467.html |title=オリックス4位本田仁海が仮契約「母に恩返しを」 |publisher=日刊スポーツ |date=2017-11-21 |accessdate=2018-4-22}}</ref>。担当スカウト[[由田慎太郎]]、土屋[[桐蔭学園中学校・高等学校|桐蔭学園高]]の硬式野球部で監督を務めていたの教え子であ<ref name="日刊171109">{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201711090000462.html |title=オリックス4位本田仁海に指名挨拶「勝てる投手に」 |publisher=日刊スポーツ |date=2017-11-9 |accessdate=2018-4-22}}</ref>。
=== プロ入り後 ===
{{by|2018年}}は一軍登板はなく、[[ウエスタン・リーグ]]で5試合に登板し0勝2敗、防御率4.60。[[9月21日]]には右肘の[[疲労骨折]]固定手術を受けたことが球団から発表された<ref>{{Cite web|url=https://full-count.jp/2018/09/21/post209523/|title=オリックスの本田仁海投手が右肘疲労骨折部の固定手術 投球開始まで約3か月|publisher=full-count|date=2018-09-21|accessdate=2018-10-09}}</ref>。実戦復帰に時間がかかると見られたことから、[[10月9日]]に球団から治療に専念するための[[育成選手制度 (日本プロ野球)|育成選手契約]]掲示を前提とした[[戦力外通告]]を受け<ref name="日刊181009">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201810090000512.html|title=オリックス本田仁海が1年で育成契約になったワケ|publisher=日刊スポーツ|date=2018-10-09|accessdate=2018-10-09}}</ref>、11月20日に育成選手契約を締結した<ref>{{Cite web|url=https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00001931.html|title=育成選手契約締結のお知らせ|accessdate=2019-07-25|publisher=オリックス・バファローズ|date=2018-11-20}}</ref>。背番号は'''124'''。


=== オリックス時代 ===
{{by|2019年}}は故障から順調に回復し、4月下旬には2軍で実戦復帰を果たした<ref name="日刊190725">{{Cite web|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201907250000358.html|title=オリックス、神戸&本田の育成両右腕を支配下登録|publisher=日刊スポーツ|date=2019-7-25|accessdate=2019-7-27}}</ref>。先発を中心に起用され、11試合登板で0勝3敗1セーブながら防御率1.61を記録し、直球の球速も手術前を3km/h上回る最速154km/hに伸ばした<ref name="日刊190725"/><ref>{{Cite web|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/05/28/kiji/20190528s00001173058000c.html|title=オリ育成2年目右腕・本田仁海を支配下登録 昨年右肘手術、リハビリ終了「金の卵」確保|publisher=スポーツニッポン|date=2019-5-28|accessdate=2019-7-27}}</ref>。7月25日、[[神戸文也]]と同時に再び支配下登録されることが球団より発表され、同日NPB公示された<ref>{{Cite web|url=https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00002620.html|title=神戸投手、本田投手 支配下選手登録のお知らせ|publisher=オリックス・バファローズ|date=2019-07-25|accessdate=2019-07-25}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://npb.jp/announcement/2019/pn_registered.html|title=新規支配下選手登録 2019年度|publisher=日本野球機構|accessdate=2019-07-27}}</ref>。新しい背番号は'''96'''。
[[ファイル:20180717 hitomi honda.jpg|thumb|right|150px|ルーキー時代<br />(2018年7月17日 [[舞洲バファローズスタジアム]])]]
'''{{by|2018年}}'''5月24日、[[ウエスタン・リーグ]]の[[阪神タイガース]]戦で公式戦初登板<ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/bis/2018/games/fs2018052401557.html |title=2018年5月24日 【ファーム】 試合結果 (阪神vsオリックス) |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2023-03-15}}</ref>。その後はこの試合も含め、二軍で5試合に登板したが、8月の実戦登板中に右肘に違和感を感じ、検査を受けると[[疲労骨折]]が判明した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sanspo.com/article/20180914-SGWMK4PNYJIQXEMM2AFX7XUOEY/ |title=オリックス・本田が右肘手術 |publisher=サンスポ |date=2018-09-14 |accessdate=2023-03-15}}</ref>。9月21日に右肘疲労骨折部の固定手術を受け<ref>{{Cite web|和書|url=https://full-count.jp/2018/09/21/post209523/ |title=オリックスの本田仁海投手が右肘疲労骨折部の固定手術 投球開始まで約3か月 |publisher=Full-Count |date=2018-09-21 |accessdate=2018-10-09}}</ref>、10月9日に球団から戦力外通告を受けた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00001856.html |title=来季の選手契約について |publisher=オリックス・バファローズ |date=2018-10-09 |accessdate=2023-03-15}}</ref>。球団は本田を治療に専念させるため<ref name="日刊181009">{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201810090000512.html |title=オリックス本田仁海が1年で育成契約になったワケ |publisher=日刊スポーツ |date=2018-10-09 |accessdate=2018-10-09}}</ref>、[[育成選手制度 (日本プロ野球)|育成選手]]契約を提示する方針であり<ref>[https://full-count.jp/2018/10/09/post224403/ オリックスが本田仁海を戦力外、育成契約へ …各球団発表10月9日の戦力外は?] Full-Count 2018.10.09 (2021年11月28日閲覧)</ref>、11月20日に育成選手契約を締結<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00001931.html |title=育成選手契約締結のお知らせ |accessdate=2019-07-25 |publisher=オリックス・バファローズ |date=2018-11-20}}</ref>。推定年俸は500万円、背番号は'''124'''となった<ref>{{Cite web|和書|url=https://hochi.news/articles/20181120-OHT1T50098.html |title=【オリックス】17年4位の本田は右肘手術で育成再契約 年俸は現状維持の500万円 |publisher=スポーツ報知 |date=2018-11-20 |accessdate=2023-03-15}}</ref>。


'''{{by|2019年}}'''1月にテニスボールを使ったスローイングを開始したが、後に本人が「10mほどの距離で、ほんの軽く10球くらい投げただけでも筋肉痛になりました。投げ方もわからなくなっていて、すごく変な感じでした」と振り返ったように、投球フォームの再構築が必要な状況であった<ref name="number20201127">{{Cite web|和書|url=https://number.bunshun.jp/articles/-/846002?page=3 |title=高卒1年目で異例の戦力外通告…どん底から一軍に這い上がったオリックス本田仁海「負けてらんない」 |publisher=Number Web |date=2020-11-27 |accessdate=2021-11-28}}</ref>。他の投手の映像を参考にして投球フォームの再構築に取り組み、特に左足の上げ方はチームメイトの[[山本由伸]]を真似た{{R|number20201127}}。また、リハビリ期間では地道なトレーニングに取り組み、4月27日の[[広島東洋カープ]]との二軍戦で実戦復帰を果たすと、6月2日の二軍戦で自己最速となる154km/hを計測<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/06/06/kiji/20190605s00001173197000c.html |title=オリックス本田仁海が自己最速154キロ 右肘故障を乗り越えて成長中 |publisher=Sponichi Annex |date=2019-06-06 |accessdate=2023-03-15}}</ref>。二軍では11試合に登板し、0勝3敗1セーブ・防御率1.61と順調な回復をアピールすると<ref name="baseballking20190725">{{Cite web|和書|url=https://baseballking.jp/ns/196843 |title=オリックスが神戸文也、本田仁海を支配下登録へ |publisher=BASEBALL KING |date=2019-07-25 |accessdate=2023-03-15}}</ref>、7月25日に[[支配下選手登録]]となり<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00002620.html |title=神戸投手、本田投手 支配下選手登録のお知らせ |publisher=オリックス・バファローズ |date=2019-07-25 |accessdate=2019-07-25}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/announcement/2019/pn_registered.html |title=新規支配下選手登録 2019年度 |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2019-07-27}}</ref>、背番号は'''96'''へ変更となった{{R|baseballking20190725}}。この年の一軍デビューは果たせなかったものの、二軍では17試合の登板で2勝4敗2セーブ・防御率2.37を記録<ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/bis/2019/stats/idp2_b.html |title=2019年度 オリックス・バファローズ 個人投手成績(ウエスタン・リーグ) |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2023-03-15}}</ref>。また、シーズン終了後の10月26日には、[[2019 WBSCプレミア12|プレミア12]]へ出場する[[野球日本代表|日本代表]]との練習試合で先発を任されるなど<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201910260000339.html |title=侍ジャパン先発は今永、オリックス戦スタメン発表 |publisher=日刊スポーツ |date=2019-10-26 |accessdate=2023-03-15}}</ref>、球団からの期待は大きく、11月11日の契約更改では、現状維持となる推定年俸500万円でサインしたと共に、背番号を入団当初の'''46'''に戻すことが発表された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/11/11/kiji/20191111s00001173224000c.html |title=オリックス 本田が背番号96→入団当初の46に 来季3年目の期待の右腕、年俸500万円で更改 |publisher=スポーツニッポン |date=2019-11-11 |accessdate=2019-11-11}}</ref>。
== 選手としての特徴 ==

最速154km/hの[[直球|ストレート]]が武器<ref name="日刊190725"/><ref>{{Cite web|url=https://www.daily.co.jp/baseball/2019/07/25/0012547884.shtml|title=オリックスが神戸文也と本田仁海の2投手を支配下登録|publisher=デイリースポーツ|date=2019-7-25|accessdate=2019-7-27}}</ref>。[[球種 (野球)|変化球]]は縦横2種類の[[スライダー (球種)|スライダー]]、[[カーブ (球種)|カーブ]]、[[フォークボール|フォーク]]を有する<ref name="スポニチ171122"/><ref name="Bs171026"/>。
'''{{by|2020年}}'''は新型コロナウイルスの影響で開幕延期・120試合制の短縮シーズンとなったが、二軍では14試合に登板して4勝5敗・防御率4.12という成績を残し、11月1日の[[北海道日本ハムファイターズ]]戦でプロ初登板初先発<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/10/31/kiji/20201031s00001173254000c.html |title=オリ本田 1日の日本ハム戦でプロ初登板初先発「やってきたことは間違いじゃなかった」 |publisher=Sponichi Annex |date=2020-10-31 |accessdate=2023-03-15}}</ref>。味方の2失策でリズムを崩したこともあり<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/11/02/kiji/20201102s00001173119000c.html |title=オリックス・中嶋監督代行 デビュー戦黒星の本田に期待「このマイナスを何倍もプラスにしてくれる投手」 |publisher=Sponichi Annex |date=2020-11-02 |accessdate=2023-03-15}}</ref>、4回8安打4四球2奪三振7失点(自責点3)という内容で敗戦投手となった<ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/bis/2020/games/s2020110100945.html |title=2020年11月1日 【公式戦】 試合結果 (北海道日本ハムvsオリックス) |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2023-03-15}}</ref>。この年の一軍登板は前述の1試合のみであり、オフに現状維持となる推定年俸500万円で契約を更改した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/12/04/kiji/20201204s00001173355000c.html |title=12月2日の契約更改 |publisher=Sponichi Annex |date=2020-12-02 |accessdate=2023-03-15}}</ref>。

'''{{by|2021年}}'''も開幕を二軍で迎えたが、[[山岡泰輔]]の離脱を受け<ref>{{Cite web|和書|url=https://hochi.news/articles/20210626-OHT1T51092.html |title=【オリックス】山岡泰輔は「右肘の関節炎」と診断 全治不明 22日に26球で降板 |publisher=スポーツ報知 |date=2021-06-26 |accessdate=2023-03-15}}</ref>、二軍では10試合(8先発<ref>{{Cite web|和書|url=https://hochi.news/articles/20210702-OHT1T51003.html |title=【オリックス】本田仁海、6日の楽天戦で今季初登板初先発へ |publisher=スポーツ報知 |date=2021-07-02 |accessdate=2023-03-15}}</ref>)の登板で1勝6敗・防御率4.11という成績ながら、7月6日の[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]戦でシーズン初登板初先発<ref>{{Cite web|和書|url=https://pacificleague.com/news/34510 |title=「Bs夏の陣2021」初戦の先発は今季初登板の本田仁海! 対する楽天は則本昂大 |publisher=パ・リーグ.com |date=2021-07-05 |accessdate=2023-03-15}}</ref>。5回2失点で勝敗は付かず<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.chunichi.co.jp/article/285962 |title=【オリックス】今季初登板先発の本田、5回2失点で勝敗つかず「楽しむことができました」 |publisher=中日スポーツ |date=2021-07-06 |accessdate=2023-03-15}}</ref>、登板機会が無くなったことで7月10日に出場選手登録を抹消された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/yomimono/kouji/kiji/20210710s000013CB240000c.html |title=【10日の公示】中日 松葉登録、小笠原を抹消 |publisher=Sponichi Annex |date=2021-07-10 |accessdate=2023-03-15}}</ref>。同15日に開催された[[フレッシュオールスターゲーム|フレッシュオールスター]]に選出されており<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sanspo.com/article/20210624-WNF752YIABMXBHS3Y37H46ZICI/ |title=オリックスからフレッシュ球宴にD3位・来田、太田、宜保、本田が出場 |publisher=サンスポ |date=2021-06-24 |accessdate=2023-03-15}}</ref>、当日は4番手として1イニングを無失点に抑えた<ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/bis/scores/freshallstargame/boxscore2021.html |title=2021年度フレッシュオールスター・ゲーム 試合結果 |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2023-03-15}}</ref>。その後は9月20日の[[埼玉西武ライオンズ]]戦で一軍での先発機会を得たが、4回2/3を6失点で敗戦投手となり<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/09/21/kiji/20210920s00001173654000c.html |title=オリックスの「ひとみちゃん」山賊狩り失敗で連勝ストップ 中嶋監督「引っ張ったことが全てかな」 |publisher=Sponichi Annex |date=2021-09-21 |accessdate=2023-03-15}}</ref>、翌21日に登録抹消<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/yomimono/kouji/kiji/20210921s000013CB434000c.html |title=【21日の公示】ロッテ・マーティンが右足骨折で抹消 巨人が中田翔、ビエイラ登録 |publisher=Sponichi Annex |date=2021-09-21 |accessdate=2023-03-15}}</ref>。そのまま二軍でシーズンを終え、この年は2試合の先発登板で0勝1敗・防御率7.45という成績であった<ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/bis/2021/stats/idp1_b.html |title=2021年度 オリックス・バファローズ 個人投手成績(パシフィック・リーグ) |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2023-03-15}}</ref>。オフに現状維持となる推定年俸500万円で契約を更改した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/12/03/kiji/20211203s00001173624000c.html |title=12月3日の契約更改 |publisher=Sponichi Annex |date=2021-12-03 |accessdate=2023-03-15}}</ref>。

'''{{by|2022年}}'''は春季キャンプを一軍でスタートし<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/01/26/kiji/20220126s00001173311000c.html |title=オリックス キャンプメンバー組み分け発表 山崎福、山本、山岡らAグループ |publisher=Sponichi Annex |date=2022-01-26 |accessdate=2023-03-15}}</ref>、練習試合では先発としてアピールしていたが<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/02/22/kiji/20220222s00001173109000c.html |title=オリックス・本田 今季“初陣”ロッテ戦先発へ気合「開幕1軍割って入る」1軍戦今春初の対外試合 |publisher=Sponichi Annex |date=2022-02-22 |accessdate=2023-03-15}}</ref>、オープン戦に入るとリリーフとして起用され<ref>{{Cite interview|和書|subject=本田仁海 |date=2022-07-13 |interviewer=鶴田成秀 |title=BIGHOPE 光る新鋭 オリックス・本田仁海 輝ける場所「投げることが好きなんです」 |url=https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=116-20220718-01 |work=週刊ベースボールONLINE |publisher= |access-date=2022-08-04}}</ref>、初の開幕一軍をリリーフとして迎えた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202203240000877.html |title=【一覧】パ・リーグ開幕1軍登録選手 |publisher=日刊スポーツ |date=2022-03-24 |accessdate=2023-03-15}}</ref>。5月8日の楽天戦でプロ初ホールドを挙げると<ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/bis/2022/games/s2022050800691.html |title=2022年5月8日 【公式戦】 試合結果 (オリックスvs東北楽天) |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2023-03-15}}</ref>、同15日の[[千葉ロッテマリーンズ]]戦でプロ初セーブ<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202205150001140.html |title=【オリックス】本田仁海、5年目のプロ初セーブ 開幕前に救援転向、平野佳の代役起用に応える |publisher=日刊スポーツ |date=2022-05-15 |accessdate=2023-03-15}}</ref>、同17日の日本ハム戦では自己最速を更新する158km/hを計測してプロ初勝利<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/05/18/kiji/20220517s00001173726000c.html |title=オリックス・本田、初勝利で緊急事態救った!記念球は「母親に」 |publisher=Sponichi Annex |date=2022-05-18 |accessdate=2023-03-15}}</ref>と3登板連続で“プロ初”を記録<ref>{{Cite web|和書|url=https://full-count.jp/2022/05/18/post1222780/ |title=キレ&ノビが増した魅惑の158キロ オリ5年目右腕が3試合連続“プロ初”を記録した訳 |publisher=Full-Count |date=2022-05-18 |accessdate=2023-03-15}}</ref>。その後は9月に2週間ほど二軍再調整期間がありながらも<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/yomimono/kouji/kiji/20220902s000013CB410000c.html |title=【2日の公示】広島・長野を再調整で抹消 ソフトバンク・柳田コロナから復帰、ロッテ・藤原を登録 |publisher=Sponichi Annex |date=2022-09-02 |accessdate=2023-03-15}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/yomimono/kouji/kiji/20220916s000013CB456000c.html |title=【16日の公示】オリックス・杉本、宜保を抹消 増井、本田を登録 ヤクルト特例2022で高梨登録 |publisher=Sponichi Annex |date=2022-09-16 |accessdate=2023-03-15}}</ref>、この年は42試合の登板で2勝3敗14ホールド2セーブ・防御率3.50を記録し<ref name="nikkan20221127">{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202211270000692.html |title=【オリックス】本田仁海、1700万円増で契約更改「しっかり評価してもらいました」 |publisher=日刊スポーツ |date=2022-11-27 |accessdate=2023-03-15}}</ref>、チームのリーグ連覇に貢献<ref>{{Cite web|和書|url=https://full-count.jp/2022/10/18/post1295983/ |title=わずか1年で岐路に立った選手たち…オリのドラ1が異例の戦力外 Gドラ1自由契約の例も |publisher=Full-Count |date=2022-10-18 |accessdate=2023-03-15}}</ref>。[[福岡ソフトバンクホークス]]との[[2022年のパシフィック・リーグクライマックスシリーズ|CSファイナルステージ]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.seisagroup.jp/archives/5806 |title=星槎の卒業生 本田仁海選手(オリックス)、初のプロ野球クライマックスシリーズに登板、日本シリーズに臨む! |publisher=星槎グループ |date=2022-10-22 |accessdate=2023-03-15}}</ref>、[[東京ヤクルトスワローズ]]との[[2022年の日本シリーズ|日本シリーズ]]にも登板し{{R|nikkan20221127}}、チーム26年ぶりの日本一の原動力となったリリーフ陣<ref>{{Cite web|和書|url=https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=106-20230109-01 |title=張本勲コラム「22年日本一のオリックスの戦いを見てあらためてリリーフ陣の重要性を痛感した。それでも完投能力の高い先発も育てたい」 |publisher=週刊ベースボールONLINE |date=2022-12-31 |accessdate=2023-03-15}}</ref>の一角をポストシーズンでも担った。オフに1700万円増となる推定年俸2200万円で契約を更改した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.chunichi.co.jp/article/590105?rct=baseball|title=【オリックス】救援で活躍の本田仁海は500→2200万円へ4倍以上アップ 「8回の男」を目指す|publisher=中日スポーツ|accessdate=2022年11月27日|date=2022年11月27日}}</ref>。

'''{{by|2023年}}'''も開幕を一軍で迎え<ref>{{Cite web|和書|url=https://baseballking.jp/ns/363901 |title=23年度「開幕一軍」の登録公示 オリックスは開幕投手の山下ら27名 |publisher=BASEBALL KING |date=2023-03-30 |accessdate=2023-11-07}}</ref>、6月2日の[[中日ドラゴンズ]]戦を終えた時点では20試合に登板し、1勝0敗7ホールド・防御率2.82を記録していたが<ref>{{Cite web|和書|url=https://baseballking.jp/npb-game?id=2021012973 |title=2023年6月2日(金)-中日vsオリックス |publisher=BASEBALL KING |date= |accessdate=2023-11-07}}</ref>、続く同8日の[[読売ジャイアンツ]]戦では同点の延長10回表に登板するも、2被弾6失点で敗戦投手<ref>{{Cite web|和書|url=https://hochi.news/articles/20230608-OHT1T51259.html |title=【オリックス】首位陥落…延長10回にまさか6失点 丸に代打満塁弾&ウォーカーに2ラン浴びる |publisher=スポーツ報知 |date=2023-06-08 |accessdate=2023-11-07}}</ref>。試合後には本田に殺害予告が届き、球団が対応を協議する事態となった<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/266009 |title=【オリックス】本田仁海への〝殺害予告〟 球団も迅速対応「協議して対応策を考えます」 |publisher=東スポ |date=2023-06-10 |accessdate=2023-11-07}}</ref>。6月14日の阪神戦では4回裏二死三塁という場面から登板するも、四球と二塁打で追加点を許すなど<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/06/14/kiji/20230614s00001173502000c.html |title=オリ ドラ1・曽谷 2度目の先発も無念の4回途中6失点KO「ただただ申し訳ないですし、悔しい」 |publisher=Sponichi Annex |date=2023-06-14 |accessdate=2023-11-07}}</ref>、1回1/3を投げて1失点であり<ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/bis/2023/games/s2023061401772.html |title=2023年6月14日 【公式戦】 試合結果 (阪神vsオリックス) |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2023-11-07}}</ref>、翌15日に出場選手登録を抹消された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202306150000558.html |title=DeNAバウアー、楽天田中将大ら抹消 ソフトバンク川瀬晃、中日福田永将ら登録/15日公示 |publisher=日刊スポーツ |date=2023-06-15 |accessdate=2023-11-07}}</ref>。6月25日に再登録されるも<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202306250000271.html |title=阪神佐藤輝明、DeNA松尾汐恩ら抹消 DeNA桑原将志、中日涌井秀章ら登録/25日公示 |publisher=日刊スポーツ |date=2023-06-25 |accessdate=2023-11-07}}</ref>、7月23日の日本ハム戦では3連打を浴びた後、[[アリエル・マルティネス]]に満塁ホームランを打たれ<ref>{{Cite web|和書|url=https://pacificleague.com/news/52960 |title=マルティネスが満塁ホームラン! 最終回に反撃の一発 |publisher=パ・リーグ.com |date=2023-07-23 |accessdate=2023-11-07}}</ref>、1アウトも奪えずに降板<ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/bis/2023/games/s2023072301520.html |title=2023年7月23日 【公式戦】 試合結果 (オリックスvs北海道日本ハム) |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2023-11-07}}</ref>。続く同26日のソフトバンク戦でも1回2安打2四球2失点<ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/bis/2023/games/s2023072601526.html |title=2023年7月26日 【公式戦】 試合結果 (オリックスvs福岡ソフトバンク) |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2023-11-07}}</ref>と振るわず、翌27日に出場選手登録を抹消された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202307270000771.html |title=楽天田中将大、巨人戸郷翔征、ヤクルト塩見泰隆ら登録 オリックスT-岡田ら抹消/27日公示 |publisher=日刊スポーツ |date=2023-07-27 |accessdate=2023-11-07}}</ref>。9月6日に再登録され<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202309060000584.html |title=DeNA戸柱恭孝、ソフトバンク中村晃ら抹消 巨人高木京介、中日福永裕基ら登録/6日公示 |publisher=日刊スポーツ |date=2023-09-06 |accessdate=2023-11-07}}</ref>、同日の西武戦では1点ビハインドの4回表からロングリリーフを務めたが、3回2失点で交代し<ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/bis/2023/games/s2023090601629.html |title=2023年9月6日 【公式戦】 試合結果 (オリックスvs埼玉西武) |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2023-11-07}}</ref>、翌7日に登録抹消<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202309070000690.html |title=巨人坂本勇人、ソフトバンク中村晃ら登録 巨人浅野翔吾、オリックス本田仁海ら抹消/7日公示 |publisher=日刊スポーツ |date=2023-09-07 |accessdate=2023-11-07}}</ref>。6月以降は10試合の登板で防御率11.68<ref>{{Cite web|和書|url=https://news.ntv.co.jp/category/sports/b8579fa98bbe48079f812dbe3be847cf |title=【オリックス】前日一軍登録・本田仁海がわずか1日で登録抹消 |publisher=日テレNEWS NNN |date=2023-09-07 |accessdate=2023-11-07}}</ref>と苦しみ、この年は28試合の登板で2勝1敗7ホールド・防御率6.34という成績であった。オフの契約更改では現状維持の推定年俸2200万円でサイン。また、右肘の靭帯を損傷していたことを明かした<ref>{{Cite web |url=https://hochi.news/articles/20231128-OHT1T51075.html |title=【オリックス】本田仁海が現状維持の2200万円でサイン「全くボールを投げられなかった」右肘じん帯痛めていた |publisher=スポーツ報知 |date=2023-11-28 |accessdate=2024-07-21}}</ref>。

'''{{by|2024年}}'''3月30日の練習試合で実戦復帰<ref>{{Cite web |url=https://www.buffaloes.co.jp/farm/interleague/20240330.html |title=練習試合 24年3月30日 |publisher=オリックス・バファローズ |date= |accessdate=2024-07-21 |language=ja |archive-url=https://web.archive.org/web/20240721091830/https://www.buffaloes.co.jp/farm/interleague/20240330.html |archive-date=2024-07-21}}</ref>。5月6日に出場選手登録されると<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202405060000250.html |title=DeNA筒香嘉智ら登録 ヤクルト山田哲人、日本ハム清宮幸太郎ら抹消/6日公示 |publisher=日刊スポーツ |date=2024-05-06 |accessdate=2024-07-21}}</ref>、一時はセットアッパーを務めるなど<ref>{{Cite web |url=https://thedigestweb.com/baseball/detail/id=81914 |title=「これといった決め球がない状態」から2年。「キレが出てきた」オリックス新セットアッパー本田仁海の秘めたる思い【オリ熱コラム2024】 |publisher=THE DIGEST |date=2024-06-19 |accessdate=2024-07-21}}</ref>、交流戦終了時点では15試合に登板し、2勝0敗7ホールド・防御率1.17を記録していた<ref>{{Cite web |url=https://npb.jp/bis/2024/stats/idp1_b.html |title=2024年度 オリックス・バファローズ 個人投手成績(パシフィック・リーグ) |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2024-07-21 |language=ja |archive-url=https://web.archive.org/web/20240616210941/https://npb.jp/bis/2024/stats/idp1_b.html |archive-date=2024-06-16}}</ref>。ただ、リーグ戦再開後は3試合に登板して計5失点。17打者で8安打と打ち込まれ{{Efn2|6月25日・6打者4安打1四球4失点<ref>{{Cite web |url=https://npb.jp/bis/2024/games/s2024062501609.html |title=2024年6月25日 【公式戦】 試合結果 (オリックスvs福岡ソフトバンク) |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2024-07-21}}</ref>→同29日・4打者2安打無失点<ref>{{Cite web |url=https://npb.jp/bis/2024/games/s2024062901619.html |title=2024年6月29日 【公式戦】 試合結果 (千葉ロッテvsオリックス) |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2024-07-21}}</ref>→同30日・7打者2安打2四球1失点<ref>{{Cite web |url=https://npb.jp/bis/2024/games/s2024063001622.html |title=2024年6月30日 【公式戦】 試合結果 (千葉ロッテvsオリックス) |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2024-07-21}}</ref>}}、7月5日に出場選手登録を抹消された<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202407050000767.html |title=ソフトバンク和田毅、ヤクルト増田珠ら登録 DeNA筒香嘉智、ロッテ西野勇士ら抹消/5日公示 |publisher=日刊スポーツ |date=2024-07-05 |accessdate=2024-07-21}}</ref>。同30日に再登録され<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202407300000847_m.html?mode=all |title=阪神岩貞祐太、中日ディカーソン、オリックス西野真弘、ソフトバンク井上朋也ら登録/30日公示 |publisher=日刊スポーツ |date=2024-07-30 |accessdate=2024-12-02}}</ref>、5試合に登板して無失点に抑えていたが、8月26日に登録抹消<ref>{{Cite web |url=https://news.ntv.co.jp/category/sports/1f62f600a92147f8b83978e21b6ad916 |title=【オリックス】本田仁海&池田陵真の1軍登録を抹消 |publisher=日テレNEWS NNN |date=2024-08-26 |accessdate=2024-12-02}}</ref>。10月1日に再登録されたが<ref>{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202410010000795_m.html?mode=all |title=オリックス田嶋大樹、日本ハム・バーヘイゲンら登録、ソフトバンク・モイネロら抹消/1日公示 |publisher=日刊スポーツ |date=2024-10-01 |accessdate=2024-12-02}}</ref>、登板機会がないままシーズンを終え、この年は23試合の登板で2勝0敗9ホールド・防御率2.86を記録し、オフに400万円増となる推定年俸2600万円で契約を更改した<ref>{{Cite web |url=https://www.sanspo.com/article/20241128-L3NC6DZKQBESJASIQCIYVY3VJA/ |title=オリックス・本田仁海は400万円増の年俸2600万円でサイン フォークの精度に手ごたえも「1年間戦える体づくりを」 |publisher=サンスポ |date=2024-11-28 |accessdate=2024-12-02}}</ref>。

== 選手としての特徴・人物 ==
最速158km/hの[[直球|ストレート]]が武器<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/07/06/kiji/20210706s00001173521000c.html |title=オリ先発陣に、また「若い力」 今季初登板初先発の本田が5回2失点「楽しむことができた」 |publisher=スポニチ Sponichi Annex |date=2021-07-06 |accessdate=2021-07-07}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=【オリックス】救援陣奮闘!4番手の本田仁海プロ初勝利 山岡泰輔危険球退場の窮地も - プロ野球 : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202205170001116.html |website=nikkansports.com |access-date=2022-05-17 |language=ja}}</ref>。[[球種 (野球)|変化球]]は縦横2種類の[[スライダー (球種)|スライダー]]、[[カーブ (球種)|カーブ]]、[[フォークボール|フォーク]]を有する{{R|スポニチ171122}}{{R|Bs171026}}。

愛称は「'''ひとみちゃん'''」<ref>{{Cite web|和書|title=【オリックス】愛称は“ひとみちゃん” ドラ4・本田が誓う「恩返し」 | BASEBALL KING|url=https://baseballking.jp/ns/138900|website=BASEBALL KING|accessdate=2021-10-06|language=ja}}</ref>。


== 詳細情報 ==
== 詳細情報 ==
=== 年度別投手成績 ===
{| {{投手成績|リーグ=日本野球機構}}
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2020}}
|rowspan="4" style="text-align:center; white-space:nowrap;"|[[オリックス・バファローズ|オリックス]]
|1||1||0||0||0||0||1||0||0||.000||24||4.0||8||0||4||0||0||2||0||0||7||3||6.75||3.00
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2021}}
|2||2||0||0||0||0||1||0||0||.000||45||9.2||13||2||5||0||0||4||0||0||8||8||7.45||1.86
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2022}}
|42||0||0||0||0||2||3||2||14||.400||186||43.2||39||3||16||1||4||40||1||0||18||17||3.50||1.26
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2023}}
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|-
!colspan="2"|通算:4年
|73||3||0||0||0||4||6||2||21||.400||400||90.0||96||10||37||3||4||80||3||0||56||51||5.10||1.48
|}
* 2023年度シーズン終了時

=== 年度別守備成績 ===
{| class="wikitable" style="text-align: right; font-size: small; border-collapse:collapse; padding: 1px;"
!rowspan="2"|年<br />度!!rowspan="2"|球<br />団!!colspan="6"|[[投手]]
|-style="line-height:1.25em;"
!試<br /><br />合!![[刺殺|刺<br /><br />殺]]!![[補殺|補<br /><br />殺]]!![[失策|失<br /><br />策]]!![[併殺|併<br /><br />殺]]!![[守備率|守<br />備<br />率]]
|-
|style="text-align:center;"|2020
|rowspan="4" style="text-align: center; white-space:nowrap;"|オリックス
|1||0||0||0||0||----
|-
|style="text-align:center;"|2021
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|-
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|-
!colspan="2"|通算
|73||2||12||0||0||1.000
|}
* 2023年度シーズン終了時

=== 記録 ===
; 初記録
* 初登板・初先発登板:2020年11月1日、対[[北海道日本ハムファイターズ]]23回戦([[札幌ドーム]])、4回7失点(自責点3)で敗戦投手
* 初奪三振:同上、3回裏に[[渡邉諒]]から空振り三振
* 初ホールド:2022年5月8日、対[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]6回戦([[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])、7回表に4番手で救援登板、1回無失点
* 初セーブ:2022年5月15日、対[[千葉ロッテマリーンズ]]9回戦(京セラドーム大阪)、9回表に4番手で救援登板・完了、1回無失点
* 初勝利:2022年5月17日、対北海道日本ハムファイターズ9回戦([[神戸総合運動公園野球場|ほっともっとフィールド神戸]])、7回表に4番手で救援登板、1回無失点

=== 背番号 ===
=== 背番号 ===
* '''46''' (2018年)
* '''46'''(2018年、2020年 -
* '''124''' (2019年 - 同年7月24日)
* '''124'''(2019年 - 同年7月24日)
* '''96'''(2019年7月25日 - )
* '''96'''(2019年7月25日 - 同年終了


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
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== 外部リンク ==
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* [https://www.buffaloes.co.jp/team/player/detail/2023_00001078.html 46 本田 仁海 選手名鑑] - オリックス・バファローズオフィシャルサイト
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2024年12月2日 (月) 04:13時点における最新版

本田 仁海
オリックス・バファローズ #46
2022年3月30日 京セラドーム大阪
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県大和市
生年月日 (1999-07-27) 1999年7月27日(25歳)
身長
体重
181 cm
74 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2017年 ドラフト4位
初出場 2020年11月1日
年俸 2600万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

本田 仁海(ほんだ ひとみ、1999年7月27日 - )は、神奈川県横浜市出身[2]プロ野球選手投手)。右投左打。オリックス・バファローズ所属。

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

大和市立北大和小学校1年生時に、地元の北大和ドリームスで野球を始め[3]、5年生時から本格的に投手を始めた[4]つきみ野中学校時代は、同校の軟式野球部に所属した[2]

高校は星槎国際高等学校湘南に入学。入学当初の本田は体重55kg・ストレートの球速は125km/h程度で[5]、2011年に創部したばかりで本田の入学(2015年)当時は主だった実績のなかった同校野球部の中でも、Bチームの補欠という立場だった[3][5]。同校野球部監督の土屋恵三郎も、中3の視察時から高校入学直後頃の本田の印象について「真面目そうだが、元気がない」「特徴のない子で、いつ辞めるかなという感じだった」と語っている[3][5]。1年夏にはベンチ入りを果たし公式戦で1イニングの登板を経験した[3]。1年冬に土屋の指導で、野球を始めて以来ずっとスリークォーターであった投球フォームオーバースローに変更するとこれが奏効し、2年春には背番号1を獲得した[3][5]。2年夏には創部初の4回戦進出、2年秋には同じく県ベスト8に貢献[4]。この頃には球速は146km/hまで伸び、プロスカウトからも注目される存在となった[3]。3年春は準々決勝で前年秋県大会優勝の慶應義塾高に6安打1失点11奪三振の完投勝利でベスト4[3]。しかし最後の3年夏は県5回戦で敗退し、甲子園初出場は果たせなかった[2]。最終的に、3年夏には球速が149km/hに達した[5]

2017年10月26日に行われたドラフト会議では、オリックス・バファローズから4位指名を受け[6][7]、契約金4000万円、年俸500万円(金額は推定)という条件で、星槎国際高校出身者としては初めてのプロ野球選手になった。背番号は46[8]。担当スカウトの由田慎太郎は、土屋が桐蔭学園高校の硬式野球部で監督を務めていた時期の教え子である[9]

オリックス時代

[編集]
ルーキー時代
(2018年7月17日 舞洲バファローズスタジアム

2018年5月24日、ウエスタン・リーグ阪神タイガース戦で公式戦初登板[10]。その後はこの試合も含め、二軍で5試合に登板したが、8月の実戦登板中に右肘に違和感を感じ、検査を受けると疲労骨折が判明した[11]。9月21日に右肘疲労骨折部の固定手術を受け[12]、10月9日に球団から戦力外通告を受けた[13]。球団は本田を治療に専念させるため[14]育成選手契約を提示する方針であり[15]、11月20日に育成選手契約を締結[16]。推定年俸は500万円、背番号は124となった[17]

2019年1月にテニスボールを使ったスローイングを開始したが、後に本人が「10mほどの距離で、ほんの軽く10球くらい投げただけでも筋肉痛になりました。投げ方もわからなくなっていて、すごく変な感じでした」と振り返ったように、投球フォームの再構築が必要な状況であった[18]。他の投手の映像を参考にして投球フォームの再構築に取り組み、特に左足の上げ方はチームメイトの山本由伸を真似た[18]。また、リハビリ期間では地道なトレーニングに取り組み、4月27日の広島東洋カープとの二軍戦で実戦復帰を果たすと、6月2日の二軍戦で自己最速となる154km/hを計測[19]。二軍では11試合に登板し、0勝3敗1セーブ・防御率1.61と順調な回復をアピールすると[20]、7月25日に支配下選手登録となり[21][22]、背番号は96へ変更となった[20]。この年の一軍デビューは果たせなかったものの、二軍では17試合の登板で2勝4敗2セーブ・防御率2.37を記録[23]。また、シーズン終了後の10月26日には、プレミア12へ出場する日本代表との練習試合で先発を任されるなど[24]、球団からの期待は大きく、11月11日の契約更改では、現状維持となる推定年俸500万円でサインしたと共に、背番号を入団当初の46に戻すことが発表された[25]

2020年は新型コロナウイルスの影響で開幕延期・120試合制の短縮シーズンとなったが、二軍では14試合に登板して4勝5敗・防御率4.12という成績を残し、11月1日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初登板初先発[26]。味方の2失策でリズムを崩したこともあり[27]、4回8安打4四球2奪三振7失点(自責点3)という内容で敗戦投手となった[28]。この年の一軍登板は前述の1試合のみであり、オフに現状維持となる推定年俸500万円で契約を更改した[29]

2021年も開幕を二軍で迎えたが、山岡泰輔の離脱を受け[30]、二軍では10試合(8先発[31])の登板で1勝6敗・防御率4.11という成績ながら、7月6日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でシーズン初登板初先発[32]。5回2失点で勝敗は付かず[33]、登板機会が無くなったことで7月10日に出場選手登録を抹消された[34]。同15日に開催されたフレッシュオールスターに選出されており[35]、当日は4番手として1イニングを無失点に抑えた[36]。その後は9月20日の埼玉西武ライオンズ戦で一軍での先発機会を得たが、4回2/3を6失点で敗戦投手となり[37]、翌21日に登録抹消[38]。そのまま二軍でシーズンを終え、この年は2試合の先発登板で0勝1敗・防御率7.45という成績であった[39]。オフに現状維持となる推定年俸500万円で契約を更改した[40]

2022年は春季キャンプを一軍でスタートし[41]、練習試合では先発としてアピールしていたが[42]、オープン戦に入るとリリーフとして起用され[43]、初の開幕一軍をリリーフとして迎えた[44]。5月8日の楽天戦でプロ初ホールドを挙げると[45]、同15日の千葉ロッテマリーンズ戦でプロ初セーブ[46]、同17日の日本ハム戦では自己最速を更新する158km/hを計測してプロ初勝利[47]と3登板連続で“プロ初”を記録[48]。その後は9月に2週間ほど二軍再調整期間がありながらも[49][50]、この年は42試合の登板で2勝3敗14ホールド2セーブ・防御率3.50を記録し[51]、チームのリーグ連覇に貢献[52]福岡ソフトバンクホークスとのCSファイナルステージ[53]東京ヤクルトスワローズとの日本シリーズにも登板し[51]、チーム26年ぶりの日本一の原動力となったリリーフ陣[54]の一角をポストシーズンでも担った。オフに1700万円増となる推定年俸2200万円で契約を更改した[55]

2023年も開幕を一軍で迎え[56]、6月2日の中日ドラゴンズ戦を終えた時点では20試合に登板し、1勝0敗7ホールド・防御率2.82を記録していたが[57]、続く同8日の読売ジャイアンツ戦では同点の延長10回表に登板するも、2被弾6失点で敗戦投手[58]。試合後には本田に殺害予告が届き、球団が対応を協議する事態となった[59]。6月14日の阪神戦では4回裏二死三塁という場面から登板するも、四球と二塁打で追加点を許すなど[60]、1回1/3を投げて1失点であり[61]、翌15日に出場選手登録を抹消された[62]。6月25日に再登録されるも[63]、7月23日の日本ハム戦では3連打を浴びた後、アリエル・マルティネスに満塁ホームランを打たれ[64]、1アウトも奪えずに降板[65]。続く同26日のソフトバンク戦でも1回2安打2四球2失点[66]と振るわず、翌27日に出場選手登録を抹消された[67]。9月6日に再登録され[68]、同日の西武戦では1点ビハインドの4回表からロングリリーフを務めたが、3回2失点で交代し[69]、翌7日に登録抹消[70]。6月以降は10試合の登板で防御率11.68[71]と苦しみ、この年は28試合の登板で2勝1敗7ホールド・防御率6.34という成績であった。オフの契約更改では現状維持の推定年俸2200万円でサイン。また、右肘の靭帯を損傷していたことを明かした[72]

2024年3月30日の練習試合で実戦復帰[73]。5月6日に出場選手登録されると[74]、一時はセットアッパーを務めるなど[75]、交流戦終了時点では15試合に登板し、2勝0敗7ホールド・防御率1.17を記録していた[76]。ただ、リーグ戦再開後は3試合に登板して計5失点。17打者で8安打と打ち込まれ[注 1]、7月5日に出場選手登録を抹消された[80]。同30日に再登録され[81]、5試合に登板して無失点に抑えていたが、8月26日に登録抹消[82]。10月1日に再登録されたが[83]、登板機会がないままシーズンを終え、この年は23試合の登板で2勝0敗9ホールド・防御率2.86を記録し、オフに400万円増となる推定年俸2600万円で契約を更改した[84]

選手としての特徴・人物

[編集]

最速158km/hのストレートが武器[85][86]変化球は縦横2種類のスライダーカーブフォークを有する[2][6]

愛称は「ひとみちゃん[87]

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2020 オリックス 1 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 24 4.0 8 0 4 0 0 2 0 0 7 3 6.75 3.00
2021 2 2 0 0 0 0 1 0 0 .000 45 9.2 13 2 5 0 0 4 0 0 8 8 7.45 1.86
2022 42 0 0 0 0 2 3 2 14 .400 186 43.2 39 3 16 1 4 40 1 0 18 17 3.50 1.26
2023 28 0 0 0 0 2 1 0 7 .667 145 32.2 36 5 12 2 0 34 2 0 23 23 6.34 1.47
通算:4年 73 3 0 0 0 4 6 2 21 .400 400 90.0 96 10 37 3 4 80 3 0 56 51 5.10 1.48
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手












2020 オリックス 1 0 0 0 0 ----
2021 2 0 1 0 0 1.000
2022 42 2 7 0 0 1.000
2023 28 0 4 0 0 1.000
通算 73 2 12 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

記録

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初記録

背番号

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  • 46(2018年、2020年 - )
  • 124(2019年 - 同年7月24日)
  • 96(2019年7月25日 - 同年終了)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 6月25日・6打者4安打1四球4失点[77]→同29日・4打者2安打無失点[78]→同30日・7打者2安打2四球1失点[79]

出典

[編集]
  1. ^ オリックス - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2024年11月28日閲覧。
  2. ^ a b c d オリ党の人気者 ドラ4本田は「ひとみちゃん」 ちひろとWエースだ”. スポーツニッポン (2017年11月22日). 2018年4月22日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 町の野球少年がドラフト上位候補へ。名将と歩んだ本田仁海の3年間”. web Sportiva (2017年10月21日). 2018年4月22日閲覧。
  4. ^ a b オリックス・バファローズ 本田仁海”. 週刊ベースボールONLINE. 2018年4月22日閲覧。
  5. ^ a b c d e 星槎国際湘南の最速149キロ右腕・本田、由伸監督の恩師・土屋監督と臨む最後の夏”. スポーツ報知 (2017年7月5日). 2018年4月22日閲覧。
  6. ^ a b 2017年度ドラフト会議 契約交渉権獲得選手”. オリックス・バファローズ (2017年10月26日). 2018年4月22日閲覧。
  7. ^ 【星槎国際湘南】本田仁海 投手、ドラフト会議の結果、オリックス バファローズに指名されました。”. 星槎グループ (2017年10月26日). 2018年4月22日閲覧。
  8. ^ オリックス4位本田仁海が仮契約「母に恩返しを」”. 日刊スポーツ (2017年11月21日). 2018年4月22日閲覧。
  9. ^ オリックス4位本田仁海に指名挨拶「勝てる投手に」”. 日刊スポーツ (2017年11月9日). 2018年4月22日閲覧。
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関連項目

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外部リンク

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