「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」の版間の差分
登場人物をDRAGON QUEST -ダイの大冒険-の登場人物に分割 |
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== 登場人物 == |
== 登場人物 == |
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登場人物については[[DRAGON QUEST -ダイの大冒険-の登場人物]]を参照。 |
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※キャラクターネーム横の(声優:)はアニメ版キャスト |
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=== アバンの使徒 === |
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; ダイ(勇者/竜の騎士) ([[声優]]:[[藤田淑子]]) |
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: 赤子の時に流れ着いた孤島デルムリン島で鬼面道士のブラスなどのモンスターたちに育てられた純真な少年。勇者アバンとの出会いをきっかけに魔王軍との戦いに乗り出す。12歳。「'''純粋'''」な心を持ち、誰にでも自然体で接する事ができるが、自分が父、バランのように人間達から迫害されるとバーンに言われたら「…お前を倒して…! この地上を去る…!!」と答えるなど、覚悟はできている(この台詞は「ダイの大冒険」でも屈指の名台詞として有名)。出生上、生まれつきの能力として「竜(ドラゴン)の紋章」を持つ。本名ディーノ(原作者によれば、dinoを[[ラテン語]]っぽく発音したものという)はアルキードの言葉で「強き竜」を意味する。 |
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: 数々の戦いを経て未修得だったアバン流刀殺法をマスター、さらに竜の騎士としての力を自分の意志で自在に扱えるようになる。父である竜騎将バランが亡き後、彼の持っていた正統なる竜の紋章を受け継ぎ、最終決戦時の対バーン戦直前に「双竜紋」としてこれを発動・覚醒させる。 |
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: 大魔王との戦いの後、キルバーンが作動させた爆弾「黒の核晶(コア)」を持って爆発とともに空中に消える。彼の分身でもあるダイの剣の状態からどこかで生きていることは分かっているが、正確な消息は不明である。 |
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: 名前の由来は「dinosaura(恐竜)」から。原作者曰く「竜に関する名前を主役に使いたいと思った」とのこと。 |
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: 海外輸出版での彼の名前は「fly」となっている。これは「ダイ」と言う名前が「die(死)」を連想させ縁起が悪いと言う事で変更されたとの事。 |
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:* 〔技〕 大地斬、海破斬、空裂斬、アバンストラッシュ、ライデインストラッシュ、アバンストラッシュX、(ギガブレイク、)ギガストラッシュ、竜闘気砲呪文(ドルオーラ) |
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; ポップ(魔法使い→大魔道士) (声優:[[難波圭一]]) |
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: アバンの下で修行中だった魔法使い。ランカークス村の武器商人ジャンク(45歳)とその妻スティーヌ(41歳)の間の一人息子で、村を訪れたアバンに憧れて家出同然に弟子入りした。ダイと出会った当初はすぐ逃げたがる臆病者であったが、その後の旅を通じて大きく成長する。15歳(マァムとは誕生日が遅いだけで年下と言う訳ではない)。旅の途中で出会った、かつてアバンの仲間であった大魔道士マトリフに師事して呪文を本格的に習得。修行の末、マトリフの開発した最大の奥義である「極大消滅呪文(メドローア)」を習得する。マァムのことが好き。ちょっとスケベで、他の女性に鼻の下を伸ばす事もあるが、本質は彼女一筋なのは言うまでもない。マァムへの恋心からヒュンケルをライバル視している節もあるが、心の奥では仲間として、同じアバンの使徒の兄貴分として尊敬している。 |
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: バランとの戦いで自己犠牲呪文メガンテを使用し命を落とすが、死闘後人間の心を取り戻したバランが竜の血を飲ませたことで息を吹き返す。竜の血は死者を蘇生させるアイテムではなく、死の淵から蘇るだけの強い意志をもつ者に生命力を与えるものである。ポップは臆病ではあるが意志の弱い人間ではない。戦友のダイを救うために自分の命を投げ出せる意志の強さをもっていたという意味では、ポップは彼自身の力で、蘇るべくして蘇ったのである。 |
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: 師マトリフによって回復呪文を含むほとんどの呪文の契約をさせられたが、最終決戦直前まで実際に使える呪文は少なかった。しかし、最終決戦時に瀕死のメルルを救おうと自分の想いを「'''勇気'''」を持ってマァムに告白したことがキッカケで賢者の能力に目覚め、回復呪文も使用できるようになった。その後は師匠マトリフにならって大魔道士と自称した。 |
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:その魔法力は冒険が進むごとに増し続け、最終決戦時には通常の魔法使いの数倍の魔法力を持つまでに至り、キルバーンをして「成長力だけならダイ以上」と言わしめるほどに成長。知謀の面でも師・アバンを上回り、真・大魔王バーンの「天地魔闘の構え」の弱点を看破し、見事にそれを破った。さらにはカイザーフェニックスを相殺して思わず「やっぱり天才なんじゃないか」と嘯くと、ダイには「昔から天才だった」と肯定された。魔法力と英知ならば人間の中で最強の実力になったと言えるだろう。 |
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: 大魔王との決戦後、ダイと一緒に「黒の核晶」を空中に運び、運命を共にしようとするがダイによって置いていかれてしまう。その後、マァムやメルルとともに旅に出る。 |
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: 名前の由来は「pop(通俗・大衆)」から。原作者曰く「一般人の代表って感じかな」。 |
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:* 〔技〕 火炎呪文メラ系全般、閃熱呪文ギラ・ベギラマ、氷系呪文ヒャド・ヒャダルコ、爆裂呪文イオ・イオラ、天候呪文ラナリオン、重圧呪文ベタン、五指爆炎弾フィンガーフレアボムズ(ザムザ戦のみ3発、以降の戦いでは5発)、極大消滅呪文(メドローア)、瞬間移動呪文ルーラ、飛翔呪文トベルーラ、他多数 |
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; マァム(僧侶戦士→武闘家) (声優:[[冨永みーな]]) |
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: かつてアバンの仲間だった戦士ロカ(故人)と僧侶レイラ(33歳、声優:[[上村典子]])の間に生まれた娘。当初は僧侶戦士であったが、のちに転職して武闘家になる。16歳。男勝りでカラッとしているが、内面は「'''慈愛'''」に溢れ、献身的かつ母性的。しかし恋愛に関しては超が付く程奥手で鈍感。自分で自覚の無いままにポップを傷つけてしまっていた事もあった(本人も後に自覚し、反省している)。ヒュンケルに心魅かれているが、男女の愛とも兄妹愛(血縁はないが)ともとれない微妙なものであった。最終決戦時にポップの告白を受けるが返事は保留中(キス未遂の時にはしっかり目を閉じており、まんざらでもない様子)。決戦後はポップ達と旅に出ている。 |
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: 名前の由来は「mam(母)」から。原作者曰く「パーティーのおふくろさん」。 |
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:* 〔技(僧侶戦士)〕魔弾銃による魔法攻撃、その他ベホイミなど中級レベルの回復呪文 |
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:* 〔技(武闘家)〕 閃華裂光拳、猛虎破砕拳、その他ベホイミなど中級レベルの回復呪文 |
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; ヒュンケル(戦士(剣士→槍術士)) (声優:[[堀秀行]]) |
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: ダイ同様怪物たちに育てられた青年でアバンの最初の弟子。21歳。アバンを養父である地獄の騎士バルトス(声優:[[平野正人]])の仇と思いその技を学んだのち、襲い掛かるが失敗。ミストバーンに迎えられて魔王軍に加わり、不死騎団長となった。ダイたちとの戦いで養父・バルトスの死の真相を知り、バルジ島決戦で復活、仲間となる。その雰囲気と態度からか高慢な人間だと思われがちだが、非常に繊細でナィーブな性格の持ち主。自分の気持ちに対して不器用なだけである。マァムに密かに心を寄せていたが、一度悪に染まった者にその資格なしと、その思いを告げようとはしなかった。エイミの気持ちにも気付いてはいるが、彼女の幸せを願ってわざと突き放している。アバンに対しても本当はその人柄をずっと以前から慕っていた。 |
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: 武器は当初軍団長時代にバーンより賜った「鎧の魔剣」を振るっていたが、バランとの戦いで失われ、それ以後はバラン戦直前に戦い通じ合った戦友である陸戦騎ラーハルトより託された「鎧の魔槍」を振るうようになる。本来は槍は素人であるため、バラン戦後にアバン流槍殺法の修行に励み、戦いを経てこれをマスターするに至る。ちなみに、剣の実力はロン・ベルクも一目置くほどであった。なお、彼は虚空閃を会得したことでアバンストラッシュを完璧に使えるようになったはずだが、作中は完全版のアバンストラッシュを使うことはなかった(単行本のおまけページでヒュンケル自身がアバンストラッシュを使うことを戒めている旨の発言をしている)。 |
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: 持ち前の「'''闘志'''」で何度も死の淵から復活しており「不死身」とすら呼ばれたが、最終決戦時の金属生命体との戦いで歩くことは出来ても二度と戦闘はできない程の傷を体に負い、以後武器を振るうことはなかった。しかしその後もアバンの使徒としての使命を忘れず、ミストバーンとの最終決戦では止めを刺すことが出来た。 |
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: 魔王軍時代、他の軍団長たちを好意的に見ていなかったがクロコダインとバランだけは騎士道精神を重んじる武人として尊敬していた。また人間を憎んでいたバランも彼を評価していた。彼を含めた三人は魔王軍を離れたあとも信頼関係を保っている。作者の話によると、軍団長六人のうち「カッコイイ系」であるこの三人をダイの仲間にし、「ズルイ&謎系」のミストバーン、フレイザード、ザボエラはそのまま敵方にしたとの事。 |
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: 決戦後はライバルであり友でもあるラーハルトとともに旅に出ている。 |
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: 名前の由来は「ヒュンと剣(けん)を振るう」から。 |
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:* 〔技〕 アバン流刀殺法の地・海の技(バラン戦以後は武器を持ち替えたために未使用)、ブラッディースクライド、地雷閃、海鳴閃、虚空閃、グランドクルス、アバン流究極奥義無刀陣 |
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; レオナ(賢者) (声優:[[久川綾]]) |
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: パプニカ王国の王女。パプニカが魔王軍に襲われた時行方不明になった国王たる父に代わって配下達とともに国を支える。確固たる「'''正義'''」の心を持ち、世界各国の国王を招集したサミットを主催する等、その指導力・カリスマ性は若年にしては相当なもの。ダイの人間としての最初の友人(連載前の読み切りエピソードより)で、次第にダイに好意を持つようになる。行動力があり、ハッキリものを言う事もあり、仲間のボケに対してのツッコミ役に回る事も。14歳。回復呪文はマァム以上だが、攻撃呪文は普通の魔法使い程度。 |
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: 所持していた「アバンのしるし」は、他のアバン使徒と違い卒業の証ではなく女王フローラから譲り受けたものだったが、最終決戦中にアバンから使徒を導くものとしての教えと二種類のフェザーを受け、アバンの使徒の中で修行期間最短記録をマークすることになる。 |
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: 名前の由来は「leo(獅子)」から。原作者によれば、「ダイが竜なので虎にひっかけようと思ったが可愛くないので獅子に」なったとのこと。 |
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:* 〔技〕 上級回復呪文ベホマ、蘇生呪文ザオラル、破邪呪文ミナカトール、他幾つかの攻撃呪文など |
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=== アバンと関係者 === |
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; アバン(勇者→大勇者) (声優:[[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]]) |
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: フルネームは「アバン=デ=ジニュアール3世」。かつて魔王ハドラーを倒した勇者。当時王女のフローラを助けたことが縁でカール王国騎士として平穏に暮らしていたが、カール国が魔王ハドラー率いる一団に襲われたことがキッカケで、打倒魔王のために友人ロカとともに旅立って後年見事これを成し遂げる。その後は勇者育成業を称して各地を回っていた。ダイの潜在能力を見抜く。31歳。弟子達からは「先生」「アバン先生」の愛称で呼ばれる。 |
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: 学者の家系の出で、趣味は料理。魔法使いや僧侶の呪文などを多数習得しており、その呪法知識は相当なもの。武術面でも天才的な才能を持っており、普段は剣を使用しているが、本来は拳術も含めたほとんどの武器を扱うことが出来、まさに文武両道の天才である。ダイ達が使うアバン流殺法の元祖。時折しょうもないギャグをかまし(敵であるミストバーンも彼のギャグに大笑いしていた)、常に周りを和ませるようなひょうきんな行動が多いが、それはあまりにも秀でた自分の能力を覆い隠すためのものである。眼鏡をかけているが、実は伊達眼鏡である。時折出てくる回想シーンで眼鏡をかけていないのは、ハドラーを倒す旅に出る時に、フローラに預けたからである。 |
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: 復活した魔王ハドラーとの交戦時、ダイ達を救うために自己犠牲呪文メガンテを使用したため死んだと思われていたが、フローラから「アバンのしるし」と交換に授かった「カールの守り」を所持していたことが幸いして一命を取り留める。 |
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: ダイとポップの旅立ちを見ていたアバンは、ダイの潜在力の高さを見抜き、その成長の足枷となることを厭い、敢えて彼らと同道しなかった。そして彼自身も自分にしかできない力を身に付けるため、自身の得意とする破邪呪文を極めんと故郷カール国にある「破邪の洞窟」に挑戦する。その後、レオナ達がミナカトールを使用した時にこれを察知、最終決戦が近いことを知り洞窟を脱出(その時点で地下150階くらいまで到達していた)してダイ達に合流する。そして宿敵であり友でもあったハドラーの死を汚したキルバーンと死闘を繰り広げた。 |
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: 大魔王との決戦後はフローラ女王と結婚、カール国王に即位している。 |
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: 名前の由来は「avant(前の。番組の前置き部分のこと)」。原作者によれば、「物語の導き手っていう意味で名付けた」という。後のコンビニでの[[コンビニコミック|安価版コミックス]]でのインタビューでは、キルバーンの登場が決定しなければアバンの復活はなかったらしい。 |
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:* 〔技〕 アバン流刀殺法を含めた自身が編み出した武術の数々、火竜変化呪文ドラゴラム、自己犠牲呪文メガンテ、破邪呪文マホカトール、他多数の呪文、凍れる時間の秘法、破邪の秘法 |
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; フローラ(王女→女王) |
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: カール王国の女王でレオナの憧れの人。アバンに想いを寄せる。29歳。国が魔王軍に滅ぼされた後に地下組織を結成、バーンへの反抗の機会を窺っていた。これにダイやレオナ達を始めとした世界中の有志が加わり、その後魔王軍との最終決戦を繰り広げる。武器はチェーンクロス(ゲームにも登場する鎖の鞭)を使用。大魔王との決戦後は、ずっと想いを寄せていたアバンと結婚した。回想場面などで登場する10代の頃の姿はレオナに似ている。 |
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: 名前の由来は「floral(花の)」からか。 |
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; マトリフ(大魔道士) (声優:[[青森伸]]) |
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: かつてのアバンの仲間。世界最強の呪文使いと豪語し、魔法使いの呪文のみならず僧侶の呪文をも操る。しかし賢者の称号を嫌い大魔道士と称する。98歳。片手で使えるものであれば、2つの呪文を同時発動させることもできる。極大閃熱呪文ベギラゴンをも使いこなし、その威力は魔王ハドラーをも凌ぐ。ポップにメドローアなどオリジナルの強力な呪文を授けた。かつて禁呪法等を使った無理がたたり、体を蝕まれている。無類の女好きで「女を泣かさない」のが主義。編集者の[[鳥嶋和彦]]が風貌及びネーミングのモデルとなっている(ジャンプ掲載時に「[[マシリト]]」と誤植されたことがある)。 |
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:* 〔技〕 ほとんど全ての系統の攻撃呪文・補助呪文・回復呪文、極大消滅呪文(メドローア)、重圧呪文ベタン、瞬間移動呪文ルーラ、飛翔呪文トベルーラ、他多数(作中で見せたのはごく一部) |
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; ブロキーナ(拳聖) |
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: かつてのアバンの仲間(臨時)。マァムの格闘の師匠で、武神流を授けた。その後は、「ゴーストくん」や「ビーストくん」となって弟子達を見守る。 |
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: おしりぴりぴり病・ひざがしらむずむず病・くるぶしつやつや病などの持病を持つと自称するものの、本当かどうか怪しい。しかしその実力は本物で、全力時はバーンの肉体を使用したミストバーンをも圧倒するほどの実力を見せる。ただし老齢のため、全力を出せる時間はわずか一分間しかない。 |
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: またアバンほどではないにしろ変な名前の持病を自称したり、「ワシは獣王遊撃隊のビーストくんじゃ」と胸を張って言ったりするなどジョークのセンスもある。 |
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: 名前の由来は「武道の翁」から。 |
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:* 〔技〕 土竜昇破拳、ほか武神流の技・奥義(閃華裂光拳、猛虎破砕拳等も使えるはずだが作中では見られなかった)、回復呪文 |
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=== ハドラーと親衛騎団 === |
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; ハドラー(魔王→魔軍司令→超魔生物) (声優:[[青野武]]) |
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: 元魔王。アバンに倒されたのち大魔王バーンの力によって復活、魔王軍の司令官として彼に仕える。デルムリン島でアバンを倒し、ダイ達を執拗に狙うものの敗北を重ね続けザボエラと一緒に騙し討ちも使ったが防がれ大怪我を負った。ここに至ってハドラーは全てを捨てる覚悟を決め、最終的にはアバンの使徒を倒すために魔族の身体を捨てて超魔生物へと変貌する。初めは狡猾な戦い方をしていたがそれでは勝てないと悟り、それ以降は虚栄を捨て、アバンの使徒と正々堂々と戦い勝つことに全力を尽くすようになる。357歳。武器は両手の爪「地獄の爪(ヘルズクロー)」、超魔生物になった後はオリハルコン製の剣「覇者の剣」や内蔵武器「地獄の鎖(ヘルズチェーン)」も振るう。その身体にはバーンによって「黒の核晶(コア)」が埋め込まれており、皮肉にも超魔生物になったことが原因で余命いくばくもなくなる。そして後にバーンと袂を別つことになる。 |
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: 大魔宮でダイに完全敗北後、キルバーンのトラップにダイとポップとともにかかるもののアバンに救われる。その後最後の力でキルバーンを退け、かつての宿敵であるアバンに後を託して自らの人生に満足しながら灰となって散った。この時アバンが被った灰は後にアバンをメガンテやバーニングクリメイションの攻撃から救うことになり、死後は友としてアバンを守り続けた。上記の事とキルバーンの罠からは最後までポップやダイを庇い続けた彼は、終盤では紛れもなくダイ達の「仲間」であった(武人となって以来、ハドラー自身はアバンを殺した事に後ろめたいものがあったらしく、バーンと袂を別ってもダイに力を貸せない理由に挙げていた)。 |
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: 名前の由来は怪物の「[[ヒュドラ|hydra]]」から。原作者曰く「蛇のような残酷な目の男という意味」。(余談だが、原作者は[[プロ野球]]・[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルト]]に[[1993年]]に在籍した[[レックス・ハドラー]]について、「本当にこんな名前の人がいるなんて…」と驚いていた。) |
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:* 〔技〕 火炎・爆裂・閃熱呪文全般、超魔爆炎覇 |
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; ヒム([[ポーン|兵士]]) |
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: ハドラーの禁呪法により[[オリハルコン]](超金属)製の[[チェス]]の駒から生み出された、意思を持つ五体の金属生命体からなる「ハドラー親衛騎団」の一体。その体に並みの攻撃は通用しない。ハドラーの「闘志」を色濃く受け継ぎ、荒削りな行動が目立つが、性格は雄々しく、誇り高い。両拳による格闘戦を得意とし、火炎呪文の素質もあるが拳にのせて攻撃力を上げるために使用していた。ポーンであるため最下級とみられがちだが、こと近接格闘においては他親衛騎団員より優れており、ダイやヒュンケルと戦闘した。大魔宮の戦いでヒュンケルに敗れてから、不屈の意志とハドラーらの遺志により闘気(光の闘気)を操る一個の生命体となる(チェスのプロモーションの効果?)。その際体質と髪型が変化した(メタルスライム等と同じになった)ため、体が破壊されても回復呪文で修復されるようになった。最終決戦時にヒュンケルに敗れて以降はダイ達の仲間として共闘、光の闘気でミストバーンを圧倒する。その時、無理矢理チウに12と胸に書かれ獣王遊撃隊に入隊させられてしまった。その後は元ポーン故のサガなのか、チウに頭が上がらなくなってしまうが、まんざらでもない様子。その後、バーンパレスの魔力炉からヒムが見様見真似グランドクルスを使用して脱出した際、チウに死んだと勘違いされ永久欠番とされてしまい、嘆いていた(本来ならば永久欠番となるべきなのはゴメちゃん)。ちなみにチウとは初対面(ハドラー親衛騎団)時に「チビ」と呼んでいた。 |
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: 最終決戦後はデルムリン島に移り住んでいる。 |
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:* 〔技〕 超熱拳(ヒートナックル)→闘気拳(オーラナックル)、(見様見真似)グランドクルス |
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; ブロック([[ルーク|城兵]]) |
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: ハドラー親衛騎団の一体。「ブローム」としか言葉を話すことができないが、獣王クロコダインをも凌ぐ超怪力・超重量の持ち主。ハドラーの心に芽生えた「優しさ」を受け継いだのか、その巨体に似合わず仲間を何度かかばっていた為、性格は割と温和だと思われる。親衛騎団の他団員から推測すると氷系呪文が使えたのかもしれないが言葉を話さなかったため不明。ハドラーをかばうためにキャスリングを使い、最後に一言だけ言葉を発して命を落とす。 |
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:* 〔技〕 キャスリング |
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; フェンブレン([[ビショップ|僧正]]) |
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: ハドラー親衛騎団の一体。老獪な喋り方をするが、誇り高い親衛騎団の中では[[イレギュラー]]的な存在で冷徹で残酷。極度の'''[[サディスト]]'''でもある。ただし卑怯な真似はせず、戦い方はあくまでも正々堂々としたものである。ハドラーがダイたちを倒すために捨てたはずの「虚栄心」を受け継いでいたらしい(深く読み解かないと分からないが一概にマイナス要因ばかりがメインではなく、サディスティックに痛めつけたチウに対してもその根性を認める台詞等がある)。両腕や頭部など全身が刃物で真空呪文も操る。バランに両目を潰されてからは、彼はバランへの復讐心を忘れぬ為に目の傷を残して、バランをターゲットにする。死の大地の門の前でダイとバランを待ち構えるも、功を焦り過ぎて油断し、ダイのアバンストラッシュで真っ二つに切り裂かれて敗れ去った。一部ではボラホーンとともにネタキャラ人気がある。 |
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:* 〔技〕真空呪文全般、ツインソードピニング |
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; シグマ([[ナイト_(駒)|騎士]]) |
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: ハドラー親衛騎団の一体。馬面。武器は「疾風の槍」とあらゆる呪文をはね返す「シャハルの鏡」。爆裂呪文の素質はあるが、腕の内部に圧縮して放つ方法で攻撃力を高めて使用している。マァムを圧倒する跳躍と速度を持っていた。ハドラーの心の中の「騎士道精神」を受け継ぎ、ポップを強敵だと認める。ポップからは一番戦いづらい相手と言われるが、死闘の末ポップとの知力を尽くした一騎打ちに敗れ、「シャハルの鏡」を彼に託し、満足して散る。後にこの「シャハルの鏡」は、真・大魔王バーンとの戦いに置いて重大な勝利の鍵となった。 |
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:* 〔技〕 ライトニングバスター |
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; アルビナス([[クイーン_(駒)|女王]]) |
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: ハドラー親衛騎団の一体。女性の姿で、普段は手足を長いマントに隠している。全力で戦う時はマントを畳み、その時はスピードが格段に増す。閃熱呪文を針状にして攻撃力を高めて使用している。ハドラーの心の中に微かにあった「愛情」を受け継いでおり、自分は駒であり性別など無意味と否定してはいたが、ハドラーの命に背いてでも彼を死なせまいとした行動は彼を愛している女性そのものだった。あるいはこの作品で最も性別にこだわり、愛に殉じたのは彼女だったのかもしれない(マァムも「女も大切な物を守るために命を懸けて戦う」と発言しているが、さすがにアルビナスほどのこだわりは見せていない)。マァムとの死闘の末に倒される。余談だが後に発行されたコンビニでの[[コンビニコミック|安価版コミックス]]では、ハドラー自身も彼女に僅かながら心寄せていた事が判明している。 |
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: 名前の由来はギリシャ神話の女神、[[アルテミス]]と[[ビーナス]]を合成したものと思われる。 |
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:* 〔技〕 閃熱呪文全般、ニードルサウザンド、サウザンドボール |
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=== バランと関係者 === |
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; バラン(竜騎将/竜の騎士) (声優:[[石塚運昇]]) |
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: 魔王軍の超竜軍団長にして最後の純血なる竜の騎士。ダイの父親。年齢は不明だが容姿とダイの年齢から察するに40歳前後と思われる(ちなみに竜の騎士の寿命は人間よりやや長い程度だが、歴代の竜の騎士は戦いに明け暮れ殆んど天寿を全うしていない)。魔王ハドラーが地上を席巻していた頃、魔界で冥竜王ヴェルザーと死闘を繰り広げ、これを斃す。生死の狭間で人間の娘ソアラと出会い、人間の愛に惹かれ、ダイが生まれる。妻ソアラを殺された際、自分たちの責任を棚に上げてソアラを侮辱した人間の醜悪な態度に激怒したバランは国を消し、流刑された息子を探したが船が難破したためか見つけることはかなわず、バーンの呼びかけに応えて人間を滅ぼすことを決意し、これに加担する。我が子と骨肉の死闘を演じてからは、ダイへの愛が芽生え、ダイとともにバーンを討ちに行くことになる。しかしハドラーの体内に仕掛けられていた黒の核晶の爆発からダイを救うために力を使い果たし、ポップ達が見守る中、息子の腕の中で息を引き取る。その際、彼の竜の紋章はダイに受け継がれ、後に双竜紋となる。また、死後もその魂はダイとともにある。 |
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: 左目に付けている飾り「竜の牙(ドラゴンファング)」を握り締めて上空に掲げ、雷をその身に受けることにより、竜・魔族・人の3つの力を持った竜の騎士の最終戦闘形態(マックスバトルフォーム)である人型の魔獣「竜魔人」にその姿を変える。その際血の色が人の赤から魔族の青へと変化する。竜魔人に変身すると相手が全員死ぬまで元に戻れないようであるが、実際には戦闘不能になった時点で元に戻っている。 |
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: その力は竜の騎士の名に恥じぬもので、他の生物を寄せ付けない強さを見せ、超魔生物ハドラーを赤子同然に扱っていた。超常的な強さを誇り、大魔王バーンの魔法力をも跳ね返す。 |
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: 名前の由来はダイのそれから考えて東宝怪獣のバランと同じ、[[コモドオオトカゲ]]の異称、バラナス・ドラゴンか? |
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: 姿は人間そのものだが中身は究極の戦闘力を持った生物という80~90年代のジャンプ漫画によくあったパターン(例:[[ドラゴンボール]]の超サイヤ人など)のキャラでもある。また劇中では竜の騎士である事が公になる以前から人間として扱われていなかった。 |
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:* 〔技〕 幾つかの回復呪文や補助呪文(催眠呪文ラリホーマなど)、電撃系全般を含めた幾つかの攻撃呪文、ギガブレイク、竜闘気砲呪文(ドルオーラ) |
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; ソアラ(王女) (声優:[[山崎和佳奈]]) |
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: かつて存在したアルキード王国の王女。ダイの母親。19歳(ダイを産んだ時)。 |
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: ヴェルザー戦後、瀕死状態だったバランを救い自分の城に招きいれた本人。二人はやがて愛し合うようになるが、見ず知らずの怪しい男が次期国王になることを良しとしなかった人物たちにバランは城を追われる。これを追ったソアラは自分のお腹の中に子供がいることを打ち明け、2人は駆け落ちする。やがて逃げ延びた先の森でディーノ(後のダイ)が生まれ平和な生活を送っていたが、アルキード国王たちに見つかり、バランは妻子の安全保障と引き換えに縛につく。息子は異国の地に流され(実際は船が難破し、デルムリン島に流れ着くことになる。)、やがてバランは魔王軍の生き残りとして処刑されることになるが、これをかばって処刑のために放たれた呪文をその身に受け、非業の最期を遂げることとなる。 |
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: バランの「太陽のように」の台詞から察するに、命名の由来はソーラー(solar:太陽の~)であろう。 |
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; ラーハルト(陸戦騎) |
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: 竜の騎士直属の配下「竜騎衆」最強の男。22歳。魔族の父と人間の母の混血で槍術の達人。目にも止まらぬ超高速移動で敵を翻弄し、真空波を使った攻撃を得意とする。父は幼少時に死んだが、かのハドラーの侵攻後は自分のみならず同種族の母まで迫害しだしたことから人間を極めて憎悪していた。孤独を初めて理解してもらえた(恐らくは人間への憎悪で共感もした)バランを父親のように慕う。ヒュンケルとは敵同士として出会ったが、戦いを通して戦友と認め合う仲となった。バランとともにダイ達を襲撃した際に、ヒュンケルと死闘を繰り広げ、最後は「鎧の魔槍」をヒュンケルに託して一度命を落とすが、バランが自身の体に流れる竜の血を彼に飲ませたことで最終決戦直前に復活を遂げる。最終決戦ではバランの遺言に従い、ダイに忠誠を誓って共闘する。ポップからは「コレ(ヒュンケルと同じ)系の性格」だと言われてはいるが、思いやりのある優しい性格で、ヒュンケルよりは場の空気は読める。主のためなら命を投げ出し、自分の腕に絶対の自信を持って敵と戦う。正々堂々とした戦いを望み、人質を取るなど卑怯な振る舞いをした者は例え味方であろうと愛槍を投げ付けるのが流儀。ヒュンケルはそれによって2度も助けられている。 |
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: なお、竜の血は死の淵から生還できるだけの強靭な精神力を持った人物にしか効果が出ないため、同時に与えられた他の竜騎衆(ガルダンディー、ボラホーン)に効果は無かった。ポップとラーハルトはそれに見合うだけの精神力があったので復活できた。 |
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: 復活した後、ヒュンケルの危機に駆けつけた際は特に武器を持っていなかったが、その状態でどう戦闘に参加するつもりだったのかは謎(魔槍は力尽きたヒュンケルから返却されたもの)。 |
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: 最終決戦後はヒュンケルとともに旅に出ている。 |
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: 槍術の冴えは切断力にも優れているので名前の由来は槍と斧の一体化武器、[[ハルバード]]であろう。 |
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:* 〔技〕 ハーケンディストール |
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; ガルダンディー(空戦騎) |
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: バラン直属の部下「竜騎衆」の一人。外見は鳥人間のようである(鳥人族)。年齢は人間の年齢に換算して20歳前後。兄弟同然に育ったスカイドラゴンのルードに乗って行動する。刺さると体力を奪う羽・魔法力を奪うそれぞれ紅白の羽やスパイラルソードを武器としている。人間を虫けらの様にしか思っておらず、いたぶり殺す事を好む残忍な性格。ヒュンケルとポップによって倒された。 |
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: 名は[[ガルダ]]から来ているようである。 |
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: バランも軍団長の一人にも関わらず、「バラン様にならともかく魔王軍の軍団長ごときに」と言っており、物議を醸した(ダイの部下となった後のラーハルトの言では竜騎衆は魔王軍靡下ではないのでそのためか。バランが六団長最強であるばかりか上官たるハドラーより上のためとも考えられる。)。 |
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; ボラホーン(海戦騎) |
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: バラン直属の部下「竜騎衆」の一人。外見は白熊とトドを足したような感じである(トドマン)。年齢は人間の年齢に換算して30歳前後。自称「天下無双の力」が自慢(しかしヒュンケルはそれを軽く受け止め、更にクロコダインならその倍以上ある旨の発言をしている)。マヒャド級の凍てつく息(コールドブレス)と鋼鉄(はがね)の錨を武器としている。一旦ヒュンケルに敗れた後、隙を狙ってポップを人質に取るが、卑怯な手段を嫌うラーハルトに倒される。一部ではフェンブレンとともにネタキャラ人気がある。 |
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: 語源は大型個体が“とど”と呼ばれ「とどのつまり」の由来となった[[鯔]]と警笛も意味するhornと思われ、咆哮のような語感となっている。 |
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=== 人間以外の仲間 === |
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; ゴメちゃん (声優:[[冬馬由美]](アニメ版)、[[國府田マリ子]](劇場版)) |
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: ゴールデンメタルスライムという稀少なモンスターだと思われていたが、本当は神々の生きたアイテム「神の涙」が幼少のダイの「友達になってほしい」という願いによって姿を変えたものであった。ダイとともにデルムリン島で暮らしていた親友であり、ダイの冒険にも同行する。 仲間を守るため様々な奇跡を起こす。最後はバーンに恐れられ、握り潰されて砕け散る。そして、ダイの最後の願いである(皆の心をひとつにする)という願いを叶え、消滅した。「神の涙」としては不滅なので(「ゴメちゃん」になっていた間と同じ位の時間をかけて)復活するが、その時には「ゴメちゃん」としての記憶も消えていると言う。 |
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; ブラス(鬼面道士) (声優:[[田の中勇]]) |
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: デルムリン島に住むモンスター(鬼面道士)。182歳。島の長老的存在にしてダイの育ての親。島に流れ着いた赤子に、難破した際に削れてしまった揺りかごのネームプレートに残されていた「D」の字を見て、「せめて頭文字だけでも同じに」との思いから赤子に「ダイ」と名づけて育てた。アバンが島を訪れる時までは、ダイを魔法使いにしようとしていた。 |
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: 魔王復活の影響で、アバンのマホカトールで覆われた島より一歩も外に出られない(出ると魔王の支配下に置かれてしまう)。 |
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: しかし、ダイ達のクロコダインとの戦いで、ザボエラに拉致されてクロコダインに付きダイ達を攻撃してしまうが、ポップの魔法により我に返る。その後はロモス王国の戦士達に守られながらデルムリン島に残る。 |
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: バランは死の間際、「自分よりも人間らしい心を持っていたのだな」と息子の育ての親を褒め称えた。 |
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:* 〔技〕中級火炎呪文メラミ、解毒呪文キアリー、混乱呪文メダパニ、他回復呪文 |
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; クロコダイン(獣王) (声優:[[銀河万丈]]) |
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: 鰐頭の獣人(リザードマン)で、元魔王軍百獣魔団長。年齢は人間の年齢に換算して30歳前後。ダイたちに倒されたのちバルジ島決戦で復活、味方になる。怪力(ヒュンケル曰くボラホーン以上)と鋼鉄の肉体(ギガブレイクを耐え切る)を駆使し、ハドラーやバランをして「手強い相手」と言わしめるほどの強さを持つ。中盤まではダイたちの盾となり心強い味方であったが最終決戦では敵のレベルについていけず、二軍落ちとなった(ミストバーンやバーン等、相手が悪すぎたせいもあるが)。獣王の称号をチウに譲ったのは、洒落なのか本心からなのか不明。実直な性格の持ち主で、敵味方関係なく評価されている。 |
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: 最終決戦後はダイの育ち故郷のデルムリン島に移住する。なお中盤で「戦いの後には嫁探しでもするか」と発言したが、結局実行したのかは不明。 |
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: 名前の由来は「crocodile(鰐)」+力の単位「dyne([[ダイン]])」から。 |
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:* 〔技〕 獣王痛恨(会心)撃、獣王激烈掌、焼けつく息(ヒートブレス) |
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; チウ(獣王遊撃隊隊長) |
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: おおねずみ。ブロキーナの弟子で、一応武闘家(自称・空手ねずみ)。年齢は人間の年齢に換算して10歳前後。パワーはあるが手足が短いため相手に届かないことが多い。結構な見栄っ張り。しかしそれはただの見栄ではなく、仲間や部下を守るために自己犠牲をも厭わない闘志の現われである。その根性と親分肌を認められ、クロコダインから貰った獣王の笛で呼んだモンスター達とともに獣王遊撃隊を結成して隊長となった。最初こそは只の目立ちたがり屋の弱虫だったが、段々とリーダーとしての資質を開花させていく事に。獣王遊撃隊の隊員達からは尊敬を一身に受けている。バーンパレスのミストバーン戦では戦えなくなってしまったヒュンケルを庇う活躍を見せた。隊員は1号パピィ(パピラス)、2号ゴメちゃん、3号マリべえ(マリンスライム)、4号アリババ(大アリクイ)、5号ドルやす(ドロル)、6号ラミた(アルミラージ)、7号ドナドナ(ドラキー)、8号クマチャ(グリズリー)、9号バタコ(ハンターフライ)、10号だいご(大王ガマ)、11号ビーストくん(=ブロキーナ)、12号ヒム、そしてバアラック2体を含め14名から成る。 |
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: 実力的にはダイ達にはとても敵わないが、ある意味一目置かれている。 |
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: 最終決戦後はヒムやクロコダインとともにデルムリン島に住んでいるようだ。 |
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:* 〔技〕 窮鼠文文拳、窮鼠包包(くるくる)拳 |
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; ロン・ベルク(名工) |
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: 今は鎧の魔剣や魔槍、ダイの剣を作った"伝説の名工"として知られているが、かつては魔界随一の剣の達人でバーンにも一目置かれていた。ダイたちと初めて出会った当初はポップの故郷のランカークス村近くの森に隠棲し、武器のロクな使い手がめっきり減ったことに悲嘆して酒に溺れていたが、バランの真魔剛竜剣を強度の劣る自身の作品「鎧の魔剣」で折った話を聞いて以降はダイ達に進んで協力するようになる。かつてバーンの下に居た時、バーンの護身用として光魔の杖などを作っている。275歳。ポップの父ジャンクとは、バーンと決別した自分と似た経歴がある事から意気投合し、親友となっている。 |
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: 最終決戦前にはポップ・マァム・クロコダイン用の武器を作成、本人も用心棒として決戦に参加する。超魔ゾンビザボエラとの戦いの際、ノヴァの勇気に感じ入って封印していた未完成の専用二刀武器「星皇剣」と、本来の戦闘スタイルである二刀流を使用、その結果敵は討ち果たしたが、剣とともに両腕は使い物にならなくなった。完治には魔族の高い再生力をもってしても最低70年近く必要。鍛冶屋をしていたのは自身が全力で戦えるための武器を生み出すためであった。最終決戦後は、ともに戦ったノヴァを弟子に取り、鍛冶を教える日々を送っている。 |
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: 名前のスペルはキャラ紹介では「Lon-Berk」となっているが、いかにもドイツ風といった名前なので正しいドイツ語から考えれば「Lon-Berg」が正しい。余談ではあるがドイツっぽい響きの名前のキャラは他にヒュンケル、ラーハルト、ヴェルザーと3人もいる。 |
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:* 〔技〕 星皇十字剣 |
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; ヒム →[[#ハドラーと親衛騎団|ヒム]]を参照 |
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; ラーハルト →[[#バランと関係者|ラーハルト]]を参照 |
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=== その他の人間 === |
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; メルル(占い師) (声優:[[南場千絵子]]) |
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: テラン王国の占い師で、ナバラの孫。日々成長するその占いの才能は、祖母をも凌駕するに至った。その力は祖母ナバラに「ほぼ百発百中で気味が悪いくらい」と言わしめるほど(占いと言うよりは近未来予知に近い)。彼女の占いが、ダイ達がロン・ベルクと出会うキッカケとなった。気配を察知する能力と回復呪文でダイ達をサポートする。ポップのことが出会った時から好きであった。15歳。ポップをかばいザボエラの毒牙の鎖の攻撃を受けて瀕死の重傷となるが、ポップの力により回復。それをきっかけに新しい能力に目覚め、バーンパレスのポップと交信し、逆転劇のきっかけを作る。最終決戦後はポップ・マァムとともに旅に出ている。 |
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: 名前の由来は「いつも目がウルウルしているような女の子」ということから。登場した当初は完全に黒目のみであった。 |
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; ナバラ(占い師) (声優:[[江森浩子]]) |
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: テラン王国の占い師。主に水晶占いを行なう。72歳。 |
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; ノヴァ(北の勇者) |
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: リンガイア王国将軍バウスンの息子。16歳。冷気呪文と闘気を使った闘法を得意とする。「北の勇者」を自称し、自分さえいれば魔王軍を倒せると思い込んでいたが、ハドラー親衛騎団との戦いでヒム・アルビナスに敗北、ダイとの力量の差を知ってからは後方支援に徹し、最終戦においては力量こそダイには及ばないものの、"勇者とは勇気ある者ではなく勇気を与える者"だと言う事を知り、正真正銘の勇者へと成長した。最初はロン・ベルクに反感を抱いていたが、自分の命を捨ててでもザボエラと闘い、勇者として味方に勇気を与えようとする姿をロン・ベルクに認められ、またノヴァ自身も人間のために自らの両腕と生涯をかけて作成していた剣を犠牲にしたロン・ベルクに感動し、その後は彼の鍛冶師としての弟子となる。 |
|||
: 名前の由来は「nova(新星)」から。原作者によれば、「さっそうと登場した新キャラなので」とのこと。 |
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:* 〔技〕闘気剣(オーラブレード)、 ノーザングランブレード、生命の剣、ヒャド系呪文 |
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; バダック(兵士) (声優:[[田原アルノ]]) |
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: レオナ姫お付きのパプニカ国の兵士。手先が器用であり、武器・防具の修理や、爆弾を開発するなどしてダイたちに協力した。自称「パプニカ一の剣豪」「パプニカの発明王」。クロコダインの必殺技「獣王痛恨撃」をイメージが悪いからと「獣王会心撃」と改名を勧めて以来、彼とは友人の真柄である。58歳。 |
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; アポロ(賢者) (声優:[[緑川光]]) |
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: パプニカ3賢者の一人。呪文は火炎系や防御呪文を得意とし、「太陽」のシンボルを与えられている。20歳。 |
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: 名前の由来は[[ローマ神話]]の太陽神[[アポロン|アポロ]]から。 |
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; マリン(賢者) (声優:[[江森浩子]]) |
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: パプニカ3賢者の一人。エイミの姉。呪文は氷系呪文や回復呪文を得意とし、「海」のシンボルを与えられている。20歳。 |
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: 名前の由来は「marine(海の)」から。 |
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; エイミ(賢者) (声優:[[冬馬由美]]) |
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: パプニカ3賢者の一人。マリンの妹。攻撃呪文、回復呪文を得意とし、「風」のシンボルを与えられている。18歳。ヒュンケルに好意を持ち、告白したが「俺にはその気持ちに応えられない」と断られた。しかしその後も想いが変わることは無く、戦いの中に生きる彼と運命を共にする事を誓う。そして決戦後はヒュンケルとラーハルトの後をこっそり付いていっている(恐らくヒュンケルも知っていると思われる)。 |
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; でろりん(ニセ勇者) (声優:[[緑川光]]) |
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: 勇者の名を騙って詐欺を働いていた人物。初期にデルムリン島を荒らしてゴメちゃんをさらい、ロモス城でダイとモンスター達の逆襲を受け敗れた。アニメではその後ダイ一行の名を騙っている。しかし後には、仲間と共に世界の行方を左右する大事な役目を担うこととなる。ロモス王国出身。20歳。 |
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:* 〔呪文〕爆裂呪文イオラ、他 |
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; ずるぼん(ニセ僧侶) (声優:[[江森浩子]]) |
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: ニセ勇者一行の一人。悪知恵がよく働く性格。他の三人の弱点を聞き出すため大アリクイに足の裏をくすぐられた。アニメでダイ一行の名を騙っていた時には、マァムを装っていた。ロモス王国出身。22歳。 |
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; まぞっほ(ニセ魔法使い) (声優:[[青野武]]) |
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: ニセ勇者一行の一人。マトリフの弟弟子であリ、若い頃は共に修行していた(その割には30歳近く年齢が離れている)が、修行途中で夜逃げして落ちぶれた。だが同じく逃避をしようとしていたポップに重要な助言を与える。アニメでダイ一行の名を騙っていた時には、ポップを装っていた。パプニカ王国出身。68歳。 |
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:* 〔呪文〕氷系呪文、他 |
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; へろへろ(ニセ戦士) (声優:[[堀之紀]]) |
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: ニセ勇者一行の一人。金にがめつい性格。アニメでダイ一行の名を騙っていた時には、ゴメちゃんを装っていた(無理があるが)。リンガイア王国出身。40歳。 |
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; シナナ(ロモス国王) (声優:[[あずさ欣平]]) |
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: ロモス王国の国王。58歳。割と子供っぽい王様。家族は、母親・妻・息子3人・娘1人がいる。 |
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; フォルケン(テラン国王) |
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: テラン王国の国王。80歳。生涯独身を貫いている。 |
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; クルテマッカVII世(ベンガーナ国王) |
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: ベンガーナ王国の国王。42歳。当初は自国の財力・軍事力を鼻にかけてレオナ姫や他の王様と反りが合わなかったが、ダイの活躍を目の当たりにして感動。以降は強力な支援者となった。家族は、妻・息子1人・娘1人がいる。 |
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; アキーム(戦車隊長) |
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: ベンガーナ王国の戦車部隊隊長。24歳。スキンヘッドがチャームポイント。クロコダインを同じ武人として尊敬し、友人になった。家族は、両親と弟がいる。 |
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; バウスン(リンガイア軍総司令官) |
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: リンガイア王国の将軍。ノヴァの父親。37歳。 |
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=== 魔王軍軍団長 === |
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; ハドラー →[[#ハドラーと親衛騎団|ハドラー]]を参照 |
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: 魔王軍を統括する魔軍司令。 |
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; クロコダイン →[[#人間以外の仲間|クロコダイン]]を参照 |
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: 魔王軍の百獣魔団(動植物型モンスターの軍団)長。 |
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; ヒュンケル →[[#アバンの使徒|ヒュンケル]]を参照 |
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: 魔王軍の不死騎団(死者系モンスターの軍団)長。 |
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; フレイザード(氷炎将軍) (声優:[[山口健]]) |
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: 魔王軍の氷炎魔団(岩石生命体やエネルギー生命体の軍団)長。右半身が氷の岩、左半身が炎の岩で出来た呪法生命体で、ハドラーの禁呪法により作られた。当時のハドラーの精神を反映して、残虐非道・権力に固執する性格。大魔王バーンからの褒美「暴魔のメダル」をつけている。炎と氷の相反する2つの半身を核で繋ぎとめている。核を破壊されない限り何度でも復活できるが、ダイに核を破壊された上ポップに右半身を溶かされてしまう。その後ミストバーンにより鎧を装着させられるが、完成したダイのアバンストラッシュの前に敗れ、最期はミストバーンに踏み潰されて散った。 |
|||
: ダイ達と戦ったのは生み出されてからおよそ1年ほどの頃であったが、後のマトリフ曰く「生まれたてで良かった」。経験を積んで炎系と氷系の呪文を極めてしまえば行き着くところは極大消滅呪文(メドローア)であり、フレイザードがその域まで到達してしまっていたらおそらく勝てなかったであろう。 |
|||
:名前の由来はフレイム(炎)とブリザード(吹雪)の合成語。また、氷炎魔団の軍団長なのでゲームのモンスターとしてもおなじみのフレイムとブリザードも彼の部下である。 |
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:ヒュンケルを非常に嫌っており、「人間の分際で」の他に、彼より年下(フレイザードは1歳)なのにもかかわらず彼を「青二才」呼ばわりしている。 |
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:* 〔技〕 氷系と炎系の呪文全般、五指爆炎弾(フィンガーフレアボムズ)、氷炎爆花散、弾岩爆花散、氷炎結界呪法 |
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; バラン →[[#バランと関係者|バラン]]を参照 |
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: 魔王軍の超竜軍団(竜系モンスターの軍団)長。 |
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; ザボエラ(妖魔司教) (声優:[[龍田直樹]]) |
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: 当初は魔王軍の妖魔士団(魔法を得意とするモンスターの軍団)長で、後にミストバーン配下の魔軍司令補佐。魔王軍団長が集まったときは大きな魔力で一目置かれていた存在。体内に自在に調合できる数百種の毒物を持っており、調合された毒物は爪から分泌される。常に他者を利用し、自分の保身を図るずる賢い性格。自分の息子・ザムザやハドラーを超魔生物に改造した。890歳。 |
|||
: 最終決戦時、魔物の死骸で自身を覆い魔力でこれを操る超魔生物2号「超魔ゾンビ」でフローラ達を苦しめるが、ロン・ベルクの捨て身の切り札の前に敗れ去る。本人は辛くも脱出するものの、直後にクロコダインにトドメを刺されて最期を迎える。 |
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:* 〔技〕 死の呪文ザラキ、変身呪文モシャス、集束呪文マホプラウス、中級閃熱呪文ベギラマ、毒素、魔香気、毒牙の鎖、超魔ゾンビ |
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; ミストバーン →[[#大魔王関係者|ミストバーン]]を参照 |
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: 魔王軍の魔影軍団(暗黒闘気生命体の軍団)長。 |
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=== 大魔王関係者 === |
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; バーン(大魔王) (声優:[[内海賢二]]) |
|||
: 魔界最強の実力者。齢数千年。自称"魔界の神"。聖母竜(マザードラゴン)も神を超える力を持つと言う。バーンの真の野望は地上を消滅させ魔界を浮上させること。そのために禁呪法を扱う者でさえ恐れるという黒の核晶(くろのコア)を平気で扱う、底知れない男。外見は老人だが、その身に膨大すぎる程の魔力を持つ。その力は最下級火炎呪文のメラであってもポップのメラゾーマをも凌ぐ破壊力を見せる。また、その膨大な魔法力のために、魔法力の増幅をする必要がなく、即座に呪文を放てる。これにより2つの技を同時に出すこともできる(ゲームでいう「1ターンに2回行動」に相当する)。 |
|||
: 数千年前に永遠に近い生命を得るために、「魔力と叡智」を残した肉体をベースに、「若さと力」を持った肉体の2つに分離し、皆既日食が来る度に「凍れる時間の秘法」をかけ続け、全盛期の肉体を封印し続けていた。しかしダイとの最終決戦時、老人の姿では勝てないと悟り、封印していた全盛時の肉体と合体し「真・大魔王バーン」として復活する。 |
|||
: 異種族を認めない人間の醜さを軽蔑しているが、強いものに対しては種族を問わずそれなりの敬意を払う。ダイを魔王軍に誘った際の言葉が(ダイに揺さぶりをかける為とはいえ)妙に生々しいものだった為、彼自身も迫害された経験があるのかもしれない。 |
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: キルバーンの死に関してはヴェルザーとの会話で言及しているがミストバーン(正確にはミストであったが)の死に関しては長年最も信頼してきた部下であったのにも関わらずなぜか一言も言及していない。 |
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: なおアニメ版ではカーテン越しの影と声のみ登場。 |
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: 名前の由来は「burning(燃える)」から。原作者曰く「地上を焼きつくすイメージから」。 |
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:* 〔技〕 カイザーフェニックス、カラミティウォール、凍れる時の秘法 |
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:; 真・大魔王バーン |
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:: ミストバーンに預けていた全盛期時代の肉体と合体した真なる大魔王。老バーンの膨大な魔力に若々しい強靭な魔族の肉体が合わさって比類なき実力を誇る。こちらが本来の姿。この姿では最大3つの技を同時に出すこと(1ターンに3回行動)ができるため、奥義「天地魔闘の構え」が使える。老バーンの時にもあった額の第3の瞳「鬼眼」から発せられた光線を浴びた者は、バーン本人との一定以上の実力差がついた時点で「瞳」と呼ばれる宝玉にされ内部に閉じ込められる。この状態になると「見る聞く考える」以外の行動ができなくなる。バーンの下に辿り付いたダイの仲間たちは、ダイを含めた5人以外は戦わずして皆この状態にされ、その後ポップ以外の残りの仲間もダメージを受けて瞳にされた。 |
|||
:: 弱点はほぼないと言っても過言ではないが、敢えて挙げるならば天地魔闘の構えの直後にスキが生まれる事と、フェニックスウイングで正確にメドローアを弾き返せなかった事(これはフェニックスウイングを単に攻撃を受ける為の防御手段程度にしか使っていなかった事が原因)。天地魔闘の構えによって一撃で敵を葬ってきたためバーン自身気付かなかった隙だった。 |
|||
:: シリーズ中でも屈指の美形であり、魔族では珍しく人間と同じ肌の色をしている(魔族と人間の混血児であるラーハルトも紫色っぽい肌の色である)。レオナの事を気に入り、さりげなく求婚したりしているが、こっぴどくフラれてしまった。恐らくは彼の悠久の人生の中で初めての出来事だったと思われる。フラれた時レオナに「そなたほど強い精神力を持った女性に会ったのは初めてだ」と言っているが千年以上生きているのにも関わらずレオナ級の精神力を持った女性に今まで出会った事がないというのもある意味不思議である。 |
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::* 〔技〕 老バーン時の技全て、フェニックスウィング、カラミティエンド、天地魔闘の構え |
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:; 鬼眼王バーン |
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:: バーンの魔力の源である額の第3の眼「鬼眼」の力を全解放し肉体に上乗せした魔獣の姿。一度この姿になると二度と元の魔族の姿には戻れないようである。全てを捨てバーンを倒すためだけに竜魔人になったダイを倒すため、魔族の姿を捨て、この姿になった。 |
|||
:: 頭部に本体、胸部に巨大な鬼眼を持つ。かつての魔王軍の拠点であった動く城「鬼岩城」はバーンが自分のこの姿をイメージして建造させたもの。その力は竜魔人となったダイをも圧倒し、ドルオーラすら通用しないほどの強靭さを誇ったが、魔族状態の時に胸に刺されたダイの剣をそのままにしていたことが災いし、そこを始点としてダイに真っ二つに切り裂かれて石化するという壮絶な最期を迎えることになる。最後には石化した状態で太陽に消えるが、生死の程は不明(ダイ自身もバーンの事は「死んだ」とは言わず「倒れた」とだけ言っている)。 |
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; ミストバーン(魔影参謀) (声優:[[難波圭一]]) |
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: 当初は魔王軍の魔影軍団長。のちバーンの側近であることが判り、バーンの最大の秘密の鍵を握る。ヒュンケルの闇の師。正体を知られないため、滅多に口をきかない(ただし口をきかなかったのは当初だけで物語が進むにつれて他のキャラに負けないくらいしゃべるようになった。「無口キャラ」として登場したが彼はその失敗例と言えるだろう。だが他のフィクションでも「無口キャラ」の成功例は[[銀河英雄伝説]]のアイゼナッハ、[[あずまんが大王]]の榊など非常に少ない)。 |
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: 正体は暗黒闘気の集合体で本来の名は「ミスト」。実体がないため物理攻撃は一切効かないが、逆にそのままでは他者に攻撃することも出来ない。唯一の能力が「他人を乗っ取ること」。この能力を見込まれ、バーンに「自分の肉体の管理を任せるもの」として拾われて以降、バーンに絶対的な忠誠を誓う。 |
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: 体質上光の闘気が大いに苦手で、光の闘気を用いた攻撃でダメージを与えることが出来る。実体がなく自らの力で敵と戦うことが出来ないため、自身を鍛えて強くなった強者を敵味方問わず尊敬する傾向がある。その為、ハドラーやバラン、自分より明らかに弱いクロコダインにさえも彼は敬意を表している。また、アバンのかなりしょうもないギャグ([[ウルトラセブン|某特撮ヒーロー]]のパクリ)に大笑いしてた事から、少し笑いに餓えていたのかもしれない。 |
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: バーンの本来の肉体を預かり、これに纏わりついて正体を隠していた。バーンの許可を前提に彼の本来の肉体を使用でき、この時のミストバーンはバーンの肉体を保存する「凍れる時の秘法」の特性により、あらゆる攻撃が通用しない無敵に近い超絶的な戦闘力を発揮する。そのため魔王軍六団長はバランが最強とされているが、事実上最強なのは彼である。ただし消滅呪文メドローアのみは例外。バーンの超必殺技の一つであるフェニックスウイングをも使いこなし、メドローアを正確にポップに弾き返すなど、ある意味バーンよりも上手に使いこなす。なお、アバンの元を離れたヒュンケルを拾ったのはバーンに肉体を返した時にメインボディとして使用するためであった。 |
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: ダイに苦戦していたバーンに肉体を返した後、一時期マァムに取り憑き、ヒュンケルに乗り移ろうとしたが、これを察知していたヒュンケルは魂に光の闘気を溜め込み、ミストはこれを破壊しようとしたために溢れる光の闘気の中に飲まれて最期を迎えた。 |
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: 名前の由来はmyst(霧)+主のバーンの個人名。また「影」という字に「ミスト」の字がよくルビに入っていた事とバーンの分身体を預かっていた事から「影のバーン」という意味でもある。ミストバーン本人の話によると自分の名前はキルバーンが現れてから命名された幹部名との事。また正体が明らかになるまで「ミスト」と「キル」の呼び名はお互い友人同士だからこそのニックネームと思った読者も多かった。またアバンはキルバーンに化けてミストバーンと会話した時事情を知らず「ミストバーン」と呼んでいる。 |
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:* 〔技〕(全て肉体に纏わりついている状態の時のもの) ビュートデストリンガー、デストリンガー・ブレード、闘魔傀儡掌、闘魔滅砕陣、闘魔最終掌、フェニックスウイング(闇の衣を取り払った時のみ使用可能) |
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; キルバーン(死神)(声優:[[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]]) |
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: 魔王軍の裏切り者の後始末やバーンパレス(大魔宮)への侵入者を排除する任についていたが、実は冥竜王ヴェルザーからの使者で、バーンの計画がしくじろうものならその場で始末する命を任されていた。 |
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: いつも仮面を被っており、それを傷つけられると激怒する。完全決着用の魔界の遺物「ジャッジ」を使ってアバンを亜空間に閉じ込め、激闘を繰り広げたが策に溺れ過ぎ、「14本目のファントムレイザー」にて首を刎ねられて敗れ去った。 |
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:その正体はピロロと名乗っていた本当のキルバーンが操る機械人形。その為心臓を刺されても胴体を切られても一切痛くも痒くもない(但し、アバンに敗れて首を刎ねられた際は本当に一時的に機能停止に陥っていたらしい)。全身を巡る魔界のマグマ成分が原動力となっており、生半可な氷系呪文では凍りつかない。ポップか、バーン並の魔力をもってマヒャドでも放てば凍るのかも知れないが、逆に言うとそのくらいでなければ凍らないため実質氷系呪文が一切無効である。仮面の下には黒の核晶が隠されており、ウェルザーからはこれを用いてバーンを始末するよう指示を受けていた。 |
|||
:ミストバーンとはなぜか妙に気が合い、互いに「ミスト」「キル」と呼び合う仲となった。 |
|||
:名前の由来はkill(殺す)+ミストバーンと同じくバーンの個人名。ヴェルザーの命を受けていた事から「バーンを殺せ」の暗号名でもあった。バーンはヴェルザーとの会話では彼のことを単に「キル」と呼んでいる。 |
|||
:* 〔技〕 キル・トラップ、ファントムレイザー、バーニングクリメイション |
|||
; ピロロ(使い魔) (声優:[[江森浩子]]) |
|||
: キルバーンと常に行動をともにする、一つ目ピエロタイプの使い魔。しかし実は彼が本物のキルバーン。最後はアバンのゴールドフェザーとマァムの一撃により死亡。 |
|||
; マキシマム([[キング_(駒)|王]]) |
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: バーンの[[オリハルコン]]製チェスの駒を指揮する金属生命体(禁呪法で生み出されたが、術者本人であるバーンの精神が反映されていない。これは彼がリビングピースというモンスターで元々自らの意思を持っていたため。)。345歳。ハドラー親衛騎団分を除いた残りの駒から生み出された[[オリハルコン]]製金属生命体軍団を統括する。戦闘方法は周囲の駒を操って戦わせることで、自身には戦闘力はあまりない。絶対勝利を常とし、そのために消耗した戦力から始末しようとするので、ヒムは彼を「ハイエナ」に例えた。一人称は「我輩」で自称「大魔宮最強の守護神」。ミストバーンは「掃除屋」と呼んでいた。 |
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: 最終決戦時、死闘で消耗したヒュンケルとヒムを倒そうとしたが、ヒュンケルの捨て身の攻撃とラーハルトの参入で手駒を全て失い一人逃げようとした。しかしその時既にラーハルトに切り刻まれており、飛び上がった瞬間粉々に吹っ飛んだ。ヒム曰く「正真正銘のバカ」。 |
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: 名前の由来は「maximum(最大、最高)」 |
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:* 〔技〕 キングスキャン、スーパースキャン |
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; ヴェルザー(冥竜王) |
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: バーンと魔界を二分する勢力であった竜族の王。「真竜の戦い」で雷竜ボリクスに勝利し、「冥竜王」の称号を得た。最後の知恵ある竜で、地上界支配を目論む。しかしバランとの死闘で敗れ、不死身の魂で時を経て蘇ることができたが、精霊達に魂を封じ込められ、魔界の奥地に幽閉される。キルバーンの真の主人。 |
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: 竜にしては妙に欲深く、キルバーンに「人間みたいだよね」と陰口を言われた事も。 |
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== 呪文 == |
== 呪文 == |
2006年8月26日 (土) 14:32時点における版
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『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』(ドラゴンクエスト ダイのだいぼうけん)は、三条陸(原作)と稲田浩司(作画)による漫画、およびそれに基づいたアニメ作品。
概要
テレビゲームのドラゴンクエストシリーズの世界観を元にしたオリジナル作品。ゲーム本編でおなじみの呪文のほか、ゲームに登場しないオリジナルの技や呪文も登場した(メドローア等、後のゲームシリーズで採用された呪文・技も存在する。#呪文を参照)。1989年から1996年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)に掲載。アニメ化(テレビシリーズ、および劇場版3本)もされた。
まず1989年に読切作品「デルパ!イルイル!」(全2話)と「ダイ爆発!!!」(全3話)が『週刊少年ジャンプ』に掲載され、その後、1989年から1996年まで「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」として連載(全344話)。単行本全37巻。2003年から2004年にかけて文庫化もされた(全22巻)。また、『JUMP COMICS PERFECT BOOK 1』と題するパーフェクトブックも1995年に刊行されているが、連載中の刊行のため全ての内容を網羅しているわけではない。
なお、連載開始当初のタイトルロゴは『DRAGON QUEST』の方が強調されていたが、アニメ版のロゴがサブタイトルであった『ダイの大冒険』を強調したものになったことに合わせて、原作側もアニメ版と同じものに変更した(ただし、単行本・文庫版のロゴは旧来のまま)。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
あらすじ
勇者ダイが、アバンの使徒としてポップやマァムら仲間たちと共に魔王打倒の旅に出、大魔王バーンの手下たちと戦っていくというストーリーである。
怪物の島デルムリン島で、ブラス老に育てられながら勇者を目指す主人公の少年ダイ。ある日、かつて魔王ハドラーを倒した伝説の勇者アバンが弟子ポップを連れてデルムリン島を訪れた。ダイはアバンと出会い、束の間ではあるが弟子入りしてその能力を開花させる。
しかし、そこに復活した魔王ハドラーが襲撃し、アバンは弟子を護るために散った。しかし、ダイの額に奇妙な紋様が浮かび、謎の力が解放されて、超絶のパワーでハドラーを撃退した。ダイは実は伝説の戦士、「竜の騎士」であることが明かされる。
アバンに倒された魔王ハドラーは、実はさらに恐るべき力を持つ大魔王バーンの力で蘇り、地上を制圧するために新たな魔王軍が編成されたという。ダイはポップとともにデルムリン島を出て、大魔王を倒すことを決意し、船出した。大陸でダイ、ポップはマァム、レオナらと出会い、魔王軍のクロコダイン・ヒュンケルを仲間に加え、時には戦い、長い冒険へと旅立つ。
登場人物
登場人物についてはDRAGON QUEST -ダイの大冒険-の登場人物を参照。
呪文
本作にはゲームのドラゴンクエストシリーズで登場したさまざまな呪文(魔法)が登場する(→ドラゴンクエストの呪文体系を参照)。ゲームに登場した呪文のみならず、本作オリジナルの呪文も多数登場し、ごく一部ゲーム作品にフィードバックするものも生まれた。逆に、バトル漫画でもある本作ではストーリーや戦闘の魅力を削ぐ要因になるとの理由から、ゲーム作品に登場したザオリク・メガザルなどの一部の回復呪文やスカラ・ルカニ・バイキルトなどをはじめとする補助系の呪文はほとんど使用されなかった。
連載開始当初のエニックスとの諸事情や演出上の効果から、ほとんどの呪文に漢字名が与えられている。ゲーム作品にも登場する攻撃呪文は基本的に強さ(初級・中級・最大・極大)+系統名(火炎・氷雪・爆裂・閃熱・真空等)で表され、極大クラスについては両手でないと使えない等の設定も付加されている。
- 例
- ベギラマ=中級閃熱呪文(片手)
- ベギラゴン=極大閃熱呪文(両手)
- メラゾーマ=最大火炎呪文(片手)
ベギラゴンもメラゾーマも系列の最上位呪文なのに「極大」「最大」と名前が違うのは、マトリフ曰く「極大」がその系列の発展が終わったことを示す言葉だからである。つまり、ベギラゴンより上の呪文は存在しないが、メラゾーマより上の呪文は存在する可能性がある(メドローア)と言う事である。
極大を冠する呪文がない系列はメラ系、ヒャド系、デイン系、ザキ系。このうちデイン系とザキ系は極大を冠すると思われる呪文(ミナデイン、ザラキーマ)が作中に登場しないため不明。もっともザラキーマは呪文その物のゲーム登場時期の関係もあり、またミナデインも単独で行使できる呪文ではないため、ミナカトールのように扱いが違う可能性もある。
メラ系とヒャド系に関しては、破壊する力をプラスで与えるかマイナスで与えるかが違うだけで元々同じ系列の呪文(消滅呪文)の一種であり、この消滅呪文の極大としてメドローアが存在する。
前述の通り極大規模の呪文は両手でないと扱えず、またかなり高度で限られた者しか使えない呪文という扱いになっている。作中で極大呪文を扱ったキャラクターはダイ(竜の紋章覚醒時・バギクロス)、ポップ(メドローア)、マトリフ(メドローア、ベギラゴン)、ハドラー(ベギラゴン、イオナズン)、フェンブレン(バギクロス)がいるが、いずれも両手を使って呪文を放っている。シグマやアルビナスの(呪文のエネルギーを利用したとされる)技はあくまで呪文を利用した同等の威力を持つ技であって呪文そのものではないため、両手を使用しなくても発動が可能。
呪文一覧
以下に、本作オリジナルの呪文を作品登場順に列挙する。
- マホカトール(破邪呪文)
- 退魔の呪文。あらかじめ魔法陣を描いてから唱えると、その内側では敵の魔法を効かなくする。
- ラナ(天候系呪文)
- ゲーム中には特に分類のなかった系統。初歩にラナリオン、上位にはゲームに登場した昼夜を逆転させるラナルータがある。
- ラナリオン
- 雨雲(雷雲)を召喚するラナ系の初歩の呪文である。ポップがこの呪文を使う事で、その頃まだレベルの低かったダイがライデインを使えるようになった。ただし、初歩とはいえ当時のポップにはかなり高度な呪文だった。
- フィンガー・フレア・ボムズ(五指爆炎弾)
- メラゾーマを5発(指一本から一発づつ)同時に放つフレイザードの必殺技。禁呪法に近い荒技で、人間が行うと体に大きな負担がかかる。ポップも使用したが、3発が限界であった(後に5発使えるようになる)。
- ベタン(重圧呪文)
- 局地的に高重力を発生させて相手を押し潰す。
- ドルオーラ(竜闘気砲呪文)
- 「竜の騎士」が使える最強の呪文。竜の口の形に組み合わせた両手で竜闘気(ドラゴニック・オーラ)を圧縮し、爆発的に放出する。そのエネルギーの反動の大きさも生半可では無く、本来は竜魔人の姿でないと使えないが、ダイはバランの紋章を受け継いだ事で父を超える竜闘気を身につけたため、変身せずとも使えるようになった。竜闘気を放出する性質は後述のグランドクルスに近く、厳密には呪文ではないはずだが呪文と表記されている(ただし呪文である以上、魔法力は当然消耗する。しかも消費量は莫大でダイもバランも2発しか撃てない)。また、基本的に闘気技なのでマホカンタで跳ね返す事はできない。そのためバーンは光魔の杖でドルオーラを受け止めていた。また竜闘気それ自体を発射する呪文なので魔法剣に使用する事も出来ない(ただし、ドルオーラを魔法剣に使えないかという読者からの質問は多数寄せられた)。
- マホイミ(過剰回復呪文)
- 本来は回復呪文であるホイミを応用したもので、生体を過剰に活性化させる事でダメージを与える。ブロキーナ、マアムの閃華裂光拳はこれを武術に応用したもの。ゲーム『ドラゴンクエストモンスターズ2』にも同名の呪文が存在するが、こちらは味方の魔力を回復する呪文であり、このマホイミとは別物である。
- “回復呪文でダメージを与える”という点は、『ドラゴンクエストIII』で、ある敵に回復呪文を使うとダメージを与えられるという現象と類似している(一説によればゲームを参考にしたとされる)。
- トベルーラ(飛翔呪文)
- 空を飛ぶ。
- メドローア(極大消滅呪文)
- 炎(メラ系)と冷気(ヒャド系)のエネルギーを両手に宿らせて弓矢のような発光体を形成し、両者の反発によってすべてを消滅させる。凍れる時の秘法(後述)で止まっているものを破壊できる唯一の方法でもある。この呪文を正面から防ぐには同じ呪文を放って相殺するか、マホカンタ(及び同様の効果を持つアイテム)を使って反射するしかない。16年前の皆既日食の日に目の前でアバンが凍れる時の秘法で止まってしまい、自らの無力を嘆いたマトリフが最終決戦用に開発した呪文。本作終了後に発売されたゲーム『ドラゴンクエストモンスターズ2』にも登場した。
- マホプラウス(集束呪文)
- 相手が自分にかけた攻撃呪文の威力を自分の攻撃呪文に加える。
- ミナカトール(大破邪呪文)
- 多人数で唱える破邪呪文。「輝聖石(アバンのしるし)」を持つ5人が円陣を組んで唱え、より広い範囲に効果を及ぼす。
- カイザーフェニックス
- 大魔王バーンの圧倒的な魔力をもって放たれるメラゾーマ。文字通りフェニックスの姿をした炎が襲いかかる。呪文を反射する盾「シャハルの鏡」ですら、この呪文の前には一度反射しただけで壊れてしまった。しかしポップは最終的には相殺できるようになってしまった。
- リリルーラ(合流呪文)
- 別れた仲間と合流する。迷宮などで仲間と逸れたときに使う。秘呪文の一つ。作中ではアバンが使用したが、呪文が完全ではなかったため、ルラムーン草の粉末を媒体として使用した。
技
本作に登場する、呪文以外の技について解説する(五十音順)。
- アバンストラッシュ(ダイ、アバン)
- アバン最高の技。武器を逆手に持ち、腰を捻りながら落とした構えから放たれる破壊力抜群の一撃。地海空3つの技を究めて初めて本来の威力が発揮される。闘気を敵に放つ遠距離の「アロー(A)」タイプと、闘気を込めた武器の一撃を敵に突進して直接叩き込む近距離の「ブレイク(B)」タイプの2種が存在する。バラン曰く「心技体、三位一体となって繰り出される人間技としては強力な技」。本来ならヒュンケルも使えるはずだが、ヒュンケル自身がそれを戒めている(単行本のおまけページでそれが語られている)。
- アバンストラッシュX(クロス)(ダイ)
- ダイが編み出したアバンストラッシュの派生技。先にアローを放ち、それにブレイクで追いついて2つのストラッシュを敵に同時炸裂させる。名前末尾の「クロス」は2種のストラッシュがクロス状に炸裂することから。その交差点の威力は通常ストラッシュの5倍以上(ヒュンケル談)。
- じっとしている訳ではない敵に対して2発のアバンストラッシュを同時に命中させるのは至難の業であり、アバンの名を冠してはいるが、実質ダイのオリジナルかつ専用の技と言える。
- 命の剣(ノヴァ、ハドラー)
- 自分自身の生命力を闘気に変え、刀身の形に放出する。長時間使うと命にかかわる。
- 闘気拳(オーラナックル)(ヒム)
- 闘気を込めた利き腕の左拳の一撃を見舞う。その破壊力は、自身の肉体でもある超金属オリハルコンの強度も相まって相当なもの。元はメラ系呪文を拳に纏わせて叩き込む「超熱拳(ヒートナックル)」という技だった。
- 海破斬(ダイ、アバン、ヒュンケル)
- アバン流刀殺法の一つ。海の技。スピードを重視した斬撃。敵の火炎や風の攻撃などを切り裂いて攻撃することができる。
- 海鳴閃(ヒュンケル、アバン)
- アバン流槍殺法海の技。槍版海破斬。素早く敵の横をすり抜けながら敵を切り裂く。
- 火炎大地斬(ダイ)
- 剣にメラを纏わせて放つ大地斬。大地斬の派生技ではあるが剣と呪文を併用できるのは竜の騎士だけなので事実上ダイオリジナルの技。ダイは瓦礫の山を排除するためこの技を使ったが、その下の倉庫から出すはずだった信号弾に引火して全部爆発してしまった。この事で仲間たちに怒られ小さくなると言う笑えるシーンがある。
- カラミティウォール(バーン)
- 極めて闘気に近いエネルギーを、直進する半円状の壁として前方に放つ。老人の姿の時は光魔の杖を使って、真の肉体に戻った時は手で放つ。
- カラミティエンド(バーン)
- 闘気でオリハルコン並かそれ以上に強化された手刀を敵に叩き込む。本人曰く「地上最強の剣」。
- ギガストラッシュ(ダイ)
- 父バランの必殺技ギガブレイクと師アバンの必殺技アバンストラッシュを組み合わせたダイ最強の必殺剣。ギガデインを使えないダイは、ロン・ベルク製の魔法力を増幅させる特殊な鞘を使ってライデインをギガデインに強化しないと使えない。
- ギガブレイク(バラン、ダイ)
- バラン最強の秘剣。上級電撃呪文ギガデインを剣に纏わせ、敵に突進して一撃を叩き込む魔法剣。ダイもライデインながら1度だけ使った。なお、この技は、後に『Ⅷ』にて採用されることとなる。
- キャスリング(ブロック)
- 巨体の中からヒムに似た小柄で俊敏な体が現われ、一瞬にしてキング(この場合はハドラー)と自分の位置を入れ替える。脱ぎ捨てた外甲はバリヤーボールに変化し、キングと仲間達をその中に瞬間移動させて守る。チェスの同名の手に由来した技。
- 窮鼠包包拳(チウ)
- 体を丸めて回転しながら相手に体当たりを食らわせる技。
- 窮鼠文文拳(チウ)
- 腕を高速で振り回し、殴りかかる技。その威力は岩をも砕くと言うが、腕が短いため相手に当たらない。
- キル・トラップ(キルバーン)
- 大魔宮にしかけられた、トランプの数だけ存在する罠。ダイとハドラーに対して使ったのはダイヤの9であり、本人曰く「自信作」。
- キングスキャン(マキシマム)
- マキシマムの目が光って対象のヒットポイント(HP)残量をスキャンする。
- 空裂斬(ダイ、アバン)
- アバン流刀殺法の一つ。空の技。アバン曰く「見えざる敵を討つ」。心眼で敵の急所を見抜き、これを光の闘気を込めて打ち抜くことがこの技の真骨頂。主に禁呪法で生み出された魔法生物や実体のない魔物に効果大。
- グランドクルス(ヒュンケル、アバン、ヒム)
- 十字状(2つの物体を重ね十字にした場合でも可能)の何かを媒体として、その十字の中心に闘気を一点集中、これを一気に放出して敵を殲滅する技。その破壊力は大地に底の見えない巨大な十字状の穴を開ける程。アバンより教わった技だが、師は常に小さく放っていた。なぜなら集中する力の大きさ故にコントロールが難しく自爆技になる可能性が高いため。しかしヒュンケルは最大放出して生き残る術を戦いの中でつかみ、師アバンはヒュンケルのこれを「神技」と評した。普通の(竜の騎士ではない)人間の使用技としては極めて威力が高く、「ドルオーラ」に近い威力を持つと推定される。ヒムはバーンパレスの心臓部から脱出する際に、ヒュンケルのを見様見真似で使った。結果として腕は大破、体にもヒビが入ったがどうにか生還している。その演出と名称から、後のゲームシリーズに登場する「グランドクロス」と同一の技である可能性が高い。
- 凍れる時の秘法(バーン、アバン)
- 皆既日食時にしか使えない、肉体(物体?)の時を止める秘術。これをかけられた者は時間の流れそのものが停止してしまうためいかなる手段を持ってしても傷つける事が出来なくなるが、自力で動く事もできなくなる。かつてアバンも魔王ハドラーに対して使用したが、術が不完全だったためかハドラーだけでなく彼自身も止まってしまった(この時は二人とも1年あまりで元に戻っている)。バーンは自分の全盛期の肉体を保管するために使っている。
- 虚空閃(ヒュンケル、アバン)
- アバン流槍殺法空の技。槍版空烈斬。
- サウザンドボール(アルビナス)
- 展開状態時の技。ベギラゴン級の威力をもつ。ニードルサウザンドのエネルギーを掌に集中させて敵に放つ。2発同時でなければ連発も可能。
- 獣王痛恨撃(クロコダイン)
- 腕に闘気を集中させ、前方に闘気の渦を放つ。後に獣王会心撃と改名。
- 獣王激烈掌(クロコダイン)
- 大渦の中で編み出した必殺技。左回転と右回転の、全く逆回転の2つの渦を放ち、その2つの渦の中心にいるものを引き裂く。
- スーパースキャン(マキシマム)
- 対象の身体状況(骨や筋肉の状況など)をスキャンする。
- 星皇十字剣(ロン・ベルク)
- 全力を込めた二刀で敵を十字に切り裂く。破壊力は絶大だが、あまりの威力に並大抵の剣では耐え切れずに一回の使用で完全に砕け散る上、剣を振るった両腕も使い物にならなくなるほどの傷を負うことになる。ロン・ベルクが武器職人を始めたのはこの技に耐えうる武器を作る為だった。
- 閃華裂光拳(マァム、ブロキーナ)
- 武闘の師である拳聖ブロキーナが編み出した技で、ホイミ系の力を打撃に込めて放つことで過剰回復呪文マホイミと同じ効果を持つ。対生物に致命的なダメージを与える。
- 大地斬(アバン、ダイ、ヒュンケル)
- アバン流刀殺法の一つ。地の技。力技で、強力な斬撃を敵に叩き込む。
- 弾岩爆花散(フレイザード)
- 氷炎爆花散と似ているが、こっちは簡単に元の姿に戻らず、継続的に自身の肉体である2種の岩の雨を降らせて敵を殲滅するが、フレイザード自身の生命を著しく消耗する。破る方法は、核(コア)を破壊するか、再合体した時に攻撃するしかない。
- 超魔ゾンビ(ザボエラ)
- 部下の死体(まだ息がある者は殺して)を合成して死肉の集合体とし、自身はその中に入って操る。あらゆる呪文が通用せず、武器攻撃も威力が吸収されてしまう。
- 超魔爆炎覇(ハドラー)
- 超魔生物になってからの必殺技。炎の暗黒闘気「魔炎気」を操り、それを剣に纏わせた魔法剣と同じ力を敵に突進して叩き込む。喰らった相手は爆発と共に吹っ飛ぶ。
- 地雷閃(ヒュンケル、アバン)
- アバン流槍殺法地の技。槍版大地斬。
- ツインソードピニング(フェンブレン)
- 全身刃物の体質を活かした必殺技。自身を高速回転させてドリルと化し、そのまま突撃して敵を貫く。
- デストリンガー・ブレード(ミストバーン)
- 手刀を構えて指をビュートデストリンガーの要領で長く伸ばし、くっつけて刃を形成する。両手で可能な技で、二刀流状態になる。威力・切れ味はビュートデストリンガーと同じ。
- 天地魔闘の構え(バーン)
- 攻撃してきた敵に対して、攻撃(カラミティエンド)・防御(フェニックスウィング)・呪文(カイザーフェニックス)の三動作を一瞬で繰り出して完膚なきまでに粉砕する返し(カウンター)の必殺奥義。不動の構えを取ることで相手に先手を撃たせると共に三連動作に必要なエネルギーを溜め込む。この際に莫大なエネルギーを消耗するため、その後一瞬体が硬直する。真大魔王状態でなければ使用できない。
- 闘魔傀儡掌(ヒュンケル、ミストバーン)
- 暗黒闘気によって他人の体を操る。魔王軍時代のヒュンケルもミストバーンに習って使用した。
- 闘魔最終掌(ミストバーン)
- 自身の暗黒闘気を全集中させた掌を敵に叩きつける。その威力はオリハルコンを砕くことができるほど。
- 闘魔滅砕陣(ミストバーン)
- 闘魔傀儡掌の発展技。自身の周囲全ての敵に傀儡掌をかける。個別にさらに傀儡掌をかけることも可能。
- 毒牙の鎖(ザボエラ)
- 毒を込めたペンダントの鎖を魔力を込めて振り回し、敵に投げつける。直撃せずとも、一かすりで死にまで至る猛毒が回る。
- 毒素(ザボエラ)
- 体を流れる数百種の毒を瞬時に調合、爪から相手に注入する。
- 土竜昇破拳(ブロキーナ)
- 武神流奥義の一つ。相手の足元の地面を火山が噴火するように爆発させ、相手のバランスを崩させる技。ブロキーナ老師はミストバーン戦で使ったが、不発に終わった。
- ニードルサウザンド(アルビナス)
- 手足収納状態時の技。全身から極大閃熱呪文ベギラゴンのエネルギーを針状に発射する。回避は困難。
- ノーザングランブレード(ノヴァ)
- 上空に飛び上がり、落下力を加えた全力の闘気剣の一撃を敵に見舞う。
- ハーケンディストール(ラーハルト)
- 槍を回転させながら突っ込み、槍を振るって真空波を飛ばして敵を切り裂いたり、またはそのまま槍の斬撃(真空を纏わせている?)を叩き込む。ジャンプして空中に飛び上がり、上空から敵めがけて槍を叩きつけるタイプと、前方に突進して敵を斬り抜けるタイプがあるようだ。なお、最終決戦では後者のみ使っていた。
- バーニングクリメイション(キルバーン)
- 魔界のマグマと同じ成分の、自身に流れる血に魔法力で火をつけて大火球を生み出す。最終決戦時アバンとの戦いで使用。この時は腕1本を自分で切り落として使用した。アバンに直撃したものの、死してなおハドラーが灰となってアバンを守っていたため、破られてしまう。
- 破邪の秘法(アバン)
- 破邪の洞窟でアバンが身に付けた秘術。ゴールドフェザーを使って五芒星を描き、呪文の破邪力を最大限まで高める。その威力は毒沼などを無力化する呪文トラマナで強力な魔界の炎を消し去れるほど。
- 氷炎爆花散(フレイザード)
- 自身を大きく弾け飛ばして周囲をなぎ払う。使用後はすぐ元の姿に戻る。
- ビュートデストリンガー(ミストバーン)
- 超高速で伸びる指で敵を貫く。左右合わせて10本の指全てで使用可能。
- ファントムレイザー(キルバーン)
- 頭部の飾りに仕込まれた13本の見えない刃で敵を囲む。刃の位置がわかるのはキルバーンだけ。たとえ使い切っても、ピロロがいれば何度でも補充可能。
- フェニックスウィング(バーン、ミストバーン)
- 超高速で放つ掌撃。あらゆる呪文を弾き返す。魔法剣に対して行った場合は剣にかけた呪文を完全に無力化して受け止める。バーンの肉体に乗り移ったミストバーンもメドローアを弾く為に使用した。
- ブラッディースクライド(ヒュンケル)
- 超回転の必殺の突きを敵に叩き込む。使用する武器が剣から槍に変わってもその性質上威力は変わらないため、アバンストラッシュを封印したヒュンケルは槍を使用するようになってからも決め技としてこれをつかっていた。
- 魔香気(ザボエラ)
- 甘い香りを周囲にまき散らし、吸い込んだ相手を眠らせる。ポップに対してそうだったように、相手のレベルによっては効果が薄いこともある。
- 無刀陣(ヒュンケル、アバン)
- アバン流の奥義。武器を手放して自身を無の状態にし、敵の攻撃を受け流して致命傷を避ける体勢を作る。敵の攻撃をあえて受けることで敵の隙を見つけてそこに必殺の一撃を叩き込むカウンター技。
- 猛虎破砕拳(マァム、ブロキーナ)
- ブロキーナ流最強の物理破壊力を持つ技。オリハルコン生命体の女王アルビナスとの戦闘時に使用。喰らった部分を中心にヒビが虎の顔を描き、その後アルビナスの胸に大きな風穴が開いた。マァムは、魔甲拳を鎧化しメタルフィストをつけた状態でないと体が耐えられない。
- 焼けつく息(ヒートブレス)(クロコダイン)
- 口から放出する息で、浴びた者を麻痺させる効果がある。作中では、跳ね返されたマヒャドによって凍りついたダイ達を解凍するのに使われていた。
- ライデインストラッシュ(ダイ)
- アバンストラッシュの使用に先立って剣にライデインをかけることで威力強化を図った技。ヒュンケルの鎧に対抗するために編み出された。魔法剣は本作ではダイとバランしか扱えない。
- ライトニングバスター(シグマ)
- 右手首を外し、そこから放たれる破壊エネルギーを敵の体に零距離で叩き込む。その威力は極大爆裂呪文イオナズン並。
アバン流殺法には刀殺法と槍殺法の他に、斧・鎖(鞭)・牙(拳に装着する武器)・弓と武器別に計6系統あることがジャンプコミックス巻末でヒュンケルによって語られているが、刀殺法と槍殺法以外は作中に登場していない。
アイテム
武器・防具
- パプニカのナイフ(ダイ、レオナ)
- パプニカ王家に伝わる三振りの短剣。うち一振りの太陽のナイフをレオナがダイに贈ったが、「竜の騎士」の力に目覚めたダイの闘気に耐え切れず消滅してしまう。その後もう一振りの風のナイフを贈られ、サブウエポンとして装備するが、最終決戦ではレオナに返却され、彼女が使用した。なお3本目の海のナイフは行方不明のレオナの父であるパプニカ国王が持っていた為所在不明。
- 魔弾銃(マダンガン)(マァム)
- アバン作の銃。弾丸に魔法を充填して発射する。フレイザード戦の際氷漬けにされたレオナを救うために二発分の閃熱呪文(もともとギラが入っていたところに、ベギラマを追加した)を込めた弾丸を撃った結果、壊れてしまった。この銃の破損が、マァムが武道家を志すキッカケとなる。
- 真空の斧(クロコダイン)
- 真空系呪文の力を持った斧。一度バラン戦で破壊された後、バダックじいさんにより修復されて名前が「帰ってきた真空の斧MARK-II」となる。その後、バーン戦で再び破壊された。
- 鎧の魔剣(ヒュンケル、ダイ)
- ロン・ベルク作の剣にして、刀身が消滅しない限り何度傷ついても再生する「不滅の武具」。刀身に比べてかなり大きい鞘は「鎧化(アムド)」の声に反応して装着者を覆う鎧と化す。性質上鎧化した状態だと鞘がなくなるが、兜に装着する事によって刀身が鎖状になって持ち歩く事が出来る(この鎖状になった刀身を攻撃に使用した事もあった)。火炎・真空・閃熱・氷系といった大半の攻撃呪文が通用しない材質で作られている為、魔法使い相手でも多大な戦闘力を発揮できる。ただし電撃系呪文(金属という材質上)・メドローア・補助呪文(マヌーサなど)は例外。対バラン戦でダイが刀身を使用したが、竜闘気を込めた全力の一撃で刀身が消滅してしまい、再生できなくなった。鎧の魔槍と比較して防御力が優れているものと思われる。
- どたまかなづち(なし)
- 鉄兜の上に大きな鎚頭がついており、頭突きの要領で攻撃する。フレイザード戦後のパプニカの武器屋では最も強力だったが、余りの格好悪さにダイは遠慮した。ジャンクの店でも入荷している。
- 真魔剛竜剣(バラン、ダイ)
- 神々が鍛えしオリハルコン製の剣。正当なる竜の騎士の武器。再生能力を持ち、折れたとしても時を経て再生することができる。最後はダイを真の竜の騎士と認め、ダイの元に飛んでくる。さらに力尽きたダイは真魔剛竜剣の刃に当った太陽の光に母の姿を見た。
- 鎧の魔槍(ヒュンケル、ラーハルト、アバン)
- ロン・ベルク作の槍にして「不滅の武具」。本体以外の部分は「鎧化(アムド)」の声に反応して装着者を覆う鎧と化す。鎧の魔剣に比べると軽装になった分攻撃性を追及されており、両手や胸などにいくつか隠し武器が仕込まれている(左手・ブーメラン、右手・アバンが使用した剣、胸・短剣など)。鎧の魔剣より素早さに重きを置いてある関係で軽装だが、材質は鎧の魔剣と同じものであるため、上手く使用すれば鎧の魔剣と同様に大半の呪文を無効化することが出来る(作中、呪文で攻撃される事はあまりなかったが)。
- 覇者の剣(ハドラー)
- ロモス王国武術大会で優勝賞品として出されたオリハルコン製の剣。同大会を発案して利用しようとしたザボエラの息子ザムザの手によってハドラーに献上され、超魔生物以後の彼の武器となる。
- ダイの剣(ダイ)
- ロン・ベルク作の、オリハルコン製の剣。意志があり、剣自体が使われるべき時だと判断するまで鞘から抜く事もできない。かつてロモス国王がダイに贈ったオリハルコン製の「覇者の冠」が材料に使われた(元が冠の割には大きいが…)。バーンとの最初の対決で損傷するが、ロン・ベルクが修復。修復後は、魔法剣使用の際に刀身に呪文を纏わせた後、一度収める事で纏わせた呪文の威力を最上級クラスにまで増幅させる特別な鞘が追加された。
- 死神の笛(キルバーン)
- 笛にもなる大鎌。回転させることで敵の五感を一時的に麻痺させる音波を発生させる。
- 光魔の杖(バーン)
- ロン・ベルク作の杖。装備者の魔力を吸収し光の刃と変えて先端より噴き出す。基本的にはゲームのドラゴンクエストシリーズでお馴染みの「理力の杖」と同じ。理力の杖の場合は誰が使っても同じだが、この光魔の杖は威力に上限が無いため、装備者の魔力を無尽蔵に吸い取るリスクを持つが、使用者の保持魔力が高ければ高いほど攻撃力が増す。バーンが振るった場合は最硬金属オリハルコンの剣を叩き切れるほどの威力を見せ、ロン・ベルクをして「最強・最悪の武具」として絶望させたほど。
- ブラックロッド(ポップ)
- ロン・ベルク作の伸縮自在の杖。魔法力を吸収して破壊力に変える。光魔の杖と同様の光刃を出現させることも可能。
- 魔甲拳(マァム)
- ロン・ベルク作の手甲。「鎧化(アムド)」の声に反応して装着者の装備した側の半身を覆う鎧と化す。魔剣・魔槍同様の材質で出来ているので大半の呪文が鎧には通用しないため、マァムは助言どおり防御に適する左手につけた。鎧の肩部の一部がメタルフィストとなっており、それを右手に装備して戦う。
- グレイトアックス(クロコダイン)
- ロン・ベルク作の大戦斧。爆裂・閃熱・真空の3種の呪文の力を持つ。呪文発動の掛け声は「唸れ!○○(よ)!」。ちょっとしたアバンストラッシュ気分らしい。
- ○○:「轟火」<閃熱系>、「爆音」<爆裂系>。真空系は未使用の為不明。
- ズタズタヌンチャク(チウ)
- バダックがチウに作ってあげた、棘や刃が多数付いたヌンチャク。しかしその刃は使い手自身を負傷させた。
- シャハルの鏡(シグマ、ポップ)
- あらゆる攻撃呪文を跳ね返す伝説の武具(盾)。
- 星皇剣(ロン・ベルク)
- ロン・ベルクが自分専用に鍛えた一対の剣。未完成の試作品だった為、星皇十字剣使用後に砕け散った。
道具
- 魔法の筒
- 大サイズであっても、中に物を入れることのできる小さな筒。先端を対象に向け「イルイル」の掛け声で対象を筒の中に封じ込め、「デルパ」の掛け声で中身を解放する。主にモンスターを封じ込めて持ち歩き、いざという時に解放して戦力とするのに使われる。許容量は一本につき一体。
- 魔法の玉(ザボエラ)
- 魔法の筒の改良型である巨大な玉。魔法の筒より遥かに上の許容量を誇る。最終決戦時にザボエラが中に魔界のモンスターを大量に封じ込めたものを複数隠しておき、フローラ達レジスタンスを罠に嵌めるのに使用した。
- アバンのしるし(ダイ、ポップ、マァム、ヒュンケル、レオナ(レオナはフローラ女王のものを受け取る))
- アバンが修行を終えた弟子に卒業証書代わりに贈るペンダント。アバンが精製した「輝聖石」と呼ばれる貴重な石にチェーンを付けた物で、少しだけ戦闘時のダメージなどを軽減する。輝聖石は、製法がアバンの家系にしか伝わっておらず、彼以外に作ることができない。ヒュンケルはこれのチェーンでラーハルトのハーケンディストールを受け止めた事がある。
- かつて魔王ハドラーに挑まんとしたアバンは、当時王女のフローラから貰った「カールの守り」の交換品として彼女に輝聖石のペンダントを贈っていた。
- 神の涙
- ゴメちゃんの正体。所有者の願いを叶えるという伝説の道具。破壊されると、それまで願いを叶え続けていた時間と同じだけの時間をかけなければ復元できない。
- ゴールドフェザー(アバン、レオナ)
- アバンが破邪の洞窟で作成した二種の羽の一つ。羽先が輝聖石の材料の一つ「輝石」で出来ており、呪文の威力を増幅させる力を持ち、アバンが破邪の秘法を行う時に使用する。他の用途として、敵に刺すことで動きを一時的に封じたり、遠距離からの牽制攻撃に使用する。
- シルバーフェザー(アバン、レオナ)
- アバンが破邪の洞窟で作成したもう一種の羽。羽先は輝聖石の材料の一つ「聖石」で出来ており、魔法力を蓄積させておくことができる。これに力を溜めて対象者に刺す事で魔法力 (MP) を回復させることが出来る。アバンはこれに並の魔法使い2~3人完全回復できるほどの魔法力を溜めておいた。後にゴールドフェザーと共に持ち数の半分をレオナに渡す。
- アバンの書
- アバンが自ら編み出したアバン流の武術や呪法の知識などを記した手書きの本。1冊しか存在しない貴重品で、カール王国図書館の焼け跡からマトリフが見つけ出してダイ達に渡した。武術の「地の章」、呪文などの知識「海の章」、心の「空の章」の三構成。
- カールの守り
- アバンが魔王ハドラーと戦っていた頃、当時王女だったフローラより賜った一種の身代わりアイテムでカール王国の宝。メガンテが使われた時、所有者の命の代わりに砕ける。
- 黒の核晶
- 禁呪法を平気で扱う者でさえ恐れる、魔界の超強力爆弾。魔界の奥地にある魔法力を無尽蔵に吸収する「黒魔晶(こくましょう)」という物質を呪術で加工して作られる。手のひらサイズの小型爆弾一発で大陸一つが軽く消し飛ぶ程の威力を持つが、バーンは直径1メートルクラスの物を用意し、さらにそれを六発使って六芒星魔法陣を併用し威力を増幅させることにより地上そのものの消滅を狙った。かつてヴェルザーもバランと対峙したときに1回だけ使用したが、その一発で自分の勢力圏である大陸を失い、以後使用することはなかった。
- 爆発させる方法は基本的に製作者の魔法力だけだが、基本的に普通の爆弾と同じなので火力を使った呪文等で誘爆させる事も可能。ダイとバランは対ハドラー戦では誘爆を避ける為手加減して戦わざるを得なかった。また、ハドラーの黒の核晶を爆発させたのはミストバーンだが、これは製作者のバーンの肉体を使ったため。
アニメ
テレビ
1991年10月17日から1992年9月24日まで木曜日19:00~19:30、TBS系列で放映。全46話。
※2年目以降の放送も想定されていたが、TBSによる『ムーブ』の番組枠確保のため、打ち切りとなっている。
スタッフ
- 原作:三条陸、稲田浩司(連載 週刊少年ジャンプ)
- プロデューサー:高見義雄、木戸睦、井上博(TBS)
- キャラクターデザイン:長岡康史
- 美術デザイン:坂本信人
- 音楽制作:スギヤマ工房
- チーフディレクター:西沢信孝
- 音楽:すぎやまこういち
- 編曲:松尾早人、武内基朗
- 制作担当:松下健吉、末永雄一
- 製作:東映、TBS
- 協力:青二プロダクション
サブタイトル
- オレは小さな勇者ダイ!!
- 死なせてたまるかレオナ姫
- 怒れダイ!輝け竜の紋章!!
- 勇者の家庭教師アバン登場
- アバン流・勇者の超特訓!!
- 魔王ハドラー出現!キメろ必殺技海波斬!!
- 卒業の証は仮免、決戦!!ハドラー対アバン
- アバン自己犠牲呪文に散る!?撃て・最高技!!
- さらばデルムリン島!大冒険への旅立ち!!
- さまよえる魔の森!獣王クロコダイン登場
- うなる真空の斧!むかえ撃てアバン流刀殺法
- 我らが師アバン、魔弾銃に残された思い出
- 妖魔司教ザボエラの罠 あ!?ニセ勇者御一行様
- 百獣魔団総進撃!!ロモス王国の危機を救え!
- なぜ?ダイを襲うブラス!!卑劣なり妖魔司教
- ふるい起こせポップ!ひとかけらの勇気を!!
- 奇跡を呼ぶ破邪呪文!!友情よいまここに‥‥
- 怒りの紋章が直撃!!ほえる獣王クロコダイン
- 海を渡れダイ!魔王軍6大軍団長集結!!
- 恐るべき敵あらわる!?魔剣戦士ヒュンケル!
- 父の敵はアバン!?憎しみの黒き最強剣!!
- 暗黒闘気!“闘魔傀儡掌”がダイを襲う!!
- マァムの危機!力を合わせて稲妻を呼べ!!
- マァムを救え!地底魔城潜入・死の迷宮!!
- 思い出を…ありがとう…真実の父の声!!
- さらば孤独の戦士ヒュンケル!!決着の魔法剣
- 空から来た味方!!ダイよ急げレオナのもとへ
- レオナはオレが守る!対決!!勇者対氷炎将軍
- 氷炎結界!!ああ!レオナが凍れる美女に…
- アバンの親友!?大魔導士マトリフの大特訓!!
- レオナ救出作戦の始まりだ!バルジ島上陸!!
- 宿敵ハドラー!!ポップよ勇気で立ち向かえ!!
- 戦士は復活した!!激突ヒュンケル対ハドラー
- いのちの輝き!最終闘気・グランドクルス!!
- フレイザード勝利への執念!嵐の弾岩爆花散
- でたっ!アバン流最後の奥義・空裂斬!!
- アバンストラッシュ!!いま…すべてを斬る…
- アバンの使徒の道…そして、マァムの決意
- すばらしき仲間マァムよ、また会う日まで…
- ベンガーナへ買い物だ!!デパートへ行こう!
- 超竜軍団上陸!ベンガーナの街を守れ!!
- 神秘の国テラン王国…伝説に眠る竜の騎士!
- 竜騎将バランは語る…竜の騎士の使命!
- 親子の絆は悲しき運命!父と子の闘い!!
- 最強の秘密は竜闘気!?オレ達のダイを守れ!
- ダイよ立ち上がれ!勇者の道は永遠に!
主題歌
- オープニングテーマ『勇者よ急げ!!』
- エンディングテーマ『この道わが旅』
- 作詞:藤公之介、作曲・編曲:すぎやまこういち、歌:団時朗
- ゲーム『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』のエンディングテーマ曲に歌詞を付けたもの。
映画
- 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(1991年7月20日)
- 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 起ちあがれ!!アバンの使徒』(1992年3月7日)
- 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ぶちやぶれ!!新生6大将軍』(1992年7月11日)
いずれも東映アニメフェア作品。
作品の魅力
本作は単行本にして全37巻に及ぶ壮大な物語である。一話完結のエピソードは連載前の読み切り分やアバンの外伝的エピソードを除いてほとんど存在せず、いわゆる横道やパロディを混ぜることもなく、最初から最後までがひとつの物語として数珠繋ぎになっており、まさしくオリジナルであるテレビゲーム版の同タイトルをプレイするかのごとくである。また構図に関しても初期から安定した画力で読みやすい。特に稲田浩司の作品は緻密な完成度で定評がある。主にシナリオを担当する三条陸と漫画を担当する稲田浩司の息の合ったコンビに堀井雄二の監修が成せる業と言える。
主人公はダイであるが、読む者それぞれが様々な登場人物に特別な思い入れを持てるほど、キャラクターとその成長が濃密に描きられている。中でも特に三条が描きたかったのはポップと言われている。三条はポップを設定して彼に「読者視点でダイを見守る役割」と「ダイでは果たせないより強い成長」を演じさせて「勇者ではないただの人間でも戦える」事を表現しようとした。ところが連載初期においてポップの弱さは読者の反感を買い、担当編集すらも「ポップを殺しましょうよ」と進言してしまう始末。三条は慌ててポップの作品の中での重要性を説き、担当編集を必死に説得し、ポップをかばったというエピソードがある。事実、作品内の最終決戦ではポップが「ダイに勇気を与える」意味で対大魔王戦の大きなキーパーソンとなっている。
作品全般を俯瞰して見た場合でも伏線や謎解きの要素も十分にあり、近年の冒険漫画作品としては指折りの完成度を誇る。また、アニメが早期打ち切りになっても漫画では週刊少年ジャンプで当時連載されていたドラゴンボールと二分する人気があったりと珍しい作品である。
この作品に登場する「グランドクルス」「ギガブレイク」「メドローア」などの必殺技は、本家のドラゴンクエストシリーズ(『モンスターズ2』『VIII』)にも採用された。
他のジャンプ作品と違い比較的すっきりとした終わり方になっている。そのため、辻褄が合わない部分や伏線がそのままといったことはかなり少ない。しかし、一部の点については現在でもネットで話題になる事がある。
各キャラの強さ談義もしばしば行われる。この漫画ではかなり正確に戦いをシミュレーションできるので、作品内で直接対決していない数々のキャラ同士の戦いが検討されたが、論争に決着がついたとは言い難い。こうしたシミュレーションも逆に本作の魅力かもしれない。
前番組: 少年アシベ (土曜17:30台に移動) |
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