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「フルメタル・パニック!」の版間の差分

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『'''フルメタル・パニック!'''』は、[[賀東招二]]/著、[[四季童子]]/[[イラスト]]の[[ライトノベル]]。[[富士見ファンタジア文庫]]刊。[[月刊ドラゴンマガジン]]にて連載中。アニメ化もされた。通称は'''フルメタ'''。
『'''フルメタル・パニック!'''』は、[[賀東招二]]/著、[[四季童子]]/[[イラスト]]の[[ライトノベル]]。[[富士見ファンタジア文庫]]刊。[[月刊ドラゴンマガジン]]にて連載中。アニメ化もされた。通称は'''フルメタ'''。


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なお、「ミスリル」西太平洋戦隊の基地が存在するという[[メリダ島]]は北緯20度50分 / 東経140度31分に存在するという設定だが、この位置は[[宇津帆島]]とまったく同じである(※その他、この作品には[[蓬莱学園]]シリーズへのオマージュと思しき人物・表現が多数登場する)。
なお、「ミスリル」西太平洋戦隊の基地が存在するという[[メリダ島]]は北緯20度50分 / 東経140度31分に存在するという設定だが、この位置は[[宇津帆島]]とまったく同じである(※その他、この作品には[[蓬莱学園]]シリーズへのオマージュと思しき人物・表現が多数登場する)。




=== エージェント ===
=== エージェント ===
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== 登場キャラクター ==
== 登場キャラクター ==
登場キャラクターについては[[フルメタル・パニック!の登場人物]]を参照。
キャストは(アニメ版 / ドラマCD版)である。

=== 主人公 ===
; 相良宗介 ([[声優]]:[[関智一]] / [[森久保祥太郎]])
: ミスリルのSRT(Special Response Team, 特別対応班)に所属する。階級は[[軍曹]]。コールサインは"ウルズ7"。認識番号はB-3128。性格は同僚のクルツ&マオ曰く、ネクラ・朴念仁。愛用拳銃は[[グロック17|グロック19]](アニメ版だとグロック26)だが、確認される限り、長編では『燃えるワン・マン・フォース』の一度しか使用していない(逆に短編ではやたらめったら乱射している)。人種的には日本人だが、戸籍は存在しない。「相良宗介」という名前は、後述する事故の際に身につけていた服のひらがなのタグに、カリーニンが漢字を当てたもの。
: [[アフガニスタン]]をはじめとする世界各地の戦場を廻ってきた凄腕の傭兵。かなめの護衛任務を受けて[[都立陣代高校]]に通うことになるが、その経歴ゆえに現代日本の常識という物が全く欠落しており、壮絶なるカン違いにより校内を混乱に巻き込むこともしばしば。また、そのため古文・日本史が苦手。生徒会長の林水から「安全保障問題担当・生徒会長補佐官」という怪しげな役職を任されている。
: 趣味は釣りと読書(主にミリタリー関係の技術書と専門誌を愛読)。一応イスラム教徒であるが、豚肉を何の抵抗も無く食べるなど、ほとんど戒律は守っていない(本人曰く、[[コーラン]]の暗誦は出来る)。また、コッペパン、干し肉、[[カロリーメイト]]フルーツ味が好物らしい。
: 彼の行為は間違いなく[[銃刀法]]及び[[火薬類取締法]]に抵触しているが、何故か一度も罪に問われたことは無い。ある政治家の眼前で発砲したこともあるが、その際は林水の交渉によってもみ消された。
: 左頬にX字の傷跡があるが、これがいつ付いたものであるかは不明。ただし、カシムとしてゲリラ活動をしていた頃はまだ付いていない。
: 話せる言語は確認できたうちでも[[日本語]]、[[英語]]、[[ロシア語]]、[[アフガン]]方言での[[ペルシャ語]]、[[ウルドゥー語]]と実に幅広い。ただし、これは彼の言語力が優れていたというよりも、少年期にアフガニスタンという多民族地帯で過ごしたことによる影響と言った方が適切であろう。
: 幼少期、両親と共に旅客機の墜落事故に遭い、宗介1人が生存者としてソ連海軍の潜水艦に救助される(この事故では乗員乗客全員が死亡した事になっている。宗介の戸籍が存在しないのはこのため)。その後、ソ連の特殊機関に暗殺者として育てられ、武装ゲリラのリーダーを暗殺するためにアフガニスタン(アニメ版では''ヘルマジスタン''という架空の国)に送り込まれるが失敗し、逆に'''カシム'''という名でゲリラの一員となる。ゲリラ組織壊滅後はカリーニンと行動を共にしていたが、ある時を境に別れ、[[ベリーズ]]のミスリル訓練キャンプから西太平洋戦隊に転属となる。
: 人間以外の「戦友」と語る存在に、左目のつぶれた白い[[ベンガルトラ]]の「シロ」がいる。2年前に[[ミャンマー]]で出会った(当時、シロは子トラ)とのことで、宗介と共に戦ったことのある密猟者により、他の密猟者に捕獲されて日本で剥製にされそうになったことが知らされ、宗介により救出。一時は宗介の部屋や陣代高校の屋上を仮住まいとするが、いろいろと問題があったためにメリダ島の演習場に送られ、そこで暮らしている。なお、テッサには「猫(一頭)」と書類で知らせてある。

; 千鳥かなめ (声優:[[雪野五月]] / [[氷上恭子]])
: 都立陣代高校に通う高校2年生。誕生日は12月24日。宗介の観察と地の文によると、身長165cm・体重49kg。ミスリルが彼女につけたコードは"エンジェル"。[[読売ジャイアンツ|巨人]]と[[ジェームス・ブラウン]]のファン。ルックスとスタイルは良いが、その過激な性格が災いし、「恋人にしたくないアイドル・ベスト・ワン」の称号を持つ。後のダイクウマリュウキングガイ殺害事件の際には「恋人にしたくない贈呈品イーター」という妖怪のような称号を持つことになった。
: 実は「[[ウィスパード]]」と呼ばれる人間であり、その能力を欲する組織から狙われている。時として、その能力が窮地を脱する鍵となることもあるなど、物語の核となる人物である。
: ハリセンを常備しており、宗介がいき過ぎた行動や非常識な行動をとった際などのツッコミに用いている。ただし、作中でその[[ハリセン]]をどこにしまっているのかは語られていない。これについては宗介も一度質問した事があったが、『やかましい!』の一言で封じられている。宗介は彼女がハリセンを出す度に『また見逃した』と言う。
: 父親は[[国連]]の高等環境弁務官であり(父との仲は、あまり良くない)、作中では妹のあやめと共に[[ニューヨーク]]に住んでいる。母親は既に他界している。なお、母方の祖父である小村修二郎は旧日本海軍第302哨戒中隊の生き残りであり、彼女の性格はその隔世遺伝とも取れる。当時の階級は中尉だったとのこと。

=== ミスリル ===
; テレサ・テスタロッサ (声優:[[ゆかな]] / [[南央美]])
: ミスリル作戦部西太平洋戦隊'''トゥアハー・デ・ダナン'''総司令官にして、強襲揚陸潜水艦「[[トゥアハー・デ・ダナン (架空の兵器)|トゥアハー・デ・ダナン]]」(以後、こちらはTDD-1と表記)の艦長。階級は大佐。コールサインは"アンスズ"。誕生日は12月24日。愛称は「テッサ」。双子の兄、レナード・テスタロッサがおり、そちらはミスリルと敵対する組織「アマルガム」の幹部。
: かなめ同様ウィスパードであり、TDD-1の再設計は彼女とその同僚のバニ・モラウタ(作中では既に他界)による。かなめと生年月日が同じなのには訳があるようだ。
: 宗介に好意を抱いており、陣代高校に休暇を利用して短期留学してきたこともある。また極度の運動音痴(ただし水泳は得意)であり、しばしば壁にぶつかったり、転んだりする。

; メリッサ・マオ (声優:[[根谷美智子]])
: ミスリル所属の曹長(のち少尉→中尉)。コールサインは"ウルズ2"(前任者の退任以前は"ウルズ6")。認識番号はB-3055。中国系アメリカ人。宗介とクルツの同僚で、3人が行動する際は隊長を務める。電子戦のスペシャリストであり、工学の修士号も持っているほか、'''[[M9 ガーンズバック]]'''の開発にも関わっている。愛用拳銃は[[H&K MARK 23]]。
: 元々は[[アメリカ海兵隊]]に所属していたが、不名誉除隊処分を受けている(経緯は不明)父親は米空軍の爆撃機パイロットを務めていた。父親によって[[ハーバード大学|ハーバード]]出のボンボン(本人談)と無理やり結婚させられそうになり、結婚式場からウエディングドレス姿のまま逃げ出しそのまま海兵隊の徴募事務所で海兵隊へ入隊を志願した経緯がある。
: 性格はいわゆる姐御肌。ビール以外の酒を飲んでいると不幸なことが起きるというジンクスを持っている。
: 宗介やクルツからは"マオ"、"マオ姐さん"などと呼ばれ、小説の地の分においても"マオ"と書いてあることが多いので、"マオ"が名前のようにも思えるが、こちらはあくまでも苗字である。ちなみに漢字で書くと「毛」。プライベートではテッサやクルーゾーが"メリッサ"と名前で呼ぶことが多い。

; クルツ・ウェーバー (声優:[[三木眞一郎]])
: ミスリル所属の軍曹(のち曹長)。コールサインは"ウルズ6"。認識番号はB-3127。生身・AS搭乗時を問わず天才的な狙撃技能を持つドイツ人。また、ギターの扱いも上手い。雑誌のモデルを務めたことがあるほどの美形だが、それと反比例するかのように性格はお下劣。
: 父親が新聞社の特派員だった関係で、中学生までは[[江戸川区]]に住み、地元の公立校に通学していた。そのため、日本の事情については宗介よりもはるかに詳しい。また、本人曰くドイツ語より日本語の方が上手に話せる。家族を空港での爆破テロで失っており、復讐を目的に傭兵となった経緯を持つ。
: 病院にいるある人物(作中では「彼女」とのみ表記)に対して援助を行っているらしく、本人曰くかなりの借金を抱えている。

; アンドレイ・カリーニン (声優:[[大塚明夫]])
: フルネームは「アンドレイ・セルゲイヴィッチ・カリーニン」。宗介らの上官であり、「トゥアハー・デ・ダナン」で陸戦部隊の指揮を執る。コールサインは"パース1"。階級は少佐。マデューカスと共にテッサを補佐する立場にある。
: 元々は[[ソビエト連邦|ソ連]]の特殊部隊"[[スペツナズ]]"の指揮官であったが、陰謀によって現在はソ連を追われている。宗介の実質的な育ての親(陣代高校に提出した書類においても、親権者ということになっている)であるが、スペツナズ時代には敵対していたことがあった。また、旅客機墜落事故の際は現場海域に最も近い潜水艦に乗艦しており、彼の主張によって生存者の捜索に向かったという経緯がある。そのため、この事故の唯一の生存者である宗介の命の恩人とも言える。
: イリーナというヴァイオリニストの妻がいたが、出産時の医療事故で母子共に他界している。なお、彼が作る[[ボルシチ]](曰く、妻の味を再現した物)はなぜか味噌ペーストとココアパウダーが入っており、その味はテッサ曰く、「あたたかい[[ドクターペッパー]]」。この[[ボルシチ]]を食べに来ないかと宗介を誘うが、宗介は声を裏返しながら「先約がある」と断ったほどである。恐らくは軍務でほとんど家に寄り付かず、あげくに妻の海外公演にかこつけて各国に渡航し、スパイ行為を行う彼に対して嫌がらせで作られたであろう[[ボルシチ]]を美味いと感じてしまうほどの味音痴である。

; リチャード・マデューカス (声優:[[西村知道]] / [[大塚明夫]])
: フルネームは「リチャード・ヘンリー・マデューカス」。階級は中佐。元英海軍潜水艦'''タービュラント'''の艦長であり、ミスリルに移籍した後は、TDD-1の副長を務めている。性格は生真面目その物で、若干杓子定規に過ぎるきらいがある。その規律を重んじる性質は、英海軍時代に培われたものと思われる。
: 実はテッサに匹敵する指揮官であり、''公爵(デューク)''の異名を持つ古強者。本気を出す際にはいつも被っている帽子を逆にする癖がある。また、英海軍時代、カール・テスタロッサ中佐(テッサの父親)が指揮していた艦を救った過去を持つ。なお、作中で被っている帽子は、その礼と皮肉の意味もこめて彼から送られた物。
: 時折、テッサに対して自分の娘を見るような面を見せる。そのためか、彼女が好意を寄せている宗介を若干疎んじている気があり、彼女が陣代高校に留学する際には、宗介に悪夢を見せるほどのプレッシャーを与えていた。
: アメリカ系のミスリル関係者(ボーダ提督など)には、彼を親愛の情を込めて"ディック"と呼ぶ者がいるが、彼本人はというと、スラングとしての"ディック"の意味からそう呼ばれるのを嫌っている。

; ゲイル・マッカラン (声優:[[小川隆市]])
: 作品初期における宗介たちの直属の上司。階級は大尉。コールサインは"ウルズ1"。オーストラリアSAS出身であり、後任のクルーゾーの先輩に当たる。だが、クルーゾーに比べて出番が少なかった。
: 『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』作中で行われたTDD-1就航一周年記念パーティーでのビンゴ大会で一位を勝ち取り、見事テッサのキスという栄誉を勝ち取るが、その後発生した艦内での戦闘で、アマルガムと通じていたグェン・ビェン・ボーにより射殺される。
: 座右の銘は「生ける狗は、死せる獅子に勝れり」。後輩であるクルーゾーもこの言葉を気に入っていた。

; ベルファンガン・クルーゾー (声優:[[小山力也]])
: 『終わるデイ・バイ・デイ』でマッカランの後任として地中海戦隊パルホーロンからトゥアハー・デ・ダナンに転任してきた中尉(のち大尉に昇格)。コールサインは"ウルズ1"。アフリカ系カナダ人のイスラム教徒。かつてはカナディアンSASに所属しており、マッカランの後輩にあたる。その戦闘技能は宗介を上回り、[[ARX-7 アーバレスト|アーバレスト]]との模擬戦では宗介を圧倒している。
: 趣味はアニメ鑑賞で新作チェックのために[[ニュータイプ (雑誌)|ニュータイプ]]U.S.A.を愛読。他の隊員には秘密にしている。が、『終わるデイ・バイ・デイ』中のある出来事により確執のあるクルツがある日ビデオテープに細工をし、[[魔女の宅急便]]でキキがトンボを助けようとするシーンに、あろうことか[[ヒンデンブルク号爆発事故|ヒンデンブルク号の墜落シーン]]を上書きされたことがある(OVA版では'''未来少年探偵コニャン'''というアニメ(「[[未来少年コナン]]」+「[[名探偵コナン]]」のパロディ)で、ヒロインが水底に縛り付けられた主人公を助けるシーン(このシーン自体は名探偵コナンの映画『[[名探偵コナン 14番目の標的|14番目の標的]]』中の1シーンのパロディだと思われる。また、「[[未来少年コナン]]」にも同様のシーンがある。)を'''豚のキス'''に差し替えられた。その際は本気で怒り、テッサの静止も聞かずにクルツと喧嘩を続けていた。
: 『終わるデイ・バイ・デイ』中で、「ASは鍛えられた肉体の更なる延長である」との発言があるが、これの元ネタは[[装甲騎兵ボトムズ]]に登場した、吸血部隊レッドショルダー創設者、ヨラン・フリードリッヒ・フォン・ペールゼン大佐の「ATとは鍛えられた肉体の更なる延長である」。

; ヤン・ジュンギュ(声優:[[佐々木望]])
: ミスリル所属の伍長。コールサインは"ウルズ9"。認識番号はB-3120。出身は韓国の[[大邱]]。
: トゥアハー・デ・ダナンのSRT要員の中で唯一ASの搭乗資格を持っていないが、歩兵としての能力や車の運転技術、悪運(マオ談)は優れている。しかし、PRTの指揮官兼ウルズ3であるキャステロからは、「心構えの面で劣る」と評されていた。
: 原作では長編2巻『疾るワン・ナイト・スタンド』においてテッサの護衛として来日したのが最初の登場だが、何故かアニメ版では登場機会に恵まれず、アニメ版第3作『フルメタル・パニック! The Second Raid』(原作で言うと長編4巻『終わるデイ・バイ・デイ』)でようやく登場した。原作でも負傷するなど損な役回りを演じる事が多い。
: 『終わるデイ・バイ・デイ』から『踊るベリー・メリー・クリスマス』にかけてはPRT要員のウーと一緒に行動している事が多い。

; レイス(声優:[[大原さやか]])
: ミスリル情報部所属のエージェント。出身は[[北朝鮮]]。登場時は性別すら不明だったが、『つづくオン・マイ・オウン』で女性であることが判明した。なお、レイスはコードネームであり本名は未だ不明。宗介と同時にかなめの護衛任務に就いているが、基本的に両者が接触することは無い(元々かなめの護衛は情報部のみが担当するべき事であり、宗介の配備はそこに作戦部の横槍が入ったための措置)。
: 宗介とは異なりかなめとも接触せず、遠距離からの監視・警戒を中心に行っている。そのため、変装技能に秀でており、サラリーマンから主婦まで、様々な姿を状況に合わせて使い分けて警戒に当たっている。変装中はボイスチェンジャーで声も変えており、アニメ版では当初演じる声優も伏せられていた。「気晴らし」として宗介が陣代高校及びその周辺で暴れ回る原因の一端を作っている。
 
;ノーラ・レミング(声優:[[山口由里子]])
;エドワード・サックス(声優:[[室園丈裕]])
;ゴダート(声優:[[うすいたかやす]])
;アル(アーバレストのAI、声優:[[室園丈裕]])
;ダーナ(トゥアハー・デ・ダナンのAI、声優:[[村井かずさ]])
;フライデー(マオ機のAI、声優:[[福山潤]])
;クルツ機のAI(声優:[[田村ゆかり]])
;ジェンキンス准将(声優:[[石波義人]])
;ジェローム・ボーダ(声優:[[岸野一彦]])
;メイヤー・アミット(声優:[[菅生隆之]])

=== アマルガム ===
; ガウルン (声優:[[田中正彦]])
: 9つの国籍を持つとされるテロリスト。中国語で'''九龍'''と書くが、祖国は日本で、年齢は30代と思われる。これまでに30人以上の要人を暗殺し、航空機の爆破も最低2回は行っているが、[[西側]]の対テロ組織にはほとんど知られていない。
: シリーズ中、最大の悪役と言っても過言でない人物で、宗介やカリーニンとはアフガニスタン時代からの因縁。少年時代には[[ポル・ポト]]政権下の[[カンボジア]]にいた。性格は残忍残虐であり、狂気のサディストである。沈着冷静な思考と、直感と危機回避能力に長けている。
: アマルガム幹部「ミスタ・Fe」([[鉄]])であったが、他の幹部との反りは合わなかったようである。ミスタ・Feというコードネームには、水銀と鉄とは混ざらないという皮肉がこめられている。
: 実は膵臓ガンを患っている身であり、その事もあってか生に対する執着が希薄である。そのため、死ぬ事をほとんど恐れていない。それが上記の性格に繋がっているともいえる。
; レナード・テスタロッサ (声優:[[浪川大輔]])
: テッサの双子の兄。かなめやテッサと同様にウィスパードであるが、その能力はテッサを大きく上回っている(『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』中で口にした、''「出来の悪い妹」''とはテッサのことを意味すると思われる)。
: アマルガム幹部「ミスタ・Ag」([[銀]])でもある。ミスリル・アマルガムともに、銀を意味することからも、物語にとって重要なファクターである事は間違いないだろう。作中で明確な描写は無いが、コダールを始めとするアマルガム系ラムダ・ドライバ搭載ASの開発を行った人物と思われる。また、人間サイズの無人AS''アラストル''も開発した。
: かなめに好意を抱いており、『つづくオン・マイ・オウン』では彼女の拉致に成功している。
; ゲイツ (声優:[[大塚芳忠]])
: TVアニメ版第3作『フルメタル・パニック! The Second Raid』に登場したキャラクター。明確な描写はないが、原作小説で登場した「ミスタ・K」([[カリウム]])と思われる。性格は非常に感情的で、作中ではツッコミを入れた部下を反射的に射殺したりヘリから投げ落としたりビルから蹴り落としている。
: 香港で夏玉芳を粛清した後にミスリルと対峙するが、宗介によって乗機を撃破され、死亡している。
; 夏玉芳 (シャ・ユイファン、声優:[[篠原恵美]])
: TVアニメ版第3作『フルメタル・パニック! The Second Raid』に登場したアニメオリジナルキャラクター。原作小説では飛鷲(フェイジュウ)という名前の男性キャラがこのキャラクターのポジションにおり、さらに、漫画版の『フルメタル・パニック!∑』ではレナというキャラクターに変わっていた。ガウルンに拾われ、彼を「先生」と呼び慕う。
: 作中ではASの操縦を主に行っており、物語初期にはゲイツの部下としてZy-98 シャドウを駆り、ガウルンの指示によってコダールmを奪取した後は、香港での破壊活動を行っていた。トゥアハー・デ・ダナンのM9部隊と交戦した後にゲイツ率いるアマルガムの実働部隊と交戦するも、撃破されて死亡する。
; 夏玉蘭 (シャ・ユイラン、声優:[[沢城みゆき]])
: TVアニメ版第3作『フルメタル・パニック! The Second Raid』に登場したアニメオリジナルキャラクター。玉芳同様、原作では登場しないキャラクターであり、原作では飛鴻(フェイホン)という男性キャラがこのポジションにいる。『フルメタル・パニック!∑』ではジュリアというキャラになっているが、立ち位置は同じ。中国武術に長けており、二本のマシェットナイフを振るう。
: 作中ではゲイツの部下として働き、その後ガウルンの指示を受け、かなめの暗殺を図るが彼女の機転によって失敗し、その場に現れたレナードによって粛清される。
; クラマ
: 原作のみに登場するキャラクター。アマルガムに所属しているが、コードネームは不明。人種的には東洋人。『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』において、J・ロック伍長という名札のついた米軍の野戦服を着用している描写が見られたが、正確な国籍などは不明である(そもそも"クラマ"が本名であるかどうかも不明)。
: 宗介との因縁はガウルンほどではないにせよ深いものがあり、アマルガムに属する前、[[レバノン]]で敵として戦ったことがある。本編ではガウルンが死亡した後に宗介と対峙する事になる。
: 禁煙中で、シガレットケースにはタバコの代わりに人参のスティックを入れている。
: 『燃えるワン・マン・フォース』のラストで宗介に重傷を負わせるものの、隙を突かれ逆に命を落とす。
;ビンセント・ブルーノ(声優:[[郷田ほづみ]])
: ミスリル作戦本部のスタッフであり、階級は少佐。しかし同時にアマルガムの内通者"ミスタ・Zn"でもある。『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』において下に記すダニガンとグェンの買収工作に関与し、ガウルンによるシージャックの一因を作った。
: 原作では『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』の直後にミスリルから姿をくらましていたが、TVアニメ版ではその後もしばらくの間はミスリルに残っており、西太平洋戦隊の活動に対して妨害工作を行っていた。
: 原作、TV版共にミスリルから離れた後は[[シチリア島]]のマフィアの元に身を寄せていたが、クルツ・マオ・宗介という本来ならここにいるはずのないSRT要員(シチリア島は本来、地中海戦隊"パルホーロン"の担当区域である)によって身柄を確保され、作戦本部に拘束された。
: なお、原作とTV版だとキャラクター描写が若干異なっている。また、"ミスタ・Zn"のコードネームは彼の後にもミスリルに送り込まれた内通者のものとして使用されている。
;ジョン・ダニガン(声優:[[金子由之]])
: トゥアハー・デ・ダナンに所属するSRT要員の軍曹。元々は南大西洋戦隊"ネヴェズ"に属していた。コールサインはウルズ12。しかしアマルガムによる買収を受け、ミスリルを裏切る。
: 元々はアメリカ陸軍の空挺隊員で、爆発物の扱いにも詳しい。かなりの実戦経験を積んでいるようで、名誉負傷賞や青銅星賞を何度も授与されている。
: マオやかなめ、挙句はガウルンまでも"チャイニーズ"と呼ぶなど、東洋人に対する差別意識が強い。戦友を中国人に殺されたとも取れる台詞があるが、詳細は不明。
: TDD-1のブリッジから逃走したかなめを追い詰めるが、一瞬の隙を突かれ、駆けつけた宗介によって射殺される。
;グェン・ビェン・ボー(声優:[[岩松廉]])
: トゥアハー・デ・ダナンに所属するSRT要員の軍曹。コールサインはウルズ10。ダニガン同様にアマルガムによる買収(500万ドル)を受け、ミスリルを裏切る。
: 元々はベトナム陸軍に所属しており、ナイフの扱いにも優れている。
: TDD-1内部でマッカランを殺害し、その後クルツを窮地に陥れるが、マオに気を取られた隙を突かれ、逆にクルツによって殺される。
: なお、ウルズ10のコールサインは、『つづくオン・マイ・オウン』においてはマンデラというキャラクターに割り振られている。

;マレス大佐(声優:[[五王四郎]])
;アラストル(声優:[[谷口節]])
;クガヤマ・タクヤ(声優:[[千葉進歩]])
;セイナ(声優:[[浅野まゆみ]])

=== 陣代高校の人々 ===
; 風間信二 (声優:[[能登麻美子]])
: 千鳥かなめや相良宗介のクラスメイト。超が付くほどの[[軍事オタク]]で宗介も感心するほどの知識を持っている。父親、風間信太郎は[[陸上自衛隊]][[習志野駐屯地]]の事務官をしており、TVアニメ版『フルメタル・パニック!』ではASに乗って親子で騎馬戦に参加した。最近はお洒落にも気を使っているらしい。
: また、劇中「マカダミアナッツの様な物」が脳裏で弾けることがあった(TVアニメ版ではブリーフが割れている)。この元ネタは間違いなく「[[機動戦士ガンダムSEED]]」の「[[SEED (機動戦士ガンダムSEED)|SEED]]」であろう。
; 常盤恭子 (声優:[[木村郁絵]])
: 千鳥かなめと相良宗介のクラスメイトで、いつもデジカメを所持していて色々なものを撮影している(原作ではそのような描写はそれほど見られない)。また、かなめが陣代高校で最初に知り合った友人でもある。
: かなめが宗介にきめた[[マニアック]]な[[プロレス技]]を知っていたりする。(原作では「パロ・スペシャル」、アニメでは「ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックスホールド」)
; 林水敦信 (声優:[[森川智之]])
: 都立陣代高校の3年生で[[生徒会長]]をしている。校内で一人だけ白い詰襟を着用している。相良宗介からは会長閣下と呼ばれており、共に認め合う仲。いつも扇子を持っているがたたむ度に書いてある文字が変わっている。類稀なる頭脳の持ち主で、本来ならもっと上の高校にいけたはずだが、ある理由により陣代高校に入学した。それが原因で大物政治家である父親とは互いにいがみ合うだけの仲となった。
: 株で生計を立てているが住まいは外人用の貸し部屋。屁理屈がうまく常に自信満々。生徒の権利のためといろいろな仕事を宗介達に押し付けているが、教職員の邪魔をする事を楽しんでいるようにも見えなくもない。
: 陣代高校生徒会は彼が興した『C会計』なる妖しげな資金源を財源の一つとして運営されている。
; 美樹原蓮 (声優:[[田中理恵]])
: 都立陣代高校の2年生で、生徒会の書記をやっている。通称・お蓮さん。家は江戸時代から続くヤクザ"美樹原組"で父親はその七代目組長である。何かと他人に気を使うのだが、心配する点がどこかズレており、そのことで相手が絶句してしまうこともしばしば。林水に片思い中。
; 椿一成 (声優:[[福山潤]])
: 都立陣代高校の2年生で、空手同好会会長。殺人拳「大導脈流」の使い手、極度の近眼で眼鏡をかけないと相手の顔もろくに見えないが、普段は裸眼であり、本気を出す時だけ瓶底眼鏡をかける。かなめに一目惚れした。宗介をライバル視しており、何かにつけて張り合おうとする。
: 一度かなめに告白しようとした事があったが、その際は眼鏡を外していたため、宗介に向かって告白してしまった。そのため、陣代高校内で一時期、宗介と椿のやおい疑惑が浮上するという事態に至っている。
: ちなみに「大導脈流」およびその技の名前は病名から来ている。
; 神楽坂恵里 (声優:[[夏樹リオ]])
: 宗介やかなめのクラスの担任。英語を担当している。度々、宗介が起こす騒動に巻き込まれては泣きを見るという不運の人。ただし、生徒のことを本気で大事に思っているのは確かである。
: 作中で『主よ……』と祈りを捧げていることから、[[クリスチャン]]ではないかとも取れる。
: 美術教師である水星庵と交際中(但し、一人身である坪井校長からは嫉妬の念を抱かれている様子)。自動車免許を持って居る為、車の運転も出来る。
: なお、彼女は陣代高校のOGである。
; 水星庵
: 都立陣代高校の美術教師で、その言動はエキセントリックかつ暴走特急(原作では'''(中略)'''が多用されている)。変人教師として都立陣代高校の教師・生徒双方に広く認知されている。
: しかしてその実体はピュアなハートを持つ芸術家であり、温かな人間性が描き出された絵画は英語教師の神楽坂恵理が惚気るほどである。
: その神楽坂恵理とは交際中。また、相良宗介とは変人同士気が合うようである。もっとも、宗介自身は水星の言葉の意味を殆ど理解していない。
; 大貫善治 (声優:[[青野武]])
: 都立陣代高校の用務員(用務員生活25年)。間違いなくシリーズ中、最恐の人物。普段は温厚で物静かだが、キレるとチェーンソーを振り回して大暴れするバーサーカーへと変貌する。その際の戦闘能力は凄まじく、銃弾をものともしないほどである(TV版では手榴弾を噛み砕き、かつ体内で爆発しても無傷だった)。短編の『善意のトレスパス』において、自分が可愛がっていた鯉の「カトリーヌ」(名前の元ネタは恐らく[[カトリーヌ・ドヌーヴ]])を殺した(夕食に供した)宗介と一成に襲いかかり、2人を絶体絶命の窮地に追い込んだ他、『真夜中のレイダース』において、同じく可愛がっていた桜の木の「グレース」(名前は[[グレース・ケリー]]から取ったものと思われる)を倒された時にもチェーンソーを振るっている。
; 坪井校長(声優:[[有馬瑞香]])
; 小暮先生(声優:[[池水通洋]])
; 西野こずえ(声優:[[今野宏美]])
; 藤咲先生(声優:[[中博史]])

; 小野寺孝太郎(オノD、声優:[[岡田貴之]])
; 稲葉瑞樹(声優:[[吉田小百合]])
; 佐伯恵那(声優:[[菊池志穂]])
; 郷田優(声優:[[郷里大輔]])
; 阿久津万里(声優:[[浅野まゆみ]])

=== マスコット ===
; ボン太くん (声優:[[金田朋子]])
*[[着ぐるみ]]としてのボン太くん(一途なステイク・アウト)
:名前の元ネタは[[NHK]]で放送されていた『[[できるかな]]』のゴン太くん(富士見ファンタジア作家の間で流行ったらしい。[[榊一郎]]氏もそのうちの一人)。
:とある遊園地(アニメ版第2作「フルメタル・パニック? ふもっふ」では「ふもふもランド」、原作では「ボン太くんランド」。位置的には後楽園遊園地がモデルとされる。)のマスコットキャラクター。実質的に本作品のマスコットキャラクターでもある。外見は「犬だかネズミだかよく分からない茶色の生き物」。緑色の帽子を被っており、赤い蝶ネクタイを締めている。ON、OFFが可能なボイスチェンジャーを搭載。(外部に発せられる声は「ふもっふ」や「ふもふも」、「もっふる」といった、「ボン太くん語」になってしまう。)
:元々着ぐるみの中にはランニング姿の老人が入っていたが、宗介が強奪しかなめの危機を救った。また、宗介が着ぐるみに入ってからは左頬に十字の傷が追加された。
*強化服としてのボン太くん(押し売りのフェティッシュ)
:宗介はこの着ぐるみをなぜか気に入っており(幼少期にボン太くんのぬいぐるみがお気に入りだったとも取れる描写が、短編『極北からの声』に見られ、その潜在意識が残っていたと思われる)、これを入手してからは、強化服として運用するための改修を行った。具体的には、外装を超アラミド繊維に変更したほか、指向性マイク・サーマルセンサー・暗視システムなどを組み込み、軍用ヘルメットと[[武装工作服|タクティカルベスト]]、大型のスタンロッドを装備している。
:かなめを「ポニー」(原作では「ぽに男」)から守るため護衛として運用されたが、暴走婦警若菜陽子の勘違いにより彼女と戦う羽目になった。
*強化服としてのボン太くん(仁義なきファンシー)
:前回の運用で実用性に難があったため、操縦系をアームスレイブに極めて近い形に改良し(バイラテラル角の設定ができる)、モニタ画面を3画面から6画面に増加し、AIまで搭載した。また、搭乗用のハッチがある。
:しかし、ボイスチェンジャーだけは、暴走婦警若菜陽子との格闘時にスタンガン及びスタンロッドの攻撃を受けて故障した影響からか、何故かボイスチェンジャーを作動しない限り、全ての機器が正常に作動しなくなってしまった。本来ダメージを受けていないはずの量産型ボン太くんについても同様である。
:美樹原組組員と共にかなめと蓮の救出に向かった際は、'''01'''と記された角付きの軍用ヘルメットと[[武装工作服|タクティカルベスト]]を装備していた(アニメ版のみ着用。角は[[ジオン軍]]のMSが元ネタ)。また、宗介が持つ最も高価な"服"である(少なくとも2万ドル以上を投資している)。
: かなめ曰く「笛を三回鳴らすと飛んでくる」らしい(元ネタは[[マグマ大使]]か)。ただしこれはハッタリであると思われる。
*ゲームのキャラクターとしてのボン太くん
:『[[スーパーロボット大戦J]]』に隠しユニットとして参戦。その戦闘グラフィックは作中随一の出来である。また、テレビでは放映されなかったが、ボン太くんバージョンのCMも作成された(スーパーロボット大戦Jの公式サイトで公開されている。ただしふもふも言っているだけで内容は意味不明)。作中ではアーム・スレイブにも匹敵する性能を持つとされ、宇宙にも出られる。ただし宗介専用機で、乗り換えるとパイロットは「ボン太くん」で登録される。なお、「ボン太くん」でボスキャラに戦闘を仕掛けると、着ぐるみであることに反応し通常とは異なった会話が発生する。
; 量産型ボン太くん (声優:[[水田わさび]])
: ボン太くんを気に入った宗介が私財を投じて知り合いの武器商人([[ベルギー]]のブリリアント・セルフテック社のベアール社長)と共に開発した特殊防護服。少なくとも2万ドル以上を投資しているらしい。小説版では通常のボン太くんと同じく茶色だったが、TV版では体色が黒に変わっている。数々のハイテクを盛り込んであるが、ほとんど買い手がつかず、購入先は[[マイアミ]]市警(アニメ版においては、体色は茶色だが目が青く、また、警察の帽子を被っている)と[[FBI]]のみ。作中では在庫の一部が都内の弱小[[暴力団]]'''美樹原組'''に無償で供与された。また、マイアミにおいても麻薬密売人の大規模摘発に実際に使用され、犯人グループをきわめて迅速に制圧し、効果的に戦意を喪失させ、[[コカイン]]50kgの押収に成功するという戦果を上げている。
: その後のことは語られていないが、この後も順調に実績を重ねたとすればかなりの買い手がついた可能性もある。短編第七巻に収録されている『身勝手なブルース』において『最近は対NBC機能やパワー・アシスト機能なども……』と発言していることから、その後も開発は続けていたようである。ただし、開発者である宗介が東京を去った『つづくオン・マイ・オウン』以降も開発を行っていた可能性は、ほぼ皆無である。
: テレビの生放送バラエティー番組([[笑っていいとも!]]がモデルと思われる)で紹介されたこともある。

=== その他 ===
; 若菜陽子 (声優:[[平松晶子]])
: 交通課の婦人警官。用務員の大貫と異なり、普段からキレかかった性格をしている、女性最恐の人物。完全に暴走に近いような[[ミニパト]]の運転を駆使して、地獄の果てまで違反者を追い詰める。射撃の腕も確かで、近接格闘にも長けており、ボン太君を装備した宗介との戦闘では、宗介を追い詰めるほどの圧倒的な戦闘能力をみせた。
; ポニー(声優:[[成田剣]])
: ポニーの覆面をして、女生徒を襲う神出鬼没の痴漢。原作では''ぽに男''と書かれていた。かなめ曰く「極めて特殊な変態」であり、長髪の女性の髪をブラシをかけ、針金でポニーテールにした上、瞬間接着剤で固めてしまいポニーテールを強要する。彼曰く、ショートのうなじの色っぽさ、ロングの女の子らしさという、一見矛盾する二つの要素を兼ね備えた完璧なヘアスタイルが「[[ポニーテール]]」なのである。覆面をとった顔も馬顔であった。
: 台詞の殆どが「ぽにぽに」といった「ぽに語(?)」である。しかしボン太くん(宗介)とは「ぽにぽに」「ふもっふ」のみで会話を成立させていたりする。
; ベアール
: ベルギーで『ブリリアント・セーフテック社』を営む武器商人。宗介曰く「カネにはうるさく、間抜けなところも多いが、道義は守る男」とのこと。宗介と共に量産型ボン太くんを開発した人物である。
: 宗介は、ベアールを通して武器弾薬類を購入しているものと思われるが、その彼はというと、作中では違法なものにも手を出している模様。宗介に[[プルトニウム]]の購入を持ちかけたこともある。
: また、拳銃の部品と間違えて宗介に化学繊維を分解する生物兵器を発送してしまったこともあり、それが原因で陣代高校が[[バイオハザード]]に見舞われたこともある。
: 『カネさえ払えば、クレムリンでも買ってきてみせる』が信条だが、これの元ネタは[[エリア88]]のマッコイじいさんである。
; 美樹原寛二(声優:[[小山武宏]])
: 弱小暴力団美樹原組の七代目組長。作中では病に伏せっているが、江戸時代から続く伝統、義理人情に篤い質実な人柄から、子分のみならず周囲の親分衆からもひとかどの敬意を表されている。若い頃は'''『仏滅の寛二』'''と恐れられた極道であった。
: 若頭の柴田に、ボン太くん(宗介)を用心棒とすることを提案された際はふざけているものと思い込み、長ドスで斬りかかるに至ったが、寸前にボン太くんの飛び蹴りを喰らい無力化される。それによってボン太くんの強さを認めるものの、「七代続いた組も、おしまいよ……」と陰で涙した。
; 雨宮高美(声優:[[下川みくに]])
; 阿久津芳樹(声優:[[浜田真瑞]])
; 日向柾民(声優:[[野田順子]])
; 硝子山高校ラグビー部長(声優:[[渡部猛]])
 
;セイラー艦長(声優:[[廣田行生]])
;マーシー・タケナカ副長(声優:[[松本大]])



== 設定 ==
== 設定 ==

2006年8月26日 (土) 01:34時点における版

フルメタル・パニック!』は、賀東招二/著、四季童子/イラストライトノベル富士見ファンタジア文庫刊。月刊ドラゴンマガジンにて連載中。アニメ化もされた。通称はフルメタ

初期は、「ギャグ」「コミカル」に重点を置いた"学園ドタバタドラマ"な『短編』(ドラゴンマガジン連載話)、「シリアスな展開重視」の書き下ろしの『長編』といった形式であったが、現在では連載話もシリアスな話が多い。タイトルはスタンリー・キューブリック監督の映画『フルメタル・ジャケット』を意識したもの。

世界設定

基本的には20世紀末から21世紀初頭の現実世界に準じた世界を描いている。しかし、ソ連が崩壊していないため、冷戦構造が平政10年(本作における元号。平成10年と同時期と思われる)になっても解消しておらず、また、中国が南北に分裂し、香港ベルリンのように分割統治されているなど、多くの異なる点がある。

主な相違点は以下のとおり。

  • 北朝鮮の経済状況が大きく異なる。現実の90年代末期には北朝鮮は大規模な飢饉に見舞われているが、本作では豊作であり、悪化していた経済も立ち直りを見せ始めている。
  • 中国が南北に分割され、香港が分割統治されている。長江を境に、北側が東側陣営に属する人民解放委員会(北中国)、南側が西側陣営の中華民主連合(南中国)となっている。香港は九竜半島側が北中国領、香港島側が南中国領となっており、香港における戦闘行為は協定によって禁止されている。
  • 湾岸戦争の勃発がタジキスタンの分離独立問題やパレスチナ問題の激化に飛び火し、結果として第五次中東戦争が勃発した。その後クウェート北部で核が使用され、十数万人が死亡した(クウェート事件)。それによってイスラエルとアラブ諸国の関係が硬化し、第五次中東戦争は泥沼化することになる。
  • クウェート事件の半年後、ゴルバチョフが暗殺され、ペレストロイカが失敗に終わった(ちなみに、あとがきで、作者はゴルバチョフとアルクスニスに、作中で殺害した事を謝罪している)。これによってソ連は右傾化する事になり、アフガニスタン再侵攻が行われた。結果としてアフガニスタンはソ連の影響下に置かれたため、タリバン政権は存在しない。
  • ブッシュが爆弾テロで死亡した?(未確定情報。作中において、「ブッシュの息子が爆弾テロで死んだ」との記述があるが、ブッシュ家の誰の息子が死んだのかまでは書かれていない)
  • B-2が存在しない。代わりにB-1にECS(電磁迷彩システム)が搭載されている。

東京都調布市仙川にある都立神代高校をモデルにした都立陣代高校が短編での主な舞台となっている。実在する都立神代高校の最寄り駅は、仙川だが本作では泉川に変えられている。しかし、同じ調布市内にある調布飛行場などや調布市内の地名及び京王線沿線の実在する駅名が本作ではそのまま使われている。

<<補足>>
なお、この「都立神代高校」は『ろくでなしBLUES』の「帝拳高校」のモデルであることでも有名である。

ミスリル

ミスリルは、フルメタル・パニック上に登場する、軍事による平和維持活動を主とする対テロ極秘傭兵組織である。軍事的な緊張状態にある紛争地帯などに出没し、テロリストや独裁政権に対し、アーム・スレイブなどを送り込み、これを殲滅している。また、敵対組織の軍事的発展を防ぐため、『ウィスパード』とよばれる特殊能力者の人道的保護なども、行っている。

豊富な資金力により、世界の10年先を行くと噂されるほど、優れた科学兵器を持つ。特に、強襲揚陸潜水艦『トゥアハー・デ・ダナン』や、ラムダ・ドライバ搭載アーム・スレイブ『アーバレスト』などが、特筆すべき兵器である。

組織構成は作戦部・情報部・研究部からなり、作戦部はそれぞれ異なる地域を担当する4つの戦隊からなる(作戦本部はシドニーにある)。また、それぞれの戦隊がケルト神話に関連した名称をその名に冠している。ただし、同じミスリルという組織にあって、作戦部・情報部の間では、かなりの反発・軋轢がある。前者は「前線任務」が主であるのに対し、後者は「後方支援」「諜報活動」が主であり、レイスなどが所属している。場合によっては、互いに情報操作を行い相手を欺くなど、足を引っ張り合うこともある。

ミスリル作戦部に属する各戦隊の名称及び担当地域は以下の通り。

  • 地中海戦隊『パルホーロン』
  • 南大西洋戦隊『ネヴェズ』
  • インド洋戦隊『フィル・フォルヴ』
  • 西太平洋戦隊『トゥアハー・デ・ダナン』

なお、「ミスリル」西太平洋戦隊の基地が存在するというメリダ島は北緯20度50分 / 東経140度31分に存在するという設定だが、この位置は宇津帆島とまったく同じである(※その他、この作品には蓬莱学園シリーズへのオマージュと思しき人物・表現が多数登場する)。

エージェント

ミスリルのエージェントの多くは、年俸契約などによる「傭兵」として雇われており、かなりの好待遇とされている。その代わり、求められる資質・経験は非常に高く、結果として作戦の成功率も高い。現在のところ、ミスリルに所属しているエージェントで、青二才や新米などの兵士は登場していない事からも、その質の高さは伺える。

特殊工作、諜報活動、アーム・スレイブなどの兵器によるテロリスト壊滅など、その任務は幅広い。中でも宗介たちの所属する「SRT要員」と呼ばれる者たちは特にその能力が高く、一般兵士数人でも同一条件では取り押さえることは困難であるとされる。

それまでの殺伐とした軍隊・傭兵をしていた者にとって、優れた人員と最新兵器をもって、より真の平和維持に貢献できるミスリルは、誇りと満足感を得られると評価する者が多い。他組織と比べ、道徳心・忠誠心などのモラルは非常に高いが、単に契約金の高さだけの理由で、ミスリルに入隊する者もおり、敵組織アマルガムの買収などによる「裏切り・情報漏えい」なども実際に起きている。

アマルガム

ミスリルの最大の敵対組織が、この「アマルガム」と呼ばれる秘密組織である。本来「アマルガム」とは、水銀と他の金属との合金の総称である。架空の銀からつけられた組織名である「ミスリル」への当てつけで付けられた名前とも言われる。

世界のテロリスト・独裁政権・紛争地域などに対して、その手助け・兵器提供などを行っている。その規模・技術レベルはミスリルのそれと同等以上とみられ、ラムダドライバ搭載兵器に関しては、ミスリルが宗介一人しか操縦できない点とくらべ、アマルガムは常に一歩先を行っている。

登場キャラクター

登場キャラクターについてはフルメタル・パニック!の登場人物を参照。

設定

既刊一覧

長編

「戦うボーイ・ミーツ・ガール」(平成10年9月25日初版)
「疾るワン・ナイト・スタンド」(平成11年3月25日初版)
「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」(平成12年2月25日初版)
「終わるデイ・バイ・デイ(上)」(平成12年11月25日初版)
「終わるデイ・バイ・デイ(下)」(平成13年4月25日初版)
「踊るベリー・メリー・クリスマス」(平成15年3月25日初版)
「つづくオン・マイ・オウン」(平成16年10月25日初版)
「燃えるワン・マン・フォース」(平成18年1月25日初版)

短編

「放っておけない一匹狼?」  (平成10年12月25日初版)
  • 南から来た男
  • 愛憎のプロパガンダ
  • 鋼鉄のサマー・イリュージョン
  • 恋人はスペシャリスト
  • 芸術のハンバーガー・ヒル
  • シンデレラ・パニック!
「本気になれない二死満塁?」  (平成11年5月25日初版)
  • 妥協無用のホステージ
  • 空回りのランチタイム
  • 罰当たりなリーサル・ウェポン
  • やりすぎのウォークライ
  • 一途なステイク・アウト
  • キャプテン・アミーゴと黄金の日々
「自慢にならない三冠王?」  (平成11年10月25日初版)  
  • すれ違いのホスティリティ
  • 大迷惑のスーサイド
  • 押し売りのフェティッシュ
  • 雄弁なポートレイト
  • 暗闇のペイシェント
  • 猫と仔猫のR&R(ロックンロール)
「同情できない四面楚歌?」  (平成12年6月25日初版)
  • 磯の香りのクックロビン
  • 追憶のイノセント(前編)
  • 追憶のイノセント(後編)
  • おとなのスニーキング・ミッション
  • エンゲージ、シックス、セブン
「どうにもならない五里霧中?」  (平成13年10月25日初版)
  • 純で不純なグラップラー
  • 善意のトレスパス
  • 仁義なきファンシー
  • 放課後のピースキーパー
  • 迷子のオールド・ドッグ
  • わりとヒマな戦隊長の一日
「あてにならない六法全書?」  (平成14年6月25日初版)
  • ままならないブルーバード
  • 的外れのエモーション
  • 間違いだらけのセンテンス
  • 時間切れのロマンス
  • 五時間目のホットスポット
  • 女神の来日(受難編)
「安心できない七つ道具?」  (平成15年7月25日初版)  
  • 穴だらけのコンシール
  • 身勝手なブルース
  • ミイラとりのドランカー
  • 義理人情のアンダーカバー
  • 真夜中のレイダース
  • 老兵たちのフーガ
「悩んでられない八方塞がり?」  (平成17年7月25日初版)
  • 約束のバーチャル(前編)
  • 約束のバーチャル(後編)
  • 影武者のショウビズ
  • 対立のフェスティバル
  • 愛憎のフェスティバル
サイドアームズ「音程は哀しく、射程は遠く」  (平成16年4月25日初版)
  • 音程は哀しく、射程は遠く【前編】
  • 音程は哀しく、射程は遠く【後編】
  • エド・サックス中尉のきわめて専門的な戦い
  • 女神の来日(温泉篇)
  • ようこのじかん~マオおねえさんとアーム・スレイブにのってみよう~
  • ある作戦直前の一幕
サイドアームズ2「極北からの声」  (平成18年7月25日初版)
  • 極北からの声
  • <トゥアハー・デ・ダナン>号の誕生
  • 大食いのコムラード

アニメ

フルメタル・パニック!

2002年1月からWOWOWにて放送された。全24話。

当初の放送は2002年より早い時期を予定していたが、アメリカ同時多発テロ事件が発生し、その際、前半ストーリーにおいてハイジャック事件が重要な背景としてあったため(主人公の「アフガニスタン帰りの傭兵」という設定が引っかかったという説も)、放送を一時見合わせた経緯がある。   「習志野は燃えているか?」と「故郷に舞う風」は原作には無いオリジナルのエピソード。

各話タイトル
  1. 「気になるあいつは軍曹(サージェント)」
  2. 「守ってあげたい」
  3. 「ランジェリー・パニック」
  4. 「キッド・ナップ」
  5. 「囁かれし者(ウィスパード)」
  6. 「STILL ALIVE」
  7. 「ボーイ・ミーツ・ガール」
  8. 「パートタイム・ステディ」
  9. 「あぶないセーフハウス」
  10. 「ラン・ランニング・ラン」
  11. 「ベヘモス覚醒」
  12. 「ワン・ナイト・スタンド」
  13. 「猫と仔猫のR&R」
  14. 「習志野は燃えているか?」
  15. 「故郷に舞う風・前編」
  16. 「故郷に舞う風・中編」
  17. 「故郷に舞う風・後編」
  18. 「深海パーティー」
  19. 「エンゲージ・シックス・セブン」
  20. 「ヴェノムの火」
  21. 「ディープ・トラップ」
  22. 「ジャック・イン・ザ・ボックス」
  23. 「巨人のフィールド」
  24. 「イントゥ・ザ・ブルー」
スタッフ
主題歌

フルメタル・パニック? ふもっふ

2003年8月からフジテレビで放送された。全11回(15話)。

原作の短編をアニメ化。そのためシリアス要素がほとんどなく、完全にドタバタ学園ラブコメディである(昔であればうる星やつら、新しいところならスクールランブル等にあたる)。本編が現実の政治、世界情勢を織り込んだシリアス調なだけに、180度違った趣向・演出がなされており、かえって笑いが引き立つ。一部の回では放送時間30分のうち、前後半15分でタイトル名が異なる。

長崎での幼児誘拐殺害事件の直後であったことを受けて、放送されない話があった(その未放映の話はビデオ化の際に収録された)。

各話タイトル
  1. 「南から来た男」
  2. 「妥協無用のホステージ」(TV未放映)
  3. 「すれ違いのホスティリティ」(TV未放映)
  4. 「空回りのランチタイム」
  5. 「鋼鉄のサマー・イリュージョン」
  6. 「芸術のハンバーガー・ヒル」
  7. 「一途なステイク・アウト」
  8. 「純で不純なグラップラー」
  9. 「善意のトレスパス」
  10. 「押し売りのフェティッシュ」
  11. 「暗闇のペイシェント」
  12. 「やりすぎのウォークライ」
  13. 「女神の来日(受難編)」
  14. 「女神の来日(温泉編)」
  15. 「仁義無きファンシー」
  16. 「ままならないブルーバード」
  17. 「五時間目のホット・スポット」
スタッフ
主題歌
  • オープニングテーマ:『それが、愛でしょう』 歌・下川みくに
  • エンディングテーマ:『君に吹く風』 歌・下川みくに

フルメタル・パニック! The Second Raid

2005年7月からWOWOWにて放送された。全13話、R-15指定相当。

今までの作品とは違い、舞台は「学園」ではなく「軍」。シリアスが中心なためコメディ的な要素は抑えられているが、前作「~ふもっふ」同様学園内においてのテンポの良いドタバタラブコメ要素は健在である。グロテスクな描写がみられるのでR-15指定された。

各話タイトル
  1. 「終わる日々」
  2. 「水面下の状景」
  3. 「迷宮と竜」
  4. 「デイライト」
  5. 「うるわしきシチリア」
  6. 「エッジ・オブ・ヘヴン」
  7. 「とりのこされて」
  8. 「ジャングル・グルーブ」
  9. 「彼女の問題」
  10. 「ふたつの香港」
  11. 「彼の問題」
  12. 「燃える香港」
  13. 「つづく日々」
スタッフ
  • 監督:武本康弘
  • シリーズ構成:賀東招二
  • キャラクターデザイン・総作画監督:堀内修
  • メカデザイン:海老川兼武・渭原敏明
  • 音楽:佐橋俊彦
  • 音楽制作:ポニーキャニオン
  • アニメーション制作:京都アニメーション
主題歌
  • オープニングテーマ:『南風』 歌・下川みくに
  • エンディングテーマ:『もう一度君に会いたい』 歌・下川みくに

フルメタル・パニック! The Second Raid 特別版OVA

2006年5月26日にDVDにて発売された。全1話。

短編5巻『どうにもならない五里霧中?』に収録された同名のエピソードを映像化したもの。『終わるデイ・バイ・デイ』(TSR)の後日談とも言うべき内容である。登場人物は本来シリアスパートを担当するミスリルの人員だが、クルーゾーやカリーニンなど、一部キャラクターの本編では描かれなかった面が描写されており、そのギャップが非常に笑いを誘う出来となっている。

各話タイトル
  1. 「わりとヒマな戦隊長の一日」 
スタッフ

漫画

  • 『フルメタル・パニック!』(画:館尾冽)全9巻。ドラゴンコミックス。
掲載雑誌:「月刊コミックドラゴン角川書店)」→「ドラゴンエイジ(角川書店)」2003年5月号ー2005年4月号
「戦うボーイ・ミーツ・ガール」~「揺れるイントゥーザ・ブルー」
  • 『フルメタル・パニック!Σ』(画:上田宏)。連載中。現在3巻。
掲載雑誌:「ドラゴンエイジ(角川書店)」
「終わるデイ・バイ・デイ」~
  • 『いきなり! フルメタル・パニック!』(画:永井朋裕) 全5巻
オリジナルストーリーのギャグ漫画。
  • 『フルメタル・パニック! SURPLUS』(画:永井朋裕) 全1巻
『いきなり! フルメタル・パニック!』の番外編として掲載されたシリアス・ストーリー「九龍門(カオルーンゲイト)」編のコミック版。

外部リンク