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「桜井誠 (活動家)」の版間の差分

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|氏名 = 桜井 誠
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|ふりがな = さくらい まこと
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|出生名 = 髙田誠
|出生名 = 髙田誠
|生年月日 = {{生年月日と年齢|1972|2|15}}<ref name="tokyoto-koho">{{Cite journal|和書|journal=東京都公報|url=http://www.tokyoto-koho.metro.tokyo.jp/pdfdata/9158/2016_64.pdf|issue=平成28年増刊64号|page=1|date=2016-07-15|format=PDF|accessdate=2016-07-20|title=平成28年東京都知事選挙選挙長告示第2号「東京都知事選挙における候補者の届出」}}</ref>
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|別名 = konkon<br />Doronpa
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|出身校 = [[福岡県立中間高等学校]]<ref name="prof">[http://www.tosyukai.net/profile.html プロフィール] {{webarchive |url=https://web.archive.org/web/20160710014714/http://www.tosyukai.net/profile.html|date=2016年7月10日|title=プロフィール}} 桜井誠オフィシャルサイト</ref>
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|団体 = 東亜細亜問題研究会<br />[[在日特権を許さない市民の会]]<br/>原発の火を消させない国民会議<br />都政を国民の手に取り戻す会<br/>行動する保守運動
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|影響を受けたもの = [[西村修平]](後に決別)<br />[[水島総]]<br />[[瀬戸弘幸]]
|影響を受けたもの = [[瀬戸弘幸]]
|活動拠点 = [[東京都]][[千代田区]][[神田練塀町]]45<br>ライオンズマンション秋葉原501
|活動拠点 =[[東京都]]
|テレビ番組 = [[ジェネジャン|ジェネレーションジャングル]]<br />[[日本文化チャンネル桜]]
|テレビ番組 = [[ジェネジャン]]<br />[[日本文化チャンネル桜]]
|肩書き = 東亜細亜問題研究会 代表<br />在日特権を許さない市民の会 元会長<br />原発の火を消させない国民会議 会長<br />行動する保守運動 代表<br />日本第一党 党首
|肩書き = 東亜細亜問題研究会 代表<br />在日特権を許さない市民の会 元会長<br />原発の火を消させない国民会議 会長<br />行動する保守運動 代表<br />日本第一党 党首<br />桜井誠を応援する会 代表
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|前任者 =
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|政党 = 日本第一党
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|政治活動 =[[日本第一党]]<br /> [[在日特権を許さない市民の会]]
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|宗教 = [[神道]]<br />[[仏教]]
|宗派 = [[浄土真宗本願寺派]][[真宗大谷派]]
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|公式サイト = [http://www.tosyukai.net/m-sakurai.html 桜井誠オフィシャルサイト](ドメイン切れ)
| 公式サイト = [https://sakurai-makoto.jp/ 桜井誠を応援する会]
|補足 =
|補足 =
}}
}}
{{政治家
'''桜井 誠'''(さくらい まこと、[[1972年]]〈[[昭和]]47年〉[[2月15日]]<ref name="tokyoto-koho" /> - )は、[[日本]]の[[政治活動家]]、政治団体日本第一党代表<ref name=":1">[http://www.soumu.go.jp/main_content/000068055.pdf その他の政治団体一覧(3008団体)]</ref>。
| 人名 = 桜井誠

| 各国語表記 = さくらい まこと
なお、「桜井誠」は通称名、ペンネームである。かつて[[大韓民国|韓国]]をテーマにした[[ウェブサイト]]「不思議の国の韓国」<ref name="桜井2010-05-10">現在は消滅しているが、[[インターネットアーカイブ]]で閲覧できる。{{Cite web|author=桜井誠|date=2010-05-10|url=http://members.at.infoseek.co.jp/konrot/doronpatop.htm|title=Doronpa's Page 不思議の国の韓国|publisher=infoseek|language=日本語|archiveurl=http://web.archive.org/web/20100510150735/http://members.at.infoseek.co.jp/konrot/doronpatop.htm|archivedate=2010-05-10|accessdate=2012-04-14}}</ref>の管理人を務めており、市民団体[[在日特権を許さない市民の会]]を創設し、初代会長でもあった。<!--{{Anchor|トレードマーク|}}トレードマークは[[蝶ネクタイ]]と[[サスペンダー]]<ref>{{Harvtxt|安田|2012|p=22, 31}}</ref>。--><!--(現在はそうと見えませんので仮削除)-->
| 画像 =
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| 国略称 = {{JPN}}
| 生年月日 = {{生年月日と年齢|1972|2|15}}
| 出生地 = {{JPN}} [[福岡県]][[北九州市]][[八幡西区]]
| 没年月日 = <!-- {{死亡年月日と没年齢|XXXX|XX|XX|YYYY|YY|YY}} -->
| 死没地 =
| 出身校 = [[福岡県立中間高等学校]]
| 前職 =
| 現職 =
| 所属政党 = [[日本第一党]]
| 称号・勲章 =
| 配偶者 =
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| 親族(政治家) =
| 宗教 =
| サイン =
| ウェブサイト = https://sakurai-makoto.jp/
| サイトタイトル = 桜井誠を応援する会
<!-- ↓省略可↓ -->
| その他職歴1 = [[日本第一党]]党首
| 就任日6 = [[2016年]][[8月29日]]
| 退任日6 = 現職
| 国旗7 = JPN
<!-- ↑省略可↑ -->
}} {{Infobox YouTube personality
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| genre = 政治、経済、歴史、雑談
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'''桜井 誠'''(さくらい まこと、[[1972年]]〈[[昭和]]47年〉[[2月15日]]<ref name="tokyoto-koho"/> - )は、[[日本]]の[[政治活動家]]、[[文筆家]]、[[政治団体]]「[[日本第一党]]」党首{{sfn|桜井|2017|p=奥付}}<ref>{{Cite web|和書|title=その他の政治団体一覧(2920団体)|publisher=総務省 |url=https://www.soumu.go.jp/main_content/000068055.pdf |accessdate=2020-01-08}}</ref>。「[[行動する保守|行動する保守運動]]」代表{{sfn|桜井|2017|p=奥付}}。「[[在日特権を許さない市民の会]]」元 (初代) 会長{{sfn|桜井|2017|p=奥付}}。
== 名称 ==
本名は「髙田(たかた)誠」だが、「桜井誠」の通称名、ペンネームの方が[[動画共有サービス|動画]]投稿サイトでの配信者名、書籍の執筆で知れ渡っているため、通常の活動では「桜井誠」を名乗っている<ref>[https://twitter.com/Doronpa01/status/862234387806437376 2017年5月10日18:14の桜井誠のツイート]</ref><ref>[http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/27/zaitoku-sakurai-discrimination_n_12210876.html 在特会と桜井誠・元会長に賠償命令 ネット上のヘイトスピーチ「人種差別」と認定]</ref><ref>[http://www.huffingtonpost.jp/2014/09/05/lee-shinhye-against-zaitoku_n_5771018.html 「ヘイトスピーチの再発防止につながれば」李信恵さん、在特会・保守速報を提訴で会見【全文】]</ref>。<blockquote>2012年(平成24年)11月14日の[[京都地裁]]にて行われた[[京都朝鮮学校公園占用抗議事件]]民事裁判第15回口頭弁論においては、裁判官に本名で促されてから「はい」と答え、証言台に上がっている。尋問自体は、「桜井誠」の通称名(ペンネーム)で行われた{{要出典|date=2017年8月28日 (月) 16:23 (UTC)}}。</blockquote>


[[大韓民国|韓国]]をテーマにした[[ウェブサイト]]「不思議の国の韓国{{efn|現在は消滅しているが、[[インターネットアーカイブ]]で閲覧できる<ref>{{Cite web|和書|author=桜井誠 |title=Doronpa's Page 不思議の国の韓国 |publisher=infoseek |date=2010-05-10 |url=http://members.at.infoseek.co.jp/konrot/doronpatop.htm |accessdate=2012-04-14 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20100510150735/http://members.at.infoseek.co.jp/konrot/doronpatop.htm |archivedate=2010-05-10 }}</ref>。}}」の管理者であった。
== 人物 ==
両親は父親の家庭内暴力で離婚、スナックを経営する母親の手で育てられた<ref>安田浩一『ネットと愛国』28~29頁</ref>。母親は生前<ref>1993年頃に死去している、現在生家に係累の者は残っておらず他の人が住んでいる</ref>、元夫に誠が似てきたと話しており衝突が増え誠の家出も増えていった。通名主義な面がある。政治活動家の増木重夫は「仲間たちと飲んでいた際、通名ではなく本名を聞いたが、本名を答えなかったため怒りを覚えた」と話している。また高校生時代から糖尿病を患っている<ref>{{Cite book|author=安田浩一|title=ネットと愛国在特会の「闇」を追いかけて|date=2012年4月17日|year=|accessdate=2018年8月9日|publisher=講談社|pages=341頁、25頁|author2=|author3=|author4=|author5=|author6=|author7=|author8=|author9=}}</ref>。在特会が起こした京都、徳島での事件で多額の弁護士費用が必要になった際には、活動を支援してくれたパトロンに約1100万円の支援を要請。この支援に対し「さも当然のように感謝もしなかった」とパトロンは語っている<ref>安田浩一『ネットと愛国』 266頁</ref>。


=== 略歴 ===
== 略歴 ==
[[ファイル:Zaitokukai rally at Shinjuku on 24 January 2010.JPG|250px|right|thumbnail|[[在日特権を許さない市民の会|在特会]]による[[外国人参政権]]に反対する[[新宿]]デモ。[[2010年]][[1月24日]]。]]
[[ファイル:Zaitokukai rally at Shinjuku on 24 January 2010.JPG|250px|right|thumbnail|[[在日特権を許さない市民の会|在特会]]による[[外国人参政権]]に反対する[[新宿]]デモ。[[2010年]][[1月24日]]。]]
[[福岡県]][[北九州市]]出身<ref>{{Cite news |title=【東京都知事選】桜井誠氏が激白!「間違ったことはしていない」「来年の都議選に10~20人立候補させます」 |newspaper=産経新聞 |date=2016-07-13 |url=https://www.sankei.com/article/20160713-IQDUESFC7ROT7DO5XWOVHOTZTA/}}</ref>。高校時代は、同市[[八幡西区]]に住んでいた{{sfn|安田浩一|2012|p=24}}。実家のあった地域は[[在日韓国・朝鮮人]]集住地区に隣接し[[九州朝鮮中高級学校]]{{sfn|安田浩一|2012|p=26}}と至近距離にあった{{sfn|安田浩一|2012|p=24}}{{efn|[[孫正義]]も中学時代同じ町内に居住していたことがあった{{sfn|安田浩一|2012|p=24}}。}}。[[福岡県立中間高等学校]]卒業<ref name="prof"/> 後、地元で[[アルバイト]]生活を送る{{sfn|安田浩一|2012|p=24}}。1997年(平成9年)に上京し、家賃3万5千円の部屋を借りて[[警備員]]{{sfn|安田浩一|2012|pp=29&ndash;30}}、[[江戸川区]][[公務員|非常勤職員]]などの仕事に就いた<ref>{{Cite news |author= |title=東京都知事選 桜井誠氏が激白「反日スパイラルですよ」「いつかみんな気づく」 (4/8ページ) |newspaper=SankeiBiz |date=2016-07-13 |url=https://www.sankeibiz.jp/macro/news/160713/mca1607131923023-n4.htm}}</ref>。
{{一次資料|date=2016-07|section=1}}
[[福岡県]][[北九州市]][[八幡西区]]出身<ref name="from">{{Cite book|author=安田浩一|title=ネットと愛国在特会の「闇」を追いかけて|date=2012年4月17日|year=2012|accessdate=2018年8月9日|publisher=講談社|pages=24頁|author2=|author3=|author4=|author5=|author6=|author7=|author8=|author9=}}</ref>。[[福岡県立中間高等学校]]を卒業した<ref name="prof"/>。しばらくは地元でアルバイト生活を送っていたが上京後1997年に上京<ref>安田浩一、ネットと愛国30頁</ref>。[[特別区]][[区役所]]の[[非常勤職員]]等の仕事をして暮らしていた<ref>{{Harvtxt|安田|2012|p=258}}</ref>。


の頃、[[インターネット]]を通じて韓国に関心を持つようになり、「韓国という国は、知れば知るほど嫌いになる希有の国」<ref name="doronpa">{{Cite web|author=桜井誠|url=http://members.at.infoseek.co.jp/konrot/koramu14.htm|title=忘れられないある韓国人との出会い【思考するからこそ人間である】|publisher=Doronpa's Page 不思議の国の韓国|language=日本語|archiveurl=http://web.archive.org/web/20080104005712/http://members.at.infoseek.co.jp/konrot/koramu14.htm|archivedate=2008-01-04|accessdate=2012-06-03}}</ref>という認識に到その後、インターネット上に日韓翻訳掲示板が登場すると機械翻訳を介して韓国人との討論を行うようになる。当初は[[中央日報]]電子版の[[翻訳掲示板]]([[ハンドルネーム]]はkonkonを利用していたが、日本人論客によるソウル大学[[李泰鎭]]教授に対する公開討論などが行われていた[[ネイバー]]翻訳掲示板(Enjoy Korea)を利用するようになった(ハンドルネームは'''Doronpa'''桜井は利用する掲示板を変更した理由について、韓国の子どもたちへ「『考えること』を教えよう」との啓蒙するためとしている<ref name="doronpa" /> ネイバーでは積極的な投稿を行っていたが、論客として注目される存在ではなく、2ちゃんねるのハングル板からも[[嫌韓厨]]として見なされていたしかし自身のウェブサイト「不思議の国のDoronpaの独り言」を開設し、[[韓流|韓流ブーム]]の時代にTV番組の討論会などに積極的に参加、嫌発言をすることで注目を集めるようになる
2002年(平成14年)の[[日韓ワールドカップ|日韓共催ワールドカップ]]の頃、[[インターネット]]を通じて初めて韓国問題かかわった{{sfn|桜井|2014a|p=5}}。その結果、「韓国という国は、知れば知るほど嫌いになる希有の国」<ref name="doronpa">{{Cite web|和書|author=桜井誠 |title=忘れられないある韓国人との出会い【思考するからこそ人間である】|publisher=Doronpa's Page 不思議の国の韓国 |url=http://members.at.infoseek.co.jp/konrot/koramu14.htm |accessdate=2012-06-03 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20080104005712/http://members.at.infoseek.co.jp/konrot/koramu14.htm |archivedate=2008-01-04}}</ref> という認識に到った。[[中央日報]]翻訳掲示板([[ハンドルネーム]]は "konkon"[[ネイバー|NAVER]]日韓翻訳掲示板(ハンドルネームは "Doronpa"などで韓国人たちを相手に、時事問題や歴史問題について議論を重ねた{{sfn|桜井|2014a|p=5}}{{efn|半年ほど中央日報掲示板で韓国人達と徹底的に討論して一時中断した後に、より年齢層の低く恐らく議論困難であろうと言われていたNAVERで活動開始した理由について、韓国の子どもたちへ「『考えること』を教えよう」との啓蒙するためとしている<ref name="doronpa"/>}}2003年(平成15年)頃ネッ掲示板翻訳掲示板で "Doronpa" というハンドルネームを使用し韓国や北朝鮮批判する投稿を繰り返して注目を集めた{{sfn|安田浩一|2012|pp=33&ndash;34}}


2005年(平成17年)1月、[[日本テレビ]]の討論番組「[[ジェネジャン]]!」に朝鮮問題に詳しいブロガーとして「会社員・木村誠(32)」の名前でゲスト出演した{{sfn|安田浩一|2012|pp=34&ndash;35}}。2005年初頭、[[日本文化チャンネル桜]]に出演し、同チャンネルのオピニオン番組の常連となった{{sfn|安田浩一|2012|pp=37&ndash;38}}。ネット以外のメディアに露出したことにより、桜井の知名度は更に増し、右派の若き論客、ネット言論界の「カリスマ」として地歩を固めていった。2009年(平成21年)以降、桜井はチャンネル桜に出演していない{{sfn|安田浩一|2012|p=39}}。
2010年(平成23年)に取材を受けた[[ニューヨーク・タイムズ]]紙に、当時の本業は[[税金]]関係(a 38-year-old tax accountant(直訳すると「38歳の税理士」))と報じられた<ref>{{Cite news | url = http://www.nytimes.com/2010/08/29/world/asia/29japan.html | title = New Dissent in Japan Is Loudly Anti-Foreign | author = [[マーティン・ファクラー|Martin Fackler]] | newspaper = [[ニューヨーク・タイムズ|The New York Times]] | date = 2010-08-28 | accessdate = 2012-12-16 | language = 英語}}</ref>が、[[安田浩一]]からの取材で「あなたの職業が税理士というのは本当か」と尋ねると、桜井は「そんなこと答えた覚えはない」と否定している<ref>{{Cite journal|和書 | author = [[安田浩一]] | url = http://g2.kodansha.co.jp/1771/1931/4174/4175.html | title = 「在特会(在日特権を許さない市民の会)」の正体 第10回 | journal = [[G2 (雑誌)|G2]] | volume = 06 | publisher = [[講談社]] | date = | accessdate = 2012-12-16 }}</ref>。さらにニューヨーク・タイムズ紙の取材に対して、自らの活動を[[ネオナチ]]と比較されることを拒んだうえで、米国の[[ティーパーティー運動]]を手本に活動していることを明かした。[[外国人]]や[[リベラル]]系メディア、[[左派]]系政治家が国を支配しているせいで道を誤るという、茶会と同じ危機感を持つことがでてきたためという<ref>{{Quotation|Mr. Sakurai says the group is not racist, and rejected the comparison with neo-Nazis. Instead, he said he had modeled his group after another overseas political movement, the Tea Party in the United States. He said he had studied videos of Tea Party protests, and shared with the Tea Party an angry sense that his nation had gone in the wrong direction because it had fallen into the hands of leftist politicians, liberal media as well as foreigners.|Martin Fackler|{{Cite news | url = http://www.nytimes.com/2010/08/29/world/asia/29japan.html?pagewanted=2 | title = New Dissent in Japan Is Loudly Anti-Foreign | author = [[マーティン・ファクラー|Martin Fackler]] | newspaper = [[ニューヨーク・タイムズ|The New York Times]] | date = 2010-08-28 | accessdate = 2012-12-16 | language = 英語}}}}</ref>。


2010年(平成22年)に取材を受けた[[ニューヨーク・タイムズ]]紙に、当時の本業は[[税金]]関係(a 38-year-old tax accountant(直訳すると「38歳の[[税理士]]」)と報じられた<ref>{{Cite news |author=[[マーティン・ファクラー|Martin Fackler]] |title=New Dissent in Japan Is Loudly Anti-Foreign |newspaper=[[ニューヨーク・タイムズ|The New York Times]] |date=2010-08-28 |language=英語 |url=https://www.nytimes.com/2010/08/29/world/asia/29japan.html}}</ref> が、[[安田浩一]]からの取材で「あなたの職業が税理士というのは本当か」と尋ねると、桜井は「そんなこと答えた覚えはない」と否定している<ref>{{Cite journal |和書 |author=[[安田浩一]] |title=「在特会(在日特権を許さない市民の会)」の正体 第10回 |journal=[[G2 (雑誌)|G2]] |volume=06 |publisher=講談社 |date= |url=http://g2.kodansha.co.jp/1771/1931/4174/4175.html |archiveurl=https://web.archive.org/web/20111018155513/http://g2.kodansha.co.jp/1771/1931/4174/4175.html |archivedate=2011-10-18 |deadlink=2019-11-08}}</ref>。さらにニューヨーク・タイムズ紙の取材に対して、自らの活動を[[ネオナチ]]と比較されることを拒んだうえで、米国の[[ティーパーティー運動]]を手本に活動していることを明かした。[[外国人]]や[[リベラル]]系メディア、[[左派]]系政治家が国を支配しているせいで道を誤るという、茶会と同じ危機感を持つことがでてきたためという{{efn|{{Quotation|Mr. Sakurai says the group is not racist, and rejected the comparison with neo-Nazis. Instead, he said he had modeled his group after another overseas political movement, the Tea Party in the United States. He said he had studied videos of Tea Party protests, and shared with the Tea Party an angry sense that his nation had gone in the wrong direction because it had fallen into the hands of leftist politicians, liberal media as well as foreigners.|Martin Fackler|{{Cite news |author=[[マーティン・ファクラー|Martin Fackler]] |title=New Dissent in Japan Is Loudly Anti-Foreign |newspaper=[[ニューヨーク・タイムズ|The New York Times]] |date=2010-08-28 |language=英語 | url=https://www.nytimes.com/2010/08/29/world/asia/29japan.html}}}}}}。
=== 2016年都知事選出馬 ===
2016年6月、[[2016年東京都知事選挙]]に活動名「桜井誠」として出馬。出馬にあたっての肩書は「元在日特権を許さない市民の会会長」。出馬に関して政治団体「都政を国民の手に取り戻す会」<ref>https://mainichi.jp/articles/20160715/ddl/k13/010/190000c</ref>(略称:都取会)を設立<ref>[http://www.tosyukai.net/constitution.html 「都政を国民の手に取り戻す会公式サイト 会則」より。]</ref>選挙では無所属で立候補した。


== 市民活動 ==
桜井誠の獲得票に対して、[[古谷経衡]]は「想定内の健闘」、「特定の区議会や、市議会レベルに集中して投下すれば、地方議会に数議席を獲得するのは夢物語ではない。」としつつも[[2014年東京都知事選挙|2014年の東京都知事選]]における[[田母神俊雄]]の得票数(610,865票)と比較して、「大多数のネット保守層からの支持を得ることはできなかった」「田母神氏の6分の1程度(約18.7%)しか得票できず、2割に満たない」「潜在的に桜井氏と親和性に高いネット保守からの支持の、その大部分を取り逃がした計算」と分析している<ref>[http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160807/plt1608071049001-n2.htm 桜井誠の「嫌韓」11万票は想定内? 縮みゆく東京の極右地図 古谷経衡(評論家/著述家) (2/4ページ)2016.08.07 zakzaku]</ref>。
=== 在日特権を許さない市民の会 (在特会) ===

== 活動 ==
活動は[[ブログ]]、講演、[[街頭宣伝]]、そして[[動画共有サービス|動画投稿サイト]]による問題提起及び問題当事者への抗議である。2005年(平成17年)初頭から一時期、[[日本文化チャンネル桜]]への不定期出演を行う。また抗議相手に対する切れ方は、[[西村修平]]を模倣したものである。

2003年(平成15年)頃からDoronpaというハンドルネームでネット上の「日韓翻訳掲示板」に登場し、主に韓国問題に関するスレッドを投稿し、自らのブログでも同様の主張を展開<ref>{{Harvtxt|安田|2012|p=34}}</ref>。2005年(平成17年)1月29日、「会社員・木村誠(32)」と名乗り、朝鮮問題に詳しいブロガーとしてテレビ番組[[ジェネレーションジャングル]]に出演したことがある。

活動の主体は、街頭宣伝とおよび講演活動、および[[YouTube]]・[[ニコニコ動画]]での動画配信である。サスペンダーと眼鏡の装いで関係者とともに全国各地を訪ね、街頭で日韓関係をはじめ様々な問題の糾弾を行っている。{{要出典|date=2018年4月}}

2016年9月23日 わずか1日で運営側が閉鎖した[[AbemaTV]]で開設された番組チャンネル「桜井誠のズバリ言ったわよ!!」に対して、[[C.R.A.C.]]などの対抗勢力が共同出資した[[サイバーエージェント]]と[[テレビ朝日]]やスポンサーに電凸を行うように呼びかけていた<ref>{{cite news|url=http://www.j-cast.com/2016/09/23278853.html?p=all|title=桜井誠氏の「Abema TV」チャンネル、「1日」で閉鎖 放送前から「ヘイト」批判殺到|newspaper=[[J-CASTニュース]]|date=2016-09-23|accessdate=2017-04-15}}</ref>。

参議院議員の有田芳生に「存在その物がヘイトスピーチ」とツイートされた事に対して人格の否定であると訴訟を起こしていたが東京地裁は過去の発言をヘイトスピーチと認定しある程度の批判は甘受すべきと有田のツイートには違法性はないと訴えを退けた<ref>[http://www.sankei.com/affairs/news/170927/afr1709270003-n1.html 在特会前会長桜井誠氏の発言 差別的言動に認定 有田芳生議員への賠償請求棄却]</ref><ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG27H2H_X20C17A9000000/ 在特会前会長の賠償請求棄却 地裁、ヘイトスピーチ認定] </ref>。この判決に対し控訴をしたが翌2018年東京高裁は一審の判決を支持。自身の著作物は'''ヘイトスピーチや差別の扇動と無関係ではない'''と判断。有田の「存在その物がヘイトスピーチ」「差別に寄生して生活を営んでいる」は真実と判断された<ref>[https://www.asahi.com/articles/ASL375RCBL37UTIL04Q.html 在特会元会長、二審も敗訴 有田芳生議員の発言「真実」]</ref>。同年9月、最高裁判所は上告を棄却、一審、二審の原告敗訴の判決が確定した<ref>{{Cite web|url=https://mainichi.jp/articles/20180906/k00/00e/040/383000c|title=在特会元会長上告棄却 敗訴確定 有田議員投稿巡り|accessdate=2018年9月7日|publisher=}}</ref>。

== 保守派系市民団体における活動 ==
<!---2000年代から活動が目立つようになった「[[行動する保守]]」の一人。{{要出典|date=2018年5月1日 (火) 07:14 (UTC)}}--->

=== 東亜細亜問題研究会 ===
日本と、保守派の主張する「[[特定アジア]]」との関係、および朝鮮半島史について史料(インタネット掲示板の書き込みや雑誌記事)研究を行う[[自由主義史観]]派市民の集まりである。

=== 在日特権を許さない市民の会(在特会) ===
{{Main|在日特権を許さない市民の会}}
{{Main|在日特権を許さない市民の会}}
2005年(平成17年)9月に「在日無年金訴訟」について知ったことが、在特会の設立契機となった{{sfn|桜井|2014a|p=6}}。在特会の活動のほとんどは「[[ニコニコ動画]]」や「[[USTREAM]]」などで生中継され、視聴者によって[[YouTube]]、ブログ、ツイッターを通して「拡散」された{{sfn|安田浩一|2012|pp=33&ndash;34}}。6月13日には175人の会員を[[京都市役所]]前に集めてデモを行った。このデモに際しては、[[在日本大韓民国民団|韓国民団]]が支持する左派集団から事前に「反撃」の予告を受けていた。予告通り、デモの際に反在特側と遭遇し、双方が互いを激しく罵りあう騒ぎがあった。この騒ぎの中で、桜井が当該左翼集団のシンパとみられる男性から暴行を受ける事件が発生した。なお、在特会は、当該反在特側がこのデモで、国旗である[[日章旗]](日の丸)を冒涜していたなどと主張している<ref>{{Cite web|和書|url=http://team-kansai.sakura.ne.jp/scheduler/upfile/284-1.pdf|format=PDF|title=国旗の冒涜を許さない署名運動|publisher=[[チーム関西]]|accessdate=2017-04-17}}</ref>。
*会員は自称1万人。[[在日韓国・朝鮮人]]が持つ[[特別永住者|特別永住資格]]や通名の使用を[[在日特権]]とみなして<ref>{{Cite web|author=桜井誠|date=2006-12-05|url=http://www.zaitokukai.info/modules/about/zai/speech.html|title=在日特権を許さない市民の会 - 挨拶|publisher=在日特権を許さない市民の会|accessdate=2010-08-03}}</ref>これに反対し、在日特権を日本から無くすことを目的に設立した。正式発足は2007年(平成19年)1月20日。
*{{要出典範囲|チャンネル桜側の、[[水島総]]社長が桜井との絶縁を宣言する声明を発した|date=2017年3月10日 (金) 15:21 (UTC)}}。
*6月13日には175人の会員を[[京都市役所]]前に集めてデモを行った。このデモに際しては、[[在日本大韓民国民団|韓国民団]]が支持する左派集団から事前に「反撃」の予告を受けていた。予告通り、デモの際に反在特側と遭遇し、双方が互いを激しく罵りあう騒ぎがあった。この騒ぎの中で、桜井が当該左翼集団のシンパとみられる男性から暴行を受ける事件が発生した。なお、在特会は、当該反在特側がこのデモで、国旗である[[日章旗]](日の丸)を冒涜していたなどと主張している<ref>{{Cite web|url=http://team-kansai.sakura.ne.jp/scheduler/upfile/284-1.pdf|format=PDF|title=国旗の冒涜を許さない署名運動|publisher=[[チーム関西]]|accessdate=2017-04-17}}</ref>。
9月27日には、秋葉原に約800名(警察発表では750名)の会員を集め、「[[国民主権]]の堅持・[[外国人参政権]]反対」を訴えるデモを行った。このデモの最中に、「[[排外主義]]反対」と書かれた紙を持って立っていた男性と小競り合いが生じた。付近は一時騒然としたものの警察官が止めに入り乱闘事件は収束した<ref>{{Cite journal |和書 |title= |journal=[[SPA!]] |issue=2009年(平成21年)10月13日号 |publisher=扶桑社 |date=2009-10 |pages=26-27}}</ref>。2010年(平成22年)8月10日 - 2009年(平成21年)12月、[[京都朝鮮第一初級学校]]が近隣の公園を不正使用していると主張、その公園で街宣を行いその際に公園内に学校側が設置した備品を撤去し学校に返却しようとして、受け取らない学校側と小競り合いになった4幹部が、学校から告訴を受けて捜査していた京都府警察に[[威力業務妨害]]・[[暴力行為等処罰ニ関スル法律]]違反(集団的器物損壊)・[[名誉毀損]]容疑で逮捕された際に、桜井宅にも関係先として家宅捜索が入った<ref>{{Cite news |title=「在特会」幹部ら4人逮捕 朝鮮学校の授業妨害容疑 |agency=共同通信 |date=2010-08-10 |url=http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010081001000208.html |archiveurl=https://web.archive.org/web/20100816074838/http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010081001000208.html |archivedate=2010-08-16}}</ref>。
<!---*{{要出典範囲|チャンネル桜側の、[[水島総]]社長が桜井との絶縁を宣言する声明を発した|date=2017年3月10日 (金) 15:21 (UTC)}}。--->
**9月27日には、秋葉原に約800名(警察発表では750名)の会員を集め、「[[国民主権]]の堅持・[[外国人参政権]]反対」を訴えるデモを行った。このデモの最中に、「[[排外主義]]反対」と書かれた紙を持って立っていた男性と小競り合いが生じた。付近は一時騒然としたものの警察官が止めに入り乱闘事件は収束した<ref>{{Cite journal|和書|year=2009|month=10|title=|journal=[[SPA!]]|issue=2009年(平成21年)10月13日号|pages=26-27|publisher=扶桑社|ref=harv}}</ref>。
<!--
**11月1日、桜井は、地方議員1名と[[村田春樹]]ら会員45名を伴って、東京都[[小平市]]に在る[[朝鮮大学校 (日本)|朝鮮大学校]]に向かい、行われていた学園祭の見学を申し入れたが、[[ブルーリボン運動 (北朝鮮拉致問題)|ブルーリボン]]バッジの着用を理由に拒否されたため、急遽「抗議行動」に切り替えた<ref name="zaitokukai20091101">{{Cite web|author=在日特権を許さない市民の会|date=2009-11-01|url=https://www.youtube.com/watch?v=eZ-i-H427B0|title=【在特会速報】11.1朝鮮大学校フレンドシップツアー|publisher=YouTube|accessdate=2014-10-13}}</ref>。その際、北朝鮮を支持する日本の左派などが反撃に現れて双方もみ合いとなったため、警察が出動して騒ぎを収拾した<ref name="zaitokukai20091101" />。
-->
**2010年(平成22年)8月10日 - 2009年(平成21年)12月、[[京都朝鮮第一初級学校]]が近隣の公園を不正使用していると主張、その公園で街宣を行いその際に公園内に学校側が設置した備品を撤去し学校に返却しようとして、受け取らない学校側と小競り合いになった4幹部が、学校の告訴を受け捜査中の京都府警察に、威力[[業務妨害]]・[[暴力行為等処罰ニ関スル法律]]違反(集団的器物損壊)・[[名誉毀損]]容疑で逮捕された際に、桜井誠宅にも関係先として家宅捜索が入った<ref>{{cite news|title=「在特会」幹部ら4人逮捕 朝鮮学校の授業妨害容疑|agency=[[共同通信社]]|publisher=[[47NEWS]]|date=2010-08-10|url=http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010081001000208.html|accessdate=2012-08-03}}</ref><ref>{{cite news|title=朝鮮学校授業妨害:在特会幹部ら4人逮捕--京都府警|newspaper=[[毎日jp]]|publisher=[[毎日新聞社]]|date=2010-08-03|url=http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100811ddm041040078000c.html|accessdate=2012-08-03|archiveurl=http://megalodon.jp/2010-0811-1153-03/mainichi.jp/select/jiken/news/20100811ddm041040078000c.html|archivedate=2010-08-11}}</ref>。
*桜井は[[河野談話の白紙撤回を求める市民の会]]の賛同人でもある。同会は2008年(平成20年)1月26日に[[女たちの戦争と平和資料館]]に対し、「慰安婦は嘘つきであり、唯の売春婦である。慰安所でも強姦が存在しなかった以上、日本政府にはなんら責任はない。”性奴隷”とは、[[ナチス]]が行った強姦などの犯罪行為の被害者となった[[ユダヤ人]]の女性たちのことを指すものであり、売春婦のことを性奴隷とは呼ばない」「[[反日勢力]]による歴史修正を許さない」等の主張を展開するデモを行った。この時、桜井もデモに参加しており、後日ブログでその報告をしている。また、名古屋市で同年4月17日に開催されることになっていた「元慰安婦」の講演会に対して、在特会愛知支部が会場に予定されていた貸しホールに抗議を行い<ref name="zaitokukai20100416">{{cite web|date = 2010-04-16|url = http://www.zaitokukai.info/modules/piCal/index.php?smode=Daily&action=View&event_id=0000000264&caldate=2010-4-16|title = かわいそうな慰安婦のかわいそうじゃない真実を暴くパネル展 【愛知支部】 (緊急情報)|publisher = 在日特権を許さない市民の会|accessdate = 2010-04-16}}</ref><ref name="doronpa20100415">{{cite web|author = 桜井誠|date = 2010-04-15|url = http://ameblo.jp/doronpa01/archive3-201004.html#main|title = 【緊急情報】 在特会愛知支部が反日左翼を撃退!|publisher = Doronpaの独り言|accessdate = 2010-04-16}}</ref>、講演会が開催直前に「保守系団体の抗議行動により会場のキャンセルを余儀なくされた」との報道<ref>{{cite news|author = 西本秀|url = http://www.asahi.com/national/update/0415/NGY201004150030.html|title = 保守系団体が抗議、慰安婦講演会キャンセルに 名古屋(1/2ページ)|newspaper = [[朝日新聞]]|date = 2010-04-16|accessdate = 2010-04-16|archiveurl=http://megalodon.jp/2010-0416-2041-05/www.asahi.com/national/update/0415/NGY201004150030.html|archivedate=2010-04-16}}</ref>を受け、自身のブログおよび在特会のホームページにて「反日左翼の妄動を行動する保守運動が初めて未然に防いだ」と述べている<ref name="zaitokukai20100416"/><ref name="doronpa20100415"/>。
*[[2014年]](平成26年)11月11日、桜井は同月30日をもって会長を辞任した<ref>{{Cite news|url=http://www.sankei.com/affairs/news/141111/afr1411110036-n1.html|title=在特会桜井氏が会長退任の意向 サイトで表明、退会も|work=産経ニュース|publisher=[[産経新聞]]|date=2014-11-11|archiveurl=https://web.archive.org/web/20141114095739/http://www.sankei.com/affairs/news/141111/afr1411110036-n1.html|archivedate=2014-11-14|accessdate=2017-03-11}}</ref>。


桜井は[[河野談話の白紙撤回を求める市民の会]]の賛同人でもある。同会は2008年(平成20年)1月26日に[[女たちの戦争と平和資料館]]に対し、「慰安婦は嘘つきであり、唯の売春婦である。慰安所でも強姦が存在しなかった以上、日本政府にはなんら責任はない。”性奴隷”とは、[[ナチス]]が行った強姦などの犯罪行為の被害者となった[[ユダヤ人]]の女性たちのことを指すものであり、売春婦のことを性奴隷とは呼ばない」「[[反日勢力]]による歴史修正を許さない」等の主張を展開するデモを行った。この時、桜井もデモに参加しており、後日ブログでその報告をしている。また、名古屋市で同年4月17日に開催されることになっていた元慰安婦の講演会に対して、在特会愛知支部が会場に予定されていた貸しホールに抗議を行った<ref name="zaitokukai20100416">{{Cite web|和書|title=かわいそうな慰安婦のかわいそうじゃない真実を暴くパネル展 【愛知支部】(緊急情報) |publisher=在日特権を許さない市民の会 |date=2010-04-16 |url=http://www.zaitokukai.info/modules/piCal/index.php?smode=Daily&action=View&event_id=0000000264&ca |accessdate=2010-04-16}}</ref><ref name="doronpa20100415">{{Cite web|和書|author=桜井誠 |title=【緊急情報】 在特会愛知支部が反日左翼を撃退! |publisher=Doronpaの独り言 |date=2010-04-15 |url=https://ameblo.jp/doronpa01/entry-10509065516.html |accessdate=2010-04-16}}</ref>。抗議活動では脅迫めいた言葉を投げかける場面もあり、講演会は開催直前に会場のキャンセルを余儀なくされた<ref>{{Cite news |author=西本秀 |title=保守系団体が抗議、慰安婦講演会キャンセルに 名古屋 |newspaper=朝日新聞 |date=2010-04-16 |url=http://www.asahi.com/national/update/0415/NGY201004150030.html |archiveurl=https://web.archive.org/web/20100418025044/http://www.asahi.com/national/update/0415/NGY201004150030.html |archivedate=2010-04-18}}</ref>。
=== 原発の火を消させない国民会議 ===
{{See also|在日特権を許さない市民の会#東日本大震災・原子力発電所について}}
[[福島第一原子力発電所事故]]以降、日本国内で活発になっている急進的な反原発の動きに危機感を抱き、桜井が有志らと結成した組織。反原発デモに対する直接の抗議活動を行った。会長は原発維持派の桜井、書記長は原発推進派の[[八木康洋]]([[東京大学大学院工学系研究科・工学部|東大工学部]]卒)が務めている。八木と原発推進運動を共にする主要な活動家は、日本の自存自衛を取り戻す会幹部の永井清之([[京大]][[工学部]]卒)。関西に支部が存在したが、2013年現在は休眠中<ref>{{Cite web|date=2012-06-27|url=http://www.zaitokukai.info/modules/piCal/index.php?action=View&event_id=0000001054|title=「6.27茶屋町ジャック! 関電株主総会包囲行動」 へのカウンター 【関西各支部】|publisher=在日特権を許さない市民の会|accessdate=2014-10-13}}</ref>。


==== 反中デモ ====
桜井らは、反原発の動きが[[反日]][[左翼団体]]、反日[[外国人]](主に[[在日韓国・朝鮮人]]など)、[[中核派]]などの「[[極左暴力集団]]」<ref name="原発">{{cite news|title=ルール無視の脱原発デモ、酒を飲む 歩道を歩くで逮捕者12人と大荒れ!|author=花うさぎさん|newspaper=やまと新聞|publisher=[[やまと新聞社]]|date=2011-09-12|url=http://www.yamatopress.com/c/19/170/4235/|accessdate=2012-08-03 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20130508080158/http://www.yamatopress.com/c/19/170/4235/ |archivedate=2013-05-08}}</ref>が電力不足にする事で日本を衰退させることを目的として行っているものと定義しており、原発の即時停止など急進的な反原発に反対し、代替エネルギーが確保できるまで原発の再稼働による電力の確保が必要であると主張している<ref name="原発" />。なお、国民会議らが抗議<ref>[http://www.moj.go.jp/content/001221031.pdf 平成28年の国内情勢]</ref>活動を行った、6月11日の東京での[[原子力発電所反対デモ]]では、[[朝鮮語]]([[ハングル]])表記が確認されている<ref name="原発" />、また桜井は原発の推進を主張しているわけではないとした上で、原発再稼動の必要性を主張している<ref name="原発" />。
2012年の反中デモでは「ゴキブリシナ人を日本から叩き出せ」などの[[ヘイトスピーチ]]を行い、デモ終了後に桜井誠らは「パトロール」と称して、[[華僑]]の商店の多い一角に向かって「日本が戦前大陸に行ったことが侵略なら、てめえらが日本にいること自体が侵略なんだよ!」と絶叫した<ref>{{Cite web|和書|author=古川琢也 |title=在日中国人に罵詈雑言を展開するも取材は拒否――在特会が池袋で「反中デモ」|publisher=週刊金曜日 |date=2012-10-17 |url=http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2012/10/17/%e5%9c%a8%e6%97%a5%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e4%ba%ba%e3%81%ab%e7%bd%b5%e8%a9%88%e9%9b%91%e8%a8%80%e3%82%92%e5%b1%95%e9%96%8b%e3%81%99%e3%82%8b%e3%82%82%e5%8f%96%e6%9d%90%e3%81%af%e6%8b%92%e5%90%a6%e2%80%95/ |accessdate=2019-11-11}}</ref>。


==== 対レイシスト行動集団との抗争 ====
原発関連の活動では、国民会議が主催団体で在特会は協賛団体となっている<ref name="桜井2011-09-07">{{Cite web|author=桜井誠|date=2011-09-07|url=http://ameblo.jp/doronpa01/entry-11009460378.html|title=【活動告知】 原発問題を考える街頭演説会 & 極左主催 反原発デモへの抗議活動 in 新宿|publisher=Doronpaの独り言|accessdate=2012-08-03}}</ref>。この団体に賛同する団体は[[新攘夷運動 排害社]]、日本侵略を許さない国民の会(日侵会)など複数存在しており、共同で街宣活動をしていることがある<ref name="原発" />。
2013年(平成25年)6月16日、東京・[[新宿]]で桜井を含む在特会のメンバーと[[対レイシスト行動集団]]のメンバーが、暴行の疑いで現行犯逮捕された<ref>{{Cite news |title=東京・新宿で嫌韓デモ、8人逮捕 対立団体と乱闘騒ぎ |agency=共同通信 |date=2013-06-16 |url=http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061601001883.html |archiveurl=https://web.archive.org/web/20130617150412/https://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061601001883.html |archivedate=2013-06-17}}</ref>。[[新宿警察署]]によると、桜井らがデモを行うため[[新宿駅]]に着いた所、待ち伏せしていたしばき隊と小競り合いになった<ref>{{Cite news |title=在特会会長らを逮捕 対立団体と互いに暴行の疑い |newspaper=朝日新聞 |date=2013-06-17 |url=http://www.asahi.com/national/update/0617/TKY201306160224.html |archiveurl=https://web.archive.org/web/20130622024312/http://www.asahi.com:80/national/update/0617/TKY201306160224.html|archivedate=2013-06-22}}</ref>。[[勾留]]延長はされず48時間以内に[[釈放]]され不起訴となった<ref>{{Cite news |title=乱闘で逮捕の5人釈放 地検、新宿のデモ巡り |newspaper=日本経済新聞 |date=2013-06-19 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG18054_Y3A610C1CC1000/}}</ref>。


=== 西村修平との関係 ===
==== 橋下徹との公開面談 ====
2014年(平成26年)10月20日、桜井は大阪市長[[橋下徹]](当時)と[[大阪市役所]]で公開で面談した。面談の冒頭、桜井が橋下を「あんた」と煽ったのに対し、橋下は「うるせぇな、お前」などと返し、つかみ合いになりそうな場面もあったが、関係者が間に入った<ref name="sankei20141029">{{Cite news |title=【関西の議論】「在特会から逃げた」「あるまじき言動」…橋下氏、得意の「論戦」で負ったイメージダウン |newspaper=産経新聞 |date=2014-10-29 |url=https://www.sankei.com/west/news/141029/wst1410290007-n3.html}}</ref><ref>{{Cite news |title=互いに暴言、面談は10分足らず 橋下大阪市長と在特会 |agency=共同通信 |date=2014-10-20 |url=http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014102001001764.html |archiveurl=https://web.archive.org/web/20141205094048/http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014102001001764.html |archivedate=2014-12-05}}</ref>。
2007年(平成19年)夏に桜井は主権会会長の西村修平と出会い、その街宣テクニックを学び取ったことは、彼の運動スタイルに劇的な変化をもたらしたとされる<ref>{{Harvtxt|安田|2012|p=145}}</ref>。その一方、西村は当時の桜井について「最初はおとなしくて臆病な男だった」「僕の活動におそるおそるという感じで参加していたが、ぼけぇっと突っ立っているだけだった」と語っている<ref>{{Harvtxt|安田|2012|p=151}}</ref>。


橋下は「民族や国籍をひとくくりにして評価を下すのはやめろ。主張があれば政治家に言うか、選挙に立候補して訴えろ」と桜井を批判した。これに対し桜井は「(韓国側が)日本人をひとくくりにして誹謗中傷するからたたき返しているだけだ。民主主義のルールに基づいてデモ行進をやっている」と反論した<ref name="sankei20141029" /><ref>{{Cite news |和書 |title=橋下市長と在特会会長 面会 議論かみ合わず終了 |newspaper=読売新聞 |date=2014-10-21 |page=38}}</ref>。
だが、現在は対立関係にあり<ref>[http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2014/10/14/%E5%85%83%E3%80%8C%E5%9C%A8%E7%89%B9%E4%BC%9A%E3%80%8D%E5%81%B4%E3%81%AE%E8%A5%BF%E6%9D%91%E4%BF%AE%E5%B9%B3%E6%B0%8F%E3%81%AF%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E5%8B%A2%E3%81%AB%E2%80%95%E2%80%95%E5%9C%A8%E7%89%B9/ 「在特会」側の西村修平氏は反対勢に――在特会が日韓断交で差別行動]</ref>ブログでは高田(桜井)と敬称なしで書かれる、裁判のカンパが不明瞭で詐欺である厳しく批判されている<ref>[http://nipponism.net/wordpress/?p=34162 「在特会」、作られた虚像とその結果!]</ref>。また違法行為により多額の賠償金を支払う事になった件も触れており愛国を掲げた詐欺師と批判している<ref>[http://nipponism.net/wordpress/?p=34162 「在特会」、作られた虚像とその結果!]</ref>。


討論は予定時間より大幅に短い10分で打ち切られた<ref>{{Cite news |title=【橋下市長VS在特会】「お前なぁ」「お前って言うな」 怒号飛び交い、詰め寄る場面も 面談は10分弱で終了 |newspaper=産経新聞 |date=2014-10-20 |url=https://www.sankei.com/west/news/141020/wst1410200051-n1.html}}</ref>。討論会については「居酒屋で酔っ払いが言い合いをしている」と酷評された<ref>{{Cite news |和書 |title=うるせえ…怒号の面会、橋下市長発言に批判殺到 |newspaper=読売新聞 |date=2014-10-25 |page=}}</ref><ref>{{Cite news |author=SANKEI EXPRESS |title=橋下市長vs在特会にみるエンタメ報道 |website=IRONNA |publisher=産経新聞社 |date= |url=https://ironna.jp/article/683}}</ref>。
=== 橋下徹との公開討論会 ===
2014年10月20日、当時大阪市長だった[[橋下徹]]と[[大阪市役所]]で公開討論会を行った。会談は互いに相手を罵り合うという緊張状態の中で開始され、議論が白熱しつかみ合いになりそうな場面も見られたが関係者が間に入った。討論は予定時間より大幅に短い10分で打ち切られた<ref>{{Cite news | url = https://web.archive.org/web/20141205094048/http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014102001001764.html | title = 互いに暴言、面談は10分足らず 橋下大阪市長と在特会 | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2014-10-20 | accessdate = 2014-10-26 }}</ref><ref>[http://newsonjapan.com/html/newsdesk/article/109934.php Osaka mayor engages in shouting match with head of anti-Korean group -'''[[Kyodo]]''' -- Oct 21](written in English)</ref><ref>{{Cite news|url=http://www.sankei.com/west/news/141020/wst1410200051-n1.html|title=「お前なぁ」「お前って言うな」 怒号飛び交い、詰め寄る場面も 面談は10分弱で終了|work=産経west|publisher=[[産経新聞]]|date=2014-10-20|accessdate=2015-05-06}}</ref>。討論会については「居酒屋で酔っ払いが言い合いをしている」と酷評され、橋下も「橋下氏は面談に向けての構えが足りなかった」と指摘され、「面談では桜井氏が橋下氏の発言を印字して持参したのに対して、橋下氏は手に資料などを持たずに臨んでいた。」「桜井氏は事前に調べているから強い。橋下氏はほかにも山のように仕事を抱えているからシミュレーションをしていなかった印象を受ける。こういうときはケンカ腰にならず、桜井氏の気持ちを軟化させる必要があった」」と評され、橋下の言葉使いや態度が公職に相応しくないと批判が殺到した<ref>「うるせえ…怒号の面会、橋下市長発言に批判殺到」『読売新聞』(2014.10.25)</ref><ref>{{Cite news|url=http://www.sankei.com/west/news/141029/wst1410290007-n3.html|title=「在特会から逃げた」「あるまじき言動」…橋下氏、得意の「論戦」で負ったイメージダウン (3/4)|work=産経west|publisher=[[産経新聞]]|date=2014-10-29|accessdate=2015-05-06}}</ref><ref>SANKEI EXPRESS 橋下市長vs在特会にみるエンタメ報道 [http://ironna.jp/article/683]</ref>。


[[2014年]](平成26年)11月11日、桜井は同月30日をもって会長を辞任した<ref>{{Cite news |title=在特会桜井氏が会長退任の意向 サイトで表明、退会も |newspaper=産経新聞 |date=2014-11-11 |url=http://www.sankei.com/affairs/news/141111/afr1411110036-n1.html |archiveurl=https://web.archive.org/web/20141114095739/http://www.sankei.com/affairs/news/141111/afr1411110036-n1.html |archivedate=2014-11-14}}</ref>。
== 政府機関による監視 ==


=== 警察庁 ===
== 政治活動 ==
=== 2016年 東京都知事選出馬 ===
平成28年度の資料では都知事選立候補の件が載っており右翼グループの枠組みの中で監視対象となっている<ref>[https://web.archive.org/web/20170824220615/https://www.npa.go.jp/keibi/biki/kaiko_to_tenbou/H28/honbun.pdf 治安の回顧と展望28年度]</ref>。
2016年(平成28年)6月、かつての方針を一転し[[2016年東京都知事選挙]]に出馬を表明。それに伴い政治団体「都政を国民の手に取り戻す会」<ref>[https://mainichi.jp/articles/20160715/ddl/k13/010/190000c 都知事選 立候補者/東京] 毎日新聞地方版 2016年7月15日</ref>(略称:都取会)を設立<ref>[http://www.tosyukai.net/constitution.html 「都政を国民の手に取り戻す会公式サイト 会則」より。]</ref>。肩書は「元在日特権を許さない市民の会会長」とした。選挙では無所属で立候補し、「[[生活保護]]受給を日本国籍保有者限定とする」「[[パチンコ]]の違法化」などを公約に掲げた<ref>{{Cite news |title=【東京都知事選】「都内在住外国人への生活保護費支給打ち切り、受給者は日本国民限定」 在特会の桜井誠前会長が7つの公約 |newspaper=産経新聞 |date=2016-06-29 |url=https://www.sankei.com/article/20160630-7FADDVSHO5I7HJ5IMXA4SXG5V4/}}</ref>。5位で落選、約11万票の支持を集めた<ref>{{Cite web|和書|title=東京都知事選挙(平成28年7月31日執行) 開票結果 |publisher=東京都選挙管理委員会 |date=2016-07-31 |url=https://www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp/election/tochiji-all/tochiji-sokuhou2016/result/ |accessdate=2020-10-08}}</ref>。


桜井の獲得票に対して[[古谷経衡]]は、「想定内の健闘」「地方議会であれば数議席獲得が可能」としつつも、[[2014年東京都知事選挙|2014年の東京都知事選]]における[[田母神俊雄]]の得票数(610,865票)と比較して、「大多数のネット保守層からの支持を得ることはできなかった」「田母神氏の6分の1程度(約18.7%)しか得票できず、潜在的に桜井氏と親和性の高いネット保守からの支持の大部分を取り逃がした」と分析している<ref>{{Cite news |author=古谷経衡 |title=桜井誠の「嫌韓」11万票は想定内? 縮みゆく東京の極右地図 |newspaper=iRONNA |publisher=産経新聞社 |date=2016-08-01 |url=https://ironna.jp/article/3754}}</ref>。
=== 公安調査庁 ===
平成28年に右派系市民グループの項目に登場し都知事選立候補が取り上げられた<ref>{{Cite web|url=http://www.moj.go.jp/content/001221031.pdf|title=平成28年「内外情勢の回顧と展望」の公表について|accessdate=2018年4月25日|publisher=}}</ref>。翌平成29年には政治団体の結成、都議会議員選挙が取り上げられ桜井個人から日本第一党も監視対象と拡大した<ref>{{Cite web|url=http://www.moj.go.jp/content/001252044.pdf|title=「内外情勢の回顧と展望(平成30年1月)」国内情勢(PDFファイル、2.1MB)|accessdate=2018年4月25日|publisher=}}</ref>。


=== 2020年 東京都知事選挙 ===
===アメリカ国務省===
2020年(令和2年)6月4日、同年7月5日投開票の[[2020年東京都知事選挙|東京都知事選挙]]への出馬を表明した<ref>{{Cite news |title=桜井誠氏、都知事選に出馬表明 |newspaper=読売新聞 |date=2020-06-05 |url=https://www.yomiuri.co.jp/election/local/tochijisen2020/20200610-OYT1T50249/}}</ref>。「日本第一党推薦候補」として出馬している。今回の選挙で掲げた公約は前回2016年都知事選の7つよりも大幅に減らしており、「都民税・固定資産税ゼロ{{efn|新型コロナウイルス感染症に対する2年間の時限公約。また、1年間に限って都知事の給与をゼロにすることも掲げている。}}」「パチンコ規制」「外国人生活保護の即時停止」の3つとなっている。
アメリカ国務省では、<ref name="USDS">{{Cite web |date= 2011-04-08|url= http://www.state.gov/j/drl/rls/hrrpt/2010/eap/154386.htm|title= 2010 Human Rights Report: Japan|publisher= [[アメリカ合衆国国務省]]|accessdate=2012-10-18}}</ref>。[[アメリカ合衆国]][[アメリカ合衆国国務省|国務省]]が[[2014年]][[2月27日]]に公表した「{{仮リンク|国別人権報告書|en|Country Reports on Human Rights Practices}}」は、日本の国籍・人種・民族的少数者("National/Racial/Ethnic Minorities")についての項目で[[在日韓国・朝鮮人]]に対する[[ヘイトスピーチ]](憎悪表現)を行う側とヘイトスピーチに抗議する側との衝突で在日特権を許さない市民の会会長らが逮捕されたことに触れ<ref>[http://www.state.gov/j/drl/rls/hrrpt/2013/eap/220199.htm Country Reports on Human Rights Practices: Japan], Bureau of Democracy, Human Rights, and Labor, U.S. Department of State. February 27, 2014</ref>、日本における在日韓国・朝鮮人を侮蔑するヘイトスピーチに対する懸念を示した。


2020年(令和2年)6月18日からの選挙活動については、新型コロナウイルス感染症の影響を懸念して従来の屋外で人を集める街宣演説を取り止め、ネット配信によるバーチャル街宣・対談を主とした。例外的に、人を集めないよう事前予告をしない形で中国大使館などへの現場へ赴く抗議街宣を行っている。都知事選以前には、新型コロナウイルスの蔓延を懸念し総務省へ選挙延期の要望書を提出していた<ref>{{Cite web|和書|title=総務省(高市総務大臣宛)に東京都知事選挙延期の要望書を提出 |publisher=日本第一党 |date=2020-04-30 |url=https://japan-first.net/news/youbousyo-soumudaijin-2020-4-30/ |accessdate=2020-04-30}}</ref>。
== 日本第一党 ==
{{政党
|国名 = {{JPN}}
|党名 = 日本第一党
|公用語名 = Japan First Party
|色相 = #87CEEB
|画像 =
|画像サイズ =
|画像説明 =
|自動リンクなし = 1
|党首職名 = 党首
|党首氏名 = 桜井誠
|副党首職名 = 副党首
|副党首氏名 = 先崎玲 <br />長尾旭 <br />高橋阿矢花
|会計責任者 = 藤井資子
|下院代表職名 =
|下院代表氏名 =
|上院代表職名 =
|上院代表氏名 =
|成立年月日 = [[2016年]][[8月29日]]
|郵便番号 = 150-0011
|本部所在地 = [[東京都]][[渋谷区]]東2丁目1-4<br />須藤第二ビル 3F
|下院 = 衆議院
|下院議員数 = 0
|下院議員定数 = 465
|下院議員集計年月日 = [[2017年]][[10月23日]]現在
|上院 = 参議院
|上院議員数 = 0
|上院議員定数 = 242
|上院議員集計年月日 = [[2017年]][[7月1日]]現在
|党員・党友数 = 1323名<ref>[http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/SS20171130/2004100017.pdf 収支報告書 平成28年分]</ref>
|党員・党友数集計年月日 = 2016年度
|政治的思想・立場 = [[第三の位置]] <br />[[行動する保守]] <br />[[新ナショナリズム]] <br />[[右派ポピュリズム]] <br />[[反グローバル主義]]
|機関紙 =
|政党交付金 = 0
|交付金算定基準 =
|ウェブサイト = http://japan-first.net/index.html
|サイトタイトル = 日本第一党
|シンボル =
|国際組織 =
|その他 =会計責任者 藤井資子
}}
日本に存在する政治団体であり桜井誠の資金管理団体<ref name=":1" />。


選挙の結果は17万8784票を獲得したが、5位で落選した<ref>{{Cite news |title=東京都知事選2020 |newspaper=読売新聞 |date=2020-07 |url=https://www.yomiuri.co.jp/election/local/tochijisen2020/}}</ref>。桜井は、「確かに今回の選挙、敗れはしました。今後の小池百合子さんの活躍を期待したいと思います。しかしながら、今回のこの選挙、ひとつの大きな指針を示したと思います。バーチャル選挙、バーチャル街宣、バーチャル対談。こういったものを通じまして、皆さんもバーチャル、ネットの力を少しでも感じていただけたんじゃないかと。そして次の選挙です。次の選挙でそれを生かしていかなきゃいけないということです」と述べた<ref>{{Cite news |title=小野泰輔氏「悔いはございません」桜井誠氏「大きな指針を示した」 立花孝志氏は... |newspaper=J-CASTニュース |date=2020-07-05 |url=https://www.j-cast.com/2020/07/05389501.html}}。</ref>。投票率は前回の2016年と比較すると低下しているものの、得票率は前回の1.74%から2.92%へ増加した。
[[2016年]][[8月29日]]総務省に届出をし設立。


=== 2021年 第49回衆議院議員総選挙 ===
[[2017年]][[2月26日]]に[[アパホテル]]で結党大会を迎えた<ref>{{Cite news |title= 桜井誠氏が日本第一党を結党 「政権を取ったら韓国と断交する」 仇敵、神奈川新聞の石橋学記者に向かって「北朝鮮の批判をしてもヘイトかい?」|newspaper= 産経新聞|date= 2017-2-26|author= 三枝玄太郎|url= http://www.sankei.com/politics/news/170226/plt1702260010-n1.html|accessdate=2017-03-02}}</ref>。結党大会にて党員数が約1600人と発表された。党首は桜井誠。最高顧問に[[瀬戸弘幸]]が就任している。現在、党所属の国会議員、地方議員はいない、2017年7月に行われた[[2017年東京都議会議員選挙|東京都議会議員選挙]]に立候補者を一人擁立し落選<ref name=":0" />。地方幹部、党員にはチーム関西として活動。勧進橋児童公園奪還や徳島県教組への強要罪で実刑判決を受けた[[西村斉]]、[[荒巻靖彦]]等も所属している。
2021年(令和3年)10月31日に執行された[[第49回衆議院議員総選挙]]に小選挙区(東京15区)から立候補し、7人中6位の9,449票で落選した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.ntv.co.jp/election2021/sokuho/tokyo15.html|title=東京15区|accessdate=2021-11-02|publisher=日本テレビ}}</ref>。


=== 日本一党における活動 ===
=== 2022年 26回参議院議員通常選挙 ===
2022年(令和4年)7月10日に執行された[[第26回参議院議員通常選挙]]に比例区から出馬し、日本第一党からの立候補者2名の中では最多の24,077票を獲得したが党としては議席を獲得できず落選した<ref>{{Cite news|url=https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/YB00049XXX000/|title=比例代表 日本第一 参院選2022 開票速報・選挙最新ニュース|work=読売新聞オンライン|newspaper=[[読売新聞]]|accessdate=2023-03-14}}</ref>。
==== 日本第一党の主義・主張 ====
*日本第一主義(JAPAN FIRST)を掲げている<ref>{{Cite news | url = https://www.yamatopress.com/social-issues/japan-first-convention-sakurai-leader-japan-korea-rupture-policy-work-at-first-holding-provincial-council-aims-to-grab-power//| title = 日本第一党党大会 桜井党首「地方議会から押さえ、政権奪取を目指す」一番最初に取り組む政策は「日韓断交」 | publisher = [[やまと新聞社]] | date = 2017-2-26 | accessdate = 2017-4-11 }}</ref>。
*[[民族国家]]日本の[[国体]]や日本国の[[国益]]を護る、新憲法の制定、[[国軍]]の保有、[[保守主義]]の復権、日本人の為の[[社会福祉]]などを日本第一党綱領として掲げている<ref>{{Cite news | url = http://japan-first.net/platform.html| title = 日本第一党綱領 | publisher = 日本第一党公式サイト | accessdate = 2017-4-11 }}</ref>。
*後述の結党大会にて「政権を取ったら韓国と断交する」<ref>{{Cite news | url = http://japanese.joins.com/article/289/226289.html| title = 日本の嫌韓極右政党「日本第一党」が公式発足 | publisher = [[中央日報]]日本語版 | date = 2017-2-28 | accessdate = 2017-4-11 }}</ref>と宣言している。


==== 結党 ====
=== 2024年 東京都知事選挙 ===
2024年7月7日投開票の[[2024年東京都知事選挙|東京都知事選挙]]へ出馬したが、選挙の結果は56人中9位で落選した<ref>{{Cite web |title=東京都知事選挙2024 立候補者紹介・選挙速報(7月7日投票) |url=https://www.nhk.or.jp/senkyo2/shutoken/20336/skh54664.html |website=www.nhk.or.jp |access-date=2024-07-08 |language=ja |last=日本放送協会}}</ref>。前回2020年の都知事選と比較して、得票数83,600票、得票率2.92%から1.23%と低下した。
[[2016年]][[8月29日]]に東京都知事選に立候補<ref>{{Cite news | url = http://www.sankei.com/premium/news/160713/prm1607130011-n1.html| title = 桜井誠氏が激白!「間違ったことはしていない」「来年の都議選に10~20人立候補させます」 | agency = [[産経新聞社]] | publisher = [[産経ニュース]] | date = 2016-7-13 | accessdate = 2017-4-9 }}</ref>した際の政治団体「都政を国民の手に取り戻す会」を改称して、「日本第一党」<ref>略称:日本一。英名:Japan First Party</ref>を結党したとツイッター上で発表した<ref>{{cite news|url=http://www.j-cast.com/2016/08/30276473.html|title=元在特会会長が「新党」 桜井誠氏、「日本第一党」立ち上げ|newspaper=[[J-CASTニュース]]|date=2016-08-30|accessdate=2016-08-30}}</ref>。


== 政策・主張 ==
[[2017年]][[3月26日]]東京都江東区の[[アパホテル]][[東京]][[潮見駅]]前にて結党大会を実施した。[[神奈川新聞]]は[[極右]][[政治団体]]日本第一党が結党大会を開きヘイトスピーチを展開したと批判した<ref>{{Cite news | url = http://www.kanaloco.jp/article/234048| title = 差別・排外主義あらわに メディア批判も 日本第一党が結党大会 | publisher = [[神奈川新聞]] | date = 2017-2-27 | accessdate = 2017-4-9 }}</ref>他、産経新聞は、参加者は約270名で党員は約1600人、都議会議員選挙に1名立候補予定で募集を続けていると報じた<ref>{{Cite news | url = http://www.sankei.com/politics/news/170226/plt1702260010-n1.html| title = 桜井誠氏が日本第一党を結党 「政権を取ったら韓国と断交する」 仇敵、神奈川新聞の石橋学記者に向かって「北朝鮮の批判をしてもヘイトかい?」 | publisher = [[産経新聞]] | date = 2017-2-26 | accessdate = 2017-4-9 }}</ref>。
以下の主張をしている。
* [[外国人生活保護]]は廃止
* [[消費税]]は廃止
* [[国費留学生]]制度は廃止
* [[原子力発電所|原発]]は再稼働
* [[靖国神社]]参拝に賛成
* [[女系天皇]]に反対
* [[大阪都構想]]に反対
* [[外国人参政権]]に反対
* [[反日]]活動に否定的
* [[マスメディア]]に否定的
* [[河野談話]]に否定的
* [[野党]]([[日本共産党|共産党]]・[[社会民主党 (日本 1996-)|社民党]]・[[国民民主党 (日本 2020)|民主党]]など)に否定的
* 現[[与党]]([[自由民主党 (日本)|自民党]])に否定的
* 現[[政権]]([[安倍晋三|安倍]]政権・[[菅義偉|菅]]政権・[[岸田文雄|岸田]]政権)に否定的


=== 朝鮮学校無償化は憲法89条違反 ===
==== 活動状況 ====
朝鮮学校無償化問題では「朝鮮学校無償化は[[日本国憲法第89条]]に違反している」と主張している<ref>{{Cite news |author=yamato_H |title=【動画追加】朝鮮高校無償化断固反対と韓国人違法労働者の排除を訴えデモ行進 |newspaper=やまと新聞 |date=2011-09-25 |url=https://web.archive.org/web/20130507124832/http://www.yamatopress.com/c/19/170/4285/ |accessdate=2012-08-03}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author=桜井誠 |title=参議院選挙に行こう! 1週間連続連載 第六回「第三の選択」|publisher=Doronpaの独り言
*2017年1月16日桜井誠ら約40名の党員が[[沖縄]]で米軍キャンプ・シュワブゲート前で基地反対派に対して抗議活動を行った<ref>{{Cite news | url = http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-01-18/2017011817_02_1.html| title = 沖縄・辺野古で抗議 | publisher = [[しんぶん赤旗]] | date = 2017-1-18 | accessdate = 2017-4-10 }}</ref>。
|date=2007-07-28 |url=https://ameblo.jp/doronpa01/entry-10041238268.html |accessdate=2012-08-03}}</ref>。
*2017年1月29日日本第一党が[[北海道]][[札幌市]]にて講演会を開催した<ref>{{Cite news | url = https://www.yamatopress.com/social-issues/26474/| title = 日本第一党桜井党首 北海道で講演 既存政治を批判「自民党は中道左派、民進党は左翼、共産党は極左、みんな左で政治を決めている」 | publisher = [[やまと新聞社]] | date = 2017-1-30 | accessdate = 2017-4-11 }}</ref>。
*2017年4月17日、日本第一党として初の公認候補予定者として[[東京都議会議員選挙]]の[[八王子]]選挙区(定員5名<ref name=":0">{{Cite news | url = http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/election/kakushu-taisuu/togi-teisuu-list/| title = 東京都議会議員の定数及び選挙区一覧表 | publisher = 東京都選挙管理委員会 | accessdate = 2017-4-17 }}</ref>)に[[岡村幹雄]]を決定した事を公表した<ref>{{Cite news | url = http://ameblo.jp/doronpa01/entry-12266025483.html| title =東京都議選 日本第一党 公認候補予定者 決定のお知らせ | publisher = Doronpaの独り言 | date = 2017-4-17 | accessdate = 2017-4-17 }}</ref>。
*2017年4月27日元[[日本郵政]]社員である岡村幹雄が記者会見を開き日本第一党の公認候補として東京都議会議員選挙(八王子選挙区)に立候補すると桜井誠も同席の上発表した<ref>{{Cite news | url = https://www.yamatopress.com/local-assembly/in-japan-the-first-party-election-from-newcomer-of-the-japan-postal-service-employees-fielded-since-the-partys-first-official-immigration-policy-against-the-pledges-such-as-the-alien-life-protection/| title = 日本第一党 都議選に元日本郵政社員の新人を擁立 結党以来初の公認 移民政策反対、外国人生活保護支給停止など公約 | publisher = [[やまと新聞社]] | date = 2017-4-28 | accessdate = 2017-4-28 }}</ref>。また、2017年5月1日朝日新聞が「ジャパン・ファーストを掲げる同党にはいま、約1800人が集う」という主張を掲載した<ref>{{Cite news | url = http://www.asahi.com/articles/ASK4Z5W01K4ZTIPE00V.html| title = 「ファースト」掲げる政治家 共感の陰で漂う排外的空気 | publisher = [[朝日新聞]] | date = 2017-5-1 | accessdate = 2017-5-3 }}</ref>。
*2017年6月23日[[2017年東京都議会議員選挙]]に岡村は岡村みきおとして八王子市より立候補した<ref>[http://www.h29togisen.metro.tokyo.jp/election/list.html 東京都議会議員選挙 立候補者一覧]</ref>。
*2017年7月2日岡村は得票数2597票、得票率1.1%の最下位で落選<ref>http://www3.nhk.or.jp/shutoken2/senkyo/?utm_int=detail_contents_news-link_001#skh_1324</ref><ref>[http://www.city.hachioji.tokyo.jp/shisei/001/008/004/p021795.html 平成29年7月2日執行 東京都議会議員選挙投票・開票速報(22時45分現在)]</ref>。
*2017年10月1日党費の値上げを発表、一般党員が5千円から1万円に、シルバー党員と家族党員が3千円から5千円に上昇<ref>[https://japan-first.net/touhi.html 党費の値上げのお知らせ]</ref><ref>[https://japan-first.net/images/japanfirst-join.pdf 日本第一党入党申込書2017年10月1日閲覧]</ref>。
*2017年11月16日大阪支部本部長が内紛により辞任する<ref name=":2">{{Cite web|url=https://ameblo.jp/doronpa01/entry-12328552229.html|title=日本第一党 大阪府本部 本部長及び会計責任者 公募開始|accessdate=2018年4月25日|publisher=}}</ref>。
*北海道本部が桂田智司らによる朝鮮総連への銃撃事件の支持を表明<ref>{{Wayback |url=https://twitter.com/NipponchiHokkai/status/967006497006735361 |title=日本第一党北海道本部 公式 sa Twitter |date=20180228125719}}</ref>。それに対して、「厳重注意」という処分を下した<ref>{{Cite web |date=2018年3月10日 |url=https://japan-first.net/notify/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%9C%AC%E9%83%A8%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E5%87%A6%E5%88%86%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/ |title=北海道本部に対する処分について |publisher=日本第一党 |accessdate=2018-03-10}}</ref>。
*2018年8月4日、富山県本部は内閣総理大臣安倍晋三に対し「安倍はやめるべし」名指しで退陣を訴え、自民党所属の国会議員杉田水脈を売国奴と批判をした<ref>{{Cite web|url=https://twitter.com/toyama0410/status/1025644826304233472|title=安倍はやめるべき|accessdate=2018年8月7日|publisher=}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://twitter.com/toyama0410/status/1025645009045872640|title=杉田議員はネオリベに売国奴。安倍と同じ|accessdate=2018年8月7日|publisher=}}</ref>。


==== 活動に対する批判や反対 ====
=== レコード大賞への批判 ===
[[K-POP]]グループの[[iKON]]が[[第58回日本レコード大賞]](2016年12月30日開催)で[[最優秀新人賞]]を受賞したことについて、Twitterで「日本レコード大賞に韓国人がノミネートされるのは意味不明」「そもそも遺恨(iKONの当て字)なるグループ自体誰も知らない」「作られた[[恨]]流([[韓流]]の当て字)止めてくれませんか?」「韓国人は韓国で頑張って下さい」と発言。iKONのファンとみられる人から抗議が相次いだ。<ref>{{Cite news |title=【レコード大賞最優秀新人賞】桜井誠氏の「韓国人は韓国で頑張って下さい」とツイートに韓流ファンが激怒 一歩も引かぬ桜井氏に、香山リカ氏も参戦し… |newspaper=産経新聞 |date=2017-01-01 |url=https://www.sankei.com/article/20170101-7IGGE6QN2NKFFIBRGLDDDUDNYY/}}</ref>。
* 2017年3月25日[[最高顧問]]である[[瀬戸弘幸]]が川崎で行った講演会に対して、[[ヘイトスピーチを許さない川崎市民ネットワーク]]が会場使用取り消しを要請する等の反対活動が相次いだ<ref>{{Cite news | url = http://www.kanaloco.jp/article/236708| title = 〈時代の正体〉排外主義者が川崎で講演計画 市民団体、会場使用取り消し要請 | publisher = [[神奈川新聞]] | date = 2017-3-10 | accessdate = 2017-4-15 }}</ref>。当日ヘイトスピーチを許さない川崎市民ネットワークが「さべつのないかわさき」と書かれた風船を配るなどした<ref>{{Cite news | url = http://www.kanaloco.jp/article/240246| title = 〈時代の正体〉「差別のない未来を」 川崎、市民団体が風船で啓発 | publisher = [[神奈川新聞]] | date = 2017-3-26 | accessdate = 2017-4-15 }}</ref>。民進党有田芳生参議院議員が2017年3月22日の参議院法務委員会にて「[[極右]][[政治団体]]」「人種差別・排外主義の代表的な煽動者」等と日本第一党や瀬戸弘幸、桜井誠を批判した。日本第一党は、民進党の[[村田蓮舫]]代表宛に抗議文を送付した<ref>{{Cite news | url = http://japan-first.net/images/minsinkougi.pdf| title = 民進党代表村田蓮舫参議院議員殿 抗議 並びに公開質問状 日本第一党党首桜井誠 | publisher = 日本第一党公式サイト | accessdate = 2017-04-15 }}</ref>。
* [[NHKから国民を守る党]]所属<ref>{{Cite web|url=https://twitter.com/mk00350|title=くつざわ亮治@NHKから国民を守る党|accessdate=2018年5月30日|publisher=}}</ref>の政治活動家で薬事法違反者の沓澤亮治<ref>[https://web.archive.org/web/20120819230352/http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/tikusui/120619.html 獣医師法第8条第2項の規定に基づく「獣医師の業務停止処分」について]</ref>は異論を許さない団体<ref>https://twitter.com/mk00350/status/854569665506418689</ref>、異論者を吊るし上げていると発言している<ref>http://bouzup.blog.jp/archives/1069298288.html</ref>。
* 2017年4月17日に[[対レイシスト行動集団]]がTwitterにて都議会議員選挙で岡村幹雄の落選運動を展開すると宣言した<ref>[https://twitter.com/cracjp/status/853778315844374530 2017年4月17日10:13のC.R.A.C.のツイート]</ref>。これに対して、桜井誠は「[[左翼|パヨク]]による落選運動宣言は保守側にとって名誉」とTwitterにて呟いた他、[[有田芳生]]がリツイートしていると呟いている<ref>[https://twitter.com/Doronpa01/status/854258495398363136 2017年4月18日18:01の桜井誠のツイート]</ref>。
2018年5月31日、団体のチャンネルがYouTubeのコミュニティ・ガイドラインに違反したためアカウントが停止される<ref>{{Cite web|url=https://www.youtube.com/channel/UCzwEVhLRn01m31XaqMYyF_g|title=日本第一党チャンネル|accessdate=2018年5月31日|publisher=}}</ref>。


== メディア ==
2018年10月30日、熊本県内で団体のメンバーが行った移民反対の演説行為が県人権施策・啓発推進委員会にヘイトスピーチである可能性があると報告された<ref>{{Cite web|url=https://this.kiji.is/430139311803909217?c=92619697908483575|title=「ヘイトスピーチ」県内初確認 熊本駅前で政治団体党員|accessdate=2018年11月14日|publisher=}}</ref>。
=== 「AbemaTV」公式チャンネル閉鎖 ===
2016年9月23日、[[AbemaTV]]で開設された番組チャンネル「桜井誠のズバリ言ったわよ!!」は、ネット上で非難が殺到し、わずか1日で閉鎖された<ref>{{Cite web|和書|title=AbemaTVに桜井誠・在特会前会長の個人チャンネル開設→批判殺到→チャンネル削除 |publisher=ハフポスト |url=https://www.huffingtonpost.jp/2016/09/22/abema-tv-sakurai-channel_n_12147760.html |accessdate=2020-10-05}}</ref>。


=== ツイッターアカウント凍結 ===
==== 不祥事 ====
2017年11月7日、桜井のツイッターアカウントが「新しい規約に違反」として凍結された<ref>{{Cite news |title=日本第一党党首の桜井誠氏のツイッターアカウントが凍結 脳科学者の茂木健一郎氏は「抑制的であるべき」 |newspaper=産経新聞 |date=2017-11-08 |url=https://www.sankei.com/article/20171108-DHJ7UDYHVFNQXH7PRVVA6WWNRY/}}</ref><ref>{{Cite news |title=桜井誠氏のツイッターアカウントが凍結 |newspaper=J-CASTニュース |date=2017-11-09 |url=https://www.j-cast.com/2017/11/09313452.html}}</ref>。本人は「再びアカウントを開設することはない」としている。
2019年1月30日、団体関係者の荒巻靖彦が傷害容疑で逮捕される<ref>{{Cite web|url=https://www.sankei.com/affairs/news/190129/afr1901290023-n1.html|title=「日本第一党」関係者を傷害容疑で逮捕 ヘイトが問題化する川崎|accessdate=2019年1月30日|publisher=}}</ref>。


=== 主な活動家 ===
== 裁判、行政判断 ==
=== 李信恵による民事訴訟 ===
* [[西村斉]] 京都本部本部長、元チーム関西、在日特権を許さない市民の会京都支部支部長。ロート製薬強要事件等を起こし服役歴がある[[荒巻靖彦#cite note-46|[4]]]。
2016年(平成28年)9月27日、ネット上の[[民族差別]]発言で精神的苦痛を受けたとして[[在日特権を許さない市民の会|在特会]]と元会長の桜井に対し、[[李信恵]]が計550万円の損害賠償を求めた裁判で、一審・大阪地裁の[[増森珠美]]裁判長は、桜井がネット動画やツイッターで、李を「朝鮮ババア」「差別の当たり屋」などと表現し「ドブエ」と連呼したことを指摘し、「社会通念上許される限度を超える侮辱行為で、原告の人格権を侵害した」と批判した。また、桜井の一部発言について「在日朝鮮人に対する差別を増幅させる意図で行われた」として[[人種差別撤廃条約]]に違反すると認定し、在特会と連帯して77万円を支払うよう命じた<ref>[https://www.huffingtonpost.jp/2016/09/27/zaitoku-sakurai-discrimination_n_12210876.html 在特会と桜井誠・元会長に賠償命令 ネット上のヘイトスピーチ「人種差別」と認定] The Huffington Post(2016年09月27日) 2018年1月1日閲覧。</ref>。2017年6月19日、大阪高裁はフリーライターを容姿を貶める発言と認定、民族・性差別の複合差別との判断を下し敗訴<ref>{{Cite news |title=在特会、2審も敗訴 在日韓国人ライターめぐる書き込み「差別を増幅させる意図」と認定 |newspaper=産経新聞 |date=2017-06-19 |url=https://www.sankei.com/article/20170619-RX2EZN43TJPYRLGLVRDEXKXM5U/}}</ref>。2017年(平成29年)11月29日、最高裁判所は上告を棄却して、77万円の損害賠償を認め桜井は敗訴した<ref>{{Cite news |author=岡本玄 |title=ヘイトスピーチで在特会の敗訴確定 最高裁、上告退ける |newspaper=朝日新聞 |date=2017-11-30 |url=https://www.asahi.com/articles/ASKCZ5GN1KCZUTIL03T.html}}</ref>。
* [[荒巻靖彦]] 元大阪本部本部長、元チーム関西代表。西村同様ロート製薬強要事件等を起こし服役歴がある[[荒巻靖彦#cite note-46|[4]]]<ref name=":2" />。 
* [[瀬戸弘幸]] 最高顧問、職業は果樹園経営者[[瀬戸弘幸#cite note-52|[52]]]。


=== 有田芳生への民事訴訟 ===
== 発言 ==
参議院議員の[[有田芳生]]に「存在そのものがヘイトスピーチ」とツイートされた事は人格の否定にあたるとして、有田を提訴したが、東京地裁は桜井の過去の発言をヘイトスピーチと認定し、ある程度の批判は甘受すべきとし、有田のツイートには違法性はないとして訴えを退けた<ref>{{Cite news |title=在特会前会長の賠償請求棄却 地裁、ヘイトスピーチ認定 |newspaper=日本経済新聞 |date=2017-09-27 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG27H2H_X20C17A9000000/}}</ref><ref>{{Cite news |title=在特会前会長桜井誠氏の発言 差別的言動に認定 有田芳生議員への賠償請求棄却 |newspaper=産経新聞 |date=2017-09-27 |url=https://www.sankei.com/affairs/news/170927/afr1709270003-n1.html}}</ref>。桜井は控訴したが、翌2018年東京高裁は一審の判決を支持。自身の著作物はヘイトスピーチや差別の扇動と無関係ではないと判断。有田の「存在そのものがヘイトスピーチ」「差別に寄生して生活を営んでいる」は真実と判断された<ref>{{Cite news |title=在特会元会長、二審も敗訴 有田芳生議員の発言「真実」 |newspaper=朝日新聞 |date=2018-03-07 |url=https://www.asahi.com/articles/ASL375RCBL37UTIL04Q.html}}</ref>。同年9月、最高裁判所は桜井の上告を棄却、一審、二審の判決が確定した<ref>{{Cite news |title=在特会元会長、敗訴確定 有田芳生議員の投稿巡る訴訟 |newspaper=産経新聞 |date=2018-09-06 |url=https://www.sankei.com/affairs/news/180906/afr1809060107-n1.html}}</ref>。
===反中デモでの発言===
* 2012年の反中デモでは「ゴキブリシナ人を日本から叩き出せ」などといった声と合さりデモ終了後に桜井誠らは「パトロール」と称して、[[華僑]]の商店の多い一角に向かって、そこで「日本が戦前大陸に行ったことが侵略なら、てめえらが日本にいること自体が侵略なんだよ!」と絶叫した。<ref>[http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?tag=%E5%9C%A8%E7%89%B9%E4%BC%9A 在日中国人に罵詈雑言を展開するも取材は拒否――在特会が池袋で「反中デモ」2012年10月17日]</ref>


=== 政治的立場 ===
=== ヘイトスピーチ認定 ===
2020年(令和2年)8月26日、[[福岡法務局]]は、2019年に北九州朝鮮初級学校(北九州市八幡西区)近くで行った桜井の街頭演説を「ヘイトスピーチ」に認定したが、人権侵害については「不明確」とした。人権救済を申し立てた学校側に、調査結果の報告があったという。演説はインターネット上にも公開され、学校側が「甚大な精神的苦痛を被った」として、法務局に人権救済を申し立てていた<ref>{{Cite news |author=一瀬圭司 |title=福岡法務局がヘイトスピーチ認定 「在特会」元会長の街頭演説 |newspaper=西日本新聞 |date=2020-08-27 |url=https://www.nishinippon.co.jp/item/n/639380/}}</ref><ref>[https://whowatch.tv/archives/17098921 ふわっち桜井誠公式放送]</ref>。
旧[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]については旧[[日本社会党|社会党]]系議員や、[[有田芳生]]など特定の議員に対しては批判的だが、[[東京都議会|都議会]]民主党(いずれも当時)議員の[[土屋敬之]]と[[吉田康一郎]]は頻繁にデモや集会に来賓として出席していた(但し、後に二人とも民主党を離党している)。[[日本共産党]]や[[社会民主党 (日本 1996-)|社会民主党]]などの左派政党にも批判的である<ref>{{Cite web|author=桜井誠|date=2007-07-28|url=http://doronpa01.ameblo.jp/doronpa01/entry-10041238268.html|title=参議院選挙に行こう! 1週間連続連載 第六回「第三の選択」|publisher=Doronpaの独り言|accessdate=2012-08-03}}</ref>。


== 西村修平との関係 ==
2016年(平成28年)6月、かつての方針を一転し[[2016年東京都知事選挙]]に出馬を表明。生活保護受給を日本国籍保有者限定とする、パチンコの違法化などを公約に掲げた<ref>[http://www.sankei.com/politics/news/160629/plt1606290061-n1.html 【東京都知事選】在特会の桜井誠前会長が出馬表明「トランプに負けぬナショナリズムを」 パチンコ規制も主張]産経新聞2016年6月29日付</ref>。5位で落選、約11万票の支持を集めた<ref>[http://ironna.jp/article/3754 桜井誠の「嫌韓」11万票は想定内? 縮みゆく東京の極右地図]iRONNNA2016年8月1日閲覧</ref>。
2007年(平成19年)夏に桜井は主権会会長の[[西村修平]]と出会い、その街宣テクニックを学び取ったことは、彼の運動スタイルに劇的な変化をもたらしたとされる{{sfn|安田浩一|2012|p=145}}。なお、西村は[[京都朝鮮学校公園占用抗議事件]]の裁判過程で朝鮮学校側に謝罪し、2014年頃には「在特会は日の丸を冒涜している」と発言するなど、桜井と反目した立場をとっている<ref>{{Cite web|和書|title=元「在特会」側の西村修平氏は反対勢に――在特会が日韓断交で差別行動 |publisher=週刊金曜日 |date=2014-10-14 |url=https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2014/10/14/%E5%85%83%E3%80%8C%E5%9C%A8%E7%89%B9%E4%BC%9A%E3%80%8D%E5%81%B4%E3%81%AE%E8%A5%BF%E6%9D%91%E4%BF%AE%E5%B9%B3%E6%B0%8F%E3%81%AF%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E5%8B%A2%E3%81%AB%E2%80%95%E2%80%95%E5%9C%A8%E7%89%B9/ |accessdate=2020-10-07}}</ref>。


=== 天皇について ===
== 著作 ==
=== 単著 ===
[[昭和天皇]]や[[明仁|今上天皇]]・[[皇族]]を侮辱したり不敬とした行為には批判の声を上げたり、[[反天連]]など反皇室的な団体に対しても抗議や批判を行う他、後述の様に憲法の条文では第1章の「天皇」の項目で天皇の地位を明記している第1条を一番重視し、「日本で一番大切なのは天皇陛下だ」と述べるなど、天皇に敬意を示している<ref>{{Cite web|author=桜井誠|date=2009-12-14|url=http://ameblo.jp/doronpa01/entry-10411150359.html|title=天皇陛下を「道具」に使う民主党|publisher=Doronpaの独り言|accessdate=2012-08-03}}</ref><ref>{{Cite web|author=桜井誠|date=2011-09-28|url=http://ameblo.jp/doronpa01/entry-11030933171.html|title=新潟遠征の報告 & 29日反日芸人への抗議活動のお知らせ|publisher=Doronpaの独り言|accessdate=2012-08-03}}</ref><ref>{{Cite web|author=桜井誠|date=2011-09-30|url=http://ameblo.jp/doronpa01/entry-11033747517.html|title=9・29 反日芸人への抗議活動報告とその後の緊急情報について|publisher=Doronpaの独り言|accessdate=2012-08-03}}</ref>。
* {{Cite book |和書 |title=嫌韓流 実践ハンドブック 反日妄言撃退マニュアル |publisher=[[晋遊舎]] |series=晋遊舎ムック |date=2006-02 |isbn=9784883805020 |ref=}}
** {{Cite book |和書 |title=反日韓国人撃退マニュアル |publisher=晋遊舎 |series=晋遊舎ブラック新書 014 |date=2009-04-02 |isbn=9784883809189 |ref=}} - 上記新書版。
* {{Cite book |和書 |title=嫌韓流 実践ハンドブック2 (反日妄言半島炎上編) |publisher=晋遊舎 |series=晋遊舎ムック |date=2006-09 |isbn=9784883805464 |ref=}}
* {{Cite book |和書 |author=東亜細亜問題研究会 文 |coauthors=[[餅町ツル]] 漫画 |title=マンガでわかる中国100の悪行 |publisher=晋遊舎 |series=晋遊舎ムック |date=2007-01 |isbn=9784883805815 |ref=}}
* {{Cite book |和書 |author=東亜細亜問題研究会 |title=また中国か! 90分でわかる「中国の悪行」大全 |publisher=晋遊舎 |series=晋遊舎ブラック新書 12 |date=2008-09-25 |isbn=9784883807963 |ref=}}
* {{Cite book |和書 |title=日本侵蝕 : 日本人の「敵」が企む亡国のシナリオ |publisher=晋遊舎 |series=晋遊舎ブラック新書 016 |date=2010-08-09 |isbn=9784863910164 |ref=}}
* {{Cite book |和書 |others=[[西村幸祐]] インタビュー |title=在特会とは「在日特権を許さない市民の会」の略称です! |publisher=[[青林堂]] |series=SEIRINDO BOOKS|date=2013-12-24 |isbn=9784792604837 |ref=}}
* {{Cite book |和書 |title=[[大嫌韓時代]] |publisher=青林堂 |series=SEIRINDO BOOKS |date=2014-09-24 |isbn=9784792605025 |ref={{sfnref|桜井|2014a}}}} ([[Amazon.co.jp|Amazon]]で書籍ランキング1位を獲得した<ref>{{Cite web|和書|author=池田信夫|authorlink=池田信夫|title=エコノMIX異論正論:虚妄の「加害者意識」が生む日韓の憎悪の悪循環 |publisher=[[ニューズウィーク|ニューズウィーク日本語版]] |date=2014-10-01 |url=https://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2014/10/post-883.php |accessdate=2015-11-25}}</ref><ref>{{Cite web|和書|date=2014-10-11|url=https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/500106/|title=Amazon.co.jp ベストセラー: 政治入門 の中で最も人気のある商品です |publisher=[[Amazon.co.jp]] |accessdate=2014-10-12 |archiveurl=https://archive.is/20141011155625/http://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/500106/ |archivedate=2014-10-11}}</ref>。)
* {{Cite book |和書 |title=大嫌韓日記 |publisher=青林堂 |series=SEIRINDO BOOKS |date=2016-06-16 |isbn=9784792605544 |ref=}}
* {{Cite book |和書 |title=日本第一党宣言 |publisher=青林堂 |series=SEIRINDO BOOKS |date=2017-05-20 |isbn=9784792605902 |ref={{sfnref|桜井|2017}}}}


=== 憲法について ===
=== ジャパニズム ===
* {{Cite book |和書 |title=[[ジャパニズム]] |publisher=青林堂 |volume=15 |date=2013-10-10 |isbn=9784792604783 |pages=5-18 |chapter=桜井誠インタビュー 在特会の真実を、今こそ激白! |ref=}}
日本国憲法はアメリカによって作られたものであるとし、占領統治下での憲法制定を禁じた[[ハーグ陸戦条約]]に違反しているとして[[憲法無効論]]を主張している<ref>{{Cite web|author=桜井誠|date=2016-08-20|url=http://ameblo.jp/doronpa01/entry-12191830304.html|title=憲法無効論 ~ 米国による70年前の日本国憲法制定 ~|publisher=Doronpaの独り言|accessdate=2017-06-01}}</ref>。
* {{Cite book |和書 |title=ジャパニズム |publisher=青林堂 |volume=16 |date=2013-12-10 |isbn=9784792604820 |pages=5-10 |chapter=西村幸祐 聞き手 桜井誠インタビュー 在特会、京都裁判の真相! |ref=}}

* {{Cite book |和書 |title=ジャパニズム |publisher=青林堂 |volume=18 |date=2014-04-10 |isbn=9784792604905 |pages=18-29 |chapter=瀬戸弘幸対談 「韓国」「在日」と対峙してきた八年間 国民世論を変えた『行動する保守運動』が次に目指すもの |ref=}}
朝鮮学校無償化問題では「朝鮮学校無償化は[[日本国憲法第89条]]に違反している」と主張している<ref>{{cite news|title=【動画追加】朝鮮高校無償化断固反対と韓国人違法労働者の排除を訴えデモ行進|author=yamato_H|newspaper=やまと新聞|publisher=[[やまと新聞社]]|date=2011-09-25|url=http://www.yamatopress.com/c/19/170/4285/|accessdate=2012-08-03}}</ref><ref>{{Cite web|author=桜井誠|date=2007-07-28|url=http://ameblo.jp/doronpa01/entry-10041238268.html|title=参議院選挙に行こう! 1週間連続連載 第六回「第三の選択」|publisher=Doronpaの独り言|accessdate=2012-08-03}}</ref>。
* {{Cite book |和書 |title=ジャパニズム |publisher=青林堂 |volume=21 |date=2014-10-10 |isbn=9784792605056 |pages=64-69 |chapter=インタビュー 在日特権を許さない市民の会 「嫌韓」が多数派となる「大嫌韓時代」の到来 |ref=}}

=== 宗教団体への批判 ===
左翼的、反皇室的教義に基づく[[宗教]]団体を批判している。

* 2008年(平成20年)6月12日、[[西本願寺]]に対して「西本願寺・[[龍谷大学]]が、[[宇治市]][[ウトロ地区]]の不法占拠犯を援助し、[[9条の会]]と交わり、在日特権を推進しているカルト的な教団。[[親鸞]]聖人の教えに反している」(現実には当該不法占拠案件は刑事事件ではなく民事紛争、またウトロ地区の不法占拠状態は2016年に解消している<ref>[http://japan.hani.co.kr/arti/international/24516.html [ルポ]「最後の朝鮮人労働者たちの集団居住地」ウトロ地区撤去開始]</ref>)として、抗議行動を行った。桜井は[[浄土真宗本願寺派]]の寺院の[[門徒]]([[檀家]])を称しており、この時は[[菩提寺]]から授与されている「門徒式章」(一族が[[嘉永]]年間から現在まで続く西本願寺門徒の家系であることを証する旨が記してある)をかざしていた。<ref>{{Cite web|author=桜井誠|date=2008-10-14|url=http://ameblo.jp/doronpa01/entry-10151374240.html|title=対馬・福岡遠征報告(写真)|publisher=Doronpaの独り言|accessdate=2014-10-13}}</ref>。また、[[真宗大谷派]]の門徒であるとも述べている<ref>[https://web.archive.org/web/20170825082156/https:/twitter.com/Doronpa01/status/897722120414928896 Doronpa01のツイート(897722120414928896)]</ref>。

=== 児童ポルノ、表現規制への言及 ===
日本における児童を対象とした性犯罪件数は激減しているとして[[児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律|児童ポルノ禁止法]]に強く反対している。また、18歳未満が全て「児童」にあたるのかどうか(日本国外では児童ポルノの定義は日本より低年齢である)や被害者無き犯罪([[援助交際]]や既存メディアなど)の問題点、単純所持規制をめぐってはメディアに触れることにより性犯罪が発生することについてまったく根拠が無いとしている。現行法では何をもって児童ポルノとするか不明瞭であるとして、児童虐待防止の基準を明確に決めた新しい法案の制定を要求している<ref>{{Cite web|author=桜井誠|date=2009-06-29|url=http://ameblo.jp/doronpa01/entry-10289750279.html|title=児童ポルノ禁止法改正案に反対します|publisher=Doronpaの独り言|accessdate=2012-08-03}}</ref>。

=== 大麻についての見解 ===
宗教的な目的と医療用の大麻に対して大麻を解禁しても良いのではないかと大麻に対して理解を示した<ref>{{Cite web|url=https://ameblo.jp/doronpa01/entry-12346851145.html|title=神道祭祀と医療問題の観点から大麻問題を考えよう!|accessdate=2018年8月4日|publisher=}}</ref>。

===裁判===
元会長である桜井誠はヘイトスピーチによって賠償命令を受けており、在日コリアンのフリーライター[[李信恵]]に対し差別を行い在特会と共に損害賠償を求め提訴される。2016年9月27日、大阪地裁はフリーライターに対する侮辱を認定、被告の発言は人種差別撤廃条約にも反する事も認め敗訴<ref name=":4">[http://www.huffingtonpost.jp/2016/09/27/zaitoku-sakurai-discrimination_n_12210876.html 在特会と桜井誠・元会長に賠償命令 ネット上のヘイトスピーチ「人種差別」と認定] The Huffington Post(2016年09月27日) 2018年1月1日閲覧。</ref>。2017年6月19日、大阪高裁はフリーライターを容姿を貶める発言と認定、民族・性差別の複合差別との判断を下し敗訴<ref name=":5">[http://www.sankei.com/west/news/170619/wst1706190096-n1.html 在特会、2審も敗訴 在日韓国人ライターめぐる書き込み「差別を増幅させる意図」と認定] 産経WEST(2017年6月19日) 2018年1月1日閲覧。</ref>。2017年11月29日、最高裁判所は上告を棄却して、77万円の損害賠償を認め桜井は敗訴した<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASKCZ5GN1KCZUTIL03T.html ヘイトスピーチで在特会の敗訴確定 最高裁、上告退ける] 朝日新聞デジタル(2017年11月30日) 2018年1月1日閲覧。</ref>。

== 他団体との関係 ==
===しばき隊とのトラブル===
2013年6月16日、東京・[[新宿]]で行われた他団体のデモに参加しようと[[新宿駅]]に来た所、待ち伏せしていたしばき隊のメンバーらとと小競り合いになり、しばき隊のメンバーに[[メガネ]]を奪われたため[[被害届]]を新宿署に提出しに行った所、しばき隊側が桜井のつばがかかったため相被疑であると主張して、共に現行犯逮捕されたが<ref>{{Cite news | url = http://www.jiji.com/jc/zc?k=201306/2013061700018 | title = 「在特会」会長ら8人逮捕=新宿排外デモで暴行容疑-警視庁 | publisher = 時事ドットコム | date = 2013-06-17 | accessdate = 2013-10-07 }}</ref><ref>{{Cite news | url = http://www.asahi.com/national/update/0617/TKY201306160224.html | title = 在特会会長らを逮捕 対立団体と互いに暴行の疑い | publisher = [[朝日新聞デジタル]] | date = 2013-06-17 | accessdate = 2013-06-17 }}</ref><ref>{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061601001883.html | title = 東京・新宿で嫌韓デモ、8人逮捕 対立団体と乱闘騒ぎ | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2013-06-16 | accessdate = 2013-06-17 }}</ref>、[[勾留]]延長はされず48時間以内に[[釈放]]され不起訴となった<ref>{{cite news|title = 乱闘で逮捕の5人釈放 地検、新宿のデモ巡り|newspaper = 日経電子版|publisher = 日本経済新聞社|date = 2013-06-19|url = http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG18054_Y3A610C1CC1000/|accessdate = 2015-11-25}}</ref><ref>[http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323382204578550604035970688 「在特会」会長ら8人逮捕 新宿排外デモで暴行容疑=警視庁]</ref>。

=== 朝鮮学校に関するトラブル ===
2018年4月20日、京都府本部本部長の西村斉が2017年4月京都朝鮮第一初級学校跡地で行ったスピーチがヘイトスピーチであり名誉毀損に当たるとして京都地検に在宅起訴された<ref>{{Cite web|url=https://mainichi.jp/articles/20180424/k00/00m/040/112000c|title=名誉毀損罪初適用 在特会元幹部在宅起訴|accessdate=2018年4月30日|publisher=}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.asahi.com/articles/ASL4S2SDZL4SPLZB001.html|title=ヘイトスピーチに名誉毀損罪適用 在特会元幹部を起訴|accessdate=平成30年4月30日|publisher=}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.sankei.com/west/news/180423/wst1804230090-n1.html|title=ヘイトスピーチに名誉毀損罪を初適用、在特会元幹部を在宅起訴 京都地検|accessdate=2018年4月30日|publisher=}}</ref>。

== その他 ==
* [[K-POP]]グループの[[iKON]]が[[第58回日本レコード大賞]](2016年12月30日開催)で最優秀新人賞を受賞したことについて、Twitterで「日本レコード大賞に韓国人がノミネートされるのは意味不明」「そもそも遺恨(「iKON」の[[ローマ字かな変換]]の当て字)なるグループ自体誰も知らない」「作られた[[恨]]流(「[[韓流]](ハンりゅう)の当て字。韓国語では「韓」や「恨」などの漢字を「ハン」と読む)止めてくれませんか?」「韓国人は韓国で頑張って下さい」と発言。iKONのファンとみられる人物から抗議が相次いだが、「韓国の反日が一部だと主張するなら、遺恨なるグループに慰安婦問題や韓国併合などについて尋ねるべきだ」「彼らが親日なら当然『慰安婦は虚構売春婦』『併合のお蔭で近代化した』と主張するが、そんなことは絶対に言わない」「朝鮮芸人を好きになる自由もあるが嫌う自由もある」と反論<ref>{{Cite news |title=【レコード大賞最優秀新人賞】桜井誠氏の「韓国人は韓国で頑張って下さい」とツイートに韓流ファンが激怒 一歩も引かぬ桜井氏に、香山リカ氏も参戦し…|newspaper=産経新聞|date=2017-01-01|author= |url=http://www.sankei.com/entertainments/news/170101/ent1701010037-n1.html|accessdate=2017-01-03}}</ref>。
* 2017年1月20日、自身のツイートでニュースサイト「大韓民国民間報道」が流した「韓国人による日本人女児強姦(ごうかん)事件でソウル市裁判所が一転無罪判決」という内容の偽ニュース<ref>{{Cite news |title=「ウケると思った」「小遣い稼ぎ」 偽ニュースサイトの運営者は語る|newspaper=東京新聞|date=2017-01-28|author= |url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2017012802000150.html|accessdate=2017-07-05}}</ref><ref>{{Cite news |title=フェイク(偽)ニュースは、「偽ニュース」「ガセネタ」でいい 根絶するにはどうするべきか?|newspaper=|date=2017-02-11|author=[[中川淳一郎]]|url=https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170211-00010006-abema-soci|accessdate=2017-07-06}}</ref>を紹介した<ref>{{Twitter status|Doronpa01|822228626397491200}}</ref>。このサイトが偽ニュースサイトであることを指摘されると「まず虚構記事を掲載した側を責めるのが筋ではないか」「虚構記事を出した側が謝罪しない限り本物として取り扱う」という内容をツイートした<ref>{{Twitter status|Doronpa01|822299640385060864}}</ref>。
{{節stub}}

=== ツイッターアカウント凍結 ===
2017年11月7日、桜井誠のツイッターアカウントが「新しい規約に違反」として凍結された<ref>[https://www.j-cast.com/2017/11/09313452.html 桜井誠氏のツイッターアカウントが凍結]</ref><ref>{{Cite web |date=2017-11-08 |url=http://www.sankei.com/life/news/171108/lif1711080029-n1.html |title=日本第一党党首の桜井誠氏のツイッターアカウントが凍結 脳科学者の茂木健一郎氏は「抑制的であるべき」(1/2ページ) |work=産経ニュース |publisher=産経新聞社 |accessdate=2017-11-09}}</ref>。

== 著作 ==
=== 図書 ===
* {{Cite book|和書|year=2006|month=2|title=嫌韓流反日妄言撃退マニュアル 実践ハンドブック|series=晋遊舎ムック|publisher=[[晋遊舎]]|isbn=4-88380-502-6|ref={{Harvid|桜井|2006a}}}}
* {{Cite book|和書|date=2009-04-02|title=反日韓国人撃退マニュアル|series=晋遊舎ブラック新書 014|publisher=晋遊舎|isbn=978-4-88380-918-9|ref={{Harvid|桜井|2009}}}} - {{Harvtxt|桜井|2006a}}の改訂・再編集。
* {{Cite book|和書|year=2006|month=9|title=嫌韓流実践ハンドブック 2(反日妄言半島炎上編)|series=晋遊舎ムック|publisher=晋遊舎|isbn=4-88380-546-8|ref={{Harvid|桜井|2006b}}}}
* {{Cite book|和書|author=東亜細亜問題研究会 文|coauthors=[[餅町ツル]] 漫画|year=2007|month=1|title=マンガでわかる中国100の悪行|series=晋遊舎ムック|publisher=晋遊舎|isbn=4-88380-581-6|ref={{Harvid|東亜細亜問題研究会|2007}}}}
* {{Cite book|和書|author=東亜細亜問題研究会|date=2008-09-25|title=また中国か! 90分でわかる「中国の悪行」大全|series=晋遊舎ブラック新書 12|publisher=晋遊舎|isbn=978-4-88380-796-3|ref={{Harvid|東亜細亜問題研究会|2008}}}}
* {{Cite book|和書|date=2010-08-09|title=日本侵蝕(ニホンシンショク) 日本人の「敵」が企む亡国のシナリオ|series=晋遊舎ブラック新書 016|publisher=晋遊舎|isbn=978-4-86391-016-4|ref={{Harvid|桜井|2010b}}}}
* {{Cite book|和書|others=[[西村幸祐]] インタビュー|date=2013-12-24|title=在特会とは「在日特権を許さない市民の会」の略称です!|series=SEIRINDO BOOKS|publisher=[[青林堂]]|isbn=978-4-7926-0483-7 |ref={{Harvid|桜井|西村|2013}}}}
* {{Cite book|和書|date=2014-09-24|title=[[大嫌韓時代]]|series=SEIRINDO BOOKS|publisher=青林堂|isbn=978-4-7926-0502-5|ref={{Harvid|桜井|2014a}}}} [[Amazon.co.jp|Amazon]]で書籍ランキング1位を獲得した<ref>{{Cite web|url = http://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2014/10/post-883.php|title = 虚妄の「加害者意識」が生む日韓の憎悪の悪循環|accessdate = 2015-11-25|publisher = [[ニューズウィーク|ニューズウィーク日本語版]]|author = [[池田信夫]]|work = エコノMIX異論正論|date = 2014-10-01}}</ref><ref>{{Cite web|date=2014-10-11|url=https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/500106/|title=Amazon.co.jp ベストセラー: 政治入門 の中で最も人気のある商品です|publisher=[[Amazon.co.jp]]|accessdate=2014-10-12 |archiveurl=https://archive.is/20141011155625/http://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books/500106/ |archivedate=2014-10-11}}</ref>。
* {{Cite book|和書|date=2016-06-16|title=大嫌韓日記|series=SEIRINDO BOOKS|publisher=青林堂|isbn=978-4-7926-0554-4|ref={{harvid|桜井|2016}}}}
* {{Cite book|和書|date=2017-05-20|title=日本第一党宣言|series=SEIRINDO BOOKS|publisher=青林堂|isbn=978-4-7926-0590-2|ref={{harvid|桜井|2017}}}}


=== 記事 ===
=== 記事 ===
*{{Cite journal|和書|date=2006-10-25|title=日韓戦 官民一体となって来襲する韓国「反日サイバーテロ」の標的|journal=[[Sapio]]|volume=18|issue=(第22号) (通号 401)|pages=17-19|publisher=小学館|ref={{Harvid|桜井|2006b}}}}
* {{Cite journal |和書 |title=日韓戦 官民一体となって来襲する韓国「反日サイバーテロ」の標的 |journal=[[Sapio]] |publisher=小学館 |volume=18 |issue=(第22号) (通号 401) |date=2006-10-25 |pages=17-19 |ref=}}
* {{Cite book |和書 |title=TBS「報道テロ」全記録―反日放送局の事業免許取り消しを! |publisher=晋遊舎 |series=晋遊舎MOOK |date=2007-02-01 |isbn=9784883805914 |pages=20&ndash;27 |chapter=前代未聞のメディアテロはなぜ起こったのか? 石原都知事の失脚を狙った「捏造テロップ事件」 |ref=}}
*{{Cite journal|和書|date=2010-03-12|title=左翼政権になって話し合いの余地はなくなった――「在日特権を許さない市民の会」会長・桜井誠氏インタビュー|journal=[[週刊金曜日|金曜日]]|volume=18|issue=(第9号) (通号 804)|pages=16-17|publisher=金曜日 |ref={{Harvid|桜井|2010a}}}}
* {{Cite journal |和書 |title=左翼政権になって話し合いの余地はなくなった――「在日特権を許さない市民の会」会長・桜井誠氏インタビュー |journal=[[週刊金曜日|金曜日]] |volume=18 |issue=(第9号) (通号 804) |date=2010-03-12 |pages=16-17 |ref=}}
*{{Cite journal|和書|date=2012-11|title=在日特権 さっさと剥奪しろ!|journal=[[歴史通]]|issue=21|pages=52-59|publisher=ワック|ref={{Harvid|桜井|2012}}}}
*{{Cite journal|和書|date=2013-10|title=桜井誠インタビュー 在特会の真実を、今こそ激白!|journal=[[ジャパニズム]]|volume=15|pages=5-18|publisher=青林堂|ref={{Harvid|桜井|2013a}}}}
* {{Cite journal |和書 |title=在権 さっさと剥奪しろ |journal=[[歴史通]] |publisher=ワック |issue=21 |date=2012-11 |pages=52-59 |ref=}}
*{{Cite journal|和書|author=西村幸祐 聞き手|date=2013-12|title=桜井誠インタビュー 在特会、京都裁判の真相!|journal=ジャパニズム|volume=16|pages=5-10|publisher=青林堂|ref={{Harvid|桜井|2013b}}}}
*{{Cite journal|和書|author=[[瀬戸弘幸]] 対談|date=2014-04|title=「韓国」「在日」と対峙してきた八年間 国民世論を変えた『行動する保守運動』が次に目指すもの 対談|journal=ジャパニズム|volume=18|pages=18-29|publisher=青林堂|ref={{Harvid|瀬戸|桜井|2014}}}}
*{{Cite journal|和書|date=2014-10|title=インタビュー 在日特権を許さない市民の会 「嫌韓」が多数派となる「大嫌韓時代」の到来|journal=ジャパニズム|volume=21|pages=64-69|publisher=青林堂|ref={{Harvid|桜井|2014b}}}}


== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
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=== 注釈 ===
{{Reflist|2}}
{{Notelist}}
=== 出典 ===
{{Reflist|3}}


== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
* {{Cite journal|和書|author=[[安田浩一]]|date=2010-12-04|title=徹底取材「在特会(在日特権を許さない市民会)の正体――まや日本社会で最もやっかいな存在「ネット右翼」とは何者か|journal=[[G2 (雑誌)|g2]]|volume=vol,6|isbn=978-4-06-284356-0|publisher=講談社|ref={{Harvid|安田|2010}}}}
* {{Cite book |和書 |author=安田浩一 |title=ネットと愛国 在特会の「闇を追いかけて |publisher=講談社 |date=2012-04-17 |isbn=9784062171120 |ref=harv}}
* {{Cite journal|和書|author=安田浩一|date=2011-04-15|title=ネット右翼に対する宣戦布告――話題騒然・「在特会」桜井誠会長の正体の続編|journal=[[G2 (雑誌)|g2]]|volume=vol,7|isbn=978-4-06-284357-7|publisher=講談社|ref={{Harvid|安田|2011}}}}
* {{Cite book|和書|author=安田浩一|date=2012-04-17|title=ネットと愛国――在特会の「闇」を追いかけて|publisher=講談社|isbn=978-4-06-217112-0|ref={{Harvid|安田|2012}}}} - {{Harvtxt|安田|2010}}と{{Harvtxt|安田|2011}}とを書籍化したもの。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
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*[[在日特権を許さない市民の会]](在特会)
* [[在日特権を許さない市民の会]](在特会)
*[[行動する保守]]
* [[日本第一党]]
*[[保守]]
* [[行動する保守]]
*[[嫌韓]]
* [[保守]]
*[[嫌]]
* [[嫌]]
*[[ティーパーティー運動]]
* [[嫌中]]
* [[ティーパーティー運動]]
*[[国家主義]]
* [[過激派保守主義]]
*[[国主義]]
* [[国主義]]
*[[ネット右翼]]
* [[国粋主義]]
*[[民族主義]]
* [[反グローバル主義]]
* [[ナショナリズム]]
* [[ネット右翼]]
* [[民族主義]]
* [[極右]]
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
=== 公式 ===
* [http://doronpa01.ameblo.jp/ Doronpaの独り言] - 本人のブログ
* [https://youtube.com/@mako-nz1tg?si=LFHYg7xLrcs4nW1m MAKOチャンネル【桜井誠公式】(YouTube)]
* {{twitter|Doronpa01|桜井誠}}(2017年11月7日凍結)
* [https://whowatch.tv/profile/w:doronpa/ 桜井誠の公式放送(ふわっち)]
* {{Instagram|sakuraimakoto2018}}
* {{Ameba ブログ|doronpa01|Doronpaの独り言}} 本人のブログ
* {{Twitter|Doronpa01|桜井誠}}(2017年11月7日凍結)
* {{Instagram|sakuraimakoto2018}}
* [https://sakurai-makoto.jp/ 桜井誠を応援する会]
* [https://japan-first.net/ 日本第一党]
* [https://www.koudouhosyu.info/ 行動する保守運動]
* [https://web.archive.org/web/20160904190418/http://www.tosyukai.net:80/ 都政を国民の手に取り戻す会](閉鎖・インターネットアーカイブ)
* [https://web.archive.org/web/20160904190418/http://www.tosyukai.net:80/ 都政を国民の手に取り戻す会](閉鎖・インターネットアーカイブ)
* ([http://japan-first.net/ 日本第一党]へ名称変更した為、閉鎖)
** [https://web.archive.org/web/20160910214533/http://www.tosyukai.net:80/m-sakurai.html 桜井誠オフィシャルサイト](都取会閉鎖に伴い閉鎖・インターネットアーカイブ)
** [https://web.archive.org/web/20160910214533/http://www.tosyukai.net:80/m-sakurai.html 桜井誠オフィシャルサイト](都取会閉鎖に伴い閉鎖・インターネットアーカイブ)
* [http://www.k2.dion.ne.jp/~sheva07/ 東亜細亜問題研究会](ドメイン切れ)
* {{Wayback|url=http://www.k2.dion.ne.jp/~sheva07/ |title=東亜細亜問題研究会 |date=20120206073215}}(ドメイン切れ)

* [http://japan-first.net/ 日本第一党]
=== 動画 ===
** {{twitter|nippondaiichi|日本第一党 公式}}
* [https://www.youtube.com/watch?v=Or7GJfVPAD4 【桜井誠】東京都知事選挙 政見放送(2020)] - 桜井誠チャンネル【日本第一党 公式】、2020年6月26日閲覧。
** {{YouTube|channel = UCzwEVhLRn01m31XaqMYyF_g|日本第一党チャンネル}} (2018年5月31日YoutTube コミュニティガイドライン違反によりアカウント停止)


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2024年12月12日 (木) 15:36時点における最新版

さくらい まこと

桜井 誠
上野駅前にて(2016年7月24日)
生誕 髙田誠
(1972-02-15) 1972年2月15日(52歳)[1]
日本の旗 日本 福岡県北九州市
別名 konkon
Doronpa
出身校 福岡県立中間高等学校[2]
団体 東亜細亜問題研究会
在日特権を許さない市民の会
原発の火を消させない国民会議
都政を国民の手に取り戻す会
行動する保守運動
影響を受けたもの 瀬戸弘幸
活動拠点 東京都
テレビ番組 ジェネジャン
日本文化チャンネル桜
肩書き 東亜細亜問題研究会 代表
在日特権を許さない市民の会 元会長
原発の火を消させない国民会議 会長
行動する保守運動 代表
日本第一党 党首
桜井誠を応援する会 代表
政党 日本第一党
宗教 神道
仏教浄土真宗本願寺派
真宗大谷派
公式サイト 桜井誠を応援する会
テンプレートを表示
桜井誠
さくらい まこと
生年月日 (1972-02-15) 1972年2月15日(52歳)
出生地 日本の旗 日本 福岡県北九州市八幡西区
出身校 福岡県立中間高等学校
所属政党 日本第一党
公式サイト 桜井誠を応援する会

その他の職歴
日本第一党党首
2016年8月29日 - 現職)
テンプレートを表示
YouTube
チャンネル
活動期間 2022年1月12日
ジャンル 政治、経済、歴史、雑談
登録者数 2.47万人
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年10月12日時点。
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桜井 誠(さくらい まこと、1972年昭和47年〉2月15日[1] - )は、日本政治活動家文筆家政治団体日本第一党」党首[3][4]。「行動する保守運動」代表[3]。「在日特権を許さない市民の会」元 (初代) 会長[3]

韓国をテーマにしたウェブサイト「不思議の国の韓国[注釈 1]」の管理者であった。

略歴

在特会による外国人参政権に反対する新宿デモ。2010年1月24日

福岡県北九州市出身[6]。高校時代は、同市八幡西区に住んでいた[7]。実家のあった地域は在日韓国・朝鮮人集住地区に隣接し九州朝鮮中高級学校[8]と至近距離にあった[7][注釈 2]福岡県立中間高等学校卒業[2] 後、地元でアルバイト生活を送る[7]。1997年(平成9年)に上京し、家賃3万5千円の部屋を借りて警備員[9]江戸川区非常勤職員などの仕事に就いた[10]

2002年(平成14年)の日韓共催ワールドカップの頃、インターネットを通じて初めて韓国問題にかかわった[11]。その結果、「韓国という国は、知れば知るほど嫌いになる希有の国」[12] という認識に到った。中央日報翻訳掲示板(ハンドルネームは "konkon")やNAVER日韓翻訳掲示板(ハンドルネームは "Doronpa")などで韓国人たちを相手に、時事問題や歴史問題について議論を重ねた[11][注釈 3]。2003年(平成15年)頃、ネット掲示板「日韓翻訳掲示板」で "Doronpa" というハンドルネームを使用し韓国や北朝鮮を批判する投稿を繰り返して注目を集めた[13]

2005年(平成17年)1月、日本テレビの討論番組「ジェネジャン!」に朝鮮問題に詳しいブロガーとして「会社員・木村誠(32)」の名前でゲスト出演した[14]。2005年初頭、日本文化チャンネル桜に出演し、同チャンネルのオピニオン番組の常連となった[15]。ネット以外のメディアに露出したことにより、桜井の知名度は更に増し、右派の若き論客、ネット言論界の「カリスマ」として地歩を固めていった。2009年(平成21年)以降、桜井はチャンネル桜に出演していない[16]

2010年(平成22年)に取材を受けたニューヨーク・タイムズ紙に、当時の本業は税金関係(a 38-year-old tax accountant(直訳すると「38歳の税理士」)と報じられた[17] が、安田浩一からの取材で「あなたの職業が税理士というのは本当か」と尋ねると、桜井は「そんなこと答えた覚えはない」と否定している[18]。さらにニューヨーク・タイムズ紙の取材に対して、自らの活動をネオナチと比較されることを拒んだうえで、米国のティーパーティー運動を手本に活動していることを明かした。外国人リベラル系メディア、左派系政治家が国を支配しているせいで道を誤るという、茶会と同じ危機感を持つことがでてきたためという[注釈 4]

市民活動

在日特権を許さない市民の会 (在特会)

2005年(平成17年)9月に「在日無年金訴訟」について知ったことが、在特会の設立契機となった[19]。在特会の活動のほとんどは「ニコニコ動画」や「USTREAM」などで生中継され、視聴者によってYouTube、ブログ、ツイッターを通して「拡散」された[13]。6月13日には175人の会員を京都市役所前に集めてデモを行った。このデモに際しては、韓国民団が支持する左派集団から事前に「反撃」の予告を受けていた。予告通り、デモの際に反在特側と遭遇し、双方が互いを激しく罵りあう騒ぎがあった。この騒ぎの中で、桜井が当該左翼集団のシンパとみられる男性から暴行を受ける事件が発生した。なお、在特会は、当該反在特側がこのデモで、国旗である日章旗(日の丸)を冒涜していたなどと主張している[20]

  • チャンネル桜側の、水島総社長が桜井との絶縁を宣言する声明を発した[要出典]

9月27日には、秋葉原に約800名(警察発表では750名)の会員を集め、「国民主権の堅持・外国人参政権反対」を訴えるデモを行った。このデモの最中に、「排外主義反対」と書かれた紙を持って立っていた男性と小競り合いが生じた。付近は一時騒然としたものの警察官が止めに入り乱闘事件は収束した[21]。2010年(平成22年)8月10日 - 2009年(平成21年)12月、京都朝鮮第一初級学校が近隣の公園を不正使用していると主張、その公園で街宣を行いその際に公園内に学校側が設置した備品を撤去し学校に返却しようとして、受け取らない学校側と小競り合いになった4幹部が、学校から告訴を受けて捜査していた京都府警察に威力業務妨害暴力行為等処罰ニ関スル法律違反(集団的器物損壊)・名誉毀損容疑で逮捕された際に、桜井宅にも関係先として家宅捜索が入った[22]

桜井は河野談話の白紙撤回を求める市民の会の賛同人でもある。同会は2008年(平成20年)1月26日に女たちの戦争と平和資料館に対し、「慰安婦は嘘つきであり、唯の売春婦である。慰安所でも強姦が存在しなかった以上、日本政府にはなんら責任はない。”性奴隷”とは、ナチスが行った強姦などの犯罪行為の被害者となったユダヤ人の女性たちのことを指すものであり、売春婦のことを性奴隷とは呼ばない」「反日勢力による歴史修正を許さない」等の主張を展開するデモを行った。この時、桜井もデモに参加しており、後日ブログでその報告をしている。また、名古屋市で同年4月17日に開催されることになっていた元慰安婦の講演会に対して、在特会愛知支部が会場に予定されていた貸しホールに抗議を行った[23][24]。抗議活動では脅迫めいた言葉を投げかける場面もあり、講演会は開催直前に会場のキャンセルを余儀なくされた[25]

反中デモ

2012年の反中デモでは「ゴキブリシナ人を日本から叩き出せ」などのヘイトスピーチを行い、デモ終了後に桜井誠らは「パトロール」と称して、華僑の商店の多い一角に向かって「日本が戦前大陸に行ったことが侵略なら、てめえらが日本にいること自体が侵略なんだよ!」と絶叫した[26]

対レイシスト行動集団との抗争

2013年(平成25年)6月16日、東京・新宿で桜井を含む在特会のメンバーと対レイシスト行動集団のメンバーが、暴行の疑いで現行犯逮捕された[27]新宿警察署によると、桜井らがデモを行うため新宿駅に着いた所、待ち伏せしていたしばき隊と小競り合いになった[28]勾留延長はされず48時間以内に釈放され不起訴となった[29]

橋下徹との公開面談

2014年(平成26年)10月20日、桜井は大阪市長橋下徹(当時)と大阪市役所で公開で面談した。面談の冒頭、桜井が橋下を「あんた」と煽ったのに対し、橋下は「うるせぇな、お前」などと返し、つかみ合いになりそうな場面もあったが、関係者が間に入った[30][31]

橋下は「民族や国籍をひとくくりにして評価を下すのはやめろ。主張があれば政治家に言うか、選挙に立候補して訴えろ」と桜井を批判した。これに対し桜井は「(韓国側が)日本人をひとくくりにして誹謗中傷するからたたき返しているだけだ。民主主義のルールに基づいてデモ行進をやっている」と反論した[30][32]

討論は予定時間より大幅に短い10分で打ち切られた[33]。討論会については「居酒屋で酔っ払いが言い合いをしている」と酷評された[34][35]

2014年(平成26年)11月11日、桜井は同月30日をもって会長を辞任した[36]

政治活動

2016年 東京都知事選出馬

2016年(平成28年)6月、かつての方針を一転し2016年東京都知事選挙に出馬を表明。それに伴い政治団体「都政を国民の手に取り戻す会」[37](略称:都取会)を設立[38]。肩書は「元在日特権を許さない市民の会会長」とした。選挙では無所属で立候補し、「生活保護受給を日本国籍保有者限定とする」「パチンコの違法化」などを公約に掲げた[39]。5位で落選、約11万票の支持を集めた[40]

桜井の獲得票に対して古谷経衡は、「想定内の健闘」「地方議会であれば数議席獲得が可能」としつつも、2014年の東京都知事選における田母神俊雄の得票数(610,865票)と比較して、「大多数のネット保守層からの支持を得ることはできなかった」「田母神氏の6分の1程度(約18.7%)しか得票できず、潜在的に桜井氏と親和性の高いネット保守からの支持の大部分を取り逃がした」と分析している[41]

2020年 東京都知事選挙

2020年(令和2年)6月4日、同年7月5日投開票の東京都知事選挙への出馬を表明した[42]。「日本第一党推薦候補」として出馬している。今回の選挙で掲げた公約は前回2016年都知事選の7つよりも大幅に減らしており、「都民税・固定資産税ゼロ[注釈 5]」「パチンコ規制」「外国人生活保護の即時停止」の3つとなっている。

2020年(令和2年)6月18日からの選挙活動については、新型コロナウイルス感染症の影響を懸念して従来の屋外で人を集める街宣演説を取り止め、ネット配信によるバーチャル街宣・対談を主とした。例外的に、人を集めないよう事前予告をしない形で中国大使館などへの現場へ赴く抗議街宣を行っている。都知事選以前には、新型コロナウイルスの蔓延を懸念し総務省へ選挙延期の要望書を提出していた[43]

選挙の結果は17万8784票を獲得したが、5位で落選した[44]。桜井は、「確かに今回の選挙、敗れはしました。今後の小池百合子さんの活躍を期待したいと思います。しかしながら、今回のこの選挙、ひとつの大きな指針を示したと思います。バーチャル選挙、バーチャル街宣、バーチャル対談。こういったものを通じまして、皆さんもバーチャル、ネットの力を少しでも感じていただけたんじゃないかと。そして次の選挙です。次の選挙でそれを生かしていかなきゃいけないということです」と述べた[45]。投票率は前回の2016年と比較すると低下しているものの、得票率は前回の1.74%から2.92%へ増加した。

2021年 第49回衆議院議員総選挙

2021年(令和3年)10月31日に執行された第49回衆議院議員総選挙に小選挙区(東京15区)から立候補し、7人中6位の9,449票で落選した[46]

2022年 第26回参議院議員通常選挙

2022年(令和4年)7月10日に執行された第26回参議院議員通常選挙に比例区から出馬し、日本第一党からの立候補者2名の中では最多の24,077票を獲得したが党としては議席を獲得できず落選した[47]

2024年 東京都知事選挙

2024年7月7日投開票の東京都知事選挙へ出馬したが、選挙の結果は56人中9位で落選した[48]。前回2020年の都知事選と比較して、得票数83,600票、得票率2.92%から1.23%と低下した。

政策・主張

以下の主張をしている。

朝鮮学校無償化は憲法89条違反

朝鮮学校無償化問題では「朝鮮学校無償化は日本国憲法第89条に違反している」と主張している[49][50]

レコード大賞への批判

K-POPグループのiKON第58回日本レコード大賞(2016年12月30日開催)で最優秀新人賞を受賞したことについて、Twitterで「日本レコード大賞に韓国人がノミネートされるのは意味不明」「そもそも遺恨(iKONの当て字)なるグループ自体誰も知らない」「作られた流(韓流の当て字)止めてくれませんか?」「韓国人は韓国で頑張って下さい」と発言。iKONのファンとみられる人から抗議が相次いだ。[51]

メディア

「AbemaTV」公式チャンネル閉鎖

2016年9月23日、AbemaTVで開設された番組チャンネル「桜井誠のズバリ言ったわよ!!」は、ネット上で非難が殺到し、わずか1日で閉鎖された[52]

ツイッターアカウント凍結

2017年11月7日、桜井のツイッターアカウントが「新しい規約に違反」として凍結された[53][54]。本人は「再びアカウントを開設することはない」としている。

裁判、行政判断

李信恵による民事訴訟

2016年(平成28年)9月27日、ネット上の民族差別発言で精神的苦痛を受けたとして在特会と元会長の桜井に対し、李信恵が計550万円の損害賠償を求めた裁判で、一審・大阪地裁の増森珠美裁判長は、桜井がネット動画やツイッターで、李を「朝鮮ババア」「差別の当たり屋」などと表現し「ドブエ」と連呼したことを指摘し、「社会通念上許される限度を超える侮辱行為で、原告の人格権を侵害した」と批判した。また、桜井の一部発言について「在日朝鮮人に対する差別を増幅させる意図で行われた」として人種差別撤廃条約に違反すると認定し、在特会と連帯して77万円を支払うよう命じた[55]。2017年6月19日、大阪高裁はフリーライターを容姿を貶める発言と認定、民族・性差別の複合差別との判断を下し敗訴[56]。2017年(平成29年)11月29日、最高裁判所は上告を棄却して、77万円の損害賠償を認め桜井は敗訴した[57]

有田芳生への民事訴訟

参議院議員の有田芳生に「存在そのものがヘイトスピーチ」とツイートされた事は人格の否定にあたるとして、有田を提訴したが、東京地裁は桜井の過去の発言をヘイトスピーチと認定し、ある程度の批判は甘受すべきとし、有田のツイートには違法性はないとして訴えを退けた[58][59]。桜井は控訴したが、翌2018年東京高裁は一審の判決を支持。自身の著作物はヘイトスピーチや差別の扇動と無関係ではないと判断。有田の「存在そのものがヘイトスピーチ」「差別に寄生して生活を営んでいる」は真実と判断された[60]。同年9月、最高裁判所は桜井の上告を棄却、一審、二審の判決が確定した[61]

ヘイトスピーチ認定

2020年(令和2年)8月26日、福岡法務局は、2019年に北九州朝鮮初級学校(北九州市八幡西区)近くで行った桜井の街頭演説を「ヘイトスピーチ」に認定したが、人権侵害については「不明確」とした。人権救済を申し立てた学校側に、調査結果の報告があったという。演説はインターネット上にも公開され、学校側が「甚大な精神的苦痛を被った」として、法務局に人権救済を申し立てていた[62][63]

西村修平との関係

2007年(平成19年)夏に桜井は主権会会長の西村修平と出会い、その街宣テクニックを学び取ったことは、彼の運動スタイルに劇的な変化をもたらしたとされる[64]。なお、西村は京都朝鮮学校公園占用抗議事件の裁判過程で朝鮮学校側に謝罪し、2014年頃には「在特会は日の丸を冒涜している」と発言するなど、桜井と反目した立場をとっている[65]

著作

単著

  • 『嫌韓流 実践ハンドブック 反日妄言撃退マニュアル』晋遊舎〈晋遊舎ムック〉、2006年2月。ISBN 9784883805020 
    • 『反日韓国人撃退マニュアル』晋遊舎〈晋遊舎ブラック新書 014〉、2009年4月2日。ISBN 9784883809189  - 上記新書版。
  • 『嫌韓流 実践ハンドブック2 (反日妄言半島炎上編)』晋遊舎〈晋遊舎ムック〉、2006年9月。ISBN 9784883805464 
  • 東亜細亜問題研究会 文、餅町ツル 漫画『マンガでわかる中国100の悪行』晋遊舎〈晋遊舎ムック〉、2007年1月。ISBN 9784883805815 
  • 東亜細亜問題研究会『また中国か! 90分でわかる「中国の悪行」大全』晋遊舎〈晋遊舎ブラック新書 12〉、2008年9月25日。ISBN 9784883807963 
  • 『日本侵蝕 : 日本人の「敵」が企む亡国のシナリオ』晋遊舎〈晋遊舎ブラック新書 016〉、2010年8月9日。ISBN 9784863910164 
  • 『在特会とは「在日特権を許さない市民の会」の略称です!』西村幸祐 インタビュー、青林堂〈SEIRINDO BOOKS〉、2013年12月24日。ISBN 9784792604837 
  • 大嫌韓時代』青林堂〈SEIRINDO BOOKS〉、2014年9月24日。ISBN 9784792605025 Amazonで書籍ランキング1位を獲得した[66][67]。)
  • 『大嫌韓日記』青林堂〈SEIRINDO BOOKS〉、2016年6月16日。ISBN 9784792605544 
  • 『日本第一党宣言』青林堂〈SEIRINDO BOOKS〉、2017年5月20日。ISBN 9784792605902 

ジャパニズム

  • 「桜井誠インタビュー 在特会の真実を、今こそ激白!」『ジャパニズム』 15巻、青林堂、2013年10月10日、5-18頁。ISBN 9784792604783 
  • 「西村幸祐 聞き手 桜井誠インタビュー 在特会、京都裁判の真相!」『ジャパニズム』 16巻、青林堂、2013年12月10日、5-10頁。ISBN 9784792604820 
  • 「瀬戸弘幸対談 「韓国」「在日」と対峙してきた八年間 国民世論を変えた『行動する保守運動』が次に目指すもの」『ジャパニズム』 18巻、青林堂、2014年4月10日、18-29頁。ISBN 9784792604905 
  • 「インタビュー 在日特権を許さない市民の会 「嫌韓」が多数派となる「大嫌韓時代」の到来」『ジャパニズム』 21巻、青林堂、2014年10月10日、64-69頁。ISBN 9784792605056 

記事

  • 「日韓戦 官民一体となって来襲する韓国「反日サイバーテロ」の標的」『Sapio』第18巻(第22号) (通号 401)、小学館、2006年10月25日、17-19頁。 
  • 「前代未聞のメディアテロはなぜ起こったのか? 石原都知事の失脚を狙った「捏造テロップ事件」」『TBS「報道テロ」全記録―反日放送局の事業免許取り消しを!』晋遊舎〈晋遊舎MOOK〉、2007年2月1日、20–27頁。ISBN 9784883805914 
  • 「左翼政権になって話し合いの余地はなくなった――「在日特権を許さない市民の会」会長・桜井誠氏インタビュー」『金曜日』第18巻(第9号) (通号 804)、2010年3月12日、16-17頁。 
  • 「在日特権 さっさと剥奪しろ!」『歴史通』第21号、ワック、2012年11月、52-59頁。 

脚注

注釈

  1. ^ 現在は消滅しているが、インターネットアーカイブで閲覧できる[5]
  2. ^ 孫正義も中学時代同じ町内に居住していたことがあった[7]
  3. ^ 半年ほど中央日報掲示板で韓国人達と徹底的に討論して一時中断した後に、より年齢層の低く恐らく議論困難であろうと言われていたNAVERで活動を開始した理由について、韓国の子どもたちへ「『考えること』を教えよう」との啓蒙するためとしている[12]
  4. ^
    Mr. Sakurai says the group is not racist, and rejected the comparison with neo-Nazis. Instead, he said he had modeled his group after another overseas political movement, the Tea Party in the United States. He said he had studied videos of Tea Party protests, and shared with the Tea Party an angry sense that his nation had gone in the wrong direction because it had fallen into the hands of leftist politicians, liberal media as well as foreigners. — Martin Fackler、Martin Fackler (2010年8月28日). “New Dissent in Japan Is Loudly Anti-Foreign” (英語). The New York Times. https://www.nytimes.com/2010/08/29/world/asia/29japan.html 
  5. ^ 新型コロナウイルス感染症に対する2年間の時限公約。また、1年間に限って都知事の給与をゼロにすることも掲げている。

出典

  1. ^ a b 平成28年東京都知事選挙選挙長告示第2号「東京都知事選挙における候補者の届出」」(PDF)『東京都公報』平成28年増刊64号、2016年7月15日、1頁、2016年7月20日閲覧 Archived 2016年7月27日, at the Wayback Machine.
  2. ^ a b プロフィール プロフィール at the Wayback Machine (archived 2016年7月10日) 桜井誠オフィシャルサイト
  3. ^ a b c 桜井 2017, p. 奥付.
  4. ^ その他の政治団体一覧(2920団体)”. 総務省. 2020年1月8日閲覧。
  5. ^ 桜井誠 (2010年5月10日). “Doronpa's Page 不思議の国の韓国”. infoseek. 2010年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月14日閲覧。
  6. ^ “【東京都知事選】桜井誠氏が激白!「間違ったことはしていない」「来年の都議選に10~20人立候補させます」”. 産経新聞. (2016年7月13日). https://www.sankei.com/article/20160713-IQDUESFC7ROT7DO5XWOVHOTZTA/ 
  7. ^ a b c d 安田浩一 2012, p. 24.
  8. ^ 安田浩一 2012, p. 26.
  9. ^ 安田浩一 2012, pp. 29–30.
  10. ^ “東京都知事選 桜井誠氏が激白「反日スパイラルですよ」「いつかみんな気づく」 (4/8ページ)”. SankeiBiz. (2016年7月13日). https://www.sankeibiz.jp/macro/news/160713/mca1607131923023-n4.htm 
  11. ^ a b 桜井 2014a, p. 5.
  12. ^ a b 桜井誠. “忘れられないある韓国人との出会い【思考するからこそ人間である】”. Doronpa's Page 不思議の国の韓国. 2008年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月3日閲覧。
  13. ^ a b 安田浩一 2012, pp. 33–34.
  14. ^ 安田浩一 2012, pp. 34–35.
  15. ^ 安田浩一 2012, pp. 37–38.
  16. ^ 安田浩一 2012, p. 39.
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参考文献

  • 安田浩一『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』講談社、2012年4月17日。ISBN 9784062171120 

関連項目

外部リンク

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