「神戸山口組」の版間の差分
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<br />かつては兵庫県淡路市志筑88-1に本部を置いていた<ref name=kanpo20181207></ref>。 |
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== 来歴 == |
== 来歴 == |
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2019年2月11日 (月) 01:37時点における版
 神戸山口組の代紋 | |
| 設立 | 2015年8月27日 |
|---|---|
| 設立者 | 井上邦雄 |
| 本部 | 兵庫県神戸市中央区二宮町3-10-7[1] |
| 首領 | 井上邦雄 |
| 構成員数 (推定) | 約5,100人（2017年12月末時点）[2] *構成員 約2,500人 *準構成員 約2,700人 |
| 敵対組織 | 六代目山口組[2] 任侠山口組 |
神戸山口組（こうべやまぐちぐみ）は、日本の兵庫県神戸市中央区二宮町3-10-7[1]に主たる事務所（本部）を置く指定暴力団[3]。組員数は2017年12月末時点で約5,100人（構成員：約2,500人、準構成員等：約2,700人）[2]。六代目山口組、住吉会及び稲川会とともに警察庁から主要暴力団として位置づけられている[2]。
かつては兵庫県淡路市志筑88-1に本部を置いていた[1]。
来歴
警察庁によると、2015年8月に指定暴力団の六代目山口組の直系組長13名が六代目山口組を離脱し、四代目山健組組長・井上邦雄を組長として結成された[4]。
分裂の背景には、六代目山口組が篠田建市（司忍）以下名古屋の弘道会出身者を中心としていることに対して、以前の主流派であった山健組他の関西系組織の不満があったものとされている[5]。
9月に兵庫県内の神戸山口組傘下団体の事務所で初めての定例会が開催され、その後、NHKクローズアップ現代＋の報道によれば、直参と呼ばれる幹部の数が当初の13人から23人に、配下の構成員は2015年12月時点で六代目山口組14,100人に対し6,100人にまで拡大しており、六代目山口組の組長の出身暴力団の勢力圏である中部地域での勢力は限定的であるものの、近畿、中国地方では神戸山口組が優勢となっており、北海道から九州まで勢力を拡大した。
六代目側で毎月65万円とされる上納金が神戸側では10万円まで減額されていると言われ、一部の幹部に対しては1,000万円単位の支度金まで用意されるケースもあるとされる[6]。
結成以後、六代目山口組との抗争状態が続き、発砲や車両突入などの関係抗争事件が20都道府県で49件発生している（2016年3月時点）[7]。
2016年4月15日、兵庫県公安委員会により指定暴力団に指定された（指定番号6316-1）[3]。また、読売新聞は警察当局が六代目山口組と共に特定抗争指定暴力団への指定を検討していると報じている[8]。
2017年4月30日、傘下の一部団体が組の運営方針に異議を唱え神戸山口組を離脱。反旗を翻す形で新組織「任侠団体山口組」(現・任侠山口組)を結成した[9]。
2017年10月2日、暴力団追放兵庫県民センターが本部事務所の使用差し止めを求める仮処分を神戸地方裁判所に申し立てた[10]。これを受け、神戸山口組側は地裁が判断する前の同月25日、淡路市内にあった本部事務所を閉鎖した[11]。
綱領
 | この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
- 内を固むるに和親合一を最も尊ぶ
- 外に接するに愛念を持し信義を重んず
- 長幼の序を弁え礼に依って終始す
- 世に処するに己の節を守り譏を招かず
- 先人の経験を聞き人格の向上を図る
指針
- 平成29年度 - 風霜尽瘁（きびしくはげしい苦難の中でも一所懸命に力を尽くして労苦すること）[13]
構成
| 役職 | 氏名 | 二次団体 | 本部 |
|---|---|---|---|
| 組長 | 井上邦雄 | 兵庫県神戸市 | |
| 副組長 | 入江禎 | 二代目宅見組 | 大阪府大阪市 |
| 若頭 | 寺岡 修 | 侠友会 | 兵庫県淡路市 |
| 最高顧問 | 池田孝志（金孝志） | 池田組 | 岡山県岡山市 |
| 総本部長 | 正木年男（朴年男） | 正木組 | 福井県敦賀市 |
| 本部長 | 毛利善長 | 毛利組 | 大阪府吹田市 |
| 舎弟頭補佐 | 藤原健治 | 三代目熊本組 | 岡山県玉野市 |
| 舎弟頭補佐 | 太田守正 | 太田興業 | 大阪府大阪市 |
| 若頭補佐 | 剣 政和 | 二代目黒誠会 | 大阪府大阪市 |
| 若頭補佐 | 山本彰彦 | 二代目木村會 | 愛媛県松山市 |
| 若頭補佐 | 中田広志 | 五代目山健組 | 兵庫県神戸市 |
| 顧問 | 奥浦清司 | 奥浦組 | 大阪府東大阪市 |
| 舎弟 | 岡本久男 | 二代目松下組 | 兵庫県神戸市 |
| 舎弟 | 宮下和美 | 二代目西脇組 | 兵庫県神戸市 |
| 舎弟 | 須ノ内祥吾 | 二代目東生会 | 大阪府大阪市 |
| 舎弟 | 安岡俊蔵 | 誠会 | 大阪府大阪市 |
| 舎弟 | 竹森竜治 | 四代目澄田会 | 大阪府大阪市 |
| 舎弟 | 大澤忠興 | 三代目山川組 | 茨城県石岡市 |
| 幹部 | 高橋久雄 | 雄成会 | 京都府京都市 |
| 幹部 | 清崎達也 | 四代目大門会 | 熊本県熊本市 |
| 幹部 | 古川恵一 | 三代目古川組総裁 | 兵庫県尼崎市 |
| 若中 | 藤田恭道 | 二代目英組 | 大阪府大阪市 |
| 若中 | 小嶋恵介 | 二代目中野組 | 大阪府堺市 |
| 若中 | 青木和重 | 五龍会 | 北海道札幌市 |
| 若中 | 仲村石松 | 三代目古川組 | 兵庫県尼崎市 |
出典
- ^ a b c 官報 平成30年12月7日 本紙 第7405号
- ^ a b c d 『平成29年における組織犯罪の情勢』 (PDF) （警察庁、2018年）、2019年1月1日閲覧
- ^ a b 官報本紙 (p.8）2016年4月15日、2016年4月16日閲覧
- ^ a b 『平成27年の暴力団情勢』（警察庁、2016年2月）
- ^ 【山口組分裂】新組織は「神戸山口組」か、総本部は山健組など13団体を絶縁・破門に 2015年8月27日 産経ニュース
- ^ “クローズアップ現代＋ 独占取材 山口組“分裂抗争”の内幕”. NHK. (2016年4月7日) 2016年4月11日閲覧。
- ^ 『読売新聞 第18354号』 ： “山口組分裂「抗争」認定” （35面） 2016年3月8日 読売新聞社
- ^ “神戸山口組が指定暴力団に…特定抗争指定も検討”. 読売新聞 (2016年4月15日). 2016年4月16日閲覧。
- ^ 神戸山口組から新組織「任侠団体山口組」結成…内紛の可能性も - 産経ニュース、2017年5月1日配信・閲覧
- ^ “神戸山口組本部「差し止めを」 住民委託で代理訴訟へ”. 朝日新聞 (2017年10月2日). 2018年3月31日閲覧。
- ^ “本部事務所を閉鎖か、神戸山口組 住民代理訴訟受け”. 産経新聞 (2018年10月30日). 2018年3月31日閲覧。
- ^ “山口組「事始め式」激変全容 直系組長17人減る 神戸山口組も「納会」で対抗”. ZAKZAK. (2015年12月15日) 2016年4月3日閲覧。
- ^ “山口組は「和親合一」、神戸山口組は「風霜尽瘁」…直系組長集め新年の方針示す 抗争状態で越年へ”. 産経WEST. (2016年12月13日) 2018年1月10日閲覧。
- ^ “山口組３組織、新年控え慣例の四字熟語発表 六代目山口組は昨年と同じ、神戸山口組、任侠山口組は…警察当局の警戒態勢続く”. 産経WEST. (2017年12月14日) 2018年1月10日閲覧。
- ^ “【山口組速報】12月13日、３つの山口組が同じ兵庫県に集結…各会合で示された来年の「指針」とは？”. ビジネスジャーナル. (2017年12月18日) 2018年1月10日閲覧。
