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==参考文献==
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*Mertens, Wim; American Minimal Music 136 pages Publisher: Kahn & Averill; New edition (December 31, 1983) ISBN-13: 978-1871082005 日本語版(アメリカンミニマル・ミュージック [[細川周平]]訳 [[冬樹社]] 1985/05 ASIN: B000J6UH8A 絶版)あり
*Mertens, Wim; American Minimal Music 136 pages Publisher: Kahn & Averill; New edition (December 31, 1983) ISBN 978-1871082005 日本語版(アメリカンミニマル・ミュージック [[細川周平]]訳 [[冬樹社]] 1985/05 ASIN: B000J6UH8A 絶版)あり
*Nyman, Michael; Experimental Music: Cage and Beyond (Music in the Twentieth Century) 216 pages Publisher: Cambridge University Press; 2nd edition (1999/7/29)
*Nyman, Michael; Experimental Music: Cage and Beyond (Music in the Twentieth Century) 216 pages Publisher: Cambridge University Press; 2nd edition (1999/7/29)
*Modern Music and After Third Edition. Paul Griffiths Published: 03 March 2011. 480 Pages. 100 musical examples. 235x156mm. ISBN: 9780199740505. OUP
*Modern Music and After Third Edition. Paul Griffiths Published: 03 March 2011. 480 Pages. 100 musical examples. 235x156mm. ISBN 9780199740505. OUP


==外部リンク==
==外部リンク==

2018年4月29日 (日) 00:00時点における版

ミニマル・ミュージック (Minimal Music) は、音の動きを最小限に抑え、パターン化された音型を反復させる[1]音楽現代音楽のムーブメントのひとつ。1960年代から盛んになった[2]。単にミニマルと呼ばれることもある。

概要

ミニマル・ミュージックは、1960年代のアメリカで生まれた。この時期、テリー・ライリーIn C(1964年)やスティーヴ・ライヒの「イッツ・ゴンナ・レイン」(1965年)「カム・アウト」(1966年)などの作品が作られている。ラ・モンテ・ヤングの弦楽三重奏(1958年)をミニマル・ミュージックの始まりとする説もある[3]

同時期にヨーロッパではルチアーノ・ベリオジェルジ・リゲティヘンリク・グレツキらも単純反復による音楽語法を試みており、これらの作風はアメリカのミニマル・ミュージックと類似している。また、1968年には当時音楽評論家として活躍していたマイケル・ナイマンコーネリアス・カーデューの作品“The Great Digest”を評す際、当時は抽象絵画などを表現する時に用いていた単語「ミニマリズム」を文中で用い、音楽評論で初めて「ミニマル」の概念を持ち込んだ[4]

エリック・サティの後期作品(ヴェクサシオン家具の音楽)の一部には執拗な反復によって曲が成り立っており、ジョン・ケージの初期作品に影響を与えている[5]という点で、ケージの後に続いたミニマル・ミュージックへと続く音楽史の脈絡に深く影響している。

なお、マイケル・ナイマンは1974年の著述“Experimental Music: Cage and Beyond”(日本語訳「実験音楽 ― ケージとその後」)でのラ・モンテ・ヤングに言及した節において、ヤングのヴェーベルン聴取[6]を取り上げ、「ミニマルなプロセスの音楽」の起源をセリエリズムとしている。ヤングは、セリーが形を変えて提示されても同一音高が同一オクターブで演奏される傾向を「静的」と解釈可能である、と見たのである。

潮流

日本における潮流としては藤枝守、欧州における潮流としてはトム・ジョンソンジェルジ・リゲティジョン・マクガイヤーらがミニマル・ミュージックに類似する反復語法を自身の語法に取り入れている。作曲家の久石譲は、自らのコンサートの一部において、実験的作品としてミニマル・ミュージックの語法で書かれた作品を上演している。また反復を基本とするオスティナート語法での作曲を長年続けていた伊福部昭のもとへテリー・ライリーが表敬訪問した[7]

代表的な作曲家

特に代表的な作曲家とされる

その他の作曲家

関連項目

脚注

  1. ^ 外部リンク中の15.: Minimalism and melody New York minimalism - Minimalism in Europe - Melody 17.: Holy Minimalisms Pärt - Tavener and Górecki - (Messiaen) - Ustvolskaya
  2. ^ ジャン=イヴ・ボスール『現代音楽を読み解く88のキーワード 12音技法からミクスト作品まで』音楽之友社、2008年、p100-102.161-163。
  3. ^ 小沼純一『ミニマル・ミュージック その展開と思考』青土社、2008年、p21。
  4. ^ Experimental Music Cage and Beyond: Second edition p.130 chapter 7 minimalism 978-0-521-65383-1
  5. ^ 外部リンク
  6. ^ 外部リンク
  7. ^ 外部リンク中の上野インタビューにその記述がある。KAWADE夢ムック ISBN:978-4-309-97833-8

参考文献

  • Mertens, Wim; American Minimal Music 136 pages Publisher: Kahn & Averill; New edition (December 31, 1983) ISBN 978-1871082005 日本語版(アメリカンミニマル・ミュージック 細川周平冬樹社 1985/05 ASIN: B000J6UH8A 絶版)あり
  • Nyman, Michael; Experimental Music: Cage and Beyond (Music in the Twentieth Century) 216 pages Publisher: Cambridge University Press; 2nd edition (1999/7/29)
  • Modern Music and After Third Edition. Paul Griffiths Published: 03 March 2011. 480 Pages. 100 musical examples. 235x156mm. ISBN 9780199740505. OUP

外部リンク