「トランスフォーマー アニメイテッド」の版間の差分
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2017年9月30日 (土) 13:29時点における版
トランスフォーマー アニメイテッド | |
---|---|
ジャンル | ロボットアニメ、SFアニメ |
アニメ | |
監督 | マット・ヤングバーグ |
シリーズ構成 | マーティ・アイゼンバーグ |
キャラクターデザイン | デリック・J・ワイアット イリネオ・マランバ ブリアン・ドルーハード |
音楽 | セバスチャン・エヴァンス二世 |
アニメーション制作 | スタジオ4℃、ムークDLE アンサー・スタジオ、亜細亜堂 |
製作 | カートゥーン ネットワーク・スタジオ、ハズブロ パラマウント・ホーム・エンターテイメント テレビ愛知、電通 タカラトミーエンタメディア(日本語版) |
放送局 | カートゥーン ネットワーク系列 テレビ東京系 |
放送期間 | 2007年12月26日 - 2009年5月23日 2010年4月3日 - 2010年12月25日 |
話数 | 全42話 |
その他 | 日本語版演出 - 岩浪美和 翻訳 - 辺見真起子 |
漫画:トランスフォーマー アニメイテッド ザ・クール | |
作者 | 津島直人 |
出版社 | 角川書店 |
掲載誌 | ケロケロエース |
レーベル | ケロケロエースコミックス |
発表期間 | 2010年5月号 - 2011年2月号 |
巻数 | 全1巻 |
話数 | 全10話+3話エクストラ(未収録) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『トランスフォーマー アニメイテッド』 (Transformers Animated) は、アメリカで放映されたカートゥーンテレビアニメ作品。全42話。トランスフォーマーシリーズの一作である。2007年12月26日よりカートゥーン ネットワーク系列にて第1シーズンが全16話、第2シーズンが全13話で放送され、2009年3月14日より第3シーズン全13話が放送された。
日本では2010年4月3日から同年12月25日までテレビ愛知・テレビ東京系ネットをメインとして全国各地で放送された。日本全国でテレビアニメのトランスフォーマーシリーズを放送するのは『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』から4年3ヶ月振りであった。シリーズ最後の地上アナログ放送でもある。
製作
トランスフォーマーのTVシリーズとしては日米共に『TRANSFORMERS CYBERTRON(ギャラクシーフォース)』の次に放映されたTVアニメシリーズ。企画自体は2005年に立ち上がっており[注 1]当初の仮題は『TRANSFORMERS HEROES』[注 2]だったが、その後の実写版映画のヒットを受け今のタイトルになった。
製作はアメリカのカートゥーン ネットワーク・スタジオ、アニメーション制作は日本のアニメスタジオが担当しており、その作風は思い切った構図や動きを重視したアメリカのアニメと止め絵や見栄切りといったメリハリを重視する日本のアニメの特徴を織り交ぜたものであるとも評され[3]、アメリカのカートゥーン・アニメーション風のデフォルメを施したキャラクターデザインは、トランスフォーマーシリーズの中では異質なデザインとなっている[3]。
放映開始当初は第4シーズンまでの放映が予定されていたが、2009年初頭に第3シーズンでの終了が発表された。
日本での展開
日本での放送においては、実写版映画『トランスフォーマー』からの新規視聴者を意識して[4]、タイトルロゴは英語版の赤・青・白を基調とした独自デザインのものではなく、英語版実写映画風になり[4]、従来のシリーズまで使われていたコンボイの名前は英語名を仮名転写したオプティマスプライムのままになり[4]、主要キャラクターの一人であるバルクヘッドの名前を、映画に登場したアイアンハイドに変更した。また、この作品から視聴し始めた新規ファン向けに日本版独自の情報コーナーとして本編終了後にドラマコーナーも設けられている。
アニメ本編は単なる吹き替え放送に留まらず、『マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜』とは違い、英語版にあったシナリオやシーンのカット、放送順の変更などの再構成も行われているが、ストーリーの基本的な流れ自体は変わっていない。日本語版のキャスティングは事前にオーディション等は行われておらず[5]、意図的にこれまでの作品に出演した声優が選ばれている[6][7]。映像は原語版での4:3画面にサイドパネルを付加したハイビジョン放送となっている[8]。なお、英語版DVDで『Transformers Animated: Season 3』と『Transformers Animated: The Complete Series』が発売された際、元々16:9として製作されていた本作は、カットされていた両端が復活し、ついに完全版となっている。
ドラマコーナー以外の日本語版で独自に追加された要素としては、場面が転換する際のエンブレムターンや、主に番組冒頭のテレビ視聴時の注意喚起の際に挿入されるトランスフォームの新規アニメーションが挙げられる。また、本編でのコメディタッチな脚色に追随して各話の次回予告でも本筋とは関係ないトークを展開しており、予告はテレビ放映版とウェブ版の2種類がある。
玩具展開
従来のトランスフォーマーシリーズと同様に日本以外ではハズブロ、日本国内ではタカラトミーが玩具を発売している。トランスフォーマー達のキャラクターデザインは、玩具先行でもアニメ先行でもなく、アニメ製作会社とハズブロ、タカラトミーの3社のデザイナーらが相互に連絡を取り合ってデザインされており[1][9]、プロポーションの違いなどはあるものの[10]、カートゥーン風を意識してデフォルメされたデザインは変形可能な玩具でも再現されている。ただし第2シーズンの玩具はスケジュールの都合上、基本的にアニメ版のデザインが先行したものとなっているという[1]。
玩具ではキャラクター性の表現を重視した試みが盛り込まれている[9]。変形する際のパーツの移動にメリハリをつけることで、「力持ち」「皆のリーダー」「素早そう」といった特徴をシルエットで差別化することが意図され[11][9]、また背面から見た立ち姿も重視されている[11][9][注 3]。ギミックは統一性よりもキャラクターの個性やストーリーを反映することが優先され[11]、変形手順も劇中のアクションや変形を完了した際のポージングを意識したものとなっている[1][9]。
日本以外ではデラックス、ヴォイジャー、リーダーの3つのサイズと一発変形を売りとした廉価版ラインであるアクティベイターシリーズをメインに展開されており、主要なキャラクターは複数のクラスで発売されている。ハズブロでは2008年から展開されていたシリーズであり、殆どのものは日本より先行して発売されているが、ロディマスなど日本で先に発売されているものもある。玩具の売り上げは想定を上回り好調ではあったものの[12][7]、同時期に大ヒットしていた実写映画版『トランスフォーマー』の玩具に比べると見劣りしたため、映画版の展開に注力した方がよいという判断もあったといい[12]、発売が中止された商品も存在する[注 4]。
日本ではクラス分けはなく全て同じラインのナンバリングとして売られており、展開し始めた当初は、EZコレクションは除き同一キャラクターは一つクラスのみの発売が基本となっていたが、販売が好調だったため2010年10月以降は同一キャラクターのクラスの違うアイテムも発売されるようになった[13]。その影響からアクティベイターシリーズは他のクラスで発売されていないキャラクターが2010年3月から9月までに展開され、レギュラーキャラクターのアクティベイター商品はセットで販売という形になっている。商品はアクティベイター以外はメタリックカラーに塗装が新たに施されており、カードゲーム展開を視野に入れカードゲームに対応したカードも同梱されている。また、レジェンズクラスにあたるEZコレクション版は実写版と同じアソートに紛れてオプティマス・バンブルビー・プロール・スタースクリームが発売されている。
キャラクター
本作はオプティマス・バンブルビー・ラチェット・アイアンハイド・プロールの5人のオートボットと地球に住む少女サリを中心にストーリーが展開される。
本作以前に公開されたトランスフォーマーシリーズでは日本語版と原語版で多くのキャラクター名が異なっていることが通例であったが、本作では実写版とのコラボレーションを行っているため、一部のキャラクターを除いて原語版での名称が使われている[4]。実写映画同様、G1を意識したキャラクターが多い[14]。また、過去作を意識したモブキャラクターが登場しており、地球ではウィトウィッキー一家が、サイバトロン星ではトラックスやグランダス、ダイアトラスなど、G1を意識した数多くのオートボットが登場する[15]。その他、ビーストウォーズからラットル、キスぷれからオートルーパー、勇者シリーズからダグベース(元々ダグベースの玩具はグランダスの仕様変更品)が登場している。
トランスフォーマーのキャラクターデザインは従来のような直線的なラインの多いものではなく、カートゥーンのように線が少なく、極端にデフォルメされたものになっており[3]、シルエットの差別化による個性の表現が重視されている[11]。そのためオプティマスはウエストが極端に引き締まった逆三角形のマッチョな体型[16]、男性キャラクターは顎が屈強といった特徴がある。また、斧や剣といった接近戦用の武器を使う者が多く、一部被るものはいるものの、各人によって使う武器が違っており、使う武器で個性を表している。
あらすじ
実戦経験に乏しいオートボットの一部隊であるオプティマス部隊が、オールスパークを発見したことをきっかけに前の大戦の生き残りであるディセプティコンの精鋭達と対峙していくストーリーとなっている。きっかけとなる最初の戦闘の後、ディセプティコンのボスであるメガトロンとオプティマス部隊は見知らぬ惑星(地球)へと墜落し、舞台は宇宙から地球へと移される。
物語は連続性を持たせながら小エピソードが続く構成で、それぞれのシーズンの終盤に2つの陣営による総力戦が起こるようになっている。
第1シーズン(第1話-第16話)
墜落時にメガトロンは頭部だけの状態となっており、メガトロンがボディを取り戻す第15話まで主要なディセプティコンは集団での行動を取らない。そのため、北米における第1シーズンでのオプティマス部隊の戦いは悪事を働く人間やメガトロンが差し向けた地球のロボット達[注 5]との戦闘が中心となる。
また、オプティマス部隊と行動を共にする地球の少女としてサリがおり、オプティマス達はサリが用意した自動車工場の廃屋を拠点として活動することになる。
第15話でメガトロンは復活し、その後オプティマス部隊とディセプティコンの間で戦闘になるが、その戦闘の際にオールスパークは粉々に砕け散り、方々へ飛び散る。
第2シーズン(第17話-第29話)
第2シーズンではウルトラマグナス率いるエリートガードが登場する。その目的はオールスパークの回収だったため、地球に潜伏するディセプティコンの殲滅などは行わず、オプティマス部隊に欠片の回収を命じてサイバトロン星へと帰還することになる。
オールスパークの欠片の力によって新たなトランスフォーマーも誕生する。レックガーは特にどちらの陣営に入るということはないが、コンストラクティコンは騒動を起こした後、ディセプティコンの一員となる。
また、オールスパークの欠片は第1シーズンでメガトロンに粛清されたスタースクリームも復活させることになる。スタースクリームは欠片の力を使って自らのクローンで軍隊を作り、再度メガトロンに反旗を翻すことになる。
復活したメガトロンはディセプティコンを再集結させ、スペースブリッジを建設してオートボットを内部から潰そうと目論んだが、オートボットとスタースクリームのクローン軍団による邪魔が入り、戦闘になる。その戦いでは前の大戦で活躍したオートボットの最終兵器であるオメガスプリームも参戦し、最終的にはスペースブリッジが暴走し、メガトロンとスタースクリームは宇宙の彼方へと飛ばされる。
第3シーズン(第30話-第42話)
第3シーズンではサリが人間ではないことが発覚し、サリはトランスフォーマーとしての能力に目覚める。
オートボット側ではそれまでスパイとして潜入していたショックウェーブによってウルトラマグナスが襲撃される。その一方で新たに飛行が可能なオートボット・セーフガードが登場し、オプティマスも終盤ではウイングブレードへと強化され飛べるようになる。また、サイバーニンジャにスポットがあたるエピソードがあり、プロールは次第にサイバーニンジャとしての力を覚醒させることになる。
メガトロンを失った地球のディセプティコンは次々と捕らえられ、エリートガードによってサイバトロン星へと送られる。宇宙の彼方へと飛ばされたメガトロンは同じく宇宙を漂っていたオメガスプリームを利用してラグナッツスプリームを量産し、オートボットに戦いを挑む。
オプティマスプライムとメガトロンの戦いはオプティマスの勝利に終わる。そして、オプティマス部隊が捕らえたメガトロン含むディセプティコンを連れてサイバトロン星へと帰還したところで物語は終わる。
幻の第4シーズン
本編は第3シーズンで終了したが、ここではムック"The AllSpark Almanac II" で明かされている第4シーズンにも触れる。
第4シーズンではセンチネルが正式な総司令官として就任し、新たなトランスフォーマーも登場する予定であった。オプティマス部隊はオールスパークと一体となったプロール、サイバトロン星に残ることとなったサリとアイアンハイドに代わり、ジャズとアーマーハイドが加わり、再び地球に常駐する。また、オプティマスプライムはパワーマスターに、メガトロンはトリプルチェンジャーへと強化される予定であった。
作中設定
従来のシリーズと同様にトランスフォーマーが2つの勢力に分かれて争っているが、今作の日本語版では実写版同様、サイバトロンはオートボット、デストロンはディセプティコンと呼ばれる。また、今作ではオートボットがディセプティコンとの戦争に勝利し、サイバトロン星(セイバートロン)を掌握して幾年も過ぎた状態となっている。
物語の主な舞台は22世紀のデトロイトで、この世界ではロボット工学が発達した都市となっている。トランスフォーマー達以外にも、高い科学力や不思議な能力を持つ人たちが存在し、その力を悪用する犯罪者たちへの対処も地球に来たオートボットの使命となる。なお、日本語版においては具体的な地名はぼかされており、舞台となる惑星が地球であることも言及されてはいない[注 6]。
かつての作品との関連性はないが、内容やキャラクターはG1を意識したものとなっており[14]、かつての作品のオマージュとなるシーンや設定[9]、G1の登場人物に酷似したモブキャラクターも登場する[17]。
用語
- 惑星サイバトロン/Cybertron
- 全てのトランスフォーマーの故郷である惑星。
- オートボット / Autobots
- サイバトロン星を母星に持つトランスフォーマーの一勢力。グレートウォーの勝利によりサイバトロン星を掌握している。
- 英語版ではマイナー、プライム、マグナスと階級によって称号が異なっており、従来まで司令官の名として使われてきたプライム(コンボイ)の称号はマグナスより下のものとなっている。ただし、日本語版ではこの設定は反映されておらず、プライムもマグナスも名前の一部として扱われている。
- ダイノボット / Dinobots
- 地球製の恐竜型トランスフォーマー達。元はテーマパーク「ダイノドライブ」(日本語版では「恐竜パーク」)で展示されていた機械仕掛けの恐竜模型で、メガトロンがオートボットと戦わせるためにロボットへと改造、その後オールスパークの鍵によりトランスフォーマーへと進化した。知能はそれほど高くなく、当初はメガトロンにけしかけられて破壊行為を繰り広げたが、処分される前にオートボットに助けられエリー湖に浮かぶ孤島で隠れ暮らすようになる。オートボットのエンブレムをつけているものの正式なメンバーとは認められていない。
- エリートガード / Cybertron Elite Guard
- オートボット軍の精鋭を指す総称。オートボット大学で優秀な成績を修めたものや、大きな手柄を立てたものがエリートガードになる。総司令官直属の部隊名でもあり、エリートガードに所属するオートボットのエンブレムには翼のような印が付いている。
- ディセプティコン / Decepticons
- メガトロンをリーダーとするトランスフォーマーの一勢力。全宇宙のエネルギー資源独占を目論む。戦闘能力はオートボットより高く、正規のメンバーは体が大きく空が飛べるものが多い。メガトロンが復活するまではメンバーがそれぞれ好き勝手に行動していた。メガトロンが復活した後は特殊な鉱石で守られた秘密基地で地球に潜伏し、各地に散らばる同胞に蜂起を促す。
- コンストラクティコン / Constructicons
- オールスパークの破片により建設車両が進化したトランスフォーマー。建築作業を得意とする。オイルに釣られてメガトロンに協力するようになる。当初、眼の色は黄色だったが、正式にディセプティコンのメンバーになると眼が赤に変色した。
- オールスパーク / Allspark
- サイバトロンに命を与えたと言われる宇宙一の強力なエネルギー源。大いなる力を秘めている物体だがその正体は不明。グレートウォーの際にディセプティコンから遠ざけるために宇宙へ放流されたうちの一つをオプティマス達が発見することとなる。
- サリに託されたオールスパークの鍵にはトランスフォーマーを修復する、機械に力を与える、ロボットを機械生命体(トランスフォーマー)に進化させるなどの不思議な力を発揮する。オプティマス達が発見してからは基本的にオートボット宇宙船内で保管されている。
- 鍵や欠片はそれぞれ引き合う力があり、力が発動している状態では鍵や欠片を有している者以外は触ることもできない。
- グレートウォー / Great War
- オートボットとディセプティコンによる全面戦争。G1でのユニクロン戦争とは同一のものであるとはされていない。
- ウルトラマグナス、ラチェット、アーシー、オメガスプリーム、メガトロン、ロックダウンなどがグレートウォーに参戦しており、オートボットの勝利という形で終戦を迎えた。
- スペースブリッジ / Space Bridge
- オートボットが開発したトランスワープを用いた亜空間跳躍システム。
- サムダック・システムズ / Sumdac Systems
- サムダック博士が創設した産業ロボットを生産している企業。デトロイトのサムダックタワーを本社とする。革命的とまでいわれたその技術は、50年前にサムダック博士が発見した大破したメガトロンを解析したことで生み出されたもので、トランスフォーマーの技術との共通点が見られる。ごみ収集から警備まで幅広い分野を扱っているが、あくまで社会貢献を目的としており、軍事目的でのロボット開発を禁止している。
- ダイノボットアイランド / Dinobot Island
- エリー湖に浮かぶダイノボットが生息する孤島。島の中央にある山岳地帯がカルデラになっており、山頂部をホログラフで覆いダイノボットの存在を隠している。
- サイバーニンジャ / Cyber-Ninja
- サイバトロン武術である「回路攻め(Circuit-Su)」や「メタリカトー(Metallikato)」を駆使する、忍者を彷彿とさせるスタイルの格闘技の流派。開祖であるヨケトロンが道場を開いており、その道場はオートボットにとって修練場としての役割も持っている。
スタッフ
スタッフにはマット・ヤングバーグやデリック・J・ワイアットなど『ティーン・タイタンズ』に関わっていた人物が多い。このスタッフは日本のアニメに精通しているスタッフであるため、日本で独自に展開された『超神マスターフォース』などのオマージュも作中へ盛り込まれることとなった[17]。アニメーションは日本のアニメスタジオが制作を担当しているため、クレジットには日本人アニメーターも数多く名を連ねている。
メインスタッフ
- 監督 - マット・ヤングバーグ
- シリーズ構成 - マーティ・アイゼンバーグ
- アート・ディレクター - デリック・J・ワイアット
- キャラクターデザイン - デリック・J・ワイアット、イリネオ・マランバ、ブリアン・ドルーハード、トーマス・パーキンス、マット・ヤングバーグ、他
- プロップデザイン - バイロン・ペニャランダ、アート・リー
- キャラクター&プロップデザイン協力 - 関修一
- 背景デザイン - ロデール・グラボー、ゲイリー・モウリ
- 色彩設計 - デリック・J・ワイアット、クレール・レンス、クリス・ホウトン、他
- ピクチャー編集 - ロジャー・W・ヒンズ
- キャスティング/録音演出 - スー・ブルー
- 音楽 - セバスチャン・エヴァンス二世
- プロデューサー - ヴィンセント・アニセト、スティーブ・ドラッカー、ジョシュア・イッツォ
- スーパーバイジング・プロデューサー - ジェニファー・ペルフリー
- 製作総指揮 - サム・レジスター、ブライアン・A・ミラー
- アニメーション制作 - スタジオ4℃、ムークDLE、アンサー・スタジオ、亜細亜堂
- 製作 - カートゥーン ネットワーク・スタジオ
- 製作著作 - ハズブロ、パラマウント・ホーム・エンターテイメント
日本語版スタッフ
- 企画 - 平雄一郎、久保弥
- 演出 - 岩浪美和
- 翻訳 - 辺見真起子
- 録音・調整 - 菊池悟史、金秀賢
- 音楽プロデューサー - 井上俊次
- チーフプロデューサー - 阿部祥三、小掛慎太郎、嵯峨隼人、鈴木祐治
- プロデューサー - 前田典秋、竹川洋志
- プロデューサー補 - 高松保江
- 制作協力 - タカラトミー、日活
- 制作プロダクション - バーナムスタジオ、ACクリエイト
- 製作 - テレビ愛知、電通、タカラトミーエンタメディア
- OPアニメーション
主題歌
英語版は初代から使われている『Transformers Theme』のアレンジ版である。
以下は日本語版のもの。2組とも前番組でも同じポジションで主題歌を歌っており、トランスフォーマーシリーズの主題歌を担当するのも初[注 7]となる。
また、これまでの北米で制作されたトランスフォーマーシリーズのOP・EDの映像はタイトルバックなどを除けば本編の映像を編集したものだったが、今回は初めて日本オリジナルのOP・ED映像が制作されている。
なお、日本語版のテーマ曲(およびアイキャッチ時のBGM)のTVサイズはCD化されていない(番組サウンドトラックも未発売)。
オープニングテーマ
- 『TRANSFORMERS EVO.』
- 作詞・作曲 - 影山ヒロノブ / 編曲 - 菊田大介 / 歌 - JAM Project
- 日本語版による第16話では挿入歌としても使用されたが、原語版では使用されていない。
- 第13話からは効果音が追加された。第18話で歌詞が2番になった際に一度効果音が外されたが、第25話で再び使用されるようになった。
- 曲の冒頭では作品に登場するキャラが週代わりで前説を行う。なお、最終回では1番の歌詞で出演する声優達が合唱を行った。この試みはビーストウォーズの日本版でも行われていた。
エンディングテーマ
- 『AXEL TRANSFORMERS』
- 作詞 - 原田謙太 / 作曲 - 寺園健二・原田謙太 / 編曲・歌 - Rey
- エンディングは本放送とDVDで異なり、本放送はミニコーナー「音仏一家のトランスフォーマー生活」が終了した後フェードインで開始され、DVDでは本編終了後すぐに開始される。そのため本放送とDVDでは曲の長さが異なっている(最後の部分が違っている)。
- OPとは異なり、最終回まで1番の歌詞を使用した。また、歌詞のテロップも表示されなかった。
各話リスト
各話のスタッフについて、英語版では冒頭で脚本家とディレクター(演出)、エンディングのOverseas Animation Studio欄で絵コンテ等のスタッフが確認ができる。日本語版ではエンディングの冒頭でそれらがまとめて表示される。 なお、この記事では"Written by"を脚本、"Story board"を絵コンテ、"Directed by"を演出、"Animation director"や"Lead animator"等を作画監督として表記している。
話数については日本語版DVDの話数に準拠して示すが、話数入れ替えのあった箇所のみ英語版の放送話数をカッコで表記。
話数 | サブタイトル | 原題 | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日(米) | 放送日(日) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 新章!トランスフォーマー | Transform and Roll Out Part 1-3 |
マーティ・アイゼンバーグ | 茶谷与志雄 清水健一 |
マット・ヤングバーグ 香川豊、山岡実、渕上真 |
ノンクレジット | 2007年 12月26日 |
2010年 4月3日 |
2 | 英雄、その名はオートボット | 4月10日 | ||||||
3 | オールスパークの秘密 | 4月17日 | ||||||
4 (10) |
音波大作戦 | Sound and Fury | ヘンリー・ギルロイ | 寺田和男 | ベン・ジョーンズ ブアカオ・トンカム 大賀俊二、津田義三 |
松田芳明 | 2008年 2月23日 |
4月24日 |
5 (7) |
ぬぐえない記憶 | The Thrill of the Hunt | アンドリュー・R・ロビンソン | 前園文夫 | ベン・ジョーンズ 大賀俊二 |
西城隆詞 | 1月19日 | 5月1日 |
6 (4) |
不死身のメガトロン | Home Is Where the Spark Is | マイケル・ライアン | 西村貴世 | マット・ヤングバーグ 大賀俊二 |
鹿島功光 | 1月5日 | 5月8日 |
7 (5) |
灼熱巨人の挑戦 | Total Meltdown | リッチ・フォーゲル | 古瀬登 | マット・ヤングバーグ 橋本直人 |
長坂寛治 | 2月16日 | 5月15日 |
8 (6) |
ダイノボット誕生! | Blast From the Past | ケビン・ホップス | 茶谷与志雄 | イリネオ・マランバ ベン・ジョーンズ 水野健太郎 |
ジョン・ウヨン 古佐小吉重 |
1月12日 | 5月22日 |
9 (8) |
罠の時間 | Nanosec | マーティ・アイゼンバーグ | 池添隆博 | マット・ヤングバーグ 大賀俊二 |
永作友克 | 1月26日 | 5月29日 |
10 (9) |
クモ女の影 | Along Came a Spider | 清水健一 | イリネオ・マランバ マット・ヤングバーグ 香川豊 |
中村清 | 2月9日 | 6月5日 | |
11 | 湖底の激戦 | Lost and Found | リッチ・フォーゲル | 中村憲由 | イリネオ・マランバ 香川豊、山岡実 |
諸貫哲朗 長坂寛治 |
3月1日 | 6月12日 |
12 | 対決!ダイノボット | Survival of the Fittest | スティーブ・グラナット | 茶谷与志雄 | イリネオ・マランバ 渕上真 |
古佐小吉重 | 3月8日 | 6月19日 |
13 | ヘッドマスターをくいとめろ! | Headmaster | マイケル・ライアン | 池添隆博 | ベン・ジョーンズ 大賀俊二、池添隆博 |
永作友克 | 3月15日 | 6月26日 |
14 | 死を呼ぶ宇宙怪物! | Nature Calls | トッド・ケーシー | 三浦陽 | ベン・ジョーンズ 大賀俊二、加藤顕 |
鹿島功光 | 3月22日 | 2011年 4月16日 |
15 | メガトロンの復活パート1 | Megatron Rising - Part 1 | マーシャ・グリフィン | 鶴山修 | イリネオ・マランバ シロ・ニエリ 水野健太郎 |
リー・シャオレイ 古佐小吉重 |
3月29日 | 7月3日 |
16 | メガトロンの復活パート2 | Megatron Rising - Part 2 | マーティ・アイゼンバーグ | 大久保政雄 | ベン・ジョーンズ シロ・ニエリ 大賀俊二、山口高志 |
ノンクレジット | 4月5日 | 7月10日 |
17 | エリートガード | The Elite Guard | リッチ・フォーゲル | 茶谷与志雄 | マット・ヤングバーグ イリネオ・マランバ 香川豊 |
中村清 | 4月19日 | 7月17日 |
18 | ヘッドマスター、ふたたび! | Return of the Headmaster | マイケル・ライアン | 亀井隆 | ベン・ジョーンズ 大賀俊二、津田義三 |
松田芳明 | 4月26日 | 7月24日 |
19 | 爆鎮完了! | Mission Accomplished | マーシャ・グリフィン | 中村憲由 | イリネオ・マランバ 茶谷与志雄 |
MYBELL 中村清、諸貫哲朗 |
5月3日 | 7月31日 |
20 | レックガーの暴走 | Garbage In, Garbage Out | マーティ・アイゼンバーグ | ノンクレジット | ベン・ジョーンズ 岡英和 |
市来剛 | 5月10日 | 8月7日 |
21 | 視聴率レース! | Velocity | レン・アーレイ | 糸曽賢志 | イリネオ・マランバ クリストファー・バークレー 糸曽賢志 |
PAK PRODUCTION | 5月17日 | 8月14日 |
22 | スクラッパーとミックスマスター | Rise of the Constructicons | スタン・バーコウィッツ | 杉山正樹 | ベン・ジョーンズ イリネオ・マランバ 大賀俊二 |
松田芳明 | 5月24日 | 2011年 4月16日 |
23 | 増殖する敵 | A Fistful of Energon | アンドリュー・R・ロビンソン | 茶谷与志雄 | マット・ヤングバーグ イリネオ・マランバ 渕上真 |
リー・シャオレイ 古佐小吉重 |
5月31日 | 8月21日 |
24 | スィンドルの策略 | SUV: Society of Ultimate Villainy |
ディーン・ステファン | 亀井隆 | イリネオ・マランバ シロ・ニエリ 大賀俊二、山口高志 |
鹿島功光 | 6月7日 | 8月28日 |
25 | ダブルエージェント | Autoboot Camp | マイケル・ライアン | 荻原露光 | ベン・ジョーンズ クリストファー・バークレー 大賀俊二 |
松田芳明 | 6月14日 | 9月4日 |
26 | クモ女の心 | Black Friday | リッチ・フォーゲル | 中村憲由 | イリネオ・マランバ 水野健太郎 |
リー・シャオレイ 古佐小吉重 諸貫哲朗 |
6月21日 | 9月11日 |
27 | サリの留守番 | Sari, No One's Home | トッド・ケイシー | 鶴山修 | イリネオ・マランバ 香川豊 |
中村清 PAK PRODUCTION |
6月28日 | 2011年 4月16日 |
28 | それぞれの思惑 | A Bridge Too Close, Part I | マーシャ・グリフィン | 池添隆博 | ベン・ジョーンズ クリストファー・バークレー 大賀俊二 |
鹿島功光 | 7月5日 | 9月18日 |
29 | 強大なる力 | A Bridge Too Close, Part II | マーティ・アイゼンバーグ | 古瀬登 | イリネオ・マランバ クリストファー・バークレー 古瀬登 |
リー・シャオレイ 古佐小吉重 中村清 |
9月25日 | |
30 | サリの秘密 | TransWarped Part 1-3 | ラリー・ディティリオ ボブ・フォワード |
清水健一 | カルヴァン・リー 香川豊 |
中村清 キム・サンバン |
2009年 3月14日 |
10月2日 |
31 | サリ、トランスフォーム!? | マーティ・アイゼンバーグ マイケル・ライアン マーシャ・グリフィン |
古瀬登 | マット・ヤングバーグ 諸貫哲朗 |
オ・ギュヨイ | 10月9日 | ||
32 | メガトロンの襲来 | 清水健一 | マット・ヤングバーグ 香川豊 |
10月16日 | ||||
33 | 強気なダートボス | Three's a Crowd | リッチ・フォーゲル | 中村憲由 | カルヴァン・リー 諸貫哲朗 |
中村清 | 3月21日 | 10月23日 |
34 | ワスプの復讐 | Where Is Thy Sting? | トッド・ケーシー | 中村憲由 森田宏幸 |
カルヴァン・リー 高橋滋春 |
オ・ギュヨイ | 3月28日 | 10月30日 |
35 | 師匠の形見 | Five Servos of Doom | アンドリュー・R・ロビンソン | 森田宏幸 | カルヴァン・リー 茶谷与志雄 |
古佐小吉重 パク・マガン |
4月4日 | 11月6日 |
36 | 悲しき生命体 | Predacons Rising | ラリー・ディティリオ ボブ・フォワード |
清水健一 | カルヴァン・リー 香川豊 |
中村清 キム・サンバン |
4月11日 | 11月13日 |
37 | 人間になったオートボット | Human Error, Part I | ヘンリー・ギルロイ | 中村憲由 | カルヴァン・リー クリストファー・バークレー 橋本直人 |
オ・ギュヨイ | 4月18日 | 11月20日 |
38 | ヴァーチャルリアリティの罠 | Human Error, Part II | トム・パグスリー | 川口敬一郎 | カルヴァン・リー 八田洋介 |
古佐小吉重 パク・マガン |
4月25日 | 11月27日 |
39 | 宇宙船を追跡せよ | Decepticon Air | マイケル・ライアン | 森田宏幸 | カルヴァン・リー 高橋滋春 |
オ・ギュヨイ | 5月2日 | 12月4日 |
40 | ファンゾーン、サイバトロン星へ行く | This is Why I Hate Machines | ロブ・ホージー | カルヴァン・リー 平田豊 |
古佐小吉重 | 5月9日 | 12月11日 | |
41 | 翔びたて!オプティマスプライム | Endgame, Part I | リッチ・フォーゲル | 中村憲由 | マット・ヤングバーグ 水野健太郎 |
中村清 | 5月16日 | 12月18日 |
42 | 最終決戦!メガトロンを制圧せよ | Endgame, Part II | マーシャ・グリフィン | 川口敬一郎 | カルヴァン・リー 茶谷与志雄 |
5月23日 | 12月25日 |
- 英語版では第1 - 3話、第28 - 29話、第30 - 32話はそれぞれ特番で連続放映。
- 英語版のアメリカ国内での初回放送では第5話の放映が飛ばされ、第4話の次に第6話が放映された後、第7話の次に改めて第5話から放映された。カナダでは話数が飛ばされることなく放映された。
- 日本では全39話の放送となり、第14話、第22話、第27話が地上波で放映されなかったが、DVDにはそれらの話数は収録されている。CNでは、地上波で放映されなかった話が特別放送された。
ミニコーナー
エンディングの直前に「音仏一家のトランスフォーマー生活」(おとぼといっか-)と題して、ドラマ仕立てで簡単にトランスフォーマーの玩具紹介や、過去の作品についての解説などをする。コーナー名の「音仏」(おとぼと)は「オートボット」のもじりであり、名前は演じているキャストの下の名前をそのまま流用している。コーナー終了後はコーナー独自のスタッフロールを表示し、そのままアニメ本編のエンディングへと接続する。
出演
- 音仏たつや
- 演 - 長部竜也
- アニメが大好きな小学4年生。トランスフォーマー玩具の変形させる速さは他の追従を許さないレベル。
- 音仏ひろゆき
- 演 - 天野ひろゆき
- たつやの父親。35歳。職業は不明。昔からトランスフォーマーが好きだった。
- 『THE ALLSPARK ALMANAC 2』では日本語でコメントを寄稿していた。
- 音仏めぐみ
- 演 - 押田恵
- たつやの母親。ひろゆきとの夫婦仲は良い。
- 音仏ゆうか
- 演 - 新井優歌
- たつやの姉。中学2年生。一見ドライだが面白いものが好き。玩具版グリムロックを所持している。
- ウドおじさん
- 演 - ウド鈴木
- 世界中を飛び回っているという人物。たつやは「3年前に死んだ」と認識していたらしい。当初は名前のみの登場だったが、最終2話でその姿を現した。
- 天の声
- 演 - 柚木涼香
- 音仏家に度々クイズを出題している。
スタッフ(ミニコーナー)
- プロデューサー - 岩切敏明、三浦雅登
- アシスタントプロデューサー - 福田貴紀
- ディレクター - 若林公
放送局
ここでは主に日本語版の放送局について記載する。
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 放送の遅れ |
---|---|---|---|---|---|
愛知県 | テレビ愛知 | 2010年4月3日 - 12月25日 | 土曜 8時00分 - 8時30分 | テレビ東京系列 | 同時ネット |
北海道 | テレビ北海道 | ||||
関東広域圏 | テレビ東京 | ||||
大阪府 | テレビ大阪 | ||||
岡山県・香川県 | テレビせとうち | ||||
福岡県 | TVQ九州放送 | ||||
広島県 | 広島ホームテレビ | 2010年4月11日 - 2011年1月9日 | 日曜 6時30分 - 7時00分 | テレビ朝日系列 | 8日遅れ |
奈良県 | 奈良テレビ | 2010年4月13日 - 2011年1月4日 | 火曜 7時30分 - 7時59分 | 独立UHF局 | 10日遅れ |
静岡県 | テレビ静岡 | 2010年4月14日 - 2011年1月5日 | 水曜 16時53分 - 17時24分 | フジテレビ系列 | 11日遅れ |
岐阜県 | 岐阜放送 | 2010年4月14日 - 2011年1月19日 | 水曜 17時30分 - 18時00分 | 独立UHF局 | 25日遅れ |
青森県 | 青森朝日放送 | 2010年4月17日 - 2011年1月8日 | 土曜 6時00分 - 6時30分 | テレビ朝日系列 | 14日遅れ |
福島県 | 福島中央テレビ | 土曜 10時00分 - 10時30分 | 日本テレビ系列 | 14日遅れ | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | 2010年4月18日 - 2011年1月9日 | 日曜 6時30分 - 7時00分 | テレビ朝日系列 | 15日遅れ |
宮城県 | 東日本放送 | 2010年4月19日 - 12月30日[注 8] | 月曜 16時25分 - 16時54分[注 9] | 16日遅れ | |
長野県 | 長野放送 | 2010年4月21日 - 2011年1月5日 | 水曜 15時30分 - 16時00分 | フジテレビ系列 | 18日遅れ |
和歌山県 | テレビ和歌山 | 2010年4月25日 - 2011年1月23日 | 日曜 8時30分 - 9時00分 | 独立UHF局 | 22日遅れ |
岩手県 | 岩手めんこいテレビ | 2010年4月27日 - 2011年1月25日 | 火曜 16時54分 - 17時24分 | フジテレビ系列 | 24日遅れ |
日本全域 | カートゥーン ネットワーク | 2010年6月5日 - 2011年2月26日・4月16日 | 土曜 6時30分 - 7時00分 (リピート放送あり) |
CS放送 | 63日遅れ |
熊本県 | 熊本朝日放送 | 2010年6月6日 - 2011年1月9日 | 日曜 6時00分 - 7時00分 | テレビ朝日系列 | 64日遅れ |
滋賀県 | びわ湖放送 | 2010年6月8日 - 2011年3月1日 | 火曜 17時30分 - 18時00分 | 独立UHF局 | 66日遅れ |
映像ソフト化
英語版と日本語版は内容が異なるので、ここでは別々に解説する。
日本語版DVD
2010年8月6日より2011年5月27日にかけて全10巻が発売された。第5巻と最終10巻以外は各巻4話収録(5、10巻は5話収録)日本のテレビ放映では未放送となったエピソードも収録しており(4巻に第14話、6巻に第22話、7巻に第27話を収録)、レンタル版もリリースされている。
テレビ放映版との違いは、ミニコーナーとしてあった「音仏一家のトランスフォーマー生活」がなくなったことや、『テレビマガジン』や『てれびくん』に付録として付いていたDVDの映像が収録されていること。また、通常のアニメと同じように番宣CM集やノンテロップのオープニング・エンディング映像が各巻に収録されている。
英語版DVD
北米でのDVDのリリースは「Transform and Roll Out」以外は2枚1組でリリースされた。最初の3話をまとめた「Transform and Roll Out」は2008年6月22日発売。第4話から第16話までをまとめたシーズン1は同年8月19日発売。第17話から第29話までのシーズン2は2009年1月6日に発売された。2012年4月時点でそれ以降の話数の映像ソフト化はされていなかったが、Shout! Factoryよりシーズン3を含む「Transformers Animated: The Complete Series(米Amazon.com限定販売)」、シーズン3のみの「Transformers Animated: Season 3」が2014年6月10日に発売された。
映像特典
日本語版にはない特典として短編アニメが収録されている。オプティマスプライム編とプロール編は第1~3話収録のDVD「Transform and Roll Out」に収録(日本未発売)、バンブルビー編とメガトロン編、ラグナッツ編はDVDシーズン2に収録。グリムロック編とラチェット編はWeb上で先行公開されている。全9話(2話は未公開)。
- エピソード一覧
- Career Day
- Evel Knievel Jump
- Mime Time
- Starscream Heckles Megatron
- Explosive Punch
- Bulkhead Plays with Grimlock
- Ratchet Performs Surgery on Bulkhead
他媒体展開
携帯ゲーム機版
- Transformers: Animated THE GAME
- 2008年10月21日発売の北米版ニンテンドーDSソフト。ジャンルはアクションゲーム。現在のところ日本では未発売。
キッズカードゲーム機
2010年に日本でアニメが放送開始したことを受け、男児キッズ向けのアーケード用カードゲームがセガ(後のセガ・インタラクティブ)によって開発され[18]、ハンドル型筐体ゲーム『未来警察パトチェイサー』を流用した『トランスフォーマー アニメイテッド ザ・チェイス』と、ガンコントローラー型筐体ゲーム『未来警察バトルポリース』を流用した『トランスフォーマー アニメイテッド ザ・シューティング』の2タイプが登場した。両ゲームとも「オートボット視点でゲームが進行」するため、ディセプティコンのカードをスキャンした場合は、メガトロンがオプティマスに協力するという形でゲームが進行していく。2011年11月末に販売サービスを終了した。
- ザ・チェイス
- 街中を逃げ回るディセプティコンを追跡、オイルが無くなる前に捕まえるとミッションクリアとなる。ボタンを押すとアタック、二人でプレイする場合、相性が良いとスピードがアップし相性が悪いとスピードがダウンする。ステージは5ステージ+シークレットステージがあり、シークレットステージクリアで称号が貰える。ステージ1にはロックダウンかサンダークラッカー、ステージ2にはサウンドウェーブかスィンドル、ステージ3にはラグナッツ、ステージ4にはブリッツウイングかロックダウン、ステージ5にはスタースクリームかショックウェーブ、シークレットステージにはメガトロンが登場する。
- ザ・シューティング
- 迫るディセプティコンを武器で攻撃し、体力が無くなる前に倒すことでミッションクリアとなる。ガンコントローラーに合わせ照準が動き、通常弾丸の他にボム攻撃が可能。二人でプレイする場合、相性が良いと体力がアップし相性が悪いと体力がダウンする。ステージは3ステージで、ステージ1をノーダメージでクリアするとシークレットステージに進める。その際ステージ2が通常のステージ3と同じものとなり、ステージ3は宇宙戦に、シークレットステージはステージ1の難易度が上がったもので、より強固となった紫色のロックダウンや、ワスピネーターの代わりにショックウェーブやスィンドルが登場する。
- トランスフォーマーカード
- トランスフォーマーカード第一弾
- 2010年7月22日より稼動。全74種類。ミッドナイトジャズやスーパーソニックブラーなどのオリジナルカラーが登場する他、G1からもコンボイやグリムロック、スタースクリーム、サウンドウェーブ、サンダークラッカーが参戦。
- トランスフォーマーカードバージョン2.0
- 2010年10月15日より稼動。カードに描かれたキャラクターのCGはゲーム中のグラフィックに準拠しており、実写映画第2作に登場したキャラクターも参戦している。
- トランスフォーマーカードバージョン3.0
- 2010年12月3日より稼動。(ビースト)コンボイやメガトロンら『ビーストウォーズ』およびロディマスコンボイら『トランスフォーマー2010』のキャラクターが参戦。
- トランスフォーマーカードバージョン4.0
- 2011年3月4日より稼動。『ユナイテッド』版のオプティマスプライムやバンブルビーが参戦。ビーストコンボイの色違いバーニングコンボイも登場。
- トランスフォーマーカードバージョン5.0
- 2011年6月24日より稼動。『ダークサイド・ムーン』版オプティマスプライム、バンブルビー、ラチェットが参戦。
漫画版
- 『TRANSFORMERS ANIMATED COMIC』
- 『Transformers Animated The Arrival』
- 『Transformers Animated the Adventure Continues!』(未発売)
- IDWより発売されたフルカラーコミック。
関連商品
- タカラトミーアーツより発売
- 河田より発売
- ダイヤブロック トランスフォーマー アニメイテッド オプティマスプライム
- ダイヤブロック トランスフォーマー アニメイテッド バンブルビー
- エンスカイ
- トランスフォーマーアニメイテッド キラキラ トレーディングコレクション
- トランスフォーマーアニメイテッド オートボット出動!!
- トランスフォーマーアニメイテッド ディセプティコン出現!!
- セガ
- トランスフォーマー アニメイテッド カードファイル
- 徳間書店
- トランスフォーマーアニメイテッドクイズ&パズル ISBN 978-4-19-970032-3
- ポプラ社
- トランスフォーマーアニメイテッドコレクション ISBN 978-4-591-11828-3
- 永岡書店
- トランスフォーマー アニメイテッド ひみつ百科 ISBN 978-4-522-42923-5
- ミリオン出版
- トランスフォーマーアニメイテッド大百科 ISBN 978-4-8130-2125-4
- 主婦と生活社
- トランスフォーマーアニメイテッド ISBN 978-4-391-63086-2
脚注
注釈
- ^ 玩具の開発は実写版映画より先に始まっており、当時のコンセプトアートにはガルバトロンやホットロッド(ホットショット)、ライノックスなど今とは違うキャラクターが描かれている[1]。
- ^ 『フィギュア王』 No.144ではHERO[1]、後に出版された『トランスフォーマージェネレーション2010』ではHEROES[2]と表記されている。
- ^ このため、余剰パーツを背中側に集めるような手法は意図的に避けられている[11]。
- ^ そのため、日本市場でしか販売されていない商品も存在する。
- ^ この中にはダイノボットやサウンドウェーブといったトランスフォーマーも含まれる。
- ^ デトロイトに関しても自動車産業で繁栄した都市とされており、都市の名称は特に明かされていない
- ^ 「JAM Project」についてはグループとしては初であるが、過去に主題歌を担当していたメンバーもいる。
- ^ 2010年12月30日9時55分 - 11時20分に第37話 - 第39話を連続放送。アニメディア誌2011年2月号の放送予定表では、1月末まで通常通り放送される事になっていた。
- ^ 2010年4月19日 - 9月27日までは16時31分 - 17時00分。
出典
- ^ a b c d e フィギュア王 No.144、21頁。
- ^ トランスフォーマージェネレーション2010、90頁。
- ^ a b c フィギュア王 No.144、12頁。
- ^ a b c d フィギュア王 No.144、29頁。
- ^ 『井上喜久子 魅惑のおしゃべりメロン』第112回参考
- ^ ハイパーホビー2010年6月号掲載の岩浪ディレクターへのインタビューで語られている。
- ^ a b トランスフォーマージェネレーション2010、95頁。
- ^ サイドパネルはDVDでも追加されており、本放送と同じ16:9画面となっている。
- ^ a b c d e f 川上朋宏、蓮井章悟「ロボットアニメ最前線 「トランスフォーマー アニメイテッド」における変形ロボット玩具の醍醐味」『ロボコンマガジン』通巻69号、オーム社、2010年5月、82-83頁、雑誌 09761-05。
- ^ トランスフォーマージェネレーション2010、91頁。
- ^ a b c d e フィギュア王 No.144、20頁。
- ^ a b トランスフォーマージェネレーション2010、93頁。
- ^ ハイパーホビー2010年11月号100頁参考
- ^ a b フィギュア王 No.144、28頁。
- ^ トランスフォーマージェネレーション2010、54頁。
- ^ フィギュア王 No.144、14頁。
- ^ a b フィギュア王 No.144、13頁。
- ^ GAME Watchセガ、AC「トランスフォーマー アニメイテッド」海外で放送されたアニメをカードゲーム化2010年夏の稼動開始に向けて開発決定より
参考文献
- ウィキペディア英語版Transformers: Animated(サブタイトル引用)
- Jim Sorenson『TRANSFORMERS ANIMATED: THE ALLSPARK ALMANAC』 - ISBN 978-1-60010-487-9
- Jim Sorenson『TRANSFORMERS ANIMATED: THE ALLSPARK ALMANAC 2』 - ISBN 978-1-60010-683-5
- 石川陽介、島田康治ほか「特集 トランスフォーマー2010」『フィギュア王 No.144』通巻804号、ワールドフォトプレス、2010年2月、11-30頁、ISBN 978-4-8465-2804-1。
- 『トランスフォーマージェネレーション2010』ミリオン出版、2010年11月24日。ISBN 978-4-8130-2130-8。
外部リンク
- 日本版公式サイト
- テレビ愛知・日本版放送情報サイト
- パラマウントジャパンDVD公式サイト
- 北米公式サイト - ウェイバックマシン(2010年10月23日アーカイブ分)
- ゲーム版「トランスフォーマー アニメイテッド ザ・チェイス/ザ・シューティング」公式サイト - ウェイバックマシン(2012年3月3日アーカイブ分)
テレビ東京系列・テレビ愛知制作 土曜8:00枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
トミカヒーロー レスキューファイアー
(2009年4月4日 - 2010年3月27日) |
トランスフォーマー アニメイテッド
(2010年4月3日 - 12月25日) |
カードファイト!! ヴァンガード
(2011年1月8日 - 2012年3月24日) |