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2017年9月29日 (金) 00:12時点における版
BORO | |
---|---|
出生名 | 森本尚幸 |
生誕 | 1954年3月11日(70歳) |
出身地 | 日本・兵庫県伊丹市 |
ジャンル |
Rock J-POP |
職業 | 音楽プロデューサー |
活動期間 | 1979年- |
レーベル |
ポリドール・カメリア→ |
事務所 | BBBレコード |
公式サイト | http://8onpu.com/ |
BORO(ボロ、本名:森本尚幸、1954年3月11日 - )は、日本のシンガーソングライター、作詞、作曲家、音楽プロデューサー、兵庫県伊丹市出身。
プロフィール
略歴
1954年、兵庫県伊丹市出身。
BOROとは、中学二年生の頃、彼が乗り回していたオンボロ自転車をテーマにした『ボロの相棒』という自作の詩から友人達がつけたニックネーム。 自らのミュージシャンとしての使命を”民衆の苦しみの代弁者”と自覚する本人がそのまま芸名とした。
1972年、高等学校卒業後上京し、日本声専音楽学院ジャズ科でティーブ釜萢(かまやつ)氏に師事し、ジャズ・ボーカルを学ぶ。
その後、大阪・北新地でギターの弾き語りをしていたBOROの才能を見出した内田裕也氏のプロデュースにより、シングル「都会千夜一夜」で1979年6月1日にデビュー、再び上京。同年8月1日に発表した2枚目のシングル「大阪で生まれた女」が大ヒット、同年、第12回 日本有線大賞最優秀新人賞等の賞を受賞、代表作となる。以来20枚のアルバム、10枚のベストアルバム、22枚のシングルを発表。(2017年9月現在)
シンガー・ソングライターとしての活動のかたわら、沢田研二、松田優作、根津甚八、雪村いづみ、梓みちよ、島田紳助、近藤真彦、森進一、八代亜紀 等、数多くのアーティストに楽曲を提供し、音楽プロデューサーとしても活躍している。
1990年からは、活動拠点を大阪に戻し、1994年11月1日、自身のレコード会社「BBB Records」を設立。2004年、BBB Records専用スタジオ「BOROの音符工房」を神戸市に竣工。自身及び、所属アーティストのプロデュース、レコーディングを行い、CD販売、音楽配信サイト「ONPU Music」での楽曲配信事業を行っている。
2000年以降の主な活動
- 2003年9月5日、自叙伝『プロペラのない飛行機』を発表。(2014年11月第3刷発行)
- 2009年8月24日、デビュー30周年記念アルバム『不老不死な物語』を発表。
- 2010年3月10日、ユニバーサルミュージックよりBORO自身が監修・選曲した31曲入り30周年記念ベストアルバム『BORO』をリリース。
- 2012年7月3日、自身のフェイスブックのサイトで、夢や希望や元気の出る前向き言葉を発して日本を元気にしようと『前向き言葉推進委員会』というグループを立ち上げる。
- 2015年9月16日、トリビュートアルバム『大阪で生まれた歌』発売。
- 2017年8月24日、iPS細胞研究基金支援の歌『しあわせのおくりもの』発売。
闘病と復活
BOROはC型肝炎のキャリアで常に体調不良の状態が続いていた。
また、2006年7月には上顎洞(じょうがくどう)に膿がたまり、5年間で計5回、口の中を計144針縫う手術を繰り返している。
更にドラムのシンバルスタンドが倒れたことによる硬膜下血腫で、生死をさまよう大手術を2010年7月7日に受けたが、その退院後2日目に、映画音楽のレコーディングで主題歌を熱唱。その影響で硬膜下血腫が再発し8月10日緊急再手術を受けた。
このように、近年(2014年)までの間、特にこの約10年間は、立て続けに襲い来る病と闘いながら活動を続けてきたが、その後は各手術の術後の経過も良く、また2014年にはじめたC型肝炎の新薬治療が功を奏し、生まれて初めての健康体を手に入れることが出来た。
近年の口癖は『どっこも痛ないねん!』であると、ブログやSNSでも語っている。
AYAKA基金 ~難病治療支援活動~
1991年、筋ジストロフィーの少女・綾佳ちゃんとの出会いを通し、綾佳ちゃんの歌『AYAKA MY LOVE』を作詞・作曲。アルバム『慈愛-JIAI-』に収めると共に、1993年「AYAKA基金」を設立。
チャリティーコンサート「ミュージシャンズカーニバル」などでの募金活動や署名運動を通し、筋ジストロフィーに対する理解や原因究明の更なる推進を求めて歴代の厚生(労働)大臣(1997年:小泉厚生大臣(当時)、2000年:津島厚生労働大臣、2001年、2002年、2003年:坂口厚生労働大臣、2004年:尾辻厚生労働大臣、2006年:柳沢厚生労働大臣、2007年、2009年:舛添厚生労働大臣)そして、基金設立20周年となる2013年には、安倍総理大臣に10回目の募金を届け、広く着実にその活動を展開している。
また、AYAKA基金設立から24年目の2017年には、AYAKA基金の活動にずっと共感を寄せていた「NPO法人さい帯血国際患者支援の会」理事長の有田美智世氏とタッグを組み、京都大学・山中伸弥教授のiPS細胞研究基金周知広報の歌『しあわせのおくりもの』を製作した。
BOROはその告知のなかで、
「私に出来ることは 歌を創り歌うことです。難病と闘っている患者さん、治療法確立を目指している研究者の方々、患者支援の活動をしているボランティアのみなさんに思いを馳せ、出来上がった歌が「しあわせのおくりもの」と「愛の配達人」です。みなさんと一緒に難病克服を目指して、その機運を盛り上げていきましょう!どうか、くれぐれもよろしくお願い申し上げます!」
と述べている。
ディスコグラフィー
- 都会千夜一夜(1979年6月1日 ポリドール・カメリア)
- 大阪で生まれた女(1979年8月1日 ポリドール・カメリア)
- 見返り美人(1980年5月25日 ポリドール・カメリア)
- たった一日のバラ(1980年11月25日 ポリドール・カメリア)
- 外はかげろう(1982年2月1日 ビクター・インビテーション)
- 海に架かる橋(1982年9月21日 ビクター・インビテーション)
- ネグレスコ・ホテル(1983年1月1日 ビクター・インビテーション)
- 大塚『シンビーノ』CM曲。
- シシリーの砂(1983年6月21日 ビクター・インビテーション)
- ハートの音(1984年5月21日 ビクター・インビテーション)
- やさしく愛して…(1988年7月25日 4月25日 徳間ジャパン)
- 大阪レイニーデイ(1990年2月25日 8月25日 徳間ジャパン)
- 日本で生まれて(1991年1月25日 徳間ジャパン)
- 反省なき反逆(1992年5月25日 徳間ジャパン)
- かくれんぼやめた(1993年5月21日 BMGビクター)
- 大阪で生まれた女(リメイク)(1993年12月21日 徳間ジャパン)
- マンハッタンとオオサカ(1994年1月21日 オッズレーベル)
- シーサイドバウンド(1994年6月22日 オッズレーベル)
- ランナーの靴音(1997年6月25日 ポリスター&BBBレコード)
- 大阪で生まれた女1979(1997年9月3日 ポリスター&BBBレコード)
- 大阪で生まれた男(2003年9月10日 ワーナーミュージック・ジャパン)
- 『大阪で生まれた女』の替え歌で、阪神タイガース承認の同球団応援歌。
- 六甲おろしROCK OH OROSHI with 川藤幸三・オール巨人・澁谷天外 feat.はたけ(2016年6月22日アイビーレコード)
- 阪神タイガース公認応援歌。
- しあわせのおくりもの(2017年8月24日 アイビーレコード)
- iPS細胞研究基金の周知広報支援の歌。
- COMING SOON(1979年8月1日 ポリドール・カメリアレコード)
- RUNNING(1980年5月25日 ポリドール・カメリアレコード)
- 罪(1982年2月1日 ビクター・インビテーション)
- 愛(1982年10月21日 ビクター・インビテーション)
- FIGHT(1983年6月21日 ビクター・インビテーション)
- SOUND OF HEART(1984年5月21日 ビクター・インビテーション)
- BOY(1988年4月25日 徳間ジャパン)
- 大阪で生まれた女・18(1989年2月25日 徳間ジャパン)
- 『大阪で生まれた女』のフルバージョン(歌詞が18番まである)
- アジアの少年(1989年10月25日 徳間ジャパン)
- 薔薇と女(1991年1月25日 徳間ジャパン)
- 季節のない季節(1991年9月25日 徳間ジャパン)
- 映画「風、スローダウン」(監督:島田紳助)主題歌
- JIAI慈愛(1992年10月23日 徳間ジャパン)
- OSAKA FUNKY TOWN(1994年2月21日 オッズ・レーベル)
- I LOVE YOU★S★A(1995年1月20日 BBBレコード)
- なんぼ Nanbo-Life,Love&Faith (1997年9月26日 ポリスター/BBBレコード)
- たたえよ永遠に(2000年 BBBレコード)
- 大阪プロレス テーマ曲
- 愛の狩人(2001年 BBBレコード)
- AYAKA10(2003年9月3日 BBBレコード)
- AYAKA基金(筋ジストロフィー治療のための基金)10周年記念アルバム
- 不老不死な物語(2009年8月24日 BBBレコード)
- デビュー30周年記念アルバム
- 大阪で生まれた歌(2015年9月16日 アイビーレコード)
- BOROによる大阪トリビュート・アルバム。大阪を舞台にした名曲の数々にBOROが新たな命を吹き込んだ渾身の一枚。大阪ゆかりのゲストも多数参加。
- BORO BEST&BEST(1980年11月25日 ポリドール・カメリア・レコード)
- 「COMING SOON」「RUNNING」からのカメリアレコード時代のベストアルバム
- A LITTLE BEST SONGS(1983年3月21日 ビクター・インビテーション)
- 「罪」「愛」からのビクター・インビテーション時代のベストアルバム。ネグレスコ・ホテル収録
- LOVE & TEARS-BORO BEST SELECTION(1988年10月25日 徳間ジャパン)
- カバー曲とオリジナル曲のコラボレーション
- LOVE & TEARS-BEST4-(1989年1月25日 徳間ジャパン)
- LOVE & TEARS-BORO BEST SELECTIONの中から4曲をチョイス。
- BORO BEST COLLECTION(1993年11月25日 徳間ジャパン)
- 1988年~1992年までの徳間ジャパン時代のベストアルバム
- BORO 20/20 1979-1999 BEST SELECTION(1999年7月1日 ポリスターレコード)
- デビュー20周年記念アルバムBORO20年の集大成 未発表曲も収録
- BORO ゴールデン☆ベスト-Early Days-(2004年6月2日 ユニバーサルレコード)
- カメリア時代のアルバムとシングルで選曲されたベストアルバム
- BORO ゴールデン☆ベスト-反省なき反逆-(2005年1月26日 徳間ジャパン)
- 徳間ジャパン時代のシングル収録曲を中心としたベストアルバム 大阪で生まれた女18収録
- BORO ベスト10(2005年11月9日 ユニバーサルレコード)
- カメリア時代の曲10曲をセレクトしたアルバム
- BORO 30TH ANNIVERSARY BEST ALBUM(2010年3月10日 ユニバーサルレコード)
- CD化されていない楽曲を含む2枚組30曲の豪華版30周年記念ベストアルバム
音楽配信[Onpu Music]
BOROオリジナル
- ブリキの微笑み(アルバム『愛の狩人』より)
- いくつものハードルを(アルバム『I LOVE YOU★S★A』より)
- 最後のメロディー (アルバム『I LOVE YOU★S★A』より)
- ランナーの靴音(アルバム『なんぼ Nanbo-Life,Love&Faith』より)
- 愛の狩人(アルバム『愛の狩人』より)
BORO弾き語り
- 小さな拳銃(映画『浅草堂酔夢譚』主題歌)
- B級映画(弾き語り・書き下ろし)
- 師子(ライオン)は見ていた (弾き語り・書き下ろし)
- がんばる象の背中に乗って(Facebookグループ『前向き言葉推進委員会』テーマ曲)
- 天国に行けば何が見えるの?(弾き語り・書き下ろし)
- 登場人物(弾き語り・書き下ろし)
- Hey Lucianne(ヘイ・ルシアン)(ギタリスト大森隆志氏とのコラボ)
- 近松浄瑠璃名調子(弾き語り・書き下ろし)
- 先生の手紙(「無冠の友」応援歌 弾き語り・書き下ろし)
- 不思議な恋(弾き語り・書き下ろし)
書籍
- 「プロペラのない飛行機~BOROの自叙伝~」
楽曲提供
- 沢田研二「やさしく愛して」「KNOCK TURN」「捨てぜりふ」
- 松田優作「天国は遠くの街」
- 根津甚八「GINKA」
- 近藤真彦「うそのない言葉」「好き」「勝利者のほほえみ」他
- 梓みちよ「モスクワの子猫ちゃん」「地図にない停車場」
- 森進一「セピアの雨」
- 八代亜紀「悲しみの法則」
- 小沢亜貴子「私と太陽」
- オール巨人「あんじょうやりや」
音楽担当
出演
舞台
- ロッキー・ホラー・ショー(1987年4月11日 - 5月31日、サンシャイン劇場ほか) - ブラッド 役
- 母子泥棒(おやこどろぼう)(1992年4月 道頓堀 中座 ほか) - 正夫 役 ミヤコ蝶々:作・演出・主演