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「さんふらわあ ふらの」の版間の差分

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== 船内 ==
== 船内 ==
商船三井客船「[[にっぽん丸]]」の2009年大改装のインテリアを手がけた渡辺友之がインテリアデザインを監修<ref name="tanofuna/>。プライバシーをより重視した客室構成とされ、個室数が約2割増加し定員の約半分が個室となったほか、コンフォートとして階段式のカプセル寝台が導入され、大部屋の仕切りにはカーテンも設置された。スイートとプレミアムへの専用バルコニーの設置、スーペリアへのシャワー・トイレの設置など客室設備の充実も図られている。船内はバリアフリー対応となっており、エレベーター設備が強化され、バリアフリー対応客室が設けられた<ref name="mol-pr_20161021">{{cite press release
商船三井客船「[[にっぽん丸]]」の2009年大改装のインテリアを手がけた渡辺友之がインテリアデザインを監修<ref name="tanofuna" />。プライバシーをより重視した客室構成とされ、個室数が約2割増加し定員の約半分が個室となったほか、コンフォートとして階段式のカプセル寝台が導入され、大部屋の仕切りにはカーテンも設置された。スイートとプレミアムへの専用バルコニーの設置、スーペリアへのシャワー・トイレの設置など客室設備の充実も図られている。船内はバリアフリー対応となっており、エレベーター設備が強化され、バリアフリー対応客室が設けられた<ref name="mol-pr_20161021">{{cite press release
| title = 新造船就航予定のお知らせ
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| publisher = 商船三井フェリー
| publisher = 商船三井フェリー

2017年9月29日 (金) 00:08時点における版

さんふらわあ ふらの
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 商船三井フェリー
運用者 商船三井フェリー
建造所 JMU横浜事業所磯子工場
母港 大洗港
姉妹船 さんふらわあ さっぽろ(3代)
信号符字 7JYL
IMO番号 9761542
MMSI番号 431009293
経歴
発注 2014年10月17日
進水 2016年
竣工 2017年4月27日[1]
就航 2017年5月13日[2]
現況 就航中
要目
総トン数 13,816 トン[1]
全長 199.70 m
27.20 m
機関方式 ディーゼル
航海速力 24ノット
旅客定員 620名
乗組員 46名
車両搭載数 大型トラック160台、乗用車113台
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さんふらわあ ふらのは、商船三井フェリーが運航するフェリー。本項目では、2017年5月13日就航の2代目を取り扱う。

概要

さんふらわあ ふらの (初代)の代船としてジャパン マリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で建造[3]。商船三井フェリーとして初の新造船となる。

2016年7月6日に船体のみの状態で建造ドックから引き出され、修理ドックへ移動した後、相生事業所で製作された上部構造物が搭載された。

2017年5月13日大洗発から運航を開始。

就航航路

前船と同様に夕方便に就航する。

設計

推進器には、CRP推進システムが採用され、各種付加物の装備、船型の最適化と合わせて、優れた低燃費性能を有する。また、推進システムは、運航状況に応じて駆動源を主機と電動機から選択可能なハイブリッド推進システムを国内のフェリーで初めて採用しており、巡航時の推進効率と出入港時の操船性能を両立させている[4]。また、高速化に伴い大洗港の出港時刻を遅らせることで集荷範囲の拡大も見込まれている[5]

船体規模は前船とほぼ同程度ながら、車両搭載能力が強化された。ランプウェイは右舷の船首尾と船尾中央の3箇所に設けられている。

2015年7月の「さんふらわあ だいせつ」火災を受け、早期の火災察知が出来るよう常時監視カメラを車両甲板やエンジンルームに約40台設置したほか、防火服の耐熱強化・軽量化やホースも2か所同時放水可能とする防火設備の強化も図られた[6]

船内

商船三井客船「にっぽん丸」の2009年大改装のインテリアを手がけた渡辺友之がインテリアデザインを監修[7]。プライバシーをより重視した客室構成とされ、個室数が約2割増加し定員の約半分が個室となったほか、コンフォートとして階段式のカプセル寝台が導入され、大部屋の仕切りにはカーテンも設置された。スイートとプレミアムへの専用バルコニーの設置、スーペリアへのシャワー・トイレの設置など客室設備の充実も図られている。船内はバリアフリー対応となっており、エレベーター設備が強化され、バリアフリー対応客室が設けられた[2][5]

また、エンターテイメントシステム「SSQ(Sunflower Smart Quest)」では船内のタッチパネル型デジタルサイネージで船内図・寄港地案内・天気情報・船内イベント情報などを閲覧可能となっており、これに加え船内無線LANでタッチパネルの内容に加え映画チャンネルを配信し乗客手持ちのスマートフォン等で視聴可能となっている[7]

船室
船室タイプの一覧
クラス 部屋数 定員 設備
スイート 2-3名×1室 3名 専用バルコニー、バス、トイレ、テレビ
プレミアム 2-3名×20室 60名 専用バルコニー、バス、トイレ、テレビ、バリアフリータイプ1室(専用バルコニーなし)
スーペリア 2-3名×50室
4名×18室
222名 シャワー、トイレ、テレビ
スーペリア ウィズペット 2-4名×5室 8名 シャワー、トイレ、テレビ、ドックラン
コンフォート 32名×5室
20名×1室
180名 テレビ付きカプセル寝台、テレビ、荷物スペース
ツーリスト 25名×1室
11名×2室
47名 仕切りカーテン、荷物棚
ドライバールーム 1名×70室 70名 テレビ、机、椅子
7階
  • 展望デッキ
  • スイート(1室)
  • プレミアム(通常洋室×19室・バリアフリー洋室×1室)
6階
  • 展望デッキ
  • レストラン
  • ゲームコーナー
  • ドライバー食堂
  • スーペリア(和室13室・洋室34室)
  • スーペリア ウィズペット(2名×3室)
5階
  • 案内所
  • ショップ
  • プロムナード(5・6階吹き抜け)
  • 展望浴室
  • 展望デッキ
  • ドッグラン
  • 婦人パウダールーム
  • キッズランド
  • スーペリア(和洋室18室)
  • スーペリアウィズペット(4名×2室)
  • コンフォート(32名×5室・20名×1室)
  • ツーリスト(25名×1室・11名×2室)
  • ドライバーズルーム(1名×70室)
  • ドライバー浴室
  • ドライバー娯楽室

脚注

  1. ^ a b "新造フェリー第1船が竣工" (PDF) (Press release). 商船三井フェリー株式会社. 27 April 2017. 2017年5月2日閲覧
  2. ^ a b "新造船就航予定のお知らせ" (PDF) (Press release). 商船三井フェリー. 21 October 2016. 2016年10月23日閲覧
  3. ^ "フェリー代替建造のお知らせ" (Press release). 商船三井フェリー株式会社. 17 October 2014. 2014年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月10日閲覧
  4. ^ "高効率ハイブリッドCRP推進システムを搭載した大型フェリーの受注" (Press release). ジャパン マリンユナイテッド株式会社. 17 October 2014. 2015年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月10日閲覧
  5. ^ a b 新「さんふらわあ ふらの」お披露目 開放感あるラウンジ、個室も2割増 茨城・大洗-北海道・苫小牧, 産経新聞, (2017-5-11), http://www.sankei.com/economy/news/170511/ecn1705110024-n1.html 2017年5月11日閲覧。 
  6. ^ 新造「ふらの」初入港 苫小牧 消火設備など強化 - 北海道新聞2017年5月15日朝刊
  7. ^ a b にっぽん全国たのしい船旅2017-2018「商船三井フェリー 大洗=苫小牧航路にデビュー! 徹底解剖!さんふらわあ ふらの」 - イカロス出版

外部リンク