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『'''漫画天国'''』(まんがてんごく)は、かつて存在した[[日本の漫画雑誌]]である<ref name="ndl">[[外部リンク|''漫画天国'']]、[[国立国会図書館]]、2012年10月27日閲覧。</ref>。編集・発行[[芸文社]]<ref name="ndl" />。[[1960年]]創刊、[[1985年]]9月誌名変更<ref name="ndl" /><ref name="hokkaido">[http://www.library.pref.hokkaido.jp/web/public/qulnh000000006rv-att/qulnh000000027wq.pdf 雑誌 五十音順]、[[北海道立図書館]]、2012年10月27日閲覧。</ref>、『'''GTコミック'''』(ジーティーコミック)となるも、[[1985年]]8月休刊<ref name="ndl_GTC">[http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000043034-00 GTコミック]、[[国立国会図書館]]、2012年10月27日閲覧。</ref>。[[1964年]]9月には、[[月刊誌]]『'''別冊漫画天国'''』(べっさつまんがてんごく)を創刊している<ref name="hokkaido" />。[[2003年]][[6月7日]]には、[[倉科遼]]プロデュースのもと月刊誌『漫画天国』を新たに創刊、復刊したが同年内に休刊した(第2期)<ref name="OFFI">[http://web.archive.org/web/20070108082026/http://www.geibunsha.co.jp/mokuji/mo_man_t0307.html 漫画天国今月号の目次]、[[芸文社]]、[[インターネットアーカイブ]]、2007年8月1日付キャッシュ、2012年10月27日閲覧。</ref><ref name="OFFI7">[http://web.archive.org/web/20040225103744/http://www.geibunsha.co.jp/mokuji/mo_man_t0401.html 漫画天国今月号の目次 7]、芸文社、インターネット・アーカイブ、2004年2月25日付キャッシュ、2012年10月27日閲覧。</ref>。 |
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== 略歴 == |
== 略歴 == |
2017年9月5日 (火) 02:17時点における版
漫画天国 | |
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ジャンル | 漫画雑誌(漫画・劇画) |
読者対象 | 青年・成人 |
刊行頻度 | 週刊誌 ⇒ 月刊誌 |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
定価 |
200円(1984年、第1期)[1] 330円(2003年、第2期) |
出版社 | 芸文社 |
刊行期間 | 1960年8月(第1巻第1号) - 1985年8月(第26巻第8号) |
特記事項 |
GTコミック 1985年9月(第26巻第9号) - 1986年5月(第27巻第5号) 漫画天国(第2期) 2003年6月7日 - 同年12月6日 |
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『漫画天国』(まんがてんごく)は、かつて存在した日本の漫画雑誌である[2]。編集・発行芸文社[2]。1960年創刊、1985年9月誌名変更[2][3]、『GTコミック』(ジーティーコミック)となるも、1985年8月休刊[4]。1964年9月には、月刊誌『別冊漫画天国』(べっさつまんがてんごく)を創刊している[3]。2003年6月7日には、倉科遼プロデュースのもと月刊誌『漫画天国』を新たに創刊、復刊したが同年内に休刊した(第2期)[5][6]。
略歴
- 1960年(昭和35年) - 8月、 週刊誌として創刊する(第1巻第1号)[2][3][7]。時期は不明であるがのちに月刊化した[2]。
- 1964年(昭和39年) - 9月、 月刊誌『別冊漫画天国』を創刊する[3]。
- 1985年(昭和60年) - 8月、第26巻第8号通巻592号をもって『漫画天国』を終了[2]、同年9月から『GTコミック』と誌名を変更、同月号を「第26巻第9号」とする[4]。
- 1986年(昭和61年) - 5月、第27巻第5号をもって休刊する[4]。
- 2003年(平成15年) - 6月7日、倉科遼プロデュースのもと月刊誌『漫画天国』を新たに創刊、7月号を発行する(第2期)[5]も、同年12月6日発売の第7号(1月号)をもって休刊した[6]。
概要
双葉社が同時期に創刊した『漫画ストーリー』(1962年 - 1974年、のちの『週刊パワァコミック』)とともに、漫画専門誌というよりも、漫画を柱としてヌードグラビアや記事を掲載した雑誌であり、「低俗週刊誌」と呼ばれ、1980年代以降の成人向け漫画、エロ漫画雑誌(成人向け漫画雑誌)に影響を与えたとされる[8]。
笠間しろうらが本誌の連載でデビューしている。
おもな掲載作品
漫画天国増刊
第1期において、作家の傑作集を『漫画天国増刊』として随時発行した。下記はおもな増刊号である。
- 凡天太郎傑作集『猪の鹿お蝶』、凡天太郎、1970年発行
- 都島京弥傑作集『傷だらけの野獣』、都島京弥、1970年4月15日発行
- 月宮美兎・北竜一郎傑作選『餓狼伝謀殺の刻限・女体風の狼藉』、月宮美兎・北竜一郎、1970年7月10日発行
- 『戦国烈士伝』、左馬一平、1970年8月10日発行
- 木村仁傑作集『カサノバ情史』、木村仁、1970年9月30日発行
- 『長編劇画カスタム 北竜一郎書下ろし剣豪特集』、北竜一郎、1970年10月30日発行
- 月宮美兎傑作集『鬼哭の斬法』、月宮美兎、1971年1月25日発行
- 『猿の惑星』、黒田みのる、1971年6月7日発行
- 『凶状仁義』、いばら美喜、1971年7月20日発行
- 『新・千一夜物語』、木村仁、1971年9月17日発行
- 『堕靡泥の星誘拐密戯編』、佐藤まさあき、1977年9月23日発行
- 『雪子恋情』、山崎亨、1977年11月18日発行
- 『バージン戦争吉原編』、辰巳ヨシヒロ、1978年発行
第2期
2003年(平成15年)6月7日、倉科遼プロデュースのもと新創刊した月刊誌『漫画天国』の掲載作品は下記の通り[5][6]。
- 漫画
- 『木枯し紋次郎』、原作笹沢左保、脚色滝上峻、画池辺かつみ、第1号 - 第7号連載
- 『姫トラお竜』、原案鈴木則文、脚色大場けいじ、画杉浦要之助、第1号 - 第7号連載
- 『真夜中の熱帯魚』、作倉科遼、画東克美、第1号 - 第7号連載
- 『ヒポクラテスの弟子』、作東史朗、画藤みき生、第1号 - 第7号連載
- 『夜叉』、作倉科遼、画和気一作、第1号 - 第2号連載
- 『止まり木ブルース』、原作塩崎利雄、脚色兜司郎、画ももなり高、第1号 - 第4号連載
- 『春売人』、作火野俊平、画上端たに、第1号 - 第6号連載
- 『女狩り』、作倉科遼、画佐多みさき、第1号・第6号
- 『浅草ラスベガス』、画宮田やすひろ、原作飛鳥いずみ、第1号 - 第6号連載
- 『薔薇の雫』、作南條司、画榊まさる、第1号
- 『黄昏酒場』、作倉科遼、画岩田和久、第2号 - 第3号連載
- 『花いじり』、作南條司、画毛利きみはる、第2号
- 『示談屋 The Negotiator』、作倉科遼、画左近土諒、第3号
- 『人妻狩り』、作・画大木太、第3号
- 『冒険児』、作天間ハジメ、画桂田健治、第4号 - 第7号連載
- 『夜の手配師』、作倉科遼、画岩田和久、原案武内晃一、第4号 - 第7号連載
- 『虎と蝶』、作倉科遼、画河承男、第4号
- 『1万円温泉ひとり旅』、作・画ほうりゅうりき、第6号 - 第7号連載
- 『悪女の微笑み』、作・画下条よしあき、第6号
- 『美乳の悪戯』、作・画大木太、第7号
- 『さわってほしい』、作・画ほんだあきと、第7号
- 『赤い口紅』、作・画毛利きみはる、第7号
- グラビア
- 尾上綾、第3号
脚注
- ^ 日本雑誌総覧1984、p.89.
- ^ a b c d e f 漫画天国、国立国会図書館、2012年10月27日閲覧。
- ^ a b c d 雑誌 五十音順、北海道立図書館、2012年10月27日閲覧。
- ^ a b c GTコミック、国立国会図書館、2012年10月27日閲覧。
- ^ a b c 漫画天国今月号の目次、芸文社、インターネットアーカイブ、2007年8月1日付キャッシュ、2012年10月27日閲覧。
- ^ a b c 漫画天国今月号の目次 7、芸文社、インターネット・アーカイブ、2004年2月25日付キャッシュ、2012年10月27日閲覧。
- ^ 須山、p.204.
- ^ 夏目・竹内、p.49.
参考文献
- 『日本漫画100年 - 西洋ポンチからSFまで』、須山計一、芳賀書店、1968年
- 『日本雑誌総覧1984』、出版ニュース社、1984年
- 『出版業界最底辺日記 - エロ漫画編集者「嫌われ者の記」』、塩山芳明・編集南陀楼綾繁、ちくま文庫、筑摩書房、2006年7月 ISBN 4480422358
- 『マンガ学入門』、夏目房之介・竹内オサム、ミネルヴァ書房、2009年4月 ISBN 462305330X