「湯西川ダム」の版間の差分
MomijiRoBot (会話 | 投稿記録) m Bot: m³ → m<sup>3</sup>,m³ → [[立方メートル|m<sup>3</sup>]] ,Replaced HTML named entities to the equivalent character/string∵Check Wikipedia #11 |
|||
85行目: | 85行目: | ||
| 着工年=? |
| 着工年=? |
||
| 竣工年=1960年 |
| 竣工年=1960年 |
||
| 出典=<ref>電気事業者・発電所名(認可出力)は「[https://web.archive.org/web/20051028192544/http://www.pref.tochigi.jp/kigyocho/denki/yunisikawa/index.htm 湯西川発電所]」([[インターネット |
| 出典=<ref>電気事業者・発電所名(認可出力)は「[https://web.archive.org/web/20051028192544/http://www.pref.tochigi.jp/kigyocho/denki/yunisikawa/index.htm 湯西川発電所]」([[インターネットアーカイブ]])より、その他は「[http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/SAll.cgi?db3=003 ダム便覧]」による(2014年4月29日閲覧)。所在地については現在の自治体名に修正した。座標は「[http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/index.html#zoom=15&lat=36.96306&lon=139.62111&layers=BTTT 地理院地図(電子国土Web)]」にて得た(参考値)。</ref> |
||
| 備考= |
| 備考= |
||
}} |
}} |
2017年9月4日 (月) 20:46時点における版
湯西川ダム | |
---|---|
左岸所在地 | 栃木県日光市西川地先 |
位置 | |
河川 | 利根川水系湯西川 |
ダム湖 | 湯西川湖 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 119 m |
堤頂長 | 320 m |
堤体積 | 1,060,000 m3 |
流域面積 | 102 km2 |
湛水面積 | 198 ha |
総貯水容量 | 75,000,000 m3 |
有効貯水容量 | 72,000,000 m3 |
利用目的 |
洪水調節・不特定利水 かんがい・上水道・工業用水道 |
事業主体 | 国土交通省関東地方整備局 |
施工業者 | 鹿島建設・清水建設 |
着手年 / 竣工年 | 1982年 / 2012年 |
出典 | [1] |
湯西川ダム(ゆにしがわダム)は栃木県日光市湯西川温泉地区、一級河川・利根川水系湯西川に建設されたダムである。
概要
国土交通省関東地方整備局が管理する特定多目的ダムで、鬼怒川や利根川下流域の治水と利水のために建設された鬼怒川上流ダム群の一つである。堤高119.0mの重力式コンクリートダムで、鬼怒川上流ダム群の中では最も新しいダムである。
湯西川ダムは特定リフトにおいて効率化を進めた巡航RCD工法を採用しており、堤体コンクリート体積約100万m3に対して、実打設期間19ヶ月という短期間での施工を実現した。
沿革
この節の加筆が望まれています。 |
鬼怒川流域の河川開発は、1947年(昭和22年)のカスリーン台風により甚大な被害を受けた利根川流域の総合的な治水対策の一環として、1929年(昭和4年)の五十里ダム事業着手に始まり、1956年(昭和31年)に五十里ダムが完成した後、1966年(昭和41年)に完成した川俣ダム、1970年(昭和45年)に完成した川治ダムに続いて、2012年3月に鬼怒川上流ダム群の4番目のダムとして完成した。
目的
- 治水
- 湯西川ダムの洪水調節計画は、ダムサイトにおける計画高水流量850m3/sを、治水容量3,000万m3を利用して810m3/sの洪水調節を行い、40m3/sに低減して放流する。これにより、鬼怒川の基準地点栃木県宇都宮市石井における基本高水流量8,800m3/sを、五十里ダム、川俣ダム、川治ダムの鬼怒川上流ダム群によって、3,400m3/sを調節し、5,400m3/sへとしている。
- 利水
- 栃木県田川沿岸の約2,000haの地域に対し、かんがい用水が不足しているときに補給を行う。また、宇都宮市、茨城県、千葉県の都市用水(上水道、工業用水)へ、2.218m3/sの補給を行う。上流ダム群と相まって利根川沿川の既得用水の補給を行い、流水の正常な機能の維持を目的とする。
観光
4月中旬から12月上旬まで、水陸両用バスによるダム湖クルーズと、ダムの見学を行うツアー(ダックツアー)が運行されている。道の駅湯西川(所要時間約80分)および温泉施設である水の郷(所要時間約95分)から乗車できる。
また、道の駅湯西川の食堂では、湯西川ダムカレー(大盛り・900円)、川治ダムカレー(普通盛り・750円)を食べることができ、その際、道の駅版のダムカードをもらうことができる。
-
湯西川湖
-
湯西川ダム管理支所
-
天端から湯西川下流を見下ろす
-
湖畔の一ツ石ポケットパーク
-
水陸両用バス
(道の駅湯西川)
湯西川発電所
湯西川ダム | |
---|---|
所在地 | 栃木県日光市湯西川字強検 |
位置 | |
河川 | 利根川水系湯西川 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 12.5 m |
堤頂長 | 52.5 m |
事業主体 | 栃木県企業局 |
電気事業者 | 栃木県企業局 |
発電所名 (認可出力) | 湯西川発電所 (3,400kW) |
着手年 / 竣工年 | ? / 1960年 |
出典 | [4] |
かつて存在した湯西川発電所について触れる。
湯西川発電所は、栃木県企業局が鬼怒川水系の水資源を活用する目的で開発したもので[5]、1958年(昭和33年)11月に川治第三湯西川発電所建設事務所を設置し、1959年(昭和34年)10月に着工、1960年(昭和35年)12月に営業運転を開始、2006年(平成18年)10月に廃止した[6]。発電用水は湯西川のほか長沢・竹沢・赤下沢の渓流から4.5立方メートル毎秒を取水し、最大3,400キロワットの電力を発生したのち、五十里ダムへ放流した[5]。湯西川に建設された(旧)湯西川ダムは仲内ダムとも呼ばれ[7]、湯西川発電所の廃止および(現)湯西川ダムの新設に合わせ、湯西川ダムの貯砂ダムおよび清水バイパスとして改造された[8]。
-
湯西川発電所跡
(湯西川ダム直下) -
仲内ダム(改造後)
脚注
- ^ ダム湖名は「湯西川ダムのダム湖名が決まりました。」より、その他は「ダム便覧」による(2014年4月28日閲覧)。
- ^ 鬼怒川ダム統合管理事務所「湯西川ダムのダム湖名が決まりました。」(湯西川ダム湖名)2012年10月10日付、2014年4月28日閲覧。
- ^ 鬼怒川ダム統合管理事務所「湯西川ダムの運用開始について」(本文資料)2012年11月28日付、2014年4月28日閲覧。
- ^ 電気事業者・発電所名(認可出力)は「湯西川発電所」(インターネットアーカイブ)より、その他は「ダム便覧」による(2014年4月29日閲覧)。所在地については現在の自治体名に修正した。座標は「地理院地図(電子国土Web)」にて得た(参考値)。
- ^ a b 栃木県「湯西川発電所」(インターネット・アーカイブ)より(2014年4月29日閲覧)。
- ^ 栃木県「公営電気事業」より(2014年4月29日閲覧)。
- ^ 「ダム便覧 湯西川ダム」より(2014年4月29日閲覧)。
- ^ 湯西川ダム工事事務所「平成21年度事業概要」より(2014年4月29日閲覧)。