「築地銀だこ」の版間の差分
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[[1997年]](平成9年)、[[佐瀬守男]]が、[[群馬県]][[新田郡]][[笠懸町]](現:[[みどり市]])の[[総合スーパー]]・[[ユニー#店舗ブランド|アピタ]]笠懸店(2017年2月閉店)のテナントとして「築地銀だこ」を創業。製造工程をガラス張りのオープンキッチンにした「実演販売に適した店舗」、冷凍[[タコ]]を使用せず冷蔵タコを使用した新鮮な食材と、[[トッピング]]具材のこだわりなどで繁盛した。[[1998年]](平成10年)には、[[東京都]][[中野区]]の[[中野サンモール商店街]]に路面店をオープン。[[マスメディア|マスコミ]]にも大々的に取り上げられる程の爆発的ブームとなり、他の[[ショッピングセンター]]や[[スーパーマーケット|スーパー]]からの出店要請が相次ぎ、直営・[[フランチャイズ]]形式として日本各地に出店し、急成長を遂げる。 |
[[1997年]](平成9年)、[[佐瀬守男]]が、[[群馬県]][[新田郡]][[笠懸町]](現:[[みどり市]])の[[総合スーパー]]・[[ユニー#店舗ブランド|アピタ]]笠懸店(2017年2月閉店)のテナントとして「築地銀だこ」を創業。製造工程をガラス張りのオープンキッチンにした「実演販売に適した店舗」、冷凍[[タコ]]を使用せず冷蔵タコを使用した新鮮な食材と、[[トッピング]]具材のこだわりなどで繁盛した。[[1998年]](平成10年)には、[[東京都]][[中野区]]の[[中野サンモール商店街]]に路面店をオープン。[[マスメディア|マスコミ]]にも大々的に取り上げられる程の爆発的ブームとなり、他の[[ショッピングセンター]]や[[スーパーマーケット|スーパー]]からの出店要請が相次ぎ、直営・[[フランチャイズ]]形式として日本各地に出店し、急成長を遂げる。 |
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そして、自社工場で、素材加工・[[ソース (調味料)|ソース]]・[[マヨネーズ]]などを自社一貫体制の製造を行い、高品質のタコを安定供給するために、タコの調達会社を設立して世界各国から仕入れるなど<ref name="shiru">2010年1月13日放送『シルシルミシル』[https://web.archive.org/web/20111018094844/http://www.tv-asahi.co.jp/shirushiru/contents/bk/0068/ テーマ1 / 築地銀だこ](2011年10月18日時点の[[インターネット |
そして、自社工場で、素材加工・[[ソース (調味料)|ソース]]・[[マヨネーズ]]などを自社一貫体制の製造を行い、高品質のタコを安定供給するために、タコの調達会社を設立して世界各国から仕入れるなど<ref name="shiru">2010年1月13日放送『シルシルミシル』[https://web.archive.org/web/20111018094844/http://www.tv-asahi.co.jp/shirushiru/contents/bk/0068/ テーマ1 / 築地銀だこ](2011年10月18日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>、たこ焼きチェーン店としての味の均一化を保ちつつ、「皮はパリッ・中はトロッ・タコはプリッ」の作りたて実演販売に特化したチェーン店として成長した。[[2008年]](平成20年)11月時点で、日本国内に直営・フランチャイズを含めて307店舗、日本国外では、[[香港]]、[[上海]]、[[台湾]]、[[タイ王国|タイ]]、[[シンガポール]]に店舗を展開している。 |
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[[2011年]](平成23年)12月5日、本社を群馬県[[桐生市]]から[[宮城県]][[石巻市]]に移転<ref name="nikkei">[http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819696E2E7E298E28DE2E7E3E0E0E2E3E38698E0E2E2E2 「築地銀だこ」石巻に本社移転]</ref>。これは[[東日本大震災]]で被災した地域への継続的な支援を推進するための「被災地支援1000日プロジェクト」の一環による。旧本社所在地には工場や物流機能を残す。 |
[[2011年]](平成23年)12月5日、本社を群馬県[[桐生市]]から[[宮城県]][[石巻市]]に移転<ref name="nikkei">[http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819696E2E7E298E28DE2E7E3E0E0E2E3E38698E0E2E2E2 「築地銀だこ」石巻に本社移転]</ref>。これは[[東日本大震災]]で被災した地域への継続的な支援を推進するための「被災地支援1000日プロジェクト」の一環による。旧本社所在地には工場や物流機能を残す。 |
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=== 店名の由来 === |
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[[2007年]](平成19年)[[2月11日]]放送分『[[がっちりマンデー!!]]』([[TBSテレビ|TBS]]) において、社長は、「魚河岸の活気」、「新鮮な素材を使っている」という意味を込めて「[[築地]]」を名乗り、「銀だこ」の「銀」は「[[銀座]]」が由来で「銀座に店を出すという夢を込めて」付けたと説明した<ref>[https://web.archive.org/web/20070212055016/http://www.tbs.co.jp/gacchiri/oa20070211-mo1.html 店は小、儲けは大!「つぼ」ビジネス](2007年2月12日時点の[[インターネット |
[[2007年]](平成19年)[[2月11日]]放送分『[[がっちりマンデー!!]]』([[TBSテレビ|TBS]]) において、社長は、「魚河岸の活気」、「新鮮な素材を使っている」という意味を込めて「[[築地]]」を名乗り、「銀だこ」の「銀」は「[[銀座]]」が由来で「銀座に店を出すという夢を込めて」付けたと説明した<ref>[https://web.archive.org/web/20070212055016/http://www.tbs.co.jp/gacchiri/oa20070211-mo1.html 店は小、儲けは大!「つぼ」ビジネス](2007年2月12日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]) - がっちりマンデー!! (TBS) 2007年2月11日放送分</ref>。銀座への出店は、{{要出典|範囲=[[1999年]](平成11年)9月|date=2013年12月}}に達成している<ref>{{Cite web|url=http://web.archive.org/web/20070429234712/http://www.gindaco.com/contents/top/20070410.html |title=TOPICS 銀座本店リニューアルオープン!! 〜10周年を迎えて新たな出発を〜 |publisher='''築地銀だこ''' |date=2007-04-10<!-- http://web.archive.org/web/20080118044406/http://www.gindaco.com/contents/top/index.html --> |language=日本語 |accessdate=2013-12-12 }}</ref>。[[2013年]](平成25年)に銀座本店は閉店し、銀座には店舗が存在しない状態となっていたが、2016年(平成28年)12月に「銀座一丁目店」「銀座七丁目花椿通り店」がオープンしている<ref>[https://ginza.keizai.biz/headline/3159/ 銀座に「築地銀だこハイボール酒場」 2店相次ぎオープン]([[みんなの経済新聞ネットワーク|銀座経済新聞]] 2016年12月22日)</ref>。また、築地への出店も[[2002年]](平成14年)前後[[築地場外市場]]において一度達成した後に撤退したが、[[2017年]](平成29年)6月に築地4丁目に「築地本店」をオープンさせている<ref>[https://www.gindaco.com/img/news/399/news.pdf 築地銀だこが、新たに『本店』を 築地にオープン!](ホットランドNEWS RELEASE 2017年6月5日)</ref>。 |
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それ以外に「築地」を名乗った理由として、 |
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* 佐瀬自身、毎日のように築地に行っていたことから<ref>{{PDFlink|[https://web.archive.org/web/20070330134243/http://www.hitachi-hri.com/opinion/01report/02organ/pdf/hs01_02.pdf ゲスト/佐瀬守男]}}(2007年3月30日時点の[[インターネット |
* 佐瀬自身、毎日のように築地に行っていたことから<ref>{{PDFlink|[https://web.archive.org/web/20070330134243/http://www.hitachi-hri.com/opinion/01report/02organ/pdf/hs01_02.pdf ゲスト/佐瀬守男]}}(2007年3月30日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]) [[HANDSHAKING]]より</ref> |
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* 過去、タコの仕入れを築地の業者から行っていたためとも説明している。 |
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** スタンプが20個貯まると6個入りたこ焼きと交換し、銀カードにランクアップ。期限はなし。 |
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* 銀カード |
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** スタンプが12個貯まると6個入りたこ焼きと交換し、3回クリアでゴールドカードにランクアップ。かつては発行日から1年間のみ有効で、期限内にすべて貯まらないとそのカードは以後無効となり、来店時に「赤カード」に格下げされることとなっていたが、[[2009年]](平成21年)になって有効期限が廃止された<ref>[https://web.archive.org/web/20090614092942/http://www.gindaco.com/contents/company/card.html 『銀だこスタンプカード』について](2009年6月14日時点の[[インターネット |
** スタンプが12個貯まると6個入りたこ焼きと交換し、3回クリアでゴールドカードにランクアップ。かつては発行日から1年間のみ有効で、期限内にすべて貯まらないとそのカードは以後無効となり、来店時に「赤カード」に格下げされることとなっていたが、[[2009年]](平成21年)になって有効期限が廃止された<ref>[https://web.archive.org/web/20090614092942/http://www.gindaco.com/contents/company/card.html 『銀だこスタンプカード』について](2009年6月14日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]) 築地銀だこ公式サイト</ref>。既存のカードは次回来店時に有効期限が消去される([[2009年]](平成21年)7月以降に実施されているが、本件についての詳しいリリースは行われていない)。 |
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* ゴールドカード |
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** スタンプが10個貯まると6個入りたこ焼きと交換し、4回クリアでゴールドカード更新。[[2009年]](平成21年)以降、銀カード同様に有効期限はなくなったが、それ以前は発行日から1年間のみ有効で、期限内にすべて貯まらないとそのカードは以後無効となり、来店時に「銀カード」に格下げられることとなっていた。 |
** スタンプが10個貯まると6個入りたこ焼きと交換し、4回クリアでゴールドカード更新。[[2009年]](平成21年)以降、銀カード同様に有効期限はなくなったが、それ以前は発行日から1年間のみ有効で、期限内にすべて貯まらないとそのカードは以後無効となり、来店時に「銀カード」に格下げられることとなっていた。 |
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* [[アーケードゲーム]]『[[たころん|のーコネパズル たころん]]』のゲーム内で築地銀だこのCM風デモが収録され、『たころん』を[[コンシューマーゲーム]]に移植した[[Wii]]用ソフトの『[[たころん|しゃるうぃ〜☆たころん]]』では銀だこのマスコットキャラクターである「たこぼー」などがゲームに登場する。 |
* [[アーケードゲーム]]『[[たころん|のーコネパズル たころん]]』のゲーム内で築地銀だこのCM風デモが収録され、『たころん』を[[コンシューマーゲーム]]に移植した[[Wii]]用ソフトの『[[たころん|しゃるうぃ〜☆たころん]]』では銀だこのマスコットキャラクターである「たこぼー」などがゲームに登場する。 |
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*『[[シルシルミシル]]』([[テレビ朝日]])[[2010年]](平成22年)[[1月13日]]放送分において「銀だこ×シルシルミシルキャンペーン」が告知され、同年1月14日から1月17日まで一部店舗を除き「たこ焼き(8個入り)全品100円引き」で販売するキャンペーンを実施した<ref name="shiru"/>。 |
*『[[シルシルミシル]]』([[テレビ朝日]])[[2010年]](平成22年)[[1月13日]]放送分において「銀だこ×シルシルミシルキャンペーン」が告知され、同年1月14日から1月17日まで一部店舗を除き「たこ焼き(8個入り)全品100円引き」で販売するキャンペーンを実施した<ref name="shiru"/>。 |
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* [[2010年]](平成22年)[[3月7日]]・[[3月14日]]放送分『[[ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!]]』([[日本テレビ放送網|日本テレビ]]、地域により放送日時が異なる)にて「銀だこ東京23区37店舗食べきれば100万円!」の企画が実施され、その記念キャンペーンとして、各地域の放送翌日から同年4月18日まで一部店舗を除きたこ焼き購入者に配布される数量限定クーポン券で「たこ焼き一舟8個どれでも50円引き」を実施した<ref>[https://web.archive.org/web/20100310053841/http://www.gindaco.com/contents/top/20100305_gakituka_campaign.html 日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」放送記念キャンペーンを実施!!](2010年3月10日時点の[[インターネット |
* [[2010年]](平成22年)[[3月7日]]・[[3月14日]]放送分『[[ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!]]』([[日本テレビ放送網|日本テレビ]]、地域により放送日時が異なる)にて「銀だこ東京23区37店舗食べきれば100万円!」の企画が実施され、その記念キャンペーンとして、各地域の放送翌日から同年4月18日まで一部店舗を除きたこ焼き購入者に配布される数量限定クーポン券で「たこ焼き一舟8個どれでも50円引き」を実施した<ref>[https://web.archive.org/web/20100310053841/http://www.gindaco.com/contents/top/20100305_gakituka_campaign.html 日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」放送記念キャンペーンを実施!!](2010年3月10日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]]) 築地銀だこ 2010年3月7日</ref>。 |
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* [[2011年]](平成23年)4月5日放送分の『[[さしこのくせに〜この番組はAKBとは全く関係ありません〜|さしこのくせに]]』(TBS) では[[指原莉乃]]([[AKB48]]、現・[[HKT48]])が築地銀だこの店舗で1日アルバイトをする企画があった。 |
* [[2011年]](平成23年)4月5日放送分の『[[さしこのくせに〜この番組はAKBとは全く関係ありません〜|さしこのくせに]]』(TBS) では[[指原莉乃]]([[AKB48]]、現・[[HKT48]])が築地銀だこの店舗で1日アルバイトをする企画があった。 |
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2017年9月4日 (月) 17:38時点における版
銀座本店 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒104-0041 東京都中央区新富1丁目9-6 新富1丁目ビル4・5F |
設立 |
1991年6月 (1989年創業) |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 6370301002917 |
事業内容 | 「築地銀だこ」、「薄皮たい焼 銀のあん」、「天ぷら専門店 日本橋からり」、「やきとりのほっと屋」の企画開発・店舗経営 |
代表者 | 代表取締役 佐瀬守男 |
資本金 | 16億6,644万円 |
売上高 |
連結309億41百万円 (2015年12月期) |
純資産 |
連結49億35百万円 (2015年12月) |
総資産 |
連結158億54百万円 (2015年12月) |
従業員数 | 単体383名(2015年12月) |
決算期 | 12月 |
外部リンク | http://www.hotland.co.jp/ |
築地銀だこ(つきじぎんだこ)とは、株式会社ホットランド (HotLand corporation) が運営する、たこ焼きを製造・販売するチェーン店である。
会社概要
1997年(平成9年)、佐瀬守男が、群馬県新田郡笠懸町(現:みどり市)の総合スーパー・アピタ笠懸店(2017年2月閉店)のテナントとして「築地銀だこ」を創業。製造工程をガラス張りのオープンキッチンにした「実演販売に適した店舗」、冷凍タコを使用せず冷蔵タコを使用した新鮮な食材と、トッピング具材のこだわりなどで繁盛した。1998年(平成10年)には、東京都中野区の中野サンモール商店街に路面店をオープン。マスコミにも大々的に取り上げられる程の爆発的ブームとなり、他のショッピングセンターやスーパーからの出店要請が相次ぎ、直営・フランチャイズ形式として日本各地に出店し、急成長を遂げる。
そして、自社工場で、素材加工・ソース・マヨネーズなどを自社一貫体制の製造を行い、高品質のタコを安定供給するために、タコの調達会社を設立して世界各国から仕入れるなど[1]、たこ焼きチェーン店としての味の均一化を保ちつつ、「皮はパリッ・中はトロッ・タコはプリッ」の作りたて実演販売に特化したチェーン店として成長した。2008年(平成20年)11月時点で、日本国内に直営・フランチャイズを含めて307店舗、日本国外では、香港、上海、台湾、タイ、シンガポールに店舗を展開している。
2011年(平成23年)12月5日、本社を群馬県桐生市から宮城県石巻市に移転[2]。これは東日本大震災で被災した地域への継続的な支援を推進するための「被災地支援1000日プロジェクト」の一環による。旧本社所在地には工場や物流機能を残す。
2014年(平成26年)1月1日、本社を東京都中央区に移転[3]。「築地銀だこ」のほかに、「薄皮たい焼銀のあん」、「天ぷら専門店日本橋からり」、「やきとりのほっと屋」の企画開発・店舗経営を行う。
2014年(平成26年)1月8日にはコールド・ストーン・クリーマリージャパンの全株式を取得し、完全子会社化した[4]。
でき上がった商品を手渡す際、「おいしく召し上がれますように」と一声かけて渡している。
2014年(平成26年)6月、『ザ・コーヒービーン & ティーリーフ』(The Coffee Bean & Tea Leaf)を日本で展開するため、「株式会社ホットランド」と「イオンモール」の合併会社である「L.A.Style」を設立[5]。 「ザ・コーヒービーン & ティーリーフ南青山店」は、2016年4月にオープンし同年8月末に閉店している。
2016年(平成28年)4月21日、神奈川県藤沢市に「キッシュヨロイヅカ江ノ島店」開業[6]。キッシュヨロイヅカは、「株式会社ホットランド」と鎧塚俊彦が代表取締役を務める「サンセリーテ」との合弁会社である「株式会社1016」によって運営されている[7]。「株式会社1016」への出資額がホットランドのほうが多いため、運営はホットランドによって行われ鎧塚氏は主に商品開発を担当している。
キッシュヨロイヅカは、2016年7月1日に、東武百貨店池袋店に出店、2016年9月16日に、渋谷ヒカリエに出店[8]、2016年10月16日に「ザ・コーヒービーン & ティーリーフ南青山店」の跡地に「キッシュヨロイヅカ」を出店している。店舗によりランチメニュー(カレーライスやハンバーグプレート等)、呑み放題コース、ビアガーデンなどがあり、株式会社ホットランドがキッシュ以外のメニューに関して主導的な立場で商品開発・提供を行っている。
La Quiche produced by Yoroizukaは、2016年10月28日に1号店を新宿アルタ前にオープン[9]。同店は、キッシュヨロイヅカよりも低価格でキッシュを提供する業態で関東を中心に展開し、同年12月5日は「La Quiche」をアトレ大船(神奈川県鎌倉市)にオープンした。その後、2017年2月に町田マルイ店、イオン岡崎南店、3月に佐野プレミアムウアウトレット店をオープン。2017年4月には、キッシュヨロイヅカ江ノ島店(1号店)をLa Quicheに変更した。 La Quicheはキッシュヨロイヅカに比べて、ホットランド主導でメニューやサービス内容が決まっており、鎧塚俊彦氏が店舗に訪れることは極めて少ない。
2016年12月1日、100%子会社である株式会社1016から飲食事業を完全に譲り受ける[10]。株式会社1016は、これまで鎧塚俊彦氏の下「Quiche Yoroizuka(キッシュヨロイヅカ)」とデセールレストラン「TOSHI STYLE(トシスタイル)」を展開していたが、両店ともに今後は鎧塚氏を離れ株式会社ホットランドの運営となる。
店名の由来
2007年(平成19年)2月11日放送分『がっちりマンデー!!』(TBS) において、社長は、「魚河岸の活気」、「新鮮な素材を使っている」という意味を込めて「築地」を名乗り、「銀だこ」の「銀」は「銀座」が由来で「銀座に店を出すという夢を込めて」付けたと説明した[11]。銀座への出店は、1999年(平成11年)9月[要出典]に達成している[12]。2013年(平成25年)に銀座本店は閉店し、銀座には店舗が存在しない状態となっていたが、2016年(平成28年)12月に「銀座一丁目店」「銀座七丁目花椿通り店」がオープンしている[13]。また、築地への出店も2002年(平成14年)前後築地場外市場において一度達成した後に撤退したが、2017年(平成29年)6月に築地4丁目に「築地本店」をオープンさせている[14]。
それ以外に「築地」を名乗った理由として、
- 佐瀬自身、毎日のように築地に行っていたことから[15]
- 過去、タコの仕入れを築地の業者から行っていたためとも説明している。
銀座本店があった頃は銀座、シンボル店が中野という構成になっていた(2017年6月以降は築地本店が本店)。
主力商品
銀だこのたこ焼きは、「外はパリッと、中はトロッと」した食感が特徴となっている[1]。外のパリパリ感は、焼き上げ後にコレステロールゼロの油をかけて揚げることで実現しており、この調理法は創業者で社長の佐瀬守男が北京ダックの作り方からヒントを得て開発した[1]。当初、たこ焼き8個500円で販売していた。
2012年8月1日より、8個より6個に数を減らしたうえで計8種類とし、いずれを選んでも500円としている(材料の高騰を理由とした、実質上の値上げ)。尚、12個入りは1000円、18個入りは1500円となる。原則として8個入り、10個入りの販売は終了。
- たこ焼き - 6個入り
- ねぎだこ - 6個入り
- てりたま - 6個入り
- チーズ明太子 - 6個入り
- 特製カレーソース - 6個入り
- 海老タルタル - 6個入り
- ゆず塩ポン - 6個入り
- ピリ辛五香醤 - 6個入り
各地域の店舗により、たい焼き・焼きそば・お好み焼きなどの商品もある(このうち、たい焼きと焼きそばに関しては別に専門の店が存在する)。 一舟あたりの個数の減少について、同社広報は、食べやすい個数、シェアして食べられる個数で新規顧客を取り込む意図がある、としていた。
2012年10月、たこ焼き8個入り550円で販売を開始。
2014年、消費税率上げ後も税込価格を据え置いて販売。ねぎマヨなどは8個入り620円(税込)。
期間限定メニュー
この節の加筆が望まれています。 |
築地銀だこには年間を通してその時期に合わせた期間限定メニューがある。2011年(平成23年)9月現在では、従来のねぎだこにゆずポン酢、明太マヨネーズのかかった「ゆずねぎ明太」や焼きトウモロコシ風の「もろこしマヨ」が発売されている。
スタンプカード
各種たこ焼き1舟購入者にスタンプカード1枚配布、スタンプ1個を押す。「毎月8のつく日はWスタンプデー」として、8日・18日・28日に購入の利用者にはスタンプ2個のキャンペーンを実施する。スタンプカードは赤カードからスタートする、3種類ランクアップ会員制度になっている。
- 赤カード
- スタンプが20個貯まると6個入りたこ焼きと交換し、銀カードにランクアップ。期限はなし。
- 銀カード
- ゴールドカード
- スタンプが10個貯まると6個入りたこ焼きと交換し、4回クリアでゴールドカード更新。2009年(平成21年)以降、銀カード同様に有効期限はなくなったが、それ以前は発行日から1年間のみ有効で、期限内にすべて貯まらないとそのカードは以後無効となり、来店時に「銀カード」に格下げられることとなっていた。
THE GINDACO
THE GINDACOはホットランドが運営するたこ焼き店舗の業態の一つである。商品や、値段については基本的に「築地銀だこ」と同じであるが、個数については4個と8個の2種類がある。また、NEW TYPE TAKOYAKIというスローガンということもあり、オリジナルメニューも存在する。夜間には、ハイボールを提供するハイボール酒場として営業する店舗もある。
銀だこハイボール酒場
銀だこハイボール酒場(または、ハイボール横丁)は、たこ焼きをつまみにハイボールを飲むというスタイルの居酒屋的銀だこである。ただし、ハイボールを提供するのは夕方17時以降からである。昼間は「築地銀だこ」として営業している。夕方以降も「築地銀だこ」としてのメニューは用意されている。
東日本大震災被災地支援
2011年7月、震災復興支援を目的として、石巻市にトレーラーハウスタイプの商店街「ホット横丁石巻」を開設。同年12月、登記上の本店をこの商店街の隣接地に借りている事務所のある建物に移転し、さらなる継続的な復興支援を展開するためのキャンペーンプロジェクト「被災地支援1000日プロジェクト」を立ち上げる[2]。
同プロジェクトでは石巻市にタコの加工工場の建設計画を進めるほか、工場や店舗の従業員を約100人地元から雇用させ、将来的に事業の拡大を進めていくほか、産学協働の一環として2012年に宮城大学と包括提携を結び、石巻のタコ養殖に向けた事業計画を推進している[3]。登記上の石巻市への社屋移転はこれら被災地の復興と雇用促進を目的としたものだが、これが一段落をついたところで、2014年1月から登記上の本店を東京都中央区に再移転している。
タイアップ
- ジャパンフリトレー株式会社とのタイアップにより、スナック菓子「築地銀だこ」(80g) シリーズを2001年(平成13年)8月より販売開始し2003年(平成15年)1月まで、6種類の「築地銀だこシリーズ」が発売された。
- TBSで放送されていた『オビラジR』と、創業10周年を記念し、たこ焼きの新メニューを共同開発、みたらし味のたこ焼き「みたらじ」が2007年(平成19年)3月18日から日本全国の築地銀だこ店で発売されていた。
- アーケードゲーム『のーコネパズル たころん』のゲーム内で築地銀だこのCM風デモが収録され、『たころん』をコンシューマーゲームに移植したWii用ソフトの『しゃるうぃ〜☆たころん』では銀だこのマスコットキャラクターである「たこぼー」などがゲームに登場する。
- 『シルシルミシル』(テレビ朝日)2010年(平成22年)1月13日放送分において「銀だこ×シルシルミシルキャンペーン」が告知され、同年1月14日から1月17日まで一部店舗を除き「たこ焼き(8個入り)全品100円引き」で販売するキャンペーンを実施した[1]。
- 2010年(平成22年)3月7日・3月14日放送分『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ、地域により放送日時が異なる)にて「銀だこ東京23区37店舗食べきれば100万円!」の企画が実施され、その記念キャンペーンとして、各地域の放送翌日から同年4月18日まで一部店舗を除きたこ焼き購入者に配布される数量限定クーポン券で「たこ焼き一舟8個どれでも50円引き」を実施した[17]。
- 2011年(平成23年)4月5日放送分の『さしこのくせに』(TBS) では指原莉乃(AKB48、現・HKT48)が築地銀だこの店舗で1日アルバイトをする企画があった。
西武ドームでのファン参加型イベント
西武ドームにおいて埼玉西武ライオンズが主催する土日祝日と交流戦の全試合計35試合で、「BIG BALL GAME〜まんまるな幸せ〜」と題したファンイベントを開催している。これは客の中から選ばれた2名がグラウンドで巨大なたこ焼にみたてた大玉を転がしゴールを目指すというもので見事時間内にゴールにたどり着けば球場内にある築地銀だこの店で、たこ焼を買うともれなく、次回から使える「たこ焼100円引きクーポン券」をプレゼントするというもので大型スクリーンにたこ焼玉を転がす様子と残り時間表示が映し出される。
CM
- 2012年8月1日より、ローラをCMキャラクターに採用。
脚注・出典
- ^ a b c d 2010年1月13日放送『シルシルミシル』テーマ1 / 築地銀だこ(2011年10月18日時点のアーカイブ)
- ^ a b 「築地銀だこ」石巻に本社移転
- ^ a b 株式会社ホットランド2013年12月27日付ニュースリリース
- ^ コールド・ストーン・クリーマリージャパン株式会社の取得に関するお知らせ
- ^ コーヒービーン&ティーリーフが日本降臨!銀だこ社長がホレた「老舗カフェ」の実力 2016年9月12日 東洋経済ONLINE
- ^ キッシュヨロイヅカ江ノ島店
- ^ ホットランド/パティシエの鎧塚氏とスイーツの合弁会社を設立 2016年9月13日 流通ニュース
- ^ 渋谷ヒカリエ、ShinQsのフードフロアがリニューアル - 鎧塚俊彦プロデュースのキッシュ専門店など 2016年9月13日 FASHION PRESS
- ^ 「La Quiche(ラ キッシュ)」一号店オープン 2016年10月株式会社ホットランド
- ^ 【M&Aニュース】ホットランド、連結子会社から飲食事業譲受 2016年11月フォースタM&A
- ^ 店は小、儲けは大!「つぼ」ビジネス(2007年2月12日時点のアーカイブ) - がっちりマンデー!! (TBS) 2007年2月11日放送分
- ^ “TOPICS 銀座本店リニューアルオープン!! 〜10周年を迎えて新たな出発を〜”. 築地銀だこ (2007年4月10日). 2013年12月12日閲覧。
- ^ 銀座に「築地銀だこハイボール酒場」 2店相次ぎオープン(銀座経済新聞 2016年12月22日)
- ^ 築地銀だこが、新たに『本店』を 築地にオープン!(ホットランドNEWS RELEASE 2017年6月5日)
- ^ ゲスト/佐瀬守男 (PDF) (2007年3月30日時点のアーカイブ) HANDSHAKINGより
- ^ 『銀だこスタンプカード』について(2009年6月14日時点のアーカイブ) 築地銀だこ公式サイト
- ^ 日本テレビ「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」放送記念キャンペーンを実施!!(2010年3月10日時点のアーカイブ) 築地銀だこ 2010年3月7日