「志摩マリンランド」の版間の差分
Miyuki Meinaka (会話 | 投稿記録) |
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[[2016年]](平成28年)[[3月1日]]、改装工事を終えてリニューアルオープンした<ref name="cn1603"/>。同工事では、クラゲコーナーに[[発光ダイオード]](LED)照明の円柱形の水槽を新設したほか、駐車場の舗装の張り替えや、日本で捕獲された最大級のマンボウとほぼ同じサイズの[[繊維強化プラスチック]](FRP)製のマンボウモニュメントの設置などが行われた<ref name="cn1603"/>。 |
2017年9月4日 (月) 16:55時点における版
志摩マリンランド SHIMA MARINELAND | |
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施設情報 | |
正式名称 | 志摩マリンランド |
愛称 | マリンランド |
専門分野 | 総合 |
事業主体 | 近鉄レジャーサービス株式会社 |
管理運営 | 近鉄レジャーサービス株式会社 |
館長 | 里中知之(2016年現在)[1] |
頭数 | 7,000点(2013年現在)[2] |
種数 | 450種(2013年現在)[2] |
来園者数 | 167,966人(2013年)[3] |
主な飼育動物 | マンボウ[4]・フンボルトペンギン[4] |
開館 | 1970年3月18日 |
所在地 |
〒517-0502 三重県志摩市阿児町神明賢島723-1 |
位置 | 北緯34度18分39.1秒 東経136度49分9.9秒 / 北緯34.310861度 東経136.819417度座標: 北緯34度18分39.1秒 東経136度49分9.9秒 / 北緯34.310861度 東経136.819417度 |
アクセス | 近鉄志摩線賢島駅下車、徒歩2[2] - 3分[4]。 |
公式サイト | 志摩マリンランド |
志摩マリンランド(しまマリンランド)は、三重県志摩市の賢島にある水族館。近鉄グループの一員。「マンボウの泳ぐ水族館」を標榜している[4]。
海女による餌付け実演やペンギンに触れることのできる催しを開催している[2]。
施設
最新情報は公式サイトをご確認ください。 |
施設は水族館本館と、古代水族館があり、シーラカンスなどの古代魚の化石をはじめ、カブトガニやオウムガイなどの生きている化石も展示しており、化石に触れることもできる。館内での展示・飼育以外にも、ともやま公園で磯観察会を開催するなど、館外活動も行っている[5]。
沿革
近鉄グループにおける志摩観光の拠点の一つで、1970年3月に開館。親会社である近畿日本鉄道が同年、大阪万博の開催に合わせて大阪難波-賢島間の直通運転を開始するにあたり観光客誘致のために、また近鉄が創業60周年を迎えることから、その記念事業の一つとして志摩線終点の賢島に設置した。
貴重な生物の飼育にも積極的である。例えば、ホシエイ飼育の世界記録(28年16日=10,243日)を保持している[9]。また、今上天皇・皇后をはじめ皇族が来館したこともある。
周辺海域でマンボウの水揚げが多いことから、1981年(昭和56年)よりマンボウの飼育を開始した[8]。
2009年(平成21年)11月、志摩マリンランドで飼育されているフンボルトペンギンの「志摩ちゃん」が賢島駅の特別駅長に就任した[10]。2013年(平成25年)には背びれ下の背中に「寿」の旧字体「壽」とも読める模様があるカンパチが入館者に発見され、探偵!ナイトスクープで放送された[11]。このカンパチは2014年(平成26年)6月3日に死亡した[9]。
2016年(平成28年)3月1日、改装工事を終えてリニューアルオープンした[1]。同工事では、クラゲコーナーに発光ダイオード(LED)照明の円柱形の水槽を新設したほか、駐車場の舗装の張り替えや、日本で捕獲された最大級のマンボウとほぼ同じサイズの繊維強化プラスチック(FRP)製のマンボウモニュメントの設置などが行われた[1]。
主な飼育生物
- マンボウ[4] - 2016年4月現在、幅10m×奥行き10m×高さ2.5mの水槽で5匹を飼育する[8]。
- ペンギン[2] - キングペンギン、フンボルトペンギン、マゼランペンギン、ケープペンギン、イワトビペンギンの5種を飼育する[2]。ふれあい体験ができる[4]。
- オウムガイ
- カブトガニ
- クリオネ[2]
- シマアジ[2]
- トラザメ[2]
- ネコギギ[2]
- ピラルク[9]
- ブリ[2]
賢島神社
2011年(平成23年)9月に[12]、賢島(かしこじま)の地名にちなみ、賢島神社(かしこいしまじんじゃ)がマリンランド内に設置された[13]。同社は職員が手作りした木製社殿の中に450Lの水槽を置き[14]、「学力が上向きになるように」との意味合いを込め、頭を上にして泳ぐ[14]アオギハゼ50匹とオオウミウマ(タツノオトシゴ類)10匹[12]を「神体」として祀っている[13]。学力向上や合格祈願、運気上昇などに利益があるとされる[13]。祭神は八意思兼神で水神も合わせて祀る[12]。参拝者が投じた賽銭は日本動物園水族館協会の野生動物保護基金に寄託される[12]。
2014年12月22日には、学業成就を祈願する神事が行われ、地元の神明神社の宮司が祝詞を奏上し、職員が玉串を奉納した[12]。
交通アクセス
周辺施設
など近鉄グループの観光施設が多い。
脚注
- ^ a b c “巨大マンボウ現る 志摩マリンランドがリニューアルオープン”. 中日新聞 (2016年3月2日). 2016年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p ぴあ株式会社(2013):71ページ
- ^ “志摩市観光振興計画(案)”. 志摩市 (2015年2月). 2016年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 辰巳出版(2012):104ページ
- ^ 志摩市産業振興部観光戦略室ともやま公園事務所(2011):4ページ
- ^ “入館料・営業時間”. 志摩マリンランド. 2016年3月2日閲覧。
- ^ “お得なきっぷのご案内”. 志摩マリンレジャー. 2016年3月2日閲覧。
- ^ a b c 藤原啓嗣「なるほどランド 謎多いマンボウ」中日新聞2016年4月3日付朝刊、ジュニア中日20ページ
- ^ a b c “「ピラルクーから逃げ延びた金魚」志摩マリンランドの地下のろ過槽で見つかる”. 伊勢志摩経済新聞 (2015年5月1日). 2016年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月2日閲覧。
- ^ 飯田竜司 (2010年11月23日). “ペンギン駅長、1周年で感謝状 近鉄賢島駅”. 中日新聞. 2016年3月2日閲覧。 “Internet Archiveによる2010年11月25日時点でのアーカイブページ”
- ^ “カンパチの背中に「寿」の文字ー志摩マリンランドの巨大回遊水槽の中で発見”. 伊勢志摩経済新聞 (2013年2月16日). 2016年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月2日閲覧。
- ^ a b c d e 丸山崇志「受験生合格を祈願 志摩 水族館内の賢島神社で」中日新聞2014年12月23日付朝刊、三重版20ページ
- ^ a b c 「学力向上や運気アップ? 志摩マリンランドに賢島神社お目見え」2011年10月1日付伊勢志摩ホームニュース第166号、1ページ
- ^ a b 「通風筒」中日新聞2011年9月17日付朝刊、社会10版広域35ページ
参考文献
- 80年のあゆみ - 近畿日本鉄道株式会社 1990年
- 志摩市産業振興部観光戦略室ともやま公園事務所『〜ともやま公園ガイドブック〜 志摩市ともやま公園 ともやまDE遊ぼう!!』志摩市産業振興部観光戦略室ともやま公園事務所、2011年、13pp.
- 『いちばん楽しい水族館の歩き方』タツミムック、辰巳出版、2012年11月20日、111p. ISBN 978-4-7778-1064-2
- 『見て、さわって、癒される水族館ぴあ』ぴあMOOK、ぴあ株式会社、2013年4月10日、130p. ISBN 978-4-8356-2182-1