「アキレスと亀 (映画)」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
24行目: | 24行目: | ||
|次作 = |
|次作 = |
||
}} |
}} |
||
『'''アキレスと亀'''』(アキレスとかめ)は、[[2008年]]の[[日本映画]]。監督は[[ビートたけし|北野武]]。14作目の長編映画となり、『[[TAKESHIS']]』『[[監督・ばんざい!]]』に続く、芸術家としての自己を投影した三部作の最後の作品である<ref>[http://eiga.com/buzz/20080411/2 北野武監督、大ヒット宣言!長編14作目「アキレスと亀」今秋公開]映画.com 映画ニュース 2008年4月11日</ref>。[[2008年]][[9月20日]]に日本で劇場公開。公式な初上映は[[第65回ヴェネツィア国際映画祭]]で、コンペティション部門に出品された。35の国と地域での公開を視野に入れていた<ref>[http://web.archive.org/web/20080912001616/http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080829-OHT1T00330.htm 北野監督、金獅子賞に手応え…「アキレスと亀」公式上映]スポーツ報知 2008年8月30日(2008年9月12日時点の[[インターネット |
『'''アキレスと亀'''』(アキレスとかめ)は、[[2008年]]の[[日本映画]]。監督は[[ビートたけし|北野武]]。14作目の長編映画となり、『[[TAKESHIS']]』『[[監督・ばんざい!]]』に続く、芸術家としての自己を投影した三部作の最後の作品である<ref>[http://eiga.com/buzz/20080411/2 北野武監督、大ヒット宣言!長編14作目「アキレスと亀」今秋公開]映画.com 映画ニュース 2008年4月11日</ref>。[[2008年]][[9月20日]]に日本で劇場公開。公式な初上映は[[第65回ヴェネツィア国際映画祭]]で、コンペティション部門に出品された。35の国と地域での公開を視野に入れていた<ref>[http://web.archive.org/web/20080912001616/http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080829-OHT1T00330.htm 北野監督、金獅子賞に手応え…「アキレスと亀」公式上映]スポーツ報知 2008年8月30日(2008年9月12日時点の[[インターネットアーカイブ]])</ref>。 |
||
タイトルの『[[ゼノンのパラドックス#.E3.82.A2.E3.82.AD.E3.83.AC.E3.82.B9.E3.81.A8.E4.BA.80|アキレスと亀]]』の元々の意味は、俊足であるはずの人間が鈍足の亀と競争しても勝てないことを証明する数式上の逆説([[パラドックス]])である。 |
タイトルの『[[ゼノンのパラドックス#.E3.82.A2.E3.82.AD.E3.83.AC.E3.82.B9.E3.81.A8.E4.BA.80|アキレスと亀]]』の元々の意味は、俊足であるはずの人間が鈍足の亀と競争しても勝てないことを証明する数式上の逆説([[パラドックス]])である。 |
2017年9月4日 (月) 15:59時点における版
アキレスと亀 | |
---|---|
監督 | 北野武 |
脚本 | 北野武 |
出演者 |
ビートたけし 樋口可南子 柳憂怜 麻生久美子 中尾彬 大杉漣 伊武雅刀 風祭ゆき |
音楽 | 梶浦由記 |
撮影 | 柳島克己 |
編集 | 北野武 |
配給 | 東京テアトル / オフィス北野 |
公開 |
2008年8月28日(VIFF) 2008年9月20日 |
上映時間 | 119分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『アキレスと亀』(アキレスとかめ)は、2008年の日本映画。監督は北野武。14作目の長編映画となり、『TAKESHIS'』『監督・ばんざい!』に続く、芸術家としての自己を投影した三部作の最後の作品である[1]。2008年9月20日に日本で劇場公開。公式な初上映は第65回ヴェネツィア国際映画祭で、コンペティション部門に出品された。35の国と地域での公開を視野に入れていた[2]。
タイトルの『アキレスと亀』の元々の意味は、俊足であるはずの人間が鈍足の亀と競争しても勝てないことを証明する数式上の逆説(パラドックス)である。
物語
少年時代
養蚕で儲けた群馬の資産家である倉持利助の子息である真知寿(まちす)は、算数の授業中に絵を描くことを許される恵まれた環境で育った。
青年時代
真知寿はアルバイトをしながら美術学校に通う。前衛を目指す仲間たちと、危険な創作活動を展開する。
中年時代
売れない画家の真知寿と妻である幸子は、日々創作活動に明け暮れていた。
出演者と配役
- 倉持真知寿 - ビートたけし
- 倉持幸子 - 樋口可南子
- 真知寿(青年時代) - 柳憂怜
- 幸子(青年時代) - 麻生久美子
- 倉持利助 - 中尾彬
- 菊田昭雄 - 伊武雅刀
- 倉持富輔 - 大杉漣
- 画商 - 大森南朋
- 倉持春 - 筒井真理子
- 真知寿(少年時代)- 吉岡澪皇
- 富輔の妻 - 円城寺あや
- 倉持マリ - 徳永えり
- 高輪 - 仁科貴
- ヤクザ - 寺島進
- 新聞屋の親父 - 六平直政
- 商店街の女性 - ふせえり
- 絵好きの社長 - 大林丈史
- 軽トラを押す百姓 - 不破万作
- 工事現場の親父 - ビートきよし
- おでん屋の親父 - 大竹まこと
- 又三 - 三又又三
- 美江 - 林田麻里
- 板垣 - アル北郷
- 真知寿の美術仲間 - お宮の松、アル北郷、ガンビーノ小林、阿部定忠治、ルビー浅丘モレロ、赤P-MAN、ケンタエリザベス3世など
- スナックのママ - 風祭ゆき
- ボクサー - ボビー・オロゴン
- パフォーマー - 電撃ネットワーク(三五十五在籍時)
- 芦川誠
- 森下能幸
- 國本鍾建
- 武重勉
- こばやしあきこ
スタッフ
- プロデューサー:森昌行 吉田多喜男
- 監督・脚本・編集:北野武
- 音楽:梶浦由記
- 撮影:柳島克己
- 照明:高屋齋
- 美術:磯田典宏
- 録音:堀内戦治
- 助監督:松川崇史
- 編集:太田義則
- 記録:谷 恵子
- キャスティング:吉川威史
- 殺陣:二家本辰巳
- カースタント:野呂真治
- 製作:バンダイビジュアル・テレビ朝日・東京テアトル・WOWOW/オフィス北野
受賞歴
- テサロニキ国際映画祭・ゴールデン・アレクサンダー名誉賞
- パストーネ・ビアンコ賞2008(白い杖賞)
- 第13回ソフィア国際映画祭・観客賞
- 第18回東京スポーツ映画大賞・監督賞・新人賞(三又又三、お宮の松、アル北郷)
脚注
- ^ 北野武監督、大ヒット宣言!長編14作目「アキレスと亀」今秋公開映画.com 映画ニュース 2008年4月11日
- ^ 北野監督、金獅子賞に手応え…「アキレスと亀」公式上映スポーツ報知 2008年8月30日(2008年9月12日時点のインターネットアーカイブ)