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『'''ヲタクに恋は難しい'''』(ヲタクにこいはむずかしい)は、[[ふじた]]による[[日本]]の[[漫画]]作品。略称は「'''ヲタ恋'''」。 |
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| タイトル = ヲタクに恋は難しい |
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| 説明 = |
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| ジャンル = [[恋愛漫画]] |
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{{Infobox animanga/Manga |
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| 作者 = [[ふじた]] |
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| 作画 = |
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| 出版社 = [[一迅社]] |
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| 他出版社 = |
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| 掲載誌 = [[pixiv]]→comic POOL |
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| 開始日 = [[2014年]][[4月17日]]<ref>{{Cite web|author=ふじた|date=2014-4-17|url=http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=42934122|title=ヲタクに恋は難しい|work=pixiv|accessdate=2017-4-23}}</ref> |
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| 終了日 = |
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| 発表期間 = |
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| 巻数 = 既刊3巻(2017年4月現在) |
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| その他 = |
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| インターネット = 1 |
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{{Infobox animanga/Footer |
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|ウィキプロジェクト= [[プロジェクト:漫画|漫画]] |
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|ウィキポータル= [[Portal:漫画|漫画]] |
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{{漫画}} |
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『'''ヲタクに恋は難しい'''』(ヲタクにこいはむずかしい)は、[[ふじた]]による[[日本]]の[[漫画]]。隠れ腐女子と重度のゲームオタクの男性という、[[オタク]]同士の不器用な恋愛模様を描く<ref name="natalie144550">{{Cite web|date=2015-4-17|url=http://natalie.mu/comic/news/144550|title=ヲタク同士の恋描くWEBマンガ「ヲタクに恋は難しい」書籍化決定|work=[[コミックナタリー]]|publisher=ナターシャ|accessdate=2017-4-23}}</ref>。 |
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本作は、イラストや漫画などの投稿・閲覧ができる[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス]]、[[pixiv]]から誕生した漫画である。[[2014年]]にpixivへの投稿が開始され<ref>{{Cite web|author=小間井藍子|date=2016-8-5|url=http://www.yomiuri.co.jp/life/book/news/20160726-OYT8T50065.html|title=ウェブで人気 単行本化続々|work=[[YOMIURI ONLINE]]|publisher=[[読売新聞社]]|accessdate=2017-4-23}}</ref>、同サイトで発表されているオリジナル漫画の中で歴代1位のブックマーク数を記録した<ref name="natalie144550" />。その後もpixivで連載が続けられていたが<ref>{{Cite web|author=三木美波|url=http://natalie.mu/comic/pp/wotakoi/page/3|title=ヲタクに恋は難しいのか? ヲタップル声優と作者が和気あいあいトーク|work=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|page=3|accessdate=2017-4-23}}</ref>、[[2015年]]11月にpixivと[[一迅社]]が共同でウェブコミック配信サイト「comic POOL」を立ち上げて以降は、comic POOLで連載が行われている<ref>{{Cite web|date=2015-10-30|url=http://natalie.mu/comic/news/164480|title=一迅社×pixivのWebマンガ誌・comic POOL誕生、「ヲタ恋」など連載|work=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|accessdate=2017-4-23}}</ref>。また、2015年4月に一迅社から書籍化されており<ref name="natalie144550" />、以降も一迅社からコミックスが続刊されている。 |
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== 概要 == |
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2014年4月に[[pixiv]]内でウェブコミックとして1作目が投稿された。それがpixiv内のオリジナルコミックブックマーク数歴代1位を記録<ref>[http://ddnavi.com/news/236898/a/ pixivで大人気! ヲタク同士の恋愛を描く『ヲタクに恋は難しい』がついに書籍化!!]</ref>し、注目を集める。2015年12月現在、13万ブックマークを記録している。2015年4月、pixivにアップされている作品と描き下ろしを含めた単行本が[[一迅社]]より出版。以後、pixiv内でのアップロードと並行し、一迅社とpixivの共同運営による配信サイト『comic POOL』にて配信されている<ref>[http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1510/31/news032.html pixiv×一迅社のWebコミックサイト「comic POOL」11月6日創刊 「ヲタクに恋は難しい」や「おじさんとマシュマロ」などを掲載]</ref>。 |
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書籍化以前から、オタク趣味を持つ女性たちから広く共感を得ており、2014年に創設された[[次にくるマンガ大賞]]では「本にして欲しいWebマンガ部門」の1位になった<ref>{{Cite web|date=2014-12-24|url=https://ddnavi.com/news/219301/a/|title=マンガ好き27692人が選んだ「本にして欲しいWebマンガ」ベスト10 【次にくるマンガ大賞】|work=[[ダ・ヴィンチニュース]]|accessdate=2017-4-23}}</ref>。書籍化が実現した2015年には、『[[このマンガがすごい!]]』でオンナ編の1位に輝いている<ref>{{Cite web|date=2015-12-10|url=https://mantan-web.jp/2015/12/10/20151209dog00m200040000c.html|title=このマンガがすごい!2016:「ダンジョン飯」「ヲタ恋」が選出|work=MANTANWEB|publisher=[[毎日新聞社]]|accessdate=2017-4-23}}</ref>。 |
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電子書籍レンタルサイト「Renta!」の2015年少女漫画売上ランキングで1位を獲得した<ref>{{Cite web| title = 2015年に最も読まれた電子書籍ランキングを「Renta!」が発表―少女マンガ第1位は『ヲタクに恋は難しい』| publisher = [[ダヴィンチ|ダヴィンチニュース]]| date = 2015-12-31| url = http://ddnavi.com/news/277282/a/| accessdate = 2016-01-04}}</ref>。 |
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なお、本作の略称は「'''ヲタ恋'''」であり、作者曰く「ヲタ恋」と略して呼んでもらいたくて現在のタイトルに決めたという<ref>{{Cite web|author=三木美波|url=http://natalie.mu/comic/pp/wotakoi/page/2|title=ヲタクに恋は難しいのか? ヲタップル声優と作者が和気あいあいトーク|work=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|page=2|accessdate=2017-4-23}}</ref>。 |
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== あらすじ == |
== あらすじ == |
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作者は、書籍化の話をもらった時点で「1冊だけで完成する落としどころを考えようと思った」といい、第2巻以降については、本作をもっと読みたい人向けのボーナス・トラックのような感じであると発言している<ref>{{Cite book|和書|editor=『このマンガがすごい!』編集部|year=2015|title=このマンガがすごい!2016|page=33|publisher=宝島社|isbn=978-4-8002-4731-5}}</ref>。そのため、本節では「第1巻」と「第2巻以降」に分けてあらすじを記載する。 |
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アニメオタクの桃瀬成海は、子供のころの友達でゲームオタクの二藤宏嵩と職場で再会する。ゲームで協力プレイをしながらの飲んだ帰り道、会話の流れから恋人として付き合うことになる。先輩社員である小柳花子や、樺倉太郎を交えつつ進行するが、恋人としてというよりは同じ趣味の友達としての距離感で過ごすことが多い。 |
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=== 第1巻 === |
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基本的には1話完結に近い形を取っている。 |
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桃瀬成海は、会社の同僚と交際していたが、腐女子であることがバレたことがきっかけでフラれてしまい、その同僚と顔を合わせづらくなり転職。転職先で、幼馴染である二藤宏嵩と再会する。成海にとって、宏嵩は自分のオタク趣味を隠すことなく付き合えるオタク友達であり、そのため宏嵩と交際する気はなかったが、ある夜、宏嵩は成海に自分と交際した際のメリットを説き、それを受けて2人は交際を始める。 |
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しかし、交際を開始した当初、成海は気まずさから宏嵩を避けてしまい、宏嵩も成海との距離の取り方が分からず、2人はギクシャクしてしまう。2人の同僚である小柳花子と樺倉太郎は、2人を気遣って行動を起こすが、その結果、小柳と樺倉の間で口論となってしまう。その間に成海と宏嵩は互いの気持ちを伝え合い、ギクシャクした状態は解消される。なお、この後、樺倉が小柳のことを名前で呼び、そして名前で呼ばれた小柳が顔を赤らめながら樺倉に文句を言う光景を見た成海は、小柳と樺倉が交際していることに気付く。また、小柳と樺倉も成海や宏嵩と同じくオタク趣味であり、この一件以来、4人は行動を共にする機会が多くなる。 |
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ある日、4人は一緒に酒を飲むが、この席で小柳と樺倉が喧嘩をしてしまう。2人はすぐ仲直りするが、小柳が吐露した「オタク同士で楽だから、樺倉は自分と交際しているのだろうか」という悩みが、成海の心に引っ掛かりを残してしまう。気になった成海は宏嵩にその不安をぶつけてしまうが、それに対して宏嵩は、好きなことをしているときの成海が大好きだと答える。 |
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=== 第2巻以降 === |
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ある日、成海は喫茶店で、1人の男性と再会する。その場に居合わせた小柳と樺倉は、男性を成海の元彼ではないかと疑うが、その男性は宏嵩の弟・尚哉であった。小柳によって喫茶店に呼ばれた宏嵩も合わせて、5人は宏嵩の自宅へ行くことになるが、そこで尚哉が非オタであり、かつゲームも下手であることが発覚する。 |
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その後も、成海・宏嵩・小柳・樺倉の4人はよく行動を共にしていたが、宏嵩は、交際する前と比べて成海との距離感があまり変わっていないことに気付き、成海をテーマパークデートに誘う。デート先で小柳と鉢合わせした宏嵩は、小柳にその悩みを打ち明けるが、小柳から「ゆっくり変わっていけばいい」とアドバイスされ、それを受け入れる。 |
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また、尚哉は、アルバイト先で、同じ大学の学生・桜城光と出会う。彼女がゲームをしている姿が兄のそれと被った尚哉は、光と友達になり、彼女がプレイしている[[オンラインゲーム]]をプレイするようになる。 |
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== 登場人物 == |
== 登場人物 == |
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※「声」は本作の[[プロモーション・ビデオ]]における[[声優]]。 |
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* 声は一迅社の書籍CMおよびプロモーション映像による<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=w7KjE3Eytzc YouTube - 【冬コミPV】ヲタクに恋は難しい【年末総決算SP】]</ref><ref>2巻 126p。</ref>。 |
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; 桃瀬 成海(ももせ なるみ) |
; 桃瀬 成海(ももせ なるみ) |
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: 声 - [[伊達朱里紗]]<ref name="wotakoi02126">{{Cite book|和書|author=ふじた|year=2016|title=ヲタクに恋は難しい 2|page=126|publisher=一迅社|isbn=978-4-7580-0899-0}}</ref> |
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: 声 - [[伊達朱里紗]] |
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: 誕生日:5月3日 / 星座: |
: 誕生日:5月3日 / 星座:おうし座 / 身長:154センチメートル / 血液型:A型 |
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: 本作の主人公。26歳のOL。 |
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: 主人公。26歳のOL。貧乳。様々なジャンルを幅広く嗜むオタクでコミケにも同人作家として参加している重度の[[腐女子]]だが、周囲にはオタクであることや[[腐女子]]であることを隠している。過去にそれがバレたことによって恋人から振られるという経験を少なくとも3回している。前の恋人を思い出したくないと言う理由で会社を辞め、転職した先で幼馴染の宏嵩と再会し、付き合うことになる。一見、普通の可愛らしい女性だがちょくちょくオタクとしての内面が出て隠しきれていない時があり、また「笑顔だけが取り柄」と言われるほど仕事ができず、夜な夜な残業をしている場面が多く見られる。 |
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: [[腐女子]]であり、加えて[[乙女ゲーム]]や三次元のアイドル、[[コスプレ]]など、様々なジャンルを愛好する<ref>{{Cite book|和書|author=ふじた|year=2015|title=ヲタクに恋は難しい 1|page=18|publisher=一迅社|isbn=978-4-7580-0846-4}}</ref>。[[コミックマーケット]]にサークル参加する<ref name="music-book123102">{{Cite web|date=2016-8-25|url=http://music-book.jp/comic/news/column/123102|title=ヲタク同士の不器用な恋愛を描くマンガ『ヲタクに恋は難しい』|work=music.jpニュース|accessdate=2017-4-23}}</ref>など、同人活動も行っている。ただし、宏嵩・小柳・樺倉の3人以外には、オタク趣味のことは隠している。 |
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: 二藤に対しては普段からオタク用語やネットスラングを用いた会話をしており、また唯一オタクとしての自分を出せる二藤をなにより大切に思っている。恋人になった当初は戸惑いを隠せずギクシャクした態度だったが、徐々に気持ちを表せるようになり恋人としても大切に思うようになっている。 |
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: お茶出しを上手くこなせないなど会社員としては有能とは言い難いが<ref name="music-book114601">{{Cite web|date=2016-3-3|url=http://music-book.jp/comic/news/column/114601|title=pixivから生まれた人気コミック『ヲタクに恋は難しい』を読むべき3つの理由|work=music.jpニュース|accessdate=2017-4-23}}</ref>、一方で女子力は高い<ref>{{Cite book|和書|editor=『このマンガがすごい!』編集部|year=2015|title=このマンガがすごい!2016|page=31|publisher=宝島社|isbn=978-4-8002-4731-5}}</ref>。また[[貧乳]]で<ref name="music-book123102" />、作中ではしばしば胸のことをネタにされている。 |
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; 二藤 宏嵩(にふじ ひろたか) |
; 二藤 宏嵩(にふじ ひろたか) |
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: 声 - [[伊東健人]] |
: 声 - [[伊東健人]]<ref name="wotakoi02126" /> |
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: 誕生日:3月20日 / 星座: |
: 誕生日:3月20日 / 星座:うお座 / 身長:184センチメートル / 体重:70キログラム(たまに70キログラムを切ることもある) / 血液型:B型 |
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: 成海の幼馴染。26歳のサラリーマン。 |
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: 成海の恋人。26歳のサラリーマン。成海とは小中と同じ学校で友達だった。イケメンで仕事もできるが重度のゲームオタクで、ちょっとした合間でも携帯ゲームをしている姿が見受けられる。本人はそれを隠していない。冷静沈着で表情に乏しいように見えるが、[[LINE (アプリケーション)|LINE]]などでは顔文字を多用したテンションが高い文面になっている。 |
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: イケメンで仕事もできるが、重度のゲームオタク<ref name="music-book114601" />。感情があまり顔に出ないが、メールの文面でのテンションは高く<ref>{{Cite book|和書|author=ふじた|year=2015|title=ヲタクに恋は難しい 1|page=19|publisher=一迅社|isbn=978-4-7580-0846-4}}</ref>、[[LINE (アプリケーション)|LINE]]では顔文字を多用するといった一面もある<ref name="music-book123102" />。 |
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: 成海には友達になったころからほのかな恋心を抱いており、再会したのをきっかけに告白し恋人となった。上述の通り、成海に対しても滅多に感情を表さないが不器用ながらも大切に思っており、時折大胆なアプローチに出ることもある。 |
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: 成海に対しては勤務先で再会する前から好意を抱いており<ref>{{Cite book|和書|author=ふじた|year=2016|title=ヲタクに恋は難しい 2|pages=104-105|publisher=一迅社|isbn=978-4-7580-0899-0}}</ref>、交際を開始してからはしばしば大胆なアプローチを見せる。 |
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; 小柳 花子(こやなぎ はなこ) |
; 小柳 花子(こやなぎ はなこ) |
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: 声 - [[沢城みゆき]] |
: 声 - [[沢城みゆき]]<ref name="wotakoi02126" /> |
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: 誕生日:8月28日 / 星座: |
: 誕生日:8月28日 / 星座:おとめ座 / 身長:167センチメートル / 血液型:AB型 |
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: 成海の同僚。27歳のOL。 |
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: 成海の同僚。27歳OL。巨乳。成海とは「花ちゃん」「なる」と呼び合う。男性キャラ専門のコスプレイヤー。仕事面は有能。サバサバした性格に見えるがかなりのお節介焼きで成海たちカップルをやきもきしつつも見守っている。酒に酔いやすく、ビールを一口飲んだだけで顔が赤くなり出来あがる。 |
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: 男性キャラ専門のコスプレイヤー<ref name="music-book123102" />。BLも愛好しており、同じくBLを愛好する成海とは「花ちゃん」「なる」と呼び合う仲だが<ref name="wotakoi0137">{{Cite book|和書|author=ふじた|year=2015|title=ヲタクに恋は難しい 1|page=37|publisher=一迅社|isbn=978-4-7580-0846-4}}</ref>、推し[[カップリング (同人)|カップリング]]はいつも逆になる<ref>{{Cite book|和書|author=ふじた|year=2016|title=ヲタクに恋は難しい 3|page=33|publisher=一迅社|isbn=978-4-7580-0934-8}}</ref>。酒も好きだが弱く<ref name="wotakoi0137" />、悪酔いしやすい。 |
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: 後述の樺倉と学生時代から交際しているが、口喧嘩が絶えず小さなきっかけでも喧嘩に発展する、いわゆるケンカップル。ただしなんだかんだ上手く折り合いは付いており、最終的にはいつも仲直りしている。また不意に感情を伝えられたりすると、動揺し照れることが多い。 |
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; 樺倉 太郎(かばくら たろう) |
; 樺倉 太郎(かばくら たろう) |
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: 声 - [[杉田智和]] |
: 声 - [[杉田智和]]<ref name="wotakoi02126" /> |
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: 誕生日:11月9日 / 星座: |
: 誕生日:11月9日 / 星座:さそり座 / 身長:180センチメートル / 体重:72キログラム / 血液型:O型 |
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: 宏嵩の同僚。28歳のサラリーマン。 |
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: 二藤の同僚。28歳のサラリーマン。強面であるが面倒見がよく、上記3人の行動に対するツッコミ役に回ることが多い。怒ると鬼の形相になり血管が浮き出る。恋人の小柳とは高校時代から犬猿の仲だった。密かに小柳とおそろいのペンダントを着用している。成海ほとではないがオタクであることをあまり表に出さず、暴走しがちな成海たちにいつも振り回されている。 |
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: 強面だが、真面目で面倒見がよい<ref name="wotakoi0136">{{Cite book|和書|author=ふじた|year=2015|title=ヲタクに恋は難しい 1|page=36|publisher=一迅社|isbn=978-4-7580-0846-4}}</ref>。オタク趣味の持ち主だが、そのことは基本的に周囲に隠している<ref name="wotakoi0136" />。 |
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: 小柳とは学生時代から交際しており些細なことから口喧嘩が絶えないが、彼なりに大切に思っている。女心に対してはかなりずぼらで無神経な言動をしては小柳を怒らせているが反面、感情をストレートに伝えることで小柳が折れる形で仲直りしている。 |
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: 小柳とは高校が同じで、部活動の関係から争いを繰り広げていた間柄であるが<ref>{{Cite book|和書|author=ふじた|year=2015|title=ヲタクに恋は難しい 1|page=29|publisher=一迅社|isbn=978-4-7580-0846-4}}</ref>、樺倉が高校を卒業した日から交際を開始し<ref>{{Cite book|和書|author=ふじた|year=2015|title=ヲタクに恋は難しい 1|page=96|publisher=一迅社|isbn=978-4-7580-0846-4}}</ref>、現在に至る。現在も小柳とは喧嘩が絶えないが、一方で密かにお揃いのペンダントを着用しているという一面もある<ref name="music-book123102" />。 |
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; 二藤 尚哉(にふじ なおや) |
; 二藤 尚哉(にふじ なおや) |
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: 声 - [[梶裕貴]] |
: 声 - [[梶裕貴]]<ref name="wotakoi02126" /> |
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: 誕生日:4月21日 / 星座: |
: 誕生日:4月21日 / 星座:おうし座 / 身長:177センチメートル / 血液型:AB型 |
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: 宏嵩の弟。19歳の大学生。 |
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: 宏嵩の弟。19歳<ref>[http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=54106910 ヲタクに恋は難しい~彼は私の●●の××~|pixiv] 「宏嵩の7つ下の弟くん」という台詞あり。</ref>の大学生。喫茶店でアルバイトをしている。時々大学に近い宏嵩の家に泊まりに来る。一般向けのゲームの名前にもピンとこない非オタで、ゲームの腕前も初心者レベル。純粋な性格で、一人になりがちな兄のことを気遣っている。宏嵩ほどではないが、目が悪く、普段はコンタクトをしている。 |
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: 兄とは対照的に社交的で表情豊かだが<ref>{{Cite book|和書|author=ふじた|year=2016|title=ヲタクに恋は難しい 2|page=31|publisher=一迅社|isbn=978-4-7580-0899-0}}</ref>、非オタでゲームは下手。成海たちの職場の近くにある喫茶店でアルバイトをしている。 |
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: 容姿、性格ともに恋人がいてもおかしくない好青年だが、宏嵩曰く「イイ奴だが恋愛対象として見られない主人公の親友タイプ」。 |
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; 桜城 光(さくらぎ こう) |
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: 尚哉と同じ大学に通う学生。 |
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: ゲームオタク。内向的な性格でコミュニケーションは苦手<ref name="wotakoi0396">{{Cite book|和書|author=ふじた|year=2016|title=ヲタクに恋は難しい 3|page=96|publisher=一迅社|isbn=978-4-7580-0934-8}}</ref>。女性であるが男性と間違われやすく<ref name="wotakoi0396" />、尚哉からは「こーくん」と呼ばれている。 |
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== 特徴 == |
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=== 作風 === |
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*第1回[[次にくるマンガ大賞]] 本にしてほしいWebマンガ部門 第1位<ref>[http://ddnavi.com/news/219301/a/ マンガ好き27692人が選んだ「本にして欲しいWebマンガ」ベスト10 【次にくるマンガ大賞】]</ref> |
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本作では、成海と宏嵩の2人と、その周りの人物の恋愛模様やオタクっぷりが、オタクらしさ全開で描かれている<ref>{{Cite web|author=月乃雫|date=2015-4-30|url=https://ddnavi.com/news/236898/a/|title=pixivで大人気! ヲタク同士の恋愛を描く『ヲタクに恋は難しい』がついに書籍化!!|work=ダ・ヴィンチニュース|accessdate=2017-4-23}}</ref>。作中には[[インターネットスラング]]や実在するゲームのネタなどが登場し<ref name="music-book123102" />、またオタクの共感を呼ぶエピソードが多数描かれている<ref name="music-book114601" />。 |
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*[[このマンガがすごい!]] 2016年 オンナ編 第1位<ref>[http://natalie.mu/comic/news/168746 「このマンガがすごい!」1位は、ダンジョン飯&ヲタクに恋は難しい]</ref> |
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作者は、自身の得意な漫画は「1ページでオチがあるギャグ」であると発言しており<ref name="ddnavi226374">{{Cite web|date=2015-2-13|url=https://ddnavi.com/news/226374/a/|title=pixiv発「本にしてほしいWEBマンガ」部門1位! ふじたインタビュー|work=ダ・ヴィンチニュース|accessdate=2017-4-23}}</ref>、本作も1ページから数ページのショートストーリーを組み合わせた形で構成されている<ref name="konomanga2016">{{Cite book|和書|editor=『このマンガがすごい!』編集部|year=2015|title=このマンガがすごい!2016|page=59|publisher=宝島社|isbn=978-4-8002-4731-5}}</ref>。 |
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=== プロモーション・ビデオ === |
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本作に関する情報は、[[プロモーション・ビデオ]]を用いて告知が行われることが恒例となっている<ref>{{Cite web|date=2016-9-7|url=https://ddnavi.com/news/320223/a/|title=「このマンガがすごい! 2016」オンナ編1位『ヲタクに恋は難しい』最新巻が今冬発売決定|work=ダ・ヴィンチニュース|accessdate=2017-4-23}}</ref>。本作の発行元である一迅社は、視聴者の予想を裏切るユニークなCMを手掛けることで知られるが<ref>{{Cite web|date=2015-4-17|url=https://mantan-web.jp/2015/04/17/20150417dog00m200030000c.html|title=ヲタクに恋は難しい:ピクシブ発の人気ウェブマンガ 異色のPVとCM公開|work=MANTANWEB|publisher=毎日新聞社|accessdate=2017-4-23}}</ref>、本作のプロモーション・ビデオでは、キャラクター同士の掛け合いによって情報を告知している。なお、プロモーション・ビデオの脚本は、作者のふじたが執筆している<ref>{{Cite web|author=三木美波|url=http://natalie.mu/comic/pp/wotakoi/page/4|title=ヲタクに恋は難しいのか? ヲタップル声優と作者が和気あいあいトーク|work=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|page=4|accessdate=2017-4-23}}</ref>。 |
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== 制作背景 == |
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作者は、漫画家としてデビューする前にデザイン専門学校に通っており<ref name="ddnavi226374" />、本作の制作には専門学校時代の学友たちが大きく関係している<ref>{{Cite book|和書|author=ふじた|year=2015|title=ヲタクに恋は難しい 1|page=126|publisher=一迅社|isbn=978-4-7580-0846-4}}</ref>。作者によると、当時の学友には様々なジャンルのオタクがおり、そこに男女の恋愛を絡めつつ、ギャグ要素を強くした漫画を描いたら面白いのではないか、と考えたことが、本作の着想のきっかけであったという<ref>{{Cite web|author=三木美波|url=http://natalie.mu/comic/pp/wotakoi/page/1|title=ヲタクに恋は難しいのか? ヲタップル声優と作者が和気あいあいトーク|work=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|page=1|accessdate=2017-4-23}}</ref>。また、学友たちとは、互いにキャラクターを作って、そのキャラクターを基に話を考えるという遊びをよくしており、学友と話しながらブラッシュアップした結果、成海と宏嵩の話が面白くできあがったため、学友の許可を得て漫画化したのだという<ref>{{Cite interview|date=2015-12-15|subject=ふじた|interviewer=粟生こずえ|url=http://konomanga.jp/interview/50166-2|title=ふじた『ヲタクに恋は難しい』インタビュー 【祝!「このマンガがすごい!2016」オンナ編1位!!】 マジレスすれば、ヲタクでなくても恋って難しいものでしょ|program=このマンガがすごい!WEB|accessdate=2017-4-23}}</ref>。 |
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作者は、本作を執筆したきっかけについて「マンガのリハビリのような感じ」だったと発言している<ref name="konomanga50112-2">{{Cite web|author=[[粟生こずえ]]|date=2015-12-12|url=http://konomanga.jp/interview/50112-2|title=ふじた『ヲタクに恋は難しい』インタビュー 【祝!「このマンガがすごい!2016」オンナ編1位!!】 恋愛より趣味重視のヲタク同士の不器用ラブにニヤニヤときどき胸キュン|work=このマンガがすごい!WEB|publisher=宝島社|accessdate=2017-4-23}}</ref>。当時、作者は専門学校を卒業して上京するも、漫画の企画が通らないという状況が続いていた<ref name="ddnavi226374" />。そのような状況下で、次第に「マンガってどうやって描いたら楽しかったのか」ということが分からなくなってしまったため、それを思い出すために、作者自身が楽しいと思う漫画として描かれたのが本作であった<ref name="konomanga50112-2" />。 |
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なお、一迅社の担当編集者によると、書籍化の話は、本作が[[次にくるマンガ大賞]]で「本にして欲しいWebマンガ部門」の1位になる前から持ち上がっていたという<ref name="konomanga50112-2" />。 |
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== 評価 == |
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music.jpニュースのコラムでは、本作について「綺麗な絵で恋愛マンガ要素が強くどちらかというと女性向け」と述べられており<ref>{{Cite web|date=2015-10-18|url=http://music-book.jp/comic/news/column/96490|title=今年も残りわずか!2015年のトレンド「WEB漫画の逆襲」って?【連載第3回】|work=music.jpニュース|accessdate=2017-4-23}}</ref>、実際に、一迅社によると、特に20代の女性から支持を得ているという<ref name="mantan20160301">{{Cite web|date=2016-3-1|url=https://mantan-web.jp/2016/03/01/20160301dog00m200014000c.html|title=ヲタクに恋は難しい:ピクシブの人気ウェブマンガがコミックス100万部突破 一迅社が社名変更後初のミリオン|work=MANTANWEB|publisher=毎日新聞社|accessdate=2017-4-23}}</ref>。『[[このマンガがすごい!|このマンガがすごい!2016]]』に掲載されたレビューでは、ゲームやアニメのネタに加えて、恋愛描写も随所に盛り込まれているという間口の広さが、読者の支持に繋がったと分析されている<ref name="konomanga2016" />。 |
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=== 賞歴・ノミネート歴 === |
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! 発表年 |
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! 賞 |
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! 部門 |
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! 対象 |
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! 結果 |
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|2014 |
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|[[次にくるマンガ大賞|第1回次にくるマンガ大賞]] |
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|本にして欲しいWebマンガ部門 |
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|ヲタクに恋は難しい |
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|{{won|1位}}<ref>{{Cite web|date=2014-12-19|url=http://ch.nicovideo.jp/tsugiman/blomaga/ar689117|title=【次にくるマンガ大賞】『本にして欲しいWebマンガ部門』結果発表!|work=次にくるマンガ大賞チャンネル|accessdate=2017-4-23}}</ref> |
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|rowspan="2"|2015 |
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|[[このマンガがすごい!|このマンガがすごい!2016]] |
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|オンナ編 |
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|ヲタクに恋は難しい |
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|{{won|1位}}<ref>{{Cite book|和書|editor=『このマンガがすごい!』編集部|year=2015|title=このマンガがすごい!2016|page=26|publisher=宝島社|isbn=978-4-8002-4731-5}}</ref> |
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|2015 コレ読んで漫画RANKING BEST50 |
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|ヲタクに恋は難しい |
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|{{nom|11位}}<ref>{{Cite web|date=2015-12-19|url=http://natalie.mu/comic/news/169904|title=エンタミクスが今年のマンガBEST50を発表、1位は「僕だけがいない街」|work=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|accessdate=2017-4-23}}</ref> |
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|rowspan="2"|2016 |
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|[[全国書店員が選んだおすすめコミック#第11回(2016年)|全国書店員が選んだおすすめコミック2016]] |
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|ヲタクに恋は難しい |
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|{{nom|8位}}<ref>{{Cite web|date=2016-2-4|url=http://natalie.mu/comic/news/174886|title=全国書店員が選んだマンガランキング2016、1位は「ダンジョン飯」|work=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|accessdate=2017-4-23}}</ref> |
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|第6回 NEXTブレイク漫画RANKING BEST50 |
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|ヲタクに恋は難しい |
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|{{nom|6位}}<ref>{{Cite web|date=2016-7-20|url=http://natalie.mu/comic/news/195205|title=書店員が選んだNEXTブレイク作品50、1位は咲坂伊緒「ふりふら」|work=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|accessdate=2017-4-23}}</ref> |
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|2017 |
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|[[全国書店員が選んだおすすめコミック#第12回(2017年)|全国書店員が選んだおすすめコミック2017]] |
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|ヲタクに恋は難しい |
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|{{nom|9位}}<ref>{{Cite web|date=2017-2-1|url=http://natalie.mu/comic/news/219035|title=1位は「からかい上手の高木さん」!書店員が選んだマンガランキング2017|work=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|accessdate=2017-4-23}}</ref> |
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|} |
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=== 商業的評価 === |
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コミックス第1巻の発行部数は、初版8万部からスタートし、その後も重版を重ねて[[2016年]][[3月1日]]の時点で100万部を突破した<ref name="mantan20160301" />。また、コミックス第2巻は、発売初週で20.9万部を売り上げ、[[オリコンチャート]]の週間コミックランキングで1位を獲得している<ref>{{Cite web|date=2016-4-7|url=http://music-book.jp/comic/news/news/117134|title=「ヲタクに恋は難しい」2巻が20.9万部でコミック部門首位獲得、1巻の最高位&最高週間売上を大きく更新|work=music.jpニュース|accessdate=2017-4-23}}</ref>。 |
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[[電子書籍]]の分野でも実績を残しており、電子書籍レンタルサイト「Renta!」が発表した2015年のジャンル別売り上げランキングにおいて、少女漫画部門の1位を獲得している<ref>{{Cite web|date=2015-12-31|url=https://ddnavi.com/news/277282/a/|title=2015年に最も読まれた電子書籍ランキングを「Renta!」が発表―少女マンガ第1位は『ヲタクに恋は難しい』|work=ダ・ヴィンチニュース|accessdate=2017-4-23}}</ref>。 |
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== 書誌情報 == |
== 書誌情報 == |
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* ふじた 『ヲタクに恋は難しい』 一迅社、既刊3巻 |
* [[ふじた]] 『ヲタクに恋は難しい』 [[一迅社]]、既刊3巻(2017年4月23日現在) |
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*# 2015年5月5日第1刷発行(4月30日発売<ref group="一">{{Cite web|url=http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75800846|title=ヲタクに恋は難しい (1)|accessdate=2017-4-23}}</ref>)、ISBN 978-4-7580-0846-4 |
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*# 2015年4月30日発売 ISBN 978-4-7580-0846-4 |
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*# 2016年4月5日第1刷発行(3月31日発売<ref group="一">{{Cite web|url=http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75800899|title=ヲタクに恋は難しい (2)|accessdate=2017-4-23}}</ref>)、ISBN 978-4-7580-0899-0 |
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*# 2016年3月31日発売 ISBN 978-4-7580-0899-0 |
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*# 2017年1月5日第1刷発行(2016年12月23日発売<ref group="一">{{Cite web|url=http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75800934|title=ヲタクに恋は難しい (3)|accessdate=2017-4-23}}</ref>)、ISBN 978-4-7580-0934-8 |
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*# 2016年12月23日発売 ISBN 978-4-7580-0934-8 |
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<!-- プロジェクト:漫画#書誌情報より、「公式発売日以降の書誌のみ記述し、発売予定は記述しないでください。」 --> |
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== 出典 == |
== 出典 == |
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=== 一迅社WEB === |
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以下の出典は『[http://www.ichijinsha.co.jp/ 一迅社WEB]』(一迅社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。 |
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== 外部リンク == |
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* [https://comic.pixiv.net/works/1530 ヲタクに恋は難しい] - comic POOL |
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* [http://www.ichijinsha.co.jp/special/wotakoi/ ヲタクに恋は難しい] - 一迅社WEBの紹介ページ |
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{{このマンガがすごい!オンナ編1位}} |
{{このマンガがすごい!オンナ編1位}} |
2017年5月10日 (水) 12:28時点における版
ヲタクに恋は難しい | |
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ジャンル | 恋愛漫画 |
漫画 | |
作者 | ふじた |
出版社 | 一迅社 |
掲載サイト | pixiv→comic POOL |
発表期間 | 2014年4月17日[1] - |
巻数 | 既刊3巻(2017年4月現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
Template:漫画 は 廃止されました |
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『ヲタクに恋は難しい』(ヲタクにこいはむずかしい)は、ふじたによる日本の漫画。隠れ腐女子と重度のゲームオタクの男性という、オタク同士の不器用な恋愛模様を描く[2]。
本作は、イラストや漫画などの投稿・閲覧ができるソーシャル・ネットワーキング・サービス、pixivから誕生した漫画である。2014年にpixivへの投稿が開始され[3]、同サイトで発表されているオリジナル漫画の中で歴代1位のブックマーク数を記録した[2]。その後もpixivで連載が続けられていたが[4]、2015年11月にpixivと一迅社が共同でウェブコミック配信サイト「comic POOL」を立ち上げて以降は、comic POOLで連載が行われている[5]。また、2015年4月に一迅社から書籍化されており[2]、以降も一迅社からコミックスが続刊されている。
書籍化以前から、オタク趣味を持つ女性たちから広く共感を得ており、2014年に創設された次にくるマンガ大賞では「本にして欲しいWebマンガ部門」の1位になった[6]。書籍化が実現した2015年には、『このマンガがすごい!』でオンナ編の1位に輝いている[7]。
なお、本作の略称は「ヲタ恋」であり、作者曰く「ヲタ恋」と略して呼んでもらいたくて現在のタイトルに決めたという[8]。
あらすじ
作者は、書籍化の話をもらった時点で「1冊だけで完成する落としどころを考えようと思った」といい、第2巻以降については、本作をもっと読みたい人向けのボーナス・トラックのような感じであると発言している[9]。そのため、本節では「第1巻」と「第2巻以降」に分けてあらすじを記載する。
第1巻
桃瀬成海は、会社の同僚と交際していたが、腐女子であることがバレたことがきっかけでフラれてしまい、その同僚と顔を合わせづらくなり転職。転職先で、幼馴染である二藤宏嵩と再会する。成海にとって、宏嵩は自分のオタク趣味を隠すことなく付き合えるオタク友達であり、そのため宏嵩と交際する気はなかったが、ある夜、宏嵩は成海に自分と交際した際のメリットを説き、それを受けて2人は交際を始める。
しかし、交際を開始した当初、成海は気まずさから宏嵩を避けてしまい、宏嵩も成海との距離の取り方が分からず、2人はギクシャクしてしまう。2人の同僚である小柳花子と樺倉太郎は、2人を気遣って行動を起こすが、その結果、小柳と樺倉の間で口論となってしまう。その間に成海と宏嵩は互いの気持ちを伝え合い、ギクシャクした状態は解消される。なお、この後、樺倉が小柳のことを名前で呼び、そして名前で呼ばれた小柳が顔を赤らめながら樺倉に文句を言う光景を見た成海は、小柳と樺倉が交際していることに気付く。また、小柳と樺倉も成海や宏嵩と同じくオタク趣味であり、この一件以来、4人は行動を共にする機会が多くなる。
ある日、4人は一緒に酒を飲むが、この席で小柳と樺倉が喧嘩をしてしまう。2人はすぐ仲直りするが、小柳が吐露した「オタク同士で楽だから、樺倉は自分と交際しているのだろうか」という悩みが、成海の心に引っ掛かりを残してしまう。気になった成海は宏嵩にその不安をぶつけてしまうが、それに対して宏嵩は、好きなことをしているときの成海が大好きだと答える。
第2巻以降
ある日、成海は喫茶店で、1人の男性と再会する。その場に居合わせた小柳と樺倉は、男性を成海の元彼ではないかと疑うが、その男性は宏嵩の弟・尚哉であった。小柳によって喫茶店に呼ばれた宏嵩も合わせて、5人は宏嵩の自宅へ行くことになるが、そこで尚哉が非オタであり、かつゲームも下手であることが発覚する。
その後も、成海・宏嵩・小柳・樺倉の4人はよく行動を共にしていたが、宏嵩は、交際する前と比べて成海との距離感があまり変わっていないことに気付き、成海をテーマパークデートに誘う。デート先で小柳と鉢合わせした宏嵩は、小柳にその悩みを打ち明けるが、小柳から「ゆっくり変わっていけばいい」とアドバイスされ、それを受け入れる。
また、尚哉は、アルバイト先で、同じ大学の学生・桜城光と出会う。彼女がゲームをしている姿が兄のそれと被った尚哉は、光と友達になり、彼女がプレイしているオンラインゲームをプレイするようになる。
登場人物
※「声」は本作のプロモーション・ビデオにおける声優。
- 桃瀬 成海(ももせ なるみ)
- 声 - 伊達朱里紗[10]
- 誕生日:5月3日 / 星座:おうし座 / 身長:154センチメートル / 血液型:A型
- 本作の主人公。26歳のOL。
- 腐女子であり、加えて乙女ゲームや三次元のアイドル、コスプレなど、様々なジャンルを愛好する[11]。コミックマーケットにサークル参加する[12]など、同人活動も行っている。ただし、宏嵩・小柳・樺倉の3人以外には、オタク趣味のことは隠している。
- お茶出しを上手くこなせないなど会社員としては有能とは言い難いが[13]、一方で女子力は高い[14]。また貧乳で[12]、作中ではしばしば胸のことをネタにされている。
- 二藤 宏嵩(にふじ ひろたか)
- 声 - 伊東健人[10]
- 誕生日:3月20日 / 星座:うお座 / 身長:184センチメートル / 体重:70キログラム(たまに70キログラムを切ることもある) / 血液型:B型
- 成海の幼馴染。26歳のサラリーマン。
- イケメンで仕事もできるが、重度のゲームオタク[13]。感情があまり顔に出ないが、メールの文面でのテンションは高く[15]、LINEでは顔文字を多用するといった一面もある[12]。
- 成海に対しては勤務先で再会する前から好意を抱いており[16]、交際を開始してからはしばしば大胆なアプローチを見せる。
- 小柳 花子(こやなぎ はなこ)
- 声 - 沢城みゆき[10]
- 誕生日:8月28日 / 星座:おとめ座 / 身長:167センチメートル / 血液型:AB型
- 成海の同僚。27歳のOL。
- 男性キャラ専門のコスプレイヤー[12]。BLも愛好しており、同じくBLを愛好する成海とは「花ちゃん」「なる」と呼び合う仲だが[17]、推しカップリングはいつも逆になる[18]。酒も好きだが弱く[17]、悪酔いしやすい。
- 樺倉 太郎(かばくら たろう)
- 声 - 杉田智和[10]
- 誕生日:11月9日 / 星座:さそり座 / 身長:180センチメートル / 体重:72キログラム / 血液型:O型
- 宏嵩の同僚。28歳のサラリーマン。
- 強面だが、真面目で面倒見がよい[19]。オタク趣味の持ち主だが、そのことは基本的に周囲に隠している[19]。
- 小柳とは高校が同じで、部活動の関係から争いを繰り広げていた間柄であるが[20]、樺倉が高校を卒業した日から交際を開始し[21]、現在に至る。現在も小柳とは喧嘩が絶えないが、一方で密かにお揃いのペンダントを着用しているという一面もある[12]。
- 二藤 尚哉(にふじ なおや)
- 声 - 梶裕貴[10]
- 誕生日:4月21日 / 星座:おうし座 / 身長:177センチメートル / 血液型:AB型
- 宏嵩の弟。19歳の大学生。
- 兄とは対照的に社交的で表情豊かだが[22]、非オタでゲームは下手。成海たちの職場の近くにある喫茶店でアルバイトをしている。
- 桜城 光(さくらぎ こう)
- 尚哉と同じ大学に通う学生。
- ゲームオタク。内向的な性格でコミュニケーションは苦手[23]。女性であるが男性と間違われやすく[23]、尚哉からは「こーくん」と呼ばれている。
特徴
作風
本作では、成海と宏嵩の2人と、その周りの人物の恋愛模様やオタクっぷりが、オタクらしさ全開で描かれている[24]。作中にはインターネットスラングや実在するゲームのネタなどが登場し[12]、またオタクの共感を呼ぶエピソードが多数描かれている[13]。
作者は、自身の得意な漫画は「1ページでオチがあるギャグ」であると発言しており[25]、本作も1ページから数ページのショートストーリーを組み合わせた形で構成されている[26]。
プロモーション・ビデオ
本作に関する情報は、プロモーション・ビデオを用いて告知が行われることが恒例となっている[27]。本作の発行元である一迅社は、視聴者の予想を裏切るユニークなCMを手掛けることで知られるが[28]、本作のプロモーション・ビデオでは、キャラクター同士の掛け合いによって情報を告知している。なお、プロモーション・ビデオの脚本は、作者のふじたが執筆している[29]。
制作背景
作者は、漫画家としてデビューする前にデザイン専門学校に通っており[25]、本作の制作には専門学校時代の学友たちが大きく関係している[30]。作者によると、当時の学友には様々なジャンルのオタクがおり、そこに男女の恋愛を絡めつつ、ギャグ要素を強くした漫画を描いたら面白いのではないか、と考えたことが、本作の着想のきっかけであったという[31]。また、学友たちとは、互いにキャラクターを作って、そのキャラクターを基に話を考えるという遊びをよくしており、学友と話しながらブラッシュアップした結果、成海と宏嵩の話が面白くできあがったため、学友の許可を得て漫画化したのだという[32]。
作者は、本作を執筆したきっかけについて「マンガのリハビリのような感じ」だったと発言している[33]。当時、作者は専門学校を卒業して上京するも、漫画の企画が通らないという状況が続いていた[25]。そのような状況下で、次第に「マンガってどうやって描いたら楽しかったのか」ということが分からなくなってしまったため、それを思い出すために、作者自身が楽しいと思う漫画として描かれたのが本作であった[33]。
なお、一迅社の担当編集者によると、書籍化の話は、本作が次にくるマンガ大賞で「本にして欲しいWebマンガ部門」の1位になる前から持ち上がっていたという[33]。
評価
music.jpニュースのコラムでは、本作について「綺麗な絵で恋愛マンガ要素が強くどちらかというと女性向け」と述べられており[34]、実際に、一迅社によると、特に20代の女性から支持を得ているという[35]。『このマンガがすごい!2016』に掲載されたレビューでは、ゲームやアニメのネタに加えて、恋愛描写も随所に盛り込まれているという間口の広さが、読者の支持に繋がったと分析されている[26]。
賞歴・ノミネート歴
発表年 | 賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
---|---|---|---|---|
2014 | 第1回次にくるマンガ大賞 | 本にして欲しいWebマンガ部門 | ヲタクに恋は難しい | 1位[36] |
2015 | このマンガがすごい!2016 | オンナ編 | ヲタクに恋は難しい | 1位[37] |
2015 コレ読んで漫画RANKING BEST50 | ヲタクに恋は難しい | 11位[38] | ||
2016 | 全国書店員が選んだおすすめコミック2016 | ヲタクに恋は難しい | 8位[39] | |
第6回 NEXTブレイク漫画RANKING BEST50 | ヲタクに恋は難しい | 6位[40] | ||
2017 | 全国書店員が選んだおすすめコミック2017 | ヲタクに恋は難しい | 9位[41] |
商業的評価
コミックス第1巻の発行部数は、初版8万部からスタートし、その後も重版を重ねて2016年3月1日の時点で100万部を突破した[35]。また、コミックス第2巻は、発売初週で20.9万部を売り上げ、オリコンチャートの週間コミックランキングで1位を獲得している[42]。
電子書籍の分野でも実績を残しており、電子書籍レンタルサイト「Renta!」が発表した2015年のジャンル別売り上げランキングにおいて、少女漫画部門の1位を獲得している[43]。
書誌情報
- ふじた 『ヲタクに恋は難しい』 一迅社、既刊3巻(2017年4月23日現在)
- 2015年5月5日第1刷発行(4月30日発売[一 1])、ISBN 978-4-7580-0846-4
- 2016年4月5日第1刷発行(3月31日発売[一 2])、ISBN 978-4-7580-0899-0
- 2017年1月5日第1刷発行(2016年12月23日発売[一 3])、ISBN 978-4-7580-0934-8
出典
- ^ ふじた (2014年4月17日). “ヲタクに恋は難しい”. pixiv. 2017年4月23日閲覧。
- ^ a b c “ヲタク同士の恋描くWEBマンガ「ヲタクに恋は難しい」書籍化決定”. コミックナタリー. ナターシャ (2015年4月17日). 2017年4月23日閲覧。
- ^ 小間井藍子 (2016年8月5日). “ウェブで人気 単行本化続々”. YOMIURI ONLINE. 読売新聞社. 2017年4月23日閲覧。
- ^ 三木美波. “ヲタクに恋は難しいのか? ヲタップル声優と作者が和気あいあいトーク”. コミックナタリー. ナターシャ. p. 3. 2017年4月23日閲覧。
- ^ “一迅社×pixivのWebマンガ誌・comic POOL誕生、「ヲタ恋」など連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2015年10月30日). 2017年4月23日閲覧。
- ^ “マンガ好き27692人が選んだ「本にして欲しいWebマンガ」ベスト10 【次にくるマンガ大賞】”. ダ・ヴィンチニュース (2014年12月24日). 2017年4月23日閲覧。
- ^ “このマンガがすごい!2016:「ダンジョン飯」「ヲタ恋」が選出”. MANTANWEB. 毎日新聞社 (2015年12月10日). 2017年4月23日閲覧。
- ^ 三木美波. “ヲタクに恋は難しいのか? ヲタップル声優と作者が和気あいあいトーク”. コミックナタリー. ナターシャ. p. 2. 2017年4月23日閲覧。
- ^ 『このマンガがすごい!』編集部 編『このマンガがすごい!2016』宝島社、2015年、33頁。ISBN 978-4-8002-4731-5。
- ^ a b c d e ふじた『ヲタクに恋は難しい 2』一迅社、2016年、126頁。ISBN 978-4-7580-0899-0。
- ^ ふじた『ヲタクに恋は難しい 1』一迅社、2015年、18頁。ISBN 978-4-7580-0846-4。
- ^ a b c d e f “ヲタク同士の不器用な恋愛を描くマンガ『ヲタクに恋は難しい』”. music.jpニュース (2016年8月25日). 2017年4月23日閲覧。
- ^ a b c “pixivから生まれた人気コミック『ヲタクに恋は難しい』を読むべき3つの理由”. music.jpニュース (2016年3月3日). 2017年4月23日閲覧。
- ^ 『このマンガがすごい!』編集部 編『このマンガがすごい!2016』宝島社、2015年、31頁。ISBN 978-4-8002-4731-5。
- ^ ふじた『ヲタクに恋は難しい 1』一迅社、2015年、19頁。ISBN 978-4-7580-0846-4。
- ^ ふじた『ヲタクに恋は難しい 2』一迅社、2016年、104-105頁。ISBN 978-4-7580-0899-0。
- ^ a b ふじた『ヲタクに恋は難しい 1』一迅社、2015年、37頁。ISBN 978-4-7580-0846-4。
- ^ ふじた『ヲタクに恋は難しい 3』一迅社、2016年、33頁。ISBN 978-4-7580-0934-8。
- ^ a b ふじた『ヲタクに恋は難しい 1』一迅社、2015年、36頁。ISBN 978-4-7580-0846-4。
- ^ ふじた『ヲタクに恋は難しい 1』一迅社、2015年、29頁。ISBN 978-4-7580-0846-4。
- ^ ふじた『ヲタクに恋は難しい 1』一迅社、2015年、96頁。ISBN 978-4-7580-0846-4。
- ^ ふじた『ヲタクに恋は難しい 2』一迅社、2016年、31頁。ISBN 978-4-7580-0899-0。
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は無視されます。 (説明) - ^ a b c 粟生こずえ (2015年12月12日). “ふじた『ヲタクに恋は難しい』インタビュー 【祝!「このマンガがすごい!2016」オンナ編1位!!】 恋愛より趣味重視のヲタク同士の不器用ラブにニヤニヤときどき胸キュン”. このマンガがすごい!WEB. 宝島社. 2017年4月23日閲覧。
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- ^ “2015年に最も読まれた電子書籍ランキングを「Renta!」が発表―少女マンガ第1位は『ヲタクに恋は難しい』”. ダ・ヴィンチニュース (2015年12月31日). 2017年4月23日閲覧。
一迅社WEB
以下の出典は『一迅社WEB』(一迅社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。
- ^ “ヲタクに恋は難しい (1)”. 2017年4月23日閲覧。
- ^ “ヲタクに恋は難しい (2)”. 2017年4月23日閲覧。
- ^ “ヲタクに恋は難しい (3)”. 2017年4月23日閲覧。