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2016年11月18日 (金) 08:44時点における版
レスリー・ウェスト | |
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レスリー・ウェスト(2008年) | |
基本情報 | |
出生名 | Leslie Weinstein[1] |
生誕 | 1945年10月22日(79歳)[2] |
出身地 | アメリカ合衆国ニューヨーク フォレスト・ヒルズ[2] |
ジャンル | ハードロック、ブルースロック |
職業 | ギタリスト、歌手、作曲家 |
担当楽器 | ギター、ボーカル |
共同作業者 |
ヴァグランツ マウンテン ウェスト、ブルース&レイング |
レスリー・ウェスト(Leslie West、1945年10月22日[2] - )は、アメリカ合衆国のギタリスト、ボーカリスト。1969年にソロ・デビューを果たし、同年にマウンテンを結成した。
来歴
ニューヨークのフォレスト・ヒルズで生まれた[2]。少年時代にテレビでエルヴィス・プレスリーを見て音楽に目覚め、最初に弾いた楽器はウクレレだった[3]。
1960年代中期よりヴァグランツというバンドで活動し、フェリックス・パパラルディの推薦によってアトコ・レコードとの契約を得て、1967年にはオーティス・レディングのカヴァー「リスペクト」が東海岸でローカル・ヒットとなった[4]。1969年、ウェストはソロに転向してパパラルディのプロデュースによるデビュー・アルバム『マウンテン』を制作し[5]、同作はBillboard 200で72位を記録した[6]。同年にはパパラルディと共にマウンテンを結成し、1970年にはバンドとしてのデビュー・アルバム『勝利への登攀』からシングル・カットされた「ミシシッピー・クイーン」が全米21位のヒットとなった[7]。
マウンテンの活動と並行して、1971年にはザ・フーのアルバム『フーズ・ネクスト』のレコーディング・セッションに招かれ、最終的にはアウトテイクとなった「ベイビー・ドント・ユー・ドゥ・イット」に参加したのに加えて、「無法の世界」や「ビハインド・ブルー・アイズ」といった曲のデモ録音にも協力した[8]。なお、ウェストの参加した「ベイビー・ドント・ユー・ドゥ・イット」は、2003年に発売された『フーズ・ネクスト』のデラックス・エディション盤にボーナス・トラックとして収録されている[9]。
マウンテンが1972年に一度解散すると、ウェストはコーキー・レイング(マウンテンのドラマー)、ジャック・ブルース(元クリーム)と共にウェスト、ブルース&レイングを結成して[7]、第1弾アルバム『ホワイ・ドンチャ』はBillboard 200で26位を記録するが、次作『ホワットエヴァー・ターンズ・ユー・オン』は87位に終わった[10]。1973年にはマウンテンを再結成し、ライヴ・アルバムとスタジオ・アルバムを1作ずつリリースした後に再解散した[7]。
1975年にファントム・レコードから発売されたソロ・アルバム『華麗なるファツビー』には、ミック・ジャガーやキース・リチャーズらと共作した「ハイ・ローラー」が収録され、ジャガーはレコーディングにもギターでゲスト参加した[11]。また、エド・キング脱退後のレーナード・スキナードに加入する話も持ち上がるが、実現しなかった[12]。
1978年にはカリフォルニア州に移住し、スティーヴ・マリオットと共にザ・ファームという新バンドを結成しようとするが、最終的にはニューヨークに戻ってギター教室を開く[13]。その後コーキー・レイングと共にマウンテンの再結成を計画し、1985年にはマーク・クラークを迎えた編成でアルバム『風林火山』(原題:Go for Your Life)のリリースに至った[13]。しかし、この再結成は短期間で終わり、ウェストは1988年のソロ・アルバム『Theme』で再びジャック・ブルースと共演した[2]。
その後はソロ活動を主体としつつ、レイングと共にマウンテンも断続的に再結成している。他アーティストの作品にセッション・ミュージシャンとして参加することもあり、ビリー・ジョエルのアルバム『リヴァー・オブ・ドリームス』(1993年)では3曲でギターを弾いた[14]。また、ジョー・リン・ターナーのカヴァー・アルバム『アンダー・カヴァー2』(1999年)及びオジー・オズボーンのカヴァー・アルバム『アンダー・カヴァー』(2005年)では、マウンテン時代の曲「ミシシッピー・クイーン」のレコーディングに本人参加した[15][16]。
2011年、糖尿病の合併症により右足が悪くなり、6月に切断手術を受けるが、同年 にはスラッシュ、ビリー・ギボンズ、ザック・ワイルド、スティーヴ・ルカサー等をゲストに迎えたソロ・アルバム『Unusual Suspects』を発表した[17]。2012年1月にはライヴ活動も再開させている[18]。ジョニー・ウィンターの遺作となったアルバム『ステップ・バック〜ルーツ2』(2014年)では、「のっぽのサリー」にフィーチャリング・ゲストとして参加した[19]。
ディスコグラフィ
ソロ・アルバム
- マウンテン - Mountain(1969年)
- 華麗なるファツビー - The Great Fatsby(1975年)
- レスリー・ウエスト・バンド参上 - The Leslie West Band(1976年)
- Theme(1988年)
- アリゲーター - Alligator(1989年)
- Night of the Guitar- Live!(1989年)
- Live(1993年)
- ダッジン・ザ・ダート - Dodgin' the Dirt(1994年)
- As Phat as it Gets(1999年)
- Blues to Die For(2003年)
- Guitarded(2005年)
- Got Blooze(2005年)
- Blue Me(2006年)
- Unusual Suspects(2011年)
- Still Climbing(2013年)
- Soundcheck(2015年)
マウンテン
ウェスト、ブルース&レイング
- ホワイ・ドンチャ - Why Dontcha(1972年)
- ホワットエヴァー・ターンズ・ユー・オン - Whatever Turns You On(1973年)
- ライヴ・ン・キッキン - Live 'n' Kickin'(1974年)
脚注・出典
- ^ Laney, Karen 'Gilly'. “Top 10 Jewish Rock Star”. Ultimate Classic Rock. Diffuser Network. 2016年2月13日閲覧。
- ^ a b c d e Ruhlmann, Willian. “Leslie West – Biography & History”. AllMusic. 2016年2月13日閲覧。
- ^ Hall, Russell. “The Gibson Classic Interview: Mountain’s Leslie West”. Gibson. 2016年2月13日閲覧。
- ^ Unterberger, Richie. “The Vagrants - Biography & History”. AllMusic. 2016年2月13日閲覧。
- ^ Ruhlmann, William. “Mountain - Lesile West”. AllMusic. 2016年2月13日閲覧。
- ^ Leslie West | Awards | AllMusic
- ^ a b c Huey, Steve. “Mountain - Biography & History”. AllMusic. 2016年2月13日閲覧。
- ^ Unterberger, Richie. “FROM WON'T GET FOOLED AGAIN: THE WHO FROM LIFEHOUSE TO QUADROPHENIA”. 2016年2月13日閲覧。
- ^ The Who - Who's Next (CD, Album) at Discogs - 2003年デラックス・エディション盤の情報
- ^ West, Bruce & Laing | Awards | AllMusic
- ^ Leslie West - The Great Fatsby (Vinyl, LP, Album) at Discogs
- ^ Drozdowski, Ted (2015年6月26日). “Gary Rossington Discusses 'One More for the Fans!' and His Life and Times with Lynyrd Skynyrd”. Guitar World. NewBay Media. 2016年3月15日閲覧。
- ^ a b Popson, Tom (1985年5月24日). “Getting Caught Up With A Mountain Man”. Chicago Tribune. 2016年2月13日閲覧。
- ^ Billy Joel - River Of Dreams (CD, Album) at Discogs
- ^ Joe Lynn Turner - Under Cover 2 (CD, Album) at Discogs
- ^ Ozzy Osbourne - Under Cover (CD, Album) at Discogs
- ^ Graff, Gary (2011年7月12日). “Leslie West on Leg Amputation: 'I Cried a Couple F--kin' Times'”. Billboard. 2016年2月13日閲覧。
- ^ Bosso, Joe (2012年2月2日). “Interview: Leslie West on his first show since leg amputation”. MusicRadar. Future Publishing Limited. 2016年2月13日閲覧。
- ^ “ソニー・ミュージック、ジョニー・ウィンターへ追悼”. BARKS (2014年7月23日). 2016年2月13日閲覧。