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リヴァー・オブ・ドリームス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『リヴァー・オブ・ドリームス』
ビリー・ジョエルスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル コロムビア・レコード
プロデュース ダニー・コーチマー
ビリー・ジョエル
Dave Thoener
ジョー・ニコロ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 1位(アメリカ[1]
  • 3位(イギリス[2]、日本[3]
  • ビリー・ジョエル アルバム 年表
    ストーム・フロント
    (1989年)
    リヴァー・オブ・ドリームス
    (1993年)
    ビリー・ザ・ベスト 3
    (1997年)
    テンプレートを表示

    リヴァー・オブ・ドリームス(River of Dreams)は、ビリー・ジョエル1993年に発表したアルバム。日本で先行発売され、初回盤(カタログ番号:SRCS 6789)には邦題はなく、ラテン文字大文字表記(RIVER OF DREAMS)だった。ミニディスク版も発売された。

    解説

    [編集]

    ビリーが1990年代に発表した、唯一のオリジナル・アルバム。1992年夏のレコーディング開始当初、ニューヨーク州のシェルター・アイランドで、セルフプロデュースで7曲を制作したものの、結果に不満があったため、ドン・ヘンリーの推薦で、ジェームス・テイラーキャロル・キング等との活動で知られるギタリストダニー・コーチマー(本作のクレジットでは、ニックネームの一つであるダン・コーチマーと記載)にプロデュースを依頼、自身のバンドメンバーに代えて外部のセッションミュージシャンを演奏に起用する事とし、改めてレコーディングを行った。なお「見えないのは真実」のみ、前述のシェルター・アイランドでのセッション音源(ビリー自身とデイヴ・ソーナーのプロデュース)がアルバムに収録された。また「ザ・リヴァー・オブ・ドリームス」はダニーとジョー・ニコロの共同プロデュースとなっている。ジャケットは当時の妻でモデルのクリスティ・ブリンクリーが描いた絵画を使用したもので、発売の同年にローリング・ストーン誌の「The Best Album Cover of the Year」に選出されている。なお、発売の翌1994年にビリーとクリスティは離婚している。

    アルバムはBillboard 200で初登場1位。通算4作目の全米1位獲得アルバムとなった[1]。先行シングル「ザ・リヴァー・オブ・ドリームス」は全米3位[4]全英3位に達した[2]。第2弾シングル「君が教えてくれるすべてのこと」はカラー・ミー・バッドがゲスト参加した曲で、全米29位[4]・全英32位[2]。更に、アメリカでは「眠りつく君へ」(全米77位[4])、イギリスでは「ノー・マンズ・ランド」(全英50位[2])もシングル・カットされた。

    本作に伴うワールド・ツアーの前半が終了し、ビリーはエルトン・ジョンとのジョイント・ツアーを行う。

    収録曲

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    全曲ビリー・ジョエル作。

    1. ノー・マンズ・ランド - "No Man's Land" - 4:48
    2. グレート・ウォール・オブ・チャイナ - "The Great Wall of China" - 5:47
    3. ブロンド・オーヴァー・ブルー - "Blonde Over Blue" - 4:55
    4. 憂鬱なヴァリエーション - "A Minor Variation" - 5:36
    5. 見えないのは真実 - "Shades of Grey" - 4:11
    6. 君が教えてくれるすべてのこと - "All About Soul" - 6:01
    7. 眠りつく君へ - "Lullabye (Goodnight, My Angel)" - 3:33
    8. ザ・リヴァー・オブ・ドリームス - "The River of Dreams" - 4:07
    9. 2千年もの果てに - "Two Thousand Years" - 5:20
    10. ラスト・ワーズ - "Famous Last Words" - 4:55

    参加ミュージシャン

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    • ビリー・ジョエル - ボーカルピアノハモンドオルガンシンセサイザークラビネット
    • ダニー・コーチマー - ギター
    • トミー・バーンズ - ギター
    • T.M.スティーヴンス - ベース
    • ザッカリー・アルフォード - ドラムス
    • ジェフ・ジェイコブス - シンセサイザー、プログラミング
    • フランク・シムズ - バッキング・ボーカル
    • ジョージ・シムズ - バッキング・ボーカル
    • クリスタル・タルフェロ - バッキング・ボーカル
    • Wrecia Ford - バッキング・ボーカル
    • Marlon Saunders - バッキング・ボーカル
    • B. デヴィッド・ウィットウォース - バッキング・ボーカル
    • アイラ・ニューボーン - オーケストレーション
    • レスリー・ウェスト - ギター(on 1. 2. 4.)
    • ジム・サポリート - パーカッション(on 2.)
    • ロニー・ダリル・ヒリヤー - ベース(on 3. 7.)
    • リッチー・カナータ - サックス(on 4.)
    • Arno Hecht - サックス(on 4.)
    • Osvaldo Melindez - トロンボーン(on 4.)
    • ローレンス・エトキン - トランペット(on 4.)
    • リバティ・デヴィート - ドラムス(on 5.)
    • シューラー・ディール - ベース(on 5.)
    • カラー・ミー・バッド - ボーカル(on 6.)
    • アンディ・クラヴィッツ - パーカッション(on 8.)
    • マイク・タイラー - ギター(on 8.)
    • チャック・トリース - ベース(on 8.)
    • ジェフ・リー・ジョンソン - ベース(on 8.)
    • スティーヴ・ジョーダン - ドラムス(on 9. 10.)

    脚注

    [編集]
    1. ^ a b Billy Joel - Awards : AllMusic”. 2012年7月8日閲覧。
    2. ^ a b c d ChartArchive - Billy Joel”. 2012年7月8日閲覧。
    3. ^ ORICON STYLE
    4. ^ a b c River of Dreams - Billy Joel : Awards : AllMusic”. 2012年7月8日閲覧。