「ジェイムズ・ヘットフィールド」の版間の差分
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2016年11月18日 (金) 07:15時点における版
ジェイムズ・ヘットフィールド James Hetfield | |
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基本情報 | |
生誕 | 1963年8月3日(61歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス |
ジャンル |
ヘヴィメタル スラッシュメタル ハードロック スピードメタル |
職業 | シンガーソングライター |
担当楽器 | 歌、ギター |
活動期間 | 1981年 - 現在 |
共同作業者 | メタリカ |
著名使用楽器 | |
該当項目を参照 |
ジェイムズ・ヘットフィールド (James Hetfield、本名 James Alen Hetfield、1963年8月3日 - )は、アメリカのギタリスト、ヴォーカリスト、ミュージシャン。イングランドとアイルランド、ドイツの血を引く。
2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第87位。 身長185cm。
略歴
- 1963年8月3日に、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスにて生まれる。
- 1981年にラーズ・ウルリッヒが掲載したバンドメンバー募集の新聞広告に応え、そこからメタリカを結成。
- 1992年8月8日、ガンズ・アンド・ローゼズとのスタジアムツアーでのメタリカのステージで、"Fade to Black"のオープニングにおいてパイロテクニクスの事故が発生し、腕や顔などにII〜III度の大やけどを負う。事故後わずか17日でステージへと戻り、その後4週間、ライヴではジェイムズがヴォーカルのみを担当し、リズム・ギターをメタル・チャーチのギタリスト、ジョン・マーシャルが代行した。
- 2000年、アルバム「セイント・アンガー」収録作業中にアルコール依存症に陥り、リハビリ施設に入所。後に本人は「人生の中で最も恐ろしいひと時だった」と回想している。
音楽性
- 速くて重いスラッシュメタルでの演奏を得意とする。メタリカの曲のリフの多くは彼が作り出したものであり、ギター雑誌などでは「リフマスター」の異名が与えられた。リードはそれほど得意ではないためか、メタリカでのソロの多くはカークが担当する。特に、レコーディングにおいては役割分担がはっきりしており、かつてはリズムギターの左右両パートともジェイムズが演奏していた。
- 彼はギターリフについて、「ギターリフを、スピーディにかつシャープにするには、ダウンカッティングが重要なポイントになる」と語っている。同じく、リフ・マスターと呼ばれているパンテラのダイムバック・ダレルは、「強靭な右手を持ちメタリカのリフを支えるギタリスト」と評している。目安として、BPM200〜210くらいの曲なら、8分のリズムをダウンピッキングのみで演奏してしまう。もう一方のカークは、同様のBPMの場合アップ・ダウンピッキングを交互に行うオルタネイトピッキングである。
- 上記のフィジカルなプレイだけではなく、どこか物悲しい叙情的なアルペジオをフィンガーピッキングで爪弾いたり、ブルージーなフレーズやカントリー調のアルペジオを奏でたりと幅広い。
- ボーカリストとしては野太い声が特徴。一般的なヘヴィ・メタル・シンガーのようにハイトーンで歌うことは現在ではほとんど無いが、1stアルバム『キル・エム・オール - Kill 'Em All - 』の頃には、ハイトーンのシャウトを多用していた。年を経るごとにアンヴィルのスティーヴ・"リップス"・クドローに近い野太く高音の出にくい歌い方へと変化していったが、他のポピュラー・ミュージックのヴォーカルと比べ特段音程が低いわけでない。ボーカリストとしての音楽性を見出したのは、アルバム『メタリカ』といわれている。なお、現時点での最新作『デス・マグネティック』では、リック・ルービンのプロデュースで、声のキーを以前並みの高さに戻している(同作品のライナーより)。元々、『デス・マグネティック』のデモ制作時はキーをE♭で演奏していたが、ヴォーカルに緊張感を持たせるために半音上げたEに変更された。ライブでは、アルバムよりも半音低いE♭で演奏されている。また、独特のこぶし回しが特徴的で、1990年代以降は彼のボーカル・スタイルを模倣するバンドがヘヴィメタル以外の音楽でも多く現れた。コンサートで時折デスボイスのような声で歌うときもある。
機材
ギター
バンド黎明期 - 1984年位までは、ギブソンのフライングVを使用していたが、故障したため、ギブソン・エクスプローラーを使用し始める。きっかけは、ファンの間でも有名なEMGのピックアップを搭載したナチュラルフィニッシュのものだった。その後は、1984年製ギブソン・エクスプローラー(ピックガード無し)とほぼ同形のESPのカスタムメイドのエクスプローラーを永らくメインギターとして使用していた。3rdアルバム時はリア・ピックアップにギブソン・ダーティフィンガー]を搭載していたが、4thアルバム以降からは現在でもお馴染みのフロントにEMG 60を、リアにEMG 81を搭載するようになった。また、現在はフライングV、レスポールシェイプも愛用している。これらのギターには、前述のEMG81、EMG60の組み合わせに加え、マシン・ヘッド部はスパーゼル社のロック式ペグ、TrimLockを装備している。また、レコーディングやMTV.ICONのステージでは、ESPのフォレスト・シェイプの7弦ギターも使用した。 以前は、ESPとLTDからジェイムズ使用のエクスプローラーと同形のモデルが販売されていたが、現在はカタログから外されている。
ギター・アンプ
2ndアルバム『ライド・ザ・ライトニング』のレコーディング終盤まではマーシャルのアンプを愛用し、プロコ社のRAT(初期型)でブーストしていたが、バンドの機材一式が盗難されてしまったため、メサ・ブギーのアンプに乗り換える事になった。 以降の各アルバムのレコーディングで使用したアンプは、以下の通りである。
- 3rd ALBUM メタル・マスター - Master Of Puppets (1986)
- メサ・ブギー・マークIIC+
- 4th ALBUM メタル・ジャスティス - ...And Justice For All (1988)
- メサ・ブギー・マークIIC+
- メサ・ブギー・クアド・プリアンプ / メサ・ブギー・ストラテジー500
- ローランド・JC-120
- 5th ALBUM メタリカ - Metallica (1991)
- メサ・ブギー・マークIV
- メサ・ブギー・クアド・プリアンプ / メサ・ブギー・ストラテジー500
- ローランド・JC-120
- 6th ALBUM ロード - Load (1996) / 7th ALBUM リロード - Reload (1997)
- メサ・ブギー・トリプル・レクティファイヤー
- メサ・ブギー・トライアクシス / メサ・ブギー・ストラテジー500
- ローランド・JC-120
8th アルバム以降はメイン・アンプとしてDiezel VH-4を使用する事が多い。 尚、JC-120は主にクリーントーンを奏でる時に愛用している。
トリヴィア
- リフマスターでもあり、リズムギターの名手で、かつそのカリスマ性から評してメディアに『80年代のキース・リチャーズ』と呼ばれていた。
- 少年時代から元パンテラのダイムバッグ・ダレルと親交があり、ダレル曰く「やつの右手のテクニックには脱帽だ あれはウエイトトレーニングのように右手を鍛え抜かないとありえない」と絶賛している。
- 私生活では、ハンティングやスケートボードを趣味としている。スケートボードに関しては、転倒による骨折を何度もしたため、結果的にマネジメント会社のQプライムから「旅行先でのスケートボード禁止令」を言い渡されている。
外部リンク
- Metallica.com - The Official Metallica Website - メタリカの公式サイト