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メガデス (バンド)

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メガデス
UK・ロンドン公演(2018年6月)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル
活動期間
レーベル
公式サイト メガデス 公式サイト
メンバー
旧メンバー 別記参照

メガデス英語: Megadeth)は、アメリカ合衆国出身のヘヴィメタルバンド。同時期にデビューした「メタリカ」「スレイヤー」「アンスラックス」と並び、スラッシュメタル"BIG4"と形容された一角に君臨。テクニカルな曲構成を展開し、同ジャンルの発展に大きく貢献した。2017年度『グラミー賞』受賞。メタルシーンを代表するバンドである。

概要

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デビュー前に「メタリカ」を解雇されたデイヴ・ムステインを中心に1983年に結成。現在まで15枚のスタジオ・アルバムと5枚のライヴ・アルバムを発表。5000万枚を超えるセールスと、グラミー賞のノミネート12回を数える。2002年に一度解散したが、2004年に再始動した。

音楽的にはテクニカルなギターリフや複雑な曲展開を特徴とし、中心人物のムステイン自ら"インテレクチュアル(知的な)・スラッシュメタル"と称した。その名に違わず、歌詞の内容も戦争の正当性、核戦争政府陰謀環境保護表現の自由に対する検閲など、政治的な主題を持つものが多い。

来歴

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創始者デイヴ・ムステイン(G) 2009年

結成

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1983年、過度の飲酒や暴力などの問題行動、およびラーズ・ウルリッヒジェームズ・ヘットフィールドらメンバーとの確執で「メタリカ」を解雇されたギタリストデイヴ・ムステインは、失意のうちにロサンゼルスに戻る。2ヶ月後、ベーシストデイヴィッド・エレフソンと出会ったムステインは「メタリカを超えるバンドを作る」という決意のもとにメガデスを結成する。当初はボーカリストを探していたが、適任者が見つからなかったため、ムステインがボーカルを兼ねることになった。また、ムステインとエレフソン以外のメンバーが固定できず、一時はケリー・キングスレイヤー)がライヴにおいてギターを担当した。

デビュー

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1984年末にインディレーベルのコンバット・レコード英語版と契約。1985年には、ギタリストのクリス・ポーランド英語版とドラマーのガル・サミュエルソン英語版をラインアップに加え、1stアルバム『Killing Is My Business... And Business Is Good!』でデビューを果たす。ムステインの「元メタリカ」という肩書きも手伝い前評判は良かったものの、レコーディングのために与えられた8000ドルの予算の半分近くをドラッグやアルコールの購入に使ってしまったため、サウンドプロダクションに問題を抱える仕上がりとなった。

1986年にはメジャーレーベルのキャピトルレコードに移籍。2ndアルバム『PEACE SELLS... BUT WHO'S BUYING?』を発表。前作に比べ音質は飛躍的に向上し、複雑なギターリフと政治的な歌詞をはじめムステインの標榜する「インテレクチュアル・スラッシュメタル」が具現化された作品となった[3]

1988年、新たにギタリストのジェフ・ヤング英語版とドラマーのチャック・ビーラー英語版を加えて3rdアルバム『SO FAR, SO GOOD...SO WHAT!』を発表。前作に比べ内容が比較的コマーシャルだとの批判も一部にあったが、攻撃的でスラッシーなリフが満載されたこのアルバムは全米チャート28位を獲得し、バンドにとって初めてのプラチナムアルバムとなった。同年にはモンスターズ・オブ・ロックに出演。順風満帆に思えたが、ベーシストのエレフソンが薬物依存症でツアーを続けられなくなり、ムステインが加入したばかりのヤングとビーラーを解雇したため、年内の活動を停止。新しいギタリストとドラマーを探すにあたり、ムステインはパンテラのギタリストのダイムバッグ・ダレルに目をつける。一時は加入が内定するも、ダレルは兄でドラマーのヴィニー・ポールを同時に採用することを条件としたのに対し、既にメガデスはニック・メンザの加入を決めていたことから、最終的にダレルの参加は見送られた。また、ムステインは裁判所の命令で薬物依存症の治療を受けさせられ、一時的に中毒から立ち直ることに成功する。

1989年、バンドはジェフ・ヤングの後任ギタリストが決まらないままトリオとしてアリス・クーパーのカヴァー「ノー・モア・ミスター・ナイス・ガイ」をレコーディングし、映画『ショッカー』のサウンドトラックに提供した[4]

黄金期

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マーティ・フリードマン(G) 2009年

1990年、4thアルバム『RUST IN PEACE』を発表。新たにギタリストのマーティ・フリードマン(Marty Friedman)とドラマーのニック・メンザ(Nick Menza)を迎えて制作された本作は、より正統なヘヴィメタルに近づき、ムステインのアグレッシヴなプレイスタイルとフリードマンのメロディアスなプレイスタイルが見事に調和し、以前のどの作品よりも洗練されたアルバムとなった。また、ムステインをはじめとするメンバーが麻薬やアルコールの問題と無縁のままレコーディングを終えたことも作品の質に影響を与えている。アルバムは全米チャート初登場23位、全英チャート8位を記録。プラチナムの認定を受け、グラミー賞にノミネートされるなど、スラッシュメタルの枠にとどまらない成功を収めた。

前作と同じメンバーで、1992年に5thアルバム『COUNTDOWN TO EXTINCTION』を発表。前作までの攻撃的なリフと複雑な曲展開を用いた手法とは一線を画し、より幅広い層に受け入れられるよう無駄なものを一切排除したシンプルな作品となった。前作での成功ともあいまって、全米チャート初登場2位を記録。ダブル・プラチナムを獲得するバンド史上最大のヒット作となった[5]1993年3月には4度目の来日が予定されていたが、その直前にムステインが薬物乱用により集中治療室での療養が必要となったため、日本公演はキャンセルとなる。当時のギタリストのマーティ・フリードマンは夢だった武道館でのライヴができなかったことが非常に残念だったと後に語っている[6]。同年6月にはデビュー以来初めてメタリカとの共演を果たす。ステージ上でムステインは「この10年間の確執は終わった」と宣言したが、両バンドの間のしこりはその後も残った。7月にはエアロスミスゲット・ア・グリップツアーに参加するが、7公演の参加で終了となる。ムステインのステージ外での問題行動が原因、と報道された。

1994年、さらにサウンドを変化させた6thアルバム『YOUTHANASIA』を発表。それまで特徴的だったムステインのシニカルで冷徹な視点が影を潜め、曲はより温かみのあるメロディアスなものに。ムステインの麻薬中毒の再発によってツアー中断というアクシデントに見舞われたものの、前作の勢いを引き継ぎ全米チャート初登場4位を記録。

1997年に7thアルバム『CRYPTIC WRITINGS』を発表。プロデューサーにマイケル・ジャクソンのギタリストだったダン・ハフを迎え、前作からさらに作風を変えポップ寄りのハードロックに仕上がった。シングル曲『Trust』はビルボード・メインストリーム・ロックチャート5位を記録したが、アルバム自体は10位にとどまった。

1998年、『CRYPTIC WRITINGS』に伴うツアー中に膝の故障を理由にメンザが脱退、新しいドラマーとして元Y&Tジミー・デグラッソ(Jimmy DeGrasso)が加入する。翌年、8thアルバム『RISK』を発表。前作と同じプロデューサーのもとでインダストリアル寄りの実験的な音楽性を展開したが[7]、メタルから離れたサウンドはファンから受け入れられずセールス面でも大失敗に終わった。翌1999年にはマーティ・フリードマンが脱退する[6]

解散

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2000年10月、新たなギタリストにアル・ピトレリ(Al Pitrelli)を迎え、新曲2曲を含むベストアルバム『CAPITOL PUNISHMENT』を発表。2001年サンクチュアリ・レコードに移籍し、9thアルバム『THE WORLD NEEDS A HERO』を発表。往年の音楽性に回帰したものの、以前の作品ほどの支持は得られなかった。2002年3月、『THE WORLD NEEDS A HERO』に伴うツアー中のライヴの模様を収めたライヴDVDと二枚組ライヴ・アルバムをリリース[8]。しか、その直後の4月にデイヴ・ムスティンが腕の故障(橈骨神経麻痺)を理由に音楽活動を休止することを発表し、メガデスは解散することとなった[9][10]

空白期間

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2004年、デイヴ・ムステインは、かつて在籍していたメタリカのドキュメンタリー映画「メタリカ:真実の瞬間(METALLICA:SOME KIND OF MONSTER)」に出演。メタリカがバンド内の問題を解決するために行われたセラピーの一環として、ドラマーのラーズ・ウルリッヒがムステインと話す様が収められている[11]。劇中でムステインはメタリカから離れた後の20年間の思いを赤裸々に語った。

再結成から現在

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再始動した2005年のグループショット

2004年9月14日、復活第一作となる10thアルバム『THE SYSTEM HAS FAILED』をリリース。当初はムステインのソロ作品として制作されたが、レコード会社の要望でメガデス名義で発売されることとなった。ギタリストには元メンバーのクリス・ポーランド、ドラマーにはヴィニー・カリウタが参加している。同年10月グレン・ドローヴァー(G)、ショーン・ドローヴァー(Dr)、ジェイムズ・マクドノー(B)をメンバーに迎え、新体制で"Blackmail the Universe world tour"に出る。当初、このツアーには黄金期のメンバーであるニック・メンザの参加が予定されていたが実現しなかった。

2005年、キャピトルからベストアルバム『Greatest Hits』がリリースされた[12]。また、ドリーム・シアターフィア・ファクトリーなどとともにアメリカとカナダを回るコンサートツアー・Gigantourを主催した[13]

2006年2月、ベーシストのジェイムズ・マクドノーが辞め、新たなベーシストとしてジェイムズ・ロメンゾ(元ホワイト・ライオンブラック・レーベル・ソサイアティ)が参加。また、昨年に引き続きGigantourを開催。同年3月、キャピトル所属時のすべてのビデオクリップや秘蔵映像を2枚のDVDに収録した『THE ARSENAL OF MEGADETH』をリリース[14]。5月にはロードランナー・レコードへ移籍した[15]

ポーランド・カトヴィツェ公演 (2008年)

2007年5月、11thアルバム『UNITED ABOMINATIONS』を発表。全米チャート8位を記録した。10月末には来日公演を行った[16]

2008年1月、ギタリストのグレン・ドローヴァーが脱退。脱退の理由はツアー中にグレンが心臓に問題を抱えていた事が発覚したためであり、彼の推薦で新たなギタリストとしてクリス・ブロデリック(Chris broderick)を迎える。同年3月BURRN!4月号における読者人気投票で、LIVE PERFORMANCE IN JAPAN、ALBUM COVER、DVD、TUNE、SHINING STARの部門で5冠を達成。

2009年9月、12thアルバム『Endgame』を発表。全米チャート9位を記録した。

エレフソンが復帰した2010年のグループショット

2010年2月、オリジナル・メンバーであるベーシストのデイヴィッド・エレフソンが復帰。入れ替わる形でジェイムズ・ロメンゾが脱退した[17]

2011年10月、13thアルバム『Th1rt3en』をリリース[18]。全米チャート11位を記録した。

2013年6月、14thアルバム『Super Collider』をリリース。ロードランナーを離れデイヴ・ムステイン自身の新レーベル「Tradecraft」からのリリースとなる(流通はユニバーサルが担当)[19]全英アルバムチャート22位[20]Billboard 200チャート6位(初週売上は2万9000枚[21])をそれぞれ記録した。

2014年11月26日、ギタリストのクリス・ブロデリックが「音楽的嗜好の違いにより、自身の音楽的目的を追求するため」[22]、ドラマーのショーン・ドローヴァーが「(バンド再結成から)10年が経ち、自分の音楽的関心を追求したい」との理由でそれぞれメガデスを脱退した[23]。この2人の脱退に対してエレフソンは「(2人の脱退は)個人的な理由であって、彼らは彼らが正しいと思うことをした」「俺たちは絶対に解散しない」などと話している[24]

2015年春、アングラのギタリスト、キコ・ルーレイロラム・オブ・ゴッドのドラマー、クリス・アドラーと新作のレコーディングに臨むことが報じられ[25]、キコは正式メンバーとして加入し[26]、アドラーはゲストドラマーとして参加することが決定[27]。なお、キコはアングラでの活動も継続することが決まっている[26]

2016年1月、15thアルバム『Dystopia』をリリース。全米チャートで初登場3位を記録した[28]7月14日ソイルワークのドラマー、ダーク・ヴェルビューレンの加入を発表[29]。ヴェルビューレンは5月の<Rock on the Range festival>からメガデスのライヴに参加していた[29]。なお、メガデス側からの声明で「元ソイルワーク」とあるため、ヴェルビューレンはソイルワークを脱退したと考えられているが、ソイルワーク側からの正式な発表はない[29]

2017年2月、『第59回グラミー賞』最優秀メタル・パフォーマンス部門で「Dystopia」が受賞[30]

2019年、結成35周年記念の3枚組コンピレーション作品『Warheads On Foreheads』をリリース[31]。同年初夏、主宰するムステインが咽頭がんの発症を公表。今後のスケジュールの大半を白紙とし、治療に専念しながらも作品の制作は継続する[32]

2021年5月、ベーシストのデイヴィッド・エレフソンが若い女性ファンとのスキャンダルでメガデスから解雇された。後任としてジェイムズ・ロメンゾがサポートとして11年ぶりに復帰し[33]、翌2022年から正規メンバーに格上げとなった[34]。但しロメンゾは『ザ・シック、ザ・ダイイング...アンド・ザ・デッド!』のレコーディングには参加しておらず、レコーディングでサポートメンバーとしてベースを弾いているのはスティーヴ・ディジョルジオである。

2022年9月2日、16枚目となるニューアルバム『ザ・シック、ザ・ダイイング...アンド・ザ・デッド!』を世界同時発売。発売一週目のチャート順位は全米3位、全英3位、日本10位。世界的に好調な反応を得た。

2023年2月24日、東京の豊洲PIT(追加公演)を皮切りに、東京2ヵ所と大阪で来日公演を開催[35]。2月27日の日本武道館公演には、元ギタリストであるマーティ・フリードマンがゲスト参加した[36]。また、8月4日に行われたドイツの音楽フェス『ヴァッケン・オープン・エア』でもマーティ・フリードマンと共演。「Trust」や「Holy Wars… The Punishment Due」などアンコールを含め4曲を披露した[37]。9月5日にはバンドの公式SNSにキコ・ルーレイロが声明文を掲載し、当面の間、父親として子供たちと過ごす時間が必要なため、翌日(9月6日)から開始する北米ツアーには参加できないことを明かした。ルーレイロの代役は、ウィンターサンのギタリストであるテーム・マントゥサーリが務める[38]。また11月19日には、ルーレイロ、ムステイン、マネージャーの三者で話し合いを重ねた結果、2024年以降に予定されているツアーに関して、当面の間、参加しないことをルーレイロがSNSを通じて明かした[39]。また、ムステインも声明で家族を優先するルーレイロの選択を全面支持する意を表明。ルーレイロの代役は北米ツアーと同じくテーム・マントゥサーリ(ウィンターサン)が務める予定である[40]

メンバー

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現ラインナップ

ディスコグラフィ

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オリジナル・アルバム

「キリング・イズ・マイ・ビジネス」から「リスク」までのアルバムは、リマスタリングとリミックスがされ、デモバージョンなどのボーナストラックを追加したうえで再発されている。

来日公演

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4月3日・初来日公演を行う。場所は渋谷公会堂。チケットの金額は3,900円だった。
  • 1988年 アルバム「So Far, So Good...So What!」ツアー
7月・2度目の来日公演。
  • 1991年 アルバム「Rust in Peace」ツアー
2月・3度目の来日公演。
この年の3月に予定していた武道館大ホール公演を含む4度目の来日公演を麻薬問題でキャンセル。
  • 1995年 アルバム「Youthanasia」ツアー
4度目の来日公演。
  • 1997年 アルバム「Cryptic Writings」ツアー
11月・5度目の来日公演。
  • 1998年 アルバム「Cryptic Writings」ツアー
11月・6度目の来日公演。一つのアルバムのツアーで2度来日するのはこれが初めてとなる。
  • 1999年 アルバム「RISK」ツアー
8月8日・マリリン・マンソンをメインアクトとした富士急ハイランド・コニファーフォレストにおける野外フェスティバル「BEAUTIFUL MONSTERS TOUR」で来日公演。このライヴではCrush 'Em の演奏時に日本のプロレスラー蝶野正洋AKIRAが登場するというメガデスとしては珍しい演出があった。
  • 2000年 アルバム「RISK」ツアー
3月・8度目の来日公演。
  • 2001年 アルバム「World Needs A Hero」ツアー
7月・9度目の来日公演。
  • 2005年 アルバム「THE SYSTEM HAS FAILED」ツアー
4月2日〜4月9日・Blackmail The Universe Japan Tour 2005として東京(東京厚生年金会館)、川崎(CLUB CITTA')、広島(クラブクアトロ)、福岡(Zepp Fukuoka)、名古屋(Clubダイアモンドホール)、大阪(Zepp Osaka)の計6カ所で、10度目の来日公演を行う。また4月2日の東京公演の際に、ムステインがその日は1987年の初来日公演から18周年の記念日であると発言している。
10月14日・日本で開催されたヘヴィメタルフェス「LOUD PARK 06」に参加。 「Gigantour Stage」と名付けられたステージにおいてメインアクトを務める。同時に川崎クラブチッタ、名古屋ZEPP NAGOYAで単独公演も開催する。また、名古屋公演で新曲GEARS OF WARを世界初披露。
10月30日~11月6日・TOUR OF DUTYとして、東京(渋谷C.C.Lemonホール二日間、SHIBUYA-AX中野サンプラザ追加公演)、名古屋(Zepp Nagoya)、大阪(大阪厚生年金会館)の計5ヶ所、6日間の12度目の来日公演を行う。東京公演のみBREED77がゲストで出演。また伊藤政則の進言により中野サンプラザ追加公演にて「BURNT ICE」を世界初披露。
10月17日、日本で開催されるヘヴィメタルフェス「LOUD PARK 09」に参加し、13度目の来日を果たす。さらに、10月19日には大阪(なんばHatch)、10月20日には名古屋(Clubダイアモンドホール)にて公演を行う。大阪公演のアンコールではLOUDNESS高崎晃が飛び入り参加した。ちなみに、大阪公演での前座はPAPA ROACH、名古屋公演での前座はHIBRIAであった。
8月16日・17日、日本で開催されるロックフェス「SUMMER SONIC 2014」に出演。17日の大阪会場ではゲストとして、LOUDNESSの高崎晃が「LOUD PARK 09」以来5年ぶりに飛び入り参加。
10月11日、「LOUD PARK 15」に3度目の出演を果たす。13日には、大阪(オリックス劇場)にて公演を行う。
  • 2017年 MEGADETH Japan Tour 2017 – Special Guest Anthrax
スペシャルゲストにアンスラックスを迎えて、5月17日大阪公演、5月18日・19日東京公演の[41][42]
6年ぶりとなる来日公演。2月24日の豊洲PITを皮切りに2月27日の日本武道館、2月28日のグランキューブ大阪の3ヵ所で開催[35]。日本武道館公演には、元メンバーのマーティ・フリードマンがゲスト出演。BSデジタル放送WOWOWライブとWOWOWオンデマンドで独占生中継も行われた[36]

補足

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  • メガデス(Megadeath)の元の意味は、核兵器の威力を表す、あるいは同一の死因による死者数の単位で、1メガデスあたり100万人の殺傷力があるという。バンド名から意図的にaを抜いたのは、死との関連性を薄めるためだとムステイン本人が語っている。
  • マスコットキャラは人の骸骨のような生命体ヴィック・ラトルヘッド(Vic Rattlehead)。1stアルバム以来数多くのアルバムジャケットに登場している。
  • 1997年に日本の兵庫県神戸市で神戸連続児童殺傷事件が発生した際、ワイドショーにおいて出演した有田芳生が「犯人はメガデスというバンドを聴いていた」「メガデスはデス声で殺害的な歌詞を歌う(=デスメタル)」などの発言を繰り返していたが、実際には犯人がメガデスを聴いたことはなく、『BURRN!』編集長の酒井康などから批判を受けた[43][44]
  • 上記の殺傷事件や有田の発言に関し、1998年の日本公演時のインタビューでマーティは「悲しい事件だ」と語ると同時に「俺達のファンがそんな事(殺人事件)はしないと信じている」とコメント。ムステインはこの事件に関しては子供が殺傷事件を起こしたのは親の教育に責任があるとし、歌詞に関する表現の自由の重要性を訴えると同時に有田の無責任な発言や少年による事件を音楽のせいにしたがるマスメディアの風潮に苦言を呈している[45]
  • 2006年にカナダで起きたドーソン・カレッジ銃乱射事件の犯人がゲームや音楽に熱中していて、中でもメガデスの音楽を気に入っていたという報道があった[46]
  • 日本のTVCMBGMとして楽曲が起用されることもあった。2ndアルバム『Peace Sells...But Who's Buying』収録の『I Ain't Superstitious』(ウィリー・ディクスンのカバー)がホンダ・CR-XのCM(1987年-88年ころ)に(バンド名表記は無かった)、ミニアルバム『Hidden Treasures』収録の『Paranoid』(ブラック・サバスのカバー)が日産・エクストレイルのCM(2003年頃)にそれぞれ使用されていた。
  • 映画『トーク・レディオ』では、ラジオのリスナー役のマイケル・ウィンコットがスタジオに招待されるシーンで、メガデスの曲「ピース・セルズ」が唄われた。
  • ゲーム『グランド・セフト・オート・バイスシティ』のカーラジオで「Peace Sells」がかかる。後にカーラジオをまとめた曲集に収録。
  • ゲーム『Brütal Legend』内でHigh Speed Dirt,Tornado of Soulsの2曲が使用された。
  • 2023年の来日公演では東京公演で何点かの物販が爆発的に売れた為、最終日の大阪では何点かの商品が販売できなかった。

脚注

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  1. ^ Megadeth|Biography”. オールミュージック. All Media Guide. 2015年8月15日閲覧。
  2. ^ a b Phillips, William; Cogan, Brian (2009). Encyclopedia of Heavy Metal Music. Santa Barbara, California: ABC-CLIO. p. 156. ISBN 978-0-313-34801-3 
  3. ^ メガデス名盤『PEACE SELLS... BUT WHO'S BUYING?』、25周年で特別盤登場 barks 2011-07-13
  4. ^ Megadeth.com - History - 2013年5月29日閲覧
  5. ^ メガデス、『破滅へのカウントダウン』アニバーサリー・エディション登場 barks 2012-09-11
  6. ^ a b マーティー・フリードマン インタビュー Guitar-Workshop.net
  7. ^ メガデス移籍後第1弾発売決定!! CDJournal.com 2001/02/28掲載
  8. ^ メガデス、ライヴ・アルバムをリリース! CDJournal.com 2001/12/28掲載
  9. ^ メガデスのシンガー、デイヴ・ムステインが脱退。バンドは解散へ barks 2002-04-04
  10. ^ メガデス、解散! CDJournal.com 2002/04/04掲載
  11. ^ 3年間、1,600時間もの映像記録! メタリカのドキュメンタリー映画まもなく公開 barks 2005-07-23
  12. ^ メガデスのベスト盤、国内盤は7月21日!DVD付盤も CDJournal.com 2005/05/19掲載
  13. ^ メガデス、北米ツアーはドリーム・シアターらとのフェスティヴァル形式! CDJournal.com 2005/04/06掲載
  14. ^ メガデス、未発表映像多数のアンソロジーDVDをリリース! CDJournal.com 2006/01/30掲載
  15. ^ メガデス、Roadrunnerと契約! 『カウントダウン』24K盤も登場 CDJournal.com 2006/05/16掲載
  16. ^ メガデス来日中!「孤高のカリスマ」の刺激的な“今”を体感せよ bakrs 2007-11-01
  17. ^ メガデス、デイヴィッド・エレフソン復活 barks 2010-02-13
  18. ^ “ジュニア”復帰第1弾!MEGADETH、ニュー・アルバム『Th1rt3en』をリリース CDJournal.com 2011/10/26
  19. ^ メガデスの新作『Super Collider』、米国盤の発売日決定”. amass (2013年3月25日). 2013年6月12日閲覧。
  20. ^ 2013-06-15 Top 40 Official UK Albums Archive”. Official Charts Company. 2013年6月12日閲覧。
  21. ^ Queens of the Stone Age Get First No. 1 Album on Billboard 200 Chart”. ビルボード (2013年6月12日). 2013年6月12日閲覧。
  22. ^ メガデスからギタリストのクリス・ブロデリックが脱退 amass 2014年11月26日
  23. ^ メガデス、ドラマーのショーン・ドローヴァーが脱退 barks 2014-11-26
  24. ^ メガデス「解散はしない」 barks 2014-12-3
  25. ^ メガデス、レコーディング・メンバーに新たな名が浮上 - BARKS・2015年3月16日
  26. ^ a b メガデスの新ギタリストとしてANGRAのキコ・ルーレイロの加入が正式に決定 - amass・2015年4月3日
  27. ^ メガデスの新アルバムにラム・オブ・ゴッドのクリス・アドラーが“ゲスト”ドラマーとして参加 - amass・2015年3月30日
  28. ^ メガデス『ディストピア』、売上も絶好調 barks 2016-2-2
  29. ^ a b c “メガデス、新ドラマーを発表”. BARKS. (2016年7月15日). https://www.barks.jp/news/?id=1000129010 2016年8月8日閲覧。 
  30. ^ “メガデス、とうとう初のグラミー受賞”. BARKS. (2017年2月13日). https://www.barks.jp/news/?id=1000138246 2017年2月14日閲覧。 
  31. ^ メガデス結成35周年記念35曲入りベスト『Warheads On Foreheads』3枚組CD&4枚組LPで発売決定”. Udiscover music (2019年1月25日). 2019年6月26日閲覧。
  32. ^ 咽喉がんを治療中のデイヴ・ムステイン、ファンに感謝するビデオ・メッセージを投稿”. barks (2019年6月25日). 2019年6月26日閲覧。
  33. ^ メガデス、新ツアーのベーシストはジェイムズ・ロメンゾ”. Barks (2021年8月12日). 2022年6月1日閲覧。
  34. ^ メガデスにベーシストのジェイムズ・ロメンゾが正式メンバーとして再加入”. amass (2022年6月1日). 2022年6月1日閲覧。
  35. ^ a b メガデス、6年ぶり日本ツアーがスタート”. BARKS. 2023年2月28日閲覧。
  36. ^ a b 【ライブレポート】歴史的瞬間の波状攻撃、メガデス at 武道館”. BARKS. 2023年2月28日閲覧。
  37. ^ メガデス、ドイツのフェスティバルでマーティ・フリードマンと再び共演”. BARKS. 2023年8月5日閲覧。
  38. ^ メガデス、キコ・ルーレイロが家庭の事情によりツアーを一時離脱”. BARKS. 2023年9月6日閲覧。
  39. ^ メガデス、キコ・ルーレイロがツアーからの離脱期間を延長”. BARKS (2023年11月20日). 2023年11月21日閲覧。
  40. ^ MEGADETH、ギタリスト Kiko Loureiroの離脱を延長。バンドはTeemu Mäntysaari(WINTERSUN)起用し前進”. 激ロック (2023年11月22日). 2023年11月23日閲覧。
  41. ^ メガデス、5月に来日公演が決定 (2017/02/15) 洋楽ニュース”. ロッキング・オンの音楽情報サイト RO69. 2017年2月20日閲覧。
  42. ^ MEGADETH、ANTHRAXをスペシャル・ゲストに迎えたジャパン・ツアーを5月に東阪にて開催決定!”. 激ロック ニュース. 2017年2月20日閲覧。
  43. ^ 山崎智之「特別研究 HMと反対運動の歴史 +特選・札付きお騒がせ盤」『炎』10月号、1997年、108-119頁、シンコーミュージック。
  44. ^ 酒井康「驢鳴犬吠 第22回」『炎』11月号、1997年、160-161頁、シンコーミュージック。
  45. ^ Player(プレイヤー・コーポレーション)1999年2月号 48P
  46. ^ “メガデス、大学銃乱射事件に怒り”. BARKS. (2006年10月2日). https://www.barks.jp/news/?id=1000027243 2016年5月24日閲覧。 

外部リンク

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