「ハッチポッチステーション」の版間の差分
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== 脚注 == |
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2016年11月15日 (火) 13:03時点における版
ハッチポッチステーション HOTCH POTCH STATION | |
---|---|
ジャンル |
子供番組、教養番組、 帯番組、バラエティ番組 |
企画 | 近藤康弘 |
出演者 |
関根勤(BS2時代のみ) グッチ裕三 林家こぶ平 増山江威子 兵藤まこ 中尾隆聖 ほか |
オープニング |
グッチ裕三とグッチーズ 「ハッチポッチファミリー」 (1996年4月 - ) |
エンディング | 同上 |
製作 | |
制作 |
NHK-BS2(1995年度) NHK教育テレビ(1996年度 - ) |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1995年4月3日 - 2005年11月1日 |
放送時間 | 放送時間を参照 |
特記事項: 1995年度は『にこにこぷんがやってきた!』のパペットショーコーナーとして放送。 第11回スポニチ文化芸術大賞優秀賞受賞(2003年) |
『ハッチポッチステーション』(英称:HOTCH POTCH STATION)は、1995年から2005年にかけてNHK衛星第2テレビ (BS2) とNHK教育テレビで放送された子供番組である。
概要
パペットと人間の掛け合いで展開される一種の人形劇で、めったに列車が来ない架空の駅「ハッチポッチステーション」で起きる日常生活のドタバタを描くコント風の番組である。番組タイトルに用いられる「ハッチポッチ」とは、「ごった混ぜ」「寄せ集め」という意味を指す英単語である "hotchpotch" に由来する[1]。全体のストーリーの間にショートコーナーが織り込まれる形で展開される。
元々は1995年からBS2で放送されていた『にこにこぷんがやってきた!』の後半13分のパペットショーコーナー『リッチポップステーション』としてスタートした。当時は関根勤が出演しており、回によってはゲストを迎えることもあった。これが好評だったために新たに独立した番組となり、1996年4月1日から教育テレビでの放送が開始された。このときに出演者が関根勤からグッチ裕三に交代、グッチの芸風を交えた音楽バラエティ的な要素が強まった。番組の合間合間に繰り出されるギャグやパロディの中には、子供に理解できるとは考えにくい、明らかに親世代向けのものも時折混じっていた。これはグッチ裕三曰く「子供は親が笑うと幸せを感じる」ことを狙っている為である。[2]
これによって子供と一緒に番組を見ている親たちにも好評を博し、教育テレビを代表する人気番組となった。NHKの海外向け放送を通じて、世界50か国で放送された。2003年、第11回スポニチ文化芸術大賞優秀賞受賞作品。
本作で始まったパペットバラエティ枠は、『クインテット』『フックブックロー』『コレナンデ商会』とシリーズ化していき、本作品で取り入れられていた劇中に歌や音楽を盛り込むスタンスは、一貫してこれらのシリーズに引き継がれている。
新聞のテレビ欄には単に「ハッチ」としか書かれず、NHKによる公式サイトは存在するが、番組情報の公開や番組宣伝も一切行われなかった。
放送時間の変遷
番組独立時当初の放送時間は8:20 - 8:30で、夕方にも朝の再放送をしており、2週間間隔で内容が変わっていた。その後何回か放送時間が変更され、末期には17:40 - 17:50のみの放送になった。
2003年4月4日にレギュラー放送は最終回を迎えるが、番組自体は公開録画形式に変わり、『みんなの広場だ!わんパーク』の後番組として、『あつまれ!みんなの広場ハッチポッチステーション』のタイトルで新しく日曜17:00 - 18:00に移動(隔週で『夢りんりん丸』とのローテーション)。放送時間拡大に伴い、新コーナーも次々と登場した。番組は2004年3月に放送を終了し、後番組の『ぐっとくるサンデー』に引き継がれた。
公開録画版の開始と同時期の2003年4月8日より水曜日と木曜日と金曜日の未明の週3回、『ハッチポッチあんこーる』と題して再放送を開始した。内容は、2003年度は本放送時のコーナーを再構成して作られた『あんこーる』オリジナルの放送であったが、2004年度以降は基本的に本放送の再放送に変更された(木曜日の放送のみ昨年度の『あんこーる』や本放送時のスペシャル回などを再放送していたが同年3月ごろから木曜日も本放送の再放送になった)が、尺合わせのために本放送時には含まれていなかったコーナーを追加している場合もあった。2005年度からはスタッフロールを新規のものに差し替えていた。この『あんこーる』は2005年11月1日(2日未明)放送分をもって終了し、10年間続いた番組の歴史に幕を下ろした。
登場人物
- グッチ
- 演 - グッチ裕三
- 番組中で数少ない本物の人間として登場[3]。駅構内で第1期 - 第2期(1996年度 - 1997年度)は「ハッチポッチホテル」、第3期(1998年度)では「ハッチポッチ映画館」、第4期(1999年度)以降は「ハッチポッチカルチャーセンター」を経営している。ミス・ダイヤモンドのファン。エチケットじいさんは彼を「グチやん」と呼ぶ。第4期以降の服装は、番組ロゴ(駅ロゴ)入りの白いワイシャツに黒の蝶ネクタイ、サスペンダー付きの黒いズボンであった。
- マスター
- 演 - 関根勤
- BS2版(1995年度)の登場人物で、グッチと同じく本物の人間として登場。駅前の食堂のマスター。江戸落語風の口調で話す。
- ジャーニー・タビスキヤネン3世
- 声 - 林家こぶ平(現・9代目林家正蔵)
- 通称「ジャーニー」(オープニングテーマの中でもジャーニーとなっている)。名前の由来は英語で旅を意味する "journey" から。
- 「ハッチポッチステーション」に勤務する改札係兼車掌で、遅刻や失敗が多くよく駅長に叱られる。おだてに乗りやすい性格。「ミスターエクスプレス」という電車に憧れており、その運転士になるのが夢だが、乗り物酔いをする。好物はあんパンと牛乳。ミス・ダイヤモンドの大ファン。
- ダイヤグラム / ミス・ダイヤモンド
- 声 - 増山江威子→兵藤まこ
- 通称「ダイヤさん」(オープニングテーマの中でもダイヤとなっている)。名前の由来は運行計画を意味する "diagram" から。
- 「ハッチポッチステーション」構内にあるコンビニエンスストア・「トランクマート」に勤務する店員。ワガママで気が強く、さらに怪力の持ち主でもあるためにジャーニーたちからは恐れられている。金儲けに余念が無い。当初は駅構内のキヨスク・「ハッチポッチショップ」を経営していた。登場テーマ曲はオリジナルの曲を使うジャーニーやエチケットじいさんに対し、三船和子の「だんな様」(もしくはその替え歌)を用いる。
- その裏では「世界の恋人」と称される映画スター「ミス・ダイヤモンド」としての顔も持ち、劇中番組の進行役として登場する。本人は自分がミス・ダイヤモンドであることを隠しながら働いており、何度か正体が露見しかけたことがある。
- BS2版(1995年度)では「ミス・ダイヤ」の容姿で「ハッチポッチショップ」の店員(教育テレビ版「ダイヤさん」の設定を兼任)であり、ジャーニーが好意を寄せる人物である。
- トランク
- 平べったい姿をした犬でダイヤの飼っているペット。忘れ物のトランクの中から出て来たため「トランク」と名付けられた。非常に賢く人間の言葉を理解できてコミュニケーションもとれる。犬種は雑種で、そのことを引け目に感じたこともある。たまにトランクの中から不思議なものを出す。エンディングの時には後ろを向いて吠えることがある。
- エチケットじいさん
- 声 - 中尾隆聖
- 第4期(1999年度)から登場。「ハッチポッチステーション」の近くに引っ越してきた、関西弁で話す老人。杖と眼鏡がトレードマークで、「これ、エチケットやで」が口癖。「エチケットじいさん」は通称であり、本名は本人も忘れてしまっているため誰も知らない。誕生日も忘れており、他人の誕生日に便乗して祝ってもらおうとしたこともある。どこに住んでいるのかも誰も知らない[4]。引っ越してくる前は大阪で英会話の教師をやっていた。
- 稀にグッチが口を滑らせて「エッチじい」と呼ぶことがある(そしてそのたびに「なっ!?」と憤怒する)。
- 駅長
- 「ハッチポッチステーション」の駅長。勤務態度などで、ジャーニーのことをよく叱っている。会話などに名前が挙がるのみで、劇中に直接登場したことはない。よくエチケットじいさんに言付かる。
- チケット・タベルノスキー
- 声 - 見栄晴
- 通称「チケット」。第2期(1997年度)のみ登場。「ハッチポッチステーション」に勤務するジャーニーの後輩で、高級レストランの御曹司。真面目な性格だが、優等生であるためかジャーニー達のノリを理解出来ず困惑することもある。車掌に昇進するという形で退場し、以降は登場していない。
- 『WHAT'S ENTERTAINMENT?』のタイトルに登場している番組のプロデューサーは、彼に瓜二つな容姿をしている。
- タービー・スキデッセン
- 声 - 林家こぶ平(現・9代目林家正蔵)
- かつて数回登場した著名なトラベル作家。ジャーニーのそっくりさん。
- その他、普段は音楽番組で曲の演奏やバックコーラスをしているリトル・グッチーズがエキストラで登場することもある。
- 幕間のTV番組に登場する著名人は、そのほとんどをグッチ裕三やジャーニー(林家こぶ平)が演じている。
- BS2放送時には降車客として田中義剛、オスマン・サンコン、水野真紀、原田大二郎、天地真理が出演した。
- 初期には林家こぶ平、兵藤まこ、福士秀樹、見栄晴ら番組声優陣、音楽担当のグッチーズ、グッチとは旧知のモト冬樹らがカメオ出演していた他、公開収録の特番では榊原郁恵(1998年度末のスペシャルに最初の降車客として登場)、rua(1999年度冬休みのスペシャルにマジシャン「オカッパー・フィールズ」役で登場)らがゲストとして登場した。
コーナー
本編の間には、いくつかの短編コーナーが日替わりで挿入されている。多くは「駅近郊のテレビ局(初期はハッチポッチCATVであったがそれ以降は詳細不明)で制作されているテレビ番組」という設定であり、音楽系のコーナーやバラエティ系のコーナーなどではグッチ裕三のキャラクターを存分に生かした作りとなっている。また、グッチが扮している人物のほとんどは「高田」と名乗っているが、「高田」はグッチの本名である。
音楽系
バラエティ系
- PNNヘッドライン
- キャスターの関根と解説のジャーニーがコントめいたやり取りをする、ニュース番組(『ANNヘッドライン』のパロディー)を模したコーナー。
- エドガワ・サリバン・ショー
- 江戸川サリバン(エド・サリバンのパロディ)のトークショー。『エド・サリバン・ショー』のパロディ。春・夏・冬の特別編成時のみ放送された。ジャーニー、ダイヤなどのレギュラー陣が招かれた上で『ハッチポッチMTV』のPVを鑑賞する。2000年度の正月には拡大版も放送された。
- 大口博士のなんでも相談室
- 悩み事相談の大ベテラン、「大口を叩けば日本一」の大口裕三が子供達から寄せられた質問に答える。が、答えはどこか的外れである。大口はミス・ダイヤモンドに紹介された後に「よろしくっ!」と挨拶をする。
- スマイリー高田のリズムでGO!
- ダンスが得意で常にハイテンションなスマイリー高田(名前はスマイリー小原のパロディ)が、視聴者の質問や悩みに答える(先述の「なんでも相談室」との違いは、「なんでも相談室」が葉書で寄せられた質問なのに対し、こちらは会場の人の質問に答えることである)。司会はミス・ダイヤモンド。高田は真剣に答えず、豪快に踊り、紙吹雪を撒いた後、紙吹雪を散らかした床を自分で掃除して去っていく。登場時やミス・ダイヤモンドのツッコミに対し、「な~んにも心配ない!」という決めゼリフを叫ぶ。
- ハッチポッチワイドステーション
- 高田孝太郎(名前は俵孝太郎のパロディ)とミス・ダイヤモンドが今話題のゲストを招いてトークするワイドショー番組。『新・たかた孝太郎SHOW』の原型。高確率で高田孝太郎とゲストが諍いを起こし、ミス・ダイヤモンドが強引に幕引きを図る、という展開。
- 新・たかた孝太郎SHOW
- 司会のたかた孝太郎(高田孝太郎とは別人)が世界チャンピオンなどのゲストを招いて行うトークショー。
- きょうこそ料理
- 『きょうの料理』のパロディ。大口ゆうこと料理人のジョン・ジャー・ジュージューによる料理番組だが、雑事に時間を取られて結局料理できないまま終わる。1997年度の1年間で一旦終わったが、番組が公開録画されるようになってから、料理家・ガーリック高田とミス・ダイヤモンドを司会に据えて復活した。余談だが、グッチは本家『きょうの料理』の講師でもある。
- ドン高田のドンバルーム
- ミュージシャンのドン高田(ダン池田のパロディ)が、さまざまな楽器の演奏を披露するものの、直前で楽器を自分で破壊するなどしていつも失敗する。最後は手鏡を覗き込み、「鏡よ、鏡よ、かがみます!」と言って突然しゃがみ、画面から消えるという『ロンパールーム』のパロディネタで締めくくる。また、コーナーのオープニングとエンディングはリトルグッチーズが「ドンタカタッタードンタカタッタードンタカタッタッター ドン高田 ドン高田 ドンドンドンドンドン高田」と歌う。
- とんでも鑑定団
- 『開運!なんでも鑑定団』のパロディ。松本清張に似た鑑定士の高島裕之助(中島誠之助のパロディで、「呼ばれて飛び出ていい仕事してま~す」が決めゼリフ)が毎回お宝を持ってきたゲストといさかいを起こす。ゲストが登場する時に、やって来たばかりのゲストに対して高島が「まだいたの~?」と文句を言うのが特徴である。
- グッチコックのいつでも予告劇場
- 『ヒッチコック劇場』のパロディ。映画監督のグッチコック(アルフレッド・ヒッチコックのパロディ)が名作映画を紹介する。しかし、いつも予告編ばかりで本編を見せない。
- ハッチポッチ・ワールド・ニュース・ネットワーク
- 司会のジョン・タカビシャが世界の著名人をゲストに迎える。
- 日用品美術館
- 『日曜美術館』のパロディ。ハッチポッチ美術館館長のもたいつけぞう、または美術評論家のいいかげんたろうが様々な日用品を、まるで一級の美術品のように大袈裟に紹介し鑑賞する。もたいとげんたろうで、コーナーの冒頭と最後のBGMが異なり、またげんたろうの場合は最後に展示場所の案内が入る。げんたろうはオカマ口調で、コーナーの最初で「アートの世界は驚き、アーと驚くげんたろう!これこそが芸術ワールドなのよ」とコーナーを解説する。主な作品として「見ろよベーナス(ミロのビーナスのパロディでベーナスが三本の割箸の上に立っている)」「レレレのおじさん(アルルの女のパロディでただの箒)」など。
- B・B・キンゴロウの洋楽ことわざ
- B・B・キンゴロウ(B・B・キングと柳家金語楼の合体)がことわざを洋楽アーティストとかけてもじる。例:「うそもほうベンチャーズ」など。
- 小路ジャニ麻呂のザ・人生相談
- 落語家の小路ジャニ麻呂(綾小路きみまろのパロディ)が毎回人間の窮地を鋭く捉えた小咄をする。
アニメーション
- 動物オリンピック(Zoo Olimpics)
- 1996年度。海外作品。ナレーションは小島一慶が担当。
- トリプレ - いたずら3つ子ちゃん(Les Triples)[5]
- 1997年度。海外作品。声の出演は長沢彩ほか。
- Quaq Quao
- 1997年度。海外作品。声の出演は無し。
- エクスとプレス
- 1998年度 - 2005年度。番組オリジナルアニメーション。声の出演は無し。
- 最初に「鉄道唱歌」のメロディーを三味線でアレンジした曲が流れる。大柄な運転士と細身の車掌、2人のちょっとしたやりとりを描く。最後は「夜遅く着きました」で閉まる。
その他
- サークルゲーム
- 簡単に言えばいわゆる山手線ゲーム。エチケットじいさん登場後にスタートした。
- ルールの説明:まず最初の人(グッチさんの場合が多い)がお題を決め、そのお題に沿って正しい物を1人1つずつ答えていく。同じ答えを2回言う、お題に反する答えを言う、答えを言えないとその時点でその人の負けとなり強制的に終了する。延長戦や高速戦にもなる。2003年以降は会場の子供達やお父さん達とも対戦することが多かった。
- 主な順番はグッチさん→ダイヤさん→エチケットじいさん→ジャーニー。
- 答えのテロップの色はグッチさん:□白、ダイヤさん:■黄、エチケットじいさん:■赤、ジャーニー:■緑。
- コーナー名およびオープニングの歌詞は「サークル」と「(順番が)さあ来る」をかけている。
これまでのアウト集
- ジャーニーの場合:「お花の種類」の「貴乃花」(ジャーニーの場合は主に駄洒落が多い)など
- ダイヤさんの場合:「お肉の種類」の「え~。それ皮肉~?」(その前にグッチさんが「ダイヤさんのぜい肉」と答えてダイヤさんを裏切った)など
- グッチさんの場合:「海に持っていく物」の「キャッシュカード」(グッチさんはお金持ちのため、海が見えるリゾートホテルに持っていく)など
- エチケットじいさんの場合:「スポーツに使うボールの種類」の「サラダボール」(エチケットじいさんの場合は主に意味を間違えたりすることが多い)など。
- 絵描き歌
- ハッチポッチステーションのキャラクターの絵描き歌を披露する。
- 検札です
- ジャーニーが電車内で検札をするが、誰も乗客がいないので落語をしたり歌ったりして遊ぶ。
- センチメンタルジャーニー
- 検札中に旅行パンフレットを見つけたジャーニーがその国に思いを馳せる。
- トランク劇場
- トランクがクラシックをバックに物にちょっかいを出したりじゃれあったりして遊ぶ。
- ママへの手紙
- ジャーニーが遠く離れた母に宛てて手紙を書く。最後に俳句を詠んで締める。主な作品として「パパの朝、炊事・洗濯・ママ起こし」など。
- すみの園芸
- 『趣味の園芸』のパロディ。ダイヤが駅の隅で花や園芸のコツについて語る。最後に歌を歌うが、ダイヤの歌を聞いた花は萎れてしまう。パンジーの場合はダイヤがパンジーとバンバンジーを間違えたために花が萎れた。
- ダイヤの占い日記
- ダイヤが占いをする。毎回悪い答えが出てダイヤは激しく落ち込むが、即座に陽気になり占いをいい方に解釈する。そして『ケ・セラ・セラ』を熱唱する。
- 小言の花道
- 『演歌の花道』のパロディ。エチケットじいさんがマナーのなっていない若者や日常で疑問に感じたことについて語る。なお、コーナーの冒頭に「ハッチポッチの花道は、表もあれば裏もある。人生、これ、エチケットやで」というエチケットじいさんの口上が入る。
- 駅の伝言板
- ジャーニーが駅の伝言板に書かれた様々なメッセージを読み上げ、それをテーマにひとりで語る。
- じいさんてんさいじ
- エチケットじいさんが様々なテーマで、視聴者に静かに語りかける。そして話のテーマに沿った回文を紹介する。主な作品として「いよっ!はんしんはつよい」「よわいわよ、はんしんは、よわいわよ」、「いま、うんどうかい、すいか、うどん、うまい」「よる、すきやきするよ」など。コーナーの冒頭では、エチケットじいさんが「上から読んでも、下から読んでも、『じいさんてんさいじ』」とコーナーを紹介する。
- エチケット@メール
- 「電車にブレーキへそにゴマ、人には節度(もしくは「歴史」)。人生これエチケットやで」のフレーズではじまり、エチケットじいさんが子供達の質問メールに回答する。「ここではきものをぬいでください」など二通りの読み方ができる言葉(ぎなた読み)がテーマとなることが多い。コーナーの冒頭と最後に流れるBGMはツィゴイネルワイゼンの冒頭部分である。
- にらめっこ
- 「笑っちゃダメダメ笑っちゃダメダメ♪」という歌詞からスタートし、「ハー、ハッチップ」の掛け声でメンバーの誰かの顔がアップになる。
番組内容の変遷
- BS2時代(1995年度)
- 駅前にマスター(関根勤)の経営する食堂が存在した。登場人物はマスター、ジャーニー、ダイヤ、トランク。
- 1年目(1996年度)
- 駅構内には、グッチが経営するホテルが隣接し、ミルクスタンド、ダイヤの経営するHP・SHOPが存在した。登場人物はグッチ、ジャーニー、ダイヤ、トランク。番組のシンボルマークは"HOTCH POTCH STATION"の文字を四角く配置し、その中に電車のイラストが描かれたものであった。
- 2年目(1997年度)
- 駅構内の配置は変わらず、登場人物にチケットが登場。
- 3年目(1998年度)
- 2年目から数年後の世界。番組のシンボルマークが踏切をイメージしたものになり、一部のセットが変更。ハッチポッチ鉄道が民営化。チケットが昇格・栄転し、再び登場人物は4人へ。グッチのホテルがつぶれてシネマに。
- 4年目 - 7年目(1999年度 - 2002年度)
- エチケットじいさんが登場。ハッチポッチステーションが大改装され、グッチのシネマがカルチャーセンターに、ダイヤのHP・SHOPがコンビニになり、ジャーニーも車掌に昇格した(ただしチケットと違い、栄転はしていない)。現在『ハッチポッチステーション』といえば主にこの時期の内容を指し、これ以前の内容が公式に触れられることはあまりない。2002年度はオープニング曲の「ハッチポッチファミリー」が新規のものになり、映像にエチケットじいさんのカットが追加され(トランクが吠える部分で挿入される)、2番以降が流れることもあった。
- あつまれ!みんなの広場・ハッチポッチステーション(2003年度)
- 駅構内にミニテレビ局が設置される。
- ハッチポッチあんこーる(2003年 - 2005年度)
- 過去の放送からセレクションで放送。
放送時間
- 1995年度(NHKBS2)
- 月 - 金:08:00 - 08:30(08:17 - 08:30) / 再放送:17:30 - 18:00(17:47 - 18:00)
- 1996年度 - 1998年度
- 月 - 金:08:20 - 08:30 / 再放送:16:25 - 16:35
- 1999年度
- 月 - 金:17:41 - 17:50
- 2000年度 - 2002年度
- 月 - 金:17:40 - 17:50
- あつまれ!みんなの広場・ハッチポッチステーション(2003年度)
- 日(隔週):17:00 - 18:00 (『夢りんりん丸』とのローテーション)
- ハッチポッチあんこーる(2003年度)
- 火 - 木:24:45 - 24:55
- ※2度、総合テレビの土曜24:30にプロ野球が延長したときのためのクッションとして放送が予定されたが、6月21日の一度だけしか放送されなかった。
- ハッチポッチあんこーる(2004年度)
- 火・木:24:45 - 24:55 / 水:24:50 - 25:00
- ハッチポッチあんこーる(2005年度)
- 火 - 木:24:50 - 25:00
変遷
年度 | 放送時間(JST) | ||||
---|---|---|---|---|---|
NHK BS2 | NHK教育(現・NHK Eテレ) | ||||
平日朝 | 平日夕 | 平日朝 | 平日夕 | ||
1995 | 08:17 - 08:30(13分) | 17:47 - 18:00(13分) | (放送なし) | ||
1996 - 1998 | (放送なし) | 08:20 - 08:30(10分) | 16:25 - 16:35(10分) | ||
1999 | (放送なし) | 17:41 - 17:50( | 9分)|||
2000 - 2002 | 17:40 - 17:50(10分) | ||||
年度 | 放送時間(JST) | ||||
NHK教育(現・NHK Eテレ) | |||||
日曜夕 | 火曜深夜 | 水曜深夜 | 木曜深夜 | ||
2003 | 17:00 - 17:55(55分) | 24:45 - 24:55(10分) | |||
2004 | (放送なし) | 24:45 - 24:55(10分) | 24:50 - 25:00(10分) | 24:45 - 24:55(10分) | |
2005 | 24:50 - 25:00(10分) |
スタッフ
- 企画 - 近藤康弘
- 原作 - 下山啓、山路勝也
- 構成 - 下山啓、山路勝也、小山協子、よしだあつこ、石垣敏晴
- 美術監督 - 藤枝リュウジ、宗誠二郎
- 音楽 - グッチ裕三とグッチーズ
- 音楽制作 - ワーナーミュージック・ジャパン
- 人形操作 - 鹿島佳子、おかの公夫、行平久子、竹ヶ原順子
- 人形美術 - 佐藤三郎、飯田静男
- 人形制作 - 木ぐつの木
- 制作 - NHKエデュケーショナル
- 製作協力 - 81プロデュース
- 製作著作 - NHK
- エクスとプレス
主題歌
- オープニングテーマ「ハッチポッチファミリー」
- 作詞:グッチ裕三、作曲:人良のび太、歌:グッチ裕三&グッチーズ
- ※ その他の楽曲・関連CD等については「グッチ裕三とグッチーズ」を参照。
脚注
- ^ 本来は間を開けない "hotchpotch" で1つの単語だが、英文タイトルでは、"HOTCH POTCH" のように "HOTCH" と "POTCH" を分けて書かれる。
- ^ 日本テレビ・人生が変わる1分間の深イイ話/2009年9月9日放送回
- ^ ただし、まれに人形キャラクターとして登場することもある。
- ^ かつてトランクがエチケットじいさんの家を訪問したことがあるが、どこにあるのかを忘れてしまった。また、ハッチポッチステーションのメンバーが歌などでどこに住んでいるか無理矢理聞こうとしたが、結局失敗している。
- ^ 邦題が付けられたのは「母と子のテレビタイム」(日曜版)の中で再放映された時で、ハッチポッチリアルタイム放映時は「Les Triples」と原題そのままだった。