「メアリー・J. ブライジ」の版間の差分
編集の要約なし |
|||
234行目: | 234行目: | ||
[[Category:MCAレコードのアーティスト]] |
[[Category:MCAレコードのアーティスト]] |
||
[[Category:ブロンクス出身の人物]] |
[[Category:ブロンクス出身の人物]] |
||
[[Category:アメリカ合衆国のシンガーソングライター]] |
[[Category:アメリカ合衆国の女性シンガーソングライター]] |
||
[[Category:1971年生]] |
[[Category:1971年生]] |
||
[[Category:存命人物]] |
[[Category:存命人物]] |
2016年11月12日 (土) 02:46時点における版
この記事の内容の信頼性について検証が求められています。 |
メアリー・J. ブライジ | |
---|---|
2010年 | |
基本情報 | |
出生名 | Mary Jane Blige |
別名 | Brook Lynn、クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル、MJB |
生誕 |
1971年1月11日(53歳) アメリカ合衆国・ニューヨーク州ニューヨークブロンクス区 |
ジャンル | ソウル、ヒップホップ・ソウル、R&B |
職業 | 歌手、ソングライター、ラッパー、音楽プロデューサー、女優 |
担当楽器 | 歌、ラップ |
活動期間 | 1989年 - 現在 |
レーベル | Matriarch、ゲフィン、MCA、アップタウン・レコーズ |
公式サイト | www.mjblige.com |
メアリー・J. ブライジ(Mary Jane Blige、1971年1月11日 - )は、アメリカ合衆国の女性R&B歌手。クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウルと称される。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第100位[1]。
「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第78位[2]。
来歴
ジャズミュージシャンの父トーマスと学校教師の母コラの間に生まれる。メアリーが4歳のときに両親は離婚し、母と姉と三人で暮らす。7歳の頃から教会の聖歌隊で歌い始め、母の影響でオーティス・レディング、グラディス・ナイト、アル・グリーンなどの60年代-70年代ソウルを聞いて育つ。高校のタレント・ショウでは歌も披露していたが、気晴らしのために麻薬を使用したりして、結局落第する。地方のショッピング・モールの録音ブースでアニタ・ベイカーの1986年のヒット・ナンバー「コート・アップ・イン・ザ・ラプチャー」を歌ったデモ・テープを、継父が当時のアップタウン・レコードの社長だったアンドレ・ハレルに渡し、アップタウン・レコード社にとって最年少で初の女性アーティスト契約を結ぶことになる。1990年ファーザーMCの「I'll Do For You」にフィーチャリング参加した後、映画『Strictly Business』のサウンドトラック収録曲、「You Remind Me」でソロデビューする。
音楽活動
1991年-1994年:ホワッツ・ザ・411?
ショーン・パフィ・コムズ(現ディディ)のサポートで、1992年のデビュー・アルバム『ホワッツ・ザ・411?』をリリース。同アルバムからの1作目のシングル「リアル・ラヴ」は、「トップ・ビリン」をサンプリングしたもので、全米ナンバー1を記録する大ヒットとなる。その後も「レミニス」、「ラヴ・ノー・リミット」と立て続けにヒットを飛ばし、アルバムは見事にダブル・プラチナを獲得、そのR&Bとヒップホップを融合させたスタイルから「クイーン・オブ・ヒップ・ホップ・ソウル」と称されるようになった。翌年、本作のリミックス・アルバム『ホワッツ・ザ・411? リミックス』をリリース。
1994年-1996年:マイ・ライフ
1994年には2作目のスタジオ・アルバム『マイ・ライフ』を発表。アレサ・フランクリンと比較されるほどの存在感を放ち、このアルバムもプラチナムを記録した。この時メアリーは初めてワールド・ツアーを敢行、訪日も果たした。「アイム・ゴーイン・ダウン」はローズ・ロイスのカバーで、この曲でメアリーは高い歌唱力を実証することになる。1stシングル「ビー・ハッピー」は、デビュー作から本作も関わっているショーン・パフィ・コムズのプロデュース。1996年には、グラミー賞(ベスト・ラップ・ソング)を受賞。
1997年-1998年:シェア・マイ・ワールド
1997年、プロデューサー陣にベイビーフェイス、ジャム&ルイス、R・ケリー、エムトゥーメ、ロドニー・ジャーキンスといったそうそうたる面々を迎えた、3作目のスタジオ・アルバム『シェア・マイ・ワールド』をリリース。ジョージ・ベンソンが客演した「セヴン・デイズ」、R・ケリーとのデュエット「イッツ・オン」、映画『ため息つかせて』の挿入歌になった「ノット・ゴナ・クライ」などが収録されている。日本盤のボーナス・トラック「ナチュラル・ウーマン」は、「クイーン・オブ・ソウル」と称されたアレサ・フランクリンが1967年にヒットさせた曲のカヴァー。アルバムはアメリカ国内だけで300万枚を超えるセールスを記録、最大のヒットアルバムとなった。この時の全米ツアーの模様を収録した初ライヴ・アルバム『ザ・ツアー』では、「Misty Blue」などの未発表曲も発表した。
1999年-2000年:メアリー
1999年夏に、4作目のスタジオ・アルバム『メアリー』をリリース。アルバムからのファースト・シングル「オール・ザット・アイ・キャン・セイ」ではローリン・ヒルがプロデュース、バッキング・ヴォーカルでも参加しているほか、「ディープ・インサイド」、「ギヴ・ミー・ユー」、「ユア・チャイルド」が立て続けにヒット。アレサ・フランクリンや元恋人K-Ci Hailey、エルトン・ジョンとのデュエット曲も収録されている。プロデューサーにベイビーフェイスが参加しているが、大半の楽曲にメアリー自身が作曲、プロデュースで関わっている。
2000年に発売された日本独自企画のコンピレーション・アルバムであるバラード・アルバム『バラッズ』には、スティーヴィー・ワンダーの「オーヴァージョイド」を収録。このカバーは友人であるマイケル・ジョーダンの企画・仲介で実現した。コンサートツアーやユニセフのチャリティー・コンサート参加など、多忙を極める中、Soul Train "Lady of Soul" AwardでR&B/Soul Album of the Year, Solo(「Mary」)とR&B/Soul or Rap Song of the Year(「オール・ザット・アイ・キャン・セイ」)の2冠に輝く。
2001年-2002年:ノー・モア・ドラマ
2001年6月、第1回BET AWARDでBest Female R&B Artistに選ばれるなど、確固とした地位を確立する。同時期に、映画やドラマなど女優にも挑戦。同年8月、5作目のスタジオ・アルバム『ノー・モア・ドラマ』をリリース。初登場2位を記録した。ドクター・ドレープロデュースのアルバムからの1作目のシングル「ファミリー・アフェアー」は6週連続全米ビルボードチャート1位という大ヒットを記録。アルバムは全世界で260万枚を売り上げ、グラミー賞2部門ノミネートや2年連続でNFLスーパーボウルでのパフォーマンスを行った。
2003年-2004年:ラヴ & ライフ
1作目のスタジオ・アルバムで大成功を収めた際のプロデューサー、P・ディディ(ショーン・パフィ・コムズ)とのコンビ復活によるニュー・アルバム制作のニュースが2003年に届き、春には大ヒット中だった50セントの「イン・ダ・クラブ」をサンプリングしたプロモーショントラック「フックト」が注目される。しばらく時間をあけて発表された新曲「ラヴ@ファースト・サイト」では、過去にコラボレート作でグラミーを受賞したメソッド・マンをフィーチャー。
同年6作目のスタジオ・アルバム『ラヴ & ライフ』をリリース。アルバムはプラチナを獲得するもセールスは伸びず、最も商業的には失敗した。評論家もファンも一貫性の不足を批判した。 また、メアリーは2000年から交際を始めていたマーチン・ケンドゥ・アイザックスと2003年12月7日に結婚。 その結果、現在メアリーはマーチンの連れ子である3人の幼い子供の継母になった。
2005年-現在:ザ・ブレイクスルー、グロウイング・ペインズ
『ザ・ブレイクスルー』と題せられた7作目のスタジオ・アルバムを2005年末にリリース。アルバムからのリードシングル「ビー・ウィザウト・ユー」は総合シングルチャートBillboard Hot 100で最高位3位、Hot R&B/Hip-Hop Songsチャートでは15週連続で1位を記録する大ヒットとなった。アルバムはR&BアルバムとビルボードTop200アルバムチャートともに一位でデビューし、発売1週間で驚異的な72万7000枚を販売した。アルバムでは1991年のU2のヒット曲、「ワン」のカバーをボノとともにデュエットしている。 リリース以来、アルバムは米国内で300万枚以上を販売。
2006年末には、ジョン・レジェンドとのデュエットなど新曲3曲を含む初のグレイテスト・ヒッツ『リフレクションズ〜ア・レトロスペクティブ』を発売。2007年2月開催のグラミー賞で『ザ・ブレイクスルー』に対し最多8部門でノミネートされ、3部門で受賞した。[3]
同年12月には、8作目のスタジオ・アルバム『グロウイング・ペインズ』を発売。発売1週目は62万9000枚を売り上げるも2位に終わるが、翌週には第1位を獲得した。
ディスコグラフィー
アルバム
年 | タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
US | AUS | AUT | CAN [4] |
FRA | GER [5] |
SWI | UK | ||||||
1992 | What's the 411? | 6 | — | — | — | — | — | — | 53 |
| |||
1994 | My Life |
|
7 | — | — | 37 | — | — | — | 59 | |||
1997 | Share My World |
|
1 | 71 | — | 4 | 31 | 37 | 41 | 8 | |||
1999 | Mary |
|
2 | 66 | — | 5 | 51 | 38 | 16 | 5 | |||
2001 | No More Drama |
|
2 | 36 | 17 | 5 | 8 | 13 | 7 | 4 | |||
2003 | Love & Life | 1 | 62 | 49 | 6 | 18 | 21 | 3 | 8 | ||||
2005 | The Breakthrough |
|
1 | 19 | 42 | 13 | 25 | 28 | 7 | 22 | |||
2007 | Growing Pains |
|
1 | — | 36 | 41 | 73 | 32 | 6 | 6 |
| ||
2009 | Stronger with Each Tear |
|
2 | — | — | 42 | — | — | 66 | 33 |
| ||
2011 | My Life ll... The Journey Continues (Act 1) |
|
5 | — | — | — | 143 | 93 | 31 | 76 |
| ||
2013 | A Mary Christmas |
|
10 | — | — | — | — | — | — | 28 |
| ||
2014 | The London Sessions | 9 | — | — | — | 113 | — | 27 | 40 | ||||
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 |
脚注
- ^ Rolling Stone. “100 Greatest Singers: Mary J.Blige”. 2013年5月26日閲覧。
- ^ “Rocklist.net...Q Magazine Lists..”. Q - 100 Greatest Singers (2007年4月). 2013年5月21日閲覧。
- ^ “メアリー・J. ブライジ:バイオグラフィー”. ユニバーサル・ミュージック・ジャパン. 2008年9月23日閲覧。
- ^ “Results - RPM - Library and Archives Canada”. Collectionscanada.gc.ca. 2011年2月22日閲覧。
- ^ musicline.de / PhonoNet GmbH. “Die ganze Musik im Internet: Charts, News, Neuerscheinungen, Tickets, Genres, Genresuche, Genrelexikon, Künstler-Suche, Musik-Suche, Track-Suche, Ticket-Suche”. musicline.de. 2011年2月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h Mitchell, Gail (2009年12月12日). “Mary J. Blige, Growing Stronger”. Billboard magazine archives. Prometheus Global Media. p. 19. 2010年12月3日閲覧。
- ^ Ramirez, Erika (28 July 2012). “Mary J. Blige, 'What's The 411?' at 20: Classic Track-By-Track Review”. Billboard. Billboard. 31 July 2013閲覧。
- ^ a b c d e f g h “Mary J. Blige Album Certifications”. Recording Industry Association of America. 2011年1月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g “BPI Certified Awards Search”. British Phonographic Industry. 2009年9月4日閲覧。
- ^ a b c “Database Search”. CRIA. 2007年7月29日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum Certification – April 2002”. Canadian Recording Industry Association. 2010年8月19日閲覧。
- ^ a b “j blige&format=&debutLP=&category=&sex=&releaseDate=&requestNo=&type=&level=&label=&company=&certificationDate=&awardDescription=&catalogNo=&aSex=&rec_id=&charField=&gold=&platinum=&multiPlat=&level2=&certDate=&album=&id=&after=&before=&startMonth=1&endMonth=1&startYear=1958&endYear=2011&sort=Artist&perPage=25”. Riaa.com. 2011年10月11日閲覧。
- ^ Langhorne, Cyrus (2010年4月7日). “Usher Dominates The Charts, Erykah Badu Streaks Into No. 4, Method Man, Raekwon & Ghostface Massacre Top 20”. Sohh.Com. 2011年10月11日閲覧。
- ^ “Upcoming Releases”. HITS Daily Double (2015年2月2日). 2015年12月23日閲覧。
- ^ Paul Grein (2014年1月2日). “Chart Watch: The Top 10 Christmas Albums of 2013”. Music.yahoo.com. 2015年12月23日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum Searchable Database - December 23, 2015”. RIAA. 2015年12月23日閲覧。
- ^ http://www.hiphopdx.com/index/news/id.31870/title.hip-hop-album-sales-nicki-minaj-j-cole-dangelo
外部リンク
- MJB / MARY J BLIGE(UNIVERSAL INTERNATIONAL) - 日本公式サイト
- Mary J Blige | Official Site - アメリカ合衆国公式サイト
- Mary J. Blige - IMDb
- Mary J. Blige - Myspace