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2016年10月18日 (火) 09:10時点における版
Don Dokken | |
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Don Dokken live on June 21, 2008 in West Fargo, North Dakota. Photo by Matt Becker | |
基本情報 | |
出生名 | Donald Maynard Dokken |
生誕 | 1953年6月29日(71歳) |
出身地 |
アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサンゼルス |
ジャンル |
ハードロック ヘヴィメタル |
職業 | ミュージシャン, プロデューサー |
担当楽器 | ボーカル, ギター |
活動期間 | 1977-present |
レーベル |
エレクトラ・レコード CMC |
共同作業者 | ドッケン |
公式サイト | http://www.dondokken.com |
ドン・ドッケン(Donald Maynard Dokken、1953年6月29日 - )は、アメリカ合衆国のハードロック・ヴォーカリストである。ドッケンのリーダー。ノルウェー系アメリカ人。バンドの結成時にジョージ・リンチが加入するまではギターも担当していた。彼の音楽ルーツはクラシックにあり、アコースティック、クラシックギターも相当な腕前。アメリカのバンドの割にはヨーロッパ的な曲調が多いのは彼の存在が大である。また、若手のバンドを発掘してアルバムのプロデュースを行ったりもしている。身長183cm。
経歴
デビューまで
最初に結成したバンドは1977年で、当時のメンバーはデレク・レヴィン(Gt)、ビル・ロードン(Dr)、ラスティ・アレン(B)で"HARD ROCK WOMAN"を「HARD RECORD」なる自主レーベルからリリースしている。その後、1978年に後のラットのボビー・ブロッツアーとともに"AIRBORN"を結成。「スターウッド・クラブ」や「ウイスキー・ア・ゴー・ゴー」といったクラブでプレイしていた。この時"THE BOYZ"というバンドに出会う。当時そのバンドには、ジョージとミックがプレイしていた。その後すぐに"AIRBORNE"は崩壊してしまう。1979年に、ドン自らをバンド名とする「DOKKEN」を結成。当時のメンバーは、後のラットのフォアン・クルーシェ(B)と、グレッグ・ペカ(Dr)。78年にドイツをツアーし、その後、アメリカに戻って一度バンドは解散している。が、ドンは、ベースのフォアンとともにDOKKENを再結成させる(ドラムには、新たにゲイリー・ホーランドを加入させている。)。そして、新たにギターにグレッグ・レオン、ベースにゲイリー・リンクを加入させ、『BACK ON THE STREET』をリリースする(当時のプロデューサーがバンドに無断でリリース)。が、しかしそのゲイリーもグレイト・ホワイトに加入するためにバンドを去ってしまう。そして、再びバンドを解散させ、ドンは一人ドイツに渡り、再びボビー・ブロッツアーとフォアンの兄のトム・クルーシェと出会い、デモテープ制作を行う。そして、CARRERE RECORDS社と契約するようになる。そして、再びフォアン・クルーシェ(B)加入させた後、1981年ドイツで急遽レコーディングをすることになり、当時流動的なメンバーだったためXCITERのミックを加入させたが、彼はジョージがいっしょに加入するという条件でOKした。(ドン自身がギターをプレイするのでギターリストがいらなかったと後のインタビューで語っている。ジョージがオジー・オズボーンで活動していた頃、ウォーレン・デ・マルティーニもDOKKENで活動していた。)
メジャーデビュー~解散
ドイツにてレコーディングを行い、ドン・ドッケン、ジョージ・リンチ、フォアン・クルーシェ、ミック・ブラウンというラインナップでデビュー・アルバム『BREAKIN' THE CHAINS』を制作した(実際、ベースをプレイしているのはピーター・バルテス)。その後フォアンの後任にジェフ・ピルソンが加入し、1983年にエレクトラ・レコードと契約。デビュー・アルバムである『BREAKING THE CHAINS』(曲を一部差し替え)の再発を経て、1984年に出世作となった2ndアルバム『TOOTH AND NAIL』を発表(「Alone Again」がスマッシュ・ヒット)。その後、1985年に『UNDER LOCK AND KEY』、1987年に『BACK FOR THE ATTACK』を発表。発売2週間でダブルプラチナを獲得(全米チャート13位)。1988年、来日公演の模様を収録したライブアルバム『BEAST FROM THE EAST』をリリース。しかし、ドンとジョージの確執が深刻化してゆき、「モンスターズ・オブ・ロック」のツアーを終了と同時にドンが脱退する形でバンドは解散する。
ソロ活動~DON DOKKENバンドの誕生
ドンはピーター・バルテス(現アクセプト)、ミッキー・ディー(元キング・ダイアモンド、現モーターヘッド)、ジョン・ノーラム(現ヨーロッパ)、ビリー・ホワイト(元ウォッチタワー。現在は引退して僧侶になった)と共に、ゲフィン・レコードからアルバム『UP FROM THE ASHES』を発表。その後、メンバーが次々と去って行き解散。
なお、結成当初はベースにパトリック・ヤング(ブラック・アンド・ブルー)とヘンポ・ヒルデン(ミッドナイト・サン)がメンバーだった。
再結成~メンバーチェンジ~現在
1994年に全盛期のメンバーで再結成されるが、2枚のアルバム(『DOKKEN』、『SHADOW LIFE』)をリリース後、1997年にジョージが再び脱退(実際は解雇)。ツアーにはジョン・ノーラムがヘルプする形で行っていた。その後、後任には、レブ・ビーチ(現ウィンガー、現ホワイトスネイク)を迎え『ERASE THE SLATE』を発表、その後、ジョン・ノーラムにギター交代させると今度はジェフが脱退(現在は、フォリナーで活動中)、ベースを新たにバリー・スパークスを迎えて『LONG WAY HOME』をリリース。その後、ツアー中にジョンが怪我で、アレックス・デロッソが代役で参加させる(ジョンはそのままバンドを去る)。その後、『HELL TO PAY』のレコーディングに入ろうとするが、アレックスのビザの関係でアメリカに来られず、新たに元WARLOCKのメンバーで1997年に一度、ドッケンのライブに参加したことがあるジョン・レヴィン(ギター)を迎えてレコーディングを行い、アルバムをリリース。また、2008年にはDOKKENとして最後のアルバムとされている『LIGHTNING STRIKES AGAIN』をリリース。また、初のソロアルバム『SOLITARY』をリリース。
また、2007年、2008年と「ROCKLAHOMA」にも参加している(2008年には「LYNCH MOB」も参加)。
2009年10月17日幕張メッセで開催された「LOUD PARK」の初日に出演した際、ジョージ・リンチが往年の代表曲"Tooth and Nail"にて飛び入り参加した(ステージ上でドンとジョージがハグをする場面もあった)。 ジョージはリンチ・モブにて同日出演しており、約12年ぶりの共演となった。
2009年11月29日に「House of Blues」で、DOKKENが、LYNCH MOBをスペシャル・ゲストとして一緒にLIVEが行われた。 DOKKENのステージのラスト2曲("When Heaven Comes Down"と"In My Dreams")で、ジョージとジェフが参加し、黄金期メンバーでの共演が実現となった。
2009年、「Hollywood F.A.M.E. Awards」のSinger/Songwriter部門を受賞
2010年、往年の曲のリ・コーディングと新曲2曲、カヴァー2曲(日本盤ボーナストラック)編成の『Greatest Hits』をリリース(日本盤ボーナストラックは「ショーン・マクナブ」がプレイしている)。
2010年6月26日「That Metal Show」にドンとジョージが2人で出演した。
2012年、『BROKEN BONES』を最後にDOKKENの活動を終え、マイケル・シェンカーと「Faith」という作品を制作すると語っている。
プロデューサー業
若手のバンドのアルバムのプロデュースをすることでも有名。ブラック・アンド・ブルーのデビュー前のデモのプロデュースを行ったりもしていた。また「Phantom Blue」のデビューにも関わっている。その他、アルバムでのプロデュースに関わった作品は下記のとおり。
- 「ON YOUR KNEES」 '82 GREAT WHITE
- 「GET UP AND GET HAPPY」 '84 ANTIX
- 「SHIRE」 '84 SHIRE
- 「NO BRAIN, NO PAIN.」 '90 V.A.
- 「XYZ」 '91 XYZ
- 「C.O.D.」 '92 SAINT VITUS
- 「CAN'T GET THERE FROM HERE」 '99 GREAT WHITE
人物・エピソード
- 元ドッケンのギタリスト「ジョージ・リンチ」との確執は有名な話。ドッケンの加入時から性格の不一致とドンがギターをプレイしたいという気持ちが常にあったためだと言われている。
- ファンをとても大事にしサインや写真にも気軽に応じる。
- 鼻腔がよくなく、よく風邪をひいたりしていた。たばことお酒の影響もあって、ここ何年かの間に声が出なく(特にハイトーン)なってきている。
ディスコグラフィー
スタジオ・アルバム
DON DOKKEN(BAND)
- アップ・フロム・ジ・アッシェズ - UP FROM THE ASHES (1990)
DON DOKKEN(SOLO)
- SOLITARY (2008)