トゥース・アンド・ネイル
『トゥース・アンド・ネイル』 | ||||
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ドッケン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ヘヴィメタル、ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル | エレクトラ・レコード | |||
プロデュース | トム・ワーマン、ロイ・トーマス・ベイカー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ドッケン アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Just Got Lucky」 - YouTube 「Into The Fire」 - YouTube 「Alone Again」 - YouTube |
『トゥース・アンド・ネイル』(Tooth and Nail)は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド、ドッケンが1984年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]本作よりジェフ・ピルソンが加入してラインナップが固定する。プロデュースはテッド・ニュージェントやチープ・トリック等の作品を手掛けたトム・ワーマンにより[2]、更に、クイーンのバンドを多数手掛けてきたロイ・トーマス・ベイカーも共同プロデューサーとして参加した[3]。そして、ドッケンのデビュー・アルバム『ブレーキング・ザ・チェインズ』のプロデュース、ミキシング、エンジニアリングに貢献したマイケル・ワグナーが、本作ではミキシングのみ担当した[4]。
反響・評価
[編集]アメリカのBillboard 200では自身初のトップ100入りを果たして最高49位に達し[1]、1985年8月にはRIAAによってゴールドディスクに認定され、その後も売り上げを伸ばして1989年3月にはプラチナディスクに認定された[5]。『ビルボード』のメインストリーム・ロック・チャートでは収録曲「イントゥ・ザ・ファイア」が21位[1]、「ジャスト・ゴット・ラッキー」が27位[1]、「アローン・アゲイン」が20位に達し[1]、更に「アローン・アゲイン」はBillboard Hot 100入りも果たして64位を記録した[1]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、ジョージ・リンチのギター・プレイを高く評価して「野性的で創意に富み、稲妻の如き速さを誇る奏者で、アルバムを通じて聴くに値しないソロは一切ない」と評している[6]。また、ファイヴ・フィンガー・デス・パンチのジェイソン・フックは、2013年にmusicradar.comの企画で選出した「重要なギター・アルバム11」の一つに本作を挙げ、ジョージ・リンチの演奏を「とても流暢で優雅」と評した[7]。
収録曲
[編集]- ウィズアウト・ウォーニング - "Without Warning" - 1:35
- 作曲:ジョージ・リンチ
- トゥース・アンド・ネイル - "Tooth and Nail" - 3:39
- 作詞:ジョージ・リンチ、ジェフ・ピルソン、ミック・ブラウン/作曲:ジョージ・リンチ
- ジャスト・ゴット・ラッキー - "Just Got Lucky" - 4:34
- 作詞:ジェフ・ピルソン、ジョージ・リンチ/作曲:ジョージ・リンチ
- ハートレス・ハート - "Heartless Heart" - 3:30
- 作詞:ジョージ・リンチ、ジェフ・ピルソン、ミック・ブラウン/作曲:ジョージ・リンチ、ジェフ・ピルソン
- ドント・クローズ・ユア・アイズ - "Don't Close Your Eyes" - 4:10
- 作詞:ジョージ・リンチ/作曲:ドン・ドッケン、ジョージ・リンチ、ジェフ・ピルソン
- ホエン・ヘヴン・カムズ・ダウン - "When Heaven Comes Down" - 3:44
- 作詞:ジョージ・リンチ、ジェフ・ピルソン、ミック・ブラウン/作曲:ジョージ・リンチ
- イントゥ・ザ・ファイア - "Into the Fire" - 4:26
- 作詞:ドン・ドッケン/作曲:ドン・ドッケン、ジョージ・リンチ、ジェフ・ピルソン
- ブレッツ・トゥ・スペア - "Bullets to Spare" - 3:36
- 作詞:ドン・ドッケン、ジョージ・リンチ、ジェフ・ピルソン、ミック・ブラウン/作曲:ジョージ・リンチ
- アローン・アゲイン - "Alone Again" - 4:19
- 作詞・作曲:ドン・ドッケン、ジェフ・ピルソン
- ターン・オン・ザ・アクション - "Turn on the Action" - 4:44
- 作詞:ジョージ・リンチ、ジェフ・ピルソン、ミック・ブラウン/作曲:ジョージ・リンチ、ジェフ・ピルソン
他メディアでの使用例
[編集]「イントゥ・ザ・ファイア」は、1987年公開のアメリカ映画『エルム街の悪夢3 惨劇の館』のサウンドトラックにおいて、同じくドッケンの曲である「ドリーム・ウォーリアーズ」と共に使用された[8]。
メンバー
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f Dokken - Awards | AllMusic
- ^ Tom Werman | Credits | AllMusic
- ^ Roy Thomas Baker | Credits | AllMusic
- ^ Michael Wagener | Credits | AllMusic
- ^ RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - 引用符付きの"TOOTH AND NAIL"と入力して検索すれば確認できる
- ^ Tooth and Nail – Dokken | AllMusic - Review by Stephen Thomas Erlewine
- ^ Five Finger Death Punch's Jason Hook picks 11 essential guitar albums | Dokken - Tooth And Nail (1984) | MusicRadar (Page 9へ移動すれば表示される) - 2015年8月6日閲覧
- ^ A Nightmare on Elm Street 3: Dream Warriors (1987) - Soundtracks - IMDb