「P905i」の版間の差分
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2016年9月29日 (木) 11:09時点における版
折りたたみ時 | |
ノーマルスタイル | |
キャリア | NTTドコモ |
---|---|
製造 | パナソニック モバイルコミュニケーションズ |
発売日 | 2007年11月28日 |
概要 | |
OS | Linux + MOAP(L) |
CPU | UniPhier 4M |
音声通信方式 | 3G:FOMA (W-CDMA) 2G:GSM (3G:800MHz、1.7GHz、2GHz) (2G:900MHz、1800MHz、1900MHz) |
データ通信方式 | 3G:FOMA (HSDPA) |
形状 | 折りたたみ・Wオープン式 |
サイズ | 106 × 49 × 18.5 mm |
質量 | 約137 g |
連続通話時間 | 約200分(音声電話時・3G) 約110分(テレビ電話時・3G) 約190分(音声電話時・GSM) |
連続待受時間 | 約580時間(静止時・3G) 約260時間(静止時・GSM) |
外部メモリ | microSD (2GBまで・ドコモ発表) microSDHC (4GBまで・ドコモ発表。microSDHC 製造メーカーによっては、当機種で8GBのカードの利用も可) |
日本語入力 | Advanced Wnn |
FeliCa | あり |
赤外線通信機能 | あり |
Bluetooth | あり |
放送受信機能 | ワンセグ対応 |
メインディスプレイ | |
方式 | TFT液晶 |
解像度 | ワイドVGA+ (480×854ドット) |
サイズ | 3.0インチ |
表示色数 | 約26万色 |
サブディスプレイ | |
方式 | 有機EL |
解像度 | 25×96ドット |
サイズ | 0.8インチ |
表示色数 | 1色 |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 約510万画素CMOS |
機能 | AF 6軸手振れ補正 |
サブカメラ | |
画素数・方式 | 約33万画素CMOS |
機能 | AF |
カラーバリエーション | |
ピンクゴールド | |
ブラック | |
ホワイト | |
レッド | |
■テンプレート / ■ノート ■ウィキプロジェクト |
FOMA P905i(フォーマ・ピー きゅう まる ご アイ)は、パナソニック モバイルコミュニケーションズによって開発された、NTTドコモの第三世代携帯電話 (FOMA) 端末である。
概要
同日に発表されたP905iTVと共にワンセグ搭載端末で、「VIERAケータイ」と初めて名付けられた。その名の通り、ディスプレイには多くのVIERAで培った技術を搭載している。ディスプレイは3.0インチのワイドVGA+液晶を搭載し160度の広い視野角を実現している(ただし一部のアイコンなどはVGA用のデザインではなく、従来のものを拡大表示させている)。P904iから引き続きモバイルPEAKSプロセッサーを搭載しているので、QVGA相当のワンセグ放送をなめらかに拡大したり、高い色再現性なども備える。コントラスト比もP904iの1000:1から2000:1と向上した。パナソニック独自のLSIである「UniPhier(ユニフィエ)」によって省電力化を実現し、ワンセグをecoモード時に約6.7時間の長時間再生を実現した。ワンセグ機能付きの905iシリーズの中では、唯一本体へのワンセグ録画に対応せず、microSDのみに録画できる。
外観は、W44SのようなWオープンスタイルを採用している。ワンセグの視聴や横向きのゲームに適している。ただしW44Sはヒンジの出っ張りがあったが、当機はそれが大幅に小さくなった。ヒンジは接合部が小さいが強化され、耐久性を保っている。2008年1月に同様の機構をもつSoftBank 920Pが発表された。今回もワンプッシュオープンが採用されているが、パナソニックP90xiシリーズで初めてカスタムジャケットとあんしんキーが廃止された。
外部メモリーは規格上限の2GBまで(ドコモ発表)のmicroSD、及びNTTドコモの携帯電話としては初めて4GBまで(ドコモ発表)のmicroSDHCにも対応している。905iシリーズの中ではその他、P905iTV、SH905i、SH905iTVの4機種がmicroSDHCに対応している。
SO905iCSのようにカメラ機能に特化しているわけではないが、CMOS約510万画素のカメラを搭載しており、画質処理エンジンの進化に6軸手振れ補正(デジタル式)も備えるなど、カメラとしての機能にも優れている。そのため、P901i以来、P90xiシリーズのメインカメラの撮像素子に採用されていたνMaicoviconは採用されていない。動画撮影もVGAサイズで30fpsの滑らかな動画を撮影できるようになり、動画撮影時にもオートフォーカスが使えるようになった。テレビ電話用のサブカメラはCMOS約33万画素を搭載している。この機種及びP905iTV以後のPシリーズは2009年のP-02A、ダブルオープン型としてはP-07Aが発売されるまでフォトライトが省かれた。
ミュージック機能はWMAとSDオーディオ (AAC/AAC+SBR) に対応し、連続再生時間はSDオーディオで約76時間、WMAで約54時間とNTT docomo最長クラスの再生が可能である(P905iはPシリーズで付属していたSD-Jukebox等の音楽管理ソフトウェアは付属していない為、別途用意する必要がある)。また引き続きBluetoothに対応し、音楽をワイヤレスで聞くことができる。P905iに入っている音楽をワイヤレスでD-dockやStradaに送信することもできる。
「リ.マスター」機能により、ワンセグや音楽再生時に、圧縮によって欠落した高音域のオーディオデータを補完して再生できる。D-snapなどのポータブルオーディオにすでに搭載されているが、携帯電話では初めての採用である。
iアプリもヨコオープンスタイルの全画面で楽しめるようになり、「リッジレーサーズモバイル」や「ぷよぷよ〜ん&COLUMNS」もプリインストールされている。「リッジレーサーズモバイル」は直感ゲームにも対応している。また、テレビへの出力もできる。
フルブラウザもヨコオープンスタイルに対応しフルワイドVGA液晶により、インターネットホームページをヨコスクロールなしで閲覧することができる。またWindows Media Video形式の動画に対応し、インターネット上の動画を再生することができる。
P904iと比べるとキー配置が一部変更され、iチャネルキーは十字上キーへ移動し、テレビ電話キーは廃止され、兼用だったGPSキーは1キーへ移動した。また、メニュー、クリア、マルチキーの表記がカタカナから英語になった。しかし、マナー、ボイスキーの表記はカタカナである。P903iTVでは、TV起動キーはテレビ電話キーとの兼用だったが、P905iはカメラキーとの兼用になった。
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横オープン時
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microSDスロットは電池カバーの内側に存在する。
主な対応サービス | |||
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DCMX/おサイフケータイ | うた・ホーダイ | 着うたフル/着うた | デジタルオーディオプレーヤー(WMA)(AAC)(SDオーディオ) |
直感ゲーム/メガiアプリ | Music&Videoチャネル/ビデオクリップ | GSM/3Gローミング(WORLD WING) | プッシュトーク |
FOMAハイスピード | GPS/ケータイお探し | デコメール/デコメ絵文字 | iチャネル |
着もじ | テレビ電話/キャラ電 | 電話帳お預かりサービス | フルブラウザ |
おまかせロック/バイオ認証 | 外部メモリーへiモードコンテンツ移行 | トルカ | iC通信/iCお引越しサービス |
きせかえツール/ |
バーコードリーダ/ |
2in1※ | エリアメール |
※BモードのメールはWebメールとなる。
プリインストールiアプリ
- リッジレーサーズモバイル
- ぷよぷよ〜ん&COLUMNS
- 英語辞典(「英会話のとっさのひとこと辞典」、「英和辞典」、「和英辞典」)
- カウントダウントレインGPS
- しゃべって翻訳 for P
- 地図アプリ
- 楽オク出品アプリ2
- iアプリバンキング
- Gガイド番組表リモコン
- iD設定アプリ
- DCMXクレジットアプリ
- FOMA通信環境確認アプリ
ワンセグ機能
- EPG(録画予約も可)
- 外部メモリ(microSDHC)への録画(内蔵メモリーへの録画機能は省かれている)
- 字幕放送
- マルチウィンドウ
- Bluetoothによるワイヤレス音声出力(レシーバーが著作権保護「SCMS-T方式」に対応している必要がある)
- 映像をより鮮やかに再現する「モバイルPEAKSプロセッサー」
- 連続視聴時間 約4時間30分(ECOモード時:約6時間40分)
不具合
2007年12月6日に、以下の2点の不具合の修正と1点の変更がソフトウェアの更新でなされた[1]。
- 修正点
- 「きせかえツール」のコンテンツをダウンロードすると着うたフルやiモーション、画像などの個別課金コンテンツがダウンロードできなくなる不具合。
- ブックマークのフォルダの名称を編集するとフリーズ状態になったり再起動する不具合。
- 変更点
- エリアメール受信設定画面の説明文が変更された。
2007年12月25日に、以下の2点の不具合の修正と1点の変更がソフトウェアの更新でなされた。
- 修正点
- 一部の着うたフルをダウンロードした時に再生エラーが起こる不具合。
- 待ち受け画面の設定が電源の操作で初期化される不具合。
- 変更点
- 日本国内でGSM方式を選択すると、圏外である旨のメッセージを表示されるように変更された。
2008年2月26日に、以下の3点の不具合の修正がソフトウェアの更新でなされた
- メールの受信BOXにメールセキュリティ設定をした状態で、特定の操作をすると待受画面に戻る不具合。
- メールの本文入力画面で、特定の操作をするとフリーズ状態になる不具合。
- カメラ撮影時の設定で、特定の操作をすると再起動してしまう不具合。
2008年4月22日に、以下の3点の不具合の修正がソフトウェアの更新でなされた。
- iモード問い合わせによるメール受信以外、メールを自動的に受信できなくなる不具合。
- 時計表示が進んでしまい、発着信履歴が未来の日時で記録される不具合。
- 一部のUSBハンズフリー対応機器との接続時に、ハンズフリー機能が正常に動作しない不具合。
2008年9月2日に以下の不具合の修正がソフトウェア更新でなされた。
- メールの一覧表示(本文表示設定有り)をした状態で、ページ切替やカーソル移動など操作を行うと、端末が再起動する場合がある不具合。
2008年12月24日に、以下の2点の不具合の修正がソフトウェア更新でなされた。
- メール宛先一覧画面で特定操作を行うと、端末が再起動する場合がある不具合。
- OFFICEEDのエリア表示設定を「ON」にしても、設定が「OFF」に戻る場合がある不具合。
2009年4月14日に、以下の不具合の修正がソフトウェア更新でなされた。
- 海外の一部地域で通話・通信ができない不具合。
不具合ではないが、P905iをmicroSDモードで接続しSD-Jukebox Ver5で音楽データを転送する際、Ver5.2以下ではmicroSDが認識できない。これはソフトウェアの仕様によるもので、Ver5.3にアップグレードすることにより解決する(Ver6以上での利用やSDカードリーダーでの転送は問題なく行える)[2]。
2011年6月28日に、以下の不具合の修正がソフトウェア更新でなされた。
- フォントサイズを変更すると、絵文字の色指定が有効にならない場合がある。
歴史
- 2007年8月31日 - 電気通信端末機器審査協会 (JATE) 通過
- 2007年9月7日 - 技術基準適合証明 (TELEC) 通過
- 2007年10月19日 - 連邦通信委員会 (FCC) 通過
- 2007年11月1日 - D905i・D705i・D705iμ・F905i・F705i・N905i・N905iμ・N705i・N705iμ・P905i・P905iTV・P705i・P705iμ・PROSOLID μ・SH905i・SH905iTV・SH705i・SO905i・SO905iCS・SO705i・L705i・L705iX・NM705iの開発が発表。
- 2007年11月28日 - 発売開始