「近鉄鈴鹿線」の版間の差分
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== 路線データ == |
== 路線データ == |
2016年9月23日 (金) 12:24時点における版
鈴鹿線 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 三重県鈴鹿市 |
起点 | 伊勢若松駅 |
終点 | 平田町駅 |
駅数 | 5駅 |
路線記号 | L |
開業 | 1925年12月20日 |
改軌 | 1959年11月23日(概要) |
全通 | 1963年4月8日 |
所有者 | 近畿日本鉄道 |
運営者 | 近畿日本鉄道 |
使用車両 | 使用車両の節を参照 |
路線諸元 | |
路線距離 | 8.2 km |
軌間 | 1,435 mm (標準軌) |
線路数 | 単線 |
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 |
閉塞方式 | 自動閉塞式 |
保安装置 | 近鉄型ATS |
最高速度 | 80 km/h |
停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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鈴鹿線(すずかせん)は、三重県鈴鹿市の伊勢若松駅から平田町駅までを結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の鉄道路線。
鈴鹿市の市街地を通る平田町駅周辺の工場への通勤路線である。
鈴鹿線ではスルッとKANSAIカード及びJスルーカードは利用できないが、2007年4月1日よりPiTaPaおよびICOCAの利用が可能になり(2013年3月23日にはTOICA、manacaなどとの全国相互利用サービスを開始)、鈴鹿市駅および平田町駅には自動改札機、柳駅および三日市駅には簡易改札機を設置して対応している。
路線データ
全線、名古屋統括部(旧名古屋営業局)の管轄である。
運行形態
1時間あたり朝・晩は3本から4本、日中・早朝・深夜は2本運転されている。朝に名古屋線直通の近鉄四日市発鈴鹿線平田町行き急行(停車駅は塩浜駅・伊勢若松駅と鈴鹿線内各駅)があるほかはすべて線内折り返し運転の普通列車である。名古屋線直通列車は、ワンマン化直前の1998年3月ダイヤ変更まで近鉄四日市駅発着の普通が1時間あたり1本運転されていたほか、1988年までは近鉄名古屋駅発着の急行も昼間時に1時間あたり1本運転されていた。また、1983年3月18日のダイヤ変更前までは準急も近鉄名古屋駅発着で直通運転しており、こちらも線内は各駅に停車していた。
ワンマン運転を行っているが、前述の急行折り返しの際や伊勢若松駅に到着後に回送列車になる場合などはその限りではない。
また、F1日本グランプリが鈴鹿サーキットで開催される場合、平田町駅が最寄駅の一つとなるため、決勝日に近鉄名古屋行きの臨時急行が運転される場合があった。
大晦日から元旦にかけての終夜運転は、鈴鹿線ではここ最近は実施されておらず、始発列車の繰り上げのみ実施している。
使用車両
現用車両
ワンマン運転列車には以下の車両が使用され、同じ三重県内のワンマン支線区である湯の山線と共通運用である。特急型・団体専用車両は臨時団体列車以外では入線しない。
ただし、平日の平田町行き急行とその折り返しはツーマン運転(車掌乗務)のため、これ以外のワンマン対応改造が行われていない3両編成(1000系や2800系、2050系など)が入ることもある。
過去の車両
- 1200系 (現・1201系)(ワンマン運転開始まで運用)
- 1230系(同上)
- 1430系(同上)
- 1600系(同上)
- 1800系(同上)
- 1810系(同上)
- 1480系(ワンマン運転開始以前および名古屋線直通急行で入線)
- 2470系(同上)
- 2680系(同上)
改軌当初は近鉄名古屋直通運用など、一部の運用で大阪線所属車両も入線していた時期もあったが、現在は原則として行われていない。
歴史
- 1925年(大正14年)12月20日 伊勢鉄道神戸支線として伊勢若松 - 伊勢神戸(現在の鈴鹿市)間が開業。
- 1926年(大正15年)9月12日 伊勢鉄道が伊勢電気鉄道に社名変更。
- 1926年(昭和元年)12月26日 全線電化。
- 1936年(昭和11年)9月15日 参宮急行電鉄が伊勢電気鉄道を合併。伊勢神戸線となる。
- 1941年(昭和16年)3月15日 大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併、関西急行鉄道に改称。路線名を神戸線に改称。
- 1944年(昭和19年)6月1日 関西急行鉄道が近畿日本鉄道に社名変更。
- 1959年(昭和34年)11月23日 名古屋線に合わせて全線標準軌に改軌。改軌準備工事の際に重量級の大阪線車両が入線可能となるように路盤の強化も実施された。
- 1963年(昭和38年)4月8日 鈴鹿市 - 平田町間が開業。神戸線を鈴鹿線と改称。伊勢神戸駅を鈴鹿市駅に改称。
- 1968年(昭和43年)10月17日 ATS使用開始。
- 1995年(平成7年)3月16日 最高速度を65km/h→80km/hに引き上げ、所要時間を1分短縮。
- 1998年(平成10年)6月13日 ワンマン運転開始[1]。
- 2007年(平成19年)4月1日 各駅でPiTaPa・ICOCAの取り扱い開始。
- 2008年(平成20年)8月12日 三日市駅で、伊勢若松発平田町ゆき普通電車の車両の床下機器が焼損、車内の座席および天井の一部が焦げる事故が発生[2][3]。
- 2010年(平成22年)4月1日 伊勢若松駅 - 平田町駅間の全線で名古屋列車運行管理システム「KRONOS」(クロノス)の運用開始[4]
- 2012年(平成24年)3月20日 昼間時毎時3本から2本に減便。
駅一覧
駅番号 | 駅名 | 駅間キロ | 営業キロ | 急行 | 接続路線 |
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直通運転区間 | 伊勢若松駅から ○名古屋線近鉄四日市駅まで | ||||
L29 | 伊勢若松駅 | - | 0.0 | ● | 近畿日本鉄道:E 名古屋線 (E29) |
L30 | 柳駅 | 2.2 | 2.2 | ● | |
L31 | 鈴鹿市駅# | 1.9 | 4.1 | ● | |
L32 | 三日市駅 | 2.1 | 6.2 | ● | |
L33 | 平田町駅 | 2.0 | 8.2 | ● |
沿線
- 三重県道553号伊勢若松停車場神戸地子線
- 金沢川
- 三重県道54号鈴鹿環状線(中央道路)
その他
- 2013年7月13日から8月13日にかけての毎週火曜日に、鈴鹿線で相次ぎ停電が発生し、列車に運休が生じるなどした。いずれも、同線に電力を供給している名古屋線沿いの送電線にヘビ(1・3回目はアオダイショウ、2回目はシマヘビ)が絡み付き、ショートを起こしたのが原因とされている。近鉄は電柱の梯子に防蛇テープを巻くなどの対策を始めている[5]。
- 神戸支線時代には伊勢神戸駅から伊勢若松駅を通じて四日市駅、津新地駅へ向かう列車が存在した。また神戸支線の計画段階では、当時西名張駅と伊賀上野駅を結んでいた伊賀鉄道伊賀線との接続も構想にあった[6]。
脚注
- ^ 『鉄道ジャーナル』第32巻第7号、鉄道ジャーナル社、1998年7月、99頁。
- ^ 鈴鹿線三日市駅における列車の床下機器焼損について(PDF) 近畿日本鉄道、2008年8月13日
- ^ http://jtsb.assistmicro.co.jp/jtsb/railway/report/detail.asp?ID=1749 国土交通省・運輸安全委員会
- ^ 名古屋列車運行管理システム「KRONOS」が運用開始します (PDF) - 近畿日本鉄道プレスリリース 2010年3月30日
- ^ “近鉄鈴鹿線:火曜の停電、犯人はヘビ 3回運休に”. 毎日新聞. (2013年8月17日). オリジナルの2013年8月24日時点におけるアーカイブ。 2015年5月20日閲覧。
- ^ “近鉄 平田町駅”. 駅ものがたり三重. 中日新聞三重版. 2011年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月18日閲覧。
参考文献
- 「まるごと近鉄ぶらり沿線の旅」(著者・編者 徳田耕一、出版・発行 河出書房新社 2005年) ISBN 4309224393
- カラーブックス「日本の私鉄 近鉄2」(著者・編者 諸河久・山辺誠、出版・発行 保育社 1998年) ISBN 4586509058
- 「近鉄時刻表」各号 (著者・編者 近畿日本鉄道、出版・発行 同左)
- 「鉄道ピクトリアル'03年1月号増刊 特集:近畿日本鉄道」(著者・編者 電気車研究会 出版・発行 同左)