「旭日章 (警察章)」の版間の差分
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2016年7月5日 (火) 22:10時点における版
旭日章(きょくじつしょう)は、昇る朝日と陽射しをかたどった紋章。日本の警察のほか、多くの日本の国家機関のシンボルマークとして用いられる。日章(にっしょう)、旭影(きょくえい)、朝日影(あさひかげ)、桜の代紋ともいう。家紋とする場合には旭光(きょっこう)とも呼ばれている。
歴史
日本において、もともとは明治時代初めに陸軍の帽章として用いられた。のちに陸軍は五芒星を用い、旭日章は将校准士官の正装の帽章とされた。
警察の紋章としては、明治8年(1875年)に「円形万筋彫込(えんけいまんすじほりこみ)」と呼ばれる意匠が採用され[1]、明治15年(1882年)には「日章」(陸軍憲兵の徽章と同じく六角形)が採用され、「朝日影」は「日章」の略称として使用されていた。この六角形の「日章」は、第二次世界大戦後に廃止され、昭和23年(1948年)に現在の五角形の「日章」が正章として採用された。警察官の服制に関する規則(昭和31年国家公安委員会規則第4号)等の法令には、「日章」と規定される。「東天に昇る、かげりのない、朝日の清らかな光」を意味するという。
種類
旭日章の光条外周は、警察、国会の衛視、刑務官などは五角形、旧陸軍の憲兵は六角形、旧郵政監察官は十角形など、機関により様々な形がある。また、同じ機関でも部署により異なる意匠を用いることや[注釈 1]、日章の中に文字を入れて区別するもの(入国警備官の「IA」、麻薬取締官の「麻」、郵政監察官の「Tマーク」と「監」の組み合わせ、警務官の「警」、警備会社など民間の企業や団体が行う防犯活動の「防」など)、旭日章に他のシンボルマークを配した意匠(警察予備隊の帽章は旭日章に鳩、海上保安庁の帽章は船舶用コンパス下に旭光を配したものである[3])もある。
日本国外では、同様の図案は、アメリカ合衆国・麻薬取締局[注釈 2]のバッジにもある。こちらは「サンバースト(sunburst)」という。
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八角形の旭日章(警察功労章)。
家紋
旭光(きょっこう)は、家紋の日紋の一種。同じ類の「日足(ひあし)」と同じように、中央の「日(太陽)」とする丸の部分から光条を放射線状に出したものであるが、旭光では、大きな光条との間に小さな光条が入り、また、光条の端部は谷方向へ入り込むようにデザインされている。単に旭光という場合には光条外周が8角のものをいう[4]。
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
- - 兵庫県警察