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2016年6月8日 (水) 00:21時点における版
葛城 奈海 | |
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生誕 |
高橋 南海 1970年2月6日(54歳) 日本 東京都足立区西新井[1][2] |
国籍 | 日本 |
教育 | 東京大学農学部 |
職業 |
ジャーナリスト 女優 予備自衛官 環境運動家 |
肩書き |
やおよろずの森代表 予備役ブルーリボンの会広報部会長 林野庁林政審議委員 「防人と歩む会」会長 |
公式サイト | http://www.geocities.jp/nami_katsuragi |
葛城 奈海(かつらぎ なみ、本名:高橋 南海、1970年(昭和45年)2月6日[3] - )は、日本のジャーナリスト、女優、予備自衛官、環境運動家。やおよろずの森代表。予備役ブルーリボンの会広報部会長。「防人と歩む会」会長[4]。林野庁の林政審議委員[5][6]。
経歴
東京都足立区西新井出身[2]。生後3ヶ月頃に埼玉県所沢市に親が家を建てて引っ越した為、自身の記憶は埼玉県所沢市から始まっていると述べた。その後、小学生の6年間は父が大阪に転勤になった関係で奈良県奈良市に転居[2]。
高校時代に環境問題や南北問題に関心を持ち始め、上智大学の公開講座へ学校の先生に連れられた際に紹介された鶴見良行著『バナナと日本人―フィリピン農園と食卓のあいだ』(1982年、岩波書店)における、フィリピン産のバナナの生産から流通の過酷な実態を知り衝撃を受ける[2]。その後、東京大学農学部に入学し、有機農業に関心を移す[2]。また、合気道部の見学に行った際に鹿島神流の剣術を教えている様子を見た事をきっかけに合気道部に入る[2]。同時に明治神宮の至誠館武道研修科に入門[7]。2015年(平成27年)現在も武道場至誠館に通っており、合気道五段、鹿島神流中伝。
1995年(平成7年)に和田勉の「ザ・ドラマスクール」を第1期生として卒業した後、テレビドラマや映画などで女優として活動するかたわら、自然環境への取り組みをライフワークとし、森づくり、米作り活動等に参加。ドキュメンタリーや講演会等で「自然と社会の関わり」についてメッセージを発している。
防衛庁(現:防衛省)の市ヶ谷台ツアー新庁舎の案内役を3年間務めるも、マニュアルを覚えて案内するだけの仕事に薄っぺらさを感じ始めていたところ、予備自衛官補制度が開始する告知を広報誌で知り、応募し合格。予備自衛官補1期生として訓練を受け、期間満了で予備自衛官(陸上自衛隊)となる[2]。2015年(平成27年)現在の階級は三等陸曹。
その後、日本文化チャンネル桜にゲストとして出演後、潮匡人の「防人の道 今日の自衛隊(チャンネル桜)」キャスター退任に伴う後任を引き受ける形で2006年(平成18年)12月からキャスターを担当する[2]。
2014年(平成26年)の東京都知事選挙では田母神俊雄候補の選挙対策本部広報を務め[8][9][10]、日刊ゲンダイ等のメディアで浅野久美らと共に「田母神ガールズ」の1人として取り上げられた[11][12][13][14]。
2014年(平成26年)12月10日、ビジネス社より共著『国防女子が行く なでしこが国を思うて何が悪い』を河添恵子、赤尾由美、兼次映利加と共に刊行。2015年(平成27年)2月20日には、八重洲ブックセンター本店にて刊行記念トークショーを行った[15][16]。
2015年(平成27年)春より、自衛隊と日本国民を繋ぐ事を目的とする民間団体「防人と歩む会」の会長に就任[4]。
主張・活動
自衛隊の訓練参加や基地取材などの執筆も多数。防衛省オピニオンリーダーもつとめる。また、予備役ブルーリボンの会広報部会長として、拉致問題にも積極的に取り組む。2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)以降、度々被災地に赴き、復興支援活動や被災地の状況のレポートを行った[17]。
国防観
日本国憲法第9条を改正して自衛隊を国軍にすべきとしている。また、国防の義務を憲法に盛り込むべきとし、3カ月程度の訓練を男女に関係なく、成人への通過儀礼として導入した方が良いと述べている。
徴兵制については、どちらかといえばあったほうがいいと思うとし、かつてのドイツの徴兵制[18]の様に警察、消防、福祉などの代替役務を選択可能にすれば良いとするも、あくまでも国防を第一義に考えるべきとしている[19]。
やおよろずの森
自身が立ち上げた「やおよろずの森」という民間団体では、石垣島、小浜島、西表島、対馬の海岸の漂着ごみを清掃するビーチクリーン活動等を行い、日本の自然・生物の生態系を守る活動に取り組んでいる。尖閣諸島を含む国境離島における、「平穏かつ安定的な維持及び管理」という政府見解に対し、放っておく事が環境を安定させる事にはならないと主張。いずれは、上陸が禁止されている尖閣諸島海岸に於いても同様の活動をしたいと述べている[20][21][22][23][24]。
尖閣諸島関連
2010年(平成22年)の尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件及びそれに対する日本政府の対応、事件映像を流出させた海上保安官・一色正春を犯人扱いするマスメディアに怒りを覚え、頑張れ日本!全国行動委員会による尖閣諸島の領海内での日本の実効支配を目的とする集団[漁業]]活動に水島総・石垣市の漁民らと共に積極的に参加する。また、その様子をチャンネル桜を通じてレポートしている[25]。
魚釣島ではヤギが大繁殖して下草が食い荒らされ生態系が大きく乱れており、尖閣諸島には確認されているだけでも15種類の固有種が存在し、それらが絶滅の危機に瀕し、漂着ゴミも大量に打ち上げられており、人が手を入れなければ、島の自然は失われ行く一方であると主張[5][26]。
中国漁船衝突事件に際して石原慎太郎東京都知事(当時)が尖閣諸島購入計画を発表した際に東京都に寄せられた東京都尖閣諸島寄附金14億円の使い道について、「専門家による上陸調査」、「現実的なヤギの駆除や漂着ゴミ清掃」、「漁師が安心して漁を行うための船だまりや通信施設の設置、燃料代の補助」を提言[26]。
2014年(平成26年)10月23日には、野口健、山際大志郎、横畑泰志が設立した「センカクモグラを守る会」のシンポジウムに参加し、自身の尖閣諸島領海での集団漁業活動の内容や尖閣諸島の実態を報告した[27][28][29]。
八紘為宇
「八紘一宇」のルーツである「八紘為宇(いう)」こそ日本が取り戻すべき理念としており、2015年(平成27年)3月に三原じゅん子・自民党所属参議院議員が参議院予算委員会で八紘一宇を取り上げた事について「批判する者はまず勉強せよ。」と述べ、三原の発言を支持した。首相の安倍晋三が掲げたスローガン「戦後レジームからの脱却」及び「日本を取り戻す」は、「八紘為宇という建国の理念を取り戻すことではあるまいか。」と主張した[30] 。
著書
共著
- 河添恵子、赤尾由美、兼次映利加 『国防女子が行く なでしこが国を思うて何が悪い』(2014年12月10日、ビジネス社)
寄稿
連載
雑誌
出演
テレビ
- 大使館夫人の家庭料理 (1997年、食チャンネル)
- にっぽんぬくもり紀行 (1998年、NHK)
- 狂言和泉流20世宗家・和泉元彌の世界 (1999年、テレビ東京)
- 新見聞録〜近畿は美しく 初秋の奥琵琶湖 (1999年、MBS)
- 新見聞録〜近畿は美しく 鳥羽・神島カヌートライアル (2000年、MBS)
- 新見聞録〜近畿は美しく 古都を彩る幻想の光 (2000年、MBS)
- 食ものがたり (ナレーション 2002年、テレビ東京)
- 美の巨人たち (2003年、テレビ東京)
- 原子力レポート (2004年、サイエンスチャンネル)
- 絶景・旅の時間 「百名山温泉紀行 会津駒ケ岳&尾瀬檜枝岐温泉」 (2005年、BSフジ)[3]
- 夏色の若狭 心のサブリ・・・もとめて (2006年、KBS・サンテレビ)
- 防人の道 今日の自衛隊 (2006年12月12日 - 2015年8月25日、キャスター、毎週火曜日号担当、日本文化チャンネル桜)
- 地震研究の最前線! (2007年、サイエンスチャンネル)
- そこまで言って委員会NP(2015年9月6日、読売テレビ)
テレビドラマ
- 外科医有森冴子 さよならSP (1993年10月9日、日本テレビ)
- ドラマ新銀河 赤ちゃんが来た (1994年、NHK)
- さわやか3組 (2002年、NHK教育)
- ホーム&アウェイ (2002年)
- 虹色定期便 (2002年、NHK教育)
- 僕と彼女と彼女の生きる道 (2004年、フジテレビ)
- 暴れん坊ママ (2007年)
映画
CM・CF
- J-PHONE『ムービー写メール』(2002年)
- 新葉建設 (2002年)
- NTTマーケティングアクト (2005年)
- ユーキャン (2005年)
- ポプラ社 (2006年)
- ケンタッキーフライドチキン (2007年)
- 大塚製薬 (2007年)
- リアップX5 (2010年、大正製薬)
- ドモホルンリンクル (再春館製薬所)
- ソフトバンクモバイル
ラジオ
- ちょっと森林のはなし(2007年7月 - 2011年4月、TBSラジオ)
- 北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」 (特定失踪者問題調査会)
インターネット放送
- 防人の道 NEXT(2015年9月2日 - 、日本文化チャンネル桜)
脚注
- ^ 葛城 奈海|有限会社 プロダクション・タンク
- ^ a b c d e f g h “初の女性ゲスト葛城奈海さん(前編)”. WordPress. 日本、サイコー! (2014年11月29日). 2015年9月10日閲覧。
- ^ a b 葛城奈海 Profileより
- ^ a b “防人と歩む会”. 防人と歩む会. 2015年8月26日閲覧。
- ^ a b “【国防女子の構え】放置出来ない尖閣諸島の現状 中国船の領海侵犯が常態化 (2/2ページ)”. 葛城奈海 ZAKZAK (2015年6月25日). 2015年6月26日閲覧。
- ^ “林政審議会(平成27年1月26日)の概要について”. 林野庁. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “明治神宮-寄稿コラム「私と武道」-”. 葛城奈海 明治神宮. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “Nami Katsuragi - 元航空幕僚長田母神としお都知事選出馬に伴い、不肖私が広報を担当させていただくことになりました。...” (2014年1月7日). 2014年3月15日閲覧。
- ^ “葛城奈海 田母神俊雄都知事応援演説 新橋日比谷口” (2014年1月10日). 2014年3月13日閲覧。
- ^ “葛城奈海 田母神としお 東京都知事選挙 応援演説 有楽町駅前” (2014年1月10日). 2014年3月13日閲覧。
- ^ “田母神俊雄「都知事選」第一声@新宿アルタ前”. 日仏共同テレビ局フランス10 (2014年1月24日). 2014年3月18日閲覧。
- ^ “田母神氏、頼みは石原氏の発信力 無党派層意識し「ガールズ」投入”. 産経新聞 (2014年1月28日). 2014年3月18日閲覧。
- ^ 女優、モデル、歌手の美女軍団 「田母神ガールズ」の正体 - 日刊ゲンダイ
- ^ “田母神俊雄氏陣営が「ツイッターデモ」の実施を告知”. 夕刊アメーバニュース (2014年1月31日). 2014年3月18日閲覧。
- ^ ※訂正リリース 保守言論史上初の女性言論ユニット「国防女子会」による国防談義 『国防女子が行く-なでしこが国を思うて何が悪い』 2月20日(金)八重洲ブックセンター本店にて出版記念トークショー開催 - ドリームニュース プレスリリース企業リリース - 朝日新聞デジタル&M
- ^ 美女が条件!「国防女子」が新たな話題 - 東スポWeb
- ^ 1/3【緊急特番】「東日本大震災」現地取材レポート Part1[桜H23/3/26] - YouTube
- ^ ドイツでは2011年まで徴兵制があった
- ^ “【金曜討論】「国防の義務」 葛城奈海氏、田嶋陽子氏”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2012年9月28日). オリジナルの2012年9月28日時点におけるアーカイブ。
- ^ 【葛城奈海】やおよろずの森活動報告、石垣島・小浜島レポート[桜H23/2/22]
- ^ 【やおよろずの森】葛城奈海の石垣島・小浜島レポート Part2[桜H23/6/28]
- ^ 【やおよろずの森】葛城奈海の「西表島漂着ゴミ」レポート[桜H23/11/4]
- ^ 【やおよろずの森】葛城奈海の西表島・漂着ゴミ清掃レポート[桜H23/11/15] - YouTube
- ^ 【やおよろずの森】 漂着ゴミと磯焼けに見る対馬の現状[桜H26/8/12] - YouTube
- ^ “【守るぞ日本 守るぞ尖閣】尖閣諸島漁業活動・二年間の歩み[桜H25/12/30]” (2013年12月30日). 2014年3月14日閲覧。
- ^ a b 【八百万の森から】「尖閣14億円寄付金」有効な使途 - 産経ニュース
- ^ 「第4回センカクモグラを守る会シンポジウム」のご案内|お知らせ|センカクモグラを守る会
- ^ 葛城 奈海 - ご報告が遅くなりましたが、一昨日、第4回センカクモグラを守る会シンポジウムが開催されました。... (nami.katsuragi.7/posts/739137476166776) - Facebook
- ^ 【環境保全】第4回「センカクモグラを守る会」シンポジウム報告[桜H26/10/28] - YouTube
- ^ “【葛城奈海の直球&曲球】「八紘為宇」なる建国の理念 三原じゅん子議員発言を批判する者はまず勉強せよ”. 産経新聞. 2015年4月23日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 葛城 奈海 (nami.katsuragi.7) - Facebook
- 防人と歩む会
- やおよろずの森 - 葛城が代表を務める自然環境問題への取り組み団体
- 葛城 奈海 - プロダクション・タンク
- 葛城 奈海 - 日本文化チャンネル桜
- 葛城 奈海 (@namikatsuragi) - X(旧Twitter)