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「楠原佑介」の版間の差分

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*出版社編集部退職後、フリーライターに転じた。
*出版社編集部退職後、フリーライターに転じた。
*住居表示・市町村合併などによる地名の変更に警鐘を鳴らす活動をしている。
*住居表示・市町村合併などによる地名の変更に警鐘を鳴らす活動をしている。
*地名の改変、保存、地名語源などの研究の実質的な第一人者の一人。いわゆる地名だけでなく、駅名、国際的な紛争の渦中にある竹島や日本海など広義の地名にも新聞や雑誌等で、広い視野から意見を述べ、また各種地名辞典や地名資料の編集にも積極的に関わっている。
*{{要出典|範囲=地名の改変、保存、地名語源などの研究の実質的な第一人者の一人|date=2015年2月}}。地名だけでなく、駅名、国際的な紛争の渦中にある竹島や日本海など広義の地名にも新聞や雑誌等で意見を述べ、また各種地名辞典や地名資料の編集にも関わっている。


== 地名に対する考え方 ==
== 地名に対する考え方 ==
<!-- 楠原論への批判は独自の調査となるため一切書かず、楠原論の論点のみを書くことにする -->
<!-- 楠原論への批判は独自の調査となるため一切書かず、楠原論の論点のみを書くことにする -->
楠原は『こんな市名はもういらない! 歴史的・伝統的地名保存マニュアル』にて歴史的伝統的地名の保存・復活を絶対的に重視し、新たに創作された地名([[ひらがな・カタカナ地名]]、[[広域地名]]、[[方角地名]]、[[瑞祥地名]]、[[合成地名]]など)を「歴史的伝統的地名の破壊」であるとして厳しく批判している。その中で、広域地名については「小なるものが大なるものの名称を名乗る」という意味で「[[僭称]]」という言葉を用いて批判している。
楠原は『こんな市名はもういらない! 歴史的・伝統的地名保存マニュアル』にて歴史的伝統的地名の保存・復活を絶対的に重視し、新たに創作された地名([[ひらがな・カタカナ地名]]、[[広域地名]]、[[方角地名]]、[[瑞祥地名]]、[[合成地名]]など)を「歴史的伝統的地名の破壊」であるとしてく批判している。その中で、広域地名については「小なるものが大なるものの名称を名乗る」という意味で「[[僭称]]」という言葉を用いて批判している。


楠原は歴史的伝統的地名を支持する根拠のひとつに[[地方自治法]]第3条('''地方公共団体の名称は、従来の名称による。''')を挙げ、合併などでできた新市町村名に、従来の地名ではなく新たに創作された地名を選定するのはこれに違反すると考えている。
楠原は歴史的伝統的地名を支持する根拠のひとつに[[地方自治法]]第3条('''地方公共団体の名称は、従来の名称による。''')を挙げ、合併などでできた新市町村名に、従来の地名ではなく新たに創作された地名を選定するのはこれに違反すると考えている。
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楠原が新市町村名としてふさわしいと考える地名は、基本的には、古代・中世の[[郷]]の名称、中世の[[荘]]・[[保]]の名称などの歴史的な地名であり、すでに滅びて[[古文書]]の中にしか残っていないような地名であっても、復活して新市町村名に用いるべきであると考えている。
楠原が新市町村名としてふさわしいと考える地名は、基本的には、古代・中世の[[郷]]の名称、中世の[[荘]]・[[保]]の名称などの歴史的な地名であり、すでに滅びて[[古文書]]の中にしか残っていないような地名であっても、復活して新市町村名に用いるべきであると考えている。


なお、「地名を守る会」「全国地名保存連盟」などの結成や初期の活動は、実質的には楠原が主導したもので、日本の地名保存運動の理論的な中心人物といえる。
{{要出典|範囲=なお、「地名を守る会」「全国地名保存連盟」などの結成や初期の活動は、実質的には楠原が主導したもので、日本の地名保存運動の理論的な中心人物といえる|date=2015年2月}}


最近は竹島、尖閣列島などの国際的な紛争に関わる地域の問題解決には、地名学の知識や地名の歴史的研究が不可欠であるとの論文を発表して、これまでの日本政府や学者の無責任な姿勢を批判する。
最近は竹島、尖閣列島などの国際的な紛争に関わる地域の問題解決には、地名学の知識や地名の歴史的研究が不可欠であるとの論文を発表して、これまでの日本政府や学者の無責任な姿勢を批判する。

2015年2月12日 (木) 15:22時点における版

楠原佑介(くすはら ゆうすけ、1941年 - )は地名研究家フリーライター。「地名情報資料室・地名110番」主宰。

人物

  • 岡山県児島郡小串村(現:岡山市南区)生まれ。埼玉県上尾市在住。
  • 京都大学文学部史学科(地理学)卒業。
  • 出版社編集部退職後、フリーライターに転じた。
  • 住居表示・市町村合併などによる地名の変更に警鐘を鳴らす活動をしている。
  • 地名の改変、保存、地名語源などの研究の実質的な第一人者の一人[要出典]。地名だけでなく、駅名、国際的な紛争の渦中にある竹島や日本海など広義の地名にも新聞や雑誌等で意見を述べ、また各種地名辞典や地名資料の編集にも関わっている。

地名に対する考え方

楠原は『こんな市名はもういらない! 歴史的・伝統的地名保存マニュアル』にて歴史的伝統的地名の保存・復活を絶対的に重視し、新たに創作された地名(ひらがな・カタカナ地名広域地名方角地名瑞祥地名合成地名など)を「歴史的伝統的地名の破壊」であるとして強く批判している。その中で、広域地名については「小なるものが大なるものの名称を名乗る」という意味で「僭称」という言葉を用いて批判している。

楠原は歴史的伝統的地名を支持する根拠のひとつに地方自治法第3条(地方公共団体の名称は、従来の名称による。)を挙げ、合併などでできた新市町村名に、従来の地名ではなく新たに創作された地名を選定するのはこれに違反すると考えている。

楠原が新市町村名としてふさわしいと考える地名は、基本的には、古代・中世のの名称、中世のの名称などの歴史的な地名であり、すでに滅びて古文書の中にしか残っていないような地名であっても、復活して新市町村名に用いるべきであると考えている。

なお、「地名を守る会」「全国地名保存連盟」などの結成や初期の活動は、実質的には楠原が主導したもので、日本の地名保存運動の理論的な中心人物といえる[要出典]

最近は竹島、尖閣列島などの国際的な紛争に関わる地域の問題解決には、地名学の知識や地名の歴史的研究が不可欠であるとの論文を発表して、これまでの日本政府や学者の無責任な姿勢を批判する。 また埼玉県、新潟県などでの市町村名の変更にも、意見を出している。

著書

  • 『「地名学」が解いた邪馬台国』(徳間書店、2002年)
  • 『こんな市名はもういらない! 歴史的・伝統的地名保存マニュアル』(東京堂出版、2003年)
  • 『この駅名に問題あり』(草思社、2005年)
  • 『こだわり地名クイズ』(徳間文庫、2006年)
  • 『こうして新地名は誕生した!』(ベスト新書、2008年)
  • 『この地名が危ない 大地震・大津波があなたの町を襲う』2011 幻冬舎新書
  • 『江戸・東京 間違いだらけの地名の由来』(〔祥伝社新書〕、2014年)

共編著

  • 『地名伝説の謎』(本間信治共著、新人物往来社、1976年)
  • 『難読地名辞典』山口恵一郎共編 東京堂出版 1978
  • 『古代地名語源辞典』(櫻井澄夫柴田利雄溝手理太郎共著、東京堂出版、1981年)
  • 『地名関係文献解題事典』(鏡味明克、櫻井澄夫共編、同朋舎 1981)
  • 『地名用語語源辞典』(溝手理太郎共編、東京堂出版、1983年)
  • 『難読・異読地名辞典』(東京堂出版、1999年)
  • 『市町村名変遷辞典』地名情報資料室編 責任編集(東京堂出版、1999年)


外部リンク