「魔人探偵脳噛ネウロの犯罪者」の版間の差分
至郎田正影を統合。他、微修正。 |
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「謎」が解き明かされた瞬間、性格や(時には)姿までが豹変して、[[精神病質|狂った本性(いわゆるサイコパス)]]を見せる犯罪者(犯人)達は、本誌では人気投票とは別に「'''"犯"人気投票'''」なるものまで行われている。ここでは、「"犯"人気投票」にエントリーされた犯人達と、その後の事件の犯人達を掲載するが、厳密には犯人ではない者も含まれている。「推理漫画ではない」ことを強調するためなのか、コミックスの目次(ドラマCDではブックレット)の「まじんたんていのうがみねうろ」の文字がたくさん並んでいる部分には、よく見ると犯人の名前が隠されているという[[ギミック]]がある。 |
「謎」が解き明かされた瞬間、性格や(時には)姿までが豹変して、[[精神病質|狂った本性(いわゆるサイコパス)]]を見せる犯罪者(犯人)達は、本誌では人気投票とは別に「'''"犯"人気投票'''」なるものまで行われている。ここでは、「"犯"人気投票」にエントリーされた犯人達と、その後の事件の犯人達を掲載するが、厳密には犯人ではない者も含まれている。「推理漫画ではない」ことを強調するためなのか、コミックスの目次(ドラマCDではブックレット)の「まじんたんていのうがみねうろ」の文字がたくさん並んでいる部分には、よく見ると犯人の名前が隠されているという[[ギミック]]がある。 |
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[[声優|声]]の項は特記ない限りアニメ版のキャストとする。 |
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== 事件の犯人 == |
== 事件の犯人 == |
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; 毒殺女(どくさつおんな) |
; 毒殺女(どくさつおんな) |
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: 原作でネウロが最初に謎を喰った事件の犯人。本名は不明。愛人の'''下呂光(げろ ひかる)'''に裏切られた恨みから、下呂を毒殺する。本人の話によれば、しばらく幸せな日々を過ごしていたが、一枚の写真から全てが壊れ始めたらしい。しかし、彼女が語る犯行の動機にネウロは一切の関心を示さなかった。 |
: 原作でネウロが最初に謎を喰った事件の犯人。本名は不明。愛人の'''下呂 光(げろ ひかる)'''に裏切られた恨みから、下呂を毒殺する。本人の話によれば、しばらく幸せな日々を過ごしていたが、一枚の写真から全てが壊れ始めたらしい。しかし、彼女が語る犯行の動機にネウロは一切の関心を示さなかった。 |
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: アニメ版では鷲尾が劇中で描かれた最も過去の犯人のため、登場しない。 |
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; 竹田敬太郎(たけだ けいたろう) |
; 竹田 敬太郎(たけだ けいたろう) |
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: 捜査一課の刑事で、笹塚の上司として登場。人の良さそうな老刑事だが、舌には密かにピアスを付けている。長く殺人事件を調査するうちに人間が恐怖や悲しみに「加工」された表情を見ることに快感を覚えるようになり、遺族の表情を「加工」すべく、弥子の父・誠一を殺害した異常性癖の持ち主。また自身の発言から以前から何件も殺人を犯していたらしい。『謎』を喰われた後、ネウロに実験的に脳内をいじられ、[[廃人]]と化した。後に怪盗Xが彼に「なって」いた際、「刑務所から盗んできたこの顔」と発言しているが、生死は不明である。後に笹塚の回想によると、家族を殺された直後の笹塚と出会っており、部下の石垣に裏切れないかと聞いていたことからそれなりの信頼関係はあったと思われる。 |
: 捜査一課の刑事で、笹塚の上司として登場。人の良さそうな老刑事だが、舌には密かにピアスを付けている。長く殺人事件を調査するうちに人間が恐怖や悲しみに「加工」された表情を見ることに快感を覚えるようになり、遺族の表情を「加工」すべく、弥子の父・誠一を殺害した異常性癖の持ち主。また自身の発言から以前から何件も殺人を犯していたらしい。『謎』を喰われた後、ネウロに実験的に脳内をいじられ、[[廃人]]と化した。後に怪盗Xが彼に「なって」いた際、「刑務所から盗んできたこの顔」と発言しているが、生死は不明である。後に笹塚の回想によると、家族を殺された直後の笹塚と出会っており、部下の石垣に裏切れないかと聞いていたことからそれなりの信頼関係はあったと思われる。 |
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: アニメ版では、怪盗Xの仮の姿の一つ。怪盗Xが彼に化けて誠一をチェーンソーで殺害する役回りのため、本物の彼は本編には全く登場していない。 |
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; 至郎田正影(しろた まさかげ) |
; 至郎田 正影(しろた まさかげ) |
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: 声 - [[大塚明夫]] |
: 声 - [[大塚明夫]] / [[伊藤健太郎 (声優)|伊藤健太郎]](ドラマCD版) |
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: 「成功を呼ぶ店」と呼ばれるフレンチレストラン『'''シュプリームS(シロタ)'''』の[[オーナー]][[シェフ]]。だがその料理には違法な[[薬物]]が多量に含まれており、それを用いて“食の千年帝国”を作ろうと画策し、それに反対するシェフの'''海野浩二(うんの こうじ)'''を殺す。しかし、ネウロにアリバイ工作を見破られ、自らの編み出した究極の料理『'''ドーピングコンソメスープ'''』で肉体を強化し逃走を図ったが、ネウロの安い挑発に引っ掛かり激昂、一転して襲い掛かるもネウロには全く通じず、痩せ細った姿に変えられた。 |
: 「成功を呼ぶ店」と呼ばれるフレンチレストラン『'''シュプリームS(シロタ)'''』の[[オーナー]][[シェフ]]。だがその料理には違法な[[薬物]]が多量に含まれており、それを用いて“食の千年帝国”を作ろうと画策し、それに反対するシェフの'''海野浩二(うんの こうじ)'''を殺す。しかし、ネウロにアリバイ工作を見破られ、自らの編み出した究極の料理『'''ドーピングコンソメスープ'''』で肉体を強化し逃走を図ったが、ネウロの安い挑発に引っ掛かり激昂、一転して襲い掛かるもネウロには全く通じず、痩せ細った姿に変えられた。 |
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: ドラマCDにも登場。第一弾では、'''『獄中ですよ』'''という番組にて'''『ドーピングホワイトシチュー』'''なる新開発のメニューを引っ提げて、登場する。レシピも紹介されたがそのほとんどが[[放送禁止用語]]として「ピー音」で修正された。 |
: ドラマCDにも登場。第一弾では、'''『獄中ですよ』'''という番組にて'''『ドーピングホワイトシチュー』'''なる新開発のメニューを引っ提げて、登場する。レシピも紹介されたがそのほとんどが[[放送禁止用語]]として「ピー音」で修正された。 |
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: ドラマCD第二弾では、'''『DCS 春のチョイ悪歌謡祭』'''という番組に登場。'''アシスタント(演:[[夏樹リオ]])'''とともに、'''『ドーピングコンソメ[[ミュージカル]]』'''を披露するが、あまりに不適切な内容に番組が中断する事態となる。 |
: ドラマCD第二弾では、'''『DCS 春のチョイ悪歌謡祭』'''という番組に登場。'''アシスタント(演:[[夏樹リオ]])'''とともに、'''『ドーピングコンソメ[[ミュージカル]]』'''を披露するが、あまりに不適切な内容に番組が中断する事態となる。 |
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; 鷲尾正勝(わしお まさかつ) |
; 鷲尾 正勝(わしお まさかつ) |
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: 声 - [[山口勝平]] |
: 声 - [[山口勝平]] |
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: 早乙女金融の社長代理。小学生の頃から立場にこだわりを持ち、自分が自分のいる「巣=集団」の中心にいないと気がすまない(かといって「一番になりたい」わけではない)我侭な性格で、それ故に当時中心にいた社長・早乙女國春を殺害する。犯行時には、鳥のような不気味な顔になり奇声を上げる。事件の真相が明るみに出そうになると、口封じのためにネウロに発砲するが、逆にその銃弾で心を打ち砕かれ、怯えて奇声を上げながら死に物狂いで逃走。その後の行方は不明だが、HAL編で1コマだけこっそり登場している。 |
: 早乙女金融の社長代理。小学生の頃から立場にこだわりを持ち、自分が自分のいる「巣=集団」の中心にいないと気がすまない(かといって「一番になりたい」わけではない)我侭な性格で、それ故に当時中心にいた社長・早乙女國春を殺害する。犯行時には、鳥のような不気味な顔になり奇声を上げる。事件の真相が明るみに出そうになると、口封じのためにネウロに発砲するが、逆にその銃弾で心を打ち砕かれ、怯えて奇声を上げながら死に物狂いで逃走。その後の行方は不明だが、HAL編で1コマだけこっそり登場している。 |
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: アニメ版では、劇中で描かれた範囲では最も過去の事件の犯人。逃走後の行方に関しては、本編終了後のオマケカットで「後日、[[鳥人間コンテスト選手権大会|琵琶湖上空]]で発見」となっている。 |
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; 糸田(いとだ) |
; 糸田(いとだ) |
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: 声 - [[飛田展男]] |
: 声 - [[飛田展男]] |
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: アヤ・エイジアに執着し、過激なストーカー行為を繰り返す変態男。背中に担いだリュックに大量の拘束具を詰め込んでいる。アヤを拘束しようとするが、あまりに過激な面を見かねた笹塚に顔面を蹴飛ばされ、ネウロに魔界777ツ能力「拷問楽器「妖謡・魔」」によって、痛覚神経を直に弾かれて悶絶する。締めつけられることに快感と万能感を覚えるらしく、逮捕後もその性癖は全く直らなかったが、この一件が強烈なトラウマとなって「もう音すら聴きたくない」状態となった。 |
: アヤ・エイジアに執着し、過激なストーカー行為を繰り返す変態男。背中に担いだリュックに大量の拘束具を詰め込んでいる。アヤを拘束しようとするが、あまりに過激な面を見かねた笹塚に顔面を蹴飛ばされ、ネウロに魔界777ツ能力「拷問楽器「妖謡・魔」」によって、痛覚神経を直に弾かれて悶絶する。締めつけられることに快感と万能感を覚えるらしく、逮捕後もその性癖は全く直らなかったが、この一件が強烈なトラウマとなって「もう音すら聴きたくない」状態となった。 |
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: アニメ版では第9・10話に登場。 |
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; 篠原紀夫(しのはら のりお) |
; 篠原 紀夫(しのはら のりお) |
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: ハンディーカメラを片手に情報を集めるフリーライター。過激な[[パパラッチ]]で[[報道の自由]]を勘違いしており、「有名人はマスコミに有名税を払う義務がある」をモットーに、ヤラセや中傷的なデマを出した過剰報道で多くの芸能人・文化人を失脚させ、時には自殺に追い込んできた(それらを本人は「撮り殺す」と表現していた)。右目はなぜかカメラのレンズと一体化しており、眼球剥き出しになっている(後に怪盗XがHALⅡをコピーした時に、同じように眼球を変化させている)。弥子に笑顔で強引な取材を試みたが、たまたま現場にいた吾代に殴られ本性を現し、弥子たちを撮り殺そうとしたが失敗。ネウロの制裁を受け、目をあけると自分が無数の目に見られている状態になり、パニックに陥った。その挙句、通りかかった怪盗Xに殺され、“箱”にされた(その箱は彼が出入りしている出版社に送られたが、望月と早坂の会話から行方不明扱いになっている様子)。なお、豹変して本性を現した後、マスコミ対策としてネウロからの制裁を受けはしたが、厳密にはネウロが解決した事件の犯人というわけではなく謎も喰われていない(そもそもネウロ達は彼が過去に行った犯罪を全く知らない)。 |
: ハンディーカメラを片手に情報を集めるフリーライター。過激な[[パパラッチ]]で[[報道の自由]]を勘違いしており、「有名人はマスコミに有名税を払う義務がある」をモットーに、ヤラセや中傷的なデマを出した過剰報道で多くの芸能人・文化人を失脚させ、時には自殺に追い込んできた(それらを本人は「撮り殺す」と表現していた)。右目はなぜかカメラのレンズと一体化しており、眼球剥き出しになっている(後に怪盗XがHALⅡをコピーした時に、同じように眼球を変化させている)。弥子に笑顔で強引な取材を試みたが、たまたま現場にいた吾代に殴られ本性を現し、弥子たちを撮り殺そうとしたが失敗。ネウロの制裁を受け、目をあけると自分が無数の目に見られている状態になり、パニックに陥った。その挙句、通りかかった怪盗Xに殺され、“箱”にされた(その箱は彼が出入りしている出版社に送られたが、望月と早坂の会話から行方不明扱いになっている様子)。なお、豹変して本性を現した後、マスコミ対策としてネウロからの制裁を受けはしたが、厳密にはネウロが解決した事件の犯人というわけではなく謎も喰われていない(そもそもネウロ達は彼が過去に行った犯罪を全く知らない)。 |
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; 堀口明(ほりぐち あきら) |
; 堀口 明(ほりぐち あきら) |
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: 声 - [[堀江一眞]] |
: 声 - [[堀江一眞]] |
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: 怪盗Xに憧れ、動物などを殺し“箱”に詰めていた引きこもりの少年。怪盗Xのことを考えるだけで鳥肌が立つようだが、その点を除けば「普通」の犯人で、ネウロには全く相手にされなかった。最期は憧れていた怪盗Xの手で「形だけ“箱”っぽくまとめ」られ絶命する。 |
: 怪盗Xに憧れ、動物などを殺し“箱”に詰めていた引きこもりの少年。怪盗Xのことを考えるだけで鳥肌が立つようだが、その点を除けば「普通」の犯人で、ネウロには全く相手にされなかった。最期は憧れていた怪盗Xの手で「形だけ“箱”っぽくまとめ」られ絶命する。 |
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: アニメ版では、“[[模倣犯]]=コピーキャット(ネコ)”に豹変した。また、アリバイトリックも原作とは異なり、原作よりも分かりやすいものとなっている。 |
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; 賀久安由美(かく あゆみ) / 爆弾魔ヒステリア(Bommer Histerrier) |
; 賀久 安由美(かく あゆみ) / 爆弾魔ヒステリア(Bommer Histerrier) |
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: 声 - [[松本梨香]] |
: 声 - [[松本梨香]] |
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: 2人の子供を持つ主婦だが、ある一定の法則で爆弾テロを起こす巷で話題の'''爆弾魔ヒステリア'''としての顔も持つ。Bom'''b'''erの綴りが異なっているのは意図的にそうしているものである。自分の中に、あらゆる破壊衝動を掻き集めて組み立てた“本能(カレ)”というもう一つの人格を持ち、“本能(カレ)”の言葉に忠実に従う“理性(イヌ)=ヒステリア”として犯行を行う。本性は現した際には犬耳のカチューシャを着け、顔が犬のように変化する。「人間は本能に忠実な犬である」が持論で、本能を表にさらけ出すことを「ブッちゃける」と呼ぶ。爆破予告を看破したネウロに、仕掛けた爆弾を発見された上で正体を見破られ、予備の爆弾も笹塚の精密射撃により爆破を阻止される。その後も必死に反抗するが、ネウロの圧倒的な気迫に屈服し、尻尾を巻いた犬同然に。 |
: 2人の子供を持つ主婦だが、ある一定の法則で爆弾テロを起こす巷で話題の'''爆弾魔ヒステリア'''としての顔も持つ。Bom'''b'''erの綴りが異なっているのは意図的にそうしているものである。自分の中に、あらゆる破壊衝動を掻き集めて組み立てた“本能(カレ)”というもう一つの人格を持ち、“本能(カレ)”の言葉に忠実に従う“理性(イヌ)=ヒステリア”として犯行を行う。本性は現した際には犬耳のカチューシャを着け、顔が犬のように変化する。「人間は本能に忠実な犬である」が持論で、本能を表にさらけ出すことを「ブッちゃける」と呼ぶ。爆破予告を看破したネウロに、仕掛けた爆弾を発見された上で正体を見破られ、予備の爆弾も笹塚の精密射撃により爆破を阻止される。その後も必死に反抗するが、ネウロの圧倒的な気迫に屈服し、尻尾を巻いた犬同然に。 |
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: アニメでは第4話に登場。元々『自分の中の破壊衝動を抑えきれなくなって犯行に及ぶ』という電子ドラッグ患者に近い性質を持つ犯人だったためか、アニメでは実際に彼女の犯行に電人HALが関わっていたことが示唆されており、後に電子ドラッグの中毒者であったことが明かされる。 |
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; デイビッド・ライス(David Rice) |
; デイビッド・ライス(David Rice) |
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: 声 - [[パトリック・ハーラン]]([[パックンマックン]]) |
: 声 - [[パトリック・ハーラン]]([[パックンマックン]]) |
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: 私立大学に通う留学生。異文化交流を研究していた。自分を振ったサークル仲間の'''露木 さくら(つゆき |
: 私立大学に通う留学生。異文化交流を研究していた。自分を振ったサークル仲間の'''露木 さくら(つゆき さくら / 声 - [[岡村明美]])'''を毒ガスで自殺に見せかけ殺害。親日家を装っていたが、実は狂信的なまでの愛国主義者で、「ボクの国」のネガティブな部分すら全肯定し、日本の文化を見下している。豹変時には、鼻が伸び、鼻の穴がドクロマークのように変化した(また、鼻の付け根に口らしきものも見える)。平等の精神と異文化交流を勘違いしており、「格上が格下を見下げることが異文化交流」だと思っていたが、弥子に「考え方そのものが幼稚で格下」と指摘され逆上、コルト・パイソンを発砲したがネウロに「格上・格下以前にランク外」とあっさり弾を弾かれて文字通り出鼻をくじかれた上、魔界777ツ能力『生まない女王様(イビルバジャー)』を寄生させられて、納豆を食べ続けないと呼吸できない身体にされる(アニメではネウロの制裁シーンが納豆を無理矢理食べさせるソフトな表現になっている)。 |
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: その後、刑務所では折れた鼻を補強しつつ、「[[ディスクジョッキー|DJ]]デイビッドのオールナイトプリズン」と称して服役者の手紙を読んでは、相変わらずのように「ボクの国」を引き合いに出して回答している。だが、母からの手紙を見て泣き出したり、他の日本人の服役者の暖かさに触れて感涙するなど、それなりに良い刑務所生活を送っている模様。 |
: その後、刑務所では折れた鼻を補強しつつ、「[[ディスクジョッキー|DJ]]デイビッドのオールナイトプリズン」と称して服役者の手紙を読んでは、相変わらずのように「ボクの国」を引き合いに出して回答している。だが、母からの手紙を見て泣き出したり、他の日本人の服役者の暖かさに触れて感涙するなど、それなりに良い刑務所生活を送っている模様。 |
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; 百舌貴泰(もず たかやす) / 噛み切り美容師 |
; 百舌貴泰(もず たかやす) / 噛み切り美容師 |
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: 声 - [[関智一]] |
: 声 - [[関智一]] |
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: [[美容院]]「ファング」を経営するカリスマ美容師。病的な髪フェチで、髪の毛だけで人を判断し、ネウロが人間でないことも髪を見ただけで見抜いた。美しい髪の持ち主の首を切断して殺害した後、血液を整髪剤に使って髪をセットするという犯行を繰り返し、世間では'''噛み切り美容師'''と呼ばれていた。「人の上にあるのは髪であり、その髪を切る自分は神である」という持論を持っており、自称「髪の神」。弥子曰く「髪フェチがもっともらしい理屈をつけてるだけ」。無名の頃は女性に暴行を働いた上で無理やりセットするという事件を起こしている。犯行が暴かれた時は目と眉毛が鋏のような形に変化した。結局、最後は彼に捕らえられた“弥かねちゃん”の元に駆けつけたネウロに魂ごと髪の毛を全部刈り取られる。刑務所ではデイビッドの元に「ボウズ頭ばかりでろくな出会いが無い」と手紙を出したこともある(その時はデイビッドに「贅沢言ウナ」と突っぱねられた)。 |
: [[美容院]]「ファング」を経営するカリスマ美容師。病的な髪フェチで、髪の毛だけで人を判断し、ネウロが人間でないことも髪を見ただけで見抜いた。美しい髪の持ち主の首を切断して殺害した後、血液を整髪剤に使って髪をセットするという犯行を繰り返し、世間では'''噛み切り美容師'''と呼ばれていた。「人の上にあるのは髪であり、その髪を切る自分は神である」という持論を持っており、自称「髪の神」。弥子曰く「髪フェチがもっともらしい理屈をつけてるだけ」。無名の頃は女性に暴行を働いた上で無理やりセットするという事件を起こしている。犯行が暴かれた時は目と眉毛が鋏のような形に変化した。結局、最後は彼に捕らえられた“弥かねちゃん”の元に駆けつけたネウロに魂ごと髪の毛を全部刈り取られる。刑務所ではデイビッドの元に「ボウズ頭ばかりでろくな出会いが無い」と手紙を出したこともある(その時はデイビッドに「贅沢言ウナ」と突っぱねられた)。 |
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: アニメでは第6話に登場。辛党であるらしく、パスタに大量の[[タバスコ]]をかける場面も見られた。 |
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; 真栗一茂(まぐり かずしげ) |
; 真栗 一茂(まぐり かずしげ) |
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: 声 - [[家中宏]] |
: 声 - [[家中宏]] |
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: 芸術家・'''絵石家塔湖(えしや とうご |
: 芸術家・'''絵石家 塔湖(えしや とうご / 声 - [[後藤哲夫]])'''と、その夫人であり自身の妹・'''妙(たえ / 声 - [[一城みゆ希]])'''を殺害した犯人。犯行に及んだのは、「家族(えだ)を切れば切るほど残った家族(えだ)に栄養が集中する(=遺産の取り分が増える)」という理屈からであった。豹変時には飲んでいたウイスキーを頭に浴びせ、髪の毛で枝を形成した。最終的にはネウロが手をチェーンソーの様に変化させて髪の毛の枝を刈り取ったことで、彼自身が「剪定(まび)かれる」破目になった。直後、怪盗Xがネウロを殺そうと放ったショットガンの流れ弾が額に当たって死亡した。 |
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: アニメ版では豹変後の見た目が若干異なり、重傷を負いながらも一命は取り留めた様子。 |
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; 大塚輝希(おおつか てるき) |
; 大塚 輝希(おおつか てるき) |
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: 声 - [[浪川大輔]] |
: 声 - [[浪川大輔]] |
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: 家具[[デザイナー]]。師である池谷通が制作した机「トロイ」を利用し、購入者2名を毒薬で殺害した挙句、自身の考えが合わない池谷に罪を着せた犯人。豹変時には「家具の全ては完璧なフィット感」と主張しながら自らの机を変形させ、[[パワードスーツ]]のように全身に装着し、内部に仕込んだ武器(ボウガン・拳銃)で池谷を直接殺害しようと意気込んだが、魔帝7ツ兵器『朽ちる世界樹』(イビルツリー)による攻撃に遭い、大量の家具の下敷きになった。家具に対する狂信的なまでの信念を見せる彼であったが、弥子曰く「主張は滅茶苦茶だけど、結局は池谷さんを妬んでいた」とのこと。一方で池谷が引退した理由は、皮肉にもその大塚がデザイナーとして成長していくのを見て「自分がいなくてもいい家具は生まれていく」と感じたためだった。 |
: 家具[[デザイナー]]。師である池谷通が制作した机「トロイ」を利用し、購入者2名を毒薬で殺害した挙句、自身の考えが合わない池谷に罪を着せた犯人。豹変時には「家具の全ては完璧なフィット感」と主張しながら自らの机を変形させ、[[パワードスーツ]]のように全身に装着し、内部に仕込んだ武器(ボウガン・拳銃)で池谷を直接殺害しようと意気込んだが、魔帝7ツ兵器『朽ちる世界樹』(イビルツリー)による攻撃に遭い、大量の家具の下敷きになった。家具に対する狂信的なまでの信念を見せる彼であったが、弥子曰く「主張は滅茶苦茶だけど、結局は池谷さんを妬んでいた」とのこと。一方で池谷が引退した理由は、皮肉にもその大塚がデザイナーとして成長していくのを見て「自分がいなくてもいい家具は生まれていく」と感じたためだった。 |
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; 宮迫醍醐(みやさこ だいご) |
; 宮迫 醍醐(みやさこ だいご) |
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: 玩具会社「狸屋」の社長の宮迫達夫の息子で、取締役。「[[親の七光り]]は何でも許される最高の特権」が持論で、強い七光りがあれば努力せずに名誉や地位を得られると考えている。幼少の頃より七光りが弱いと感じており、大人になってからも特別待遇されない自分の地位に納得できず、実の父親である達夫を殺害し、幼少の頃から演じてきた[[高所恐怖症]]によって罪を逃れようとした。そして狸屋を国内有数の企業に売り払い、そこの社長令嬢と結婚することでより強い七光りを得ようとしていた。豹変時は[[チョウチンアンコウ]]のような顔になる。報復行為に出た睦月を人質に取り逃走を図るも、笹塚と吾代の連携プレーによって人質を奪回され、そのまま叩きのめされ捕まった。直接の逮捕に魔人の能力を使われなかった数少ない犯人。望月曰く「似たもの同士の『光』属性」らしい。 |
: 玩具会社「狸屋」の社長の宮迫達夫の息子で、取締役。「[[親の七光り]]は何でも許される最高の特権」が持論で、強い七光りがあれば努力せずに名誉や地位を得られると考えている。幼少の頃より七光りが弱いと感じており、大人になってからも特別待遇されない自分の地位に納得できず、実の父親である達夫を殺害し、幼少の頃から演じてきた[[高所恐怖症]]によって罪を逃れようとした。そして狸屋を国内有数の企業に売り払い、そこの社長令嬢と結婚することでより強い七光りを得ようとしていた。豹変時は[[チョウチンアンコウ]]のような顔になる。報復行為に出た睦月を人質に取り逃走を図るも、笹塚と吾代の連携プレーによって人質を奪回され、そのまま叩きのめされ捕まった。直接の逮捕に魔人の能力を使われなかった数少ない犯人。望月曰く「似たもの同士の『光』属性」らしい。 |
||
; 庵治川拓(あじがわ ひらく) |
; 庵治川 拓(あじがわ ひらく) |
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: 食堂「キッチンあたり」店長。「夢があれば全部OK」という考えの持ち主。食後、自分の食堂で過ごしている常連客達の持つ夢を応援する一方、特に夢を持たずヒマつぶしに時間を使っていた新規客の'''勝又屯平(かつまた とんぺい)'''を物盗りの犯行に見せかけて絞殺する。豹変時は鼻が垂れ下がって[[バク]]のような顔つきになり、鼻提灯にその時々の感情や場景が浮かび上がる。「犯罪者の言い訳」と思想を真っ向から否定した等々力を殺そうとするが、笹塚に阻止され、ネウロに魔界777ツ能力『拷問楽器「妖謡・魔」』(イビルストリンガー)を喰らう。本人の夢は小説家になることだったが、大成せず実家を継いだ経緯がある。客からの人望はそれなりにあったらしく、逮捕・連行される時に客の一人が「ちゃんと話を聞いてやってくれ」と笹塚に頼んでいた。ちなみに逮捕後は、石垣と一緒に60ページに及ぶ調書で漫画(原作 |
: 食堂「キッチンあたり」店長。「夢があれば全部OK」という考えの持ち主。食後、自分の食堂で過ごしている常連客達の持つ夢を応援する一方、特に夢を持たずヒマつぶしに時間を使っていた新規客の'''勝又 屯平(かつまた とんぺい)'''を物盗りの犯行に見せかけて絞殺する。豹変時は鼻が垂れ下がって[[バク]]のような顔つきになり、鼻提灯にその時々の感情や場景が浮かび上がる。「犯罪者の言い訳」と思想を真っ向から否定した等々力を殺そうとするが、笹塚に阻止され、ネウロに魔界777ツ能力『拷問楽器「妖謡・魔」』(イビルストリンガー)を喰らう。本人の夢は小説家になることだったが、大成せず実家を継いだ経緯がある。客からの人望はそれなりにあったらしく、逮捕・連行される時に客の一人が「ちゃんと話を聞いてやってくれ」と笹塚に頼んでいた。ちなみに逮捕後は、石垣と一緒に60ページに及ぶ調書で漫画(原作:庵治川、画:石垣)を執筆した結果、裁判で「懲役刑と次回作執筆」の判決を言い渡された。 |
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; 河津悠亮(かわづ ゆうすけ) |
; 河津 悠亮(かわづ ゆうすけ) |
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: 自由に生きるために、父親を破滅させた男に復讐しようとした男。「雨の中を歌う[[カエル]]のように自由の歌を奏でる」と意気込み、豹変するとカエルを思わせる顔つきになる。2年がかりでトリックを考えたらしいが、DRによるテロに巻き込まれ、犯罪を犯す前に濁流に呑まれ死亡した。 |
: 自由に生きるために、父親を破滅させた男に復讐しようとした男。「雨の中を歌う[[カエル]]のように自由の歌を奏でる」と意気込み、豹変するとカエルを思わせる顔つきになる。2年がかりでトリックを考えたらしいが、DRによるテロに巻き込まれ、犯罪を犯す前に濁流に呑まれ死亡した。 |
||
; 加納則馬(かのう のりま) |
; 加納 則馬(かのう のりま) |
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: 「東西京スポーツクラブ」のチーフ[[インストラクター]]。「目標(ノルマ)は高ければ高いほど良い」という持論の下、スポーツクラブに訪れて自分の思想に賛同した人間を地下の隠し部屋に連れ込んでは、身勝手な目標を「運命(さだめ)て」達成するまで監禁していた。豹変時には眉毛と髭が変形し、[[棒グラフ]]のような形になる。スポーツクラブに訪れた弥子をも監禁しようとするが、隠し扉を見破って駆け付けたネウロによって脳をいじられ、「右と左を同時に向く」という達成不可能な目標に苦しむこととなった。 |
: 「東西京スポーツクラブ」のチーフ[[インストラクター]]。「目標(ノルマ)は高ければ高いほど良い」という持論の下、スポーツクラブに訪れて自分の思想に賛同した人間を地下の隠し部屋に連れ込んでは、身勝手な目標を「運命(さだめ)て」達成するまで監禁していた。豹変時には眉毛と髭が変形し、[[棒グラフ]]のような形になる。スポーツクラブに訪れた弥子をも監禁しようとするが、隠し扉を見破って駆け付けたネウロによって脳をいじられ、「右と左を同時に向く」という達成不可能な目標に苦しむこととなった。 |
||
; 亀田 |
; 亀田(かめだ)夫妻 |
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: 入り江に住む老夫婦。その正体は15年前の豪華客船カジノ現金強奪犯であり、「海のぬし」を装って海に近づく人を遠ざけ、時には襲って、時効が来るまで海中に隠した現金(彼ら曰く「美しい[[龍宮|竜宮城]]」)を守っていた。豹変時には2人とも[[亀]]のような顔つきになる。時効寸前でネウロらに正体を見破られ、一気に老け込んだ姿で逮捕される。 |
: 入り江に住む老夫婦。その正体は15年前の豪華客船カジノ現金強奪犯であり、「海のぬし」を装って海に近づく人を遠ざけ、時には襲って、時効が来るまで海中に隠した現金(彼ら曰く「美しい[[龍宮|竜宮城]]」)を守っていた。豹変時には2人とも[[亀]]のような顔つきになる。時効寸前でネウロらに正体を見破られ、一気に老け込んだ姿で逮捕される。 |
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== 怪盗“X”と協力者 == |
== 怪盗“X”と協力者 == |
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ネウロの命を狙う世界的な犯罪者、怪盗“X”と彼に力を貸す者。最終的には大菅、葛西を除いて中心となる2人は死亡した。 |
ネウロの命を狙う世界的な犯罪者、怪盗“X”と彼に力を貸す者。最終的には大菅、葛西を除いて中心となる2人は死亡した。 |
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; 怪盗X(かいとう サイ) |
; 怪盗X(かいとう サイ) |
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: 声 - [[朴ロ美|朴璐美]](アニメ版) |
: 声 - [[朴ロ美|朴璐美]](アニメ版)/ [[斎賀みつき]](ドラマCD版) |
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: 世界を騒がす[[怪盗]]。「怪盗X」の呼び名は日本での略称であり、正しくは未知を表す'''X'''と、不可視 (''Invisible'') を表す'''I'''を合わせた“'''怪物強盗X.I(monster robber X・I)'''”。作中では「'''X(サイ)'''」と略されることが多い。全く目撃されない上に証拠一つ残さない手際の良さと後述する特徴を指した、海外のメディアによる率直な表現がもとで名付けられた。 |
: 世界を騒がす[[怪盗]]。「怪盗X」の呼び名は日本での略称であり、正しくは未知を表す'''X'''と、不可視 (''Invisible'') を表す'''I'''を合わせた“'''怪物強盗X.I(monster robber X・I)'''”。作中では「'''X(サイ)'''」と略されることが多い。全く目撃されない上に証拠一つ残さない手際の良さと後述する特徴を指した、海外のメディアによる率直な表現がもとで名付けられた。 |
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: 人間の[[突然変異]]とも言うべき存在で、常に変化していく自身の細胞の変化の方向(ベクトル)を操作し、子供から老婆、果ては犬にまで姿を変えることが可能。その能力は病名的には「[[癌]]」とされている。人間を一撃で叩き潰すほどの怪力と不死に近い体力を持つ。細胞変異のために身体の治癒は早いが、あまりにも強力なダメージを受けると数日の間は動けなくなったり、関節を砕けば少しの間だが動きを止められるなどの弱点もある。また、脳細胞も常に変化するために記憶が常に失われ続け、故に年齢や性別などを含め、自身の正体が自分でも分からず、「作った奴の中身が全部詰まった」美術品を盗んだり、その過程で出会った他人を解体(殺害)して中身を“箱”として見ることで、自分が何であるかの答えを探し出そうとしている。便宜上、普段は幼い少年の姿をとっている。性格は極めて無邪気で残酷だが、内面には「自分の中身がわからない」故の苦悩と不安を抱え込んでいる。 |
: 人間の[[突然変異]]とも言うべき存在で、常に変化していく自身の細胞の変化の方向(ベクトル)を操作し、子供から老婆、果ては犬にまで姿を変えることが可能。その能力は病名的には「[[癌]]」とされている。人間を一撃で叩き潰すほどの怪力と不死に近い体力を持つ。細胞変異のために身体の治癒は早いが、あまりにも強力なダメージを受けると数日の間は動けなくなったり、関節を砕けば少しの間だが動きを止められるなどの弱点もある。また、脳細胞も常に変化するために記憶が常に失われ続け、故に年齢や性別などを含め、自身の正体が自分でも分からず、「作った奴の中身が全部詰まった」美術品を盗んだり、その過程で出会った他人を解体(殺害)して中身を“箱”として見ることで、自分が何であるかの答えを探し出そうとしている。便宜上、普段は幼い少年の姿をとっている。性格は極めて無邪気で残酷だが、内面には「自分の中身がわからない」故の苦悩と不安を抱え込んでいる。 |
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: その正体は、「シックス」のクローンに改造を施した実験体であり、名前と呼べるものは「'''験体11'''」である。出生は17年前で、生まれた時の性別は雌(つまり女性)。代理母は彼女を出産した直後に処分されてしまっている。生後5年間、強化ガラスの中で培養されていた。その後は変異細胞の観察・社会適応についてのデータを収集すべく、数年間だけ社会に送り出してから「シックス」が回収する手筈であったが、工作員・イミナがブレインとして怪盗Xに加担したことで、捕捉が不可能な状態となっていた。 |
: その正体は、「シックス」のクローンに改造を施した実験体であり、名前と呼べるものは「'''験体11'''」である。出生は17年前で、生まれた時の性別は雌(つまり女性)。代理母は彼女を出産した直後に処分されてしまっている。生後5年間、強化ガラスの中で培養されていた。その後は変異細胞の観察・社会適応についてのデータを収集すべく、数年間だけ社会に送り出してから「シックス」が回収する手筈であったが、工作員・イミナがブレインとして怪盗Xに加担したことで、捕捉が不可能な状態となっていた。 |
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: 「シックス」に捕らえられた後は、かつてのように実験体(モルモット)生活に戻ることとなり、自身の細胞をも利用される。さらには状態を初期化され、シックスにより時間をかけて情報を書き込まれ、新たに一本の芯を通され'''XI(イレブン)'''と命名される。それ以降の経歴は[[#「絶対悪」と「新しい血族」|「絶対悪」と「新しい血族」]]の項を参照。 |
: 「シックス」に捕らえられた後は、かつてのように実験体(モルモット)生活に戻ることとなり、自身の細胞をも利用される。さらには状態を初期化され、シックスにより時間をかけて情報を書き込まれ、新たに一本の芯を通され'''XI(イレブン)'''と命名される。それ以降の経歴は[[#「絶対悪」と「新しい血族」|「絶対悪」と「新しい血族」]]の項を参照。 |
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: アニメ版では刑事に化けて弥子の父・誠一を殺害した犯人であり、アニメ版に於ける最終的な敵である。また、「シックス」が登場しないため正体も異なっている。 |
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; アイ / イミナ |
; アイ / イミナ |
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: 声 - [[上原さやか]](ドラマCD版) |
: 声 - [[上原さやか]](ドラマCD版) |
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: 怪盗Xの従者を名乗る女性。主に死体の処理やXの記憶の補完、彼が「なっている」人々のリスト管理などを担当しているらしい。性格は寡黙で礼儀正しい。Xに対しても付き従う者としての姿勢を常時崩さないが、時に盗みを面倒がる彼に「怪盗キャラ」としての振る舞いを求めることも。また、彼が殺害した人物を“箱”にする手口を最初に提案したのも彼女である。興味が惹かれる品がないために怪盗Xが適当に選んだ盗品(B級グッズ)を下げ渡されることもしばしばで、自宅にはそうした品がどんどん溜まっており、時折それを売りに出している。 |
: 怪盗Xの従者を名乗る女性。主に死体の処理やXの記憶の補完、彼が「なっている」人々のリスト管理などを担当しているらしい。性格は寡黙で礼儀正しい。Xに対しても付き従う者としての姿勢を常時崩さないが、時に盗みを面倒がる彼に「怪盗キャラ」としての振る舞いを求めることも。また、彼が殺害した人物を“箱”にする手口を最初に提案したのも彼女である。興味が惹かれる品がないために怪盗Xが適当に選んだ盗品(B級グッズ)を下げ渡されることもしばしばで、自宅にはそうした品がどんどん溜まっており、時折それを売りに出している。 |
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: その正体は航空機を墜落させ、間接的に数多の要人を暗殺していたことから'''飛行機落としのイミナ'''との異名を持つ、某国の最も優秀な特殊工作員(テロリスト)。警察側に[[指名手配|国際指名手配]]を受けていたが、ある時期を境に消息を絶っている。特殊工作員時代の彼女は「人間は所詮、実質的に大差ない弱い生物」という考えの持ち主で、可能性のない・限界のある絶望的な世界から目を背けるため、淡々と任務にあたっていた。しかし、任務中に自らの感じていた「限界」を超える人物・Xに出会ったことで、人間の可能性は自分の想像の範疇に収まらないことを知り、同時に彼の正体を自分も知りたいと感じたため、「人間の可能性に限界(ふた)をしていた自分はここで殺された」と語り、怪盗Xのパートナーとなった。Xは彼女の中身にも興味を持っているが、それは「丁重にお断り」している。人間の可能性に興味を持つためか、弥子にも興味を持っており、弥子もネウロに通ずるものを怪盗Xに感じ取っている。'''アイ'''という名前は、怪盗Xの正式名称“怪物強盗X.I”にちなみ、Xに付き従うI(殺されて消えた“見えない存在”)の意味で自ら名乗るようになったもの。怪盗Xと出会って以来数年間傍にいたが、最期はアンドリューに成り済ました「シックス」の手により、操縦しているヘリのコクピットに座ったまま頭部を撃たれ、絶命する。 |
: その正体は航空機を墜落させ、間接的に数多の要人を暗殺していたことから'''飛行機落としのイミナ'''との異名を持つ、某国の最も優秀な特殊工作員(テロリスト)。警察側に[[指名手配|国際指名手配]]を受けていたが、ある時期を境に消息を絶っている。特殊工作員時代の彼女は「人間は所詮、実質的に大差ない弱い生物」という考えの持ち主で、可能性のない・限界のある絶望的な世界から目を背けるため、淡々と任務にあたっていた。しかし、任務中に自らの感じていた「限界」を超える人物・Xに出会ったことで、人間の可能性は自分の想像の範疇に収まらないことを知り、同時に彼の正体を自分も知りたいと感じたため、「人間の可能性に限界(ふた)をしていた自分はここで殺された」と語り、怪盗Xのパートナーとなった。Xは彼女の中身にも興味を持っているが、それは「丁重にお断り」している。人間の可能性に興味を持つためか、弥子にも興味を持っており、弥子もネウロに通ずるものを怪盗Xに感じ取っている。'''アイ'''という名前は、怪盗Xの正式名称“怪物強盗X.I”にちなみ、Xに付き従うI(殺されて消えた“見えない存在”)の意味で自ら名乗るようになったもの。怪盗Xと出会って以来数年間傍にいたが、最期はアンドリューに成り済ました「シックス」の手により、操縦しているヘリのコクピットに座ったまま頭部を撃たれ、絶命する。 |
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: 本名は「'''李美兒(イ |
: 本名は「'''李 美兒(イ ミナ)'''」。1月7日生まれ、25歳。身長166cm、体重52kg。性格は冷徹で、特技は諸事全般。Xとの関係は「日によって主人、子守り、友人、恋人、兄弟、姉妹、他人のいずれか」。 |
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: モデルは[[金賢姫]]。自らが引き起こした航空機墜落事件は[[大韓航空機爆破事件]]がモデルと思われる。 |
: {{要出典範囲|date=2014年2月|モデルは[[金賢姫]]。自らが引き起こした航空機墜落事件は[[大韓航空機爆破事件]]がモデルと思われる}}。 |
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: アニメ版にはほとんど登場せず、第19話で後ろ姿が僅かに描かれているのみとなっている。 |
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; 大菅依(おおすが より) |
; 大菅 依(おおすが より) |
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: 怪盗Xの部下で、普段は彼に「'''依(よる)'''」と呼ばれていた。今までに犯した殺人と同じ数の[[コウガイビル]]の刺青を体中に彫っている。元は長野県にある農村出身のおとなしい青年だが、進学した都会の名門高校で嫉妬と差別によるリンチを受けた。その後、押さえつけた相手の顔に狐を模した仮面から消化液を垂らすという手口で、自分をいじめていた学生を次々に殺害、'''溶解仮面(ようかいかめん)'''として世間を騒がせるようになる(アリバイ工作もあり、その件ではまだ逮捕されていない)。溶解仮面としての犯行を続けていた際に偶然怪盗Xと出会い、信者となり「'''蛭(ひる)'''」と名付けられる。HALⅡの能力をコピーした怪盗Xによって、電子ドラッグの中毒者(怪盗Xの刺客)となり、ネウロを殺すために故郷の村で地主の'''狸崎登志男(さとざき としお)'''を殺害し、『謎』を作り上げた。トリックを解かれた後、怪盗Xの計画通りにネウロをおびき出し、X式電子ドラッグによって増幅された戦闘力を駆使して戦うが、魔界777ツ能力を使うまでもなく一蹴される。しかし、最後まで怪盗Xへの信望の念は変わらず、ネウロに憎まれ口を叩きながら力尽きた。逮捕された後、X式電子ドラッグが解けていくと共に怪盗Xに関する記憶も喪失し、一切の反応を見せなくなった。 |
: 怪盗Xの部下で、普段は彼に「'''依(よる)'''」と呼ばれていた。今までに犯した殺人と同じ数の[[コウガイビル]]の刺青を体中に彫っている。元は長野県にある農村出身のおとなしい青年だが、進学した都会の名門高校で嫉妬と差別によるリンチを受けた。その後、押さえつけた相手の顔に狐を模した仮面から消化液を垂らすという手口で、自分をいじめていた学生を次々に殺害、'''溶解仮面(ようかいかめん)'''として世間を騒がせるようになる(アリバイ工作もあり、その件ではまだ逮捕されていない)。溶解仮面としての犯行を続けていた際に偶然怪盗Xと出会い、信者となり「'''蛭(ひる)'''」と名付けられる。HALⅡの能力をコピーした怪盗Xによって、電子ドラッグの中毒者(怪盗Xの刺客)となり、ネウロを殺すために故郷の村で地主の'''狸崎登志男(さとざき としお)'''を殺害し、『謎』を作り上げた。トリックを解かれた後、怪盗Xの計画通りにネウロをおびき出し、X式電子ドラッグによって増幅された戦闘力を駆使して戦うが、魔界777ツ能力を使うまでもなく一蹴される。しかし、最後まで怪盗Xへの信望の念は変わらず、ネウロに憎まれ口を叩きながら力尽きた。逮捕された後、X式電子ドラッグが解けていくと共に怪盗Xに関する記憶も喪失し、一切の反応を見せなくなった。 |
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: 9月27日生まれ、21歳。身長177cm、体重69kg。故郷のことは「それなりに好き」で、心の故郷は「[[スタンド・バイ・ミー]]の沼」<ref>少年たちが沼でヒルの群れにかまれるシーンがある。</ref>だと思っている。 |
: 9月27日生まれ、21歳。身長177cm、体重69kg。故郷のことは「それなりに好き」で、心の故郷は「[[スタンド・バイ・ミー]]の沼」<ref>少年たちが沼でヒルの群れにかまれるシーンがある。</ref>だと思っている。 |
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; 葛西善二郎(かさい ぜんじろう) |
; 葛西 善二郎(かさい ぜんじろう) |
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: 詳細は[[#五本指|五本指]]の項目を参照。 |
: 詳細は[[#五本指|五本指]]の項目を参照。 |
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== 電人「HAL」と洗脳者達 == |
== 電人「HAL」と洗脳者達 == |
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電人「HAL」の暴走により、春川教授と電人「HAL」の作り出した電子ドラッグによって洗脳され、犯罪に至った。なお、いずれも何らかの願望は持ってはいるが、犯罪を起こすつもりのなかった人物である。後述以外にも「'''急に'''」犯罪を起こしたくなった人間(電子ドラッグVer1被洗脳者)や、ネウロらを見るとなぜか襲い掛かってくる人間(主にVer2被洗脳者)などが多数登場する。HAL消滅後、HALが全責任を負ったことと、犯罪に走り事件を起こした時の記憶を持たない故、彼らの罪は問われなかった。 |
電人「HAL」の暴走により、春川教授と電人「HAL」の作り出した電子ドラッグによって洗脳され、犯罪に至った。なお、いずれも何らかの願望は持ってはいるが、犯罪を起こすつもりのなかった人物である。後述以外にも「'''急に'''」犯罪を起こしたくなった人間(電子ドラッグVer1被洗脳者)や、ネウロらを見るとなぜか襲い掛かってくる人間(主にVer2被洗脳者)などが多数登場する。HAL消滅後、HALが全責任を負ったことと、犯罪に走り事件を起こした時の記憶を持たない故、彼らの罪は問われなかった。 |
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; 電人「HAL」(でんじん ハル) |
; 電人「HAL」(でんじん ハル) |
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: 声 - [[津嘉山正種]] |
: 声 - [[津嘉山正種]] |
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: 春川英輔が自身の脳をコンピュータに読み取らせて複製したプログラム人格。性格は春川と同一だが、物事の考え方は若干春川と異なり、目的達成のためには手段を選ばない。春川と自分を別人格であると考え、学生達を操り現実世界の春川を殺害した。プログラム人格であるため、電子ドラッグを用い現実世界の人間を操ることで自己保身を行う。電脳世界においてはほぼ無敵の存在であり、その実力はネウロの魔界能力による侵入を二度も退けるほど。作中では単にHALと呼ばれることが多い。 |
: 春川英輔が自身の脳をコンピュータに読み取らせて複製したプログラム人格。性格は春川と同一だが、物事の考え方は若干春川と異なり、目的達成のためには手段を選ばない。春川と自分を別人格であると考え、学生達を操り現実世界の春川を殺害した。プログラム人格であるため、電子ドラッグを用い現実世界の人間を操ることで自己保身を行う。電脳世界においてはほぼ無敵の存在であり、その実力はネウロの魔界能力による侵入を二度も退けるほど。作中では単にHALと呼ばれることが多い。 |
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: 「記憶の中の本城刹那をプログラムとして蘇らせること」を目的に、某国極東駐留軍が日本国内に始めて配備した[[原子力空母]]「オズワルド」を占拠し、そこを拠点に世界中の[[スーパーコンピュータ]]を集めようとしたが、弥子にパスワードを破られ、ネウロに謎を解かれた上に叩きのめされ再起不能となった。最期は敗北を認め、弥子に電子ドラッグの[[ワクチン]]を託し、デリートしてもらうことで自ら消える道を選ぶ。消滅する「刹那」にようやく刹那に会え、満足の笑みを浮かべ消え去った。 |
: 「記憶の中の本城刹那をプログラムとして蘇らせること」を目的に、某国極東駐留軍が日本国内に始めて配備した[[原子力空母]]「オズワルド」を占拠し、そこを拠点に世界中の[[スーパーコンピュータ]]を集めようとしたが、弥子にパスワードを破られ、ネウロに謎を解かれた上に叩きのめされ再起不能となった。最期は敗北を認め、弥子に電子ドラッグの[[ワクチン]]を託し、デリートしてもらうことで自ら消える道を選ぶ。消滅する「刹那」にようやく刹那に会え、満足の笑みを浮かべ消え去った。 |
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; 穂村徹行(ほむら てつゆき) |
; 穂村 徹行(ほむら てつゆき) |
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: 声 - [[中村悠一]] |
: 声 - [[中村悠一]] |
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: 塗装工を勤める[[ガテン系]]の青年で、消化器型[[火炎放射器]]を使って連続放火事件を起こしていた。本人曰く、放火する際は「急に」[[秋葉系|アキバ系]][[おたく|オタク]]のような格好に姿を変えたくなるらしい。放火をすると「燃える(=[[萌え]]る)」と述べていたが、弥子の質問を受けた時に自分でもなぜ燃えると萌えるのか理解できず錯乱、最後はネウロにより自分自身が「燃えキャラ」にされてしまう。その後の調査で電子ドラッグを見ていたことが判明する。 |
: 塗装工を勤める[[ガテン系]]の青年で、消化器型[[火炎放射器]]を使って連続放火事件を起こしていた。本人曰く、放火する際は「急に」[[秋葉系|アキバ系]][[おたく|オタク]]のような格好に姿を変えたくなるらしい。放火をすると「燃える(=[[萌え]]る)」と述べていたが、弥子の質問を受けた時に自分でもなぜ燃えると萌えるのか理解できず錯乱、最後はネウロにより自分自身が「燃えキャラ」にされてしまう。その後の調査で電子ドラッグを見ていたことが判明する。 |
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: HAL消滅後はワクチンの効果で正気を取り戻すが、電子ドラッグの影響で目覚めた「色々なものに萌える」性格がそのまま定着し、完全にアキバ系オタクとなっている。ただし自身の放火で人が苦しんだことを周囲から知らされたことで火の恐怖も感じており、叔父である葛西善二郎と再会した際に自首を勧めていた。自車をいじっている最中に訪れた葛西から「悪のカリスマ」の集団に誘われたが、上記の理由により断り別れた。 |
: HAL消滅後はワクチンの効果で正気を取り戻すが、電子ドラッグの影響で目覚めた「色々なものに萌える」性格がそのまま定着し、完全にアキバ系オタクとなっている。ただし自身の放火で人が苦しんだことを周囲から知らされたことで火の恐怖も感じており、叔父である葛西善二郎と再会した際に自首を勧めていた。自車をいじっている最中に訪れた葛西から「悪のカリスマ」の集団に誘われたが、上記の理由により断り別れた。 |
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; 江崎志帆(えざき しほ) |
; 江崎 志帆(えざき しほ) |
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: 声 - [[河原木志穂]] |
: 声 - [[河原木志穂]] |
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: 錯刃大学研究生。電子ドラッグによって「貫通願望」があることに気づかされ、スフィンクスを現実世界で守る役目を担うようになる。元々春川に好意を寄せていたが、春川よりも願望に気づかせてくれたHALの方が好きという理由で、春川に止めを刺した。スフィンクス破壊のためにやって来たネウロに対し、自身と同タイプの洗脳兵を率いて攻撃するも、ネウロの単純な策であっさり撃破された。 |
: 錯刃大学研究生。電子ドラッグによって「貫通願望」があることに気づかされ、スフィンクスを現実世界で守る役目を担うようになる。元々春川に好意を寄せていたが、春川よりも願望に気づかせてくれたHALの方が好きという理由で、春川に止めを刺した。スフィンクス破壊のためにやって来たネウロに対し、自身と同タイプの洗脳兵を率いて攻撃するも、ネウロの単純な策であっさり撃破された。 |
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: アニメ版ではネウロとの戦闘もないまま、気が変わったHALにスフィンクス護衛を解任させられた。 |
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; 朝永博斗(あさなが ひろと) |
; 朝永 博斗(あさなが ひろと) |
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: 声 - [[勝杏里]] |
: 声 - [[勝杏里]] |
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: 錯刃大学院生。電子ドラッグによって「銃殺願望」があることに気づかされ、スフィンクスを現実世界で守る役目を担うようになる。スフィンクス破壊のためにやって来た弥子達に対し、自身と同タイプの洗脳兵を率いて攻撃するもネウロの策略により返り討ちに遭う。その際に腹に銃弾を受けて倒れるが、一命を取り留めたらしく、HALが残したワクチンによって洗脳から解放されその時の記憶を失った後、江崎や小柴と共に元通りの生活を送る姿が描かれている。 |
: 錯刃大学院生。電子ドラッグによって「銃殺願望」があることに気づかされ、スフィンクスを現実世界で守る役目を担うようになる。スフィンクス破壊のためにやって来た弥子達に対し、自身と同タイプの洗脳兵を率いて攻撃するもネウロの策略により返り討ちに遭う。その際に腹に銃弾を受けて倒れるが、一命を取り留めたらしく、HALが残したワクチンによって洗脳から解放されその時の記憶を失った後、江崎や小柴と共に元通りの生活を送る姿が描かれている。 |
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: アニメ版において、ネウロの策略により銃口に銃弾を戻されたため、銃が暴発して同タイプの洗脳兵共々負傷している。 |
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; 小柴達夫(こしば たつお) |
; 小柴 達夫(こしば たつお) |
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: 錯刃大学研究生。電子ドラッグによって「撲殺願望」があることに気づかされ、HALを護衛する「スフィンクス」を現実世界で守る役目を担うようになる。自身と同タイプの洗脳兵を率いて弥子達を鈍器で襲うも失敗に終わる。それが原因で「小柴よりも篚口の方が使える」と判断したHALにスフィンクス護衛を解任させられた。 |
: 錯刃大学研究生。電子ドラッグによって「撲殺願望」があることに気づかされ、HALを護衛する「スフィンクス」を現実世界で守る役目を担うようになる。自身と同タイプの洗脳兵を率いて弥子達を鈍器で襲うも失敗に終わる。それが原因で「小柴よりも篚口の方が使える」と判断したHALにスフィンクス護衛を解任させられた。 |
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: アニメ版では登場しなかったが、HAL編の後日談で、1カットだけ江崎と朝永といっしょにいる姿が描かれていた。 |
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; HALⅡ(ハル ツー) |
; HALⅡ(ハル ツー) |
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: HAL消滅時に偶発的に産まれた[[バックアップ]]プログラムにより再構築されたプログラム人格。データとしては寄せ集めにすぎず、発見者のアイ曰く「性能はオリジナルたるHALの10%にすら満たない」。「父」と称するHALの計画を遂行しようとするも、刹那に関する記憶も失われていたため、HALの最終目的を「皆殺し」と曲解した。しかし行動を起こす前、プログラムの模式図をXによって全てコピーされ、その直後「用済み」としてXの手で削除されてしまう。 |
: HAL消滅時に偶発的に産まれた[[バックアップ]]プログラムにより再構築されたプログラム人格。データとしては寄せ集めにすぎず、発見者のアイ曰く「性能はオリジナルたるHALの10%にすら満たない」。「父」と称するHALの計画を遂行しようとするも、刹那に関する記憶も失われていたため、HALの最終目的を「皆殺し」と曲解した。しかし行動を起こす前、プログラムの模式図をXによって全てコピーされ、その直後「用済み」としてXの手で削除されてしまう。 |
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なお、アニメでは登場前に物語が終了したため、存在しない。 |
なお、アニメでは登場前に物語が終了したため、存在しない。 |
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; シックス(SIX / SICKS) |
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: 「'''絶対悪'''」と呼ばれている男で、「新しい血族」の最先端に位置する者。本作に置けるネウロの最大の敵であり、全ての元凶。 |
: 「'''絶対悪'''」と呼ばれている男で、「新しい血族」の最先端に位置する者。本作に置けるネウロの最大の敵であり、全ての元凶。 |
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: 表向きの顔は世界最大の兵器メーカー「ヘキサクス」の会長兼[[死の商人]]'''ゾディア・キューブリック'''(この名が本名なのかどうかは不明)。世界中に武器を売り込む一方で、製薬会社「グリーンX」の地下実験施設のような非人道的な人体実験を指導している。また、日本の警察・軍事のトップとは「友人」であるため、日本での悪行は罪に問われることはなく、過去に秘密を探ろうとしていたジャーナリストである笹塚兵士と長男以外の家族を殺害している。また、本城刹那を死に追いやった張本人でもある。 |
: 表向きの顔は世界最大の兵器メーカー「ヘキサクス」の会長兼[[死の商人]]'''ゾディア・キューブリック'''(この名が本名なのかどうかは不明)。世界中に武器を売り込む一方で、製薬会社「グリーンX」の地下実験施設のような非人道的な人体実験を指導している。また、日本の警察・軍事のトップとは「友人」であるため、日本での悪行は罪に問われることはなく、過去に秘密を探ろうとしていたジャーナリストである笹塚兵士と長男以外の家族を殺害している。また、本城刹那を死に追いやった張本人でもある。 |
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: 数々の失態により「シックス」に突き放されてしまい、グリーンXでネウロを迎え討ち調教しようとするが、攻めを得意とするネウロに対し、守勢に回ったことが敗因となり、逆にすべての権利(接触を拒む権利・群衆を操る権利・武器を使う権利・自爆する権利・回想する権利)を没収され、脳に魔力を注入され、ネウロの下僕となってしまう。しかし、その後はネウロに「シックス」に関する情報を差し出すが、真に「シックス」の不利になる情報は一切洩らさず、驚異的な精神力で血族としてのプライドを取り戻す。そして、ネウロのサディストぶりを賞賛して、奴隷のアランとともに自爆。自らの死をもって秘密を抱えたまま逃げ切る事に成功し、ネウロをして「血族の中で我が輩に最も鮮やかに勝った」と言わしめた。 |
: 数々の失態により「シックス」に突き放されてしまい、グリーンXでネウロを迎え討ち調教しようとするが、攻めを得意とするネウロに対し、守勢に回ったことが敗因となり、逆にすべての権利(接触を拒む権利・群衆を操る権利・武器を使う権利・自爆する権利・回想する権利)を没収され、脳に魔力を注入され、ネウロの下僕となってしまう。しかし、その後はネウロに「シックス」に関する情報を差し出すが、真に「シックス」の不利になる情報は一切洩らさず、驚異的な精神力で血族としてのプライドを取り戻す。そして、ネウロのサディストぶりを賞賛して、奴隷のアランとともに自爆。自らの死をもって秘密を抱えたまま逃げ切る事に成功し、ネウロをして「血族の中で我が輩に最も鮮やかに勝った」と言わしめた。 |
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: 本名は「'''Jenifer=Euing(ジェニファー・ユーイング)'''」。血族としての名は英語で「本物」を意味する「Genuine」と人間としての名前を掛けたものであり、本物の世界で唯一の観客(「シックス」)を満足させるという意味もある。6月18日生まれ、51歳。身長177cm、体重60kg。特技は煽動・調教・鞭検定1級。最終ご主人様「シックス」。驚異的な若さの秘訣は「無駄にエロい事」。顔の紋様は魔女の「'''[[魔女裁判|Trial]] fog'''」で、顔の右側に浮かび上がる。 |
: 本名は「'''Jenifer=Euing(ジェニファー・ユーイング)'''」。血族としての名は英語で「本物」を意味する「Genuine」と人間としての名前を掛けたものであり、本物の世界で唯一の観客(「シックス」)を満足させるという意味もある。6月18日生まれ、51歳。身長177cm、体重60kg。特技は煽動・調教・鞭検定1級。最終ご主人様「シックス」。驚異的な若さの秘訣は「無駄にエロい事」。顔の紋様は魔女の「'''[[魔女裁判|Trial]] fog'''」で、顔の右側に浮かび上がる。 |
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; 葛西善二郎(かさい ぜんじろう) |
; 葛西 善二郎(かさい ぜんじろう) |
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: 五本指の人差し指に位置する。全国指名手配中の[[放火|放火魔]]で脱獄含め前科1000犯を超える伝説級の犯罪者。穂村徹行の叔父であり、彼に火の魅力を教えた張本人でもある。当初は怪盗Xの協力者として登場していたが、実はXの動向を探るために送り込まれたスパイであった。 |
: 五本指の人差し指に位置する。全国指名手配中の[[放火|放火魔]]で脱獄含め前科1000犯を超える伝説級の犯罪者。穂村徹行の叔父であり、彼に火の魅力を教えた張本人でもある。当初は怪盗Xの協力者として登場していたが、実はXの動向を探るために送り込まれたスパイであった。 |
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: 五本指の中では最古参であり、日本での「五本指」の全面サポートを任されるなど、「シックス」からの信頼は厚い。五本指のリーダーはジェニュインであるが、血族の実質的なナンバー2は葛西と言える。 |
: 五本指の中では最古参であり、日本での「五本指」の全面サポートを任されるなど、「シックス」からの信頼は厚い。五本指のリーダーはジェニュインであるが、血族の実質的なナンバー2は葛西と言える。 |
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; アラン |
; アラン |
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: ジェニュインの奴隷。男性。奴隷同士の殺し合いで唯一生き延び、ジェニュインによって大量の薬物を注入され、生命と引き換えに強大な力を得る。しかしネウロにあっさり敗れジェニュインに見捨てられてしまい、逆に自分を気遣ってくれた弥子に協力する。最期は自らの名を覚えていたジェニュインの下へ戻り、機密保持のために自爆した。 |
: ジェニュインの奴隷。男性。奴隷同士の殺し合いで唯一生き延び、ジェニュインによって大量の薬物を注入され、生命と引き換えに強大な力を得る。しかしネウロにあっさり敗れジェニュインに見捨てられてしまい、逆に自分を気遣ってくれた弥子に協力する。最期は自らの名を覚えていたジェニュインの下へ戻り、機密保持のために自爆した。 |
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; 本城二三男(ほんじょう ふみお) |
; 本城 二三男(ほんじょう ふみお) |
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: 魔人探偵脳噛ネウロの登場人物における[[魔人探偵脳噛ネウロの登場人物#その他の登場人物|その他の人物]]の項目を参照。 |
: 魔人探偵脳噛ネウロの登場人物における[[魔人探偵脳噛ネウロの登場人物#その他の登場人物|その他の人物]]の項目を参照。 |
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== 協力者 == |
== 協力者 == |
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事件後、弥子達に協力的な姿勢をとった人物。全員が「犯」人気投票にエントリーされた。 |
事件後、弥子達に協力的な姿勢をとった人物。全員が「犯」人気投票にエントリーされた。 |
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; アヤ・エイジア |
; アヤ・エイジア |
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: 声 - [[大原さやか]](ドラマCD版) |
: 声 - [[高山みなみ]] / [[大原さやか]](ドラマCD版)/ 歌 - [[加賀美セイラ]] |
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: 本名、'''逄沢綾(あいざわ あや)'''。探偵事務所開設後の最初の依頼人。世界的な知名度と不動の地位を築いた実力派[[歌手]]。プロデューサーの'''台島拓郎(だいじま たくろう |
: 本名、'''逄沢綾(あいざわ あや)'''。探偵事務所開設後の最初の依頼人。世界的な知名度と不動の地位を築いた実力派[[歌手]]。プロデューサーの'''台島 拓郎(だいじま たくろう / 声 - [[千葉一伸]])'''とマネージャーの'''大泉 ひばり(おおいずみ ひばり / 声 - [[伊倉一恵]])'''を立て続けに失い、警察の自殺の断定に疑問を抱いて事務所に足を運んだとのことだったが、実際は彼女自身が犯人だった。彼女の「歌声で脳を揺らす」という特異な能力はネウロの興味を引き、犯人達の犯行動機に興味を一切持たなかったネウロが人間の進化の可能性に気付くきっかけとなった。 |
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: 「世界で自分はひとりきり」だと思っている人間が彼女の歌を聞くと、ダイレクトに脳を揺らされて感涙し、時には感動のあまり失神する。しかしそれは曲を作る彼女自身も同じように「世界中で自分はひとりきり」と感じているからこそ成せることであり、皮肉にも被害者の台島拓郎や大泉ひばりと親しくなり孤独を癒されたことでその力を発揮することが出来なくなったために、彼らを殺害して再び「ひとりきり」に戻ろうとした。桂木弥子探偵事務所に捜査を依頼したのは、罪悪感に苛まれた末の贖罪の賭けだった。 |
: 「世界で自分はひとりきり」だと思っている人間が彼女の歌を聞くと、ダイレクトに脳を揺らされて感涙し、時には感動のあまり失神する。しかしそれは曲を作る彼女自身も同じように「世界中で自分はひとりきり」と感じているからこそ成せることであり、皮肉にも被害者の台島拓郎や大泉ひばりと親しくなり孤独を癒されたことでその力を発揮することが出来なくなったために、彼らを殺害して再び「ひとりきり」に戻ろうとした。桂木弥子探偵事務所に捜査を依頼したのは、罪悪感に苛まれた末の贖罪の賭けだった。 |
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: 現在は罪を償うために服役しているが、心の整理がついたためか現在の彼女の歌声は「ひとりきり」ではない脳も揺らすまでにレベルアップしている。歌声を聞いた者をリラックスさせたり、逆に失神させたりすることも可能であり、その力を使えば脱獄も出来るが、殺した2人への償いと、自分の犯行と心理を看破した弥子への敬意ゆえに実行しようとはしない(ただし、ネウロと弥子の決裂を知った際は、弥子に会い元気づけるために脱獄をした)。さらには植物が壁や床を突き抜けるほど成長したり人間以外の生物にも影響が出るほどとなった(DS版ではUFOすら引き寄せたらしい)が、魔人の脳を揺らすことはできなかった。 |
: 現在は罪を償うために服役しているが、心の整理がついたためか現在の彼女の歌声は「ひとりきり」ではない脳も揺らすまでにレベルアップしている。歌声を聞いた者をリラックスさせたり、逆に失神させたりすることも可能であり、その力を使えば脱獄も出来るが、殺した2人への償いと、自分の犯行と心理を看破した弥子への敬意ゆえに実行しようとはしない(ただし、ネウロと弥子の決裂を知った際は、弥子に会い元気づけるために脱獄をした)。さらには植物が壁や床を突き抜けるほど成長したり人間以外の生物にも影響が出るほどとなった(DS版ではUFOすら引き寄せたらしい)が、魔人の脳を揺らすことはできなかった。 |
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: 弥子を「探偵さん」、ネウロを「助手さん」と呼ぶ。またネウロが人間ではないことを知る人物の一人(ただし魔人の存在を知っているかどうかは不明)。しばしばキーパーソンの一人として再登場しており、訪ねてきた弥子に対し事件解決の大きな鍵となる助言を与えている。一時は彼女を虐めようと襲いかかった女看守の井伊朋子とも、現在はそれなりに仲良くしている。 |
: 弥子を「探偵さん」、ネウロを「助手さん」と呼ぶ。またネウロが人間ではないことを知る人物の一人(ただし魔人の存在を知っているかどうかは不明)。しばしばキーパーソンの一人として再登場しており、訪ねてきた弥子に対し事件解決の大きな鍵となる助言を与えている。一時は彼女を虐めようと襲いかかった女看守の井伊朋子とも、現在はそれなりに仲良くしている。 |
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: 3月27日生まれ、26歳。身長165cm、服役前後を合わせたCDの総売上は7億5千万枚。現在の楽しみは探偵さんと話すこと、現在の悩みは「助手さん」が微妙に発音しづらいこと。 |
: 3月27日生まれ、26歳。身長165cm、服役前後を合わせたCDの総売上は7億5千万枚。現在の楽しみは探偵さんと話すこと、現在の悩みは「助手さん」が微妙に発音しづらいこと。 |
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: アニメ版では出番が少なく、原作のように逮捕後の再登場はしない。 |
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; 早坂久宜(はやさか ひさのり) |
; 早坂 久宜(はやさか ひさのり) |
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: 望月総合信用調査の元総務部長。ネウロの犯人の中では数少ない、謎らしき謎は持たない犯人(実際はネウロ達が謎に組み込まれかけたため)。麻薬の取引をし、その罪を弥子らに着せる計略に乗じ、社長の望月を殺しトップに立とうと画策していたが、ネウロに阻まれて悉く失敗した。事件後、弟・幸宜と共に有限会社「笑顔」を設立。「香辛料の輸入・卸販売」を謳っているが、実際は何でもござれの密輸業を展開している。 |
: 望月総合信用調査の元総務部長。ネウロの犯人の中では数少ない、謎らしき謎は持たない犯人(実際はネウロ達が謎に組み込まれかけたため)。麻薬の取引をし、その罪を弥子らに着せる計略に乗じ、社長の望月を殺しトップに立とうと画策していたが、ネウロに阻まれて悉く失敗した。事件後、弟・幸宜と共に有限会社「笑顔」を設立。「香辛料の輸入・卸販売」を謳っているが、実際は何でもござれの密輸業を展開している。 |
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: 弟の幸宜とは幼い頃から強い兄弟の絆がある。望月と出会い情報の価値と力に魅せられ、「笑顔の鎧」を作ったことで一時隔たりが生じたが、計画が失敗した際、再び兄弟で向かい合う機会を得て本来の繋がりを確認し、2人で生きていく道を探すことになった。その後は本性を隠すための作り笑顔をやめ、代わりにサングラスを着用するようになる(ただし、相変わらず口元には常に笑みを浮かべている)。ありとあらゆる金儲けのためのデータが頭の中に詰まっていると自負し、金儲けのためなら悪行でも善行でも手段は厭わない。また、表と裏の住民の住み分けを重視し、大金を手にすることに伴う身の危険・死といったリスクも常に覚悟している、裏社会のプロ。現在はネウロに一矢報いるための資金を手にするため、より貪欲に活動しようとしている。しかし、希少価値が有り高値がつく雄の[[三毛猫]]を拾った時には、一緒に拾った普通の雌の三毛猫を自分で飼いたがり、弟を唖然とさせた悪人らしからぬ一面も持つ。 |
: 弟の幸宜とは幼い頃から強い兄弟の絆がある。望月と出会い情報の価値と力に魅せられ、「笑顔の鎧」を作ったことで一時隔たりが生じたが、計画が失敗した際、再び兄弟で向かい合う機会を得て本来の繋がりを確認し、2人で生きていく道を探すことになった。その後は本性を隠すための作り笑顔をやめ、代わりにサングラスを着用するようになる(ただし、相変わらず口元には常に笑みを浮かべている)。ありとあらゆる金儲けのためのデータが頭の中に詰まっていると自負し、金儲けのためなら悪行でも善行でも手段は厭わない。また、表と裏の住民の住み分けを重視し、大金を手にすることに伴う身の危険・死といったリスクも常に覚悟している、裏社会のプロ。現在はネウロに一矢報いるための資金を手にするため、より貪欲に活動しようとしている。しかし、希少価値が有り高値がつく雄の[[三毛猫]]を拾った時には、一緒に拾った普通の雌の三毛猫を自分で飼いたがり、弟を唖然とさせた悪人らしからぬ一面も持つ。 |
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: 「新しい血族」とネウロの戦いに関しては損得を定めるために俯瞰していたが、幸宜が葛西に重傷を負わされたため、葛西と警察の戦いに陰から参戦。葛西逃亡を手助けしようとしたシューラをロケット弾で吹き飛ばした。 |
: 「新しい血族」とネウロの戦いに関しては損得を定めるために俯瞰していたが、幸宜が葛西に重傷を負わされたため、葛西と警察の戦いに陰から参戦。葛西逃亡を手助けしようとしたシューラをロケット弾で吹き飛ばした。 |
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: 1月15日生まれ、36歳。身長182cm、体重80kg。好きな映画は[[スクリーム]]、好きなグッズは武器。信頼できる部下は弟。 |
: 1月15日生まれ、36歳。身長182cm、体重80kg。好きな映画は[[スクリーム]]、好きなグッズは武器。信頼できる部下は弟。 |
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: アニメには登場していない。 |
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; 早坂幸宜(はやさか ゆきのり) |
; 早坂 幸宜(はやさか ゆきのり) |
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: 早坂久宜の弟で通称'''ユキ'''。望月総合信用調査ではトラブル処理班に所属し、一連の事件で吾代と対決する。コートの中に仕込んだ[[暗器]]で一度は吾代を破るものの、二度目の戦いでトリックを見破られ敗北。事件後、兄と共に有限会社「笑顔」を設立。 |
: 早坂久宜の弟で通称'''ユキ'''。望月総合信用調査ではトラブル処理班に所属し、一連の事件で吾代と対決する。コートの中に仕込んだ[[暗器]]で一度は吾代を破るものの、二度目の戦いでトリックを見破られ敗北。事件後、兄と共に有限会社「笑顔」を設立。 |
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: 兄と強い絆があったが、彼が情報を扱う仕事を始めてから疎遠になってしまい、すれ違いによる心の「寒さ」を象徴するように冬物のコートをいつも着ていた。事件の時に瓦礫に埋もれた兄を助ける際にコートが燃えてしまったため、兄と和解して2人で行動するようになってからは以前より薄着となっている。また、それに合わせて暗器も新調。手袋の甲にしこんだ爆薬をパンチで爆発させて、相手を気絶させる。今も兄の久宜を心から尊敬し慕っているが、久宣の「笑顔」に関しては未だに真意をつかめずにいる面もある。 |
: 兄と強い絆があったが、彼が情報を扱う仕事を始めてから疎遠になってしまい、すれ違いによる心の「寒さ」を象徴するように冬物のコートをいつも着ていた。事件の時に瓦礫に埋もれた兄を助ける際にコートが燃えてしまったため、兄と和解して2人で行動するようになってからは以前より薄着となっている。また、それに合わせて暗器も新調。手袋の甲にしこんだ爆薬をパンチで爆発させて、相手を気絶させる。今も兄の久宜を心から尊敬し慕っているが、久宣の「笑顔」に関しては未だに真意をつかめずにいる面もある。 |
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: 血族編では自販機でタバコを買おうとしていた葛西と偶然会うが、武器の仕込みを見破られて重傷を負わされる。これが後に葛西と警察の戦いに一枚噛むこととなる。 |
: 血族編では自販機でタバコを買おうとしていた葛西と偶然会うが、武器の仕込みを見破られて重傷を負わされる。これが後に葛西と警察の戦いに一枚噛むこととなる。 |
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: 12月23日生まれ、22歳。身長176cm、体重63kg。好きな食べ物はアイスクリーム、好きな天気は吹雪。信頼できるキズナは兄弟。 |
: 12月23日生まれ、22歳。身長176cm、体重63kg。好きな食べ物はアイスクリーム、好きな天気は吹雪。信頼できるキズナは兄弟。 |
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: アニメには登場していない。 |
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; 望月建雄(もちづき たてお) |
; 望月 建雄(もちづき たてお) |
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: 警視庁OBで退職後、警察時代で得た経験やパイプを利用し、望月総合信用調査を設立する。いつも顔がテカっており(自白時や機嫌が良い時は銀色に光る)、笑顔を絶やさない。早坂久宜に「笑顔」を教えた張本人。弥子達に近づき、あわよくば麻薬密輸の現行犯としてでっち上げ自社の評判を上げるつもりだったが、早坂久宜の裏切りに遭い、殺されそうになる。そこでは助かったもののネウロに弱みを握られ、[[パトロン]]という名の実質的な奴隷と化した。 |
: 警視庁OBで退職後、警察時代で得た経験やパイプを利用し、望月総合信用調査を設立する。いつも顔がテカっており(自白時や機嫌が良い時は銀色に光る)、笑顔を絶やさない。早坂久宜に「笑顔」を教えた張本人。弥子達に近づき、あわよくば麻薬密輸の現行犯としてでっち上げ自社の評判を上げるつもりだったが、早坂久宜の裏切りに遭い、殺されそうになる。そこでは助かったもののネウロに弱みを握られ、[[パトロン]]という名の実質的な奴隷と化した。 |
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: 警察時代から目をつけた部下に仕事を丸投げにするタイプの人間で、本人自身はたいした能力はないが、人の才能を見出し発揮させることは抜群に上手い。早坂兄弟が去った後は業務の大半を吾代に任せっきりにし、自分はゲームなどで遊んでばかりいる。 |
: 警察時代から目をつけた部下に仕事を丸投げにするタイプの人間で、本人自身はたいした能力はないが、人の才能を見出し発揮させることは抜群に上手い。早坂兄弟が去った後は業務の大半を吾代に任せっきりにし、自分はゲームなどで遊んでばかりいる。 |
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: '''楓(かえで)'''という19歳の妻がおり、普段の印象とは打って変わり彼女に対してはとても厳格である。しかし、秘かに旅行を計画したりと、とても大事に思っている様子。 |
: '''楓(かえで)'''という19歳の妻がおり、普段の印象とは打って変わり彼女に対してはとても厳格である。しかし、秘かに旅行を計画したりと、とても大事に思っている様子。 |
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: 65歳。身長173cm、体重100kg。自分の中に満ちていると思う物質は[[コラーゲン]]。実は漢検1級保持者で、かなり難易度の高い漢字も難なく読める。寿司はウニとアナゴしか食べない。 |
: 65歳。身長173cm、体重100kg。自分の中に満ちていると思う物質は[[コラーゲン]]。実は漢検1級保持者で、かなり難易度の高い漢字も難なく読める。寿司はウニとアナゴしか食べない。 |
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: アニメ本編では登場せず、最終話EDに少し登場している。 |
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== アニメオリジナルの犯人 == |
== アニメオリジナルの犯人 == |
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アニメでのみ登場した犯人。 |
アニメでのみ登場した犯人。 |
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; 姫宮瑠璃(ひめみや るり) |
; 姫宮 瑠璃(ひめみや るり) |
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: 声 - [[高橋美佳子]] |
: 声 - [[高橋美佳子]] |
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: 第2話登場。目撃者0の連続殺人事件「ゼロ事件」の首謀者。通称「'''HIME'''」。有名政治家の娘で裕福な暮らしをしていたが、幼少の頃から孤独を味わいながら育った。「リンクス」という[[コミュニティサイト]]を見つけ、自分と同じ思いをしている仲間を集めて女王気分を味わうが、退会を希望した人間を「私を置いて去ってゆくのは許せない」と、傘に仕込んだ凶器で殺害。しかし、ネウロの計略にはまり、弥子を殺そうとして、変装した吾代に重傷を負わせたことが仇となり、ネウロに正体を暴かれてしまう。豹変時は爪が伸びて顔のメイクが変化し、顔つきも凶悪化、口から蜂蜜の様な金色の涎が流れる。ネウロを殺害しようとしたが魔界777ツ能力『幻覚色眼鏡(イビルイリュージョン)』で返り討ちにされ、心を折られて気絶する。その後、第10話で家電屋のテレビに映し出されたアヤのライブを街中で見ていた。 |
: 第2話登場。目撃者0の連続殺人事件「ゼロ事件」の首謀者。通称「'''HIME'''」。有名政治家の娘で裕福な暮らしをしていたが、幼少の頃から孤独を味わいながら育った。「リンクス」という[[コミュニティサイト]]を見つけ、自分と同じ思いをしている仲間を集めて女王気分を味わうが、退会を希望した人間を「私を置いて去ってゆくのは許せない」と、傘に仕込んだ凶器で殺害。しかし、ネウロの計略にはまり、弥子を殺そうとして、変装した吾代に重傷を負わせたことが仇となり、ネウロに正体を暴かれてしまう。豹変時は爪が伸びて顔のメイクが変化し、顔つきも凶悪化、口から蜂蜜の様な金色の涎が流れる。ネウロを殺害しようとしたが魔界777ツ能力『幻覚色眼鏡(イビルイリュージョン)』で返り討ちにされ、心を折られて気絶する。その後、第10話で家電屋のテレビに映し出されたアヤのライブを街中で見ていた。 |
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: PS2版ゲームでは、気に入らない者のブログを仲間のブロガーを使って炎上させたり迷惑メールを送りつけたりといった嫌がらせを繰り返し、そのうちの何人かを自殺にまで追い込んでいたという設定となっている。 |
: PS2版ゲームでは、気に入らない者のブログを仲間のブロガーを使って炎上させたり迷惑メールを送りつけたりといった嫌がらせを繰り返し、そのうちの何人かを自殺にまで追い込んでいたという設定となっている。 |
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; 堂々ワタル(どうどう |
; 堂々ワタル(どうどう ワタル) |
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: 声 - [[天野ひろゆき]] |
: 声 - [[天野ひろゆき]] |
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: 第3話登場。お笑い芸人・'''満腹太郎(まんぷく たろう)'''の照明スタッフ(ネタ作りも担当)。元は芸人だったが、師匠に「笑いに毒がない」と言われたのがきっかけで転落の一途をたどり、本当の毒を研究するようになってしまった([[毒物劇物取締法]]違反で2度の逮捕歴がある)。「笑いながら死ねれば最高に幸せ」という持論で、満腹太郎のライブ中に、あらかじめ天井に仕掛けた冷凍した毒をしみ込ませた糸をスポットライトの効果で溶かして毒を弁当に垂らし、大勢の客を死亡させた。豹変時には、髪の毛が蜘蛛の足の如く伸びて毒蛇のような顔に変化する。現場に残った人間を自身の開発した毒ガスで皆殺しにしようとしたが魔界777ツ能力『幻覚喜劇(イビルコメディ)』で返り討ちにされ逮捕され、最終的に笑いが止まらなくなっていた。 |
: 第3話登場。お笑い芸人・'''満腹 太郎(まんぷく たろう)'''の照明スタッフ(ネタ作りも担当)。元は芸人だったが、師匠に「笑いに毒がない」と言われたのがきっかけで転落の一途をたどり、本当の毒を研究するようになってしまった([[毒物劇物取締法]]違反で2度の逮捕歴がある)。「笑いながら死ねれば最高に幸せ」という持論で、満腹太郎のライブ中に、あらかじめ天井に仕掛けた冷凍した毒をしみ込ませた糸をスポットライトの効果で溶かして毒を弁当に垂らし、大勢の客を死亡させた。豹変時には、髪の毛が蜘蛛の足の如く伸びて毒蛇のような顔に変化する。現場に残った人間を自身の開発した毒ガスで皆殺しにしようとしたが魔界777ツ能力『幻覚喜劇(イビルコメディ)』で返り討ちにされ逮捕され、最終的に笑いが止まらなくなっていた。 |
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: モチーフは実在のお笑いコンビ・[[キャイ〜ン]]の2人で、声優としても出演。 |
: モチーフは実在のお笑いコンビ・[[キャイ〜ン]]の2人で、声優としても出演。 |
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; 杉田優介(すぎた ゆうすけ) |
; 杉田 優介(すぎた ゆうすけ) |
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: 声 - [[石塚運昇]] |
: 声 - [[石塚運昇]] |
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: 第8話登場。刑事。[[刑事ドラマ]]「太陽に走れ」の大ファン。「刑事になってドラマのように拳銃を派手に撃ち合って殉職する」のが夢だった。しかし定年間際になっても犯人がすぐ降参するなどの理由で派手に撃ち合うことが出来ずにいたため、拳銃マニアの'''横井剣次(よこい けんじ)'''を催眠術を駆使して連続警官射殺犯「コップキラー」に仕立て上げ、銃撃戦を演じようとした。豹変時は髪が伸びて刑事ドラマ風の姿になる。石垣から銃を奪って逃走するも、ネウロに先回りされて謎を食われる。 |
: 第8話登場。刑事。[[刑事ドラマ]]「太陽に走れ」の大ファン。「刑事になってドラマのように拳銃を派手に撃ち合って殉職する」のが夢だった。しかし定年間際になっても犯人がすぐ降参するなどの理由で派手に撃ち合うことが出来ずにいたため、拳銃マニアの'''横井剣次(よこい けんじ)'''を催眠術を駆使して連続警官射殺犯「コップキラー」に仕立て上げ、銃撃戦を演じようとした。豹変時は髪が伸びて刑事ドラマ風の姿になる。石垣から銃を奪って逃走するも、ネウロに先回りされて謎を食われる。 |
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; 入山芳恵(いりやま よしえ) |
; 入山 芳恵(いりやま よしえ) |
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: 声 - [[藤田淑子]] |
: 声 - [[藤田淑子]] |
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: 第11話登場。女優・'''野間薫子(のま かおるこ)'''のマネージャー。脚光([[スポットライト]])を浴びることに固執する性格。かつては女優志望だったが断念し、代わりに自らの「分身」と考えている薫子を育て、脚光を当てることで心を満たしていた。しかし、その薫子が新進気鋭の女優である'''西田芽衣(にしだ めい、声 - [[樹元オリエ]])'''にドラマの主役を奪われたのが我慢できず、自らの手で芽衣を殺害。体操選手だった過去を生かしたアリバイ工作を行った。豹変時は髪が伸びて、[[キャッツ・アイ]]もどきの姿になった。最後は自ら集めたリポーター達のフラッシュを浴び、25階から派手にダイブして死のうとしたが、下で待ち構えていたネウロに謎を食われ、痩せ細った姿で逮捕される。 |
: 第11話登場。女優・'''野間 薫子(のま かおるこ)'''のマネージャー。脚光([[スポットライト]])を浴びることに固執する性格。かつては女優志望だったが断念し、代わりに自らの「分身」と考えている薫子を育て、脚光を当てることで心を満たしていた。しかし、その薫子が新進気鋭の女優である'''西田芽衣(にしだ めい、声 - [[樹元オリエ]])'''にドラマの主役を奪われたのが我慢できず、自らの手で芽衣を殺害。体操選手だった過去を生かしたアリバイ工作を行った。豹変時は髪が伸びて、[[キャッツ・アイ]]もどきの姿になった。最後は自ら集めたリポーター達のフラッシュを浴び、25階から派手にダイブして死のうとしたが、下で待ち構えていたネウロに謎を食われ、痩せ細った姿で逮捕される。 |
||
: PS2版ゲームでは設定が異なり、彼女自身が性悪だと感じた芸能人から盗みを働く泥棒で、自らを「怪盗『猫目』」と名乗っている。 |
: PS2版ゲームでは設定が異なり、彼女自身が性悪だと感じた芸能人から盗みを働く泥棒で、自らを「怪盗『猫目』」と名乗っている。 |
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; 霧原真一郎(きりはら しんいちろう) |
; 霧原 真一郎(きりはら しんいちろう) |
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: 声 - [[龍田直樹]] |
: 声 - [[龍田直樹]] |
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: 第15話登場。「キッシー」という恐竜が住んでいると噂の湖「霧神湖」の湖畔にある博物館の館長で、湖のある町の町長でもある。模型マニアで幼馴染の'''溝口保(みぞぐち たもつ、声 - [[北島善紀]])'''と共に、[[ブロッケン現象]]を利用して観光客にキッシーが実在すると信じ込ませ町おこしをしていたが、交通事故で死人が出る騒ぎになったために怖気づいて詐欺を自首しようとした溝口を殺害。豹変時は首が伸びて[[ネッシー]]のような姿に変化する。現場に残った人間を骨の様なもので皆殺しにしようとするが、ネウロに魔界777ツ能力『異次元の裏窓(イビルウインドウ)』で幻覚の竜を見せられ、腰を抜かして謎を食われ逮捕された。 |
: 第15話登場。「キッシー」という恐竜が住んでいると噂の湖「霧神湖」の湖畔にある博物館の館長で、湖のある町の町長でもある。模型マニアで幼馴染の'''溝口保(みぞぐち たもつ、声 - [[北島善紀]])'''と共に、[[ブロッケン現象]]を利用して観光客にキッシーが実在すると信じ込ませ町おこしをしていたが、交通事故で死人が出る騒ぎになったために怖気づいて詐欺を自首しようとした溝口を殺害。豹変時は首が伸びて[[ネッシー]]のような姿に変化する。現場に残った人間を骨の様なもので皆殺しにしようとするが、ネウロに魔界777ツ能力『異次元の裏窓(イビルウインドウ)』で幻覚の竜を見せられ、腰を抜かして謎を食われ逮捕された。 |
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; 黒尾美野(くろお よしの) |
; 黒尾 美野(くろお よしの) |
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: 声 - [[久川綾]] |
: 声 - [[久川綾]] |
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: 第21話登場。「黒尾形成外科」の院長、'''黒尾独太'''の妻。昔、バイク事故で顔に大怪我を負い、独太に助けられたことから彼に恩義を感じている。以後彼の整形手術の実験台となり、何度も顔を変えた後、最終的に独太の理想の女性・'''飯島玲子'''と同じ顔になった。独太の整形手術を受けた女性は皆玲子と同じ顔になってしまうので、どれが自分の本当の顔か分からなくなり、玲子と整形手術を受けた女子大生を殺害した後、硫酸で被害者の顔を溶かしていた。だがその犯行動機の奥底には、自分がまだ独太を愛しているという想いがあることを弥子に見抜かれる。硫酸を飲んで自殺しようとするも、ネウロに阻止され謎を喰われた。その後は独太の手によって元の顔に戻ったようである。自白時は、尾が生え、[[九尾の狐]]のような姿に豹変する。他の犯人達と違って「人を殺した」ということに罪悪感を持っている。 |
: 第21話登場。「黒尾形成外科」の院長、'''黒尾独太'''の妻。昔、バイク事故で顔に大怪我を負い、独太に助けられたことから彼に恩義を感じている。以後彼の整形手術の実験台となり、何度も顔を変えた後、最終的に独太の理想の女性・'''飯島玲子'''と同じ顔になった。独太の整形手術を受けた女性は皆玲子と同じ顔になってしまうので、どれが自分の本当の顔か分からなくなり、玲子と整形手術を受けた女子大生を殺害した後、硫酸で被害者の顔を溶かしていた。だがその犯行動機の奥底には、自分がまだ独太を愛しているという想いがあることを弥子に見抜かれる。硫酸を飲んで自殺しようとするも、ネウロに阻止され謎を喰われた。その後は独太の手によって元の顔に戻ったようである。自白時は、尾が生え、[[九尾の狐]]のような姿に豹変する。他の犯人達と違って「人を殺した」ということに罪悪感を持っている。 |
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; 鎌田教授(かまたきょうじゅ) |
; 鎌田 教授(かまたきょうじゅ) |
||
: 声 - [[飯塚昭三]] |
: 声 - [[飯塚昭三]] |
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: 第22、23話登場。南米の遺跡調査団の一員である[[考古学者]]。遺跡に天然ガスのパイプラインを通すという政府の計画の反対運動をしている。だがそれは反対運動をすればするほど、パイプライン推進派から受け取る裏金が増えるからであった。そのため、遺跡に魔女が出没したことが知れて工事が中止になるのを恐れ、魔女の写真を撮った付き人の'''ラリッタ・ジョーンズ(声 - [[園部啓一]])'''をペットの毒ガエルを用いて殺害。豹変時には自らもカエルの様な姿に変貌し、なぜか[[天才バカボン]]のパパの様な口調になる。口から毒液を吐いて抵抗するも、ネウロには効かず謎を喰われた。 |
: 第22、23話登場。南米の遺跡調査団の一員である[[考古学者]]。遺跡に天然ガスのパイプラインを通すという政府の計画の反対運動をしている。だがそれは反対運動をすればするほど、パイプライン推進派から受け取る裏金が増えるからであった。そのため、遺跡に魔女が出没したことが知れて工事が中止になるのを恐れ、魔女の写真を撮った付き人の'''ラリッタ・ジョーンズ(声 - [[園部啓一]])'''をペットの毒ガエルを用いて殺害。豹変時には自らもカエルの様な姿に変貌し、なぜか[[天才バカボン]]のパパの様な口調になる。口から毒液を吐いて抵抗するも、ネウロには効かず謎を喰われた。 |
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== ドラマCDオリジナルの犯人 == |
== ドラマCDオリジナルの犯人 == |
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魔人探偵脳噛ネウロ ドラマCDに登場したキャラクター。 |
魔人探偵脳噛ネウロ ドラマCDに登場したキャラクター。 |
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; 磯目亜愛美(いそめあ まなみ) |
; 磯目 亜愛美(いそめあ まなみ) |
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: 声 - [[能登麻美子]] |
: 声 - [[能登麻美子]] |
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: ドラマCD第一弾の犯人。'''天知英生(あまち ひでお)'''の屋敷のメイドとして雇われていた。穏やかで優しい性格を装っていたが、実際は自己中心的な性格を持つ悪女。看護師免許を持ち、体の弱った天知氏の身辺の世話や食事作りを担当していた。看病することに異常な執着を持ち、そのために彼の病気が完治しないよう細工していたら誤って殺してしまった。天知氏が発した「暗号文と'''あるレコードの音声(声 - [[夏樹リオ]])'''を利用したメッセージ」によって犯行を暴かれ、制裁を受けた。 |
: ドラマCD第一弾の犯人。'''天知 英生(あまち ひでお)'''の屋敷のメイドとして雇われていた。穏やかで優しい性格を装っていたが、実際は自己中心的な性格を持つ悪女。看護師免許を持ち、体の弱った天知氏の身辺の世話や食事作りを担当していた。看病することに異常な執着を持ち、そのために彼の病気が完治しないよう細工していたら誤って殺してしまった。天知氏が発した「暗号文と'''あるレコードの音声(声 - [[夏樹リオ]])'''を利用したメッセージ」によって犯行を暴かれ、制裁を受けた。 |
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: 名前の由来は、他のメイドの'''野々山ミハル(ののやま |
: 名前の由来は、他のメイドの'''野々山 ミハル(ののやま ミハル)'''と'''空流 まゆ(くうる まゆ)'''を合わせて「陸・海・空」である。 |
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; 柳原(やなぎはら) / 連続誘拐犯<V> |
; 柳原(やなぎはら) / 連続誘拐犯<V> |
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: 声 - [[山口勝平]] |
: 声 - [[山口勝平]] |
2014年2月2日 (日) 10:00時点における版
魔人探偵脳噛ネウロの犯罪者(まじんたんていのうがみネウロのはんざいしゃ)では、松井優征の漫画作品『魔人探偵脳噛ネウロ』および、その派生作品の登場人物の内、犯罪行為に深く関わっている者達について解説する。
「謎」が解き明かされた瞬間、性格や(時には)姿までが豹変して、狂った本性(いわゆるサイコパス)を見せる犯罪者(犯人)達は、本誌では人気投票とは別に「"犯"人気投票」なるものまで行われている。ここでは、「"犯"人気投票」にエントリーされた犯人達と、その後の事件の犯人達を掲載するが、厳密には犯人ではない者も含まれている。「推理漫画ではない」ことを強調するためなのか、コミックスの目次(ドラマCDではブックレット)の「まじんたんていのうがみねうろ」の文字がたくさん並んでいる部分には、よく見ると犯人の名前が隠されているというギミックがある。
声の項は特記ない限りアニメ版のキャストとする。
事件の犯人
- 毒殺女(どくさつおんな)
- 原作でネウロが最初に謎を喰った事件の犯人。本名は不明。愛人の下呂 光(げろ ひかる)に裏切られた恨みから、下呂を毒殺する。本人の話によれば、しばらく幸せな日々を過ごしていたが、一枚の写真から全てが壊れ始めたらしい。しかし、彼女が語る犯行の動機にネウロは一切の関心を示さなかった。
- アニメ版では鷲尾が劇中で描かれた最も過去の犯人のため、登場しない。
- 竹田 敬太郎(たけだ けいたろう)
- 捜査一課の刑事で、笹塚の上司として登場。人の良さそうな老刑事だが、舌には密かにピアスを付けている。長く殺人事件を調査するうちに人間が恐怖や悲しみに「加工」された表情を見ることに快感を覚えるようになり、遺族の表情を「加工」すべく、弥子の父・誠一を殺害した異常性癖の持ち主。また自身の発言から以前から何件も殺人を犯していたらしい。『謎』を喰われた後、ネウロに実験的に脳内をいじられ、廃人と化した。後に怪盗Xが彼に「なって」いた際、「刑務所から盗んできたこの顔」と発言しているが、生死は不明である。後に笹塚の回想によると、家族を殺された直後の笹塚と出会っており、部下の石垣に裏切れないかと聞いていたことからそれなりの信頼関係はあったと思われる。
- アニメ版では、怪盗Xの仮の姿の一つ。怪盗Xが彼に化けて誠一をチェーンソーで殺害する役回りのため、本物の彼は本編には全く登場していない。
- 至郎田 正影(しろた まさかげ)
- 声 - 大塚明夫 / 伊藤健太郎(ドラマCD版)
- 「成功を呼ぶ店」と呼ばれるフレンチレストラン『シュプリームS(シロタ)』のオーナーシェフ。だがその料理には違法な薬物が多量に含まれており、それを用いて“食の千年帝国”を作ろうと画策し、それに反対するシェフの海野浩二(うんの こうじ)を殺す。しかし、ネウロにアリバイ工作を見破られ、自らの編み出した究極の料理『ドーピングコンソメスープ』で肉体を強化し逃走を図ったが、ネウロの安い挑発に引っ掛かり激昂、一転して襲い掛かるもネウロには全く通じず、痩せ細った姿に変えられた。
- ドラマCDにも登場。第一弾では、『獄中ですよ』という番組にて『ドーピングホワイトシチュー』なる新開発のメニューを引っ提げて、登場する。レシピも紹介されたがそのほとんどが放送禁止用語として「ピー音」で修正された。
- ドラマCD第二弾では、『DCS 春のチョイ悪歌謡祭』という番組に登場。アシスタント(演:夏樹リオ)とともに、『ドーピングコンソメミュージカル』を披露するが、あまりに不適切な内容に番組が中断する事態となる。
- 鷲尾 正勝(わしお まさかつ)
- 声 - 山口勝平
- 早乙女金融の社長代理。小学生の頃から立場にこだわりを持ち、自分が自分のいる「巣=集団」の中心にいないと気がすまない(かといって「一番になりたい」わけではない)我侭な性格で、それ故に当時中心にいた社長・早乙女國春を殺害する。犯行時には、鳥のような不気味な顔になり奇声を上げる。事件の真相が明るみに出そうになると、口封じのためにネウロに発砲するが、逆にその銃弾で心を打ち砕かれ、怯えて奇声を上げながら死に物狂いで逃走。その後の行方は不明だが、HAL編で1コマだけこっそり登場している。
- アニメ版では、劇中で描かれた範囲では最も過去の事件の犯人。逃走後の行方に関しては、本編終了後のオマケカットで「後日、琵琶湖上空で発見」となっている。
- 糸田(いとだ)
- 声 - 飛田展男
- アヤ・エイジアに執着し、過激なストーカー行為を繰り返す変態男。背中に担いだリュックに大量の拘束具を詰め込んでいる。アヤを拘束しようとするが、あまりに過激な面を見かねた笹塚に顔面を蹴飛ばされ、ネウロに魔界777ツ能力「拷問楽器「妖謡・魔」」によって、痛覚神経を直に弾かれて悶絶する。締めつけられることに快感と万能感を覚えるらしく、逮捕後もその性癖は全く直らなかったが、この一件が強烈なトラウマとなって「もう音すら聴きたくない」状態となった。
- アニメ版では第9・10話に登場。
- 篠原 紀夫(しのはら のりお)
- ハンディーカメラを片手に情報を集めるフリーライター。過激なパパラッチで報道の自由を勘違いしており、「有名人はマスコミに有名税を払う義務がある」をモットーに、ヤラセや中傷的なデマを出した過剰報道で多くの芸能人・文化人を失脚させ、時には自殺に追い込んできた(それらを本人は「撮り殺す」と表現していた)。右目はなぜかカメラのレンズと一体化しており、眼球剥き出しになっている(後に怪盗XがHALⅡをコピーした時に、同じように眼球を変化させている)。弥子に笑顔で強引な取材を試みたが、たまたま現場にいた吾代に殴られ本性を現し、弥子たちを撮り殺そうとしたが失敗。ネウロの制裁を受け、目をあけると自分が無数の目に見られている状態になり、パニックに陥った。その挙句、通りかかった怪盗Xに殺され、“箱”にされた(その箱は彼が出入りしている出版社に送られたが、望月と早坂の会話から行方不明扱いになっている様子)。なお、豹変して本性を現した後、マスコミ対策としてネウロからの制裁を受けはしたが、厳密にはネウロが解決した事件の犯人というわけではなく謎も喰われていない(そもそもネウロ達は彼が過去に行った犯罪を全く知らない)。
- 堀口 明(ほりぐち あきら)
- 声 - 堀江一眞
- 怪盗Xに憧れ、動物などを殺し“箱”に詰めていた引きこもりの少年。怪盗Xのことを考えるだけで鳥肌が立つようだが、その点を除けば「普通」の犯人で、ネウロには全く相手にされなかった。最期は憧れていた怪盗Xの手で「形だけ“箱”っぽくまとめ」られ絶命する。
- アニメ版では、“模倣犯=コピーキャット(ネコ)”に豹変した。また、アリバイトリックも原作とは異なり、原作よりも分かりやすいものとなっている。
- 賀久 安由美(かく あゆみ) / 爆弾魔ヒステリア(Bommer Histerrier)
- 声 - 松本梨香
- 2人の子供を持つ主婦だが、ある一定の法則で爆弾テロを起こす巷で話題の爆弾魔ヒステリアとしての顔も持つ。Bomberの綴りが異なっているのは意図的にそうしているものである。自分の中に、あらゆる破壊衝動を掻き集めて組み立てた“本能(カレ)”というもう一つの人格を持ち、“本能(カレ)”の言葉に忠実に従う“理性(イヌ)=ヒステリア”として犯行を行う。本性は現した際には犬耳のカチューシャを着け、顔が犬のように変化する。「人間は本能に忠実な犬である」が持論で、本能を表にさらけ出すことを「ブッちゃける」と呼ぶ。爆破予告を看破したネウロに、仕掛けた爆弾を発見された上で正体を見破られ、予備の爆弾も笹塚の精密射撃により爆破を阻止される。その後も必死に反抗するが、ネウロの圧倒的な気迫に屈服し、尻尾を巻いた犬同然に。
- アニメでは第4話に登場。元々『自分の中の破壊衝動を抑えきれなくなって犯行に及ぶ』という電子ドラッグ患者に近い性質を持つ犯人だったためか、アニメでは実際に彼女の犯行に電人HALが関わっていたことが示唆されており、後に電子ドラッグの中毒者であったことが明かされる。
- デイビッド・ライス(David Rice)
- 声 - パトリック・ハーラン(パックンマックン)
- 私立大学に通う留学生。異文化交流を研究していた。自分を振ったサークル仲間の露木 さくら(つゆき さくら / 声 - 岡村明美)を毒ガスで自殺に見せかけ殺害。親日家を装っていたが、実は狂信的なまでの愛国主義者で、「ボクの国」のネガティブな部分すら全肯定し、日本の文化を見下している。豹変時には、鼻が伸び、鼻の穴がドクロマークのように変化した(また、鼻の付け根に口らしきものも見える)。平等の精神と異文化交流を勘違いしており、「格上が格下を見下げることが異文化交流」だと思っていたが、弥子に「考え方そのものが幼稚で格下」と指摘され逆上、コルト・パイソンを発砲したがネウロに「格上・格下以前にランク外」とあっさり弾を弾かれて文字通り出鼻をくじかれた上、魔界777ツ能力『生まない女王様(イビルバジャー)』を寄生させられて、納豆を食べ続けないと呼吸できない身体にされる(アニメではネウロの制裁シーンが納豆を無理矢理食べさせるソフトな表現になっている)。
- その後、刑務所では折れた鼻を補強しつつ、「DJデイビッドのオールナイトプリズン」と称して服役者の手紙を読んでは、相変わらずのように「ボクの国」を引き合いに出して回答している。だが、母からの手紙を見て泣き出したり、他の日本人の服役者の暖かさに触れて感涙するなど、それなりに良い刑務所生活を送っている模様。
- 百舌貴泰(もず たかやす) / 噛み切り美容師
- 声 - 関智一
- 美容院「ファング」を経営するカリスマ美容師。病的な髪フェチで、髪の毛だけで人を判断し、ネウロが人間でないことも髪を見ただけで見抜いた。美しい髪の持ち主の首を切断して殺害した後、血液を整髪剤に使って髪をセットするという犯行を繰り返し、世間では噛み切り美容師と呼ばれていた。「人の上にあるのは髪であり、その髪を切る自分は神である」という持論を持っており、自称「髪の神」。弥子曰く「髪フェチがもっともらしい理屈をつけてるだけ」。無名の頃は女性に暴行を働いた上で無理やりセットするという事件を起こしている。犯行が暴かれた時は目と眉毛が鋏のような形に変化した。結局、最後は彼に捕らえられた“弥かねちゃん”の元に駆けつけたネウロに魂ごと髪の毛を全部刈り取られる。刑務所ではデイビッドの元に「ボウズ頭ばかりでろくな出会いが無い」と手紙を出したこともある(その時はデイビッドに「贅沢言ウナ」と突っぱねられた)。
- アニメでは第6話に登場。辛党であるらしく、パスタに大量のタバスコをかける場面も見られた。
- 真栗 一茂(まぐり かずしげ)
- 声 - 家中宏
- 芸術家・絵石家 塔湖(えしや とうご / 声 - 後藤哲夫)と、その夫人であり自身の妹・妙(たえ / 声 - 一城みゆ希)を殺害した犯人。犯行に及んだのは、「家族(えだ)を切れば切るほど残った家族(えだ)に栄養が集中する(=遺産の取り分が増える)」という理屈からであった。豹変時には飲んでいたウイスキーを頭に浴びせ、髪の毛で枝を形成した。最終的にはネウロが手をチェーンソーの様に変化させて髪の毛の枝を刈り取ったことで、彼自身が「剪定(まび)かれる」破目になった。直後、怪盗Xがネウロを殺そうと放ったショットガンの流れ弾が額に当たって死亡した。
- アニメ版では豹変後の見た目が若干異なり、重傷を負いながらも一命は取り留めた様子。
- 大塚 輝希(おおつか てるき)
- 声 - 浪川大輔
- 家具デザイナー。師である池谷通が制作した机「トロイ」を利用し、購入者2名を毒薬で殺害した挙句、自身の考えが合わない池谷に罪を着せた犯人。豹変時には「家具の全ては完璧なフィット感」と主張しながら自らの机を変形させ、パワードスーツのように全身に装着し、内部に仕込んだ武器(ボウガン・拳銃)で池谷を直接殺害しようと意気込んだが、魔帝7ツ兵器『朽ちる世界樹』(イビルツリー)による攻撃に遭い、大量の家具の下敷きになった。家具に対する狂信的なまでの信念を見せる彼であったが、弥子曰く「主張は滅茶苦茶だけど、結局は池谷さんを妬んでいた」とのこと。一方で池谷が引退した理由は、皮肉にもその大塚がデザイナーとして成長していくのを見て「自分がいなくてもいい家具は生まれていく」と感じたためだった。
- 宮迫 醍醐(みやさこ だいご)
- 玩具会社「狸屋」の社長の宮迫達夫の息子で、取締役。「親の七光りは何でも許される最高の特権」が持論で、強い七光りがあれば努力せずに名誉や地位を得られると考えている。幼少の頃より七光りが弱いと感じており、大人になってからも特別待遇されない自分の地位に納得できず、実の父親である達夫を殺害し、幼少の頃から演じてきた高所恐怖症によって罪を逃れようとした。そして狸屋を国内有数の企業に売り払い、そこの社長令嬢と結婚することでより強い七光りを得ようとしていた。豹変時はチョウチンアンコウのような顔になる。報復行為に出た睦月を人質に取り逃走を図るも、笹塚と吾代の連携プレーによって人質を奪回され、そのまま叩きのめされ捕まった。直接の逮捕に魔人の能力を使われなかった数少ない犯人。望月曰く「似たもの同士の『光』属性」らしい。
- 庵治川 拓(あじがわ ひらく)
- 食堂「キッチンあたり」店長。「夢があれば全部OK」という考えの持ち主。食後、自分の食堂で過ごしている常連客達の持つ夢を応援する一方、特に夢を持たずヒマつぶしに時間を使っていた新規客の勝又 屯平(かつまた とんぺい)を物盗りの犯行に見せかけて絞殺する。豹変時は鼻が垂れ下がってバクのような顔つきになり、鼻提灯にその時々の感情や場景が浮かび上がる。「犯罪者の言い訳」と思想を真っ向から否定した等々力を殺そうとするが、笹塚に阻止され、ネウロに魔界777ツ能力『拷問楽器「妖謡・魔」』(イビルストリンガー)を喰らう。本人の夢は小説家になることだったが、大成せず実家を継いだ経緯がある。客からの人望はそれなりにあったらしく、逮捕・連行される時に客の一人が「ちゃんと話を聞いてやってくれ」と笹塚に頼んでいた。ちなみに逮捕後は、石垣と一緒に60ページに及ぶ調書で漫画(原作:庵治川、画:石垣)を執筆した結果、裁判で「懲役刑と次回作執筆」の判決を言い渡された。
- 河津 悠亮(かわづ ゆうすけ)
- 自由に生きるために、父親を破滅させた男に復讐しようとした男。「雨の中を歌うカエルのように自由の歌を奏でる」と意気込み、豹変するとカエルを思わせる顔つきになる。2年がかりでトリックを考えたらしいが、DRによるテロに巻き込まれ、犯罪を犯す前に濁流に呑まれ死亡した。
- 加納 則馬(かのう のりま)
- 「東西京スポーツクラブ」のチーフインストラクター。「目標(ノルマ)は高ければ高いほど良い」という持論の下、スポーツクラブに訪れて自分の思想に賛同した人間を地下の隠し部屋に連れ込んでは、身勝手な目標を「運命(さだめ)て」達成するまで監禁していた。豹変時には眉毛と髭が変形し、棒グラフのような形になる。スポーツクラブに訪れた弥子をも監禁しようとするが、隠し扉を見破って駆け付けたネウロによって脳をいじられ、「右と左を同時に向く」という達成不可能な目標に苦しむこととなった。
- 亀田(かめだ)夫妻
- 入り江に住む老夫婦。その正体は15年前の豪華客船カジノ現金強奪犯であり、「海のぬし」を装って海に近づく人を遠ざけ、時には襲って、時効が来るまで海中に隠した現金(彼ら曰く「美しい竜宮城」)を守っていた。豹変時には2人とも亀のような顔つきになる。時効寸前でネウロらに正体を見破られ、一気に老け込んだ姿で逮捕される。
怪盗“X”と協力者
ネウロの命を狙う世界的な犯罪者、怪盗“X”と彼に力を貸す者。最終的には大菅、葛西を除いて中心となる2人は死亡した。
- 怪盗X(かいとう サイ)
- 声 - 朴璐美(アニメ版)/ 斎賀みつき(ドラマCD版)
- 世界を騒がす怪盗。「怪盗X」の呼び名は日本での略称であり、正しくは未知を表すXと、不可視 (Invisible) を表すIを合わせた“怪物強盗X.I(monster robber X・I)”。作中では「X(サイ)」と略されることが多い。全く目撃されない上に証拠一つ残さない手際の良さと後述する特徴を指した、海外のメディアによる率直な表現がもとで名付けられた。
- 人間の突然変異とも言うべき存在で、常に変化していく自身の細胞の変化の方向(ベクトル)を操作し、子供から老婆、果ては犬にまで姿を変えることが可能。その能力は病名的には「癌」とされている。人間を一撃で叩き潰すほどの怪力と不死に近い体力を持つ。細胞変異のために身体の治癒は早いが、あまりにも強力なダメージを受けると数日の間は動けなくなったり、関節を砕けば少しの間だが動きを止められるなどの弱点もある。また、脳細胞も常に変化するために記憶が常に失われ続け、故に年齢や性別などを含め、自身の正体が自分でも分からず、「作った奴の中身が全部詰まった」美術品を盗んだり、その過程で出会った他人を解体(殺害)して中身を“箱”として見ることで、自分が何であるかの答えを探し出そうとしている。便宜上、普段は幼い少年の姿をとっている。性格は極めて無邪気で残酷だが、内面には「自分の中身がわからない」故の苦悩と不安を抱え込んでいる。
- 人間でないネウロに深く興味を持ち、純粋な関心と自身の中身の所在の可能性を見て、彼の中身を見ることに執着している。殺した人間に化けることで、一般人から著名人まで多くの人間に「なって」おり、内閣総理大臣にすら成り代わっていたこともある。現在細胞の変異が急ピッチで進行しており、体の一部を増やしたりすることが可能になったり、脳をコンピュータ形式に変形させることで電子プログラムを脳にインストールすることも可能になった。それを利用して、消滅したHALの残骸である“HALⅡ”の能力を取り込み、片目(瞳がHALのマークの上にXの文字が書かれたものとなっており、本人曰く「HALの目」)から電子ドラッグを放つことまで出来るようになった。その能力で弥子を拉致し、ネウロを殺すための手駒として利用するが、ネウロに策を見破られたうえ魔界777ツ能力で重傷を負わされる。その後ヘリで逃走しようとするも失敗。そのまま「シックス」の手に落ちてしまった。
- その正体は、「シックス」のクローンに改造を施した実験体であり、名前と呼べるものは「験体11」である。出生は17年前で、生まれた時の性別は雌(つまり女性)。代理母は彼女を出産した直後に処分されてしまっている。生後5年間、強化ガラスの中で培養されていた。その後は変異細胞の観察・社会適応についてのデータを収集すべく、数年間だけ社会に送り出してから「シックス」が回収する手筈であったが、工作員・イミナがブレインとして怪盗Xに加担したことで、捕捉が不可能な状態となっていた。
- 「シックス」に捕らえられた後は、かつてのように実験体(モルモット)生活に戻ることとなり、自身の細胞をも利用される。さらには状態を初期化され、シックスにより時間をかけて情報を書き込まれ、新たに一本の芯を通されXI(イレブン)と命名される。それ以降の経歴は「絶対悪」と「新しい血族」の項を参照。
- アニメ版では刑事に化けて弥子の父・誠一を殺害した犯人であり、アニメ版に於ける最終的な敵である。また、「シックス」が登場しないため正体も異なっている。
- アイ / イミナ
- 声 - 上原さやか(ドラマCD版)
- 怪盗Xの従者を名乗る女性。主に死体の処理やXの記憶の補完、彼が「なっている」人々のリスト管理などを担当しているらしい。性格は寡黙で礼儀正しい。Xに対しても付き従う者としての姿勢を常時崩さないが、時に盗みを面倒がる彼に「怪盗キャラ」としての振る舞いを求めることも。また、彼が殺害した人物を“箱”にする手口を最初に提案したのも彼女である。興味が惹かれる品がないために怪盗Xが適当に選んだ盗品(B級グッズ)を下げ渡されることもしばしばで、自宅にはそうした品がどんどん溜まっており、時折それを売りに出している。
- その正体は航空機を墜落させ、間接的に数多の要人を暗殺していたことから飛行機落としのイミナとの異名を持つ、某国の最も優秀な特殊工作員(テロリスト)。警察側に国際指名手配を受けていたが、ある時期を境に消息を絶っている。特殊工作員時代の彼女は「人間は所詮、実質的に大差ない弱い生物」という考えの持ち主で、可能性のない・限界のある絶望的な世界から目を背けるため、淡々と任務にあたっていた。しかし、任務中に自らの感じていた「限界」を超える人物・Xに出会ったことで、人間の可能性は自分の想像の範疇に収まらないことを知り、同時に彼の正体を自分も知りたいと感じたため、「人間の可能性に限界(ふた)をしていた自分はここで殺された」と語り、怪盗Xのパートナーとなった。Xは彼女の中身にも興味を持っているが、それは「丁重にお断り」している。人間の可能性に興味を持つためか、弥子にも興味を持っており、弥子もネウロに通ずるものを怪盗Xに感じ取っている。アイという名前は、怪盗Xの正式名称“怪物強盗X.I”にちなみ、Xに付き従うI(殺されて消えた“見えない存在”)の意味で自ら名乗るようになったもの。怪盗Xと出会って以来数年間傍にいたが、最期はアンドリューに成り済ました「シックス」の手により、操縦しているヘリのコクピットに座ったまま頭部を撃たれ、絶命する。
- 本名は「李 美兒(イ ミナ)」。1月7日生まれ、25歳。身長166cm、体重52kg。性格は冷徹で、特技は諸事全般。Xとの関係は「日によって主人、子守り、友人、恋人、兄弟、姉妹、他人のいずれか」。
- モデルは金賢姫。自らが引き起こした航空機墜落事件は大韓航空機爆破事件がモデルと思われる[要出典]。
- アニメ版にはほとんど登場せず、第19話で後ろ姿が僅かに描かれているのみとなっている。
- 大菅 依(おおすが より)
- 怪盗Xの部下で、普段は彼に「依(よる)」と呼ばれていた。今までに犯した殺人と同じ数のコウガイビルの刺青を体中に彫っている。元は長野県にある農村出身のおとなしい青年だが、進学した都会の名門高校で嫉妬と差別によるリンチを受けた。その後、押さえつけた相手の顔に狐を模した仮面から消化液を垂らすという手口で、自分をいじめていた学生を次々に殺害、溶解仮面(ようかいかめん)として世間を騒がせるようになる(アリバイ工作もあり、その件ではまだ逮捕されていない)。溶解仮面としての犯行を続けていた際に偶然怪盗Xと出会い、信者となり「蛭(ひる)」と名付けられる。HALⅡの能力をコピーした怪盗Xによって、電子ドラッグの中毒者(怪盗Xの刺客)となり、ネウロを殺すために故郷の村で地主の狸崎登志男(さとざき としお)を殺害し、『謎』を作り上げた。トリックを解かれた後、怪盗Xの計画通りにネウロをおびき出し、X式電子ドラッグによって増幅された戦闘力を駆使して戦うが、魔界777ツ能力を使うまでもなく一蹴される。しかし、最後まで怪盗Xへの信望の念は変わらず、ネウロに憎まれ口を叩きながら力尽きた。逮捕された後、X式電子ドラッグが解けていくと共に怪盗Xに関する記憶も喪失し、一切の反応を見せなくなった。
- 9月27日生まれ、21歳。身長177cm、体重69kg。故郷のことは「それなりに好き」で、心の故郷は「スタンド・バイ・ミーの沼」[1]だと思っている。
- 葛西 善二郎(かさい ぜんじろう)
- 詳細は五本指の項目を参照。
電人「HAL」と洗脳者達
電人「HAL」の暴走により、春川教授と電人「HAL」の作り出した電子ドラッグによって洗脳され、犯罪に至った。なお、いずれも何らかの願望は持ってはいるが、犯罪を起こすつもりのなかった人物である。後述以外にも「急に」犯罪を起こしたくなった人間(電子ドラッグVer1被洗脳者)や、ネウロらを見るとなぜか襲い掛かってくる人間(主にVer2被洗脳者)などが多数登場する。HAL消滅後、HALが全責任を負ったことと、犯罪に走り事件を起こした時の記憶を持たない故、彼らの罪は問われなかった。
- 電人「HAL」(でんじん ハル)
- 声 - 津嘉山正種
- 春川英輔が自身の脳をコンピュータに読み取らせて複製したプログラム人格。性格は春川と同一だが、物事の考え方は若干春川と異なり、目的達成のためには手段を選ばない。春川と自分を別人格であると考え、学生達を操り現実世界の春川を殺害した。プログラム人格であるため、電子ドラッグを用い現実世界の人間を操ることで自己保身を行う。電脳世界においてはほぼ無敵の存在であり、その実力はネウロの魔界能力による侵入を二度も退けるほど。作中では単にHALと呼ばれることが多い。
- 「記憶の中の本城刹那をプログラムとして蘇らせること」を目的に、某国極東駐留軍が日本国内に始めて配備した原子力空母「オズワルド」を占拠し、そこを拠点に世界中のスーパーコンピュータを集めようとしたが、弥子にパスワードを破られ、ネウロに謎を解かれた上に叩きのめされ再起不能となった。最期は敗北を認め、弥子に電子ドラッグのワクチンを託し、デリートしてもらうことで自ら消える道を選ぶ。消滅する「刹那」にようやく刹那に会え、満足の笑みを浮かべ消え去った。
- 穂村 徹行(ほむら てつゆき)
- 声 - 中村悠一
- 塗装工を勤めるガテン系の青年で、消化器型火炎放射器を使って連続放火事件を起こしていた。本人曰く、放火する際は「急に」アキバ系オタクのような格好に姿を変えたくなるらしい。放火をすると「燃える(=萌える)」と述べていたが、弥子の質問を受けた時に自分でもなぜ燃えると萌えるのか理解できず錯乱、最後はネウロにより自分自身が「燃えキャラ」にされてしまう。その後の調査で電子ドラッグを見ていたことが判明する。
- HAL消滅後はワクチンの効果で正気を取り戻すが、電子ドラッグの影響で目覚めた「色々なものに萌える」性格がそのまま定着し、完全にアキバ系オタクとなっている。ただし自身の放火で人が苦しんだことを周囲から知らされたことで火の恐怖も感じており、叔父である葛西善二郎と再会した際に自首を勧めていた。自車をいじっている最中に訪れた葛西から「悪のカリスマ」の集団に誘われたが、上記の理由により断り別れた。
- 江崎 志帆(えざき しほ)
- 声 - 河原木志穂
- 錯刃大学研究生。電子ドラッグによって「貫通願望」があることに気づかされ、スフィンクスを現実世界で守る役目を担うようになる。元々春川に好意を寄せていたが、春川よりも願望に気づかせてくれたHALの方が好きという理由で、春川に止めを刺した。スフィンクス破壊のためにやって来たネウロに対し、自身と同タイプの洗脳兵を率いて攻撃するも、ネウロの単純な策であっさり撃破された。
- アニメ版ではネウロとの戦闘もないまま、気が変わったHALにスフィンクス護衛を解任させられた。
- 朝永 博斗(あさなが ひろと)
- 声 - 勝杏里
- 錯刃大学院生。電子ドラッグによって「銃殺願望」があることに気づかされ、スフィンクスを現実世界で守る役目を担うようになる。スフィンクス破壊のためにやって来た弥子達に対し、自身と同タイプの洗脳兵を率いて攻撃するもネウロの策略により返り討ちに遭う。その際に腹に銃弾を受けて倒れるが、一命を取り留めたらしく、HALが残したワクチンによって洗脳から解放されその時の記憶を失った後、江崎や小柴と共に元通りの生活を送る姿が描かれている。
- アニメ版において、ネウロの策略により銃口に銃弾を戻されたため、銃が暴発して同タイプの洗脳兵共々負傷している。
- 小柴 達夫(こしば たつお)
- 錯刃大学研究生。電子ドラッグによって「撲殺願望」があることに気づかされ、HALを護衛する「スフィンクス」を現実世界で守る役目を担うようになる。自身と同タイプの洗脳兵を率いて弥子達を鈍器で襲うも失敗に終わる。それが原因で「小柴よりも篚口の方が使える」と判断したHALにスフィンクス護衛を解任させられた。
- アニメ版では登場しなかったが、HAL編の後日談で、1カットだけ江崎と朝永といっしょにいる姿が描かれていた。
- HALⅡ(ハル ツー)
- HAL消滅時に偶発的に産まれたバックアッププログラムにより再構築されたプログラム人格。データとしては寄せ集めにすぎず、発見者のアイ曰く「性能はオリジナルたるHALの10%にすら満たない」。「父」と称するHALの計画を遂行しようとするも、刹那に関する記憶も失われていたため、HALの最終目的を「皆殺し」と曲解した。しかし行動を起こす前、プログラムの模式図をXによって全てコピーされ、その直後「用済み」としてXの手で削除されてしまう。
「絶対悪」と「新しい血族」
「絶対悪」と呼ばれる人物「シックス」を筆頭とする一族。人間からさらに進化した「新しい血族」を称している。ただしネウロや葛西、シックス自身は「人間の『新種』は『シックス』一人しかいない」「『新しい血族』は『シックス』の悪意に惹かれた人間の集団に過ぎない」と語っている。
シックスの表向きの仕事が軍需企業であり各国政府との繋がりも多いためか、組織としての規模は相当なもので「グリーンX」を始めとした巨大な研究施設、無人戦闘機(厳密には、高度な自動操縦機能を持つ有人戦闘機)、政府レベルの高度な処理性能を持つノートパソコンなどが完備されている。また日本警察などにもサーシャやシューラを始めとした血族達が、スパイとして侵入している。
なお、アニメでは登場前に物語が終了したため、存在しない。
- シックス(SIX / SICKS)
- 「絶対悪」と呼ばれている男で、「新しい血族」の最先端に位置する者。本作に置けるネウロの最大の敵であり、全ての元凶。
- 表向きの顔は世界最大の兵器メーカー「ヘキサクス」の会長兼死の商人ゾディア・キューブリック(この名が本名なのかどうかは不明)。世界中に武器を売り込む一方で、製薬会社「グリーンX」の地下実験施設のような非人道的な人体実験を指導している。また、日本の警察・軍事のトップとは「友人」であるため、日本での悪行は罪に問われることはなく、過去に秘密を探ろうとしていたジャーナリストである笹塚兵士と長男以外の家族を殺害している。また、本城刹那を死に追いやった張本人でもある。
- 彼の祖先は武器製造を営んでおり、家系は約7000年前から確認出来る。職業柄人殺しの手段のみを考え続け、それに必要な『悪意』が強い子に家業を継がせていった結果、『悪意』が増強していき、遂にはDNAレベルで人間とは別物で異なる生物にまでなったとされている。その脳は、その常人には耐えられぬ『悪意』に耐えうるように定向進化しており、電子ドラッグも全く意味を成さない。
- 「絶対悪」の名に相応しく、ネウロに匹敵する程のサディストで、極悪非道を絵に描いたような存在。人質をとった上で無理難題を押し付けて相手が苦しむ様を楽しんだり、面白半分に部下をノコギリで苦しませて自決させるなど、その悪意は止まるところを知らない。だが、その酷薄な行動とは裏腹に語り口は優しく、その落差が異常性を際立たせている。他の血族や信奉者達はその底知れぬ悪意に恐怖し、反面魅力を感じ、結果として彼らの絶対的な崇拝心に繋がる。ただしあくまで口調が落ち着いているのは平時の時でシックス自身が窮地に立った時など打って変わって口調も粗暴なものになる。
- 「生まれながらの悪」でもあり、0歳の時、父親が彼の悪意のほどを計るため握らされたカミソリで他の新生児の頸動脈を掻き切って殺害している。さらに2歳の時に母親を転落死・5歳の頃に父親を自宅書斎で「箱」にして殺害したことが仄めかされている。
- 自らが「新しい血族」(実際にはただの部下)と見なした100人ほどの人類以外は全て滅ぶべきであると考えており、人間が食料(謎)の供給源であるネウロは、彼の存在を「生物として邪魔」と嫌悪感をあらわにしている。怪盗Xの生みの親であるが、親としての愛情は皆無であり、ただの道具としてしか見ていないが、その反面彼にしてはXI事ⅹに執着したり、ネウロとの決戦までⅹ以前に自分の“分身”を作ろうとして失敗した胎児の頭蓋骨のネックレスを身に着けていたりと本当の目的は仲間が欲しかったのではとも推測される。
- 能力としては「五本指全ての能力」を使える(劇中で使ったのはDR、テラ、ヴァイジャヤの能力)ほか、「合金と強化細胞の結合技術」を体に組み込んでおり、細胞を金属に変えることができる。弥子は「何千倍も強化された『元』人間」と評し、ネウロも「フルパワーでもてこずる相手」とすら言っている。また、自分の周りにいる人間達を無力化させられるほどの強烈なプレッシャーを発したり、瞬間記憶能力により、拷問で聞き出した相手の経験・能力・行動パターンを“覚え”、剥ぎ取った頭の皮をかぶることで完全になり済ますこともできる。ネウロから、弱点を的確に突き相手より優位に立つことに関しては天才といわれ、その能力は魔人でも適合する程である。
- 血族の血を引いているアンドリューに成りすまして来日し、日本警察を利用してアイを殺害し、Xを確保。その後、ネウロを味方に引き入れようとするも、人間に対する思想の違いで交渉は決裂。帰国した後はジェニュインに人間殲滅及びネウロ討伐の指揮を任せる。
- その後、“死の商人”としての仕事のため再来日し、日本の警察・軍事のトップに脅しをかけ、グリーンXでの人体実験の件を揉み消す。さらに余興としてわざと自分の情報を流し、それに誘われた笹塚を殺害する。しかし笛吹らの活躍により、一連のテロの首謀者として全国指名手配されてしまい、やむなく国内にあるアジトに潜伏するが、ネウロ達に居場所を探られてしまう。
- ネウロ達との直接対決では、一時ネウロを圧倒するが、弥子により怪盗Xとしての正体(なかみ)を取り戻したXIによって、金属細胞の制御を担っていた心臓を奪われる。そのためXIを始末し、ステルス爆撃機で逃亡を目論むが、最後は追いついたネウロに魔帝7ッ兵器『二次元の刃』により身体を切り刻まれた挙げ句、身体を空中に放り出され、爆撃機で突撃してきたネウロの靴をその全身で舐めさせられ、最高の屈辱を受けた末に粉微塵となって絶命した。
- 呼称は六面体等の「6(six)」を意味すると同時に、その常軌を逸したその悪逆さ故に人々から「病気(Sick)」と見なされたことにも由来する。
- XI(イレブン)
- 「シックス」に捕らえられた怪盗Xが、初期化された後「シックス」により時間をかけて情報を書き込まれ、新たに一本の芯を通された状態。外見は「シックスのクローン(雌)」という出生を反映してか、シックスによく似た10代後半のロングヘアーの少女(アイが初めてサイと会った際の姿を成長させたような容姿)に変わっており、シックスを「パパ」と呼び、彼に忠実な「娘」として動いている。元々持っていた類稀な観察力は極限まで向上し、他人の顔を見ただけで脳内電流(その人物の記憶)を読み取れるまでになっており、「気配全てが本人と寸分違わない」状態にまで変身できる。さらに魔界777ツ能力すら看破する超感覚と、怪盗X時代よりも遥かに強力なパワーを有する。彼女の名前「XI」は、それまでの名前である「験体『11』」・“怪物強盗『X.I』”、をかけたものであり、そして「シックス」のクローンであり彼の合わせ鏡でもある[2]。
- 「シックス」の教育を受けた後、商談のために来日した「シックス」に追従し、暴走した笹塚に致命傷を負わせ、またネウロとの戦いでは、弥子が過去に出会った犯罪者に変身して攻撃する。しかし、ネウロらの分断作戦に対し「シックス」の命で弥子を殺そうとした際、怪盗Xにだけ化けていない理由を弥子に看破される。そして、弥子に誘われるまま彼女の記憶を読み取り、かつての相棒だったアイの情報から怪盗Xとしての自我と記憶を取り戻す。その後、弥子を殺害し戻ってきたように装って「シックス」に近づき、彼の金属細胞の制御を担っていた心臓を奪いとるが、「シックス」に体内に仕込まれていた爆弾を起動させられ、修復不可能の致命傷を負う。最期に「(ネウロの前で)泣かない」と決意した弥子を泣かせるために、「気配全てが本人と寸分違わない」笹塚の姿に変身して彼女を泣かせることに成功し、「これが『俺』だ」と満足し死亡した。
- 本名は「怪盗X(サイ)」。生年月日・身長・体重共に「自由自在」(「シックス」の言を取れば実年齢は17歳)。本当の顔は「現在の顔」。本当の自分は「現在の自分」。好きなものは「怪盗Xの好きなもの」。嫌いなものは「怪盗Xの嫌いなもの」。
五本指
「新しい血族」の中でも破壊の権化と称され、テロに長けたスペシャリスト達で構成された集団。ジェニュインが「シックス」のために組織した先兵。その名の通り、5人存在しており重要度によってそれぞれの指に位置している。怪盗Xの脳内から割り出した情報をもとに、ネウロの弱体化を目的として動き始める。最終的には、ネウロとの戦いで葛西を除く4人は死亡し、葛西も行方不明となったために全滅した。
それぞれ定向進化で獲得した超人的な能力を有しており、それを利用した大規模なテロ行為を行う。また戦闘時は、顔にその人物の力を象徴するかのような生物の紋様が浮かび上がるのが特徴でもある(単行本のプロフィールにおいては、この紋様にも名前が付けられている)。
- ジェニュイン(JENEUING)
- 五本指の親指に位置し、五本指のリーダーでもある。
- イブニングドレスを着たグラマラスな美女で、「シックス」の命で「他の指」を動かす権限を持っている。彼が不在の間は五本指の指揮を任されており、テラ・ヴァイジャヤを日本へと送り込んだ。葛西同様、「シックス」の傍らにいることが多く、過去に「シックス」がDR・テラ・ヴァイジャヤを勧誘した時も傍にいた。かなりのサディストであり多くの奴隷達を従えているが、「シックス」に対しては忠実な下僕そのもので、彼の傍に置かれて最期は彼の身勝手な要求で命をひねり潰されることを望んでいる。「シックス」に最初に会った時にアヤのCDを捨てていた。
- 祖先は群集を自身の一挙一動で意のままに操り幾多の戦乱を引き起こした「魔女」と呼ばれる一族であり、末裔である彼女も場の空気を支配する能力に長けた煽動の天才で、葛西からは「ただ手を振るだけで都市一つ滅ぼせる女」と評されている。「HAL」の兵隊より屈強で厄介と自称する「ファン」の群集を操る。かつては、圧倒的な演技力で世界中を熱狂させた大女優であったが、シックスの勧誘を受け現在に至った。
- 数々の失態により「シックス」に突き放されてしまい、グリーンXでネウロを迎え討ち調教しようとするが、攻めを得意とするネウロに対し、守勢に回ったことが敗因となり、逆にすべての権利(接触を拒む権利・群衆を操る権利・武器を使う権利・自爆する権利・回想する権利)を没収され、脳に魔力を注入され、ネウロの下僕となってしまう。しかし、その後はネウロに「シックス」に関する情報を差し出すが、真に「シックス」の不利になる情報は一切洩らさず、驚異的な精神力で血族としてのプライドを取り戻す。そして、ネウロのサディストぶりを賞賛して、奴隷のアランとともに自爆。自らの死をもって秘密を抱えたまま逃げ切る事に成功し、ネウロをして「血族の中で我が輩に最も鮮やかに勝った」と言わしめた。
- 本名は「Jenifer=Euing(ジェニファー・ユーイング)」。血族としての名は英語で「本物」を意味する「Genuine」と人間としての名前を掛けたものであり、本物の世界で唯一の観客(「シックス」)を満足させるという意味もある。6月18日生まれ、51歳。身長177cm、体重60kg。特技は煽動・調教・鞭検定1級。最終ご主人様「シックス」。驚異的な若さの秘訣は「無駄にエロい事」。顔の紋様は魔女の「Trial fog」で、顔の右側に浮かび上がる。
- 葛西 善二郎(かさい ぜんじろう)
- 五本指の人差し指に位置する。全国指名手配中の放火魔で脱獄含め前科1000犯を超える伝説級の犯罪者。穂村徹行の叔父であり、彼に火の魅力を教えた張本人でもある。当初は怪盗Xの協力者として登場していたが、実はXの動向を探るために送り込まれたスパイであった。
- 五本指の中では最古参であり、日本での「五本指」の全面サポートを任されるなど、「シックス」からの信頼は厚い。五本指のリーダーはジェニュインであるが、血族の実質的なナンバー2は葛西と言える。
- 元来のサイコパス気質で、かつては派手に生きて派手に死ぬことを人生の目標とし犯罪者としての死に場所を求めていたが、「シックス」との出会いをきっかけにして「最高最後の犯罪者である『シックス』よりも長く生きる」ことを人生の目標とする。故に他のメンバーのように「シックス」に対する異常な崇拝心は持っておらず、彼に突っ込んだ発言ができる数少ない人物でもある。上記に加え、「人間の限界を超えないこと」を美学としており、五本指で唯一強化細胞は移植しておらず、血族としての新しい名前も名乗っていない。
- ピンで「火」の字が描かれた帽子を常に被っており、額の左上から頭部にかけて「シックス」に出会った時に付けられた漢字の「火」を模した火傷の跡がある。「火火火(ヒヒヒ)…」と笑い、「火ッ(カッ)となった」「火(日)を改めるか」など、言葉の端々に「火」にかけたギャグを使う。ヘビースモーカーで、愛飲の銘柄は絶版となっている「じOKER」。
- 五本指の中では唯一の常識人で、物事に対して一歩引いた目線からツッコミをすることが多い。他にもバブル時代を思い出したりtapos[3]やパチンコで一喜一憂したりと、普段の性格と感性自体はごく普通の中年男性に近い。
- 炎を自在に操ることができ、ビルの壁面を軽々登っていくなど身体能力も常人離れしているが、上記のとおり強化細胞は移植しておらず、炎自体も小細工(トリック)を用いて操っている。先祖は神話に語られる時代に最初に火を用い、「神」と呼ばれた人間だと思われるイメージがあるが、事実かどうかは不明(葛西本人は生まれ持った特殊能力には頼っていないと発言している)。
- DRのサポートを機に日本に帰国しており、他の「五本指」のバックアップを行う。その際は最低限のサポートに徹していたが、自分以外の「五本指」の壊滅と「シックス」の来日を受け、活動を開始。ネウロを無視して、東京中のビルを順に炎上させ、まずは人間の数を減らすという作戦をとる。ビル内で笛吹率いる警察の精鋭たちと対峙するもビルの屋上に追い詰められ、最後にバックドラフトを起こし、「シックス」との出会いを思い出しながら炎と瓦礫の中に消えた。そのまま死亡したかと思われていたが、最終話で火傷と後遺症を負いながらも生き延びていたことが判明。ネウロの再帰を待ち望む姿が描かれている。
- 前述の通り血族としての名前は持たないため、シックスからも人間である「葛西善二郎」の名で呼ばれる。9月1日(防災の日)生まれ。41歳。身長179cm、体重88kg。1日で吸うタバコの本数は8箱。「火」にかけたオヤジギャグのレパートリーは1000以上。生まれついての犯罪者として唯一後悔していることは「バブルの輪の中に入れなかったこと」。顔の紋様も例外的であり、額の火傷がそのまま片仮名の「ヒ」である。
- ヴァイジャヤ(VIJAYA)
- 五本指の中指に位置する。テラの敗北を受け、「新しい血族」にとって不利な情報を持つ本城博士を暗殺するためにジェニュインが送りこんだ第三の刺客。五本指の中では最年少で、それ故に精神的に未熟な部分が見られる。
- 親の仕事の関係で日本に移住したが、周囲に馴染めなかったためいじめの標的にされた過去を持つ。家庭は裕福だが、自分や母親を道具のように見ており、結果として母親を過労死させた実父を心から憎んでいた。そのため、強さに対して強い執着を抱いている。
- 吾代とは旧知の仲で本編の時間軸の5年前に出会い、彼に憧れる様にして半年間追従していた。その頃から吾代に「チンケ」「チキン」「チビ」を由来して「チー坊」と呼ばれていた。鬱憤が溜まる日々を送る中「シックス」と出会い、復讐のために実父を殺害した後、吾代の元を離れた。
- 祖先は、5000年前の古代インドにおいて薬学の祖とされる「呪術師」と呼ばれた者達であり、そのDNAを受け継いだ彼は植物とそれを用いた薬物の扱いに長けている。人間の体を体内から溶かす強力な毒薬を主な武器としており、通常は種状のカプセルとして手首のブレスレットに仕込んでおり、対象に直接飛ばして使う。また、DRやテラと同じく怪盗Xの強化細胞を移植しており、胃袋に寄生させた植物の成分により更にそれを活性化させられる。得意分野は暗殺だが、その気になれば街一つを毒殺可能。
- 来日直後、偶然再会した吾代の眼前で「昔の自分とは違う」と周囲の人間を殺害。その後、ホテルに滞在する本城博士と彼に会いに来た弥子・笹塚・吾代の3人を葛西と襲撃するが逃げられる。続いて本城博士の機密文書を探しに湿地帯に来た弥子達を今度は単独で襲撃。吾代に重傷を負わせたり、大樹を投げて車を破壊するなど圧倒。しかし電話口のネウロの機転で攻撃の出所を見破られ、笹塚の銃撃を受けた隙をつかれ、吾代にブレスレットを奪われて傷口から中の薬物を注入されて深手を負う。そして吾代に「強い力よりもデキの悪い友達の方が楽しい」と言われ、かつての人の心を取り戻すものの、機密保持のため自らの脳を破壊、「『強い』って疲れるね」と言い残し、自害する。
- 本名は「Chandra=Aska=Rjunawala(チャンドラ・アスカ・ルジュナワラ)」。血族としての名前はサンスクリット語で「勝利」を意味する「ヴィジャヤ(Vijaya)」から取られている。9月3日生まれ、18歳。身長167cm、体重53kg。本人曰く、呪術の才能は「生まれつき完全」。ちなみに呪いで唯一失敗した事は誕生呪い(祝いの間違い)を葛西に渡してどつかれたこと。顔の紋様は彼岸花の「ARkadia ALkadia」で、顔の右下に浮かび上がる。
- テラ(TIERRA)
- 五本指の薬指に位置する。DRに次ぐ2番目の刺客で、抜群のルックスを持つ白人男性。
- 顔や名誉を傷つけられることを嫌い、傷つけられると激昂する。美形であるため、女性からはかなりの人気だが、よく物を奪われる体質であるらしくデートなどの際には所持品を車から服に至るまですべて盗られるなど、コミカルな一面を見せている。上記の面等を指して葛西からは「バカ」呼ばわりされているが、それ故に一度決めたことを一片の迷いなく遂行できる強さも持っており、「そういう馬鹿が一番怖い」とも評価されてもいる。
- 祖先は古代文明を蹂躙し、「埋めた」征服者(コンキスタドール)と呼ばれたヨーロッパ人で、自身も土地に対する超人的な洞察力を持つ。かつてはその能力を遺憾なく発揮して不動産ビジネスを営み、「不動産業界でその名を知らない者はない」と言われるほどの評判を得ていたが、「シックス」に出会ってからは、大地の価値を見抜けない醜い人間達を征服し、「すべて埋めてしまいたい」という一念で「新しい血族」の先兵として動くようになり、不動産業界からも姿を消している。人間を傷つけることをためらっている様子も見せたが、それは決して良心の呵責などではなく、人間の醜い顔が見たくないという理由からである。
- 全身に怪盗Xの強化細胞を移植しており、体内に機関銃や小型ミサイルなど、あらゆる武器を埋め込んでいる。応用として、自らの身体を軸として螺旋状の刃を繰り出し、自らをドリルと化して地中を掘り進み、あらゆるところから攻撃することも可能。本気を出すと全身の細胞の構造を変化させ、筋骨隆々の大男となる。ただし、大事な顔だけには副作用を恐れている故に強化細胞を移植していない。
- 来日直後は、葛西の指示により、計画の邪魔になる可能性がある笛吹を抹殺しようとするが、待ち伏せしていた警官達に対テロリスト用の麻酔ゴム弾を多数撃ち込まれて逃走。その後、時間をおいて本格的に動き始めると、倒壊させた高層ビル建設中の低層ビルに杭に見立てて打ち込み、大規模な地盤沈下を起こすというとてつもないテロを企む。それを防ぎに来たネウロを追い詰めるが、ネウロと笹塚のコンビネーションに敗れた。その後、証拠を残さないため自爆を図るも、ネウロの魔界777ツ能力『透け透けの鎧(イビルサーフェイサー)』で顔のみ保護され、断末魔に歪む自らの顔をわざわざ見せられながら息絶えたあげく、その死に顔も後の捜査に利用されることとなった。
- 本名は「Pedro=Cortezarro=Torres(ペドロ・コルテサロ・トレス)」。血族としての名前の由来はラテン語で「大地」を意味する「テラ(Terra)」。また、つづりはスペイン語で「地球」などを意味する「Tierra(ティエラ)」からである。8月24日生まれ、25歳。身長186cm、体重70kg。この世で最も美しい存在・「シックス」。その次に美しい存在・自分。簡単に見抜いたことは徳川埋蔵金が埋まっている場所。顔の紋様は蛇の「Quezalcoatl Conquistadores」[4]で、顔の左上に浮かび上がる。
- DR(ディーアール)
- 五本指の小指に位置する。執事風の服を着た黒人男性で、「シックス」の車の運転手。
- 日本語が堪能で見た目は穏やかだが、本性は凶暴で、人間を「ダニ」と蔑んでいる。トランペットのケースに偽装したノートパソコンを持ち歩いているため「ジャズ好き」と思われがちだが、実際はジャズを嫌っている。
- 生まれたときからあらゆる才能に優れていたこと、自分だけが持ち得た水を操る能力、そしてどれだけ人間を殺しても全く罪悪感が沸かなかったことを不思議に思っていたところに「シックス」が現れ、自分の能力の秘密を知らされる。以後「シックス」に忠誠を誓い、10万人の命を差し出すことを彼に約束。新しい生態系で「シックス」の次に序列されることを狙っていたが、五本指の中では最弱で「シックス」からは捨て駒としか思われていなかった。
- 治水を専門とする「新しい血族」の一派の末裔で、祖先は代々世界各地の大河で治水を成し遂げることで支配者を操って傀儡政治を行っていた。水の扱いに異常に特化しており、全ての水の流れが一目で分かるという。自らを「水の龍」と称し、その能力を「外見に隠された真実を見ることが出来る」と評している。また、両腕に怪盗Xの強化細胞を移植しており、爪を槍の穂先のように変えるなど、さまざまな形態に変形させることが出来る。
- 「シックス」の命で来日し、東京各地の河川の堤防を崩壊させ、東京の街を濁流に呑み込ませるという人類史上最大のテロを起こすが、大量の人間を殺したことでネウロの怒りを買い、魔界777ツ能力『激痛の翼(イビルトーチャラー)』で地獄のような拷問を加えられた末に両手を切り落とされ、激流に流された。その後、葛西に助けられるが、「脳に“折れ目”が付いた時点で、血族から脱落したただの人間である」というシックスの持論により見限られ、葛西に全身を焼かれ炭となって川に散った。
- 本名は「Daniel=Rousseau(ダニエル・ルソー)」。血族としての名前の由来は「DRagon」と本名のイニシャルから。3月2日生まれ、27歳。身長187cm、体重94kg。この世で最も尊い存在・「シックス」。その次に尊い存在・自分。好きな音楽は雅楽。顔の紋様はドラゴン(西洋龍)の「Flood of Book」[5]で顔面右上に浮かび上がる。
その他の配下
- サーシャ
- 「新しい血族」の工作部隊で女性。新しい血族のテロ行為のサポートを行う。普段はシューラとコンビで活動しており、「シックス」来日後は彼の護衛を担当。強化細胞を移植していたが、笹塚の罠により動けなくなっていたところを、「シックス」に「間違えて」踏み潰され死亡する。
- 本名は「Alexandra=Kuznetsova(アレクサンドラ・クズネツォワ)」。23歳。6月12日生まれ。身長168cm、体重53kg。好きな食べ物はイクラ。シューラとの関係は「同姓同名の他人」。いつか消したい奴はシューラ。好きなギャグは「シュール」。
- シューラ
- 「新しい血族」の工作部隊で女性。新しい血族のテロ行為のサポートを行う。普段はサーシャとコンビで活動しており、「シックス」来日後は主に葛西のサポートにまわる。明確な出身地の記載はないが、葛西の台詞から北欧出身らしい。追い詰められた葛西を助けに行った際に、早坂久宜のロケット弾を喰らう(明言はされていないが死亡していると思われる)。サーシャ同様、強化細胞を移植していると思われるが、それを披露することなく退場した。
- 本名、年齢、誕生日、身長・体重及び好きな食べ物はサーシャと同じ。サーシャとの関係は「同姓同名の他人」。いつか消したい奴はサーシャ。好きな射撃法は「掃射」。
- リコ
- シックスの部下である「新しい血族」の工作員で男性。シックスが社会に送り出した「験体11」(怪盗X)の捜索、および回収を担当していたが、5年掛かっても見つけ出すことが出来ず、その失態の罰(と称した暇潰しの一環)として、特注ノコギリを使った割腹自殺をさせられた。
- アラン
- ジェニュインの奴隷。男性。奴隷同士の殺し合いで唯一生き延び、ジェニュインによって大量の薬物を注入され、生命と引き換えに強大な力を得る。しかしネウロにあっさり敗れジェニュインに見捨てられてしまい、逆に自分を気遣ってくれた弥子に協力する。最期は自らの名を覚えていたジェニュインの下へ戻り、機密保持のために自爆した。
- 本城 二三男(ほんじょう ふみお)
- 魔人探偵脳噛ネウロの登場人物におけるその他の人物の項目を参照。
協力者
事件後、弥子達に協力的な姿勢をとった人物。全員が「犯」人気投票にエントリーされた。
- アヤ・エイジア
- 声 - 高山みなみ / 大原さやか(ドラマCD版)/ 歌 - 加賀美セイラ
- 本名、逄沢綾(あいざわ あや)。探偵事務所開設後の最初の依頼人。世界的な知名度と不動の地位を築いた実力派歌手。プロデューサーの台島 拓郎(だいじま たくろう / 声 - 千葉一伸)とマネージャーの大泉 ひばり(おおいずみ ひばり / 声 - 伊倉一恵)を立て続けに失い、警察の自殺の断定に疑問を抱いて事務所に足を運んだとのことだったが、実際は彼女自身が犯人だった。彼女の「歌声で脳を揺らす」という特異な能力はネウロの興味を引き、犯人達の犯行動機に興味を一切持たなかったネウロが人間の進化の可能性に気付くきっかけとなった。
- 「世界で自分はひとりきり」だと思っている人間が彼女の歌を聞くと、ダイレクトに脳を揺らされて感涙し、時には感動のあまり失神する。しかしそれは曲を作る彼女自身も同じように「世界中で自分はひとりきり」と感じているからこそ成せることであり、皮肉にも被害者の台島拓郎や大泉ひばりと親しくなり孤独を癒されたことでその力を発揮することが出来なくなったために、彼らを殺害して再び「ひとりきり」に戻ろうとした。桂木弥子探偵事務所に捜査を依頼したのは、罪悪感に苛まれた末の贖罪の賭けだった。
- 現在は罪を償うために服役しているが、心の整理がついたためか現在の彼女の歌声は「ひとりきり」ではない脳も揺らすまでにレベルアップしている。歌声を聞いた者をリラックスさせたり、逆に失神させたりすることも可能であり、その力を使えば脱獄も出来るが、殺した2人への償いと、自分の犯行と心理を看破した弥子への敬意ゆえに実行しようとはしない(ただし、ネウロと弥子の決裂を知った際は、弥子に会い元気づけるために脱獄をした)。さらには植物が壁や床を突き抜けるほど成長したり人間以外の生物にも影響が出るほどとなった(DS版ではUFOすら引き寄せたらしい)が、魔人の脳を揺らすことはできなかった。
- 弥子を「探偵さん」、ネウロを「助手さん」と呼ぶ。またネウロが人間ではないことを知る人物の一人(ただし魔人の存在を知っているかどうかは不明)。しばしばキーパーソンの一人として再登場しており、訪ねてきた弥子に対し事件解決の大きな鍵となる助言を与えている。一時は彼女を虐めようと襲いかかった女看守の井伊朋子とも、現在はそれなりに仲良くしている。
- 3月27日生まれ、26歳。身長165cm、服役前後を合わせたCDの総売上は7億5千万枚。現在の楽しみは探偵さんと話すこと、現在の悩みは「助手さん」が微妙に発音しづらいこと。
- アニメ版では出番が少なく、原作のように逮捕後の再登場はしない。
- 早坂 久宜(はやさか ひさのり)
- 望月総合信用調査の元総務部長。ネウロの犯人の中では数少ない、謎らしき謎は持たない犯人(実際はネウロ達が謎に組み込まれかけたため)。麻薬の取引をし、その罪を弥子らに着せる計略に乗じ、社長の望月を殺しトップに立とうと画策していたが、ネウロに阻まれて悉く失敗した。事件後、弟・幸宜と共に有限会社「笑顔」を設立。「香辛料の輸入・卸販売」を謳っているが、実際は何でもござれの密輸業を展開している。
- 弟の幸宜とは幼い頃から強い兄弟の絆がある。望月と出会い情報の価値と力に魅せられ、「笑顔の鎧」を作ったことで一時隔たりが生じたが、計画が失敗した際、再び兄弟で向かい合う機会を得て本来の繋がりを確認し、2人で生きていく道を探すことになった。その後は本性を隠すための作り笑顔をやめ、代わりにサングラスを着用するようになる(ただし、相変わらず口元には常に笑みを浮かべている)。ありとあらゆる金儲けのためのデータが頭の中に詰まっていると自負し、金儲けのためなら悪行でも善行でも手段は厭わない。また、表と裏の住民の住み分けを重視し、大金を手にすることに伴う身の危険・死といったリスクも常に覚悟している、裏社会のプロ。現在はネウロに一矢報いるための資金を手にするため、より貪欲に活動しようとしている。しかし、希少価値が有り高値がつく雄の三毛猫を拾った時には、一緒に拾った普通の雌の三毛猫を自分で飼いたがり、弟を唖然とさせた悪人らしからぬ一面も持つ。
- 「新しい血族」とネウロの戦いに関しては損得を定めるために俯瞰していたが、幸宜が葛西に重傷を負わされたため、葛西と警察の戦いに陰から参戦。葛西逃亡を手助けしようとしたシューラをロケット弾で吹き飛ばした。
- 1月15日生まれ、36歳。身長182cm、体重80kg。好きな映画はスクリーム、好きなグッズは武器。信頼できる部下は弟。
- アニメには登場していない。
- 早坂 幸宜(はやさか ゆきのり)
- 早坂久宜の弟で通称ユキ。望月総合信用調査ではトラブル処理班に所属し、一連の事件で吾代と対決する。コートの中に仕込んだ暗器で一度は吾代を破るものの、二度目の戦いでトリックを見破られ敗北。事件後、兄と共に有限会社「笑顔」を設立。
- 兄と強い絆があったが、彼が情報を扱う仕事を始めてから疎遠になってしまい、すれ違いによる心の「寒さ」を象徴するように冬物のコートをいつも着ていた。事件の時に瓦礫に埋もれた兄を助ける際にコートが燃えてしまったため、兄と和解して2人で行動するようになってからは以前より薄着となっている。また、それに合わせて暗器も新調。手袋の甲にしこんだ爆薬をパンチで爆発させて、相手を気絶させる。今も兄の久宜を心から尊敬し慕っているが、久宣の「笑顔」に関しては未だに真意をつかめずにいる面もある。
- 血族編では自販機でタバコを買おうとしていた葛西と偶然会うが、武器の仕込みを見破られて重傷を負わされる。これが後に葛西と警察の戦いに一枚噛むこととなる。
- 12月23日生まれ、22歳。身長176cm、体重63kg。好きな食べ物はアイスクリーム、好きな天気は吹雪。信頼できるキズナは兄弟。
- アニメには登場していない。
- 望月 建雄(もちづき たてお)
- 警視庁OBで退職後、警察時代で得た経験やパイプを利用し、望月総合信用調査を設立する。いつも顔がテカっており(自白時や機嫌が良い時は銀色に光る)、笑顔を絶やさない。早坂久宜に「笑顔」を教えた張本人。弥子達に近づき、あわよくば麻薬密輸の現行犯としてでっち上げ自社の評判を上げるつもりだったが、早坂久宜の裏切りに遭い、殺されそうになる。そこでは助かったもののネウロに弱みを握られ、パトロンという名の実質的な奴隷と化した。
- 警察時代から目をつけた部下に仕事を丸投げにするタイプの人間で、本人自身はたいした能力はないが、人の才能を見出し発揮させることは抜群に上手い。早坂兄弟が去った後は業務の大半を吾代に任せっきりにし、自分はゲームなどで遊んでばかりいる。
- 楓(かえで)という19歳の妻がおり、普段の印象とは打って変わり彼女に対してはとても厳格である。しかし、秘かに旅行を計画したりと、とても大事に思っている様子。
- 65歳。身長173cm、体重100kg。自分の中に満ちていると思う物質はコラーゲン。実は漢検1級保持者で、かなり難易度の高い漢字も難なく読める。寿司はウニとアナゴしか食べない。
- アニメ本編では登場せず、最終話EDに少し登場している。
アニメオリジナルの犯人
アニメでのみ登場した犯人。
- 姫宮 瑠璃(ひめみや るり)
- 声 - 高橋美佳子
- 第2話登場。目撃者0の連続殺人事件「ゼロ事件」の首謀者。通称「HIME」。有名政治家の娘で裕福な暮らしをしていたが、幼少の頃から孤独を味わいながら育った。「リンクス」というコミュニティサイトを見つけ、自分と同じ思いをしている仲間を集めて女王気分を味わうが、退会を希望した人間を「私を置いて去ってゆくのは許せない」と、傘に仕込んだ凶器で殺害。しかし、ネウロの計略にはまり、弥子を殺そうとして、変装した吾代に重傷を負わせたことが仇となり、ネウロに正体を暴かれてしまう。豹変時は爪が伸びて顔のメイクが変化し、顔つきも凶悪化、口から蜂蜜の様な金色の涎が流れる。ネウロを殺害しようとしたが魔界777ツ能力『幻覚色眼鏡(イビルイリュージョン)』で返り討ちにされ、心を折られて気絶する。その後、第10話で家電屋のテレビに映し出されたアヤのライブを街中で見ていた。
- PS2版ゲームでは、気に入らない者のブログを仲間のブロガーを使って炎上させたり迷惑メールを送りつけたりといった嫌がらせを繰り返し、そのうちの何人かを自殺にまで追い込んでいたという設定となっている。
- 堂々ワタル(どうどう ワタル)
- 声 - 天野ひろゆき
- 第3話登場。お笑い芸人・満腹 太郎(まんぷく たろう)の照明スタッフ(ネタ作りも担当)。元は芸人だったが、師匠に「笑いに毒がない」と言われたのがきっかけで転落の一途をたどり、本当の毒を研究するようになってしまった(毒物劇物取締法違反で2度の逮捕歴がある)。「笑いながら死ねれば最高に幸せ」という持論で、満腹太郎のライブ中に、あらかじめ天井に仕掛けた冷凍した毒をしみ込ませた糸をスポットライトの効果で溶かして毒を弁当に垂らし、大勢の客を死亡させた。豹変時には、髪の毛が蜘蛛の足の如く伸びて毒蛇のような顔に変化する。現場に残った人間を自身の開発した毒ガスで皆殺しにしようとしたが魔界777ツ能力『幻覚喜劇(イビルコメディ)』で返り討ちにされ逮捕され、最終的に笑いが止まらなくなっていた。
- モチーフは実在のお笑いコンビ・キャイ〜ンの2人で、声優としても出演。
- 杉田 優介(すぎた ゆうすけ)
- 声 - 石塚運昇
- 第8話登場。刑事。刑事ドラマ「太陽に走れ」の大ファン。「刑事になってドラマのように拳銃を派手に撃ち合って殉職する」のが夢だった。しかし定年間際になっても犯人がすぐ降参するなどの理由で派手に撃ち合うことが出来ずにいたため、拳銃マニアの横井剣次(よこい けんじ)を催眠術を駆使して連続警官射殺犯「コップキラー」に仕立て上げ、銃撃戦を演じようとした。豹変時は髪が伸びて刑事ドラマ風の姿になる。石垣から銃を奪って逃走するも、ネウロに先回りされて謎を食われる。
- 入山 芳恵(いりやま よしえ)
- 声 - 藤田淑子
- 第11話登場。女優・野間 薫子(のま かおるこ)のマネージャー。脚光(スポットライト)を浴びることに固執する性格。かつては女優志望だったが断念し、代わりに自らの「分身」と考えている薫子を育て、脚光を当てることで心を満たしていた。しかし、その薫子が新進気鋭の女優である西田芽衣(にしだ めい、声 - 樹元オリエ)にドラマの主役を奪われたのが我慢できず、自らの手で芽衣を殺害。体操選手だった過去を生かしたアリバイ工作を行った。豹変時は髪が伸びて、キャッツ・アイもどきの姿になった。最後は自ら集めたリポーター達のフラッシュを浴び、25階から派手にダイブして死のうとしたが、下で待ち構えていたネウロに謎を食われ、痩せ細った姿で逮捕される。
- PS2版ゲームでは設定が異なり、彼女自身が性悪だと感じた芸能人から盗みを働く泥棒で、自らを「怪盗『猫目』」と名乗っている。
- 霧原 真一郎(きりはら しんいちろう)
- 声 - 龍田直樹
- 第15話登場。「キッシー」という恐竜が住んでいると噂の湖「霧神湖」の湖畔にある博物館の館長で、湖のある町の町長でもある。模型マニアで幼馴染の溝口保(みぞぐち たもつ、声 - 北島善紀)と共に、ブロッケン現象を利用して観光客にキッシーが実在すると信じ込ませ町おこしをしていたが、交通事故で死人が出る騒ぎになったために怖気づいて詐欺を自首しようとした溝口を殺害。豹変時は首が伸びてネッシーのような姿に変化する。現場に残った人間を骨の様なもので皆殺しにしようとするが、ネウロに魔界777ツ能力『異次元の裏窓(イビルウインドウ)』で幻覚の竜を見せられ、腰を抜かして謎を食われ逮捕された。
- 黒尾 美野(くろお よしの)
- 声 - 久川綾
- 第21話登場。「黒尾形成外科」の院長、黒尾独太の妻。昔、バイク事故で顔に大怪我を負い、独太に助けられたことから彼に恩義を感じている。以後彼の整形手術の実験台となり、何度も顔を変えた後、最終的に独太の理想の女性・飯島玲子と同じ顔になった。独太の整形手術を受けた女性は皆玲子と同じ顔になってしまうので、どれが自分の本当の顔か分からなくなり、玲子と整形手術を受けた女子大生を殺害した後、硫酸で被害者の顔を溶かしていた。だがその犯行動機の奥底には、自分がまだ独太を愛しているという想いがあることを弥子に見抜かれる。硫酸を飲んで自殺しようとするも、ネウロに阻止され謎を喰われた。その後は独太の手によって元の顔に戻ったようである。自白時は、尾が生え、九尾の狐のような姿に豹変する。他の犯人達と違って「人を殺した」ということに罪悪感を持っている。
- 鎌田 教授(かまたきょうじゅ)
- 声 - 飯塚昭三
- 第22、23話登場。南米の遺跡調査団の一員である考古学者。遺跡に天然ガスのパイプラインを通すという政府の計画の反対運動をしている。だがそれは反対運動をすればするほど、パイプライン推進派から受け取る裏金が増えるからであった。そのため、遺跡に魔女が出没したことが知れて工事が中止になるのを恐れ、魔女の写真を撮った付き人のラリッタ・ジョーンズ(声 - 園部啓一)をペットの毒ガエルを用いて殺害。豹変時には自らもカエルの様な姿に変貌し、なぜか天才バカボンのパパの様な口調になる。口から毒液を吐いて抵抗するも、ネウロには効かず謎を喰われた。
- チャランゴ・クワバタケ
- 声 - 千葉進歩
- 第23、24話登場。南米のとある国にある「シャラート村」の司祭。見た目は若いが、20年前から容姿が変化しておらず、何らかの手段を用いて外見の若さを保っている。20年前、南米女性セレンに振られた腹いせに彼女を「魔女だ」と言いふらした挙句、村人と共に彼女を拷問にかけて殺害した。弥子と共に村を訪れた美央を魔女だと言い張り、儀式と称して美央を殺害。弥子をも殺そうとするが、殺したつもりだった美央の正体が怪盗Xだと知り、恐怖のあまり失禁、一気に本来の年老いた姿に戻ってしまう。そのまま怪盗Xの手により、自らが儀式に使用していた石蓋に潰されて死亡。
ドラマCDオリジナルの犯人
魔人探偵脳噛ネウロ ドラマCDに登場したキャラクター。
- 磯目 亜愛美(いそめあ まなみ)
- 声 - 能登麻美子
- ドラマCD第一弾の犯人。天知 英生(あまち ひでお)の屋敷のメイドとして雇われていた。穏やかで優しい性格を装っていたが、実際は自己中心的な性格を持つ悪女。看護師免許を持ち、体の弱った天知氏の身辺の世話や食事作りを担当していた。看病することに異常な執着を持ち、そのために彼の病気が完治しないよう細工していたら誤って殺してしまった。天知氏が発した「暗号文とあるレコードの音声(声 - 夏樹リオ)を利用したメッセージ」によって犯行を暴かれ、制裁を受けた。
- 名前の由来は、他のメイドの野々山 ミハル(ののやま ミハル)と空流 まゆ(くうる まゆ)を合わせて「陸・海・空」である。
- 柳原(やなぎはら) / 連続誘拐犯<V>
- 声 - 山口勝平
- ドラマCD第二弾の犯人。18歳の青年。下の名前は不明。毎年春になると、若くして才能を認められている人間を誘拐し、被害者の声による特徴的なメッセージと犯行声明を送りつけるという、通称「V事件」の犯人として3年前から世間を騒がせていた。超人的な聴力と声帯模写能力を持っており、舌打ちの反響音で周囲の状況を把握したり、体が発する音から相手の情報を知ることができる。その能力を持つが故に、実の父親から化け物扱いされており、8歳の時から父親の経営する病院の地下室で育てられていたため、自身にかなりのコンプレックスを持っており、外界や光を恐れている。そのため、表舞台で才能を発揮している人間に対する嫉妬から犯行を繰り返していた。有名な探偵である弥子を誘拐するも、犯行現場に残された遺留品から居場所を突き止められ、ネウロによって能力を封じられた上、光の下に引きずり出されてしまい、警察に逮捕された。
- 名前の由来は「voice」「various」「virtual」「visual」の頭文字から。
ゲームオリジナルの犯人
※名前の読みは明確に判明しているもののみ表記する。
- 大場新三(おおば しんぞう)
- 声 - ふくまつ進紗
- DS版に登場。ファミリーレストラン「シンデレラ」の店長で、大きなリーゼントが特徴的。綺麗好きで、彼の店内は常に清潔に保たれており、近所のファミレスの中でも一番の人気を誇っていた。だが本性は自らを「キレイの国の住人」と言い張る極度の潔癖症で、それ故に店内の掃除をぞんざいにやっていたアルバイトの田部誠を殺害する。豹変時は舌が伸び、リーゼントに目が浮き出て上から見ると蛇のような姿となる。実は店の食器が綺麗なのは彼がその長い舌で舐めていたからであった。弥子を人質に取るが、ネウロにあっさり謎を喰われる。
- 中田由希子
- 声 - 世戸さおり
- DS版に登場。ライトノベル作家一色一のファンで同人作家。一色の作品「神道家の人々」の神道ヒロミというキャラのコスプレをしている。神道ヒロミは一色が自分をモデルに描いたと主張し、自分=ヒロミだと考えている。一色が小説の中でヒロミを殺そうとしたため、正当防衛と称して一色を殺害。最後はネウロに魔界777ツ能力『狂気の圧縮機(イビルプレッサー)』で身も心も二次元にされ謎を喰われた。一色がヒロミの気持ちになって考えたというパスワードを解いていた事から、ヒロミのモデルが彼女だと言う彼女の主張は本当なのかもしれないが、真相は不明。実家は「ラーメン中田」というラーメン屋。
- 滑川筋男
- 声 - 小松史法
- DS版に登場。「川島球場」の警備員で、かなりの虚弱体質。口癖は「殴らないで」。ほとんどの事柄は言葉で解決できると思っている平和主義者で、異常なほどに暴力を嫌う。リングの上で暴力を振るい続けるレスラーに我慢できず、ドーピングコンソメスープの模倣品の軟膏「ムキムキンDX」を使用してレスラーの花村さとるとレイダー・米田を殺害。犯行を暴かれた後はムキムキンDXを使用して上半身だけ筋骨隆々の姿になり、レスラー谷口と吾代扮するマスク・ド・ゴクドーが戦っているリング上に乱入し2人を倒したものの、ネウロの魔界777ツ能力『過度な愛情(イビルピアレント)』で多量の往復ビンタを食らい、謎を喰われて倒れた。
- 吉田伝介
- 声 - 飯田浩志
- DS版に登場。人気のファッションデザイナー。風貌や口調は女性そのものだが、れっきとした男性のオネェキャラ。似合わないのに自分のデザインした服を頻繁に着る、女性議員の米山民江を殺害した。ネウロにあっさりと謎を喰われる。
- 筒見美穂
- 声 - 松下こみな
- DS版に登場。カウンセラーをする一方で、プロファイラーとして日本警察にも協力している。「+1(プラスワン)」事件を笹塚と共に調査していたが、実は姉妹の真澄、説子同様「+1」事件の主犯の1人。真澄の絵に引きつけられた者に無料カウンセリングを行い、殺人願望を持つ人間にはその願望をさらに強め、身寄りのない孤独な人間には美穂への依存を高めることで、行動を操りやすくしていた。弥子に疑われたことを察知し、説子を切り捨てて真澄と共に国外へ逃亡しようとしていたが、逆に説子によって殺害されてしまう。
- 筒見真澄
- 声 - 松下こみな
- DS版に登場。画家で、北海道に自身のアトリエを所有している。姉妹の美穂、説子同様「+1」事件の主犯の1人。殺人願望を持つ人間を引きつける絵と、身寄りのない孤独な人間を引きつける絵を描くことができる。この能力を使い、「+1」事件における犯人と被害者とを選別していた。説子を切り捨てて美穂と共に国外へ逃亡しようとしていたが、美穂になりすました説子によって殺害される。
- 筒見説子
- 声 - 松下こみな
- DS版に登場。姉妹の美穂、真澄同様「+1」事件の主犯の1人。幼い頃から両親に虐待を受けており、海難事故に見せかけて殺されかけたが、無事に生還した。しかし以後は蔵の中に閉じ込められ、死んだものとして処理された。その後美穂と真澄に助けられ、「+1」事件に関わることになる。説子は死人扱いなので戸籍にも記録が残っていないことを利用し、実際の殺人の犯行を受け持つことで美穂と真澄のアリバイを確保していた。しかし、美穂と真澄が自分を切り捨てて国外へ逃亡する心づもりであることを知った説子は2人を殺害。単身国外へ逃げようとしていたが、港でネウロと弥子に追い詰められ、全ての罪を認める。
- 神野美佳(じんの みか)
- PS2版に登場。神野墜一博士の孫娘で、不思議な雰囲気を持った中学生くらいの少女。実は、美佳本人は5歳の時の事故で植物状態となっており、現在の体は墜一博士が人工的に作り出した部品に彼女の脳を移植したものであるため、いわば人形。過去の事故を教訓としてその体は非常に頑丈に作られており、鋼鉄すら握りつぶすパワーも持ち合わせる。その力で、博士の「世の中の悪意を減らす」目的のため悪人ばかりを殺害し暗躍する。当初は博士のことを祖父だとは認識しきれていなかったが、最後は記憶を取り戻し、祖父の前で機能を停止させた。
読切版の犯人
読切で登場した犯人。
- 皆川翔太(みながわ しょうた)
- 読切版一作目の犯人で、9歳の小学生。母親の再婚相手である皆川茂(みながわ しげる)に自分が精一杯愛嬌を振りまいたにもかかわらず、向こうが大した反応を示さなかったため、「自分をナメている」と判断し殺害した。最初は普通の小学生のような素振りを見せていたが、ネウロにトリックを暴かれると一変して、態度や言葉遣いが生意気になり、「誰であっても自分をナメることは許さない」という我侭な主張を繰り返す。その後、謎を喰い終えたネウロにナメられたことで心が折れ、今後は謙虚に生きることを決意した。
- 白金太一(しろがね たいち)
- 読切版二作目の犯人で、企画会社社員。自分をフッた同僚の赤坂恵美(あかさか めぐみ)を飛び降り自殺に見せかけて殺害した。普段はおとなしそうな顔つきだが、犯行時などには目を見開き、顔中に血管が浮き出た凄まじい形相になり、口調も荒々しくなる。犯行発覚後は弥子にも襲い掛かったが、ネウロに阻まれ叩きのめされた。出現した『謎』の風貌がどことなく本人に似ており、自我を持っていたが、捨て台詞を吐いただけでネウロに食べられた。
- 余談だが、パラレルワールド設定としてか週刊連載の第一話にて、桂木誠一の葬儀の弔問者にまぎれて登場している。