「知々夫国造」の版間の差分
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*『日本史広辞典』([[山川出版社]]) |
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2013年3月11日 (月) 09:55時点における版
知々夫国造家 | |
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(家紋) | |
本姓 | 大伴部直 |
家祖 | 知々夫命 |
種別 | 神別(天孫) |
出身地 | 知々夫国 |
主な根拠地 | 知々夫国 |
凡例 / Category:日本の氏族 |
知々夫国造(ちちぶのくにのみやつこ/ちちぶこくぞう)は、武蔵国西部にあった知々夫国(知知夫国)を支配した国造。知知夫国造、秩父国造とも。知々夫国は令制国の整備にともない、无邪志国造の領域とともに武蔵国となった。
概要
初代国造は知知夫命とされる。崇神天皇の時代、味見命の子である知知夫命(ちちぶのみこと)を国造に定めたことに始まると言われる。1つの国として独立していた時期もあったが、大化の改新以降は无邪志の領域と合わさり武蔵国になった。国府は現在の東京都府中市にあったという。 『先代旧事本紀』の巻10「国造本紀」には、崇神朝に八意思金命10世孫知知夫命が知知夫国造に任じられ、大神をお祀りしたと記されている。
祖先
高皇産霊尊の子、八意思兼命(思慮深い神。天児屋根命と同一神説がある。八意思金命などとも表記される)
氏族
味見命の子、知知夫命から始まる大伴部氏で姓は直。古代日本の軍事面を担当していた有力氏で連の姓をもつ大伴氏や、賀茂氏とは祖先を同じくする。
本拠
氏神
秩父神社。祭神は八意思兼命。
子孫
- 天上腹・天下腹 - 景行朝の人。大伴部氏の祖と伝わり磐鹿六狩命に従って天皇に料理を献上した。
- 大伴部赤男 - 奈良時代の武蔵国入間の豪族。外従五位下。知々夫国造の末裔と伝わる。
- 秩父氏 - 桓武平氏良文流の一族。知々夫国造の子孫との説もある[1]
関連項目
脚注
参考文献
- 『國史大辭典』(吉川弘文館)
- 坂本太郎・平野邦雄『日本古代氏族人名辞典』(吉川弘文館)
- 『日本史広辞典』(山川出版社)
- 『神道大辞典』(臨川書店)
- 日本の苗字7000傑 姓氏類別大観 大伴氏/伴氏【1】