「シャーロット (ノースカロライナ州)」の版間の差分
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{{世界の市 |
{{世界の市 |
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|正式名称 =シャーロット |
|正式名称 = シャーロット市 |
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|公用語名称 =City of Charlotte |
|公用語名称 = City of Charlotte |
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|愛称 =The Queen City |
|愛称 = The Queen City |
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|標語 = |
|標語 = |
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|画像 =Charlotte collage.jpg |
|画像 = Charlotte collage.jpg |
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|画像サイズ指定 = |
|画像サイズ指定 = 250px |
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|画像の見出し = |
|画像の見出し = |
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|市旗 = |
|市旗 = |
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|市章 = |
|市章 = |
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|位置図 = |
|位置図 = Charlotte_Mecklenburg.png |
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|位置図サイズ指定 = |
|位置図サイズ指定 = 250px |
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|位置図の見出し = 右: ノースカロライナ州におけるメックレンバーグ郡の位置<br />左: メックレンバーグ郡におけるシャーロットの市域 |
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|位置図の見出し = |
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|下位区分名 = [[アメリカ合衆国]] |
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|緯度度=35|緯度分=14|緯度秒= |N(北緯)及びS(南緯)=N |
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|下位区分種類1 = 州 |
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|経度度=80|経度分=50|経度秒= |E(東経)及びW(西経)=W |
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|下位区分名1 = [[ノースカロライナ州]] |
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|成立区分 = |
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|下位区分種類2 = 郡 |
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|成立日 = |
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|下位区分名2 = [[メックレンバーグ郡 (ノースカロライナ州)|メックレンバーグ郡]] |
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|下位区分名 ={{USA}} |
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|最高行政執行者称号 = |
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|下位区分種類1 =[[アメリカ合衆国の州|州]] |
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|最高行政執行者名 = |
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|下位区分名1 =[[ノースカロライナ州]] |
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|成立区分 = 創設 |
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|下位区分種類2 =[[ノースカロライナ州の郡一覧|郡]] |
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|成立日 = 1755年 |
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|下位区分名2 =[[メックレンバーグ郡 (ノースカロライナ州)|メックレンバーグ郡]] |
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|規模 =市 |
|規模 = 市 |
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|総面積(平方キロ) = 771.0 |
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|最高行政執行者称号 =市長 |
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|総面積(平方マイル) = 297.68 |
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|最高行政執行者名 =Anthony Foxx, ([[民主党 (アメリカ)|民主党]]) |
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|陸上面積(平方キロ) = 769.4 |
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|陸上面積(平方マイル) = 297.08 |
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|水面面積(平方キロ) = 1.6 |
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|水面面積(平方マイル) = 0.6 |
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|水面面積 |
|水面面積比率 = |
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|市街地面積(平方キロ) = |
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|市街地面積(平方マイル) = |
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|市 |
|都市圏面積(平方キロ) = 8,019 |
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|市 |
|都市圏面積(平方マイル) = 3,096 |
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|人口の時点 = 2010年 |
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|都市圏面積(平方キロ) = |
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|人口に関する備考 = [[アメリカ合衆国の主な都市人口の順位|全米都市人口第17位]] |
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|都市圏面積(平方マイル) = |
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|総人口 = 731,424 |
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|標高(メートル) = |
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|人口密度(平方キロ当たり)= 950.6 |
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|標高(フィート) = |
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|人口密度(平方マイル当たり)= 2,462.0 |
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|人口の時点 =2010年 |
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|都市圏人口 = 1,758,038 |
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|人口に関する備考 = |
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|総人口 =731,424 |
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|人口密度(平方キロ当たり)=948.67 |
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|人口密度(平方マイル当たり)=2,457 |
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|市街地人口 = |
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|都市圏人口 =1,745,524 |
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|都市圏人口密度(平方キロ)= |
|都市圏人口密度(平方キロ)= |
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|都市圏人口密度(平方マイル)= |
|都市圏人口密度(平方マイル)= |
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|市街地人口 = |
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|等時帯 =[[東部標準時]] |
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|等時帯 = [[東部標準時]] |
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|協定世界時との時差 =-5 |
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| |
|協定世界時との時差 = -5 |
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|夏時間の |
|夏時間の等時帯 = [[東部夏時間]] |
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|夏時間の協定世界時との時差= -4 |
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|公式ウェブサイト =http://www.charmeck.org/ |
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|緯度度= 35 |緯度分= 13 |緯度秒= 37 |N(北緯)及びS(南緯)= N |
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|備考 = |
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|経度度= 80 |経度分= 50 |経度秒= 36 |E(東経)及びW(西経)= W |
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|標高(メートル) = 229 |
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|標高(フィート) = 751 |
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|公式ウェブサイト = http://www.charmeck.org |
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|備考 = |
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'''シャーロット'''('''Charlotte''')は、[[アメリカ合衆国]][[ノースカロライナ州]]南西部に位置する |
'''シャーロット'''('''Charlotte''')は、[[アメリカ合衆国]][[ノースカロライナ州]]南西部に位置する都市。人口は731,424人([[2010年]][[国勢調査]])で同州最大、全米でも第17位である<ref name="FactFinder">[http://factfinder2.census.gov/main.html American FactFinder]. U.S. Census Bureau. 2011年2月4日.</ref>。[[メックレンバーグ郡 (ノースカロライナ州)|メックレンバーグ郡]]を中心に6郡にまたがる都市圏は1,758,038人、[[ソールズベリー (ノースカロライナ州)|ソールズベリー]]など周辺の7つの小都市圏を含めた広域都市圏は2,402,623人(いずれも2010年国勢調査)の人口を抱えている<ref name="FactFinder" />。 |
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市名は[[ジョージ3世 (イギリス王)|ジョージ3世]]の王妃[[シャーロット・オブ・メクレンバーグ=ストレリッツ|シャーロット]]にちなみ、それ故に現代においても''Queen City''(女王の街)という愛称を持っている。 |
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今日ではとりわけ、全米屈指の金融の街として名高く、中心地のクイーンズシティは[[金融]]、[[保険]]機関が集積することで知られ、特に銀行業では[[バンク・オブ・アメリカ]](資産規模で全米2位)や[[ワコビア]](同4位)の本社ビルなどを持つため、全米で[[ニューヨーク]]に次ぐNo.2の規模を誇っている。また、一帯に[[ノースカロライナ大学シャーロット校]]、クイーンズ大学、ジョンソン大学など複数の大学がある。 |
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初期には[[ゴールドラッシュ]]で沸き、金鉱の街として栄え、金貨を造るために[[アメリカ合衆国造幣局|造幣局]]の支局も設けられた。やがてゴールドラッシュの中心はカリフォルニアへと移って下火となり、[[南北戦争]]が開戦すると造幣局は[[アメリカ連合国|南軍]]に接収されたが、その後は[[木綿|綿]]織物産業が発展した。[[20世紀]]後半以降は金融センターとして急成長を遂げた。 |
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シャーロットは南北カロライナの文化の中心地でもあり、市内には美術館や博物館、劇場などの文化施設が集中している。また、変わったところでは、シャーロットは[[NASCAR]]の聖地として知られている。シャーロットやその近郊にはNASCARの[[スプリントカップ・シリーズ]]に参戦するチームのほぼ全てがファクトリーを置いているほか、市内には[[NASCAR殿堂]]が立地している。 |
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==歴史== |
==歴史== |
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===初期=== |
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市名はイギリス王[[ジョージ3世 (イギリス王)|ジョージ3世]]の王妃[[シャーロット・オブ・メクレンバーグ=ストレリッツ|シャーロット]]に因む。[[1750年]]に原住民らとの交易の場として[[都市]]が創設され、[[18世紀]]に[[北アイルランド]]、[[ドイツ]]からの[[移民]]が定住、[[都市]]を発展。[[アメリカ独立戦争|独立戦争]]の間はアメリカ軍やイギリス軍の野営地となった。独立戦争において[[チャールズ・コーンウォリス|コーンウォリス将軍]]の率いるイギリス軍がシャーロットを占領したが、敵対的な住民のために退去することになった。コーンウォリスはこのことについてシャーロットは「反乱者の蜂の巣(hornet's nest)だった」と評した。このことがシャーロット市のニックネームThe Hornet's Nestの由来である。 |
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[[File:Charlotte Sophia of Mecklenburg-Strelitz by studio of Allan Ramsay.jpg|left|thumb|180px|シャーロット妃]] |
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ヨーロッパ人が入植する以前には、今日のシャーロットを中心とするこの地にはネイティブ・アメリカンの[[カトーバ族]]が住み着いていた。[[1740年代]]、[[ペンシルベニア植民地|ペンシルベニア]]、[[メリーランド植民地|メリーランド]]、および[[デラウェア植民地|デラウェア]]の各植民地からスコットランド系・アイルランド系の入植者がこの地に入植した<ref name="Lewis_MecklenburgCounty">Lewis, J.D. [http://www.carolana.com/NC/Counties/mecklenburg_county_nc.html Mecklenburg County, North Carolina]. ''Just About Everything You May Want to Know About Carolina Before 1729''.</ref>。 |
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[[19世紀]]近くにアパラチア山麓で金鉱が発見され、[[1837年]]~[[1861年]]に至るまでは造幣局が置かれた。今日に知られる大規模な[[金融]]街は[[1970年]]以降のもので、地元で強い影響力を持っていた[[バンク・オブ・アメリカ]]の拡大戦略に因る物が大きい。 |
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やがて[[1762年]]、[[アンソン郡 (ノースカロライナ州)|アンソン郡]]から分離独立する形で[[メックレンバーグ郡 (ノースカロライナ州)|メックレンバーグ郡]]が創設された。郡名は当時のイギリス国王[[ジョージ3世 (イギリス王)|ジョージ3世]]の王妃[[シャーロット・オブ・メクレンバーグ=ストレリッツ|シャーロット]]の出生地である、[[ドイツ]]の[[メクレンブルク]]地方にちなんでつけられた<ref name="Lewis_MecklenburgCounty" />。 |
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== 地理 == |
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[[アメリカ合衆国統計局]]によると、この都市は総面積629.0 km² (242.9 mi²) である。このうち627.5 km² (242.3 mi²) が陸地であり1.6 km² (0.6 mi²) が水地域である。総面積の0.25%が水地域となる。 |
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今日のシャーロットの起源は[[1755年]]頃、ヤドキン川とカトーバ川の間で、後にトレード・ストリートおよびトライオン・ストリートとなる2本の馬車道が交わる交差点に、トーマス・ポークが建てた1軒の家であった<ref name="Story1">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=3&ev=21 Founding a New City]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''. Public Library of Charlotte and Mecklenburg County.</ref>。この1軒の家から始まった集落はやがて[[1768年]]、シャーロット妃の名を取ってシャーロットと名付けられ、正式に法人化された<ref name="Lewis_MecklenburgCounty" />。[[1770年]]には、トレード・ストリートとトライオン・ストリートを中心として、今日のアップタウン・シャーロットの基となった、整然とした街路が区画された<ref name="Story2">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=3&ev=35 Designing a New City]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref>。[[1774年]]には、シャーロットはメックレンバーグ郡の恒久的な郡庁所在地になった<ref name="Lewis_MecklenburgCounty" />。 |
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[[1775年]]5月20日、メックレンバーグ郡が植民地としてのイギリスとの関係を永久に断つことを明言した、「メックレンバーグ独立宣言」と呼ばれる宣言がシャーロットで出された。正式な独立宣言ではなかったものの、[[アメリカ独立宣言]]に先駆けて13植民地から出された、この類のものとしては初めてのものであった。この1775年5月20日という日付は、ノースカロライナ州旗・州章の両方に記されている<ref name="Story3">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=4&ev=46 Mecklenburg Declaration]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref>。 |
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===ゴールドラッシュ=== |
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[[File:ReedGoldMine.jpg|right|thumb|180px|リード金山跡]] |
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[[1799年]]、シャーロットの北東25マイル(約40km)、[[カバラス郡 (ノースカロライナ州)|カバラス郡]]内のリトル・メドウ・クリークで、12歳の少年コンラッド・リードが光り輝く17[[ポンド (質量)|ポンド]](約7.7kg)の石を見つけた。リード父子はその石が何であるのか判らないまま、3年間家の戸止めとして使った後、[[ファイエットビル (ノースカロライナ州)|ファイエットビル]]の宝石商にわずか3ドル50セントで売り渡した。この光り輝く石こそが、アメリカ合衆国史上初めて発見された[[金]]鉱石であった<ref name="Story4">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=6&ev=89 Discovery of Gold], [http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=6&ev=96 Value of Gold]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref><ref name="NCHistoricSites_ReedGoldMine">[http://www.nchistoricsites.org/reed/main.htm Reed Gold Mine: The Site Today]. North Carolina Historic Sites, North Carolina Department of Cultural Resources Office of Archives & History.</ref>。 |
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やがてメックレンバーグ郡やその近辺では金鉱が矢継ぎ早に見つかり、[[19世紀]]初頭にはアメリカ合衆国史上初の[[ゴールドラッシュ]]が起こった。シャーロットは金鉱の街として栄え、街には採掘のエキスパートが結集した<ref name="Story5">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=6&ev=98 Gold Fever (1803)], [http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=7&ev=127 Gold Fever (1830)], [http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=7&ev=121 Charlotte, Mining Town]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref>。[[1830年代]]には、ノースカロライナ州には50以上の金山があり、とりわけメックレンバーグ郡には州内最多の金山があった<ref name="Story6">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=7&ev=142 Boomtown]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref>。その経済的な繁栄を象徴するかのように、[[1837年]]にはシャーロットに[[アメリカ合衆国造幣局|造幣局]]の支局が設けられ、地元産の金鉱石から金貨が造られた。[[シャーロット造幣局]]で造られた金貨にはシャーロットの頭文字であるCの文字が刻まれた<ref name="Story7">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=7&ev=143 US Mint in Charlotte], [http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=7&ev=145 'C' is for Charlotte]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref><ref name="USMintInfo_Charlotte">[http://us-mint.info/Charlotte_Mint_US_Mint.htm The Mint at Charlotte North Carolina]. ''US-Mint.info''. Austin Rare Coins.</ref>。 |
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しかし、19世紀も中盤から後半に入ると、シャーロットでのゴールドラッシュも下火になっていった。[[1849年]]に[[カリフォルニア州]]で金が発見されると、金を求める者は西を目指し、ゴールドラッシュの中心地はカリフォルニアへと移っていった<ref name="Story8">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=7&ev=160 California Here I Come]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref>。[[1861年]]に[[南北戦争]]が勃発すると、シャーロット造幣局は[[アメリカ連合国|南軍]]に接収され、司令部および野戦病院に転用された<ref name="USMintInfo_Charlotte" />。シャーロットにおけるゴールドラッシュの始まりをもたらしたリード金山では、南北戦争の終結後にも細々と採掘が続けられたが、[[1896年]]を最後に大きな金塊はもはや採れなくなり、[[1912年]]に閉山した<ref name="NCHistoricSites_ReedGoldMine" />。 |
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閉山から50年以上経った[[1966年]]、リード金山跡は[[アメリカ合衆国国家歴史登録財|国家歴史登録財]]<ref>[http://pdfhost.focus.nps.gov/docs/NHLS/Text/66000587.pdf Reed Gold Mine Site]. ''National Register of Historic Places Inventory -- Nomination Form''. National Park Service. 1966年1月17日.</ref>および[[アメリカ合衆国国定歴史建造物|国定歴史建造物]]<ref>[http://tps.cr.nps.gov/nhl/detail.cfm?ResourceId=428&ResourceType=District Reed Gold Mine]. ''National Historic Landmarks Program''. National Park Service.</ref>に指定された。 |
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===綿織物産業の発展=== |
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[[File:CharlotteNC AdaCottonMill 1897.jpg|left|thumb|300px|エイダ綿織物工場([[1897年]])]] |
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南北戦争後、金に代わってシャーロットに地域経済の発展をもたらしたのは[[木綿|綿]]織物であった。それまでシャーロットやその周辺で生産された綿花は、紡績・加工のために北へと運ばれていたが、[[1880年]]、シャーロットに初めての綿織物工場が建てられた。この工場に雇われたのは70人で、そのほとんどは、綿糸を洗浄し、紡ぎ、織り、衣服を縫う女工であった<ref name="Story9">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=11&ev=213 First Cotton Mill]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref>。やがて[[1890年代]]から[[1900年代]]にかけて、シャーロットには大規模な綿織物工場が次々と建てられ、シャーロットは綿織物産業の一大中心地へと発展した<ref>Morrill, Dan L. [http://www.cmhpf.org/essays/cottonmills.html A Servey of Cotton Mills in Charlotte and Mecklenburg County]. Charlotte-Mecklenburg Historic Landmarks Commission. 1997年7月.</ref>。[[1910年]]の国勢調査では、シャーロットは人口34,014人を数え、州都[[ローリー (ノースカロライナ州)|ローリー]]をしのいで州内最大になった<ref name="Story10">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=11&ev=251 Changing Economy]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref>。 |
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綿織物産業の発展を支えたのは[[1870年代]]に整備された鉄道網であった。大西洋岸の港湾都市[[ウィルミントン (ノースカロライナ州)|ウィルミントン]]や、[[リッチモンド (バージニア州)|リッチモンド]]、[[アトランタ]]といった、復興途上にあった南部の主要都市とシャーロットとを結んでいた鉄道は、シャーロットで生産された綿織物を各地へと運んだ<ref name="Story11">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=10&ev=201 Richmond to Atlanta]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref>。 |
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[[1929年]]の[[世界恐慌]]で、シャーロットの綿織物産業は壊滅的な打撃を受け、工場が数多く閉鎖に追い込まれたが、当時の[[アメリカ合衆国大統領|大統領]][[ハーバート・フーヴァー]]や[[赤十字]]の助けを得て何とか保たせていた<ref name="Story12">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=14&ev=289 Keeping the Mills Open]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref>。しかし[[第二次世界大戦]]が勃発すると、シャーロットの地域経済は軍需産業によって潤った<ref name="Story13">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=16&ev=307 War Industry]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref>。その後[[1970年代]]から[[1980年代]]に地域経済の主役が金融業に取って代わられるまで、シャーロットにおける綿織物産業は続いた。 |
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===金融センターへの急成長=== |
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[[File:Bank of America Corporate Center.jpg|right|thumb|180px|バンク・オブ・アメリカ本社]] |
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シャーロットの金融機関は、その淵源こそ19世紀末から[[20世紀]]初頭にたどることができるものの、全米を代表する金融センターへと成長したのは20世紀後半に入ってからのことである。[[1874年]]にシャーロットで商業銀行として開業したコマーシャル・ナショナル・バンクを前身の1つとするノースカロライナ・ナショナル・バンクは、[[1960年代]]まではノースカロライナ州内に限定して事業を展開していた一地方銀行に過ぎなかったが、[[ヒュー・マッコール]]が[[1974年]]に社長に、そして[[1983年]]に[[最高経営責任者|CEO]]に就任すると合併と拡大を繰り返し、[[1991年]]に[[ネイションズバンク]]へ<ref>[http://www.businessweek.com/stories/1991-07-14/super-banker Super Banker]. Cover Story. ''BusinessWeek''. Bloomburg. 1991年7月14日.</ref>、そして[[1998年]]に全米第2の[[バンク・オブ・アメリカ]]へと成長した。 |
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[[2000年代]]前半にはバンク・オブ・アメリカと双璧をなしていた[[ワコビア]](現[[ウェルズ・ファーゴ]]傘下)のシャーロットにおける淵源は、[[1897年]]に設立されたシャーロット・ナショナル・バンク<ref name="Story14">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=11&ev=230 Banking Industry Grows]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref>と、[[1908年]]に設立されたユニオン・ナショナル・バンク<ref name="Story15">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=11&ev=248 First Union Emerges]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref>にたどることができる。前者は[[1939年]]に、当時[[ウィンストン・セーラム]]に本社を置いていたワコビア・バンク・オブ・トラストに合併され<ref name="Story14" />、後者は[[1958年]]に、[[アシュビル (ノースカロライナ州)|アシュビル]]や[[ダーラム (ノースカロライナ州)|ダーラム]]の銀行と合併してファースト・ユニオン・ナショナル・バンクになった<ref name="Story15" />。 |
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[[世界金融危機 (2007年-)|世界金融危機]]直前の[[2006年]]には、この両行をはじめとした、シャーロットに本社を置く金融機関の総資産の合計は1兆7000億ドルにのぼり、[[ニューヨーク]]に次ぎ、3位の[[サンフランシスコ]]以下を大きく突き放して、シャーロットは全米第2の金融センターとしての地位を確立していた<ref name="Post-Gazette_20060625">Fitzpatrick, Dan. [http://www.post-gazette.com/stories/business/news/how-charlotte-became-a-banking-giant-outpacing-pittsburghs-banks-439528/ How Charlotte became a banking giant, outpacing Pittsburgh's banks]. ''Pittsburgh Post-Gazette''. 2006年6月25日.</ref>。 |
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金融業の成長に伴って、市は高い成長を遂げてきた。[[1970年]]に241,420人であった人口は、[[1980年]]には315,474人、[[1990年]]には395,934人、[[2000年]]には540,828人、そして[[2010年]]には731,424人と、40年間で3倍に膨れ上がった。しかしその一方で、[[2007年]]以降の世界金融危機の影響で大量の失業者を出しており<ref>Rauch, Joe. [http://www.americanbanker.com/magazine/122_4/charlotte-banking-hub-1047521-1.html City After the Storm]. ''American Banker Magazine''. SourceMedia. 2012年4月1日.</ref>、[[2010年代]]以降の成長については未知数である。 |
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==地理== |
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[[File:Charlotte MSA and CSA.png|left|thumb|350px|'''シャーロットの都市圏'''<br/>赤: シャーロット・ガストニア・ロックヒル都市圏<br />赤+黄: シャーロット・ガストニア・ソールズベリー広域都市圏<br />黒点: シャーロット市]] |
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シャーロットは{{ウィキ座標度分秒|35|13|37|N|80|50|36|W|}}に位置している。市はノースカロライナ州南西部の[[ピードモント台地]]上に位置し、州都[[ローリー (ノースカロライナ州)|ローリー]]からは西へ約240km、[[アトランタ]]からは北東へ約390km、首都[[ワシントンD.C.]]からは南西へ約640kmである。市の標高は229mである。[[サウスカロライナ州]]との州境からは北へ約20kmで、市南端の一部は州境に接している。 |
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[[アメリカ合衆国統計局]]によると、シャーロット市は総面積771.0km²(297.68mi²)である。そのうち769.4km²(297.08mi²)が陸地で1.6km²(0.6mi²)が水域である。総面積の0.20%が水域となっている。シャーロットの市域はメックレンバーグ郡の郡域の半分以上を占めている。都市圏はメックレンバーグ郡を中心に6郡にまたがっており、その総面積は8,019km²で、[[日本]]の[[兵庫県]]や[[広島県]]の面積にほぼ匹敵する。 |
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===気候=== |
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シャーロットの気候は四季がはっきりしており、暑い夏と肌寒い冬、概ね過ごしやすい春・秋に特徴付けられる。最も暑い7月の平均気温は27℃、最高気温の平均は32℃で、日中は30℃を超える日が多い。最も寒い1月の平均気温は5℃、最低気温の平均は0℃で、月の半分は最低気温が氷点下に下がる。降水量は1年を通じほぼ一定で、月間75-120mm、年間約1,090mmである。冬季には月間3-5cm程度の降雪が見られ、年間降雪量は約14.0cmである<ref name=weatherbase />。[[ケッペンの気候区分]]では、シャーロットは[[アメリカ合衆国東海岸]]や[[アメリカ合衆国南部|南部]]に広く分布している[[温暖湿潤気候]](''Cfa'')に属する。 |
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{| class="wikitable" style="width: 80%; text-align:center; margin: 0 auto 0 auto;" |
|||
|+ '''シャーロットの気候'''<ref name=weatherbase>[http://www.weatherbase.com/weather/weather.php3?s=41327&refer=&units=us Historical Weather for Charlotte, North Carolina, United States of America]. Weatherbase.com.</ref> |
|||
|- |
|||
! |
|||
! [[1月]] !! [[2月]] !! [[3月]] !! [[4月]] !! [[5月]] !! [[6月]] !! [[7月]] !! [[8月]] !! [[9月]] !! [[10月]] !! [[11月]] !! [[12月]] !! 年 |
|||
|- |
|||
! 平均気温([[摂氏|℃]]) |
|||
| 5.0 || 6.7 || 10.6 || 16.1 || 20.6 || 24.4 || 26.7 || 25.6 || 22.2 || 16.1 || 11.1 || 6.1 || 16.1 |
|||
|- |
|||
! 降水量([[ミリメートル|mm]]) |
|||
| 94.0 || 94.0 || 116.8 || 76.2 || 91.4 || 88.9 || 96.5 || 104.1 || 83.8 || 81.3 || 78.7 || 83.8 || 1,089.5 |
|||
|} |
|||
===都市概観=== |
|||
{{Triple image stack|right|Charlotte uptown Aerial.jpg|Davidson at 36th intersection.jpg|Southpark aerial Charlotte NC.jpg|250|アップタウン|ノース・デイビッドソン(NoDa)|サウスパーク}} |
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アメリカ合衆国内の多くの都市では「ダウンタウン」と呼ばれる、都市中心部の[[中心業務地区]](CBD)は、シャーロットでは[[アップタウン・シャーロット|アップタウン]](Uptown)と呼ばれている。もともとこのアップタウンという名称は、[[1987年]]に地元最大手の新聞であるシャーロット・オブザーバー紙が使い始めたものであった<ref name="Story16">[http://cmstory.org/history/timeline/default.asp?tp=19&ev=370 Down Becomes Up]. ''The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline''.</ref>。アップタウンは[[州間高速道路]][[州間高速道路77号線|I-77]]本線、およびその支線であるI-277に囲まれた[[菱形]]状になっており、南西-北東、南東-北西のいずれも3km程度の範囲に収まっている。アップタウンにおいては、街路は整然と区画されており、南西-北東に通る通りはトレード・ストリートを境に北東へはN(北)、南西へはS(南)に、また南東-北西に通る通りはトライオン・ストリートを境に北西へはW(西)、南東へはE(東)にそれぞれ分かれている。 |
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アップタウンに建つ[[バンク・オブ・アメリカ]]の総本社ビル、バンク・オブ・アメリカ・コーポレート・センターは高さ871[[フィート]](265m)、60階建てで、シャーロットで、そしてノースカロライナ州全体でも最も高いビルである<ref>[http://www.emporis.com/building/bankofamericacorporatecenter-charlotte-nc-usa Bank of America Corporate Center]. Emporis.</ref>。アップタウンにはそのほか、デューク・エナジー・センター(786フィート/240m、48階建て)<ref>[http://www.emporis.com/building/duke-energy-center-charlotte-nc-usa Duke Energy Center]. Emporis.</ref>、サ・ビュー(662フィート/202m、50階建て)<ref>[http://www.emporis.com/building/the-vue-charlotte-nc-usa The Vue]. Emporis.</ref>、ハースト・タワー(659フィート/201m、47階建て)<ref>[http://www.emporis.com/building/hearsttower-charlotte-nc-usa Hearst Tower]. Emporis.</ref>、ワン・ウェルズ・ファーゴ・センター(588フィート/179m、42階建て)といった超高層ビルが建ち並んでいる。 |
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シャーロットには199の地区があり、アップタウンから放射状に広がっている<ref>[http://web.archive.org/web/20071029142821/http://www.charmeck.org/Departments/Neighborhood+Dev/Quality+of+Life/Neighborhoods+Listing.htm Neighborhood Listing]. City of Charlotte & Mecklenburg County.</ref>。アップタウンの北西に隣接するビドルビル地区は、シャーロットでは最も古くからあるアフリカ系住民のコミュニティである<ref>Hanchett, Thomas W. [http://www.cmhpf.org/kids/neighborhoods/Biddleville.html Biddleville-Five Points]. Charlotte-Mecklenburg Historic Landmarks Commission.</ref>。アップタウンの東約3kmに位置するプラザ・ミッドウッド地区は、シャーロットでは最も民族の多様性に富んだ地域の1つで、地区内には各民族の料理を出す店が点在している<ref>[http://www.plazamidwood.org/about About Plaza Midwood]. Plaza Midwood Neighborhood Association.</ref>。アップタウンの北東約3km、ノース・デイビッドソン地区(NoDa)は、[[20世紀]]初頭から中盤における繊維産業の中心地区から一転、[[1970年代]]から[[1980年代]]にかけて一度は荒れ果てたものの、[[1990年代]]に入って芸術の街として再生した地区である<ref>[http://clclt.com/charlotte/noda/Content?oid=2174286 NoDa]. ''Urban Explorers Handbook'', ''Creative Loafing Charlotte''. SouthComm.</ref>。アップタウンの北東約15km、ノースカロライナ大学シャーロット校のキャンパスを中心とした地区はユニバーシティ・シティと呼ばれ、同学の学生や教職員が多く住んでいる。アップタウンの南約10km、サウスパーク・モールを中心としたサウスパーク地区は、住宅地であると同時に、中高層ビルが建ち並ぶ商業・業務中心地でもあり、職住近接型の[[エッジシティ]]を形成している<ref>Rising, Addie. [http://charlotte.about.com/od/neighborhoodsrealestate/p/southpark.htm Getting to Know SouthPark]. ''About.com Charlotte''. About.com.</ref>。 |
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==政治== |
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シャーロットは[[シティー・マネージャー制]]を採っている。シティー・マネージャーは行政実務の最高責任者として、市議会の採択した政策を実行し、当局に対してビジョンおよびリーダーシップを示し、市政府の日常業務を監督する責任を負う<ref name="CharlotteCityMgr">[http://charmeck.org/city/charlotte/citymanager/AboutUs/Pages/Home.aspx City Manager: About Us]. City of Charlotte.</ref>。シティー・マネージャーの下には、警察・消防・交通・都市計画などの行政実務にあたる各局のほか、財務や人事などの管理部門各局、およびアシスタント・シティー・マネージャーや内部監査などのリーダーシップチームが置かれている<ref name="CharlotteOrgChart">[http://charmeck.org/city/charlotte/SiteCollectionDocuments/CityOrgChartNames12-12.pdf City Government Organization Chart]. City of Charlotte. 2012年12月.(PDFファイル)</ref>。 |
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これに対し、市長および市議会は市の立法機関として条例の制定や市政策の決定に責任を負う。市議会は11名の議員から成っており、そのうち7名は市を7つに分けた選挙区から1名ずつ選出され、残りの4名が全市からの投票で選出される。市議員の任期は2年である<ref name="CharlotteCityCouncil">[http://charmeck.org/CITY/CHARLOTTE/CITYCOUNCIL/ABOUTUS/Pages/home.aspx City Council: About Us]. City of Charlotte.</ref>。 |
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市長は「市の顔」として、すべての市会議に主席するほか、式典やイベントに出席する。また、必要に応じて、州都[[ローリー (ノースカロライナ州)|ローリー]]や首都[[ワシントンD.C.]]、もしくはアメリカ合衆国外にも市の代表として出向くことがある<ref name="CharlotteCityCouncil" />。 |
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シャーロットは[[市郡]]一体の自治体ではないが、警察や都市計画局など、政府機関の一部は統合されている<ref name="CharlotteOrgChart" />。また、シャーロット市政府とメックレンバーグ郡政府の各局・機関の事務所はともに、シャーロット・メックレンバーグ・ガバメント・センターという1棟の合同庁舎の中に置かれている。アップタウンに立地するこの15階建ての合同庁舎は[[1988年]]に完成したものである<ref>[http://www.emporis.com/building/charlottemecklenburggovernmentcenter-charlotte-nc-usa Charlotte-Mecklenburg Government Center]. Emporis.</ref>。 |
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==治安== |
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シャーロットの治安は全米平均よりはやや悪いものの、大都市の中では良い部類に入る。[[2012年]]の[[モーガン・クイットノー]](CQプレス社傘下)によるレポートでは、シャーロットは全米432都市中危険な順に150位<ref name="CQPress_CityCrime2012">[http://os.cqpress.com/citycrime/2012/CityCrime2013_CityCrimeRateRankings.pdf 2012 City Crime Rate Rankings] CQ Press.</ref>で、人口500,000人以上の33都市の中では安全な順に8位であった<ref>[http://os.cqpress.com/citycrime/2012/CityCrime2013_CityCrimeRankingsFactSheet.pdf Rankings by Population Categories]. CQ Press.</ref>。ノースカロライナ州内の他の主要都市と比べると、[[ローリー (ノースカロライナ州)|ローリー]]よりは悪く、[[グリーンズボロ (ノースカロライナ州)|グリーンズボロ]]、[[ウィンストン・セーラム]]、[[ファイエットビル (ノースカロライナ州)|ファイエットビル]]、[[ダーラム (ノースカロライナ州)|ダーラム]]よりは良い<ref name="CQPress_CityCrime2012" />。 |
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==経済== |
==経済== |
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シャーロットは[[ニューヨーク]]に次ぐ全米第2の金融センターとなっている<ref name="Post-Gazette_20060625" />。全米第2の銀行、[[バンク・オブ・アメリカ]]はシャーロットに本社を置いている。また、[[サンフランシスコ]]に本社を置く[[ウェルズ・ファーゴ]]は、[[2008年]]に[[ワコビア]]を買収<ref>[https://www.wellsfargo.com/press/2009/20090101_Wachovia_Merger Wells Fargo and Wachovia Merger Completed]. ''News Release''. San Francisco: Wells Fargo. 2009年1月1日.</ref>した後も、ワコビアの本社を引き継ぐ形で東部の重要拠点をシャーロットに置いている。加えて、シャーロットには[[リッチモンド連邦準備銀行]]の支店も置かれている<ref>[http://www.richmondfed.org/about_us/visit_us/locations/charlotte/index.cfm Charlotte Office]. Federal Reserve Bank of Richmond.</ref>。 |
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[[File:Southpark aerial Charlotte NC.jpg|thumb|right|200px|シャーロットの中心街・サウスパーク([[:en:SouthPark (Charlotte neighborhood)|SouthPark]])]] |
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[[File:Duke Energy Center and The Westin Charlotte, 2010.jpg|thumb|right|200px|[[デュークエナージー]]・センターと[[ウェスティン]]ホテル]] |
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シャーロットとその周辺はノースカロライナ州西部の中心都市であるだけでなく、全米でも[[ニューヨーク市]]に次いで大きな金融センターになっており、次の[[金融機関|金融関連企業]]の本社またはオペレーションズセンターがある。 |
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* [[ネーションズバンク]](本社:シャーロット)がバンク・オブ・アメリカを救済合併して社名変更した[[バンク・オブ・アメリカ]](本社:シャーロット) |
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* [[ワコビア]]銀行(本社:シャーロット)を救済合併した[[ウェルズ・ファーゴ]]銀行(本社:[[サンフランシスコ]]) |
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加えて、[[2000年代]]後半に入ると、''Charlotte USA - The New Energy Capital''(シャーロット、新たなエネルギーの首都)の標語と共に、シャーロットは[[エネルギー産業]]の中心地としても地位を上げてきている。その中心となっているのは、シャーロットに本社を置き、[[フォーチュン500]]にも入っている電力会社、[[デューク・エナジー]]である。同社を含め、シャーロットにおけるエネルギー関連会社の数は250社にのぼり、[[2011年]]には30,000人近い雇用を生み出している<ref>Glader, Paul. [http://articles.washingtonpost.com/2011-09-09/business/35275636_1_charlotte-officials-duke-energy-energy-firms Charlotte looks beyond financial sector in effort to become 'energy capital']. ''The Washington Post''. 2011年9月9日.</ref>。 |
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また次のような[[TOP500]]大企業が本部を置く(売上順)。 |
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* バンク・オブ・アメリカ |
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* [[GMAC|アリーファイナンシャル]] (旧名:GMAC、現名:[[:en:Ally Financial|Ally Financial]]) |
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* [[ロウズ]] |
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* [[ニューコア]] |
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* [[デュークエナージー]] ([[:en:Duke Energy|Duke Energy]]) |
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* [[ソニックオートモーティブ]] ([[:en:Sonic Automotive|Sonic Automotive]]) |
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* [[ファミリードラー]] ([[:en:Family Dollar|Family Dollar]]) |
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* [[グッドリッチ]] |
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シャーロット市内には、バンク・オブ・アメリカやデューク・エナジーを含め、フォーチュン500に入る企業が6社、本社を置いている<ref name="Fortune500_2012_NC">[http://money.cnn.com/magazines/fortune/fortune500/2012/states/NC.html States: North Carolina]. ''Fortune 500 2012''. 2012年3月21日.</ref>。シャーロット市内に本社を置くフォーチュン500企業を下表に示す。 |
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また、アメリカの[[モータースポーツ]]統括団体である[[NASCAR]]の本部があり、[[モータースポーツ殿堂]]([[:en:NASCAR Hall of Fame|NASCAR Hall of Fame]])も置かれている。 |
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{| class="wikitable" style="font-size:90%;width:100%;text-align:center;line-height:120%" |
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近年、シャーロット地区は「新エネルギーはシャーロットから」(Charlotte --- The New Energy Capital)の合言葉のもとに、[[エネルギー]]産業を応援している。この分野のおもな企業は[[アレヴァ]]、[[バブコック・アンド・ウィルコックス]]、デュークエナージー、[[ジーメンス]]エネルギーなどがある。[[ノースカロライナ大学シャーロット校]]はエネルギー分野の研究が盛んである。 |
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! colspan=3 | シャーロットに本社を置くフォーチュン500企業 |
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! 順位 !! 企業名 !! 業種 |
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| 13 || バンク・オブ・アメリカ || [[銀行]] |
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| 138 || [[ニューコア]] || [[鉄鋼業|鉄鋼]] |
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| 186 || デューク・エナジー || エネルギー |
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| 319 || [[グッドリッチ]] || [[航空宇宙産業|航空宇宙]] |
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| 330 || [[ソニック・オートモーティブ]] || [[自動車産業|自動車]] |
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| 446 || SPX || 各種[[製造業]] |
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|} |
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このほか、北郊のムーアズビルには住宅用品・家電[[チェーン店|チェーン]]の[[ロウズ]]が、南東郊のマシューズには[[100円ショップ#アメリカ|1ドルショップ]]チェーンのファミリー・ダラーがそれぞれ本社を置いている<ref name="Fortune500_2012_NC" />。 |
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こうした状況を反映して、[[シャーロット中心街]]([[:en:Uptown Charlotte|Uptown Charlotte]])は大いに繁栄していて、多くの[[超高層建築物|高層建築]]が完成または計画されている。 |
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==交通== |
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[[File:Charllotte Douglas International Airport.png|right|thumb|300px|シャーロット・ダグラス国際空港]] |
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=== 空港 === |
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* [[シャーロット・ダグラス国際空港]] |
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シャーロットの空の玄関口はアップタウンから西へ7km<ref>[http://www.gcr1.com/5010web/airport.cfm?Site=CLT Charlotte/Douglas Int'l]. ([http://www.gcr1.com/5010web/REPORTS/AFD11152012CLT.pdf Form 5010]) ''Airport Master Record''. Federal Aviation Administration. 2012年11月15日.</ref>に立地する[[シャーロット・ダグラス国際空港]]([[IATA空港コード|IATA]]: '''CLT''')である。同空港は[[USエアウェイズ]]最大の[[ハブ空港]]で、同社の便を中心に全米各地や中南米主要都市、西ヨーロッパ主要都市への便が発着しているのみならず、[[エア・カナダ]]による[[トロント・ピアソン国際空港|トロント]]への便や、[[ルフトハンザ航空]]による[[ミュンヘン国際空港|ミュンヘン]]への便など、アメリカ合衆国内外130都市へ直行便があり、発着便数は1日700便におよぶ<ref>[http://charmeck.org/city/charlotte/Airport/AirlineandFlightInformation/Pages/Default.aspx Airline and Flight Information], [http://charmeck.org/city/charlotte/Airport/AirlineandFlightInformation/Pages/Nonstop%20Cities%20Served.aspx Nonstop Cities Served], [http://clt.innosked.com/(S(wbuiae55j1lpc4mqvdlsuu45))/DEFAULT.ASPX CLT Route Map]. Charlotte/Douglas International Airport.</ref>。同空港の年間利用客数は3,825万人(2010年)を数え、全米で11位、全世界でも25位である<ref>[http://www.aci.aero/Data-Centre/Annual-Traffic-Data/Passengers/2010-final Passenger Traffic 2010 FINAL]. Airports Council International. 2011年8月1日.</ref>。 |
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=== 鉄道 === |
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ダウンタウン(中心街)から北東へ2kmの場所には[[アムトラック]]の駅があり、ここを始発駅・終着駅とする昼行長距離列車である'''キャロリニアン号'''が[[ワシントンD.C.]]や[[ニューヨーク]]との間を結んでいる。また、ニューヨーク-[[ニューオーリンズ]]間を結ぶ長距離列車である[[クレセント (列車)|クレセント]]号がシャーロット駅に停車する。 |
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シャーロットでは[[州間高速道路77号線|I-77]]と[[州間高速道路85号線|I-85]]の2本の高速道路が交わる。I-85は[[ピードモント台地]]を縦貫する幹線で、南西へは[[アトランタ]]や[[モントゴメリー (アラバマ州)|モントゴメリー]]へ、北東へは[[グリーンズボロ (ノースカロライナ州)|グリーンズボロ]]や[[ローリー (ノースカロライナ州)|ローリー]]、[[リッチモンド (バージニア州)|リッチモンド]]へと通じている。このI-85の支線であるI-485はシャーロットの環状道路となっている。一方、I-77は南へは[[コロンビア (サウスカロライナ州)|コロンビア]]へ、北へは[[アパラチア山脈]]を抜けて[[ウェストバージニア州]]と[[オハイオ州]]東部を貫き、[[クリーブランド (オハイオ州)|クリーブランド]]へと通ずる。I-77にもI-277という支線があり、こちらはアップタウンをぐるりと取り囲む、都心環状線としての役割を果たしている。 |
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===道路=== |
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* [[州間高速道路77号線]] ([[:en:Interstate 77 in North Carolina|I-77]]) |
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[[File:LynxBlandStreet.jpg|left|thumb|250px|リンクス・ブルーライン]] |
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* [[州間高速道路85号線]] ([[:en:Interstate 85 in North Carolina|I-85]]) |
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[[アムトラック]]の駅はアップタウンの北東約2.5km、NoDaの近くにあり、シャーロットと[[ニューヨーク]]を結ぶ長距離列車カロリニアン号が1日1便、シャーロットとローリーを結ぶ昼行中距離列車ピードモント号が1日2便発着する<ref>[http://www.amtrak.com/ccurl/487/585/Carolinian-Piedmont-Schedule-050712,0.pdf Atlantic Coast Service]. p.2. Amtrak. 2012年5月7日.</ref>ほか、ニューヨークと[[ニューオーリンズ]]を結ぶクレセント号が北行、南行とも1日1便停車する<ref>[http://www.amtrak.com/ccurl/287/33/Crescent-Schedule-050712,0.pdf Crescent]. p.2. Amtrak. 2012年5月7日.</ref>。 |
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シャーロットの主な公共交通機関は、シャーロット地域交通システム(CATS)が運行している[[路線バス]]網である。同局の路線バス網は、アップタウンから放射状に市内を広くカバーするローカル、高速道路を経由してアップタウンと郊外都市を結ぶエクスプレス、郊外を走るコミュニティバス、アップタウンを通らず市内の各地区を結ぶネイバーフッド・シャトルからなり、あわせて70系統を有する<ref>[http://charmeck.org/city/charlotte/cats/Bus/maps/Documents/Riders%20Guide_Charlotte%20Riders%20Guide.pdf System Map]. Charlotte Area Transit System, City of Charlotte.</ref>。また、この路線バス網に加えて、CATSはリンクス(Lynx)という[[ライトレール]]も走らせている。リンクスは[[2012年]]現在、アップタウンから市南部へと向かう全長9.6マイル(15.5km)のブルーライン1路線のみが運行されている<ref>[http://charmeck.org/city/charlotte/cats/lynx/Pages/default.aspx Lynx Home]. Charlotte Area Transit System, City of Charlotte.</ref>。 |
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==教育== |
==教育== |
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全米区で高い評価を受けているノースカロライナ州の大学としては、[[リサーチ・トライアングル]]の[[デューク大学]]や[[ノースカロライナ大学チャペルヒル校]]、[[ピードモント・トライアド]]の[[ウェイクフォレスト大学]]がよく知られているが、シャーロット都市圏にもこれらの大学に匹敵する評価を受けている大学が存在する。シャーロットの北郊約32km、[[デイビッドソン (ノースカロライナ州)|デイビッドソン]]にキャンパスを構える[[デイビッドソン大学]]は、[[1837年]]に創立した[[リベラル・アーツ・カレッジ]]で、学生数2,000人弱で少数精鋭制による教育を行い、21の専攻プログラムを提供している<ref>[http://www3.davidson.edu/cms/x389.xml About Davidson]. Davidson College.</ref>。同学は全米のリベラル・アーツ・カレッジの中で上位10位前後、もしくはそれ以内に入る評価を常に受けている<ref name="USNews_BestColleges_NL_p2">[http://colleges.usnews.rankingsandreviews.com/best-colleges/rankings/national-liberal-arts-colleges/page+2 Best Colleges 2013: National Liberal Arts College Rankings]. p.2. ''U.S. News & World Report''. 2012年.<br />2013年版(2012年発行)では12位であった。</ref>。同学のスポーツチーム、ワイルドキャッツは[[全米大学体育協会|NCAA]]のディビジョンI(フットボールはチャンピオンシップ・サブディビジョン/旧I-AA)のサザン・カンファレンスに所属し、男子10種目、女子9種目で競っている<ref>[http://www.davidsonwildcats.com/index.aspx Davidson College Athletics]. Davidson College.</ref>。 |
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[[File:UNCCNewQuad.jpg|right|thumb|250px|ノースカロライナ大学シャーロット校]] |
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===大学=== |
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シャーロット市内にもいくつかの4年制大学がキャンパスを置いている。[[ノースカロライナ大学シャーロット校]]はユニバーシティ・シティ地区に1,000[[エーカー]](4,046,000m²)のキャンパスを構えている<ref>[http://www.uncc.edu/landing/about About UNC Charlotte]. University of North Carolina at Charlotte.</ref>。同学は[[1946年]]に2年制の大学として開校し、[[1964年]]に州立の4年制大学に移行、翌[[1965年]]にノースカロライナ大学システム4番目のキャンパスとして組み入れられ、[[1969年]]から[[修士]]の学位を、そして[[1992年]]から[[博士]]の学位を授与し始めた[[2012年]]現在、同学は7つの学部を有し、学部に86、修士課程に64、博士課程に19の専攻プログラムを有し、25,000人以上の学生を抱える総合大学となっている<ref>[http://publicrelations.uncc.edu/information-media-kit/university-history University History]. University of North Carolina at Charlotte. 2012年2月.</ref>。 |
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* [[ノースカロライナ大学シャーロット校]] ([[:en:University of North Carolina at Charlotte|University of North Carolina at Charlotte]]) |
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* [[セントラルピードモント・コミューニティーカレッジ]] ([[:en:Central Piedmont Community College|Central Piedmont Community College]]) |
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など |
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[[クイーンズ大学シャーロット]]はアップタウンの南約4kmにキャンパスを置いている。同学は[[1857年]]に創立した[[長老派教会]]系の小規模総合大学で、6つの学部を有し、学部に35、大学院に16の専攻プログラムを有し、学生数約2,400人、学生対教授の比が12:1という、リベラル・アーツ・カレッジに近い少人数制教育を行っている<ref>[http://www.queens.edu/About-Queens/Get-to-Know-Queens/Fast-Facts.html Fast Facts]. Queens University of Charlotte.</ref>。同学は、南部の「地方区の大学」の中で25位以内に入る評価を受けている<ref name="USNews_BestColleges_RU-S_p3">[http://colleges.usnews.rankingsandreviews.com/best-colleges/rankings/regional-universities-south/page+3 Best Colleges 2013: Regional University South Rankings]. p.3. ''U.S. News & World Report''. 2012年.<br />2013年版(2012年発行)では20位であった。</ref>。ビドルビル地区にキャンパスを置くジョンソン・C・スミス大学は、[[1867年]]に創立した長老派教会系のリベラル・アーツ・カレッジで、''Historically Black College''と呼ばれる、もともとはアフリカ系の学生に高等教育の機会を与える大学であった<ref>[http://www.jcsu.edu/about/our_university/history/ Our History]. John C. Smith University.</ref>。 |
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==スポーツ== |
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[[ファイル:CharlotteSkyline2008123456789.jpg|250px|thumb|シャーロットのダウンタウン]] |
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=== ホーネッツ(Hornets) === |
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ニックネーム “ホーネッツ”(Hornets) は個々のシャーロットのスポーツで長く使われた。これは都市のニックネーム、“ホーネッツ・ネスト”(Hornet's nest)(上記参照)から来ている。 |
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シャーロットの[[K-12]]課程はシャーロット・メックレンバーグ学区の管轄下にある公立学校によって支えられている。同学区は小学校88校、中学校39校、高校28校を有し、140,000人以上の児童・生徒を抱えている<ref>[http://www.cms.k12.nc.us/mediaroom/aboutus/Pages/FastFacts.aspx Fast Facts]. Charlotte-Mecklenburg Schools.</ref>。[[2003年]]、同学区は4年生と8年生の算数において、都市部の10学区の中でトップ、全米平均と比較しても良い成績で、学力が低くなりがちな大都市の学区においても高い学力を身に着けさせることができることを示した<ref>[http://www.dpi.state.nc.us/newsroom/news/2003-04/20031217 Charlotte Schools Top Other Cities in NAEP Trial]. North Carolina Department of Public Instruction. 2003年12月17日.<br />なお、この時調査対象となったのはシャーロットのほか、[[アトランタ]]、[[ボストン]]、[[シカゴ]]、[[クリーブランド (オハイオ州)|クリーブランド]]、[[ワシントンD.C.]]、[[ヒューストン]]、[[ロサンゼルス]]、[[ニューヨーク]]、および[[サンディエゴ]]の各都市の学区であった。</ref>。 |
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初めてこの名前がスポーツチームに使われたのは1901年である。 |
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==文化== |
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=== フットボール === |
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===美術館と博物館=== |
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シャーロットは1996年以来[[NFL]] の[[カロライナ・パンサーズ]]の本拠地である。この都市は1974年及び1975年にワールド・フットボールリーグのシャーロット・ホーネッツの本拠地であった。シャーロットはシャーロット・レイジ(Charlotte Rage)及びカロライナ・コブラズ (Carolina Cobras)、の2つの [[アリーナ・フットボール・リーグ]]・チームの本拠地でもある。 |
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[[File:BechtlerMuseumCharlotte.jpg|left|thumb|250px|ベクトラー近代美術館]] |
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シャーロットは南北カロライナの文化の中心地でもあり、特にアップタウンには多数の美術館や博物館が立地している。シャーロット市史上初のアフリカ系市長となった建築家、ハーベイ・B・ガント<ref>[http://charmeck.org/city/charlotte/mayor/PastMayors/Pages/Harvey%20B.aspx Harvey B. Gantt (1983-1987)]. City of Charlotte.</ref>の名を冠したハーベイ・B・ガント黒人芸術・文化センターは、アフリカ系アメリカ人芸術家の手による作品を展示するほか、音楽、ダンス、演劇、映画といった演技芸術や文学、芸術教室によって、シャーロットにおけるアフリカ系アメリカ人の文化を後世に伝える役割を果たしている<ref>[http://www.ganttcenter.org/web/page.asp?urh=SP_AboutTheCenter About The Center], [http://www.ganttcenter.org/web/page.asp?urh=ExhibitionsViewer&id=15 Exhibition Details: John & Vivian Hewitt Collection of African-American Art]. [http://www.ganttcenter.org/web/page.asp?urh=SP_Programs Programs]. The Harvey B. Gantt Center for African-American Arts + Culture.</ref>。ベクトラー近代美術館は[[アルベルト・ジャコメッティ]]、[[ジョアン・ミロ]]、[[ジャン・ティンゲリー]]、[[バーバラ・ヘップワース]]などによる、20世紀中盤の近代美術作品の収集・展示に特に力を入れている<ref>[http://www.bechtler.org/Collection/Collection-strengths Collection Strengths]. Bechtler Museum of Modern Art.</ref>。レバイン新南部博物館は、''Cotton Field to Skyscrapers''(綿花畑から摩天楼へ)という常設展示を軸に、[[南北戦争]]以後の[[アメリカ合衆国南部|南部]]の歴史に関する事物を展示している<ref>[http://www.museumofthenewsouth.org/about_us/ About Us], [http://www.museumofthenewsouth.org/exhibits/detail/?ExhibitId=1 Cotton Field to Skyscrapers]. Levine Museum of the New South.</ref>。ディスカバリー・プレイスは科学技術や工学、数学に関する事物を展示し、[[IMAX]]シアターも備える科学博物館である<ref>[http://www.discoveryplace.org/about/ About Us]. Discovery Place.</ref>。ザ・ライト・ファクトリー現代写真映画美術館は、全米でも数少ない、写真および映画の作品に特化した展示を行っている美術館である<ref>[http://www.lightfactory.org/about-us About Us]. The Light Factory.</ref>。 |
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=== バスケットボール === |
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[[NBA]] の[[シャーロット・ボブキャッツ]]は2004年に活動を始めた(NBA の[[シャーロット・ホーネッツ]]は1988年から2002年までシャーロットにて活動していた)。WNBA シャーロット・スティングスは1997年以来シャーロットにて活動している。 |
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アップタウンの外にも、それぞれの立地を活かした博物館がいくつか立地している。アップタウンの南に広がる住宅街の中、フリーダム・パークの隣には、ディスカバリー・プレイス社が運営するシャーロット自然博物館が立地している。同館は生物に特化した展示を行っており、館内には[[チョウ|蝶]]が飛び交うスペースも設けられている<ref>[http://www.charlottenaturemuseum.org/about/ About Us], [http://www.charlottenaturemuseum.org/museum/exhibits/ Exhibits]. Charlotte Nature Museum.</ref>。シャーロット・ダグラス国際空港の敷地内には、同空港の旧格納庫を転用し、軍用、民間用、商用の航空機やヘリコプターに関連する事物を展示している、カロライナ航空博物館が立地している<ref>[http://www.carolinasaviation.org/about/history History], [http://www.carolinasaviation.org/exhibits Exhibits]. Carolinas Aviation Museum.</ref>。アップタウンから北東へ約5km、シュゴー・クリーク地区には、[[1815年]]に造られたプランテーションを保存し、野外博物館として一般に公開しているローズデール・プランテーションの敷地が広がっている<ref>[http://www.historicrosedale.org/about--2 About]. Historic Rosedale Plantation.</ref>。 |
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=== モータースポーツ === |
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また、モータースポーツが盛んで、大規模な[[NASCAR]]の大会が行われるほか、NASCARの最高峰カテゴリー・[[スプリントカップシリーズ]]に参戦する有力チームの大半が同地にファクトリーを構えており、ファンの間では[[デイトナ500]]の開催地である[[デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ]]と並んで「NASCARの聖地」と呼ばれている<ref>[http://ms.toyota.co.jp/jp/nascar/special_04.html 第4回 NASCARの聖地、シャーロットを訪ねて その1] - TOYOTA 2008年NASCAR特集</ref>。2000年代に入りNASCAR参戦を本格化させた[[トヨタ自動車]]も、実働部隊であるTRD USA, Inc.のファクトリーを同地に置いている<ref>[http://ms.toyota.co.jp/jp/nascar/special_14.html 第14回 トヨタのNASCAR最前線基地、TRD Competition Drive] - TOYOTA 2008年NASCAR特集</ref>。 |
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===演技芸術=== |
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近隣の[[コンコード (ノースカロライナ州)|コンコード]]には[[シャーロット・モーター・スピードウェイ]]が置かれている。 |
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[[File:Belk Theater - Charlotte, NC.jpg|right|thumb|200px|ベルク・シアター]] |
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ブルメンタール・パフォーミング・アーツは、2,100席を有するベルク・シアターをはじめ、アップタウンに立地する6つの劇場を運営している。このうちベルク・シアター、ブース・プレイハウス、ステージ・ドア・シアターの3つはバンク・オブ・アメリカ・コーポレート・センターに隣接するブルメンタール演技芸術センターに、デューク・エナジー・シアターおよびマクグローホン・シアターはその2ブロック北東のスピリット・スクエアに、ナイト・シアターはベクトラー近代美術館の隣にそれぞれ立地している<ref>[http://www.performingartsctr.org/default.asp?blumenthal=129 Blumenthal Performing Arts Theaters], Directions for [http://www.carolinatix.org/resources/pdfs/1213_Map.pdf Blumenthal Performing Arts Center, Spirit Square] and [http://www.carolinatix.org/resources/pdfs/Maps_KNIGHT_LEVINE_lowRes.pdf Knight Theater]. Blumenthal Performing Arts.</ref>。シャーロット交響楽団やオペラ・シャーロットなど、市内の7つの演技芸術団体がこれらの劇場を本拠地としている<ref>[http://www.performingartsctr.org/default.asp?blumenthal=113&urlkeyword=Resident_Companies Resident Companies]. Blumenthal Performing Arts.</ref>。 |
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=== サッカー === |
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シャーロットは[[ユナイテッドサッカーリーグ]]のシャーロット・イーグルス(Charlotte Eagles)の本拠地である。 |
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===スポーツ=== |
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== 文化・芸術 == |
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[[File:Bank of America Stadium.jpg|left|thumb|250px|バンク・オブ・アメリカ・スタジアム]] |
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=== 催事 === |
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毎年1月に〔[[イチバンコン]]〕という[[アニメコンベンション]]が開催されている。 |
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シャーロットには4大メジャー・プロスポーツのうち、[[NFL]]と[[NBA]]の2つがチームを置いている。NFLの[[カロライナ・パンサーズ]]は[[1995年]]のリーグ拡張に伴い、[[ジャクソンビル・ジャガーズ]]と共に創設されたチームである。[[2003年]]には、パンサーズは[[スーパーボウル]]に初出場した。パンサーズは1年目は[[サウスカロライナ州]]の[[クレムソン大学]]のスタジアムであるメモリアル・スタジアムでホームの試合を行っていたが、[[1996年]]にアップタウンの西端に[[バンク・オブ・アメリカ・スタジアム]]が完成して以後は、同スタジアムを本拠地としている。 |
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== 姉妹都市 == |
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*{{flagicon|FRA}} [[リモージュ]]、[[フランス]] |
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*{{flagicon|PER}} [[アレキパ]]、[[ペルー]] |
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*{{flagicon|CHN}} [[保定]]、[[中華人民共和国]] |
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*{{flagicon|GER}} [[クレーフェルト]]、[[ドイツ]] |
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*{{flagicon|GHA}} [[クマシ]]、[[ガーナ]] |
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*{{flagicon|RUS}} [[ヴォロネジ]]、[[ロシア]] |
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*{{flagicon|POL}} [[ヴロツワフ]]、[[ポーランド]] |
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NBAの[[シャーロット・ボブキャッツ]]は、[[2004年]]のリーグ拡張で創設されたチームであり、[[2009年]]には創設6シーズン目にして初の勝ち越しおよびプレーオフ進出を果たしたが、その一方で[[2011年]]にはNBAのロックアウトの影響もあり、7勝59敗のNBA史上最低勝利数記録、および勝率1割6厘の史上最低勝率記録を作るなど、チームの成績はまだ安定していない。[[2010年]]には、[[マイケル・ジョーダン]]がボブキャッツを2億7500万ドルで買収し、オーナーに就任した<ref>Sandomir, Richard. [http://www.nytimes.com/2010/03/18/sports/basketball/18jordan.html?_r=0 N.B.A. Board Approves Jordan’s Purchase of the Bobcats]. The New York Times. 2010年3月18日.</ref>。ボブキャッツはアップタウンの中心に立地する[[タイム・ワーナー・ケーブル・アリーナ]]を本拠地としている。 |
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==出身者== |
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*[[ジム・クロケット・ジュニア]]([[NWA (プロレス)|NWA]]プロモーター) |
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*[[チャールズ・ロビンソン (レフェリー)|チャールズ・ロビンソン]]([[WWE]]レフェリー) |
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*[[ライアン・ボーグルソン]](野球選手) |
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*[[レイ・ダーラム]](野球選手) |
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*[[ビリー・グラハム]](キリスト教のテレビ伝道師) |
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*[[ファイアーハウス]](ヘヴィメタルバンド) |
|||
[[1988年]]から[[2002年]]にかけては、シャーロットには[[ニューオーリンズ・ホーネッツ|ホーネッツ]]が本拠を置いていた。ホーネッツは[[1990年代]]前半、[[ラリー・ジョンソン]]や[[アロンゾ・モーニング]]らを相次いで獲得して好成績を挙げ、「未来の[[シカゴ・ブルズ|ブルズ]]」とまで呼ばれていた。2002年、ホーネッツはシャーロットを離れ、ニューオーリンズへと移転した。 |
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== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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{| class="wikitable" style="font-size:90%;width:100%;text-align:center;line-height:120%" |
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|- |
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! colspan=4 | シャーロットにおけるメジャー・プロスポーツ |
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|- |
|||
! チーム !! スポーツ !! リーグ !! 本拠地 |
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|- |
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| [[カロライナ・パンサーズ]] || [[アメリカンフットボール|フットボール]] || [[NFL]]、[[ナショナル・フットボール・カンファレンス|NFC]]南地区 || [[バンク・オブ・アメリカ・スタジアム]] |
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|- |
|||
| [[シャーロット・ボブキャッツ]] || [[バスケットボール]] || [[NBA]]、東カンファレンス || [[タイム・ワーナー・ケーブル・アリーナ]] |
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|} |
|||
[[File:NASCAR HoF from CCC.JPG|right|thumb|250px|NASCAR殿堂]] |
|||
そして、シャーロットと切っても切り離せないスポーツが[[NASCAR]]である。シャーロット都市圏内にはNASCARの最上位カテゴリーである[[スプリントカップ・シリーズ]]に参戦するチームのほぼ全てがファクトリーを置き、アップタウンには[[NASCAR殿堂]]が立地している<ref>[http://ms.toyota.co.jp/jp/nascar/special_04.html 第4回 NASCARの聖地、シャーロットを訪ねて その1]. ''NASCAR特集''. トヨタ自動車. 2008年.</ref>。また、アップタウンから北東へ20km、[[コンコード (ノースカロライナ州)|コンコード]]には、スプリントカップ・シリーズおよび[[ネイションワイド・シリーズ]]のレースが行われる[[シャーロット・モーター・スピードウェイ]]が立地している。 |
|||
===宗教=== |
|||
[[File:Billy-graham-library-and-grounds.JPG|left|thumb|250px|ビリー・グラハム図書館]] |
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シャーロットは国際的な[[福音主義]]の伝道師である[[ビリー・グラハム]]を生んだ地である。[[1950年]]にグラハムが[[ミネアポリス]]で創設したビリー・グラハム福音協会は、現在ではシャーロットに本部を置いている。市の西部、シャーロット・ダグラス国際空港の近くに立地する同協会本部の敷地内には、[[2007年]]に開館した、グラハムが育った農場の納屋を模したビリー・グラハム図書館が立地している<ref>[http://www.billygrahamlibrary.org/PGView.aspx?pid=19 History of the Library]. Billy Graham Evangelistic Association.</ref>。 |
|||
[[カトリック]]のシャーロット司教区はアップタウンの南西、ディルワース地区に立地する聖パトリック大聖堂に本部を置いている。ノースカロライナ州の西半分を管轄区域とする同管区は[[1971年]]にローリー司教区から分割される形で創設されたもので、アトランタ大司教区の管轄下に置かれている<ref>Cheney, David M. [http://www.catholic-hierarchy.org/diocese/dchan.html Diocese of Charlotte]. ''Catholic-Hierarchy''.</ref>。 |
|||
また、ディルワース地区にはノースカロライナ州唯一の[[正教会]]の大聖堂であるホーリー・トリニティ大聖堂が立地している。毎年9月には、この大聖堂を会場として、シャーロット最大の民族イベントの1つであるイアソウ・グリーク・フェスティバルが行われる<ref>[http://charlotte.cbslocal.com/guide/a-guide-to-the-yiasou-greek-festival/ A Guide To The Yiasou Greek Festival!]. ''Travel & Outdoors''. CBS. 2011年9月6日.</ref> |
|||
==人口動態== |
|||
{{Wikisource|ノースカロライナ州シャーロット市の人口統計データ}} |
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=== 都市圏人口 === |
|||
シャーロットの都市圏、および広域都市圏を形成する各郡の人口は以下の通りである(2010年国勢調査)<ref name="FactFinder" />。 |
|||
;シャーロット・ガストニア・ロックヒル都市圏 |
|||
{| class="wikitable" style="width: 80%; text-align:center; margin: 0 auto 0 auto;" |
|||
! 郡 !! 州 !! 人口 |
|||
|- |
|||
| '''[[メックレンバーグ郡 (ノースカロライナ州)|メックレンバーグ郡]]''' || [[ノースカロライナ州]] || align="right" | 919,628人 |
|||
|- |
|||
| [[ヨーク郡 (サウスカロライナ州)|ヨーク郡]] || [[サウスカロライナ州]] || align="right" | 226,073人 |
|||
|- |
|||
| [[ガストン郡 (ノースカロライナ州)|ガストン郡]] || ノースカロライナ州 || align="right" | 206,086人 |
|||
|- |
|||
| [[ユニオン郡 (ノースカロライナ州)|ユニオン郡]] || ノースカロライナ州 || align="right" | 201,292人 |
|||
|- |
|||
| [[カバラス郡 (ノースカロライナ州)|カバラス郡]] || ノースカロライナ州 || align="right" | 178,011人 |
|||
|- |
|||
| [[アンソン郡 (ノースカロライナ州)|アンソン郡]] || ノースカロライナ州 || align="right" | 26,948人 |
|||
|- style="background-color:#e0e0e0" |
|||
| colspan="2" | '''合計''' || align="right" | 1,758,038人 |
|||
|} |
|||
;シャーロット・ガストニア・ソールズベリー広域都市圏 |
|||
{| class="wikitable" style="width: 80%; text-align:center; margin: 0 auto 0 auto;" |
|||
! 都市圏/小都市圏 !! 郡 !! 州 !! 人口 |
|||
|- |
|||
| colspan="3" | '''シャーロット・ガストニア・ロックヒル都市圏''' || align="right" | 1,758,038人 |
|||
|- |
|||
| ステーツビル・ムーアズビル小都市圏 || [[アイアデル郡 (ノースカロライナ州)|アイアデル郡]] || ノースカロライナ州 || align="right" | 159,437人 |
|||
|- |
|||
| ソールズベリー小都市圏 || [[ローワン郡 (ノースカロライナ州)|ローワン郡]] || ノースカロライナ州 || align="right" | 138,428人 |
|||
|- |
|||
| シェルビー小都市圏 || [[クリーブランド郡 (ノースカロライナ州)|クリーブランド郡]] || ノースカロライナ州 || align="right" | 98,078人 |
|||
|- |
|||
| リンカーントン小都市圏 || [[リンカーン郡 (ノースカロライナ州)|リンカーン郡]] || ノースカロライナ州 || align="right" | 78,265人 |
|||
|- |
|||
| ランカスター小都市圏 || [[ランカスター郡 (サウスカロライナ州)|ランカスター郡]] || サウスカロライナ州 || align="right" | 76,652人 |
|||
|- |
|||
| アルベマール小都市圏 || [[スタンリー郡 (ノースカロライナ州)|スタンリー郡]] || ノースカロライナ州 || align="right" | 60.585人 |
|||
|- |
|||
| チェスター小都市圏 || [[チェスター郡 (サウスカロライナ州)|チェスター郡]] || サウスカロライナ州 || align="right" | 33,140人 |
|||
|- style="background-color:#e0e0e0" |
|||
| colspan="3" | '''合計''' || align="right" | 2,402,623人 |
|||
|} |
|||
=== 市域人口推移 === |
|||
以下にシャーロット市における[[1850年]]から[[2010年]]までの人口推移をグラフおよび表で示す。 |
|||
{| class="wikitable" style="float:right; margin-left:3px; text-size:80%; text-align:right" |
|||
! 統計年 !! 人口 !! 順位 |
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|- |
|||
| [[1850年]] || 1,065人 || - |
|||
|- |
|||
| [[1860年]] || 2,265人 || - |
|||
|- |
|||
| [[1870年]] || 4,473人 || - |
|||
|- |
|||
| [[1880年]] || 7,094人 || - |
|||
|- |
|||
| [[1890年]] || 11,557人 || - |
|||
|- |
|||
| [[1900年]] || 18,091人 || - |
|||
|- |
|||
| [[1910年]] || 34,014人 || - |
|||
|- |
|||
| [[1920年]] || 46,338人 || - |
|||
|- |
|||
| [[1930年]] || 82,675人 || - |
|||
|- |
|||
| [[1940年]] || 100,899人 || 91位 |
|||
|- |
|||
| [[1950年]] || 134,042人 || 70位 |
|||
|- |
|||
| [[1960年]] || 201,564人 || 59位 |
|||
|- |
|||
| [[1970年]] || 241,420人 || 60位 |
|||
|- |
|||
| [[1980年]] || 315,474人 || 47位 |
|||
|- |
|||
| [[1990年]] || 395,934人 || 35位 |
|||
|- |
|||
| [[2000年]] || 540,828人 || 26位 |
|||
|- |
|||
| [[2010年]] || 731,424人 || 17位 |
|||
|- |
|||
|} |
|||
<timeline> |
|||
Colors= |
|||
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|||
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|||
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|||
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|||
ImageSize = width:500 height:500 |
|||
PlotArea = left:50 bottom:50 top:30 right:30 |
|||
DateFormat = x.y |
|||
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|||
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|||
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|||
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|||
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|||
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|||
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|||
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|||
bar:2010 at:731424 fontsize:XS text: 731424 shift:(0,5) |
|||
</timeline> |
|||
==姉妹都市== |
|||
シャーロットは以下8都市と[[姉妹都市]]提携を結んでいる<ref>[http://charmeck.org/city/charlotte/cic/relationships/sistercities/Pages/default.aspx Charlotte's Sister Cities]. Charlotte International Cabinet, City of Charlotte.</ref><ref>[http://www.sister-cities.org/interactive-map/Charlotte,%20North%20Carolina Charlotte, North Carolina]. ''Interactive City Directory''. Sister Cities International, Inc.</ref>。 |
|||
* {{flagicon|Peru}} [[アレキパ]]([[ペルー]]) |
|||
* {{flagicon|Russia}} [[ヴォロネジ]]([[ロシア]]) |
|||
* {{flagicon|Poland}} [[ヴロツワフ]]([[ポーランド]]) |
|||
* {{flagicon|Ghana}} [[クマシ]]([[ガーナ]]) |
|||
* {{flagicon|Germany}} [[クレーフェルト]]([[ドイツ]]) |
|||
* {{flagicon|Israel}} [[ハデラ]]([[イスラエル]]) |
|||
* {{flagicon|China}} [[保定市]]([[中華人民共和国]][[河北省]]) |
|||
* {{flagicon|France}} [[リモージュ]]([[フランス]]) |
|||
==註== |
|||
{{Reflist}} |
{{Reflist}} |
||
==推奨文献== |
|||
== 外部リンク == |
|||
* Graves, William, and Heather A. Smith, eds. ''Charlotte, NC: The Global Evolution of a New South City''. University of Georgia Press. 2010年. |
|||
{{Commonscat|Charlotte, North Carolina|シャーロット}} |
|||
* Hanchett, Thomas W. ''Sorting Out the New South City: Race, Class, and Urban Development in Charlotte, 1875–1975''. University of North Carolina Press. 1998年8月1日. ISBN 0-8078-2376-7. |
|||
* [http://www.ci.charlotte.nc.us/Home.htm シャーロット市公式サイト] {{en icon}} |
|||
* Kratt, Mary Norton. ''Charlotte: Spirit of the New South''. Published by John F. Blair. 1992年9月1日. ISBN 0-89587-095-9. |
|||
* [http://www.charlottecvb.org/ シャーロット観光局] {{en icon}} |
|||
* Kratt, Mary Norton and Mary Manning Boyer. ''Remembering Charlotte: Postcards from a New South City, 1905–1950''. University of North Carolina Press. 2000年10月1日. ISBN 0-8078-4871-9. |
|||
* Kratt, Mary Norton. ''New South Women: Twentieth Century Women of Charlotte, North Carolina''. Public Library of Charlotte and Mecklenburg County in Association with John F. Blair, Publisher. 2001年8月1日. ISBN 0-89587-250-1. |
|||
==外部リンク== |
|||
{{Commonscat|Charlotte, North Carolina}} |
|||
* [http://www.charmeck.org Charlotte-Mecklenburg County] - 市の公式サイト |
|||
* [http://www.charmeck.org/Departments/CATS/Riding+CATS/home.htm Charlotte Area Transit System (CATS)] |
|||
* [http://www.charlottesgotalot.com/ Visit Charlotte] |
|||
* [http://vimeo.com/4360666 Charlotte ''Metropolis''] |
|||
* [http://www.city-data.com/city/Charlotte-North-Carolina.html Charlotte, North Carolina] - City-Data.com |
|||
* [http://maps.yahoo.com/maps_result.php?q1=Charlotte%2C+NC Charlotte, NC] - Yahoo!Mapの地図 |
|||
{{ノースカロライナ州}} |
{{ノースカロライナ州}} |
||
{{アメリカ50大都市}} |
{{アメリカ50大都市}} |
||
{{DEFAULTSORT:しやあろつと}} |
|||
[[Category:ノースカロライナ州の都市]] |
[[Category:ノースカロライナ州の都市|しやろつと]] |
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[[Category:シャーロット|*]] |
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[[an:Charlotte (Carolina d'o Norte)]] |
[[an:Charlotte (Carolina d'o Norte)]] |
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196行目: | 487行目: | ||
[[ko:샬럿]] |
[[ko:샬럿]] |
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[[kw:Charlotte, Karolina Gledh]] |
[[kw:Charlotte, Karolina Gledh]] |
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[[la:Carolinum]] |
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[[la:Carlotta (Carolina Septentrionalis)]] |
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[[lt:Šarlotė]] |
[[lt:Šarlotė]] |
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[[lv:Šarlota]] |
[[lv:Šarlota]] |
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[[mg:Charlotte, North Carolina]] |
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[[mk:Шарлот (Северна Каролина)]] |
[[mk:Шарлот (Северна Каролина)]] |
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[[mr:शार्लट]] |
[[mr:शार्लट]] |
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204行目: | 496行目: | ||
[[ms:Charlotte, Carolina Utara]] |
[[ms:Charlotte, Carolina Utara]] |
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[[nl:Charlotte (North Carolina)]] |
[[nl:Charlotte (North Carolina)]] |
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[[nn:Charlotte i Nord-Carolina]] |
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[[no:Charlotte (Nord-Carolina)]] |
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2013年2月24日 (日) 05:30時点における版
シャーロット市 City of Charlotte | |
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愛称 : The Queen City | |
位置 | |
右: ノースカロライナ州におけるメックレンバーグ郡の位置 左: メックレンバーグ郡におけるシャーロットの市域 | |
座標 : 北緯35度13分37秒 西経80度50分36秒 / 北緯35.22694度 西経80.84333度 | |
歴史 | |
創設 | 1755年 |
行政 | |
国 | アメリカ合衆国 |
州 | ノースカロライナ州 |
郡 | メックレンバーグ郡 |
市 | シャーロット市 |
地理 | |
面積 | |
市域 | 771.0 km2 (297.68 mi2) |
陸上 | 769.4 km2 (297.08 mi2) |
水面 | 1.6 km2 (0.6 mi2) |
都市圏 | 8,019 km2 (3,096 mi2) |
標高 | 229 m (751 ft) |
人口 | |
人口 | (2010年現在) |
市域 | 731,424人 |
人口密度 | 950.6人/km2(2,462.0人/mi2) |
都市圏 | 1,758,038人 |
備考 | 全米都市人口第17位 |
その他 | |
等時帯 | 東部標準時 (UTC-5) |
夏時間 | 東部夏時間 (UTC-4) |
公式ウェブサイト : http://www.charmeck.org |
シャーロット(Charlotte)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州南西部に位置する都市。人口は731,424人(2010年国勢調査)で同州最大、全米でも第17位である[1]。メックレンバーグ郡を中心に6郡にまたがる都市圏は1,758,038人、ソールズベリーなど周辺の7つの小都市圏を含めた広域都市圏は2,402,623人(いずれも2010年国勢調査)の人口を抱えている[1]。
市名はジョージ3世の王妃シャーロットにちなみ、それ故に現代においてもQueen City(女王の街)という愛称を持っている。
初期にはゴールドラッシュで沸き、金鉱の街として栄え、金貨を造るために造幣局の支局も設けられた。やがてゴールドラッシュの中心はカリフォルニアへと移って下火となり、南北戦争が開戦すると造幣局は南軍に接収されたが、その後は綿織物産業が発展した。20世紀後半以降は金融センターとして急成長を遂げた。
シャーロットは南北カロライナの文化の中心地でもあり、市内には美術館や博物館、劇場などの文化施設が集中している。また、変わったところでは、シャーロットはNASCARの聖地として知られている。シャーロットやその近郊にはNASCARのスプリントカップ・シリーズに参戦するチームのほぼ全てがファクトリーを置いているほか、市内にはNASCAR殿堂が立地している。
歴史
初期
ヨーロッパ人が入植する以前には、今日のシャーロットを中心とするこの地にはネイティブ・アメリカンのカトーバ族が住み着いていた。1740年代、ペンシルベニア、メリーランド、およびデラウェアの各植民地からスコットランド系・アイルランド系の入植者がこの地に入植した[2]。
やがて1762年、アンソン郡から分離独立する形でメックレンバーグ郡が創設された。郡名は当時のイギリス国王ジョージ3世の王妃シャーロットの出生地である、ドイツのメクレンブルク地方にちなんでつけられた[2]。
今日のシャーロットの起源は1755年頃、ヤドキン川とカトーバ川の間で、後にトレード・ストリートおよびトライオン・ストリートとなる2本の馬車道が交わる交差点に、トーマス・ポークが建てた1軒の家であった[3]。この1軒の家から始まった集落はやがて1768年、シャーロット妃の名を取ってシャーロットと名付けられ、正式に法人化された[2]。1770年には、トレード・ストリートとトライオン・ストリートを中心として、今日のアップタウン・シャーロットの基となった、整然とした街路が区画された[4]。1774年には、シャーロットはメックレンバーグ郡の恒久的な郡庁所在地になった[2]。
1775年5月20日、メックレンバーグ郡が植民地としてのイギリスとの関係を永久に断つことを明言した、「メックレンバーグ独立宣言」と呼ばれる宣言がシャーロットで出された。正式な独立宣言ではなかったものの、アメリカ独立宣言に先駆けて13植民地から出された、この類のものとしては初めてのものであった。この1775年5月20日という日付は、ノースカロライナ州旗・州章の両方に記されている[5]。
ゴールドラッシュ
1799年、シャーロットの北東25マイル(約40km)、カバラス郡内のリトル・メドウ・クリークで、12歳の少年コンラッド・リードが光り輝く17ポンド(約7.7kg)の石を見つけた。リード父子はその石が何であるのか判らないまま、3年間家の戸止めとして使った後、ファイエットビルの宝石商にわずか3ドル50セントで売り渡した。この光り輝く石こそが、アメリカ合衆国史上初めて発見された金鉱石であった[6][7]。
やがてメックレンバーグ郡やその近辺では金鉱が矢継ぎ早に見つかり、19世紀初頭にはアメリカ合衆国史上初のゴールドラッシュが起こった。シャーロットは金鉱の街として栄え、街には採掘のエキスパートが結集した[8]。1830年代には、ノースカロライナ州には50以上の金山があり、とりわけメックレンバーグ郡には州内最多の金山があった[9]。その経済的な繁栄を象徴するかのように、1837年にはシャーロットに造幣局の支局が設けられ、地元産の金鉱石から金貨が造られた。シャーロット造幣局で造られた金貨にはシャーロットの頭文字であるCの文字が刻まれた[10][11]。
しかし、19世紀も中盤から後半に入ると、シャーロットでのゴールドラッシュも下火になっていった。1849年にカリフォルニア州で金が発見されると、金を求める者は西を目指し、ゴールドラッシュの中心地はカリフォルニアへと移っていった[12]。1861年に南北戦争が勃発すると、シャーロット造幣局は南軍に接収され、司令部および野戦病院に転用された[11]。シャーロットにおけるゴールドラッシュの始まりをもたらしたリード金山では、南北戦争の終結後にも細々と採掘が続けられたが、1896年を最後に大きな金塊はもはや採れなくなり、1912年に閉山した[7]。
閉山から50年以上経った1966年、リード金山跡は国家歴史登録財[13]および国定歴史建造物[14]に指定された。
綿織物産業の発展
南北戦争後、金に代わってシャーロットに地域経済の発展をもたらしたのは綿織物であった。それまでシャーロットやその周辺で生産された綿花は、紡績・加工のために北へと運ばれていたが、1880年、シャーロットに初めての綿織物工場が建てられた。この工場に雇われたのは70人で、そのほとんどは、綿糸を洗浄し、紡ぎ、織り、衣服を縫う女工であった[15]。やがて1890年代から1900年代にかけて、シャーロットには大規模な綿織物工場が次々と建てられ、シャーロットは綿織物産業の一大中心地へと発展した[16]。1910年の国勢調査では、シャーロットは人口34,014人を数え、州都ローリーをしのいで州内最大になった[17]。
綿織物産業の発展を支えたのは1870年代に整備された鉄道網であった。大西洋岸の港湾都市ウィルミントンや、リッチモンド、アトランタといった、復興途上にあった南部の主要都市とシャーロットとを結んでいた鉄道は、シャーロットで生産された綿織物を各地へと運んだ[18]。
1929年の世界恐慌で、シャーロットの綿織物産業は壊滅的な打撃を受け、工場が数多く閉鎖に追い込まれたが、当時の大統領ハーバート・フーヴァーや赤十字の助けを得て何とか保たせていた[19]。しかし第二次世界大戦が勃発すると、シャーロットの地域経済は軍需産業によって潤った[20]。その後1970年代から1980年代に地域経済の主役が金融業に取って代わられるまで、シャーロットにおける綿織物産業は続いた。
金融センターへの急成長
シャーロットの金融機関は、その淵源こそ19世紀末から20世紀初頭にたどることができるものの、全米を代表する金融センターへと成長したのは20世紀後半に入ってからのことである。1874年にシャーロットで商業銀行として開業したコマーシャル・ナショナル・バンクを前身の1つとするノースカロライナ・ナショナル・バンクは、1960年代まではノースカロライナ州内に限定して事業を展開していた一地方銀行に過ぎなかったが、ヒュー・マッコールが1974年に社長に、そして1983年にCEOに就任すると合併と拡大を繰り返し、1991年にネイションズバンクへ[21]、そして1998年に全米第2のバンク・オブ・アメリカへと成長した。
2000年代前半にはバンク・オブ・アメリカと双璧をなしていたワコビア(現ウェルズ・ファーゴ傘下)のシャーロットにおける淵源は、1897年に設立されたシャーロット・ナショナル・バンク[22]と、1908年に設立されたユニオン・ナショナル・バンク[23]にたどることができる。前者は1939年に、当時ウィンストン・セーラムに本社を置いていたワコビア・バンク・オブ・トラストに合併され[22]、後者は1958年に、アシュビルやダーラムの銀行と合併してファースト・ユニオン・ナショナル・バンクになった[23]。
世界金融危機直前の2006年には、この両行をはじめとした、シャーロットに本社を置く金融機関の総資産の合計は1兆7000億ドルにのぼり、ニューヨークに次ぎ、3位のサンフランシスコ以下を大きく突き放して、シャーロットは全米第2の金融センターとしての地位を確立していた[24]。
金融業の成長に伴って、市は高い成長を遂げてきた。1970年に241,420人であった人口は、1980年には315,474人、1990年には395,934人、2000年には540,828人、そして2010年には731,424人と、40年間で3倍に膨れ上がった。しかしその一方で、2007年以降の世界金融危機の影響で大量の失業者を出しており[25]、2010年代以降の成長については未知数である。
地理
シャーロットは北緯35度13分37秒 西経80度50分36秒 / 北緯35.22694度 西経80.84333度に位置している。市はノースカロライナ州南西部のピードモント台地上に位置し、州都ローリーからは西へ約240km、アトランタからは北東へ約390km、首都ワシントンD.C.からは南西へ約640kmである。市の標高は229mである。サウスカロライナ州との州境からは北へ約20kmで、市南端の一部は州境に接している。
アメリカ合衆国統計局によると、シャーロット市は総面積771.0km²(297.68mi²)である。そのうち769.4km²(297.08mi²)が陸地で1.6km²(0.6mi²)が水域である。総面積の0.20%が水域となっている。シャーロットの市域はメックレンバーグ郡の郡域の半分以上を占めている。都市圏はメックレンバーグ郡を中心に6郡にまたがっており、その総面積は8,019km²で、日本の兵庫県や広島県の面積にほぼ匹敵する。
気候
シャーロットの気候は四季がはっきりしており、暑い夏と肌寒い冬、概ね過ごしやすい春・秋に特徴付けられる。最も暑い7月の平均気温は27℃、最高気温の平均は32℃で、日中は30℃を超える日が多い。最も寒い1月の平均気温は5℃、最低気温の平均は0℃で、月の半分は最低気温が氷点下に下がる。降水量は1年を通じほぼ一定で、月間75-120mm、年間約1,090mmである。冬季には月間3-5cm程度の降雪が見られ、年間降雪量は約14.0cmである[26]。ケッペンの気候区分では、シャーロットはアメリカ合衆国東海岸や南部に広く分布している温暖湿潤気候(Cfa)に属する。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温(℃) | 5.0 | 6.7 | 10.6 | 16.1 | 20.6 | 24.4 | 26.7 | 25.6 | 22.2 | 16.1 | 11.1 | 6.1 | 16.1 |
降水量(mm) | 94.0 | 94.0 | 116.8 | 76.2 | 91.4 | 88.9 | 96.5 | 104.1 | 83.8 | 81.3 | 78.7 | 83.8 | 1,089.5 |
都市概観
アメリカ合衆国内の多くの都市では「ダウンタウン」と呼ばれる、都市中心部の中心業務地区(CBD)は、シャーロットではアップタウン(Uptown)と呼ばれている。もともとこのアップタウンという名称は、1987年に地元最大手の新聞であるシャーロット・オブザーバー紙が使い始めたものであった[27]。アップタウンは州間高速道路I-77本線、およびその支線であるI-277に囲まれた菱形状になっており、南西-北東、南東-北西のいずれも3km程度の範囲に収まっている。アップタウンにおいては、街路は整然と区画されており、南西-北東に通る通りはトレード・ストリートを境に北東へはN(北)、南西へはS(南)に、また南東-北西に通る通りはトライオン・ストリートを境に北西へはW(西)、南東へはE(東)にそれぞれ分かれている。
アップタウンに建つバンク・オブ・アメリカの総本社ビル、バンク・オブ・アメリカ・コーポレート・センターは高さ871フィート(265m)、60階建てで、シャーロットで、そしてノースカロライナ州全体でも最も高いビルである[28]。アップタウンにはそのほか、デューク・エナジー・センター(786フィート/240m、48階建て)[29]、サ・ビュー(662フィート/202m、50階建て)[30]、ハースト・タワー(659フィート/201m、47階建て)[31]、ワン・ウェルズ・ファーゴ・センター(588フィート/179m、42階建て)といった超高層ビルが建ち並んでいる。
シャーロットには199の地区があり、アップタウンから放射状に広がっている[32]。アップタウンの北西に隣接するビドルビル地区は、シャーロットでは最も古くからあるアフリカ系住民のコミュニティである[33]。アップタウンの東約3kmに位置するプラザ・ミッドウッド地区は、シャーロットでは最も民族の多様性に富んだ地域の1つで、地区内には各民族の料理を出す店が点在している[34]。アップタウンの北東約3km、ノース・デイビッドソン地区(NoDa)は、20世紀初頭から中盤における繊維産業の中心地区から一転、1970年代から1980年代にかけて一度は荒れ果てたものの、1990年代に入って芸術の街として再生した地区である[35]。アップタウンの北東約15km、ノースカロライナ大学シャーロット校のキャンパスを中心とした地区はユニバーシティ・シティと呼ばれ、同学の学生や教職員が多く住んでいる。アップタウンの南約10km、サウスパーク・モールを中心としたサウスパーク地区は、住宅地であると同時に、中高層ビルが建ち並ぶ商業・業務中心地でもあり、職住近接型のエッジシティを形成している[36]。
政治
シャーロットはシティー・マネージャー制を採っている。シティー・マネージャーは行政実務の最高責任者として、市議会の採択した政策を実行し、当局に対してビジョンおよびリーダーシップを示し、市政府の日常業務を監督する責任を負う[37]。シティー・マネージャーの下には、警察・消防・交通・都市計画などの行政実務にあたる各局のほか、財務や人事などの管理部門各局、およびアシスタント・シティー・マネージャーや内部監査などのリーダーシップチームが置かれている[38]。
これに対し、市長および市議会は市の立法機関として条例の制定や市政策の決定に責任を負う。市議会は11名の議員から成っており、そのうち7名は市を7つに分けた選挙区から1名ずつ選出され、残りの4名が全市からの投票で選出される。市議員の任期は2年である[39]。
市長は「市の顔」として、すべての市会議に主席するほか、式典やイベントに出席する。また、必要に応じて、州都ローリーや首都ワシントンD.C.、もしくはアメリカ合衆国外にも市の代表として出向くことがある[39]。
シャーロットは市郡一体の自治体ではないが、警察や都市計画局など、政府機関の一部は統合されている[38]。また、シャーロット市政府とメックレンバーグ郡政府の各局・機関の事務所はともに、シャーロット・メックレンバーグ・ガバメント・センターという1棟の合同庁舎の中に置かれている。アップタウンに立地するこの15階建ての合同庁舎は1988年に完成したものである[40]。
治安
シャーロットの治安は全米平均よりはやや悪いものの、大都市の中では良い部類に入る。2012年のモーガン・クイットノー(CQプレス社傘下)によるレポートでは、シャーロットは全米432都市中危険な順に150位[41]で、人口500,000人以上の33都市の中では安全な順に8位であった[42]。ノースカロライナ州内の他の主要都市と比べると、ローリーよりは悪く、グリーンズボロ、ウィンストン・セーラム、ファイエットビル、ダーラムよりは良い[41]。
経済
シャーロットはニューヨークに次ぐ全米第2の金融センターとなっている[24]。全米第2の銀行、バンク・オブ・アメリカはシャーロットに本社を置いている。また、サンフランシスコに本社を置くウェルズ・ファーゴは、2008年にワコビアを買収[43]した後も、ワコビアの本社を引き継ぐ形で東部の重要拠点をシャーロットに置いている。加えて、シャーロットにはリッチモンド連邦準備銀行の支店も置かれている[44]。
加えて、2000年代後半に入ると、Charlotte USA - The New Energy Capital(シャーロット、新たなエネルギーの首都)の標語と共に、シャーロットはエネルギー産業の中心地としても地位を上げてきている。その中心となっているのは、シャーロットに本社を置き、フォーチュン500にも入っている電力会社、デューク・エナジーである。同社を含め、シャーロットにおけるエネルギー関連会社の数は250社にのぼり、2011年には30,000人近い雇用を生み出している[45]。
シャーロット市内には、バンク・オブ・アメリカやデューク・エナジーを含め、フォーチュン500に入る企業が6社、本社を置いている[46]。シャーロット市内に本社を置くフォーチュン500企業を下表に示す。
シャーロットに本社を置くフォーチュン500企業 | ||
---|---|---|
順位 | 企業名 | 業種 |
13 | バンク・オブ・アメリカ | 銀行 |
138 | ニューコア | 鉄鋼 |
186 | デューク・エナジー | エネルギー |
319 | グッドリッチ | 航空宇宙 |
330 | ソニック・オートモーティブ | 自動車 |
446 | SPX | 各種製造業 |
このほか、北郊のムーアズビルには住宅用品・家電チェーンのロウズが、南東郊のマシューズには1ドルショップチェーンのファミリー・ダラーがそれぞれ本社を置いている[46]。
交通
シャーロットの空の玄関口はアップタウンから西へ7km[47]に立地するシャーロット・ダグラス国際空港(IATA: CLT)である。同空港はUSエアウェイズ最大のハブ空港で、同社の便を中心に全米各地や中南米主要都市、西ヨーロッパ主要都市への便が発着しているのみならず、エア・カナダによるトロントへの便や、ルフトハンザ航空によるミュンヘンへの便など、アメリカ合衆国内外130都市へ直行便があり、発着便数は1日700便におよぶ[48]。同空港の年間利用客数は3,825万人(2010年)を数え、全米で11位、全世界でも25位である[49]。
シャーロットではI-77とI-85の2本の高速道路が交わる。I-85はピードモント台地を縦貫する幹線で、南西へはアトランタやモントゴメリーへ、北東へはグリーンズボロやローリー、リッチモンドへと通じている。このI-85の支線であるI-485はシャーロットの環状道路となっている。一方、I-77は南へはコロンビアへ、北へはアパラチア山脈を抜けてウェストバージニア州とオハイオ州東部を貫き、クリーブランドへと通ずる。I-77にもI-277という支線があり、こちらはアップタウンをぐるりと取り囲む、都心環状線としての役割を果たしている。
アムトラックの駅はアップタウンの北東約2.5km、NoDaの近くにあり、シャーロットとニューヨークを結ぶ長距離列車カロリニアン号が1日1便、シャーロットとローリーを結ぶ昼行中距離列車ピードモント号が1日2便発着する[50]ほか、ニューヨークとニューオーリンズを結ぶクレセント号が北行、南行とも1日1便停車する[51]。
シャーロットの主な公共交通機関は、シャーロット地域交通システム(CATS)が運行している路線バス網である。同局の路線バス網は、アップタウンから放射状に市内を広くカバーするローカル、高速道路を経由してアップタウンと郊外都市を結ぶエクスプレス、郊外を走るコミュニティバス、アップタウンを通らず市内の各地区を結ぶネイバーフッド・シャトルからなり、あわせて70系統を有する[52]。また、この路線バス網に加えて、CATSはリンクス(Lynx)というライトレールも走らせている。リンクスは2012年現在、アップタウンから市南部へと向かう全長9.6マイル(15.5km)のブルーライン1路線のみが運行されている[53]。
教育
全米区で高い評価を受けているノースカロライナ州の大学としては、リサーチ・トライアングルのデューク大学やノースカロライナ大学チャペルヒル校、ピードモント・トライアドのウェイクフォレスト大学がよく知られているが、シャーロット都市圏にもこれらの大学に匹敵する評価を受けている大学が存在する。シャーロットの北郊約32km、デイビッドソンにキャンパスを構えるデイビッドソン大学は、1837年に創立したリベラル・アーツ・カレッジで、学生数2,000人弱で少数精鋭制による教育を行い、21の専攻プログラムを提供している[54]。同学は全米のリベラル・アーツ・カレッジの中で上位10位前後、もしくはそれ以内に入る評価を常に受けている[55]。同学のスポーツチーム、ワイルドキャッツはNCAAのディビジョンI(フットボールはチャンピオンシップ・サブディビジョン/旧I-AA)のサザン・カンファレンスに所属し、男子10種目、女子9種目で競っている[56]。
シャーロット市内にもいくつかの4年制大学がキャンパスを置いている。ノースカロライナ大学シャーロット校はユニバーシティ・シティ地区に1,000エーカー(4,046,000m²)のキャンパスを構えている[57]。同学は1946年に2年制の大学として開校し、1964年に州立の4年制大学に移行、翌1965年にノースカロライナ大学システム4番目のキャンパスとして組み入れられ、1969年から修士の学位を、そして1992年から博士の学位を授与し始めた2012年現在、同学は7つの学部を有し、学部に86、修士課程に64、博士課程に19の専攻プログラムを有し、25,000人以上の学生を抱える総合大学となっている[58]。
クイーンズ大学シャーロットはアップタウンの南約4kmにキャンパスを置いている。同学は1857年に創立した長老派教会系の小規模総合大学で、6つの学部を有し、学部に35、大学院に16の専攻プログラムを有し、学生数約2,400人、学生対教授の比が12:1という、リベラル・アーツ・カレッジに近い少人数制教育を行っている[59]。同学は、南部の「地方区の大学」の中で25位以内に入る評価を受けている[60]。ビドルビル地区にキャンパスを置くジョンソン・C・スミス大学は、1867年に創立した長老派教会系のリベラル・アーツ・カレッジで、Historically Black Collegeと呼ばれる、もともとはアフリカ系の学生に高等教育の機会を与える大学であった[61]。
シャーロットのK-12課程はシャーロット・メックレンバーグ学区の管轄下にある公立学校によって支えられている。同学区は小学校88校、中学校39校、高校28校を有し、140,000人以上の児童・生徒を抱えている[62]。2003年、同学区は4年生と8年生の算数において、都市部の10学区の中でトップ、全米平均と比較しても良い成績で、学力が低くなりがちな大都市の学区においても高い学力を身に着けさせることができることを示した[63]。
文化
美術館と博物館
シャーロットは南北カロライナの文化の中心地でもあり、特にアップタウンには多数の美術館や博物館が立地している。シャーロット市史上初のアフリカ系市長となった建築家、ハーベイ・B・ガント[64]の名を冠したハーベイ・B・ガント黒人芸術・文化センターは、アフリカ系アメリカ人芸術家の手による作品を展示するほか、音楽、ダンス、演劇、映画といった演技芸術や文学、芸術教室によって、シャーロットにおけるアフリカ系アメリカ人の文化を後世に伝える役割を果たしている[65]。ベクトラー近代美術館はアルベルト・ジャコメッティ、ジョアン・ミロ、ジャン・ティンゲリー、バーバラ・ヘップワースなどによる、20世紀中盤の近代美術作品の収集・展示に特に力を入れている[66]。レバイン新南部博物館は、Cotton Field to Skyscrapers(綿花畑から摩天楼へ)という常設展示を軸に、南北戦争以後の南部の歴史に関する事物を展示している[67]。ディスカバリー・プレイスは科学技術や工学、数学に関する事物を展示し、IMAXシアターも備える科学博物館である[68]。ザ・ライト・ファクトリー現代写真映画美術館は、全米でも数少ない、写真および映画の作品に特化した展示を行っている美術館である[69]。
アップタウンの外にも、それぞれの立地を活かした博物館がいくつか立地している。アップタウンの南に広がる住宅街の中、フリーダム・パークの隣には、ディスカバリー・プレイス社が運営するシャーロット自然博物館が立地している。同館は生物に特化した展示を行っており、館内には蝶が飛び交うスペースも設けられている[70]。シャーロット・ダグラス国際空港の敷地内には、同空港の旧格納庫を転用し、軍用、民間用、商用の航空機やヘリコプターに関連する事物を展示している、カロライナ航空博物館が立地している[71]。アップタウンから北東へ約5km、シュゴー・クリーク地区には、1815年に造られたプランテーションを保存し、野外博物館として一般に公開しているローズデール・プランテーションの敷地が広がっている[72]。
演技芸術
ブルメンタール・パフォーミング・アーツは、2,100席を有するベルク・シアターをはじめ、アップタウンに立地する6つの劇場を運営している。このうちベルク・シアター、ブース・プレイハウス、ステージ・ドア・シアターの3つはバンク・オブ・アメリカ・コーポレート・センターに隣接するブルメンタール演技芸術センターに、デューク・エナジー・シアターおよびマクグローホン・シアターはその2ブロック北東のスピリット・スクエアに、ナイト・シアターはベクトラー近代美術館の隣にそれぞれ立地している[73]。シャーロット交響楽団やオペラ・シャーロットなど、市内の7つの演技芸術団体がこれらの劇場を本拠地としている[74]。
スポーツ
シャーロットには4大メジャー・プロスポーツのうち、NFLとNBAの2つがチームを置いている。NFLのカロライナ・パンサーズは1995年のリーグ拡張に伴い、ジャクソンビル・ジャガーズと共に創設されたチームである。2003年には、パンサーズはスーパーボウルに初出場した。パンサーズは1年目はサウスカロライナ州のクレムソン大学のスタジアムであるメモリアル・スタジアムでホームの試合を行っていたが、1996年にアップタウンの西端にバンク・オブ・アメリカ・スタジアムが完成して以後は、同スタジアムを本拠地としている。
NBAのシャーロット・ボブキャッツは、2004年のリーグ拡張で創設されたチームであり、2009年には創設6シーズン目にして初の勝ち越しおよびプレーオフ進出を果たしたが、その一方で2011年にはNBAのロックアウトの影響もあり、7勝59敗のNBA史上最低勝利数記録、および勝率1割6厘の史上最低勝率記録を作るなど、チームの成績はまだ安定していない。2010年には、マイケル・ジョーダンがボブキャッツを2億7500万ドルで買収し、オーナーに就任した[75]。ボブキャッツはアップタウンの中心に立地するタイム・ワーナー・ケーブル・アリーナを本拠地としている。
1988年から2002年にかけては、シャーロットにはホーネッツが本拠を置いていた。ホーネッツは1990年代前半、ラリー・ジョンソンやアロンゾ・モーニングらを相次いで獲得して好成績を挙げ、「未来のブルズ」とまで呼ばれていた。2002年、ホーネッツはシャーロットを離れ、ニューオーリンズへと移転した。
シャーロットにおけるメジャー・プロスポーツ | |||
---|---|---|---|
チーム | スポーツ | リーグ | 本拠地 |
カロライナ・パンサーズ | フットボール | NFL、NFC南地区 | バンク・オブ・アメリカ・スタジアム |
シャーロット・ボブキャッツ | バスケットボール | NBA、東カンファレンス | タイム・ワーナー・ケーブル・アリーナ |
そして、シャーロットと切っても切り離せないスポーツがNASCARである。シャーロット都市圏内にはNASCARの最上位カテゴリーであるスプリントカップ・シリーズに参戦するチームのほぼ全てがファクトリーを置き、アップタウンにはNASCAR殿堂が立地している[76]。また、アップタウンから北東へ20km、コンコードには、スプリントカップ・シリーズおよびネイションワイド・シリーズのレースが行われるシャーロット・モーター・スピードウェイが立地している。
宗教
シャーロットは国際的な福音主義の伝道師であるビリー・グラハムを生んだ地である。1950年にグラハムがミネアポリスで創設したビリー・グラハム福音協会は、現在ではシャーロットに本部を置いている。市の西部、シャーロット・ダグラス国際空港の近くに立地する同協会本部の敷地内には、2007年に開館した、グラハムが育った農場の納屋を模したビリー・グラハム図書館が立地している[77]。
カトリックのシャーロット司教区はアップタウンの南西、ディルワース地区に立地する聖パトリック大聖堂に本部を置いている。ノースカロライナ州の西半分を管轄区域とする同管区は1971年にローリー司教区から分割される形で創設されたもので、アトランタ大司教区の管轄下に置かれている[78]。
また、ディルワース地区にはノースカロライナ州唯一の正教会の大聖堂であるホーリー・トリニティ大聖堂が立地している。毎年9月には、この大聖堂を会場として、シャーロット最大の民族イベントの1つであるイアソウ・グリーク・フェスティバルが行われる[79]
人口動態
都市圏人口
シャーロットの都市圏、および広域都市圏を形成する各郡の人口は以下の通りである(2010年国勢調査)[1]。
- シャーロット・ガストニア・ロックヒル都市圏
郡 | 州 | 人口 |
---|---|---|
メックレンバーグ郡 | ノースカロライナ州 | 919,628人 |
ヨーク郡 | サウスカロライナ州 | 226,073人 |
ガストン郡 | ノースカロライナ州 | 206,086人 |
ユニオン郡 | ノースカロライナ州 | 201,292人 |
カバラス郡 | ノースカロライナ州 | 178,011人 |
アンソン郡 | ノースカロライナ州 | 26,948人 |
合計 | 1,758,038人 |
- シャーロット・ガストニア・ソールズベリー広域都市圏
都市圏/小都市圏 | 郡 | 州 | 人口 |
---|---|---|---|
シャーロット・ガストニア・ロックヒル都市圏 | 1,758,038人 | ||
ステーツビル・ムーアズビル小都市圏 | アイアデル郡 | ノースカロライナ州 | 159,437人 |
ソールズベリー小都市圏 | ローワン郡 | ノースカロライナ州 | 138,428人 |
シェルビー小都市圏 | クリーブランド郡 | ノースカロライナ州 | 98,078人 |
リンカーントン小都市圏 | リンカーン郡 | ノースカロライナ州 | 78,265人 |
ランカスター小都市圏 | ランカスター郡 | サウスカロライナ州 | 76,652人 |
アルベマール小都市圏 | スタンリー郡 | ノースカロライナ州 | 60.585人 |
チェスター小都市圏 | チェスター郡 | サウスカロライナ州 | 33,140人 |
合計 | 2,402,623人 |
市域人口推移
以下にシャーロット市における1850年から2010年までの人口推移をグラフおよび表で示す。
統計年 | 人口 | 順位 |
---|---|---|
1850年 | 1,065人 | - |
1860年 | 2,265人 | - |
1870年 | 4,473人 | - |
1880年 | 7,094人 | - |
1890年 | 11,557人 | - |
1900年 | 18,091人 | - |
1910年 | 34,014人 | - |
1920年 | 46,338人 | - |
1930年 | 82,675人 | - |
1940年 | 100,899人 | 91位 |
1950年 | 134,042人 | 70位 |
1960年 | 201,564人 | 59位 |
1970年 | 241,420人 | 60位 |
1980年 | 315,474人 | 47位 |
1990年 | 395,934人 | 35位 |
2000年 | 540,828人 | 26位 |
2010年 | 731,424人 | 17位 |
姉妹都市
シャーロットは以下8都市と姉妹都市提携を結んでいる[80][81]。
註
- ^ a b c American FactFinder. U.S. Census Bureau. 2011年2月4日.
- ^ a b c d Lewis, J.D. Mecklenburg County, North Carolina. Just About Everything You May Want to Know About Carolina Before 1729.
- ^ Founding a New City. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline. Public Library of Charlotte and Mecklenburg County.
- ^ Designing a New City. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ Mecklenburg Declaration. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ Discovery of Gold, Value of Gold. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ a b Reed Gold Mine: The Site Today. North Carolina Historic Sites, North Carolina Department of Cultural Resources Office of Archives & History.
- ^ Gold Fever (1803), Gold Fever (1830), Charlotte, Mining Town. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ Boomtown. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ US Mint in Charlotte, 'C' is for Charlotte. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ a b The Mint at Charlotte North Carolina. US-Mint.info. Austin Rare Coins.
- ^ California Here I Come. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ Reed Gold Mine Site. National Register of Historic Places Inventory -- Nomination Form. National Park Service. 1966年1月17日.
- ^ Reed Gold Mine. National Historic Landmarks Program. National Park Service.
- ^ First Cotton Mill. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ Morrill, Dan L. A Servey of Cotton Mills in Charlotte and Mecklenburg County. Charlotte-Mecklenburg Historic Landmarks Commission. 1997年7月.
- ^ Changing Economy. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ Richmond to Atlanta. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ Keeping the Mills Open. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ War Industry. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ Super Banker. Cover Story. BusinessWeek. Bloomburg. 1991年7月14日.
- ^ a b Banking Industry Grows. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ a b First Union Emerges. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ a b Fitzpatrick, Dan. How Charlotte became a banking giant, outpacing Pittsburgh's banks. Pittsburgh Post-Gazette. 2006年6月25日.
- ^ Rauch, Joe. City After the Storm. American Banker Magazine. SourceMedia. 2012年4月1日.
- ^ a b Historical Weather for Charlotte, North Carolina, United States of America. Weatherbase.com.
- ^ Down Becomes Up. The Charlotte-Mecklenburg Story: History Timeline.
- ^ Bank of America Corporate Center. Emporis.
- ^ Duke Energy Center. Emporis.
- ^ The Vue. Emporis.
- ^ Hearst Tower. Emporis.
- ^ Neighborhood Listing. City of Charlotte & Mecklenburg County.
- ^ Hanchett, Thomas W. Biddleville-Five Points. Charlotte-Mecklenburg Historic Landmarks Commission.
- ^ About Plaza Midwood. Plaza Midwood Neighborhood Association.
- ^ NoDa. Urban Explorers Handbook, Creative Loafing Charlotte. SouthComm.
- ^ Rising, Addie. Getting to Know SouthPark. About.com Charlotte. About.com.
- ^ City Manager: About Us. City of Charlotte.
- ^ a b City Government Organization Chart. City of Charlotte. 2012年12月.(PDFファイル)
- ^ a b City Council: About Us. City of Charlotte.
- ^ Charlotte-Mecklenburg Government Center. Emporis.
- ^ a b 2012 City Crime Rate Rankings CQ Press.
- ^ Rankings by Population Categories. CQ Press.
- ^ Wells Fargo and Wachovia Merger Completed. News Release. San Francisco: Wells Fargo. 2009年1月1日.
- ^ Charlotte Office. Federal Reserve Bank of Richmond.
- ^ Glader, Paul. Charlotte looks beyond financial sector in effort to become 'energy capital'. The Washington Post. 2011年9月9日.
- ^ a b States: North Carolina. Fortune 500 2012. 2012年3月21日.
- ^ Charlotte/Douglas Int'l. (Form 5010) Airport Master Record. Federal Aviation Administration. 2012年11月15日.
- ^ Airline and Flight Information, Nonstop Cities Served, CLT Route Map. Charlotte/Douglas International Airport.
- ^ Passenger Traffic 2010 FINAL. Airports Council International. 2011年8月1日.
- ^ Atlantic Coast Service. p.2. Amtrak. 2012年5月7日.
- ^ Crescent. p.2. Amtrak. 2012年5月7日.
- ^ System Map. Charlotte Area Transit System, City of Charlotte.
- ^ Lynx Home. Charlotte Area Transit System, City of Charlotte.
- ^ About Davidson. Davidson College.
- ^ Best Colleges 2013: National Liberal Arts College Rankings. p.2. U.S. News & World Report. 2012年.
2013年版(2012年発行)では12位であった。 - ^ Davidson College Athletics. Davidson College.
- ^ About UNC Charlotte. University of North Carolina at Charlotte.
- ^ University History. University of North Carolina at Charlotte. 2012年2月.
- ^ Fast Facts. Queens University of Charlotte.
- ^ Best Colleges 2013: Regional University South Rankings. p.3. U.S. News & World Report. 2012年.
2013年版(2012年発行)では20位であった。 - ^ Our History. John C. Smith University.
- ^ Fast Facts. Charlotte-Mecklenburg Schools.
- ^ Charlotte Schools Top Other Cities in NAEP Trial. North Carolina Department of Public Instruction. 2003年12月17日.
なお、この時調査対象となったのはシャーロットのほか、アトランタ、ボストン、シカゴ、クリーブランド、ワシントンD.C.、ヒューストン、ロサンゼルス、ニューヨーク、およびサンディエゴの各都市の学区であった。 - ^ Harvey B. Gantt (1983-1987). City of Charlotte.
- ^ About The Center, Exhibition Details: John & Vivian Hewitt Collection of African-American Art. Programs. The Harvey B. Gantt Center for African-American Arts + Culture.
- ^ Collection Strengths. Bechtler Museum of Modern Art.
- ^ About Us, Cotton Field to Skyscrapers. Levine Museum of the New South.
- ^ About Us. Discovery Place.
- ^ About Us. The Light Factory.
- ^ About Us, Exhibits. Charlotte Nature Museum.
- ^ History, Exhibits. Carolinas Aviation Museum.
- ^ About. Historic Rosedale Plantation.
- ^ Blumenthal Performing Arts Theaters, Directions for Blumenthal Performing Arts Center, Spirit Square and Knight Theater. Blumenthal Performing Arts.
- ^ Resident Companies. Blumenthal Performing Arts.
- ^ Sandomir, Richard. N.B.A. Board Approves Jordan’s Purchase of the Bobcats. The New York Times. 2010年3月18日.
- ^ 第4回 NASCARの聖地、シャーロットを訪ねて その1. NASCAR特集. トヨタ自動車. 2008年.
- ^ History of the Library. Billy Graham Evangelistic Association.
- ^ Cheney, David M. Diocese of Charlotte. Catholic-Hierarchy.
- ^ A Guide To The Yiasou Greek Festival!. Travel & Outdoors. CBS. 2011年9月6日.
- ^ Charlotte's Sister Cities. Charlotte International Cabinet, City of Charlotte.
- ^ Charlotte, North Carolina. Interactive City Directory. Sister Cities International, Inc.
推奨文献
- Graves, William, and Heather A. Smith, eds. Charlotte, NC: The Global Evolution of a New South City. University of Georgia Press. 2010年.
- Hanchett, Thomas W. Sorting Out the New South City: Race, Class, and Urban Development in Charlotte, 1875–1975. University of North Carolina Press. 1998年8月1日. ISBN 0-8078-2376-7.
- Kratt, Mary Norton. Charlotte: Spirit of the New South. Published by John F. Blair. 1992年9月1日. ISBN 0-89587-095-9.
- Kratt, Mary Norton and Mary Manning Boyer. Remembering Charlotte: Postcards from a New South City, 1905–1950. University of North Carolina Press. 2000年10月1日. ISBN 0-8078-4871-9.
- Kratt, Mary Norton. New South Women: Twentieth Century Women of Charlotte, North Carolina. Public Library of Charlotte and Mecklenburg County in Association with John F. Blair, Publisher. 2001年8月1日. ISBN 0-89587-250-1.
外部リンク
- Charlotte-Mecklenburg County - 市の公式サイト
- Charlotte Area Transit System (CATS)
- Visit Charlotte
- Charlotte Metropolis
- Charlotte, North Carolina - City-Data.com
- Charlotte, NC - Yahoo!Mapの地図