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|タイトル=獣拳戦隊ゲキレンジャー |
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|説明= |
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|ジャンル= |
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{{Infobox animanga/TVDrama |
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|タイトル= |
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|原作=[[八手三郎]] |
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|監督=[[中澤祥次郎]]、[[渡辺勝也]]、[[竹本昇]]<br />[[諸田敏]]、[[辻野正人]]、[[加藤弘之 (特撮監督)|加藤弘之]] |
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|制作=[[テレビ朝日]]、[[東映]]<br />[[東映エージェンシー]] |
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|放送局=テレビ朝日系列 |
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|放送開始=[[2007年]][[2月18日]] |
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|放送終了=[[2008年]][[2月10日]] |
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|話数=全49話 |
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|その他= |
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|コピーライト=2007 テレビ朝日・東映AG・東映 |
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{{Infobox animanga/Footer |
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|ウィキプロジェクト= |
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|ウィキポータル= |
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『'''獣拳戦隊ゲキレンジャー'''』(じゅうけんせんたいゲキレンジャー)は、[[2007年]](平成19年)[[2月18日]]から[[2008年]](平成20年)[[2月10日]]まで[[テレビ朝日]]系列で毎週日曜7:30 - 8:00([[日本標準時|JST]])に全49話が放送された、[[東映]]制作の[[特撮テレビ番組一覧|特撮テレビドラマ]]、および劇中で主人公たちが変身するヒーローの名称。 |
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「[[スーパー戦隊シリーズ]]」第31作にあたる。 |
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[[キャッチコピー]]は、「'''高みを目指して、学び、変わる!'''」。 |
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[[2010年]][[5月13日]]よりCS放送局・[[テレ朝チャンネル]]にて放送中。 |
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|style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|2008年2月<br/> - 2009年2月 |
|style="border:1px solid black; white-space:nowrap"|2008年2月<br/> - 2009年2月 |
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{{基礎情報 テレビ番組 |
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|番組名=獣拳戦隊ゲキレンジャー |
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|ジャンル=[[特撮]]テレビドラマ |
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|放送時間=日曜 7:30 - 8:00 |
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|放送分=30 |
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|放送期間=2007年2月18日 - 2008年2月10日<br /> |
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|放送回数=全49 |
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|放送国={{JPN}} |
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|制作局=テレビ朝日 |
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|企画= |
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|製作総指揮= |
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|監督=[[中澤祥次郎]] 他 |
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|演出= |
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|原作=[[八手三郎]] |
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|脚本=[[横手美智子]] 他 |
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|プロデューサー=八木征志 (テレビ朝日)<br />[[塚田英明]]・[[宇都宮孝明]](東映)<br />矢田晃一(東映AG) |
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|出演者=[[鈴木裕樹]]<br />[[福井未菜]]<br />[[高木万平]]<br />[[三浦力]]<br />[[聡太郎]]<br />[[荒木宏文]]<br />[[平田裕香]]<br />[[川野直輝]]<br />[[伊藤かずえ]] 他 |
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|音声=[[ステレオ放送]] |
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|字幕= [[文字多重放送]]<ref group="注">文字の色は、ジャン:黄色、レツ:青、ラン:緑、それ以外:白。</ref> |
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|データ放送= [[地上デジタルテレビジョン放送|地上デジタル放送]] |
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|OPテーマ=「獣拳戦隊ゲキレンジャー」<br />歌:[[谷本貴義]]、[[ヤング・フレッシュ]] |
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|EDテーマ=「道(タオ)」<br />歌:[[水木一郎]]、ヤング・フレッシュ |
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|外部リンク=http://www.tv-asahi.co.jp/geki/ |
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|外部リンク名=公式サイト(テレビ朝日) |
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|特記事項=「[[スーパー戦隊シリーズ]]」 第31作 |
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『'''獣拳戦隊ゲキレンジャー'''』(じゅうけんせんたいゲキレンジャー)は、[[2007年]](平成19年)[[2月18日]]から[[2008年]](平成20年)[[2月10日]]まで[[テレビ朝日]]系列で毎週日曜7:30 - 8:00 ([[日本標準時|JST]]) に全49話が放送された、[[東映]]制作の[[特撮テレビ番組一覧|特撮テレビドラマ]]、および劇中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「[[スーパー戦隊シリーズ]]」第31作にあたる。[[キャッチコピー]]は、「'''高みを目指して、学び、変わる!'''」。なお[[2010年]][[5月13日]]よりCS放送局・[[テレ朝チャンネル]]にて再放送中。[[ハイビジョン]]制作。 |
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== あらすじ == |
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獣拳とは[[獣]]の力を心に感じ、獣の力を手にする[[拳法]]である。古代[[中国]]で誕生し4000年の歴史を持つこの拳法は、ある時を境に2つの流派に分かれた。獣拳の力で世界の平和を守る正義の流派「'''激獣拳ビーストアーツ'''」と、獣拳の力で世界の支配を目論む邪悪な流派「'''臨獣拳アクガタ'''」である。2つの流派は長きに渡って戦い続け、互いの技を磨き上げてきた。 |
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{{ネタバレ}} |
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そして現代、激獣拳ビーストアーツはスポーツメーカーを表の顔とする組織「'''スクラッチ'''」を設立。最新のスポーツ科学を使い、その技を科学的に進化させていた。一方、臨獣拳アクガタは闇の魔力を取り込み、悪の組織「臨獣殿」を再興。理央という青年に率いられ、世界征服を企む。 |
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== 概要 ==<!-- ★★概要節は、記事全体の主要な部分を簡潔にまとめて一読できる程度の長さ・サイズに絞る★★ --> |
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樹海で虎に育てられた青年・漢堂ジャンは、スクラッチの重役・真咲美希と偶然出会い、その才能を見出され激獣拳の拳士「'''ゲキレンジャー'''」の一員ゲキレッドとなる。ジャンは、宇崎ランや深見レツといった若きゲキレンジャーの仲間たちとともに、マスター・シャーフーを始めとした「拳聖」たちとの修行を通じて「心技体」を学び、成長していく。一方、臨獣殿の理央も強さを求め「拳魔」たちとの修行などを通じ力を増していく。 |
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放送時間帯を日曜朝に移してから10作目を迎えた本作は、モチーフを[[中国武術]]と[[動物]]に置く。「獣拳」と呼ばれる架空の拳法を題材にし、過去に袂を分かった正邪2流派の相克の中で、両派の拳士が学び成長していく姿を描いている。敵側に戦隊側と同格の比重を持たせ並列に描写することにより、大河ドラマ的なストーリー展開を目指した作品である<ref name="uc_120"/><ref name="ty_t"/>。 |
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スタート時は3人編成の戦隊であるが、中盤から追加メンバーが加わり5人戦隊となる。戦隊メンバーは正義の流派「激獣拳ビーストアーツ」が組織したスポーツメーカー「スクラッチ」に所属し、敵対する邪悪な流派「臨獣拳アクガタ」は悪の組織「臨獣殿」として暗躍する。物語はゲキレンジャーの活躍により、獣拳の流派が1つに戻るまでを描く。戦隊の5人、敵側の3人が主人公格の登場人物となり、例年どおりオーディションにより選ばれた若手俳優がこの8人を演じた。 |
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「過去の因縁」を感じさせるストーリー展開や<ref name="t_t" />、トラックスーツ的な[[ベルト (服飾)|ベルト]]の無い戦隊スーツをシリーズで初めて採用するなど、随所に[[功夫|カンフー]]映画の影響が見られ、アクションは等身大の戦闘に加え、巨大戦においても肉弾戦を主にする格闘がメインとなる<ref name="hh_6"/>。また巨大戦時には、登場人物による[[プロレス]]中継的な実況が加わる演出が採用された。 |
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== 概要 == |
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日曜朝に移転してから10作目を迎える本作品は、モチーフを[[中国武術]]と動物に置き、『[[爆竜戦隊アバレンジャー]]』以来となる3人編成で今までのスーパー戦隊シリーズそのものを全ての一連の流れをリセットする形でスタートする<ref>『TVstation関東版2007年3号』ダイヤモンド社、2007年。</ref>。 |
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玩具展開の主力となる巨大戦の戦隊ロボは、動物の姿を模したアニマルモチーフであり、スポーツ用品をデザインに取り入れている<ref name="toy"/>。次々と新たな機体が合体を繰り返し合体数を増していく近年の作品と異なり、3体合体を基本とし、追加パーツ的な4体目を戦闘形態に合わせて選び付け替える「換装型」の合体形式をとる。 |
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=== 特徴 === |
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; 敵味方の構図 |
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: 従来以上に「正義の変身ヒーローVS悪の変身ヒーロー」という展開を全面に押し出している。まずオープニング映像では、人間形の敵幹部(理央、メレ、ロン)が戦隊側のメンバーとほぼ同格扱いの映像・テロップ表示でキャスト紹介<ref>後期OPでは、サポートメンバーである真咲美希も主役と同格のテロップで紹介された。</ref>され、各人がパーソナルカラー(黒、緑、金)を与えられている。また、戦隊側のメンバー3人が“心技体”を表すのに対し、敵である理央とメレは“強さと愛”を司るなど、キャラクターの造形にはっきりとしたテーマ性がある<ref>塚田英明(文)「理央×メレ」『獣拳戦隊ゲキレンジャー キャラクターブック01 NiKiNiKi!』朝日ソノラマ、2007年、p.24。</ref>。これはプロデューサー[[塚田英明]]の、敵側の登場人物も主役としてしっかり描きたいというコンセプトに基づく。その結果、正義のヒーロー側に3人、敵側である臨獣殿に2人、合わせて5人が主人公という珍しい配置でのスタートとなった<ref name="n_t">小林奈津子(文)「Staff interview プロデューサー塚田英明」『獣拳戦隊ゲキレンジャー キャラクターブック01 NiKiNiKi!』朝日ソノラマ、2007年、p.44。</ref>。テレビ朝日プロデューサー[[八木征志]]は、敵側が「若くて格好良い」ことが今作の特徴の1つであり、子供は味方、父母は敵のファンになって欲しいと語っている<ref name="p_y">豊田朋久(取材)「獣拳戦隊ゲキレンジャープレミア発表会レポート」『東映ヒロインMAX 2007 Vol.5』辰巳出版、2007、p.99</ref>。6月17日と7月1日は放送休止ということで、この日だけテレビ朝日公式ホームページは臨獣殿バージョンを表示させた。 |
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; 修行というテーマ性 |
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: 本作のメインテーマは“修行”である。各話を示す単語にも「修行」(しゅぎょう)が使われた。『[[轟轟戦隊ボウケンジャー]]』最終回での予告では「修業」となっていたが、これは誤植。序盤は1話の中で必ず1つ修行が入る構成となっている<ref name="yoko_h5">「『獣拳戦隊ゲキレンジャー』メインライター横手美智子インタビュー」『東映ヒロインMAX 2007 Vol.5』辰巳出版、2007、p.45。</ref>。 |
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: 序盤の主人公たちは、敵と戦うが敗北もしくは決着がつかないなど各話ごとに壁に当たり、師匠より教えを受けて修行を行い、修行の成果により再戦で勝利する。この一連の流れは、「高みを目指して、学び、変わる!」という本作のキャッチコピーにも色濃く現れている。こうした点から、シリーズで最も情操教育に良い作品であると制作側は語っている<ref name="p_y"/>。また、このフォーマットは敵側にも共通しており、戦隊側と同様に敵側にも師匠が存在し、同様に修行を行う<ref name="n_t"/>。 |
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: 味方側の修行は心技体の協調を基本としており、ハードな描写は少なくお稽古など子供たちの日常生活を織り交ぜたほのぼのとしたものが多い。また、これまでのシリーズの中でレッドの精神年齢が最も低いこともあり<ref name="p_y"/>、子供の目線で語りコメディやギャグの比重を大きくすることで、低年齢層にもわかりやすい内容を目指している。対する敵側は理央とメレの修行描写を重点に置き、味方側よりハードに描かれる。そのため、2つの流派の修行の仕方の対比を見ることができる。 |
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: 一部で家族や兄弟も盛り込んでおり、本作と同じく塚田英明がプロデューサーを務めた『[[魔法戦隊マジレンジャー]]』に通じる所もあった。 |
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: こうした1話に修行が1つ入る形は、ストーリーが進み連続軸が濃くなるにつれ変化する<ref name="t_t">「『獣拳戦隊ゲキレンジャー』チーフプロデューサー塚田英明インタビュー」『東映ヒロインMAX 2007 Vol.5』辰巳出版、2007、p.50-51。</ref>。 |
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; 動物と師匠 |
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: 本作で合体メカに相当するものは主に「ゲキビースト」と呼ばれ、動物の姿を模している。これは各々が「[[気]]」を形にする獣拳の技として描かれ、巨大化や合体も技の1つとして行われる。序盤から各々が具現化できるゲキビーストの他に、新たな師匠に学ぶことにより、具現化可能なゲキビーストが増えていく。また、師匠たち(七拳聖)は半擬人化した動物の姿をしており、修行の成果により会得するゲキビーストは師匠と同じ種類の動物である。 |
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; カンフーアクション |
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: カンフーアクション映画([[酔拳]]シリーズなど)を意識し、例年以上に生身のアクションを重視した作りになっている。前述した“修行”とアクションの関連性が強く、修行によりアクションを会得するという流れであることから、キャスト側にも高いハードルが求められた。そのため、スーツアクターは2ヶ月、キャストは例年より1ヶ月早くアクションの練習に入っている<ref name="a_i">秋本留里(文)「Staff interview アクション監督 石垣広文」『獣拳戦隊ゲキレンジャー キャラクターブック01 NiKiNiKi!』朝日ソノラマ、2007年、p.72-73。</ref>。生身のキャストが身に着ける衣装についても工夫がされており、ゲキブルーを演じる[[高木万平]]は「アクションで動きやすい」と、プレミア発表会で語っている<ref name="dvd_1">「制作記者発表会」『DVD獣拳戦隊ゲキレンジャー Vol.1』東映ビデオ株式会社、2007、特典映像「獣拳秘伝之書」。</ref>。 |
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: アクション演出においても、カット割りを少なくした[[長回し]]での連続したアクションの描写など、随所にカンフー映画を意識した観せ方が採用されている<ref name="a_i"/>。 |
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; チャレンジした造形 |
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: 造形面ではカンフー映画で馴染みの「トラックスーツ」を意識し、前作まで一貫して変身後のスーツに装備されてきた[[ベルト (服飾)|ベルト]]を本作品の初期メンバーのスーツでは敢えて無くしている<ref name="hh_6">「塚田英明プロデューサーロングインタビュー」『ハイパーホビー2007年6月号 vol.105』徳間書店、p14-15。</ref>。靴もブーツタイプではなくスポーツシューズ型、変身アイテムは[[グローブ]]型など、戦隊チームがスポーツメーカーに所属しているという設定が生きたデザインとなっている。また、物語中盤から登場するパワーアップ後のスーツにも、スポーツシューズやスポーツウェアのラインが取り入れられている<ref>大前京太郎(構成・文)「獣拳戦隊ゲキレンジャー」『フィギュア王 No.114』株式会社ワールドフォトプレス、2007、p.74。</ref>。ゲキレンジャーのスーツデザインを担当した[[山田耕司]]([[プレックス]])は、日本とアメリカの両方で売れるデザインを目指し、デザインとしてもかなりチャレンジをしたとインタビューに答えている<ref>06年11月インタビュー「PLEX スーパー戦隊シリーズ担当者座談会」『SENTAI HERO SUPER VISUAL』徳間書店、2007、p.159。</ref>。 |
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; 巨大戦の演出 |
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: 巨大戦にもカンフーアクションのテイストが加えられている。特撮監督の[[佛田洋]]は、可能な限りロボットの着ぐるみで拳法アクションを行うことを目指し、動きやすい着ぐるみを指定したという<ref>06年11月インタビュー「特撮監督 佛田洋」『SENTAI HERO SUPER VISUAL』徳間書店、2007、p.155</ref>。 |
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: 1号ロボットであるゲキトージャは初期装備として「[[剣]]」を持たず、2号ロボットであるゲキファイヤーは換装形態を除き装備武器や内蔵火器を一切持たない。これについて、1号ロボットのデザインを担当した[[小林大祐]](プレックス)は、ロボットであるとともにヒーロー的なスタイルでデザインをしたなど、チャレンジした部分が多かったと語っている<ref>『RANGERS STRIKE』2007年12月3日[http://www.carddas.com/rangers/column/vol24.html PLEXデザイナーによるイラスト特集](最終更新確認:2008年1月31日)</ref>。 |
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: 1号ロボットが初めて登場した第2話は、タイのアクション映画『[[マッハ!!!!!!!!]]』などにもヒントを得た水没した町での拳法格闘戦という、従来にない巨大戦の演出となる<ref name="t_t"/>。 |
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: シリーズで初めて本格的に取り入れられた巨大ロボ戦の実況には、声優・[[石田彰]]が起用された。 |
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; 多様な演出 |
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: 本作の演出面の特徴して、前述のカンフー映画の他にもう1つ「少年漫画」が挙げられる<ref name="t_t"/>。パロディの多用を得意とするプロデューサー塚田が、個人的に参考にしたマンガとして挙げた『[[北斗の拳]]』や『[[ドラゴンボール]]』の[[パロディ]]は、作中に多く取り入れられている<ref>『獣拳戦隊ゲキレンジャー 東映公式』2008年2月12日[http://www.toei.co.jp/tv/gekiranger/eps/special-last.shtml ゲキレンジャー完結レポート!(2/12)](最終更新確認:2008年2月20日)</ref>。 |
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: 脚本の[[横手美智子]]が考案した「ニキニキ」「ゾワゾワ」などの「ジャン語」も、本作の特徴の1つである。この「ジャン語」は、サブタイトルに必ず挿入される。 |
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チーフプロデューサーの[[塚田英明]]を中心にした若手の多い制作陣による、「カンフー映画であり少年漫画」をコンセプトとした<ref name="t_t" />、様々な実験的な試みが行われた作品だったが、視聴率および商業面は振るわず、特に[[バンダイ]]の玩具売上は近年に無い落ち込みを記録した<ref name="ir"/>。 |
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=== キャスティング === |
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理央を演じる[[荒木宏文]]は、敵陣営の顔出し男性幹部役としての出演となる。また、ゲキレンジャーのアドバイザー・真咲美希には[[伊藤かずえ]]が配された。伊藤は子役時代、エキストラとして『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』などの東映特撮作品に出演した経歴があり、制作発表会での記者会見では「レギュラーとして出演したかった。30年来の念願が叶った」「この作品に集中したいので、1年間他のスケジュールを入れないで欲しいとマネージャーに伝えた。無理だったけど」とコメントしている<ref name="dvd_1"/>。 |
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== 特徴 ==<!-- ★★造形(ベルトがないなど)の特徴は単独項目として後段の制作節に分けています(目次参照)★★ --> |
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==== 声優 ==== |
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; 敵味方の構図 |
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師匠としてゲキレンジャーを導いていくマスター・シャーフーの声には、[[ジャッカー電撃隊]]に出演して以来30年ぶりの本シリーズ登場となる[[永井一郎]]を起用。「拳聖」の声には、その名前のモチーフとなったアクション俳優の日本語吹き替えを専属、もしくはメインで手がける声優([[サモ・ハン・キンポー]]の日本語吹き替えを専属で手がける[[水島裕]]など)が起用されている<ref>柴山明子(文)「声優インタビュー永井一郎、水島裕、石田彰」『獣拳戦隊ゲキレンジャー キャラクターブック01 NiKiNiKi!』朝日ソノラマ、2007年、p.64-66。</ref>。ナレーションはDJの[[ケイ・グラント]]が担当。 |
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: 本作では、従来以上に「正義の変身ヒーローVS悪の変身ヒーロー」という展開を前面に押し出す構成をとった。まずオープニング映像では、人間形の敵幹部(理央、メレ、ロン)が戦隊側のメンバーとほぼ同格扱いの映像・テロップ表示でキャスト紹介され、各人がパーソナルカラー(黒、緑、金)を与えられている。また、戦隊側のメンバー3人がそれぞれ“心”“技”“体”を表すのに対し、敵である理央とメレは“強さ”と“愛”を司るなど、キャラクターの造形にはっきりとしたテーマ性がある<ref name="r&m"/>。これはプロデューサー[[塚田英明]]の、敵側の登場人物も主役としてしっかり描きたいというコンセプトに基づく。その結果、正義のヒーロー側に3人、敵側である臨獣殿に2人、合わせて5人が主人公という珍しい配置でのスタートとなった<ref name="n_t"/>。敵側が「若くて格好良い」ことが今作の特徴の1つと制作側が語ったとおり<ref name="p_y"/>、キャラクター人気は敵側が上回る結果となった<ref name="uc_120" />。年間を通した結末までの主要なストーリーの流れは、宿命の相手と設定された漢堂ジャン(レッド)と敵の首領である理央の2人の青年の対立を並列に描く形で展開される<ref name="PiK_p"/>。 |
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また三拳魔や七拳聖の声優には歴代スーパー戦隊シリーズでレギュラーキャストを演じた声優が多い。 |
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; 修行と成長 |
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=== 制作・脚本・演出 === |
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: メインテーマは修行である。各話を示す単語にも「修行」が使われ、1話の中で1つ修行が入る基本構成となっている<ref name="yoko_h5"/>。 |
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アクション監督とは別に、中国武術指導の専任担当として中国拳法を特技とする<ref name="hh_6"/>[[喜多川務]]が加わる。その他、[[塚田英明]]が1年振りにチーフプロデューサーを担当。また、脚本はシリーズでのメイン担当は初となる<ref name="yoko_h5"/>[[横手美智子]]が、メイン監督は横手同様に本作が初となる<ref>小林奈津子(文)「Staff interview 監督 中澤祥次郎」『獣拳戦隊ゲキレンジャー キャラクターブック01 NiKiNiKi!』朝日ソノラマ、2007年、p.68。</ref>[[中澤祥次郎]]が担当。その他[[渡辺勝也]]など前作からの続投が多い。 |
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: 主人公たちは、敵と戦うが敗北もしくは決着がつかないなど各話ごとに壁に当たり、師匠より教えを受けて修行を行い、修行の成果により再戦で勝利する。こうした点から、シリーズで最も情操教育に良い作品であると制作側は語っている<ref name="p_y" />。この形式は敵側にも共通しており、敵にも師匠が存在し同様に修行を行う<ref name="n_t" />。戦隊側の修行は「心技体」の協調を基本としており、「暮らしの中に修行あり」をモットーに日常生活の中で学ぶほのぼのとしたものが多い。対する敵側はハードな修行が多く、そうした両派の修行の対比を見ることができる。 |
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: また、主人公の漢堂ジャン(レッド)を、樹海で虎に育てられた野生児であり、精神年齢が非常に幼い「歴代でも最も欠陥があるキャラクター」に設定し<ref name="yagi"/>、子供の目線で語る演出となっている<ref group="注">前作までの歴代レッドの中で精神年齢が最も低くスタート時は4 - 5歳程度である。<br />『東映ヒーローネット』2007年[http://www.toeihero.net/archive/noa/gekiren/topics/01_3.html 「獣拳戦隊ゲキレンジャー」記者発表](最終更新確認:2008年6月18日)。</ref>。本作はジャンの成長物語という面も併せ持つ<ref name="PiK_p"/>。 |
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; 動物とカンフーアクション |
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: 敵味方がともに戦闘で使用するのが「獣拳」と名付けられた動物をモチーフとした拳法であり、これが世界観の要でもある。本作で合体メカに相当するものは「ゲキビースト」と呼ばれ、動物の姿を模している。これは「[[気]]」を形にする獣拳の技とされ、新たな師匠に学ぶことにより具現化可能なゲキビーストが増えていく。師匠たち(七拳聖)は半擬人化した動物の姿([[着ぐるみ]])であり、修行の成果により会得するゲキビーストは師匠と同じ種類の動物である。 |
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: アクション面では、カンフーアクション映画を意識し、例年以上に生身のアクションを重視した作りになっている。前述した修行によりアクションを会得するという流れであることから、キャスト側にも高いハードルが求められた。そのため、スーツアクターは2箇月、キャストは例年より1箇月早くアクションの練習に入っている<ref name="a_i"/>。 |
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: アクション演出においても、カット割りを少なくした[[長回し]]での連続したアクションの描写など、随所にカンフー映画を意識した観せ方が採用されている<ref name="a_i" />。巨大戦についても可能な限りロボット<ref group="注">本作におけるゲキビーストおよび合体後の巨人は、厳密には「ロボット」に該当しないがシリーズの慣例により「ロボ」という表記を用いる。</ref>の着ぐるみで拳法アクションを行うことを目指し、素材から検討された動きやすい着ぐるみが使用された<ref name="butu"/><ref name="toei_02"/>。1号ロボットであるゲキトージャは初期装備として「[[剣]]」を持たず、2号ロボットであるゲキファイヤーは換装形態を除き装備武器や内蔵火器をいっさい持たない。 |
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== プロット == |
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=== ストーリー === |
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{| class="wikitable" style="float:right;font-size:small;text-align:center" |
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[[ファイル:Takatori-yama Stone Buddha.jpg|thumb|([[鷹取山 (横須賀市・逗子市)|鷹取山]]の[[磨崖仏]])<br/>獣拳の聖地「獣源郷」として撮影された鷹取山公園。作中では磨崖仏の正面に聖地への封印がある。|200px]] |
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|+ スーパー戦隊キャラクター商品 |
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獣拳は、[[獣]]の力を心に感じ、獣の力を手にする[[中国拳法|拳法]]である。古代[[中国]]で誕生したこの拳法は、ある時を境に正義の流派「激獣拳ビーストアーツ」と、邪悪な流派「臨獣拳アクガタ」に分かれた。そして現代、激獣拳はスポーツメーカー「スクラッチ」を組織し、最新のスポーツ科学を使いその技を進化させていた。一方、臨獣拳は理央という青年に率いられ悪の組織「臨獣殿」を再興していた。 |
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|+ 売上推移(単位:億円)<ref>『バンダイナムコホールディングス』[http://www.bandainamco.co.jp/ir/result/ 決算短信](最終更新確認:2008年2月6日)</ref> |
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|- style="text-align:left" |
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2003年 [[ファイル:g100.png]]{{bar|g|3|0}} 130 |
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樹海で虎に育てられた青年・漢堂ジャンは、スクラッチの女性重役・真咲美希と偶然出会い、その才能を見出され「ゲキレンジャー」の一員ゲキレッドとなる。ジャンは、宇崎ラン、深見レツといった若きゲキレンジャーの仲間たちとともに、マスター・シャーフーを始めとした「七拳聖」たちとの修行を通じて「心技体」を磨き、学び成長していく。対する臨獣殿の理央も強さを求め、腹心の部下である女性拳士メレと共に、かつての大乱により封印されていた「三拳魔」たちを蘇らせ、彼らとの修行などを通じ力を増していく。 |
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2004年 [[ファイル:g100.png]]{{bar|g|1|6}} 116 |
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両派の戦いが激化する中、新たに2人の仲間を加えゲキレンジャーは5人となる。臨獣殿では三拳魔が全員復活を果たし、彼らの技「秘伝リンギ慟哭丸(どうこくがん)」によって、七拳聖が封印されてしまう。ゲキレンジャーは、獣拳の聖地で新たに開花した力により、拳魔たちを打ち破り七拳聖を救い出す。一方、三拳魔亡き後の臨獣殿では、理央の前に謎の金髪の青年ロンが姿を現し、謎の流派「幻獣拳」の存在を告げる。更なる強さを求め、ロンの勧めを受け入れ、メレは幻獣拳の四幻将に、理央は幻獣王へと姿を変える。新たに始まった幻獣拳との戦いの中で、ジャンの父親が、理央が過去に唯一倒せなかった「白虎の男」ことダンであることが判明する。ジャンの出自を知った理央は、ジャンを「宿命の相手」と見定め勝負を挑む。二人の戦いの決着が付いた時、理央の体に異変が起こる。 |
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2005年 [[ファイル:g100.png]]{{bar|g|0|8}} 108 |
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全ての黒幕はロンであり、ロンの目的は、何千年に一人の逸材である理央を、世界を滅ぼす「真の幻獣王」すなわち「破壊神」へとすることだったことが明かされる。その企みの一環として、幼少時に理央の肉親を皆殺しにし理央に「強さを求める」強迫観念を植え付け、理央の「執着」の源であるダンに纏わる者を消すために幼いジャンの村を滅ぼしたことなど、それまで謎とされてきた出来事のからくりが次々とロンの口から告げられる。真の幻獣王への覚醒を阻害していた「宿命の相手ジャンへの執着」が消え、一度は破壊神へと成りかけた理央だったが、メレに対する想いが人間としての理性を繋ぎ止める。幻獣拳を捨て再び臨獣拳士へと戻った理央とメレは、ゲキレンジャーと協力してロンを倒す。 |
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2006年 [[ファイル:g100.png]]{{bar|g|0|1}} 101 |
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だがロンの真の正体は「無間龍」と呼ばれる不死身の存在だった。真の姿を現したロンの攻撃からゲキレンジャーを庇いメレ、そして理央が死を遂げる。不死身のロンを相手に絶対絶命のジャン、ラン、レツの3人は、他の2人が時間を稼いでいる間に、理央が死の前に残した「リンギ全臨伝授」によって魂だけが幻の臨獣殿へと導かれ、そこで今は亡き三拳魔たちから修行を受ける。二つの流派は一つに還り「獣拳奥義慟哭丸」が完成し、ロンは小さな球に封印され、世界に平和が訪れる。<br clear="all"> |
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2007年 {{bar|r|7|5}} 75(見込み) |
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=== 登場人物 === |
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{| class="wikitable" | style="float:right; width:30em; font-size:80%; margin:5px;" |
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|+ 左列が人型、右列が獣人型([[着ぐるみ]])の登場人物 |
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|- |
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! rowspan="9" style="background:#ccccff; width:1em; padding:5px;"|激獣拳 |
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! colspan="3" style="background:#e6e9ff;"|ゲキレンジャー |
|||
! colspan="3" style="background:#e6e9ff;"|七拳聖 |
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|- |
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! colspan="2"|'''名前''' |
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! '''拳''' |
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! colspan="2"|'''名前''' |
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! '''拳''' |
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|- |
|||
| style="background:#ff0000; width:1px;"| |
|||
| style="white-space:nowrap; width=22%;"|漢堂ジャン |
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| width=25%|[[トラ|タイガー]] |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
| width=30%|シャーフー |
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| width=23%|[[山猫|フェリス]] |
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|- |
|||
| style="background:#ffff00; width:1px;"| |
|||
|宇崎ラン |
|||
|[[チーター]] |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
| style="white-space:nowrap;"|エレハン・キンポー |
|||
| style="white-space:nowrap;"|[[ゾウ|エレファント]] |
|||
|- |
|||
| style="background:#0000ff; width:1px;"| |
|||
|深見レツ |
|||
|[[ジャガー]] |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
|バット・リー |
|||
|[[コウモリ|バット]] |
|||
|- |
|||
| style="background:#8a2be2; width:1px;"| |
|||
|深見ゴウ |
|||
|[[オオカミ|ウルフ]] |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
|シャッキー・チェン |
|||
|[[サメ|シャーク]] |
|||
|- |
|||
| style="background:#ffffff; width:1px;"| |
|||
|久津ケン |
|||
| style="white-space:nowrap;"|[[サイ|ライノセラス]] |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
|ゴリー・イェン |
|||
|[[ゴリラ]] |
|||
|- |
|||
! colspan="3" style="background:#e6e9ff;"|スクラッチ重役 |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
|ミシェル・ペング |
|||
|[[ペンギン]] |
|||
|- |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
|真咲美希 |
|||
|[[ヒョウ|レオパルド]] |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
|ピョン・ピョウ |
|||
|[[ガゼル属|ガゼル]] |
|||
|- |
|||
! rowspan="4" style="background:#ccccff; padding:5px;"|臨獣拳 |
|||
! colspan="3" style="background:#e6e9ff;"|首領・幹部 |
|||
! colspan="3" style="background:#e6e9ff;"|三拳魔 |
|||
|- |
|||
| style="background:#000000; width:1px;"| |
|||
|理央 |
|||
|[[ライオン]] |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
|空の拳魔カタ |
|||
|[[鷹|ホーク]] |
|||
|- |
|||
| style="background:#008000; width:1px;"| |
|||
|メレ |
|||
|[[カメレオン]] |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
|海の拳魔ラゲク |
|||
|[[クラゲ|ジェリー]] |
|||
|- |
|||
| colspan="3"| |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
|大地の拳魔マク |
|||
|[[クマ|ベアー]] |
|||
|- |
|||
! rowspan="5" style="background:#ccccff; padding:5px;"|幻獣拳 |
|||
! colspan="6" style="background:#e6e9ff;"|幻獣王 |
|||
|- |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
|理央<small>(再掲)</small> |
|||
| colspan="4"|[[グリフォン]] |
|||
|- |
|||
! colspan="6" style="background:#e6e9ff;"|四幻将 |
|||
|- |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
|メレ<small>(再掲)</small> |
|||
|[[フェニックス]] |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
|サンヨ |
|||
|[[バジリスク]] |
|||
|- |
|||
| style="background:#ffd700; width:1px;"| |
|||
|ロン |
|||
|[[ドラゴン]] |
|||
| style="background:#e6e9ff; width:1px;"| |
|||
|スウグ |
|||
|[[キマイラ|キメラ]] |
|||
|} |
|} |
||
{{main|獣拳戦隊ゲキレンジャーの登場人物}} |
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様々な実験的要素を投入したものの、平均視聴率は5.1%([[ビデオリサーチ]]調べ、関東地区)にとどまり、バンダイのキャラクター商品売上高も計画100億に対し75億円(見込み)と、視聴率・商業面において失敗が目立つ結果となった。この玩具の売上不振について、バンダイトイ事業統括部営業第一チームの渡辺寿一は、「『武術』や『体を動かす』といったテーマ」と合体ロボのパーツを付け替えて遊ぶ「合体換装の魅力」の2つを、上手に伝えきれなかったことが敗因だと語っている<ref>「MARKET EYE」『月刊トイジャーナル 2008 2月1日 通巻1168号』東京玩具人形問屋共同組合、2008、p.90。</ref>。<!--そのため、東映やテレビ朝日は過去の作品よりも早い12月末から次回作である『[[炎神戦隊ゴーオンジャー]]』のPRを行うまでに至っている。--> |
|||
頑健な「体」を誇る野生児だが、幼少のころから[[樹海]]で虎に育てられたため「心」の面は幼い'''漢堂ジャン'''(ゲキレッド)。根性が口癖の努力家で強き正義の「心」の持ち主だが、「技」が未熟な女性拳士'''宇崎ラン'''(ゲキイエロー)。そして格闘技に精通する理論派であり優れた「技」の持ち主だが、「体」の面に難がある'''深見レツ'''(ゲキブルー)。この3人が初期のゲキレンジャーを構成する。彼らの苗字の頭文字を合わせると「[[カンフー]]」(かん・ふ・う)となり、3人は心技体のトライアングルで敵と戦う。 |
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<br clear:="clear:" both="both"/> |
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中盤からの追加メンバーとして、亡くなったと思われていたレツの兄であり、強い「意志」を持つ'''深見ゴウ'''(ゲキバイオレット)、そして遊び人風ながら天賦の「才能」を秘め、獣拳の創始者と同じ拳を使える'''久津ケン'''(ゲキチョッパー)の2人が合流する。当初は互いが互いを補い学び合うことで成長することからリーダーは不在だったが、5人になって以降にラン(イエロー)がキャプテンに任ぜられる。彼ら戦隊チームを、マスター・シャーフーを始めとした'''七拳聖'''と、スクラッチ社特別開発室の室長'''真咲美希'''が補佐する。七拳聖は、かつての戦いで禁断の技を使用したため、半擬人化した動物の姿をしている。なおマスター・シャーフー以外の拳聖については、カンフー映画で活躍する俳優の名をもじった命名となっている<ref name="PiK_p" /><ref name="ep_repo" />。 |
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== 獣拳の流派と歴史 == |
|||
獣拳は、古代中国で誕生した4000年の歴史を誇る拳法とされ、本作の世界観の要である。名前に「獣」を冠しているものの、実際は鳥類・爬虫類・昆虫といった[[動物]]全般の多種多様な拳を含む。 |
|||
敵陣営では、誰よりも「強さ」を求める臨獣殿の現当主'''理央'''、そして理央への無償の「愛」を捧げる若く妖艶な女性の姿をした幹部'''メレ'''の2人が、主役格として登場する。彼らに道を示す'''三拳魔'''は、序盤は封印されており物語の進捗とともに1人ずつ封印が解かれていく。さらに物語中盤から敵の追加メンバーとして、謎めいた金髪の青年'''ロン'''が加わり、後に幻獣拳の四幻将であることが明かされ、終盤で真の黒幕であることが判明する<!-- ★★★「正体」の詳細な記述は「ストーリー」節で★★★ -->。 |
|||
獣拳の創始者であるブルーサ・イーには10人の弟子がいたが、その内の3人が裏切りブルーサ・イーを殺害したことを契機に、2つの流派に分裂した。ブルーサ・イーの遺志を継いだ7人の弟子(七拳聖)が興した流派が、獣拳の力で世界の平和を守る正義の流派「激獣拳ビーストアーツ」である。一方、裏切った3人の弟子(三拳魔)が興した流派が、獣拳の力で世界の支配を目論む邪悪な流派、「臨獣拳アクガタ」である。この2つの流派の対立によりはるかな昔に起こった大戦は「激臨の大乱」と呼ばれ、最終的に七拳聖により三拳魔が封印され幕を降ろしている。 |
|||
=== |
=== 世界観(獣拳の流派と歴史) === |
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獣拳は、古代中国で誕生した4000年の歴史を誇る拳法とされ、本作の世界観の要である。 |
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[[ファイル:Gekiranger 1.png|thumb|激獣拳の相関図|200px]]獣拳の正統流派を現代に受け継ぐ集団。表向きはスポーツ用品メーカー「スクラッチ(scrtc)」として運営されるが、現代のスポーツ科学を導入し獣拳を進化させることを真の目的とする。 |
|||
獣拳の創始者であるブルーサ・イーには10人の弟子がいたが、その内の3人が裏切りブルーサ・イーを殺害したことを契機に、2つの流派に分裂した。ブルーサ・イーの遺志を継いだ7人の弟子(七拳聖)が興した流派が、獣拳の力で世界の平和を守る正義の流派「激獣拳ビーストアーツ」である。一方、裏切った3人の弟子(三拳魔)が興した流派が、獣拳の力で世界の支配を目論む邪悪な流派、「臨獣拳アクガタ」である。この2つの流派の対立により、物語がスタートする遥か昔に起こった大戦は「激臨の大乱」と呼ばれ、最終的に七拳聖により三拳魔が封印され幕を降ろしている。 |
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==== 激獣拳ビーストアーツ / スクラッチ ==== |
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[[ファイル:Gekiranger 1.png|thumb|激獣拳の相関図|200px]][[ファイル:Ariake_Frontier_Building.jpg|left|thumb|(有明フロンティアビル)<br>激獣拳の本拠地である「スクラッチ」の本社(外観)として撮影された。|250px]]獣拳の正統流派を現代に受け継ぐ集団。表向きはスポーツ用品メーカー「スクラッチ (scrtc) 」として運営されるが、現代のスポーツ科学を導入し獣拳を進化させることを真の目的とする。 |
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; 獣拳戦隊ゲキレンジャー |
; 獣拳戦隊ゲキレンジャー |
||
: 激獣拳の戦士、すなわち主人公たち戦隊メンバー。初期メンバーは、ゲキレッド、ゲキイエロー、ゲキブルーの3人、後に追加メンバーとしてゲキバイオレット、ゲキチョッパーが加入する<ref>2人以上のメンバー追加は『[[忍風戦隊ハリケンジャー]]』でこれに似たシチュエーションが見られた(この場合はあくまで既存の戦隊とは異なる別組織として、しかもかなり早い段階で登場している)が、同じ戦隊に2人の正規戦士が追加された例は1988年の『[[超獣戦隊ライブマン]]』以来、19年振りの実現だった |
: 激獣拳の戦士、すなわち主人公たち戦隊メンバー。初期メンバーは、ゲキレッド、ゲキイエロー、ゲキブルーの3人、後に追加メンバーとしてゲキバイオレット、ゲキチョッパーが加入する<ref group="注">2人以上のメンバー追加は『[[忍風戦隊ハリケンジャー]]』でこれに似たシチュエーションが見られた(この場合はあくまで既存の戦隊とは異なる別組織として、しかもかなり早い段階で登場している)が、同じ戦隊に2人の正規戦士が追加された例は1988年の『[[超獣戦隊ライブマン]]』以来、19年振りの実現だった(2010年現在)。</ref>。イエローのみ女性、残りの4人は男性である。全員が「スクラッチ社特別開発室所属アスリート」(スクラッチ社社員)という表向きの肩書きを持つ。彼らは七拳聖の要であるマスター・シャーフーの下、スクラッチ本社内にある道場で鍛錬に励み、心技体を磨いていく。 |
||
: |
: 序盤は、属性(心技体)が同じ3人の拳聖に各々弟子入りし、長所を伸ばす修行を行う。物語の中盤からは残る3人の拳聖から各々が不得意とする属性を学び克服するという、二段構成の修行となっている。 |
||
: 激獣拳の基本は「激気(げき)」と呼ばれる気であるが、この激気のうえに「過激気(かげき)」という究極の気が存在する。初期メンバー3人は、物語中盤でこの過激気を習得しスーパーゲキレンジャーへの変身が可能となる。追加メンバーの2人はそうした3人とは一線を画している。ゲキバイオレットは「紫激気(しげき)」という本人のみが持つ独自の気を身に纏う。また、ゲキチョッパーはブルーサ・イーと同じ最古の獣拳を用いて戦う。 |
: 激獣拳の基本は「激気(げき)」と呼ばれる気であるが、この激気のうえに「過激気(かげき)」という究極の気が存在する。初期メンバー3人は、物語中盤でこの過激気を習得しスーパーゲキレンジャーへの変身が可能となる。追加メンバーの2人はそうした3人とは一線を画している。ゲキバイオレットは「紫激気(しげき)」という本人のみが持つ独自の気を身に纏う。また、ゲキチョッパーはブルーサ・イーと同じ最古の獣拳を用いて戦う。<br clear="all"> |
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: 各キャラはそれぞれマスター・シャーフーによりキャッチフレーズを与えられており、揃ってのキャッチフレーズは「燃え立つ激気(げき)は正義の証!」、スーパーゲキレンジャー時は「たぎる過激気(かげき)は正義のために!」である。 |
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=== 臨獣拳アクガタ / 臨獣殿 === |
==== 臨獣拳アクガタ / 臨獣殿 ==== |
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[[ファイル:Gekiranger 2.png|thumb|臨獣殿の相関図|200px]]獣拳より離反した3人の獣拳使い・三拳魔により設立された獣拳のもう1つの流派。獣拳を邪悪な力に利用し激獣拳と対立する。 |
[[ファイル:Gekiranger 2.png|left|thumb|臨獣殿の相関図|200px]][[ファイル:Kazusa_nunnery_temple.jpg|thumb|(国指定史跡「上総国分尼寺跡」)<br>人間が近寄れない秘境の断崖絶壁にあると設定された「臨獣殿」として撮影された。|250px]]獣拳より離反した3人の獣拳使い・三拳魔により設立された獣拳のもう1つの流派。獣拳を邪悪な力に利用し激獣拳と対立する。 |
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激臨の大乱により三拳魔が封印され、1度は絶えたかに思われたが、マスター・シャーフーの弟子だった理央が裏切り復興させた。臨獣拳の使い手となった理央は、かつての使い手たちを秘術により甦らせ、邪悪な獣拳を操る集団「臨獣殿」の当主となった。 |
激臨の大乱により三拳魔が封印され、1度は絶えたかに思われたが、マスター・シャーフーの弟子だった理央が裏切り復興させた。臨獣拳の使い手となった理央は、かつての使い手たちを秘術により甦らせ、邪悪な獣拳を操る集団「臨獣殿」の当主となった。 |
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秘術により甦らせられた使い手たちは、下級拳士が「リンシー」、上級拳士は「リンリンシー」と呼ばれる。理央の片腕はリンリンシーの1人である女性拳士メレである。この理央とメレの2人が臨獣殿の幹部であり、敵側ながら主人公の一翼を担う。2人は三拳魔の魂を封じた「拳魔の腕輪」に導かれ、封じられた三拳魔を蘇らせ |
秘術により甦らせられた使い手たちは、下級拳士が「リンシー」、上級拳士は「リンリンシー」と呼ばれる。理央の片腕はリンリンシーの1人である女性拳士メレである。この理央とメレの2人が臨獣殿の幹部であり、敵側ながら主人公の一翼を担う。2人は三拳魔の魂を封じた「拳魔の腕輪」に導かれ、封じられた三拳魔を蘇らせる。 |
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激獣拳の基本が「激気」であるのに対し、臨獣拳の基本は「臨気(りんき)」である。さらにその上に「怒臨気(どりんき)」と呼ばれるものがあり、理央とメレの2人は拳魔との修行やゲキレンジャーとの戦いを経てこれを会得する。こうした流れは主人公側と平行して描かれる。 |
激獣拳の基本が「激気」であるのに対し、臨獣拳の基本は「臨気(りんき)」である。さらにその上に「怒臨気(どりんき)」と呼ばれるものがあり、理央とメレの2人は拳魔との修行やゲキレンジャーとの戦いを経てこれを会得する。こうした流れは主人公側と平行して描かれる。<br clear="all"> |
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=== 幻獣拳 === |
==== 幻獣拳 ==== |
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[[ファイル:Gekiranger 4.png|thumb|幻獣拳の相関図|200px]] |
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{{節スタブ}} |
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激獣拳や臨獣拳を超える「極みの拳」とされる獣拳で、物語中盤から登場する。臨獣拳を極めた者の内「獣の力を超えた」者の中で、「この世に13体存在する神秘と幽幻の獣・幻獣」に学んだ者により構成される。13の流派が存在し、幻獣王を筆頭に補佐の四幻将、その配下に2人の双幻士が流派の筆頭として存在す |
激獣拳や臨獣拳を超える「極みの拳」とされる獣拳で、物語中盤から登場する。臨獣拳を極めた者の内「獣の力を超えた」者の中で、「この世に13体存在する神秘と幽幻の獣・幻獣」に学んだ者により構成される。13の流派が存在し、幻獣王を筆頭に補佐の四幻将、その配下に2人の双幻士が流派の筆頭として存在する。 |
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幻獣拳の基本は「幻気(げんき)」である。幻獣拳使いとなるには、幻気と対象者の臨気を融合させる「血盟の儀式」が必要。 |
幻獣拳の基本は「幻気(げんき)」である。幻獣拳使いとなるには、幻気と対象者の臨気を融合させる「血盟の儀式」が必要。敵側の追加メンバーとして中盤から登場する金髪の青年ロンがこの儀式を執り行え、この儀式により理央とメレは、物語中盤から幻獣拳の使い手となる。<!-- ★★ロンの正体などの詳細は登場人物の記事で記載★★ --> |
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幻獣拳の拳は、その名が示すとおり全て[[伝説の生物一覧|空想上の動物]]で構成される。幻獣王以外は、十二支に似た幻獣が当てはめられ、四幻将は加えて中国の[[四神]]の配置に倣ったモチーフが使われている<ref name="dvd_9"/>。幻獣拳士については、そのモチーフや構成なども含め、キャラクターデザインの篠原のアイデアが多く取り入れられている<ref name="toei_41"/>。<br clear="all"> |
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真の頂点に立ち、中心人物である幻獣ドラゴン拳ロンの正体が「無間龍」という幻獣であり、自らの不死身の退屈を紛らわすために世界を滅ぼす存在の幻獣王である破壊神を生み出す策略だったという事実を踏まえるとこれらの設定は大部分が虚偽である。結果、立場として有効なのは双幻士のみで四幻将・幻獣王は意味を持たない仮初の存在である。ロンが創始者で自らの幻気を作為的に選出した臨獣拳士に与えていた可能性が高い。三拳魔の一人であるマクも幻獣王の候補でありロンにけし掛けられて激臨の大乱を実行した。 |
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== 獣拳の装備と技 == |
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幻獣拳の拳は、その名が示すとおり全て[[伝説の生物一覧|空想上の動物]]で構成される。 |
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{{main|獣拳戦隊ゲキレンジャーに登場する装備と技の一覧}} |
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<!-- ★★★技の詳細などは一覧記事に記載。ここでは細かい点には触れず、未視聴者向けの概略に限定する★★★ --> |
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獣拳の技は、激獣拳は「ゲキワザ(激技)」、臨獣拳は「リンギ(臨技)」、幻獣拳は「ゲンギ(幻技)」と名づけられており、それぞれの流派の「気」を力の源として技を発する。 |
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== |
=== 装備 === |
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中国武術がモチーフの本作では、装備も格闘武器的なものが中心となる。初期メンバーが序盤から使用する武器は、レッドが「ゲキ[[ヌンチャク]]」、ブルーは「ゲキ[[トンファー]]」、イエローはゲキトンファーを変形させ2本繋ぎ合わせた[[棍棒]]型の「ゲキトンファー・ロングバトン」となる<ref group="注">設定上は、レッドは「ゲキトンファー・バトン」を使用することになっていたが、本編では結局使用されなかった。</ref>。物語が進み、3人の拳聖に弟子入りすることで、レッドは[[柳葉刀]]に似た「ゲキセイバー」、イエローは鎖鉄球型武器の「ゲキハンマー」、ブルーは[[扇#種類|鉄扇]]型武器の「ゲキファン」をそれぞれ習得する。追加メンバーの2人は、バイオレットは格闘専門で武器を用いず、チョッパーは獣拳の秘宝とされる短剣「操獣刀」を所持する。飛び道具的な武器は、初期メンバー3人が協力して発射する必殺武器「獣拳大砲ゲキ[[バズーカ]]」のみである。 |
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{{see|獣拳戦隊ゲキレンジャーの登場人物}} |
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変身アイテムも格闘的な要素が色濃い。初期メンバー3人はグローブ型の「ゲキチェンジャー」、パワーアップ時には爪のついたグリップ型の「スーパーゲキクロー」を用いる。バイオレットは[[ムエタイ]]風の戦闘スタイルを生かした「ゴングチェンジャー」、チョッパーは変身アイテムと武器を兼ねる[[手刀打ち|手刀]]の形をした「サイブレード<ref group="注">スーパーゲキクローと合体させた「スーパーサイブレード」という形態にもなる。</ref>」を用いる。 |
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== 激獣拳 == |
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{{main|獣拳戦隊ゲキレンジャーに登場する装備と技の一覧}} |
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=== 技 === |
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ゲキレンジャーが用いるゲキワザは、レッドが使用する「咆咆弾(ほうほうだん)」のように、同じ漢字二文字が先に並び、最後に「弾」「斬」「蹴」「拳」といった攻撃手法を現す漢字が使われる形が一般的である。各キャラクターには、それぞれの特性を生かした様々な専用のゲキワザがあり、戦闘形態に合わせて使用される。必殺技は、ゲキバズーカに3人の激気をチャージし、その気を弾丸として放つ「激激砲(げきげきほう)」などがある。 |
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また、臨獣拳では、リンリンシーがリンギで[[獣人]]化する。獣人体は胸部にモデルとなった動物の頭部がついている。この獣人化した敵がいわゆる「ゲスト怪人」の位置づけであり、毎回の倒すべき相手となる。彼らはピンチになるとリンギ(又はゲンギ)で巨大化する。 |
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=== 巨大化技(巨大ロボ) === |
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本作の合体形態は、ゲキビースト3体による合体を基本としている。レッドが呼び出すゲキビーストが上半身、他が呼び出すゲキビーストが、それぞれ1体ずつ片足を構成する。これを「獣拳合体」と呼称する。合体後は、[[軍用機のコックピット|コクピット]]に相当する部分にいるゲキレンジャーの動きに同調して動く、いわゆるモーショントレース方式で操縦される。 |
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[[ファイル:Gekiranger 3.png|thumb|合体形態|250px]] |
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== 劇場版 == |
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; ゲキビースト |
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{{main|電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦}} |
|||
: 初期メンバー(レッド、イエロー、ブルー)が序盤から具現化できるのは、3体の猫科の猛獣(タイガー、チーター、ジャガー)を模したゲキビーストである。マスターシャーフー(猫)との修行の末に、この3体を用いて1号ロボ(ゲキトージャ)への「獣拳合体」を行えるようになる。 |
|||
2007年[[8月4日]]に公開。例年同様、同年の仮面ライダー作品『[[仮面ライダー電王]]』と同時上映された。キャッチコピーは「今夏、最大級の“電ゲキ”が襲う」。 |
|||
: 初期メンバー3人が、修行により次に会得するゲキビースト(鮫、象、蝙蝠)は、いわゆる追加パーツの扱いとなる。これらは増強パーツとして、どれか1体が戦闘形態に合わせ追加合体する。これを作品内では、合体ではなく「獣拳武装」と呼びわけている。さらに初期メンバー3人は、過激気習得の修行においても新たなゲキビースト(ゴリラ、ペンギン、ガゼル)を得、それらが「獣拳合体」し2号ロボ(ゲキファイヤー)となる。なお、この2号ロボも前述の追加パーツを同様に使用できる。また、追加メンバーであるゲキバイオレットが用いるゲキビースト(狼)は、1号ロボの右足を付け替える換装型(ゲキトージャウルフ)の合体を行う。これら計10体が本作で登場するゲキビーストである。なお、最後の追加メンバーであるゲキチョッパーが呼び出す「サイダイン」は、ゲキビーストではない。これについては後述する。 |
|||
; リンビースト |
|||
: 臨獣殿側のゲキビーストに相当するのがリンビーストである。黒獅子リオがつくるリンビーストが「リンライオン」、獣人メレがつくるのが「リンカメレオン」である。主に[[電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦|劇場版]]で活躍し、本編でも終盤になって登場する。主な合体形態は、1号ロボとリンビースト2体が「[[wikt:呉越同舟|呉越同舟]]獣拳合体」したゲキリントージャである。 |
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; 巨人体 |
|||
: ゲキトージャ(1号ロボ)は、スーパー戦隊シリーズの1号ロボとしては初めて「格闘」による必殺技を使用する。武器はゲキセツコンと呼ばれる[[三節棍]]型の武器で、長い[[棍]]の形にもなる。ゲキファイヤー(2号ロボ)は、ゲキトージャを上回るパワーとスピードを持ち、スーパーゲキレンジャー時の3人が主に使用する。ゲキトージャウルフ(1号ロボの換装型)は、主にゲキバイオレットが使用し、ゲキビースト3体を1人で具現化して獣拳合体することで単身戦闘を行う。これらの巨人に獣拳武装のゲキビーストが加わることにより、「ゲキエレファントージャ」「ゲキシャークファイヤー」「ゲキバットージャウルフ」のような様々なバリエーションの巨人が登場する。 |
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: 獣拳神サイダイン(3号ロボ)は、獣拳の聖地にあった石造に、獣拳の創始者ブルーサ・イーの魂が宿って生まれた獣拳の神である。操獣刀を持つ者が操ることができ、ゲキチョッパーがその使い手となる。サイの形を模しているがゲキビーストには該当せず、1体のみで巨人体である「獣拳巨神サイダイオー」となる「獣拳変形」を行える。このサイダイオーは、サイダインの角に相当する剣を装備し、剣を主体とした攻撃を行う。またサイダインと他の巨人が合体する「獣拳合体」も行われる。合体形態は「サイダイゲキトージャ」「サイダイゲキファイヤー」「サイダイゲキリントージャ」の3種類となる。 |
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== 制作 == |
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== なりきりムービー == |
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=== キャスト === |
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; なりきりムービー獣拳戦隊ゲキレンジャー |
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メインキャスト8人は、21歳から24歳(放送開始時)の年齢の近い青年層で構成された。ゲキレンジャーのアドバイザー・真咲美希には、子役時代にエキストラとして『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』などの作品に出演した経歴がある[[伊藤かずえ]]が配された。師匠としてゲキレンジャーを導いていく七拳聖の要マスター・シャーフーの声優にはベテラン[[永井一郎]]を起用。他の「拳聖」の声には、名前の由来となったアクション俳優の[[吹き替え]]声優(『エレハン・キンポー』役は『[[サモ・ハン・キンポー]]』の[[水島裕]]など)が起用されている<ref name="shiba"/>。シリーズで初めて本格的に取り入れられた巨大ロボ戦の実況には、声優・[[石田彰]]が起用された。ナレーションはDJの[[ケイ・グラント]]が担当。 |
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: 2007年6月7日にオープンしたキッズフォトバンダイスタジオで撮影されていた、お子様自身が作品に登場できるオリジナルストーリーDVD。番組終了に伴いゴーオンジャーに引き継がれた。 |
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==== レギュラー・準レギュラー ==== |
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== キャスト == |
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; 演者 |
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=== レギュラー・準レギュラー === |
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* 漢堂ジャン / ゲキレッド(声):[[鈴木裕樹]] |
* 漢堂ジャン / ゲキレッド(声):[[鈴木裕樹]] |
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* 宇崎ラン / ゲキイエロー(声):[[福井未菜]] |
* 宇崎ラン / ゲキイエロー(声):[[福井未菜]] |
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* 深見レツ / ゲキブルー(声):[[高木万平]] |
* 深見レツ / ゲキブルー(声):[[高木万平]] |
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* 深見ゴウ / ゲキバイオレット(声):[[三浦力]] |
* 深見ゴウ / ゲキバイオレット(声):[[三浦力]] |
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* 久津ケン / ゲキチョッパー(声):[[聡太郎]] |
* 久津ケン / ゲキチョッパー(声):[[聡太郎]] |
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* マスター・シャーフー(声):[[永井一郎]] |
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* 理央 / 黒獅子リオ:[[荒木宏文]] |
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* メレ:[[平田裕香]] |
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* ロン:[[川野直輝]] |
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* 真咲美希:[[伊藤かずえ]] |
* 真咲美希:[[伊藤かずえ]] |
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* 真咲なつめ:[[桑江咲菜]] |
* 真咲なつめ:[[桑江咲菜]] |
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* エレハン・キンポー(声):[[水島裕]] |
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; 声の出演 |
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* バット・リー(声):[[池田秀一]] |
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* シャッキー・チェン(声):[[石丸博也]] |
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* ゴリー・イェン(声):[[大友龍三郎]] |
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* マスター・シャーフー:[[永井一郎]] |
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* ミシェル・ペング(声):[[田中敦子 (声優)|田中敦子]] |
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* バエ:[[石田彰]] |
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* ピョン・ピョウ(声):[[草尾毅]] |
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* 理央 / 黒獅子リオ(声) / 幻獣王リオ(声):[[荒木宏文]] |
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* メレ / メレ獣人体(声) / 四幻将メレ(声):[[平田裕香]] |
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* バエ(声):[[石田彰]] |
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* 空の拳魔カタ(声):[[納谷六朗]] |
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* 海の拳魔ラゲク(声):[[幸田直子]] |
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* 大地の拳魔マク(声):[[柴田秀勝]] |
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* 四幻将ロン / ロン獣人体(声):[[川野直輝]] |
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* 四幻将サンヨ(声):[[梅津秀行]] |
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* ダン / 四幻将スウグ(声):[[大葉健二]] |
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* ナレーション:[[ケイ・グラント]] |
* ナレーション:[[ケイ・グラント]] |
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* エレハン・キンポー:[[水島裕]] |
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* バット・リー:[[池田秀一]] |
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* シャッキー・チェン:[[石丸博也]] |
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* ゴリー・イェン:[[大友龍三郎]] |
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* ミシェル・ペング:[[田中敦子 (声優)|田中敦子]] |
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* ピョン・ピョウ:[[草尾毅]] |
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* 空の拳魔カタ:[[納谷六朗]] |
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* 海の拳魔ラゲク:[[幸田直子]] |
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* 大地の拳魔マク:[[柴田秀勝]] |
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* サンヨ:[[梅津秀行]] |
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=== ゲスト === |
==== ゲスト ==== |
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括弧内の数字は登場話数を示す。各話のゲスト怪人を担当する声優は「[[#放映リスト|放映リスト節]]」を参照。 |
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* 少女:[[大橋のぞみ]](1) |
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* 八木沼純子:[[八木沼純子]](4) |
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* ピエール藤代:[[遠山俊也]](6) |
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* 少女:[[大橋のぞみ]] (1) |
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* ダンスの先生:[[彩木エリ]]<ref>『獣拳戦隊ゲキレンジャー』エンディング振付担当。</ref>(7) |
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* 八木沼純子:[[八木沼純子]] (4) |
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* 源さん:[[岡本美登]](12) |
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* ピエール藤代:[[遠山俊也]] (6) |
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* 理央(少年時代他):[[江原省吾]](12、46、49) |
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* ダンスの先生・鳳秋穂:[[彩木エリ]]<ref group="注">『獣拳戦隊ゲキレンジャー』エンディング振付担当。</ref> (7) |
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* ジャン(少年時代他):[[深澤嵐]](15、46) |
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* 源さん:[[岡本美登]] (12) |
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* 南北アリス:[[大久保麻理子|大久保麻梨子]](22) |
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* 理央(少年時代他):[[江原省吾]] (12, 46, 49) |
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* 執事:[[横山あきお]](22) |
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* ジャン(少年時代他):[[深澤嵐]] (15, 46) |
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* スクラッチ課長:[[諸田敏]](23) |
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* 南北アリス:[[大久保麻理子|大久保麻梨子]] (22) |
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* 久津権太郎:[[石田太郎]](28) |
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* 執事:[[横山あきお]] (22) |
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* 久津幸子:[[井端珠里]](28、30、49) |
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* スクラッチ課長:[[諸田敏]] (23) |
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* 含韻:[[石井苗子]](29) |
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* |
* 久津権太郎:[[石田太郎]] (28) |
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* 久津幸子:[[井端珠里]] (28, 30, 49) |
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* 新一:[[須賀健太]](31) |
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* 含韻:[[石井苗子]] (29) |
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* 獣拳創始者ブルーサ・イー:[[甲斐将馬]](32、34(声のみ)) |
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* [[吉良義央|吉良上野介]]:[[石井愃一]](33) |
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* 少女時代の含韻:[[吉田絢乃]] (29) |
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* [[毛利小平太]]:[[今井靖彦]](33) |
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* |
* 新一:[[須賀健太]] (31) |
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* 獣拳創始者ブルーサ・イー:[[甲斐将馬]]<ref group="注">アクション監督やスーツアクターらが所属する[[ジャパンアクションエンタープライズ|JAE]]の俳優。[http://www.japanactionenterprise.com/jae/kai.html 公式サイト]</ref>(32, 34(声のみ)) |
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* ローズ:[[小野友紀]](36) |
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* [[吉良義央|吉良上野介]]:[[石井愃一]] (33) |
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* リリー:[[人見早苗]](36) |
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* [[毛利小平太]]:[[今井靖彦]] (33) |
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* チェリー:[[川村ゆきえ]](36) |
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* [[清水一学]]:[[福本清三]] (33) |
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* 宇崎伶子:[[美保純]](37) |
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* ローズ:[[小野友紀]] (36) |
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* 鏡の中のレツ:[[高木心平]](38) |
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* リリー:[[人見早苗]] (36) |
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* ナミ:[[佐藤友紀 (女優)|佐藤友紀]](40、46) |
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* チェリー:[[川村ゆきえ]] (36) |
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* 宇崎伶子:[[美保純]] (37) |
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* 鏡の中のレツ:[[高木心平]] (38) |
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* ナミ:[[佐藤友紀 (女優)|佐藤友紀]] (40, 46) |
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* ダン:[[大葉健二]] (40, 42) |
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=== スーツアクター === |
==== スーツアクター ==== |
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* ゲキレッド、ゲキトージャ:[[福沢博文]] |
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* ゲキレッド:[[岩上弘数]]([[ニュージーランド|NZ]]ユニット) |
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* ゲキレッド、ゲキトージャ、ゲキファイヤー:[[福沢博文]] |
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* ゲキイエロー:[[人見早苗]] |
* ゲキイエロー:[[人見早苗]] |
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* ゲキブルー、ロン獣人 |
* ゲキブルー、ロン獣人態:[[竹内康博]] |
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* ゲキバイオレット:[[清家利一]] |
* ゲキバイオレット:[[清家利一]] |
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* ゲキチョッパー、大地の拳魔マク:[[渡辺淳]] |
* ゲキチョッパー、大地の拳魔マク:[[渡辺淳]] |
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* 黒獅子リオ、ピョン・ピョウ:[[今井靖彦]] |
* 黒獅子リオ、ピョン・ピョウ:[[今井靖彦]] |
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* メレ獣人 |
* メレ獣人態:[[蜂須賀祐一]] |
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* マスター・シャーフー、トレーニングドロイド・ロボタフ:[[神尾直子]] |
* マスター・シャーフー、トレーニングドロイド・ロボタフ:[[神尾直子]] |
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* エレハン・キンポー:[[大林勝]] |
* エレハン・キンポー:[[大林勝]] |
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* バット・リー:[[喜多川務]] |
* バット・リー:[[喜多川務]] |
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* シャッキー・チェン、メレ獣人 |
* シャッキー・チェン、メレ獣人態(修行その36のみ):[[中川素州]] |
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* ゴリー・イェン |
* ゴリー・イェン、空の拳魔カタ:[[日下秀昭]] |
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* ミシェル・ペング :[[橋本恵子]] |
* ミシェル・ペング :[[橋本恵子]] |
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* 海の拳魔ラゲク:[[小野友紀]] |
* 海の拳魔ラゲク:[[小野友紀]] |
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* 大地の拳魔マク(修行その35・一部):[[岡元次郎]] |
* 大地の拳魔マク(修行その35・一部):[[岡元次郎]] |
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{{Col-end}} |
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== スタッフ == |
=== スタッフ === |
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チーフプロデューサーは1年振りに[[塚田英明]]が務め、塚田の得意とする「少年漫画」的な演出として<ref name="t_t"/>、『[[北斗の拳]]』や『[[ドラゴンボール]]』などの[[パロディ]]が作中に多く取り入れられた<ref name="ep_repo"/>。塚田をはじめとした東映のプロデューサーは、全員がまだ30代(制作時)という若いチーム構成となっており<ref name="PiK_p"/>、脚本はシリーズでのメイン担当は初となる<ref name="yoko_h5" />[[横手美智子]]が、メイン監督は横手同様に本作が初となる<ref name="Ni_na"/>[[中澤祥次郎]]が担当。中国武術がモチーフであることから、アクション監督とは別に、中国拳法を特技とする[[喜多川務]]が中国武術指導の専任担当として加わっている<ref name="hh_6" />。また、オープニング映像および[[パイロット版]]の撮影では、『[[魔法戦隊マジレンジャー|マジレンジャー]]』以来2度目となる海外ロケを[[ニュージーランド]]で行い<ref name="youda"/>、現地で『[[パワーレンジャー]]』のアクション監督を務める[[坂本浩一]]らが撮影に参加している。 |
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* 原作:[[八手三郎]] |
* 原作:[[八手三郎]] |
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* 連載:[[テレビマガジン]]、[[てれびくん]] |
* 連載:[[テレビマガジン]]、[[てれびくん]] |
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* 特撮監督:[[佛田洋]] |
* 特撮監督:[[佛田洋]] |
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* 制作:[[テレビ朝日]]、[[東映]]、[[東映エージエンシー]] |
* 制作:[[テレビ朝日]]、[[東映]]、[[東映エージエンシー]] |
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=== 作品テーマ === |
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制作側が作品に込めたメッセージは2点ある。1つは「高みを目指して、学び、変わる!」という[[キャッチコピー]]にもあるとおり、「学ぶ」ことであり、そしてそれによって変化を恐れずに変わっていけることの大切さである。そしてもう1つが「受け継ぎ、また渡していくこと」の重要性である。この2つはプロデューサーの塚田が「人生において大切」だと考えるテーマでもある<ref name="ty_t" />。 |
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全ての黒幕だったロンはドラゴンそのものであり、獣拳は修行で会得したものではなかった。生まれつき完成された能力を持ったロンには「学び変わる」という要素がなく、退屈しか感じることがなかった。それゆえに世界を戯れに滅ぼすことを思いついたとされ<ref name="asa_ron"/>、日々学び成長していった主人公たち獣拳使いとは対照的な存在として描かれている。 |
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また、作品中で主人公たちは師匠から修行を受け様々な技を学び受け継ぐ。最後の敵を倒す最終奥義もまた敵側の師匠からの修行によって学び受け継いだものである。平和になった世界でジャンたちは、獣拳を学ぶ子供たちから「マスター」と呼ばれる存在へと成長している。次代の獣拳を担う子供たちへの指導を行うランやレツに見送られ、世界中の子供達へ獣拳を伝え「慟哭丸」の封印を守る役目を託せる人材を探すためにジャンは旅立つ<ref name="asa_49"/>。首に慟哭丸をぶら下げて旅するジャンは、異国の街の路地裏で幼少期の理央に似た少年と出会う。その少年に「おまえも獣拳――やるか?」とジャンが問いかけたところで、本作品は終了する。受け継いだものを次世代に渡していくという制作側のメッセージが込められた終幕となっている。 |
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=== 造形・玩具デザイン === |
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戦隊側の造形は、日本とアメリカの両方で売れることを目指してデザインされた<ref name="yamada"/>。戦隊スーツは、カンフー映画で馴染みの「トラックスーツ」を意識し、前作まで一貫して装備されてきた[[ベルト]]を敢えて無くしている<ref name="hh_6"/>。靴もブーツタイプではなくスポーツシューズ型、変身アイテムは[[グローブ]]型など、戦隊チームがスポーツメーカーに所属している設定を生かしたデザインとなっている。物語中盤から登場するパワーアップ後のスーツにも、スポーツシューズやスポーツウェアのラインが取り入れられている<ref name="F114"/>。また敵側のキャラクターデザインは、[[篠原保]]が塚田プロデューサーの希望により、人型幹部の衣装や髪型を含め全てのTV作品のキャラクターを1人で担当している<ref name="DW"/>。 |
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ロボットデザインは、獣拳の技で生み出しているという設定から、メカニック的な要素が極力排除された。ヒーロー的なスタイルでデザインされ<ref name="koba"/>、軽快さを出したゲキトージャ(1号ロボ)は[[スニーカー]]、パワー系のゲキファイヤー(2号ロボ)は[[エクストリームスポーツ]]をモチーフとしている。先の2体と異なりサイダイオー(3号ロボ)は、剣を用いて戦う定番型のデザインが採用されている<ref name="Flash"/>。玩具としてのギミックは、[[パワーレンジャー]]のスピンモーフィンフィギュアにヒントを得、「手足を使って暴れる」格闘技のアクションをイメージした電動回転を選択<ref name="toy"/>。このギミックを受けて、ゲキトージャの必殺技に上半身と腕を横に回転させて連続パンチを繰り出す「大頑頑拳(だいがんがんけん)」、ゲキファイヤーの必殺技に両腕を縦に回転させて連続パンチを繰り出す「頑頑ナックル落とし(がんがんナックルおとし)」などが採用された。 |
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アクションと成長に比重を置いたストーリーを受け、[[バンダイ]]は本作品のテーマを「アクティブ」とし、開発のキーワードを「アクション」と「技」に置いた。回転ギミックを搭載した「巨大ロボット」のほか、もう一本の柱である「なりきりアイテム」については、遊び続けることにより新しい技を使用可能になる成長要素を取り入れた。流通戦略では初期投入の商品を[[轟轟戦隊ボウケンジャー|前作]]の25品から大幅に減らした10アイテムとし、目玉商品にターゲットを集中させる絞込み方式を採用した<ref name="EYE_1156"/>。 |
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== 評価 == |
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; 商業的評価 |
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{| style="float:right;font-size:small;text-align:center;border:1px solid black; white-space:nowrap;margin-left:1em; padding:0.5em;background: #f9f9f9;" |
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|+ スーパー戦隊キャラクター商品売上推移(単位:億円)<br/>年度実績(上半期+下半期)<ref name="ir"/> |
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! 2003年 |
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| 『[[爆竜戦隊アバレンジャー|アバレンジャー]]』 || style="text-align:right"| '''130''' || {{bar|c|7|5}}{{bar|g|5|5}} 75+55 |
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|- style="text-align:left" |
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! 2004年 |
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| 『[[特捜戦隊デカレンジャー|デカレンジャー]]』 || style="text-align:right"| '''116''' || {{bar|c|6|3}}{{bar|g|5|3}} 63+53 |
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|- style="text-align:left" |
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! 2005年 |
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| 『[[魔法戦隊マジレンジャー|マジレンジャー]]』 || style="text-align:right"| '''108''' || {{bar|c|6|3}}{{bar|g|4|5}} 63+45 |
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|- style="text-align:left" |
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! 2006年 |
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| 『[[轟轟戦隊ボウケンジャー|ボウケンジャー]]』 || style="text-align:right"| '''101''' || {{bar|c|5|4}}{{bar|g|4|7}} 54+47 |
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|- style="text-align:left" |
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! 2007年 |
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| 『ゲキレンジャー』 || style="text-align:right"| '''77''' || {{bar|m|4|0}}{{bar|r|3|7}} 40+37 |
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|- style="text-align:left" |
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! 2008年 |
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| 『[[炎神戦隊ゴーオンジャー|ゴーオンジャー]]』 || style="text-align:right"| '''120''' || {{bar|c|6|2}}{{bar|g|5|8}} 62+58 |
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|} |
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: 様々な実験的要素を投入したものの、平均視聴率は5.1%([[ビデオリサーチ]]調べ、関東地区)にとどまり、バンダイのキャラクター商品売上高も計画100億に対し77億円と、視聴率・商業面において失敗が目立つ結果となった。特に玩具の売上不振は著しく、販売店・流通から動きが鈍いとの声が多く聞かれ<ref name="EYE_1168"/>、2007年年末に開かれた商談会においてバンダイの[[上野和典]]社長は(好調だった同年放映の『[[仮面ライダー電王]]』と比し)「戦隊は07年は仮面ライダーに圧倒されてしまった」との感想を語った<ref name="EYE_1167"/>。売上は最終的に2000年の『[[未来戦隊タイムレンジャー|タイムレンジャー]]』(64億円)以降初めて100億円を割り込み、21世紀の作品では最も低い成績に終わった(2010年現在)<ref name="ir"/>。この売上不振についてバンダイは「『武術』や『体を動かす』といったテーマ」と合体ロボのパーツを付け替えて遊ぶ「合体換装の魅力」の2つを、上手に伝えきれなかったことが敗因だと語っている<ref name="EYE_1168"/>。視聴率もスタート時から伸び悩み、修行というテーマが「説教くさい」のではないかという反省から、2人目の師匠となる拳聖をコミカルなキャラクターとして登場させたものの<ref name="PiK_p"/>、季ごとの平均視聴率は6.2%、6.0%、5.0%、4.4%、4.3%と緩やかに下降したまま上昇には至らなかった<ref name="ratedata"/>。前年の2006年10月に時間帯を変更し、同じ[[子供向け番組]]として視聴層が重なる[[裏番組]]となった『[[ポケモン☆サンデー]]』を、スタート時には大きく離していたものの後半は僅差となった<ref group="注">『ポケモン☆サンデー』は、テレビ東京が「視聴率が好調」な自局の番組を表彰する、2007年度年間賞の1つに選ばれている({{Wayback |url=http://www.bunkatsushin.com/modules/bulletin/article.php?storyid=20905 |title=文化通信com.テレ東07年度年間賞・下半期賞|date=20080608073919 }})。</ref>。 |
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; 作品評価 |
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: ストーリー展開においては、単純な「正義VS悪」という構図をとらない作風が注目され<ref name="uc_120"/>、また集団ヒーローである戦隊作品においてジャンと理央の二人に焦点をあて「敢えて『個対個』をクローズアップした」構成も話題を呼んだ<ref name="uc_120_2"/>。敵側にもドラマ性があったことから、敵側の理央とメレの二人のキャラクター人気が高まり、最終回前に二人が死亡した際にはファンの間からその死を惜しむ声も多く聞かれたという<ref name="PiK_p"/>。演者の(変身前の)素面のアクションも好評を博し、通称「素顔の戦士」と呼ばれる演者自らが出演する[[スーパー戦隊シリーズ#ヒーローショー|ヒーローショー]]でのアクションは「近年のショーの中でも随一といえる充実度」だったとされる<ref name="h_6"/>。 |
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: 主役の一人である漢堂ジャン(ゲキレッド)を演じた鈴木裕樹は、最終巻のDVDにおいてクランクインの前から「過去最高の戦隊にする」という意気込みで取り組んできたと語り、「この作品はずっと色褪せない」と語ったプロデューサーの言葉を紹介したうえで、この作品は「ずっとずっと残るもの」であり「誇りだと思っている」とし「僕は絶対に面白いと思う」と感想を述べた。また三拳魔の長マクを演じた[[柴田秀勝]]は、レギュラーとして師匠役(七拳聖・三拳魔)にベテラン声優が多く出演した本作の特徴について触れ、「今はアニメでもあんなメンバーが集まることはまずない」と豪華な競演者に喜ぶコメントを残している<ref name="maku"/>。 |
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== 音楽 == |
== 音楽 == |
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音楽は[[三宅一徳]]が担当。三宅は[[忍風戦隊ハリケンジャー]]に続き本シリーズに2度目の参加となった。本作のモチーフが中国武術であることから、[[二胡]]や[[笛#楽器としての笛|明笛]]などの中国楽器を用いた中国風の楽曲が中心となる<ref |
音楽は[[三宅一徳]]が担当。三宅は[[忍風戦隊ハリケンジャー]]に続き本シリーズに2度目の参加となった。本作のモチーフが中国武術であることから、[[二胡]]や[[笛#楽器としての笛|明笛]]などの中国楽器を用いた中国風の楽曲が中心となる<ref name="hara"/>。巨大戦に実況が入るため、シリーズ恒例の「ロボットソング」は作られていない。その分、等身大のアクション曲が例年より多く<ref name="sp_t"/>、[[劇伴]]で最も重要な曲となる「ゲキレンジャーのテーマ」は、[[サントゥール]]を使用し、掛け声を楽器のように合わせるアクション性の強い仕上がりとなっている<ref name="on_t"/>。 |
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=== 主題歌 === |
=== 主題歌 === |
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==== オープニングテーマ ==== |
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オープニングテーマは全編[[短調|マイナーコード]](Bm→Bm7→G→GM7)のハードな曲調になっている。エンディングでは前作『[[轟轟戦隊ボウケンジャー|ボウケンジャー]]』で一旦途切れた、楽曲に合わせて主人公たちが“踊るエンディング”が復活。エンディングテーマを歌う[[水木一郎]]は、これまで挿入歌などでの参加はあったが、戦隊シリーズのTV作品の主題歌を担当するのは本作が初となる<ref>豊田朋久(取材)「『ゲキレンジャー』主題歌CD発売記念イベントレポート」『東映ヒーローMAX Vol.21』辰巳出版、2007、p.39。</ref>。主題歌シングルはオリコンチャートで最高位16位を記録。水木は、それまでの39年の歌手生活で初めてのトップ20のランクインとなった<ref>『日刊スポーツ』2007年3月13日。</ref>。 |
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オープニングテーマは、戦隊シリーズでは久しぶりとなる全編[[短調|マイナーコード]](Bm→Bm7→G→GM7)のハードな曲調になっている。主題歌を歌う谷本貴義は、例年どおりオーディションによって選出された。歌唱にあたっては、子供番組の主題歌であることから発音には非常に気を遣ったという<ref name="tani"/><ref group="注">なおこの曲は[[太鼓の達人]]シリーズにも収録されたことがある。</ref>。 |
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; 「獣拳戦隊ゲキレンジャー」(第1話 - 第48話<ref group="注">最終回にオープニングが使用されないのは[[特捜戦隊デカレンジャー]]以来だが、最終回のエンディングにオープニングテーマが使用された『[[忍風戦隊ハリケンジャー|ハリケンジャー]]』〜『デカレンジャー』までとは違い、エンディングには『道(タオ)』が使用された。</ref>) |
|||
:* 作詞:[[及川眠子]] / 作曲:[[岩崎貴文]] / 編曲:[[京田誠一]] / 歌:[[谷本貴義]]、[[ヤング・フレッシュ]] |
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==== エンディングテーマ ==== |
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また、39話より「キャラソン7番勝負」と題して出演者によるキャラクターソングをEDテーマとして毎回順番に流すという企画が行われた。歌詞は、作品内特有の「激気」といった言葉を敢えて排除し、各登場人物の心情を綴ったものとなっている<ref name="sp_t"/>。ラン役の[[福井未菜]]、メレ役の[[平田裕香]]は、自らの曲の作詞も手がけている。ED前の歌の紹介はバエ([[石田彰]])が担当。 |
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エンディングでは前作『[[轟轟戦隊ボウケンジャー|ボウケンジャー]]』で一旦途切れた、楽曲に合わせて主人公たちが“踊るエンディング”が復活。エンディングテーマは、学生時代からファンだったというプロデューサーの塚田の依頼により大御所[[水木一郎]]が担当<ref name="mizuki"/>。水木はこれまで挿入歌などでの参加はあったが、戦隊シリーズのTV作品の主題歌を担当するのは本作が初となる<ref name="h_21t"/>。主題歌シングルはオリコンチャートで最高位16位を記録。水木は、それまでの39年の歌手生活で初めてのトップ20のランクインとなった<ref name="ns20070313"/>。また、39話より「キャラソン7番勝負」と題して出演者によるキャラクターソングをEDテーマとして毎回順番に流すという企画が行われた。歌詞は、作品内特有の「激気」といった言葉を敢えて排除し、各登場人物の心情を綴ったものとなっている<ref name="sp_t"/>。ラン役の[[福井未菜]]、メレ役の[[平田裕香]]は、自らの曲の作詞も手がけている。ED前の歌の紹介はバエ([[石田彰]])が担当。 |
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カッコ書きの番号は、使用された話数を示す。 |
カッコ書きの番号は、使用された話数を示す。 |
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; 「道(タオ)」(第1話 - 第38話、第46話 - 第49話) |
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; オープニングテーマ:『獣拳戦隊ゲキレンジャー』(1‐48<ref> 最終回にオープニングが使用されないのは[[特捜戦隊デカレンジャー]]以来だが、最終回のエンディングにオープニングテーマが使用された[[忍風戦隊ハリケンジャー|ハリケンジャー]]~デカレンジャーまでとは違い、エンディングには『道(タオ)』が使用された。</ref>) |
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:* 作詞:[[及川眠子]] / 作曲:[[岩崎貴文]] / 編曲:[[京田誠一]] / 歌:[[谷本貴義]]、[[ヤング・フレッシュ]] |
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:* [[太鼓の達人]]シリーズにも収録されたことがある。 |
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; エンディングテーマ:『道(タオ)』 (1‐38、46‐49) |
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:* 作詞:[[藤林聖子]] / 作曲:[[前田克樹]] / 編曲:[[三宅一徳]] / 歌:[[水木一郎]]、ヤング・フレッシュ |
:* 作詞:[[藤林聖子]] / 作曲:[[前田克樹]] / 編曲:[[三宅一徳]] / 歌:[[水木一郎]]、ヤング・フレッシュ |
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: |
: ミニコーナーは従来どおりイントロに内包される。 |
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: |
: 劇場版公開にあわせ、修行22と23ではメイキング映像、修行24と25では制作会見の映像が使用された(ただし、系列遅れネット局やDVDでは通常の映像に差し替え)。最終回では戦隊シリーズ中珍しく(一年間の)ダイジェスト映像中心となっている。 |
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; キャラソン7番勝負 |
; キャラソン7番勝負 |
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;; 「進めのススメ」(第39話) |
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::* 作詞:藤林聖子 / 作曲:[[加藤ひさし]] / 編曲:小川真司 / 歌:漢堂ジャン([[鈴木裕樹]]) |
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;; 「Run」(第40話) |
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* 『Run』(40) |
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::* 作詞:[[福井未菜]] / 作曲・編曲:ムラマツテツヤ / 歌:宇崎ラン(福井未菜) |
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;; 「Just Make It Out!」(第41話) |
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::* 作詞:谷本貴義 / 作曲・編曲:[[平川達也]] / 歌:深見レツ([[高木万平]]) |
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;; 「Wondering Wolf」(第42話) |
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::* 作詞・作曲:[[高取ヒデアキ]] / 編曲:川瀬智 / 歌:深見ゴウ([[三浦力]]) |
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;; 「そういうコトもあるだろよ」(第43話) |
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::* 作詞:桑原永江 / 作曲:[[菊池俊輔]] / 編曲:[[Project.R#作詞家・作曲家|大石憲一郎]] / 歌:久津ケン([[聡太郎]]) |
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;; 「ちぎれた羽根」(第44話) |
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::* 作詞:[[平田裕香]] / 作曲・編曲:[[高見優]] / 歌:メレ(平田裕香) |
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;; 「黒き鼓動 〜揺るぎない想い〜」(第45話) |
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::* 作詞・作曲・編曲:岩崎貴文 / 歌:理央([[荒木宏文]]) |
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=== 挿入歌 === |
=== 挿入歌 === |
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挿入歌は12曲作 |
挿入歌は12曲製作された。『[[電子戦隊デンジマン]]』の主題歌などで知られる[[成田賢]]が26年ぶりに歌手活動を再開<ref name="narita"/>、声優陣からはマスターシャーフーの役名で永井一郎が歌うなどベテラン勢の挿入歌が目を引く。また、スーパーゲキレンジャーのテーマ曲「過激気!」では、パワーアップに際し新鮮味を出したいという意向から、「女性ボーカルを起用する」という「挑戦」が行われている<ref name="sp_t"/>。 |
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; 『Just feel it 〜明日のために〜』 |
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; 「Just feel it 〜明日のために〜」 |
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:* 作詞:[[八手三郎]] / 作曲・編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:[[Sister MAYO]] |
:* 作詞:[[八手三郎]] / 作曲・編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:[[Sister MAYO]] |
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; |
; 「燃えよ激獣拳!」 |
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:* 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:三宅一徳 / 歌:[[宮内タカユキ]] |
:* 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:三宅一徳 / 歌:[[宮内タカユキ]] |
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; |
; 「高みの空へ」 |
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:* 作詞・作曲・編曲・歌:谷本貴義 |
:* 作詞・作曲・編曲・歌:谷本貴義 |
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; |
; 「1-2-3-4激気正義!」 |
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:* 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:岩崎貴文 / 歌:[[ |
:* 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:岩崎貴文 / 歌:[[成田賢]] |
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; |
; 「暗黒闘技 臨獣拳!」 |
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:* 作詞:斎藤謙策 / 広東語訳詞:汪以文 / 作曲・編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:斎藤謙策 / コーラス:高取ヒデアキ and リンシーズ |
:* 作詞:斎藤謙策 / 広東語訳詞:汪以文 / 作曲・編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:斎藤謙策 / コーラス:高取ヒデアキ and リンシーズ |
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; |
; 「マスター・シャーフー 〜暮らしの中に修行あり〜」 |
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:* 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:[[田代智一]] / 歌:マスターシャーフー(永井一郎)、ヤング・フレッシュ |
:* 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:[[田代智一]] / 歌:マスターシャーフー(永井一郎)、ヤング・フレッシュ |
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; |
; 「すすめ! 正義の七拳聖」 |
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:* 作詞:桑原永江 / 作曲・編曲:[[山下康介]] / 歌:ヤング・フレッシュ |
:* 作詞:桑原永江 / 作曲・編曲:[[山下康介]] / 歌:ヤング・フレッシュ |
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; |
; 「過激気!」 |
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:* 作詞:及川眠子 / 作曲:岩崎貴文 / 編曲:京田誠一 / 歌:[[MIQ]] |
:* 作詞:及川眠子 / 作曲:岩崎貴文 / 編曲:京田誠一 / 歌:[[MIQ]] |
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; |
; 「俺流!! ゲキバイオレット」 |
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:* 作詞:桑原永江 / 作曲:高取ヒデアキ / 編曲:籠島裕昌 / 歌:[[石原慎一]] / 演奏:[[Z旗 (アーティスト) |Z旗]] |
:* 作詞:桑原永江 / 作曲:高取ヒデアキ / 編曲:籠島裕昌 / 歌:[[石原慎一]] / 演奏:[[Z旗 (アーティスト) |Z旗]] |
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; |
; 「押忍! ゲキチョッパー!」 |
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:* 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:[[串田アキラ]] |
:* 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:[[串田アキラ]] |
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; 「誓い」<ref group="注">『[[五星戦隊ダイレンジャー]]』の同名挿入歌とは別曲。</ref> |
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; 『誓い』 |
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:* 作詞:[[荒川稔久]] / 作曲・編曲:[[渡辺宙明]] / プログラミング:大石憲一郎 / 歌:水木一郎 |
:* 作詞:[[荒川稔久]] / 作曲・編曲:[[渡辺宙明]] / プログラミング:大石憲一郎 / 歌:水木一郎 |
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; |
; 「Burning up! 〜情熱を受け継いで〜」 |
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:* 作詞・作曲・編曲:谷本貴義 / 歌:水木一郎、谷本貴義 |
:* 作詞・作曲・編曲:谷本貴義 / 歌:水木一郎、谷本貴義 |
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=== CDアルバム === |
=== CDアルバム === |
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『真激音盤』と題されたアルバムでは、劇中で使用された[[バックグラウンドミュージック|BGM]]およびOP・ED・挿入歌などを収録。其之一、弐、参では曲間に新録ストーリーが収録されており、其之一ではオリジナルの拳士・臨獣[[アブラゼミ|ロウカスト]]拳ブラゼミアが登場する。下記に示すものの |
『真激音盤』と題されたアルバムでは、劇中で使用された[[バックグラウンドミュージック|BGM]]およびOP・ED・挿入歌などを収録。其之一、弐、参では曲間に新録ストーリーが収録されており、其之一ではオリジナルの拳士・臨獣[[アブラゼミ|ロウカスト]]拳ブラゼミアが登場する。下記に示すもののほかに、「コロちゃんパック」と呼ばれる絵本付きのキッズCDなども数種類発売されている。 |
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* 『獣拳戦隊ゲキレンジャー真激音盤 其之一』(2007年5月23日、COCX-34284) |
* 『獣拳戦隊ゲキレンジャー真激音盤 其之一』(2007年5月23日、COCX-34284) |
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328行目: | 488行目: | ||
== 放映リスト == |
== 放映リスト == |
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話数を示す単語は「修行」が用いられている。サブタイトルには、語彙が乏しいジャンが感情を表現するために話す、脚本の横手考案の「ニキニキ(興味津々の意)」「ウジャウジャ(不安の意)」といった独特の「ジャン語」が必ず1つ含まれる。 |
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登場怪人のリンク先は、使用する獣拳のモチーフとなった生き物である。なお臨獣拳の登場怪人の名の由来は、それぞれが習得している臨獣拳の動物名のカナ文字の単純な並び替えになっている(例:マキリカ→カマキリ)<ref name="t_t" />。幻獣拳士の名は、中国古来の想像上の動物の名が使用されている。 |
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6月17日、7月1日、12月30日は放送休止<ref group="注">6月と7月の休止時には、この日だけテレビ朝日公式ホームページは臨獣殿バージョンを限定で表示させた。</ref>。 |
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シリーズの恒例(4回目)となった最終回の最後の提供コールにおける、新旧レッド同士の“引継ぎ”シーンでは、ゲキレッドが次作『[[炎神戦隊ゴーオンジャー]]』のゴーオンレッドと拳を合わせた後、走り去るゴーオンレッドに手を振るという演出だった。 |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:smaller;" |
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:smaller;" |
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|- |
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559行目: | 726行目: | ||
|2007年11月11日||37||ギャンギャン! お見合い問答無用 |
|2007年11月11日||37||ギャンギャン! お見合い問答無用 |
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|align="left"| |
|align="left"| |
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* 幻獣ケイトス<ref>ギリシア神話では[[くじら座]]に相当する海獣であるが、本作では[http://www.tv-asahi.co.jp/geki/contents/rinju-den/0035/ テレビ朝日公式サイト]に記述があるように[[イノシシ]]をベースとした幻獣となっている。</ref>拳ゴウユ(声:[[喜山茂雄]]) |
* 幻獣ケイトス<ref group="注">ギリシア神話では[[くじら座]]に相当する海獣であるが、本作では[http://www.tv-asahi.co.jp/geki/contents/rinju-den/0035/ テレビ朝日公式サイト]に記述があるように[[イノシシ]]をベースとした幻獣となっている。</ref>拳ゴウユ(声:[[喜山茂雄]]) |
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* 四幻将サンヨ |
* 四幻将サンヨ |
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|align="left"|横手美智子 |
|align="left"|横手美智子 |
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642行目: | 809行目: | ||
|} |
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== 映像ソフト化 == |
== 映像ソフト化と派生作品 == |
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=== DVD(映像ソフト化) === |
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* 本編のDVDは2007年8月3日~2008年7月21日に発売。全12巻。パッケージにはヒーローであるゲキレンジャーだけではなく、敵である理央、メレ、ロン、スウグや拳聖マスター・シャーフーまで掲載されるという異色のものである。 |
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*テレビシリーズ本編のDVDは、2007年8月3日から2008年7月21日にかけて順次発売された。全12巻。定価6,090円(税込)、各4話(最終巻のみ5話)収録。パッケージはヒーローであるゲキレンジャーだけではなく、敵である理央、メレ、ロンらもそれぞれメインとしてデザインされた巻がある異色のものである。主な映像特典として、ゲキレンジャー役の俳優5人が語る「スクラッチ激獣トーク」、敵役の俳優3人が語る「臨獣トーク」、[[篠原保]]の「獣拳デザインファイル」などがある。 |
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*テレビシリーズを再編集したHEROクラブのDVDが2007年5月21日、7月21日に発売(全2巻)。1巻は1話と2話、2巻は10話と11話の抜粋版である。 |
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=== 劇場版 === |
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; 『[[電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦]]』 |
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: 2007年8月8日公開の劇場オリジナル作品。上映時間は36分。例年同様、同年の仮面ライダー作品『[[仮面ライダー電王]]』と同時上映された。キャッチコピーは「今夏、最大級の“電ゲキ”が襲う」。[[香港]]を舞台に、戦隊シリーズの劇場版としては初の海外ロケが実施された作品<ref name="GG"/>。 |
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; 『[[劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー]]』 |
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: 2009年1月24日公開。上映時間は57分。「[[スーパー戦隊Vシネマ]]」として製作されたVSシリーズの第15作だが、同時期に東映系で公開予定だった『[[ふうけもん]]』がトラブルにより公開中止となり、その代替として急遽、劇場公開となった<ref name="MJ"/>。後輩戦隊との競演作。 |
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=== Vシネマ === |
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; 『[[獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー]]』 |
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: 2008年3月21日リリース。46分。VSシリーズの第14作。上述のとおり次作のVSシリーズが劇場公開となったため、ゲキレンジャーのVシネマは本作品のみである。先輩戦隊との競演作。 |
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=== その他 === |
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; 『なりきりムービー獣拳戦隊ゲキレンジャー 特別修行 ニキニキ!ニューヒーロー!』 |
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: 2007年6月7日にオープンした[[バンダイ]]が運営する子供写真館「キッズフォトバンダイスタジオ」の撮影サービス用DVD<ref name="press20070426"/>。オリジナルストーリーに子供が登場する映像を撮影できるサービス。撮影は[[鈴村展弘]]<ref name="toei_16"/>。定価16,800円(税込)、撮影料3,150円。番組終了に伴いゴーオンジャーに引き継がれた。 |
|||
; 『冬だっ! 休みだっ!! クレヨンしんちゃん&ドラえもん! 朝からどドーンと150分SP』 |
|||
: テレビ朝日 2007年12月29日放送。素顔のゲキレンジャーと着ぐるみのしんのすけが共演。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
{{脚注ヘルプ}} |
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=== 注釈 === |
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<div class="references-small"><references group="注"/></div> |
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=== 出典 === |
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※ 参考文献に記したものについては、書籍名・雑誌名を省略形式で記述。 |
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<div class="references-small">{{reflist | refs = |
|||
<ref name="uc_120">井上雄史(文)「2007年特撮作品総括」『宇宙船Vol.120』 ホビージャパン、2008、特別付録宇宙船イヤーブック2008。</ref> |
|||
<ref name="ty_t">「独占手記 東映プロデューサー塚田英明氏」『超全集』 p.97。</ref> |
|||
<ref name="r&m">塚田英明(文)「理央×メレ」『獣拳戦隊ゲキレンジャー キャラクターブック01 NiKiNiKi!』 p.24。</ref> |
|||
<ref name="n_t">小林奈津子(文)「Staff interview プロデューサー塚田英明」『獣拳戦隊ゲキレンジャー キャラクターブック01 NiKiNiKi!』 p.44。</ref> |
|||
<ref name="p_y">テレビ朝日プロデューサー八木征志(発言者)、豊田朋久(取材)「獣拳戦隊ゲキレンジャープレミア発表会レポート」『東映ヒロインMAX』 Vol.5、p.99。</ref> |
|||
<ref name="yoko_h5">「『獣拳戦隊ゲキレンジャー』メインライター横手美智子インタビュー」『東映ヒロインMAX』 Vol.5、p.45。</ref> |
|||
<ref name="yagi">八木征志(発言者)「【深層真相】時代を映すヒーロー・キャラクター 魅力は弱さ」『産経新聞』東京朝刊2007年5月21日。</ref> |
|||
<ref name="a_i">秋本留里(文)「Staff interview アクション監督 石垣広文」『NiKiNiKi!』 pp.72 - pp.73。</ref> |
|||
<ref name="butu">06年11月インタビュー「特撮監督 佛田洋」『SENTAI HERO SUPER VISUAL』 p.155</ref> |
|||
<ref name="toei_02">『東映公式』2007年2月18日[http://tvarc.toei.co.jp/tv/user/program/browse3.asp?Command=Old&StrNum=2&SID=252 「次回予告」獣拳戦隊ゲキレンジャー第2話](最終更新確認:2008年6月11日)。</ref> |
|||
<ref name="dvd_9">篠原保(デザイン・コメント)「獣拳デザインファイル」『DVD獣拳戦隊ゲキレンジャー Vol.9-10』東映ビデオ株式会社、2008、特典映像「獣拳秘伝之書」 </ref> |
|||
<ref name="toei_41">『東映公式』2007年12月2日[http://tvarc.toei.co.jp/tv/user/program/browse3.asp?Command=Old&StrNum=41&SID=252 「次回予告」獣拳戦隊ゲキレンジャー第41話](最終更新確認:2008年4月23日)。</ref> |
|||
<ref name="shiba">柴山明子(文)「声優インタビュー永井一郎、水島裕、石田彰」『NiKiNiKi!』 pp.64 - pp.66。</ref> |
|||
<ref name="ep_repo">『東映公式』2008年2月12日[http://tvarc.toei.co.jp/tv/gekiranger/eps/special-last.shtml ゲキレンジャー完結レポート!(2/12)](最終更新確認:2008年4月23日)</ref> |
|||
<ref name="t_t">「『獣拳戦隊ゲキレンジャー』チーフプロデューサー塚田英明インタビュー」『東映ヒロインMAX』 Vol.5、pp.50 - pp.51。</ref> |
|||
<ref name="PiK_p">小林奈津子(文)「プロデューサー鼎談」『PiKaPiKa』 pp.62 - pp.63。</ref> |
|||
<ref name="Ni_na">小林奈津子(文)「Staff interview 監督 中澤祥次郎」『NiKiNiKi!』 p.68。</ref> |
|||
<ref name="youda">用田邦憲(構成)「獣拳戦隊ゲキレンジャー」『東映ヒーローMAX』 Vol.20、p.13。</ref> |
|||
<ref name="asa_ron">『テレビ朝日公式』2008年2月10日[http://www.tv-asahi.co.jp/geki/contents/rinju-den/0043/ 臨獣殿ロン](最終更新確認:2008年4月23日)</ref> |
|||
<ref name="asa_49">『テレビ朝日公式』2008年2月10日[http://www.tv-asahi.co.jp/geki/contents/story/0049/ ストーリー【修行その49】](最終更新確認:2008年4月23日)</ref> |
|||
<ref name="yamada">山田耕司(発言者)06年11月インタビュー「PLEX スーパー戦隊シリーズ担当者座談会」『SENTAI HERO SUPER VISUAL』 p.159。</ref> |
|||
<ref name="hh_6">「塚田英明プロデューサーロングインタビュー」『ハイパーホビー』2007年6月号 vol.105、p.14 - p.15。</ref> |
|||
<ref name="F114">大前京太郎(構成・文)「獣拳戦隊ゲキレンジャー」『フィギュア王 No.114』 p.74。</ref> |
|||
<ref name="DW">「DESIGN WORKS of GEKIRANGER」『特撮ニュータイプ』2007年7月号(通号31)、pp.43 - pp.45。</ref> |
|||
<ref name="koba">小林大祐(発言者)『RANGERS STRIKE』2007年12月3日[http://www.carddas.com/rangersstrike/column/vol24.shtml PLEXデザイナーによるイラスト特集](最終更新確認:2010年10月23日)</ref> |
|||
<ref name="Flash">野中剛・高橋秀行(バンダイボーイズトイ事業部)「Super戦隊ロボFLASH」『ホビージャパン』(通号464、2008.2、p.214)、(通号465、2008.3、p.186)</ref> |
|||
<ref name="toy">山田耕司(発言者)「戦隊ロボ証言集〜デザイン現場からのメッセージ〜」『TOY HISTORY』 pp.92 - pp.95。</ref> |
|||
<ref name="EYE_1156">「MARKET EYE」『トイジャーナル』2007 2月1日 通巻1156号、p.96。</ref> |
|||
<ref name="ir">『バンダイナムコホールディングス』[http://www.bandainamco.co.jp/ir/result/ 決算短信](最終更新確認:2010年10月11日)({{PDFlink|[http://www.bandainamco.co.jp/ir/presentation/pdf_bandai/04_inter_keisu.pdf 2003年中間p.10]}})({{PDFlink|[http://www.bandainamco.co.jp/ir/presentation/pdf_bandai/05_inter_keisu.pdf 2004年中間p.9]}})({{PDFlink|[http://www.bandainamco.co.jp/ir/result/pdf/06d.pdf 2003-2004年間・2005年中間p.5]}})({{PDFlink|[http://www.bandainamco.co.jp/ir/result/pdf/20060511_3.pdf 2005年間p.3]}})({{PDFlink|[http://www.bandainamco.co.jp/ir/result/pdf/20061110_2.pdf 2006年中間p.3]}})({{PDFlink|[http://www.bandainamco.co.jp/ir/result/pdf/20070509_2.pdf 2006年間p.3]}})({{PDFlink|[http://www.bandainamco.co.jp/ir/result/pdf/20071108_2.pdf 2007年中間p.3]}})({{PDFlink|[http://www.bandainamco.co.jp/ir/result/pdf/20080508_2.pdf 2007年間p.2]}})({{PDFlink|[http://www.bandainamco.co.jp/ir/result/pdf/20081106_2.pdf 2008年中間p.2]}})({{PDFlink|[http://www.bandainamco.co.jp/ir/presentation/pdf/20090520_1.pdf 2008年間p.2]}})</ref> |
|||
<ref name="EYE_1168">「MARKET EYE」『トイジャーナル』2008 2月1日 通巻1168号、p.90。</ref> |
|||
<ref name="EYE_1167">「MARKET EYE」『トイジャーナル』2008 1月1日 通巻1167号、p.96。</ref> |
|||
<ref name="ratedata">『テレビ視聴率季報( 関東地区)』[[ビデオリサーチ]]、2007-8、「2007 (1-4) 」p.72、「2007 (4-7) 」p.67、「2007 (7-9) 」p.71、「2007 (10-12) 」p.72、「2007-08 (12-3) 」p.74。</ref> |
|||
<ref name="uc_120_2">「獣拳戦隊ゲキレンジャー」『宇宙船Vol.120』 ホビージャパン、2008、特別付録宇宙船イヤーブック2008。pp.12 - pp.19。</ref> |
|||
<ref name="h_6">豊田朋久(取材・執筆)「獣拳結集!衝激気のファイナルバトル!!」『東映ヒロインMAX』 Vol.6、pp.33 - pp.35。</ref> |
|||
<ref name="mizuki">豊田朋久(取材&構成)「水木一郎、語る!」『東映ヒーローMAX Vol.23』 pp.74 - pp.77</ref> |
|||
<ref name="hara">腹巻猫(文)「ゲキレンジャーへの道」『CD真激音盤其之四及五』コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社、2007、pp.4 - pp.5。</ref> |
|||
<ref name="sp_t">豊田朋久(取材&構成)「スーパー戦隊挿入歌の世界」『東映ヒーローMAX Vol.23』 p.82</ref> |
|||
<ref name="maku">用田邦憲(インタビュー)「柴田秀勝(マク役)」『東映ヒーローMAX』 Vol.23、pp.52 - pp.53。</ref> |
|||
<ref name="on_t">豊田朋久(インタビュー・文)「真激音盤完全解説」『CD真激音盤其之四及五』コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社、2007、pp.10 - pp.39。</ref> |
|||
<ref name="tani">豊田朋久(インタビュー)「谷本貴義」『東映ヒーローMAX』 Vol.20、pp.20 - pp.21。</ref> |
|||
<ref name="h_21t">豊田朋久(取材)「『ゲキレンジャー』主題歌CD発売記念イベントレポート」『東映ヒーローMAX Vol.21』 p.39。</ref> |
|||
<ref name="ns20070313">『日刊スポーツ』2007年3月13日。</ref> |
|||
<ref name="narita">豊田朋久(インタビュー)「成田賢」『東映ヒーローMAX Vol.21』 pp.40 - pp.41。</ref> |
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<ref name="GG">『GA Graphic』2007年5月30日[http://ga.sbcr.jp/news/0705/110/index.html グラドルの饗宴!ライダー電王・ゲキレン夏の映画製作発表会!!](最終更新確認:2010年10月13日)</ref> |
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<ref name="MJ">「「ふうけもん」公開中止、東映、制作会社の資金難で」『日系MJ(流通新聞)』2008年12月19日。</ref> |
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<ref name="press20070426">『プレスリリース株式会社バンダイ』2007年4月26日[http://www.bandai.co.jp/releases/J2007042601.html 写真で、動画で、キャラクターになりきって撮影できる、バンダイのこども写真館誕生!](最終更新確認:2010年10月13日)</ref> |
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<ref name="toei_16">『東映公式』2007年5月27日[http://tvarc.toei.co.jp/tv/user/program/browse3.asp?Command=Old&StrNum=16&SID=252 「次回予告」獣拳戦隊ゲキレンジャー第16話](最終更新確認:2010年10月31日)。</ref> |
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== 参考文献 == |
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主に製作者のインタビュー掲載書を抜粋。児童書・キャスト関連のものは省略。 |
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<references/> |
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;書籍 |
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*『獣拳戦隊ゲキレンジャー超全集』小学館、2008、ISBN 978-4-0910-5117-2 |
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*『獣拳戦隊ゲキレンジャー パーフェクトファンブック PiKaPiKa 』朝日新聞出版、2008、ISBN 978-4-0221-3821-7 |
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*『獣拳戦隊ゲキレンジャーキャラクターブック. 1 (NiKiNiKi!) 』朝日ソノラマ、2007、ISBN 978-4-2570-3744-6 |
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*『SENTAI HERO SUPER VISUAL : スーパー戦隊30シリーズ記念写真集』徳間書店、2007、ISBN 978-4-1973-0124-9 |
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;ムック |
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*『東映ヒーローMAX』辰巳出版、2007-2008 |
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:主な掲載号:v.20 (2007 winter) - v.24 (2008 winter) |
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*『東映ヒロインMAX. v.5』辰巳出版、2007、ISBN 978-4-7778-0387-3 |
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*『戦隊ロボTOY HISTORY : 1979〜2007』ホビージャパン、2007、ISBN 978-4-89425-504-3 |
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;雑誌 |
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*『特撮ニュータイプ』角川書店、2007-2008 |
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*『月刊トイジャーナル』東京玩具人形問屋共同組合、2007-2008(※業界誌) |
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*『フィギュア王』株式会社ワールドフォトプレス、2007-2008 |
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*『月刊ホビージャパン』ホビージャパン、2007-2008 |
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*『ハイパーホビー』徳間書店、2007-2008、雑誌コード 17465 |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 ==<!-- ★★1話のみの小ネタ系統は含めず★★ --> |
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* [[くりぃむナントカ]]‐同局の番組。第12回目の芸能界ビンカン王選手権でゲキレンジャーが登場した。ちなみにビンカンポイントはゲキレンジャーの中に「[[ヤキソバン]](しかも[[マイケル富岡]]本人)」がいる、ゲキヌンチャクが魚肉ソーセージになっている、というものだった。 |
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* [[忠臣蔵]] - 修行その33でのストーリーの元。 |
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* [[パワーレンジャー・ジャングルフューリー]] - [[パワーレンジャーシリーズ]]第14作。 |
* [[パワーレンジャー・ジャングルフューリー]] - [[パワーレンジャーシリーズ]]第14作。 |
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* [[ポニーテールはふり向かない]] 及び [[ザ・スクールコップ]]- 美希の昔(過去)話のモチーフ(或いは元ネタ)となった、[[伊藤かずえ]]主演の[[大映テレビ]]製作のドラマ。昔取った杵柄的必殺技等は皆このどちらかから(或いは両者のチャンポン)に由来する。 |
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* [[大映テレビ]] - 上記の関連事項。美希の過去エピソードの元ネタは、全てここで制作したドラマ中の[[伊藤かずえ]]出演作品のものが用いられている。 |
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* [[トミカヒーロー レスキューファイアー]] |
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* [[仮面ライダーディケイド]] |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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* [http://www.tv-asahi.co.jp/geki/ テレビ朝日内公式サイト] |
* [http://www.tv-asahi.co.jp/geki/ テレビ朝日内公式サイト] |
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* [http:// |
* [http://tvarc.toei.co.jp/tv/gekiranger/ 東映内公式サイト] |
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* [http://www.toeihero.net/archive/noa/back_gekiren.html 東映ヒーローネット(獣拳戦隊ゲキレンジャー)](東映ヒーローのオフィシャルファンサイト) |
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* [http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/geki.html DVD 獣拳戦隊ゲキレンジャー特集](東映ビデオ内にあるサイト) |
* [http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/geki.html DVD 獣拳戦隊ゲキレンジャー特集](東映ビデオ内にあるサイト) |
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* [http://www.gekiwaza.com/ ゲキワザドットコム] |
* [http://www.gekiwaza.com/ ゲキワザドットコム](バンダイのキャラクター商品の紹介サイト)({{Wayback |url=http://www.gekiwaza.com/ |date=20080227025833 }}) |
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{{前後番組 |
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[[Category:動物を題材とした作品]] |
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[[en:Juken Sentai Gekiranger]] |
[[en:Juken Sentai Gekiranger]] |
2011年1月19日 (水) 15:28時点における版
スーパー戦隊シリーズ | ||
第30作 | 轟轟戦隊 ボウケンジャー |
2006年2月 - 2007年2月 |
第31作 | 獣拳戦隊 ゲキレンジャー |
2007年2月 - 2008年2月 |
第32作 | 炎神戦隊 ゴーオンジャー |
2008年2月 - 2009年2月 |
獣拳戦隊ゲキレンジャー | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 横手美智子 他 |
監督 | 中澤祥次郎 他 |
出演者 |
鈴木裕樹 福井未菜 高木万平 三浦力 聡太郎 荒木宏文 平田裕香 川野直輝 伊藤かずえ 他 |
オープニング |
「獣拳戦隊ゲキレンジャー」 歌:谷本貴義、ヤング・フレッシュ |
エンディング |
「道(タオ)」 歌:水木一郎、ヤング・フレッシュ |
製作 | |
プロデューサー |
八木征志 (テレビ朝日) 塚田英明・宇都宮孝明(東映) 矢田晃一(東映AG) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2007年2月18日 - 2008年2月10日 |
放送時間 | 日曜 7:30 - 8:00 |
放送分 | 30分 |
回数 | 全49 |
公式サイト(テレビ朝日) | |
特記事項: 「スーパー戦隊シリーズ」 第31作 |
『獣拳戦隊ゲキレンジャー』(じゅうけんせんたいゲキレンジャー)は、2007年(平成19年)2月18日から2008年(平成20年)2月10日までテレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00 (JST) に全49話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および劇中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第31作にあたる。キャッチコピーは、「高みを目指して、学び、変わる!」。なお2010年5月13日よりCS放送局・テレ朝チャンネルにて再放送中。ハイビジョン制作。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
放送時間帯を日曜朝に移してから10作目を迎えた本作は、モチーフを中国武術と動物に置く。「獣拳」と呼ばれる架空の拳法を題材にし、過去に袂を分かった正邪2流派の相克の中で、両派の拳士が学び成長していく姿を描いている。敵側に戦隊側と同格の比重を持たせ並列に描写することにより、大河ドラマ的なストーリー展開を目指した作品である[1][2]。
スタート時は3人編成の戦隊であるが、中盤から追加メンバーが加わり5人戦隊となる。戦隊メンバーは正義の流派「激獣拳ビーストアーツ」が組織したスポーツメーカー「スクラッチ」に所属し、敵対する邪悪な流派「臨獣拳アクガタ」は悪の組織「臨獣殿」として暗躍する。物語はゲキレンジャーの活躍により、獣拳の流派が1つに戻るまでを描く。戦隊の5人、敵側の3人が主人公格の登場人物となり、例年どおりオーディションにより選ばれた若手俳優がこの8人を演じた。
「過去の因縁」を感じさせるストーリー展開や[3]、トラックスーツ的なベルトの無い戦隊スーツをシリーズで初めて採用するなど、随所にカンフー映画の影響が見られ、アクションは等身大の戦闘に加え、巨大戦においても肉弾戦を主にする格闘がメインとなる[4]。また巨大戦時には、登場人物によるプロレス中継的な実況が加わる演出が採用された。
玩具展開の主力となる巨大戦の戦隊ロボは、動物の姿を模したアニマルモチーフであり、スポーツ用品をデザインに取り入れている[5]。次々と新たな機体が合体を繰り返し合体数を増していく近年の作品と異なり、3体合体を基本とし、追加パーツ的な4体目を戦闘形態に合わせて選び付け替える「換装型」の合体形式をとる。
チーフプロデューサーの塚田英明を中心にした若手の多い制作陣による、「カンフー映画であり少年漫画」をコンセプトとした[3]、様々な実験的な試みが行われた作品だったが、視聴率および商業面は振るわず、特にバンダイの玩具売上は近年に無い落ち込みを記録した[6]。
特徴
- 敵味方の構図
- 本作では、従来以上に「正義の変身ヒーローVS悪の変身ヒーロー」という展開を前面に押し出す構成をとった。まずオープニング映像では、人間形の敵幹部(理央、メレ、ロン)が戦隊側のメンバーとほぼ同格扱いの映像・テロップ表示でキャスト紹介され、各人がパーソナルカラー(黒、緑、金)を与えられている。また、戦隊側のメンバー3人がそれぞれ“心”“技”“体”を表すのに対し、敵である理央とメレは“強さ”と“愛”を司るなど、キャラクターの造形にはっきりとしたテーマ性がある[7]。これはプロデューサー塚田英明の、敵側の登場人物も主役としてしっかり描きたいというコンセプトに基づく。その結果、正義のヒーロー側に3人、敵側である臨獣殿に2人、合わせて5人が主人公という珍しい配置でのスタートとなった[8]。敵側が「若くて格好良い」ことが今作の特徴の1つと制作側が語ったとおり[9]、キャラクター人気は敵側が上回る結果となった[1]。年間を通した結末までの主要なストーリーの流れは、宿命の相手と設定された漢堂ジャン(レッド)と敵の首領である理央の2人の青年の対立を並列に描く形で展開される[10]。
- 修行と成長
- メインテーマは修行である。各話を示す単語にも「修行」が使われ、1話の中で1つ修行が入る基本構成となっている[11]。
- 主人公たちは、敵と戦うが敗北もしくは決着がつかないなど各話ごとに壁に当たり、師匠より教えを受けて修行を行い、修行の成果により再戦で勝利する。こうした点から、シリーズで最も情操教育に良い作品であると制作側は語っている[9]。この形式は敵側にも共通しており、敵にも師匠が存在し同様に修行を行う[8]。戦隊側の修行は「心技体」の協調を基本としており、「暮らしの中に修行あり」をモットーに日常生活の中で学ぶほのぼのとしたものが多い。対する敵側はハードな修行が多く、そうした両派の修行の対比を見ることができる。
- また、主人公の漢堂ジャン(レッド)を、樹海で虎に育てられた野生児であり、精神年齢が非常に幼い「歴代でも最も欠陥があるキャラクター」に設定し[12]、子供の目線で語る演出となっている[注 1]。本作はジャンの成長物語という面も併せ持つ[10]。
- 動物とカンフーアクション
- 敵味方がともに戦闘で使用するのが「獣拳」と名付けられた動物をモチーフとした拳法であり、これが世界観の要でもある。本作で合体メカに相当するものは「ゲキビースト」と呼ばれ、動物の姿を模している。これは「気」を形にする獣拳の技とされ、新たな師匠に学ぶことにより具現化可能なゲキビーストが増えていく。師匠たち(七拳聖)は半擬人化した動物の姿(着ぐるみ)であり、修行の成果により会得するゲキビーストは師匠と同じ種類の動物である。
- アクション面では、カンフーアクション映画を意識し、例年以上に生身のアクションを重視した作りになっている。前述した修行によりアクションを会得するという流れであることから、キャスト側にも高いハードルが求められた。そのため、スーツアクターは2箇月、キャストは例年より1箇月早くアクションの練習に入っている[13]。
- アクション演出においても、カット割りを少なくした長回しでの連続したアクションの描写など、随所にカンフー映画を意識した観せ方が採用されている[13]。巨大戦についても可能な限りロボット[注 2]の着ぐるみで拳法アクションを行うことを目指し、素材から検討された動きやすい着ぐるみが使用された[14][15]。1号ロボットであるゲキトージャは初期装備として「剣」を持たず、2号ロボットであるゲキファイヤーは換装形態を除き装備武器や内蔵火器をいっさい持たない。
プロット
ストーリー
獣拳は、獣の力を心に感じ、獣の力を手にする拳法である。古代中国で誕生したこの拳法は、ある時を境に正義の流派「激獣拳ビーストアーツ」と、邪悪な流派「臨獣拳アクガタ」に分かれた。そして現代、激獣拳はスポーツメーカー「スクラッチ」を組織し、最新のスポーツ科学を使いその技を進化させていた。一方、臨獣拳は理央という青年に率いられ悪の組織「臨獣殿」を再興していた。
樹海で虎に育てられた青年・漢堂ジャンは、スクラッチの女性重役・真咲美希と偶然出会い、その才能を見出され「ゲキレンジャー」の一員ゲキレッドとなる。ジャンは、宇崎ラン、深見レツといった若きゲキレンジャーの仲間たちとともに、マスター・シャーフーを始めとした「七拳聖」たちとの修行を通じて「心技体」を磨き、学び成長していく。対する臨獣殿の理央も強さを求め、腹心の部下である女性拳士メレと共に、かつての大乱により封印されていた「三拳魔」たちを蘇らせ、彼らとの修行などを通じ力を増していく。
両派の戦いが激化する中、新たに2人の仲間を加えゲキレンジャーは5人となる。臨獣殿では三拳魔が全員復活を果たし、彼らの技「秘伝リンギ慟哭丸(どうこくがん)」によって、七拳聖が封印されてしまう。ゲキレンジャーは、獣拳の聖地で新たに開花した力により、拳魔たちを打ち破り七拳聖を救い出す。一方、三拳魔亡き後の臨獣殿では、理央の前に謎の金髪の青年ロンが姿を現し、謎の流派「幻獣拳」の存在を告げる。更なる強さを求め、ロンの勧めを受け入れ、メレは幻獣拳の四幻将に、理央は幻獣王へと姿を変える。新たに始まった幻獣拳との戦いの中で、ジャンの父親が、理央が過去に唯一倒せなかった「白虎の男」ことダンであることが判明する。ジャンの出自を知った理央は、ジャンを「宿命の相手」と見定め勝負を挑む。二人の戦いの決着が付いた時、理央の体に異変が起こる。
全ての黒幕はロンであり、ロンの目的は、何千年に一人の逸材である理央を、世界を滅ぼす「真の幻獣王」すなわち「破壊神」へとすることだったことが明かされる。その企みの一環として、幼少時に理央の肉親を皆殺しにし理央に「強さを求める」強迫観念を植え付け、理央の「執着」の源であるダンに纏わる者を消すために幼いジャンの村を滅ぼしたことなど、それまで謎とされてきた出来事のからくりが次々とロンの口から告げられる。真の幻獣王への覚醒を阻害していた「宿命の相手ジャンへの執着」が消え、一度は破壊神へと成りかけた理央だったが、メレに対する想いが人間としての理性を繋ぎ止める。幻獣拳を捨て再び臨獣拳士へと戻った理央とメレは、ゲキレンジャーと協力してロンを倒す。
だがロンの真の正体は「無間龍」と呼ばれる不死身の存在だった。真の姿を現したロンの攻撃からゲキレンジャーを庇いメレ、そして理央が死を遂げる。不死身のロンを相手に絶対絶命のジャン、ラン、レツの3人は、他の2人が時間を稼いでいる間に、理央が死の前に残した「リンギ全臨伝授」によって魂だけが幻の臨獣殿へと導かれ、そこで今は亡き三拳魔たちから修行を受ける。二つの流派は一つに還り「獣拳奥義慟哭丸」が完成し、ロンは小さな球に封印され、世界に平和が訪れる。
登場人物
激獣拳 | ゲキレンジャー | 七拳聖 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
名前 | 拳 | 名前 | 拳 | |||
漢堂ジャン | タイガー | シャーフー | フェリス | |||
宇崎ラン | チーター | エレハン・キンポー | エレファント | |||
深見レツ | ジャガー | バット・リー | バット | |||
深見ゴウ | ウルフ | シャッキー・チェン | シャーク | |||
久津ケン | ライノセラス | ゴリー・イェン | ゴリラ | |||
スクラッチ重役 | ミシェル・ペング | ペンギン | ||||
真咲美希 | レオパルド | ピョン・ピョウ | ガゼル | |||
臨獣拳 | 首領・幹部 | 三拳魔 | ||||
理央 | ライオン | 空の拳魔カタ | ホーク | |||
メレ | カメレオン | 海の拳魔ラゲク | ジェリー | |||
大地の拳魔マク | ベアー | |||||
幻獣拳 | 幻獣王 | |||||
理央(再掲) | グリフォン | |||||
四幻将 | ||||||
メレ(再掲) | フェニックス | サンヨ | バジリスク | |||
ロン | ドラゴン | スウグ | キメラ |
頑健な「体」を誇る野生児だが、幼少のころから樹海で虎に育てられたため「心」の面は幼い漢堂ジャン(ゲキレッド)。根性が口癖の努力家で強き正義の「心」の持ち主だが、「技」が未熟な女性拳士宇崎ラン(ゲキイエロー)。そして格闘技に精通する理論派であり優れた「技」の持ち主だが、「体」の面に難がある深見レツ(ゲキブルー)。この3人が初期のゲキレンジャーを構成する。彼らの苗字の頭文字を合わせると「カンフー」(かん・ふ・う)となり、3人は心技体のトライアングルで敵と戦う。
中盤からの追加メンバーとして、亡くなったと思われていたレツの兄であり、強い「意志」を持つ深見ゴウ(ゲキバイオレット)、そして遊び人風ながら天賦の「才能」を秘め、獣拳の創始者と同じ拳を使える久津ケン(ゲキチョッパー)の2人が合流する。当初は互いが互いを補い学び合うことで成長することからリーダーは不在だったが、5人になって以降にラン(イエロー)がキャプテンに任ぜられる。彼ら戦隊チームを、マスター・シャーフーを始めとした七拳聖と、スクラッチ社特別開発室の室長真咲美希が補佐する。七拳聖は、かつての戦いで禁断の技を使用したため、半擬人化した動物の姿をしている。なおマスター・シャーフー以外の拳聖については、カンフー映画で活躍する俳優の名をもじった命名となっている[10][16]。
敵陣営では、誰よりも「強さ」を求める臨獣殿の現当主理央、そして理央への無償の「愛」を捧げる若く妖艶な女性の姿をした幹部メレの2人が、主役格として登場する。彼らに道を示す三拳魔は、序盤は封印されており物語の進捗とともに1人ずつ封印が解かれていく。さらに物語中盤から敵の追加メンバーとして、謎めいた金髪の青年ロンが加わり、後に幻獣拳の四幻将であることが明かされ、終盤で真の黒幕であることが判明する。
世界観(獣拳の流派と歴史)
獣拳は、古代中国で誕生した4000年の歴史を誇る拳法とされ、本作の世界観の要である。
獣拳の創始者であるブルーサ・イーには10人の弟子がいたが、その内の3人が裏切りブルーサ・イーを殺害したことを契機に、2つの流派に分裂した。ブルーサ・イーの遺志を継いだ7人の弟子(七拳聖)が興した流派が、獣拳の力で世界の平和を守る正義の流派「激獣拳ビーストアーツ」である。一方、裏切った3人の弟子(三拳魔)が興した流派が、獣拳の力で世界の支配を目論む邪悪な流派、「臨獣拳アクガタ」である。この2つの流派の対立により、物語がスタートする遥か昔に起こった大戦は「激臨の大乱」と呼ばれ、最終的に七拳聖により三拳魔が封印され幕を降ろしている。
激獣拳ビーストアーツ / スクラッチ
獣拳の正統流派を現代に受け継ぐ集団。表向きはスポーツ用品メーカー「スクラッチ (scrtc) 」として運営されるが、現代のスポーツ科学を導入し獣拳を進化させることを真の目的とする。
- 獣拳戦隊ゲキレンジャー
- 激獣拳の戦士、すなわち主人公たち戦隊メンバー。初期メンバーは、ゲキレッド、ゲキイエロー、ゲキブルーの3人、後に追加メンバーとしてゲキバイオレット、ゲキチョッパーが加入する[注 3]。イエローのみ女性、残りの4人は男性である。全員が「スクラッチ社特別開発室所属アスリート」(スクラッチ社社員)という表向きの肩書きを持つ。彼らは七拳聖の要であるマスター・シャーフーの下、スクラッチ本社内にある道場で鍛錬に励み、心技体を磨いていく。
- 序盤は、属性(心技体)が同じ3人の拳聖に各々弟子入りし、長所を伸ばす修行を行う。物語の中盤からは残る3人の拳聖から各々が不得意とする属性を学び克服するという、二段構成の修行となっている。
- 激獣拳の基本は「激気(げき)」と呼ばれる気であるが、この激気のうえに「過激気(かげき)」という究極の気が存在する。初期メンバー3人は、物語中盤でこの過激気を習得しスーパーゲキレンジャーへの変身が可能となる。追加メンバーの2人はそうした3人とは一線を画している。ゲキバイオレットは「紫激気(しげき)」という本人のみが持つ独自の気を身に纏う。また、ゲキチョッパーはブルーサ・イーと同じ最古の獣拳を用いて戦う。
臨獣拳アクガタ / 臨獣殿
獣拳より離反した3人の獣拳使い・三拳魔により設立された獣拳のもう1つの流派。獣拳を邪悪な力に利用し激獣拳と対立する。
激臨の大乱により三拳魔が封印され、1度は絶えたかに思われたが、マスター・シャーフーの弟子だった理央が裏切り復興させた。臨獣拳の使い手となった理央は、かつての使い手たちを秘術により甦らせ、邪悪な獣拳を操る集団「臨獣殿」の当主となった。
秘術により甦らせられた使い手たちは、下級拳士が「リンシー」、上級拳士は「リンリンシー」と呼ばれる。理央の片腕はリンリンシーの1人である女性拳士メレである。この理央とメレの2人が臨獣殿の幹部であり、敵側ながら主人公の一翼を担う。2人は三拳魔の魂を封じた「拳魔の腕輪」に導かれ、封じられた三拳魔を蘇らせる。
激獣拳の基本が「激気」であるのに対し、臨獣拳の基本は「臨気(りんき)」である。さらにその上に「怒臨気(どりんき)」と呼ばれるものがあり、理央とメレの2人は拳魔との修行やゲキレンジャーとの戦いを経てこれを会得する。こうした流れは主人公側と平行して描かれる。
幻獣拳
激獣拳や臨獣拳を超える「極みの拳」とされる獣拳で、物語中盤から登場する。臨獣拳を極めた者の内「獣の力を超えた」者の中で、「この世に13体存在する神秘と幽幻の獣・幻獣」に学んだ者により構成される。13の流派が存在し、幻獣王を筆頭に補佐の四幻将、その配下に2人の双幻士が流派の筆頭として存在する。
幻獣拳の基本は「幻気(げんき)」である。幻獣拳使いとなるには、幻気と対象者の臨気を融合させる「血盟の儀式」が必要。敵側の追加メンバーとして中盤から登場する金髪の青年ロンがこの儀式を執り行え、この儀式により理央とメレは、物語中盤から幻獣拳の使い手となる。
幻獣拳の拳は、その名が示すとおり全て空想上の動物で構成される。幻獣王以外は、十二支に似た幻獣が当てはめられ、四幻将は加えて中国の四神の配置に倣ったモチーフが使われている[17]。幻獣拳士については、そのモチーフや構成なども含め、キャラクターデザインの篠原のアイデアが多く取り入れられている[18]。
獣拳の装備と技
獣拳の技は、激獣拳は「ゲキワザ(激技)」、臨獣拳は「リンギ(臨技)」、幻獣拳は「ゲンギ(幻技)」と名づけられており、それぞれの流派の「気」を力の源として技を発する。
装備
中国武術がモチーフの本作では、装備も格闘武器的なものが中心となる。初期メンバーが序盤から使用する武器は、レッドが「ゲキヌンチャク」、ブルーは「ゲキトンファー」、イエローはゲキトンファーを変形させ2本繋ぎ合わせた棍棒型の「ゲキトンファー・ロングバトン」となる[注 4]。物語が進み、3人の拳聖に弟子入りすることで、レッドは柳葉刀に似た「ゲキセイバー」、イエローは鎖鉄球型武器の「ゲキハンマー」、ブルーは鉄扇型武器の「ゲキファン」をそれぞれ習得する。追加メンバーの2人は、バイオレットは格闘専門で武器を用いず、チョッパーは獣拳の秘宝とされる短剣「操獣刀」を所持する。飛び道具的な武器は、初期メンバー3人が協力して発射する必殺武器「獣拳大砲ゲキバズーカ」のみである。
変身アイテムも格闘的な要素が色濃い。初期メンバー3人はグローブ型の「ゲキチェンジャー」、パワーアップ時には爪のついたグリップ型の「スーパーゲキクロー」を用いる。バイオレットはムエタイ風の戦闘スタイルを生かした「ゴングチェンジャー」、チョッパーは変身アイテムと武器を兼ねる手刀の形をした「サイブレード[注 5]」を用いる。
技
ゲキレンジャーが用いるゲキワザは、レッドが使用する「咆咆弾(ほうほうだん)」のように、同じ漢字二文字が先に並び、最後に「弾」「斬」「蹴」「拳」といった攻撃手法を現す漢字が使われる形が一般的である。各キャラクターには、それぞれの特性を生かした様々な専用のゲキワザがあり、戦闘形態に合わせて使用される。必殺技は、ゲキバズーカに3人の激気をチャージし、その気を弾丸として放つ「激激砲(げきげきほう)」などがある。
また、臨獣拳では、リンリンシーがリンギで獣人化する。獣人体は胸部にモデルとなった動物の頭部がついている。この獣人化した敵がいわゆる「ゲスト怪人」の位置づけであり、毎回の倒すべき相手となる。彼らはピンチになるとリンギ(又はゲンギ)で巨大化する。
巨大化技(巨大ロボ)
本作の合体形態は、ゲキビースト3体による合体を基本としている。レッドが呼び出すゲキビーストが上半身、他が呼び出すゲキビーストが、それぞれ1体ずつ片足を構成する。これを「獣拳合体」と呼称する。合体後は、コクピットに相当する部分にいるゲキレンジャーの動きに同調して動く、いわゆるモーショントレース方式で操縦される。
- ゲキビースト
- 初期メンバー(レッド、イエロー、ブルー)が序盤から具現化できるのは、3体の猫科の猛獣(タイガー、チーター、ジャガー)を模したゲキビーストである。マスターシャーフー(猫)との修行の末に、この3体を用いて1号ロボ(ゲキトージャ)への「獣拳合体」を行えるようになる。
- 初期メンバー3人が、修行により次に会得するゲキビースト(鮫、象、蝙蝠)は、いわゆる追加パーツの扱いとなる。これらは増強パーツとして、どれか1体が戦闘形態に合わせ追加合体する。これを作品内では、合体ではなく「獣拳武装」と呼びわけている。さらに初期メンバー3人は、過激気習得の修行においても新たなゲキビースト(ゴリラ、ペンギン、ガゼル)を得、それらが「獣拳合体」し2号ロボ(ゲキファイヤー)となる。なお、この2号ロボも前述の追加パーツを同様に使用できる。また、追加メンバーであるゲキバイオレットが用いるゲキビースト(狼)は、1号ロボの右足を付け替える換装型(ゲキトージャウルフ)の合体を行う。これら計10体が本作で登場するゲキビーストである。なお、最後の追加メンバーであるゲキチョッパーが呼び出す「サイダイン」は、ゲキビーストではない。これについては後述する。
- リンビースト
- 臨獣殿側のゲキビーストに相当するのがリンビーストである。黒獅子リオがつくるリンビーストが「リンライオン」、獣人メレがつくるのが「リンカメレオン」である。主に劇場版で活躍し、本編でも終盤になって登場する。主な合体形態は、1号ロボとリンビースト2体が「呉越同舟獣拳合体」したゲキリントージャである。
- 巨人体
- ゲキトージャ(1号ロボ)は、スーパー戦隊シリーズの1号ロボとしては初めて「格闘」による必殺技を使用する。武器はゲキセツコンと呼ばれる三節棍型の武器で、長い棍の形にもなる。ゲキファイヤー(2号ロボ)は、ゲキトージャを上回るパワーとスピードを持ち、スーパーゲキレンジャー時の3人が主に使用する。ゲキトージャウルフ(1号ロボの換装型)は、主にゲキバイオレットが使用し、ゲキビースト3体を1人で具現化して獣拳合体することで単身戦闘を行う。これらの巨人に獣拳武装のゲキビーストが加わることにより、「ゲキエレファントージャ」「ゲキシャークファイヤー」「ゲキバットージャウルフ」のような様々なバリエーションの巨人が登場する。
- 獣拳神サイダイン(3号ロボ)は、獣拳の聖地にあった石造に、獣拳の創始者ブルーサ・イーの魂が宿って生まれた獣拳の神である。操獣刀を持つ者が操ることができ、ゲキチョッパーがその使い手となる。サイの形を模しているがゲキビーストには該当せず、1体のみで巨人体である「獣拳巨神サイダイオー」となる「獣拳変形」を行える。このサイダイオーは、サイダインの角に相当する剣を装備し、剣を主体とした攻撃を行う。またサイダインと他の巨人が合体する「獣拳合体」も行われる。合体形態は「サイダイゲキトージャ」「サイダイゲキファイヤー」「サイダイゲキリントージャ」の3種類となる。
制作
キャスト
メインキャスト8人は、21歳から24歳(放送開始時)の年齢の近い青年層で構成された。ゲキレンジャーのアドバイザー・真咲美希には、子役時代にエキストラとして『秘密戦隊ゴレンジャー』などの作品に出演した経歴がある伊藤かずえが配された。師匠としてゲキレンジャーを導いていく七拳聖の要マスター・シャーフーの声優にはベテラン永井一郎を起用。他の「拳聖」の声には、名前の由来となったアクション俳優の吹き替え声優(『エレハン・キンポー』役は『サモ・ハン・キンポー』の水島裕など)が起用されている[19]。シリーズで初めて本格的に取り入れられた巨大ロボ戦の実況には、声優・石田彰が起用された。ナレーションはDJのケイ・グラントが担当。
レギュラー・準レギュラー
- 演者
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- 声の出演
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ゲスト
括弧内の数字は登場話数を示す。各話のゲスト怪人を担当する声優は「放映リスト節」を参照。
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スーツアクター
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スタッフ
チーフプロデューサーは1年振りに塚田英明が務め、塚田の得意とする「少年漫画」的な演出として[3]、『北斗の拳』や『ドラゴンボール』などのパロディが作中に多く取り入れられた[16]。塚田をはじめとした東映のプロデューサーは、全員がまだ30代(制作時)という若いチーム構成となっており[10]、脚本はシリーズでのメイン担当は初となる[11]横手美智子が、メイン監督は横手同様に本作が初となる[20]中澤祥次郎が担当。中国武術がモチーフであることから、アクション監督とは別に、中国拳法を特技とする喜多川務が中国武術指導の専任担当として加わっている[4]。また、オープニング映像およびパイロット版の撮影では、『マジレンジャー』以来2度目となる海外ロケをニュージーランドで行い[21]、現地で『パワーレンジャー』のアクション監督を務める坂本浩一らが撮影に参加している。
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん
- プロデュース:八木征志(テレビ朝日)、塚田英明・宇都宮孝明(東映)、矢田晃一(東映エージエンシー)
- 脚本:横手美智子、荒川稔久、吉村元希、會川昇、中島かずき、小林雄次
- 監督:中澤祥次郎、渡辺勝也、竹本昇、諸田敏、辻野正人、加藤弘之
- 音楽:三宅一徳
- 演奏:フェイスミュージック
- 撮影:松村文雄、大沢信吾
- キャラクターデザイン:篠原保、野口竜(劇場版のみ)
- アクション監督:石垣広文・竹田道弘(ジャパンアクションエンタープライズ)、新堀和男(レッド・エンタテインメント・デリヴァー)、坂本浩一(NZユニット)
- 中国武術指導:喜多川務
- 助監督:加藤弘之、息邦夫、大峯靖弘、黒木浩介、荒川史絵
- プロデューサー補:和佐野健一、泉谷裕、深田明宏
- 特撮研究所
- 特撮スーパーバイザー:高橋政千
- 撮影:中根伸治、鈴木啓造
- 照明:安藤和也、関沢陽介
- 美術:松浦芳、秋山弘平
- 操演:船越幹雄、中山亨
- VFXスーパーバイザー:山本達也
- 特撮監督:佛田洋
- 制作:テレビ朝日、東映、東映エージエンシー
作品テーマ
制作側が作品に込めたメッセージは2点ある。1つは「高みを目指して、学び、変わる!」というキャッチコピーにもあるとおり、「学ぶ」ことであり、そしてそれによって変化を恐れずに変わっていけることの大切さである。そしてもう1つが「受け継ぎ、また渡していくこと」の重要性である。この2つはプロデューサーの塚田が「人生において大切」だと考えるテーマでもある[2]。
全ての黒幕だったロンはドラゴンそのものであり、獣拳は修行で会得したものではなかった。生まれつき完成された能力を持ったロンには「学び変わる」という要素がなく、退屈しか感じることがなかった。それゆえに世界を戯れに滅ぼすことを思いついたとされ[22]、日々学び成長していった主人公たち獣拳使いとは対照的な存在として描かれている。
また、作品中で主人公たちは師匠から修行を受け様々な技を学び受け継ぐ。最後の敵を倒す最終奥義もまた敵側の師匠からの修行によって学び受け継いだものである。平和になった世界でジャンたちは、獣拳を学ぶ子供たちから「マスター」と呼ばれる存在へと成長している。次代の獣拳を担う子供たちへの指導を行うランやレツに見送られ、世界中の子供達へ獣拳を伝え「慟哭丸」の封印を守る役目を託せる人材を探すためにジャンは旅立つ[23]。首に慟哭丸をぶら下げて旅するジャンは、異国の街の路地裏で幼少期の理央に似た少年と出会う。その少年に「おまえも獣拳――やるか?」とジャンが問いかけたところで、本作品は終了する。受け継いだものを次世代に渡していくという制作側のメッセージが込められた終幕となっている。
造形・玩具デザイン
戦隊側の造形は、日本とアメリカの両方で売れることを目指してデザインされた[24]。戦隊スーツは、カンフー映画で馴染みの「トラックスーツ」を意識し、前作まで一貫して装備されてきたベルトを敢えて無くしている[4]。靴もブーツタイプではなくスポーツシューズ型、変身アイテムはグローブ型など、戦隊チームがスポーツメーカーに所属している設定を生かしたデザインとなっている。物語中盤から登場するパワーアップ後のスーツにも、スポーツシューズやスポーツウェアのラインが取り入れられている[25]。また敵側のキャラクターデザインは、篠原保が塚田プロデューサーの希望により、人型幹部の衣装や髪型を含め全てのTV作品のキャラクターを1人で担当している[26]。
ロボットデザインは、獣拳の技で生み出しているという設定から、メカニック的な要素が極力排除された。ヒーロー的なスタイルでデザインされ[27]、軽快さを出したゲキトージャ(1号ロボ)はスニーカー、パワー系のゲキファイヤー(2号ロボ)はエクストリームスポーツをモチーフとしている。先の2体と異なりサイダイオー(3号ロボ)は、剣を用いて戦う定番型のデザインが採用されている[28]。玩具としてのギミックは、パワーレンジャーのスピンモーフィンフィギュアにヒントを得、「手足を使って暴れる」格闘技のアクションをイメージした電動回転を選択[5]。このギミックを受けて、ゲキトージャの必殺技に上半身と腕を横に回転させて連続パンチを繰り出す「大頑頑拳(だいがんがんけん)」、ゲキファイヤーの必殺技に両腕を縦に回転させて連続パンチを繰り出す「頑頑ナックル落とし(がんがんナックルおとし)」などが採用された。
アクションと成長に比重を置いたストーリーを受け、バンダイは本作品のテーマを「アクティブ」とし、開発のキーワードを「アクション」と「技」に置いた。回転ギミックを搭載した「巨大ロボット」のほか、もう一本の柱である「なりきりアイテム」については、遊び続けることにより新しい技を使用可能になる成長要素を取り入れた。流通戦略では初期投入の商品を前作の25品から大幅に減らした10アイテムとし、目玉商品にターゲットを集中させる絞込み方式を採用した[29]。
評価
- 商業的評価
2003年 | 『アバレンジャー』 | 130 | 75+55 |
---|---|---|---|
2004年 | 『デカレンジャー』 | 116 | 63+53 |
2005年 | 『マジレンジャー』 | 108 | 63+45 |
2006年 | 『ボウケンジャー』 | 101 | 54+47 |
2007年 | 『ゲキレンジャー』 | 77 | 40+37 |
2008年 | 『ゴーオンジャー』 | 120 | 62+58 |
- 様々な実験的要素を投入したものの、平均視聴率は5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)にとどまり、バンダイのキャラクター商品売上高も計画100億に対し77億円と、視聴率・商業面において失敗が目立つ結果となった。特に玩具の売上不振は著しく、販売店・流通から動きが鈍いとの声が多く聞かれ[30]、2007年年末に開かれた商談会においてバンダイの上野和典社長は(好調だった同年放映の『仮面ライダー電王』と比し)「戦隊は07年は仮面ライダーに圧倒されてしまった」との感想を語った[31]。売上は最終的に2000年の『タイムレンジャー』(64億円)以降初めて100億円を割り込み、21世紀の作品では最も低い成績に終わった(2010年現在)[6]。この売上不振についてバンダイは「『武術』や『体を動かす』といったテーマ」と合体ロボのパーツを付け替えて遊ぶ「合体換装の魅力」の2つを、上手に伝えきれなかったことが敗因だと語っている[30]。視聴率もスタート時から伸び悩み、修行というテーマが「説教くさい」のではないかという反省から、2人目の師匠となる拳聖をコミカルなキャラクターとして登場させたものの[10]、季ごとの平均視聴率は6.2%、6.0%、5.0%、4.4%、4.3%と緩やかに下降したまま上昇には至らなかった[32]。前年の2006年10月に時間帯を変更し、同じ子供向け番組として視聴層が重なる裏番組となった『ポケモン☆サンデー』を、スタート時には大きく離していたものの後半は僅差となった[注 8]。
- 作品評価
- ストーリー展開においては、単純な「正義VS悪」という構図をとらない作風が注目され[1]、また集団ヒーローである戦隊作品においてジャンと理央の二人に焦点をあて「敢えて『個対個』をクローズアップした」構成も話題を呼んだ[33]。敵側にもドラマ性があったことから、敵側の理央とメレの二人のキャラクター人気が高まり、最終回前に二人が死亡した際にはファンの間からその死を惜しむ声も多く聞かれたという[10]。演者の(変身前の)素面のアクションも好評を博し、通称「素顔の戦士」と呼ばれる演者自らが出演するヒーローショーでのアクションは「近年のショーの中でも随一といえる充実度」だったとされる[34]。
- 主役の一人である漢堂ジャン(ゲキレッド)を演じた鈴木裕樹は、最終巻のDVDにおいてクランクインの前から「過去最高の戦隊にする」という意気込みで取り組んできたと語り、「この作品はずっと色褪せない」と語ったプロデューサーの言葉を紹介したうえで、この作品は「ずっとずっと残るもの」であり「誇りだと思っている」とし「僕は絶対に面白いと思う」と感想を述べた。また三拳魔の長マクを演じた柴田秀勝は、レギュラーとして師匠役(七拳聖・三拳魔)にベテラン声優が多く出演した本作の特徴について触れ、「今はアニメでもあんなメンバーが集まることはまずない」と豪華な競演者に喜ぶコメントを残している[35]。
音楽
音楽は三宅一徳が担当。三宅は忍風戦隊ハリケンジャーに続き本シリーズに2度目の参加となった。本作のモチーフが中国武術であることから、二胡や明笛などの中国楽器を用いた中国風の楽曲が中心となる[36]。巨大戦に実況が入るため、シリーズ恒例の「ロボットソング」は作られていない。その分、等身大のアクション曲が例年より多く[37]、劇伴で最も重要な曲となる「ゲキレンジャーのテーマ」は、サントゥールを使用し、掛け声を楽器のように合わせるアクション性の強い仕上がりとなっている[38]。
主題歌
オープニングテーマ
オープニングテーマは、戦隊シリーズでは久しぶりとなる全編マイナーコード(Bm→Bm7→G→GM7)のハードな曲調になっている。主題歌を歌う谷本貴義は、例年どおりオーディションによって選出された。歌唱にあたっては、子供番組の主題歌であることから発音には非常に気を遣ったという[39][注 9]。
エンディングテーマ
エンディングでは前作『ボウケンジャー』で一旦途切れた、楽曲に合わせて主人公たちが“踊るエンディング”が復活。エンディングテーマは、学生時代からファンだったというプロデューサーの塚田の依頼により大御所水木一郎が担当[40]。水木はこれまで挿入歌などでの参加はあったが、戦隊シリーズのTV作品の主題歌を担当するのは本作が初となる[41]。主題歌シングルはオリコンチャートで最高位16位を記録。水木は、それまでの39年の歌手生活で初めてのトップ20のランクインとなった[42]。また、39話より「キャラソン7番勝負」と題して出演者によるキャラクターソングをEDテーマとして毎回順番に流すという企画が行われた。歌詞は、作品内特有の「激気」といった言葉を敢えて排除し、各登場人物の心情を綴ったものとなっている[37]。ラン役の福井未菜、メレ役の平田裕香は、自らの曲の作詞も手がけている。ED前の歌の紹介はバエ(石田彰)が担当。
カッコ書きの番号は、使用された話数を示す。
- 「道(タオ)」(第1話 - 第38話、第46話 - 第49話)
- ミニコーナーは従来どおりイントロに内包される。
- 劇場版公開にあわせ、修行22と23ではメイキング映像、修行24と25では制作会見の映像が使用された(ただし、系列遅れネット局やDVDでは通常の映像に差し替え)。最終回では戦隊シリーズ中珍しく(一年間の)ダイジェスト映像中心となっている。
- キャラソン7番勝負
- 「Run」(第40話)
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- 作詞:福井未菜 / 作曲・編曲:ムラマツテツヤ / 歌:宇崎ラン(福井未菜)
- 「黒き鼓動 〜揺るぎない想い〜」(第45話)
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- 作詞・作曲・編曲:岩崎貴文 / 歌:理央(荒木宏文)
挿入歌
挿入歌は12曲製作された。『電子戦隊デンジマン』の主題歌などで知られる成田賢が26年ぶりに歌手活動を再開[43]、声優陣からはマスターシャーフーの役名で永井一郎が歌うなどベテラン勢の挿入歌が目を引く。また、スーパーゲキレンジャーのテーマ曲「過激気!」では、パワーアップに際し新鮮味を出したいという意向から、「女性ボーカルを起用する」という「挑戦」が行われている[37]。
- 「Just feel it 〜明日のために〜」
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- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:Sister MAYO
- 「燃えよ激獣拳!」
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- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:三宅一徳 / 歌:宮内タカユキ
- 「高みの空へ」
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- 作詞・作曲・編曲・歌:谷本貴義
- 「1-2-3-4激気正義!」
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- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:岩崎貴文 / 歌:成田賢
- 「暗黒闘技 臨獣拳!」
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- 作詞:斎藤謙策 / 広東語訳詞:汪以文 / 作曲・編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:斎藤謙策 / コーラス:高取ヒデアキ and リンシーズ
- 「マスター・シャーフー 〜暮らしの中に修行あり〜」
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- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:田代智一 / 歌:マスターシャーフー(永井一郎)、ヤング・フレッシュ
- 「すすめ! 正義の七拳聖」
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- 作詞:桑原永江 / 作曲・編曲:山下康介 / 歌:ヤング・フレッシュ
- 「過激気!」
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- 作詞:及川眠子 / 作曲:岩崎貴文 / 編曲:京田誠一 / 歌:MIQ
- 「押忍! ゲキチョッパー!」
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- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:ジャック・伝ヨール / 歌:串田アキラ
- 「Burning up! 〜情熱を受け継いで〜」
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- 作詞・作曲・編曲:谷本貴義 / 歌:水木一郎、谷本貴義
CDアルバム
『真激音盤』と題されたアルバムでは、劇中で使用されたBGMおよびOP・ED・挿入歌などを収録。其之一、弐、参では曲間に新録ストーリーが収録されており、其之一ではオリジナルの拳士・臨獣ロウカスト拳ブラゼミアが登場する。下記に示すもののほかに、「コロちゃんパック」と呼ばれる絵本付きのキッズCDなども数種類発売されている。
- 『獣拳戦隊ゲキレンジャー真激音盤 其之一』(2007年5月23日、COCX-34284)
- 『獣拳戦隊ゲキレンジャー真激音盤 其之二 〜ゲキウタ・コレクション〜』(2007年5月23日、COCX-34397)
- 『獣拳戦隊ゲキレンジャー真激音盤 其之三 〜ネイネイホウホウ大活劇〜』(2007年9月19日、COCX-34493)
- 『獣拳戦隊ゲキレンジャー真激音盤 其之四及五 秘伝奥義大鑑』(2007年11月21日、COCX-34589/90)
- 『獣拳戦隊ゲキレンジャー キャラクターソングアルバム』(2007年12月19日、COCX-34591)
- 『獣拳戦隊ゲキレンジャー ゲキウタ全曲集』(2007年12月26日、COCX-34632/3)
放映リスト
話数を示す単語は「修行」が用いられている。サブタイトルには、語彙が乏しいジャンが感情を表現するために話す、脚本の横手考案の「ニキニキ(興味津々の意)」「ウジャウジャ(不安の意)」といった独特の「ジャン語」が必ず1つ含まれる。
登場怪人のリンク先は、使用する獣拳のモチーフとなった生き物である。なお臨獣拳の登場怪人の名の由来は、それぞれが習得している臨獣拳の動物名のカナ文字の単純な並び替えになっている(例:マキリカ→カマキリ)[3]。幻獣拳士の名は、中国古来の想像上の動物の名が使用されている。
6月17日、7月1日、12月30日は放送休止[注 12]。
シリーズの恒例(4回目)となった最終回の最後の提供コールにおける、新旧レッド同士の“引継ぎ”シーンでは、ゲキレッドが次作『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンレッドと拳を合わせた後、走り去るゴーオンレッドに手を振るという演出だった。
放送日 | 修行 | サブタイトル | ゲスト怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
2007年2月18日 | 1 | ニキニキ! 激獣拳 | 横手美智子 | 中澤祥次郎 | |
2007年2月25日 | 2 | ワキワキ! 獣拳合体 | |||
2007年3月4日 | 3 | シオシオ! そうじ力 | 横手美智子 | 渡辺勝也 | |
2007年3月11日 | 4 | ゾワゾワ! 五毒拳 |
| ||
2007年3月18日 | 5 | ウジャウジャ! どーすりゃいいの? | 横手美智子 | 竹本昇 | |
2007年3月25日 | 6 | ジュワーン!って、何? | |||
2007年4月1日 | 7 | シュバシュバ踊ろう! | 荒川稔久 | 中澤祥次郎 | |
2007年4月8日 | 8 | コトコト…ひたすらコトコト | |||
2007年4月15日 | 9 | ケナケナの女 | 吉村元希 | 諸田敏 | |
2007年4月22日 | 10 | ジャラジャラ襲撃! はじめてのおつかい | 横手美智子 | ||
2007年4月29日 | 11 | ウキャウキャ! 獣拳武装 | 竹本昇 | ||
2007年5月6日 | 12 | ゾワンゾワン! 臨獣拳、修行開始 | 會川昇 | ||
2007年5月13日 | 13 | シンシン! 精霊の舞い | 吉村元希 | 辻野正人 | |
2007年5月20日 | 14 | ネツネツ! 技を捨てろ | |||
2007年5月27日 | 15 | ホワホワ! ママ業 |
|
横手美智子 | 諸田敏 |
2007年6月3日 | 16 | ジリジリ! 臨獣殿、課外授業 |
| ||
2007年6月10日 | 17 | ゴロゴロ! 師弟愛 | 會川昇 | 渡辺勝也 | |
2007年6月24日 | 18 | シャッキンキーン! 身体、強い | |||
2007年7月8日 | 19 | ゴキンゴキン! 理央と対決 | 横手美智子 | 竹本昇 | |
2007年7月15日 | 20 | ギチョギチョ! トライアングル対抗戦 | ― | ||
2007年7月22日 | 21 | ビキビキビキビキ! カゲキに過激気 | 横手美智子 | 諸田敏 | |
2007年7月29日 | 22 | キュイキュイ! セレブとデート | 會川昇 | ||
2007年8月5日 | 23 | グレグレ! スケ番キャプテン | 荒川稔久 | 渡辺勝也 | |
2007年8月12日 | 24 | ガルガル! なんてこった、弟が!? | 横手美智子 | ||
2007年8月19日 | 25 | ヒネヒネ! 俺だけの紫激気 | 會川昇 | 竹本昇 | |
2007年8月26日 | 26 | モヘモヘ! お悩み相談 |
| ||
2007年9月2日 | 27 | ベランベラン! 燃えよ実況 |
|
中島かずき | 中澤祥次郎 |
2007年9月9日 | 28 | ビシビシピキーン押忍! | 横手美智子 | ||
2007年9月16日 | 29 | グダグダヘレヘレ! ショッピング | 荒川稔久 | 諸田敏 | |
2007年9月23日 | 30 | セイセイでドウドウな女 |
| ||
2007年9月30日 | 31 | 俺たちムニムニ! | 小林雄次 | 渡辺勝也 | |
2007年10月7日 | 32 | ゾワンギゾワンゴ! 集結、獣源郷 | ― | 横手美智子 | |
2007年10月14日 | 33 | フレフレガッチリ! カンフー忠臣蔵 |
|
荒川稔久 | 中澤祥次郎 |
2007年10月21日 | 34 | ゴワンゴワンのダインダイン! 獣拳巨神、見参 |
|
横手美智子 | |
2007年10月28日 | 35 | ギュオンギュオン! 獣力開花 |
|
諸田敏 | |
2007年11月4日 | 36 | ムキュムキュ! 怪盗三姉妹 |
|
小林雄次 | |
2007年11月11日 | 37 | ギャンギャン! お見合い問答無用 | 横手美智子 | 加藤弘之 | |
2007年11月18日 | 38 | ビバビバ! もう一人のレツ | 加藤弘之 | ||
2007年11月25日 | 39 | ウロウロ! 帰らない子供たち | 小林雄次 | 中澤祥次郎 | |
2007年12月2日 | 40 | 頭、バカーン! 衝撃の事実 |
|
横手美智子 | |
2007年12月9日 | 41 | ズシズシ! もうやだ | 荒川稔久 | 竹本昇 | |
2007年12月16日 | 42 | ワッシワッシで乗り越えろ! | |||
2007年12月23日 | 43 | ハピハピ! メリークリスマス、押忍 | 小林雄次 | 諸田敏 | |
2008年1月6日 | 44 | ワフワフ! 父ちゃんのメロディ |
|
横手美智子 | |
2008年1月13日 | 45 | ピキーン! 宿命の対決 |
| ||
2008年1月20日 | 46 | ギャワギャワの記憶 | 荒川稔久 | 竹本昇 | |
2008年1月27日 | 47 | ピカピカ! 俺の道 |
| ||
2008年2月3日 | 48 | サバサバ! いざ拳断 |
|
横手美智子 | 中澤祥次郎 |
2008年2月10日 | 49 | ズンズン! 獣拳は、ずっと… |
|
映像ソフト化と派生作品
DVD(映像ソフト化)
- テレビシリーズ本編のDVDは、2007年8月3日から2008年7月21日にかけて順次発売された。全12巻。定価6,090円(税込)、各4話(最終巻のみ5話)収録。パッケージはヒーローであるゲキレンジャーだけではなく、敵である理央、メレ、ロンらもそれぞれメインとしてデザインされた巻がある異色のものである。主な映像特典として、ゲキレンジャー役の俳優5人が語る「スクラッチ激獣トーク」、敵役の俳優3人が語る「臨獣トーク」、篠原保の「獣拳デザインファイル」などがある。
- テレビシリーズを再編集したHEROクラブのDVDが2007年5月21日、7月21日に発売(全2巻)。1巻は1話と2話、2巻は10話と11話の抜粋版である。
劇場版
- 『電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦』
- 2007年8月8日公開の劇場オリジナル作品。上映時間は36分。例年同様、同年の仮面ライダー作品『仮面ライダー電王』と同時上映された。キャッチコピーは「今夏、最大級の“電ゲキ”が襲う」。香港を舞台に、戦隊シリーズの劇場版としては初の海外ロケが実施された作品[44]。
- 『劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』
- 2009年1月24日公開。上映時間は57分。「スーパー戦隊Vシネマ」として製作されたVSシリーズの第15作だが、同時期に東映系で公開予定だった『ふうけもん』がトラブルにより公開中止となり、その代替として急遽、劇場公開となった[45]。後輩戦隊との競演作。
Vシネマ
- 『獣拳戦隊ゲキレンジャーVSボウケンジャー』
- 2008年3月21日リリース。46分。VSシリーズの第14作。上述のとおり次作のVSシリーズが劇場公開となったため、ゲキレンジャーのVシネマは本作品のみである。先輩戦隊との競演作。
その他
- 『なりきりムービー獣拳戦隊ゲキレンジャー 特別修行 ニキニキ!ニューヒーロー!』
- 2007年6月7日にオープンしたバンダイが運営する子供写真館「キッズフォトバンダイスタジオ」の撮影サービス用DVD[46]。オリジナルストーリーに子供が登場する映像を撮影できるサービス。撮影は鈴村展弘[47]。定価16,800円(税込)、撮影料3,150円。番組終了に伴いゴーオンジャーに引き継がれた。
- 『冬だっ! 休みだっ!! クレヨンしんちゃん&ドラえもん! 朝からどドーンと150分SP』
- テレビ朝日 2007年12月29日放送。素顔のゲキレンジャーと着ぐるみのしんのすけが共演。
脚注
注釈
- ^ 前作までの歴代レッドの中で精神年齢が最も低くスタート時は4 - 5歳程度である。
『東映ヒーローネット』2007年「獣拳戦隊ゲキレンジャー」記者発表(最終更新確認:2008年6月18日)。 - ^ 本作におけるゲキビーストおよび合体後の巨人は、厳密には「ロボット」に該当しないがシリーズの慣例により「ロボ」という表記を用いる。
- ^ 2人以上のメンバー追加は『忍風戦隊ハリケンジャー』でこれに似たシチュエーションが見られた(この場合はあくまで既存の戦隊とは異なる別組織として、しかもかなり早い段階で登場している)が、同じ戦隊に2人の正規戦士が追加された例は1988年の『超獣戦隊ライブマン』以来、19年振りの実現だった(2010年現在)。
- ^ 設定上は、レッドは「ゲキトンファー・バトン」を使用することになっていたが、本編では結局使用されなかった。
- ^ スーパーゲキクローと合体させた「スーパーサイブレード」という形態にもなる。
- ^ 『獣拳戦隊ゲキレンジャー』エンディング振付担当。
- ^ アクション監督やスーツアクターらが所属するJAEの俳優。公式サイト
- ^ 『ポケモン☆サンデー』は、テレビ東京が「視聴率が好調」な自局の番組を表彰する、2007年度年間賞の1つに選ばれている(文化通信com.テレ東07年度年間賞・下半期賞 - ウェイバックマシン(2008年6月8日アーカイブ分))。
- ^ なおこの曲は太鼓の達人シリーズにも収録されたことがある。
- ^ 最終回にオープニングが使用されないのは特捜戦隊デカレンジャー以来だが、最終回のエンディングにオープニングテーマが使用された『ハリケンジャー』〜『デカレンジャー』までとは違い、エンディングには『道(タオ)』が使用された。
- ^ 『五星戦隊ダイレンジャー』の同名挿入歌とは別曲。
- ^ 6月と7月の休止時には、この日だけテレビ朝日公式ホームページは臨獣殿バージョンを限定で表示させた。
- ^ ギリシア神話ではくじら座に相当する海獣であるが、本作ではテレビ朝日公式サイトに記述があるようにイノシシをベースとした幻獣となっている。
出典
※ 参考文献に記したものについては、書籍名・雑誌名を省略形式で記述。
- ^ a b c 井上雄史(文)「2007年特撮作品総括」『宇宙船Vol.120』 ホビージャパン、2008、特別付録宇宙船イヤーブック2008。
- ^ a b 「独占手記 東映プロデューサー塚田英明氏」『超全集』 p.97。
- ^ a b c d 「『獣拳戦隊ゲキレンジャー』チーフプロデューサー塚田英明インタビュー」『東映ヒロインMAX』 Vol.5、pp.50 - pp.51。
- ^ a b c 「塚田英明プロデューサーロングインタビュー」『ハイパーホビー』2007年6月号 vol.105、p.14 - p.15。
- ^ a b 山田耕司(発言者)「戦隊ロボ証言集〜デザイン現場からのメッセージ〜」『TOY HISTORY』 pp.92 - pp.95。
- ^ a b c 『バンダイナムコホールディングス』決算短信(最終更新確認:2010年10月11日)(2003年中間p.10 (PDF) )(2004年中間p.9 (PDF) )(2003-2004年間・2005年中間p.5 (PDF) )(2005年間p.3 (PDF) )(2006年中間p.3 (PDF) )(2006年間p.3 (PDF) )(2007年中間p.3 (PDF) )(2007年間p.2 (PDF) )(2008年中間p.2 (PDF) )(2008年間p.2 (PDF) )
- ^ 塚田英明(文)「理央×メレ」『獣拳戦隊ゲキレンジャー キャラクターブック01 NiKiNiKi!』 p.24。
- ^ a b 小林奈津子(文)「Staff interview プロデューサー塚田英明」『獣拳戦隊ゲキレンジャー キャラクターブック01 NiKiNiKi!』 p.44。
- ^ a b テレビ朝日プロデューサー八木征志(発言者)、豊田朋久(取材)「獣拳戦隊ゲキレンジャープレミア発表会レポート」『東映ヒロインMAX』 Vol.5、p.99。
- ^ a b c d e f 小林奈津子(文)「プロデューサー鼎談」『PiKaPiKa』 pp.62 - pp.63。
- ^ a b 「『獣拳戦隊ゲキレンジャー』メインライター横手美智子インタビュー」『東映ヒロインMAX』 Vol.5、p.45。
- ^ 八木征志(発言者)「【深層真相】時代を映すヒーロー・キャラクター 魅力は弱さ」『産経新聞』東京朝刊2007年5月21日。
- ^ a b 秋本留里(文)「Staff interview アクション監督 石垣広文」『NiKiNiKi!』 pp.72 - pp.73。
- ^ 06年11月インタビュー「特撮監督 佛田洋」『SENTAI HERO SUPER VISUAL』 p.155
- ^ 『東映公式』2007年2月18日「次回予告」獣拳戦隊ゲキレンジャー第2話(最終更新確認:2008年6月11日)。
- ^ a b 『東映公式』2008年2月12日ゲキレンジャー完結レポート!(2/12)(最終更新確認:2008年4月23日)
- ^ 篠原保(デザイン・コメント)「獣拳デザインファイル」『DVD獣拳戦隊ゲキレンジャー Vol.9-10』東映ビデオ株式会社、2008、特典映像「獣拳秘伝之書」
- ^ 『東映公式』2007年12月2日「次回予告」獣拳戦隊ゲキレンジャー第41話(最終更新確認:2008年4月23日)。
- ^ 柴山明子(文)「声優インタビュー永井一郎、水島裕、石田彰」『NiKiNiKi!』 pp.64 - pp.66。
- ^ 小林奈津子(文)「Staff interview 監督 中澤祥次郎」『NiKiNiKi!』 p.68。
- ^ 用田邦憲(構成)「獣拳戦隊ゲキレンジャー」『東映ヒーローMAX』 Vol.20、p.13。
- ^ 『テレビ朝日公式』2008年2月10日臨獣殿ロン(最終更新確認:2008年4月23日)
- ^ 『テレビ朝日公式』2008年2月10日ストーリー【修行その49】(最終更新確認:2008年4月23日)
- ^ 山田耕司(発言者)06年11月インタビュー「PLEX スーパー戦隊シリーズ担当者座談会」『SENTAI HERO SUPER VISUAL』 p.159。
- ^ 大前京太郎(構成・文)「獣拳戦隊ゲキレンジャー」『フィギュア王 No.114』 p.74。
- ^ 「DESIGN WORKS of GEKIRANGER」『特撮ニュータイプ』2007年7月号(通号31)、pp.43 - pp.45。
- ^ 小林大祐(発言者)『RANGERS STRIKE』2007年12月3日PLEXデザイナーによるイラスト特集(最終更新確認:2010年10月23日)
- ^ 野中剛・高橋秀行(バンダイボーイズトイ事業部)「Super戦隊ロボFLASH」『ホビージャパン』(通号464、2008.2、p.214)、(通号465、2008.3、p.186)
- ^ 「MARKET EYE」『トイジャーナル』2007 2月1日 通巻1156号、p.96。
- ^ a b 「MARKET EYE」『トイジャーナル』2008 2月1日 通巻1168号、p.90。
- ^ 「MARKET EYE」『トイジャーナル』2008 1月1日 通巻1167号、p.96。
- ^ 『テレビ視聴率季報( 関東地区)』ビデオリサーチ、2007-8、「2007 (1-4) 」p.72、「2007 (4-7) 」p.67、「2007 (7-9) 」p.71、「2007 (10-12) 」p.72、「2007-08 (12-3) 」p.74。
- ^ 「獣拳戦隊ゲキレンジャー」『宇宙船Vol.120』 ホビージャパン、2008、特別付録宇宙船イヤーブック2008。pp.12 - pp.19。
- ^ 豊田朋久(取材・執筆)「獣拳結集!衝激気のファイナルバトル!!」『東映ヒロインMAX』 Vol.6、pp.33 - pp.35。
- ^ 用田邦憲(インタビュー)「柴田秀勝(マク役)」『東映ヒーローMAX』 Vol.23、pp.52 - pp.53。
- ^ 腹巻猫(文)「ゲキレンジャーへの道」『CD真激音盤其之四及五』コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社、2007、pp.4 - pp.5。
- ^ a b c 豊田朋久(取材&構成)「スーパー戦隊挿入歌の世界」『東映ヒーローMAX Vol.23』 p.82
- ^ 豊田朋久(インタビュー・文)「真激音盤完全解説」『CD真激音盤其之四及五』コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社、2007、pp.10 - pp.39。
- ^ 豊田朋久(インタビュー)「谷本貴義」『東映ヒーローMAX』 Vol.20、pp.20 - pp.21。
- ^ 豊田朋久(取材&構成)「水木一郎、語る!」『東映ヒーローMAX Vol.23』 pp.74 - pp.77
- ^ 豊田朋久(取材)「『ゲキレンジャー』主題歌CD発売記念イベントレポート」『東映ヒーローMAX Vol.21』 p.39。
- ^ 『日刊スポーツ』2007年3月13日。
- ^ 豊田朋久(インタビュー)「成田賢」『東映ヒーローMAX Vol.21』 pp.40 - pp.41。
- ^ 『GA Graphic』2007年5月30日グラドルの饗宴!ライダー電王・ゲキレン夏の映画製作発表会!!(最終更新確認:2010年10月13日)
- ^ 「「ふうけもん」公開中止、東映、制作会社の資金難で」『日系MJ(流通新聞)』2008年12月19日。
- ^ 『プレスリリース株式会社バンダイ』2007年4月26日写真で、動画で、キャラクターになりきって撮影できる、バンダイのこども写真館誕生!(最終更新確認:2010年10月13日)
- ^ 『東映公式』2007年5月27日「次回予告」獣拳戦隊ゲキレンジャー第16話(最終更新確認:2010年10月31日)。
参考文献
主に製作者のインタビュー掲載書を抜粋。児童書・キャスト関連のものは省略。
- 書籍
- 『獣拳戦隊ゲキレンジャー超全集』小学館、2008、ISBN 978-4-0910-5117-2
- 『獣拳戦隊ゲキレンジャー パーフェクトファンブック PiKaPiKa 』朝日新聞出版、2008、ISBN 978-4-0221-3821-7
- 『獣拳戦隊ゲキレンジャーキャラクターブック. 1 (NiKiNiKi!) 』朝日ソノラマ、2007、ISBN 978-4-2570-3744-6
- 『SENTAI HERO SUPER VISUAL : スーパー戦隊30シリーズ記念写真集』徳間書店、2007、ISBN 978-4-1973-0124-9
- ムック
- 『東映ヒーローMAX』辰巳出版、2007-2008
- 主な掲載号:v.20 (2007 winter) - v.24 (2008 winter)
- 『東映ヒロインMAX. v.5』辰巳出版、2007、ISBN 978-4-7778-0387-3
- 『戦隊ロボTOY HISTORY : 1979〜2007』ホビージャパン、2007、ISBN 978-4-89425-504-3
- 雑誌
- 『特撮ニュータイプ』角川書店、2007-2008
- 『月刊トイジャーナル』東京玩具人形問屋共同組合、2007-2008(※業界誌)
- 『フィギュア王』株式会社ワールドフォトプレス、2007-2008
- 『月刊ホビージャパン』ホビージャパン、2007-2008
- 『ハイパーホビー』徳間書店、2007-2008、雑誌コード 17465
関連項目
- パワーレンジャー・ジャングルフューリー - パワーレンジャーシリーズ第14作。
外部リンク
- テレビ朝日内公式サイト
- 東映内公式サイト
- 東映ヒーローネット(獣拳戦隊ゲキレンジャー)(東映ヒーローのオフィシャルファンサイト)
- DVD 獣拳戦隊ゲキレンジャー特集(東映ビデオ内にあるサイト)
- ゲキワザドットコム(バンダイのキャラクター商品の紹介サイト)(アーカイブ 2008年2月27日 - ウェイバックマシン)
テレビ朝日系 日曜7時台後半 (スーパーヒーロータイム第1枠 / ニチアサキッズタイム第2枠) |
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
轟轟戦隊ボウケンジャー
(2006.2.19 - 2007.2.11) |
獣拳戦隊ゲキレンジャー
(2007.2.18 - 2008.2.10) |
炎神戦隊ゴーオンジャー
(2008.2.17 - 2009.2.8) |