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{{複数の問題
{{分割提案|各国軍の階級|date=2008年10月}}
| 出典の明記 = 2016年9月
{{統合提案|イギリス陸軍の階級|軍隊における階級呼称一覧|date=2008年10月}}
| 独自研究 = 2016年9月
'''軍隊における階級呼称一覧'''
}}
{{軍隊の階級}}
'''軍隊の階級'''(ぐんたいのかいきゅう)は、[[軍隊]]における階層関係の制度のことをいう<ref>{{cite web|title=Oxford Dictionaries|url=http://oxforddictionaries.com/definition/english/rank|publisher=Oxford University Press|accessdate=15 January 2013}}</ref>。


軍事組織は、世界的に階級が制度化されている。後述のように、社会主義国の軍隊に於いて、階級制度が廃止されることもあったが、後に復活している。
[[軍隊]]の'''階級'''(かいきゅう)とは、軍事組織における上下関係と指揮系統の格付け制度である。


ヨーロッパ諸国の陸海軍においては、職名が階級化していったという歴史的経緯から、軍種によって階級名が大きく異なる。
軍事組織において、階級の使用は全世界で行われている。中国人民解放軍([[1965年]]~[[1988年]])、アルバニア軍([[1970年]]~[[1991年]])、及びソビエト赤軍([[1918年]]~[[1935年]])は階級を廃止したまれな例である。但し、いずれの場合も「階級無くして軍隊は成立し得ず」という法則から逃れる事はできず、階級制度を復活させている。


旧[[大日本帝国陸軍|日本陸軍]]および旧[[大日本帝国海軍|日本海軍]]では、階級を上がることを「'''[[進級]]'''」(しんきゅう)といい、階級が下がることを「'''降等'''」(こうとう)という。一方、現在の[[自衛隊]]<ref group="注">[[日本]]の[[自衛隊]]は、国内法的には[[軍隊]]ではないとされる。</ref>([[陸上自衛隊]]・[[海上自衛隊]]・[[航空自衛隊]])では「'''昇任'''」(しょうにん)及び「'''降任'''」(こうにん)といい<ref>{{Cite web|和書|title=自衛隊法 {{!}} e-Gov法令検索 |url=https://laws.e-gov.go.jp/law/329AC0000000165#Mp-At_30_2 |website=elaws.e-gov.go.jp |access-date=2022-05-22}}</ref>、[[予備自衛官]](他国の軍隊における[[予備役]])等の階級が上がる場合は「'''昇進'''」(しょうしん)という<ref>{{Cite web|和書|title=自衛隊法 {{!}} e-Gov法令検索 |url=https://laws.e-gov.go.jp/law/329AC0000000165#Mp-At_69 |website=elaws.e-gov.go.jp |access-date=2022-05-22}}</ref>。
軍隊における階級は、その軍隊の歴史と密接な関係がある。ヨーロッパ諸国の陸海軍において階級は職名と同一であった事から、海軍とその他の軍での階級名は大きく異なる場合が多い。


== 呼称 ==
旧日本軍の階級呼称は[[1870年]](明治3年)の[[太政官]]布達第604号で[[律令制]]下の[[四等官]]に倣って[[兵部省]]に設けられた陸海軍大将から陸海軍權曹長までの11等級を起源とする。これらは[[1873年]](明治6年)の太政官布達第154号による官等表改正で軍人の階級呼称として引き続き用いられ、西欧近代軍の階級呼称を和訳する際にも当てはめられた。なお、旧日本陸軍の階級は当初フランス式の軍制を採用していたが、[[1886年]](明治19年)頃からドイツ式の軍制に転換した。一方、旧日本海軍は当初から英国式の軍制を導入していた。
日本語における軍隊の階級名については、[[1869年]]([[明治2年]])の[[職員令 (太政官制)|職員令]]で海陸軍にそれぞれ大将・中将・少将を置き{{Efn2|職員令では兵部省の官職とは異なり海陸軍の大将・中将・少将については職掌を規定していない<ref>「官制改定職員令ヲ頒ツ」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.A15070094400、太政類典・第一編・慶応三年~明治四年・第十五巻・官制・文官職制一(国立公文書館)(第10画像目)</ref>。}}、[[1870年]]([[明治]]3年)に[[太政官 (明治時代)|太政官]]の沙汰により海陸軍に大佐から少尉まで及び陸軍に曹長・権曹長を置いて合わせて11等級を設けている<ref>{{Cite wikisource|title=海陸軍大中少佐及尉官及陸軍曹長權曹長ヲ置ク|author=太政官|wslanguage=ja}}</ref> {{Efn2|[[法令全書]]では布達ではなく「沙汰」としている。また、官位相当だけを定めており職掌の規定はない<ref>{{Cite book|和書|editor=内閣官報局|year=1912|title=法令全書 |publisher=内閣官報局|location=東京|volume=明治3年 |page=357|chapter=第604号海陸軍大中少佐及尉官及陸軍曹長權曹長ヲ置ク(9月18日)(沙)(太政官)|id={{NDLDC|787950/211|format=NDLJP}} }}</ref> <ref>「御沙汰書 9月 官位相当表の件御達」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C09090037000、公文類纂 明治3年 巻1 本省公文 制度部 職官部(防衛省防衛研究所)</ref>。なお、第604号はいわゆる[[法令番号]]ではなく法令全書の編纂者が整理番号として付与した番号である<ref>{{Cite web|和書|url=https://dajokan.ndl.go.jp/hanrei.html#types_and_numbers |title=7. 法令の種別、法令番号 |accessdate=2023-12-02 |author=国立国会図書館 |authorlink=国立国会図書館 |year=2019 |format=html |website=日本法令索引〔明治前期編〕 |work=ヘルプ(使い方ガイド) |publisher=国立国会図書館 |language=日本語 }}</ref>。}} {{Efn2|1870年10月26日(明治3年[[10月2日 (旧暦)|10月2日]])に海軍は[[イギリス軍|イギリス]]式{{Efn2|1870年6月1日(明治3年[[5月3日 (旧暦)|5月3日]])には、横須賀・長崎・横浜製鉄場総管細大事務委任を命ぜられた民部権大丞の[[山尾庸三]]に対して、思し召しにより海軍はイギリス式によって興すように指示している<ref>「海軍ハ英式ニ依テ興スヘキヲ山尾民部権大丞ニ令ス」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.A15070892000、太政類典・第一編・慶応三年~明治四年・第百十四巻・兵制・雑(国立公文書館)</ref>。}}、陸軍は[[フランス軍|フランス]]式を斟酌して常備兵を編制する方針が示されている<ref>「常備兵員海軍ハ英式陸軍ハ仏式ヲ斟酌シ之ヲ編制ス因テ各藩ノ兵モ陸軍ハ仏式ニ基キ漸次改正編制セシム」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.A15070892100、太政類典・第一編・慶応三年~明治四年・第百十四巻・兵制・雑(国立公文書館)</ref>。}}。これらは明治6年5月8日太政官布達第154号による陸海軍武官官等表改定で引き続き用いられ<ref>{{Cite book|和書|editor = 内閣官報局|year = 1912|title = 法令全書|publisher = 内閣官報局|location = 東京|volume = 明治6年|pages = 200−201|chapter=第154号陸海軍武官官等表改定(5月8日)(布)|id={{NDLDC|787953/175|format=NDLJP}} }}</ref> {{Efn2|陸軍武官の制度については兵部省設置以来数回の変更があって明治5年に陸軍省が置かれた後に明治6年5月に至ってようやく完備したものである<ref>「明治ノ初年各種ノ名義ヲ以テ軍隊官衙等ニ奉職セシ者軍人トシテ恩給年ニ算入方」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.A15112559500、公文類聚・第十六編・明治二十五年・第四十二巻・賞恤・褒賞・恩給・賑恤(国立公文書館)(第11画像目から第13画像目まで)</ref>。}}、西欧近代軍の階級呼称を和訳する際にも当てはめられた{{Efn2|明治5年1月に海軍省が定めた外国と国内の海軍武官の呼称によると、アドミラル・ゼ・フリートを元帥に、アドミラルを大将に、ワイス・アドミラルを中将に、リール・アドミラルを少将に、シニヲル・ケプテインを大佐に、ジューニヲル・ケプテインを中佐に、コマンドルを少佐に、シニヲル・リューテナントを大尉に、ジューニヲル・リューテナントを中尉に、ソブリューテナントを少尉に、ウオルラント・ヲフヰサルを曹長に、ミットシップメンを少尉試補に、チーフ・ペッチー・ヲフヰサルを権曹長に、ペッチー・ヲフヰサル・フィルスト・クラスを一等軍曹に、ペッチー・ヲフヰサル・セコンド・クラスを二等軍曹に、ペッチー・ヲフヰサル・ソルド・クラスを三等軍曹に、リーヂング・シーメンを一等伍長に、ヱーブル・シーメンを二等伍長に、ヲルジナリー・シーメンを一等水夫に、ヲルジナリー・シーメン・セコンド・クラスを二等水夫に対応させている<ref name="明治5年1月12日海軍武官彼我ノ称呼ヲ定ム">「海軍武官彼我ノ称呼ヲ定ム」国立公文書館、請求番号:太00432100、件名番号:003、太政類典・第二編・明治四年~明治十年・第二百十巻・兵制九・武官職制九</ref>。}}。
これらの一部には[[律令制]]の[[近衛府]]、[[衛門府]]、[[兵衛府]]、[[鎮守府 (古代)|鎮守府]]などにおける[[四等官]]の官職名や[[漢籍]]に掲載されている古代中国の官職名にも見られる名称が用いられた{{Efn2|荒木肇は、律令制の官職名が有名無実となっていたことを踏まえて、名と実を一致させる。軍人は中央政府に直属させる。などの意味合いから近衛府から将官、衛門府・兵衛府から佐官・尉官、鎮守府から軍曹の官名を採用したのではないかと推測している<ref>{{Cite journal |和書 |author=荒木肇 |authorlink=荒木肇 |date=2022-05 |year=2022 |title=陸軍史の窓から(第1回)「階級呼称のルーツ」 |journal=偕行 |issue=853 |chapter=連載 |publisher=偕行社 |location=東京 |url=https://kaikosha.or.jp/_src/21847/202205_kaikyu.pdf?v=1700011731059 |format=pdf |accessdate=2023-12-02 }}</ref>。}} {{Efn2|[[大宝律令]]や[[養老律令]]には衛門府・衛士府・兵衛府に関する定めがあるが<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.sol.dti.ne.jp/hiromi/kansei/yoro02d.html#59 |title=衛門府条 |accessdate=2023-11-05 |author=MinShig |date=2000-03-26 |website=官制大観 律令官制下の官職に関わるリファレンス Ver.0.8 |work=現代語訳「養老律令」|archive-url=https://web.archive.org/web/20160413210224/http://www.sol.dti.ne.jp/hiromi/kansei/yoro02d.html |archive-date=2016-04-13 |url-status=dead |url-status-date=2024-09-23}}</ref> <ref>{{Cite web|和書|url=http://www.sol.dti.ne.jp/hiromi/kansei/yoro02d.html#61 |title=左衛士府条 |accessdate=2023-11-05 |author=MinShig |date=2000-03-26 |website=官制大観 律令官制下の官職に関わるリファレンス Ver.0.8 |work=現代語訳「養老律令」|archive-url=https://web.archive.org/web/20160413210224/http://www.sol.dti.ne.jp/hiromi/kansei/yoro02d.html |archive-date=2016-04-13 |url-status=dead |url-status-date=2024-09-23}}</ref> <ref>{{Cite web|和書|url=http://www.sol.dti.ne.jp/hiromi/kansei/yoro02d.html#62 |title=左兵衛府条 |accessdate=2023-11-05 |author=MinShig |date=2000-03-26 |website=官制大観 律令官制下の官職に関わるリファレンス Ver.0.8 |work=現代語訳「養老律令」|archive-url=https://web.archive.org/web/20160413210224/http://www.sol.dti.ne.jp/hiromi/kansei/yoro02d.html |archive-date=2016-04-13 |url-status=dead |url-status-date=2024-09-23}}</ref>、近衛府と鎮守府については官員令や[[職員令]]に定めがない[[令外官]]である<ref>{{Cite web|和書|url= http://www.sol.dti.ne.jp/hiromi/kansei/o_fu_konoe.html#Fu |title=左右近衛府 |accessdate=2023-11-12 |author=MinShig |date=1997-07-11 |website=官制大観 律令官制下の官職に関わるリファレンス Ver.0.8 |work=官職}}</ref> <ref>{{Cite web|和書|url=http://www.sol.dti.ne.jp/hiromi/kansei/o_fu.html#Shibukan |title=府の四部官(四等官・四分官)とその官位相当 |accessdate=2023-11-05 |author=MinShig |date=1997-07-16 |website=官制大観 律令官制下の官職に関わるリファレンス Ver.0.8 |work=官職|archive-url=https://web.archive.org/web/20141015011430/http://www.sol.dti.ne.jp:80/hiromi/kansei/o_fu.html |archive-date=2014-10-15 |url-status=dead |url-status-date=2024-09-23}}</ref>。}} {{Efn2|元帥、中将、大尉、中尉、少尉は古代中国でも見られる官職名であるが、新式軍隊の階級として使用したのは中国の用例と比べて日本がそれより早いことから、日本が先に新義語として転用した可能性が高いと推測される。
大将は古代中国でも見られる官職名であるが、近代軍隊の階級名としては日本によって転用され、後に中国へも流入したものと思われる。
少将、大佐、中佐、少佐は中国の古典語には存在せず清末以前の文献からも見つけられないため、日本語による造語である可能性が高いと推測される。
曹長は中国古代の官職名として用例が存在するが、日本語の場合では漢籍からの借用語であるかは不明である。近代軍隊の階級名としては下士官の最上位の階級で軍曹の上であるため、軍曹の長の意味から取った可能性もあると考えられる。
軍曹、伍長、兵曹は古代中国でも見られる官職名から起用したものであるが、日中両言語における同義部分がある他に日本語の場合はさらに独自の意味を持ち新式軍隊の階級として使用している。しかしこの語義は現代中国語には還流できず、あるいは還流できたとしても最終的に定着しなかったと考えられる<ref>{{cite thesis|和書|author=仇子揚 |date=2019-09-20 |url=https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/records/15107 |title=近代日中軍事用語の変容と交流の研究 |publisher=関西大学 |series=博士(外国語教育学) 甲第748号 |id={{CRID|1110566854280116352}} |doi=10.32286/00019167 |naid=500001371617 |accessdate=2024-09-04 |pages=83-85,88-89,95-96,98,101,102,107-108,附録6,附録10,附録16,附録17,附録44,附録65,附録76,附録86,附録94}}</ref>。}}。


日本語では[[軍人]]の階級呼称は、[[海兵隊員]]([[海兵隊軍人]])を除いて「陸軍大将」「海軍大将」「空軍大将」のように軍種と階級を組み合わせて呼ぶのが一般的である。
{{軍隊の階級}}
== 現代の階級 ==
ほとんどの現代の軍隊では階級を大きく三種類に区別している。それらは[[ジュネーヴ諸条約 (1949年)]]で、いくぶん曖昧な区分「士官」、「下士官」及び「兵」として区別されている。


海兵隊員の階級は「海兵大将」のように「隊」の字が削られることがある。ただし、第二次世界大戦後、特に[[アメリカ海兵隊]]の階級呼称については「海兵隊大将」のような表記も見られる。
以下に個別の詳細を示す。


西洋語表記に準じて、陸軍、空軍、海兵隊等の将官を'''[[将軍]]'''([[general]]、ゼネラル/ジェネラル)、海軍等の将官を'''[[提督]]'''<ref group="注">提督はもとは[[アメリカ海軍]]の[[Commodore]]の訳。現在は[[代将 (アメリカ海軍)|代将]]と訳される。</ref>(admiral、アドミラル)と呼ぶことがしばしばある。
=== 士官 ===
[[士官]]は、職権の保持によって、他の軍人から区別される。士官は指導者や指揮権保持者として訓練される。


== 現代の分類 ==
士官はさらに「将官」、「佐官」、「尉官」の三段階に分けられる。
ほとんどの現代の軍隊では階級を大きく3種類に区別している。それらは[[ジュネーヴ諸条約 (1949年)|ジュネーヴ諸条約]]で、いくぶん曖昧な区分「士官」、「下士官」及び「兵」として区別されている。


以下に個別の詳細を示す。
==== 将官 ====
長期間にわたり単独で作戦を実施することが期待される典型的な[[近代陸軍の編制|部隊や編制]]([[旅団]]以上の部隊や[[艦隊]]・[[戦隊]]等)を指揮する士官が[[将官]]である。


=== 士官・将校 ===
将官の階級は、典型的には大将、中将、少将及び准将が含まれる。
[[士官]]、ないし[[将校]]は、職権の保持によって、他の軍人から区別される。士官は指導者や指揮権保持者として訓練される。この2つの語はほぼ同義であるが、厳密には異なる場合もある。詳細はそれぞれの記事参照。


士官・将校はさらに「[[将官]]」、「[[佐官]]」、「[[尉官]]」の3段階に分けられる。
いくつかの軍では、元帥のように、別の肩書きを付与された上記の例より上位の階級が一つ以上ある場合がある。


==== 将官 ====
それらの階級はしばしば、[[ドイツ]]や[[カナダ]]のように廃止されたり、あるいは[[イギリス|英国]]や[[アメリカ合衆国|米国]]のように戦時や名誉昇任に制限されたりすることがある。
長期間にわたり単独で作戦を実施することが期待される典型的な[[近代陸軍の編制|部隊や編制]]([[旅団]]以上の部隊や[[艦隊]]・[[戦隊]]等)を指揮する士官が[[将官]]である。将官の階級は、典型的には[[大将]]、[[中将]]、[[少将]]、[[准将]]が含まれる。ロシアやかつてのドイツでは[[上級大将]]が置かれた。


いくつかの軍では、元帥のように、別の肩書きを付与された上記の例より上位の階級が一つ以上ある場合がある。それらの階級はしばしば、[[ドイツ]]や[[カナダ]]のように廃止されたり、あるいは[[イギリス]]や[[アメリカ合衆国]]のように戦時や名誉昇任に制限されたりすることがある。
いくつかの肩書きは純粋には階級ではなく、将軍の職務や、名誉的な肩書きである。

実例をあげると、[[フランス陸軍]]では、陸軍中将(軍団の将軍:{{lang|fr-FR|G&eacute;n&eacute;ral de corps d'arm&eacute;e}})は陸軍少将(師団の将軍:{{lang|fr-FR|G&eacute;n&eacute;ral de division}})の職務である、またフランス元帥 ({{lang|fr-FR|Mar&eacute;chal de France}}) は最高司令部の官職に由来するが、フランス元帥に授与された実務上の指揮権はしばしば去勢された。
いくつかの肩書きは純粋には階級ではなく、将軍の職務や、名誉的な肩書きである。実例をあげると、[[フランス陸軍]]では、[[軍将軍]]/[[陸軍大将]]([[軍将軍|{{Lang|fr-FR|Général d'armée}}]])及び、[[軍団将軍]]/陸軍中将([[軍団将軍|{{Lang|fr-FR|Général de corps d'armée}}]])は[[師団将軍]]/[[陸軍少将]]([[師団将軍|{{Lang|fr-FR|Général de division}}]])の職務である。また[[フランス元帥]]({{Lang|fr-FR|Maréchal de France}})は最高司令部の官職に由来するが、フランス元帥に授与された実務上の指揮権はしばしば失われた。


==== 佐官 ====
==== 佐官 ====
[[佐官]]は、単独で短期間の作戦を実施できることが期待される典型的な部隊([[大隊]]及び[[連隊]]、大型[[軍艦]]、飛行戦隊)を指揮する上級士官である。佐官は一般的には[[参謀]]の職務もつとめる。
[[佐官]]は、単独で短期間の作戦を実施できることが期待される典型的な部隊([[大隊]]及び[[連隊]]、大型[[軍艦]]、飛行戦隊)を指揮する上級士官である。佐官は一般的には[[参謀]]の職務もつとめる。


典型的な佐官の階級には大佐、中佐、少佐が含まれる。多くの連邦の国では、最上級の佐官({{lang|en|Brigadier}}) が旅団長 をつとめる。准将 ({{lang|en|Brigadier General}}) がその職務をつとめる国もある。
典型的な佐官の階級には[[大佐]][[中佐]][[少佐]]が含まれる。多くのイギリス連邦の国では、最上級の佐官{{Lang|en|Brigadier}}が旅団長 をつとめる。准将{{Lang|en|Brigadier General}}がその職務をつとめる国もある。一部の海軍では[[代将]]({{Lang|en|Commodore}})の階級も使用される。


日本の律令官制では、「佐(サ/すけ)」は、「大将」(「督」に相当)の下位、「中将・少将」と同等の武官であったため(詳細は[[近衛府]]を参照)、平均すると軍全体を指揮する「将」の下位であるということから、この字が充てられたのであろうと思われる。
いくつかの国の海軍では、[[代将]] ({{lang|en|Commodore}}) の階級も使用される。


日本の律令官制では、「佐(サ/スケ)」は、「大将」の下位、「中将・少将」と同等の武官であったため(詳細[[近衛府]]を参照)、平均すると「将」の下位という事でこの字が充てられたのであろうと思われるが、文字通り「補佐」の意味であ、参謀ならともかく、部隊指揮官の階級としては違和感がある。そのため中国などでは、「佐」ではなくて「校」のてられている。
しかしながら、「佐」とは文字通り「補佐」の意味である。漢字文化圏では、参謀や副官、副指揮官ならともかく、部隊指揮官の階級(とくに前近代のヨーロッパでは傭兵隊長と連隊長はほぼ同義であった)としては違和感がある。そのため中国語圏では、「佐」ではなくて「校」が用いられる。事実上は日本軍下位組織であった[[満州国軍]]においても、中国式の訳語踏襲された。古代中国の[[前漢]]では、将軍の下位の部隊長クラスの官位とし「[[校尉]]」があり、ここから取られている。また、上記の「将校」の語も、将官と校官を総称した意味である。

指揮官クラスの人材を指す「将領」という漢語があるためか、韓国軍では、「あずかる」という意味を持つ「領」の字が充てられている。


==== 尉官 ====
==== 尉官 ====
[[尉官]]の階級は3つか4つの最下級士官の階級である。配下の部隊は、単独で長時間の作戦を実施することを一般的には期待されていない。いくつかの部隊では尉官も参謀の役割をつとめる。
[[尉官]]の階級は3つか4つの最下級士官の階級である。配下の部隊は、単独で長時間の作戦を実施することを一般的には期待されていない。いくつかの部隊では尉官も参謀の役割をつとめる。


典型的な尉官の階級には大尉、中尉、少尉が含まれる。
典型的な尉官の階級には[[大尉]][[中尉]][[少尉]]が含まれる。イギリス海軍のように二階級式を取っている場合もある。

日本の律令官制では、大尉・少尉は、佐より下位の官位であったために、この字が充てられた。古代中国の[[秦]]・[[前漢]]においては、[[太尉]]は軍事を担当する官位の最高位であった。その後の中国では太尉という官職は消滅し、中国人民解放軍と中華民国国軍でも尉官はこの字が充てられている。


=== 准士官 ===
=== 准士官 ===
[[准士官]]はぞれの国や軍種で扱われ方が少し異なる混合した階級である。准士官は、精鋭の上級下士官であっ、士官と下士官の間の完全に分離された格付けあったりする通常は専門職の階級である。
[[准士官]]は准尉や上級曹長などとも呼ばる。国や軍種で扱われ方が異なる混合した階級である。准士官は、精鋭の上級下士官として豊富な経験を軍のめに提供する役職や士官相当として小部隊の指揮や参謀の一員として勤務する場合が多い。米軍においては士官と下士官の間の独立階級で、専門職(ミサイル射手など)となる。また、完全に称号である軍も存在する。


=== 下士官・兵 ===
=== 下士官・兵 ===
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[[下士官]]は、士官の指揮の下で、他の軍の構成員を監督する代理権限を許可され重要な監督責任を負う。
[[下士官]]は、士官の指揮の下で、他の軍の構成員を監督する代理権限を許可され重要な監督責任を負う。


ほとんどの上級下士官は尉官よりも軍歴長いものが多く、上級下士官が公式にもつ責任と非公式に受ける敬意は尉官に勝るとも劣らない場合が多い。
上級下士官は尉官よりも軍歴長いことが多く、上級下士官が公式にもつ責任と非公式に受ける敬意は尉官に勝るとも劣らない場合が多い。いくつかの国では、准士官の階級は専門職に対する階級とし最も功績ある下士官に対する階級を下士官に留めおく場合もある([[曹士の能力活用|最先任最上級曹長]]など)


下士官の階級は典型的にはかなり多くの格付けの曹長、軍曹、伍長(陸軍、海兵隊と空軍)、兵曹(海軍と沿岸警備隊)である。
いくつかの国では、准士官の階級は専門職に対する階級とし最も功績ある下士官に対する階級を下士官に留めおく場合もある(最先任最上級曹長など)。

下士官の階級は典型的にはかなり多くの格付けの曹長、軍曹と伍長(陸軍、海兵隊と空軍)、兵曹(海軍と沿岸警備隊)である。

米軍に顕著に見られるように、先進国、特に徴兵制を廃止した国では曹の人員が増える傾向にある。
*兵卒はいわば「捨て駒」であり、先進国の国民たる者には(たとえ軍人であっても)そのような任務を与えづらいため、ほぼ新兵しか兵卒となりえない
*戦争の近代化に伴い、兵器の操作も高度化し、(ある程度専門化した技術を持っている)下士官の果たす役割が大きい
*同じく兵器の高度化にともない省力化がなされ、兵卒の必要性が小さくなり、相対的に下士官が増加した(余談だが、極度に省力化を推進した旧ソ連の原子力潜水艦の場合、下士官すら必要なくなり、乗員は士官のみになるくらいであった)。
といった理由によるものと思われる。


==== 兵 ====
==== 兵 ====
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== 階級符号 ==
== 階級符号 ==
=== NATO 階級符号 ===
=== NATO階級符号 ===
北米と西欧の多国間軍事同盟である[[北大西洋条約機構]] (NATO) では、標準化合意書で「NATO 軍人階級符号」(the NATO codes for grades of military personnel) を制定している。標準化合意書の別表では加盟各国の軍隊の階級と NATO 階級符号との対応が定められている。
北米と西欧の多国間軍事同盟である[[北大西洋条約機構]](NATO)では、[[STANAG]] 2116で「NATO軍人階級符号」(the NATO codes for grades of military personnel)を制定している。STANAG 2116の別表では加盟各国の軍隊の階級と NATO 階級符号との対応が定められている。
* 士官:OF-1 から OF-10(昇順)。英語の Officers に由来する。
* 士官:OF-1からOF-10(昇順)。英語のOfficersに由来する。
* 見習士官:OF (D)。英語の Officers Designate に由来する。
* 見習士官:OF(D)。英語のOfficers Designateに由来する。
* 准士官:WO-1 から WO-5(昇順)。英語の Warrant Officers に由来する。
* 准士官:WO-1からWO-5(昇順)。英語のWarrant Officersに由来する。
* その他の階級:OR-1 から OR-9(昇順)。英語の Other Ranks に由来する。
* その他の階級:OR-1からOR-9(昇順)。英語のOther Ranksに由来する。
NATO では OR-5 から OR-9 に含まれる階級は下士官とみなされるが、加盟各国の軍隊の下士官の範囲とは必ずしも一致しない。なお、一般的な制度における准士官は上級の下士官として「その他の階級」に含まれるが、ギリシャ軍、イタリア軍、ポーランド軍、ルーマニア軍及びアメリカ軍の准士官は、少尉と下士官の間の「士官」にも「その他の階級」にも含まれない別の階級であるため、階級符号別に設けられている。
NATOではOR-5からOR-9に含まれる階級は下士官とみなされるが、加盟各国の軍隊の下士官の範囲とは必ずしも一致しない。なお、一般的な制度における准士官は上級の下士官として「その他の階級」に含まれるが、[[ギリシャ軍]][[イタリア軍]][[ポーランド軍]][[ルーマニア軍]]及び[[アメリカ合衆国軍|アメリカ軍]]の准士官は、少尉と下士官の間の「士官」にも「その他の階級」にも含まれない独立した階級である。そして、NATOは事実上[[アメリカ合衆国]]を盟主とする軍事同盟であるため、米軍のシステムに合わせて准士官の階級符号別に設けられている。


=== アメリカ軍給与等級 ===
=== アメリカ軍給与等級 ===
アメリカ軍では軍人の基本給と階級の対応付けに使用する連邦政府規準として給与等級 (pay grade) を定めている。この給与等級はアメリカ合衆国連邦政府における職階制給与制度に含まれる。
アメリカ軍では軍人の基本給と階級の対応付けに使用する連邦政府規準として給与等級 (pay grade) を定めている。この給与等級はアメリカ合衆国連邦政府における職階制給与制度に含まれる。
* 士官:O-1 から O-11(昇順)。英語の Officers に由来する。O-1 O-2 NATO 階級符号の OF-1 に、O-3 以上はそれぞれ NATO 階級符号 OF-2 以上に相当する。
* 士官:O-1からO-11(昇順)。英語のOfficersに由来する。O-1とO-2はNATO階級符号のOF-1に、O-3以上はそれぞれNATO 階級符号 OF-2以上に相当する。
* 准士官:W-1 から W-5(昇順)。英語の Warrant Officers に由来する。W-1 から W-5 はそれぞれ NATO 階級符号の WO-1 から WO-5 に相当する。
* 准士官:W-1からW-5(昇順)。英語のWarrant Officersに由来する。W-1からW-5はそれぞれNATO階級符号のWO-1からWO-5に相当する。
* 下士官兵:E-1 から E-9(昇順)。英語の Enlisted personnel に由来する。E-1 から E-9 はそれぞれ NATO 階級符号の OR-1 から OR-9 に相当する。
* 下士官兵:E-1からE-9(昇順)。英語のEnlisted personnelに由来する。E-1からE-9はそれぞれNATO階級符号の OR-1からOR-9 に相当する。
アメリカ軍の下士官は E-4 以上に分類される。ただし、兵であっても E-4 以上に分類されることがある。
アメリカ軍の下士官はE-4以上に分類される。ただし、兵であってもE-4以上に分類されることがある。
== 社会主義国における階級制度の廃止 ==
[[ソビエト連邦|ソビエト]][[労農赤軍]]([[1918年|1918]] - [[1935年]])、[[中国人民解放軍]]([[1965年|1965]] - [[1988年]])、及び[[アルバニア]]軍([[1966年|1966]] - [[1991年]])などの社会主義国の軍隊では、社会主義の理念から、自国の軍隊を帝国主義諸国の軍隊と区別するために、軍隊の階級制度を廃止した。ただし、いずれの場合も、よく誤解されるように軍隊の職制(司令官・師団長など)を廃止したわけではなく、指揮命令系統自体は存在した。

これらの諸国では後に階級制度は復活し、現在はほとんどの社会主義国の軍隊に階級制度が存在している。しかし、[[朝鮮人民軍]]のように「階級」ではなく「軍事称号」という名称を使っている例もある。厳密にいえば、赤軍の階級制度の「廃止」の場合も、「将軍」({{lang-ru-short|генера́л}})を「司令官」({{lang-ru-short|команди́р}})とするような言い換えにすぎなかった。


== 国際比較 ==
== 国際比較 ==
=== 元帥 ===
=== 元帥 ===
軍全体の総司令官など。あるいは名誉階級。
軍全体の総司令官など。あるいは名誉階級。
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、主要国および日本周辺国の軍隊における、元帥など NATO 階級符号 OF-10 に相当する階級呼称の一覧である。" title="元帥に相当するの階級呼称の一覧" border="1"
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、主要国および日本周辺国の軍隊における、元帥など NATO 階級符号 OF-10 に相当する階級の一覧である。" title="元帥に相当するの階級の一覧" border="1"
|+ 元帥に相当する階級呼称の一覧
|+ 元帥に相当する階級の一覧
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! colspan="4" scope="colgroup" | [[元帥]]
! colspan="4" scope="colgroup" | [[元帥]]
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! colspan="2" scope="row" | [[日本軍|旧日本軍]]
| colspan="4" | [[元帥 (日本)|元帥大将]]{{sup|1}}
| colspan="4" | [[元帥 (日本)|元帥大将]]{{r|g=⁂|1=M1}}
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! colspan="2" scope="row" | [[韓国軍]]
! colspan="2" scope="row" | [[韓国軍]]
| colspan="4" | {{lang|ko-KR|&#50896;&#49688;}}{{sup|2}}(元帥)
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! rowspan="3" scope="row" | [[朝鮮人民軍]]
! rowspan="3" scope="row" | [[朝鮮人民軍]]
! scope="row" | 陸軍
! scope="row" | 陸軍
| rowspan="3" | {{lang|ko-KP|&#51312;&#49440;&#48124;&#51452;&#51452;&#51032;&#51064;&#48124;&#44277;&#54868;&#44397;&#45824;&#50896;&#49688;}}{{sup|3}}<br />(朝鮮民主主義人民共和国大元帥)
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| {{lang|ko-KP|&#51312;&#49440;&#51064;&#48124;&#44400;&#50896;&#49688;}}<br />(朝鮮人民軍元帥)
| {{lang|ko-KP|&#51312;&#49440;&#51064;&#48124;&#44400;&#50896;&#49688;}}<br/>(朝鮮人民軍元帥)
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! scope="row" | 海軍
! scope="row" | 海軍
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! colspan="2" scope="row" | [[中華民国国軍]]
! colspan="2" scope="row" | [[中華民国国軍]]
| colspan="4" | {{lang|zh-TW|特級上將}}{{sup|4}}(特級上将)
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! colspan="2" scope="row" | [[中国人民解放軍]]
! colspan="2" scope="row" | [[中国人民解放軍]](1965年以前)
| {{lang|zh-CN|中&#21326;人民共和国元&#24069;}}{{sup|5}}<br />([[中華人民共和国元帥]]
| {{lang|zh-CN|中&#21326;人民共和国元&#24069;}}{{r|g=⁂|1=M5}}<br/>(中華人民共和国元帥)
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| colspan="3" | {{lang|zh-CN|&#21326;人民共和国元&#24069;}}{{r|g=⁂|1=M5}}<br/>[[中華人民共和国元帥]]
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! colspan="2" scope="row" | 中国人民解放軍(1988年以後)
| colspan="4" | {{lang|zh-CN|一&#32423;上将}}{{r|g=⁂|1=M5}}(一級上将)
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! colspan="2" scope="row" | [[ロシア連邦軍|ロシア軍]]
! colspan="2" scope="row" | [[ロシア連邦軍|ロシア軍]]
| colspan="4" | {{lang|ru-RU|Маршал Российской Федерации}}([[ロシア連邦元帥]])
| colspan="4" | {{lang|ru-RU|Маршал Российской Федерации}}([[ロシア連邦元帥]])
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! rowspan="2" scope="row" | [[オーストリア=ハンガリー帝国|オーストリア=<br />ハンガリー帝国]]軍
! rowspan="2" scope="row" | [[オーストリア=ハンガリー帝国|オーストリア=<br/>ハンガリー帝国]]軍
! scope="row" | 陸軍
! scope="row" | 陸軍
| colspan="4" | {{lang|de-AT|Feldmarschall}} ({{lang|hu|Ta'bornagy}})(陸軍元帥)
| colspan="4" | {{lang|de-AT|Feldmarschall}} ({{lang|hu|Ta'bornagy}})(陸軍元帥)
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! scope="row" | 海軍
| colspan="4" | {{lang|de-AT|Gro&szlig;admiral}} ({{lang|hu|Veze'rtengernagy}})(海軍元帥)
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! rowspan="2" scope="row" | 帝政ドイツ軍
! rowspan="2" scope="row" | 帝政ドイツ軍
! scope="row" | [[ドイツ陸軍|陸軍]]
! scope="row" | [[ドイツ陸軍|陸軍]]
| colspan="4" | {{lang|de-DE|Generalfeldmarschall}}{{sup|6}}([[元帥 (ドイツ)#帝政ドイツ|陸軍元帥]])
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! scope="row" | [[ドイツ海軍|海軍]]
! scope="row" | [[ドイツ海軍|海軍]]
| colspan="4" | {{lang|de-DE|Gro&szlig;admiral}}{{sup|6}}([[元帥 (ドイツ)#海軍元帥|海軍元帥]]。直訳では「大提督」
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! rowspan="3" scope="row" | [[ドイツ国防軍]]
! rowspan="3" scope="row" | [[ドイツ国防軍]]
! scope="row" | [[ドイツ陸軍|陸軍]]
! scope="row" | [[ドイツ陸軍 (国防軍)|陸軍]]
| rowspan="3" | {{lang|de-DE|Reichsfeldmarschall}}{{sup|6}}([[元帥 (ドイツ)#国元帥|国家元帥]])
| rowspan="3" colspan="2" | {{lang|de-DE|Reichsfeldmarschall}}{{r|g=⁂|1=M6}}([[元帥 (ドイツ)#国元帥|国家元帥]])
| rowspan="2" colspan="3" | {{lang|de-DE|Generalfeldmarschall}}([[元帥 (ドイツ)#第三帝国|陸軍元帥]][[元帥 (ドイツ)#空軍元帥|空軍元帥]])
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! scope="row" | [[ドイツ空軍|空軍]]
! scope="row" | [[ドイツ空軍|空軍]]
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! scope="row" | [[ドイツ海軍|海軍]]
! scope="row" | [[ドイツ海軍|海軍]]
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! colspan="2" scope="row" | [[親衛隊 (ナチス)|ナチス親衛隊]]
! colspan="2" scope="row" | [[親衛隊 (ナチス)|ナチス親衛隊]]
| colspan="4" | {{lang|de-DE|Reichsf&uuml;hrer-SS}}([[親衛隊全国指導者]]。階級名でなく、役職名
| colspan="4" | {{lang|de-DE|Reichsführer-SS}}([[親衛隊全国指導者]]。階級名でなく、役職名)
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! rowspan="2" scope="row" | [[フランス軍]]
! rowspan="2" scope="row" | [[フランス軍]]
! scope="row" | [[フランス陸軍|陸軍]]
! scope="row" | [[フランス陸軍|陸軍]]
| colspan="4" | {{lang|fr-FR|Mar&eacute;chal de France}}{{sup|7}}(フランス元帥)
| colspan="4" | {{lang|fr-FR|Maréchal de France}}{{r|g=⁂|1=M7}}([[フランス元帥]]
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! scope="row" | [[フランス海軍|海軍]]
! scope="row" | [[フランス海軍|海軍]]
| colspan="4" | {{lang|fr-FR|Amiral de France}}{{sup|7}}(フランス元帥 or フランス提督)
| colspan="4" | {{lang|fr-FR|Amiral de France}}{{r|g=⁂|1=M7}}(フランス元帥 or フランス提督)
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! rowspan="3" scope="row" | [[イギリス軍]]
! rowspan="3" scope="row" | [[イギリス軍]]
! scope="row" | [[イギリス海軍|海軍]]
! scope="row" | [[イギリス海軍|海軍]]
| colspan="4" | {{lang|en-GB|Admiral of the Fleet}}{{sup|8}}([[元帥 (イギリス)#海軍元帥|海軍元帥]])
| colspan="4" | {{lang|en-GB|Admiral of the Fleet}}{{r|g=⁂|1=M8}}([[海軍元帥 (イギリス)|海軍元帥]])
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! scope="row" | [[イギリス陸軍|陸軍]]
! scope="row" | [[イギリス陸軍|陸軍]]
| colspan="4" | {{lang|en-GB|Field Marshal}}{{sup|8}}([[元帥 (イギリス)#陸軍元帥|陸軍元帥]])
| colspan="4" | {{lang|en-GB|Field Marshal}}{{r|g=⁂|1=M8}}([[陸軍元帥 (イギリス)|陸軍元帥]])
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! scope="row" | [[イギリス空軍|空軍]]
! scope="row" | [[イギリス空軍|空軍]]
| colspan="4" | {{lang|en-GB|Marshal of the Royal Air Force}}{{sup|8}}([[元帥 (イギリス)#空軍元帥|空軍元帥]])
| colspan="4" | {{lang|en-GB|Marshal of the Royal Air Force}}{{r|g=⁂|1=M8}}([[空軍元帥 (イギリス)|空軍元帥]])
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! rowspan="3" scope="row" | [[イタリア軍]]
! scope="row" | [[イタリア陸軍]]
| colspan="4" | {{lang|it-IT|Generale}}{{r|g=⁂|1=M9}}
|-
! scope="row" | [[イタリア海軍]]
| colspan="4" | {{lang|it-IT|Ammiraglio}}{{r|g=⁂|1=M9}}
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! scopr="row" | [[イタリア空軍]]
| colspan="4" | {{lang|it-IT|Generale}}{{r|g=⁂|1=M9}}
|-
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! rowspan="3" scope="row" | [[アメリカ軍]]
! rowspan="3" scope="row" | [[アメリカ軍]]
! scope="row" | [[アメリカ陸軍|陸軍]]
! scope="row" | [[アメリカ陸軍|陸軍]]
| {{lang|en-US|General of the Armies of the United States}}{{sup|9}}
| {{lang|en-US|General of the Armies of the United States}}{{r|g=⁂|1=M10}}(陸軍大元帥)
| colspan="3" | {{lang|en-US|General of the Army}}{{sup|9}}(陸軍元帥)
| colspan="3" | {{lang|en-US|General of the Army}}{{r|g=⁂|1=M10}}(陸軍元帥)
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! scope="row" | [[アメリカ海軍|海軍]]
! scope="row" | [[アメリカ海軍|海軍]]
| {{lang|en-US|Admiral of the Navy}}{{sup|9}}
| {{lang|en-US|Admiral of the Navy}}{{r|g=⁂|1=M10}}(海軍大元帥)
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| colspan="3" | {{lang|en-US|Fleet Admiral}}{{r|g=⁂|1=M10}}
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! scope="row" | [[アメリカ空軍|空軍]]
! scope="row" | [[アメリカ空軍|空軍]]
| &nbsp;
| &nbsp;
| colspan="3" | {{lang|en-US|General of the Air Force}}{{sup|9}}(空軍元帥)
| colspan="3" | {{lang|en-US|General of the Air Force}}{{r|g=⁂|1=M10}}(空軍元帥)
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! rowspan="3" scope="row" | [[ブラジル軍]]
! scope="row" |[[ブラジル陸軍|陸軍]]
| colspan="4" | Marechal (陸軍元帥)
|-
! scope="row" |[[ブラジル空軍|空軍]]
| colspan="4" | Marechal-do-Ar (空軍元帥)
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! scope="row" |[[ブラジル海軍|海軍]]
| colspan="4" | Almirante (海軍元帥)
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! colspan="2" scope="row" | [[満洲国軍]]
| colspan="4" | 將軍(将軍){{r|g=⁂|1=M11}}
|}
|}
'''上に記した表の注釈'''
'''上に記した表の注釈'''
{{Reflist|24em|group="⁂"|refs=
#日本軍の「元帥」は、階級ではなく、陸海軍大将のうち特に功績のあった者で、[[元帥府]]に列せられた大将に親授された称号。
<ref name="M1">旧日本軍の「元帥」は、階級ではなく、陸海軍大将のうち特に功績のあった者で、[[元帥府]]に列せられた大将に親授された称号。</ref>
#韓国軍の{{lang|ko-KR|&#50896;&#49688;}}(元帥)は、名誉昇任の階級。
#朝鮮人民軍の{{lang|ko-KP|&#51312;&#49440;&#48124;&#51452;&#51452;&#51032;&#51064;&#48124;&#44277;&#54868;&#44397;&#45824;&#50896;&#49688;}}(朝鮮民主主義人民共和国大元帥)は金日成のみが、{{lang|ko-KP|&#51312;&#49440;&#48124;&#51452;&#51452;&#51032;&#51064;&#48124;&#44277;&#54868;&#44397;&#50896;&#49688;}}(朝鮮民主主義人民共和国元帥)は金正のみが保持。
<ref name="M2">韓国軍の{{lang|ko-KR|&#50896;&#49688;}}(元帥)は、名誉昇任の階級。</ref>
<ref name="M3">朝鮮人民軍の{{lang|ko-KP|&#51312;&#49440;&#48124;&#51452;&#51452;&#51032;&#51064;&#48124;&#44277;&#54868;&#44397;&#45824;&#50896;&#49688;}}(朝鮮民主主義人民共和国大元帥)は金日成・金正日のみが、{{lang|ko-KP|&#51312;&#49440;&#48124;&#51452;&#51452;&#51032;&#51064;&#48124;&#44277;&#54868;&#44397;&#50896;&#49688;}}(朝鮮民主主義人民共和国元帥)は金正のみが保持。</ref>
#中華民国軍の{{lang|zh-TW|特級上將}}は2000年に廃止された。
<ref name="M4">中華民国軍の{{lang|zh-TW|特級上將}}は2000年に廃止された。</ref>
#中国人民解放軍の{{lang|zh-CN|一&#32423;上将}}(一級上将)は1994年に廃止された。また、かつて{{lang|zh-CN|中&#21326;人民共和国大元&#24069;}}(中華人民共和国大元帥)と{{lang|zh-CN|中&#21326;人民共和国元&#24069;}}(中華人民共和国元帥)があったが、[[文化大革命]]にともない[[1965年]]に廃止。
<ref name="M5">中国人民解放軍の{{lang|zh-CN|一&#32423;上将}}(一級上将)は1994年に廃止された。また、かつて{{lang|zh-CN|中&#21326;人民共和国大元&#24069;}}(中華人民共和国大元帥)と{{lang|zh-CN|中&#21326;人民共和国元&#24069;}}(中華人民共和国元帥)があったが、[[文化大革命]]前の[[1965年]]に廃止。</ref>
#帝政ドイツ軍には平時の名誉階級として元帥位を帯びた上級大将 ({{lang|de-DE|Generaloberst mit dem Rang eines Generalfeldmarschalls / Generaloberst mit dem Rang als Generalfeldmarschall}}) があった。また、ヒトラーは1940年にゲーリングに元帥位 ({{lang|de-DE|General-feld-marschall}}) より上位の国家元帥位 ({{lang|de-DE|Reichs-feld-marschall}}) を与えた。
<ref name="M6">帝政ドイツ軍には平時の名誉階級として元帥位を帯びた上級大将 ({{lang|de-DE|Generaloberst mit dem Rang eines Generalfeldmarschalls / Generaloberst mit dem Rang als Generalfeldmarschall}}) があった。また、ヒトラーは1940年にゲーリングに元帥位 ({{lang|de-DE|Generalfeldmarschall}}) より上位の国家元帥位 ({{lang|de-DE|Reichsfeldmarschall}}) を与えた。</ref>
#フランス軍の {{lang|fr-FR|Mar&eacute;chal de France}} 及び {{lang|fr-FR|Amiral de France}} は、階級ではなく称号。
<ref name="M7">フランス軍の {{lang|fr-FR|Maréchal de France}} 及び {{lang|fr-FR|Amiral de France}} は、階級ではなく称号。</ref>
#イギリス軍の {{lang|en-GB|Admiral of the Fleet}}、{{lang|en-GB|Field Marshal}} 及び {{lang|en-GB|Marshal of the Royal Air Force}} は、戦時または名誉昇任の階級。
<ref name="M8">イギリス軍の {{lang|en-GB|Admiral of the Fleet}}、{{lang|en-GB|Field Marshal}} 及び {{lang|en-GB|Marshal of the Royal Air Force}} は、戦時または名誉昇任の階級。</ref>
#アメリカ軍の {{lang|en-US|General of the Army}}、{{lang|en-US|Fleet Admiral}} 及び {{lang|en-US|General of the Air Force}} は、戦時のみの階級。海兵隊には元帥位は存在しない。また {{lang|en-US|General of the Armies of the United States}} 及び {{lang|en-US|Admiral of the Navy}} は名誉階級。
<ref name="M9">イタリア軍の {{lang|it-IT|Generale}}、{{lang|it-IT|Ammiraglio}}は、国防参謀総長就任者の名誉昇任階級。</ref>
<ref name="M10">アメリカ軍の {{lang|en-US|General of the Army}}、{{lang|en-US|Fleet Admiral}} 及び {{lang|en-US|General of the Air Force}} は、戦時のみの階級。海兵隊には元帥位は存在しない。また {{lang|en-US|General of the Armies of the United States}} 及び {{lang|en-US|Admiral of the Navy}} は名誉階級。</ref>
<ref name="M11">満洲国軍の「將軍」は、階級ではなく、陸海軍上將のうち特に功績のあった者で、將軍府に列せられた上將に勅授された称号。</ref>
}}


=== 将官 ===
=== 将官 ===
陸軍では[[旅団]](または[[師団]]、[[軍団]])以上の部隊、海軍では[[艦隊]]の司令官など。[[陸軍大将]]以下少将、[[海軍大将]]以下少将までの階級が将官に属す。米国など准将の階級も置かれている国もあり、その国の階級制度によって[[代将]] (Commodore) と呼ばれる場合もある。
陸軍では[[旅団]](または[[師団]]、[[軍団]])以上の部隊、海軍では[[艦隊]]の司令官など。[[陸軍大将]]以下少将、[[海軍大将]]以下少将までの階級が将官に属す。米国など准将の階級も置かれている国もあり、その国の階級制度によって[[代将]] (Commodore) と呼ばれる場合もある。
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、将官あるいは NATO 階級符号 OF-9 から OF-6 に相当する階級呼称の一覧である。" title="将官の階級呼称の一覧" border="1"
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、将官あるいは NATO 階級符号 OF-9 から OF-6 に相当する階級の一覧である。" title="将官の階級の一覧" border="1"
|+ 将官の階級呼称の一覧
|+ 将官の階級の一覧
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! colspan="2" scope="col" | [[大将]]
! colspan="2" scope="col" | [[大将]]
! scope="col" | [[中将]]
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! scope="col" | [[少将]]
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! scope="row" | NATO 階級符号
! scope="row" | NATO 階級符号
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! scope="row" | 日本軍
! scope="row" | 日本軍
| colspan="2" | 大将{{Refnest|group="⁑"|name=G13|陸軍将官、空軍将官の階級を[[フランス革命方式]]で呼称する国々では、ブラジルをはじめとするラテンアメリカの幾つかの国々、日本および台湾に対し中将を[[師団将軍]]、少将を[[旅団将軍]]と呼称する。その場合、師団将軍はOF-8相当、旅団将軍はOF-7相当と見做される。なお、大将は概ね[[陸軍将軍]]の呼称を用いるが、日本の大将<ref>Almanach Hachette 1917年度版、82頁。日本陸軍階級チャート。</ref>および台湾の二級上将は[[軍団将軍]]、一級上将は陸軍将軍の表現を用いる。}}
| colspan="2" | 大将
| 中将
| 中将{{r|g=⁑|1=G13}}
| 少将
| 少将{{r|g=⁑|1=G13}}
| &nbsp;
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! scope="row" | [[陸上自衛隊]]
! scope="row" | [[陸上自衛隊]]
| colspan="2" | 統合幕僚長{{sup|1}}及び陸上幕僚長たる陸将 ({{lang|en|General}}{{sup|2}})
| colspan="2" | 統合幕僚長{{r|g=⁑|1=G1}}及び陸上幕僚長たる陸将<br /> ({{lang|en|General}}{{r|g=⁑|1=G2}}{{r|g=⁑|1=G13}})
| 陸将 ({{lang|en|Lieutenant General}}{{sup|2}})
| 陸将<br />({{lang|en|Lieutenant General}}{{r|g=⁑|1=G2}}{{r|g=⁑|1=G13}})
| 陸将補{{refnest|group=⁑|name="G3"|実際の運用としては、自衛官の俸給表は一般的には階級別になっているが、将補の場合は政令で指定された官職(いわゆる指定職)を占める者と、指定職以外の官職を占める者で適用される俸給表の区分が異なることから、将補の中でも2段階あるとみなすこともできる。なお、陸将、海将及び空将であっても指定職以外の官職を占める者は俸給表の将補(二)欄が適用される<ref name="別表2">{{Cite web|和書|title=防衛省の職員の給与等に関する法律(昭和27年法律第266号)別表第2|url=https://laws.e-gov.go.jp/law/327AC0000000266#1834|website=e-Gov法令検索|date=2017-04-01|accessdate=2020-01-19|publisher=総務省行政管理局}}</ref><ref name="H16人事審議会">[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/234555/www.jda.go.jp/j/delibe/jinji/giji04.htm 防衛人事審議会議事録(平成16年1月22日)]防衛省WARP</ref>。}}<br />({{lang|en|Major General}}{{r|g=⁑|1=G2}}{{r|g=⁑|1=G13}})
| 陸将補{{sup|3}} ({{lang|en|Major General}}{{sup|2}})
| rowspan="3" | &nbsp;
| rowspan="3" | &nbsp;
|-
|-
! scope="row" | [[海上自衛隊]]
! scope="row" | [[海上自衛隊]]
| colspan="2" | 統合幕僚長{{sup|1}}及び海上幕僚長たる海将 ({{lang|en|Admiral}}{{sup|2}})
| colspan="2" | 統合幕僚長{{r|g=⁑|1=G1}}及び海上幕僚長たる海将<br />({{lang|en|Admiral}}{{r|g=⁑|1=G2}})
| 海将 ({{lang|en|Vice Admiral}}{{sup|2}})
| 海将<br />({{lang|en|Vice Admiral}}{{r|g=⁑|1=G2}})
| 海将補{{sup|3}} ({{lang|en|Rear Admiral}}{{sup|2}})
| 海将補<br />{{r|g=⁑|1=G3}} ({{lang|en|Rear Admiral}}{{r|g=⁑|1=G2}})
|-
|-
! scope="row" | [[航空自衛隊]]
! scope="row" | [[航空自衛隊]]
| colspan="2" | 統合幕僚長{{sup|1}}及び航空幕僚長たる空将 ({{lang|en|General}}{{sup|2}})
| colspan="2" | 統合幕僚長{{r|g=⁑|1=G1}}及び航空幕僚長たる空将<br />({{lang|en|General}}{{r|g=⁑|1=G2}}{{r|g=⁑|1=G13}})
| 空将 ({{lang|en|Lieutenant General}}{{sup|2}})
| 空将<br />({{lang|en|Lieutenant General}}{{r|g=⁑|1=G2}}{{r|g=⁑|1=G13}})
| 空将補{{sup|3}} ({{lang|en|Major General}}{{sup|2}})
| 空将補{{r|g=⁑|1=G3}}<br />({{lang|en|Major General}}{{r|g=⁑|1=G2}}{{r|g=⁑|1=G13}})
|-
|-
! scope="row" | 中国人民解放軍
! scope="row" | 中国人民解放軍
| colspan="2" | {{lang|zh-CN|上将}}{{sup|4}}
| colspan="2" | {{lang|zh-CN|上将}}{{r|g=⁑|1=G4}}
| {{lang|zh-CN|中将}}
| {{lang|zh-CN|中将}}
| {{lang|zh-CN|少将}}
| {{lang|zh-CN|少将}}
| {{lang|zh-CN|大校}}{{sup|5}}
| {{lang|zh-CN|大校}}{{r|g=⁑|1=G5}}
|-
|-
! scope="row" | 帝政ドイツ陸軍
! scope="row" | 帝政ドイツ陸軍
| colspan="2" | {{lang|de-DE|Generaloberst}}(上級大将)
| colspan="2" | {{lang|de-DE|Generaloberst}}(上級大将)
| {{lang|de-DE|General}}{{sup|6}}(大将)
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| {{lang|de-DE|Generalmajor}}(少将)
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253行目: 292行目:
! scope="row" | ドイツ国防軍陸軍
! scope="row" | ドイツ国防軍陸軍
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| rowspan="2" colspan="2" | {{lang|de-DE|Generaloberst}}(上級大将)
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| rowspan="2" | {{lang|de-DE|Generalmajor}}(少将)
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266行目: 305行目:
| {{lang|de-DE|Konteradmiral}}
| {{lang|de-DE|Konteradmiral}}
|-
|-
! scope="row" | ナチス親衛隊<br />(ナチス党の党内組織)
! scope="row" | ナチス親衛隊<br/>(ナチス党の党内組織)
| colspan="2" | {{lang|de-DE|SS-Oberstgruppenf&uuml;hrer}}<br />(高級集団指揮官親衛隊上級大将)
| colspan="2" | {{lang|de-DE|SS-Oberstgruppenführer}}<br/>(高級集団指揮官/親衛隊上級大将)
| {{lang|de-DE|SS-Obergruppenf&uuml;hrer}}<br />(上級集団指揮官親衛隊大将)
| {{lang|de-DE|SS-Obergruppenführer}}<br/>(上級集団指揮官/親衛隊大将)
| {{lang|de-DE|SS-Gruppenf&uuml;hrer}}<br />(集団指揮官親衛隊中将)
| {{lang|de-DE|SS-Gruppenführer}}<br/>(集団指揮官/親衛隊中将)
| {{lang|de-DE|SS-Brigadef&uuml;hrer}}<br />(旅団指揮官親衛隊少将)
| {{lang|de-DE|SS-Brigadeführer}}<br/>(旅団指揮官/親衛隊少将)
|-
|-
! scope="row" | ドイツ連邦軍陸軍
! scope="row" | ドイツ連邦軍陸軍
| rowspan="2" colspan="2" | {{lang|de-DE|General}}{{sup|7}}
| rowspan="2" colspan="2" | {{lang|de-DE|General}}{{r|g=⁑|1=G7}}
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| rowspan="2" | {{lang|de-DE|Generalleutnant}}
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| rowspan="2" | {{lang|de-DE|Generalmajor}}
281行目: 320行目:
|-
|-
! scope="row" | ドイツ連邦軍海軍
! scope="row" | ドイツ連邦軍海軍
| colspan="2" | {{lang|de-DE|Admiral}}{{sup|7}}
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| {{lang|de-DE|Vizeadmiral}}
| {{lang|de-DE|Vizeadmiral}}
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| {{lang|de-DE|Konteradmiral}}
| {{lang|de-DE|Flottillenadmiral}}{{sup|8}}
| {{lang|de-DE|Flottillenadmiral}}{{r|g=⁑|1=G8}}
|-
|-
! scope="row" | オーストリア・ハンガリー帝国陸軍
! scope="row" | オーストリア・ハンガリー帝国陸軍
| colspan="2" | {{lang|de-AT|Generaloberst}} ({{lang|hu|Vezérezredes}}{{sup|9}})
| colspan="2" | {{lang|de-AT|Generaloberst}} ({{lang|hu|Vezérezredes}}{{r|g=⁑|1=G9}})
| {{lang|de-AT|General}} {{lang|hu|}}
| {{lang|de-AT|General}} ({{lang|hu|Altábornagy}})
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| {{lang|de-AT|Feldmarschalleutnant}} ({{lang|hu|Vezérőrnagy}})
| {{lang|de-AT|Generalmajor}} ({{lang|hu|Vezérőrnagy}})
| {{lang|de-AT|Generalmajor}} ({{lang|hu|Dandártábornok}})
|-
|-
! scope="row" | オーストリア・ハンガリー帝国海軍
! scope="row" | オーストリア・ハンガリー帝国海軍
299行目: 338行目:
|-
|-
! scope="row" | オーストリア連邦陸軍
! scope="row" | オーストリア連邦陸軍
| colspan="2" | {{lang|de-AT|General}}{{sup|10}}
| colspan="2" | {{lang|de-AT|General}}{{r|g=⁑|1=G10}}
| {{lang|de-AT|Generalleutnant}}{{sup|10}}
| {{lang|de-AT|Generalleutnant}}{{r|g=⁑|1=G10}}
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| {{lang|de-AT|Generalmajor}}{{r|g=⁑|1=G10}}
| {{lang|de-AT|Brigadier}}
| {{lang|de-AT|Brigadier}}
|-
|-
! scope="row" | フランス陸軍
! scope="row" | フランス陸軍
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|G&eacute;n&eacute;ral d'arm&eacute;e}}
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Général d'armée}}
| {{lang|fr-FR|G&eacute;n&eacute;ral de corps}}
| {{lang|fr-FR|Général de corps}}
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| {{lang|fr-FR|G&eacute;n&eacute;ral de brigade}}
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|-
|-
! scope="row" | フランス海軍
! scope="row" | フランス海軍
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Amiral}}
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Amiral}}
| {{lang|fr-FR|Vice-amiral d'escadre}}{{sup|11}}
| {{lang|fr-FR|Vice-amiral d'escadre}}{{r|g=⁑|1=G11}}
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| {{lang|fr-FR|Vice-amiral}}{{r|g=⁑|1=G11}}
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| {{lang|fr-FR|Contre-amiral}}{{r|g=⁑|1=G11}}
|-
|-
! scope="row" | フランス空軍
! scope="row" | フランス空軍
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|G&eacute;n&eacute;ral d'arm&eacute;e a&eacute;rienne}}
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Général d'armée aérienne}}
| {{lang|fr-FR|G&eacute;n&eacute;ral de corps a&eacute;rien}}
| {{lang|fr-FR|Général de corps aérien}}
| {{lang|fr-FR|G&eacute;n&eacute;ral de division a&eacute;rienne}}
| {{lang|fr-FR|Général de division aérienne}}
| {{lang|fr-FR|G&eacute;n&eacute;ral de brigade a&eacute;rienne}}
| {{lang|fr-FR|Général de brigade aérienne}}
|-
!スペイン陸軍
| colspan="2" |{{lang|es-ES|General de ejército}}
|{{lang|es-ES|Teniente general}}
|{{lang|es-ES|General de división}}
|{{lang|es-ES|General de brigada}}
|-
!スペイン海軍
| colspan="2" |{{lang|es-ES|Almirante general}}
|{{lang|es-ES|Almirante}}
|{{lang|es-ES|Vicealmirante}}
|{{lang|es-ES|Contralmirante}}
|-
!スペイン空軍
| colspan="2" |{{lang|es-ES|General del aire}}
|{{lang|es-ES|Teniente general}}
|{{lang|es-ES|General de división}}
|{{lang|es-ES|General de brigada}}
|-
|-
! scope="row" | イギリス海軍
! scope="row" | イギリス海軍
326行目: 383行目:
| {{lang|en-GB|Vice Admiral}}
| {{lang|en-GB|Vice Admiral}}
| {{lang|en-GB|Rear Admiral}}
| {{lang|en-GB|Rear Admiral}}
| {{lang|en-GB|Commodore}}{{sup|12}}
| {{lang|en-GB|Commodore}}{{r|g=⁑|1=G12}}
|-
|-
! scope="row" | イギリス海兵隊
! scope="row" | イギリス海兵隊
332行目: 389行目:
| rowspan="2" | {{lang|en-GB|Lieutenant General}}
| rowspan="2" | {{lang|en-GB|Lieutenant General}}
| rowspan="2" | {{lang|en-GB|Major General}}
| rowspan="2" | {{lang|en-GB|Major General}}
| rowspan="2" | {{lang|en-GB|Brigadier}}{{sup|12}}
| rowspan="2" | {{lang|en-GB|Brigadier}}{{r|g=⁑|1=G12}}
|-
|-
! scope="row" | イギリス陸軍
! scope="row" | イギリス陸軍
340行目: 397行目:
| {{lang|en-GB|Air Marshal}}
| {{lang|en-GB|Air Marshal}}
| {{lang|en-GB|Air Vice Marshal}}
| {{lang|en-GB|Air Vice Marshal}}
| {{lang|en-GB|Air Commodore}}{{sup|12}}
| {{lang|en-GB|Air Commodore}}{{r|g=⁑|1=G12}}
|-
! scope="row" | イタリア陸軍
| colspan="2" | {{lang|it-IT|Generale di corpo d'armata<br /> con incarichi speciali}}
| {{lang|it-IT|Generale di corpo d'armata}}
| {{lang|it-IT|Generale di divisione}}{{r|g=⁑|1=G13}}
| {{lang|it-IT|Generale di brigata}}{{r|g=⁑|1=G13}}
|-
! scope="row" | イタリア空軍
| colspan="2" |{{lang|it-IT|Genarale di squadra aerea<br />con incarichi speciali}}
| {{lang|it-IT|Generale di squadra aerea}}
| {{lang|it-IT|Generale di divisione aerea}}
| {{lang|it-IT|Generale di brigata aerea}}
|-
! scope="row" | イタリア海軍
| colspan="2" | {{lang|it-IT|Ammiraglio di squadra<br />con incarichi speciali}}
| {{lang|it-IT|Ammiraglio di squadra}}
| {{lang|it-IT|Ammiraglio di divisione}}
| {{lang|it-IT|Contrammiraglio}}
|-
|-
! scope="row" | 朝鮮人民軍
! scope="row" | 朝鮮人民軍
354行目: 429行目:
| {{lang|ko-KR|&#51456;&#51109;}}(准将)
| {{lang|ko-KR|&#51456;&#51109;}}(准将)
|-
|-
! scope="row" | ロシア陸軍
! scope="row" | ロシア陸軍{{Efn2|name=cyrl2latn}}
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Генерал армии}} (General armii{{sup|13}})
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Генерал армии}} (General armii)
| {{lang|ru-RU|Генерал-полковник}} (General-polkovnik{{sup|13}})
| {{lang|ru-RU|Генерал-полковник}} (General-polkovnik)
| {{lang|ru-RU|Генерал-лейтенант}} (General-lejtenant{{sup|13}})
| {{lang|ru-RU|Генерал-лейтенант}} (General-lejtenant)
| {{lang|ru-RU|Генерал-майор}} (General-major{{sup|13}})
| {{lang|ru-RU|Генерал-майор}} (General-major)
|-
|-
! scope="row" | ロシア海軍
! scope="row" | ロシア海軍{{Efn2|name=cyrl2latn}}
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Адмирал флoта}} (Admiral flota{{sup|13}})
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Адмирал флoта}} (Admiral flota)
| {{lang|ru-RU|Адмирал}} (Admiral{{sup|13}})
| {{lang|ru-RU|Адмирал}} (Admiral)
| {{lang|ru-RU|Вице-адмирал}} (Vice-admiral{{sup|13}})
| {{lang|ru-RU|Вице-адмирал}} (Vice-admiral)
| {{lang|ru-RU|Контр-адмирал}} (Kontr-admiral{{sup|13}})
| {{lang|ru-RU|Контр-адмирал}} (Kontr-admiral)
|-
|-
! scope="row" | 中華民国陸軍
! scope="row" | 中華民国陸軍
| rowspan="3" | {{lang|zh-TW|一級上將}}
| rowspan="3" colspan="1" | {{lang|zh-TW|一級上將}}{{r|g=⁑|1=G13}}
| rowspan="4" | {{lang|zh-TW|二級上將}}
| rowspan="4" colspan="1" | {{lang|zh-TW|二級上將}}{{r|g=⁑|1=G13}}
| rowspan="4" | {{lang|zh-TW|中將}}
| rowspan="4" | {{lang|zh-TW|中將}}{{r|g=⁑|1=G13}}
| rowspan="4" | {{lang|zh-TW|少將}}
| rowspan="4" | {{lang|zh-TW|少將}}{{r|g=⁑|1=G13}}
| rowspan="4" | &nbsp;
| rowspan="4" | &nbsp;
|-
|-
378行目: 453行目:
|-
|-
! scope="row" | 中華民国海軍陸戦隊
! scope="row" | 中華民国海軍陸戦隊
| colspan="2" | &nbsp;
|-
|-
! scope="row" | アメリカ陸軍
! scope="row" | アメリカ陸軍
394行目: 470行目:
| {{lang|en-US|Rear Admiral Upper Half}}
| {{lang|en-US|Rear Admiral Upper Half}}
| {{lang|en-US|Rear Admiral Lower Half}}
| {{lang|en-US|Rear Admiral Lower Half}}
|-
! scope="row" | ブラジル陸軍
| colspan="2" |General-de-Exército{{r|g=⁑|1=G13}}
| General-de-Divisão{{r|g=⁑|1=G13}}
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| rowspan="3" |&nbsp;
|-
! scope="row" | ブラジル空軍
| colspan="2" |Tenente-Brigadeido-do-Ar
| Major-Brigadeiro
| Brigadeiro
|-
! scope="row" |ブラジル海軍
| colspan="2" |Almirante-de-Esquadra
| Vice-Almirante
| Contra-Almirante
|-
! scope="row" | 満州国軍
| colspan="2" | {{lang|zh-TW|上將}}(上将)
| {{lang|zh-TW|中將}}(中将)
| {{lang|zh-TW|少將}}(少将)
| &nbsp;
|}
|}
;上に記した表の注釈
; 上に記した表の注釈
{{reflist|24em|group="⁑"|refs=
#[[統合幕僚長]]は、その出身自衛隊の幕僚長と同一の階級呼称を使用する。
<ref name="G1"> [[統合幕僚長]]は、その出身自衛隊の幕僚長と同一の階級を使用する。</ref>
#自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。
<ref name="G2"> 自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。</ref>
#実際の運用としては、自衛官の俸給表は一般的には階級別になっているが、将補の場合は政令で指定された官職(いわゆる指定職)を占める者と、指定職以外の官職を占める者で適用される俸給表の区分が異なることから、将補の中でも2段階あるとみなすこともできる。なお、陸将、海将及び空将であっても指定職以外の官職を占める者は俸給表の将補(二)欄が適用される。(参考:[http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S27/S27HO266.html 防衛庁の職員の給与等に関する法律]別表第2、[http://www.mod.go.jp/j/delibe/jinji/gijiroku/jinji/giji16.htm 防衛人事審議会議事録(平成16年1月22日)])
#中国人民解放軍にはかつて{{lang|zh-CN|大将}}の階級が{{lang|zh-CN|上将}}の上にあったが、文化大革命にともない1965年に廃止。
<ref name="G4"> 中国人民解放軍にはかつて{{lang|zh-CN|大将}}の階級が{{lang|zh-CN|上将}}の上にあったが、文化大革命前の1965年に廃止。</ref>
#中国人民解放軍の{{lang|zh-CN|大校}}は、将官ではなく佐官(中国語では{{lang|zh-CN|校官}})。
<ref name="G5"> 中国人民解放軍の{{lang|zh-CN|大校}}は、将官ではなく佐官(中国語では{{lang|zh-CN|校官}})。</ref>
#帝政ドイツ陸軍 ({{lang|de-DE|Kaiserliche Heer}}, 1871年 - 1919年)、ワイマール共和国国防軍 ({{lang|de-DE|Reichswehr}}, 1919年 - 1935年) の陸軍 ({{lang|de-DE|Reichsheer}})、ナチスドイツ国防軍 ({{lang|de-DE|Wehrmacht}}, 1935年 - 1945年) の陸軍 ({{lang|de-DE|Heer}}) の各兵科名称をつける。
<ref name="G6"> 帝政ドイツ陸軍 ({{lang|de-DE|Kaiserliches Heer}}, 1871年 - 1919年)、ワイマール共和国国防軍 ({{lang|de-DE|Reichswehr}}, 1919年 - 1935年) の陸軍 ({{lang|de-DE|Reichsheer}})、ナチスドイツ国防軍 ({{lang|de-DE|Wehrmacht}}, 1935年 - 1945年) の陸軍 ({{lang|de-DE|Heer}}) の各兵科名称をつける。
#* 歩兵科:{{lang|de-DE|General der Infanterie}}
* 歩兵科:{{lang|de-DE|General der Infanterie}}
#* 砲兵科:{{lang|de-DE|General der Artillerie}}
* 砲兵科:{{lang|de-DE|General der Artillerie}}
#* 騎兵科:{{lang|de-DE|General der Kavallerie}}
* 騎兵科:{{lang|de-DE|General der Kavallerie}}
#* 工兵科:{{lang|de-DE|General der Pioniere}}
* 工兵科:{{lang|de-DE|General der Pioniere}}
#* 通信兵科:{{lang|de-DE|General der Fernmeldetruppen}}
* 通信兵科:{{lang|de-DE|General der Fernmeldetruppe}}
#* 輜重兵科:{{lang|de-DE|General des Nachschub}}
* 輜重兵科:{{lang|de-DE|General der Nachschubtruppe}}
#* 山岳兵科:{{lang|de-DE|General der Gebirgstruppe}}
* 山岳兵科:{{lang|de-DE|General der Gebirgstruppe}}
#* 装甲兵科:{{lang|de-DE|General der Panzertruppe}}
* 装甲兵科:{{lang|de-DE|General der Panzertruppe}}</ref>
#ドイツ連邦軍 ({{lang|de-DE|Bundeswehr}}) の陸軍と空軍の {{lang|de-DE|General}} 及び海軍の {{lang|de-DE|Admiral}} は、1962年導入。
<ref name="G7"> ドイツ連邦軍 ({{lang|de-DE|Bundeswehr}}) の陸軍と空軍の {{lang|de-DE|General}} 及び海軍の {{lang|de-DE|Admiral}} は、1962年導入。</ref>
#ドイツ連邦海軍の {{lang|de-DE|Flottillenadmiral}} の英語表記は {{lang|en|Rear Admiral (Lower half)}}。
<ref name="G8"> ドイツ連邦海軍の {{lang|de-DE|Flottillenadmiral}} の英語表記は {{lang|en|Rear Admiral (Lower half)}}。</ref>
#オーストリア・ハンガリー帝国陸軍の {{lang|de-AT|Generaloberst}} ({{lang|hu|Veze'rezredes}}) は、1915年導入。
<ref name="G9"> オーストリア・ハンガリー帝国陸軍の {{lang|de-AT|Generaloberst}} ({{lang|hu|Veze'rezredes}}) は、1915年導入。</ref>
#オーストリア連邦陸軍の {{lang|de-AT|General}}、{{lang|de-AT|Korpskommandant}}、及び {{lang|de-AT|Division&auml;r }}は、1965年導入。2002年 {{lang|de-AT|Korpskommandant}} は {{lang|de-AT|Generalleutnant}} に、{{lang|de-AT|Division&auml;r}} は {{lang|de-AT|Generalmajor}} に改称。
<ref name="G10"> オーストリア連邦陸軍の {{lang|de-AT|General}}、{{lang|de-AT|Korpskommandant}}、及び {{lang|de-AT|Divisionär }}は、1965年導入。2002年 {{lang|de-AT|Korpskommandant}} は {{lang|de-AT|Generalleutnant}} に、{{lang|de-AT|Divisionär}} は {{lang|de-AT|Generalmajor}} に改称。</ref>
#1975年6月30日のNATO標準化合意書では、フランス海軍は以下のような階級構成を採っていたが1992年に改定。
<ref name="G11"> 1975年6月30日のNATO標準化合意書では、フランス海軍は以下のような階級構成を採っていたが1992年に改定。
#* OF-8:{{lang|fr-FR|Vice-amiral d'escadre}}、及び {{lang|fr-FR|Vice-amiral}}
* OF-8:{{lang|fr-FR|Vice-amiral d'escadre}}、及び {{lang|fr-FR|Vice-amiral}}
#* OF-7:{{lang|fr-FR|Contre-amiral}}
* OF-7:{{lang|fr-FR|Contre-amiral}}
#* OF-6:{{lang|fr-FR|Capitaine de vaisseau chef de division}}(代将たる大佐)
* OF-6:{{lang|fr-FR|Capitaine de vaisseau chef de division}}(代将たる大佐)</ref>
#イギリス海軍の {{lang|en-GB|Commodore}}、イギリス海兵隊とイギリス陸軍の {{lang|en-GB|Brigadier}}、およびイギリス空軍の {{lang|en-GB|Air Commodore}} は、将官ではなく佐官。
<ref name="G12"> イギリス海軍の {{lang|en-GB|Commodore}}、イギリス海兵隊とイギリス陸軍の {{lang|en-GB|Brigadier}}、およびイギリス空軍の {{lang|en-GB|Air Commodore}} は、将官ではなく佐官。</ref>
}}
#キリル文字のラテン翻字には多数の方式、表記があり、ここにあげたものは一例である。


=== 佐官 ===
=== 佐官 ===
陸軍では[[連隊]]から[[大隊]]程度の部隊の指揮官、海軍では艦長、副長、船務長その他の科長など、空軍では航空団、作戦群、飛行大隊程度の部隊の指揮官。
陸軍では[[連隊]]から[[大隊]]程度の部隊の指揮官、海軍では艦長、副長、船務長その他の科長など、空軍では航空団、作戦群、飛行大隊程度の部隊の指揮官。
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、佐官あるいは NATO 階級符号 OF-5 から OF-3 に相当する階級呼称の一覧である。" title="佐官の階級呼称の一覧" border="1"
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、佐官あるいは NATO 階級符号 OF-5 から OF-3 に相当する階級の一覧である。" title="佐官の階級の一覧" border="1"
|+ 佐官の階級呼称の一覧
|+ 佐官の階級の一覧
! &nbsp;
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! colspan="2" scope="colgroup" | [[大佐]]
! colspan="2" scope="colgroup" | [[大佐]]
436行目: 534行目:
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! scope="row" | 日本軍
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| colspan="2" | 大佐{{r|g=*|1=F1}}
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| 中佐
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| 少佐
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! scope="row" | 陸上自衛隊
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! scope="row" | 海上自衛隊
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! scope="row" | 航空自衛隊
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|-
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! scope="row" | 中国人民解放軍
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|-
! scope="row" | 帝政ドイツ陸軍
! scope="row" | 帝政ドイツ陸軍
466行目: 569行目:
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! scope="row" | 帝政ドイツ海軍
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|-
|-
! scope="row" | ドイツ国防軍陸軍
! scope="row" | ドイツ国防軍陸軍
479行目: 582行目:
! scope="row" | ドイツ国防軍海軍
! scope="row" | ドイツ国防軍海軍
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| {{lang|de-DE|Kommodore}}
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|-
|-
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! scope="row" | ナチス親衛隊<br/>(ナチス党の党内組織)
| {{lang|de-DE|SS-Oberf&uuml;hrer}}<br />(上級指揮官親衛隊上級大佐)
| {{lang|de-DE|SS-Oberführer}}<br/>(上級指揮官/親衛隊上級大佐)
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|-
|-
! scope="row" | ドイツ連邦陸軍
! scope="row" | ドイツ連邦陸軍
497行目: 600行目:
|-
|-
! scope="row" | ドイツ連邦海軍
! scope="row" | ドイツ連邦海軍
| colspan="2" | {{lang|de-DE|Kapit&auml;n zur See}}
| colspan="2" | {{lang|de-DE|Kapitän zur See}}
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|-
|-
! scope="row" | オーストリア・ハンガリー帝国陸軍
! scope="row" | オーストリア・ハンガリー帝国陸軍
507行目: 610行目:
|-
|-
! scope="row" | オーストリア・ハンガリー帝国海軍
! scope="row" | オーストリア・ハンガリー帝国海軍
| colspan="2" | {{lang|de-AT|Linienschiffskapit&auml;n}} ({{lang|hu|Sorhajókapitány}})
| colspan="2" | {{lang|de-AT|Linienschiffskapitän}} ({{lang|hu|Sorhajókapitány}})
| {{lang|de-AT|Fregattenkapit&auml;n}} ({{lang|hu|Fregattkapitány}})
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| {{lang|de-AT|Korvettenkapit&auml;n}} ({{lang|hu|Korvettkapitány}})
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|-
! scope="row" | オーストリア連邦陸軍
! scope="row" | オーストリア連邦陸軍
519行目: 622行目:
| rowspan="2" colspan="2" | {{lang|fr-FR|Colonel}}
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|-
|-
! scope="row" | フランス空軍
! scope="row" | フランス空軍
525行目: 628行目:
! scope="row" | フランス海軍
! scope="row" | フランス海軍
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| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Capitaine de vaisseau}}
| {{lang|fr-FR|Capitaine de fr&eacute;gate}}
| {{lang|fr-FR|Capitaine de frégate}}
| {{lang|fr-FR|Capitaine de corvette}}
| {{lang|fr-FR|Capitaine de corvette}}
|-
|-
544行目: 647行目:
| {{lang|en-GB|Wing Commander}}
| {{lang|en-GB|Wing Commander}}
| {{lang|en-GB|Squadron Leader}}
| {{lang|en-GB|Squadron Leader}}
|-
! scope="row" | イタリア陸軍
| rowspan="2" colspan="2" | {{lang|it-IT|Colonello}}
| rowspan="2" | {{lang|it-IT|Tenente colonello}}
| rowspan="2" | {{lang|it-IT|Maggiore}}
|-
! scope="row" | イタリア空軍
|-
! scope="row" | イタリア海軍
| colspan="2" | {{lang|it-IT|Capitano di vascello}}
| {{lang|it-IT|Capitano di fregata}}
| {{lang|it-IT|Capitano di corvetta}}
|-
|-
! scope="row" | 朝鮮人民軍
! scope="row" | 朝鮮人民軍
556行目: 671行目:
| {{lang|ko-KP|&#49548;&#47161;}}(少領)
| {{lang|ko-KP|&#49548;&#47161;}}(少領)
|-
|-
! scope="row" | ロシア陸軍{{Efn2|name=cyrl2latn|キリル文字のラテン翻字には多数の方式、表記があり、ここにあげたものは一例である。}}
! scope="row" | ロシア陸軍
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Полковник}} (Polkovnik{{sup|7}})
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Полковник}} (Polkovnik)
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| {{lang|ru-RU|Подполковник}} (Podpolkovnik)
| {{lang|ru-RU|Майор}} (Major{{sup|7}})
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! scope="row" | ロシア海軍
! scope="row" | ロシア海軍{{Efn2|name=cyrl2latn}}
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Капитан первого ранга}} (Kapitan pervogo ranga{{sup|7}})
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Капитан первого ранга}} (Kapitan pervogo ranga)
| {{lang|ru-RU|Капитан второго ранга}} (Kapitan vtorogo ranga{{sup|7}})
| {{lang|ru-RU|Капитан второго ранга}} (Kapitan vtorogo ranga)
| {{lang|ru-RU|Капитан третьего ранга}} (Kapitan tretyego ranga{{sup|7}})
| {{lang|ru-RU|Капитан третьего ранга}} (Kapitan tretyego ranga)
|-
|-
! scope="row" | 中華民国軍
! scope="row" | 中華民国軍
584行目: 699行目:
| {{lang|en-US|Commander}}
| {{lang|en-US|Commander}}
| {{lang|en-US|Lieutenant Commander}}
| {{lang|en-US|Lieutenant Commander}}
|-
! scope="row" | ブラジル陸軍
| rowspan="2" colspan="2" | Coronel
| rowspan="2" | Tenente-Coronel
| rowspan="2" | Major
|-
! scope="row" | ブラジル空軍
|-
! scope="row" |ブラジル海軍
| colspan="2" | Capitão de Mar e Guerra
| Capitão de Fragata
| Capitão de Corveta
|-
! scope="row" | 満州国軍
| colspan="2" | {{lang|zh-TW|上校}}(上校)
| {{lang|zh-TW|中校}}(中校)
| {{lang|zh-TW|少校}}(少校)
|}
|}
;上に記した表の注釈
; 上に記した表の注釈
{{Reflist|24em|group="*"|refs=
#大佐は陸軍では「タイサ」とよみ、海軍では「ダイサ」とよむ。
<ref name="F1"> 大佐の読みは「タイサ」だが、海軍の電信では「ダイサ」と標記する場合がある。</ref>
#自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。
<ref name="F2"> 自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。</ref>
#実際の運用としては、自衛官の俸給表は一般的には階級別になっているが、1佐の場合は官職及び一般職に属する国家公務員との均衡を考慮して、適用される俸給表が1佐の(一)(二)(三)と区分されることから、1佐の中でも3段階あるとみなすこともできる。(参考:[http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S27/S27HO266.html 防衛庁の職員の給与等に関する法律]別表第2、[http://www.mod.go.jp/j/delibe/jinji/gijiroku/jinji/giji16.htm 防衛人事審議会議事録(平成16年1月22日)])
#中国人民解放軍には{{lang|zh-CN|大校}}の階級が、{{lang|zh-CN|上校}}の上にある。
<ref name="F4"> 中国人民解放軍には{{lang|zh-CN|大校}}の階級が、{{lang|zh-CN|上校}}の上にある。</ref>
#ドイツ連邦軍海軍の {{lang|de-DE|Korvettenkapit&auml;n}} の英語表記は {{lang|en|Commander (Junior grade)}}。
<ref name="F5"> ドイツ連邦軍海軍の {{lang|de-DE|Korvettenkapitän}} の英語表記は {{lang|en|Commander (Junior grade)}}。</ref>
#フランス陸軍の {{lang|fr-FR|Commandant}} は、正式には下記の通り。とはいえ、この階級の士官に呼びかけるときは陸軍の全兵科で {{lang|fr-FR|Mon Commandant}} である。
<ref name="F6"> フランス陸軍の {{lang|fr-FR|Commandant}} は、正式には下記の通り。とはいえ、この階級の士官に呼びかけるときは陸軍の全兵科で {{lang|fr-FR|Mon Commandant}} である。
#* 歩兵科、工兵科、信号科:{{lang|fr-FR|Chef de bataillon}}
* 歩兵科、工兵科、信号科:{{lang|fr-FR|Chef de bataillon}}
#* 機甲科、騎兵科:{{lang|fr-FR|Chef d'escadrons}}
* 機甲科、騎兵科:{{lang|fr-FR|Chef d'escadrons}}
#* 憲兵科、砲兵科、輜重科:{{lang|fr-FR|Chef d'escadron}}
* 憲兵科、砲兵科、輜重科:{{lang|fr-FR|Chef d'escadron}}</ref>
}}
#キリル文字のラテン翻字には多数の方式、表記があり、ここにあげたものは一例である。


=== 尉官 ===
=== 尉官 ===
陸軍では[[中隊]]以下の部隊の指揮官など、海軍では船務士等、分隊長、分隊士など、空軍では飛行中隊以下の部隊の指揮官など。
陸軍では[[中隊]]以下の部隊の指揮官など、海軍では船務士等、分隊長、分隊士など、空軍では飛行中隊以下の部隊の指揮官など。一般的に、戦闘機のパイロットには尉官から佐官が当てられる
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、尉官あるいは NATO 階級符号 OF-2 から OF-1 に相当する階級呼称の一覧である。" title="尉官の階級呼称の一覧" border="1"
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、尉官あるいは NATO 階級符号 OF-2 から OF-1 に相当する階級の一覧である。" title="尉官の階級の一覧" border="1"
|+ 尉官の階級呼称の一覧
|+ 尉官の階級の一覧
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! colspan="2" scope="colgroup" | [[大尉]]
! colspan="2" scope="colgroup" | [[大尉]]
613行目: 745行目:
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|-
! scope="row" | 日本軍
! scope="row" | 日本軍
| colspan="2" | 大尉{{sup|1}}
| colspan="2" | 大尉{{r|g=#|1=C1}}
| 中尉
| 中尉
| 少尉
| 少尉
619行目: 751行目:
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|-
! scope="row" | 陸上自衛隊
! scope="row" | 陸上自衛隊
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| colspan="2" | 1等陸尉 ({{lang|en|Captain}}{{r|g=#|1=C2}})
| 2等陸尉 ({{lang|en|First Lieutenant}}{{sup|2}})
| 2等陸尉 ({{lang|en|First Lieutenant}}{{r|g=#|1=C2}})
| 3等陸尉 ({{lang|en|Second Lieutenant}}{{sup|2}})
| 3等陸尉 ({{lang|en|Second Lieutenant}}{{r|g=#|1=C2}})
| rowspan="3" | &nbsp;
| rowspan="3" | &nbsp;
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! scope="row" | 海上自衛隊
! scope="row" | 海上自衛隊
| colspan="2" | 1等海尉 ({{lang|en|Lieutenant}}{{sup|2}})
| colspan="2" | 1等海尉 ({{lang|en|Lieutenant}}{{r|g=#|1=C2}})
| 2等海尉 ({{lang|en|Lieutenant Junior Grade}}{{sup|2}})
| 2等海尉 ({{lang|en|Lieutenant Junior Grade}}{{r|g=#|1=C2}})
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| 3等海尉 ({{lang|en|Ensign}}{{r|g=#|1=C2}})
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! scope="row" | 航空自衛隊
! scope="row" | 航空自衛隊
| colspan="2" | 1等空尉 ({{lang|en|Captain}}{{sup|2}})
| colspan="2" | 1等空尉 ({{lang|en|Captain}}{{r|g=#|1=C2}})
| 2等空尉 ({{lang|en|First Lieutenant}}{{sup|2}})
| 2等空尉 ({{lang|en|First Lieutenant}}{{r|g=#|1=C2}})
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|-
! scope="row" | 中国人民解放軍
! scope="row" | 中国人民解放軍
| colspan="2" | {{lang|zh-CN|上尉}}{{sup|3}}
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641行目: 773行目:
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|-
! scope="row" | 帝政ドイツ陸軍
! scope="row" | 帝政ドイツ陸軍
| colspan="2" | {{lang|de-DE|Hauptmann}} / {{lang|de-DE|Rittmeister}}{{sup|4}}
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| {{lang|de-DE|Oberleutnant}}
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647行目: 779行目:
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! scope="row" | 帝政ドイツ海軍
! scope="row" | 帝政ドイツ海軍
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| {{lang|de-DE|Oberleutnant zur See}}
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653行目: 785行目:
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! scope="row" | ドイツ国防軍陸軍
! scope="row" | ドイツ国防軍陸軍
| colspan="2" | {{lang|de-DE|Hauptmann}} / {{lang|de-DE|Rittmeister}}{{sup|4}}
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662行目: 794行目:
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! scope="row" | ドイツ国防軍海軍
! scope="row" | ドイツ国防軍海軍
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! scope="row" | ナチス親衛隊<br/>(ナチス党の党内組織)
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| &nbsp;
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|-
! scope="row" | ドイツ連邦陸軍
! scope="row" | ドイツ連邦陸軍
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|-
! scope="row" | ドイツ連邦海軍
! scope="row" | ドイツ連邦海軍
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! scope="row" | オーストリア・ハンガリー帝国陸軍
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714行目: 846行目:
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! scope="row" | フランス海軍
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|-
|-
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! scope="row" | イギリス海軍
735行目: 867行目:
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|-
! scope="row" | イタリア海軍
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! scope="row" | 朝鮮人民軍
748行目: 893行目:
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|-
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! scope="row" | 中華民国軍
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|-
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|-
! scope="row" | ブラジル海軍
| colspan="2" | Capitão-Tenente
| Guarda-Marinha
|-
! scope="row" | 満州国軍
| colspan="2" | {{lang|zh-TW|上尉}}
| {{lang|zh-TW|中尉}}
| {{lang|zh-TW|少尉}}
| &nbsp;
|}
|}
;上に記した表の注釈
; 上に記した表の注釈
{{Reflist|24em|group="#"|refs=
#大尉は陸軍では「タイイ」とよみ、海軍では「ダイイ」とよむ。
<ref name="C1">大尉の読みは「タイイ」だが、海軍の電信では「ダイイ」と標記する場合がある。</ref>
#自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。
<ref name="C2">自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。</ref>
#中国人民解放軍にはかつて{{lang|zh-CN|大尉}}の階級が{{lang|zh-CN|上尉}}の上にあったが、1965年に廃止。
<ref name="C3">中国人民解放軍にはかつて{{lang|zh-CN|大尉}}の階級が{{lang|zh-CN|上尉}}の上にあったが、1965年に廃止。</ref>
#帝政ドイツ陸軍、ドイツ国防軍陸軍及びオーストリア・ハンガリー帝国陸軍の {{lang|de-DE|Hauptmann}} は騎兵では {{lang|de-DE|Rittmeister}}。
<ref name="C4">帝政ドイツ陸軍、ドイツ国防軍陸軍及びオーストリア・ハンガリー帝国陸軍の {{lang|de-DE|Hauptmann}} は騎兵や砲兵のような騎乗兵科では {{lang|de-DE|Rittmeister}}。</ref>
#ドイツ連邦軍の {{lang|de-DE|Stabshauptmann}}、及び {{lang|de-DE|Stabskapit&auml;nleutnant}} は1993年に新設された技術部の階級で、兵科将校の階級ではない。
<ref name="C5">ドイツ連邦軍の {{lang|de-DE|Stabshauptmann}}、及び {{lang|de-DE|Stabskapitänleutnant}} は1993年に新設された技術部の階級で、兵科将校の階級ではない。</ref>
#キリル文字のラテン翻字には多数の方式、表記があり、ここにあげたものは一例である。
<ref name="C6">ロシア軍の少尉はかつてソ連軍時代は「中尉」、同じく中尉は「上級中尉」と日本語訳される事が多くあった。</ref>
}}


=== 士官候補生 ===
=== 士官候補生 ===
士官候補生は[[士官]]となるための教育を受けている者。便宜上下士官などの階級を与えられる場合と、独立した階級を与えられる場合がある。
士官候補生は[[士官]]となるための教育を受けている者。便宜上下士官などの階級を与えられる場合と、独立した階級を与えられる場合がある。
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、士官候補生の階級呼称の一覧である。" title="士官候補生の階級呼称の一覧" border="1"
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、士官候補生の階級の一覧である。" title="士官候補生の階級の一覧" border="1"
|+ 士官候補生の階級呼称の一覧
|+ 士官候補生の階級の一覧
! scope="row" | 日本海軍
! scope="row" | 日本海軍
| 少尉候補生{{sup|1}}
| 少尉候補生{{sup|1}}
797行目: 962行目:
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! scope="row" | ドイツ陸軍
! scope="row" | ドイツ陸軍
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|-
! scope="row" | ドイツ空軍
! scope="row" | ドイツ空軍
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|-
! scope="row" | ドイツ海軍
! scope="row" | ドイツ海軍
| {{lang|de-DE|Oberf&auml;hnrich&nbsp;zur&nbsp;See}} / {{lang|de-DE|F&auml;hnrich&nbsp;zur&nbsp;See}} / {{lang|de-DE|Seekadett}} / {{lang|de-DE|Oberstabsgefreiter&nbsp;Offizieranw&auml;rter}} / {{lang|de-DE|Stabsgefreiter&nbsp;Offizieranw&auml;rter}} / {{lang|de-DE|Hauptgefreiter&nbsp;Offizieranw&auml;rter}} / {{lang|de-DE|Obergefreiter&nbsp;Offizieranw&auml;rter}} / {{lang|de-DE|Gefreiter&nbsp;Offizieranw&auml;rter}} / {{lang|de-DE|Sch&uuml;tze&nbsp;Offizieranw&auml;rter}}
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! scope="row" | ナチス親衛隊<br />(ナチス政党の党内組織)
! scope="row" | ナチス親衛隊<br/>(ナチス政党の党内組織)
| {{lang|de-DE|Junker}}(幹部候補生)
| {{lang|de-DE|Junker}}(幹部候補生)
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! scope="row" | オーストリア・ハンガリー帝国陸軍
! scope="row" | オーストリア・ハンガリー帝国陸軍
| {{lang|de-AT|F&auml;hnrich}} ({{lang|hu|Zászlós}})
| {{lang|de-AT|Fähnrich}} ({{lang|hu|Zászlós}})
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! scope="row" | オーストリア・ハンガリー帝国海軍
! scope="row" | オーストリア・ハンガリー帝国海軍
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| {{lang|de-AT|Seefähnrich}} {{lang|hu|}}
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! scope="row" | オーストリア連邦陸軍
! scope="row" | オーストリア連邦陸軍
| {{lang|de-AT|F&auml;hnrich}}
| {{lang|de-AT|Fähnrich}}
|-
|-
! scope="row" | フランス軍
! scope="row" | フランス軍
| {{lang|fr-FR|&Eacute;l&egrave;ve-officier}}
| {{lang|fr-FR|Élève-officier}}
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! scope="row" | イギリス軍
! scope="row" | イギリス軍
833行目: 998行目:
| {{lang|en-US|Aviation Cadet}}
| {{lang|en-US|Aviation Cadet}}
|}
|}
;上に記した表の注釈
; 上に記した表の注釈
#日本海軍の少尉候補生は[[兵曹長]]の下、[[上等兵曹]]の上、すなわち准士官と下士官の間の階級とされ
# 日本海軍の少尉候補生は少尉の下、[[兵曹]]の上に位置してい
#自衛隊の幹部候補生学校の幹部候補生の階級は[[曹長]](下士官)である。陸上自衛隊幹部候補生学校の幹部候補生は[[陸曹長]]、海上自衛隊幹部候補生学校の幹部候補生は[[海曹長]]、航空自衛隊幹部候補生学校の場合は[[空曹長]]である。ただし、幹部勤務を命ぜられた者については幹部(士官)相当、そうでない者についてはその階級相当(つまり下士官相当)とするものと定められている。([http://jda-clearing.jda.go.jp/kunrei_data/f_fd/1960/fy1960024-5.html 陸上自衛隊服務細則]第10条、他)
# 自衛隊の幹部候補生学校の幹部候補生の階級は[[曹長]](下士官)である。陸上自衛隊幹部候補生学校の幹部候補生は[[陸曹長]]、海上自衛隊幹部候補生学校の幹部候補生は[[海曹長]]、航空自衛隊幹部候補生学校の場合は[[空曹長]]である。ただし、幹部勤務を命ぜられた者については幹部(士官)相当、そうでない者についてはその階級相当(つまり下士官相当)とするものと定められている。([http://www.clearing.mod.go.jp/kunrei_data/f_fd/1960/fy19600430_00024_005.pdf 陸上自衛隊服務細則]第10条、他)
#ドイツ連邦陸軍とドイツ連邦空軍の士官候補生の階級は、右に記した下士官兵の階級とそれぞれ同等の階級である。
# ドイツ連邦陸軍とドイツ連邦空軍の士官候補生の階級は、右に記した下士官兵の階級とそれぞれ同等の階級である。
#* {{lang|de-DE|Oberf&auml;hnrich}}:{{lang|de-DE|Hauptfeldwebel}}
#* {{lang|de-DE|Oberfähnrich}}:{{lang|de-DE|Hauptfeldwebel}}
#* {{lang|de-DE|F&auml;hnrich}}:{{lang|de-DE|Feldwebel}}
#* {{lang|de-DE|Fähnrich}}:{{lang|de-DE|Feldwebel}}
#* {{lang|de-DE|Fahnenjunker}}:{{lang|de-DE|Unteroffizier}}
#* {{lang|de-DE|Fahnenjunker}}:{{lang|de-DE|Unteroffizier}}
#* {{lang|de-DE|Oberstabsgefreiter Offizieranw&auml;rter}}:{{lang|de-DE|Oberstabsgefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Oberstabsgefreiter Offizieranwärter}}:{{lang|de-DE|Oberstabsgefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Stabsgefreiter Offizieranw&auml;rter}}:{{lang|de-DE|Stabsgefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Stabsgefreiter Offizieranwärter}}:{{lang|de-DE|Stabsgefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Hauptgefreiter Offizieranw&auml;rter}}:{{lang|de-DE|Hauptgefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Hauptgefreiter Offizieranwärter}}:{{lang|de-DE|Hauptgefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Obergefreiter Offizieranw&auml;rter}}:{{lang|de-DE|Obergefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Obergefreiter Offizieranwärter}}:{{lang|de-DE|Obergefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Gefreiter Offizieranw&auml;rter}}:{{lang|de-DE|Gefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Gefreiter Offizieranwärter}}:{{lang|de-DE|Gefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Sch&uuml;tze Offizieranw&auml;rter}}:{{lang|de-DE|Soldat}}
#* {{lang|de-DE|Schütze Offizieranwärter}}:{{lang|de-DE|Soldat}}
#ドイツ連邦海軍の士官候補生の階級は、右に記した下士官兵の階級とそれぞれ同等の階級である。
# ドイツ連邦海軍の士官候補生の階級は、右に記した下士官兵の階級とそれぞれ同等の階級である。
#* {{lang|de-DE|Oberf&auml;hnrich zur See}}:{{lang|de-DE|Hauptbootsmann}}
#* {{lang|de-DE|Oberfähnrich zur See}}:{{lang|de-DE|Hauptbootsmann}}
#* {{lang|de-DE|F&auml;hnrich zur See}}:{{lang|de-DE|Bootsmann}}
#* {{lang|de-DE|Fähnrich zur See}}:{{lang|de-DE|Bootsmann}}
#* {{lang|de-DE|Seekadett}}:{{lang|de-DE|Maat}}
#* {{lang|de-DE|Seekadett}}:{{lang|de-DE|Maat}}
#* {{lang|de-DE|Oberstabsgefreiter Offizieranw&auml;rter}}:{{lang|de-DE|Oberstabsgefreiter}}
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#* {{lang|de-DE|Stabsgefreiter Offizieranw&auml;rter}}:{{lang|de-DE|Stabsgefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Stabsgefreiter Offizieranwärter}}:{{lang|de-DE|Stabsgefreiter}}
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#* {{lang|de-DE|Obergefreiter Offizieranwärter}}:{{lang|de-DE|Obergefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Gefreiter Offizieranw&auml;rter}}:{{lang|de-DE|Gefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Gefreiter Offizieranwärter}}:{{lang|de-DE|Gefreiter}}
#* {{lang|de-DE|Sch&uuml;tze Offizieranw&auml;rter}}:{{lang|de-DE|Soldat}}
#* {{lang|de-DE|Schütze Offizieranwärter}}:{{lang|de-DE|Soldat}}


=== 特務士官・准士官(士官相当官) ===
=== 特務士官・准士官(士官相当官) ===
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日本海軍の特務士官は次のように変遷。
日本海軍の特務士官は次のように変遷。
* [[1897年]]9月16日、准士官に[[兵曹長]]を設置し高等官(奏任官:少尉相当官)とする。
* [[1897年]](明治30年)9月16日、准士官に[[兵曹長]]を設置し高等官(奏任官:少尉相当官)とする。
* [[1915年]]12月2日、兵曹長の官階を准士官から新設した特務士官に変更。
* [[1915年]](大正4年)12月2日、兵曹長の官階を准士官から新設した特務士官に変更。
* [[1920年]]4月1日、特務士官で最も上の階級を大尉相当官に改め特務大尉と特務中尉を新設、兵曹長を特務少尉に改称。
* [[1920年]](大正9年)4月1日、特務士官で最も上の階級を大尉相当官に改め特務大尉と特務中尉を新設、兵曹長を特務少尉に改称し、同時に准士官の上等兵曹を兵曹長に改称。
* [[1942年]]11月1日、特務士官の階級呼称を改め、特務大尉を大尉、特務中尉を中尉、特務少尉を少尉とする。
* [[1942年]](昭和17年)11月1日、特務士官の階級を改め、特務大尉を大尉、特務中尉を中尉、特務少尉を少尉とする。


{| class="wikitable" summary="この表は日本海軍の特務士官及び准士官に相当する階級呼称の年代別の一覧である。" title="日本海軍の特務士官及び准士官の階級呼称の変遷" border="1"
{| class="wikitable" summary="この表は日本海軍の特務士官及び准士官に相当する階級の年代別の一覧である。" title="日本海軍の特務士官及び准士官の階級の変遷" border="1"
|+ 日本海軍の特務士官及び准士官の階級呼称の変遷
|+ 日本海軍の特務士官及び准士官の階級の変遷
! scope="col" | 官階
! scope="col" | 官階
! scope="col" | 1897年~1915
! scope="col" | 1897年 - 1915
! scope="col" | 1915年~1920
! scope="col" | 1915年 - 1920
! scope="col" | 1920年~1942
! scope="col" | 1920年 - 1942
! scope="col" | 1942年~1945
! scope="col" | 1942年 - 1945
|-
|-
! scope="row" | 特務士官(奏任官四等)
! scope="row" | 特務士官(奏任官四等)
904行目: 1,069行目:
| 兵曹長
| 兵曹長
|}
|}



英国海軍においても[[1950年代]]までの兵曹長 ({{lang|en-GB|Warrant Officer}}) は、日本海軍の特務士官やアメリカ軍の准士官 ({{lang|en-US|Warrant Officer}}) と同様の階級であった。なお、[[1970年代]]以降の英国海軍の兵曹長 ({{lang|en-GB|Warrant Officer}}) は英国陸軍のような上級の下士官である。
英国海軍においても[[1950年代]]までの兵曹長 ({{lang|en-GB|Warrant Officer}}) は、日本海軍の特務士官やアメリカ軍の准士官 ({{lang|en-US|Warrant Officer}}) と同様の階級であった。なお、[[1970年代]]以降の英国海軍の兵曹長 ({{lang|en-GB|Warrant Officer}}) は英国陸軍のような上級の下士官である。
913行目: 1,077行目:
{{lang|en-US|Chief Warrant Officer}} には給与等級 E-7、E-8 または E-9 に該当する階級から昇任できる。アメリカ陸軍やアメリカ海兵隊では {{lang|en-US|Warrant Officer}} には給与等級 E-7 未満に該当する階級からも昇任できる。
{{lang|en-US|Chief Warrant Officer}} には給与等級 E-7、E-8 または E-9 に該当する階級から昇任できる。アメリカ陸軍やアメリカ海兵隊では {{lang|en-US|Warrant Officer}} には給与等級 E-7 未満に該当する階級からも昇任できる。


このように、アメリカ軍の昇任経路からみると下士官 (E-7, E-8, E-9) と准士官 (WO1, CW2, CW3) の階級が同等の階級として並立している。一方、待遇からみると、アメリカ軍の {{lang|en-US|Chief Warrant Officer}} の給与と特権は階級によるが士官と同じである。准士官には将校の給与等級と同程度の給与が支払われる。しかしそれは准士官は軍での経歴が長いことが普通だからであり、時としてもっと高いこともある。WO の給与は O-1(少尉)よりも若干高い、CW2 の給与は O-3/O-4(大尉少佐)とおおまかに同じ、CW3 の給与は O-4/O-5(少佐中佐)とおおよそ同じである。
このように、アメリカ軍の昇任経路からみると下士官 (E-7, E-8, E-9) と准士官 (WO1, CW2, CW3) の階級が同等の階級として並立している。一方、待遇からみると、アメリカ軍の {{lang|en-US|Chief Warrant Officer}} の給与と特権は階級によるが士官と同じである。准士官には将校の給与等級と同程度の給与が支払われる。しかしそれは准士官は軍での経歴が長いことが普通だからであり、時としてもっと高いこともある。WO の給与は O-1(少尉)よりも若干高い、CW2 の給与は O-3/O-4(大尉/少佐)とおおまかに同じ、CW3 の給与は O-4/O-5(少佐/中佐)とおおよそ同じである。


韓国軍の{{lang|ko-KR|&#51456;&#50948;}}(准尉)は、各種専門技術行政担当の職に補される。専門技術職に携わる将校(士官)と副士官の間に位する准士官の階級であり、各部隊及び機甲部隊で兵器、弾薬、輸送、陸軍航空などの専門職を任務とする。韓国軍の階級を3段階で分類する時は通常は将校に含まれる。
韓国軍の{{lang|ko-KR|&#51456;&#50948;}}(准尉)は、各種専門技術行政担当の職に補される。専門技術職に携わる将校(士官)と副士官の間に位する准士官の階級であり、各部隊及び機甲部隊で兵器、弾薬、輸送、陸軍航空などの専門職を任務とする。韓国軍の階級を3段階で分類する時は通常は将校に含まれる。


{| class="wikitable" summary="この表は主要国および日本周辺国の軍隊における、准士官(士官相当官)など NATO 階級符号 WO-5 から WO-1 に相当する階級呼称の一覧である。" title="准士官(士官相当官)の階級呼称の一覧"
{| class="wikitable" summary="この表は主要国および日本周辺国の軍隊における、准士官(士官相当官)など NATO 階級符号 WO-5 から WO-1 に相当する階級の一覧である。" title="准士官(士官相当官)の階級の一覧"
|+ 准士官(士官相当官)の階級呼称の一覧
|+ 准士官(士官相当官)の階級の一覧
! scope="row" | NATO 階級符号
! scope="row" | NATO 階級符号
! scope="col" | WO-5
! scope="col" | WO-5
938行目: 1,102行目:
| rowspan="3" | {{lang|en|Chief Warrant Officer 3}} (CW3)
| rowspan="3" | {{lang|en|Chief Warrant Officer 3}} (CW3)
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|-
! scope="row" | アメリカ海兵隊
! scope="row" | アメリカ海兵隊
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! scope="row" | アメリカ海軍
! scope="row" | アメリカ海軍
| &nbsp;
|}
|}


950行目: 1,113行目:


アメリカ軍の最上級下士官に特有の職名に軍最先任上級曹長等がある。これらの職はアメリカ陸海空軍・海兵隊・沿岸警備隊の各軍種で最先任の下士官を代表し、各軍種においてそれぞれ一人だけが任命される。
アメリカ軍の最上級下士官に特有の職名に軍最先任上級曹長等がある。これらの職はアメリカ陸海空軍・海兵隊・沿岸警備隊の各軍種で最先任の下士官を代表し、各軍種においてそれぞれ一人だけが任命される。
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、准士官や上級下士官など NATO 階級符号 OR-9 から OR-8 に相当する階級呼称の一覧である。" title="准士官・上級下士官の階級呼称の一覧" border="1"
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、准士官や上級下士官など NATO 階級符号 OR-9 から OR-8 に相当する階級の一覧である。" title="准士官・上級下士官の階級の一覧" border="1"
|+ 准士官・上級下士官の階級呼称の一覧
|+ 准士官・上級下士官の階級の一覧
! &nbsp;
! colspan="2" | &nbsp;
! colspan="6" scope="colgroup" | 准尉・兵曹長
! colspan="6" scope="colgroup" | 准尉・兵曹長
|-
|-
! scope="row" | NATO 階級符号
! colspan="2" scope="row" | NATO 階級符号
| colspan="4" scope="colgroup" | OR-9
| colspan="4" scope="colgroup" | OR-9
| colspan="2" scope="colgroup" | OR-8
| colspan="2" scope="colgroup" | OR-8
|-
|-
! scope="row" | [[大日本帝国陸軍|日本陸軍]]
! colspan="2" scope="row" | [[大日本帝国陸軍|日本陸軍]]
| colspan="4" | 准尉{{sup|1}}
| colspan="4" | 准尉{{r|g=‡|1=W1}}
| colspan="2" | &nbsp;
| rowspan="2" colspan="2" | &nbsp;
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|-
! scope="row" | [[大日本帝国海軍|日本海軍]]
! colspan="2" scope="row" | [[大日本帝国海軍|日本海軍]]
| colspan="4" | 兵曹長{{sup|2}}
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! scope="row" | 陸上自衛隊
! colspan="2" scope="row" | 陸上自衛隊
| colspan="4" | 准陸尉{{sup|3}}({{lang|en|Warrant Officer}}{{sup|4}})
| colspan="4" | 准陸尉{{r|g=‡|1=W3}}({{lang|en|Warrant Officer}}{{r|g=‡|1=W4}})
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| colspan="2" | 陸曹長{{r|g=‡|1=W5}}({{lang|en|Sergeant Major}}{{r|g=‡|1=W4}})
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|-
! scope="row" | 海上自衛隊
! colspan="2" scope="row" | 海上自衛隊
| colspan="4" | 准海尉{{sup|3}}({{lang|en|Warrant Officer}}{{sup|4}})
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| colspan="2" | 海曹長{{sup|5}}({{lang|en|Chief Petty Officer}}{{sup|4}})
| colspan="2" | 海曹長{{r|g=‡|1=W5}}({{lang|en|Chief Petty Officer}}{{r|g=‡|1=W4}})
|-
|-
! scope="row" | 航空自衛隊
! colspan="2" scope="row" | 航空自衛隊
| colspan="4" | 准空尉{{sup|3}}({{lang|en|Warrant Officer}}{{sup|4}})
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! scope="row" | 中国人民解放軍
! colspan="2" scope="row" | 中国人民解放軍
| colspan="4" | {{lang|zh-CN|&#32423;士}}{{sup|6}}(級士
| colspan="2" | {{lang|zh-CN|&#32423;&#20891;士&#38271;}}{{r|g=‡|1=W6}}(
| colspan="2" | {{lang|zh-CN|&#32423;士}}{{sup|6}}(級士
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| colspan="2" | {{lang|zh-CN|三&#32423;&#20891;士&#38271;}}{{r|g=‡|1=W6}}(三級軍士長)
|-
|-
! scope="row" | 帝政ドイツ陸軍
! colspan="2" scope="row" | 帝政ドイツ陸軍
| colspan="5" | {{lang|de-DE|Offiziersstellvertreter}}
| colspan="5" | {{lang|de-DE|Offiziersstellvertreter}}
| {{lang|de-DE|Etatm&auml;&szlig;iger Feldwebel}}
| {{lang|de-DE|Etatmäßiger Feldwebel}}
|-
|-
! scope="row" | ドイツ国防軍陸軍
! colspan="2" scope="row" | ドイツ国防軍陸軍
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| rowspan="2" colspan="5" | {{lang|de-DE|Stabsfeldwebel}}
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| rowspan="2" | {{lang|de-DE|Hauptfeldwebel}}
|-
|-
! scope="row" | ドイツ国防軍空軍
! colspan="2" scope="row" | ドイツ国防軍空軍
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|-
! scope="row" | ドイツ国防軍海軍
! colspan="2" scope="row" | ドイツ国防軍海軍
| colspan="5" | {{lang|de-DE|Stabsoberfeldwebel zur See}}
| colspan="5" | {{lang|de-DE|Stabsoberfeldwebel zur See}}
| {{lang|de-DE|Stabsfeldwebel zur See}}
| {{lang|de-DE|Stabsfeldwebel zur See}}
|-
|-
! scope="row" | ナチス親衛隊<br/>(ナチス党の党内組織)
! colspan="2" scope="row" | ナチス親衛隊<br/>(ナチス党の党内組織)
| colspan="5" | {{lang|de-DE|Sturmscharf&uuml;hrer}}(中隊付小隊指揮官)
| colspan="5" | {{lang|de-DE|Sturmscharführer}}(中隊付小隊指揮官)
| {{lang|de-DE|Hauptscharf&uuml;hrer}}(高級小隊指揮官)
| {{lang|de-DE|Hauptscharführer}}(高級小隊指揮官)
|-
|-
! scope="row" | ドイツ連邦軍陸軍
! colspan="2" scope="row" | ドイツ連邦軍陸軍
| rowspan="2" colspan="4" | {{lang|de-DE|Oberstabsfeldwebel}}
| rowspan="2" colspan="4" | {{lang|de-DE|Oberstabsfeldwebel}}
| rowspan="2" | {{lang|de-DE|Stabsfeldwebel}}
| rowspan="2" | {{lang|de-DE|Stabsfeldwebel}}
| rowspan="2" | {{lang|de-DE|Hauptfeldwebel}}
| rowspan="2" | {{lang|de-DE|Hauptfeldwebel}}
|-
|-
! scope="row" | ドイツ連邦軍空軍
! colspan="2" scope="row" | ドイツ連邦軍空軍
|-
|-
! scope="row" | ドイツ連邦軍海軍
! colspan="2" scope="row" | ドイツ連邦軍海軍
| colspan="4" | {{lang|de-DE|Oberstabsbootsmann}}
| colspan="4" | {{lang|de-DE|Oberstabsbootsmann}}
| {{lang|de-DE|Stabsbootsmann}}
| {{lang|de-DE|Stabsbootsmann}}
| {{lang|de-DE|Hauptbootsmann}}
| {{lang|de-DE|Hauptbootsmann}}
|-
|-
! scope="row" | フランス陸軍
! colspan="2" scope="row" | フランス陸軍
| rowspan="3" colspan="3" | {{lang|fr-FR|Major}}
| rowspan="3" colspan="2" | {{lang|fr-FR|Major}}
| rowspan="2" | {{lang|fr-FR|Adjudant-chef}}
| rowspan="2" colspan="2" | {{lang|fr-FR|Adjudant-chef}}
| rowspan="2" colspan="2" | {{lang|fr-FR|Adjudant}}
| rowspan="2" colspan="2" | {{lang|fr-FR|Adjudant}}
|-
|-
! scope="row" | フランス空軍
! colspan="2" scope="row" | フランス空軍
|-
|-
! scope="row" | フランス海軍
! colspan="2" scope="row" | フランス海軍
| {{lang|fr-FR|Ma&icirc;tre principal}}
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Maître principal}}
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Premier ma&icirc;tre}}
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Premier maître}}
|-
|-
! scope="row" | 英国海軍
! colspan="2" scope="row" | 英国海軍
| colspan="4" | {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}}{{sup|7}} (WO1)
| colspan="4" | {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}}{{r|g=‡|1=W7}} (WO1)
| colspan="2" | {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}}{{sup|7}} (WO2)
| colspan="2" | {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}}{{r|g=‡|1=W7}} (WO2)
|-
|-
! scope="row" | 英国海兵隊
! colspan="2" scope="row" | 英国海兵隊
| colspan="3" | {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1) ({{lang|en-GB|Regimental Sergeant Major}} (RSM))
| colspan="3" | {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1) ({{lang|en-GB|Regimental Sergeant Major}} (RSM))
| {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1)(その他の職)
| {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1)(その他の職)
1,034行目: 1,197行目:
| {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}} (WO2)(その他の職)
| {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}} (WO2)(その他の職)
|-
|-
! scope="row" | 英国陸軍
! colspan="2" scope="row" | 英国陸軍
| {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1)(最上級の職{{sup|8}})
| {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1)(最上級の職{{r|g=‡|1=W8}})
| colspan="2" | {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1)({{lang|en-GB|Regimental Sergeant Major}} (RSM)など{{sup|9}})
| colspan="2" | {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1)({{lang|en-GB|Regimental Sergeant Major}} (RSM)など{{r|g=‡|1=W9}})
| {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1)(その他の職)
| {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1)(その他の職)
| {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}} (WO2)({{lang|en-GB|Company Sergeant Major}} (CSM)など{{sup|10}})
| {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}} (WO2)({{lang|en-GB|Company Sergeant Major}} (CSM)など{{r|g=‡|1=W10}})
| {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}} (WO2)(その他の職)
| {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}} (WO2)(その他の職)
|-
|-
! scope="row" | 英国空軍
! colspan="2" scope="row" | 英国空軍
| colspan="4" | {{lang|en-GB|Warrant Officer}}{{sup|11}} (WO)
| colspan="4" | {{lang|en-GB|Warrant Officer}}{{r|g=‡|1=W11}} (WO)
| colspan="2" | &nbsp;
| colspan="2" | &nbsp;
|-
|-
! scope="row" | 朝鮮人民
! colspan="2" scope="row" | イタリア陸
| rowspan="3" colspan="1" |{{lang|it-IT|Primo Maresciallo Luogotenente}}
| rowspan="3" colspan="2" |{{lang|it-IT|Primo Maresciallo}}
| rowspan="2" colspan="1" |{{lang|it-IT|Maresciallo Capo}}
| rowspan="2" colspan="1" |{{lang|it-IT|Maresciallo Ordinario}}
| rowspan="2" | {{lang|it-IT|Maresciallo}}
|-
! colspan="2" scope="row" | イタリア空軍
|-
! colspan="2" scope="row" | イタリア海軍
| colspan="1" | {{lang|it-IT|Capo di Prima Classe}}
| colspan="1" | {{lang|it-IT|Capo di Seconda Classe}}
| colspan="1" | {{lang|it-IT|Capo di Terza Classe}}
|-
! colspan="2" scope="row" | 朝鮮人民軍
| colspan="4" | {{lang|ko-KP|&#53945;&#47924;&#49345;&#49324;}}(特務上士)
| colspan="4" | {{lang|ko-KP|&#53945;&#47924;&#49345;&#49324;}}(特務上士)
| colspan="2" | {{lang|ko-KP|&#49345;&#49324;}}(上士)
| colspan="2" | {{lang|ko-KP|&#49345;&#49324;}}(上士)
|-
|-
! scope="row" | 韓国軍
! colspan="2" scope="row" | 韓国軍
| colspan="4" | {{lang|ko-KR|&#50896;&#49324;}}(元士){{sup|12}}
| colspan="4" | {{lang|ko-KR|&#50896;&#49324;}}(元士){{r|g=‡|1=W12}}
| colspan="2" | {{lang|ko-KR|&#49345;&#49324;}}(上士){{sup|12}}
| colspan="2" | {{lang|ko-KR|&#49345;&#49324;}}(上士){{r|g=‡|1=W12}}
|-
|-
! scope="row" | ロシア陸軍
! colspan="2" scope="row" | ロシア陸軍{{Efn2|name=cyrl2latn}}
| colspan="4" | {{lang|ru-RU|Старший прапорщик}}{{sup|13}} ({{lang|en|Starshij praporshchik}}{{sup|14}})
| colspan="4" | {{lang|ru-RU|Старший прапорщик}}{{r|g=‡|1=W13}} ({{lang|en|Starshij praporshchik}})
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Прапорщик}} ({{lang|en|Praporshchik}}{{sup|14}})
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Прапорщик}} ({{lang|en|Praporshchik}})
|-
|-
! scope="row" | ロシア海軍
! colspan="2" scope="row" | ロシア海軍
| colspan="4" | {{lang|ru-RU|Старший мичман}}{{sup|13}} ({{lang|en|Starshij michman}}{{sup|14}})
| colspan="4" | {{lang|ru-RU|Старший мичман}}{{r|g=‡|1=W13}} ({{lang|en|Starshij michman}})
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Мичман}} ({{lang|en|Michman}}{{sup|14}})
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Мичман}} ({{lang|en|Michman}})
|-
|-
! scope="row" | 中華民国軍
! colspan="2" scope="row" | 中華民国軍
| colspan="4" | {{lang|zh-TW|一等士官長}}{{sup|15}}
| colspan="2" | {{lang|zh-TW|一等士官長}}{{r|g=‡|1=W15}}
| colspan="2" | {{lang|zh-TW|二等士官長}}{{sup|15}}
| colspan="2" | {{lang|zh-TW|二等士官長}}{{r|g=‡|1=W15}}
| colspan="2" | {{lang|zh-TW|三等士官長}}{{r|g=‡|1=W15}}
|-
|-
! scope="row" | アメリカ陸軍
! colspan="2" scope="row" | アメリカ陸軍
| {{lang|en-US|Sergeant Major of the Army}}{{sup|16}} (SMA)
| {{lang|en-US|Sergeant Major of the Army}}{{r|g=‡|1=W16}} (SMA)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Command Sergeant Major}}{{sup|17}} (CSM)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Command Sergeant Major}}{{r|g=‡|1=W17}} (CSM)
| {{lang|en-US|Sergeant Major}}{{sup|18}} (SGM)
| {{lang|en-US|Sergeant Major}}{{r|g=‡|1=W18}} (SGM)
| {{lang|en-US|First Sergeant}} (1SG)
| {{lang|en-US|First Sergeant}} (1SG)
| {{lang|en-US|Master Sergeant}} (MSG)
| {{lang|en-US|Master Sergeant}} (MSG)
|-
|-
! scope="row" | アメリカ海兵隊
! rowspan="2" scope="row" | アメリカ海兵隊
! scope="row" | 管理職
| {{lang|en-US|Sergeant Major of the Marine Corps}}{{sup|19}} (SgtMajMC)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Sergeant Major}} (SgtMaj)
| {{lang|en-US|Sergeant Major of the Marine Corps}}{{r|g=‡|1=W19}} (SgtMajMC)
| {{lang|en-US|Master Gunnery Sergeant}}{{sup|20}} (MGySgt)
| colspan="3" | {{lang|en-US|Sergeant Major}} (SgtMaj)
| {{lang|en-US|First Sergeant}} (1st Sgt)
| colspan="2" | {{lang|en-US|First Sergeant}} (1st Sgt)
| {{lang|en-US|Master Sergeant}} (MSgt)
|-
|-
! scope="row" | アメリカ海軍
! scope="row" | 専門職
| &nbsp;
| {{lang|en-US|Master Chief Petty Officer of the Navy}}{{sup|21}} (MCPON)
| {{lang|en-US|Force Master Chief Petty Officer}} (FORCM)<br />{{lang|en-US|Fleet Master Chief Petty Officer}} (FLTCM)
| colspan="3" | {{lang|en-US|Master Gunnery Sergeant}}{{r|g=‡|1=W20}} (MGySgt)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Master Sergeant}} (MSgt)
|-
! colspan="2" scope="row" | アメリカ海軍
| {{lang|en-US|Master Chief Petty Officer of the Navy}}{{r|g=‡|1=W21}} (MCPON)
| {{lang|en-US|Fleet Master Chief Petty Officer}} (FLTCM) /<br/>{{lang|en-US|Force Master Chief Petty Officer}} (FORCM)
| {{lang|en-US|Command Master Chief Petty Officer}} (CMDCM)
| {{lang|en-US|Command Master Chief Petty Officer}} (CMDCM)
| {{lang|en-US|Master Chief Petty Officer}} (MCPO)
| {{lang|en-US|Master Chief Petty Officer}} (MCPO)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Senior Chief Petty Officer}} (SCPO)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Senior Chief Petty Officer}} (SCPO)
|-
|-
! scope="row" | アメリカ空軍
! colspan="2" scope="row" | アメリカ空軍
| {{lang|en-US|Chief Master Sergeant of the Air Force}}{{sup|22}} (CMSAF)
| {{lang|en-US|Chief Master Sergeant of the Air Force}}{{r|g=‡|1=W22}} (CMSAF)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Command Chief Master Sergeant}}{{sup|23}} (CCM)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Command Chief Master Sergeant}}{{r|g=‡|1=W23}} (CCM)
| {{lang|en-US|Chief Master Sergeant}}{{sup|24}} (CMSgt)
| {{lang|en-US|Chief Master Sergeant}}{{r|g=‡|1=W24}} (CMSgt)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Senior Master Sergeant}}{{sup|24}} (SMSgt)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Senior Master Sergeant}}{{r|g=‡|1=W24}} (SMSgt)
|-
! colspan="2" scope="row" | ブラジル陸軍
| colspan="6" | Subtenente
|-
! colspan="2" scope="row" | ブラジル空軍
| rowspan="2" colspan="6" | Suboficial
|-
! colspan="2" scope="row" | ブラジル海軍
|-
|}
|}
;上に記した表の注釈
; 上に記した表の注釈
{{Reflist|24em|group="‡"|refs=
#日本陸軍の准尉は、1932年に[[特務曹長]]から改称。
#日本軍の曹長は次のように変遷
<ref name="W1">日本軍の准尉は、1932年に[[特務曹長]]から改称</ref>
<ref name="W2">日本海軍の兵曹長は次のように変遷。(''[[#特務士官・准士官(士官相当官)]]の表も参照。'')
#* 1886年7月12日、兵曹上長及び兵曹長の呼称を上等兵曹に改定。
#* 1897916日、准士官に兵曹長を設置し高官(少尉相当官)とする
* [[1886]](明治19年)712日、兵曹及び兵曹長の呼称兵曹に改定
#* 1915122日、兵曹長の官階准士官から新設した特務士に変更
* [[1897]](明治30年)916日、准士官に兵曹長を設高等(奏任官:少尉相当官)とする
#* 1920年4月1日、特務士で最も上の大尉相当に改め特務大尉と特務中尉を新設、兵曹長を特務少尉に改称し、同時に准士官の上等兵曹を兵曹長改称
* [[1915]](大正4年)122日、兵曹長の官階を准士から新設した特務士官に変更
* [[1920年]](大正9年)4月1日、特務士官で最も上の階級を大尉相当官に改め特務大尉と特務中尉を新設、兵曹長を特務少尉に改称し、同時に准士官の上等兵曹を兵曹長に改称。</ref>
#自衛隊の准尉、すなわち准陸尉、准海尉および准空尉は、1970年5月に新設。
<ref name="W3">自衛隊の准尉、すなわち准陸尉、准海尉および准空尉は、1970年5月に新設。</ref>
#自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。
<ref name="W4">自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。</ref>
#自衛隊の曹長、すなわち陸曹長、海曹長および空曹長は、1980年11月に新設。なお、これらは下士官(曹)の階級である。(参考:[http://jda-clearing.jda.go.jp/hakusho_data/2004/2004/html/1651c1.html 防衛白書平成16年度版(自衛隊の階級)])
<ref name="W5">自衛隊の曹長、すなわち陸曹長、海曹長および空曹長は、1980年11月に新設。なお、これらは下士官(曹)の階級である。(参考:[http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2004/2004/html/1651c1.html 防衛白書平成16年度版(自衛隊の階級)])</ref>
#中国人民解放軍では1998年に階級呼称を大きく変更している。以下、元の階級名は右側に表記。
<ref name="W6">中国人民解放軍では2009年に階級を大きく変更している。以下に当時までの階級名を列挙する。
#* {{lang|zh-CN|六&#32423;士官}}(六級士官):{{lang|zh-CN|四&#32423;&#20891;士&#38271;}}(四級軍士長)、{{lang|zh-CN|四&#32423;&#19987;&#19994;&#20891;士}}(四級専業軍士)、{{lang|zh-CN|三&#32423;&#20891;士&#38271;}}(三級軍士長)及び{{lang|zh-CN|三&#32423;&#19987;&#19994;&#20891;士}}(三級専業軍士)
#* {{lang|zh-CN|&#32423;士官}}(級士官):{{lang|zh-CN|二&#32423;&#20891;士&#38271;}}(二級軍士長)及び{{lang|zh-CN|二&#32423;&#19987;&#19994;&#20891;士}}(二級専業軍士であった。
* {{lang|zh-CN|&#32423;士官}}(級士官)
* {{lang|zh-CN|五&#32423;士官}}(五級士官)</ref>
#英国海軍では2004年4月1日に {{lang|en-GB|Warrant Officer}} (WO) を {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1) に改称し、{{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}} (WO2) を導入。
#:かつては、通常は OR-7 であるが、他の {{lang|en-GB|Chief Petty Officer}} (CPO) よりも上の、{{lang|en-GB|Charge Chief Petty Officer}} (CCPO) の階級があり、{{lang|en-GB|Charge Chief Artificer}}(高度な資格がある技術職の {{lang|en-GB|CCPO}})に NATO OR-8 の地位が与えられることもあったが、それでもなお英国陸軍や英国海兵隊の {{lang|en-GB|WO2}} よりも下のままであった。
<ref name="W7">英国海軍では2004年4月1日に {{lang|en-GB|Warrant Officer}} (WO) を {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1) に改称し、{{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}} (WO2) を導入。
かつては、通常は OR-7 であるが、他の {{lang|en-GB|Chief Petty Officer}} (CPO) よりも上の、{{lang|en-GB|Charge Chief Petty Officer}} (CCPO) の階級があり、{{lang|en-GB|Charge Chief Artificer}}(高度な資格がある技術職の {{lang|en-GB|CCPO}})に NATO OR-8 の地位が与えられることもあったが、それでもなお英国陸軍や英国海兵隊の {{lang|en-GB|WO2}} よりも下のままであった。
#:{{lang|en-GB|WO2}} 導入時に、{{lang|en-GB|CCPO}} は全員 {{lang|en-GB|WO2}} に昇任。
{{lang|en-GB|WO2}} 導入時に、{{lang|en-GB|CCPO}} は全員 {{lang|en-GB|WO2}} に昇任。</ref>
#英国陸軍の {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1) で最上級の職は、上から順に、
<ref name="W8">英国陸軍の {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1) で最上級の職は、上から順に、
#* 輜重科の {{lang|en-GB|Conductor}} (Cdr)
* 輜重科の {{lang|en-GB|Conductor}} (Cdr)
#* {{lang|en-GB|Academy Sergeant Major}} (AcSM)
* {{lang|en-GB|Academy Sergeant Major}} (AcSM)
#* ロンドン軍区の {{lang|en-GB|Garrison Sergeant Major}} (GSM)
* ロンドン軍区の {{lang|en-GB|Garrison Sergeant Major}} (GSM)</ref>
#英国陸軍の {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1) のうち下記の職を含む。これらの職はこの表で同等のアメリカ軍の階級と職務が似ているが、他の {{lang|en-GB|WO1}} と同じ階級である。
<ref name="W9">英国陸軍の {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}} (WO1) のうち下記の職を含む。これらの職はこの表で同等のアメリカ軍の階級と職務が似ているが、他の {{lang|en-GB|WO1}} と同じ階級である。
#* {{lang|en-GB|Regimental Sergeant Major}} (RSM)
* {{lang|en-GB|Regimental Sergeant Major}} (RSM)
#* {{lang|en-GB|Garrison Sergeant Major}} (GSM)
* {{lang|en-GB|Garrison Sergeant Major}} (GSM)
#* 近衛騎兵隊の {{lang|en-GB|Regimental Corporal Major}} (RCM)
* 近衛騎兵隊の {{lang|en-GB|Regimental Corporal Major}} (RCM)</ref>
#英国陸軍の {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}} (WO2) のうち下記の職を含む。これらの職はこの表で同等のアメリカ軍の階級と職務が似ているが、他の {{lang|en-GB|WO2}} と同じ階級である。
<ref name="W10">英国陸軍の {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}} (WO2) のうち下記の職を含む。これらの職はこの表で同等のアメリカ軍の階級と職務が似ているが、他の {{lang|en-GB|WO2}} と同じ階級である。
#* {{lang|en-GB|Company Sergeant Major}} (CSM)
* {{lang|en-GB|Company Sergeant Major}} (CSM)
#* {{lang|en-GB|Squadron Sergeant Major}} (SSM)
* {{lang|en-GB|Squadron Sergeant Major}} (SSM)
#* 英国砲兵隊の {{lang|en-GB|Battery Sergeant Major}} (BSM)
* 英国砲兵隊の {{lang|en-GB|Battery Sergeant Major}} (BSM)
#* 近衛騎兵隊の {{lang|en-GB|Squadron Corporal Major}} (SCM)
* 近衛騎兵隊の {{lang|en-GB|Squadron Corporal Major}} (SCM)
#* {{lang|en-GB|Band Sergeant Major}}
* {{lang|en-GB|Band Sergeant Major}}</ref>
#英国空軍では1939年に {{lang|en-GB|Warrant Officer Class I}} を {{lang|en-GB|Warrant Officer}} (WO) に改称。また、{{lang|en-GB|Warrant Officer Class II}} 廃止。
<ref name="W11">英国空軍では1939年に {{lang|en-GB|Warrant Officer Class I}} を {{lang|en-GB|Warrant Officer}} (WO) に改称。また、{{lang|en-GB|Warrant Officer Class II}} 廃止。
#:1930年代までの別名 {{lang|en-GB|Sergeant Major 1st Class}} 及び {{lang|en-GB|Sergeant Major 2nd Class}}。
1930年代までの別名 {{lang|en-GB|Sergeant Major 1st Class}} 及び {{lang|en-GB|Sergeant Major 2nd Class}}。</ref>
#韓国軍は1962年に呼称変更。旧名は右側表記
<ref name="W12">韓国軍は1962年に下士官の階級を変更している。旧名を以下降順で列挙する
#* {{lang|ko-KR|&#50896;&#49324;}}(元士):{{lang|ko-KR|&#53945;&#47924;&#49345;&#49324;}}(特務上士)
* {{lang|ko-KR|&#53945;&#47924;&#49345;&#49324;}}(特務上士)
#* {{lang|ko-KR|&#49345;&#49324;}}(上士):{{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#49345;&#49324;}}(等上士)
* {{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#49345;&#49324;}}(一等上士
* {{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#49345;&#49324;}}(等上士)
* {{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#51473;&#49324;}}(一等中士)
#ロシア軍の {{lang|ru-RU|Старший прапорщик}} 及び {{lang|ru-RU|Старший мичман}} は、ソビエト連邦時代の1981年に新設。
* {{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#51473;&#49324;}}(二等中士)
#キリル文字のラテン文字転写には多数の方式、表記があり、ここにあげたものは一例である。
* {{lang|ko-KR|&#54616;&#49324;}}(下士)</ref>
#中華民国軍の{{lang|zh-TW|一等士官長}}、{{lang|zh-TW|二等士官長}}及び{{lang|zh-TW|三等士官長}}は、台湾へ移転後に新設。
#メリカ陸軍の {{lang|en-US|Sergeant Major of the Army}} は、1966年に新設。陸軍最先任上級曹長。
<ref name="W13">ロシア軍の {{lang|ru-RU|Старший прапорщик}} 及び {{lang|ru-RU|Старший мичман}} は、ソビエト連邦時代の1981年に新設。</ref>
<ref name="W15">中華民国軍の{{lang|zh-TW|一等士官長}}、{{lang|zh-TW|二等士官長}}及び{{lang|zh-TW|三等士官長}}は、台湾へ移転後に新設。</ref>
#アメリカ陸軍の {{lang|en-US|Command Sergeant Major}} は、1966年に新設。
#アメリカ陸軍の {{lang|en-US|Sergeant Major}} は、1958年新設。
<ref name="W16">アメリカ陸軍の {{lang|en-US|Sergeant Major of the Army}} は、1966新設。陸軍最先任上級曹長。</ref>
#アメリカ海兵隊の {{lang|en-US|Sergeant Major of the Marine Corps}} は、1957年新設。海兵隊最先任上級曹長。
<ref name="W17">アメリカ陸軍の {{lang|en-US|Command Sergeant Major}} は、1966新設。</ref>
#アメリカ海兵隊の {{lang|en-US|Master Gunnery Sergeant}} は、1958年新設。
<ref name="W18">アメリカ陸軍の {{lang|en-US|Sergeant Major}} は、1958年新設。</ref>
#アメリカ海の {{lang|en-US|Master Chief Petty Officer of the Navy}} は、1967新設。海先任長。
<ref name="W19">アメリカ海兵隊の {{lang|en-US|Sergeant Major of the Marine Corps}} は、1957年新設。海兵隊最先任上級曹長。</ref>
#アメリカ空軍の {{lang|en-US|Chief Master Sergeant of the Air Force}} は、1967新設。空軍下士官兵先任。
<ref name="W20">アメリカ海兵隊の {{lang|en-US|Master Gunnery Sergeant}} は、1958年新設。</ref>
#アメリカ軍の {{lang|en-US|Command Chief Master Sergeant}} は、1998年に新設。
<ref name="W21">アメリカ軍の {{lang|en-US|Master Chief Petty Officer of the Navy}} は、1967年に新設。海軍先任伍長。</ref>
#アメリカ空軍の {{lang|en-US|Chief Master Sergeant}} 及び {{lang|en-US|Senior Master Sergeant}} は、1958年に新設。
<ref name="W22">アメリカ空軍の {{lang|en-US|Chief Master Sergeant of the Air Force}} は、1967年に新設。空軍先任曹長。</ref>
<ref name="W23">アメリカ空軍の {{lang|en-US|Command Chief Master Sergeant}} は、1998年に新設。</ref>
<ref name="W24">アメリカ空軍の {{lang|en-US|Chief Master Sergeant}} 及び {{lang|en-US|Senior Master Sergeant}} は、1958年に新設。先任曹長・上級曹長。</ref>
}}


=== 下士官 ===
=== 下士官 ===
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、下士官あるいは NATO 階級符号 OF-7 から OF-5 に相当する階級呼称の一覧である。" title="下士官の階級呼称の一覧" border="1"
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、下士官あるいは NATO 階級符号 OF-7 から OF-5 に相当する階級の一覧である。" title="下士官の階級の一覧" border="1"
|+下士官の階級呼称の一覧
|+下士官の階級の一覧
! &nbsp;
! &nbsp;
! colspan="2" scope="colgroup" | 曹長・上等兵曹
! colspan="2" scope="colgroup" | 曹長・上等兵曹
1,155行目: 1,351行目:
! scope="row" | 日本陸軍
! scope="row" | 日本陸軍
| colspan="2" | 曹長
| colspan="2" | 曹長
| colspan="2" | 軍曹{{sup|1}}
| colspan="2" | 軍曹{{r|g=†|1=N1}}
| colspan="2" | 伍長{{sup|2}}
| colspan="2" | 伍長{{r|g=†|1=N2}}
|-
|-
! scope="row" | 日本海軍
! scope="row" | 日本海軍
| colspan="2" | 上等兵曹{{sup|3}}
| colspan="2" | 上等兵曹{{r|g=†|1=N3}}
| colspan="2" | 一等兵曹{{sup|3}}
| colspan="2" | 一等兵曹{{r|g=†|1=N3}}
| colspan="2" | 二等兵曹{{sup|3}}
| colspan="2" | 二等兵曹{{r|g=†|1=N3}}
|-
|-
! scope="row" | 陸上自衛隊
! scope="row" | 陸上自衛隊
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| colspan="2" | 1等陸曹 ({{lang|en|Master Sergeant}}{{r|g=†|1=N4}})
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| colspan="2" | 2等陸曹 ({{lang|en|Sergeant 1st Class}}{{r|g=†|1=N4}})
| colspan="2" | 3等陸曹 ({{lang|en|Sergeant}}{{sup|4}})
| colspan="2" | 3等陸曹 ({{lang|en|Sergeant}}{{r|g=†|1=N4}})
|-
|-
! scope="row" | 海上自衛隊
! scope="row" | 海上自衛隊
| colspan="2" | 1等海曹 ({{lang|en|Petty Officer 1st Class}}{{sup|4}})
| colspan="2" | 1等海曹 ({{lang|en|Petty Officer 1st Class}}{{r|g=†|1=N4}})
| colspan="2" | 2等海曹 ({{lang|en|Petty Officer 2nd Class}}{{sup|4}})
| colspan="2" | 2等海曹 ({{lang|en|Petty Officer 2nd Class}}{{r|g=†|1=N4}})
| colspan="2" | 3等海曹 ({{lang|en|Petty Officer 3rd Class}}{{sup|4}})
| colspan="2" | 3等海曹 ({{lang|en|Petty Officer 3rd Class}}{{r|g=†|1=N4}})
|-
|-
! scope="row" | 航空自衛隊
! scope="row" | 航空自衛隊
| colspan="2" | 1等空曹 ({{lang|en|Master Sergeant}}{{sup|4}})
| colspan="2" | 1等空曹 ({{lang|en|Master Sergeant}}{{r|g=†|1=N4}})
| colspan="2" | 2等空曹 ({{lang|en|Technical Sergeant}}{{sup|4}})
| colspan="2" | 2等空曹 ({{lang|en|Technical Sergeant}}{{r|g=†|1=N4}})
| colspan="2" | 3等空曹 ({{lang|en|Staff Sergeant}}{{sup|4}})
| colspan="2" | 3等空曹 ({{lang|en|Staff Sergeant}}{{r|g=†|1=N4}})
|-
|-
! scope="row" | 中国人民解放軍
! scope="row" | 中国人民解放軍
| colspan="2" | {{lang|zh-CN|四&#32423;士}}{{sup|5}}(四級士
| colspan="2" | {{lang|zh-CN|四&#32423;&#20891;士&#38271;}}{{r|g=†|1=N5}}(四級
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| colspan="2" | {{lang|zh-CN|二&#32423;}}{{sup|5}}(二級
| colspan="2" | {{lang|zh-CN|士}}{{r|g=†|1=N5}}(士)
|-
|-
! scope="row" | 帝政ドイツ陸軍
! scope="row" | 帝政ドイツ陸軍
| colspan="3" | {{lang|de-DE|Etatm&auml;&szlig;iger Feldwebel}}
| colspan="3" | {{lang|de-DE|Etatmäßiger Feldwebel}}
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| {{lang|de-DE|Vizefeldwebel}}
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| {{lang|de-DE|Sergeant}}
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| {{lang|de-DE|Unteroffizier}}{{r|g=†|1=N6}}
|-
|-
! scope="row" | ドイツ国防軍陸軍
! scope="row" | ドイツ国防軍陸軍
1,194行目: 1,390行目:
| rowspan="2" | {{lang|de-DE|Feldwebel}}
| rowspan="2" | {{lang|de-DE|Feldwebel}}
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|-
|-
! scope="row" | ドイツ国防軍空軍
! scope="row" | ドイツ国防軍空軍
1,205行目: 1,401行目:
| {{lang|de-DE|Maat}}
| {{lang|de-DE|Maat}}
|-
|-
! scope="row" | ナチス親衛隊<br />(政党の下部組織)
! scope="row" | ナチス親衛隊<br/>(政党の下部組織)
| colspan="3" | {{lang|de-DE|Hauptscharf&uuml;hrer}}(高級小隊指揮官)
| colspan="3" | {{lang|de-DE|Hauptscharführer}}(高級小隊指揮官)
| {{lang|de-DE|Oberscharf&uuml;hrer}}(上級小隊指揮官)
| {{lang|de-DE|Oberscharführer}}(上級小隊指揮官)
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| {{lang|de-DE|Sharführer}}(小隊指揮官)
| {{lang|de-DE|Unterscharf&uuml;hrer}}(下級小隊指揮官)
| {{lang|de-DE|Unterscharführer}}(下級小隊指揮官)
|-
|-
! scope="row" | ドイツ連邦軍陸軍
! scope="row" | ドイツ連邦軍陸軍
1,216行目: 1,412行目:
| rowspan="2" | {{lang|de-DE|Feldwebel}}
| rowspan="2" | {{lang|de-DE|Feldwebel}}
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|-
|-
! scope="row" | ドイツ連邦軍空軍
! scope="row" | ドイツ連邦軍空軍
1,228行目: 1,424行目:
|-
|-
! scope="row" | フランス陸軍
! scope="row" | フランス陸軍
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|-
|-
! scope="row" | フランス海軍
! scope="row" | フランス海軍
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|-
|-
! scope="row" | フランス空軍
! scope="row" | フランス空軍
1,240行目: 1,436行目:
|-
|-
! scope="row" | 英国海軍
! scope="row" | 英国海軍
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| colspan="2" | {{lang|en-GB|Petty Officer}} (PO)
| rowspan="4" colspan="2" | &nbsp;
| rowspan="4" colspan="2" | &nbsp;
1,249行目: 1,445行目:
|-
|-
! scope="row" | 英国陸軍
! scope="row" | 英国陸軍
| colspan="2" | {{lang|en-GB|Staff Sergeant}}{{sup|8}} (SSgt) /<br />{{lang|en-GB|Staff Corporal}}{{sup|9}} (SCpl)
| colspan="2" | {{lang|en-GB|Staff Sergeant}}{{r|g=†|1=N9}} (SSgt) /<br/>{{lang|en-GB|Staff Corporal}}{{r|g=†|1=N10}} (SCpl)
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| colspan="2" | {{lang|en-GB|Sergeant}} (Sgt) /<br/>{{lang|en-GB|Corporal of Horse}}{{r|g=†|1=N10}} (CoH)
|-
|-
! scope="row" | 英国空軍
! scope="row" | 英国空軍
| {{lang|en-GB|Flight Sergeant}} (FS)
| {{lang|en-GB|Flight Sergeant}} (FS)
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| {{lang|en-GB|Chief Technician}}{{r|g=†|1=N11}} (CT)
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| colspan="2" | {{lang|en-GB|Sergeant}} (Sgt)
|-
! scope="row" | イタリア陸軍
| rowspan="2" colspan="2" |{{lang|it-IT|Sergente Maggiore Capo}}
| rowspan="2" colspan="2" |{{lang|it-IT|Sergente Maggiore}}
| rowspan="3" colspan="4" |{{lang|it-IT|Sergente}}
|-
! scope="row" | イタリア空軍
|-
! scope="row" | イタリア海軍
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| colspan="2" |{{lang|it-IT|Secondo Capo}}
|-
|-
|-
! scope="row" | 朝鮮人民軍
! scope="row" | 朝鮮人民軍
| colspan="2" | {{lang|ko-KP|&#51473;&#49324;}}(中士){{sup|11}}
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|-
|-
! scope="row" | 韓国軍
! scope="row" | 韓国軍
| colspan="2" | {{lang|ko-KR|&#51473;&#49324;}}(中士){{sup|12}}
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| colspan="2" | {{lang|ko-KR|&#48337;&#51109;}}(兵長){{r|g=†|1=N13}}
|-
|-
! scope="row" | ロシア陸軍
! scope="row" | ロシア陸軍
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Старшина}}{{sup|13}} ({{lang|en|Starshina}}{{sup|14}})
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|-
|-
! scope="row" | ロシア海軍
! scope="row" | ロシア海軍
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Главный корабельный старшина}}{{sup|13}} ({{lang|en|Glavnyj korabelnyj starshina}}{{sup|14}})
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Главный корабельный старшина}}{{r|g=†|1=N14}} ({{lang|en|Glavnyj korabelnyj starshina}})
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Главный старшина}} ({{lang|en|Glavnyj starshina}}{{sup|14}})
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Главный старшина}} ({{lang|en|Glavnyj starshina}})
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Старшина первой статьи}} ({{lang|en|Starshina pervoj stati}}{{sup|14}})
| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Старшина первой статьи}} ({{lang|en|Starshina pervoj stati}})
|-
|-
! scope="row" | 中華民国軍
! scope="row" | 中華民国軍
| colspan="2" | {{lang|zh-TW|三等士官長}}{{sup|15}}
| colspan="2" | {{lang|zh-TW|上士}}
| colspan="2" | {{lang|zh-TW|上士}}
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| colspan="2" | {{lang|zh-TW|中士}}
| colspan="2" | {{lang|zh-TW|下士}}
|-
|-
! scope="row" | アメリカ陸軍
! scope="row" | アメリカ陸軍
| colspan="2" | {{lang|en-US|Sergeant First Class}} (SFC) /<br />{{lang|en-US|Platoon Sergeant}}
| colspan="2" | {{lang|en-US|Sergeant First Class}} (SFC) /<br/>{{lang|en-US|Platoon Sergeant}}
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| colspan="2" | {{lang|en-US|Staff Sergeant}}{{r|g=†|1=N15}} (SSG)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Sergeant}} (SGT)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Sergeant}} (SGT)
|-
|-
1,301行目: 1,509行目:
| colspan="2" | {{lang|en-US|Technical Sergeant}} (TSgt)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Technical Sergeant}} (TSgt)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Staff Sergeant}} (SSgt)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Staff Sergeant}} (SSgt)
|-
! scope="row" | ブラジル陸軍
| rowspan="3" colspan="2" | Primeiro Sargento
| rowspan="3" colspan="2" | Segundo Sargento
| rowspan="3" colspan="2" | Terceiro Sargento
|-
! scope="row" | ブラジル空軍
|-
! scope="row" | ブラジル海軍
|}
|}
;上に記した表の注釈
; 上に記した表の注釈
{{Reflist|group="†"|24em|refs=
#日本陸軍の軍曹は、1886年から1905年まで一等軍曹。
#日本陸軍の伍長は、1886年から1905年まで二等軍曹。また、1886年以前のフランス式軍制ではこの階級も軍曹で、伍長はさらに下の階級。
<ref name="N1">日本陸軍の軍曹は、1886年から1905年まで一等軍曹。</ref>
<ref name="N2">日本陸軍の伍長は、1886年から1905年まで二等軍曹。また、1886年以前のフランス式軍制ではこの階級も軍曹で、伍長はさらに下の階級。</ref>
#日本海軍では、1942年11月1日に階級呼称を変更。旧呼称は右側に表記。
<ref name="N3">日本海軍では、1942年11月1日に階級を変更。旧呼称は右側に表記。
#* 上等兵曹:一等兵曹
* 上等兵曹:一等兵曹
#* 一等兵曹:二等兵曹
* 一等兵曹:二等兵曹
#* 二等兵曹:三等兵曹
* 二等兵曹:三等兵曹</ref>
#自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。
<ref name="N4">自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。</ref>
#中国人民解放軍では1998年に階級呼称を大きく変更している。旧呼称は右側表記
<ref name="N5">中国人民解放軍では2009年に階級を大きく変更している。以下当時までの階級名を列挙する
#* {{lang|zh-CN|四&#32423;士官}}(四級士官):{{lang|zh-CN|一&#32423;&#20891;士&#38271;}}(一級軍士長)及び{{lang|zh-CN|一&#32423;&#19987;&#19994;&#20891;士}}(一級専業軍士
* {{lang|zh-CN|四&#32423;士官}}(四級士官)
#* {{lang|zh-CN|三&#32423;士官}}(三級士官):{{lang|zh-CN|上士}}
* {{lang|zh-CN|三&#32423;士官}}(三級士官
#* {{lang|zh-CN|二&#32423;士官}}(二級士官):{{lang|zh-CN|中士}}
* {{lang|zh-CN|二&#32423;士官}}(二級士官)</ref>
<ref name="N6">ドイツ陸軍・空軍の{{lang|de-DE|Unteroffizier}}は特定の階級を示すほか、下士官を示す総称でもある。文献等で同語を翻訳する際には、どちらの意味であるかを判断する必要がある。</ref>
#フランス陸軍の憲兵科、機甲科、騎兵科、砲兵科および輜重科では、他の兵科とは階級呼称が異なる。その呼称を右側に表記。
<ref name="N7">フランス陸軍の憲兵科、機甲科、騎兵科、砲兵科および輜重科では、他の兵科とは階級が異なる。その呼称を右側に表記。
#* {{lang|fr-FR|Sergent-chef}}:{{lang|fr-FR|Mar&eacute;chal-des-logis-chef}}
#* {{lang|fr-FR|Sergent}}:{{lang|fr-FR|Mar&eacute;chal-des-logis}}
* {{lang|fr-FR|Sergent-chef}}:{{lang|fr-FR|Maréchal-des-logis-chef}}
* {{lang|fr-FR|Sergent}}:{{lang|fr-FR|Maréchal-des-logis}}</ref>
#英国海軍では、かつては、通常は OR-7 であるが、他の {{lang|en-GB|Chief Petty Officer}} (CPO) よりも上の、{{lang|en-GB|Charge Chief Petty Officer}} (CCPO) の階級があり、{{lang|en-GB|Charge Chief Artificer}}(高度な資格がある技術職の {{lang|en-GB|CCPO}})に NATO OR-8 の地位が与えられることもあったが、それでもなお英国陸軍や英国海兵隊の {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}} (WO2) よりも下のままであった。
<ref name="N8">英国海軍では、かつては、通常は OR-7 であるが、他の {{lang|en-GB|Chief Petty Officer}} (CPO) よりも上の、{{lang|en-GB|Charge Chief Petty Officer}} (CCPO) の階級があり、{{lang|en-GB|Charge Chief Artificer}}(高度な資格がある技術職の {{lang|en-GB|CCPO}})に NATO OR-8 の地位が与えられることもあったが、それでもなお英国陸軍や英国海兵隊の {{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}} (WO2) よりも下のままであった。
#:2004年4月1日に {{lang|en-GB|WO2}} を導入した時に、{{lang|en-GB|CCPO}} は全員 {{lang|en-GB|WO2}} に昇任。
#英国陸軍の {{lang|en-GB|Staff Sergeants}} は、{{lang|en-GB|Company Quartermaster Sergeant}} のような他の職名も持つことができる。なお、歩兵連隊においては、職名ではないが {{lang|en-GB|Colour Sergeant}} (CSgt) の肩書きが使用される。
:2004年4月1日に {{lang|en-GB|WO2}} を導入した時に、{{lang|en-GB|CCPO}} は全員 {{lang|en-GB|WO2}} に昇任。</ref>
<ref name="N9">英国陸軍の {{lang|en-GB|Staff Sergeants}} は、{{lang|en-GB|Company Quartermaster Sergeant}} のような他の職名も持つことができる。なお、歩兵連隊においては、職名ではないが {{lang|en-GB|Colour Sergeant}} (CSgt) の肩書きが使用される。</ref>
#英国陸軍の {{lang|en-GB|Staff Corporal}}、及び {{lang|en-GB|Corporal of Horse}} は近衛騎兵。
<ref name="N10">英国陸軍の {{lang|en-GB|Staff Corporal}}、及び {{lang|en-GB|Corporal of Horse}} は近衛騎兵。</ref>
#英国空軍の {{lang|en-GB|Chief Technician}} は、技術的な兵科と軍楽隊のみ。
<ref name="N11">英国空軍の {{lang|en-GB|Chief Technician}} は、技術的な兵科と軍楽隊のみ。</ref>
#朝鮮人民軍では1998年に階級呼称を変更している。旧呼称は右側に表記。
<ref name="N12">朝鮮人民軍では1998年に階級を変更している。旧呼称は右側に表記。
#* {{lang|ko-KP|&#51473;&#49324;}}(中士):新設
* {{lang|ko-KP|&#51473;&#49324;}}(中士):新設
#* {{lang|ko-KP|&#54616;&#49324;}}(下士):{{lang|ko-KP|&#49345;&#49324;}}(上士)
* {{lang|ko-KP|&#54616;&#49324;}}(下士):{{lang|ko-KP|&#49345;&#49324;}}(上士)
#* {{lang|ko-KP|&#49345;&#44553;&#48337;&#49324;}}(上級兵士):{{lang|ko-KP|&#51473;&#49324;}}(中士)
* {{lang|ko-KP|&#49345;&#44553;&#48337;&#49324;}}(上級兵士):{{lang|ko-KP|&#51473;&#49324;}}(中士)</ref>
#韓国軍では1962年に階級呼称を変更している。旧呼称は右側表記
<ref name="N13">韓国軍では1962年に下士官の階級を変更している。旧名を以下降順で列挙する
#* {{lang|ko-KR|&#51473;&#49324;}}():{{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#49345;&#49324;}}(等上士)
* {{lang|ko-KR|&#53945;&#47924;&#49345;&#49324;}}(特務上
* {{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#49345;&#49324;}}(等上士)
#* {{lang|ko-KR|&#54616;&#49324;}}():{{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#51473;&#49324;}}(一等中士)
* {{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#49345;&#49324;}}(二等上
* {{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#51473;&#49324;}}(一等中士)
#* {{lang|ko-KR|&#48337;&#51109;}}(兵長):{{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#51473;&#49324;}}(二等中士)
* {{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#51473;&#49324;}}(二等中士)
#:{{lang|ko-KR|&#54616;&#49324;}}(下士)は下士官(韓国では副士官)で最も下の階級で、{{lang|ko-KR|&#48337;&#51109;}}(兵長)は兵の階級である。兵分隊長制度導入によって{{lang|ko-KR|&#48337;&#51109;}}(兵長)は{{lang|ko-KR|&#54616;&#49324;}}(下士)が補職されていた分隊長、日直下士(当直下士)などの職責も遂行する。
* {{lang|ko-KR|&#54616;&#49324;}}(下士)
*:{{lang|ko-KR|&#54616;&#49324;}}(下士)は下士官(韓国では副士官)で最も下の階級で、{{lang|ko-KR|&#48337;&#51109;}}(兵長)は兵の階級である。兵分隊長制度導入によって{{lang|ko-KR|&#48337;&#51109;}}(兵長)は{{lang|ko-KR|&#54616;&#49324;}}(下士)が補職されていた分隊長、日直下士(当直下士)などの職責も遂行する。
#:韓国軍陸軍基準では{{lang|ko-KR|&#49345;&#46321;&#48337;}}(上等兵)服務9ヶ月で{{lang|ko-KR|&#48337;&#51109;}}(兵長)に昇任し、通常戦闘能力は{{lang|ko-KR|&#54616;&#49324;}}(下士)と同等と見なされる。
*:韓国軍陸軍基準では{{lang|ko-KR|&#49345;&#46321;&#48337;}}(上等兵)服務7ヶ月で{{lang|ko-KR|&#48337;&#51109;}}(兵長)に昇任し、通常戦闘能力は{{lang|ko-KR|&#54616;&#49324;}}(下士)と同等と見なされる。</ref>
#ロシア軍の {{lang|ru-RU|Старшина}} 及び {{lang|ru-RU|Главный корабельный старшина}} は、ソビエト連邦時代の1972年に新設。
<ref name="N14">ロシア軍の {{lang|ru-RU|Старшина}} 及び {{lang|ru-RU|Главный корабельный старшина}} は、ソビエト連邦時代の1972年に新設。</ref>
<ref name="N15">アメリカ陸軍の {{lang|en-US|Staff Sergeant}} は、1958年に再導入。</ref>
#キリル文字のラテン文字転写には多数の方式、表記があり、ここにあげたものは一例である。
}}
#中華民国軍の{{lang|zh-TW|一等士官長}}、{{lang|zh-TW|二等士官長}}及び{{lang|zh-TW|三等士官長}}は、台湾へ移転後に新設。
#アメリカ陸軍の {{lang|en-US|Staff Sergeant}} は、1958年に再導入。


=== 兵 ===
=== 兵 ===
兵長・上等兵・一等兵・二等兵
兵長・上等兵・一等兵・二等兵
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、兵あるいは NATO 階級符号 OF-4 から OF-1 に相当する階級呼称の一覧である。" title="兵の階級呼称の一覧" border="1"
{| class="wikitable" summary="この表は旧日本軍、自衛隊、主要国および日本周辺国の軍隊における、兵あるいは NATO 階級符号 OF-4 から OF-1 に相当する階級の一覧である。" title="兵の階級の一覧" border="1"
|+ 兵の階級呼称の一覧
|+ 兵の階級の一覧
! &nbsp;
! &nbsp;
! colspan="2" scope="colgroup" | 兵長
! colspan="2" scope="colgroup"| 兵長
! colspan="2" scope="colgroup" | 上等兵
! colspan="2" scope="colgroup"| 上等兵
! colspan="3" scope="colgroup" | 一等兵
! colspan="3" scope="colgroup"| 一等兵
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! colspan="2" scope="colgroup"| 二等兵
|-
|-
! scope="row" | NATO 階級符号
! scope="row" | NATO 階級符号
1,354行目: 1,575行目:
|-
|-
! scope="row" | 日本陸軍
! scope="row" | 日本陸軍
| colspan="2" | 兵長{{sup|1}}
| colspan="2" | 兵長{{r|g=+|1=S1}}
| colspan="2" | 上等兵{{sup|2}}
| colspan="2" | 上等兵{{r|g=+|1=S2}}
| colspan="3" | 一等兵{{sup|3}}
| colspan="3" | 一等兵{{r|g=+|1=S3}}
| colspan="2" | 二等兵{{sup|3}}
| colspan="2" | 二等兵{{r|g=+|1=S3}}(初年兵教育)
|-
|-
! scope="row" | 日本海軍
! scope="row" | 日本海軍
| colspan="2" | 水兵長{{sup|4}}
| colspan="2" | 水兵長{{r|g=+|1=S4}}
| colspan="2" | 上等水兵{{sup|4}}
| colspan="2" | 上等水兵{{r|g=+|1=S4}}
| colspan="3" | 一等水兵{{sup|4}}
| colspan="3" | 一等水兵{{r|g=+|1=S4}}
| colspan="2" | 二等水兵{{sup|4}}
| colspan="2" | 二等水兵{{r|g=+|1=S4}}(海兵団での新兵教育)
|-
|-
! scope="row" | 陸上自衛隊
! scope="row" | 陸上自衛隊
| colspan="2" | 陸士長 ({{lang|en|Leading Private}}{{sup|5}})
| colspan="2" | &nbsp;
| colspan="2" | 陸士長 ({{lang|en|Leading Private}}{{r|g=+|1=S5}})
| colspan="2" | 1等陸士 ({{lang|en|Private 1st Class}}{{sup|5}})
| colspan="3" | 1等陸士 ({{lang|en|Private 1st Class}}{{r|g=+|1=S5}})
| colspan="3" | 2等陸士 ({{lang|en|Private}}{{sup|5}})
| colspan="1" | 2等陸士 ({{lang|en|Private}}{{r|g=+|1=S5}})
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|-
|-
! scope="row" | 海上自衛隊
! scope="row" | 海上自衛隊
| colspan="2" | 海士長 ({{lang|en|Leading Seaman}}{{sup|5}})
| colspan="2" | &nbsp;
| colspan="2" | 海士長 ({{lang|en|Leading Seaman}}{{r|g=+|1=S5}})
| colspan="2" | 1等海士 ({{lang|en|Seaman}}{{sup|5}})
| colspan="3" | 1等海士 ({{lang|en|Seaman}}{{r|g=+|1=S5}})
| colspan="3" | 2等海士 ({{lang|en|Seaman Apprentice}}{{sup|5}})
| colspan="1" | 2等海士 ({{lang|en|Seaman Apprentice}}{{r|g=+|1=S5}})
| colspan="1" | 2等海士(練習員課程)
| colspan="1" | 自衛官候補生(練習員課程){{r|g=+|1=S7}}
| colspan="1" | 3等海士{{sup|6}} ({{lang|en|Seaman Recruit}}{{sup|5}})
|-
|-
! scope="row" | 航空自衛隊
! scope="row" | 航空自衛隊
| colspan="2" | 空士長 ({{lang|en|Airman 1st Class}}{{sup|5}})
| colspan="2" | &nbsp;
| colspan="2" | 空士長 ({{lang|en|Airman 1st Class}}{{r|g=+|1=S5}})
| colspan="2" | 1等空士 ({{lang|en|Airman 2nd Class}}{{sup|5}})
| colspan="3" | 1等空士 ({{lang|en|Airman }}{{r|g=+|1=S5}})
| colspan="3" | 2等空士 ({{lang|en|Airman 3rd Class}}{{sup|5}})
| colspan="1" | 2等空士 ({{lang|en|Airman Basic}}{{r|g=+|1=S5}})
| colspan="1" | 2等空士(新隊員教育課程)
| colspan="1" | 自衛官候補生(新隊員教育課程){{r|g=+|1=S7}}
| colspan="1" | 3等空士{{sup|6}} ({{lang|en|Airman Basic}}{{sup|5}})
|-
|-
! scope="row" | 中国人民解放軍陸軍
! scope="row" | 中国人民解放軍陸軍
| rowspan="3" colspan="2" | {{lang|zh-CN|一&#32423;}}{{sup|7}}(一級士官)
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1,401行目: 1,622行目:
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|-
|-
! scope="row" | 帝政ドイツ海軍
! scope="row" | 帝政ドイツ海軍
1,409行目: 1,630行目:
|-
|-
! scope="row" | ドイツ国防軍陸軍
! scope="row" | ドイツ国防軍陸軍
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|-
|-
! scope="row" | ドイツ国防軍海軍
! scope="row" | ドイツ国防軍海軍
1,425行目: 1,646行目:
|-
|-
! scope="row" | ドイツ国防軍空軍
! scope="row" | ドイツ国防軍空軍
| colspan="2" | {{lang|de-DE|Stabsgefreiter}}{{sup|12}}
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| colspan="2" | {{lang|de-DE|Flieger}}
|-
|-
! scope="row" | ナチス親衛隊<br />(政党の下部組織)
! scope="row" | ナチス親衛隊<br/>(政党の下部組織)
| colspan="2" | &nbsp;
| colspan="2" | &nbsp;
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| {{lang|de-DE|Rottenführer}}(分隊指揮官)
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| {{lang|de-DE|Sturmmann}}(突撃兵)
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| colspan="3" | {{lang|de-DE|Oberschütze}}(上級狙撃兵)
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|-
|-
! scope="row" | ドイツ連邦軍陸軍
! scope="row" | ドイツ連邦軍陸軍
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|-
|-
! scope="row" | ドイツ連邦軍海軍
! scope="row" | ドイツ連邦軍海軍
1,448行目: 1,669行目:
|-
|-
! scope="row" | フランス陸軍
! scope="row" | フランス陸軍
| {{lang|fr-FR|Caporal-chef de premi&egrave;re classe}}{{sup|15}}
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|-
|-
! scope="row" | フランス海軍
! scope="row" | フランス海軍
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| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Quartier-maître de première classe}}
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| colspan="3" | {{lang|fr-FR|Matelot breveté}}
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Matelot}}
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Matelot}}
|-
|-
1,463行目: 1,684行目:
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Caporal-chef}}
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Caporal-chef}}
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Caporal}}
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| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Aviateur}}
| colspan="2" | {{lang|fr-FR|Aviateur}}
|-
|-
! scope="row" | 英国海軍
! scope="row" | 英国海軍
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| colspan="2" | {{lang|en-GB|Leading Rate}}{{r|g=+|1=S20}}
| colspan="2" rowspan="2" | &nbsp;
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| colspan="3" | {{lang|en-GB|Able Rating}}{{r|g=+|1=S21}}
| colspan="2" rowspan="2" | &nbsp;
| colspan="2" rowspan="2" | &nbsp;
|-
|-
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! scope="row" | 英国海兵隊{{r|g=+|1=S19}}
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| colspan="2" | {{lang|en-GB|Corporal}} (Cpl)
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| colspan="3" | {{lang|en-GB|Marine}}{{r|g=+|1=S22}} (Mne) /<br/>{{lang|en-GB|Musician}} (Mus) /<br/>{{lang|en-GB|Bugler}}
|-
|-
! scope="row" | 英国陸軍{{sup|18}}
! scope="row" | 英国陸軍{{r|g=+|1=S19}}
| colspan="2" | {{lang|en-GB|Corporal}} (Cpl) /<br />{{lang|en-GB|Bombardier}}{{sup|22}} (Bdr) /<br />{{lang|en-GB|Lance-Sergeant}}{{sup|23}} (LSgt) /<br />{{lang|en-GB|Lance Corporal of Horse}}{{sup|24}} (LCoH)
| colspan="2" | {{lang|en-GB|Corporal}} (Cpl) /<br/>{{lang|en-GB|Bombardier}}{{r|g=+|1=S23}} (Bdr) /<br/>{{lang|en-GB|Lance-Sergeant}}{{r|g=+|1=S24}} (LSgt) /<br/>{{lang|en-GB|Lance Corporal of Horse}}{{r|g=+|1=S25}} (LCoH)
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| colspan="3" | {{lang|en-GB|Private}} (Pte) ({{lang|en-GB|Class 1}}から{{lang|en-GB|Class 3}})など{{sup|25}}
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| colspan="2" | {{lang|en-GB|Private}} (Pte) ({{lang|en-GB|Class 4}})など{{r|g=+|1=S26}} /<br/>{{lang|en-GB|Junior}}{{r|g=+|1=S27}}
|-
|-
! scope="row" | 英国空軍{{sup|18}}
! scope="row" | 英国空軍{{r|g=+|1=S19}}
| colspan="2" | {{lang|en-GB|Corporal}} (Cpl)
| colspan="2" | {{lang|en-GB|Corporal}} (Cpl)
| colspan="2" | &nbsp;
| colspan="2" | &nbsp;
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| {{lang|en-GB|Junior Technician}}{{r|g=+|1=S28}} (JT)
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| {{lang|en-GB|Leading Aircraftman}} (LAC)
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| {{lang|en-GB|Senior Aircraftman}} (SAC)
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| colspan="2" | {{lang|en-GB|Aircraftman}} (AC)
|-
! scope="row" | イタリア陸軍
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|-
! scope="row" | イタリア空軍
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|-
! scope="row" | イタリア海軍
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|-
|-
! scope="row" | 朝鮮人民軍
! scope="row" | 朝鮮人民軍
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| colspan="3" | {{lang|ko-KP|&#51204;&#49324;}}(戦士)
| colspan="3" | {{lang|ko-KP|&#51204;&#49324;}}(戦士)
| colspan="2" | &nbsp;
| colspan="2" | &nbsp;
|-
|-
! scope="row" | 韓国軍
! scope="row" | 韓国軍
| colspan="2" | {{lang|ko-KR|&#49345;&#46321;&#48337;}}(上等兵){{sup|29}}
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| colspan="3" | {{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#48337;}}(二等兵){{sup|29}}
| colspan="3" | 이등병(二等兵){{r|g=+|1=S30}}
| colspan="2" | {{lang|ko-KR|&#47924;&#46321;&#48337;}}(無等兵)
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|-
|-
! scope="row" | ロシア陸軍
! scope="row" | ロシア陸軍
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| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Младший сержант}}{{r|g=+|1=S31}} ({{lang|en|Mladshij serzhant}}{{r|g=+|1=S32}})
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| colspan="3" | {{lang|ru-RU|Рядовой}} ({{lang|en|Ryadovoj}}{{r|g=+|1=S32}})
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| rowspan="2" colspan="2" | &nbsp;
|-
|-
! scope="row" | ロシア海軍
! scope="row" | ロシア海軍
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| colspan="2" | {{lang|ru-RU|Старший матрос}} ({{lang|en|Starshij matros}}{{r|g=+|1=S32}})
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|-
|-
! scope="row" | 中華民国軍
! scope="row" | 中華民国軍
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1,520行目: 1,759行目:
|-
|-
! scope="row" | アメリカ陸軍
! scope="row" | アメリカ陸軍
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|-
|-
! scope="row" | アメリカ海兵隊
! scope="row" | アメリカ海兵隊
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| colspan="2" | {{lang|en-US|Corporal}}{{r|g=+|1=S33}} (Cpl)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Lance Corporal}}{{sup|36}} (LCpl)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Lance Corporal}}{{r|g=+|1=S36}} (LCpl)
| colspan="3" | {{lang|en-US|Private First Class}} (PFC)
| colspan="3" | {{lang|en-US|Private First Class}} (PFC)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Private}} (Pvt)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Private}} (Pvt)
|-
|-
! scope="row" | アメリカ海軍
! scope="row" | アメリカ海軍
| colspan="2" | {{lang|en-US|Petty Officer Third Class}}{{sup|33}} (PO3)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Petty Officer Third Class}}{{r|g=+|1=S33}} (PO3)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Seaman}} (SN)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Seaman}} (SN)
| colspan="3" | {{lang|en-US|Seaman Apprentice}} (SA)
| colspan="3" | {{lang|en-US|Seaman Apprentice}} (SA)
1,539行目: 1,778行目:
|-
|-
! scope="row" | アメリカ空軍
! scope="row" | アメリカ空軍
| colspan="2" | {{lang|en-US|Senior Airman}}{{sup|37}} (SrA)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Senior Airman}}{{r|g=+|1=S37}} (SrA)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Airman First Class}}{{sup|38}} (A1C)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Airman First Class}}{{r|g=+|1=S38}} (A1C)
| colspan="3" | {{lang|en-US|Airman}}{{sup|38}} (Amn)
| colspan="3" | {{lang|en-US|Airman}}{{r|g=+|1=S38}} (Amn)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Airman Basic}}{{sup|38}} (AB)
| colspan="2" | {{lang|en-US|Airman Basic}}{{r|g=+|1=S38}} (AB)
|}
;上に記した表の注釈
#日本陸軍の兵長は、1940年9月13日新設。なお、この階級の新設に伴い伍長勤務上等兵制度は廃止された。もっとも、両者は別物である。
#日本陸軍の上等兵は、フランス式軍制を採用していた1886年までは伍長。
#日本陸軍では1932年に階級呼称の変更があり、一等卒を一等兵に、二等卒を二等兵に改称。
#日本海軍の兵は科毎の呼称があり、兵科は水兵、他の科(1945年5月15日の時点で航空科、整備科、機関科、工作科、軍楽科、衛生科、主計科、技術科、法務科があった)は「○○科の兵→○○兵」のように呼ばれていた。なお、1942年11月1日に階級呼称が変更された。旧呼称を右側に表記。
#* 水兵長:一等水兵
#* 上等水兵:二等水兵
#* 一等水兵:三等水兵
#* 二等水兵:四等水兵
#:五等水兵などは1920年4月1日に廃止。
#自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。
#自衛隊の3士、すなわち3等陸士、3等海士及び3等空士は、それぞれ陸曹候補者、海曹候補者又は空曹候補者たる自衛官のうち専ら教育訓練のみを受けるもの(すなわち、15歳以上17歳未満の男子で中学校などの卒業者を対象に募集している[[自衛隊生徒]])の採用時の階級。3等陸士の場合、採用後1年6ヶ月の教育訓練で2等陸士に昇任する。
#中国人民解放軍では1998年に階級呼称を大きく変更している。下士官の階級である{{lang|zh-CN|一&#32423;士官}}(一級士官)は、{{lang|zh-CN|下士}}であった。
#帝政ドイツ陸軍及びドイツ国防軍陸軍の {{lang|de-DE|Sch&uuml;tze}} ({{lang|de-DE|Obersch&uuml;tze}} を含む) は、兵科によって呼称が異なることもある。
#* 砲兵:{{lang|de-DE|Kanonier}}
#* 騎兵:{{lang|de-DE|Reiter}}
#* 歩兵(擲弾兵):{{lang|de-DE|Grenadier}}
#ドイツ国防軍陸軍の {{lang|de-DE|Stabsgefreiter}} は1942年廃止。
#ドイツ国防軍陸軍の {{lang|de-DE|Obergefreiter}} のうち勤続6年以上は、1936年導入。
#ドイツ国防軍陸軍の {{lang|de-DE|Obergefreiter}} のうち勤続6年未満。
#ドイツ国防軍空軍の {{lang|de-DE|Stabsgefreiter}} は1944年廃止。
#ドイツ連邦軍の {{lang|de-DE|Oberstabsgefreiter}} 及び {{lang|de-DE|Stabsgefreiter}} は、1962年導入。
#ドイツ連邦軍の {{lang|de-DE|Soldat}} は、兵科によって次のような呼称がある。
#* 飛行兵:{{lang|de-DE|Flieger}} (Flg, S)
#* 通信兵:{{lang|de-DE|Funker}} (Fu, S)
#* 歩兵(擲弾兵):{{lang|de-DE|Grenadier}} (Gren, S)
#* 猟兵、山岳兵(山岳猟兵)、空挺兵(降下猟兵)、憲兵:{{lang|de-DE|J&auml;ger}} (Jg, S)
#* 砲兵:{{lang|de-DE|Kanonier}} (Kan, S)
#* 水兵:{{lang|de-DE|Matrose}} (Matr, S)
#* 工兵:{{lang|de-DE|Pionier}} (Pi, S)
#* 機甲通信兵:{{lang|de-DE|Panzerfunker}} (PzFu, S)
#* 機甲歩兵(装甲擲弾兵):{{lang|de-DE|Panzergrenadier}} (PzGren, S)
#* 機甲猟兵:{{lang|de-DE|Panzerj&auml;ger}} (PzJg, S)
#* 機甲砲兵:{{lang|de-DE|Panzerkanonier}} (PzKan, S)
#* 機甲工兵:{{lang|de-DE|Panzerpionier}} (PzPi, S)
#* 機甲偵察兵:{{lang|de-DE|Panzersch&uuml;tze}} (PzSchtz, S)
#* 衛生兵:{{lang|de-DE|Sanit&auml;tssoldat}} (SanSdt, S)
#* 憲兵、ABC防護兵:{{lang|de-DE|Sch&uuml;tze}} (Schtz, S)
#フランス陸軍の {{lang|fr-FR|Caporal-chef de premi&egrave;re classe}} は、1999年新設。
#フランス陸軍の機甲科、騎兵科、砲兵科、輜重科では、他の兵科とは一部階級呼称が異なる。その呼称を右側に表記。
#* {{lang|fr-FR|Caporal-chef}}:{{lang|fr-FR|Brigadier-chef}}
#* {{lang|fr-FR|Caporal}}:{{lang|fr-FR|Brigadier}}
#フランス陸軍の {{lang|fr-FR|Soldat}} は、兵科によって次のような呼称がある。
#* 歩兵:{{lang|fr-FR|fantassin}}
#* 砲兵:{{lang|fr-FR|artilleur}}
#* 工兵:{{lang|fr-FR|sapeur}}
#*:パリの消防士 ({{lang|fr-FR|sapeur-pompiers de Paris}}) を含む
#* 歩兵隊猟兵、山岳兵、騎兵隊猟兵:{{lang|fr-FR|chasseur}}
#* 竜騎兵:{{lang|fr-FR|dragon}}
#* 機甲兵:{{lang|fr-Fr|cuirassier}}
#* 騎兵:{{lang|fr-FR|hussard}}
#* 輜重兵:{{lang|fr-FR|conducteur}}
#英国海兵隊、英国陸軍及び英国空軍の OR-4 及び OR-3 は、下級下士官の階級。
#かつては英国海軍の {{lang|en-GB|Leading Rate}} は、英国海兵隊、英国陸軍及び英国空軍の {{lang|en-GB|Corporal}} よりも下だった。
#英国海軍では、1999年4月1日 {{lang|en-GB|Able Rating}} に {{lang|en-GB|Ordinary Seaman}} を併合、{{lang|en-GB|Junior Rating}} 廃止。
#英国海兵隊では、1999年4月1日 {{lang|en-GB|Marine 1st class}} と {{lang|en-GB|Marine 2nd class}} を併合、{{lang|en-GB|Junior Marine}} 廃止。
#英国陸軍の {{lang|en-GB|Corporal}} 及び {{lang|en-GB|Lance Corporal}} は、英国砲兵隊では {{lang|en-GB|Bombardier}} 及び {{lang|en-GB|Lance Bombardier}}。
#英国陸軍の {{lang|en-GB|Corporal}} は、近衛歩兵旅団では {{lang|en-GB|Lance-Sergeant}}。
#英国陸軍の {{lang|en-GB|Corporal}} は、近衛騎兵隊では {{lang|en-GB|Lance Corporal of Horse}}。
#英国陸軍の {{lang|en-GB|Private (Pte)}} は、兵科及び所属部隊によって呼称が異なる。
#* 近衛騎兵隊、機甲科及び特殊空挺部隊(SAS):{{lang|en-GB|Trooper}} (Tpr)
#* 砲兵科:{{lang|en-GB|Gunner}} (Gnr)
#* 工兵科:{{lang|en-GB|Sapper}} (Spr)
#* 信号科:{{lang|en-GB|Signaller}} (Sig)
#* 陸軍航空科:{{lang|en-GB|Air Trooper}} (ATpr)
#* 近衛歩兵連隊:{{lang|en-GB|Guardsman}} (Gdm)
#* フュージリア連隊:{{lang|en-GB|Fusilier}} (Fus)
#* 国王連隊:{{lang|en-GB|Kingsman}}
#* 英国グリーン・ジャケッツ及び英国グルカ・ライフル隊:{{lang|en-GB|Rifleman}} (Rfm)
#* ハイランダーズ:{{lang|en-GB|Highlander}}
#* 電気機械科:{{lang|en-GB|Craftsman}} (Cfn)
#* 陸軍軍楽科:{{lang|en-GB|Musician}} (Mus)、あるいは {{lang|en-GB|Drummer}} (Dmr), {{lang|en-GB|Trumpeter}} (Tptr), {{lang|en-GB|Bugler}}、または {{lang|en-GB|Piper}} (Ppr)
#英国陸軍の {{lang|en-GB|Junior}} は、16歳からの年少新兵。
#英国空軍の {{lang|en-GB|Junior Technician}} は、技術的な兵科と軍楽隊のみ。
#朝鮮人民軍では1998年ごろに階級呼称を変更している。旧呼称は右側に表記。
#* {{lang|ko-KP|&#51473;&#44553;&#48337;&#49324;}}(中級兵士):{{lang|ko-KP|&#54616;&#49324;}}(下士)
#* {{lang|ko-KP|&#54616;&#44553;&#48337;&#49324;}}(下級兵士):{{lang|ko-KP|&#49345;&#46321;&#48337;}}(上等兵)
#韓国軍の{{lang|ko-KR|&#49345;&#46321;&#48337;}}(上等兵)は1962年に{{lang|ko-KR|&#54616;&#49324;}}(下士)に代わって新設された。また、一般的には以下のように略称される。
#* {{lang|ko-KR|&#49345;&#46321;&#48337;}}(上等兵):{{lang|ko-KR|&#49345;&#48337;}}(上兵)
#* {{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#48337;}}(一等兵):{{lang|ko-KR|&#51068;&#48337;}}(一兵)
#* {{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#48337;}}(二等兵):{{lang|ko-KR|&#51060;&#48337;}}(二兵)
#:韓国軍陸軍基準では兵で入隊した場合、訓練所での新兵教育課程を正常修了後に{{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#48337;}}(二等兵)になり、正常服務の時は入隊から7ヶ月で{{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#48337;}}(一等兵)に昇任、服務7ヶ月で{{lang|ko-KR|&#49345;&#46321;&#48337;}}(上等兵)に昇任する。
#ロシア陸軍の {{lang|ru-RU|Младший сержант}} 及びロシア海軍の {{lang|ru-RU|Старшина второй статьи}} は、下士官の階級。
#キリル文字のラテン文字転写には多数の方式、表記があり、ここにあげたものは一例である。
#中華民国軍の{{lang|zh-TW|下士}}は、下士官の階級。
#アメリカ陸軍とアメリカ海兵隊の {{lang|en-US|Corporal}}、及びアメリカ海軍の {{lang|en-US|Petty Officer Third Class}} は、下士官の階級。
#アメリカ陸軍の {{lang|en-US|Specialist}} は、1985年 {{lang|en-US|Specialist Four}} から改称。
#アメリカ陸軍の {{lang|en-US|Private}} (PV2) は、1955年まで {{lang|en-US|Private 1st Class}}。
#アメリカ海兵隊の {{lang|en-US|Lance Corporal}} は、1958年導入。
#アメリカ空軍では、下士官の階級である {{lang|en-US|Sergeant}} は1967年再導入、1991年廃止。{{lang|en-US|Senior Airman}} は、1975年に新設。1952年から1967年まで {{lang|en-US|Airman 1st Class}}。
#アメリカ空軍の階級呼称は以下のように変遷。
#* 1952年まで:{{lang|en-US|Corporal}}、{{lang|en-US|Private 1st Class}}、{{lang|en-US|Private}}
#* 1952年から1967年まで:{{lang|en-US|Airman 2nd Class}}、{{lang|en-US|Airman 3rd Class}}、{{lang|en-US|Airman Basic}}
#* 1967年から:{{lang|en-US|Airman First Class}}、{{lang|en-US|Airman}}、{{lang|en-US|Airman Basic}}





== 英国軍の階級呼称 ==
{{節stub}}

英国海軍は[[2004年]]4月1日に二等准尉{{lang|en-GB| (Warrant Officer Class 2) }}を導入した。この変更の結果、上級上等兵曹{{lang|en-GB| (Charge Chief Petty Officers) }}は OR-7 から OR-8 に分類し直された。

英国海兵隊士官の階級は[[1999年]]7月1日に陸軍の階級に揃えられた(以前は英国海兵隊の大佐{{lang|en-GB| (Colonel) }}から下の士官は陸軍の階級より1つ上であった)。

1999年4月1日に統合された海軍上等兵{{lang|en-GB| (Able Rating) }}と海軍一等水兵{{lang|en-GB| Ordinary Seamen) }}の階級は、海兵隊上等兵{{lang|en-GB| (Marine 1st Class) }}と海兵隊一等兵{{lang|en-GB| (Marine 2nd Class) }}に相当した。海軍二等兵{{lang|en-GB| (Junior Rating) }}と海兵隊二等兵{{lang|en-GB| (Junior Marine) }}の階級も廃止された。

英国軍では准将や代将に相当する OF-6 の階級は将官ではなく佐官である。

英国軍には OR-5 に該当する階級はない。

英国海兵隊・英国陸軍・英国空軍の下級下士官{{lang|en-GB| (Junior NCOs) }}は上級下士官{{lang|en-GB| (Senior NCOs) }}と異なり、兵と同じ兵舎や食堂を使用する。

{| border="1" cellspacing="1" cellpadding="2" style="border-collapse:collapse;" summary="この表は英国の軍隊における階級呼称の一覧である。" title="英国軍の階級呼称一覧"
<caption>[[イギリス軍|英国軍]]の階級呼称一覧</caption>
!scope="colgroup"|NATO階級符号<br />{{lang|en-GB|(NATO Rank Code)}}
!scope="colgroup"|[[イギリス海軍|英国海軍]]<br />{{lang|en-GB|(Royal Navy)}}
!scope="colgroup"|[[イギリス海兵隊|英国海兵隊]]<br />{{lang|en-GB|(Royal Marines)}}
!scope="colgroup"|[[イギリス陸軍|英国陸軍]]<br />{{lang|en-GB|(British Army)}}
!scope="colgroup"|[[イギリス空軍|英国空軍]]<br />{{lang|en-GB|(Royal Air Force)}}
|-
|-
! scope="row" | ブラジル陸軍
!colspan="5"|士官 {{lang|en-GB|(OFFICERS)}}
| rowspan="3" colspan="2" | &nbsp;
| rowspan="2" colspan="2" | Cabo<br />&Taifeiro-Mor
| colspan="3" | Soldado<br />&Taifeiro de Primeira Classe
| colspan="2" | Soldado<br />&Taifeiro de Segunda Classe
|-
|-
! scope="row" | ブラジル空軍
|&nbsp;
| colspan="3" | Soldado de Primeira Classe<br />&Taifeiro de Primeira Classe
!colspan="4"|将官
| colspan="2" | Soldado de Segunda Classe<br />&Taifeiro de Segunda Classe
|-
|-
!scope="rowgroup"|OF-10<br />(元帥)
! scope="row" | ブラジル海軍
| colspan="2" | Cabo
|lang="en-GB"|Admiral of the Fleet
| colspan="3" | Marinheiro
|lang="en-GB"|-
| Colspan="2" | Grumete
|lang="en-GB"|Field Marshal
|lang="en-GB"|Marshal of the Royal Air Force
|-
!scope="rowgroup"|OF-9<br />(大将)
|lang="en-GB"|Admiral
|lang="en-GB"|General
|lang="en-GB"|General
|lang="en-GB"|Air Chief Marshal
|-
!scope="rowgroup"|OF-8<br />(中将)
|lang="en-GB"|Vice Admiral
|lang="en-GB"|Lieutenant General
|lang="en-GB"|Lieutenant General
|lang="en-GB"|Air Marshal
|-
!scope="rowgroup"|OF-7<br />(少将)
|lang="en-GB"|Rear Admiral
|lang="en-GB"|Major General
|lang="en-GB"|Major General
|lang="en-GB"|Air Vice Marshal
|-
|&nbsp;
!colspan="4"|佐官
|-
!scope="rowgroup"|OF-6
|lang="en-GB"|Commodore
|lang="en-GB"|Brigadier
|lang="en-GB"|Brigadier
|lang="en-GB"|Air Commodore
|-
!scope="rowgroup"|OF-5<br />(大佐)
|lang="en-GB"|Captain
|lang="en-GB"|Colonel
|lang="en-GB"|Colonel
|lang="en-GB"|Group Captain
|-
!scope="rowgroup"|OF-4<br />(中佐)
|lang="en-GB"|Commander
|lang="en-GB"|Lieutenant Colonel
|lang="en-GB"|Lieutenant Colonel
|lang="en-GB"|Wing Commander
|-
!scope="rowgroup"|OF-3<br />(少佐)
|lang="en-GB"|Lieutenant Commander
|lang="en-GB"|Major
|lang="en-GB"|Major
|lang="en-GB"|Squadron Leader
|-
|&nbsp;
!colspan="4"|尉官
|-
!scope="rowgroup"|OF-2<br />(大尉)
|lang="en-GB"|Lieutenant
|lang="en-GB"|Captain
|lang="en-GB"|Captain
|lang="en-GB"|Flight Lieutenant
|-
!scope="rowgroup"|OF-1<br />(中尉)
|rowspan="2" lang="en-GB"|Sub-Lieutenant
|lang="en-GB"|Lieutenant
|lang="en-GB"|Lieutenant
|lang="en-GB"|Flying Officer
|-
!scope="rowgroup"|OF-1<br />(少尉)
|lang="en-GB"|2nd Lieutenant
|lang="en-GB"|2nd Lieutenant
|lang="en-GB"|Pilot Officer
|-
|&nbsp;
!colspan="4"|見習士官
|-
!scope="rowgroup"|OF(D)
|lang="en-GB"|Midshipman
||-
|lang="en-GB"|Officer Designate
|lang="en-GB"|Officer Designate
|-
!colspan="5"|その他の階級 {{lang|en-GB|(OTHER RANKS)}}
|-
|&nbsp;
!colspan="4"|准士官 {{lang|en-GB|(Warrant Officers)}}
|-
!scope="rowgroup"|OR-9
|{{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}}<br />(一等准尉)
|{{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}}
|{{lang|en-GB|Warrant Officer Class 1}}
|{{lang|en-GB|Warrant Officer}}<br />(准尉)
|-
!scope="rowgroup"|OR-8
|{{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}}<br />(二等准尉)
|{{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}}
|{{lang|en-GB|Warrant Officer Class 2}}
||-
|-
|&nbsp;
!海軍下士官 {{lang|en-GB|(Senior Ratings)}}
!colspan="3"|上級下士官 {{lang|en-GB|(Senior Non-Commissioned Officers)}}
|-
!scope="rowgroup"|OR-7
|{{lang|en-GB|Chief Petty Officer}}<br />(上等兵曹)
|{{lang|en-GB|Colour Sergeant}}<br />(曹長)
|{{lang|en-GB|Staff Sergeant}}
|{{lang|en-GB|Flight Sergeant / Chief Technician}}
|-
!scope="rowgroup"|OR-6
|{{lang|en-GB|Petty Officer}}<br />(兵曹)
|{{lang|en-GB|Sergeant}}<br />(軍曹)
|{{lang|en-GB|Sergeant}}
|{{lang|en-GB|Sergeant}}
|-
|&nbsp;
!海軍兵 {{lang|en-GB|(Junior Ratings)}}
!colspan="3"|下級下士官 {{lang|en-GB|(Junior Non-Commissioned Officers)}}
|-
!scope="rowgroup"|OR-4
|{{lang|en-GB|Leading Rate}}<br />(水兵長)
|{{lang|en-GB|Corporal}}<br />(伍長)
|{{lang|en-GB|Corporal}}
|{{lang|en-GB|Corporal}}
|-
!scope="rowgroup"|OR-3
||-
||-
|lang="en-GB"|Lance Corporal
||-
|-
|&nbsp;
|&nbsp;
!colspan="3"|兵 {{lang|en-GB|(Unranked Personnel)}}
|-
!scope="rowgroup"|OR-2
|{{lang|en-GB|Able Rate}}<br />(一等水兵)
|{{lang|en-GB|Marine}}
|{{lang|en-GB|Private (Classes 1}}から{{lang|en-GB|3)}}
|{{lang|en-GB|Junior Technician /<br />Leading Aircraftman /<br />Senior Aircraftman}}
|-
!scope="rowgroup"|OR-1
|lang="en-GB"|-
|lang="en-GB"|-
|lang="en-GB"|Private (Class 4) / Junior
|lang="en-GB"|Aircraftman
|-
|&nbsp;
|colspan="2"|<hr noshade="noshade" size="3" />
|colspan="2"|&nbsp;
|-
|&nbsp;
|colspan="2"|英国海軍と英国海兵隊で海軍が構成される。
|colspan="2"|&nbsp;
|}
|}
; 上に記した表の注釈
{{Reflist|24em|group="+"|refs=
<ref name="S1">日本陸軍の兵長は、1940年9月13日新設。なお、この階級の新設に伴い伍長勤務上等兵制度は廃止された。もっとも、両者は別物である。</ref>
<ref name="S2">日本陸軍の上等兵は、フランス式軍制を採用していた1886年までは伍長。</ref>
<ref name="S3">日本陸軍では1932年に階級の変更があり、一等卒を一等兵に、二等卒を二等兵に改称。</ref>
<ref name="S4">日本海軍の兵は科毎の呼称があり、兵科は水兵、他の科(1945年5月15日の時点で航空科、整備科、機関科、工作科、軍楽科、衛生科、主計科、技術科、法務科があった)は「○○科の兵→○○兵」のように呼ばれていた。なお、1942年11月1日に階級が変更された。旧呼称を右側に表記。
* 水兵長:一等水兵
* 上等水兵:二等水兵
* 一等水兵:三等水兵
* 二等水兵:四等水兵
: 五等水兵などは1920年4月1日に廃止。</ref>
<ref name="S5">自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。</ref>
<ref name="S6">自衛隊の[[3士]](3等陸士、3等海士及び3等空士)は陸曹候補者、海曹候補者又は空曹候補者たる自衛官のうち専ら教育訓練のみを受けるもの(15歳以上17歳未満の男子で中学校などの卒業者を対象に募集している[[自衛隊生徒]])の採用時の階級。平成22年10月1日付で廃止。</ref>
<ref name="S7">平成21年6月3日に公布された[[防衛省設置法]]により、平成22年7月1日以降採用される任期制隊員の前期課程・練習員課程にある者は[[自衛官候補生]]と呼ばれ、自衛官の定数外となる(自衛官としての身分・階級を有しない。詳細は当該記事を参照のこと)。</ref>
<ref name="S8">中国人民解放軍では2009年に階級を大きく変更している。下士官の階級である{{lang|zh-CN|下士}}は、{{lang|zh-CN|一&#32423;士官}}(一級士官)であった。</ref>
<ref name="S9">帝政ドイツ陸軍及びドイツ国防軍陸軍の {{lang|de-DE|Schütze}} ({{lang|de-DE|Oberschütze}} を含む) は、兵科によって呼称が異なることもある。
* 砲兵:{{lang|de-DE|Kanonier}}
* 騎兵:{{lang|de-DE|Reiter}}
* 歩兵(擲弾兵):{{lang|de-DE|Grenadier}}</ref>
<ref name="S10">ドイツ国防軍陸軍の {{lang|de-DE|Stabsgefreiter}} は1942年廃止。</ref>
<ref name="S11">ドイツ国防軍陸軍の {{lang|de-DE|Obergefreiter}} のうち勤続6年以上は、1936年導入。</ref>
<ref name="S12">ドイツ国防軍陸軍の {{lang|de-DE|Obergefreiter}} のうち勤続6年未満。</ref>
<ref name="S13">ドイツ国防軍空軍の {{lang|de-DE|Stabsgefreiter}} は1944年廃止。</ref>
<ref name="S14">ドイツ連邦軍の {{lang|de-DE|Oberstabsgefreiter}} 及び {{lang|de-DE|Stabsgefreiter}} は、1962年導入。</ref>
<ref name="S15">ドイツ連邦軍の {{lang|de-DE|Soldat}} は、兵科によって次のような呼称がある。
* 飛行兵:{{lang|de-DE|Flieger}} (Flg, S)
* 通信兵:{{lang|de-DE|Funker}} (Fu, S)
* 歩兵(擲弾兵):{{lang|de-DE|Grenadier}} (Gren, S)
* 猟兵、山岳兵(山岳猟兵)、空挺兵(降下猟兵)、憲兵:{{lang|de-DE|Jäger}} (Jg, S)
* 砲兵:{{lang|de-DE|Kanonier}} (Kan, S)
* 水兵:{{lang|de-DE|Matrose}} (Matr, S)
* 工兵:{{lang|de-DE|Pionier}} (Pi, S)
* 機甲通信兵:{{lang|de-DE|Panzerfunker}} (PzFu, S)
* 機甲歩兵(装甲擲弾兵):{{lang|de-DE|Panzergrenadier}} (PzGren, S)
* 機甲猟兵:{{lang|de-DE|Panzerjäger}} (PzJg, S)
* 機甲砲兵:{{lang|de-DE|Panzerkanonier}} (PzKan, S)
* 機甲工兵:{{lang|de-DE|Panzerpionier}} (PzPi, S)
* 機甲偵察兵:{{lang|de-DE|Panzerschütze}} (PzSchtz, S)
* 衛生兵:{{lang|de-DE|Sanitätssoldat}} (SanSdt, S)
* 憲兵、ABC防護兵:{{lang|de-DE|Schütze}} (Schtz, S)</ref>
<ref name="S16">フランス陸軍の {{lang|fr-FR|Caporal-chef de première classe}} は、1999年新設。</ref>
<ref name="S17">フランス陸軍の機甲科、騎兵科、砲兵科、輜重科では、他の兵科とは一部階級が異なる。その呼称を右側に表記。
* {{lang|fr-FR|Caporal-chef}}:{{lang|fr-FR|Brigadier-chef}}
* {{lang|fr-FR|Caporal}}:{{lang|fr-FR|Brigadier}}</ref>
<ref name="S18">フランス陸軍の {{lang|fr-FR|Soldat}} は、兵科によって次のような呼称がある。
* 歩兵:{{lang|fr-FR|fantassin}}
* 砲兵:{{lang|fr-FR|artilleur}}
* 工兵:{{lang|fr-FR|sapeur}}
*: [[パリ消防旅団|パリの消防士]] ({{lang|fr-FR|sapeur-pompiers de Paris}}) を含む
* 歩兵隊猟兵、山岳兵、騎兵隊猟兵:{{lang|fr-FR|chasseur}}
* 竜騎兵:{{lang|fr-FR|dragon}}
* 機甲兵:{{lang|fr-Fr|cuirassier}}
* 騎兵:{{lang|fr-FR|hussard}}
* 輜重兵:{{lang|fr-FR|conducteur}}</ref>
<ref name="S19">英国海兵隊、英国陸軍及び英国空軍の OR-4 及び OR-3 は、下級下士官の階級。</ref>
<ref name="S20">かつては英国海軍の {{lang|en-GB|Leading Rate}} は、英国海兵隊、英国陸軍及び英国空軍の {{lang|en-GB|Corporal}} よりも下だった。</ref>
<ref name="S21">英国海軍では、1999年4月1日 {{lang|en-GB|Able Rating}} に {{lang|en-GB|Ordinary Seaman}} を併合、{{lang|en-GB|Junior Rating}} 廃止。</ref>
<ref name="S22">英国海兵隊では、1999年4月1日 {{lang|en-GB|Marine 1st class}} と {{lang|en-GB|Marine 2nd class}} を併合、{{lang|en-GB|Junior Marine}} 廃止。</ref>
<ref name="S23">英国陸軍の {{lang|en-GB|Corporal}} 及び {{lang|en-GB|Lance Corporal}} は、英国砲兵隊では {{lang|en-GB|Bombardier}} 及び {{lang|en-GB|Lance Bombardier}}。</ref>
<ref name="S24">英国陸軍の {{lang|en-GB|Corporal}} は、近衛歩兵旅団では {{lang|en-GB|Lance-Sergeant}}。</ref>
<ref name="S25">英国陸軍の {{lang|en-GB|Corporal}} は、近衛騎兵隊では {{lang|en-GB|Lance Corporal of Horse}}。</ref>
<ref name="S26">英国陸軍の {{lang|en-GB|Private (Pte)}} は、兵科及び所属部隊によって呼称が異なる。
* 近衛騎兵隊、機甲科及び特殊空挺部隊(SAS):{{lang|en-GB|Trooper}} (Tpr)
* 砲兵科:{{lang|en-GB|Gunner}} (Gnr)
* 工兵科:{{lang|en-GB|Sapper}} (Spr)
* 信号科:{{lang|en-GB|Signaller}} (Sig)
* 陸軍航空科:{{lang|en-GB|Air Trooper}} (ATpr)
* 近衛歩兵連隊:{{lang|en-GB|Guardsman}} (Gdm)
* フュージリア連隊:{{lang|en-GB|Fusilier}} (Fus)
* 国王連隊:{{lang|en-GB|Kingsman}}
* 英国グリーン・ジャケッツ及び英国グルカ・ライフル隊:{{lang|en-GB|Rifleman}} (Rfm)
* ハイランダーズ:{{lang|en-GB|Highlander}}
* 電気機械科:{{lang|en-GB|Craftsman}} (Cfn)
* 陸軍軍楽科:{{lang|en-GB|Musician}} (Mus)、あるいは {{lang|en-GB|Drummer}} (Dmr), {{lang|en-GB|Trumpeter}} (Tptr), {{lang|en-GB|Bugler}}、または {{lang|en-GB|Piper}} (Ppr)</ref>
<ref name="S27">英国陸軍の {{lang|en-GB|Junior}} は、16歳からの年少新兵。</ref>
<ref name="S28">英国空軍の {{lang|en-GB|Junior Technician}} は、技術的な兵科と軍楽隊のみ。</ref>
<ref name="S29">朝鮮人民軍では1998年ごろに階級を変更している。旧呼称は右側に表記。
* {{lang|ko-KP|&#51473;&#44553;&#48337;&#49324;}}(中級兵士):{{lang|ko-KP|&#54616;&#49324;}}(下士)
* {{lang|ko-KP|&#54616;&#44553;&#48337;&#49324;}}(下級兵士):{{lang|ko-KP|&#49345;&#46321;&#48337;}}(上等兵)</ref>
<ref name="S30">韓国軍の{{lang|ko-KR|&#49345;&#46321;&#48337;}}(上等兵)は1962年に{{lang|ko-KR|&#54616;&#49324;}}(下士)に代わって新設された。また、一般的には以下のように略称される。
* {{lang|ko-KR|&#49345;&#46321;&#48337;}}(上等兵):{{lang|ko-KR|&#49345;&#48337;}}(上兵)
* {{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#48337;}}(一等兵):{{lang|ko-KR|&#51068;&#48337;}}(一兵)
* {{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#48337;}}(二等兵):{{lang|ko-KR|&#51060;&#48337;}}(二兵)
: 韓国軍陸軍基準では兵で入隊した場合、入隊すると同時に{{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#48337;}}(二等兵)となり、正常服務の時は入隊から6ヶ月で{{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#48337;}}(一等兵)に昇任、服務6ヶ月で{{lang|ko-KR|&#49345;&#46321;&#48337;}}(上等兵)に昇任する。
: 훈련병(訓練兵)は正式の階級ではなく、ただ基礎軍事訓練を受けている者を示す用語であり、大韓民国の軍人事法上では{{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#48337;}}(二等兵)である。</ref>
<ref name="S31">ロシア陸軍の {{lang|ru-RU|Младший сержант}} 及びロシア海軍の {{lang|ru-RU|Старшина второй статьи}} は、下士官の階級。</ref>
<ref name="S32">キリル文字のラテン文字転写には多数の方式、表記があり、ここにあげたものは一例である。</ref>
<ref name="S33">アメリカ陸軍とアメリカ海兵隊の {{lang|en-US|Corporal}}、及びアメリカ海軍の {{lang|en-US|Petty Officer Third Class}} は、下士官の階級。</ref>
<ref name="S34">アメリカ陸軍の {{lang|en-US|Specialist}} は、1985年 {{lang|en-US|Specialist Four}} から改称。</ref>
<ref name="S35">アメリカ陸軍の {{lang|en-US|Private}} (PV2) は、1955年まで {{lang|en-US|Private 1st Class}}。</ref>
<ref name="S36">アメリカ海兵隊の {{lang|en-US|Lance Corporal}} は、1958年導入。</ref>
<ref name="S37">アメリカ空軍では、下士官の階級である {{lang|en-US|Sergeant}} は1967年再導入、1991年廃止。{{lang|en-US|Senior Airman}} は、1975年に新設。1952年から1967年まで {{lang|en-US|Airman 1st Class}}。</ref>
<ref name="S38">アメリカ空軍の階級は以下のように変遷。
* 1952年まで:{{lang|en-US|Corporal}}、{{lang|en-US|Private 1st Class}}、{{lang|en-US|Private}}
* 1952年から1967年まで:{{lang|en-US|Airman 2nd Class}}、{{lang|en-US|Airman 3rd Class}}、{{lang|en-US|Airman Basic}}
* 1967年から:{{lang|en-US|Airman First Class}}、{{lang|en-US|Airman}}、{{lang|en-US|Airman Basic}}</ref>
}}




== 脚注 ==
{| border="1" cellspacing="1" cellpadding="2" style="border-collapse:collapse;" summary="この表は英国国防省における軍の階級に相当する官等の一覧である。" title="英国国防省の官等一覧"
{{脚注ヘルプ}}
<caption>[[国防省 (イギリス)|英国国防省]]の官等一覧</caption>
=== 注釈 ===
!scope="colgroup"|NATO階級符号<br />{{lang|en-GB|(NATO Rank Code)}}
{{Notelist2}}
!scope="colgroup"|英国国防省で同等の官等<br />{{lang|en-GB|(Ministry of Defence civilian grade equivalent)}}
=== 出典 ===
|-
{{Reflist}}
!scope="rowgroup"|OF-10及びOF-9
|{{lang|en-GB|Permanent Under Secretary}}(事務次官)/<br />{{lang|en-GB|2nd Permanent Under Secretary}}(第二事務次官)
|-
!scope="rowgroup"|OF-8
|{{lang|en-GB|Senior Civil Service 3-star}}(三つ星高級官僚:旧二等官{{lang|en-GB| (Grade 2)}}、次官代理{{lang|en-GB| (Deputy Under Secretary)}}:外局長官級・総局長官級)
|-
!scope="rowgroup"|OF-7
|{{lang|en-GB|Senior Civil Service 2-star}}(二つ星高級官僚:旧三等官{{lang|en-GB| (Grade 3)}}、次官補{{lang|en-GB| (Assistant Under Secretary)}}:局長級)
|-
!scope="rowgroup"|OF-6
|{{lang|en-GB|Senior Civil Service 1-star}}(一つ星高級官僚:旧四等官・五等官{{lang|en-GB| (Grades 4 and 5)}}、理事{{lang|en-GB| (Executive Director) }}及び次官補代理{{lang|en-GB| (Assistant Secretary)}}:部長級・局次長級)
|-
!-
|{{lang|en-GB|Band B1}}(旧六等官{{lang|en-GB| (Grade 6)}}、上級首席行政官{{lang|en-GB| (Senior Principal Officer) }}及び同等の官等)
|-
!scope="rowgroup"|OF-5
|{{lang|en-GB|Band B2}}(旧七等官{{lang|en-GB| (Grade 7)}}、首席行政官{{lang|en-GB| (Principal Officer) }}及び同等の官等)
|-
!scope="rowgroup"|OF-4
|{{lang|en-GB|Band C1}}(旧上級上席行政官{{lang|en-GB| (Senior Executive Officer) }}及び同等の官等)
|-
!scope="rowgroup"|OF-3
|{{lang|en-GB|Band C2}}(旧上席行政官{{lang|en-GB| (Higher Executive Officer) }}及び同等の官等)
|-
!scope="rowgroup"|OF-2
|{{lang|en-GB|Band D}}(旧行政官{{lang|en-GB| (Executive Officer) }}及び同等の官等)
|}

== 朝鮮人民軍の階級呼称 ==
[[朝鮮人民軍]]の階級(同国では職業上の階級は存在しないとの建前から「軍事称号」呼ばれる)は、[[1998年]]ごろに下士官兵の階級構成が変更された。

*元帥
**{{lang|ko-KP|&#51312;&#49440;&#48124;&#51452;&#51452;&#51032;&#51064;&#48124;&#44277;&#54868;&#44397;&#50896;&#49688;}}(朝鮮民主主義人民共和國元帥)
*:[[金正日]]の称号の一つ。
**{{lang|ko-KP|&#51312;&#49440;&#51064;&#48124;&#44400;&#50896;&#49688;}}(朝鮮人民軍元帥)
**{{lang|ko-KP|&#51312;&#49440;&#51064;&#48124;&#44400;&#52264;&#49688;}}(朝鮮人民軍次帥)

*将官
**{{lang|ko-KP|&#45824;&#51109;}}(大將)
**{{lang|ko-KP|&#49345;&#51109;}}(上將)
**{{lang|ko-KP|&#51473;&#51109;}}(中將)
**{{lang|ko-KP|&#49548;&#51109;}}(少將)

*佐官
**{{lang|ko-KP|&#45824;&#51340;}}(大佐)
**{{lang|ko-KP|&#49345;&#51340;}}(上佐)
**{{lang|ko-KP|&#51473;&#51340;}}(中佐)
**{{lang|ko-KP|&#49548;&#51340;}}(少佐)

*尉官
**{{lang|ko-KP|&#45824;&#50948;}}(大尉)
**{{lang|ko-KP|&#49345;&#50948;}}(上尉)
**{{lang|ko-KP|&#51473;&#50948;}}(中尉)
**{{lang|ko-KP|&#49548;&#50948;}}(少尉)

*下士官
**{{lang|ko-KP|&#53945;&#47924;&#49345;&#49324;}}(特務上士)
*:階級章は1998年以前の{{lang|ko-KP|&#53945;&#47924;&#49345;&#49324;}}(特務上士)とほぼ同じ。
**{{lang|ko-KP|&#49345;&#49324;}}(上士)
*:階級章は1998年頃からの新規。
**{{lang|ko-KP|&#51473;&#49324;}}(中士)
*:階級章は1998年頃からの新規。
**{{lang|ko-KP|&#54616;&#49324;}}(下士)
*:階級章は1998年以前の{{lang|ko-KP|&#49345;&#49324;}}(上士)とほぼ同じ。

*兵
**{{lang|ko-KP|&#49345;&#44553;&#48337;&#49324;}}(上級兵士)
*:略称:{{lang|ko-KP|&#49345;&#44553;}}(上級)
*:階級章は1998年以前の{{lang|ko-KP|&#51473;&#49324;}}(中士)とほぼ同じ。
**{{lang|ko-KP|&#51473;&#44553;&#48337;&#49324;}}(中級兵士)
*:略称:{{lang|ko-KP|&#51473;&#44553;}}(中級)
*:階級章は1998年以前の{{lang|ko-KP|&#54616;&#49324;}}(下士)とほぼ同じ。
**{{lang|ko-KP|&#54616;&#44553;&#48337;&#49324;}}(下級兵士)
*:略称:{{lang|ko-KP|&#54616;&#44553;}}(下級)
*:階級章は1998年以前の{{lang|ko-KP|&#49345;&#46321;&#48337;}}(上等兵)とほぼ同じ。
**{{lang|ko-KP|&#51204;&#49324;}}(戰士)

=== 過去の階級 ===
*{{lang|ko-KP|&#51312;&#49440;&#48124;&#51452;&#51452;&#51032;&#51064;&#48124;&#44277;&#54868;&#44397;&#45824;&#50896;&#49688;}}(朝鮮民主主義人民共和國大元帥)
:[[金日成]]の称号として留保されている。
*{{lang|ko-KP|&#49345;&#46321;&#48337;}}(上等兵)
:階級章は1998年以後の{{lang|ko-KP|&#54616;&#44553;&#48337;&#49324;}}(下級兵士)とほぼ同じ。

== 韓国軍の階級呼称 ==
[[韓国軍]]では[[1962年]]に兵[[分隊]]長制度を導入し、下士官(韓国語では{{lang|ko-KR|부사관(副士官)}})が勤めていた分隊長、日直下士(当直下士)などの職責を兵卒が担うようになった。それに合わせて下士官の階級構成を簡素化し、兵卒の階級が増やされている。

※参考に同盟軍であるアメリカ陸軍の同等の階級を併記する。

*元帥
**{{lang|ko-KR|&#50896;&#49688;(元帥)}}:{{lang|en-US|(General of the Army)}}

*将官(韓国語では、将官クラスの軍人を{{lang|ko-KR|장성}}={{lang|ko-KR|將星}}と呼ぶ。)
**{{lang|ko-KR|&#45824;&#51109;(大將)}}:{{lang|en-US|(General)}}
**{{lang|ko-KR|&#51473;&#51109;(中將)}}:{{lang|en-US|(Lieutenant General)}}
**{{lang|ko-KR|&#49548;&#51109;(少將)}}:{{lang|en-US|(Major General)}}
**{{lang|ko-KR|&#51456;&#51109;(准將)}}:{{lang|en-US|(Brigadier General)}}

*佐官(韓国語では{{lang|ko-KR|領官}})
**{{lang|ko-KR|&#45824;&#47161;(大領)}}:{{lang|en-US|(Colonel)}}
**{{lang|ko-KR|&#51473;&#47161;(中領)}}:{{lang|en-US|(Lieutenant Colonel)}}
**{{lang|ko-KR|&#49548;&#47161;(少領)}}:{{lang|en-US|(Major)}}

*尉官
**{{lang|ko-KR|&#45824;&#50948;(大尉)}}:{{lang|en-US|(Captain)}}
**{{lang|ko-KR|&#51473;&#50948;(中尉)}}:{{lang|en-US|(First Lieutenant)}}
**{{lang|ko-KR|&#49548;&#50948;(少尉)}}:{{lang|en-US|(Second Lieutenant)}}

*准士官
**{{lang|ko-KR|&#51456;&#50948;(准尉)}}:{{lang|en-US|(Chief Warrant Officer)}}

*下士官(韓国語では{{lang|ko-KR|副士官}})
**{{lang|ko-KR|&#50896;&#49324;(元士)}}:{{lang|en-US|(Sergeant Major)}}
**{{lang|ko-KR|&#49345;&#49324;(上士)}}:{{lang|en-US|(Master Sergeant)}}
**{{lang|ko-KR|&#51473;&#49324;(中士)}}:{{lang|en-US|(Sergeant First Class)}}
**{{lang|ko-KR|&#54616;&#49324;(下士)}}:{{lang|en-US|(Staff Sergeant)}}

*兵
**{{lang|ko-KR|&#48337;&#51109;(兵長)}}:{{lang|en-US|(Sergeant)}}
**{{lang|ko-KR|&#49345;&#46321;&#48337;(上等兵)}}:{{lang|en-US|(Corporal)}}
**: 略称:{{lang|ko-KR|&#49345;&#48337;(上兵)}}
**{{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#48337;(一等兵)}}:{{lang|en-US|(Private First Class)}}
**: 略称:{{lang|ko-KR|&#51068;&#48337;(一兵)}}
**{{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#48337;(二等兵)}}:{{lang|en-US|(Private)}}
**: 略称:{{lang|ko-KR|&#51060;&#48337;(二兵)}}
**{{lang|ko-KR|훈련병(訓練兵)}}:{{lang|en-US|(Private (Basic))}}
**: 略称:{{lang|ko-KR|훈병(訓兵)}}
**: 訓練所での新兵教育課程にある兵の階級

=== 兵分隊長制度実施前の下士官兵の階級 ===

※参考に同盟軍であるアメリカ陸軍の1962年当時の同等の階級を併記する。

*下士官
**{{lang|ko-KR|&#53945;&#47924;&#49345;&#49324;(特務上士)}}:{{lang|en-US|(Sergeant Major)}}
**{{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#49345;&#49324;(一等上士)}}:{{lang|en-US|(First Sergeant)}}
**{{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#49345;&#49324;(二等上士)}}:{{lang|en-US|(Master Sergeant)}}
**{{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#51473;&#49324;(一等中士)}}:{{lang|en-US|(Sergeant First Class)}}
**{{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#51473;&#49324;(二等中士)}}:{{lang|en-US|(Sergeant)}}
**{{lang|ko-KR|&#54616;&#49324;(下士)}}:{{lang|en-US|(Corporal)}}
*兵
**{{lang|ko-KR|&#51068;&#46321;&#48337;(一等兵)}}:{{lang|en-US|(Private First Class)}}
**{{lang|ko-KR|&#51060;&#46321;&#48337;(二等兵)}}:{{lang|en-US|(Private)}}
**{{lang|ko-KR|&#47924;&#46321;&#48337;(無等兵)}}:{{lang|en-US|(Private (Basic))}}

== ロシア軍の階級呼称 ==
現代の'''ロシア軍の階級'''は[[ピョートル1世|ピョートル大帝]]が創設した官等表にその起源を辿ることができる。ほとんどの階級呼称は[[1600年代]]末にロシア正規軍の組織で[[ドイツ]]/[[プロイセン]]、[[フランス]]、[[イギリス|英国]]、[[オランダ]]、[[ポーランド]]に存在する階級が採用された。

※キリル文字のラテン文字転写には多数の方式、表記があり、ここにあげたものは一例である。

=== ロシア連邦軍(1992年から) ===
[[ロシア]]は[[ソビエト連邦]]の階級を継承した。階級章や制服も少し手直して継承した。以下は[[ロシア連邦軍]]の階級である。

ロシアの軍隊には、全軍種階級(陸軍式階級)と艦上階級(海軍式階級)の2つの階級形式がある。

全軍種階級が使用されるのは:
*ロシア連邦軍
**[[ロシア陸軍]]
**[[ロシア空軍|空軍]]
**[[ロシア戦略ロケット軍|戦略ロケット軍]](独立兵科)
**[[ロシア空挺軍|空挺軍]](独立兵科)
**[[ロシア宇宙軍|宇宙軍]](独立兵科)
**[[ロシア海軍|海軍]]の[[ロシア海軍歩兵|海軍歩兵]]([[海兵隊]])、沿岸防衛部隊その他の地上支援部隊
*準軍隊
**[[ロシア内務省|内務省]]管轄の[[ロシア国内軍|国内軍]]
**[[ロシア連邦保安庁|連邦保安庁]]管轄の[[ロシア国境軍|国境軍]]の地上、航空部隊
**[[ロシア民間防衛問題・非常事態・自然災害復旧省|民間防衛問題・非常事態・自然災害復旧省]]管轄の[[ロシア民間防衛軍|民間防衛軍]]、消防救急隊
*機関
**[[ロシア対外情報庁|対外情報庁]]
**[[ロシア連邦保安庁|連邦保安庁]]
**[[ロシア連邦警護庁|連邦警護庁]]

艦上(海軍)階級が使用されるのは:
*[[ロシア海軍|海軍]](海軍歩兵、沿岸防衛部隊その他の地上支援部隊を除く)
*連邦保安庁国境軍の海上部隊([[沿岸警備隊]])

==== ロシア陸軍 ====
ロシア陸軍の階級{{lang|ru-RU| (войсковы́е зва́ния)}}
〔 〕の別称式もある。
*士官:{{lang|ru-RU|Офице́рский соста́в (Oficerskij sostav)}}
** 元帥・将官〔高級将校〕:{{lang|ru-RU|Ма́ршалы и генера́лы (Marshaly i generaly)}}
*** {{lang|ru-RU|Ма́ршал Росси́йской Федера́ции (Marshal Rossijskoj Federacii) }}:(ロシア連邦元帥)※ この階級名は陸軍・海軍の区別を越えて用いられ、陸軍に限定するのは誤り。ロシア連邦「軍務法」{{lang|ru-RU|Федеральный закон РФ "О воинской обязанности и военной службе"}} 46条を参照
*** {{lang|ru-RU|Генера́л а́рмии (General armii) }}:(上級大将)
*** {{lang|ru-RU|Генера́л-полко́вник (General-polkovnik) }}:(大将)
*** {{lang|ru-RU|Генера́л-лейтена́нт (General-lejtenant) }}:(中将)
*** {{lang|ru-RU|Генера́л-майо́р (General-major) }}:(少将)
** 佐官〔上級将校〕:{{lang|ru-RU|Ста́ршие офице́ры (Starshie oficery)}}
*** {{lang|ru-RU|Полко́вник (Polkovnik) }}:(大佐)
*** {{lang|ru-RU|Подполко́вник (Podpolkovnik) }}:(中佐)
*** {{lang|ru-RU|Майо́р (Major) }}:(少佐)
** 尉官〔初級将校〕:{{lang|ru-RU|Мла́дшие офице́ры (Mladshie oficery)}}
*** {{lang|ru-RU|Капита́н (Kapitan) }}:(大尉)
*** {{lang|ru-RU|Ста́рший лейтена́нт (Starshij lejtenant) }}:(上級中尉〔中尉〕)
*** {{lang|ru-RU|Лейтена́нт (Lejtenant) }}:(中尉〔少尉〕)
*** {{lang|ru-RU|Мла́дший лейтена́нт (Mladshij lejtenant) }}:(少尉〔少尉補〕)
* 准士官:{{lang|ru-RU|Пра́порщики (Praporsshiki)}}
** {{lang|ru-RU|Ста́рший пра́порщик (Starshij praporshchik) }}:(上級准尉)
** {{lang|ru-RU|Пра́порщик (Praporshchik) }}:(准尉)
* 下士官:{{lang|ru-RU|Старши́ны и сержа́нты (Starshiny i serzhanty)}}
** {{lang|ru-RU|Старшина́ (Starshina) }}:(曹長)
** {{lang|ru-RU|Ста́рший сержа́нт (Starshij serzhant) }}:(上級軍曹)
** {{lang|ru-RU|Сержа́нт (Serzhant) }}:(軍曹)
** {{lang|ru-RU|Мла́дший сержа́нт (Mladshij serzhant) }}:(伍長)
* 兵:{{lang|ru-RU|Рядово́й соста́в (Rjadovoj sostav) }}
** {{lang|ru-RU|Ефрейто́р (Yefreitor) }}:(上等兵〔兵長〕)
** {{lang|ru-RU|Рядово́й (Rjadovoj) }}:(兵)

==== ロシア海軍 ====
ロシア海軍の階級{{lang|ru-RU| (кора́бельные зва́ния)}}〔 〕の別称式もある。
*士官:{{lang|ru-RU|Офице́рский соста́в (Oficerskij sostav)}}
** 将官〔高級将校〕:{{lang|ru-RU|Адмира́лы (Admiraly)}}
*** {{lang|ru-RU|Ма́ршал Росси́йской Федера́ции (Marshal Rossijskoj Federacii)}} :(ロシア連邦元帥)※ この階級名は陸軍・海軍の区別を越えて用いられ、陸軍に限定するのは誤り。ロシア連邦「軍務法」{{lang|ru-RU|Федеральный закон РФ "О воинской обязанности и военной службе"}} 46条を参照
*** {{lang|ru-RU|Адмира́л фло́та (Admiral flota) }}:(上級大将)
*** {{lang|ru-RU|Адмира́л (Admiral) }}:(大将)
*** {{lang|ru-RU|Ви́це-адмира́л (Vice-admiral) }}:(中将)
*** {{lang|ru-RU|Ко́нтр-адмира́л (Kontr-admiral) }}:(少将)
** 佐官〔上級将校〕:{{lang|ru-RU|Ста́ршие офице́ры (Starshie oficery)}}
*** {{lang|ru-RU|Капита́н пе́рвого ра́нга (Kapitan pervogo ranga) }}:(大佐)
*** {{lang|ru-RU|Капита́н второ́го ра́нга (Kapitan vtorogo ranga) }}:(中佐)
*** {{lang|ru-RU|Капита́н тре́тьего ра́нга (Kapitan tretyego ranga) }}:(少佐)
** 尉官〔初級将校〕:{{lang|ru-RU|Мла́дшие офице́ры (Mladshie oficery)}}
*** {{lang|ru-RU|Капита́н-лейтена́нт (Kapitan-lejtenant) }}:(大尉)
*** {{lang|ru-RU|Ста́рший лейтена́нт (Starshij lejtenant) }}:(上級中尉〔中尉〕)
*** {{lang|ru-RU|Лейтена́нт (Lejtenant) }}:(中尉〔少尉〕)
*** {{lang|ru-RU|Мла́дший лейтена́нт (Mladshij lejtenant) }}:(少尉〔少尉補〕)
* 准士官:{{lang|ru-RU|Ми́чманы (Michmany)}}
** {{lang|ru-RU|Ста́рший ми́чман (Starshij michman) }}:(兵曹上長〔上級准尉〕)
** {{lang|ru-RU|Ми́чман (Michman) }}:(兵曹長〔(海軍)准尉〕)
* 下士官:{{lang|ru-RU|Старши́ны (Starshiny)}}
** {{lang|ru-RU|Гла́вный кора́бельный старшина́ (Glavnyj korabelnyi starshina) }}:(上等兵曹〔上級艦艇兵曹〕)
** {{lang|ru-RU|Гла́вный старшина́ (Glavnyj starshina) }}:(一等兵曹〔上級兵曹〕)
** {{lang|ru-RU|Старшина́ 1 статьи́ (Starshina 1 stati) }}:(二等兵曹〔一等兵曹〕)
** {{lang|ru-RU|Старшина́ 2 статьи́ (Starshina 2 stati) }}:(三等兵曹〔二等兵曹〕)
* 兵:{{lang|ru-RU|Рядово́й соста́в (Rjadovoj sostav)}}
** {{lang|ru-RU|Ста́рший матро́с (Starshij matros) }}:(上等水兵)
** {{lang|ru-RU|Матро́с (Matros) }}:(水兵)

=== ソビエト連邦軍(1935年~1991年) ===
[[1917年]]の[[ロシア革命|十月革命]]はロシア貴族の特権を剥奪。官等表と同様に階級も廃止された。陸軍と海軍は職名の略称による''職位''制度に戻った。この略称は非公式な職名として現在まで存続している。

[[ソビエト連邦軍]]では階級は[[1935年]]まで再導入されず、将軍の階級は[[1940年]]5月に復活した。この階級は[[ロシア帝国]]軍の階級をもとにいくつかの修正がされていた。ロシア帝国の階級章を修正した階級章が1943年に再導入された。

[[1970年代]]に、志願による下士官で曹長{{lang|ru-RU| ('''Старшина''' : Starshina) }}の階級にあるものが、新設した准尉{{lang|ru-RU| ('''Прапорщик''' : Praporshchik)}}(同じ呼称のロシア帝国の士官とは別の階級)に任命された。{{lang|ru-RU|''Старшина'' }}は徴兵された者のために保留された。

{|class="prettytable" cellpadding="6" summary="この表はソビエト連邦軍における将官および佐官の階級呼称の一覧である。" title="ソビエト連邦軍の将官・佐官の階級呼称一覧"
|+ソビエト連邦軍の将官・佐官の階級呼称一覧
!
!width="240" style="text-align: center;"|ソ連陸軍
!width="320" style="text-align: center;"|ソ連空軍および他の軍種・兵科<br/>(宇宙軍、砲兵科、戦車兵科、工兵科、通信兵科、衛生兵科、憲兵科、その他の特殊・技術兵科)
!width="240" style="text-align: center;"|ソ連海軍
|-
!rowspan="6" style="text-align: center;"|元帥<br/><br/>又は<br/><br/>将官
|colspan="3" style="text-align: center;"|<br/>{{lang|ru-RU|Генералиссимус Советского Союза}}<br/>([[ソ連邦大元帥]]) {{sup|1}} <br/>
|-
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|Маршал Советского Союза}}<br/>([[ソ連邦元帥]])
----
-
|style="text-align: center;"|-
----
{{lang|ru-RU|Главный Маршал Авиации<!-- Советского Союза-->}}<br/>(航空総元帥)<br/>{{lang|ru-RU|Главный Маршал рода войск}}<br/>([[兵科総元帥]]) {{sup|3}}
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|Адмирал Флота Советского Союза}}<br/>([[ソ連邦海軍元帥]]) {{sup|2}}
----
-
|-
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|Генерал армии}}<br/>([[上級大将_(ソ連)|上級大将]])
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|Маршал авиации}}<br/>(航空元帥)<br/>{{lang|ru-RU|Маршал рода войск}}<br/>(兵科元帥) {{sup|4}}<br/>{{lang|ru-RU|Генерал рода войск}}<br/>(兵科上級大将)
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|адмирал флота}}<br/>([[海軍元帥_(ソ連)|海軍元帥]])
|-
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|генерал-полковник}}<br/>(大将)
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|генерал-полковник авиации}}<br/>(航空大将)<br/>{{lang|ru-RU|генерал-полковник рода войск}}<br/>(兵科大将)<center>
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|адмирал}}<br/>(海軍大将)
|-
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|генерал-лейтенант}}<br/>(中将)
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|генерал-лейтенант авиации}}<br/>(航空中将)<br/>{{lang|ru-RU|генерал-лейтенант рода войск}}<br/>(兵科中将)<center>
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|вице-адмирал}}<br/>(海軍中将)
|-
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|генерал-майор}}<br/>(少将)
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|генерал-майор авиации}}<br/>(航空少将)<br/>{{lang|ru-RU|генерал-майор рода войск}}<br/>(兵科少将)<center>
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|контр-адмирал}}<br/>(海軍少将)
|-
!rowspan="3" style="text-align: center;"|上級士官<br/><br/>又は<br/><br/>佐官
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|полковник}}<br/>(大佐)
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|полковник авиации<br/>полковник рода войск}}
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|капитан 1-го ранга}}
|-
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|подполковник}}<br/>(中佐)
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|подполковник авиации<br/>подполковник рода войск}}
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|капитан 2-го ранга}}
|-
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|майор}}<br/>(少佐)
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|майор авиации<br/>майор рода войск}}
|style="text-align: center;"|{{lang|ru-RU|капитан 3-го ранга}}
|}


#ソ連邦大元帥を叙任されたのは[[ヨシフ・スターリン]]ただ一人。
#ソ連邦海軍元帥は、[[1955年]][[3月3日]]に導入された。
#兵科総元帥の{{lang|ru-RU| "рода войск" }}の部分は以下のように兵科の呼称に置き換わる。
#* {{lang|ru-RU|Главный маршал артиллерии (Gravnyj marshal artillerii)}}(砲兵総元帥)
#* {{lang|ru-RU|Главный маршал бронетанковых войск (Gravnyj marshal bronetankovyh vojsk)}}(戦車兵総元帥)
#* {{lang|ru-RU|Главный маршал инженерных войск (Gravnyj marshal inzhenernyh vojsk)}}(工兵総元帥)
#* {{lang|ru-RU|Главный маршал войск связи (Gravnyj marshal vojsk svjazi)}}(通信兵総元帥)
#兵科元帥の{{lang|ru-RU| "рода войск" }}の部分は以下のように兵科の呼称に置き換わる。また、兵科元帥は上級大将{{lang|ru-RU| (Генерал армии) }}と同等の階級とされた。
#* {{lang|ru-RU|Маршал артиллерии (Marshal artillerii)}}(砲兵元帥)
#* {{lang|ru-RU|Маршал бронетанковых войск (Marshal bronetankovyh vojsk)}}(戦車兵元帥)
#* {{lang|ru-RU|Маршал инженерных войск (Marshal inzhenernyh vojsk)}}(工兵元帥)
#* {{lang|ru-RU|Маршал войск связи (Marshal vojsk svjazi)}}(通信兵元帥)

=== ロシア帝国軍(1700年代~1917年) ===
[[1700年代]]のはじめ、陸軍の再編と強力な海軍の創設に努力している間、軍隊の階級は[[ツァーリ]]によって頻繁に変更された。それら多くの変更は、[[1722年]]に最初の官等表として最終的にまとめられるまで、[[1716年]]から陸軍の交戦規則に繰り返し記録された。[[モスクワ大公国]]の[[ストレレッツ|ストレレツ]]{{lang|ru-RU| (стрелец : strelec) }}と比較して、いくつか下士官が追加された、兵の階級は多くの兵種別の階級に置き換えられ、いくつか将軍の階級が追加された。海軍の階級は一から作られた。

士官は官等表で定義された階級に従った。

[[1731年]]には、兵及び士官/下士官の階級は両方とも多少は安定した。それらの階級は[[ロシア革命]]まで小規模の修正だけで存続した。

副大尉{{lang|ru-RU| (''капита́н-пору́чик'' : kapitan-poruchik) }}の階級は英語で{{lang|en| ''Lieutenant Captain'' }}と比較される。注:ポルーチク{{lang|ru-RU| (''пору́чик'' : poruchik) }}はツァーリが独自に命名した階級呼称。

砲兵科と工兵科の士官は一階級上の待遇、近衛隊は二階級上の待遇であった。

[[1798年]]から[[1884年]]にかけて、将軍の階級が揃えられ、階級としての[[旅団]]長{{lang|ru-RU| (бригади́р : brigadir) }}が廃止された。副大尉{{lang|ru-RU| (капита́н-пору́чик : kapitan-poruchik) }}がこの時は大尉参謀{{lang|ru-RU| (штабс-капита́н : shtabs-kapitan) }}として再び置かれた。珍しい一等少佐{{lang|ru-RU| (премье́р-майо́р : premyer-major) }}と二等少佐{{lang|ru-RU| (секу́нд-майо́р : sekund-major) }}が統合された。[[1826年]]、ロシア陸軍は肩章を導入し[[コサック]]騎兵の階級と区別した。

1884年、少佐{{lang|ru-RU| (майо́р : major) }}と副大尉{{lang|ru-RU| (капита́н-пору́чик : kapitan-poruchik) }}が再び廃止され、下の階級が数階級上に上がった。その後[[1909年]]まで再導入されなかった。

{| border="1" cellspacing="1" cellpadding="2" style="border-collapse:collapse;" summary="この表はロシア帝国の陸軍における階級呼称の一覧である。" title="ロシア帝国陸軍の階級呼称一覧"
<caption>ロシア帝国陸軍の階級呼称一覧</caption>
!scope="colgroup"|官等
!scope="colgroup"|官階
!scope="colgroup"|陸軍、歩兵科
!scope="colgroup"|騎兵科(1731年から)
!scope="colgroup"|砲兵科、工兵科
|-
!scope="rowgroup"|I
!rowspan="4" scope="rowgroup"|将官
|lang="ru-RU"|генерал-фельдмаршал
|lang="ru-RU"|-
|lang="ru-RU"|-
|-
!scope="rowgroup"|II
|lang="ru-RU"|генера́л-анше́ф
|lang="ru-RU"|генера́л от кавале́рии
|lang="ru-RU"|генера́л-фельдцейхме́йстер
|-
!scope="rowgroup"|III
|lang="ru-RU"|генера́л-пору́чик
|lang="ru-RU"|генера́л-пору́чик
|lang="ru-RU"|генера́л-пору́чик
|-
!scope="rowgroup"|IV
|lang="ru-RU"|генера́л-майо́р
|lang="ru-RU"|генера́л-майо́р
|lang="ru-RU"|генера́л-майо́р
|-
!scope="rowgroup"|V
!rowspan="4" scope="rowgroup"|佐官
|{{lang|ru-RU|бригади́р}}(1798年まで)
|{{lang|ru-RU|бригади́р}}(1798年まで)
|lang="ru-RU"|полко́вник
|-
!scope="rowgroup"|VI
|lang="ru-RU"|полко́вник
|lang="ru-RU"|полко́вник
|lang="ru-RU"|подполко́вник
|-
!scope="rowgroup"|VII
|lang="ru-RU"|подполко́вник
|lang="ru-RU"|подполко́вник
|lang="ru-RU"|майо́р
|-
!rowspan="2" scope="rowgroup"|VIII
|lang="ru-RU"|премье́р-майо́р<br />секу́нд-майо́р
|lang="ru-RU"|премье́р-майо́р<br />секу́нд-майо́р
|lang="ru-RU"|-
|-
!rowspan="7" scope="rowgroup"|尉官
|lang="ru-RU"|-
|lang="ru-RU"|-
|lang="ru-RU"|капита́н
|-
!scope="rowgroup"|IX
|lang="ru-RU"|капита́н
|lang="ru-RU"|ро́тмистр
|{{lang|ru-RU|капита́н-пору́чик}}(1731年までと1765年から)
|-
!scope="rowgroup"|X
|{{lang|ru-RU|капита́н-пору́чик}}(1731年まで)
|{{lang|ru-RU|капита́н-пору́чик}}(1731年まで)
|lang="ru-RU"|пору́чик
|-
!scope="rowgroup"|XI
|{{lang|ru-RU|пору́чик}}(1765年から)
|{{lang|ru-RU|пору́чик}}(1765年から)
|{{lang|ru-RU|подпору́чик}}(1765年から)
|-
!scope="rowgroup"|XII
|{{lang|ru-RU|пору́чик; подпору́чик}}(1765年から)
|{{lang|ru-RU|пору́чик; подпору́чик}}(1765年から)
|{{lang|ru-RU|подпору́чик}}(1765年まで)
|-
!scope="rowgroup"|XIII
|{{lang|ru-RU|подпору́чик}}(1765年まで)
|{{lang|ru-RU|подпору́чик}}(1765年まで)
|{{lang|ru-RU|штык-ю́нкер; пра́порщик}}(1765年から)
|-
!scope="rowgroup"|XIV
|lang="ru-RU"|пра́порщик/фе́нрих (фендрик)
|lang="ru-RU"|корне́т
|lang="ru-RU"|-
|-
!rowspan="6" colspan="2" scope="rowgroup"|下士官
|{{lang|ru-RU|ста́рший сержа́нт; фельдфе́бель}}(1765年~1826年); {{lang|ru-RU|подпра́порщик}}(1826年~1884年); {{lang|ru-RU|зауряд-пра́порщик}}(1884年から)
|{{lang|ru-RU|вáхмистр}}(1884まで); なし(1884年から)
|{{lang|ru-RU|фельдфе́бель}}(1765年~1826年); {{lang|ru-RU|подпра́порщик}}(1826年~1884年); {{lang|ru-RU|зауряд-пра́порщик}}(1884年)
|-
|{{lang|ru-RU|мл́адший сержа́нт; сержа́нт}}(1765年~1798年); {{lang|ru-RU|пра́порщик}}(1798年~1826年); {{lang|ru-RU|фельдфе́бель}}(1826年~1884年); {{lang|ru-RU|подпра́порщик}}(1884年)
|{{lang|ru-RU|эстандáрт-ю́нкер}}(1798年~1826年); {{lang|ru-RU|фельдфе́бель}}(1826年~1884年); {{lang|ru-RU|вáхмистр}}(1884年から)
|{{lang|ru-RU|портупéй-ю́нкер}}(1798年~1826年); {{lang|ru-RU|фельдфе́бель}}(1826年~1884年); {{lang|ru-RU|подпра́порщик}}(1884年から)
|-
|{{lang|ru-RU|подпра́порщик}}(1826年まで); {{lang|ru-RU|сержа́нт}}(1826年~1884年); {{lang|ru-RU|фельдфе́бель}}(1884年~1917年)
|{{lang|ru-RU|гефре́йт-капра́л}}(1731年~1765年); {{lang|ru-RU|подпра́порщик}}(1765年~1826年); {{lang|ru-RU|фельдфе́бель}}(1884年~1917年)
|{{lang|ru-RU|подпра́порщик}}(1826年まで); {{lang|ru-RU|фельдфе́бель}}(1884年~1917年)
|-
|lang="ru-RU"|каптена́рмус
|lang="ru-RU"|каптена́рмус
|lang="ru-RU"|каптена́рмус
|-
|lang="ru-RU"|фурье́р
|lang="ru-RU"|фурье́р
|lang="ru-RU"|фурье́р
|-
|lang="ru-RU"|капра́л
|lang="ru-RU"|капра́л
|lang="ru-RU"|капра́л
|-
!rowspan="2" colspan="2" scope="rowgroup"|兵
|lang="ru-RU"|гефре́йтор
|lang="ru-RU"|гефре́йтор
|lang="ru-RU"|гефре́йтор
|-
|lang="ru-RU"|мушкетё́р, фузилё́р, гренадё́р, пикинё́р и т.д.
|lang="ru-RU"|драгу́н, гуса́р, кираси́р, улáн, ланцéр, каза́к и т.д.
|lang="ru-RU"|канони́р, гандлаге́р, сапё́р, пионе́р, минё́р, понтонё́р и т.д.
|}


{| border="1" cellspacing="1" cellpadding="2" style="border-collapse:collapse;" summary="この表はロシア帝国の海軍における階級呼称の一覧である。" title="ロシア帝国海軍の階級呼称一覧"
<caption>ロシア帝国海軍の階級呼称一覧</caption>
!scope="colgroup"|官等
!scope="colgroup"|官階
!scope="colgroup"|海軍
|-
!scope="rowgroup"|I
!rowspan="4" scope="rowgroup"|将官
|lang="ru-RU"|генера́л-адмира́л
|-
!scope="rowgroup"|II
|lang="ru-RU"|адмира́л
|-
!scope="rowgroup"|III
|lang="ru-RU"|ви́це-адмира́л
|-
!scope="rowgroup"|IV
|{{lang|ru-RU|шаутбейна́хт; ко́нтр-адмира́л}}(since 1724年から)
|-
!scope="rowgroup"|V
!rowspan="4" scope="rowgroup"|佐官
|{{lang|ru-RU|капита́н-командо́р}}(1826年まで); {{lang|ru-RU|капита́н брагади́рского ра́нга}}(1764年~1798年)
|-
!scope="rowgroup"|VI
|lang="ru-RU"|капита́н 1-го ра́нга
|-
!scope="rowgroup"|VII
|lang="ru-RU"|капита́н 2-го ра́нга
|-
!scope="rowgroup"|VIII
|{{lang|ru-RU|капита́н-поручи́к}}(1784年まで);{{lang|ru-RU|Капитан-лейтенант}}(1784年から)
|-
!scope="rowgroup"|IX
!rowspan="6" scope="rowgroup"|尉官
|{{lang|ru-RU|лейтена́нт }}または{{lang|ru-RU| пору́чик}}(1884年から)
|-
!scope="rowgroup"|X
|{{lang|ru-RU|ýндер лейтена́нт}}(1724年まで); {{lang|ru-RU|пору́чик}}(1884年まで); {{lang|ru-RU|ми́чман}}(1884年から)
|-
!scope="rowgroup"|XI
|{{lang|ru-RU|корабе́льный секрета́рь}}(1834まで); {{lang|ru-RU|подпору́чик}}(1884年まで)}}
|-
!scope="rowgroup"|XII
|{{lang|ru-RU|ми́чман}}(1864年~1884年)
|-
!scope="rowgroup"|XIII
|{{lang|ru-RU|ми́чман}}(1758年~1864年)
|-
!scope="rowgroup"|XIV
|lang=ru""|-
|-
!rowspan="6" colspan="2" scope="rowgroup"|下士官
|lang="ru-RU"|шту́рман
|-
|lang="ru-RU"|шки́пер
|-
|{{lang|ru-RU|ми́чман}}(1758年まで)
|-
|lang="ru-RU"|бо́цман; шхи́ман
|-
|lang="ru-RU"|подшхи́ман; подшту́рман; боцманма́т; шхимана́т
|-
|lang="ru-RU"|квартирмéйстер
|-
!rowspan="2" colspan="2" scope="rowgroup"|兵
|lang="ru-RU"|матро́с 1-й статьи́
|-
|lang="ru-RU"|матро́с 2-й статьи́
|}


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[階級章]]/[[高官の階級章]]
* [[肩章]]/[[襟章]]/[[帽章]]
* [[特技兵]]/[[技術曹]]
* [[海尉]]
* [[救世軍#メンバーの階級|大佐補]]
* [[日本軍の階級]]
* {{ill2|名誉進級|en|Brevet (military)}}(名誉昇任)


*[[高官の階級章]]
{{各国の軍隊の階級}}
{{Normdaten}}
*[[イギリス陸軍の階級]]
*[[日本軍と自衛隊の階級]]<ref>旧軍と自衛隊を分けた方がいいかもしれませんが、とりあえずまとめて。</ref>
*[[中国軍の階級]]
*[[ドイツ軍の階級]]
*[[フランス軍の階級]]
*[[イギリス軍の階級]]<ref>[[イギリス陸軍の階級]]という項目があるので、改名して、そこに統合することを同時に提案します。</ref>
*[[朝鮮人民軍の階級]]
*[[韓国軍の階級]]
*[[ロシア軍の階級]]
*[[中華民国国軍の階級]]
*[[アメリカ軍の階級]]
== 脚注 ==
<references />

[[category:軍隊の階級|*]]
[[category:軍事の一覧|くんたいにおけるかいきゆういちらん]]


{{デフォルトソート:くんたいのかいきゆう}}
[[ar:رتب عسكرية]]
[[Category:軍隊の階級|*]]
[[bn:সামরিক পদ]]
[[Category:位階]]
[[ca:Grau militar]]
[[Category:軍人・戦士の称号]]
[[cs:Vojenské hodnosti]]
[[Category:国別の称号]]
[[da:Militær rang]]
[[de:Dienstgrad]]
[[en:Military rank]]
[[es:Rango (militar)]]
[[et:Sõjaväeline auaste]]
[[fi:Sotilasarvo]]
[[fr:Grade militaire]]
[[he:דרגה צבאית]]
[[hr:Vojni čin]]
[[hu:Rendfokozat]]
[[is:Stöðuheiti í hernaði]]
[[it:Grado militare]]
[[jv:Tandha pangkat militèr]]
[[ko:군인 계급]]
[[lt:Karinis laipsnis]]
[[nl:Militaire rang]]
[[no:Militær grad]]
[[pl:Stopień wojskowy]]
[[ru:Воинское звание]]
[[sk:Vojenská hodnosť]]
[[sl:Vojaški čini]]
[[uk:Військові звання]]
[[vi:Quân hàm]]
[[zh:军衔]]

2024年12月23日 (月) 22:12時点における最新版

軍隊の階級(ぐんたいのかいきゅう)は、軍隊における階層関係の制度のことをいう[1]

軍事組織は、世界的に階級が制度化されている。後述のように、社会主義国の軍隊に於いて、階級制度が廃止されることもあったが、後に復活している。

ヨーロッパ諸国の陸海軍においては、職名が階級化していったという歴史的経緯から、軍種によって階級名が大きく異なる。

日本陸軍および旧日本海軍では、階級を上がることを「進級」(しんきゅう)といい、階級が下がることを「降等」(こうとう)という。一方、現在の自衛隊[注 1]陸上自衛隊海上自衛隊航空自衛隊)では「昇任」(しょうにん)及び「降任」(こうにん)といい[2]予備自衛官(他国の軍隊における予備役)等の階級が上がる場合は「昇進」(しょうしん)という[3]

呼称

[編集]

日本語における軍隊の階級名については、1869年明治2年)の職員令で海陸軍にそれぞれ大将・中将・少将を置き[注 2]1870年明治3年)に太政官の沙汰により海陸軍に大佐から少尉まで及び陸軍に曹長・権曹長を置いて合わせて11等級を設けている[5] [注 3] [注 5]。これらは明治6年5月8日太政官布達第154号による陸海軍武官官等表改定で引き続き用いられ[11] [注 6]、西欧近代軍の階級呼称を和訳する際にも当てはめられた[注 7]。 これらの一部には律令制近衛府衛門府兵衛府鎮守府などにおける四等官の官職名や漢籍に掲載されている古代中国の官職名にも見られる名称が用いられた[注 8] [注 9] [注 10]

日本語では軍人の階級呼称は、海兵隊員海兵隊軍人)を除いて「陸軍大将」「海軍大将」「空軍大将」のように軍種と階級を組み合わせて呼ぶのが一般的である。

海兵隊員の階級は「海兵大将」のように「隊」の字が削られることがある。ただし、第二次世界大戦後、特にアメリカ海兵隊の階級呼称については「海兵隊大将」のような表記も見られる。

西洋語表記に準じて、陸軍、空軍、海兵隊等の将官を将軍general、ゼネラル/ジェネラル)、海軍等の将官を提督[注 11](admiral、アドミラル)と呼ぶことがしばしばある。

現代の分類

[編集]

ほとんどの現代の軍隊では階級を大きく3種類に区別している。それらはジュネーヴ諸条約で、いくぶん曖昧な区分「士官」、「下士官」及び「兵」として区別されている。

以下に個別の詳細を示す。

士官・将校

[編集]

士官、ないし将校は、職権の保持によって、他の軍人から区別される。士官は指導者や指揮権保持者として訓練される。この2つの語はほぼ同義であるが、厳密には異なる場合もある。詳細はそれぞれの記事参照。

士官・将校はさらに「将官」、「佐官」、「尉官」の3段階に分けられる。

将官

[編集]

長期間にわたり単独で作戦を実施することが期待される典型的な部隊や編制旅団以上の部隊や艦隊戦隊等)を指揮する士官が将官である。将官の階級は、典型的には大将中将少将准将が含まれる。ロシアやかつてのドイツでは上級大将が置かれた。

いくつかの軍では、元帥のように、別の肩書きを付与された上記の例より上位の階級が一つ以上ある場合がある。それらの階級はしばしば、ドイツカナダのように廃止されたり、あるいはイギリスアメリカ合衆国のように戦時や名誉昇任に制限されたりすることがある。

いくつかの肩書きは純粋には階級ではなく、将軍の職務や、名誉的な肩書きである。実例をあげると、フランス陸軍では、軍将軍/陸軍大将Général d'armée)及び、軍団将軍/陸軍中将(Général de corps d'armée)は師団将軍/陸軍少将Général de division)の職務である。またフランス元帥Maréchal de France)は最高司令部の官職に由来するが、フランス元帥に授与された実務上の指揮権はしばしば失われた。

佐官

[編集]

佐官は、単独で短期間の作戦を実施できることが期待される典型的な部隊(大隊及び連隊、大型軍艦、飛行戦隊)を指揮する上級士官である。佐官は一般的には参謀の職務もつとめる。

典型的な佐官の階級には大佐中佐少佐が含まれる。多くのイギリス連邦の国では、最上級の佐官(Brigadier)が旅団長 をつとめる。准将(Brigadier General)がその職務をつとめる国もある。一部の海軍では代将Commodore)の階級も使用される。

日本の律令官制では、「佐(サ/すけ)」は、「大将」(「督」に相当)の下位、「中将・少将」と同等の武官であったため(詳細は近衛府を参照)、平均すると軍全体を指揮する「将」の下位であるということから、この字が充てられたのであろうと思われる。

しかしながら、「佐」とは文字通り「補佐」の意味である。漢字文化圏では、参謀や副官、副指揮官ならともかく、部隊指揮官の階級(とくに前近代のヨーロッパでは傭兵隊長と連隊長はほぼ同義であった)としては違和感がある。そのため中国語圏では、「佐」ではなくて「校」が用いられる。事実上は日本軍の下位組織であった満州国軍においても、中国式の訳語が踏襲された。古代中国の前漢では、将軍の下位の部隊長クラスの官位として「校尉」があり、ここから取られている。また、上記の「将校」の語も、将官と校官を総称した意味である。

指揮官クラスの人材を指す「将領」という漢語があるためか、韓国軍では、「あずかる」という意味を持つ「領」の字が充てられている。

尉官

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尉官の階級は3つか4つの最下級士官の階級である。配下の部隊は、単独で長時間の作戦を実施することを一般的には期待されていない。いくつかの部隊では尉官も参謀の役割をつとめる。

典型的な尉官の階級には大尉中尉少尉が含まれる。イギリス海軍のように二階級式を取っている場合もある。

日本の律令官制では、大尉・少尉は、佐より下位の官位であったために、この字が充てられた。古代中国の前漢においては、太尉は軍事を担当する官位の最高位であった。その後の中国では太尉という官職は消滅し、中国人民解放軍と中華民国国軍でも尉官はこの字が充てられている。

准士官

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准士官は准尉や上級曹長などとも呼ばれる。国や軍種で扱われ方が異なる混合した階級である。准士官は、精鋭の上級下士官として豊富な経験を軍のために提供する役職や、士官相当として小部隊の指揮や参謀の一員として勤務する場合が多い。米軍においては士官と下士官の間の独立階級で、専門職(ミサイルの射手など)となる。また、完全に称号である軍も存在する。

下士官・兵

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下士官・兵は士官や准士官の下の階級であり、軍人の大多数を構成する。

下士官

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下士官は、士官の指揮の下で、他の軍の構成員を監督する代理権限を許可され重要な監督責任を負う。

上級下士官は尉官よりも軍歴が長いことが多く、上級下士官が公式にもつ責任と非公式に受ける敬意は尉官に勝るとも劣らない場合が多い。いくつかの国では、准士官の階級は専門職に対する階級とし最も功績ある下士官に対する階級を下士官に留めおく場合もある(最先任最上級曹長など)。

下士官の階級は典型的にはかなり多くの格付けの曹長、軍曹、伍長(陸軍、海兵隊と空軍)、兵曹(海軍と沿岸警備隊)である。

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指揮権限がないは通常は○○兵のような肩書きをもつ。いくつかの国や軍種では、異なる兵科では肩書きも異なる。兵の階級には様々な格付けがあるかもしれないが、しかしそれらは通常は権限が増えるのではなく給与の変化を反映しているに過ぎない。これらが技術的に階級であるかどうかは、国や軍種による。

階級符号

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NATO階級符号

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北米と西欧の多国間軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)では、STANAG 2116で「NATO軍人階級符号」(the NATO codes for grades of military personnel)を制定している。STANAG 2116の別表では加盟各国の軍隊の階級と NATO 階級符号との対応が定められている。

  • 士官:OF-1からOF-10(昇順)。英語のOfficersに由来する。
  • 見習士官:OF(D)。英語のOfficers Designateに由来する。
  • 准士官:WO-1からWO-5(昇順)。英語のWarrant Officersに由来する。
  • その他の階級:OR-1からOR-9(昇順)。英語のOther Ranksに由来する。

NATOではOR-5からOR-9に含まれる階級は下士官とみなされるが、加盟各国の軍隊の下士官の範囲とは必ずしも一致しない。なお、一般的な制度における准士官は上級の下士官として「その他の階級」に含まれるが、ギリシャ軍イタリア軍ポーランド軍ルーマニア軍及びアメリカ軍の准士官は、少尉と下士官の間の「士官」にも「その他の階級」にも含まれない独立した階級である。そして、NATOは事実上アメリカ合衆国を盟主とする軍事同盟であるため、米軍のシステムに合わせて准士官の階級符号は別に設けられている。

アメリカ軍給与等級

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アメリカ軍では軍人の基本給と階級の対応付けに使用する連邦政府規準として給与等級 (pay grade) を定めている。この給与等級はアメリカ合衆国連邦政府における職階制給与制度に含まれる。

  • 士官:O-1からO-11(昇順)。英語のOfficersに由来する。O-1とO-2はNATO階級符号のOF-1に、O-3以上はそれぞれNATO 階級符号 OF-2以上に相当する。
  • 准士官:W-1からW-5(昇順)。英語のWarrant Officersに由来する。W-1からW-5はそれぞれNATO階級符号のWO-1からWO-5に相当する。
  • 下士官兵:E-1からE-9(昇順)。英語のEnlisted personnelに由来する。E-1からE-9はそれぞれNATO階級符号の OR-1からOR-9 に相当する。

アメリカ軍の下士官はE-4以上に分類される。ただし、兵であってもE-4以上に分類されることがある。

社会主義国における階級制度の廃止

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ソビエト労農赤軍1918 - 1935年)、中国人民解放軍1965 - 1988年)、及びアルバニア軍(1966 - 1991年)などの社会主義国の軍隊では、社会主義の理念から、自国の軍隊を帝国主義諸国の軍隊と区別するために、軍隊の階級制度を廃止した。ただし、いずれの場合も、よく誤解されるように軍隊の職制(司令官・師団長など)を廃止したわけではなく、指揮命令系統自体は存在した。

これらの諸国では後に階級制度は復活し、現在はほとんどの社会主義国の軍隊に階級制度が存在している。しかし、朝鮮人民軍のように「階級」ではなく「軍事称号」という名称を使っている例もある。厳密にいえば、赤軍の階級制度の「廃止」の場合も、「将軍」(: генера́л)を「司令官」(: команди́р)とするような言い換えにすぎなかった。

国際比較

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元帥

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軍全体の総司令官など。あるいは名誉階級。

元帥に相当する階級の一覧
  元帥
NATO 階級符号 OF-10
旧日本軍 元帥大将[⁂ 1]
韓国軍 원수[⁂ 2](元帥)
朝鮮人民軍 陸軍 조선민주주의인민공화국대원수[⁂ 3]
(朝鮮民主主義人民共和国大元帥)
조선민주주의인민공화국원수[⁂ 3]
(朝鮮民主主義人民共和国元帥)
조선인민군원수
(朝鮮人民軍元帥)
조선인민군차수
(朝鮮人民軍次帥)
海軍  
空軍
中華民国国軍 特級上將[⁂ 4](特級上将)
中国人民解放軍(1965年以前) 中华人民共和国大元帅[⁂ 5]
(中華人民共和国大元帥)
中华人民共和国元帅[⁂ 5]
中華人民共和国元帥
中国人民解放軍(1988年以後) 一级上将[⁂ 5](一級上将)
ロシア軍 Маршал Российской Федерацииロシア連邦元帥
オーストリア=
ハンガリー帝国
陸軍 Feldmarschall (Ta'bornagy)(陸軍元帥)
海軍 Großadmiral (Veze'rtengernagy)(海軍元帥)
帝政ドイツ軍 陸軍 Generalfeldmarschall[⁂ 6]陸軍元帥
海軍 Großadmiral[⁂ 6]海軍元帥。直訳では「大提督」)
ドイツ国防軍 陸軍 Reichsfeldmarschall[⁂ 6]国家元帥 Generalfeldmarschall陸軍元帥/空軍元帥
空軍
海軍 Großadmiral海軍元帥
ナチス親衛隊 Reichsführer-SS親衛隊全国指導者。階級名でなく、役職名)
フランス軍 陸軍 Maréchal de France[⁂ 7]フランス元帥
海軍 Amiral de France[⁂ 7](フランス元帥 or フランス提督)
イギリス軍 海軍 Admiral of the Fleet[⁂ 8]海軍元帥
陸軍 Field Marshal[⁂ 8]陸軍元帥
空軍 Marshal of the Royal Air Force[⁂ 8]空軍元帥
イタリア軍 イタリア陸軍 Generale[⁂ 9]
イタリア海軍 Ammiraglio[⁂ 9]
イタリア空軍 Generale[⁂ 9]
アメリカ軍 陸軍 General of the Armies of the United States[⁂ 10](陸軍大元帥) General of the Army[⁂ 10](陸軍元帥)
海軍 Admiral of the Navy[⁂ 10](海軍大元帥) Fleet Admiral[⁂ 10]
空軍   General of the Air Force[⁂ 10](空軍元帥)
ブラジル軍 陸軍 Marechal (陸軍元帥)
空軍 Marechal-do-Ar (空軍元帥)
海軍 Almirante (海軍元帥)
満洲国軍 將軍(将軍)[⁂ 11]

上に記した表の注釈

  1. ^ 旧日本軍の「元帥」は、階級ではなく、陸海軍大将のうち特に功績のあった者で、元帥府に列せられた大将に親授された称号。
  2. ^ 韓国軍の원수(元帥)は、名誉昇任の階級。
  3. ^ a b 朝鮮人民軍の조선민주주의인민공화국대원수(朝鮮民主主義人民共和国大元帥)は金日成・金正日のみが、조선민주주의인민공화국원수(朝鮮民主主義人民共和国元帥)は金正恩のみが保持。
  4. ^ 中華民国軍の特級上將は2000年に廃止された。
  5. ^ a b c 中国人民解放軍の一级上将(一級上将)は1994年に廃止された。また、かつて中华人民共和国大元帅(中華人民共和国大元帥)と中华人民共和国元帅(中華人民共和国元帥)があったが、文化大革命前の1965年に廃止。
  6. ^ a b c 帝政ドイツ軍には平時の名誉階級として元帥位を帯びた上級大将 (Generaloberst mit dem Rang eines Generalfeldmarschalls / Generaloberst mit dem Rang als Generalfeldmarschall) があった。また、ヒトラーは1940年にゲーリングに元帥位 (Generalfeldmarschall) より上位の国家元帥位 (Reichsfeldmarschall) を与えた。
  7. ^ a b フランス軍の Maréchal de France 及び Amiral de France は、階級ではなく称号。
  8. ^ a b c イギリス軍の Admiral of the FleetField Marshal 及び Marshal of the Royal Air Force は、戦時または名誉昇任の階級。
  9. ^ a b c イタリア軍の GeneraleAmmiraglioは、国防参謀総長就任者の名誉昇任階級。
  10. ^ a b c d e アメリカ軍の General of the ArmyFleet Admiral 及び General of the Air Force は、戦時のみの階級。海兵隊には元帥位は存在しない。また General of the Armies of the United States 及び Admiral of the Navy は名誉階級。
  11. ^ 満洲国軍の「將軍」は、階級ではなく、陸海軍上將のうち特に功績のあった者で、將軍府に列せられた上將に勅授された称号。

将官

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陸軍では旅団(または師団軍団)以上の部隊、海軍では艦隊の司令官など。陸軍大将以下少将、海軍大将以下少将までの階級が将官に属す。米国など准将の階級も置かれている国もあり、その国の階級制度によって代将 (Commodore) と呼ばれる場合もある。

将官の階級の一覧
  大将 中将 少将 准将(代将)
NATO 階級符号 OF-9 OF-8 OF-7 OF-6
日本軍 大将[⁑ 1] 中将[⁑ 1] 少将[⁑ 1]  
陸上自衛隊 統合幕僚長[⁑ 2]及び陸上幕僚長たる陸将
(General[⁑ 3][⁑ 1])
陸将
(Lieutenant General[⁑ 3][⁑ 1])
陸将補[⁑ 4]
(Major General[⁑ 3][⁑ 1])
 
海上自衛隊 統合幕僚長[⁑ 2]及び海上幕僚長たる海将
(Admiral[⁑ 3])
海将
(Vice Admiral[⁑ 3])
海将補
[⁑ 4] (Rear Admiral[⁑ 3])
航空自衛隊 統合幕僚長[⁑ 2]及び航空幕僚長たる空将
(General[⁑ 3][⁑ 1])
空将
(Lieutenant General[⁑ 3][⁑ 1])
空将補[⁑ 4]
(Major General[⁑ 3][⁑ 1])
中国人民解放軍 上将[⁑ 5] 中将 少将 大校[⁑ 6]
帝政ドイツ陸軍 Generaloberst(上級大将) General[⁑ 7](大将) Generalleutnant(中将) Generalmajor(少将)
帝政ドイツ海軍 Admiral Vizeadmiral Konteradmiral  
ドイツ国防軍陸軍 Generaloberst(上級大将) General[⁑ 7](大将) Generalleutnant(中将) Generalmajor(少将)
ドイツ国防軍空軍 General der Flieger(空軍大将)
ドイツ国防軍海軍 Generaladmiral Admiral Vizeadmiral Konteradmiral
ナチス親衛隊
(ナチス党の党内組織)
SS-Oberstgruppenführer
(高級集団指揮官/親衛隊上級大将)
SS-Obergruppenführer
(上級集団指揮官/親衛隊大将)
SS-Gruppenführer
(集団指揮官/親衛隊中将)
SS-Brigadeführer
(旅団指揮官/親衛隊少将)
ドイツ連邦軍陸軍 General[⁑ 8] Generalleutnant Generalmajor Brigadegeneral
ドイツ連邦軍空軍
ドイツ連邦軍海軍 Admiral[⁑ 8] Vizeadmiral Konteradmiral Flottillenadmiral[⁑ 9]
オーストリア・ハンガリー帝国陸軍 Generaloberst (Vezérezredes[⁑ 10]) General (Altábornagy) Feldmarschalleutnant (Vezérőrnagy) Generalmajor (Dandártábornok)
オーストリア・ハンガリー帝国海軍 Admiral (Tengernagy) Vizeadmiral (Altengernagy) Konteradmiral (Ellentengernagy)  
オーストリア連邦陸軍 General[⁑ 11] Generalleutnant[⁑ 11] Generalmajor[⁑ 11] Brigadier
フランス陸軍 Général d'armée Général de corps Général de division[⁑ 1] Général de brigade[⁑ 1]
フランス海軍 Amiral Vice-amiral d'escadre[⁑ 12] Vice-amiral[⁑ 12] Contre-amiral[⁑ 12]
フランス空軍 Général d'armée aérienne Général de corps aérien Général de division aérienne Général de brigade aérienne
スペイン陸軍 General de ejército Teniente general General de división General de brigada
スペイン海軍 Almirante general Almirante Vicealmirante Contralmirante
スペイン空軍 General del aire Teniente general General de división General de brigada
イギリス海軍 Admiral Vice Admiral Rear Admiral Commodore[⁑ 13]
イギリス海兵隊 General Lieutenant General Major General Brigadier[⁑ 13]
イギリス陸軍
イギリス空軍 Air Chief Marshal Air Marshal Air Vice Marshal Air Commodore[⁑ 13]
イタリア陸軍 Generale di corpo d'armata
con incarichi speciali
Generale di corpo d'armata Generale di divisione[⁑ 1] Generale di brigata[⁑ 1]
イタリア空軍 Genarale di squadra aerea
con incarichi speciali
Generale di squadra aerea Generale di divisione aerea Generale di brigata aerea
イタリア海軍 Ammiraglio di squadra
con incarichi speciali
Ammiraglio di squadra Ammiraglio di divisione Contrammiraglio
朝鮮人民軍 대장(大将) 상장(上将) 중장(中将) 소장(少将)
韓国軍 대장(大将) 중장(中将) 소장(少将) 준장(准将)
ロシア陸軍[注 12] Генерал армии (General armii) Генерал-полковник (General-polkovnik) Генерал-лейтенант (General-lejtenant) Генерал-майор (General-major)
ロシア海軍[注 12] Адмирал флoта (Admiral flota) Адмирал (Admiral) Вице-адмирал (Vice-admiral) Контр-адмирал (Kontr-admiral)
中華民国陸軍 一級上將[⁑ 1] 二級上將[⁑ 1] 中將[⁑ 1] 少將[⁑ 1]  
中華民国空軍
中華民国海軍
中華民国海軍陸戦隊  
アメリカ陸軍 General Lieutenant General Major General Brigadier General
アメリカ空軍
アメリカ海兵隊
アメリカ海軍 Admiral Vice Admiral Rear Admiral Upper Half Rear Admiral Lower Half
ブラジル陸軍 General-de-Exército[⁑ 1] General-de-Divisão[⁑ 1] General-de-Brigada[⁑ 1]  
ブラジル空軍 Tenente-Brigadeido-do-Ar Major-Brigadeiro Brigadeiro
ブラジル海軍 Almirante-de-Esquadra Vice-Almirante Contra-Almirante
満州国軍 上將(上将) 中將(中将) 少將(少将)  
上に記した表の注釈
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 陸軍将官、空軍将官の階級をフランス革命方式で呼称する国々では、ブラジルをはじめとするラテンアメリカの幾つかの国々、日本および台湾に対し中将を師団将軍、少将を旅団将軍と呼称する。その場合、師団将軍はOF-8相当、旅団将軍はOF-7相当と見做される。なお、大将は概ね陸軍将軍の呼称を用いるが、日本の大将[21]および台湾の二級上将は軍団将軍、一級上将は陸軍将軍の表現を用いる。
  2. ^ a b c 統合幕僚長は、その出身自衛隊の幕僚長と同一の階級を使用する。
  3. ^ a b c d e f g h i 自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。
  4. ^ a b c 実際の運用としては、自衛官の俸給表は一般的には階級別になっているが、将補の場合は政令で指定された官職(いわゆる指定職)を占める者と、指定職以外の官職を占める者で適用される俸給表の区分が異なることから、将補の中でも2段階あるとみなすこともできる。なお、陸将、海将及び空将であっても指定職以外の官職を占める者は俸給表の将補(二)欄が適用される[22][23]
  5. ^ 中国人民解放軍にはかつて大将の階級が上将の上にあったが、文化大革命前の1965年に廃止。
  6. ^ 中国人民解放軍の大校は、将官ではなく佐官(中国語では校官)。
  7. ^ a b 帝政ドイツ陸軍 (Kaiserliches Heer, 1871年 - 1919年)、ワイマール共和国国防軍 (Reichswehr, 1919年 - 1935年) の陸軍 (Reichsheer)、ナチスドイツ国防軍 (Wehrmacht, 1935年 - 1945年) の陸軍 (Heer) の各兵科名称をつける。
    • 歩兵科:General der Infanterie
    • 砲兵科:General der Artillerie
    • 騎兵科:General der Kavallerie
    • 工兵科:General der Pioniere
    • 通信兵科:General der Fernmeldetruppe
    • 輜重兵科:General der Nachschubtruppe
    • 山岳兵科:General der Gebirgstruppe
    • 装甲兵科:General der Panzertruppe
  8. ^ a b ドイツ連邦軍 (Bundeswehr) の陸軍と空軍の General 及び海軍の Admiral は、1962年導入。
  9. ^ ドイツ連邦海軍の Flottillenadmiral の英語表記は Rear Admiral (Lower half)
  10. ^ オーストリア・ハンガリー帝国陸軍の Generaloberst (Veze'rezredes) は、1915年導入。
  11. ^ a b c オーストリア連邦陸軍の GeneralKorpskommandant、及び Divisionär は、1965年導入。2002年 KorpskommandantGeneralleutnant に、DivisionärGeneralmajor に改称。
  12. ^ a b c 1975年6月30日のNATO標準化合意書では、フランス海軍は以下のような階級構成を採っていたが1992年に改定。
    • OF-8:Vice-amiral d'escadre、及び Vice-amiral
    • OF-7:Contre-amiral
    • OF-6:Capitaine de vaisseau chef de division(代将たる大佐)
  13. ^ a b c イギリス海軍の Commodore、イギリス海兵隊とイギリス陸軍の Brigadier、およびイギリス空軍の Air Commodore は、将官ではなく佐官。

佐官

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陸軍では連隊から大隊程度の部隊の指揮官、海軍では艦長、副長、船務長その他の科長など、空軍では航空団、作戦群、飛行大隊程度の部隊の指揮官。

佐官の階級の一覧
  大佐 中佐 少佐
NATO 階級符号 OF-5 OF-4 OF-3
日本軍 大佐[* 1] 中佐 少佐
陸上自衛隊 1等陸佐[* 2] (Colonel[* 3] 2等陸佐 (Lieutenant Colonel[* 3]) 3等陸佐 (Major[* 3])
海上自衛隊 1等海佐[* 2] (Captain[* 3]) 2等海佐 (Commander[* 3]) 3等海佐 (Lieutenant Commander[* 3])
航空自衛隊 1等空佐[* 2] (Colonel[* 3]) 2等空佐 (Lieutenant Colonel[* 3]) 3等空佐 (Major[* 3])
中国人民解放軍 上校[* 4] 中校 少校
中華民国国軍 上校 中校 少校
帝政ドイツ陸軍 Oberst Oberstleutnant Major
帝政ドイツ海軍 Kapitän zur See Fregattenkapitän Korvettenkapitän
ドイツ国防軍陸軍 Oberst Oberstleutnant Major
ドイツ国防軍空軍
ドイツ国防軍海軍 Kommodore Kapitän zur See Fregattenkapitän Korvettenkapitän
ナチス親衛隊
(ナチス党の党内組織)
SS-Oberführer
(上級指揮官/親衛隊上級大佐)
SS-Standartenführer
(連隊指揮官/親衛隊大佐)
SS-Obersturmbannführer
(上級大隊指揮官/親衛隊中佐)
SS-Sturmbannführer
(大隊指揮官/親衛隊少佐)
ドイツ連邦陸軍 Oberst Oberstleutnant Major
ドイツ連邦空軍
ドイツ連邦海軍 Kapitän zur See Fregattenkapitän Korvettenkapitän[* 5]
オーストリア・ハンガリー帝国陸軍 Oberst (Ezredes) Oberstleutnant (Alezredes) Major (Őrnagy)
オーストリア・ハンガリー帝国海軍 Linienschiffskapitän (Sorhajókapitány) Fregattenkapitän (Fregattkapitány) Korvettenkapitän (Korvettkapitány)
オーストリア連邦陸軍 Oberst Oberstleutnant Major
フランス陸軍 Colonel Lieutenant-colonel Commandant[* 6]
フランス空軍
フランス海軍 Capitaine de vaisseau Capitaine de frégate Capitaine de corvette
イギリス海軍 Captain Commander Lieutenant Commander
イギリス海兵隊 Colonel Lieutenant Colonel Major
イギリス陸軍
イギリス空軍 Group Captain Wing Commander Squadron Leader
イタリア陸軍 Colonello Tenente colonello Maggiore
イタリア空軍
イタリア海軍 Capitano di vascello Capitano di fregata Capitano di corvetta
朝鮮人民軍 대좌(大佐) 상좌(上佐) 중좌(中佐) 소좌(少佐)
韓国軍 대령(大領) 중령(中領) 소령(少領)
ロシア陸軍[注 12] Полковник (Polkovnik) Подполковник (Podpolkovnik) Майор (Major)
ロシア海軍[注 12] Капитан первого ранга (Kapitan pervogo ranga) Капитан второго ранга (Kapitan vtorogo ranga) Капитан третьего ранга (Kapitan tretyego ranga)
中華民国軍 上校 中校 少校
アメリカ陸軍 Colonel Lieutenant Colonel Major
アメリカ空軍
アメリカ海兵隊
アメリカ海軍 Captain Commander Lieutenant Commander
ブラジル陸軍 Coronel Tenente-Coronel Major
ブラジル空軍
ブラジル海軍 Capitão de Mar e Guerra Capitão de Fragata Capitão de Corveta
満州国軍 上校(上校) 中校(中校) 少校(少校)
上に記した表の注釈
  1. ^ 大佐の読みは「タイサ」だが、海軍の電信では「ダイサ」と標記する場合がある。
  2. ^ a b c 自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。
  3. ^ a b c d e f g h i 実際の運用としては、自衛官の俸給表は一般的には階級別になっているが、1佐の場合は官職及び一般職に属する国家公務員との均衡を考慮して、適用される俸給表が1佐の(一)(二)(三)と区分されることから、1佐の中でも3段階あるとみなすこともできる[22][23]
  4. ^ 中国人民解放軍には大校の階級が、上校の上にある。
  5. ^ ドイツ連邦軍海軍の Korvettenkapitän の英語表記は Commander (Junior grade)
  6. ^ フランス陸軍の Commandant は、正式には下記の通り。とはいえ、この階級の士官に呼びかけるときは陸軍の全兵科で Mon Commandant である。
    • 歩兵科、工兵科、信号科:Chef de bataillon
    • 機甲科、騎兵科:Chef d'escadrons
    • 憲兵科、砲兵科、輜重科:Chef d'escadron

尉官

[編集]

陸軍では中隊以下の部隊の指揮官など、海軍では船務士等、分隊長、分隊士など、空軍では飛行中隊以下の部隊の指揮官など。一般的に、戦闘機のパイロットには尉官から佐官が当てられる。

尉官の階級の一覧
  大尉 中尉 少尉 少尉心得
NATO 階級符号 OF-2 OF-1 OF(D)
日本軍 大尉[# 1] 中尉 少尉  
陸上自衛隊 1等陸尉 (Captain[# 2]) 2等陸尉 (First Lieutenant[# 2]) 3等陸尉 (Second Lieutenant[# 2])  
海上自衛隊 1等海尉 (Lieutenant[# 2]) 2等海尉 (Lieutenant Junior Grade[# 2]) 3等海尉 (Ensign[# 2])
航空自衛隊 1等空尉 (Captain[# 2]) 2等空尉 (First Lieutenant[# 2]) 3等空尉 (Second Lieutenant[# 2])
中国人民解放軍 上尉[# 3] 中尉 少尉  
帝政ドイツ陸軍 Hauptmann / Rittmeister[# 4] Oberleutnant Leutnant Feldwebelleutnant
帝政ドイツ海軍 Kapitänleutnant Oberleutnant zur See Leutnant zur See  
ドイツ国防軍陸軍 Hauptmann / Rittmeister[# 4] Oberleutnant Leutnant  
ドイツ国防軍空軍 Hauptmann
ドイツ国防軍海軍 Kapitänleutnant Oberleutnant zur See Leutnant zur See  
ナチス親衛隊
(ナチス党の党内組織)
SS-Hauptsturmführer
(高級中隊指揮官/親衛隊大尉)
SS-Obersturmführer
(上級中隊指揮官/親衛隊中尉)
SS-Untersturmführer
(中隊指揮官/親衛隊少尉)
 
ドイツ連邦陸軍 Stabshauptmann[# 5] Hauptmann Oberleutnant Leutnant  
ドイツ連邦空軍
ドイツ連邦海軍 Stabskapitänleutnant[# 5] Kapitänleutnant Oberleutnant zur See Leutnant zur See
オーストリア・ハンガリー帝国陸軍 Hauptmann[# 4] (Százados) Oberleutnant (Főhadnagy) Leutnant (Hadnagy)  
オーストリア・ハンガリー帝国海軍 Linienschiffsleutnant (Sorhajóhadnagy) Fregattenleutnant (Fregatthadnagy) Korvettenleutnant (Korvetthadnagy)
オーストリア連邦陸軍 Hauptmann Oberleutnant Leutnant
フランス陸軍 Capitaine Lieutenant Sous-lieutenant Aspirant
フランス空軍
フランス海軍 Lieutenant de vaisseau Enseigne de vaisseau de première classe Enseigne de vaisseau de deuxième classe
イギリス海軍 Lieutenant Sub-Lieutenant Midshipman
イギリス海兵隊 Captain Lieutenant Second Lieutenant  
イギリス陸軍 Officer Designate
イギリス空軍 Flight Lieutenant Flying Officer Pilot Officer
イタリア陸軍 Capitano Tenente Sottotenente  
イタリア空軍
イタリア海軍 Tenente di vascello Sottotenente di vascello Guardiamarina
朝鮮人民軍 대위(大尉) 상위(上尉) 중위(中尉) 소위(少尉)
韓国軍 대위(大尉) 중위(中尉) 소위(少尉)  
ロシア陸軍[注 12] Капитан (Kapitan[# 6]) Старший лейтенант (Starshij lejtenant[# 6]) Лейтенант (Lejtenant[# 6]) Младший лейтенант (Mladshij lejtenant[# 6])
ロシア海軍[注 12] Капитан-лейтенант (Kapitan-lejtenant[# 6])
中華民国軍 上尉 中尉 少尉  
アメリカ陸軍 Captain First Lieutenant Second Lieutenant  
アメリカ空軍
アメリカ海兵隊
アメリカ海軍 Lieutenant Lieutenant Junior Grade Ensign
ブラジル陸軍 Capitão Primeiro Tenente Segundo Tenente Aspirante
ブラジル空軍
ブラジル海軍 Capitão-Tenente Guarda-Marinha
満州国軍 上尉 中尉 少尉  
上に記した表の注釈
  1. ^ 大尉の読みは「タイイ」だが、海軍の電信では「ダイイ」と標記する場合がある。
  2. ^ a b c d e f g h i 自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。
  3. ^ 中国人民解放軍にはかつて大尉の階級が上尉の上にあったが、1965年に廃止。
  4. ^ a b c 帝政ドイツ陸軍、ドイツ国防軍陸軍及びオーストリア・ハンガリー帝国陸軍の Hauptmann は騎兵や砲兵のような騎乗兵科では Rittmeister
  5. ^ a b ドイツ連邦軍の Stabshauptmann、及び Stabskapitänleutnant は1993年に新設された技術部の階級で、兵科将校の階級ではない。
  6. ^ a b c d e ロシア軍の少尉はかつてソ連軍時代は「中尉」、同じく中尉は「上級中尉」と日本語訳される事が多くあった。

士官候補生

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士官候補生は士官となるための教育を受けている者。便宜上下士官などの階級を与えられる場合と、独立した階級を与えられる場合がある。

士官候補生の階級の一覧
日本海軍 少尉候補生1
自衛隊 幹部候補生たる曹長2
ドイツ陸軍 Oberfähnrich / Fähnrich / Fahnenjunker / Oberstabsgefreiter Offizieranwärter / Stabsgefreiter Offizieranwärter / Hauptgefreiter Offizieranwärter / Obergefreiter Offizieranwärter / Gefreiter Offizieranwärter / Schütze Offizieranwärter
ドイツ空軍
ドイツ海軍 Oberfähnrich zur See / Fähnrich zur See / Seekadett / Oberstabsgefreiter Offizieranwärter / Stabsgefreiter Offizieranwärter / Hauptgefreiter Offizieranwärter / Obergefreiter Offizieranwärter / Gefreiter Offizieranwärter / Schütze Offizieranwärter
ナチス親衛隊
(ナチス政党の党内組織)
Junker(幹部候補生)
オーストリア・ハンガリー帝国陸軍 Fähnrich (Zászlós)
オーストリア・ハンガリー帝国海軍 Seefähnrich
オーストリア連邦陸軍 Fähnrich
フランス軍 Élève-officier
イギリス軍 Officer Cadet
アメリカ陸軍 Cadet
アメリカ海兵隊
アメリカ海軍 Midshipman
アメリカ空軍 Aviation Cadet
上に記した表の注釈
  1. 日本海軍の少尉候補生は少尉の下、兵曹長の上に位置していた
  2. 自衛隊の幹部候補生学校の幹部候補生の階級は曹長(下士官)である。陸上自衛隊幹部候補生学校の幹部候補生は陸曹長、海上自衛隊幹部候補生学校の幹部候補生は海曹長、航空自衛隊幹部候補生学校の場合は空曹長である。ただし、幹部勤務を命ぜられた者については幹部(士官)相当、そうでない者についてはその階級相当(つまり下士官相当)とするものと定められている。(陸上自衛隊服務細則第10条、他)
  3. ドイツ連邦陸軍とドイツ連邦空軍の士官候補生の階級は、右に記した下士官兵の階級とそれぞれ同等の階級である。
    • OberfähnrichHauptfeldwebel
    • FähnrichFeldwebel
    • FahnenjunkerUnteroffizier
    • Oberstabsgefreiter OffizieranwärterOberstabsgefreiter
    • Stabsgefreiter OffizieranwärterStabsgefreiter
    • Hauptgefreiter OffizieranwärterHauptgefreiter
    • Obergefreiter OffizieranwärterObergefreiter
    • Gefreiter OffizieranwärterGefreiter
    • Schütze OffizieranwärterSoldat
  4. ドイツ連邦海軍の士官候補生の階級は、右に記した下士官兵の階級とそれぞれ同等の階級である。
    • Oberfähnrich zur SeeHauptbootsmann
    • Fähnrich zur SeeBootsmann
    • SeekadettMaat
    • Oberstabsgefreiter OffizieranwärterOberstabsgefreiter
    • Stabsgefreiter OffizieranwärterStabsgefreiter
    • Hauptgefreiter OffizieranwärterHauptgefreiter
    • Obergefreiter OffizieranwärterObergefreiter
    • Gefreiter OffizieranwärterGefreiter
    • Schütze OffizieranwärterSoldat

特務士官・准士官(士官相当官)

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日本海軍の特務士官は士官相当の階級の准士官であった。特務士官と准士官を合わせて特准と称した。特務士官になるものは兵からのたたき上げで、兵、下士官、准士官を経て特務士官に昇任した。士官相当の階級とはいえ制服や階級章は将校とは別であり作戦指揮権はなかった。例は少ないが特務士官から士官へ転官して士官の海軍少佐に昇任することができた。

日本海軍の特務士官は次のように変遷。

  • 1897年(明治30年)9月16日、准士官に兵曹長を設置し高等官(奏任官:少尉相当官)とする。
  • 1915年(大正4年)12月2日、兵曹長の官階を准士官から新設した特務士官に変更。
  • 1920年(大正9年)4月1日、特務士官で最も上の階級を大尉相当官に改め特務大尉と特務中尉を新設、兵曹長を特務少尉に改称し、同時に准士官の上等兵曹を兵曹長に改称。
  • 1942年(昭和17年)11月1日、特務士官の階級を改め、特務大尉を大尉、特務中尉を中尉、特務少尉を少尉とする。
日本海軍の特務士官及び准士官の階級の変遷
官階 1897年 - 1915年 1915年 - 1920年 1920年 - 1942年 1942年 - 1945年
特務士官(奏任官四等)     特務大尉 大尉
特務士官(奏任官五等)     特務中尉 中尉
特務士官(奏任官六等)   兵曹長 特務少尉 少尉
准士官(奏任官六等) 兵曹長      
准士官(判任官一等) 上等兵曹 上等兵曹 兵曹長 兵曹長

英国海軍においても1950年代までの兵曹長 (Warrant Officer) は、日本海軍の特務士官やアメリカ軍の准士官 (Warrant Officer) と同様の階級であった。なお、1970年代以降の英国海軍の兵曹長 (Warrant Officer) は英国陸軍のような上級の下士官である。

アメリカ軍の准士官 (Warrant Officer) は、士官よりも下、下士官よりも上で、そのどちらにも属さない別個の階級であり、独立したキャリア制度である。本来、厳密には高度な技術を備えた専門職のための階級である。特殊な例としては、軍の内部で発生した犯罪の捜査を行うCID(犯罪捜査部)の捜査官は、将校でも下士官でもないその特性が捜査に都合がよい事もあり准士官が充てられている。アメリカ空軍の准士官は1986年に廃止された。 アメリカ海軍には Warrant Officer の階級はないが Chief Warrant Officer の階級はある。

Chief Warrant Officer には給与等級 E-7、E-8 または E-9 に該当する階級から昇任できる。アメリカ陸軍やアメリカ海兵隊では Warrant Officer には給与等級 E-7 未満に該当する階級からも昇任できる。

このように、アメリカ軍の昇任経路からみると下士官 (E-7, E-8, E-9) と准士官 (WO1, CW2, CW3) の階級が同等の階級として並立している。一方、待遇からみると、アメリカ軍の Chief Warrant Officer の給与と特権は階級によるが士官と同じである。准士官には将校の給与等級と同程度の給与が支払われる。しかしそれは准士官は軍での経歴が長いことが普通だからであり、時としてもっと高いこともある。WO の給与は O-1(少尉)よりも若干高い、CW2 の給与は O-3/O-4(大尉/少佐)とおおまかに同じ、CW3 の給与は O-4/O-5(少佐/中佐)とおおよそ同じである。

韓国軍の준위(准尉)は、各種専門技術行政担当の職に補される。専門技術職に携わる将校(士官)と副士官の間に位する准士官の階級であり、各部隊及び機甲部隊で兵器、弾薬、輸送、陸軍航空などの専門職を任務とする。韓国軍の階級を3段階で分類する時は通常は将校に含まれる。

准士官(士官相当官)の階級の一覧
NATO 階級符号 WO-5 WO-4 WO-3 WO-2 WO-1
韓国軍     준위(准尉)    
アメリカ陸軍 Chief Warrant Officer 5 (CW5) Chief Warrant Officer 4 (CW4) Chief Warrant Officer 3 (CW3) Chief Warrant Officer 2 (CW2) Warrant Officer 1 (WO1)
アメリカ海兵隊
アメリカ海軍

准士官・上級下士官

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准士官は士官以外の階級では最上位であり、辞令をうけて士官に準ずる特権と待遇を与えられる。一般に先任の下士官が准士官へと昇任し、下士官から士官へ昇任する制度がない場合は、下士官兵からの経歴における最も上の階級である。なお、アメリカ軍の准士官は、ここで説明する准士官とは別の階級制度である。

アメリカ軍の最上級下士官に特有の職名に軍最先任上級曹長等がある。これらの職はアメリカ陸海空軍・海兵隊・沿岸警備隊の各軍種で最先任の下士官を代表し、各軍種においてそれぞれ一人だけが任命される。

准士官・上級下士官の階級の一覧
  准尉・兵曹長
NATO 階級符号 OR-9 OR-8
日本陸軍 准尉[‡ 1]  
日本海軍 兵曹長[‡ 2]
陸上自衛隊 准陸尉[‡ 3](Warrant Officer[‡ 4]) 陸曹長[‡ 5](Sergeant Major[‡ 4])
海上自衛隊 准海尉[‡ 3](Warrant Officer[‡ 4]) 海曹長[‡ 5](Chief Petty Officer[‡ 4])
航空自衛隊 准空尉[‡ 3](Warrant Officer[‡ 4]) 空曹長[‡ 5](Senior Master Sergeant[‡ 4])
中国人民解放軍 一级军士长[‡ 6](一級軍士長) 二级军士长[‡ 6](二級軍士長) 三级军士长[‡ 6](三級軍士長)
帝政ドイツ陸軍 Offiziersstellvertreter Etatmäßiger Feldwebel
ドイツ国防軍陸軍 Stabsfeldwebel Hauptfeldwebel
ドイツ国防軍空軍
ドイツ国防軍海軍 Stabsoberfeldwebel zur See Stabsfeldwebel zur See
ナチス親衛隊
(ナチス党の党内組織)
Sturmscharführer(中隊付小隊指揮官) Hauptscharführer(高級小隊指揮官)
ドイツ連邦軍陸軍 Oberstabsfeldwebel Stabsfeldwebel Hauptfeldwebel
ドイツ連邦軍空軍
ドイツ連邦軍海軍 Oberstabsbootsmann Stabsbootsmann Hauptbootsmann
フランス陸軍 Major Adjudant-chef Adjudant
フランス空軍
フランス海軍 Maître principal Premier maître
英国海軍 Warrant Officer Class 1[‡ 7] (WO1) Warrant Officer Class 2[‡ 7] (WO2)
英国海兵隊 Warrant Officer Class 1 (WO1) (Regimental Sergeant Major (RSM)) Warrant Officer Class 1 (WO1)(その他の職) Warrant Officer Class 2 (WO2) (Company Sergeant Major (CSM)) Warrant Officer Class 2 (WO2)(その他の職)
英国陸軍 Warrant Officer Class 1 (WO1)(最上級の職[‡ 8] Warrant Officer Class 1 (WO1)(Regimental Sergeant Major (RSM)など[‡ 9] Warrant Officer Class 1 (WO1)(その他の職) Warrant Officer Class 2 (WO2)(Company Sergeant Major (CSM)など[‡ 10] Warrant Officer Class 2 (WO2)(その他の職)
英国空軍 Warrant Officer[‡ 11] (WO)  
イタリア陸軍 Primo Maresciallo Luogotenente Primo Maresciallo Maresciallo Capo Maresciallo Ordinario Maresciallo
イタリア空軍
イタリア海軍 Capo di Prima Classe Capo di Seconda Classe Capo di Terza Classe
朝鮮人民軍 특무상사(特務上士) 상사(上士)
韓国軍 원사(元士)[‡ 12] 상사(上士)[‡ 12]
ロシア陸軍[注 12] Старший прапорщик[‡ 13] (Starshij praporshchik) Прапорщик (Praporshchik)
ロシア海軍 Старший мичман[‡ 13] (Starshij michman) Мичман (Michman)
中華民国軍 一等士官長[‡ 14] 二等士官長[‡ 14] 三等士官長[‡ 14]
アメリカ陸軍 Sergeant Major of the Army[‡ 15] (SMA) Command Sergeant Major[‡ 16] (CSM) Sergeant Major[‡ 17] (SGM) First Sergeant (1SG) Master Sergeant (MSG)
アメリカ海兵隊 管理職 Sergeant Major of the Marine Corps[‡ 18] (SgtMajMC) Sergeant Major (SgtMaj) First Sergeant (1st Sgt)
専門職   Master Gunnery Sergeant[‡ 19] (MGySgt) Master Sergeant (MSgt)
アメリカ海軍 Master Chief Petty Officer of the Navy[‡ 20] (MCPON) Fleet Master Chief Petty Officer (FLTCM) /
Force Master Chief Petty Officer (FORCM)
Command Master Chief Petty Officer (CMDCM) Master Chief Petty Officer (MCPO) Senior Chief Petty Officer (SCPO)
アメリカ空軍 Chief Master Sergeant of the Air Force[‡ 21] (CMSAF) Command Chief Master Sergeant[‡ 22] (CCM) Chief Master Sergeant[‡ 23] (CMSgt) Senior Master Sergeant[‡ 23] (SMSgt)
ブラジル陸軍 Subtenente
ブラジル空軍 Suboficial
ブラジル海軍
上に記した表の注釈
  1. ^ 日本陸軍の准尉は、1932年に特務曹長から改称。
  2. ^ 日本海軍の兵曹長は次のように変遷。(#特務士官・准士官(士官相当官)の表も参照。
    • 1886年(明治19年)7月12日、兵曹上長及び兵曹長の呼称を上等兵曹に改定。
    • 1897年(明治30年)9月16日、准士官に兵曹長を設置し高等官(奏任官:少尉相当官)とする。
    • 1915年(大正4年)12月2日、兵曹長の官階を准士官から新設した特務士官に変更。
    • 1920年(大正9年)4月1日、特務士官で最も上の階級を大尉相当官に改め特務大尉と特務中尉を新設、兵曹長を特務少尉に改称し、同時に准士官の上等兵曹を兵曹長に改称。
  3. ^ a b c 自衛隊の准尉、すなわち准陸尉、准海尉および准空尉は、1970年5月に新設。
  4. ^ a b c d e f 自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。
  5. ^ a b c 自衛隊の曹長、すなわち陸曹長、海曹長および空曹長は、1980年11月に新設。なお、これらは下士官(曹)の階級である。(参考:防衛白書平成16年度版(自衛隊の階級)
  6. ^ a b c 中国人民解放軍では2009年に階級を大きく変更している。以下に当時までの階級名を列挙する。
    • 六级士官(六級士官)
    • 五级士官(五級士官)
  7. ^ a b 英国海軍では2004年4月1日に Warrant Officer (WO) を Warrant Officer Class 1 (WO1) に改称し、Warrant Officer Class 2 (WO2) を導入。 かつては、通常は OR-7 であるが、他の Chief Petty Officer (CPO) よりも上の、Charge Chief Petty Officer (CCPO) の階級があり、Charge Chief Artificer(高度な資格がある技術職の CCPO)に NATO OR-8 の地位が与えられることもあったが、それでもなお英国陸軍や英国海兵隊の WO2 よりも下のままであった。 WO2 導入時に、CCPO は全員 WO2 に昇任。
  8. ^ 英国陸軍の Warrant Officer Class 1 (WO1) で最上級の職は、上から順に、
    • 輜重科の Conductor (Cdr)
    • Academy Sergeant Major (AcSM)
    • ロンドン軍区の Garrison Sergeant Major (GSM)
  9. ^ 英国陸軍の Warrant Officer Class 1 (WO1) のうち下記の職を含む。これらの職はこの表で同等のアメリカ軍の階級と職務が似ているが、他の WO1 と同じ階級である。
    • Regimental Sergeant Major (RSM)
    • Garrison Sergeant Major (GSM)
    • 近衛騎兵隊の Regimental Corporal Major (RCM)
  10. ^ 英国陸軍の Warrant Officer Class 2 (WO2) のうち下記の職を含む。これらの職はこの表で同等のアメリカ軍の階級と職務が似ているが、他の WO2 と同じ階級である。
    • Company Sergeant Major (CSM)
    • Squadron Sergeant Major (SSM)
    • 英国砲兵隊の Battery Sergeant Major (BSM)
    • 近衛騎兵隊の Squadron Corporal Major (SCM)
    • Band Sergeant Major
  11. ^ 英国空軍では1939年に Warrant Officer Class IWarrant Officer (WO) に改称。また、Warrant Officer Class II 廃止。 1930年代までの別名 Sergeant Major 1st Class 及び Sergeant Major 2nd Class
  12. ^ a b 韓国軍は1962年に下士官の階級を変更している。旧名を以下に降順で列挙する。
    • 특무상사(特務上士)
    • 일등상사(一等上士)
    • 이등상사(二等上士)
    • 일등중사(一等中士)
    • 이등중사(二等中士)
    • 하사(下士)
  13. ^ a b ロシア軍の Старший прапорщик 及び Старший мичман は、ソビエト連邦時代の1981年に新設。
  14. ^ a b c 中華民国軍の一等士官長二等士官長及び三等士官長は、台湾へ移転後に新設。
  15. ^ アメリカ陸軍の Sergeant Major of the Army は、1966年に新設。陸軍最先任上級曹長。
  16. ^ アメリカ陸軍の Command Sergeant Major は、1966年に新設。
  17. ^ アメリカ陸軍の Sergeant Major は、1958年新設。
  18. ^ アメリカ海兵隊の Sergeant Major of the Marine Corps は、1957年新設。海兵隊最先任上級曹長。
  19. ^ アメリカ海兵隊の Master Gunnery Sergeant は、1958年新設。
  20. ^ アメリカ海軍の Master Chief Petty Officer of the Navy は、1967年に新設。海軍先任伍長。
  21. ^ アメリカ空軍の Chief Master Sergeant of the Air Force は、1967年に新設。空軍先任曹長。
  22. ^ アメリカ空軍の Command Chief Master Sergeant は、1998年に新設。
  23. ^ a b アメリカ空軍の Chief Master Sergeant 及び Senior Master Sergeant は、1958年に新設。先任曹長・上級曹長。

下士官

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下士官の階級の一覧
  曹長・上等兵曹 軍曹・一等兵曹 伍長・二等兵曹
NATO 階級符号 OR-7 OR-6 OR-5
日本陸軍 曹長 軍曹[† 1] 伍長[† 2]
日本海軍 上等兵曹[† 3] 一等兵曹[† 3] 二等兵曹[† 3]
陸上自衛隊 1等陸曹 (Master Sergeant[† 4]) 2等陸曹 (Sergeant 1st Class[† 4]) 3等陸曹 (Sergeant[† 4])
海上自衛隊 1等海曹 (Petty Officer 1st Class[† 4]) 2等海曹 (Petty Officer 2nd Class[† 4]) 3等海曹 (Petty Officer 3rd Class[† 4])
航空自衛隊 1等空曹 (Master Sergeant[† 4]) 2等空曹 (Technical Sergeant[† 4]) 3等空曹 (Staff Sergeant[† 4])
中国人民解放軍 四级军士长[† 5](四級軍士長) 上士[† 5](上士) 中士[† 5](中士)
帝政ドイツ陸軍 Etatmäßiger Feldwebel Vizefeldwebel Sergeant Unteroffizier[† 6]
ドイツ国防軍陸軍 Hauptfeldwebel Oberfeldwebel Feldwebel Unterfeldwebel Unteroffizier[† 6]
ドイツ国防軍空軍
ドイツ国防軍海軍 Stabsfeldwebel zur See Oberfeldwebel zur See Feldwebel zur See Obermaat Maat
ナチス親衛隊
(政党の下部組織)
Hauptscharführer(高級小隊指揮官) Oberscharführer(上級小隊指揮官) Sharführer(小隊指揮官) Unterscharführer(下級小隊指揮官)
ドイツ連邦軍陸軍 Hauptfeldwebel Oberfeldwebel Feldwebel Stabsunteroffizier Unteroffizier[† 6]
ドイツ連邦軍空軍
ドイツ連邦軍海軍 Hauptbootsmann Oberbootsmann Bootsmann Obermaat Maat
フランス陸軍 Sergent-chef /
Maréchal-des-logis-chef[† 7]
Sergent /
Maréchal-des-logis[† 7]
フランス海軍 Maître Second-maître
フランス空軍 Sergent-chef Sergent
英国海軍 Chief Petty Officer (CPO)[† 8] Petty Officer (PO)  
英国海兵隊 Colour Sergeant (CSgt) Sergeant (Sgt)
英国陸軍 Staff Sergeant[† 9] (SSgt) /
Staff Corporal[† 10] (SCpl)
Sergeant (Sgt) /
Corporal of Horse[† 10] (CoH)
英国空軍 Flight Sergeant (FS) Chief Technician[† 11] (CT) Sergeant (Sgt)
イタリア陸軍 Sergente Maggiore Capo Sergente Maggiore Sergente
イタリア空軍
イタリア海軍 Secondo Capo Scelto Secondo Capo
朝鮮人民軍 중사(中士)[† 12] 하사(下士)[† 12] 상급병사(上級兵士)[† 12]
韓国軍 중사(中士)[† 13] 하사(下士)[† 13] 병장(兵長)[† 13]
ロシア陸軍 Старшина[† 14] (Starshina) Старший сержант (Starshij serzhant) Сержант (Serzhant)
ロシア海軍 Главный корабельный старшина[† 14] (Glavnyj korabelnyj starshina) Главный старшина (Glavnyj starshina) Старшина первой статьи (Starshina pervoj stati)
中華民国軍 上士 中士 下士
アメリカ陸軍 Sergeant First Class (SFC) /
Platoon Sergeant
Staff Sergeant[† 15] (SSG) Sergeant (SGT)
アメリカ海兵隊 Gunnery Sergeant (GySgt) Staff Sergeant (SSgt) Sergeant (Sgt)
アメリカ海軍 Chief Petty Officer (CPO) Petty Officer First Class (PO1) Petty Officer Second Class (PO2)
アメリカ空軍 Master Sergeant (MSgt) Technical Sergeant (TSgt) Staff Sergeant (SSgt)
ブラジル陸軍 Primeiro Sargento Segundo Sargento Terceiro Sargento
ブラジル空軍
ブラジル海軍
上に記した表の注釈
  1. ^ 日本陸軍の軍曹は、1886年から1905年まで一等軍曹。
  2. ^ 日本陸軍の伍長は、1886年から1905年まで二等軍曹。また、1886年以前のフランス式軍制ではこの階級も軍曹で、伍長はさらに下の階級。
  3. ^ a b c 日本海軍では、1942年11月1日に階級を変更。旧呼称は右側に表記。
    • 上等兵曹:一等兵曹
    • 一等兵曹:二等兵曹
    • 二等兵曹:三等兵曹
  4. ^ a b c d e f g h i 自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。
  5. ^ a b c 中国人民解放軍では2009年に階級を大きく変更している。以下に当時までの階級名を列挙する。
    • 四级士官(四級士官)
    • 三级士官(三級士官)
    • 二级士官(二級士官)
  6. ^ a b c ドイツ陸軍・空軍のUnteroffizierは特定の階級を示すほか、下士官を示す総称でもある。文献等で同語を翻訳する際には、どちらの意味であるかを判断する必要がある。
  7. ^ a b フランス陸軍の憲兵科、機甲科、騎兵科、砲兵科および輜重科では、他の兵科とは階級が異なる。その呼称を右側に表記。
    • Sergent-chefMaréchal-des-logis-chef
    • SergentMaréchal-des-logis
  8. ^ 英国海軍では、かつては、通常は OR-7 であるが、他の Chief Petty Officer (CPO) よりも上の、Charge Chief Petty Officer (CCPO) の階級があり、Charge Chief Artificer(高度な資格がある技術職の CCPO)に NATO OR-8 の地位が与えられることもあったが、それでもなお英国陸軍や英国海兵隊の Warrant Officer Class 2 (WO2) よりも下のままであった。
    2004年4月1日に WO2 を導入した時に、CCPO は全員 WO2 に昇任。
  9. ^ 英国陸軍の Staff Sergeants は、Company Quartermaster Sergeant のような他の職名も持つことができる。なお、歩兵連隊においては、職名ではないが Colour Sergeant (CSgt) の肩書きが使用される。
  10. ^ a b 英国陸軍の Staff Corporal、及び Corporal of Horse は近衛騎兵。
  11. ^ 英国空軍の Chief Technician は、技術的な兵科と軍楽隊のみ。
  12. ^ a b c 朝鮮人民軍では1998年に階級を変更している。旧呼称は右側に表記。
    • 중사(中士):新設
    • 하사(下士):상사(上士)
    • 상급병사(上級兵士):중사(中士)
  13. ^ a b c 韓国軍では1962年に下士官の階級を変更している。旧名を以下に降順で列挙する。
    • 특무상사(特務上士)
    • 일등상사(一等上士)
    • 이등상사(二等上士)
    • 일등중사(一等中士)
    • 이등중사(二等中士)
    • 하사(下士)
      하사(下士)は下士官(韓国では副士官)で最も下の階級で、병장(兵長)は兵の階級である。兵分隊長制度導入によって병장(兵長)は하사(下士)が補職されていた分隊長、日直下士(当直下士)などの職責も遂行する。
      韓国軍陸軍基準では상등병(上等兵)服務7ヶ月で병장(兵長)に昇任し、通常戦闘能力は하사(下士)と同等と見なされる。
  14. ^ a b ロシア軍の Старшина 及び Главный корабельный старшина は、ソビエト連邦時代の1972年に新設。
  15. ^ アメリカ陸軍の Staff Sergeant は、1958年に再導入。

[編集]

兵長・上等兵・一等兵・二等兵

兵の階級の一覧
  兵長 上等兵 一等兵 二等兵
NATO 階級符号 OR-4 OR-3 OR-2 OR-1
日本陸軍 兵長[+ 1] 上等兵[+ 2] 一等兵[+ 3] 二等兵[+ 3](初年兵教育)
日本海軍 水兵長[+ 4] 上等水兵[+ 4] 一等水兵[+ 4] 二等水兵[+ 4](海兵団での新兵教育)
陸上自衛隊   陸士長 (Leading Private[+ 5]) 1等陸士 (Private 1st Class[+ 5]) 2等陸士 (Private[+ 5]) 自衛官候補生(新隊員前期課程)[+ 6]
海上自衛隊   海士長 (Leading Seaman[+ 5]) 1等海士 (Seaman[+ 5]) 2等海士 (Seaman Apprentice[+ 5]) 自衛官候補生(練習員課程)[+ 7]
航空自衛隊   空士長 (Airman 1st Class[+ 5]) 1等空士 (Airman [+ 5]) 2等空士 (Airman Basic[+ 5]) 自衛官候補生(新隊員教育課程)[+ 7]
中国人民解放軍陸軍 下士[+ 8] 上等兵 列兵  
中国人民解放軍空軍
中国人民解放軍海軍 水兵
帝政ドイツ陸軍   Obergefreiter Gefreiter Oberschütze[+ 9] Schütze[+ 9]
帝政ドイツ海軍 Obermatrose Matrose
ドイツ国防軍陸軍 Stabsgefreiter[+ 10] Obergefreiter[+ 11] Obergefreiter[+ 12] Gefreiter Oberschütze[+ 9] Schütze[+ 9]
ドイツ国防軍海軍 Oberstabsgefreiter Stabsgefreiter Hauptgefreiter Obergefreiter Gefreiter Matrose
ドイツ国防軍空軍 Stabsgefreiter[+ 13] Flieger
ナチス親衛隊
(政党の下部組織)
  Rottenführer(分隊指揮官) Sturmmann(突撃兵) Oberschütze(上級狙撃兵) Schütze(兵)
ドイツ連邦軍陸軍 Oberstabsgefreiter[+ 14] Stabsgefreiter[+ 14] Hauptgefreiter Obergefreiter Gefreiter Soldat[+ 15]
ドイツ連邦軍海軍
ドイツ連邦軍空軍
フランス陸軍 Caporal-chef de première classe[+ 16] Caporal-chef /
Brigadier-chef[+ 17]
Caporal /
Brigadier[+ 17]
Soldat de première classe[+ 18] Soldat de deuxième classe[+ 18]
フランス海軍 Quartier-maître de première classe Quartier-maître de deuxième classe Matelot breveté Matelot
フランス空軍 Caporal-chef Caporal Aviateur de première classe Aviateur
英国海軍 Leading Rate[+ 19]   Able Rating[+ 20]  
英国海兵隊[+ 21] Corporal (Cpl) Marine[+ 22] (Mne) /
Musician (Mus) /
Bugler
英国陸軍[+ 21] Corporal (Cpl) /
Bombardier[+ 23] (Bdr) /
Lance-Sergeant[+ 24] (LSgt) /
Lance Corporal of Horse[+ 25] (LCoH)
Lance Corporal (LCpl) /
Lance Bombardier[+ 23] (LBdr)
Private (Pte) (Class 1からClass 3)など[+ 26] Private (Pte) (Class 4)など[+ 26] /
Junior[+ 27]
英国空軍[+ 21] Corporal (Cpl)   Junior Technician[+ 28] (JT) Leading Aircraftman (LAC) Senior Aircraftman (SAC) Aircraftman (AC)
イタリア陸軍 Caporale Maggiore Capo Scelto
Caporale Marriore Capo
Caporale Maggiore Scelto
Primo Caporale Maggiore
Caporale Maggiore Caporale Soldato
イタリア空軍 Primo Aviere Capo Scelto
Primo Aviere Capo
Primo Aviere Scelto
Primo Aviere
Aviere Capo Aviere Scelto Aviere
イタリア海軍 Sotto Capo di Prima Classe Scelto
Sotto Capo di Prima Classe
Sotto Capo di Seconda Classe
Sotto capo di Terza Classe
Sotto Capo Comune di Prima Classe Comune di Seconda Classe
朝鮮人民軍 중급병사(中級兵士)[+ 29] 하급병사(下級兵士)[+ 29] 전사(戦士)  
韓国軍 상등병(上等兵)[+ 30] 일등병(一等兵)[+ 30] 이등병(二等兵)[+ 30] 훈련병(訓練兵)[+ 30]
ロシア陸軍 Младший сержант[+ 31] (Mladshij serzhant[+ 32]) Ефрейтор (Yefrejtor[+ 32]) Рядовой (Ryadovoj[+ 32])  
ロシア海軍 Старшина второй статьи[+ 31] (Starshina vtoroj stati[+ 32]) Старший матрос (Starshij matros[+ 32]) Матрос (Matros[+ 32])
中華民国軍   上等兵 一等兵 二等兵
アメリカ陸軍 Corporal[+ 33] (CPL) Specialist[+ 34] (SPC) Private First Class (PFC) Private[+ 35] (PV2) Private (PV1)
アメリカ海兵隊 Corporal[+ 33] (Cpl) Lance Corporal[+ 36] (LCpl) Private First Class (PFC) Private (Pvt)
アメリカ海軍 Petty Officer Third Class[+ 33] (PO3) Seaman (SN) Seaman Apprentice (SA) Seaman Recruit (SR)
アメリカ空軍 Senior Airman[+ 37] (SrA) Airman First Class[+ 38] (A1C) Airman[+ 38] (Amn) Airman Basic[+ 38] (AB)
ブラジル陸軍   Cabo
&Taifeiro-Mor
Soldado
&Taifeiro de Primeira Classe
Soldado
&Taifeiro de Segunda Classe
ブラジル空軍 Soldado de Primeira Classe
&Taifeiro de Primeira Classe
Soldado de Segunda Classe
&Taifeiro de Segunda Classe
ブラジル海軍 Cabo Marinheiro Grumete
上に記した表の注釈
  1. ^ 日本陸軍の兵長は、1940年9月13日新設。なお、この階級の新設に伴い伍長勤務上等兵制度は廃止された。もっとも、両者は別物である。
  2. ^ 日本陸軍の上等兵は、フランス式軍制を採用していた1886年までは伍長。
  3. ^ a b 日本陸軍では1932年に階級の変更があり、一等卒を一等兵に、二等卒を二等兵に改称。
  4. ^ a b c d 日本海軍の兵は科毎の呼称があり、兵科は水兵、他の科(1945年5月15日の時点で航空科、整備科、機関科、工作科、軍楽科、衛生科、主計科、技術科、法務科があった)は「○○科の兵→○○兵」のように呼ばれていた。なお、1942年11月1日に階級が変更された。旧呼称を右側に表記。
    • 水兵長:一等水兵
    • 上等水兵:二等水兵
    • 一等水兵:三等水兵
    • 二等水兵:四等水兵
    五等水兵などは1920年4月1日に廃止。
  5. ^ a b c d e f g h i 自衛官の階級の英語表記は、日本政府が対外的に紹介する際に便宜的に用いているものの一例。
  6. ^ 自衛隊の3士(3等陸士、3等海士及び3等空士)は陸曹候補者、海曹候補者又は空曹候補者たる自衛官のうち専ら教育訓練のみを受けるもの(15歳以上17歳未満の男子で中学校などの卒業者を対象に募集している自衛隊生徒)の採用時の階級。平成22年10月1日付で廃止。
  7. ^ a b 平成21年6月3日に公布された防衛省設置法により、平成22年7月1日以降採用される任期制隊員の前期課程・練習員課程にある者は自衛官候補生と呼ばれ、自衛官の定数外となる(自衛官としての身分・階級を有しない。詳細は当該記事を参照のこと)。
  8. ^ 中国人民解放軍では2009年に階級を大きく変更している。下士官の階級である下士は、一级士官(一級士官)であった。
  9. ^ a b c d 帝政ドイツ陸軍及びドイツ国防軍陸軍の Schütze (Oberschütze を含む) は、兵科によって呼称が異なることもある。
    • 砲兵:Kanonier
    • 騎兵:Reiter
    • 歩兵(擲弾兵):Grenadier
  10. ^ ドイツ国防軍陸軍の Stabsgefreiter は1942年廃止。
  11. ^ ドイツ国防軍陸軍の Obergefreiter のうち勤続6年以上は、1936年導入。
  12. ^ ドイツ国防軍陸軍の Obergefreiter のうち勤続6年未満。
  13. ^ ドイツ国防軍空軍の Stabsgefreiter は1944年廃止。
  14. ^ a b ドイツ連邦軍の Oberstabsgefreiter 及び Stabsgefreiter は、1962年導入。
  15. ^ ドイツ連邦軍の Soldat は、兵科によって次のような呼称がある。
    • 飛行兵:Flieger (Flg, S)
    • 通信兵:Funker (Fu, S)
    • 歩兵(擲弾兵):Grenadier (Gren, S)
    • 猟兵、山岳兵(山岳猟兵)、空挺兵(降下猟兵)、憲兵:Jäger (Jg, S)
    • 砲兵:Kanonier (Kan, S)
    • 水兵:Matrose (Matr, S)
    • 工兵:Pionier (Pi, S)
    • 機甲通信兵:Panzerfunker (PzFu, S)
    • 機甲歩兵(装甲擲弾兵):Panzergrenadier (PzGren, S)
    • 機甲猟兵:Panzerjäger (PzJg, S)
    • 機甲砲兵:Panzerkanonier (PzKan, S)
    • 機甲工兵:Panzerpionier (PzPi, S)
    • 機甲偵察兵:Panzerschütze (PzSchtz, S)
    • 衛生兵:Sanitätssoldat (SanSdt, S)
    • 憲兵、ABC防護兵:Schütze (Schtz, S)
  16. ^ フランス陸軍の Caporal-chef de première classe は、1999年新設。
  17. ^ a b フランス陸軍の機甲科、騎兵科、砲兵科、輜重科では、他の兵科とは一部階級が異なる。その呼称を右側に表記。
    • Caporal-chefBrigadier-chef
    • CaporalBrigadier
  18. ^ a b フランス陸軍の Soldat は、兵科によって次のような呼称がある。
    • 歩兵:fantassin
    • 砲兵:artilleur
    • 工兵:sapeur
      パリの消防士 (sapeur-pompiers de Paris) を含む
    • 歩兵隊猟兵、山岳兵、騎兵隊猟兵:chasseur
    • 竜騎兵:dragon
    • 機甲兵:cuirassier
    • 騎兵:hussard
    • 輜重兵:conducteur
  19. ^ かつては英国海軍の Leading Rate は、英国海兵隊、英国陸軍及び英国空軍の Corporal よりも下だった。
  20. ^ 英国海軍では、1999年4月1日 Able RatingOrdinary Seaman を併合、Junior Rating 廃止。
  21. ^ a b c 英国海兵隊、英国陸軍及び英国空軍の OR-4 及び OR-3 は、下級下士官の階級。
  22. ^ 英国海兵隊では、1999年4月1日 Marine 1st classMarine 2nd class を併合、Junior Marine 廃止。
  23. ^ a b 英国陸軍の Corporal 及び Lance Corporal は、英国砲兵隊では Bombardier 及び Lance Bombardier
  24. ^ 英国陸軍の Corporal は、近衛歩兵旅団では Lance-Sergeant
  25. ^ 英国陸軍の Corporal は、近衛騎兵隊では Lance Corporal of Horse
  26. ^ a b 英国陸軍の Private (Pte) は、兵科及び所属部隊によって呼称が異なる。
    • 近衛騎兵隊、機甲科及び特殊空挺部隊(SAS):Trooper (Tpr)
    • 砲兵科:Gunner (Gnr)
    • 工兵科:Sapper (Spr)
    • 信号科:Signaller (Sig)
    • 陸軍航空科:Air Trooper (ATpr)
    • 近衛歩兵連隊:Guardsman (Gdm)
    • フュージリア連隊:Fusilier (Fus)
    • 国王連隊:Kingsman
    • 英国グリーン・ジャケッツ及び英国グルカ・ライフル隊:Rifleman (Rfm)
    • ハイランダーズ:Highlander
    • 電気機械科:Craftsman (Cfn)
    • 陸軍軍楽科:Musician (Mus)、あるいは Drummer (Dmr), Trumpeter (Tptr), Bugler、または Piper (Ppr)
  27. ^ 英国陸軍の Junior は、16歳からの年少新兵。
  28. ^ 英国空軍の Junior Technician は、技術的な兵科と軍楽隊のみ。
  29. ^ a b 朝鮮人民軍では1998年ごろに階級を変更している。旧呼称は右側に表記。
    • 중급병사(中級兵士):하사(下士)
    • 하급병사(下級兵士):상등병(上等兵)
  30. ^ a b c d 韓国軍の상등병(上等兵)は1962年に하사(下士)に代わって新設された。また、一般的には以下のように略称される。
    • 상등병(上等兵):상병(上兵)
    • 일등병(一等兵):일병(一兵)
    • 이등병(二等兵):이병(二兵)
    韓国軍陸軍基準では兵で入隊した場合、入隊すると同時に이등병(二等兵)となり、正常服務の時は入隊から6ヶ月で일등병(一等兵)に昇任、服務6ヶ月で상등병(上等兵)に昇任する。
    훈련병(訓練兵)は正式の階級ではなく、ただ基礎軍事訓練を受けている者を示す用語であり、大韓民国の軍人事法上では이등병(二等兵)である。
  31. ^ a b ロシア陸軍の Младший сержант 及びロシア海軍の Старшина второй статьи は、下士官の階級。
  32. ^ a b c d e f キリル文字のラテン文字転写には多数の方式、表記があり、ここにあげたものは一例である。
  33. ^ a b c アメリカ陸軍とアメリカ海兵隊の Corporal、及びアメリカ海軍の Petty Officer Third Class は、下士官の階級。
  34. ^ アメリカ陸軍の Specialist は、1985年 Specialist Four から改称。
  35. ^ アメリカ陸軍の Private (PV2) は、1955年まで Private 1st Class
  36. ^ アメリカ海兵隊の Lance Corporal は、1958年導入。
  37. ^ アメリカ空軍では、下士官の階級である Sergeant は1967年再導入、1991年廃止。Senior Airman は、1975年に新設。1952年から1967年まで Airman 1st Class
  38. ^ a b c アメリカ空軍の階級は以下のように変遷。
    • 1952年まで:CorporalPrivate 1st ClassPrivate
    • 1952年から1967年まで:Airman 2nd ClassAirman 3rd ClassAirman Basic
    • 1967年から:Airman First ClassAirmanAirman Basic


脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 日本自衛隊は、国内法的には軍隊ではないとされる。
  2. ^ 職員令では兵部省の官職とは異なり海陸軍の大将・中将・少将については職掌を規定していない[4]
  3. ^ 法令全書では布達ではなく「沙汰」としている。また、官位相当だけを定めており職掌の規定はない[6] [7]。なお、第604号はいわゆる法令番号ではなく法令全書の編纂者が整理番号として付与した番号である[8]
  4. ^ 1870年6月1日(明治3年5月3日)には、横須賀・長崎・横浜製鉄場総管細大事務委任を命ぜられた民部権大丞の山尾庸三に対して、思し召しにより海軍はイギリス式によって興すように指示している[9]
  5. ^ 1870年10月26日(明治3年10月2日)に海軍はイギリス[注 4]、陸軍はフランス式を斟酌して常備兵を編制する方針が示されている[10]
  6. ^ 陸軍武官の制度については兵部省設置以来数回の変更があって明治5年に陸軍省が置かれた後に明治6年5月に至ってようやく完備したものである[12]
  7. ^ 明治5年1月に海軍省が定めた外国と国内の海軍武官の呼称によると、アドミラル・ゼ・フリートを元帥に、アドミラルを大将に、ワイス・アドミラルを中将に、リール・アドミラルを少将に、シニヲル・ケプテインを大佐に、ジューニヲル・ケプテインを中佐に、コマンドルを少佐に、シニヲル・リューテナントを大尉に、ジューニヲル・リューテナントを中尉に、ソブリューテナントを少尉に、ウオルラント・ヲフヰサルを曹長に、ミットシップメンを少尉試補に、チーフ・ペッチー・ヲフヰサルを権曹長に、ペッチー・ヲフヰサル・フィルスト・クラスを一等軍曹に、ペッチー・ヲフヰサル・セコンド・クラスを二等軍曹に、ペッチー・ヲフヰサル・ソルド・クラスを三等軍曹に、リーヂング・シーメンを一等伍長に、ヱーブル・シーメンを二等伍長に、ヲルジナリー・シーメンを一等水夫に、ヲルジナリー・シーメン・セコンド・クラスを二等水夫に対応させている[13]
  8. ^ 荒木肇は、律令制の官職名が有名無実となっていたことを踏まえて、名と実を一致させる。軍人は中央政府に直属させる。などの意味合いから近衛府から将官、衛門府・兵衛府から佐官・尉官、鎮守府から軍曹の官名を採用したのではないかと推測している[14]
  9. ^ 大宝律令養老律令には衛門府・衛士府・兵衛府に関する定めがあるが[15] [16] [17]、近衛府と鎮守府については官員令や職員令に定めがない令外官である[18] [19]
  10. ^ 元帥、中将、大尉、中尉、少尉は古代中国でも見られる官職名であるが、新式軍隊の階級として使用したのは中国の用例と比べて日本がそれより早いことから、日本が先に新義語として転用した可能性が高いと推測される。 大将は古代中国でも見られる官職名であるが、近代軍隊の階級名としては日本によって転用され、後に中国へも流入したものと思われる。 少将、大佐、中佐、少佐は中国の古典語には存在せず清末以前の文献からも見つけられないため、日本語による造語である可能性が高いと推測される。 曹長は中国古代の官職名として用例が存在するが、日本語の場合では漢籍からの借用語であるかは不明である。近代軍隊の階級名としては下士官の最上位の階級で軍曹の上であるため、軍曹の長の意味から取った可能性もあると考えられる。 軍曹、伍長、兵曹は古代中国でも見られる官職名から起用したものであるが、日中両言語における同義部分がある他に日本語の場合はさらに独自の意味を持ち新式軍隊の階級として使用している。しかしこの語義は現代中国語には還流できず、あるいは還流できたとしても最終的に定着しなかったと考えられる[20]
  11. ^ 提督はもとはアメリカ海軍Commodoreの訳。現在は代将と訳される。
  12. ^ a b c d e f g キリル文字のラテン翻字には多数の方式、表記があり、ここにあげたものは一例である。

出典

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  1. ^ Oxford Dictionaries”. Oxford University Press. 15 January 2013閲覧。
  2. ^ 自衛隊法 | e-Gov法令検索”. elaws.e-gov.go.jp. 2022年5月22日閲覧。
  3. ^ 自衛隊法 | e-Gov法令検索”. elaws.e-gov.go.jp. 2022年5月22日閲覧。
  4. ^ 「官制改定職員令ヲ頒ツ」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.A15070094400、太政類典・第一編・慶応三年~明治四年・第十五巻・官制・文官職制一(国立公文書館)(第10画像目)
  5. ^ ウィキソース出典 太政官『海陸軍大中少佐及尉官及陸軍曹長權曹長ヲ置ク』。ウィキソースより閲覧。 
  6. ^ 内閣官報局 編「第604号海陸軍大中少佐及尉官及陸軍曹長權曹長ヲ置ク(9月18日)(沙)(太政官)」『法令全書』 明治3年、内閣官報局、東京、1912年、357頁。NDLJP:787950/211 
  7. ^ 「御沙汰書 9月 官位相当表の件御達」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C09090037000、公文類纂 明治3年 巻1 本省公文 制度部 職官部(防衛省防衛研究所)
  8. ^ 国立国会図書館 (2019年). “7. 法令の種別、法令番号” (html). 日本法令索引〔明治前期編〕. ヘルプ(使い方ガイド). 国立国会図書館. 2023年12月2日閲覧。
  9. ^ 「海軍ハ英式ニ依テ興スヘキヲ山尾民部権大丞ニ令ス」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.A15070892000、太政類典・第一編・慶応三年~明治四年・第百十四巻・兵制・雑(国立公文書館)
  10. ^ 「常備兵員海軍ハ英式陸軍ハ仏式ヲ斟酌シ之ヲ編制ス因テ各藩ノ兵モ陸軍ハ仏式ニ基キ漸次改正編制セシム」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.A15070892100、太政類典・第一編・慶応三年~明治四年・第百十四巻・兵制・雑(国立公文書館)
  11. ^ 内閣官報局 編「第154号陸海軍武官官等表改定(5月8日)(布)」『法令全書』 明治6年、内閣官報局、東京、1912年、200−201頁。NDLJP:787953/175 
  12. ^ 「明治ノ初年各種ノ名義ヲ以テ軍隊官衙等ニ奉職セシ者軍人トシテ恩給年ニ算入方」JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.A15112559500、公文類聚・第十六編・明治二十五年・第四十二巻・賞恤・褒賞・恩給・賑恤(国立公文書館)(第11画像目から第13画像目まで)
  13. ^ 「海軍武官彼我ノ称呼ヲ定ム」国立公文書館、請求番号:太00432100、件名番号:003、太政類典・第二編・明治四年~明治十年・第二百十巻・兵制九・武官職制九
  14. ^ 荒木肇陸軍史の窓から(第1回)「階級呼称のルーツ」」(pdf)『偕行』第853号、偕行社、東京、2022年5月、2023年12月2日閲覧 
  15. ^ MinShig (2000年3月26日). “衛門府条”. 官制大観 律令官制下の官職に関わるリファレンス Ver.0.8. 現代語訳「養老律令」. 2016年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月5日閲覧。
  16. ^ MinShig (2000年3月26日). “左衛士府条”. 官制大観 律令官制下の官職に関わるリファレンス Ver.0.8. 現代語訳「養老律令」. 2016年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月5日閲覧。
  17. ^ MinShig (2000年3月26日). “左兵衛府条”. 官制大観 律令官制下の官職に関わるリファレンス Ver.0.8. 現代語訳「養老律令」. 2016年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月5日閲覧。
  18. ^ MinShig (1997年7月11日). “左右近衛府”. 官制大観 律令官制下の官職に関わるリファレンス Ver.0.8. 官職. 2023年11月12日閲覧。
  19. ^ MinShig (1997年7月16日). “府の四部官(四等官・四分官)とその官位相当”. 官制大観 律令官制下の官職に関わるリファレンス Ver.0.8. 官職. 2014年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月5日閲覧。
  20. ^ 仇子揚『近代日中軍事用語の変容と交流の研究』関西大学〈博士(外国語教育学) 甲第748号〉、2019年9月20日、83-85,88-89,95-96,98,101,102,107-108,附録6,附録10,附録16,附録17,附録44,附録65,附録76,附録86,附録94頁。doi:10.32286/00019167NAID 500001371617CRID 1110566854280116352https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/records/151072024年9月4日閲覧 
  21. ^ Almanach Hachette 1917年度版、82頁。日本陸軍階級チャート。
  22. ^ a b 防衛省の職員の給与等に関する法律(昭和27年法律第266号)別表第2”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局 (2017年4月1日). 2020年1月19日閲覧。
  23. ^ a b 防衛人事審議会議事録(平成16年1月22日)防衛省WARP

関連項目

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