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のぶみ

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のぶみ
ペンネーム のぶみ
誕生 斎藤 信実
(さいとう のぶみ)
(1978-04-04) 1978年4月4日(46歳)
日本の旗 日本東京都品川区
職業 絵本作家イラストレーター
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 日本児童教育専門学校
活動期間 1999年 - 現在
代表作 『ぼく、仮面ライダーになる!』
『ママがおばけになっちゃった!』
デビュー作 『ぼくとなべお』(1999年)
公式サイト 絵本作家のぶみのオフィシャルホームページ
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活動期間 2020年11月7日
ジャンル ブログ
登録者数 1540人
総再生回数 85,169 回
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2021年9月8日時点。
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のぶみ(男性、1978年4月4日[1] - )は、日本絵本作家東京都品川区出身[2]。本名:斎藤 信実(さいとう のぶみ)[3]

経歴

少年時代はいじめ不登校を経験。日本児童教育専門学校在学[4]、そこで出会った気になる女性が絵本好きだったことから絵本を書き始め、絵本作家になる[5]。「ママがおばけになっちゃった!」、「ぼく、仮面ライダーになる!」シリーズなど170冊以上の絵本作品を発表している[2]

2011年、他の漫画家と共同で東日本大震災チャリティ同人誌『pray for Japan』で執筆[6]。震災から約2週間後のボランティア体験をまとめたエッセイ漫画『上を向いて歩こう!』(講談社)を刊行した[7]森川ジョージは、これを原作とした『会いにいくよ』を『週刊少年マガジン』2012年31号から短期集中連載[7]。長期連載中の『はじめの一歩』と平行して掲載された。

2015年、内閣府子ども・子育て支援新制度(すくすくジャパン)のシンボルマーク制作に無償で協力[8]

2016年、知人の全盲のカメラマン大平啓朗が製作した、世界初となる手話字幕、音声ガイド付MV「プリチュー」の挿絵イラストに協力[9]

作風・作品の評価

  • 自身の息子をモデルにした「かんたろう」、娘をモデルにした「アンちゃん」というキャラクターを、多くの作品においてスター・システム的に登場させている[10]
  • 家庭文庫「子どもの本の家ちゅうりっぷ」を主宰する神保和子は『ママがおばけになっちゃった!』が発売された当初から、母子分離不安を煽る作風が子どもに与える心理的な悪影響を危惧していた[11]
  • ネット動画配信サービスHuluの番組「だい!だい!だいすけお兄さん!!」の2018年2月2日放送で発表された、のぶみが作詞し横山だいすけが歌唱した楽曲「あたしおかあさんだから」は、「母親の自己犠牲を賛美」[12]「母親に我慢や自己犠牲を一方的に強いている」[13]ワンオペ育児を推奨している」[14]などインターネット上で批判の声が上がり炎上した。のぶみは同年2月5日の自身のフェイスブックで、母親たちへの取材を元にして作成した「ママおつかれさま」の思いを込めた応援歌である旨説明するも騒動は収まらず、同年2月8日の自身のツイッターにて、歌詞の意味を違う受け取り方をした人たちへの理解が足りなかったなど謝罪をのべた[15]
  • 『はたらきママとほいくえんちゃん』は、働く母親を理解していないと炎上した[16]
  • 『まけずぎらいキティ』(2019年2月)、『おひめさまキティ』(2019年3月)では、行動や言葉遣いがあまりにも乱暴で、「子どもには読ませたくない」「今までのキティのイメージが崩れた」と批判が相次いだ[16]

その他

  • 東京オリンピック・パラリンピック2020の文化プログラムに参加していたが、「役割を継続することはできない」として、出演を辞退した[17]
  • 「達成しなかったら絵本作家引退!絵本を買う事ができない子どもたちに届けたい!」というクラウドファンディングをCAMPFIRE (クラウドファンディング)で開始。期間終了日までに集まった応援購入額を獲得できる「All-In方式」でのプロジェクトとなっていた。148%の資金を集めて、このクラウドファンディングは終了した[18]
  • 自伝『暴走族 絵本作家になる』とタイトルにあるように、元暴走族の総長を自称していた[19]が、その後否定するコメント[20]を出している。

著書・作品

絵本

  • 講談社
    • 『上を向いて歩こう!』2011年、ISBN978-4062171663
    • 「ぼく、仮面ライダーになる!」シリーズ〈講談社の創作絵本〉
    • 「よわむしモンスターズ」シリーズ〈講談社の幼児えほん〉、NHKエディケーショナル 共著
    • 「ママがおばけになっちゃった!」シリーズ〈講談社の創作絵本〉
      • 『ママがおばけになっちゃった!』2015年、ISBN 978-4061332676
      • 『さよなら ママがおばけになっちゃった!』2016年、ISBN 978-4061332942
      • 『ママがおばけになっちゃった! ぼく、ママとけっこんする!』2017年、ISBN 978-4061333291
    • その他〈講談社の創作絵本〉シリーズ
    • その他〈講談社の幼児えほん〉シリーズ
      • 『ねえ、あそぼ!3さいのキャロッとさん』2010年、ISBN 978-4061991088
      • 『ねえ、あそぼ!2さいのパンダちゃん』2010年、ISBN 978-4061991071
  • あかね書房
    • 「しんかんくん」シリーズ〈あかね・新えほんシリーズ〉
      • 『しんかんくんうちにくる』2007年、ISBN 978-4251009531
      • 『しんかんくんのパンやさん』2008年、ISBN 978-4251009623
      • 『しんかんくん ひっこしする』2009年、ISBN 978-4251098429
      • 『しんかんくんけんかする』2010年、ISBN 978-4251098443
      • 『しんかんくんのクリスマス』2011年、ISBN 978-4251098535
      • 『しんかんくんとあかちゃんたち』2012年、ISBN 978-4251098603
      • 『しんかんくん でんしゃのたび』2013年、ISBN 978-4251098672
  • ひかりのくに
    • 「うんこちゃん」シリーズ
      • 『うんこちゃん』2015年、ISBN 978-4564018626
      • 『うんこちゃん ようちえんへいく』2016年、ISBN 978-4564018770
      • 『うんこちゃんけっこんする』2017年、ISBN 978-4564018800
    • 「いつでもいっしょどこでもいっしょ」シリーズ〈まるごとひゃっかシリーズ〉
    • 「いつでもいっしょ知育えほん」シリーズ〈まるごとひゃっかシリーズ〉
      • 『1さい あいうえお・かず まるごとひゃっか』2010年、ISBN 978-4564010583
      • 『2さい あいうえお・かず まるごとひゃっか』2010年、ISBN 978-4564010590
    • 「ものしりずかん」シリーズ
      • 『ものしりのりものずかん ― ドーナツきょうだいといっしょ』2009年、ISBN 978-4564242199
      • 『ものしりたべものずかん ― きかんしゃパンといっしょ』2009年、ISBN 978-4564242182
      • 『ものしりどうぶつずかん ― ぶたバスといっしょ』2009年、ISBN 978-4564242175
    • 「のぶみのなあにかな?」シリーズ
      • 『のぶみどうぶつなあにかな?』2014年、ISBN 978-4564242489
      • 『のぶみのたべものなあにかな?』2014年、ISBN 978-4564242496
      • 『のぶみのりものなあにかな?』2014年、ISBN {{ISBNT| 978-4564242502}。
    • その他
  • えほんの杜
    • 「おひめさまようちえん」シリーズ
      • 『おひめさまようちえん』2009年、ISBN 978-4904188033
      • 『おひめさまようちえんのにんぎょひめ』2010年、ISBN 978-4904188071
      • 『おひめさまようちえんと はくばのおうじさま』2011年、ISBN 978-4904188101
      • 『おひめさまようちえんのアイドル』2014年、ISBN 978-4904188293
    • その他
      • 『にんげんごみばこ』2008年、ISBN 978-4904188019
      • 『あたし、パパとけっこんする!』2012年、ISBN 978-4904188156
      • 『あたしようせいにあいたい』2013年、ISBN 978-4904188231
  • WAVE出版
    • 『でんしゃマン』〈えほんをいっしょに。〉2014年、ISBN 978-4872909128
    • 『おばかおおかみママになる!』〈えほんをいっしょに。〉2015年、ISBN 978-4872909227
    • 『にっぽんしょうがっこう」〈えほんをいっしょに。〉2016年、ISBN 978-4872909241
    • 『ママのスマホになりたい』2016年、ISBN 978-4872909463
  • 主婦の友社
    • 『赤ちゃんと話そう』〈主婦の友はじめてブックシリーズ〉2003年、ISBN 4072387533
    • 『愛蔵版 赤ちゃんと話そう』〈主婦の友はじめてブックシリーズ〉2008年、ISBN 978-4072658048
    • 『夢って叶うじゃん!』2008年、ISBN 978-4072612323
  • PHP研究所
    • 『おえかきしたいえのぐちゃん』〈PHPにこにこえほん〉2007年、ISBN 978-4569687414
    • 『毎日のんびり子育て パパは、絵本作家』2012年、ISBN 978-4569800479
  • マキノ出版
    • 『とじこめられた!』〈あたまがよくなるえほん〉2020年、ISBN 978-4837673149。共著(謎担当 - こうたみ、りん)。
  • 練馬区
    • 「I Love 練馬あるある」(広報キャンペーン「よりどりみどり練馬」)][21]

共著の絵本・イラスト提供

  • ひかりのくに「知育まるごとひゃっか」シリーズ〈いつでもいっしょ知育えほん〉
    • 『3さい知育まるごとひゃっか ― あいうえお・かず・ずかん』共著、イラスト担当、2012年、ISBN 978-4564010675
    • 『4さい知育まるごとひゃっか ― もじ・かず・かんじ・えいご・ずかん』共著、イラスト担当、2012年、ISBN 978-4564010699

キャラクターデザイン

その他の著書

脚注

  1. ^ 『いのちのはな』のぶみ、KADOKAWA - 2019年4月4日閲覧。
  2. ^ a b 子供の心をわしづかみにする超人気絵本作家・のぶみのアタマの中を徹底解剖!
  3. ^ 本人のInstagramより - 2019年4月4日閲覧。
  4. ^ 日本児童教育専門学校 公式 Twitter”. Twitter (2016年11月13日). 2022年1月10日閲覧。
  5. ^ ねりま人071 のぶみさん|ねりま人|とっておきの練馬”. とっておきの練馬 (2012年9月3日). 2021年9月6日閲覧。
  6. ^ 東日本大震災チャリティ同人誌「pray for Japan」
  7. ^ a b “「はじめの一歩」作者22年ぶり新連載、被災地の現実描く”. コミックナタリー. (2012年6月14日). https://natalie.mu/comic/news/71109 2018年2月6日閲覧。 
  8. ^ 「子ども・子育て支援新制度」シンボルマークについて”. 内閣府. 2018年2月6日閲覧。
  9. ^ ラウフェンくか (2016年5月23日). “全盲の写心家・大平啓朗さんが監督!世界初のユニバーサルMVが完成!”. 北海道ファンマガジン. https://pucchi.net/hokkaido/funlog/201605ochan.php 2018年2月6日閲覧。 
  10. ^ 情熱大陸 子供の心をわしづかみにする超人気絵本作家・のぶみのアタマの中を徹底解剖!毎日新聞、2016年11月11日 12時07分(最終更新 11月11日 12時09分)。
  11. ^ ヒットを飛ばすも次々炎上する絵本作家の商法はどこがマズいのか(2/4ページ) DIAMOND online 2019.4.18 5:10(2020年1月25日閲覧)
  12. ^ “「おかあさんだから」育児は母親だけ?歌詞に批判の声も”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2018年2月9日). https://www.asahi.com/articles/ASL293DR6L29UTIL005.html 
  13. ^ [https://mainichi.jp/articles/20180207/mog/00m/040/002000c “元「うたのおにいさん」新曲 歌詞炎上「母親に我慢強いる」作詞ののぶみさんは「喜び、誇り描いた」”]. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2018年2月7日). https://mainichi.jp/articles/20180207/mog/00m/040/002000c 
  14. ^ 横山だいすけ「あたし おかあさんだから」の歌詞に現役ママが激怒して発売ピンチに”. 週刊女性PRIME. 主婦と生活社 (2018年2月27日). 2020年8月24日閲覧。
  15. ^ 反論から一転、「僕がバカだった」と謝罪 「母の自己犠牲美化」と批判でた曲の作詞者”. J-CASTニュース. ジェイ・キャスト (2018年2月8日). 2020年8月24日閲覧。
  16. ^ a b ヒットを飛ばすも次々炎上する絵本作家の商法はどこがマズいのか(1/4ページ) DIAMOND online 2019.4.18 5:10(2020年1月25日閲覧)
  17. ^ “絵本作家のぶみ氏、五輪文化プログラム辞退 言動に批判”. 朝日新聞. (2021年7月20日). https://www.asahi.com/articles/ASP7N663PP7NUCLV01D.html 2021年7月21日閲覧。 
  18. ^ 達成しなかったら絵本作家引退!絵本を買う事ができない子どもたちに届けたい!”. camp-fire.jp. 2022年1月16日閲覧。
  19. ^ 絵本作家のぶみ オフィシャルサイト 魚拓
  20. ^ オリパラ文化プログラムの出演を辞退した絵本作家のぶみさんが語る悔恨と謝罪
  21. ^ 広報キャンペーン「よりどりみどり練馬」 2017 「I Love 練馬あるある」”. 練馬区. 2018年8月1日閲覧。
  22. ^ せとちゃん紹介―せと・まるっとミュージアム 瀬戸市観光情報公式サイト”. 瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会. 2018年2月6日閲覧。

外部リンク

(関連動画)