コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

東急大井町線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。210.48.133.123 (会話) による 2018年4月20日 (金) 05:10個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (10年前から貼ってあるが、出典のない記述はもうないと思われる。)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

東京急行電鉄 大井町線
シンボルマーク
急行用の6000系 (2008年3月28日、尾山台駅 - 等々力駅間)
急行用の6000系
(2008年3月28日、尾山台駅 - 等々力駅間)
基本情報
日本の旗 日本
所在地 東京都神奈川県
起点 大井町駅
終点 溝の口駅
駅数 16駅
路線記号 OM
路線色 橙色
開業 1927年7月6日
所有者 東京急行電鉄
運営者 東京急行電鉄
使用車両 使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離 12.4 km
軌間 1,067 mm
線路数 複線
電化方式 直流1,500 V
架空電車線方式
閉塞方式 車内信号閉塞式
保安装置 ATC-P
最高速度 95 km/h
路線図
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
tSTR
東臨:りんかい線
STRq STRq tKRZ
JR東:京浜東北線
0.0 OM01 大井町駅
tSTRq KRZt tSTRr
BHF
0.8 OM02 下神明駅
STRq KRZo STRq
JR東:横須賀線
STRq KRZu STRq
JR東海:東海道新幹線
BHF
1.5 OM03 戸越公園駅
tSTRq KRZt
都営: 浅草線
2.1 OM04 中延駅
BHF
2.7 OM05 荏原町駅
KRZo STRq
池上線
3.2 OM06 旗の台駅
BHF
4.0 OM07 北千束駅
tSTRc3
tSTR+4
xKRZt tKRZt tSTR+r
目黒線
tCPICl tCPICr
4.8 OM08 大岡山駅
exSTR exSTR tSTRe tSTRe
exABZgl exABZg+r KRWgl KRWg+r
exSTRl
STR3
xABZg+1
STRc4
BHF STR2 STRc3
5.3 OM09 緑が丘駅
STR STRc1 STRc4
HUBrg
6.3 OM10 自由が丘駅
KRZu STRq
東横線
eABZgl exKDSTeq
自由が丘車庫
BHF
7.1 OM11 九品仏駅
BHF
7.8 OM12 尾山台駅
BHF
8.3 OM13 等々力駅
BHF
9.2 OM14 上野毛駅
STRq KRZo STR+r
田園都市線
CPICl CPICr
10.4 OM15 二子玉川駅
KRWgl KRWg+r
東京都
WASSERq WBRÜCKE+GRZq WBRÜCKE+GRZq WASSERq
多摩川
STR STR
神奈川県
STR HST
二子新地駅
STR HST
高津駅
ABZg+l ABZgr
12.4 OM16 溝の口駅
STRq KRZo KRZo
武蔵溝ノ口駅
KRWl KRWg+r
JR東:南武線
HST
梶が谷駅
KDSTaq ABZgr
梶が谷車庫
LSTR
KDSTaq ABZg+r
鷺沼車庫
HST
鷺沼駅
LSTR
HST
長津田駅
STR+l ABZgr
KDSTe LSTR
長津田検車区
KHSTe
中央林間駅

大井町線(おおいまちせん)は、東京都品川区大井町駅神奈川県川崎市高津区溝の口駅とを結ぶ、東京急行電鉄(東急)が運営する鉄道路線である。

路線図駅ナンバリングで使用される路線カラーは橙色、路線記号はOM

概要

大井町駅から大岡山駅自由が丘駅二子玉川駅を経て溝の口駅へ向かう路線である。世田谷線東急多摩川線をのぞき、南北放射状に伸びる東急の各線(田園都市線東横線目黒線池上線)との乗換駅が存在する。

二子玉川駅 - 溝の口駅間は正式には田園都市線の複々線区間である。1993年以降、田園都市線の混雑緩和のために同線のバイパス路線としての機能を持たせる改良工事が行われた。

一部列車で、田園都市線長津田中央林間方面との直通運転を実施している。

路線データ

  • 路線距離:大井町 - 二子玉川間 10.4km(田園都市線区間を含むと12.4km)
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:15駅(起終点駅含む。田園都市線区間の溝の口駅を含むと16駅。公式サイトの路線概要では二子新地駅・高津駅は含まれておらず、この2駅を含むと18駅になる)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流1500V)
  • 閉塞方式:車内信号閉塞式 (ATC-P)
  • 最高速度:急行・各駅停車とも95km/h

沿線風景

大井町線は、品川大田目黒世田谷の各区の住宅密集地を走っている。また、東横線と接続する自由が丘田園都市線と接続する二子玉川駅周辺は「住みたい街ランキング」の上位に顔を出すこともあるほどの人気がある[1]

大井町 - 旗の台

起点の大井町を西に向けて高架で出発する。右手には東日本旅客鉄道(JR東日本)の東京総合車両センターおよび同社の社宅があり、山手線用の電車などが留置されている姿が見える。下神明の西端では、足元を品鶴線横須賀線湘南新宿ライン)が、頭上を東海道新幹線が通る3層の立体交差となっている。なお、品鶴線のこの地点は旧蛇窪信号場にあたる。右に都立大崎高校を見て進み、左カーブに差しかかるところが戸越公園。上り勾配で国道1号を跨ぐとそのまま高架の中延へ。その国道1号の地下を都営浅草線が通っているが、一旦改札を出て乗り換えが可能である。またこの区間は東急線で最初に立体化された区間でもある。一旦地平に下りた荏原町では、暗渠化された立会川が直下を流れる。再び高架に上がると池上線を跨ぐ旗の台である。

旗の台 - 自由が丘

旗の台を出ると中原街道環七通りを相次いで跨ぎ、北千束を経て地下構造の大岡山へ進入する。目黒線と合流し、方向別ホームとなっている。駅前には東京工業大学が、駅の直上には東急電鉄直営の東急病院がある。駅を出ると右に大きくカーブしながら地下から一気に高架へ上るが、気象条件次第ではここから富士山を望むこともできる。この区間は線路の両側を東京工業大学の敷地に挟まれた形となっており、左手にはグラウンドが、右手には壁面の太陽電池が特徴的な大岡山北3号館を見ることができる。カーブが終わると緑が丘。なだらかに下り、東横線をくぐるところが自由が丘である。かつては隣接して自由が丘検車区があったが、検車区機能を鷺沼に移してからは留置線のみが残されていた。その後も段階的に撤去され、5両編成1本分の留置線を残し、その跡地は商業施設である「Trainchi」(トレインチ)に変わった。2007年11月15日をもって平日夕方1本のみ設定されていた自由が丘行が廃止され、留置線は一旦完全に撤去されたが、その後、2009年までに5両編成1本分の留置線が復活・併用開始し、日中に車両が留置されている。

自由が丘 - 二子玉川

自由が丘からしばらく直線に進み、右にカーブすると九品仏である。駅北側の浄真寺に安置される「九品仏」(9体の阿弥陀如来像)が駅名の由来である。構内の両端が踏切道であるため、二子玉川寄り1両は扉を開閉しない。尾山台東京都市大学(旧武蔵工業大学)世田谷キャンパスの最寄り駅である。等々力の手前で目黒通りが頭上を越える。九品仏 - 等々力間はほぼ直線で、隣の駅が見通せる。等々力 - 上野毛間では東京23区で唯一の渓谷である「等々力渓谷」を形成する谷沢川が左を並行し、両駅の中間付近で交差して北に流れてゆく。切り通しに位置する上野毛では、頭上を環八通りが跨ぐ。周辺は国分寺崖線に位置し、五島美術館多摩美術大学上野毛校舎などもあって緑が多い。切り通しを抜けると、二子玉川駅から多摩川河川敷へかけての街並みが一望できる。大きく左へカーブして渋谷から来る田園都市線と合流し、二子玉川の2番線に到着する。

二子玉川 - 溝の口

二子玉川からは、田園都市線の複々線のうちの内側2線を走行し、溝の口に至る。内側線には途中の二子新地駅高津駅にホームがないため、一部の各駅停車は二子玉川 - 溝の口間では田園都市線の線路である外側線を走行する。詳細は各駅停車の節を参照。

年表

  • 1927年昭和2年)7月6日 目黒蒲田電鉄(目蒲電鉄)が大井町 - 大岡山間を開業。当時から大井町線という路線名であった
  • 1928年(昭和3年)10月10日 池月駅(現・北千束駅)開業
  • 1929年(昭和4年)
    • 11月1日 二子玉川線として自由ケ丘(現・自由が丘) - 二子玉川間を開業
    • 12月25日 大岡山 - 自由ケ丘間開業により全線開業。二子玉川線を大井町線に統合し、大井町 - 二子玉川間の直通運転を開始
  • 1930年(昭和5年)
  • 1933年(昭和8年)4月1日 中丸山駅を緑ヶ丘駅に改称
  • 1936年(昭和11年)1月1日 戸越駅を下神明駅に、蛇窪駅を戸越公園駅に、洗足公園駅を北千束駅に改称
  • 1940年(昭和15年)12月1日 大井町線二子玉川駅と玉川線よみうり遊園駅を統合し、二子読売園駅に改称
  • 1943年(昭和18年)7月1日 玉川線(溝ノ口線)二子読売園 - 溝ノ口間の軌間を1372mmから1067mmに改軌し、大井町線に編入
  • 1944年(昭和19年)10月20日 二子読売園駅を二子玉川駅に改称
  • 1945年(昭和20年)10月1日 二子玉川駅 - 溝ノ口駅間を軌道法に基づく軌道から地方鉄道法に基づく鉄道に転換
  • 1951年(昭和26年)3月1日 東洗足駅を移転し、旗の台駅に改称
  • 1954年(昭和29年)8月1日 二子玉川駅を二子玉川園駅に改称
  • 1958年(昭和33年)1月15日 架線電圧を600Vから1500Vに昇圧
  • 1963年(昭和38年)10月11日 大井町線を「田園都市線」に改称。これにより大井町線という名称は一時消滅する
  • 1966年(昭和41年)1月20日 緑ヶ丘駅を緑が丘駅に、自由ヶ丘駅を自由が丘駅に、溝ノ口駅を溝の口駅に改称
  • 1976年(昭和51年)3月1日 一部列車を4両編成から5両編成に増強する
  • 1979年(昭和54年)8月12日 田園都市線の電車が二子玉川園から新玉川線を経由して渋谷・当時の営団半蔵門線方面へ直通運転を行うようになり、同時に大井町 - 二子玉川園間が大井町線として分離され、約16年ぶりに名称が復活(田園都市線はこの日より二子玉川園 - つきみ野間となった後、2000年8月6日より新玉川線を統合)。
  • 1981年(昭和56年)4月1日 一部列車を18m車による6両編成として運転(5両編成と混用)
  • 1989年平成元年)1月26日 18m車による6両編成運転を廃止、全列車が20m車5両編成となる
  • 2000年(平成12年)8月6日 二子玉川園駅を二子玉川駅に改称
  • 2006年(平成18年)
    • 3月11日 8000系8005Fが走行中に車両ドアが開くトラブルが発生。重大インシデントとして航空・鉄道事故調査委員会の調査が行われる[2]
    • 3月18日 土曜・休日に限り田園都市線に直通する急行の運転開始(大井町線内では各駅停車、上下各3本、2008年3月22日まで)[3]
  • 2007年(平成19年)11月15日 自由が丘終着の列車を廃止[4]
  • 2008年(平成20年)
  • 2009年(平成21年)7月11日 溝の口駅まで延伸[7]。同時に、2種類の各駅停車(種別色が青色と緑色)の運転開始[7]
  • 2012年(平成24年)
  • 2013年(平成25年)2月24日 戸越公園駅で2両分ホーム延伸ならびに踏切移設工事が行われ、同駅でのドアカットが解消[9]
  • 2017年(平成29年)11月4日 急行の7両化開始[10][11]
  • 2018年(平成30年)
    • 2月9日 急行の7両化完了。
    • 3月28日 6020系営業運転開始[12]

運行形態

2016年12月5日現在、急行と各駅停車が運転されている。大部分は大井町駅 - 溝の口駅間の折り返し運行となっているが、朝夕や土曜・休日には一部に田園都市線直通列車があり、鷺沼駅長津田駅中央林間駅発着で運転される。

列車種別

急行

6000系を使用する急行電車(2008年11月10日)
急行発着駅のドア位置案内
旗の台3番ホーム
(2008年3月29日)

2008年3月28日より運転を開始した。なお、急行は戦前の一時期にも運転されていた(後述)が、それとは全く異なるものである。

全列車が6000系6020系7両編成で運転されるが、車両故障および定期検査で運用する編成が不足する場合や、事故・各種トラブルなどでダイヤが乱れた場合は各駅停車専用の車両を用いて5両編成で運転することもある。平日はほぼ全日、土曜・休日は日中のみ運転される。平日朝ラッシュ時はおおむね12分間隔(各停3本に対して1本)、平日の日中・夕ラッシュと土曜・休日の日中はおおむね15分間隔(各停2本に対して1本、平日夕ラッシュは各停3本に対して1本)で運転される。

駅の発車標や電車の種別・行先表示器LEDでは、赤地に白文字で「急行」と表示される。

大井町駅 - 溝の口駅間の運転が基本であるが、平日の上り朝・下り夜と土休日の1時間2本は大井町駅 - 田園都市線長津田駅間の運転となる。土休日には中央林間発大井町行きが2本運行されている。これらの列車は田園都市線内でも急行で運転され、大井町線 - 田園都市線間の転線を二子玉川駅で行う。ただし、田園都市線が人身事故・各種トラブルなどで急行運転を取り止めた場合、田園都市線内は各停で運転されることがある。なお、大井町線内の途中駅が始発・終点となる列車は設定されていない。

途中停車駅は他の東急各線との連絡駅のみで、東急線全体のバイパス路線という大井町線の性格がよく反映されている。

上下とも旗の台駅で各駅停車に接続するほか、上りのみ平日朝夕ラッシュ時には上野毛駅で各駅停車を追い抜く。田園都市線直通列車はこれに加え二子玉川駅・鷺沼駅・長津田駅で田園都市線の各駅停車に接続する(朝夜間は一部接続・追い抜き駅が異なる列車もある)。また、日中の急行(田園都市線直通を除く)は、二子玉川駅・溝の口駅で同じ方向の田園都市線の速達列車(平日は急行、土休日は準急)に接続している。

設定当初はほとんどの列車が線内(大井町駅 - 溝の口駅間、2009年7月10日までは大井町駅 - 二子玉川駅間)での運転で、田園都市線と直通運転する列車はごく一部だった。2011年には東日本大震災後の一時期、節電のための臨時ダイヤとして平日日中の急行が田園都市線長津田駅まで乗り入れて運行された。[13]2012年3月17日より土休日日中に1時間2本が溝の口駅発着から長津田駅発着に延長され、定期列車として日中の田園都市線直通急行の運行が開始された。なお、一時期には夜間に田園都市線鷺沼行きの下り急行が土休日1本設定されていたが、長津田行きに延長される形で廃止された。

2017年11月4日より、6両編成から7両編成への増強が開始されており[10]、2018年2月には7両編成での運行に統一された[14]

各駅停車

5両編成が使用される。大半の列車は大井町駅 - 溝の口駅間の運転である。また、早朝・深夜には田園都市線鷺沼駅発着の列車が、始発・終電に各1本二子玉川駅発着の列車が、平日朝に1本自由が丘発の列車が、それぞれ設定されている。

一部の列車は旗の台駅での急行を待ち合わせをするほか、上り(大井町方面行き)のみ朝や夕方に上野毛駅で急行の通過待ちを行う列車が存在する。

一部の各駅停車は二子新地駅高津駅を通過するため、種別色により区別して案内されている。

  • 種別色が緑()の各駅停車は大井町駅 - 溝の口駅間の全線で大井町線の線路を走行し、ホームのない二子新地駅・高津駅は通過する。「各駅停車」であるが“通過駅”のある珍しい例の一つである。なお、後述のように、高津駅・二子新地駅を経由しない二子玉川発大井町行の各駅停車についても、緑の各停として運転されている。
  • 種別色が青()の各駅停車は二子玉川駅 - 溝の口駅間で田園都市線の線路を走行し、二子新地駅・高津駅に停車する。

なお、種別色が緑の各駅停車の方が多く運転されており、種別色が青の各駅停車は、日中1時間に4本と早朝・深夜時間帯に運転される少数の田園都市線鷺沼駅発着(平日上下7本、土休日上下8本)の列車のみである。こちらは、直通先の田園都市線を含めてすべての駅に停車する。

駅の発車標や電車の種別・行先表示器のLEDでは、緑の各駅停車は白地に緑枠・緑文字で「各停」、青の各駅停車は青地に白枠・白文字で「各停」と表示される[15]

駅構内自動接近放送や電車内の放送で、二子新地駅と高津駅に停車するか否かの案内がある。溝の口方面行きの時には駅構内自動接近放送は「まもなく○番線に各駅停車××行がまいります。」というアナウンスの後、緑の各駅停車は「二子新地・高津にはとまりません」、青の各駅停車は「二子新地・高津にとまります」と案内放送が流れる。なお、溝の口発の大井町線接近放送は「高津・二子新地…」と言い回しが逆になる。

二子新地駅・高津駅を通らない二子玉川駅発着の列車については種別色が緑の各駅停車として運転される。二子新地駅と高津駅は大井町線の駅ではなく、厳密には田園都市線のみの駅であり、種別色が緑色の各駅停車が本来の大井町線である。前述したように、種別色が青の各駅停車は二子玉川駅 - 溝の口駅間で田園都市線の線路に乗り入れる形をとっているため「田園都市線経由の大井町線」という扱いであり、車両の自動放送や一部の車掌は「田園都市線経由」とアナウンスしている。

2009年7月11日に二子玉川駅 - 溝の口駅間が延伸開業するまでは、種別色での表示・案内には青色のみが使用されていた。また田園都市線に直通する鷺沼行きがあった。

過去の運行形態

8500系による大井町線 - 田園都市線を直通する急行(2006年6月10日、梶が谷駅)
大井町線車両に貼り付けられている誤乗防止用ステッカー。白い矢印が大井町線、その他の縦の線は他の東急各線(左から、田園都市線・東横線・目黒線・池上線)を指し、東急各線を結ぶという位置付けが表されている(2006年6月10日、中央林間駅)。なお、急行用車両の6000系への貼り付けは行われていない。

1943年の溝の口線編入から1979年までは、大井町駅から二子玉川園(現・二子玉川)駅を経由し、二子玉川園駅以西の現在の田園都市線区間へ運行する形態が基本的な運行であった(1963年から1979年までは大井町駅 - 二子玉川園駅間も「田園都市線」の路線名であった)。なお、二子玉川園駅の高架化後は線路配置の関係で同駅での折り返しがしにくかった時期があり、二子新地前(現・二子新地)駅に逆方向の片渡り線を設けて、一部は二子新地前駅折り返しの列車も設定されていた[16]。その後、新玉川線(現在の田園都市線渋谷駅 - 二子玉川駅間)の開業後に二子玉川園駅以西からの一部列車が新玉川線渋谷方面へ直通するようになる。

1979年には、大井町線の分離によって逆に一部を除き二子玉川園駅以西へは運転されなくなり、大井町駅 - 二子玉川駅園の運行が基本となった。同時に一部のみ設定されていた二子新地駅折返し列車の設定がなくなり、系統分離直後に同駅の渡り線を撤去した。

1979年の系統分離以前には快速列車が運転されていた時期があったが、快速運転は二子玉川園駅以西で行われ、現在の大井町線にあたる大井町駅 - 二子玉川園駅間ではすべての列車が各駅に停車していた。

1979年8月12日から2008年3月27日までは全列車が各駅停車であった。田園都市線と直通する急行列車が2002年と2003年[17]に臨時列車として、2006年3月18日からは土曜・休日のみの定期列車として運行を開始した[3]が、これも2008年3月28日の大井町線の急行運転開始より前は大井町線内は各駅停車として運転し、田園都市線内のみ急行として運転した。なお、直通急行の定期運用化の時期に、田園都市線内での誤乗を防ぐため、一部編成をのぞき先頭車の前面下部と側面のドアと窓の間に大井町線のロゴ入りステッカーが貼り付けられ、帯のデザインも大井町線のカラーのオレンジのグラデーションに変更された。この時に施行されなかった編成についても大井町線内急行運転開始時に施行された(8000系をのぞく)。

2008年3月28日に線内での急行列車運転が開始された。また、2009年7月11日に二子玉川駅 - 溝の口駅間が延伸開業し、現在の運行形態が形作られた。(改良工事の節も参照)

戦前期の急行運転

大井町線では戦前の一時期に急行列車が運転されていた[18] 。これは二子玉川 - 大井町間で運行されるの列車のうち、朝間の上りと夕方の下りに荏原町 - 大井町間を通過運転するものであった[18]。古い事柄のため運転開始時期は不明であるが[18]、1936年(昭和11年)4月1日のダイヤ改正で廃止されている[18]

この急行には、車両の前面向かって右側(東横線系統は前面向かって左側[19] )に急行板が掲出されていたが[18]、「急行」表記のほかに「通過駅 中延 蛇窪 戸越」と表記されていた[18]。なお、この表示の「戸越」・「蛇窪」はそれぞれ、現在の下神明駅・戸越公園駅のことである。

改良工事

大井町線では、1993年以降大規模な改良工事が行われた。これは、大井町線に田園都市線のバイパス路線としての機能を持たせることで、混雑が激しい同路線の混雑緩和を図るものである[20]

東急大井町線改良・田園都市線複々線化工事(溝の口 - 二子玉川間)を実施し、以下の工事を行っていた[21]。等々力駅以外はすべて完工している。

大井町駅
ホーム拡幅と車両全長20m級6両編成の列車が停車できるホーム長を確保するため、頭端式2面2線から頭端式1面2線へとリニューアル工事を実施。
旗の台駅
駅施設改良工事ならびに相対式2面2線から島式2面4線に線路を増やし、緩急接続を可能な構造とした上で、車両全長20m級6両編成の列車が停車できるようにホーム延伸工事。
自由が丘駅
駅施設改良工事ならびに車両全長20m級6両編成の列車が停車できるようにホーム延伸工事を実施。
等々力駅
現在の地上ホーム島式1面2線から島式1面4線地下駅構造とし、両外側に急行通過線を設置する計画であるが、後述の反対運動により未だ着工はされていない。そのため、当駅付近で地質調査などが行われている。
上野毛駅
上り(大井町方面行)に急行通過線を追加し、島式1面3線構造とする。また、それに合わせて駅本屋の新設・既存施設の改良工事。
二子玉川駅
大井町線と田園都市線の位置の入れ替え工事。
田園都市線二子玉川駅 - 溝の口駅
大井町線延伸のための線増工事。溝の口駅は相対式2面2線から、上りが島式1面2線・下りは相対式1面1線を併せ持つ2面3線構造となった後、大井町線延伸に伴い島式2面4線構造となった。
梶が谷駅(田園都市線)
改良工事完成後の大井町線の車両増に対応するために同線用の梶が谷車庫(4線)の建設。

さらに、急行運転開始に伴う安全性向上と列車運転間隔の短縮のため、2008年2月23日自動列車停止装置 (ATS) から自動列車制御装置 (ATC-P) へ保安装置が更新された[21]

経過

前述の通り、田園都市線の混雑緩和を目的とした特定都市鉄道整備事業計画の認定を1995年に受け、「大井町線大岡山 - 二子玉川園(当時)間改良工事および田園都市線二子玉川園 - 溝の口間複々線化工事」として工事が進められた。

当初は、上記の事業名称にもある通り大井町線内の改良区間は大岡山から二子玉川までで、急行運転も同区間のみとされた。また、急行待避設備は等々力駅に上り(大井町方面行)、尾山台駅に下り(溝の口方面行)に急行通過線を上下線別々に設置し、同時に両駅を地下化する計画であった。

しかし、2000年に計画が変更されて改良区間に大井町 - 大岡山間も追加され、これにより大井町線改良工事は同線全区間が対象となった。同時に、前項で述べた急行通過線は、上下線ともに等々力駅に集約・設置するように変更された[22]

東急電鉄ウェブサイトによると、急行運転は本来ならば2004年の開始を予定していたが、用地買収が難航していることなどから2007年に延び[20]、その後2007年度内に急行運転開始することを発表した後、2008年度内に溝の口駅までに延伸させる計画が発表された。そして、2008年3月28日から大井町線内での急行運転を開始し[5]、その後、溝の口延伸は2009年6月との発表があったが、実際にはさらに延び、7月11日となった[23]

完成後

工事完成後、大井町線が溝の口駅まで延伸された[23]

二子玉川 - 溝の口間は複々線となり、外側2線は田園都市線、内側2線が大井町線である。なお、同区間の途中にある二子新地高津の両駅は、外側の田園都市線にのみホームがある。このため、両駅は田園都市線のみの駅として扱われ、大井町線の駅ではないとされる。

前述の通り各駅停車の列車は2系統になる。二子玉川 - 溝の口間で大井町線の線路を走行して高津・二子新地の両駅を通過する各駅停車は種別色が緑となり、二子玉川 - 溝の口間で田園都市線の線路を走行して高津・二子新地の両駅に停車する各駅停車は種別色が青となる[24]。種別色が青の各駅停車は、この複々線区間で田園都市線の線路に転線しているため、厳密には途中で田園都市線を経由して走行していることになる。

等々力駅周辺での反対運動

この改良工事に対して、とりわけ等々力駅周辺で反対運動が起きている。主な反対の理由は「等々力駅周辺の地下化によって東京23区内唯一の渓谷である等々力渓谷の湧水が妨げられ、渓谷の自然が破壊されるおそれがある」との観点である。このため、世田谷区を中心として等々力駅地下化工事技術検討委員会が設立された。同委員会は工事によって環境影響が生じないように第三者的立場から技術的検討を行い、2005年12月に報告書を提出した[21]。2018年4月現在も等々力駅地下化工事は着工されていない。

以上の理由から、環境影響評価に伴って等々力駅地下化工事は着工できずにおり、仮に着工されたとしても相当な時間を要することが予想されることや、かつ急行運転開始を2007年度内に間に合わせるために、急遽計画を一部変更して上野毛駅上り線(大井町方面行)に急行通過線が追加された[25]。なお、あくまでもこれは暫定的な措置であり、将来等々力駅地下化工事が完成した際は、上野毛駅での待避は行われない予定であるが、等々力駅での待避に移行された後も上野毛駅の急行通過線は撤去されず、非常用として何らかの形で使用を続けるとしている。

使用車両

現行の使用車両

2018年4月時点で営業運転に使用している車両を記載する。

  • 8500系 - 5両編成4本(20両)
  • 9000系 - 5両編成15本(75両)
  • 6000系 - 7両編成6本(42両) 優等列車運用。
  • 6020系 - 7両編成2本(14両) 優等列車運用[10]。2018年3月28日営業運転開始[12]

車両のパンタグラフはすべてシングルアーム式となっているが、6000系以外は当初菱形のものを装着しており、後年にシングルアーム式に交換された。

また、5両編成は全編成とも前面帯が後年にグラデーションタイプのものに張り替えられ、側面ドア横には「大井町線」のシールが貼られている。6000系には貼られていない。

九品仏駅では二子玉川寄りの1両がドアカットを実施している。そのため、ドア非扱い装置を設置しているほか、ドアとその上部にはドアが開かない旨のステッカーを貼り付けている。なお、かつて大井町寄り2両のドアカットを行っていた戸越公園駅についても、同様にドアとその上部にドアが開かない旨のステッカーを貼り付けていた。両駅を通過する急行のみで運用される6000系はドアカットを行わないため、ドアカットのステッカー貼り付けも行われていない。

大井町線では、2006年3月の田園都市線直通急行定期運転開始の際に一部編成で各駅停車の表示を開始したものの、大井町線内急行運転開始を経ても全編成では表示を行わず、溝の口延伸までに全編成が各駅停車表示を行うようになった。

なお、車両の行先表示器は2008年以降すべて字幕式もしくはフルカラーLED式の2種類となり、2013年以降は全車がフルカラーLED式となった。これは溝の口延伸の際に2種類の各駅停車の運転を開始したため、3色LED式では表示に対応することができないためである。なお、非常時に急行に充当されることも考慮し、全編成急行表示に対応している。

過去の使用車両

1979年(昭和54年)8月の田園都市線・新玉川線(当時)と大井町線との運転系統分離時には、東横線を含めた大規模な車両の転配が行われた[27] 。大井町線という名称の復活した同時点ではデハ3450形5両編成、初代5000系5両編成、8000系5両編成の3系列が配置されていた[27]。この時点での大井町線の冷房車は全23編成中わずか2編成(8000系)であった。

1980年(昭和55年)には東横線から7200系が5両編成として転入した[28] 。1981年(昭和56年)3月には東横線から初代6000系が転入し、同年4月1日からは初代6000系・7200系中型車(18m車)による6両編成運転が開始された[29] 。これに伴い、デハ3450形は運用を終了し、大井町線は全車両が高性能車となった[30]

1981年(昭和56年)12月には7000系が6両編成として転入するなど[30] 、しばらくの期間は大型車(20m車)5両編成と中型車(18m車)6両編成との混用が続いていた。

最終的には、東横線から8090系が転入することで中型車(18m車)による6両編成の運転は、1989年(平成元年)1月26日のダイヤ改正に合わせて20m車5両編成に統一され消滅した[31]

その他

東京メトロ車両の入出場回送のルートとして同線の二子玉川 - 大岡山間が使われることがあり、同社の03系および13000系が入線することがある。

駅一覧

  • 田園都市線複々線工事区間も合わせて記載。
  • 停車駅 … ●:停車、○:種別色が青()の各駅停車のみ停車、|:通過。
正式路線名 駅番号 駅名 駅間キロ 累計キロ 各停 急行 接続路線・備考 所在地
大井町線 OM01 大井町駅 - 0.0 東日本旅客鉄道JK 京浜東北線 (JK19)
東京臨海高速鉄道R りんかい線 (R 07)
東京都 品川区
OM02 下神明駅 0.8 0.8  
OM03 戸越公園駅 0.7 1.5  
OM04 中延駅 0.6 2.1 都営地下鉄A 浅草線 (A-03)
OM05 荏原町駅 0.6 2.7  
OM06 旗の台駅 0.5 3.2 東京急行電鉄IK 池上線 (IK05)
待避可能
OM07 北千束駅 0.8 4.0   大田区
OM08 大岡山駅 0.8 4.8 東京急行電鉄:MG 目黒線 (MG06)
OM09 緑が丘駅 0.5 5.3   目黒区
OM10 自由が丘駅 1.0 6.3 東京急行電鉄:TY 東横線 (TY07)
OM11 九品仏駅 0.8 7.1 二子玉川駅寄り1両の扉が開かない 世田谷区
OM12 尾山台駅 0.7 7.8  
OM13 等々力駅 0.5 8.3  
OM14 上野毛駅 0.9 9.2 上りのみ通過待避可能
OM15 二子玉川駅 1.2 10.4 東京急行電鉄:DT 田園都市線 (DT07) 〈渋谷方面〉
田園都市線 - 二子新地駅 0.7 11.1 東京急行電鉄:DT 田園都市線 (DT08) 神奈川県
川崎市
高津区
- 高津駅 0.6 11.7 東京急行電鉄:DT 田園都市線 (DT09)
OM16 溝の口駅 0.7 12.4 東京急行電鉄:DT 田園都市線 (DT10) 〈長津田中央林間方面へ一部直通運転〉
東日本旅客鉄道:JN 南武線武蔵溝ノ口駅:JN10)

連続立体交差事業

戸越公園駅周辺において連続立体交差事業の事業化を進める計画がある[32] [33] [34]

脚注

  1. ^ 首都圏・関西 住みたい街ランキング! - マンショントレンド情報 All Aboutでは、不動産大手8社が参加する不動産ポータルサイト「メジャーセブン」でのマンション購入意向者に対するアンケートの結果として、1位に自由が丘、4位に二子玉川が2年連続で入っていることを紹介している。
  2. ^ 東急電鉄ウェブサイト「大井町線車両事故に関するお詫び」
  3. ^ a b 「TOKYU NEWS 2005/12/16 2006年3月18日(土)、東横線・田園都市線・大井町線のダイヤ改正を実施」
  4. ^ 東急電鉄ウェブサイト「大井町線の行き先を一部変更」
  5. ^ a b c TOKYU NEWS 2008/2/15 3月28日、大井町線の急行運転を開始、田園都市線の混雑緩和を目指します
  6. ^ 東急電鉄ウェブサイト「大井町線改良・田園都市線複々線化工事」の概要の部分を参照
  7. ^ a b 7月11日(土)大井町線 溝の口まで延伸!ダイヤ改正を行います」(PDF)『HOT ほっと TOKYU』第349号、東京急行電鉄、2009年6月20日、 オリジナルの2017年2月2日時点におけるアーカイブ、2017年1月24日閲覧 
  8. ^ 東急線全駅で駅ナンバリングを導入します Archived 2012年11月19日, at the Wayback Machine. - 東京急行電鉄、2012年1月26日、2012年1月26日閲覧。
  9. ^ 戸越公園駅ホーム延伸工事”. 東京急行電鉄. 2013年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。February 08, 2012閲覧。
  10. ^ a b c "都心方面への輸送力を増強し混雑緩和を推進します!大井町線急行列車の7両編成化と新型車両6020系の導入" (PDF) (Press release). 東京急行電鉄. 12 October 2017. 2017年10月14日閲覧
  11. ^ 東急大井町線で7両編成の急行列車の運転開始 鉄道ファン(railf.jp) 2017年11月5日
  12. ^ a b 東急6020系が営業運転を開始 - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2018年3月29日
  13. ^ 7月1日から、早朝時間帯および土休日の東急線の運行をさらに充実させます” (pdf). 東京急行電鉄. 2016年5月13日閲覧。
  14. ^ "当社初!平日夜の有料座席指定サービスを大井町線で開始! 2018年冬、大井町駅から田園都市線方面への平日夜の帰宅をより快適に!" (PDF) (Press release). 東京急行電鉄. 26 March 2018. 2018年4月16日閲覧
  15. ^ HOT ほっと TOKYU 2009年7月より
  16. ^ 鉄道ピクトリアル 2017年7月号特集「東急田園都市線」
  17. ^ 「TOKYU NEWS 2003/04/22ゴールデンウィーク期間の臨時ダイヤについて」
  18. ^ a b c d e f 交友社「鉄道ファン」1981年6月号・7月号 半世紀を走り続けた「東急3450形物語1・2」記事。
  19. ^ 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1985年1月臨時増刊号「東京急行電鉄特集」102頁記事。
  20. ^ a b ニュースリリース(2003年6月18日)
  21. ^ a b c 東急電鉄ウェブサイト「特定都市鉄道整備実施状況」 (PDF) に各駅やATCについての工事の状況が示されている。
  22. ^ TOKYU NEWS 2000/11/17 特定都市鉄道整備事業計画を変更「大井町線改良工事ならびに田園都市線複々線化工事」
  23. ^ a b ニュースリリース2009年2月5日「2009年7月11日(土)、東急大井町線が溝の口駅まで延伸します」
  24. ^ TOKYU NEWS 2009/4/10 「6月6日(土)、東急線でダイヤ改正を実施 田園都市線増発など、各線で混雑緩和と利便性の向上を図ります 7月11日(土)には、溝の口延伸に合わせて、大井町線のダイヤを改正します」
  25. ^ 上野毛駅掲示ポスターによる
  26. ^ 『鉄道ダイヤ情報』2008年4月、p. 79。 
  27. ^ a b 交友社「鉄道ファン」1979年11月号「多摩田園都市が都心に直結」記事。
  28. ^ 交友社「鉄道ファン」1980年10月号「'80夏 東急ニュース」93-95頁記事。
  29. ^ 交友社「鉄道ファン」1981年7月号「東急ニュース '81-4」121-124頁記事。
  30. ^ a b 交友社「鉄道ファン」1982年7月号「東急ニュース '82-4」108-113頁記事。
  31. ^ ネコ・パブリッシング「レイルマガジン」1989年4月号NEWSCRAMBLE「営団半蔵門線延長および東急ダイヤ改正」記事
  32. ^ 都議会だより317号 (PDF). 平成28年第1回定例会 (PDF). Vol. 317. 東京都議会議会局. 29 April 2016. 2017年2月3日閲覧
    • 掲載場所:5ページ目の上から2段目。
    • 問:東急大井町線戸越公園駅付近の鉄道立体化に向けた取組は。
    • 答:事業候補区間に位置付け、地元区や鉄道事業者と連携し立体化を検討。
  33. ^ 都市基盤の整備方針” (PDF). 品川区. p. 12. 2017年2月3日閲覧。
    • 題名:踏切解消に向けた検討。
    • 項目名:東急大井町線の踏切解消および周辺地域の防災性の向上。
  34. ^ “まちづくり調査着手 / 東急大井町線戸越公園駅周辺連立 / 品川区”. 建設通信新聞. (2017年2月3日). http://www.kensetsunews.com?p=77447 2017年2月3日閲覧。 

関連項目

外部リンク