熊のジャン
ジャン・ドゥ・ロール[要検証 ]、熊のジャン[1][2][3]・クマのジャン [4]、熊の子ジャン[5]、熊息子ジャン[6] (仏: Jean de l'Ours )は、フランス等の口伝口承民話(伝説)に登場する半熊半人。または、この怪力の主人公の冒険譚[7]。
ヨーロッパ中に広がっており、特にピレネー地方との結びつきが濃いとされる。類話はさらに東アジア、中国、ロシア、インド、北アフリカ、旧ヨーロッパ植民地、北アメリカ先住民居住地など世界各地に広く分布している[8]。神話学では、アーサー王物語の原型と見られている[9]。
カタルーニャ語版では熊のジョアン[10] Joan de l'Os、メキシコ等も含むスペイン語圏では熊のホアン Joan de l'Ós 等、英訳では熊のジョン[11] (John the Bear)と表記。AT分類では「301」に分類される[6]。
分類
「熊のジョン(熊のジャン)」は、スティス・トンプソンによれば「熊の息子」型(AT 301型)に分類される。この型は「奪われた三人の王女」( "Three Stolen Princesses")型ともいわれる[12][6]。
しかし特にフランスの学界などでは、AT 301 B型に分類し、これを「熊のジャン」("Jean de l'ours" )型としている[13][14][注 1]。
「熊のジャン」はまた、類似した話型であるAT650型「強者ジャン」("Jean le fort")の要素を強く取り入れているものがよくあり[16][17]、すなわち混合型ともいうべきところとなっている。
#他分類との関連は後述する。
概要
フランス民話では、熊のジャンは、熊と人間の母親との間に生まれ、生まれつき毛深く[注 2]。学校での乱暴で退学処分をうけ、鍛冶師の弟子となり、鉄杖を自作する[注 3]。
旅の途中《樫の木を引っこ抜き結繩にする男》達を仲間にくわえ、一団となった三・四人組はある城で[注 4]、敵(小人や悪魔)に遭遇し、仲間たちは敗北するが、主人公は杖で相手を負傷させるなど展開は様々に分かれる[注 5]。
次いで地下世界に降ることとなり、綱で主人公のみ到着する[注 6]。そこで会う老婆(妖精)に知恵を授かり、あるいは外傷薬の軟膏を得[注 7]、杖などで戦い、悪魔、巨人などを倒し、地下の城で三人の王女を救出する[注 8]。
主人公は地底から上がろうとするが、裏切った仲間に、引きあげる縄を手放(切断)され、大鷲に乗るなど様々な方法で脱出する[注 9]。最後に王女らとの再会を果たすことになるが、堂々と救出者としては現れず、金工職人等の弟子となり、王の試練(王室の宝球の再現)を果たし王女のひとりと結婚する[注 10]、などが典型的な要素である[18][19]。
フランス語版
以下は、ロレーヌ地方で語り継がれていた民話例で、エマニュエル・コスカン編が1886年に出版した民話集所収の話[20](和訳「クマのジャン」[4])である。また民話分類学の大家であるスティス・トンプソンの民話百選にもその英訳が所収されているので[21]、典型例といえよう。粗筋は次のようなものである。
- 木こりの妻が森で熊に連れさられ、熊とのあいだに生まれた子供が、主人公の「熊のジャン」である。
- 熊は洞窟を石で封じ込めているが、母親の励ましで7歳になったジャンは石をどかし[注 11]、脱出を果たす。
- 幼年期
- 学校に通うが、悪童で退学処分をうける[注 12] 15歳の時、あいついで3人の鍛冶師の元で修行するが、長く師事したのは3人目のみで、そこで技術を身につける。ある日、店先のありったけの鉄500リーブル(ポンド)を集めて、杖を作った。それを持って旅に出る。
- 三人の仲間と城へ
- 旅では三人の怪力の男たちと出会い、仲間とする。「石臼のジャン」(Jean de la Meule)は、臼石でパレ遊びをするほどで[注 13]、「山かつぎ」(Appuie-Montagne)は、山を背負って落ちて壊れるのを防ぎ、「樫ひねり」(Tord-Chêne)は、樫の木を紐のようにひねって柴を結っていた。
- 一同は森の中に城を見つけて入る[注 14]。くじ引きで一人が居残って食事の準備をし、残りが狩猟に出かけることに決めた。準備が終割った合図に鐘を鳴らす手はずだった。
- 最初の当番は石臼のジャンだが、準備途中で巨人が現れ、彼を殴打し昏倒させた。仲間には厨房の煙で具合が悪くなったと言い訳した。 二番目の樫ひねりも、同じ有様で、同じ言い訳をした。しかし主人公は、巨人に杖で反撃して相手を真っ二つにした[注 15]。
- 穴の中の第二の城
- 杖で床を叩くと、地下に空洞の穴があることが分かり、穴の中へ交代で縄にぶら下がって降りて行くことにしたが、他は途中で怖気づき、主人公のみが底に到達する[注 16]。
- 主人公は穴底で妖精に会い、地上よりも壮大な城があって、悪魔たちがはびこる二つの部屋と、三人の王女がいるもう一つの部屋があることを知らされる。
- 主人公は悪魔を退治し、王女たちから宝石をちりばめた球体を、つごう三個賜る。王女たちを地上に戻すが、仲間たちは王女たちを奪って逃げ、主人公を引き上げる縄を切って転落させ、怪我を負わせる。
- 熊のジョンの凱旋
- 妖精にもらった膏薬の壺により、熊のジョンの足は元通り回復する。妖精の指示で脱出路をたどる[注 17]。そして裏切り仲間たちに追いつき、追い払う。
- 王女たちはそのまま父王との謁見を勧めるが、主人公は拒否し、やがて王女たちが忘れた頃にその王国にやってくる。
- 王国では鍛冶師の見習いとなって働く。王は、所望の仕様の球体を3つ製作したものに百万フランの褒美を与えると布告するが、期日に間に合わず失敗すれば死刑ということだった。期日が迫っても造れそうにないが、かねて王女たちからもらった3つの球体を収めて解決する。そのことで彼が王女たちを救った真の英雄だということが判明する。王に呼び出しを受け、主人公は一番年下で美しい姫と結婚し、裏切り仲間たちは火刑に処された。
兵士が語った例
「兵士の版」というのは、二人の兵士の回顧録(1833年刊行)に所収され[注 18][22]、フランス民話の権威とされるポール・ドラリュやダニエル・ファーブルが、特に301型の類例として扱っている類例である[23][24]。地域は特定できない[注 19]。
ドラリュの民話集にも所収されるが[8]、英訳も出版されている[注 20][25]
「兵士の版」は、上掲(ロレーヌ伝承話)と大同小異の内容であるが、細部では差異がみられるのでここでとりあげる。まず、主人公が4か月で口がきけ、1歳で走ることができたと語られ、なによりも毛むくじゃらだったことが明記され、そのせいで学校の生徒から「熊のジャン」というあだ名を付けられたという設定になっている。
杖の重さは、長柄の本体が800ポンドだが、石突も200ポンドの重さだったとある。仲間は2人のみで、「樫ひねり」(Tord-Chêne と、「山切り」(Tranche-Montagne)という[注 21]。城に残った当番の邪魔をするのは、体も棍棒も巨大化できる「小さな巨人」(petit géant)で、暖炉の煙突口から降りてくる。主人公に敗れ、その逃げ先は、井戸の中である。降りるとき、縄の先に籠を結びつけてそれに乗る。井戸底で主人公を教示するのは老婆で、三人の姫はスペインの王女たちで、巨人にさらわれてきていた。王女たちは、それぞれ別の場所に囚われている:2羽の鷲が守る鋼鉄城、4頭の豹が守る白銀城、6頭の象が守る黄金城。王女は、その順により美しくなる。 眠っている姫を、その美しさに見合う優しい方法で目覚めさせる 主人公は、鋼鉄、銀、金の球体を手に入れる[23]。
主人公の脱出の手段は、(巨大な)鷲に乗ることである。それは鳴くたびに餌を与えねばならない。最後に家畜の肉が尽きるので、自分の太ももの肉を削いで与えるが、この傷は妙薬の壺により治癒する。裏切った仲間(王女たちの救助者であると詐称)と王女たちが結婚させられそうになったとき、長女の姫が、1年と1日かけて王国中の石鹸を集め2人を綺麗にしなければできないと時間稼ぎをする。国王は三つの球体を模造してみせよと布告するのは同じだが、その褒美は王女との婚姻である。主人公は、長女と結婚する。裏切り者二人は、特別に作られた高い絞首台で処刑される[23]。
熊息子
世界の類例についても「熊のジャン」系統という呼称が使われるが、西洋以外ではジャンに相当する名前はつかない。世界例は「熊息子の物語」系統とも呼称される。全般的でも同様で、熊息子は思春期時代には怪力ゆえに家を追われ、仲間としては、利き・腕利き・耳利き・早足といったような異常な能力を持つ三人の男たちを得、化物を退治し、三人の娘を助け出すが、仲間に裏切られて娘たちを奪われる。しかし、最後には仲間の悪事を暴き、一番美しい娘と結婚する、という展開になっている[19]。熊息子は「動物の血を引く子ども」の一種で、彼らは力が強く知恵もあり、時には動物の言葉を解す等で英雄になる[26]。熊は北方では最も体が大きく力強い動物であり、民話の世界に反映されている[27]。
幅広い地域に分布しているため「異なったヴァージョンや異文が殆ど無限に存在する[28]」が、基本的には人間の女性と熊の間に生まれた男の子の冒険を描いたおとぎ話である。
他分類との関連
上述のように、「熊のジャン」はAT 301 B型に分類されるが、他の民話タイプとの関係を以下に既述する
二人兄弟・竜退治との関係
「二人兄弟」(303型)は世界最古かつ、最も広く分布する話の一種であり[29]、「竜退治」(300型)の話もそこに組み込まれている[30]。「熊息子ジャン」も、それら二つの話と多くの部分が重なり合っている[31]。
「二人兄弟」の話はその他にも、別の昔話・神話・伝説等と共有するモチーフが多い[31]。例えば、男女の間に置く「貞節をあらわす抜き身の剣」もその一種で、有名なものとしてはワーグナーのオペラにもなった「トリスタンとイゾルデ」がある[31]。
アーサー王物語は様々に発展し、「トリスタンとイゾルデ」の悲恋物語や「聖杯伝説」と結び付いた[32]。
地下世界との関係
「地底の国」型の話では[33]、井戸の底に城があり、王女が竜に捕らえられている[34]。熊のジャンは竜退治し、王女を救い出す[34]。
アーサー王物語との関係
アーサー王という人物は、熊と深い関わりを持っている[9]。神話学者フィリップ・ヴァルテルの研究(『アーサーまたは熊と王』など)によると、アーサー王のイメージの原型には「熊のジャン王」というケルト伝承があり、多くの点で森の王(熊)とアーサー王には結び付きがある[9]。
英語圏でいう「アーサー」は、フランス語圏では「アルテュール Arthur」であり、この言葉は「熊」を意味するケルト諸語に由来している(例:ブルトン語 arzh 、ガリア語 artos 、ウェールズ語 arth)[9]。そして天空には大熊座(北斗七星)と北極星があることから、アーサー王・熊・北極星は神話的思考において一つの体系となっている[9]。
ジョン・ケネス・ブルックス・ウィスリントンの研究論文によると、古くからアーサー、アーサー王、アークトゥルス、空、大熊座、北斗七星、「アーサーの車」には繋がり(混同)がある[35][注 22]。「アーサー」という語は多様で、アークトゥルス、牛飼い座、「大熊座の七つの星」等を指す[35]。そして大熊座の七つの星とは、北斗七星のことであり、"Arthur's Wain"(アーサーの車)とも呼ばれる[35]。
ジョン・トレヴィサが翻訳した、1398年頃のバルトロマエウス・アングリクス著『物性論』は、これらの意味を含んでいる[35]。
日本における類似の童話
関連項目
外部リンク
- Michel Cosem のバラッド版
- La légende de Jean de l'ours ("Origine Pyrénées")
注釈
- ^ 英語圏でも"301B型"とするものはあるが、「強者と仲間たち」 ("Strong man and his Companions")型などと題している[15]。
- ^ IIa 熊のジャンの名、IIb 熊と母の子、IIc 毛深
- ^ IIe1234 学校で生徒や学長に乱暴。IIf 鍛冶師に弟子入り。 IIIa 鉄杖を自作、IIIa1 あるいは杖を注文・入手
- ^ IIIb, b1, b2, b3は、仲間の名前のパターン。IVa 三人組(四人組)で入城 。
- ^ IVc 小人、c3 小人から巨人になる男や、c4 悪魔等 敵の種類。IVa 仲間は次々敗北。IVg1主人公は杖で勝利(他、g2-g8)。
- ^ Va 綱にぶら下がるか、綱に結んだ桶や籠に交代で乗る。Vb(主人公の番の時), b1(縄が着られるか), b2(短くてそこまで届かないので転落する)
- ^ Vc 老婆に遭遇、 c3 知恵、d4 軟膏をもらう。
- ^ Vd 杖、または d1 発見した剣などで戦う。Ve 悪魔、e1 巨人を倒し、Vf 地下の城を発見し, Vg 王女を救出 Vh そして宝球をもらう。
- ^ VIa, a1命綱の放棄。VIc1-c9 四足獣、鷲、その他の手段で脱出
- ^ VIIb金工の弟子、VIIc王の試練, e 宝球の再現 f 結婚
- ^ 4歳のときからそそのかすが、最初は石はどけられなかった。
- ^ 一人の生徒を叩くと、その勢いで同じベンチの生徒全員が転落するほどだった。また、叱りつける教師を窓から放り出す。
- ^ 普通は小さな円盤での輪投げのような遊び。
- ^ 中には料理が用意されていたが人の気配はない。
- ^ 主人公は、危険な状況の警告を怠った仲間をなじったが、寛容だった。
- ^ 手に持った鐘 をならすのが、引っ張り上げろ、の合図だった。
- ^ このとき、後ろの小さな光に振り向いてはならない、もしすれば真っ暗で見えなくなってしまう、と忠告される。
- ^ ヴィダル(Vidal)とデルマール(Delmart)著。
- ^ "Version des soldats, non localisée"(Delarue (1949), p. 315)。
- ^ 英題"The Story of John-of-the-Bear"。
- ^ 英訳Borzoi Bookでは"Twistoak"、"Cutmountain"という名。
- ^ 「アーサーと空との繋がりは、アーサー王(King Arthur)とアークトゥルス(Arcturus)との長年にわたる混同の一部である」("The association of Arthur with the sky is part of a long-standing confusion between King Arthur and Arcturus")という[35]。
出典
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参考文献
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- 三原 1969、「くまのジョアン」(アマデス「カタロニアの民俗」、昔話第一番)、53頁。
- Amades, Joan (1974), “En Joan de l'Os”, Folklore de Catalunya: Rondallística (rondalles) (Álvar Verdaguer): pp. 3–8
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