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Help:多言語対応 (インド系文字)

これはこのページの過去の版です。Kahusi (会話 | 投稿記録) による 2017年1月3日 (火) 14:13個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (閲覧者に注意をうながす: 畳語の解消)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ウィキペディア日本語版ヘルプページです。


ウィキペディアの記事には、ブラーフミー系文字 (インド系文字) で人名、地名、引用、文章などの原語表記をしているものもあります。ウィキペディアでは文字コードにUnicodeを採用しており、これは数々のインド系文字に対応しています。しかしそれだけではだめで、インド系文字のある記事を閲覧したり編集したりするには、まず、お使いのオペレーティングシステムで「複雑なテキスト描画」への対応を有効にしなければいけません。複雑なテキスト描画に対応していない古いオペレーティングシステムを使っているのであれば、インド系文字の入っている記事を編集することはできません。

このページでは、お使いの環境 (オペレーティングシステム) や閲覧ソフト (ウェブブラウザ) で複雑なテキスト描画を有効にする方法を説明しています。ここで紹介している方法には、アラビア文字のように、インド系ではないが複雑なテキスト描画を必要とする用字系 (文字体系) に役立つものもあります。

文字の描画に対応しているかどうか確かめる

下表(特殊文字/表示サンプル (インド系文字))で、正しく設定されたコンピュータでの描画のようすと、あなたがお使いのコンピュータでの描画のようすを見くらべてみてください。

特殊文字/表示サンプル (インド系文字)
文字体系 正しい描画 お使いのコンピュータでは
オリヤー文字 オリヤー文字 କ + େକେ
カンナダ文字 カンナダ文字 ಕ + ಿಕಿ
グジャラーティー文字 グジャラーティー文字 ક + િકિ
クメール文字 クメール文字 ម + ្ + ស + ៅម្សៅ
グルムキー文字 グルムキー文字 ਕ + ਿਕਿ
シンハラ文字 シンハラ文字 ඵ + ේඵේ
タイ文字 タイ文字 ฐ + ูฐู
タミル文字 タミル文字 க + ேகே
チベット文字 チベット文字 ར + ྐ + ྱརྐྱ
デーヴァナーガリー デーヴァナーガリー क + िकि
テルグ文字 テルグ文字 య + ీయీ
ビルマ文字 ビルマ文字 ဃ + ြ → ဃြ
ベンガル文字 ベンガル文字 ক + িকি
マラヤーラム文字 マラヤーラム文字 ക + െകെ
ラオ文字 ラオ文字 ກ + ົ + ້ກົ້


使いたい文字体系について、お使いのコンピュータでの描画がその左の画像と一致するのなら、複雑なテキスト描画には対応ずみです。その文字体系のテキストは正常に表示できるはずです。しかしこれだけでは、その文字体系のテキストを編集できるわけではありません。このようなテキストを編集するには、オペレーティングシステムに適切な入力ソフトウェアが入っている必要があります。

Windows 2000

対応: デーヴァナーガリータミル文字

複雑なテキスト描画への対応を手動で有効にする必要があります。

インド系文字の表示

  • スタート > 設定 > コントロール パネル > 地域のオプション > 全般[タブ]を開きます。
  • 「システムの言語設定」枠で、「インド語」の横にあるボックスをチェックします。
  • ダイアログが表示されたら、適切なファイルをWindows 2000のCDからコピーします。
  • ファイルがインストールされた後でダイアログが表示されたら、コンピュータを再起動します。

インド系文字の入力

以下の手順を行う前に上記の手順に従う必要があります。

  • 「入力ロケール」 [タブ]を選択します。
  • 「インストールされている入力ロケール」枠の「追加」ボタンをクリックします。
  • 「入力ロケールの追加」ダイアログボックスの「入力ロケール」ドロップダウンメニューから追加したい言語を選びます。
  • 使いたいキーボードを適切に選択します。
  • 上記のキーボード配列はinscriptキーボード (字母ごとにキーを割り当てた配列) ですが、これが使えない方はbarahaにあるphoneticキーボード (transliterationキーボードとも。ローマ字入力) を使うといいでしょう。ANSIとUnicodeの両方に対応しており、またphoneticにもinscriptにも対応しています。
  • 上記のソフトウェアをダウンロードできない方や、移動中の方の場合、dboard によるインド系言語用オンライン仮想 (画面) キーボードを使えば、以下のアプリケーションを使ってテキストをクリップボードにコピーし、再びウィキペディアの編集ボックスに貼り付けるというやりかたで編集ができます。

Windows XP、Windows Server 2003

対応: ベンガル文字*デーヴァナーガリーグジャラーティー文字グルムキー文字カンナダ文字マラヤーラム文字*タミル文字, テルグ文字 (*は Windows XP サービスパック2 [SP2] で対応)

複雑なテキスト描画への対応を手動で有効にする必要があります。

インド系文字の表示

  • スタート メニュー > コントロール パネルを開きます。
  • 「カテゴリの表示」にしているときは、「日付、時刻、地域と言語のオプション」というアイコンを選択し、さらに「地域と言語のオプション」を選択します。
  • 「クラシック表示」にしているときは、「地域と言語のオプション」というアイコンを選択します。
  • 「言語」タブを選択し、「複合文字や右から左方向に書く言語 (タイ語を含む) のファイルをインストールする」というオプションを選択するようにします。確認のメッセージダイアログが開くので、そのメッセージダイアログの「OK」をクリックします。
  • オペレーティングシステムが必要なファイルをインストールするためにWindows XP CDの挿入を求めてきたらそれに従います。最後に再起動するかどうか確認をされたら、再起動します。

インド系文字の入力

まず、すぐ上の手順をすませてください。その後、以下の手順を実施します。

  • 「地域と言語のオプション」で「言語」タブをクリックします。
  • 「詳細...」をクリックします。
  • 「追加」ボタンをクリックして、自分の使いたい言語のキーボードを追加します。
  • 「言語」のドロップダウンボックスでは、必要なインド系言語を選択します。
  • 「キーボード レイアウト/入力システム」で正しいキーボードが選択されていることを確かめ、正しくなければ修正します。
  • そして、「OK」を選択して設定を保存します。

[Alt]+[Shift]でキーボード レイアウトを切り替えられます (たとえば日本語IMEとマラーティー語キーボードを交互に切り替えられます)。言語バーでは、どのキーボード レイアウトを使うかを画面上で選択できます。

  • 上記のキーボード配列はinscriptキーボード (字母ごとにキーを割り当てた配列) ですが、これが使えない方はbarahaにあるphoneticキーボード (transliterationキーボードとも。ローマ字入力) を使うといいでしょう。ANSIとUnicodeの両方に対応しており、またphoneticにもinscriptにも対応しています。
  • Indic IME 1 (v5.0) が、Microsoft Bhasha India から出ています。これはヒンディ文字、グジャラーティー文字、カンナダ文字、タミル文字に対応しています。Indic IME 1 では、利用者はphoneticやinscriptなど種々のキーボードから選べます。

その他の文字への対応

  • 上記のソフトウェアをダウンロードできない方や、移動中の方の場合、dboard によるインド系言語用オンライン仮想 (画面) キーボードを使えば、アプリケーションのテキストをクリップボードにコピーし、再びウィキペディアの編集ボックスに貼り付けるというやりかたで編集ができます。
  • MyMyanmar Projectでは、ビルマ文字 (ミャンマー文字とも) を入力するための MyMyanmar Unicode System を提供しています[1]
  • Sinhala Enabling PackをMicrosoftが開発し、スリランカ政府が配布しています。Windows XP サービスパック2 (SP2) 以降に対応しており、シンハラ文字の表示と入力ができます。

Windows Vista / Windows 7 / Windows 8

対応: ベンガル文字デーヴァナーガリーグジャラーティー文字グルムキー文字カンナダ文字マラヤーラム文字オリヤー文字シンハラ文字タミル文字テルグ文字チベット文字

ビルマ文字のフォントが必要。

複雑なテキスト描画への対応は自動的に有効になります。

インド系文字の表示

インド系文字のテキストの表示のためになにかする必要はありません

インド系文字の入力

Mac OS X

インド系文字の表示

SafariやたいていのCocoaアプリケーションの使用では、インド系文字のテキストの表示のためになにかする必要はありません。これらはAAT準拠のフォントでのグリフ再配置・置換に完全に対応しています。Firefoxの2.0かそれ以前では、ATSUIを使っていないので、インド系文字の描画にまったく対応していません (Firefox では、文字のかわりに小さな長方形〔俗に言う「豆腐」〕を描画します)。Operaも、ある程度対応していますが、9.2までのバージョンにはかなり深刻なバグがあります (一応、個々のグリフは描画してくれます)。[要検証]

Microsoft WordAdobe Photoshopやその姉妹ソフトウェアのようなCarbonソフトウェアでは、ATSUIの実装が壊れているかまったく実装されていないため、基本的にインド系文字に対応していません。

インド系文字の入力

Specific keyboard layouts can be enabled in System Preferences, in the International pane. Switching among enabled keyboard layouts is done through the input menu in the upper right corner of the screen. The input menu appears as an icon indicating the current input method or keyboard layout — often a flag identified with the country, language, or script. Specific instructions are available from the "Help" menu (search for "Writing text in other languages").

Mac OS 10.4 system software comes with two installable Keyboard input options: Murasu Anjal and Tamilnet 99. One needs to do the following steps to activate them:

i) Open "international" located within System Preferences and select "language". Select the "edit list", select "Tamil" from the list of languages shown and click OK.

ii) Select "input menu" to see a list of keyboard options available. Select "Anjal" and "Tamilnet99" keyboards under Murasu Anjal Tamil and Click OK.

iii) Restart the Mac to see Anjal and Tamilnet99 keyboard icons appear in the list of keyboards to select under the country flag in the top menu bar.

SIL distributes a freeware Ukelele that allows anyone to design their own input keyboard for Mac OS X.

GNOME

対応: ベンガル文字, デーヴァナーガリー, グジャラーティー文字, グルムキー文字, カンナダ文字, マラヤーラム文字, オリヤー文字, タミル文字, テルグ文字, チベット文字

インド系文字の表示

GNOME 2.8 以降なら、インド系文字のテキストの表示のためになにかする必要はありません。それより前のバージョンでは一部のインド系文字に対応しているようですが、全てではありません。表示や編集をしたい文字体系それぞれに適切なUnicodeフォントを用意しなければいけません。

一部のウェブブラウザでは、Pangoによる描画を有効にしなければインド系文字のテキストを正しく表示できません。

  • Webでは、Pangoによる描画をGConf (設定エディタ) で有効にします。Alt+F2 を押して「アプリケーションの実行」ダイアログを開き、gconf-editor と入力して「実行」をクリックします。「実行エディタ」ウィンドウが開きます。左側のペインで appsepiphany と開いていき、web をクリックします。右側のペインで enable_pango の横のボックスにチェックを入れ、Web を再起動します。
  • MozillaFirefox を使う場合、GNOME端末を開いて、 MOZ_ENABLE_PANGO=1 mozilla あるいは MOZ_ENABLE_PANGO=1 firefox と打てば、Pangoによる描画が有効になります。その後は、MozillaやFirefoxのセッションでは必ずインド系言語に対応するようになります。
    • この方法は、Firefox が「--enable-pango」オプション付きでコンパイルされていないと使えません。Fedora Core の 4 と 5Ubuntu LinuxKate OSで配布されているバイナリであれば、このビルドオプションを付けてコンパイルされています。
    • Ubuntu 6.06 では、速度に問題があるため、Pango対応は無効になっています。対応を有効にするには、MOZ_DISABLE_PANGO=0 firefox と打たなければなりません。その後のセッションではこの設定は記憶されないので、毎回やらなければいけません。
    • SUSE 10.1 では、 .profile ファイルに MOZ_ENABLE_PANGO=1と書き加えておけば、効果が永続します。
      1. 自分のホームディレクトリへ移動し、.profile ファイルを編集します (このファイルは ls などで表示されません)。
      2. ファイルの最後の行まで移動し、次の1行を追加します: export MOZ_ENABLE_PANGO=1
      3. .profile ファイルを保存します。設定を反映するためにログインしなおします。
    • 自分の使っている Firefox で「--enable-pango」オプションを使っているかどうか知るいちばん簡単なやりかたは、アドレスバーに about:buildconfig と打ち込んで、表示された中にその文字列 (「--enable-pango」) があるかどうかを確認することです。

インド系文字の入力

ここで説明している方法は、GNOMEを使用しているすべての環境でできますが、日本語入力メソッドとの併用にはあまり向いていません。下のほうの節で自分のつかっているオペレーティングシステムについての説明があれば、そちらの方法で設定をしてください。

  • システム > 設定 > キーボードと進みます。
  • 「レイアウト」タブを選択します。
  • 「追加」をクリックして出てくる「利用可能なレイアウト」の一覧から、自分の使いたい言語または文字体系のキーボードを選択し、「OK」をクリックします。
  • 「閉じる」をクリックして、ダイアログを閉じます。
  • メインメニューのパネルを右クリックして、「パネルへ追加...」を選択します。
  • 「キーボード表示器」を選択して「追加」をクリックします。
  • キーボード表示器をメニューバーの適当な位置に置きます。クリックすることでキーボードのレイアウトを切り替えられます。

KDE

対応: ベンガル文字, デーヴァナーガリー, グジャラーティー文字, グルムキー文字, カンナダ文字, マラヤーラム文字, オリヤー文字, タミル文字, テルグ文字.

インド系文字の表示

インド系文字のテキストの表示のためになにかする必要はありません。表示や編集をしたい文字体系それぞれに適切なUnicodeフォントを用意しなければいけません。

インド系文字の入力

ここで説明している方法は、KDEを使用しているすべての環境でできますが、日本語入力メソッドとの併用にはあまり向いていません。下のほうの節で自分のつかっているオペレーティングシステムについての説明があれば、そちらの方法で設定をしてください。

  • コントロールセンター > 地域 & アクセシビリティ > キーボード配列を選択します。
  • 「配置」タブで、「キーボード配置を有効にする」をクリックします。
  • 「Available layouts」から使いたい配置を選択します。
  • 「適用」をクリックします。
  • すると、パネルに「KDEキーボードツール」のアイコンができます。ここで使いたい配置を選べます。

Debian GNU/Linux を元にした Linux ディストリビューション

対応: ベンガル文字, デーヴァナーガリー, グジャラーティー文字, グルムキー文字, カンナダ文字, マラヤーラム文字, オリヤー文字, タミル文字, テルグ文字, チベット文字, パンジャブ語の表記(en)。

インド系文字の表示

rootになって次のように入力:

apt-get install ttf-indic-fonts

そして、インストールが完了したらXサーバを再起動します。

チベット文字については:

apt-get install ttf-tmuni

MozillaFirefoxについては、上の「GNOME」についての節の注意をお読みください。Debian 4.0 (etch) 以降では、「インストールしただけ」で正しく描画ができるはずです。

Fedora Core 6 および Fedora 7 Linux ディストリビューション

対応: ベンガル文字デーヴァナーガリーグジャラーティー文字グルムキー文字カンナダ文字マラヤーラム文字オリヤー文字タミル文字テルグ文字パンジャブ語の表記(en)、その他。

インド系文字フォントのインストール

インド系文字フォントをインストールするには、コンソールでrootになって、次のコマンドを打ち込みます:

yum install fonts-言語名

言語名は次のものから選べます:

bengali (ベンガル語)、gujarati (グジャラーティー語)、hindi (ヒンディ語)、kannada (カンナダ語)、malayalam (マラヤーラム語)、oriya (オリヤー語)、punjabi (パンジャーブ語)、sinhala (シンハラ語)、tamil (タミル語)、telugu (テルグ語)。

なお、パンジャーブ語とウルドゥ語はインド系文字ではなくアラビア文字を使用します。ウルドゥ語には fonts-arabic をインストールします。

チベット文字については:

yum install tibetan-machine-uni-fonts

インド系文字の入力

Fedora Core 6 と Fedora 7 では、標準の入力メソッドとしてSCIMがインストールされます。これは、インド系言語を始めとしたさまざまな言語の種々のキーボード配列に対応しており、日本語入力と切り替えながら入力することもできます。ここでは、SCIMを使って入力する方法を説明します。

SCIMをインストールしていないか、ほかの入力メソッドを使っているときは、まず、rootになって、SCIMとim-chooserをインストールします。XTermやGNOMEターミナルを開き、rootになって、下記のコマンドを打ち込みます (下で、scim-anthyは日本語用のSCIM入力メソッドエンジンです。ほかのエンジンを使いたければ変えてください)。

 yum install scim-m17n scim-qtimm scim-bridge-gtk scim-anthy im-chooser

そして、システム > 設定 > 他の個人設定 > 入力メソッドを選択してim-chooserを起動します。「カスタム入力メソッドを使う」を選択し、その横のドロップダウンボックスで「SCIM」を選択して、「閉じる」をクリックします。

インド系文字対応キーボード配列

SCIMでのキーボード配列の選択。インストールしたさまざまな言語のキーボードから選択できる。

必要なキーボードをインストールするには、rootになって、以下を実行します。

yum install m17n-db-言語名

言語名 は、つぎのものから選べます:

assamese (アッサム語)、bengali (ベンガル語)、gujarati (グジャラーティー語)、hindi (ヒンディ語)、kannada (カンナダ語)、malayalam (マラヤーラム語)、marathi (マラーティー語)、oriya (オリヤー語)、punjabi (パンジャーブ語)、sinhala (シンハラ語)、tamil (タミル語)、telegu (テルグ語)、thai (タイ語)。

また、つぎのものも選べます:

khmer (クメール語)、lao (ラオ語)、myanmar (ビルマ語)、nepali (ネパール語)、tibetan (チベット語)、urdu (ウルドゥ語)。

インストールしたら、ログインし直します。

言語ごとに、一般に使用されているいくつかの配列のキーボードから選択できます。たとえばタミル語では、inscript (字母をそれぞれのキーに割り当てた配列)、phonetic (ローマ字入力)、Tamilnet 99 などから選択できます。

入力メソッドのホットキー (デフォルトでは[Ctrl]+[Space]) を押して入力メソッドを有効にすると、デスクトップのパネルに現在選択されている言語のアイコンが表示されます。キーボードの切り替えは、このアイコンをクリックすると表示される一覧から選択すればできます (SCIMで切り替えのホットキーを設定し、アイコンから選択しなくてよいようにもできます。詳細はSCIMのヘルプを見てください)。

Gentoo Linux

対応: アッサム語, ベンガル語, グジャラーティー文字, ヒンディー語, カンナダ文字, マラヤーラム文字, マラーティー語, オリヤー文字, パンジャブ語, タミル文字, テルグ文字。

インド系文字フォントのインストール

emerge fonts-indic

(Gentooのmozilla-*-bin 製品はMozillaのFTPサーバから取ってきたものをそのまま出荷しているので、Pango対応でビルドされていません。 特に問題がなければ、USE-"-moznopango" で自分用のバージョンをコンパイルしましょう。 Firefox 3 はデフォルトでPangoを有効にして出荷されるでしょう。)

インド系文字の入力

emerge -av scim-tables scim-m17n

USE フラグと LINGUAS フラグについて調べて、自分のデスクトップ環境と言語サポートにあうように設定します。 以下の設定は、ログインの際に常に有効になるように設定する必要があります (自分の .xinitrc か .xsession に追加する)。

export XMODIFIERS=@im=SCIM    # この変数では大文字小文字が区別される
export GTK_IM_MODULE=scim
export QT_IM_MODULE=scim

Mozilla アプリケーションや、Acroreadのようなコンパイルずみソフトウェアは、SCIM (C++) といっしょだとうまく動作しないかもしれません。こういうときは、scim-bridge (C++ ABI と C の間で起こる問題を回避する)[1] を使うようにします。

emerge scim-bridge

そして、Firefoxを起動するときは次のようにします:

% GTK_IM_MODULE=scim-bridge firefox

scimデーモンを手動で起動しなければならないかもしれません (自分のセッションスタートアップに追加する)。

scim -d

SCIM は、現行の入力メソッドライブラリに統合されたフロントエンドです。

閲覧者に注意をうながす

閲覧する利用者のウェブブラウザが適切に設定されていないと、インド系文字が正しく表示できないことがあります。インド系文字を使っている記事では、利用者に注意をうながすために、記事の冒頭にお知らせテンプレートを貼りつけておくのもよいでしょう(これは必須というわけではありません)。以下のテンプレートがあります。

テンプレート 表示例
{{インド系文字}}

Unicode OpenTypeフォント

本節はOpenTypeフォントの一覧です。このフォントは、Microsoft WindowsとLinuxのほとんどのディストリビューションで対応しています。MacintoshではAATフォントが必要です (上のMac OS Xの節を参照)。

上の節の説明を見て自分のコンピュータの設定をしたのにインド系文字のテキストをうまく表示できないのであれば、以下のUnicodeフォント(en)のインストールが必要だとおもわれます。

インド情報技術省はインドの多くの言語のためにUnicodeインド系文字フォントを供給しています。

WAZU JAPAN の Gallery of Unicode Fonts は、インド系文字についてのすばらしい情報源です。

関連項目

脚注

  1. ^ http://www.mymyanmar.net

外部リンク