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enigma (松本孝弘のアルバム)

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『enigma』
Tak Matsumotoスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
ハードロック
インストゥルメンタル
レーベル VERMILLION RECORDS
プロデュース Tak Matsumoto
チャート最高順位
松本孝弘 年表
New Horizon
2014年
enigma
(2016年)
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enigma』(エニグマ)は、日本音楽ユニットB'zギタリストである松本孝弘の11作目のオリジナル・アルバム。

概要

前作『New Horizon』から約2年ぶりのオリジナルアルバム。前作とは違いロック色の強いアルバムになっている。

2015年の初夏、B'zのツアーの合間にレコーディングは開始された。その制作の中で松本は「長い間ミュージシャンとしてキャリアを積んできて、本当に自分自身が成長しているのか、それなりの楽曲や演奏ができるのだろうかと」という思いが根底にあり、「音楽を通じて、今まで生きてきたキャリアなどを音で表現できたらいいな」とインタビューで語っている[1]

購入応募特典として2016年5月2日にMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE(マウントレーニアホール渋谷)にて開催されるTak Matsumoto “Special Live” に抽選で300名が招待される応募抽選カードが封入されている。(2016年4月11日締切)

リリース形態

通常盤
CDのみの形態。
初回限定盤(CD+DVD・CD+Blu-ray)
「CD+DVD」および「CD+Blu-ray」の形態。付属の映像ソフトには、2014年に開催されたツアー『Tak Matsumoto LIVE 2014 -New Horizon-』からブルーノート東京での最終公演を収録。

収録曲

  1. enigma(5:51)
    アルバムタイトル曲。アルバム制作で最初にレコーディングされた曲。松本はこの楽曲をアルバムのメインテーマであり、自分がアルバム制作中に掲げていたテーマの核であると語っている[2][3]
  2. Vermillion Palace(4:26)
    TBS系「世界遺産」オープニングテーマ。
    変拍子の曲であるがフレーズを作ったらたまたま変拍子になったという[3]
    タイトルにも入っている「Vermillion」とは朱色のことであり、世界遺産の曲ではあるが日本独特の色としてあえてつけたという[3]。ちなみに自身の所属事務所および、プライベートレーベルにも「Vermillion」を付けている。
  3. Step to Heaven(4:30)
    フライングVのみでレコーディングされた曲[4]
    タイトルはドラムのシェーンが命名したもので、「現実の世界から全く現実の世界じゃない世界へのステップみたいな感じ」と会報で語っている[5]
  4. Ups and Downs(3:47)
    ザ・ミュージアム『ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞』イメージソング。
    アルバム制作終盤にオファーが来たため、このアルバムでは一番最後に完成した曲である[5]
  5. Rock The Rock(4:40)
    リフから制作した曲。松本曰くタイトルに特に意味がないらしい[5]
    グレッグ・ベイルのサキソフォンソロがあるが、前作の『New Horizon』製作時から彼のソロを絶賛しており、今作でも彼のソロを入れる尺を空けておいたという[3][5]
  6. Drifting(4:44)
    「enigma」に繋がるところはあり、モノローグみたいに歌詞が入ってる。
    今回アルバムを創るときに、自分がずーっと思ってたようなことで、「僕はホントにちゃんとまともな大人になってるのか」みたいな(笑)。
    だからこの「Drifting」っていう言葉も、「enigma」の詞の中に入ってる。
  7. The Voyage(5:06)
    ツアータイトル曲。読み方は英語読みの「ヴォエッジ」。本来の意味である「航海」ではなく、『いいことも悪いことも、自分の生きていく過程の中ではそれは必要だったんだろうなあ』という人生を振り返る意味があると語っている[3]
  8. Hopes(4:24)
    これも、「いいことがたくさんあるといいな」みたいな(笑)。
    このボーカルはマーク・レンクなんですけど、これもなかなか、いいって言ったら変ですけど、はまってますよね。
  9. Under The Sun(4:46)
    これも歌詞が入ってるんですけども、これは「enigma」「Hopes」とは違って、ここに歌を入れようと思って入れたんですね。だからもう、レコーディングもだいぶ進んでからできた曲だったので、すでにもう「enigma」と「Hopes」に歌が入ってたので、「Under The Sun」はその手法を、ちょっと使おうかなと思って。
  10. Dream Drive(5:34)
    リズムが入るところからが本来レコーディングしてた部分だったんだけども、アタマの、バンドが入ってくるまでのところっていうのは後から付けたんですよね。なんかこう、曲のピースを前もって少し聴かせて、連想させるみたいな。
    すごく場面展開がある、シアトリカルな曲.
    松本曰く「自分から出てくるものを全部繋げたらどうなるか」みたいなね。
    とてもこう、場面が変わっていく、映像的な楽曲だなと思って聴いてましたけどね。
  11. The Rock Show(4:05)
    これは、こういったテンポ感のものもアルバムには必要、かなと(笑)。
  12. Roppongi Noise(4:13)
    前にラリーさんと「Tokyo Night」っていう曲を創ったんですけども、それの続編みたいな感じで。六本木って、僕はいろんな思い出があるので。音楽業界に入ってからのいろんな思い出があるので、こう、振り返るみたいな(笑)。もう今はほとんど六本木には行かなくなったんですけどね。
    なんかムーディーなブルースみたいですね。
    演歌チックな。
    ご当地インストみたいな。
    ご当地っていうか、まあそういう、ちょっとアーバンな感じはありますよね。
    オトナでアーバンな。
    いろんな場所をスケッチするように松本さんがインストにする、みたいな。
  13. Mystic Journey(5:16)
    TBS系「世界遺産」エンディングテーマ 。
    これも「Mystic Journey」って言葉が「enigma」に出てくるんだけども、なんか、ミスティックジャーニー的な感じですよね。
    これ、シェーンとバリー(・スパークス)がリズム隊ですけど、アットホームな感じを出したかったとか、そういうことはないんですか?
    結構これも最初の頃に録ったんですよ。で、シェーンとバリーがちょうどツアーで日本にいたので、お願いしたんですよね。
    あ、そうなんだ。勝手知ったる仲間だし。
    そうそう。この曲だけ日本で録ったんだと思います。
    ちょっとサウンドの感触も違いますよね。
  14. enigma ~epilogue~(2:13)
    これは、アルバムが全部出来上がったときに、最後に締めるのにやっぱりこういうものがあったほうがいいかなと思って、最後に創ったんですよね。
    これでなんか締まるというか、ひとつのサントラの大団円を迎えるみたいな、そういうところはありますよね。
  15. #1090 ~Million Dreams~(5:17)
    テレビ朝日系「ミュージックステーション」4代目テーマソング。放送30周年という節目にあたり、番組が松本に「#1090 〜Thousand Dreams〜」の新バージョンの制作をオファー。松本はこの依頼を快諾し、再レコーディングをし、ボーナストラックとして再録。[6]
    原曲のトラックを用いつつ新たに録り直されており、松本は「過去の自分との競演」であると語っている。原曲の打ち込みに加えて生のベース・ドラムも加わっている。
    「~Thousand Dreams~」と「[千夢一夜]」のメドレー形式の構成となっており、「ミュージックステーション」では前者をOP、後者をEDにそれぞれ使用している。

「初回限定盤」付属の映像ソフ卜

2014年に開催されたツアー『Tak Matsumoto LIVE 2014 -New Horizon-』からブルーノート東京最終公演を収録。

  1. New Horizon
  2. Take 5
  3. BLUE
  4. Tokyo Night
  5. Shattered Glass
  6. 学生街の喫茶店
  7. Island of peace
  8. That's Cool
  9. 月のあかり
  10. Reason to be...
  11. GO FURTHER
  12. #1090
  13. The Moment
  14. Rodeo Blues

参加ミュージシャン

脚注

注釈

出典