コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

アルス (秋田市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
秋田ステーションビル アルス
ALS
地図
店舗概要
所在地 010-8530
秋田県秋田市中通七丁目2番1号
座標 北緯39度43分4.3秒 東経140度7分43.4秒 / 北緯39.717861度 東経140.128722度 / 39.717861; 140.128722座標: 北緯39度43分4.3秒 東経140度7分43.4秒 / 北緯39.717861度 東経140.128722度 / 39.717861; 140.128722
開業日 1986年7月4日[1]
正式名称 秋田ステーションビル アルス
施設所有者 秋田ステーションビル株式会社
施設管理者 秋田ステーションビル株式会社
店舗数 37店
営業時間 10:00 - 20:00(アルス)
7:00 - 22:00(スターバックス
駐車台数 200台
最寄駅 秋田駅
テンプレートを表示

秋田ステーションビル アルス(あきたステーションビル アルス、ALS)は、秋田ステーションビルが運営するショッピングモール。

概要

[編集]

秋田駅に隣接するホテルメトロポリタン秋田の地下1階から2階部分に設けられた商業空間で、駅とは2階の連絡通路で結ばれている。

2010年(平成22年)1月から2月にかけて、10年ぶりの売り場改装を実施[2]。9店が新規出店、既存店舗10店が改装や移転、計37店で2月26日にグランドオープンした[2]。若い女性をターゲットにした新規店舗を1階正面入り口付近に配置し、ミセス層向けの既存店を奥に移動[2]。2階には電車待ちの客が気軽に立ち寄れる雑貨店などを配置した[2]

2023年(令和5年)春から夏にかけて、駅周辺で新築マンションの建設が相次ぎ、エリアの内の人口が増えていることを踏まえ、売り場機能を強化することを狙い、地下1階全体を食料品売り場に一新するほか、館内のバリアフリー化を図るリニューアルを実施[3]3月28日に計14店が改装し、1階・2階がリニューアルオープン[4]。店舗奥にあったエスカレーターを撤去し、1箇所に集約[4]動線を整理して周遊しやすくし、1階にイベントスペースを設けた[4]

同年11月29日には地下1階が、食の専門店街「えきちかマルシェ」としてリニューアルオープン[5]。全国47都道府県の特産品が並ぶセレクトショップ「いなとかくらす」や、野菜果物精肉惣菜、和惣菜・弁当、おにぎり販売などの専門店が出店[5]。また、大仙市大曲のラーメン店「中華そば今野」の冷凍ラーメンを販売する自動販売機1台も設置された[6]。秋田ステーションビルは、首都圏アンテナショップのように、各地の良いものを発見する場にすると共に、マルシェでの買い物をきっかけに駅前を周遊することで、中心市街地活性化に貢献したい、としていた[5]。オープン当初は来店客でにぎわっていたがが、次第に客足は減少[7]。事業継続が困難になったため、2024年(令和6年)6月30日をもって、営業を休止することになった[7]。オープン後に選定予定だった鮮魚日配食品の店舗が、スタッフの人材不足や物流ルートの確保などを理由に進まなかった[7]。出店している事業者も、物価高による消費の低迷や物流コストの上昇で、厳しい経営状況になり、4月ごろから休業を検討していた[7]。7月以降、アルス地下1階の活用方針は決まっていない。現在営業している一部店舗は、別フロアや、隣接の駅ビル「トピコ」に移転して営業を続ける[8]

歴史

[編集]
  • 1986年昭和61年)7月4日 - 「秋田ターミナルホテル(現ホテルメトロポリタン秋田)」「アルス」営業開始[1]
  • 2000年平成12年)9月30日 - 「おしゃれかん アルス」として全館リニューアルオープン。
  • 2003年(平成15年)
  • 2004年(平成16年)4月1日 - 秋田ステーションデパート株式会社と秋田ターミナルビル株式会社が合併し、秋田ステーションビル株式会社に商号変更。
  • 2006年(平成18年)4月29日 - 「無印良品秋田アルス店」オープン[9]
  • 2007年(平成19年)7月1日 - 北改札口をメトロポリタン口に改称。
  • 2010年(平成22年)
  • 2013年(平成25年)4月1日 - スターバックスコーヒー、無印良品、マツモトキヨシにて「Suica」での電子決済サービスを開始[10]
  • 2020年令和2年)11月13日 - 翌年5月12日までの期間限定で、2階に「東急ハンズトラックマーケット秋田アルス店」オープン。
  • 2023年(令和5年)
    • 1月11日 - 3月27日 - 店内改装工事のため、地下フロアを除き休業。
    • 3月22日 - 11月27日 - 店内改装工事のため、地下フロアを休業。
    • 3月28日 - 1階・2階リニューアルオープン[4]
    • 4月27日 - 「無印良品秋田アルス店」が地下フロアから2階に移転リニューアルオープン。
    • 7月15日 - 県内記録的大雨の影響により15時にて全館閉店。
    • 7月16日[11]17日 - 臨時休業。
    • 7月18日 - 営業再開。
    • 11月29日 - 地下1階「えきちかマルシェ」としてリニューアルオープン[5]
  • 2024年(令和6年)
    • 5月9日 - この日をもって、「中華そば今野」の冷凍ラーメン自動販売機が稼働終了[12]
    • 6月30日 - この日をもって、地下1階「えきちかマルシェ」を休業[7]
    • 7月1日 - 地下1階を一時全面閉鎖[7]

店舗

[編集]

関連項目

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b “秋田ターミナルビル 4日オープン”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1986年7月1日) 
  2. ^ a b c d e f g 恩田真太郎「秋田初ブランド開店 アルス」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2010年2月27日、4面。
  3. ^ 舘岡朋美「JR秋田駅前 「アルス」全館リニューアルへ 来年春から夏にかけて 地下1階は食料品売り場に」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2022年11月15日、4面。
  4. ^ a b c d 舘岡朋美「「アルス」改装オープン JR秋田駅前 地下は引き続き工事」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2023年3月29日、4面。
  5. ^ a b c d 石川彩乃「えきちかマルシェ始動 アルス地下1階 ご当地食材豊富 新装開店、初日から盛況」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2023年11月30日、4面。
  6. ^ 佐藤拓「冷凍ラーメン自販機を増設 大仙市・中華そば今野 秋田市にも展開へ」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2023年11月26日、19面。
  7. ^ a b c d e f 石川彩乃「秋田駅前「アルス」 オープン7ヶ月 えきちかマルシェ休業 今月末、客足伸び悩む」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2024年6月18日、4面。
  8. ^ 秋田駅専門店街休止へ 「えきちかマルシェ」 客足伸び悩み ”. 読売新聞オンライン (2024年6月20日). 2024年6月21日閲覧。
  9. ^ 「無印良品 秋田アルス 4月29日(土) オープン」株式会社良品計画、2006年4月27日。
  10. ^ 「秋田駅ビル『トピコ&アルス』で4月1日より Suica をご利用いただけます」東日本旅客鉄道株式会社秋田支社 秋田ステーションビル株式会社、平成25年3月15日。
  11. ^ 「秋田市中心部 広く冠水 歩道崩落、救急診療停止 県内記録的大雨」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2023年7月17日、1面。
  12. ^ アルスえきちかマルシェ「中華そば今野 ど冷えもん」営業終了のお知らせ”. ALS&Topico. 秋田ステーションビル. 2024年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月19日閲覧。

外部リンク

[編集]