物理系学術誌刊行センター
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略称 | PCPAP |
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前身 | 応用物理学欧文誌刊行会 |
設立 | 2000年4月1日 |
法的地位 | 日本物理学会、応用物理学会協同の内部組織(2008年3月以前は任意団体) |
目的 | 日本の物理系欧文論文誌の発行 |
所在地 | 日本 東京都文京区湯島2-31-22 5F |
座標 | 北緯35度42分25.945秒 東経139度45分57.449秒 / 北緯35.70720694度 東経139.76595806度座標: 北緯35度42分25.945秒 東経139度45分57.449秒 / 北緯35.70720694度 東経139.76595806度 |
かつての呼び名 | 物理系学術誌刊行協会 |
物理系学術誌刊行センター(ぶつりけいがくじゅつしかんこうせんたー、英語: Publication Center for Pure and Applied Physics, PCPAP[1])とは、日本物理学会及び応用物理学会の内部組織として運営されている、学術雑誌(ジャーナル)を発行する団体のこと。2000年4月1日の設立から2008年3月31日までの名称は物理系学術誌刊行協会(英語: The Institute of Pure and Applied Physics, IPAP)であった。
概要
[編集]2010年現在、物理系学術誌刊行センターは日本物理学会のJournal of the Physical Society of Japan、応用物理学会のApplied Physics Express、Japanese Journal of Applied Physics、Optical Reviewの4誌を発行している[1]。
設立目的
[編集]物理系の学術論文誌を発行するに当たり、日本物理学会及び応用物理学会では、論文誌(ジャーナル)の電子化に伴う相互協力や集約化を進めることでの発行の効率化などを目的にして、物理系学術誌電子化出版協議会を設置した。その中で、国内発行の物理系英文論文誌は部数が少ないため、発行と頒布を集約化して効率的にすることを目的に設立することになったものである。連合出版化によって体制が強化されるメリットがある[2]。
沿革
[編集]- 1999年7月 - 日本物理学会、応用物理学会、応用物理学会欧文刊行会、理論物理学刊行会の4会の代表者が集まり、協議会を設ける。
- 2000年4月 - 日本物理学会及び応用物理学会の年次総会にて、物理系学術誌刊行協会(IPAP)設立の提案が可決。応用物理学欧文誌刊行会を発展的に改組し[3]、任意団体として業務開始。
- 2008年1月 - Japanese Journal of Applied Physics誌のレター(速報論文)セクション(JJAP Part 2)をApplied Physics Expressとして分離刊行。
- 2008年4月 - 物理系の学術誌のオンライン化及び電子出版準備が完了。日本物理学会及び応用物理学会の内部組織として、「物理系学術誌刊行センター」に名称を改める[4]。英文名称は変わらず。
- 2010年4月 - 日本物理学会と応用物理学会が新たな協定を結び、英文名称を現行の Publication Center for Pure and Applied Physics (PCPAP) に改める[1]。
参考文献
[編集]- ^ a b c “物理系学術誌刊行センターについて”. 日本物理学会. 2012年1月29日閲覧。
- ^ 根岸正光「ゆれ動く学術誌:メタデータと学術系電子ジャーナルをめぐる技術(第1回)」『VEHICLE』2002年3月号、日本印刷技術協会 通信&メディア研究会
- ^ 『「物理系学術誌刊行協会」設立のお知らせ』応用物理学会、2000年
- ^ 日本物理学会理事会「物理系学術誌刊行協会(IPAP)改組のお知らせ」[リンク切れ](物理学会会員宛e-mail)日本物理学会、2008年4月4日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 物理系学術誌刊行センター、日本物理学会