片山 (新座市)
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片山 | |
---|---|
北緯35度46分1.32秒 東経139度34分3.12秒 / 北緯35.7670333度 東経139.5675333度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 埼玉県 |
市町村 | 新座市 |
人口 | |
• 合計 | 7,489人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
352-0025[2] |
市外局番 | 048[3] |
ナンバープレート | 所沢 |
片山(かたやま)は、埼玉県新座市の町名。現行行政地名は片山一丁目から三丁目。郵便番号は352-0025[2]。
地理
[編集]埼玉県新座市南部に位置する。東京都練馬区とも接している。かつては周辺も大字片山であったが、住居表示により大部分が分離した。
飛び地の存在
[編集]片山3丁目の中に練馬区西大泉町1179番地(約1860㎡)が飛び地として存在している。1974年に同地を住宅地を造成する際に、自治体間で飛び地を解消する(新座市に編入する)合意がなされたが、住民の一部が反対して現在に至る。同地の上下水道などの公共サービスは新座市側が提供している[4]。
歴史
[編集]もとは江戸期より存在した新座郡野方領に属する片山村で、古くは片山郷広沢荘に属したと云う。元禄郷帳には上片山村や下片山村などが記されており、元禄期ごろには片山村が上片山村他十ヶ村(片山十ヶ村)に分村したと云う[5]。地名は崖がある地形による。崖下には七沢と称する七つの沢が流れていた。
- 1590年(天正18年)より徳川氏の所領となる[5]。
- 正保年間は幕府領および旗本桜井氏・神谷氏・田中氏・荒川氏・木村氏・拓殖氏・小野氏・米津氏ら(「片山七騎」、のちに「八騎」と称される)による相給となる[5]。
- 1871年(明治4年)11月14日 - 第1次府県統合により、入間県の管轄となる。
- 1873年(明治6年)6月15日 - 入間県が群馬県(第1次)と合併して熊谷県の管轄となる。
- 1875年(明治8年)4月8日 - 民費の増大のほか、同様村名が多く、各村の耕地が入り交じり実態が一村同様などの理由から[5]、野寺村、中沢村、十二天村、下中沢村(上片山村)、下片山村、石神村、原ケ谷戸村、辻村、掘ノ内村、栗原村(片山十ヶ村)が合併し、片山村が発足する。旧十ヶ村は片山村の字(小字)となる。
- 1876年(明治9年)8月21日 - 第2次府県統合により、埼玉県の管轄となる。
- 1879年(明治12年)3月17日 - 郡区町村編制法により成立した新座郡に属す。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行。片山村単独で新座郡片山村となる。
- 1896年(明治29年)3月29日 - 新座郡の北足立郡への編入に伴い、北足立郡に属す。
- 1955年(昭和30年)3月1日 - 片山村が大和田町と合併し、新座町が成立。片山村は新座町の大字片山となる[5]。
- 1970年(昭和45年)11月1日 - 市制施行により、新座市の大字となる。
- 1971年(昭和46年)12月1日 - 大字片山の一部から栄一丁目〜五丁目、池田一丁目〜五丁目が成立[5]。
- 1972年(昭和47年)7月1日 - 住居表示の実施に伴ない[5]、大字片山の一部から片山一丁目〜三丁目が成立[6]。同日、大字片山の一部から栗原一丁目〜六丁目、道場一丁目・二丁目、野寺一丁目〜五丁目、畑中二丁目・三丁目が成立[5]。また、同日、大字片山と大字野火止の各一部から畑中一丁目の一部が成立[5]。
- 1973年(昭和48年)7月1日 - 大字片山の一部から堀ノ内一丁目〜三丁目、石神二丁目〜四丁目が成立[5]。また、同日、大字片山と大字野火止の各一部から石神一丁目・五丁目が成立[5]。
- 1974年(昭和49年)8月1日 - 大字片山の一部から馬場一丁目~四丁目が成立[5]。
- 1975年(昭和50年)8月1日 - 大字片山の一部から野火止八丁目が成立[5]。
- 1982年(昭和57年)12月1日 - 大字片山から新塚が成立[7]。大字片山が消滅[7]。
世帯数と人口
[編集]2017年(平成29年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
片山一丁目 | 999世帯 | 2,346人 |
片山二丁目 | 603世帯 | 1,467人 |
片山三丁目 | 1,430世帯 | 3,676人 |
計 | 3,032世帯 | 7,489人 |
小・中学校の学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[8]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
片山一丁目 | 1~15 | 新座市立片山小学校 | 新座市立第三中学校 |
その他 | 新座市立第五中学校 | ||
片山二丁目 | 12~14 | ||
その他 | 新座市立第三中学校 | ||
片山三丁目 | 1~8 11・12 | ||
9・10 | 新座市立第五中学校 | ||
その他 | 新座市立野寺小学校 |
交通
[編集]道路
[編集]- 東京都道・埼玉県道36号保谷志木線
- 産業道路
鉄道
[編集]地区内に鉄道は敷設されていない。西武池袋線保谷駅が最寄り駅となっている[要出典]。
施設
[編集]- 1丁目
- 新座市立片山小学校
- 新座市歴史民俗資料館
- 2丁目
- 美鈴幼稚園
- 3丁目
- 大和田運動場
脚注
[編集]- ^ a b “町(丁)字別人口調査 平成29年1月1日現在 結果報告”. 埼玉県 (2017年3月23日). 2017年10月26日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月26日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
- ^ 飛び地住民ねばり勝ち 認知される「埼玉都民」『朝日新聞』1979年(昭和54年)7月5日夕刊、3版 15面
- ^ a b c d e f g h i j k l m 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 232、1096-1098頁。
- ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1097頁。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 増補9頁。
- ^ “小学校、中学校の通学区域を教えてください”. 新座市 (2014年8月27日). 2017年10月26日閲覧。
参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県(増補版)』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。