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熊野古道おもてなし館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
熊野古道おもてなし館
情報
構造形式 木造、瓦葺[1]
建築面積 145 m² [2][3]
延床面積 195 m² [1]
階数 2階建
竣工 明治中期
開館開所 2014年3月1日
所在地 519-4323
三重県熊野市木本町204
座標 北緯33度53分25.1秒 東経136度06分14.3秒 / 北緯33.890306度 東経136.103972度 / 33.890306; 136.103972 (熊野古道おもてなし館)座標: 北緯33度53分25.1秒 東経136度06分14.3秒 / 北緯33.890306度 東経136.103972度 / 33.890306; 136.103972 (熊野古道おもてなし館)
文化財 登録有形文化財
指定・登録等日 2019年9月10日
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熊野古道おもてなし館(くまのこどうおもてなしかん)は、三重県熊野市木本町204にある観光案内所。

熊野古道などのパンフレットの配布、和室の休憩所の提供、熊野地方産の物品の販売、テイクアウトの販売など行っている[4]。明治中期に杤尾家住宅(とちおけじゅうたく)として建築された建物であり、「熊野古道おもてなし館(旧杤尾家住宅店舗兼主屋)」という名称で登録有形文化財に登録されている[2][3][5]

歴史

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熊野街道の一部でもある本町通りに面している[4]。杤尾家は廻船問屋や山林経営で財を成し[6]、明治中期に店舗兼主屋として建てられた[3]

2013年(平成25年)、杤尾家から熊野市に建物が寄贈された[3]。2014年(平成26年)3月1日、観光案内所の熊野古道おもてなし館がオープンした[3][7][6][1][8]。土地代を含めた総工費は約6000万円[1][8]

2016年(平成28年)以後には2棟の土蔵を改装し、熊野市の姉妹都市であるイタリア・ソレント市の伝統工芸品などを並べるギャラリーとする計画がある[9]

2019年(令和元年)9月10日、登録有形文化財に登録された[2][3][5]

建築

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切妻屋根、厨子二階建て[3][5]。正面は黒漆喰塗りであり、中央には白漆喰で縁どった虫籠窓が設けられている[3][5]。東側には袖塀がある[3][5]

交通アクセス

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脚注

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  1. ^ a b c d 「古い商家を改装、古道の休憩所に 熊野『おもてなし館』」『朝日新聞』2014年3月4日
  2. ^ a b c 熊野古道おもてなし館(旧杤尾家住宅店舗兼主屋) 文化遺産オンライン
  3. ^ a b c d e f g h i 熊野古道おもてなし館(旧杤尾家住宅店舗兼主屋) 国指定文化財等データベース
  4. ^ a b 公式サイト
  5. ^ a b c d e 熊野古道おもてなし館(旧杤尾家住宅店舗兼主屋) 三重県
  6. ^ a b 「世界遺産10周年へ誘客 熊野古道おもてなし館開館」『中日新聞』2014年3月2日
  7. ^ 「熊野 もてなし拠点開館へ 来月1日 休憩や催しに活用」『中日新聞』2014年2月18日
  8. ^ a b 「熊野古道が近くなる 延びる高速、日帰り圏拡大 世界遺産10年」『朝日新聞』2014年3月24日
  9. ^ 「築130年超 熊野市が改装へ 土蔵がギャラリーに 11日に内部片付け 参加者募集」『中日新聞』2016年2月5日

外部リンク

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