コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

熊本県サッカーリーグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
熊本県サッカーリーグ
加盟国 日本の旗 日本熊本県
創立 1966年
ディビジョン 3部制
参加クラブ 1部 : 9
2部 : 17
地域 :チャレンジリーグ31、エンジョイリーグ13
リーグレベル 第6〜8部
上位リーグ 九州サッカーリーグ
国内大会 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会
(天皇杯予選:熊本県サッカー選手権大会)
最新優勝クラブ 1部 : シマズ自動車SC
2部A:FCバルサミコス
2部B:FC BIGWAVE
地域C1:熊本クラブ
地域C2:FC肥後大津
地域C3:アマード熊本FCエンペラー (2023年)
公式サイト 熊本県サッカーリーグ情報

熊本県サッカーリーグ (くまもとけんしゃかいじんサッカーリーグ)とは、全国の各都道府県にあるサッカー都道府県リーグのうち、熊本県のクラブチームが参加するリーグである。

概要・レギュレーション

[編集]

歴史

[編集]

1966年、県下の実業団・クラブチーム・大学・高専により、1部6チーム・2部5チーム・3部5チームの計16チームで発足。11月27日から翌1967年2月19日にかけて開催された。

当時は日本サッカーリーグ(JSL)が創設されたばかりであり、同年には東海社会人サッカーリーグ関西社会人サッカーリーグが発足しているが、県単位でのリーグ戦を発足させたのは熊本だけであったとされる[1]。参加チームの増大とともにリーグも7部まで拡大したが、昇格に時間がかかることから現在の3部制に再編された。

リーグ構成

[編集]

熊本県サッカーリーグは3部で構成される(2024年度)[2][3]

  • 1部(9チーム)
  • 2部(8~9チーム×2ブロック=17チーム)
  • 地域ブロック
    • チャレンジリーグ(10~11チーム×3ブロック=31チーム)
    • エンジョイリーグ(6~7チーム×2ブロック=13チーム)

地域ブロックとして、上位リーグ昇格を目指すチャレンジリーグと、目指さないエンジョイリーグがある。

各リーグともに1回戦総当たりで行う。試合時間は1部が80分、2部は70分、地域ブロックは60分。

1部リーグのみ、引き分けの場合PK戦で決着をつけ、PK勝者に勝ち点2・敗者に勝ち点1を与える「完全決着方式」を採用している。

昇格・降格に関して

[編集]
  • 1部の優勝チームは九州各県リーグ決勝大会の参加権利を得る。同大会に優勝すると九州サッカーリーグに自動昇格、準優勝すると9位チームと入れ替え戦を行う。
  • 1部7位~9位が2部に自動降格。2部各ブロック1位が1部に自動昇格。
  • 2部各ブロック下位3チームはチャレンジリーグに自動降格。チャレンジリーグ各ブロック優勝チームは2部に自動昇格。

なお、昇降格に関しては、JFL・九州リーグの昇格降格数により変更があり、詳しくは社会人委員会により協議のうえ決定する。

所属クラブ(2024年度)

[編集]

1部

[編集]

2部

[編集]
Aブロック
  • 熊本県教員蹴友団
  • 小川サッカークラブ
  • 東京エレクトロンFC
  • FC.GRACIAS
  • 天草SC
  • 合志PERNA
  • 日奈久体育協会サッカー部
  • 熊本サッカークラブ
  • アマード熊本FCエンペラー
Bブロック
  • Valiancy熊本
  • MINT.FC
  • マグナム
  • 八代工業高校サッカー部OB会
  • アムール
  • 松橋SC
  • FC PEGAS
  • FC肥後大津

歴代優勝クラブ

[編集]

1部

[編集]
年度 クラブ名 九州各県リーグ決勝大会での成績
1 1966 熊本大学 開始前
2 1967 熊商OB
3 1968 熊本県教員蹴友団
4 1969 鶴屋百貨店
5 1970 鶴屋百貨店
6 1971 熊本県教員蹴友団
7 1972 鶴屋百貨店
8 1973 熊本県教員蹴友団
9 1974 小川サッカークラブ
10 1975 熊本県教員蹴友団
11 1976 熊本県教員蹴友団
12 1977 鶴屋百貨店 準優勝、入替戦引き分け(残留)
13 1978 鶴屋百貨店 準優勝、入替戦敗退
14 1979 日立造船有明
15 1980 鶴屋百貨店
16 1981 九州松下電器
17 1982 電電熊本 優勝、Kyuリーグ昇格
18 1983 熊本大学
19 1984 九州松下電器 優勝、Kyuリーグ昇格
20 1985 本田技研緑陽会
21 1986 本田技研緑陽会
22 1987 松橋クラブ 準優勝、入替戦敗退
23 1988 東亜建設FC 優勝、Kyuリーグ昇格
24 1989 熊本県教員蹴友団
25 1990 熊本県教員蹴友団 優勝、Kyuリーグ昇格
26 1991 東亜建設FC
27 1992 東亜建設FC 優勝、Kyuリーグ昇格
28 1993 本田技研緑陽会
29 1994 本田技研緑陽会
30 1995 北熊本自衛隊
31 1996 FC熊本
32 1997 鶴屋百貨店
33 1998 IEC-FC
34 1999 ランザ熊本 準優勝、Kyuリーグ昇格
35 2000 熊本県教員蹴友団 初戦敗退
36 2001 熊本県教員蹴友団 準優勝、Kyuリーグ昇格
37 2002 相互電工北部クラブ 初戦敗退
38 2003 北熊本自衛隊 準優勝、入替戦敗退
39 2004 熊本県教員蹴友団 準決勝敗退
40 2005 熊本県教員蹴友団 準決勝敗退
41 2006 熊本県教員蹴友団 優勝、Kyuリーグ昇格
42 2007 ヴァンクール熊本FC 準優勝、Kyuリーグ昇格
43 2008 ダイナマイツ八代 準決勝敗退
44 2009 熊本県教員蹴友団 準決勝敗退
45 2010 熊本県教員蹴友団 準決勝敗退
46 2011 熊本県教員蹴友団 初戦敗退
47 2012 シマズ自動車サッカー部 準決勝敗退
48 2013 嘉島サッカークラブ 準決勝敗退
49 2014 熊本県教員蹴友団 初戦敗退
50 2015 熊本県教員蹴友団 準優勝、Kyuリーグ昇格
51 2016 ダイナマイツ八代 準決勝敗退
52 2017 嘉島サッカークラブ 初戦敗退
53 2018 FCK MARRYGOLD KUMAMOTO 初戦敗退
54 2019 嘉島サッカークラブ 初戦敗退
55 2020 新型コロナウイルスの影響により、リーグ戦中止[4][5] 初戦敗退[6]
56 2021 FCK MARRYGOLD KUMAMOTO[7][8] 初戦敗退
57 2022 マリーゴールド熊本 準決勝敗退
58 2023 シマズ自動車SC 初戦敗退

脚注

[編集]
  1. ^ 『蹴夢 : 熊本県サッカー協会60周年記念誌』熊本県サッカー協会、2009年11月、45頁。 
  2. ^ 2024年度 熊本県サッカーリーグ 運営要綱”. 熊本県サッカー協会. 2024年5月25日閲覧。
  3. ^ KFA第59回熊本サッカ-リ-グブロック編成表”. 熊本県サッカー協会. 2024年5月18日閲覧。
  4. ^ リーグ戦が中止となった県のうち、県サッカー協会による代替大会が実施されなかったのは秋田岩手・熊本の3県のみである。
  5. ^ 県サッカー協会主催ではない独自の代替大会が開催された。1部所属6チームに九州リーグ所属の熊本県教員蹴友団を加えた7チームによる「熊本県社会人サッカーフェスティバル」や、八代市を拠点とする8チームによる「八代市社会人サッカーリーグ」、2部所属チームを中心とした9チームによる「下剋JOYサッカーリーグ」など。
  6. ^ 九州各県リーグ決勝大会には八代フューチャーズが出場。
  7. ^ 新型コロナウイルスの影響により、1部リーグ戦は中止。代替大会として「九州各県リーグ熊本県代表決定トーナメント戦」を開催。当初はトーナメント終了後リーグ戦第1節~第6節をオープン戦として開催予定であったが、開催されなかった。2部・チャレンジリーグ・エンジョイリーグは通常通りリーグ戦を開催した。
  8. ^ KFA第56回熊本県サッカーリーグ日程”. 熊本県サッカー協会. 2022年1月27日閲覧。

外部リンク

[編集]