無脂肪乳
表示
100 gあたりの栄養価 | |
---|---|
エネルギー | 134 kJ (32 kcal) |
5.0 g | |
糖類 | 4.8 g |
0.1 g | |
3.4 g | |
ビタミン | |
ビタミンA相当量 |
(0%) 0 µg(0%) 0 µg |
ミネラル | |
ナトリウム |
(3%) 51 mg |
カリウム |
(3%) 150 mg |
カルシウム |
(10%) 100 mg |
マグネシウム |
(3%) 10 mg |
リン |
(14%) 97 mg |
鉄分 |
(1%) 0.1 mg |
亜鉛 |
(4%) 0.40 mg |
| |
%はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: [1] |
無脂肪乳(むしぼうにゅう)は牛乳からすべての脂肪分を取り除いたものである。脱脂乳(だっしにゅう)ともいう。 [1][2]
用語
[編集]さまざまな種類の牛乳の用語、および表示に関する規制は、国や地域によって異なる。
英国
[編集]英国では脂肪分別の主な 3 種類の牛乳、脱脂乳、半脱脂乳、全乳が販売されている。半脱脂乳は群を抜いて最も人気のある品種で、牛乳の売上全体の 63% を占めている。全乳が 27% で続き、次に脱脂乳が 6% である。[3][4][2]
乳脂肪含有量 | 英国の用語 |
---|---|
5% | チャンネル島の牛乳 または朝食用牛乳[5] |
3.5% (通常は 3.7%) | 全乳または全脂肪乳[6] |
1.5%-2% (通常は 1.7%)[7] | 半脱脂乳または2% ミルク[8] |
1% | 1%ミルク |
0.3%未満 (通常は 0.1%) | 脱脂乳[8] |
米国
[編集]重量による脂肪含有量 | 米国の用語 |
---|---|
3.25% | 全乳または通常の牛乳[9] |
2% | 2% 牛乳または減脂肪乳[10] |
1% | 1% 牛乳または低脂肪牛乳[10] |
0–0.5% | 脱脂乳または無脂肪牛乳[10] |
米国では、脱脂乳は無脂肪牛乳としても知られている。USDAの規制により、1食分あたりの脂肪が0.5グラム未満の食品は「無脂肪」(fat-free, zero-fat, no-fat)と表示することができる。[10][11]
日本
[編集]重量による脂肪含有量 | 日本の用語 | |
---|---|---|
3%- | 牛乳(成分を調整していないもの) | |
1.5-3% | 成分調整牛乳 | |
0.5-1.5% | 低脂肪牛乳 | |
0–0.5% | 無脂肪牛乳 |
日本では乳等省令で表示が規制されている。
製法
[編集]今日、ほとんどの脱脂乳は、全乳を遠心分離機で回転させて脂肪滴を分離することによって作られている。 [12]
食べ方
[編集]無脂肪牛乳は、ヨーグルト、カッテージチーズ、アイスクリーム、無脂肪乳、加工乳、乳飲料、カゼイン、脱脂粉乳、脱脂加糖練乳、の原料となる。低カロリー高タンパク質食品として全国のカフェチェーンなどで飲用にも供せられる。ダイエット食品として無脂肪のギリシャヨーグルトも流行している。
その他
[編集]子牛育成用の飼料としても重要なものである。英国米国では歴史的に、脱脂乳は豚の肥育に使用され、「完全なタンパク質を提供」し、飼料を「よりおいしくする」ため、「豚の成長に最適なサプリメントであるだけでなく、肥育の目的にもほぼ同等の価値がある」と推奨されていた。[13]
関連項目
[編集]- カルピス
- トヴァローク - バターやスメタナを製造した際に生じる脱脂乳を原料に乳酸菌とレンネットで発酵させて作るロシアのフレッシュチーズでカッテージチーズのことであり、様々な料理や正教会の復活祭の特別なお菓子パスハの材料として使われる。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “CFR – Code of Federal Regulations Title 21”. accessdata.fda.gov. USA: Federal Drugs Administration. 29 March 2022閲覧。
- ^ a b Ward, Andrew (23 May 2017). No Milk Today - The vanishing world of the milkman (1st ed.). London: Robinson. ISBN 978-1472138903
- ^ “Bread and milk: the perfect couple”. The Grocer. 2010年6月23日閲覧。
- ^ Elliot, Valerie (2008年1月1日). “Milk producers urged to skim off more fat as EU relaxes rules”. London: Times Online 2008年5月13日閲覧。
- ^ “Channel Island Milk”. Tesco Online. 2018年4月23日閲覧。
- ^ “Whole Milk”. Tesco Online. 2018年4月23日閲覧。
- ^ https://www.milk.co.uk/
- ^ a b “The Milk and Dairies (Semi-skimmed and Skimmed Milk) (Heat Treatment and Labelling) Regulations 1988”. Queen's Printer of Acts of Parliament. 2008年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年5月13日閲覧。
- ^ “Title 21 § 131.110 Milk - Code of Federal Regulations”. CFR. 2022年1月22日閲覧。
- ^ a b c d “Skimming the Milk Label”. FDA. May 11, 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年5月13日閲覧。
- ^ Ipatenco, Sara (2018年4月16日). “The Colors of Milk Labels & What They Mean”. Houston Chronicle. 2022年7月21日閲覧。
- ^ “How Is Skim Milk Made?” (英語). Kitchn. 2021年2月16日閲覧。
- ^ Oliver, A. W.; Potter, E. L. (November 1930). “Fattening Pigs for Market”. Agricultural Experiment Station Bulletin (269): 14 2022年11月11日閲覧。.