瀋陽中山広場建築群
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座標: 北緯41度47分40秒 東経123度24分16秒 / 北緯41.79444度 東経123.40444度
瀋陽中山広場建築群(しんようちゅうざんひろばけんちくぐん)は、中国遼寧省瀋陽市和平区にある中山広場(直径90mの円形広場、旧称:奉天大広場)の周囲に建つ、おもに20世紀前半の欧風建築群。現存する6棟すべてが日本人建築家による設計である。
2007年に「第七次遼寧省文物保護単位」、2013年には「第七次全国重点文物保護単位」に登録された[1]。
建築物
[編集]画像 | 名称[2] | 完成年 | 設計 | 説明 |
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旧 奉天ヤマトホテル (現・遼寧賓館) |
1927-1929年 | 横井謙介・太田宗太郎 (小野木横井共同建築事務所[3]) |
広場の南に所在。 鉄筋コンクリート造地上3階/地下1階建、8,872m2。 →詳細は「ヤマトホテル § 奉天ヤマトホテル」を参照
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旧 東洋拓殖株式會社奉天支店 (現・瀋陽市総工会) |
1922年 | 日本人建築家[要検証 ] | 広場の東に所在。 鉄筋コンクリート造3階建、延床面積 3,337m2。 →「東洋拓殖 § 植民地進出」も参照
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旧 朝鮮銀行奉天支店 (現・華夏銀行中山路支店) |
1920年 | 中村與資平 (中村建築事務所 大連出張所) |
広場の北東に所在。 鉄筋コンクリート造地上2階/地下1階建、2,881m2。 →「朝鮮銀行」も参照
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旧 奉天三井ビル (現・招商銀行瀋陽中山路支店) |
1937年 | 松田軍平 (松田事務所) |
広場の北に所在。 鉄筋コンクリート造地上4階/地下1階建、6,142m2。 →「三井物産」も参照
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旧 奉天警察署 (現・瀋陽市公安局) |
1929年 | 関東庁土木課 | 広場の北西に所在。延床面積 30,000m2。 | |
旧 横浜正金銀行奉天支店 (現・中国工商銀行瀋陽中山広場支店) |
1925年 | 宗像主一[4] (中村宗像建築事務所) |
広場の西に所在。 鉄筋コンクリート造地上2階/地下1階建、1,558m2。 →「横浜正金銀行」も参照
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脚注
[編集]参考文献
[編集]- 鄭 銀淑『中国東北部の「昭和」を歩く―延辺・長春・瀋陽・大連 韓国人が見た旧満州』東洋経済新報社、2011年7月15日。ISBN 4-492-04429-9。
関連項目
[編集]- 大連中山広場近代建築群
- 上海バンド(上海外灘)