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中国工商銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中国工商銀行股份有限公司
Industrial and Commercial Bank of China Limited
北京本社
種類 株式会社
市場情報 SSE 601398
略称 工行、ICBC
本社所在地 中華人民共和国の旗 中国
北京市西城区復興門内大街55号
設立 1984年
業種 銀行業
法人番号 6700150001151 ウィキデータを編集
SWIFTコード ICBKCNBJ
代表者 陳四清 (社長)
廖林 (副社長 / 頭取)
資本金 3492億96百万人民元
(H株: 867億94百万人民元)
売上高 5,896億37百万人民元
総資産 20兆3,037億人民元 (2014年6月末)
従業員数 434,798人(2022年
決算期 12月末日
主要株主 中央匯金 35.43%
中華人民共和国財政部 33.81%
外部リンク https://www.icbc.com.cn
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中国工商銀行
東京支店
各種表記
繁体字 中國工商銀行
簡体字 中国工商银行
拼音 Zhōngguó Gōngshāng Yínháng
注音符号 ㄓㄨㄥ ㄍㄨㄛˊ ㄍㄨㄥ ㄕㄤ ㄧㄣˊ ㄏㄤˊ
ラテン字 zung1 gwok3 gung1 soeng1 ngan4 hong4
英文 Industrial and Commercial Bank of China Limited
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中国工商銀行(ちゅうごくこうしょうぎんこう、: Industrial and Commercial Bank of China Limited簡体字: 中国工商银行。略称は工行、または英文商号からICBCと呼ばれる。)は、中華人民共和国北京市に本店を置く国有商業銀行であり、中国四大商業銀行の一角を占めている。

2007年7月に時価総額では、シティグループを超え、世界第1位に躍り出た。また、2013年7月に、フィナンシャル・タイムズの発行するロンドンの金融専門誌「ザ・バンカー」の銀行ランキングによると、総資産額と営業収益の点では世界第1位の地位を有している[1]

概要

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中国建設銀行中国銀行中国農業銀行とともに中国四大商業銀行の一角を占め、総資産(約4兆米ドル、約20兆人民元)および営業収益(約6,000億人民元)の点で世界最大の銀行である(2018年時点[2])。中国全土および国外に17,613の支店網を擁し、ATM設置台数は19,026台、従業員数は424,516人に達する。

1984年より中国人民銀行が中国の中央銀行の機能を専管的に行使することになり、それまで人民銀行が兼ねていた一般銀行業務を引き継がせる際に設立された[3]

2003年、フォルティスグループからベルギー総合会社の香港支店Generale Belgian Bank を買収した。

2013年7月、フィナンシャル・タイムズの発行するロンドンの金融専門誌「ザ・バンカー」の銀行ランキングで総資産などから初めて世界1位となった[4]

2019年、アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプが出馬会見で対中関係の引き合いに出すなど2008年から長らくトランプ・オーガナイゼーションとともにニューヨーク5番街にあるトランプ・タワー最大のオフィステナントの1つだったが[5][6]米中貿易戦争の影響でリース契約が終了する同年10月31日に1フロアを残してオフィスを移転すると報じられるも[7]、同行はこれを撤回してドナルド・トランプから事業経営を引き継いだエリック・トランプと数フロアを維持する新たな契約を結んだ[8]

株式上場

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株式上場を控えた2006年5月28日にはゴールドマン・サックス(GS)、ドレスナー銀行アリアンツ傘下)、アメリカン・エキスプレスなどの出資を受けていた。特にGSは26億ドルの巨額の投資を行い、5.8%を保有する大株主となった。GSによる1回の投資額としては過去最高である[9]

同年10月27日、香港証券取引所上海証券取引所に上場、株式を公開した。NTTドコモによる1998年の株式公開(184億ドル)を超え、史上最大の株式公開となった[10]

上場から数ヶ月で株価は大幅に上昇、JPモルガン・チェースHSBCなど欧米の金融機関時価総額を次々と追い抜き、ついにバンク・オブ・アメリカと逆転、2007年7月にシティグループを超え、世界第1位に躍り出た[11]

2012年4月16日、ゴールドマンが保有する株をシンガポールのテマセク・ホールディングスが買い取ると発表された。テマセクは保有率5.3%の大株主となった[12]

出典

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  1. ^ Staff, Reuters (2013年7月1日). “China's ICBC tops global bank rankings for first time” (英語). Reuters. https://www.reuters.com/article/banks-rankings-icbc-idUSL5N0F71TG20130701 2020年11月2日閲覧。 
  2. ^ “世界の巨大銀行トップ28 —— 資産1兆ドル以上”. ビジネスインサイダー. (2018年5月28日). https://www.businessinsider.jp/post-168166 2019年6月24日閲覧。 
  3. ^ 張秋華著・太田康夫監修『中国の金融システム 貨幣政策、資本市場、金融セクター』(2011年)日本経済新聞出版社6ページ
  4. ^ “China's ICBC tops global bank rankings for first time”. ロイター. (2013年7月1日). https://www.reuters.com/article/banks-rankings-icbc/chinas-icbc-tops-global-bank-rankings-for-first-time-idUSL5N0F71TG20130701 2019年10月18日閲覧。 
  5. ^ "Here's Donald Trump's Presidential Announcement Speech". TIME. 16 June 2015. 2019年10月18日閲覧
  6. ^ "Trump's Biggest Potential Conflict Of Interest Is Hiding In Plain Sight". フォーブス. 13 February 2018. 2019年10月18日閲覧
  7. ^ “中国工商銀行、NYトランプタワーの占有スペース縮小へ-関係者”. ブルームバーグ. (2019年1月10日). https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-01-10/PL3KUB6JIJUO01 2019年10月18日閲覧。 
  8. ^ “トランプ、就任後に中国から数億円の収入 フォーブス推定”. フォーブス. (2020年10月27日). https://forbesjapan.com/articles/detail/37815/2/1/1 2020年12月10日閲覧。 
  9. ^ "A dragon stirs". The Economist. 12 October 2006.
  10. ^ “Unprecedented demand for ICBC”. ファイナンシャル・タイムズ. (2006年10月16日). https://www.ft.com/content/b5de86e6-5d96-11db-9d15-0000779e2340 2019年10月18日閲覧。 
  11. ^ “中国工商銀行、時価総額ランキングで首位転落”. ウォール・ストリート・ジャーナル. (2013年7月24日). https://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323471504578625083717439230 2019年6月24日閲覧。 
  12. ^ “シンガポールのテマセク、米ゴールドマンから中国工商銀株を取得”. Reuters. (2012年4月16日). https://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE83F00X20120416/ 

関連項目

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外部リンク

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