湯殿川
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湯殿川 | |
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湯殿川下流(春日橋人道橋から) | |
水系 | 一級水系 多摩川 |
種別 | 一級河川 |
延長 | 8.9[1] km |
平均流量 |
0.39 m3/s (春日橋2009) |
流域面積 | 20.5[1] km2 |
水源 | 拓殖大学調整池(八王子市館町)など |
水源の標高 | -- m |
河口・合流先 | 浅川(八王子市長沼町地先) |
流域 | 東京都 |
湯殿川(ゆどのがわ)は、東京都八王子市の西南部を流れる多摩川水系の一級河川である。浅川(南浅川)支流である。別名小比企川、時田川[2]。東京都南多摩西部建設事務所が管理を行う。
地理
[編集]東京都八王子市にある多摩丘陵の起点である小峰(追分)[2]に源を発するとされている。しかし拓殖大学設置による開発によって川の一部が埋められており、八王子市館町の拓殖大学敷地内の調整池が源流とされている[3]ほか、神奈川県相模原市緑区城山付近が源流ともいわれている[4]。寺田町付近まで蛇行した川筋であるが、以東は河川改修工事によりゆるやかな川筋となっている。館町で殿入川、寺田町で寺田川、片倉町で兵衛川を合わせる。
歴史
[編集]農業用水などに利用され由井村の発展に大きく貢献したとされている[5]が、蛇行し川幅も狭かったことからたびたび洪水が発生していた。そのため川を直線にするとともに川幅を広げる改修工事が1940年(昭和15年)から行われており[6]、2009年(平成21年)からは地蔵橋-湯島橋の区間で工事が行われた[7]。
環境
[編集]河川整備に伴い遊歩道、親水護岸が設置されている。水質は近年改善しており、2003年(平成15年)に下流で行った水質調査では75パーセント生物化学的酸素要求量 (BOD) が4.1mg/lと、目標値の2mg/lを上回っていたが[8]、2009年(平成21年)に行われた調査では1.1mg/lとなっている[9]。
支流
[編集]橋梁
[編集]上流から
- 山王橋
- 山湯橋
- 湯島橋(東京都道47号八王子町田線)
- 地蔵橋
- 西明神橋
- 明神橋
- 四谷橋
- 東橋
- 和合橋
- 新関橋
- 新田中橋+西田中橋(ゆりのき通)
- 田中橋
- 境橋
- 椚橋(めじろ台グリーンヒル通)
- 船橋(東京都道・神奈川県道506号八王子城山線)
- 白旗橋(東京都道・神奈川県道506号八王子城山線)
- 大橋(東京都道・神奈川県道506号八王子城山線)
- 釜土橋
- 殿田橋
- 稲荷橋
- カタクリ橋
- 時田大橋
- 風原橋
- 住吉橋(国道16号)
- 新山王橋
- 東橋
- 打越橋(東京都道173号上館日野線)
- 日向前橋
- 湯殿川橋梁(JR横浜線)
- 八幡橋
- 時見橋
- 打越大橋
- 湯殿川橋(八王子バイパス)
- 下田橋
- 長沼第6架道橋(京王線)
- 新大畑橋
- 春日橋(東京都道174号長沼北野線)
- 春日橋人道橋
- 栄橋
出典
[編集]- ^ a b “谷地川、湯殿川で新しい区間の河川整備に着手”. 東京都建設局. 2011年7月17日閲覧。
- ^ a b c d e 『八王子辞典 改訂版』 926頁 かたくら書店 2001年発行
- ^ 『八王子長沼町・北野町わが街』 125頁 清水正之著 温故堂 1987年発行
- ^ “東京都南多摩西部建設事務所 河川の整備”. 東京都南多摩西部建設事務所. 2011年7月17日閲覧。
- ^ 『八王子長沼町・北野町わが街』 124頁 清水正之著 温故堂 1987年発行
- ^ 『八王子市史(上巻)』 916頁 八王子市史編纂委員会 1963年発行
- ^ “谷地川、湯殿川で新しい区間の河川整備に着手”. 東京都. 2011年8月2日閲覧。
- ^ a b “浅川圏域河川整備計画”. 東京都. 2011年8月2日閲覧。
- ^ “水質汚濁に係る環境基準”. 八王子市環境部. 2011年8月2日閲覧。
- ^ a b c “八王子の農林業と農業委員会の概要”. 八王子市産業振興部. 2011年7月17日閲覧。