湯平駅
湯平駅 | |
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駅舎(2011年9月) | |
ゆのひら Yunohira | |
◄南由布 (7.1 km) (4.9 km) 庄内► | |
所在地 | 大分県由布市湯布院町下湯平[1] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■久大本線 |
キロ程 | 109.6 km(久留米起点) |
電報略号 | ユヒ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
29人/日(降車客含まず) -2015年- |
乗降人員 -統計年度- |
75人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)9月29日[2][3] |
備考 | 無人駅[4] |
湯平駅(ゆのひらえき)は、大分県由布市湯布院町下湯平にある、九州旅客鉄道(JR九州)久大本線の駅である[1]。特急「ゆふ」号の停車駅である。ゆふいんの森号は停車しない。
歴史
[編集]- 1923年(大正12年)9月29日:大湯線の庄内駅 - 当駅間の開通に伴い、開業[2][3][5]。
- 1925年(大正14年)7月29日:大湯線の当駅 - 北由布駅(現・由布院駅)間が開通[2][3][6][7]。
- 1951年(昭和26年)1月:待合室と売店を増築[4]。
- 1954年(昭和29年)2月:駅事務室を増築[4]。
- 1966年(昭和41年):駅前広場完成[4]。
- 1971年(昭和46年)2月20日:貨物の取り扱いを廃止[8]。業務委託駅となる[9]。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承[11]。
- 2012年(平成24年)7月21日 - 8月27日:九州北部豪雨の影響により、通常は当駅を通過する特急ゆふいんの森が臨時特急として停車をする[12]。
かつて久大線に急行のみが運行されていた時代、急行の「ゆのか」と「ゆふ」は由布院同様に当駅にも停車していた。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅である[1]。互いのホームは跨線橋で連絡している[要出典]。
無人駅[4]。駅舎には下川簡易郵便局が入っている[13]。かつては観光案内所[要出典]・JAも入っていた[4]が、現在は閉鎖されている[1]。
湯平温泉街が「男はつらいよ」第三十作目『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』の舞台になったことから、地域活性化を目的として、湯平観光協会が2006年(平成18年)10月17日に2番ホームの待合所を改装し、ロケ時に使われた写真などを掲示した「寅さん思い出の待合所」として公開している。また、待合所の中には駅ノートの設置と、ホームには実際に渥美清がロケ時に使用したベンチ「縁結びのベンチ」を設置している[14][15][16]。
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ホーム
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待合所(外観)
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待合所(内観)
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駅ノート
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■久大本線 | 下り | 大分方面 |
2 | 上り | 由布院・日田方面 |
利用状況
[編集]1965年(昭和40年)度には乗車人員が232,359人(定期外:78,678人、定期:153,681人)、降車人員が234,400人で、手荷物(発送:216個、到着:212個)や小荷物(発送:885個、到着:1,639個)も取り扱っていた[17]。
2015年(平成27年)度の乗車人員は10,749人(定期外:2,210人、定期:8,539人)、降車人員は16,665人である[18]。
※1日平均乗車人員の数値は各年度版「大分県統計年鑑」による年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。
年度 | 年間 乗車人員 |
定期外 乗車人員 |
定期 乗車人員 |
一日平均 乗車人員* |
年間 降車人員 |
出典 |
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1965年(昭和40年) | 232,359 | 78,678 | 153,681 | - | 234,400 | [17] |
- | - | - | - | - | - | - |
1990年(平成2年) | 50,24 | 22,348 | 27,895 | - | 59,624 | [19] |
1991年(平成3年) | 44,612 | 17,596 | 27,016 | - | 54,233 | [20] |
1992年(平成4年) | 34,709 | 10,108 | 24,601 | - | 45,000 | [21] |
1993年(平成5年) | 41,664 | 16,675 | 24,989 | - | 36,228 | [22] |
1994年(平成6年) | 48,589 | 19,818 | 28,771 | - | 42,445 | [23] |
1995年(平成7年) | 44,111 | 17,890 | 26,221 | - | 46,682 | [24] |
1996年(平成8年) | 39,799 | 16,692 | 23,107 | - | 43,183 | [25] |
1997年(平成9年) | 35,256 | 14,911 | 20,345 | - | 38,415 | [26] |
1998年(平成10年) | 33,738 | 14,064 | 19,674 | - | 36,679 | [27] |
1999年(平成11年) | 34,367 | 14,277 | 20,090 | - | 37,255 | [28] |
2000年(平成12年) | 29,577 | 11,497 | 18,080 | 81 | 33,732 | [29] |
2001年(平成13年) | 26,897 | 10,527 | 16,370 | 74 | 30,349 | [30] |
2002年(平成14年) | 26,772 | 10,504 | 16,268 | 73 | 30,035 | [31] |
2003年(平成15年) | 23,526 | 8,830 | 14,696 | 65 | 27,603 | [32] |
2004年(平成16年) | 17,362 | 3,580 | 13,782 | 48 | 25,286 | [33] |
2005年(平成17年) | 16,778 | 2,728 | 14,050 | 42 | 22,072 | [34] |
2006年(平成18年) | 16,778 | 2,728 | 14,050 | 46 | 22,072 | [35] |
2007年(平成19年) | 15,942 | 2,832 | 13,110 | 44 | 20,909 | [36] |
2008年(平成20年) | 13,485 | 2,274 | 11,211 | 37 | 18,996 | [37] |
2009年(平成21年) | 13,174 | 1,915 | 11,259 | 36 | 17,788 | [38][注釈 1] |
2010年(平成22年) | 11,741 | 2,436 | 9,305 | 32 | 15,879 | [40][注釈 1] |
2011年(平成23年) | 12,088 | 1,935 | 10,153 | 33 | 16,784 | [41][注釈 1] |
2012年(平成24年) | 12,394 | 1,690 | 10,704 | 34 | 16,779 | [42][注釈 1] |
2013年(平成25年) | 13,294 | 1,811 | 11,483 | 36 | 17,703 | [43][注釈 1] |
2014年(平成26年) | 11,170 | 1,938 | 9,232 | 31 | 16,673 | [44][45][注釈 1] |
2015年(平成27年) | 10,749 | 2,210 | 8,539 | 29 | 16,665 | [18][46][注釈 1] |
- 一日平均乗車人員は年間乗車人員の値を各年度の日数で割った値。
駅周辺
[編集]湯平温泉の最寄り駅であるが、当駅から約3.5キロメートル離れた温泉街への交通手段はタクシーのみである。かつては大分バスと亀の井バスが路線バスを運行していたが、2007年(平成19年)までにすべて廃止されている[要出典]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 38号 大分駅・由布院駅・田主丸駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年5月12日、21頁。
- ^ a b c 日本国有鉄道 総裁室修史課 『日本国有鉄道百年史 第9巻』 日本国有鉄道、1972年3月。
- ^ a b c 『大分県史 近代編 3』 大分県、1987年。
- ^ a b c d e f g h “62年間、数々の思い出残して 久大線・湯平駅のお別れ式”. 大分合同新聞(朝刊) (大分合同新聞社): p. 7. (1984年1月22日)
- ^ 「告示 鐵道省 第176号 大湯線小野屋湯平間鐵道運輸營業開始」『官報』1923年9月20日、2頁。doi:10.11501/2955469 。
- ^ 『玖珠郡史』 玖珠町 九重町、1965年。
- ^ 「告示 鐵道省 第131号 大湯線湯平北由布間鐵道運輸開始」『官報』1927年7月25日、642頁。doi:10.11501/2956025 。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、741頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「去月20日から 営業近代化 国鉄九州三局で実施」『交通新聞』交通協力会、1971年3月5日、1面。
- ^ “モダンな駅舎完成 久大線豊後中川駅 地元農協の手で“変身””. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1985年1月12日)
- ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
- ^ 久大本線 別府・大分~日田間 臨時特急列車の運転について(pdf) - 九州旅客鉄道株式会社(平成24年8月2日)
- ^ 下川簡易郵便局 (大分県) 日本郵政
- ^ 市報ゆふ 2006 Vol14 (PDF) 由布市
- ^ 週末ど~よ|ハロー大分 テレビ大分、2009年1月31日
- ^ 湯平駅2番ホームの「寅さん思い出の待合所」リニューアル完成。 「ななつ星in九州」の運行に間に合いました!^^ 湯平温泉観光協会
- ^ a b 大分県総務部統計課 『昭和41年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1966年3月。
- ^ a b “平成28年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物)”. 大分県総務部統計課 (2017年3月30日). 2017年5月22日閲覧。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成3年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1991年12月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成4年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1992年12月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成5年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1994年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成6年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1995年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成7年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1996年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成8年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1997年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成9年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1998年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成10年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、1999年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成11年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2000年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成12年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2001年3月31日。
- ^ 大分県総務部統計課 『平成13年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2002年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成14年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2003年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成15年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2004年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成16年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2005年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成17年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2006年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成18年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成19年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2007年3月31日。 - 11運輸および通信 - 130 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成20年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2009年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ 大分県総務部統計課 『平成21年版 大分県統計年鑑』 大分県統計協会、2010年3月31日。 - 11運輸および通信 - 129 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物) (ウェブ版XLS)
- ^ “平成22年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 129.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年2月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ 池端真理 『全国都道府県統計協会刊行の統計資料調査について』 地域総合研究 第38巻 第2号 (鹿児島国際大学地域総合研究所) (2011年)
- ^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成24年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2013年8月5日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成23年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2012年6月15日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成26年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2015年3月10日”. 大分県総務部統計課. 2015年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月26日閲覧。
- ^ “平成27年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128.鉄道各駅別運輸 状況(JR九州・JR貨物) 2016年3月29日”. 大分県総務部統計課. 2017年3月4日閲覧。
- ^ “平成27年版 大分市統計書 53.JR各駅別乗車人員”. 大分市総務部総務課 (2016年3月29日). 2017年4月8日閲覧。
- ^ “平成28年版 大分市統計書 53.JR各駅別乗車人員”. 大分市総務部総務課 (2017年3月29日). 2017年4月8日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 湯平駅(駅情報) - 九州旅客鉄道