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港が見える丘 (ちあきなおみのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『港が見える丘』
ちあきなおみカバー・アルバム
リリース
録音 Aoyama Studio
Studio Sky
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ビクターInvitation
プロデュース 東元晃
ちあきなおみ アルバム 年表
待夢 (たいむ)
(1983年)
港が見える丘
(1985年)
『伝わりますか』
(1988年)
『星影の小径』収録のシングル
  1. 星影の小径
    リリース: 1992年12月16日
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港が見える丘』(みなとがみえるおか)は、ちあきなおみのアルバム。1985年(昭和60年)2月5日にビクターInvitationから発売された。

解説

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ビクター在籍時代、ちあきは計4枚のアルバムを発表したが、本作はその最後の作品である。フランスシャンソンジャズ、ポルトガル民謡・ファドと外国の曲をカバーしてきたそれまでのアルバムとは趣を変え、本作は戦前・戦後の日本の流行歌をカバーしている。

前作「待夢(たいむ)』からちあきの作品を担当していたピアニストの倉田信雄ロックバンドムーンライダーズのメンバーである武川雅寛がアレンジを担当し、その斬新なアレンジが当時話題となった。これに関して、本作品のプロデューサーを担当した東元晃は『シャンソン〜ジャズ〜ファドと続けてきた流れを壊さず、かつての日本の名曲を、リズム、ハーモニー等新しく衣替えしたサウンドを従えて、彼女(ちあき)の情感あふれる歌唱が舞い踊る』という企画意図があったという事を歌詞カードのコメントに綴っている。

のちに収録曲「星影の小径」が、アルバム発売と同年のAGF「マキシム・レギュラーコーヒー」のCMソングに採用された。その後、ちあきが芸能活動を休止した後も1992年(平成4年)のアウディ、2006年(平成18年)のキリンビバレッジ「実感」とそれぞれのCMソングに採用され、それらに併せてシングルも発売された(それぞれカップリング曲は、アルバム表題曲の「港が見える丘」)。

のちに1993年と2006年にそれぞれ再発売された際に、タイトルを『星影の小径』と改題して発売された。

収録曲

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  1. 星影の小径
    作詞:矢野亮、作曲:利根一郎、編曲:倉田信雄
  2. 雨に咲く花
    作詞:高橋掬太郎、作曲:池田不二男、編曲:倉田信雄
  3. 港が見える丘
    作詞・作曲:東辰三、編曲:武川雅寛
  4. 上海帰りのリル
    作詞:東条寿三郎、作曲:渡久地政信、編曲:倉田信雄
  5. 青春のパラダイス
    作詞:吉川静夫、作曲:福島正二、編曲:倉田信雄
  6. ハワイの夜
    作詞:佐伯孝夫、作曲:司潤吉、編曲:武川雅寛
  7. 水色のワルツ
    作詞:藤浦洸、作曲:高木東六、編曲:武川雅寛
  8. 雨のブルース
    作詞:野川香文、作曲:服部良一、編曲:武川雅寛
  9. 夜霧のブルース
    作詞:島田磬也、作曲:大久保徳二郎、編曲:倉田信雄

脚注

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